JP4961639B2 - 燃料電池の流体もれ検査方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池、とくに固体高分子電解質型燃料電池の、燃料ガス、酸化ガス、冷媒のそれぞれの流体のもれを検出する、燃料電池の流体もれ検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体高分子電解質型燃料電池は、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一面に配置された触媒層および拡散層からなる電極(アノード、燃料極)および電解質膜の他面に配置された触媒層および拡散層からなる電極(カソード、空気極)とからなる膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )と、アノード、カソードに燃料ガス(水素)および酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための流体通路を形成するセパレータとからセルを構成し、複数のセルを積層してモジュールとし、モジュールを積層してモジュール群を構成し、モジュール群のセル積層方向両端に、ターミナル、インシュレータ、エンドプレートを配置してスタックを構成し、スタックをセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート)にて固定したものからなる。
固体高分子電解質型燃料電池では、アノード側では、水素を水素イオンと電子にする反応が行われ、水素イオンは電解質膜中をカソード側に移動し、カソード側では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる)から水を生成する反応が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
ジュール熱およびカソードでの水生成反応で出る熱を冷却するために、セパレータ間には、各セル毎にあるいは複数個のセル毎に、冷却媒体(通常は冷却水)が流れる冷媒流路が形成されており、燃料電池を冷却している。また、燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路は、互いから、かつ外部から、シールされている。
燃料電池は組立過程の途中で、および製品となった段階で、燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路のシールの良否が検査される。
特開平5−205762号公報は、燃料電池の単セルのガスもれを検知し、シール特性を評価できる評価装置を開示している。そこでは、燃料ガス流路と反応空気ガス流路に窒素ガスを供給するとともに差圧をもたせて、燃料ガス流路から反応空気ガス流路にもれるガス流量を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本来は、燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路のそれぞれの間での、あるいは燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路と外部への、流体もれが検査されなければならいのにかかわらず、上記従来方法による場合は、燃料ガス流路から酸化ガス流路へのガスもれしか検出できないこと、また、上記従来方法を全流体流路に同時に適用しても、どの流路からどの流路へ、またはどの流路から外部へ、もれているのかが判断できないこと、等の問題があり、どこをどう補修あるいは設計変更すればよいのかがわからない。
また、各流体流路間の検出値または各流体流路から外部への検出値に差がある場合は、もれ量の小(たとえば、燃料ガス流路と酸化ガス流路の一方から冷媒流路および外部へのもれ)の検出値が、もれ量の大(たとえば、燃料ガス流路と酸化ガス流路の一方から他方へのもれ)の検出値の誤差範囲に含まれてしまってもれ量の小のもれを精度よく検出することが難しいという問題もある。
本発明の目的は、燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路、外部との間の流体もれが検査でき、どの流体流路からどの流体流路へ、またはどの流体流路から外部へ、もれているのかが判断できる、燃料電池の流体もれ検査方法を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、上記目的に加うるに、各流体流路間のもれ量に差があっても精度よく各もれ量を検出できる、燃料電池の流体もれ検査方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) リーク検査される燃料電池の燃料ガスの流体流路と酸化ガスの流体流路のうち何れか一方の流体流路からなる第1のガス流体流路および他方の流体流路からなる第2のガス流体流路と、冷媒の流体流路と、前記燃料電池を入れるチャンバと、前記第1のガス流体流路、第2のガス流体流路、冷媒流体流路、チャンバに接続する第1、第2、第3、第4の配管と、第1、第2、第3、第4の配管の合流配管に対して1つ設けられたまたは第1、第2、第3、第4の各配管に設けられた、検査流体を検出するディテクタと、を備えた流体もれ検査装置を用いて実行される、燃料電池の流体もれ検査方法であって、
チャンバを真空にして前記第1のガス流体流路、第2のガス流体流路、冷媒流体流路を真空にする工程と、
前記第1のガス流体流路に検査流体を注入し前記第2、第3、第4の配管を開にして前記第2のガス流体流路、冷媒流体流路、チャンバへのもれをディテクタにより検出する第1の工程と、
前記第1のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記第2のガス流体流路に検査流体を注入し前記第3、第4の配管を開にして前記冷媒流体流路、チャンバへのもれをディテクタにより検出する第2の工程と、
前記第1のガス流体流路と第2のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記冷媒流体流路に検査流体を注入し前記第4の配管を開にして前記チャンバへのもれをディテクタにより検出する第3の工程と、
前記第1のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記第2のガス流体流路に検査流体を注入することなく前記第2の配管を開にし前記第2のガス流体流路へのもれを検出する第4の工程と、
前記第1のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記第2のガス流体流路と冷媒流体流路に検査流体を注入することなく前記第3の配管を開にし前記冷媒流体流路へのもれを検出する第5の工程と、
前記第1のガス流体流路と第2のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記冷媒流体流路に検査流体を注入することなく前記第3の配管を開にし前記冷媒流体流路へのもれを検出する第6の工程と、
を備え、
第1の工程でもれが検出されない時は第2の工程に進み第1の工程でもれが検出された時は第4の工程に進み、
第2の工程でもれが検出されない時は第3の工程に進み第2の工程でもれが検出された時は第6の工程に進み、
第3の工程でもれが検出されない時は合格と判定し第3の工程でもれが検出された時は前記冷媒流体流路から前記チャンバへのもれがあると判定し、
第4の工程でもれが検出された時は前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれがあると判定し第4の工程でもれが検出されない時は第5の工程へ進み、
第5の工程でもれが検出された時は前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路へのもれがあると判定し第5の工程でもれが検出されない時は前記第1のガス流体流路から前記チャンバへのもれがあると判定し、
第6の工程でもれが検出された時は前記第2のガス流体流路から前記冷媒流体流路へのもれがあると判定し第6の工程でもれが検出されない時は前記第2のガス流体流路から前記チャンバへのもれがあると判定する、
燃料電池の流体もれ検査方法。
(2) 前記第1の工程を、前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれを検出する工程と、前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路および前記チャンバへのもれを検出する工程とに分け、
前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれを検出する工程と、前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路および前記チャンバへのもれを検出する工程とを、前記第2の工程や、第3の工程の前に行う、(1)記載の燃料電池の流体もれ検査方法。
(3) 前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれを検出する工程を、前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路および前記チャンバへのもれを検出する工程より先に実施する(2)記載の燃料電池の流体もれ検査方法。
【0005】
上記(1)の燃料電池の流体もれ検査方法では、上記(1)のように構成したので、第1のガス流体流路、第2のガス流体流路、冷媒の流体流路、チャンバの間の流体もれが検査でき、どの流体流路からどの流体流路へ、またはどの流体流路から外部へ、もれているのかが判断できる。
上記(2)の燃料電池の流体もれ検査方法では、第1の工程を、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する工程と、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを検出する工程とに分けたので、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれ量と第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれ量との間に大小があるにもかかわらず、もれ量小のもれがもれ量大のもれの誤差範囲に含まれてしまうことがなく、各もれを精度よく検出することができる。
上記(3)の燃料電池の流体もれ検査方法では、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する工程を、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを検出する工程より先に実施するので、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する時間を短くすることにより、検査ガスの配管への付着量が少なくなって、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを検出する工程でノイズをひろうことが少なくなり、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを高精度に検査できることを維持したまま、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する時間を短くした分、検査時間を短縮することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明実施例の燃料電池の流体もれ検査方法を図1〜図16を参照して、説明する。
図中、図1〜図8は本発明の実施例1を示し、図10〜図14は本発明の実施例2を示し、図9、図15、図16は本発明の実施例1と実施例2の何れにも適用可能である。
まず、本発明の何れの実施例にも適用可能な部分を説明する。
本発明の方法が適用される燃料電池は固体高分子電解質型燃料電池10である。本発明の燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
【0007】
固体高分子電解質型燃料電池10は、図15、図16に示すように、イオン交換膜からなる電解質膜11とこの電解質膜11の一面に配置された触媒層12および拡散層13からなる電極14(アノード、燃料極)および電解質膜11の他面に配置された触媒層15および拡散層16からなる電極17(カソード、空気極)とからなる膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )と、電極14、17に燃料ガス(水素)および酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための反応ガス流路27、28(燃料ガス流路27、酸化ガス流路28)および燃料電池冷却用の冷媒(冷却水)が流れる冷媒流路26を形成するセパレータ18とを重ねてセルを形成し、該セルを複数積層してモジュール19とし、モジュール19を積層してモジュール群を構成し、モジュール19群のセル積層方向(燃料電池積層方向)両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置してスタック23を構成し、スタック23をセル積層方向に締め付けセル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材24(たとえば、テンションプレート)とボルト25で固定したものからなる。燃料ガス流路27、酸化ガス流路28、冷媒流路26は、それぞれ、流体流路を構成する。
【0008】
セパレータ18は、燃料ガスと酸化ガス、燃料ガスと冷却水、酸化ガスと冷却水、の何れかを区画するとともに、隣り合うセルのアノードからカソードに電子が流れる電気の通路を形成している。
冷媒流路26はセル毎に、または複数のセル毎(たとえば、モジュール毎)に、設けられる。たとえば、2つのセル毎に1つの冷媒流路26が設けられる。
セパレータ18は、カーボン板に冷媒流路26や燃料ガス流路27、酸化ガス流路28を形成したもの、または、冷媒流路26や燃料ガス流路27、酸化ガス流路28を形成する凹凸のある金属板を複数枚重ね合わせたもの、または、導電性粒子を混入して導電性をもたせた樹脂板に冷媒流路26や燃料ガス流路27、酸化ガス流路28を形成したもの、等の何れかからなる。
燃料ガス流路27、酸化ガス流路28、冷媒流路26は、それぞれから、また外部からシールされなければならない。そのシール性は、燃料電池の組立の途中段階(単セルの段階、モジュールの段階、等)や組立完了時点(スタックの段階)で検査される。
【0009】
本発明の燃料電池の流体もれ検査方法の実施例1、実施例2に共通する部分を、たとえば図1〜図9を参照して、説明する。
図1は本発明の燃料電池の流体もれ検査方法の工程をフローチャートで示しており、図2は該燃料電池の流体もれ検査方法を実施するもれ検査装置をシステムで示しており、図3〜図8は図1の流体もれ検査方法の各工程での各流体流路の検査状態を示している。
図1、図2に示すように、本発明実施例の燃料電池の流体もれ検査方法は、燃料ガス流路27、酸化ガス流路28、冷媒流路26のそれぞれの流体流路に対し順に検査流体を注入し、それぞれの検査流体の注入時点毎に検査流体のもれを検出する流体もれ検査方法からなる。
検査流体は、流体流路を真空にしておきそこに検査流体を注入してその流体流路からもれ出た検査流体をディテクタによって検知する方法による場合は、そのディテクタが検知できるガス、たとえばヘリウム、アルゴンガス、水素などである。
下の説明では、流体流路を真空にしておきそこに検査流体としてヘリウムガスを注入してその流体流路からもれ出たヘリウムガスをヘリウムディテクタによって検知する方法による場合を例にとる。ただし、これに限るものではない。
【0010】
流体流路27、28、26に対する検査流体の注入順序は、どの順でもよい。図1には、燃料ガス流路27、酸素ガス流路28、冷媒流路26の順とした場合を示してある。ただし、酸素ガス流路28、燃料ガス流路27、冷媒流路26の順でもよいし、あるいは冷媒流路26、燃料ガス流路27、酸素ガス流路28の順でもいし、あるいは冷媒流路26、酸素ガス流路28、燃料ガス流路27の順でもよい。
【0011】
図1、図2に示すように、リーク検査される燃料電池(単セルの状態でもよいし、モジュールの状態でもよいし、スタックの状態でもよい)をリーク試験容器内のチャンバー29に入れ、チャンバー内全体を真空引きして、酸素ガス流路28、燃料ガス流路27、冷媒流路26を真空にし、酸素ガス流路28、燃料ガス流路27、冷媒流路26に順に検査流体(たとえば、ヘリウムガス)を注入し、それらからもれる検査流体をディテクタ(検査流体がヘリウムガスの場合は、ディテクタはヘリウムディテクタ)30にて検出する。各流体流路27、28、26とディテクタ30とを結ぶ配管には、その流路を開閉するバルブ31が設けられており、その開閉を選定することにより、流体流路27、28、26を選択的にもれ検査する。ディテクタ30による検出のため、もれ量が定量的に検出される。
【0012】
図1〜図8において、各表示はそれぞれつぎのことを示す。
「水素」:水素(燃料ガス)が注入される室(流体流路)
「酸素」:酸素(酸化ガス)が注入される室(流体流路)
「冷却水」:冷却水が通る室(流体流路)
「外部」:リーク検査される燃料電池外でチャンバー内
「→」 :から・・・へ
【0013】
上記の燃料電池の流体もれ検査方法では、燃料ガス、酸化ガス、冷媒のそれぞれの流体流路26、27、28に対し順に検査流体(たとえば、ヘリウムガス)を注入し、それぞれの検査流体の注入時点毎に検査流体のもれを検出するので、燃料ガス流路27、酸化ガス流路28、冷媒流路26、外部(チャンバー)29との間の流体もれが検査でき、どの流体流路からどの流体流路へ、またはどの流体流路から外部へ、もれているのか、そのもれ量はいくらか、がわかり、どこを補修すればよいか、あるいはどの部品を取り替えればよいか、がわかる。また、あるいは、もれが多くの燃料電池で出るようであればどこを設計変更すべきか、もわかるので、補修、交換、設計変更が従来に比べて格段に効率アップする。
【0014】
なお、図1、図2の例は、全流体流路27、28、26と外部29に対してディテクタ30が1個設けられ、それぞれの配管をディテクタ30に接続している場合であったが、図9に示すように、室27、28、26の各々の配管にディテクタ30を設けることにより、バルブの切り換えをすることなく、同時に各室または外部へのリークを求めることもでき、さらに効率よくもれ検査することができる。図9では、水素室に検査ガスを注入した場合を示しているが、各室に順に検査ガスを注入していくことは、図1の例と同じである。
【0015】
つぎに、本発明の各実施例に特有な部分を説明する。
〔実施例1〕
本発明の実施例1の検査用法では、図1〜図9に示すように、図1の工程101で、水素室(燃料ガス流路27)に検査流体(たとえば、ヘリウムガスとする)を注入して図3の状態とし、酸素室(酸化ガス流路28)、冷却水室(冷媒流路26)、外部(チャンバー29)へのもれを、ディテクタ30により検査する。
工程101で、もれが検出できない場合(OK)は、水素室27からのもれはないとして、工程102に進み、酸素室28、冷却水室26からのもれがあるか否かをさらに検討する。
工程101で、もれが検出された場合(NG)は、水素室から酸素室、冷却水室、外部へのいずれかへのもれがあるとして、工程104に進み、どこへもれているかを更に検討する。
【0016】
工程102では、水素室(燃料ガス流路27)にヘリウムガスを充填したまま、さらに酸素室(酸化ガス流路28)にヘリウムガスを注入して図4の状態とし、冷却水室(冷媒流路29)、外部(チャンバー29)へのもれをディテクタ30により検査する。
工程102で、もれが検出できない場合(OK)は、水素室、酸素室からのもれはないとして、工程103に進み、冷却室からのもれがあるか否かをさらに検討する。
工程102で、もれが検出された場合(NG)は、酸素室から冷却水室、外部へのいずれかへのもれがあるとして、工程106に進み、どこへもれているかを更に検討する。
【0017】
工程103では、水素室(燃料ガス流路27)と酸素室(酸化ガス流路28)にヘリウムガスを充填したまま、さらに冷却水室(冷媒流路29)にヘリウムガスを注入して図5の状態とし、外部(チャンバー29)へのもれをディテクタ30により検査する。
工程103で、もれが検出できない場合(OK)は、水素室、酸素室、冷却水室からのもれはないとして、合格とする。
工程103で、もれが検出された場合(NG)は、冷却水室から外部へのもれがあると判定する。その場合のガス量を検出し、許容値以上であれば、冷却水室から外部へのもれ部を修復するか欠陥部を取り替える。
【0018】
工程104では、水素室(燃料ガス流路27)からのもれがあることが既にわかっているので、水素室から酸素室、冷却水室、外部のいずれにもれているのかを検査する。そのために、酸素室に検査ガスを注入することなく、酸素室(酸化ガス流路28)とディテクタ30とを結ぶ配管を開にして酸素室に水素室からのヘリウムガスのリークがあるか否かを検査する。
工程104で酸素室へのヘリウムガスのリークがあると判定された場合(NG)は、水素室から酸素室へリークしていると判定してそのリーク経路(たとえば、電解質膜に穴があいているような場合)を修復するか、欠陥部を取り替える。
工程104で酸素室へのヘリウムガスのリークがないと判定された場合(OK)は、工程105に進み、さらに水素室から冷却水室と外部の何れにもれているかを検査する。
【0019】
工程105では、水素室(燃料ガス流路27)からのもれがあること、および酸素室(酸化ガス流路28)からのもれがないこと、が既にわかっているので、水素室から冷却水室、外部のいずれにもれているのかを検査する。そのために、酸素室、冷却水室に検査ガスを注入することなく、冷却水室(冷媒流路26)とディテクタ30とを結ぶ配管を開にして冷却水室に水素室からのヘリウムガスのリークがあるか否かを検査する。
工程105で冷却水室へのヘリウムガスのリークがあると判定された場合(NG)は、水素室から冷却水室へリークしていると判定してそのリーク経路を修復するか、欠陥部を取り替える。
工程105で冷却水室へのヘリウムガスのリークがないと判定された場合(OK)は、水素室から外部にもれていると判定して、リーク部を補修するか、欠陥部を取り替える。
【0020】
工程106では、水素室からのもれがないこと、および酸素室からのもれがあること、が既にわかっているので、酸素室から冷却水室、外部のいずれにもれているのかを検査する。そのために、冷却水室に検査ガスを注入することなく、冷却水室(冷媒流路26)とディテクタ30とを結ぶ配管を開にして冷却水室に酸素室からのヘリウムガスのリークがあるか否かを検査する。
工程106で冷却水室へのヘリウムガスのリークがあると判定された場合(NG)は、酸素室から冷却水室へリークしていると判定してそのリーク経路を修復するか、欠陥部を取り替える。
工程106で冷却水室へのヘリウムガスのリークがないと判定された場合(OK)は、酸素室から外部にもれていると判定して、リーク部を補修するか、欠陥部を取り替える。
以上で全ての流体流路のもれ検査が完了し、どこからどこへもれがあるか、そのもれ量はいくらか、がわかり、どこを補修すればよいか、あるいはどの部品を取り替えればよいか、がわかる。
【0021】
〔実施例2〕
本発明の実施例2の方法は本発明の実施例1の方法をさらに改良した方法である。
本発明の実施例1の方法には、なおつぎの問題が残っている。
(i) ガス透過性膜である電解質膜11で隔てられた水素室27から酸素室28へのガス透過量が他のリーク量に比べ、検出値が大きいため、水素室27から冷却水室26、外部29へのリークが発見しずらい。
(ii)検出値が大きい水素室27からのリーク量を検出した後、酸素室28からのリーク量を検出するとノイズを多くひろってしまい検出時間を長く要する。
本発明の実施例2は、本発明の実施例1の目的を保持したまま、本発明の実施例1の問題、すなわち水素室27から冷却水室26、外部29へのリークを高精度に検出でき、かつ検出時間を短くすることができる燃料電池の流体もれ検査方法を提供することを目的とする。
【0022】
本発明の実施例2の燃料電池の流体もれ検査方法は、本発明の実施例1の方法において、燃料ガス、酸化ガス、冷媒のそれぞれの流体流路27、28、26のうち燃料ガスの流体流路27と酸化ガスの流体流路28の何れか一方の流体流路(第1のガス流体流路ともいう、たとえば、燃料ガス流路27)からのもれを検出する工程を、図10〜図14に示すように、燃料ガスの流体流路27と酸化ガスの流体流路28の何れか一方の流体流路(第1のガス流体流路、たとえば、燃料ガス流路27)から他方の流体流路(第2のガス流体流路ともいう、たとえば、酸化ガス流路28)へのもれを検出する工程201と、燃料ガスの流体流路27と酸化ガスの流体流路28の何れか一方の流体流路(第1のガス流体流路、たとえば、燃料ガス流路27)から冷媒流体流路26および外部(チャンバともいう)29へのもれを検出する工程202とに分けた流体もれ検査方法からなる。
【0023】
本発明の実施例2の燃料電池の流体もれ検査方法において、望ましくは、燃料ガスの流体流路27と酸化ガスの流体流路28の何れか一方の流体流路(第1のガス流体流路、たとえば、燃料ガス流路27)から他方の流体流路(第2のガス流体流路、たとえば、酸化ガス流路28)へのもれを検出する工程201を、燃料ガスの流体流路27と酸化ガスの流体流路28の何れか一方の流体流路(第1のガス流体流路、たとえば、燃料ガス流路27)から冷媒流体流路26および外部(チャンバ)29へのもれを検出する工程202より先に実施する。
その他は、本発明の実施例1に準じる。
【0024】
さらに詳しくは、本発明の実施例2の燃料電池の流体もれ検査方法において、工程201では、図11に示すように、水素室27に検査ガスを封入し、水素室27から酸素室28へのガス透過量を定量的に出力する。ガス透過量は他のリーク量に比べて大きな検出値を示すため、配管にガスが付着し、次工程の測定ノイズとなるので、工程201の検出は短時間で行う。そして、予め定めた所定規格値に対し検出値が小でOKが出た場合、工程202に移る、工程201でNG判定が出た場合、水素室27から酸素室28へのリークNG、もしくは電解質膜11の劣化などにより何らかの欠陥があるものとしてNG判定を出す。
【0025】
工程202では、図12に示すように、水素室27に検査ガスを封入したまま、冷却水室26、外部(チャンバー)29から検知される検査ガス量を定量的に検知する。工程202では、水素室27から冷却水室26、外部(チャンバー)29へのリーク量をみていることになり、規格に対しOK判定が出た場合、工程203に移り、NG判定が出た場合工程205に移る。
【0026】
工程203では、図13に示すように、水素室27の他に酸素室28にもガスを封入し、冷却水室26、外部(チャンバー)29から検知されるガス量を検知する。工程203では、酸素室28からのリーク量をみていることになり、規格に対しOK判定が出た場合、工程204に移る。NG判定が出た場合、工程206に移る。
【0027】
工程204では、図14に示すように、水素室27、酸素室28の他に冷却水室26にもガスを封入し、外部(チャンバー)29から検知されるガス量を検知する。工程204では、冷却水室26からのリーク量をみていることになり、規格に対しOK判定が出た場合、合格判定とする。NG判定が出た場合、冷却水室26から外部29へのリークNGと判定される。
【0028】
工程205では、水素室27からのリークNGが判定されているため、どこの室28、26または外部29にリークしているかの判定を行う工程である。もれ部位を特定する工程であるため、サイクルタイムなどの問題で量産時に採用するか否かは、ユーザーの判断で決定することができる。
工程206では、酸素室28からのリークNGが判定されているため、どこの室26または外部29にリークしているかの判定を行う工程である。もれ部位を特定する工程であるため、サイクルタイムなどの問題で量産時に採用するか否かは、ユーザーの判断で決定することができる。
上記の検査工程を経ることによりガス透過量の大小による電解質膜11の劣化、損失を判定できるだけでなく、決してあってはならない各室から外部へのもれを見落としなく、かつ1つの設備、ガスディテクタで判定でき、安価で効率的なリーク検査が可能となる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1の燃料電池の流体もれ検査方法によれば、請求項1のように構成したので、第1のガス流体流路、第2のガス流体流路、冷媒の流体流路、チャンバの間の流体もれが検査でき、どの流体流路からどの流体流路へ、またはどの流体流路から外部へ、もれているのかが判断できる。
請求項2の燃料電池の流体もれ検査方法によれば、第1の工程を、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する工程と、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを検出する工程とに分けたので、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれ量と第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれ量との間に大小があるにもかかわらず、もれ量小のもれがもれ量大のもれの誤差範囲に含まれてしまうことがなく、各もれを精度よく検出することができる。
請求項3の燃料電池の流体もれ検査方法によれば、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する工程を、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを検出する工程より先に実施するので、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する時間を短くすることにより、検査ガスの配管への付着量が少なくなって、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを検出する工程でノイズをひろうことが少なくなり、第1のガス流体流路から冷媒流体流路およびチャンバへのもれを高精度に検査できることを維持したまま、第1のガス流体流路から第2のガス流体流路へのもれを検出する時間を短くした分、検査時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の燃料電池の流体もれ検査方法の工程を示すフローチャートである。
【図2】 本発明の実施例1の燃料電池の流体もれ検査方法を実施する装置の系統図である。
【図3】 図1の工程101での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図4】 図1の工程102での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図5】 図1の工程103での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図6】 図1の工程104での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図7】 図1の工程105での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図8】 図1の工程106での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図9】 本発明の実施例1、2の燃料電池の流体もれ検査方法を実施するもう一つの装置の系統図である。
【図10】 本発明の実施例2の燃料電池の流体もれ検査方法の工程を示すフローチャートである。
【図11】 図10の工程201での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図12】 図10の工程202での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図13】 図10の工程203での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図14】 図10の工程204での各室の検査ガス注入状態とディテクタへの連通状態を示す系統図である。
【図15】 本発明の燃料電池の流体もれ検査方法が適用される燃料電池の全体概略図である。
【図16】 図15の燃料電池の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質膜
12 触媒層
13 拡散層
14 電極(アノード、燃料極)
15 触媒層
16 拡散層
17 電極(カソード、空気極)
18 セパレータ
19 モジュール
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 スタック
24 テンションプレート
25 ボルト
26 冷却水流路(冷却水室)
27 燃料ガス流路(燃料ガス室)
28 酸化ガス流路(酸化ガス室)
29 チャンバー
30 ディテクタ
101、102、103、104、105、106 実施例1の工程
201、202、203、204、205、206 実施例2の工程

Claims (3)

  1. リーク検査される燃料電池の燃料ガスの流体流路と酸化ガスの流体流路のうち何れか一方の流体流路からなる第1のガス流体流路および他方の流体流路からなる第2のガス流体流路と、冷媒の流体流路と、前記燃料電池を入れるチャンバと、前記第1のガス流体流路、第2のガス流体流路、冷媒流体流路、チャンバに接続する第1、第2、第3、第4の配管と、第1、第2、第3、第4の配管の合流配管に対して1つ設けられたまたは第1、第2、第3、第4の各配管に設けられた、検査流体を検出するディテクタと、を備えた流体もれ検査装置を用いて実行される、燃料電池の流体もれ検査方法であって、
    チャンバを真空にして前記第1のガス流体流路、第2のガス流体流路、冷媒流体流路を真空にする工程と、
    前記第1のガス流体流路に検査流体を注入し前記第2、第3、第4の配管を開にして前記第2のガス流体流路、冷媒流体流路、チャンバへのもれをディテクタにより検出する第1の工程と、
    前記第1のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記第2のガス流体流路に検査流体を注入し前記第3、第4の配管を開にして前記冷媒流体流路、チャンバへのもれをディテクタにより検出する第2の工程と、
    前記第1のガス流体流路と第2のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記冷媒流体流路に検査流体を注入し前記第4の配管を開にして前記チャンバへのもれをディテクタにより検出する第3の工程と、
    前記第1のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記第2のガス流体流路に検査流体を注入することなく前記第2の配管を開にし前記第2のガス流体流路へのもれを検出する第4の工程と、
    前記第1のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記第2のガス流体流路と冷媒流体流路に検査流体を注入することなく前記第3の配管を開にし前記冷媒流体流路へのもれを検出する第5の工程と、
    前記第1のガス流体流路と第2のガス流体流路に検査流体を注入したまま前記冷媒流体流路に検査流体を注入することなく前記第3の配管を開にし前記冷媒流体流路へのもれを検出する第6の工程と、
    を備え、
    第1の工程でもれが検出されない時は第2の工程に進み第1の工程でもれが検出された時は第4の工程に進み、
    第2の工程でもれが検出されない時は第3の工程に進み第2の工程でもれが検出された時は第6の工程に進み、
    第3の工程でもれが検出されない時は合格と判定し第3の工程でもれが検出された時は前記冷媒流体流路から前記チャンバへのもれがあると判定し、
    第4の工程でもれが検出された時は前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれがあると判定し第4の工程でもれが検出されない時は第5の工程へ進み、
    第5の工程でもれが検出された時は前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路へのもれがあると判定し第5の工程でもれが検出されない時は前記第1のガス流体流路から前記チャンバへのもれがあると判定し、
    第6の工程でもれが検出された時は前記第2のガス流体流路から前記冷媒流体流路へのもれがあると判定し第6の工程でもれが検出されない時は前記第2のガス流体流路から前記チャンバへのもれがあると判定する、
    燃料電池の流体もれ検査方法。
  2. 前記第1の工程を、前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれを検出する工程と、前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路および前記チャンバへのもれを検出する工程とに分け、
    前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれを検出する工程と、前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路および前記チャンバへのもれを検出する工程とを、前記第2の工程や、第3の工程の前に行う、請求項1記載の燃料電池の流体もれ検査方法。
  3. 前記第1のガス流体流路から前記第2のガス流体流路へのもれを検出する工程を、前記第1のガス流体流路から前記冷媒流体流路および前記チャンバへのもれを検出する工程より先に実施する請求項2記載の燃料電池の流体もれ検査方法。
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