JP4987638B2 - 受信装置 - Google Patents

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本発明は、OFDM方式を採用した無線通信システムにおける受信装置に関する。
セルラーシステムなどの無線通信システムにおいてセル端のスループットを向上させるために、周波数繰り返し(3セル繰り返しなど)、リユースパーティション(非特許文献1)、FFR(Fractional Frequency Reuse)(非特許文献2)などの周波数再利用技術が知られている。
Halpern, S.W. "Reuse partitioning in cellular systems", Proceedings of IEEE Vehicular Technology Conference, VTC-83, pp.322-327, (1983). Nortel, "Adaptive Fractional Frequency Reuse", 3GPP TSG-RAN Working Group 1 Meeting #44bis R1-060905, Mar.27-31,2006. <http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_44bis/Docs/R1-060905.zip>
近年、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重化)方式を採用した無線通信システムが注目を集めている。
このようなOFDM方式を採用した無線通信システムに、周波数繰り返し、FFRあるいはリユースパーティションなどを適用した場合、移動局が所属している基地局Aから送信されるOFDM信号と隣接する基地局Bから送信されるOFDM信号とが隣接した周波数帯域となる場合がある。各基地局は周波数オフセットがないように制御されているが、周波数オフセットをなくすのは困難であり、また、基地局ごとに周波数オフセットの量が異なる場合がある。
このような場合に、基地局Aから送信されるサブキャリアと基地局Bから送信されるサブキャリアの直交関係が保たれなくなり、隣接チャネル干渉が問題となる。
図8はOFDM方式を採用した無線通信システムの構成を示す図である。
この図において、基地局Aから送信されるOFDM信号1と、基地局Bから送信される前記OFDM信号1と隣接した周波数帯域のOFDM信号2が移動局Cに到達する。基本的には、複数基地局からの信号は直交するようになれているが、周波数オフセットの影響により、相互に干渉を及ぼすことがある。
図9は、基地局間周波数オフセットの差の影響を説明するための図である。
この図において、縦軸は受信電力、横軸はサブキャリア番号を示しており、基地局Aからサブキャリア番号−6〜0の信号が送信されたときに、基地局Bから送信される信号の帯域であるサブキャリア番号1〜9の帯域で受信される受信電力、すなわち、基地局Aから送信される信号による基地局Bから送信される信号に対する干渉電力を、正規化周波数オフセットαの値がα=0.01〜1の各場合について示したものである。ここでは、サブキャリア間隔を15kHzとし、正規化周波数オフセットαは、周波数オフセットをサブキャリア間隔(15kHz)で割った値である。
図9から明らかなように、基地局間の周波数オフセット差の影響により、隣接基地局からの受信帯域に干渉を及ぼすことが示されている。
このように、基地局ごとの周波数オフセットが異なることに起因して各基地局からの受信信号間の相互干渉(隣接チャネル干渉)が発生していた。
従来は、自身が通信を行う基地局の信号のみを受信するため、隣接周波数からの周波数間干渉を除去できず、通信品質の劣化が生じるという問題があった。
そこで本発明は、基地局ごとの周波数オフセットが異なることに起因する、各基地局からの受信信号間の相互干渉(隣接チャネル干渉)による通信品質劣化を克服することができる受信装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の受信装置は、複数の基地局から近接した周波数帯域のOFDM信号が送信される無線通信システムに用いられる受信装置であって、受信信号が入力され、第1の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第1の周波数オフセット補償手段と、前記受信信号が入力され、第2の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第2の周波数オフセット補償手段と、前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号が入力され、前記第2の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第2のフーリエ変換手段と、前記第2のフーリエ変換手段から出力される前記第2の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を復調する復調手段と、該復調手段により復調されたサブキャリアごとのデータを変調して出力する変調手段と、前記変調手段からの出力信号を時間波形に合成して出力する逆フーリエ変換手段と、前記逆フーリエ変換手段の出力信号が入力され、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する第3の周波数オフセット補償手段と、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号から前記第3の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する減算手段と、前記減算手段の出力信号が入力され、前記第1の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第1のフーリエ変換手段とを有するものである。
また、前記第2の基地局からのOFDM信号は誤り訂正符号化されたものであり、前記復調手段の出力信号に対して誤り訂正復号処理を行う誤り訂正復号手段と、該誤り訂正復号手段の出力に対して誤り訂正符号化を行って前記変調手段に出力する誤り訂正符号化手段とを有し、前記変調手段は、前記誤り訂正符号化手段からの出力信号を変調して前記逆フーリエ変換手段に出力するものとされている。
さらに、前記逆フーリエ変換手段は、前記第2の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第1の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力するものとされている。
さらにまた、本発明の他の受信装置は、複数の基地局から近接した周波数帯域のOFDM信号が送信される無線通信システムに用いられる受信装置であって、受信信号が入力され、第1の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第1の周波数オフセット補償手段と、前記受信信号が入力され、第2の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第2の周波数オフセット補償手段と、前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号が入力され、前記第2の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第2のフーリエ変換手段と、前記第2のフーリエ変換手段で分解された前記第2の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第1の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力する逆フーリエ変換手段と、前記逆フーリエ変換手段の出力信号が入力され、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する第3の周波数オフセット補償手段と、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号から前記第3の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する減算手段と、前記減算手段の出力信号が入力され、前記第1の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第1のフーリエ変換手段とを有するものである。
さらにまた、本発明の他の受信装置は、複数の基地局から近接した周波数帯域のOFDM信号が送信される無線通信システムに用いられる受信装置であって、受信信号が入力され、第1の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第1の周波数オフセット補償手段と、前記受信信号が入力され、第2の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第2の周波数オフセット補償手段と、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号から第3の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する第1の減算手段と、前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号から第4の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する第2の減算手段と、前記第1の減算手段の出力信号が入力され、前記第1の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解して出力する第1のフーリエ変換手段と、前記第2の減算手段の出力信号が入力され、前記第2の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解して出力する第2のフーリエ変換手段と、前記第1のフーリエ変換手段で分解された前記第1の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を時間波形に合成して出力する第1の逆フーリエ変換手段と、前記第2のフーリエ変換手段で分解された前記第2の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を時間波形に合成して出力する第2の逆フーリエ変換手段と、前記第1の逆フーリエ変換手段からの出力信号が入力され、前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する前記第4の周波数オフセット補償手段と、前記第2の逆フーリエ変換手段からの出力信号が入力され、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する前記第3の周波数オフセット補償手段とを有するものである。
さらにまた、前記第1のフーリエ変換手段から出力される前記第1の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を復調する第1の復調手段と、該第1の復調手段により復調されたサブキャリアごとのデータを変調して前記第1の逆フーリエ変換手段に出力する第1の変調手段と、前記第2のフーリエ変換手段から出力される前記第2の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を復調する第2の復調手段と、該第2の復調手段により復調されたサブキャリアごとのデータを変調して前記第2の逆フーリエ変換手段に出力する第2の変調手段とを有し、前記第1の逆フーリエ変換手段は、前記第1の変調手段からの出力信号を時間波形に合成して出力し、前記第2の逆フーリエ変換手段は、前記第2の変調手段からの出力信号を時間波形に合成して出力するものとされている。
さらにまた、前記第1の基地局及び前記第2の基地局からのOFDM信号は誤り訂正符号化されたものであり、前記第1の復調手段の出力信号に対して誤り訂正復号処理を行う第1の誤り訂正復号手段と、前記第2の復調手段の出力信号に対して誤り訂正復号処理を行う第2の誤り訂正復号手段と、前記第1の誤り訂正復号手段の出力に対して誤り訂正符号化を行って前記第1の変調手段に出力する第1の誤り訂正符号化手段と、前記第2の誤り訂正復号手段の出力に対して誤り訂正符号化を行って前記第2の変調手段に出力する第2の誤り訂正符号化手段とを有し、前記第1の変調手段は、前記第1の誤り訂正符号化手段からの出力信号を変調して前記第1の逆フーリエ変換手段に出力し、前記第2の変調手段は、前記第2の誤り訂正符号化手段からの出力信号を変調して前記第2の逆フーリエ変換手段に出力するものとされている。
さらにまた、前記第1の逆フーリエ変換手段は、前記第1の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第2の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力するものであり、前記第2の逆フーリエ変換手段は、前記第2の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第1の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力するものとされている。
このような本発明の受信装置によれば、近接した周波数で送信される隣接基地局からの信号を受信し、それを除去することにより、周波数間干渉が低減し、通信品質の改善を図ることができる。
図1は、本発明の受信装置10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
受信装置10は前記図8における移動局Cに設けられており、前述のように、第1の基地局AからのOFDM信号1と第2の基地局BからのOFDM信号2が受信装置10のアンテナ11に受信される。なお、ここでは、第1の基地局Aからの受信信号が受信希望信号であるものとしている。
アンテナ11で受信された信号は乗算器12で搬送波fcと同一周波数の信号と乗算されてベースバンド信号にダウンコンバートされ、乗算器13及び乗算器21に入力される。
乗算器13に入力された受信信号は、ここで基地局Aから送信される信号の周波数オフセットfAを補償され、ガードインターバル除去部14に入力される。なお、各基地局から送信される信号の周波数オフセットは、例えば、その基地局から送信される信号に含まれているパイロット信号の位相を検出することなどにより計測することができる。
ガードインターバル除去部14から出力される信号は減算器15に入力され、減算器15において、後述するように乗算器25から供給される干渉成分(基地局Bから送信されたOFDM信号)が減算されて、フーリエ変換部16に供給され、そこで受信希望信号である基地局Aから送信されたOFDM信号がサブキャリアごとの信号(data)に変換される。この信号は、図示しない復号部に供給されて復号されることとなる。
前記乗算器12でベースバンドにダウンコンバートされた信号は、また、乗算器21に入力され、ここで基地局Bから送信される信号の周波数オフセットfBを補償され、ガードインターバル除去部22に入力される。ガードインターバル除去部22でガードインターバルが除去された受信信号はフーリエ変換部23に入力され、ここで基地局Bから送信されたOFDM信号2がサブキャリアごとの信号に変換される。
フーリエ変換部23から出力される基地局Bから送信されたOFDM信号2のサブキャリアごとの信号は、逆フーリエ変換部24に供給され、ここでOFDM変調されて時間領域の信号とされ、基地局Bから送信されたOFDM信号2(干渉成分)が再生される。そして、該再生された干渉成分は、乗算器25で、基地局Bの周波数オフセットfBを付加されるとともに基地局Aの周波数オフセットを補償される。これにより、基地局Aから送信されたOFDM信号1に対する干渉成分(基地局Bから送信された隣接チャネルのOFDM信号2)の周波数オフセットが前記乗算器13で周波数オフセットが補償された信号と同じ周波数関係とされる。
前記乗算器25から出力される干渉成分は前記減算器15に入力され、ここで、周波数オフセットが補償されガードインターバルが除去された受信信号から減算されることにより、基地局Bからの受信信号による隣接チャネル間干渉成分(干渉成分)が除去された基地局Aからの受信信号がフーリエ変換部16に供給され、OFDM復調される。
このように、乗算器21、ガードインターバル除去部22、フーリエ変換部23、逆フーリエ変換部24、乗算器25及び減算器15により、受信信号から干渉成分(この場合は、基地局Bから送信されたOFDM信号)を減算する干渉キャンセラ20が構成されている。
乗算器13、21及び25を用いて行われる周波数オフセットの除去に関する処理について、図2を参照して説明する。
図2の(a)は、前記アンテナ11で受信され乗算器12でベースバンド領域にダウンコンバートされた受信信号を示す図である。図示するように、基地局Aからの受信信号1はfAの周波数オフセットを有しており、基地局Bからの受信信号2はfBの周波数オフセットを有しているものとする。
前述のように、乗算器13において、基地局Aからの受信信号1に含まれる周波数オフセットfAが除去されるため、乗算器13から出力される基地局Aからの受信信号1は、図2の(b)に示すように、周波数オフセットのない位置となる。
また、前記乗算器21において、基地局Bからの受信信号2に含まれる周波数オフセットfBが除去されるため、乗算器21から出力される基地局Bからの受信信号2は、図2の(c)に示すように、周波数オフセットのない位置となる。
前述のように、図2の(c)に示す周波数オフセットが除去された受信信号2がフーリエ変換部23でサブキャリアごとの信号に変換され、それを逆フーリエ変換部24で再度時間領域の信号に変換して基地局Bから送信されたOFDM信号(干渉成分)を再現し、これを基地局Aからの受信信号を復調するフーリエ変換部16への入力信号から減算することにより隣接チャネル間干渉成分である受信信号2を減算するのであるが、このとき、前記逆フーリエ変換器24からの出力は、周波数オフセットが除去された信号に基づくものであるので、周波数オフセットを含む受信信号とは周波数オフセットの分だけ周波数のずれが生じている。
そこで、前記乗算器25において、逆フーリエ変換部24から出力される干渉成分の周波数を、図2の(a)に示す受信信号における受信信号1と同じ周波数関係(図示する例では、受信信号1の最高周波数と受信信号2の最低周波数との間に周波数Dのずれが生じている)となるように、周波数シフトさせる。すなわち、乗算器25において、fB−fAの周波数シフトを行う。
これにより、図2の(d)に示すように、乗算器25から出力される干渉成分と、前記乗算器13から出力されガードインターバル除去部14から出力される受信信号の受信信号2とが同じ周波数帯域となり、前記減算器で減算することにより、図2の(e)に示すように、隣接チャネル間干渉成分となる受信信号2が除去された受信信号1が得られ、この干渉が除去された信号を前記フーリエ変換部16に入力することができる。
前記図1に示した実施の形態では、前記フーリエ変換部23でフーリエ変換された後の信号は、隣接チャネル(隣接基地局)からの干渉や雑音を受けた信号となっている。
すなわち、前記基地局Bからの受信信号をRBとすると、RBは次のように表される。
B=dBB+IA+N (1)
ここで、dB:基地局Bの送信信号、HB:基地局Bとの間の伝搬路での変動、IA:隣接チャネル(基地局A)からの干渉、N:雑音である。
この受信信号RBをそのまま干渉成分として受信信号から減算すると、干渉成分IAを余計にキャンセルしてしまうこととなる。
そこで、フーリエ変換後に受信データを判定することでより精度よく干渉成分を抑制することができる本発明の第2の実施の形態について説明する。
図3は、受信データを判定するようにした本発明の受信装置の第2の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。この図において、前記図1と同一の構成要素には、同一の番号を付して説明を省略する。
図3に示すように、この実施の形態においては、前記フーリエ変換部23と逆フーリエ変換部24の間に、復調部26と該復調部26の出力が入力される変調部27とが設けられている。
前記フーリエ変換部23から出力される各サブキャリアの信号は復調部26で復調されて受信データが判定される。この受信データをDBとする。この判定後のデータDBを前記変調部27で変調すると、判定が正しければ変調信号dB'=dBとなる。これに伝搬路変動HBを乗算した上で、前記逆フーリエ変換部24で時間波形とすることにより、前記(1)式における隣接チャネルからの干渉IA及び雑音Nが含まれない干渉成分を再生することができる。
このように、前記復調部26で判定することにより、受信信号中の干渉や雑音の影響を受けずに干渉成分をキャンセルすることができるため、干渉キャンセラの精度を向上することができる。
干渉キャンセラに用いる具体的なキャンセル用の信号について、以下で、数式を用いて具体的に説明する。
図1に示す実施の形態において、第2の基地局Bからのフーリエ変換後のn番目サブキャリアの受信信号をR(n)とする。このとき、第2の基地局Bの送信信号をdB(n)、伝搬路変動をHB(n)、第1の基地局Aからの受信信号に起因する干渉成分をI(n)、雑音をN(n)とおくと、R(n)は、次式で表される。
R(n)=dB(n)HB(n)+I(n)+N(n)
全サブキャリアの数をN、第2の基地局BがサブキャリアN/2からN−1までを用いて送信を行なう場合、時間サンプル番号をkとすると、逆フーリエ変換後の信号c(k)は次式で表せる。
Figure 0004987638
さらに、第1の基地局Aからの信号との周波数関係を合わせるために周波数オフセットを補償すると補償後の信号c'(k)は、次式となる。
Figure 0004987638
ここで、fA、fBは第1,第2の基地局の周波数オフセットを、Δfはサブキャリア間隔を表す。
また、判定を行なう場合には、判定データに基づき変調を行った信号をdB'(n)とすると、R(n)=dB'(n)HB(n)となり、キャンセル用の信号は、上記と同様に作成される。
上記第2の実施の形態によれば、干渉や雑音の影響を排除して干渉をキャンセルすることができるが、前記復調部26において判定誤りが起きたときには、間違った信号をキャンセルすることとなるため、その分は通信品質の劣化が生じてしまう。このような不都合を解消するために誤り訂正符号を用いて判定の精度を向上させるようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の第3の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。なお、この実施の形態においては、前記基地局Bから送信されるデータは誤り訂正符号化されているものとする。
図4と前記図3とを比較すると明らかなように、この実施の形態においては、前記復調部26と変調部27との間に誤り訂正復号部28と誤り訂正符号化部29が設けられており、前記復調部26で復調された信号に対して誤り訂正を行い、該誤り訂正されたデータを誤り訂正符号化して、前記変調部27に供給するようにしている。
すなわち、前記フーリエ変換部23から出力されるサブキャリアごとの受信信号(1+jなどの複素シンボル)は、復調部26で復調されてサブキャリアごとの判定信号(1,0のデータ、又は、受信レベルを考慮した重み付きデータ)とされる。このサブキャリアごとの判定信号は誤り訂正復号部28で誤り訂正されたデータ(1,0のデータ)とされ、誤り訂正符号化部29に入力されて再び誤り訂正符号化されたデータ(1,0のデータ)とされる。この誤り訂正符号化されたデータは変調部27に入力され、サブキャリアごとの信号(1+jなどの複素シンボル)とされ、前記逆フーリエ変換部24で時間波形とされる。
このように誤り訂正復号部28と誤り訂正符号化部29を設けることにより、判定誤りの可能性を低くすることができ、より高精度の干渉キャンセルを行うことが可能となる。
さらに、上記第1ないし第3の実施の形態において、前記フーリエ変換部23からの各サブキャリアの信号(又は、それを復調した後変調した信号、あるいは、復調後誤り訂正復号し、誤り訂正符号化後変調した信号)を逆フーリエ変換部24に入力して時間波形を生成するときに、全てのサブキャリアの信号を用いる必要はなく、大きな干渉を与える近接サブキャリアの信号(例えば、近接する2,3のサブキャリア)のみを逆フーリエ変換部24で逆フーリエ変換して時間波形を生成するようにしてもよい。これにより、信号処理量を削減することができる。なお、前記フーリエ変換部23から少ないサブキャリア数のみ出力するようにしても良いし、前記フーリエ変換部23から出力されるサブキャリア成分のうちの少ないサブキャリア成分のみを選択して前記逆フーリエ変換部24(又は、復調部26)に入力するようにしてもよい。
上述した各実施の形態は、第1の基地局Aからの信号が希望信号であり、第2の基地局Bからの信号が干渉成分となるものであった。次に、移動局Cが第1の基地局Aからの受信信号1と第2の基地局Bからの受信信号2の両方を受信する場合に適用される本発明の実施の形態について説明する。
複数の基地局間でタイミングを同期させ、複数基地局からのOFDM信号を周波数多重で直交させて移動局Cで受信させることにより、セル境界近辺に位置する移動局のスループットを向上させる方式も考えられる。このような方式を採用した場合には、第1の基地局A及び第2の基地局Bからの信号をともに移動局Cで受信することとなる。このとき、前述のように、基地局ごとの周波数オフセットが異なっていると、第1の基地局Aからの受信信号に対しては第2の基地局Bからの受信信号が干渉成分となり、第2の基地局Bからの受信信号に対しては第1の基地局Aからの受信信号が干渉成分となる。
そこで、この実施の形態では、基地局Aからの信号を復号するための受信信号から基地局Bからの受信信号を除去し、基地局Bからの信号を復号するための受信信号から基地局Aからの受信信号を除去するようにしている。
図5は、本発明の受信装置の第4の実施の形態の構成を示す要部ブロック図である。この図において、前記図1と同一の構成要素には同一の番号を付して説明を省略する。
前記図1と図5とを比較すると明らかなように、この実施の形態においては、前記第1の基地局Aからの受信信号1からサブキャリアごとの受信成分を取り出すフーリエ変換部16の出力信号と、前記第2の基地局Bからの受信信号2からサブキャリアごとの受信成分を取り出すフーリエ変換部23の出力とがともに受信信号(data)として図示しない復調部に入力されている。
また、前記基地局Aからの受信信号1に対応する前記フーリエ変換部16の出力が入力される逆フーリエ変換部31が設けられており、該逆フーリエ変換部31により再生された受信信号1の干渉成分となる時間波形が生成される。
この時間波形は乗算器32に入力され、ここで、前記ガードインターバル除去部22から出力される受信信号に含まれる受信信号1と同じ周波数位置関係となるように周波数シフト(fA−fB)だけ周波数シフトされる。
そして、前記ガードインターバル除去部22と前記フーリエ変換部23の間に減算器33が設けられており、該減算器33において、前記乗算器21により周波数オフセットfBを補償され、ガードインターバル除去部22を介して出力される前記基地局Bからの受信信号2から、前記乗算器32により周波数シフトされた干渉成分が減算され、隣接チャネル間干渉の原因となる基地局Aからの受信信号1が減算された受信信号2が前記フーリエ変換部23に入力され、サブキャリアごとの受信成分が取り出される。
フーリエ変換部23の出力は、受信信号dataとして後続する復調部に出力されるとともに、前記逆フーリエ変換部24にも供給され、ここで、前述のように、前記基地局Aからの受信信号1をOFDM復調するフーリエ変換部16への入力信号から減算する干渉成分が生成される。
このように、この実施の形態によれば、第1の基地局Aからの受信信号1及び第2の基地局Bからの受信信号2からそれぞれ互いに隣接チャネル間干渉となる信号成分を除去して、フーリエ変換部16及びフーリエ変換部23でそれぞれ対応するサブキャリアの受信成分を得ることができる。
なお、この実施の形態においても、前記図3の実施の形態のように、フーリエ変換部と逆フーリエ変換部との間に、各サブキャリア成分を復調する復調部と、該復調部で復調された各サブキャリア成分のデータを変調する変調部を設けるようにしてもよい。すなわち、この実施の形態においては、フーリエ変換部23の出力が供給される第2の復調部により第2の基地局BからのOFDM信号2の各サブキャリア成分を復調し、該復調された各サブキャリア成分のデータを第2の変調部で変調して前記逆フーリエ変換部24に供給することにより、基地局Bから送信されたOFDM信号を再生する。また、フーリエ変換部16の出力が供給される第1の復調部により第1の基地局AからのOFDM信号1の各サブキャリア成分を復調し、該復調された各サブキャリア成分のデータを第1の変調部で変調して前記逆フーリエ変換部31に供給することにより基地局Aから送信されたOFDM信号を再生する。
これにより、受信信号中の干渉や雑音の影響を受けずに干渉をキャンセルすることができるため、キャンセラの精度を向上することができる。
さらに、前記図4の実施の形態のように、前記復調部と変調部に加えて誤り訂正復号部と誤り訂正符号化部を設けるようにしてもよい。すなわち、各基地局から誤り訂正符号化された信号を送信するようにし、前記フーリエ変換部23から出力される第2の基地局BからのOFDM信号2の各サブキャリア成分を復調する第2の復調部と、該第2の復調部で復調された各サブキャリア成分のデータに対して誤り訂正復号を行う第2の誤り訂正復号部と、該第2の誤り訂正復号部で誤り訂正復号された各サブキャリア成分のデータを誤り訂正符号化する第2の誤り訂正符号化部と、該誤り訂正符号化された各サブキャリア成分のデータを変調して前記逆フーリエ変換部24に出力する第2の変調部とを設ける。また、前記フーリエ変換部16から出力される第1の基地局AからのOFDM信号1の各サブキャリア成分を復調する第1の復調部と、該第1の復調部で復調された各サブキャリア成分のデータに対して誤り訂正復号を行う第1の誤り訂正復号部と、該第1の誤り訂正復号部で誤り訂正復号された各サブキャリア成分のデータを誤り訂正符号化する第1の誤り訂正符号化部と、該誤り訂正符号化された各サブキャリア成分のデータを変調して前記逆フーリエ変換部31に出力する第1の変調部を設ける。
これにより、判定誤りの可能性を低くすることができ、より高精度の干渉キャンセルを行うことが可能となる。
さらにまた、前述と同様に、前記フーリエ変換部16及び23からの各サブキャリアの信号(又は、それを復調した後変調した信号、あるいは、復調後誤り訂正復号し、誤り訂正符号化後変調した信号)を逆フーリエ変換部31及び24に入力して干渉成分の時間波形を生成するときに、対象となる全てのサブキャリアの信号を用いる必要はなく、大きな干渉を与える近接サブキャリアの信号のみを逆フーリエ変換して時間波形を生成するようにしてもよい。これにより、信号処理量を削減することができる。
図6及び図7は、このような本願発明の計算機シミュレーション結果を示す図である。図6の(a)はシミュレーション諸元を示し、(b)は干渉電力に関するシミュレーション結果を示す図である。
図6の(a)に示すように、シミュレーション条件は、サブキャリア間隔:15kHz、サブキャリア数:64、ガードインターバル長:シンボル長の1/8、OFDMシンボル数:1、変調方式:QPSK、最大ドップラー周波数:0Hzとした。また、パスモデルはパス数が5、傾きが3dBの等間隔指数関数モデルを用い、各パスは独立なレイリー変動に従うものとし、遅延スプレッドは約1μsとした。さらに、タイミング同期、基地局ごとの周波数同期、チャネル推定は理想とし、さらにまた、FFRやリユースパーティションの適用を想定して隣接チャネル(隣接基地局)の平均受信電力を10dB大きいものとした。
図6の(b)は、平均干渉電力の評価結果を示す図であり、縦軸は平均干渉電力、横軸はサブキャリア番号を示している。実線で解析結果を、ポイントでシミュレーション結果を示している。αは周波数オフセットをサブキャリア間隔(この場合は、15kHz)で正規化した正規化周波数オフセットであり、α=0.01〜0.50の各場合についてのシミュレーション結果を示している。なお、ここでは、図1に示した構成の干渉キャンセラ20を用いている。図中、左半分(サブキャリア番号16〜31)の領域は、本発明の干渉キャンセラを用いた場合の隣接チャネルからの干渉電力を示し、図中右半分(サブキャリア番号32〜47)の領域は本発明の干渉キャンセラがないとの隣接チャネルからの干渉電力を示している。
この図に示すように、本発明の干渉キャンセラを適用することにより、周波数オフセットに起因する干渉電力を大幅に削減できることが分かる。また、解析結果がシミュレーション結果とよく一致することも確認できた。
図7は、図6と同一の条件下において、SNR=10dBのときのサブキャリアごとのBER特性のシミュレーション結果と解析結果を示す図である。この図において、縦軸はBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)、横軸はサブキャリア番号を示している。前述した正規化周波数オフセットα=0.01〜0.50の各場合における各サブキャリアのBERを示している。
図中左半分(サブキャリア番号16〜31)の領域は本発明の干渉キャンセラを用いた場合のBER、右半分(サブキャリア番号32〜47)の領域は本発明の干渉キャンセラを用いない場合のBERを示している。
この図から明らかなように、BER特性についても、本発明の干渉キャンセラの適用により大幅に改善できることが分かる。また、解析結果がシミュレーション結果とよく一致することも確認できた。
なお、上述した説明においては、隣接した基地局Aと基地局Bから隣接した周波数帯域のOFDM信号が送信されるものとして説明したが、本発明は、必ずしも隣接した周波数帯域ではなく、周波数間干渉が生じる程度に近接した周波数帯域で送信されるOFDM信号間の干渉を除去するためにそのまま使用することができる。
本発明の受信装置の第1の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 周波数オフセットの補償について説明するための図である。 本発明の受信装置の第2の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 本発明の受信装置の第3の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 本発明の受信装置の第4の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 干渉電力のシミュレーション結果を示す図である。 BERのシミュレーション結果を示す図である。 OFDMを用いた無線通信システムの構成を示す図である。 基地局の周波数オフセットに起因する隣接チャネル間干渉について説明するための図である。
符号の説明
1:基地局Aからの受信信号、2:基地局Bからの受信信号、10:受信装置、11:アンテナ、12,13,21,25,32:乗算器、14,22:ガードインターバル除去部、15,33:減算器、16,23:フーリエ変換部、24,31:逆フーリエ変換部、26:復調部、27:変調部、28:誤り訂正復号部、29:誤り訂正符号化部

Claims (8)

  1. 複数の基地局から近接した周波数帯域のOFDM信号が送信される無線通信システムに用いられる受信装置であって、
    受信信号が入力され、第1の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第1の周波数オフセット補償手段と、
    前記受信信号が入力され、第2の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第2の周波数オフセット補償手段と、
    前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号が入力され、前記第2の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第2のフーリエ変換手段と、
    前記第2のフーリエ変換手段から出力される前記第2の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を復調する復調手段と、
    該復調手段により復調されたサブキャリアごとのデータを変調して出力する変調手段と、
    前記変調手段からの出力信号を時間波形に合成して出力する逆フーリエ変換手段と、
    前記逆フーリエ変換手段の出力信号が入力され、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する第3の周波数オフセット補償手段と、
    前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号から前記第3の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する減算手段と、
    前記減算手段の出力信号が入力され、前記第1の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第1のフーリエ変換手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記第2の基地局からのOFDM信号は誤り訂正符号化されたものであり、
    前記復調手段の出力信号に対して誤り訂正復号処理を行う誤り訂正復号手段と、
    該誤り訂正復号手段の出力に対して誤り訂正符号化を行って前記変調手段に出力する誤り訂正符号化手段とを有し、
    前記変調手段は、前記誤り訂正符号化手段からの出力信号を変調して前記逆フーリエ変換手段に出力するものであることを特徴とする請求項記載の受信装置。
  3. 前記逆フーリエ変換手段は、前記第2の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第1の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 複数の基地局から近接した周波数帯域のOFDM信号が送信される無線通信システムに用いられる受信装置であって、
    受信信号が入力され、第1の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第1の周波数オフセット補償手段と、
    前記受信信号が入力され、第2の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第2の周波数オフセット補償手段と、
    前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号が入力され、前記第2の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第2のフーリエ変換手段と、
    前記第2のフーリエ変換手段で分解された前記第2の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第1の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力する逆フーリエ変換手段と、
    前記逆フーリエ変換手段の出力信号が入力され、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する第3の周波数オフセット補償手段と、
    前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号から前記第3の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する減算手段と、
    前記減算手段の出力信号が入力され、前記第1の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解する第1のフーリエ変換手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  5. 複数の基地局から近接した周波数帯域のOFDM信号が送信される無線通信システムに用いられる受信装置であって、
    受信信号が入力され、第1の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第1の周波数オフセット補償手段と、
    前記受信信号が入力され、第2の基地局からのOFDM信号の周波数オフセットを補償して出力する第2の周波数オフセット補償手段と、
    前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号から第3の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する第1の減算手段と、
    前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号から第4の周波数オフセット補償手段の出力信号を減算して出力する第2の減算手段と、
    前記第1の減算手段の出力信号が入力され、前記第1の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解して出力する第1のフーリエ変換手段と、
    前記第2の減算手段の出力信号が入力され、前記第2の基地局からのOFDM信号をサブキャリアごとの成分に分解して出力する第2のフーリエ変換手段と、
    前記第1のフーリエ変換手段で分解された前記第1の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を時間波形に合成して出力する第1の逆フーリエ変換手段と、
    前記第2のフーリエ変換手段で分解された前記第2の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を時間波形に合成して出力する第2の逆フーリエ変換手段と、
    前記第1の逆フーリエ変換手段からの出力信号が入力され、前記第2の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する前記第4の周波数オフセット補償手段と、
    前記第2の逆フーリエ変換手段からの出力信号が入力され、前記第1の周波数オフセット補償手段の出力信号と同じ周波数関係となるように周波数オフセットを補償して出力する前記第3の周波数オフセット補償手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  6. 前記第1のフーリエ変換手段から出力される前記第1の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を復調する第1の復調手段と、
    該第1の復調手段により復調されたサブキャリアごとのデータを変調して前記第1の逆フーリエ変換手段に出力する第1の変調手段と、
    前記第2のフーリエ変換手段から出力される前記第2の基地局からのOFDM信号のサブキャリアごとの成分を復調する第2の復調手段と、
    該第2の復調手段により復調されたサブキャリアごとのデータを変調して前記第2の逆フーリエ変換手段に出力する第2の変調手段とを有し、
    前記第1の逆フーリエ変換手段は、前記第1の変調手段からの出力信号を時間波形に合成して出力し、
    前記第2の逆フーリエ変換手段は、前記第2の変調手段からの出力信号を時間波形に合成して出力するものであることを特徴とする請求項5記載の受信装置。
  7. 前記第1の基地局及び前記第2の基地局からのOFDM信号は誤り訂正符号化されたものであり、
    前記第1の復調手段の出力信号に対して誤り訂正復号処理を行う第1の誤り訂正復号手段と、
    前記第2の復調手段の出力信号に対して誤り訂正復号処理を行う第2の誤り訂正復号手段と、
    前記第1の誤り訂正復号手段の出力に対して誤り訂正符号化を行って前記第1の変調手段に出力する第1の誤り訂正符号化手段と、
    前記第2の誤り訂正復号手段の出力に対して誤り訂正符号化を行って前記第2の変調手段に出力する第2の誤り訂正符号化手段とを有し、
    前記第1の変調手段は、前記第1の誤り訂正符号化手段からの出力信号を変調して前記第1の逆フーリエ変換手段に出力し、
    前記第2の変調手段は、前記第2の誤り訂正符号化手段からの出力信号を変調して前記第2の逆フーリエ変換手段に出力するものであることを特徴とする請求項6記載の受信装置。
  8. 前記第1の逆フーリエ変換手段は、前記第1の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第2の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力するものであり、
    前記第2の逆フーリエ変換手段は、前記第2の基地局からのOFDM信号に含まれるサブキャリアのうち前記第1の基地局からのOFDM信号の周波数帯域に近接する1又は複数のサブキャリアを時間波形に合成して出力するものであることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の受信装置。
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