JP4979534B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光信号を送信または受信する光モジュールに関し、特に小型かつ高速でデータを伝送する光モジュールに関する。
光モジュール内には、高速信号伝送を行う高周波部品が複数あり、これらの高周波部品の接続用端子部または高周波信号を伝送する基板と、他の高周波部品の接続用端子部または高周波信号を伝送する基板の接続に用いられる接続基板には、高周波特性を劣化させずに伝送する伝送線路構造が求められ、ストリップ線路、マイクロストリップ線路、コプレーナ線路、グランド付きコプレーナ線路が用いられてきた。
数十GHzの周波数帯域における信号伝達特性の良好な伝送線路構造としては、特許文献1に示されている信号線路に直交するように伝送線路の端面に導体を設ける方法、特許文献2に示されている3層構造または2層構造のフレキシブル基板のグランド層にV字形状の切り込みを入れる方法が知られている。
図1を参照して、第1の高周波部品の接続用端子部と、第2の高周波部品の接続用端子部との接続に用いられるフレキシブルプリント基板の構造を説明する。ここで、図1は接続体の2面図および断面図である。特に、図1(a)は接続体の上面図であり、(b)は下面図であり、(c)はA−A断面図であり、(d)はB−B断面図であり、(e)はC−C拡大断面図であり、(f)はD−D拡大断面図である。なお、断面図は断面部分のみ図示する。
図1(a)において、接続体10は、第1の高周波部品の接続用端子部1−1と、フレキシブルプリント基板2と、第2の高周波部品の接続用端子部1−2と、から構成される。紙面内において上下対象なので、以下の説明では、第1の高周波部品の接続用端子部1−1と、フレキシブルプリント基板2と、第2の高周波部品の接続用端子部1−2とを区別せず、単に高周波部品の接続用端子部1と記載する。高周波部品の接続用端子部1の高周波端子の構造は、グランド付きコプレーナ線路である。接続用端子部1の高周波信号端子の近傍には、高周波部品の制御電圧用の端子がある。
図1(a)、(b)等に示すように、接続用端子部1は、誘電体101と、誘電体101の上面に配置された信号配線102と、信号配線102の両脇のグランド配線103と、信号伝送線路102、103に隣接した制御用電圧配線104と、その他の制御電圧配線105と、誘電体101の下面に配置されたグランド導体平面106とを有する。グランド配線103は、誘電体101に形成されたビアホール107を介してグランド導体平面106に接続される。
第1の高周波部品の接続用端子部1−1と、第2の高周波部品の接続用端子部1−2の接続に用いられるフレキシブルプリント基板2の高周波伝送線路構造は、グランド付きコプレーナ線路である。この高周波伝送線路の近傍に高周波部品の制御電圧用の配線がある。
図1(a)、(b)等に示すように、フレキシブルプリント基板2は、誘電体201と、誘電体201の下面に配置された信号配線202と、信号配線202の両脇のグランド配線203と、信号伝送線路202、203に隣接した制御用電圧配線204と、その他の制御電圧配線205と、誘電体201の上面に配置されたグランド導体平面206とを有する。図1(d)、(e)に示すように、2本のグランド配線203は、共に誘電体201に形成された複数のビアホール207を介してグランド導体平面206に接続される。
図1(e)に示すように、接続用端子部1の端子と、フレキシブルプリント基板2の端子とは、はんだ210で接続されている。
図1に示す構造を用いて、高周波信号により信号伝送を行う場合、特に、数十GHzの周波数帯域において、信号伝達特性が劣化する。これを図2を参照して説明する。図2は信号伝達特性を表わす透過率の周波数特性のグラフである。
図2において、図1のフレキシブルプリント基板を用いた場合、10.5GHzの周波数で局所的に透過率が大幅に悪化している。高周波伝送では、一般に3倍高調波まで考慮すれば良いので、10.5GHzでの特性劣化は、7Gbit/s(基本波3.5GHz)以上で問題となる。なお、図2に示した信号伝達特性は3次元電磁界シミュレーションにより求めた結果である。
図2に示した特性劣化は、図1(f)に矢印で示す電気力線で示すように、信号伝送線路を伝達していた高周波信号は、接続用端子部1とフレキシブルプリント基板2の接続部で、信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線204に漏れ込み、信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線204と、グランド配線203およびグランド導体平面206の間に閉じ込められ、10.5GHzで共振現象を起こしていたと考えられる。
一方、光ファイバ通信分野では、光伝送モジュール仕様の標準化により、ユーザの利便性を向上するマルチソース・アグリーメント(MSA)が多数締結されている。さらに、このMSA光伝送モジュール用の部品であるレーザダイオードを搭載したTransmitter Optical Sub−Assembly(TOSA)およびフォトダイオードを搭載したReceiver Optical Sub−Assembly(ROSA)についてもMSAが締結され、TOSA/ROSAの性能、外形寸法、実装レイアウトおよびピン配置が標準化されている。なお、TOSAの電気信号入力部と、ROSAの電気信号出力部とは、フレキシブルプリント基板を用いる。これは、レセプタクルに対するコネクタの挿抜によるTOSA/ROSAの移動をフレキシブルプリント基板の曲げ量で吸収するためである。
特開2004−247980号公報 特開2005−026801号公報
数十GHzの周波数帯域において、信号伝達特性特性が劣化する理由は、信号配線202と2本のグラント配線203とグランド導体平面206で構成される信号伝送線路を伝達していた高周波信号が、その近傍にある、接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線204に漏れ込み、その内の特定の周波数成分のエネルギーが、接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線204とグラント配線203またはグランド導体平面206の間に閉じ込められることにより共振現象を起こし、信号伝送線路を伝達する割合が大幅に減少するためである。
この問題を解決するには、信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線404を、信号配線402から、信号配線幅の5倍以上離し、高周波信号の漏れ込みが十分に起こらないようにすれば良い。しかし、その場合、フレキシブルプリント基板の全幅が大幅に大きくなり、前述したMSAのTOSA/ROSAの外形寸法から外れてしまう。
本発明の目的は、高周波を伝送する基板の共振周波数成分を使用帯域外とする光モジュールを提供することにある。
上述した課題は、ケースに収容された光高周波部品と、この光高周波部品に電気信号を伝搬または光高周波部品からの電気信号を伝搬する高周波線路とこの高周波線路に隣接する制御用配線とを形成され、かつケースと接続された基板とからなり、基板は、光高周波部品の動作周波数における高周波線路と制御用配線との間の共振を低減するように、制御用配線を配置しているモジュールにより、達成できる。
また、ケースに収容された光高周波部品と、この光高周波部品に電気信号を伝搬または光高周波部品からの電気信号を伝搬する高周波線路とこの高周波線路に隣接する制御用配線とを形成され、かつケースと接続された基板とからなり、制御用配線は、ケースとの接続部の近傍で45度以上の角度で、高周波線路から遠ざけられてい光モジュールにより、達成できる。
さらに、第1のレセプタクルと、レーザダイオードを収容する第1のケースと、この第1のケースと基板とを接続する第1のフレキシブル基板とからなる第1のアッセンブリと、第2のレセプタクルと、フォトダイオードを収容する第2のケースと、この第2のケースと基板とを接続する第2のフレキシブル基板とからなる第2のアッセンブリと、レーザダイオードを駆動する駆動ICと、フォトダイオードの出力を増幅するアンプとを搭載する基板とからなり、第1のフレキシブル基板は、レーザダイオードに電気信号を伝搬する第1の高周波線路と、この第1の高周波線路に隣接する第1の制御用配線とが形成され、レーザダイオードの動作周波数における第1の高周波線路と第1の制御用配線との間の共振を低減するように、第1の制御用配線を配置し、第2のフレキシブル基板は、フォトダイオードからの電気信号を伝搬する第2の高周波線路と、この第2の高周波線路に隣接する第2の制御用配線とが形成され、フォトダイオードの動作周波数における第2の高周波線路と第2の制御用配線との間の共振を低減するように、第2の制御用配線を配置している光モジュールにより、達成できる。
本発明によれば、高周波を伝送する基板の共振周波数成分を使用帯域外とする光モジュールを提供することができる。
以下本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
まず、図3を参照して、光送受信モジュールの構成を説明する。ここで、図3は光送受信モジュールのブロック図である。図3において、光送受信モジュール1000は、TOSA300と、ROSA400と、TOSA300とROSA400とを接続された基板900と、基板900上に実装されたドライバーIC700とポストアンプ800とから構成される。また、TOSA300は、レセプタクル330と、ケース320と、ケース320の伝送線路と基板900の伝送線路を接続するフレキシブルプリント基板310とから構成される。さらに、ROSA400は、レセプタクル430と、ケース420と、ケース420の伝送線路と基板900の伝送線路を接続するフレキシブルプリント基板410とから構成される。
基板900のカードエッジ端子部910から入力された送信電気信号は、ドライバーIC700でレーザダイオード駆動電気信号に変換される。レーザダイオード駆動電気信号は、フレキシブルプリント基板310を介して、ケース320収容された図示しないレーザダイオードを駆動する。レーザダイオードが出力する10Gbit/sの光信号は、レセプタクル330から出射される。
一方、レセプタクル430に接続された図示しない光ファイバから入力された10Gbit/sの光信号は、ケース420に収容された図示しないフォトダイオードによって、電気信号に変換される。この電気信号は、ケース420に収容された図示しないプリアンプによって前置増幅され、フレキシブルプリント基板410から出力される。ポストアンプ800は、プリアンプが増幅した電気信号を更に増幅し、基板900のカードエッジ端子部910から出力する。
なお、図3では、光モジュールとして光送受信モジュールを説明したが、光送信モジュール/光受信モジュールも光モジュールである。TOSA/ROSAも光モジュールである。レーザダイオードの光を変調する光変調器モジュールも、高周波部品を搭載する光モジュールである。ここでは、光モジュールを例示したが、光モジュールはこれらに限られない。
さらに、光高周波部品として、レーザダイオード、フォトダイオード、光変調素子等があり、これらに限られない。
図4を参照して、TOSAの構成を説明する。ここで、図4はTOSAのブロック図である。図4において、TOSA300は、レーザダイオード(LD)素子340と、LD素子340の出力を変調する電界吸収型変調器(EA)素子350と、LD素子340の後方出力光をモニタするフォトダイオード(PD)素子360と、LD素子340の素子温度をモニタするサーミスタ370と、LD素子340の温度を制御する電気的温度制御装置(TEC:Thermoelectric Cooler)380とから構成される。なお、TEC380は、必ずしも冷却するとは限らない。LDバイアス電圧端子341、信号入力端子351、PDバイアス電圧端子361、サーミスタ端子371、TEC電圧端子381、382は、フレキシブルプリント基板310に接続される。
図5を参照して、ROSAの構成を説明する。ここで、図5はROSAのブロック図である。図5において、ROSA400は、PD素子450と、Pre−Amp素子460とから構成される。PD素子450PDバイアス電圧端子451、Pre−Amp素子460の電源端子461と、その正相出力端子462と、負相出力端子463とは、フレキシブルプリント基板410に接続される。
図4および図5において、信号端入力端子351および信号出力端子462、463に接続された配線が、図1の信号配線202に該当する。また、それ以外の端子に接続された配線が、図1の信号配線203〜206に相当する。
図6を参照して、第1の高周波部品の接続用端子部と、第2の高周波部品の接続用端子部との接続に用いられるフレキシブルプリント基板の構造を説明する。ここで、図6は接続体の2面図および断面図である。特に、図6(a)は接続体の上面図であり、(b)は下面図であり、(c)はJ−J断面図であり、(d)はK−K断面図であり、(e)はL−L拡大断面図であり、(f)はM−M拡大断面図であり、(g)はN−N拡大断面図であり、(h)はP−P拡大断面図である。なお、断面図は断面部分のみ図示する。
図6(a)において、接続体10は、第1の高周波部品の接続用端子部5−1と、フレキシブルプリント基板310、410と、第2の高周波部品の接続用端子部5−2と、から構成される。紙面内において上下対象なので、以下の説明では、第1の高周波部品の接続用端子部5−1と、フレキシブルプリント基板310、410と、第2の高周波部品の接続用端子部5−2とを区別せず、単に高周波部品の接続用端子部5と記載する。高周波部品の接続用端子部5の高周波端子の構造は、グランド付きコプレーナ線路である。接続用端子部5の高周波信号端子の近傍には、高周波部品の制御電圧用の端子がある。なお、接続用端子部5は、図3のフレキシブルプリント基板310または410が接続される基板900、TOSA300、ROSA400の図示しない端子部である。
図6(a)、(b)等に示すように、接続用端子部5は、誘電体501と、誘電体501の上面に配置された信号配線502と、信号配線502の両脇のグランド配線503と、信号伝送線路502、503に隣接した制御用電圧配線504と、その他の制御電圧配線505と、誘電体501の下面に配置されたグランド導体平面506とを有する。グランド配線503は、誘電体501に形成されたビアホール507を介してグランド導体平面506に接続される。
第1の高周波部品の接続用端子部5−1と、第2の高周波部品の接続用端子部5−2との接続に用いられるフレキシブルプリント基板310、410の高周波伝送線路構造は、グランド付きコプレーナ線路である。この高周波伝送線路の近傍に高周波部品の制御電圧用の配線がある。
図6(a)、(b)等に示すように、フレキシブルプリント基板310、410は、誘電体601と、誘電体601の下面に配置された信号配線602と、信号配線602の両脇のグランド配線603と、信号伝送線路602、603に隣接した一組の制御用電圧配線604と、その他の一組の制御電圧配線605と、誘電体601の上面に配置されたグランド導体平面606とを有する。図6(d)、(e)に示すように、2本のグランド配線603は、共に誘電体601に形成された複数のビアホール607を介してグランド導体平面606に接続される。
図6(e)に示すように、接続用端子部5の端子と、フレキシブルプリント基板310、410の端子とは、はんだ610で接続されている。これらのはんだ610は、接続用端子部5とフレキシブルプリント基板310、410の導体間を電気的および機械的に接続する。また、はんだ接続部において、フレキシブルプリント基板310、410の各裏面端子602〜605は、ビアホール620を介して、各表面端子602a〜605aと接続されている。
このフレキシブルプリント基板310、410に形成された伝送線路構造を更に詳細に説明する。
図6(b)において、フレキシブルプリント基板310、410の下面に配置された、接続部で信号伝送線路602、603に隣接した制御用電圧配線604は、接続用端子部5とフレキシブルプリント基板310、410の接続部近傍で、直角に伝送線路602、603から遠ざかる方向に曲げ、伝送線路配線602、603から3Wだけ離れた位置に配する。ここで、Wはラインとスペースとの幅(W=ライン幅=スペース幅)である。図6(g)において、制御用電圧配線604の外側の制御電圧配線605は、接続用端子部5とフレキシブルプリント基板310、410の接続部近傍でビアホール608を介して、誘電体601の制御用電圧配線(表層)605aに接続する。
これにより、接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線604とその他の制御電圧用配線605は電気的に接触することを防ぎ、また電気的に接触することを防ぐためにフレキシブルプリント基板310、410を大きくすることを必要とせず、下面の空いた領域に、接続部で信号伝送線路602、603に隣接した制御用電圧配線604を配置する。この結果、制御用電圧配線604を、信号伝送線路602、603から十分離すことができる。
なお、図6(b)に示したように、接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線604の曲げ位置L1と、曲げ量L2は、フレキシブルプリント基板310、410の長さをL、使用周波数範囲の最大周波数fmに対する波長をλとすると、共振による信号劣化を防ぐため、それぞれ、L1<λ/2、L2>=2Wとすることが、好ましい。なお、信号の速度をvとすると、λ=v/fmである。このように設定することによって、3倍高調波まで考慮した評価が可能である。
図6を参照して説明したフレキシブルプリント基板310、410では、図6(f)、(h)に矢印で示す電気力線で明らかなように、フレキシブルプリント基板310、410の大きさが大きくならないよう、接続用端子部5とフレキシブルプリント基板310、410の接続部は、MSAの規格と同じ配置と大きさにしており、信号伝送線路を伝達していた高周波信号は、接続用端子部5とフレキシブルプリント基板310、410の接続部で、その近傍にある接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線604に漏れ込む。しかし、接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線604を、接続用端子部5とフレキシブルプリント基板310、410の接続部近傍で、直角または直角に近い角度で急激に曲げ、伝送線路配線から十分離れた位置に配し、接続部で信号伝送線路に隣接した制御用電圧配線604と、グランド配線603およびグランド導体平面606の間において、共振現象を起こす特定の周波数成分のエネルギーの閉じ込めを弱くし、共振現象を大幅に抑制している。
図7を参照して、本実施例の信号伝達特性を説明する。ここで、図7は信号伝達特性を表わす透過率の周波数特性のグラフである。図2では、10.5GHzの周波数で局所的に透過率が大幅に悪化していた。しかし、図7では、10GHzの周波数での局所的な透過率の悪化が抑制されており、透過率特性の向上を実現している。
なお、図7に示した信号伝達特性は3次元電磁界シミュレーションにより求めた結果である。シミュレーションに用いた形状、材質のうち主な数値は、表1に記載の通りである。また、この信号伝達特性では、20GHzに急激な落ち込みがある。これはL1寸法として、3mmを選択したため、20GHzで共振しているためである。10Gbit/sのとき、特性評価すべき周波数は15GHz程度でよく、大幅な特性改善と言える。
表1 シミュレーション条件表
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諸 元 シミュレーション条件
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誘電体501の厚さ: 350μm
誘電体501の比誘電率: 3.7
誘電体501の長さ: 2mm
誘電体601の厚さ: 50μm
誘電体601の比誘電率: 3.3
誘電体601の長さ: 12mm
L−L断面部での導体502、503、504、505の幅: 350μm
L−L断面部での導体602、603、604、605の幅: 350μm
M−M断面部での導体602の幅: 100μm
M−M断面部での導体603の幅: 575μm
M−M断面部での導体606の幅: 1650μm
全ての導体の厚さ: 30μm
全ての導体の導電率: 無限大
L1寸法: 3mm
L2寸法: 1mm
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なお、上述した実施例では、フレキシブルプリント基板310、410の高周波伝送線路構造は、グランド付きコプレーナ線路としたが、ストリップ線路、マイクロストリップ線路またはコプレーナ線路であっても良い。また、制御電圧配線605を表層に移動して、制御電圧配線604を裏層面内で信号伝送線路から遠ざけたが、制御電圧配線604を表層に移動して、表層面内で信号伝送線路から遠ざけても良い。さらに、フレキシブルプリント基板310、410は、2層としたが、2層を超えても良い。基板310、410は、可撓性がなくとも良い。
高周波伝送線路に隣接する制御用電圧配線は、直角(90度)に折り曲げて、高周波伝送線路から遠ざけたが、少なくとも45度で折り曲げても良い。さらに、好ましくは60度以上の角度で折り曲げてもよい。最も好ましくは80度以上である。
本実施例によると、高周波部品の接続用端子部と、他の高周波部品の接続用端子部との接続に用いられる接続基板において、接続基板を大きくすることなく、特定の周波数での共振現象を抑制することができる。また、小型で、信号伝達特性の向上した光伝送モジュールを提供することができる。
接続体の2面図および断面図である。 信号伝達特性を表わす透過率の周波数特性のグラフである。 光送受信モジュールのブロック図である。 TOSAのブロック図である。 ROSAのブロック図である。 接続体の2面図および断面図である。 信号伝達特性を表わす透過率の周波数特性のグラフである。
符号の説明
1…接続用端子部、2…フレキシブルプリント基板、5…接続用端子部、10…接続体、20…接続体、101…誘電体、102…信号配線、103…グランド配線、104…制御用電圧配線、105…制御用電圧配線、106…グランド導体平面、107…ビアホール、201…誘電体、202…信号配線、203…グランド配線、204…制御用電圧配線、205…制御用電圧配線、206…グランド導体平面、207…ビアホール、210…はんだ、300…TOSA、310…フレキシブルプリント基板、320…ケース、330…レセプタクル、400…ROSA、410…フレキシブルプリント基板、420…ケース、440…レセプタクル、501…誘電体、502…信号配線、503…グランド配線、504…制御用電圧配線、505…制御用電圧配線、506…グランド導体平面、507…ビアホール、601…誘電体、602…信号配線、603…グランド配線、604…制御用電圧配線、605…制御用電圧配線、606…グランド導体平面、607…ビアホール、608…ビアホール、620…ビアホール、700…ドライバーIC、800…ポストアンプ、900…基板、910…カードエッジ端子部、1000…光送受信モジュール。

Claims (7)

  1. ケースに収納された光高周波部品と、基板と、前記ケースと前記基板とを接続しているフレキシブル基板と、を備えた光モジュールであって
    前記フレキシブル基板は前記光高周波部品に電気信号を伝播または前記光高周波部品からの電気信号を伝播する高周波線路と、前記高周波線路の片側もしくは両側に配された複数の制御用配線とを備え、
    前記制御用配線は、
    前記高周波線路に隣接しており、前記ケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記高周波線路から遠ざけて配された第1の制御用配線と、
    前記ケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記フレキシブル基板に設けられたビアホールを介して前記高周波線路が配置されている面の裏面に接続されて導通する第2の制御用配線とを含んでいることを特徴とする光モジュール。
  2. 請求項1に記載の光モジュールであって
    前記第1の制御用配線は、前記ケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で45度以上の角度で折り曲げられて前記高周波線路から遠ざけられていることを特徴とする光モジュール。
  3. 請求項に記載の光モジュールであって、
    前記第1の制御用配線は、前記ケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で60度以上の角度で折り曲げられて前記高周波線路から遠ざけられていることを特徴とする光モジュール。
  4. ケースに収納された光高周波部品と、基板と、前記ケースと前記基板とを接続しているフレキシブル基板と、を備えた光モジュールであって、
    前記フレキシブル基板は、前記光高周波部品に電気信号を伝播または前記光高周波部品からの電気信号を伝播する高周波線路と、前記高周波線路の片側もしくは両側に配された複数の制御用配線とを備え、
    前記制御用配線は、前記高周波線路に隣接しており、前記ケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記フレキシブル基板に設けられたビアホールを介して前記高周波線路が配置されている面の裏面に接続されて導通し、前記裏面上にて前記高周波線路から遠ざけて配された第1の制御用配線を含んでいることを特徴とする光モジュール。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光モジュールであって、
    前記高周波線路は、ストリップ線路、マイクロストリップ線路、コプレーナ線路、またはグランド付きコプレーナ線路のいずれかであることを特徴とする光モジュール。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光モジュールであって、
    前記電気信号のビットレートは、10Gbit/s以上であることを特徴とする光モジュール。
  7. 第1のレセプタクルと、レーザダイオードを収容する第1のケースと、この第1のケースと基板とを接続する第1のフレキシブル基板とからなる第1のアッセンブリと、
    第2のレセプタクルと、フォトダイオードを収容する第2のケースと、この第2のケースと前記基板とを接続する第2のフレキシブル基板とからなる第2のアッセンブリと、
    前記レーザダイオードを駆動する駆動ICと、前記フォトダイオードの出力を増幅するアンプとを搭載する前記基板と、を備えた光モジュールであって
    前記第1のフレキシブル基板は、前記レーザダイオードに電気信号を伝搬する第1の高周波線路と、前記第1の高周波線路の片側もしくは両側に配された複数の制御用配線とを備え、
    前記第1のフレキシブル基板に備えられた前記複数の制御用配線は、
    前記第1の高周波線路に隣接しており、前記第1のケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記第1の高周波線路から遠ざけて配された第1の制御用配線と、
    前記第1のケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記第1のフレキシブル基板に設けられたビアホールを介して前記第1の高周波線路が配置されている面の裏面に接続されて導通する第2の制御用配線とを備え、
    前記第2のフレキシブル基板は、前記フォトダイオードからの電気信号を伝搬する第2の高周波線路と、前記第2の高周波線路の片側もしくは両側に配された複数の制御用配線とを備え、
    前記第2のフレキシブル基板に備えられた前記複数の制御用配線は、
    前記第2の高周波線路に隣接しており、前記第2のケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記第2の高周波線路から遠ざけて配された第3の制御用配線と、
    前記第2のケースとの接続部の近傍および前記基板との接続部の近傍で、前記第2のフレキシブル基板に設けられたビアホールを介して前記第2の高周波線路が配置されている面の裏面に接続されて導通する第4の制御用配線とを備えていることを特徴とする光モジュール。
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