JP4975686B2 - 検出チップ - Google Patents

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Description

本発明は検出チップに係り、より詳しくは、微量な試料溶液で測定することが可能で、簡便な構造からなる検出チップに関する。
牛乳房炎は、搾乳牛の乳房内に細菌などの微生物が侵入、増殖して発症する。この牛乳房炎の原因菌に感染した搾乳牛においては、乳量および乳質の低下が観察され、重篤になるとまったく牛乳が出なくなってしまうばかりでなく、乳牛自体が死亡することもある。搾乳牛の乳房炎は,一度罹ってしまうと完治が非常に難しいため,発症のごく初期の段階での対処が特に重要になる。そのため,効率的な早期診断法の確立が強く望まれている。
従来牛乳房炎の原因となる微生物(原因菌)の探索試験として行われている培養検査は、少なくとも数日の時間を要する。また、原因菌の種類によって最適な治療薬、対処法が異なるため、複数種類の菌種の中から特定の菌を迅速かつ定量的に検出可能な手法の開発が待たれていた。
原因菌の同定に関しては、従来から行われてきた培養を利用した同定法や染色による同定法、ATPなど細菌の代謝に係る物質を計測する方法に加え、表面プラズモン共鳴法を用いたSPR(Surface plasmon resonance)イムノ測定による細菌同定法が開発されている。特に、SPRイムノ測定は、少量の測定サンプルで感度よく、かつ迅速に測定が行えることから、現在様々な形で応用が進められている。
SPRイムノ測定では、抗体が固定化された薄膜の表面に試料溶液を移送し、抗原抗体反応による薄膜表面の屈折率の変化を利用して測定対象物を検出している。この際、試料溶液を抗体が固定化された領域に移送するためには、基板の表面に形成された微小な溝や配管からなる流路が利用されている。この際、試料溶液を移送するためにはポンプなどの動力が必要となり、また、該配管等を配するため、より多くの試料溶液が必要とされていた。
しかしながら、原因菌の特定などに抗原抗体反応を用いる場合では複数回の測定が必要となることがあり、より微量な試料溶液で検出することが可能な検出チップの開発が望まれていた。例えば特許文献1では、半導体加工技術を用いて微小な流路を形成した検出チップが開発されている。この方法では微小な流路を基板上に形成できるため、微量の試料溶液で被測定物を検出できる。
特開2005−24483号公報
しかしながら、半導体加工技術を用いて基板に流路を形成する場合では、操作が煩雑であると共に特殊な装置が必要となり、製造コストの増加が生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、試料溶液が少ない場合であっても、被測定物を検出することが可能で、簡便な構造でコストの削減を図ることができる検出チップを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の検出チップは、第一基板と、分子認識機能を有する分子が固定された複数の液浸透性スペーサとを備え前記液浸透性スペーサは、液体試料が表面張力により液浸透性スペーサ間を伝わって、前記液体試料用の流路となるように前記第一基板上にパターニングされており、前記複数の液浸透性スペーサが前記第一基板と前記第一基板と対向する第二基板とで挟まれていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の検出チップは、請求項1において、前記スペーサがビーズであることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の検出チップは、請求項1において、前記スペーサが繊維であることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の検出チップは、請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記基板が可撓性を有していることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の検出チップは、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記基板は透明であることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の検出チップは、請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記基板の被測定部には、金薄膜が配されていることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の検出チップは、請求項6において、前記スペーサが直線状に配されていることを特徴とする。
本発明の検出チップによれば、液体試料は、分子認識機能を有する分子が配された液浸透性スペーサ上に浸透するので、測定に必要なサンプル量を大幅に減らすことができ、液体試料が少なかった場合においても、十分にSPRなどによって測定をすることが可能となる。また、基板上に分子認識機能を有する分子が配された液浸透性スペーサを所望のパターンに配するだけなので、簡便な構造とすることができ、コストの削減を図ることができる。
以下、本発明を、図面を参照して詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に関わる検出チップを模式的に示した図である。図1(a)は斜視図、図1(b)は、図1(a)におけるL−L断面図である。本発明の検出チップ10A(10)は、分子認識機能を有する分子1が固定された液浸透性スペーサ2が、基板3上にパターニングされて配されている。以下、それぞれについて詳細に説明する。
分子認識機能を有する分子1とは、ある特定の分子を認識して特異的に結合する分子であり、例えば抗体、酵素、核酸、膜タンパク質、生体分子結合性分子(例えば、薬剤等の化合物、糖鎖、アプタマー、分子インプリント化合物など)、レクチンなどが挙げられる。これらは、生体試料や、生体試料から得られた培養物、及びこれらの試料から抽出したものであってもよいし、公知の方法で合成したものであってもよい。また、これらの抽出方法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の方法で行うことができる。
液浸透性スペーサ2は、分子認識機能を有する分子1が結合されており、検出チップ10Aに添加された試料溶液を移送することができるものである。本実施形態では、液浸透性スペーサ2としてビーズ2aを用いた場合を例示している。
ビーズ2aは、基板3上に所定の間隔で配されており、その表面には分子認識機能を有する分子1が配されている。ビーズ2aは、例えばアガロースゲル、ポリスチレン、金属微粒子などの単独及び混合体からなり、その直径は、例えば1μm以上100μm以下である。1μm未満では流速が著しく遅くなり、100μmを超えると内部体積が大きくなり微小体積の液送に適さなくなる。しかし、金属微粒子とポリスチレンの混合体の場合では、金属微粒子は、20nm以上ポリスチレンの直径以下でもよい。ビーズ2aが基板3上に所定の間隔で配されることで、検出チップ10Aに添加された試料溶液は表面張力によりビーズ2a間を伝わって浸透することができ、流路6として作用する。ビーズ2aを配する間隔としては、試料溶液の粘度や流速、ビーズ2aの大きさ等に応じて適宜調節して設けることができるが、例えばビーズの直径以上ビーズの直径の10倍以下の間隔で基板3上に設けることができる。また、分子認識機能を有する分子1が直接ビーズ2aに結合されていてもよいし、ビーズ2aの表面を、例えばアガロースなどのゲル、側鎖にアミノ基を導入したポリエチレングリコール等でコーティングし、該コーティング層を介して分子認識機能を有する分子1がビーズ2aに結合されていてもよい。
ビーズ2aに異なる種類の分子認識機能を有する分子1を結合させ、基板3上にパターニングすることで、簡便にアレイ化することができる。例えば、図1、図2及び図3(a)において、Aの列のビーズ2aAには、牛乳房炎の原因となる原因菌の一種に対する抗体を配し、Bの列のビーズ2aBには、牛乳房炎の原因となる原因菌の他の一種に対する抗体を配し、Cの列のビーズ2aCには、牛乳房炎の原因となる原因菌の他の一種に対する抗体を配し、例えばSPRにて抗原抗体反応の検出を行うことで、複数種の原因菌の同定を簡便に一度に行うことができる。
基板3は、その一面3a上に分子1が配された液浸透性スペーサ2(ビーズ2a)が所定の間隔で配され、流路6が形成されている。基板3としては、分子認識機能を有する分子1に変性や失活させることなく、かつ分子認識機能を有する分子1が標的分子と相互作用する際に、該相互作用を阻害しないようなものであれば、特に限定されることなく用いることができ、例えばガラス基板、プラスティック基板、プラスティックフィルム、プラスティックシートなどが挙げられる。
基板3は、可撓性を有していることが好ましい。特にフィルム状であれば、基板3にビーズ2aを配した状態で巻き取って保管できる。ゆえに、省スペースで保管できると共に、ビーズ2aが配された基板3を巻き取りながら製造できるので、量産性の向上が図れる。このような基板3としては、例えばPETフィルムやPVDFフィルム、ポリエステルなどが挙げられる。
本実施形態の検出チップ10Aによれば、検出チップ10A上に添加された試料溶液はビーズ2aまたは基板3の表面張力によって流路6に移送される。したがって、試料溶液の移送に動力源が不要になると共に、該試料溶液はビーズ2a近傍にしか配されないため、試料溶液は微量で測定が可能となる。なお、流路6は、液体試料を吸収する材料に接続してもよい。
基板3は、透明であることが好ましい。また、図2に示すように、基板3の少なくとも被測定部には、金薄膜4が配されていることが好ましい。これにより、本発明の検出チップ10AをSPR測定に用いることができる。なお、図2(a)は斜視図、図2(b)は、図2(a)におけるL−L断面図である。
SPR測定は、基板3の金薄膜4が配された面3aとは逆の面3bから臨界角以上で光を入射し、金薄膜4表面4aへ染み出たエバネッセント波と表面プラズモンとが共鳴する角度を測定する。そのため、エバネッセント波が観測できるよう、金薄膜4の厚さは40nm以上50nm以下が好ましい。
また、SPR測定に本発明の検出チップ10Aを用いる際には、金薄膜4上の被測定部における液浸透性スペーサ2(ビーズ2a)は、直線状に配されていることが好ましい。SPRで測定するには、上述したようにエバネッセント波を用いるため、液浸透性スペーサ2が直線状に配されていないと、SPRによる測定が困難となる。
なお、本実施形態において、図3(a)に示すように、ビーズ2aを第一基板3(基板3)と第二基板5とで挟むように配してもよい。検出チップ10Aに添加された試料溶液は、ビーズ2aと基板3,5との表面張力によってビーズ2aからなる流路6をより効率的に移送させることができる。この際、図3(b)に示すように、ビーズ2aを2列に配することで、試料溶液の流路6を形成することも可能である。
本実施形態の検出チップ10Aを用いて、試料溶液の測定を行う際は、まず、試料溶液を例えば基板3の末端部分に配されたビーズ2a近傍に添加する。添加された試料溶液は、ビーズ2aの表面張力により、ビーズ2a間を浸透していき、流路6全体に移送される。その後、所定の温度で所定の時間反応させる。所定の温度及び時間は、分子認識機能を有する分子1と、該分子認識機能を有する分子1と相互作用する分子との反応に応じて適宜調節して行えばよいが、例えば、分子認識機能を有する分子1が抗体であり、該相互作用する分子が抗原であった場合、37℃で15分行えば十分である。その後、ELIAS測定などを行う場合には適宜洗浄を行い、2次抗体を液送する。SPR測定の場合にはそのまま測定を行うことで、分子認識機能を有する分子1との反応の有無及び反応の強度を測定することができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に関る検出チップ10Bを模式的に示した図である。図4(a)は斜視図、図4(b)は、図4(a)におけるL−L断面図である。本実施形態の検出チップ10Bが第1実施形態の検出チップ10Aと異なる点は、液浸透性スペーサ2として繊維2bを用いている点である。
繊維2bとしては、親水性であり、分子認識機能を有する分子1を配することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えばセルロースやヘミセルロースなどからなる植物性のセルロース繊維や、キチンなどからなる繊維、カーボン繊維、ガラス繊維、レーヨン繊維、天然ポリアミノ酸からなる繊維、ポリアミド結合からなる繊維などが挙げられる。また、分子認識機能を有する分子1が直接繊維2bに結合されていてもよいし、繊維2bの表面を、例えばアガロースなどのゲル、側鎖にアミノ基を導入したポリエチレングリコール等でコーティングし、該コーティング層を介して分子認識機能を有する分子1が繊維2bに結合されてもよい。
繊維2bに異なる種類の分子認識機能を有する分子1を結合させ、基板3上にパターニングすることで、簡便にアレイ化することができる。例えば、図4〜図5において、Dの領域にある繊維2bDには、牛乳房炎の原因となる原因菌の一種に対する抗体を配し、Eの領域にある繊維2bEには、牛乳房炎の原因となる原因菌の他の一種に対する抗体を配し、Fの領域にある繊維2bFには、牛乳房炎の原因となる原因菌の他の一種に対する抗体を配し、例えばSPRにて抗原抗体反応の検出を行うことで、複数種の原因菌の同定を簡便に一度に行うことができる。また、それぞれの原因菌に対する抗体が配された繊維をそれぞれ用意し、同一基板上に配してもよい。
本実施形態で示したように、スペーサ2として繊維2bを用いることで、繊維2bを介して分子認識機能を有する分子1を基板3上に簡便に自由度高く配することが可能となる。また、試料溶液は繊維2bを伝わっていくので、従来のように動力源及び溝や配管からなる試料溶液の流路が必要なく、最小限の試料溶液量で被測定物の検出が可能となる。さらに、繊維2bを液浸透性スペーサ2として用いることで、分子認識機能を有する分子1を結合した繊維2bは巻き取って保管できることから、省スペースで保管できると共に、量産性の向上が図れる。
本実施形態においても、検出チップ10BをSPRによる測定に用いる際には、第1実施形態と同様に、基板3は透明であり、かつ基板3の少なくとも被測定部には、図5に示すように金薄膜4が配されていることが好ましい。また、金薄膜4上の被測定部において、繊維2bは直線状に配されていることが好ましい。なお、図5(a)は斜視図、図5(b)は、図5(a)におけるL−L断面図である。
また、図6に示すように、繊維2bを第一基板3(基板3)と第二基板5とで挟むように配してもよい。繊維2bと基板3,5との表面張力により、試料溶液はより効率的に繊維2bを伝わって拡散していくことができる。
本実施形態の検出チップ10Bを用いて、試料溶液の測定を行う際は、まず、試料溶液を例えば基板3の末端部分に配された繊維2b近傍に添加する。添加された試料溶液は、繊維2bを浸透していき、流路6全体に移送される。その後、第1実施形態の検出チップ10Aと同様に、所定の温度で所定の時間反応させる。その後、適宜洗浄を行い、例えばSPRやELIASなどを行うことで、分子認識機能を有する分子1との反応の有無及び反応の強度を測定することができる。
「検出チップの作製方法」
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態に関る検出チップ10Aの作製方法を説明する。
まず、ビーズ2aに抗体等の分子認識機能を有した分子1を固定する。固定方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、物理吸着法、化学吸着法、カルボジイミドまたはグルタルアルデヒドを用いた共有結合法など従来公知の方法で行える。
次に、分子認識機能を有した分子1が固定されたビーズ2aを、スパッタやスクリーンプリントにより基板3上にパターニングする。なお、検出チップ10AをSPR測定に用いる際には、基板3の被測定部となる領域を含む面3aに金薄膜4を予めスパッタなどにより形成しておく。
以上で、本発明の第1実施形態に関る検出チップ10Aを作製することができる。本発明の検出チップ10Aは、作製の際に特殊な製造装置、材料等を必要としないため、コストを削減することができる。
基板3として可撓性の基板、特にフィルム状の基板を用いた場合では、検出チップ10Aを作製している際に、該基板3を巻き取りながら製造することが可能となる。そのため、量産性が向上すると共に、保管に際して省スペース化を図ることが可能となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に関る検出チップ10Bの作製方法を説明する。
まず、繊維2bに抗体等の分子認識機能を有した分子1を固定する。固定方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、物理吸着法、化学吸着法、カルボジイミドまたはグルタルアルデヒドを用いた共有結合法など従来公知の方法で行える。
なお、繊維2bに分子認識機能を有した分子1を固定した状態で保存することも可能である。この際、繊維2bを巻き取った状態で保存しておくことができるため、省スペース化が図れる。
次に、分子認識機能を有した分子1が固定された繊維2bを、基板3の所望の位置に配置する。
以上で、本発明の第2実施形態に関る検出チップ10Bを作製することができる。なお、検出チップ10BをSPR測定に用いる際には、上述した第1実施形態の際と同様に、基板3の被測定部となる領域を含む面3aに金薄膜4を予めスパッタなどにより形成しておく。
本発明の検出チップ10Bは、作製の際に特殊な製造装置、材料等を必要としないため、コストを削減することができる。
基板3として可撓性の基板、特にフィルム状の基板を用いた場合では、検出チップ10Bを作製している際に、完成した検出チップ10Bを巻き取りながら製造することが可能となる。そのため、量産性が向上すると共に、保管に際して省スペース化を図ることが可能となる。
本発明は、SPRに用いる検出チップに適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る検出チップの一例を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係る検出チップの他の一例を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係る検出チップの他の一例を模式的に示した図である。 本発明の第2実施形態に係る検出チップの一例を模式的に示した図である。 本発明の第2実施形態に係る検出チップの他の一例を模式的に示した図である。 本発明の第2実施形態に係る検出チップの他の一例を模式的に示した図である。
符号の説明
1 分子認識機能を有する分子、2 液浸透性スペーサ、2a ビーズ、2b 繊維、3 基板、4 金薄膜、5 第二基板、6 流路、10(10A,10B) 検出チップ。

Claims (7)

  1. 第一基板と、
    分子認識機能を有する分子が固定された複数の液浸透性スペーサとを備え
    前記液浸透性スペーサは、液体試料が表面張力により液浸透性スペーサ間を伝わって、前記液体試料用の流路となるように前記第一基板上にパターニングされており、
    前記複数の液浸透性スペーサが前記第一基板と前記第一基板と対向する第二基板とで挟まれていることを特徴とする検出チップ。
  2. 前記スペーサがビーズであることを特徴とする請求項1に記載の検出チップ。
  3. 前記スペーサが繊維であることを特徴とする請求項1に記載の検出チップ。
  4. 前記基板が可撓性を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の検出チップ。
  5. 前記基板は透明であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の検出チップ。
  6. 前記基板の被測定部には、金薄膜が配されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の検出チップ。
  7. 前記スペーサが直線状に配されていることを特徴とする請求項6に記載の検出チップ。
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