JP4970666B2

JP4970666B2 - Plastic bag

Info

Publication number: JP4970666B2
Application number: JP2001192354A
Authority: JP
Inventors: 辰郎野口
Original assignee: Nihon Matai Co Ltd
Current assignee: Nihon Matai Co Ltd
Priority date: 2001-06-26
Filing date: 2001-06-26
Publication date: 2012-07-11
Anticipated expiration: 2021-06-26
Also published as: JP2003011982A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
この発明は、バックインボックス用内袋として用いられるプラスチック製袋に関し、特にその強化に関する。
【０００２】
【従来の技術】
バックインボックスは、内袋に液体や粉体などの内容物を充填し、内袋のみを使い捨てにすることにより、外箱を繰り返し再利用可能にしたものであり、従来の缶やビンなどの容器に比べ、軽い、使用しない時には折畳むことができる、割れない、錆びない等の特色を有し、従来の液体輸送用容器に代えて近年急速に普及している。
【０００３】
バックインボックス用の内袋には、その製造方法の違いによって真空成形タイプ、ブロー成形タイプおよびフィルムタイプの３つのタイプがある。このうちフィルムタイプは、インフレーション或いはＴダイによる押出し成形によって製膜されたフィルムをヒートシールにより製袋したもので、素材選択の自由度が高く、他のタイプに比べ、適用範囲が非常に広いという特長を有している。
【０００４】
このフィルムタイプの内袋を製造する方法としては、上述したようなヒートシール可能なフィルムを二枚重ねた後、四方シールするか、例えば、図８に示すようにチューブ状のものをガセット折し両側折込み部をそれぞれ斜線状にシールし６面体にする方法が一般的である。後者の場合には、内袋の立体形状を外箱と一致するようにできるので、外箱とほぼ同じ容積を確保することができ、しかも外箱との摩擦による袋の損傷がないという利点がある。本発明者らは、さらにガゼット折したチューブ或いはプラスチックフィルムを重ねた積層体を、多角形の輪郭を有する金型でヒートシールすることによって、単一のヒートシール工程で極めて容易に外箱と同一形状となる内袋を製造する方法を提案している（特開2001-19038号（特願平11-198426号）、特願平11-349149号）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、バックインボックス用内袋は３〜５０リットル程度の容積のものが一般的であり、これに液体や粉体などを充填する場合、内袋にはかなりの負荷がかかることになる。バックインボックスが、ヒートシールで形成されたものの場合、この負荷はヒートシールされた部分に集中する。特に、図８に示すような、ガゼット折りしたチューブを用いて４枚のプラスチックシートを一点で接合した内袋80では、この接合点81に引張り力が集中し、このため、内容物充填時や取り扱い時などにこの接合部から袋が破損するおそれがあった。
【０００６】
またバックインボックス用内袋は、搬送の途上などで、外部からの衝撃を受けることがあるが、この場合にも、それによる内圧の変動による引張り力がヒートシールの接合点に集中し、ここから袋が破損する可能性がある。
【０００７】
そこで本発明は、フィルムタイプのバックインボックス用内袋、特に３枚以上のプラスチックシートを接合する接合部を有するバックインボックス用内袋において、接合部に集中する引張り力を回避して、内容物の充填時や取り扱い時における袋の破損を防止することができるバックインボックス用内袋を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決する手段】
上記目的を達成する本発明のプラスチック製袋は、ヒートシール面が内側に相対応している一対のプラスチックフィルム部の間に、一ヶ所以上の折曲状のプラスチックフィルム部を折曲部が内部となるように形成してなるバックインボックス内袋用のプラスチック製袋であって、前記折曲部の折曲方向の両端で、プラスチックフィルム部同士がヒートシールされてなるヒートシール部を有し、当該両端のヒートシール部は、それぞれ、前記一対のプラスチックフィルム部及び前記折曲状のプラスチックフィルム部の折曲部が接合された接合点と、当該接合点に連続する辺部とを有し、前記接合点は、接合によって形成される面に対して突出する凸部を有し、前記凸部の高さ及び幅は、前記辺部の長さの２５分の１から５０分の１であることを特徴とする。

【０００９】
本発明のバックインボックス用内袋であるプラスチック製袋（以下、単に本発明のプラスチック製袋と略す）において、プラスチッククフィルム部の接合点の凸部は、接合点に集中する引っ張り応力を回避する回避部となるものであり、この回避部は、ヒートシールされた袋を膨張させたときに形成される袋の壁面に対し、突出している形状を有する。このような回避部は、本発明のプラスチック製袋をヒートシールする際のヒートシールの輪郭の一部、即ち前記接合点に相当する部分において、外側に突出する凸部を有する輪郭を用いることにより形成することができる。
【００１０】
本発明のプラスチック製袋は、例えば、積層体から製造する場合、１組(２枚)のプラスチックシートと２枚の折曲状プラスチックシートを接合する輪郭として、プラスチックシートの折曲部と交差する部分において外側に突出する形状の輪郭を用いているため、これに対応する袋の部分は、接合後の内袋の内側から圧力をかけた場合、凸状の空隙となり、１点に引張り力が集中することがなくなる。従って、内容物の充填や外部からの衝撃等により内袋の内圧が高くなったときにも、この接合部から破損することを防止できる。
【００１１】
なお、上述した形状の輪郭は、ヒートシールに用いる金型として、略多角形の金型を用い、この金型の該当する頂点部分の形状を外側に突出する形状にしておくことにより容易に達成できる。或いは、ガゼット折りしたチューブの端部を単に直線状或いは曲線状にヒートシールする場合において、ヒートシール幅を大きくして該当する部分（ガゼット折部との交差部分）に回避部を形成するための凹部（非ヒートシール部）を形成しておくことによっても達成できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のバックインボックス用内袋であるプラスチック製袋の一実施形態およびその製造方法を詳細に説明する。
【００１４】
本発明の内袋は、特開2001-19038号公報に記載されたバックインボックス用内袋とほぼ同様の製造方法で製造することができる。この方法ではヒートシールに用いる金型の形状を特殊な形状とすることを一つの特徴としている。
【００１５】
上記製造方法では、例えば図１に示すように、原料として２枚の平面状フィルム10と、少なくとも１枚の折曲状フィルム20とを用いる。２枚の平面状フィルム10は、それぞれヒートシール可能な材料からなる面11を有し、ヒートシール可能な面11が向き合うように配置し、その間に折曲状フィルム20の折曲部21が内部、折畳まれて二重になった端部が外側となるように配置し、所定の輪郭を有する金型で一括ヒートシールする。このため折曲状フィルム20は、折畳んだ外面となった面22がヒートシール可能な材料から構成される。こうして、例えば図４に示すように２枚の折曲状フィルム20を用いて略六角形の輪郭でヒートシールした場合には、内容物を充填したときに直方体或いは立方体となる袋が得られる。
【００１６】
或いは、複数枚の平面状フィルムを用いる代わりに、図２に示すように、ガゼット折りしたチューブ30を用いる。このチューブは、内面がヒートシール可能な材料で、外面の少なくともシールされる部分は非ヒートシール材料か、又はシールできない加工がされたものからなり、図示するように両側をガゼット折りした状態で、所定の輪郭を有する金型で一括ヒートシールすることにより、上記複数フィルムの積層体の場合と同様に、ヒートシール可能な内層どうしが接合し、内容物を充填したときに直方体或いは立方体となる袋が得られる。
【００１７】
材料となるプラスチックフィルム10、20、プラスチックチューブ30としては、ヒートシール時の熱では融着しない材料からなる非ヒートシール層と、熱融着するヒートシール層とを有する積層フィルムを用いる。
【００１８】
非ヒートシール層の材料としては、外部との接触や摩擦に耐える強度、対ピンホール性を備えた合成樹脂の延伸フィルムが用いられる。このような材料として、ナイロン６、ナイロン６６、ナイロン１２等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール等が挙げられ、特にポリアミド或いはポリエステルの二軸延伸フィルムが好適である。
【００１９】
ヒートシール層の材料としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。これらのうち、ヒートシール性、非ヒートシール層との密着性等の点から特に低密度ポリエチレンが好ましく、直鎖状低密度ポリエチレンが特に好ましい。
【００２０】
積層フィルムは、非ヒートシール層とヒートシール層との間或いは非ヒートシール層の外側に、ガスバリアー性や強度を高めるために１ないし複数の層を設けてもよい。例えば強度を高めるものとして、紙、織布、不織布等が挙げられる。ガスバリアー層は、アルミニウム箔、ステンレス箔などの金属箔や、アルミニウム、亜鉛、チタン、スズ、クロム、ニッケル、鉄、銅、金、銀等の金属、合金或いは金属酸化物の薄膜および酸化ケイ素のような無機酸化物の薄膜を、蒸着法、スパッタリング法またはコーティング法により施したポリエステルやポリアミドのフィルムをラミネートすることにより設けることができる。
【００２１】
次に、このようなヒートシールに用いる金型について説明する。図３に本発明のバックインボックス用内袋の製造に用いるヒートシール用金型の一実施形態を示す。
【００２２】
この金型40は、図示するように、一定のヒートシール幅を有する略六角形の形状を有し、六角形の一つの辺には、内袋の開口部に対応する開口用シール部42が形成されている。また六角形の、図中上下に位置する頂点部分43には、それを挟む二辺41に連続して凸部が形成されている。凸部のサイズ（高さおよび幅）は、六角形の大きさ、即ち内袋の大きさによっても異なるが、辺41の長さの２５分の１から５０分の１程度とする。
【００２３】
このように構成される金型は、図４に示すように、２枚の折曲状フィルム20の折曲部21(或いはチューブ30のガゼット折り部31)が相対する部分ｐに、頂点部分43が位置するようにしてヒートシールに供される。この際、金型40の六角形の辺の部分では、平面状フィルム10とそれに接する折曲状フィルム20（チューブの外側部分とガゼット折りされた内側の部分）とが接合され、部分ｐでは、上下２枚の平面状フィルム10、10と、左右２枚の折曲状フィルム20、20が接合され、結果として膨らませたときの立体形状が略立方体または直方体の袋50が形成される。膨らませる前の袋50において、平面状フィルム10、10に相当する部分が一対のプラスチックフィルム部53となり、折曲状フィルム20、20が折曲状のプラスチックフィルム部（折曲状プラスチックフィルム部）54となる。また袋50のヒートシールされた部分（ヒートシール部55）は、金型の六角形の各辺に相当する部分で接合されている部分（辺部57）と、一対のプラスチックフィルム部53と折曲状プラスチックフィルム部55とが接合している部分（接合点59）とがあり、この接合点59に凸部51が形成される。
【００２４】
頂点部分43が90度の六角形であれば、この立体形状において、頂点部分ｐは４枚のフィルムが接合された平面となるが、ここでは頂点部分43が六角形の外側に突出しているので、立体形状においては四角錐状の凸部(空隙)51が形成される。接合部分にこのような凸状の空隙51を設けたことにより、袋にかかる引張り力が接合部分に集中するのを分散し、袋の破損を防止する力が大幅に向上する。
【００２５】
なお、図３では4枚のプラスチックフィルムからなる積層体に適用する金型を示したが、ガゼット折りのチューブの場合には、図５に示すように、六角形の対向する左右二辺を省き、二辺41と上記のように変形した頂点43とからなる金型一対を上下に相対して、所定の間隔（左右二辺の長さに該当する間隔）で配置した金型40’を用いることができる。
【００２６】
次に、このような金型を用いた本発明のバックインボックス用内袋の製造方法を、ガゼット折りチューブを用いた実施形態に基づき説明する。
【００２７】
まず図６に示すように、インフレーション法によって形成したチューブ30を供給部61から繰り出しながら、両端を内側に折込みガゼット折りにし（62）、ヒートシール部63に供給する。ヒートシール部63において、チューブのヒートシール層が熱融着する温度に加熱された上下相対して一体となった金型40’をチューブ30に押し当て、ヒートシールする。この際、金型40’の頂点43が、ガゼット折りされたチューブの中央に一致するようにする。ついで、ヒートシール用金型40と同じ輪郭を有する切断刃60でシールされたチューブの外側を切断する（64）。
【００２８】
これにより、ガゼット折りによって内側になったフィルムと外側のフィルムとが接合され、４面のフィルム面を有する袋50が得られる。金型40’の開口用シール部42によって上下２箇所に突き出した部分が形成されるので、その一方を直線状に切り取って袋の開口部が形成される。この開口部には、必要に応じて、内容物を注入排出するためのスパウト口52を設ける。
【００２９】
このように製造された内袋は、図７に示すように、厚紙、段ボール等の箱、或いはプラスチック製成型または金属製の容器等からなる外箱70の内袋50として用いる。この内袋50は、外箱70とほぼ同じ形状となるため、外箱70との摩擦や衝突による刺激を最小にすることができる。また内袋には内容物の充填時や外部から衝撃が加わったときに、引張り力が作用するが、凸状回避部を設けてあり、この力が複数のプラスチックフィルムの接合点に集中することがなく分散されるので、破損等を防止できる。
【００３０】
なお、以上説明した実施形態では、六角形の輪郭を有する金型を用いて立方体(直方体)の内袋を製造する場合を説明したが、内側に位置する折曲状プラスチックフィルムの数や金型の形状を変えることにより、立方体や直方体以外の外箱の形状に対応する種々の形状の内袋とすることが可能である。例えば平面状フィルムの間に折曲状プラスチックフィルムを両側2組以上に重ねてヒートシールすることにより、円筒形に近い形状の内袋を製造することができる。また開口部の形状についても、つる首状に長くするなど、適宜変更することができる。
【００３２】
【発明の効果】
本発明によれば、折り曲げ部又はガゼットの接合部に集中する引張り力を、隣接する位置に設けた凸状の回避部により分散して回避し、内容物の充填時や取り扱い時における袋の破損を防止することができるバックインボックス用内袋が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のプラスチック製袋（バックインボックス用内袋）に用いるプラスチックフィルム積層体の一実施形態を示す断面図。
【図２】本発明のプラスチック製袋（バックインボックス用内袋）に用いるガゼット折りチューブの一実施形態を示す断面図。
【図３】本発明のプラスチック製袋（バックインボックス用内袋）の製造に用いる金型の一実施形態を示す図。
【図４】図３に示す金型を用いたヒートシールを説明する図。
【図５】本発明のプラスチック製袋（バックインボックス用内袋）の製造に用いる金型の他の実施形態を示す図。
【図６】本発明のプラスチック製袋（バックインボックス用内袋）の製造工程を説明する図。
【図７】本発明のバックインボックス用内袋の一実施例を示す図。
【図８】従来のバックインボックス用内袋を示す図。
【符号の説明】
10・・・平面状フィルム
20・・・折曲状フィルム
30・・・チューブ
50・・・内袋
51・・・凸部
53・・・プラスチックフィルム部
54・・・折曲状プラスチックフィルム部
55・・・ヒートシール部
57・・・辺部
59・・・接合点
70・・・外箱[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a plastic bag used as an inner bag for a back-in box , and more particularly to its reinforcement.
[0002]
[Prior art]
The back-in box is a container that can be reused repeatedly by filling the inner bag with contents such as liquid and powder and making only the inner bag disposable. Compared with containers, they are light, can be folded when not in use, do not break, do not rust, and have rapidly spread in recent years in place of conventional liquid transport containers.
[0003]
There are three types of back-in-box inner bags, vacuum forming type, blow molding type and film type, depending on the manufacturing method. Among these, the film type is a film formed by heat sealing with a film formed by inflation or extrusion using a T-die, and the degree of freedom of material selection is high, and the application range is very wide compared to other types. Has features.
[0004]
As a method of manufacturing this film-type inner bag, after stacking two heat-sealable films as described above, they are sealed in four directions or, for example, a tube-shaped one is gusseted and folded on both sides as shown in FIG. A general method is to form a hexahedron by sealing each portion in a diagonal line. In the latter case, the three-dimensional shape of the inner bag can be made to coincide with the outer box, so that the same volume as the outer box can be secured, and the bag is not damaged by friction with the outer box. is there. The inventors of the present invention can very easily perform the same process as the outer box in a single heat-sealing process by heat-sealing a laminated body of gusset-folded tubes or plastic films with a mold having a polygonal outline. A method for manufacturing an inner bag having a shape has been proposed (Japanese Patent Application No. 2001-19038 (Japanese Patent Application No. 11-198426), Japanese Patent Application No. 11-349149).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the inner bag for the back-in box generally has a volume of about 3 to 50 liters, and when this is filled with liquid or powder, a considerable load is applied to the inner bag. When the back-in box is formed by heat sealing, this load is concentrated on the heat-sealed portion. In particular, in an inner bag 80 in which four plastic sheets are joined at one point by using a gusset-folded tube as shown in FIG. 8, the tensile force is concentrated at the joining point 81. There was a possibility that the bag might be damaged from this joint portion during handling.
[0006]
In addition, the back-in-box inner bag may be subject to external impacts during transportation, etc., but in this case as well, the tensile force due to fluctuations in the internal pressure is concentrated at the heat-seal joint point. The bag may be damaged.
[0007]
Therefore, the present invention avoids the tension force concentrated on the joint portion in the inner bag for the film type back-in box, particularly the inner bag for the back-in box having the joint portion for joining three or more plastic sheets. It is an object of the present invention to provide an inner bag for a back-in box that can prevent the bag from being damaged during filling or handling.
[0008]
[Means for solving the problems]
The plastic bag according to the present invention that achieves the above object has a folded plastic film part having one or more bent plastic film parts between a pair of plastic film parts corresponding to the inside of the heat seal surface. It is a plastic bag for a back-in-box inner bag formed so as to have a heat seal part in which the plastic film parts are heat sealed at both ends in the folding direction of the bent part. The heat seal portions at both ends each have a joint point where the bent portions of the pair of plastic film portions and the bent plastic film portion are joined, and a side portion continuous to the joint points. The joint point has a convex portion protruding with respect to the surface formed by the joint, and the height and width of the convex portion is 1/25 to 1/50 of the length of the side portion. To be And butterflies.

[0009]
In the plastic bag which is the inner bag for the back-in box of the present invention (hereinafter simply referred to as the plastic bag of the present invention), the convex portion of the joint of the plastic film portion avoids the tensile stress concentrated on the joint. This avoiding portion has a shape protruding from the wall surface of the bag formed when the heat-sealed bag is inflated. Such an avoiding portion is formed by using a contour having a protruding portion protruding outward in a part of the contour of the heat seal when the plastic bag of the present invention is heat-sealed , that is, in a portion corresponding to the joint point. Can be formed.
[0010]
When the plastic bag of the present invention is manufactured from, for example, a laminate, it intersects with the bent portion of the plastic sheet as an outline for joining one set (two sheets) of plastic sheets and two bent plastic sheets. Since the contour of the shape protruding outward is used at the portion, the corresponding bag portion becomes a convex gap when pressure is applied from the inside of the inner bag after joining, and a tensile force is applied to one point. Concentration is lost. Therefore, even when the inner pressure of the inner bag becomes high due to the filling of the contents or the impact from the outside, it is possible to prevent the joint from being damaged.
[0011]
In addition, the outline of the shape mentioned above is easily achieved by using a substantially polygonal mold as a mold used for heat sealing, and making the shape of the corresponding apex portion of the mold project outward. it can. Alternatively, when heat-sealing the end of a tube that has been folded into a gusset simply in a straight or curved shape, the heat seal width is increased to form an avoidance portion at the corresponding portion (intersection with the gusset fold). This can also be achieved by forming a recess (non-heat seal portion).
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a plastic bag which is an inner bag for a back-in box of the present invention and a manufacturing method thereof will be described in detail.
[0014]
The inner bag of the present invention can be manufactured by a manufacturing method almost the same as the inner bag for back-in box described in JP-A-2001-19038. One feature of this method is that the mold used for heat sealing has a special shape.
[0015]
In the manufacturing method, for example, as shown in FIG. 1, two planar films 10 and at least one bent film 20 are used as raw materials. The two flat films 10 each have a surface 11 made of a heat-sealable material, and are arranged so that the heat-sealable surfaces 11 face each other, and the bent portion 21 of the folded film 20 is located inside. Then, it is arranged so that the folded and double ends are on the outside, and batch heat sealing is performed with a mold having a predetermined contour. For this reason, the folded film 20 is made of a material that can be heat-sealed on the surface 22 that is a folded outer surface. Thus, for example, as shown in FIG. 4, when heat-sealing with a substantially hexagonal outline using two folded films 20, a bag that becomes a rectangular parallelepiped or a cube when the contents are filled is obtained.
[0016]
Alternatively, instead of using a plurality of planar films, a gusset-folded tube 30 is used as shown in FIG. This tube is made of a material that can be heat-sealed on the inner surface, and at least a sealed portion of the outer surface is made of a non-heat-sealing material or a material that cannot be sealed. A bag that forms a rectangular parallelepiped or a cube when the heat-sealable inner layers are joined and filled with the contents, as in the case of the laminate of the plurality of films, by heat-sealing with a mold having a predetermined contour. Is obtained.
[0017]
As the plastic films 10 and 20 and the plastic tube 30 as materials, a laminated film having a non-heat sealing layer made of a material that is not fused by heat at the time of heat sealing and a heat sealing layer that is heat-sealed is used.
[0018]
As a material for the non-heat seal layer, a stretched film of a synthetic resin having strength to withstand external contact and friction and resistance to pinholes is used. Examples of such materials include polyamides such as nylon 6, nylon 66, and nylon 12, polyesters such as polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate, ethylene-vinyl alcohol copolymers, polyvinyl alcohol, and the like. A stretched film is preferred.
[0019]
Materials for the heat seal layer include high density polyethylene, medium density polyethylene, low density polyethylene, polyolefin such as polypropylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-methacrylate copolymer, ethylene-ethyl acrylate copolymer, ethylene- Examples include methyl methacrylate copolymer, ethylene-ethyl acrylate copolymer, ethylene-ethyl methacrylate copolymer, ionomer and the like. Of these, low density polyethylene is particularly preferable from the viewpoints of heat sealability, adhesion to the non-heat seal layer, and the like, and linear low density polyethylene is particularly preferable.
[0020]
In the laminated film, one or more layers may be provided between the non-heat seal layer and the heat seal layer or outside the non-heat seal layer in order to improve the gas barrier property and strength. For example, paper, a woven fabric, a non-woven fabric, etc. are mentioned as a thing which raises an intensity | strength. The gas barrier layer is made of metal foil such as aluminum foil and stainless steel foil, metal such as aluminum, zinc, titanium, tin, chromium, nickel, iron, copper, gold, silver, alloy or metal oxide thin film, and silicon oxide. Such an inorganic oxide thin film can be provided by laminating a polyester or polyamide film applied by vapor deposition, sputtering or coating.
[0021]
Next, the metal mold | die used for such a heat seal is demonstrated. FIG. 3 shows an embodiment of a heat seal mold used for manufacturing the inner bag for the back-in box of the present invention.
[0022]
As shown in the figure, the mold 40 has a substantially hexagonal shape having a constant heat seal width, and an opening seal portion 42 corresponding to the opening portion of the inner bag is formed on one side of the hexagon. Is formed. In addition, a convex portion is formed on the apex portion 43 of the hexagon located at the top and bottom in the figure, continuously from the two sides 41 sandwiching it. The size (height and width) of the convex portion varies depending on the size of the hexagon, that is, the size of the inner bag, but is about 1/25 to 1/50 of the length of the side 41 .
[0023]
As shown in FIG. 4, the mold configured in this way has a vertex portion 43 at a portion p where the bent portions 21 of the two folded films 20 (or the gusset folded portion 31 of the tube 30) face each other. Is provided for heat sealing. At this time, in the hexagonal side portion of the mold 40, the planar film 10 and the bent film 20 (the outer portion of the tube and the inner portion of the gusset) that are in contact with the planar film 10 are joined. The two upper and lower planar films 10 and 10 and the two right and left folded films 20 and 20 are joined, and as a result, a bag 50 having a substantially cubic or rectangular parallelepiped shape is formed. In the bag 50 before being inflated, the portions corresponding to the planar films 10 and 10 become a pair of plastic film portions 53, and the folded films 20 and 20 are bent plastic film portions (folded plastic film portions). 54. The heat-sealed portion of the bag 50 (heat-sealed portion 55) is folded between the portion (side portion 57) joined at the portion corresponding to each side of the hexagon of the mold, and the pair of plastic film portions 53. There is a portion (joining point 59) where the curved plastic film portion 55 is joined, and a convex portion 51 is formed at the joining point 59.
[0024]
If the apex portion 43 is a hexagon of 90 degrees, in this solid shape, the apex portion p is a plane on which four films are joined, but here the apex portion 43 protrudes outside the hexagon. In the three-dimensional shape, quadrangular pyramid-shaped convex portions (voids) 51 are formed. By providing such a convex gap 51 in the joint portion, the concentration of the tensile force applied to the bag on the joint portion is dispersed, and the force for preventing breakage of the bag is greatly improved.
[0025]
3 shows a mold applied to a laminate made of four plastic films, but in the case of a gusset-folded tube, as shown in FIG. 5, the two opposite left and right sides of the hexagon are omitted. A mold 40 ′ is used in which a pair of molds composed of two sides 41 and a vertex 43 deformed as described above are vertically opposed and arranged at a predetermined interval (interval corresponding to the length of the left and right sides). be able to.
[0026]
Next, the manufacturing method of the inner bag for back in boxes of this invention using such a metal mold | die is demonstrated based on embodiment using a gusset folding tube.
[0027]
First, as shown in FIG. 6, while feeding the tube 30 formed by the inflation method from the supply unit 61, both ends are folded inward (62) and supplied to the heat seal unit 63. In the heat seal portion 63, the die 40 ′, which is heated up to the temperature at which the heat seal layer of the tube is heat-sealed, is pressed against the tube 30 and heat-sealed. At this time, the apex 43 of the mold 40 ′ is made to coincide with the center of the tube that has been gusset folded. Next, the outside of the tube sealed with the cutting blade 60 having the same contour as the heat sealing mold 40 is cut (64).
[0028]
Thereby, the film which became inside by gusset folding, and the outer film are joined, and the bag 50 which has four film surfaces is obtained. Since the opening projecting portion 42 of the mold 40 ′ protrudes in two places on the upper and lower sides, one of them is cut out in a straight line to form the opening of the bag. The opening is provided with a spout port 52 for injecting and discharging contents as required.
[0029]
As shown in FIG. 7, the inner bag manufactured in this way is used as an inner bag 50 of an outer box 70 made of a cardboard, a cardboard box, or a plastic molded or metal container. Since the inner bag 50 has substantially the same shape as the outer box 70, it is possible to minimize irritation caused by friction and collision with the outer box 70. In addition, the inner bag has a tensile force when it is filled with contents or when an impact is applied from the outside, but it has a convex avoidance part, and this force is concentrated at the junction of multiple plastic films. Since there is no dispersion, breakage and the like can be prevented.
[0030]
In the embodiment described above, a case has been described in which a cubic (cuboid) inner bag is manufactured using a mold having a hexagonal outline, but the number of bent plastic films and molds located on the inside are described. By changing the shape of the inner bag, it is possible to make inner bags of various shapes corresponding to the shape of the outer box other than a cube or a rectangular parallelepiped. For example, an inner bag having a shape close to a cylindrical shape can be manufactured by placing two or more sets of bent plastic films between two flat films and heat-sealing them. Also, the shape of the opening can be appropriately changed, for example, it can be elongated in a vine neck shape.
[0032]
【Effect of the invention】
According to the present invention, the tensile force concentrated on the bent portion or the joint portion of the gusset is dispersed and avoided by the convex avoiding portion provided at the adjacent position, and the bag breaks when filling or handling the contents. An inner bag for a back-in box that can prevent this is provided .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a plastic film laminate used for a plastic bag (back-in-box inner bag) of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an embodiment of a gusset folding tube used in the plastic bag (back-in-box inner bag) of the present invention.
FIG. 3 is a view showing an embodiment of a mold used for manufacturing a plastic bag (inner bag for back-in box ) according to the present invention.
4 is a view for explaining heat sealing using the mold shown in FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is a view showing another embodiment of a mold used for manufacturing a plastic bag (inner bag for back-in box ) according to the present invention.
FIG. 6 is a view for explaining a manufacturing process of the plastic bag (back-in-box inner bag) of the present invention.
FIG. 7 is a view showing an embodiment of an inner bag for a back-in box according to the present invention.
FIG. 8 is a view showing a conventional back-in-box inner bag.
[Explanation of symbols]
10 Flat film
20 ... Folded film
30 ... Tube
50 ... inner bag
51 ... convex
53 ・・・ Plastic film part
54 ・・・ Bent plastic film
55 ・・・ Heat seal
57 ・・・ Side
59 ・・・ Junction point
70 ・・・ Outer box

Claims

Between a pair of plastic film portions heat sealed surface is phase corresponding to the inner, back-box bag obtained by forming the plastic film portion of one place or more bent shape so bent portion is internal A plastic bag for
Wherein in folding opposite ends of the bent portion has a heat-sealed portion of the plastic film portions are formed by heat-sealing, heat-sealed portion of the both ends, respectively, the pair of plastic film portion and the bent structure The bent portion of the plastic film portion has a joint point and a side portion continuous to the joint point, and the joint point has a protruding portion that protrudes with respect to the surface formed by the joint. ,
The plastic bag, wherein the height and width of the convex part are 1/25 to 1/50 of the length of the side part.