JP4987912B2 - データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法 - Google Patents

データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4987912B2
JP4987912B2 JP2009133261A JP2009133261A JP4987912B2 JP 4987912 B2 JP4987912 B2 JP 4987912B2 JP 2009133261 A JP2009133261 A JP 2009133261A JP 2009133261 A JP2009133261 A JP 2009133261A JP 4987912 B2 JP4987912 B2 JP 4987912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
numerical data
code information
reference value
patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009133261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010283460A (ja
Inventor
敦史 黒目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009133261A priority Critical patent/JP4987912B2/ja
Publication of JP2010283460A publication Critical patent/JP2010283460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4987912B2 publication Critical patent/JP4987912B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、例えば狭帯域ネットワークにおけるデータ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法に関する。
周知のように、狭帯域ネットワークによるデータの転送量には限界があり、これを越えてデータを転送しようとすると、著しい遅延などネットワークの破綻に繋がる。このことから狭帯域ネットワークでは、転送されるデータをできるだけ小さくすることが必要となる。
そこで、従来では、ブロック符号化、ハフマン符号化、ベクトル量子化等を用いて符号化することによりデータ圧縮を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平2−292962公報。
ところで、上記圧縮手法、例えばハフマン符号化では、十分な圧縮率が得られず、狭帯域ネットワークで使用するにはデータサイズが大きすぎるという問題があり、更なる圧縮率の向上を図る必要があった。またブロック符号化では、固定長の圧縮しか行えないという問題があった。
さらにハフマン符号化では、情報源の偏りを利用して圧縮を行うため、情報源が偏っている必要がある。しかし狭帯域ネットワークで伝送するデータは非常にデータサイズが小さいため、偏りがなかった。
そこで、この発明の目的は、狭帯域ネットワークのデータ伝送に好適したデータ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明に係るデータ圧縮装置は、システムで使用される数値データを圧縮処理してネットワークに出力するデータ圧縮装置において、システムを示す情報と、当該システムで数値データが取り得る最小値、最大値及び最小値から最大値まで数値データが取り得るパターン数を示す情報とを対応付けて格納する記憶部と、要求されるシステムに応じて入力される数値データを一時保持するバッファと、このバッファに保持された数値データを取り込み解析し、記憶部を参照して、当該数値データの最小値からのパターン番号を示すコード情報を求めるコード情報演算処理部と、要求されるシステムに対応するパターン数を示す情報を記憶部から読み出して予め決められた定数にパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値にコード情報を加算して第2参照値を求め、この第2参照値を圧縮データとしてネットワークに出力する圧縮データ演算処理部とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、記憶部に蓄積管理されかつ使用するシステムに対応する最小値、最大値及び最小値から最大値まで数値データが取り得るパターン数を用いて、バッファに保持された数値データをコード化し、予め決められた定数にパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値にコード情報を加算して第2参照値を求め、この第2参照値を圧縮データとしてネットワークに出力するようにしている。
従って、圧縮処理にデータの偏りを利用することなく、伝送データ量が低減されて狭帯域ネットワークに好適することができる。
圧縮データ演算処理部は、圧縮データに記憶部の記憶内容を添付してネットワークに出力する。
この構成によれば、圧縮データの受け側でも添付情報を利用して圧縮データを元の数値データに伸長することができ、これにより送り側と受け側とでデータ圧縮伸長処理に用いる情報を共用できる。
コード情報演算処理部は、入力される数値データ毎にコード情報を求め、圧縮データ演算処理部は、1つの数値データについて演算された圧縮データに入力される数値データ毎にパターン数を乗算し、この乗算結果に対し数値データ毎のコード情報を加算する。
この構成によれば、同じシステム内で複数の数値データが入力された場合であっても、複数の数値データを1つの圧縮データに圧縮してネットワークに伝送することができる。
バッファは、要求される第1のシステムに応じて入力される第1の数値データ、及び要求されかつ前記第1のシステムとは異なる第2のシステムに応じて入力される第2の数値データを保持し、コード情報演算処理部は、バッファに保持された第1の数値データを取り込み解析し、記憶部を参照して第1の数値データの前記最小値からのパターン番号を示す第1のコード情報を求めるとともに、バッファに保持された第2の数値データを取り込み解析し、記憶部を参照して第2の数値データの最小値からのパターン番号を示す第2のコード情報を求め、圧縮データ演算処理部は、第1のシステムに対応する第1のパターン数を示す情報を記憶部から読み出して予め決められた定数に第1のパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値に第1のコード情報を加算して第2参照値を求め、第2のシステムに対応する第2のパターン数を示す情報を記憶部から読み出して第2参照値に第2のパターン数を乗算して第3参照値を求め、この第3参照値に第2のコード情報を加算して第4参照値を求め、この第4参照値を圧縮データとしてネットワークに出力する。
この構成によれば、互いにシステムが異なる複数の数値データが入力されても、1つの圧縮データに圧縮してネットワークに伝送することができる。
また、この発明に係るデータ伸長装置は、ネットワークを伝送されかつシステムで使用される圧縮データを元の数値データに伸長処理するデータ伸長装置において、システムを示す情報と、当該システムで数値データが取り得る最小値、最大値及び最小値から最大値まで数値データが取り得るパターン数を示す情報とを対応付けて格納する記憶部と、ネットワークから到来する圧縮データを一時保持するバッファと、要求されるシステムに対応するパターン数を示す情報を記憶部から読み出して、バッファに保持される圧縮データをパターン数で割り算したときの剰余を数値データの最小値からのパターン番号を示すコード情報として求めるコード情報演算処理部と、このコード情報演算処理部で求められたコード情報に基づいて、バッファに保持された圧縮データから元の数値データを求める伸長データ演算処理部とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、記憶部に蓄積管理されかつ使用するシステムに対応する最小値、最大値及び最小値から最大値まで数値データが取り得るパターン数を用いて、バッファに保持された圧縮データをパターン数で割り算したときの剰余から元の数値データのコード情報を求めることができ、このコード情報から元の数値データを求めるようにしている。
従って、伸長処理にデータの偏りを利用することなく、狭帯域ネットワークを伝送した圧縮データを元の数値データに戻すことができる。
以上のように上記発明によれば、狭帯域ネットワークのデータ伝送に好適したデータ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法を提供することができる。
この発明に係るデータ圧縮装置及びデータ伸長装置が適用されるデータ伝送システムの一実施形態を示す概略構成図。 上記図1に示した記憶部の記憶内容の一例を示す図。 上記図1に示したデータ圧縮装置によるデータ圧縮制御手順及びその内容を示すフローチャート。 上記図1に示したデータ伸長装置によるデータ伸長制御手順及びその内容を示すフローチャート。 上記図1に示した記憶部の記憶内容の他の一例を示す図。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係るデータ圧縮装置及びデータ伸長装置が適用されるデータ伝送システムの一実施形態を示す概略構成図であり、10はデータ圧縮装置、20はデータ伸長装置をそれぞれ示している。
まず、データ圧縮装置10は、パーソナル・コンピュータ(PC)により構成され、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、CRTを用いた表示装置14と、キーボード及びマウスからなる入力装置15と、タイマ16と、バッファ17とを備えている。このうち、通信部11は、狭帯域ネットワークNWとの間で通信を行なうものである。
記憶部12には、図2に示すように、使用するシステムと、数値データが取り得る最小値(min)、最大値(max)と、精度と、最小値から最大値まで数値データが取り得る基数(パターン数)との対応関係を表すデータが格納されている。なお、精度はminとmaxの間をいくつ刻みで扱うかを示す情報を示している。
入力装置15は、データ圧縮装置10に対し種々の動作指示を入力するために使用するもので、希望する数値データの入力、希望するシステムの入力にも使用される。数値データが入力された場合には、この数値データがバッファ17に一時保持される。
ところで、制御部13は、この発明に係わる機能として、コード演算部131と、圧縮データ演算部132とを備えている。コード演算部131は、バッファ17に保持された数値データを取り込み解析し、記憶部12を参照して、当該数値データのコードを演算する。このコードは、基数について最小値から数えたその値(0から始まる)の順番(パターン番号)を表す。
圧縮データ演算部132は、要求されるシステムに対応する基数を記憶部12から読み出して予め決められた定数に基数を乗算し、この乗算結果に上記コード演算部131で求められたコードを加算し、この加算結果を圧縮データとして通信部11を介して狭帯域ネットワークNWに出力する。このとき、入力されたシステムAの最小値、最大値及び基数を添付ファイルとして圧縮データに添付する。
一方、データ伸長装置20は、パーソナル・コンピュータ(PC)により構成され、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、CRTを用いた表示装置24と、キーボード及びマウスからなる入力装置25と、タイマ26と、バッファ27とを備えている。このうち、通信部21は、狭帯域ネットワークNWとの間で通信を行なうもので、狭帯域ネットワークNWから到来する圧縮データを受信する。
記憶部22には、図2に示すように、使用するシステムと、数値データが取り得る最小値(min)、最大値(max)と、精度と、最小値から最大値まで数値データが取り得る基数(パターン数)との対応関係を表すデータが格納されている。
入力装置15は、データ圧縮装置10に対し種々の動作指示を入力するために使用するもので、希望するシステムの入力にも使用される。圧縮データが狭帯域ネットワークNWから到来した場合には、この圧縮データがバッファ27に一時保持される。
ところで、制御部23は、この発明に係わる機能として、コード演算部231と、伸長データ演算部232とを備えている。コード演算部231は、要求されるシステムに対応する基数を記憶部22から読み出して、バッファ27に保持される圧縮データを基数で割り算したときの剰余を元の数値データのコードとして演算する。なお、圧縮データに添付ファイルが添付されているときには、添付ファイルに含まれる基数に基づいて、コードを演算する。
伸長データ演算部232は、上記コード演算部231で求められたコードに基づいて、バッファ27に保持された圧縮データから元の数値データを演算する。
次に、以上のように構成されたシステムによるデータ圧縮伸長動作を説明する。図3は、データ圧縮装置10によるデータ圧縮制御手順及びその内容を示すフローチャート、図4は、データ伸長装置20によるデータ伸長制御手順及びその内容を示すフローチャートである。
(システムAで複数の数値を圧縮伸長する動作)
データ圧縮を行う際に、ユーザはデータ圧縮装置10において入力装置15を操作することで先ず希望のシステムAを入力設定する(ステップST3a)。そうすると、制御部13は、記憶部12を参照して入力されたシステムAが正しいか否かの判断を行う(ステップST3b)。ここでは、システムAが記憶部12に登録されているので(Yes)、制御部13はユーザによる数値データの入力を受け付ける(ステップST3c)。
このときユーザは、例えば0、5、10を入力する。制御部13は、入力された数値データをバッファ17に一時保持する。またそれと共に、入力された数値データを表示装置14に表示する。この状態でユーザが入力装置15において確定操作を行なうと、制御部13はステップST3dからステップST3eに移行し、ここでバッファ17に保持されている各数値データに対し圧縮処理を実行する。
数値データ0、5、10のコードは、1、2、3となる。まず、データを格納するための変数としてData(初期値0)を定義する。そして、
Data*基数+コード
の計算を行い、その結果をData_newとして新たなDataに格納していく。
数値データ0について
0*5+1=1=Data_new
数値データ5について
1*5+2=7=Data_new
数値データ10について
7*5+3=38=Data_new
結果として、Data=38となる。
以後、ユーザが入力装置15において圧縮終了操作を行なうまで、制御部13は上記ステップST3aからステップST3fによる数値データの入力受付及びその圧縮制御を繰り返す。一方、ユーザが入力装置15において圧縮終了操作を行った場合には、制御部13は圧縮データ「38」を宛先となるデータ伸長装置20に伝送するべく狭帯域ネットワークNWに出力する(ステップ3g)。
なお、上記ステップST3bにおいて、入力されたシステム名が正しくない場合には、制御部13はエラーの旨を表示装置14に表示する(ステップST3h)。
一方、データ伸長装置20において、データ圧縮装置10から狭帯域ネットワークNWを介して圧縮データが到来したとする。そうすると、制御部23はステップST4aからステップST4bに移行してここで圧縮データをバッファ27に一時保持する。この状態でユーザが入力装置25においてシステム入力操作を行なうと、制御部23はステップST4cからステップST4dに移行し、ここでバッファ27に保持されている圧縮データに対し伸長処理を実行する。
伸長する場合は、圧縮のときとは逆の順番に、
コード=Data%基数, Data_new=Data/基数
の計算を行っていく。ここで%記号は剰余、/記号は整数割り算(切捨て)を表す。
数値データ10について、
コード=38%5=3, Data_new=38/5=7
数値データ5について
コード=7%5=2, Data_new=7/5=1
数値データ0について
コード=1%5=1, Data_new=1/5=0
結果として、コード3、2、1が導出できる。よって、圧縮前の入力データである0、5、10が導出できる。
このデータ伸長処理が終了すると制御部23は、伸長処理した各数値データを表示装置24にOSD(On Screen Display)表示し、これによりユーザに送り元が伝送してきた数値をメッセージとともに知らせる(ステップST4e)。なお、入力したシステム名が正しくなかった場合やデータ伸長が正しく行なわれなかった場合には、その旨のメッセージを表示装置24にOSD表示する。
(異なるシステムの複数の数値を圧縮伸長する動作)
データ圧縮を行う際に、ユーザはデータ圧縮装置10において入力装置15を操作することで先ず希望のシステムCを入力設定する。そうすると、制御部13は、記憶部12を参照して入力されたシステムCが正しいか否かの判断を行う(ステップST3b)。ここでは、システムCが記憶部12に登録されているので、制御部13はユーザによる数値データの入力を受け付ける。
このときユーザは、例えば300を入力する。制御部13は、入力された数値データをバッファ17に一時保持する。またそれと共に、入力された数値データを表示装置14に表示する。この状態でユーザが入力装置15において確定操作を行なうと、制御部13はステップST3dからステップST3eに移行し、ここでバッファ17に保持されている数値データに対し圧縮処理を実行する。
数値データ300のコードは、20となる。まず、データを格納するための変数としてData(初期値0)を定義する。そして、
Data*基数+コード
の計算を行い、その結果をData_newとして新たなDataに格納していく。
Cについて
0*41+20=20=Data_new
続いて、制御部13はステップST3fからステップST3aに移行してここでシステムBの入力設定を受け付ける。このときユーザは、例えば1.05を入力する。数値データ1.05のコードは、5となる。そうすると、
Bについて
20*11+5=225=Data_new
となる。さらに続いて制御部13はステップST3fからステップST3aに移行してここでシステムAの入力設定を受け付ける。このときユーザは、例えば0を入力する。数値データ0のコードは、1となる。そうすると、
Aについて
225*5+1=1126=Data_new
結果として、Data=1126となる。
次に、圧縮したデータを伸長することを考える。伸長する場合は、圧縮のときとは逆にAから順番に、
コード=Data%基数, Data_new=Data/基数
の計算を行っていく。ここで%記号は剰余、/記号は整数割り算(切捨て)を表す。
Aについて、
コード=1126%5=1, Data_new=1126/5=225
Bについて、
コード=225%11=5, Data_new=225/11=20
Cについて、
コード=20%41=20, Data_new=20/41=0
結果として、コードA:1、B:5、C:20が導出できる。よって、圧縮前の入力データであるA:0、B:1.05、C:300が導出できる。
データサイズについては、log2(基数)で算出される。上記例の場合、各データが最大値を取る場合、Data=2254となるので、データサイズとしては2255(= log2(5 * 11 * 41))となる。
(企業内における適用例)
今、例えばある企業において9:00から稼働し、従業員が30人であったとする。データ圧縮装置10が例えば企業内のゲートに配置されており、データ伸長装置20が例えば企業内のある部署に配置されているものとする。また、データ圧縮装置10の記憶部12には、図5に示すように、システム名「時」、「分」、「人数」ごとの最小値(min)、最大値(max)、精度、基数(パターン数)が格納されている。
そこで、ゲートの管理者が9:00に何人通過したかをある部署に知らせるべくデータ圧縮装置10において入力装置15を操作することで先ず「時」を入力設定する。そうすると、制御部13はユーザによる数値データの入力を受け付ける。
このとき管理者は、例えばタイマ16で計時される「9」を確定操作する。制御部13は、入力された数値データをバッファ17に一時保持する。またそれと共に、入力された数値データを表示装置14に表示する。この状態で管理者が入力装置15において確定操作を行なうと、制御部13はバッファ17に保持されている各数値データ「9」に対し圧縮処理を実行する。
数値データ「9」のコードは、図5に示すように、9となる。まず、データを格納するための変数としてData(初期値0)を定義する。そして、
Data*基数+コード
の計算を行い、その結果をData_newとして新たなDataに格納していく。
0*24+9=9=Data_new
続いて、管理者は、システム名「分」を入力設定し、例えばタイマ16で計時される「0」を確定操作する。数値データ「0」のコードは、0となる。そうすると、
9*60+0=540=Data_new
となる。さらに続いて管理者は、システム名「人数」を入力設定し、例えば「27」を入力する。数値データ「27」のコードは、27となる。そうすると、
540*31+27=16767=Data_new
結果として、Data=16767となる。
そして、管理者が入力装置15において圧縮終了操作を行った場合には、制御部13は圧縮データ「16767」を宛先となるデータ伸長装置20に伝送するべく狭帯域ネットワークNWに出力する。
一方、データ伸長装置20において、データ圧縮装置10から狭帯域ネットワークNWを介して圧縮データが到来したとする。そうすると、制御部23は圧縮データをバッファ27に一時保持する。この状態である部署のユーザが入力装置25においてシステム入力操作を行なうと、制御部23はバッファ27に保持されている圧縮データに対し伸長処理を実行する。
「人数」について、
コード=16767%31=27, Data_new=16767/31=540
「分」について
コード=540%60=0, Data_new=540/60=9
「時」について
コード=9%24=9, Data_new=9/24=0
結果として、コード27、0、9が導出できる。よって、圧縮前の入力データである9:00に27人がゲートを通過したことを導出できる。
以上のように上記実施形態では、データ圧縮装置10において、記憶部12に蓄積管理されかつ使用するシステムに対応する最小値、最大値及び基数を用いて、バッファ17に保持された数値データをコード化し、予め決められた定数に基数を乗算し、この乗算結果にコード情報を加算し、この加算結果を圧縮データとして狭帯域ネットワークNWに出力するようにしている。
従って、圧縮処理にデータの偏りを利用することなく、伝送データ量が低減されて狭帯域ネットワークNWに好適することができる。
また、データ伸長装置20において、記憶部22に蓄積管理されかつ使用するシステムに対応する最小値、最大値及び基数を用いて、バッファ27に保持された圧縮データを基数で割り算したときの剰余から元の数値データのコードを求め、このコードから元の数値データを求めるようにしている。
従って、伸長処理にデータの偏りを利用することなく、狭帯域ネットワークNWを伝送した圧縮データを元の数値データに戻すことができる。この圧縮伸長手法によれば、対象データが可変長であっても圧縮伸長を行うことができる。
なお、上記実施形態において、データ圧縮装置10において、圧縮データに記憶部12の記憶内容を添付ファイルとして添付して送り先のデータ伸長装置20に送るようにしてもよい。このようにすれば、データ伸長装置20においても添付ファイルを利用して圧縮データを元の数値データに伸長することができ、これによりデータ圧縮装置10とデータ伸長装置20とでデータ圧縮伸長処理に用いる情報を共用できる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…データ圧縮装置、11…通信部、12…記憶部、13…制御部、14…表示装置、15…入力装置、16…タイマ、17…バッファ、20…データ伸長装置、131,231…コード演算部、132…圧縮データ演算部、232…伸長データ演算部、NW…狭帯域ネットワーク。

Claims (10)

  1. システムで使用される数値データを圧縮処理してネットワークに出力するデータ圧縮装置において、
    前記システムを示す情報と、当該システムで前記数値データが取り得る最小値、最大値及び前記最小値から前記最大値まで前記数値データが取り得るパターン数を示す情報とを対応付けて格納する記憶部と、
    要求されるシステムに応じて入力される前記数値データを一時保持するバッファと、
    このバッファに保持された数値データを取り込み解析し、前記記憶部を参照して、当該数値データの前記最小値からのパターン番号を示すコード情報を求めるコード情報演算処理部と、
    要求されるシステムに対応するパターン数を示す情報を前記記憶部から読み出して、1つ前の数値データの演算結果にパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値に前記コード情報を加算して第2参照値を求め、この第2参照値を圧縮データとして前記ネットワークに出力する圧縮データ演算処理部とを具備したことを特徴とするデータ圧縮装置。
  2. 前記圧縮データ演算処理部は、前記圧縮データに前記記憶部の記憶内容を添付して前記ネットワークに出力することを特徴とする請求項1記載のデータ圧縮装置。
  3. 前記コード情報演算処理部は、同一のシステムで使用される第1及び第2の数値データそれぞれについてコード情報を求め、
    前記圧縮データ演算処理部は、1つ前の数値データの演算結果にパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値に前記第1の数値データに対応するコード情報を加算して第2参照値を求め、前記第2参照値を1つ前の数値データの演算結果とし、1つ前の数値データの演算結果にパターン数を乗算して第3参照値を求め、この第3参照値に前記第2の数値データに対応するコード情報を加算して第4参照値を求め、この第4参照値を圧縮データとして前記ネットワークに出力することを特徴とする請求項1記載のデータ圧縮装置。
  4. 前記バッファは、要求される第1のシステムに応じて入力される第1の数値データ、及び要求されかつ前記第1のシステムとは異なる第2のシステムに応じて入力される第2の数値データを保持し、
    前記コード情報演算処理部は、前記バッファに保持された第1の数値データを取り込み解析し、前記記憶部を参照して前記第1の数値データの前記最小値からのパターン番号を示す第1のコード情報を求めるとともに、前記バッファに保持された第2の数値データを取り込み解析し、前記記憶部を参照して前記第2の数値データの前記最小値からのパターン番号を示す第2のコード情報を求め、
    前記圧縮データ演算処理部は、前記第1のシステムに対応する第1のパターン数を示す情報を前記記憶部から読み出して、1つ前の数値データの演算結果に第1のパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値に前記第1のコード情報を加算して第2参照値を求め、前記第2のシステムに対応する第2のパターン数を示す情報を前記記憶部から読み出して前記第2参照値に第2のパターン数を乗算して第3参照値を求め、この第3参照値に前記第2のコード情報を加算して第4参照値を求め、この第4参照値を圧縮データとして前記ネットワークに出力することを特徴とする請求項1記載のデータ圧縮装置。
  5. ネットワークを伝送されかつシステムで使用される圧縮データを元の数値データに伸長処理するデータ伸長装置において、
    前記システムを示す情報と、当該システムで前記数値データが取り得る最小値、最大値及び前記最小値から最大値まで前記数値データが取り得るパターン数を示す情報とを対応付けて格納する記憶部と、
    前記ネットワークから到来する圧縮データを一時保持するバッファと、
    要求されるシステムに対応する前記パターン数を示す情報を前記記憶部から読み出して、前記圧縮データを前記パターン数で割り算したときの剰余を数値データのうちの1つのパターン番号を示すコード情報として求めるとともに、前記圧縮データを前記パターン数で割り算した値を1つ前の演算結果とし、1つ前の演算結果を前記パターン数で割り算したときの剰余を残りの数値データのパターン番号を示すコード情報として求めるコード情報演算処理部と、
    このコード情報演算処理部で求められたコード情報に基づいて、前記バッファに保持された圧縮データから元の数値データを求める伸長データ演算処理部とを具備したことを特徴とするデータ伸長装置。
  6. 前記コード情報演算処理部は、前記ネットワークから到来する圧縮データに元の数値データが取り得る最小値、最大値及び前記最小値から最大値まで前記数値データが取り得るパターン数を示す情報が添付されている場合に、添付された情報に基づいてコード情報を求めることを特徴とする請求項5記載のデータ伸長装置。
  7. 前記コード情報演算処理部は、圧縮データに同一のシステムで使用される第1及び第2の数値データが含まれる場合に、前記バッファに保持される圧縮データを前記パターン数で割り算したときの剰余を第1の数値データに対応する第1のコード情報として求めるとともに、前記圧縮データを前記パターン数で割り算したときの値を参照値とし、この参照値を前記パターン数で割り算したときの剰余を第2の数値データに対応する第2のコード情報として求めることを特徴とする請求項5記載のデータ伸長装置。
  8. 前記コード情報演算処理部は、要求される第1のシステムに対応する前記第1のパターン数を示す情報を前記記憶部から読み出して、前記バッファに保持される圧縮データを前記第1のパターン数で割り算したときの剰余を第1のコード情報として求めるとともに、前記圧縮データを前記第1のパターン数で割り算したときの値を参照値とし、要求されかつ前記第1のシステムとは異なる第2のシステムに対応する前記第2のパターン数を示す情報を前記記憶部から読み出して、前記参照値を前記第2のパターン数で割り算したときの剰余を第2のコード情報として求め、
    前記伸長データ演算処理部は、前記コード情報演算処理部で求められた第1のコード情報に基づいて、前記バッファに保持された圧縮データから前記第1のシステムに対応する第1の数値データを求め、前記第2のコード情報に基づいて、前記バッファに保持された圧縮データから前記第2のシステムに対応する第2の数値データを求めることを特徴とする請求項5記載のデータ伸長装置。
  9. システムで使用される数値データを圧縮処理してネットワークに出力するデータ圧縮方法において、
    前記システムを示す情報と、当該システムで前記数値データが取り得る最小値、最大値及び前記最小値から前記最大値まで前記数値データが取り得るパターン数を示す情報とを対応付けてメモリに格納しておき、
    要求されるシステムに応じて入力される前記数値データをバッファに一時保持し、
    このバッファに保持された数値データを取り込み解析し、前記記憶部を参照して、当該数値データの前記最小値からのパターン番号を示すコード情報を求め、
    要求されるシステムに対応するパターン数を示す情報を前記メモリから読み出して、1つ前の数値データの演算結果にパターン数を乗算して第1参照値を求め、この第1参照値に前記コード情報を加算して第2参照値を求め、この第2参照値を圧縮データとして前記ネットワークに出力するようにしたことを特徴とするデータ圧縮方法。
  10. ネットワークを伝送されかつシステムで使用される圧縮データを元の数値データに伸長処理するデータ伸長方法において、
    前記システムを示す情報と、当該システムで前記数値データが取り得る最小値、最大値及び前記最小値から最大値まで前記数値データが取り得るパターン数を示す情報とを対応付けてメモリに格納しておき、
    前記ネットワークから到来する圧縮データをバッファに一時保持し、
    要求されるシステムに対応する前記パターン数を示す情報を前記メモリから読み出して、前記圧縮データを前記パターン数で割り算したときの剰余を数値データのうちの1つのパターン番号を示すコード情報として求めるとともに、前記バッファに保持された圧縮データを前記パターン数で割り算した値を1つ前の演算結果とし、1つ前の演算結果を前記バッファに保持される圧縮データを前記パターン数で割り算したときの剰余を残りの数値データのパターン番号を示すコード情報として求め、
    この求められたコード情報に基づいて、前記バッファに保持された圧縮データから元の数値データを求めるようにしたことを特徴とするデータ伸長方法。
JP2009133261A 2009-06-02 2009-06-02 データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法 Active JP4987912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009133261A JP4987912B2 (ja) 2009-06-02 2009-06-02 データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009133261A JP4987912B2 (ja) 2009-06-02 2009-06-02 データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010283460A JP2010283460A (ja) 2010-12-16
JP4987912B2 true JP4987912B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=43539846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009133261A Active JP4987912B2 (ja) 2009-06-02 2009-06-02 データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4987912B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11622297B2 (en) 2020-09-03 2023-04-04 Rockwell Collins, Inc. System and method for dynamic variable compression of Aircraft Communications, Addressing, and Reporting System (ACARS) protocol messaging

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3344755B2 (ja) * 1993-03-05 2002-11-18 新日鉄ソリューションズ株式会社 昇順整数列データの圧縮および復号システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11622297B2 (en) 2020-09-03 2023-04-04 Rockwell Collins, Inc. System and method for dynamic variable compression of Aircraft Communications, Addressing, and Reporting System (ACARS) protocol messaging

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010283460A (ja) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9094038B2 (en) Compressing and decompressing signal data
US20140089252A1 (en) Enhancing performance of extract, transform, and load (etl) jobs
KR102152346B1 (ko) 이미지 파일의 블록 간 차이를 통한 압축율 향상 방법 및 시스템
CN112165331A (zh) 数据压缩方法及其装置、数据解压方法及其装置、存储介质及电子设备
CN111931474B (zh) 信息表生成方法、装置、电子设备和计算机可读介质
CN112035401A (zh) 模型数据处理方法、装置、电子设备及可读介质
JP4987912B2 (ja) データ圧縮装置、データ伸長装置、データ圧縮方法及びデータ伸長方法
CN112995199B (zh) 数据编解码方法、装置、传输系统、终端设备及存储介质
CN113163198B (zh) 图像压缩方法、解压方法、装置、设备及存储介质
CN108153896B (zh) 针对输入数据、输出数据的处理方法及装置
KR102185668B1 (ko) 이미지 파일의 픽셀 변환을 통한 압축율 향상 방법 및 시스템
US20100265110A1 (en) Conversion of bit lengths into codes
CN112019406B (zh) 流量监控方法、装置、电子设备和计算机可读介质
CN114513209A (zh) 数据压缩方法、装置、设备及存储介质
JP5858949B2 (ja) データ伝送システムおよびデータ伝送方法
JP6504290B2 (ja) 電子機器、データ処理方法およびプログラム
CN113521729A (zh) 云游戏延迟检测方法、服务器、客户端、系统及介质
CN111835815A (zh) 区块链上互联网自媒体数据的同步存储方法及其装置
JP6132914B2 (ja) データ転送システム及び方法
JP2012034272A (ja) 文字列データ圧縮装置及びその方法並びに文字列データ復元装置及びその方法
TW487854B (en) Data file processing method
CN116996228A (zh) 一种压缩文件签名方法、装置、电子设备和存储介质
CN111949627A (zh) 用于表格化日志文件的方法、装置、电子设备和介质
CN117041337A (zh) 网络流量的处理方法、系统以及risc装置
CN118052892A (zh) 图片的导出方法、装置、存储介质及电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4987912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3