JP4959564B2 - BCASTサービスを支援する無線通信システムにおけるPoCサービスの提供方法及び装置 - Google Patents

BCASTサービスを支援する無線通信システムにおけるPoCサービスの提供方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、ブロードキャストサービス(Broadcast Service:以下、BCASTサービスと称す)を支援する無線通信システムに係り、特に、セルラー方式移動通信網上でプッシュ・ツー・トーク オーバーセルラーサービス(Push To Talk over Cellular service:以下、PoCサービスと称す)を効率よく実現する方法及び装置に関する。
近来、通信技術の発達によって無線通信システムにおいて提供するサービスは、従来の1:1音声サービスだけでなく、パケットデータ、サーキットデータなどの大容量のデータを伝送するパケットサービス通信に発達してきており、また、該パケット通信への発達に伴い、基幹回線網(Core Network:以下、CNと称す)にインターネットプロトコル(Internet Protocol:以下、IPと称す)技術を基盤とする装置が具備され、その結果、従来の1:1音声サービスだけでなく、PoCサービスが可能になった。上記PoCサービスは、基幹回線網としてパケット網を基盤とするため、音声サービスのみならずパケットの伝送にも使い得る。上記PoCサービスでは、該サービスに加入した多数のユーザに対して、該多数のユーザのうち許可権を得たユーザの音声呼あるいはパケット呼の内容を伝送することにより、上記多数のユーザが情報共有のためにその都度1:1呼を設定しなくても済むようにしている。
図1は、PoCサービスを実現した移動通信システムの一例を示した図である。
図1を参照すれば、端末101と端末103とは、それぞれ無線接続網(Radio Access Network:以下、RANと称す)110とRAN120を介して基幹回線網130に接続されている。上記RAN110は、無線網コントローラー(Radio Network Controller:以下、RNCと称す)111とセルA(すなわち、ノードBまたは基地局)113とから構成され、RNC111は、セルA113の他、多数のセルを制御することができる。代表的なRAN技術として、米国標準であるIS―95シリーズのコード分割移動通信接続網技術と、時分割移動通信技術を使うGSM(Global System for Mobile Communications)、第3世代同期移動通信標準である3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)、第3世非同期移動通信標準である3GPPで提案しているUMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)技術などがある。これら異なる無線接続技術は、使う直接的な名称は異なっているものの、上記RNC111とセルA113の役割をするエンティティをそれぞれ持っている。
上記CN130は、パケットサービス(以下、PSと称す)ドメインサーバー131と、PoCサーバー135、及びPSドメインサーバー133とを含む。上記CN130には、図1に示したエンティティの他にもサーキットドメインサービスを提供するエンティティ、別のCNへの接続に使われるエンティティ、加入者認証及びセキュリティーに使われるエンティティも存在するが、ここでは省略した。PSドメインサーバー131は、パケットサービスを所望するユーザあるいはユーザ端末の認証機能、及び上記ユーザあるいはユーザ端末が所望するパケットサービスの支援機能をもっており、これら機能は、ユーザあるいはユーザ端末に対するPSドメインの使用認証、移動性管理、データ送受信、データ送受信の制御機能などを含む。PoCサーバー135は、PoCサービスを支援することができるエンティティであって、PoCサービスを所望するユーザあるいはユーザ端末に対して、該所望するサービスに応じて上記ユーザあるいはユーザ端末を適宜のグループに分けてPoCができるようにする。
上述した図1に基づき、端末101と端末103がPoCサービスを利用する一例を説明する。
端末101と端末103は、セルA113とセルB122を介してそれぞれRNC111とRNC121に対して無線接続網の使用許可を要求する。上記RNC111とRNC121は、無線接続網の使用許可に対して、無線接続のためのベアラー情報を設定し、該ベアラー情報を無線接続網の使用許可の要求に対する応答して上記端末101と端末103へ伝送する。ここで上記ベアラーとは、各エンティティ間及び終端エンティティ間におけるユーザデータ及び該ユーザデータの伝送に係る制御情報を伝送する経路のことをいい、上記制御情報とは、無線チャンネル情報、有線チャンネル情報、RANにおいて使われるプロトコルに関する論理チャンネル情報などを総称する。
RANに対する接続許可及びベアラー情報を受信した端末101と端末103は、それぞれPSドメインの使用許可要求を上記RAN110、120において設定したベアラー情報を用いて設定したベアラーを介してPSドメインサーバー131とPSドメインサーバー133へ伝送する。上記PSドメインサーバー131は、各移動通信技術及び標準ごとに異なる名称を使い、その一例として3GPPではSGSN(Serving GPRS Service Node)、3GPP2ではPDSN(Packet Data Service Network)と呼ばれる。PSドメインサーバー131とPSドメインサーバー133は、端末101と端末103のユーザ認証を実施した後、PSドメイン使用権とPSドメインにおいて使うベアラー情報を上記端末へ伝送する。上記端末101と端末103の加入者認証手続に関する詳細な説明は省略し、また上記端末101及び端末103がRAN110、120を介してCN130とデータを送受信するためのRAN110、120とCN130間における必要な手続に関する詳細な説明も省略した。
上記PSドメイン使用権及びPSドメインにおいて使うベアラー情報を獲得した端末101と端末103は、PoCサーバー135へPoCサービス利用要求を伝送する。上記PoCサーバー135は、PoCサービスを提供する機能及びPoCサービスを制御する機能を持つ論理エンティティである。上記PoCサーバー135は、端末101と端末103がPoCサービスにおいて使うグループ識別子を設定し、PoCサービスに関する諸制御情報を端末101と端末103へそれぞれ伝送する。このようにして上記端末101と端末103は、PoCサービスに必要な情報を全て獲得する。
端末101のユーザが所定の内容を伝送したい場合、端末101は、PoCサーバー135に対してデータ伝送を要求し、PoCサーバー135は、該要求に対して承認可否を判断する。図1では、2台の端末101、103だけを図示したが、実際のPoCサービスでは数百台の端末がPoCサービスの利用許可を持っているため、上記PoCサーバー135の承認可否の判断は非常に重要である。上記PoCサーバー135が上記端末101に対してデータ伝送を承認すれば、上記端末101は、データをPoCサーバー135へ伝送する。上記PoCサーバー135は、上記端末101からのデータを端末103へ伝送し、また上記端末101と同じPoCサービスに加入した他の端末にも伝送する。上記端末103のユーザが所定のデータを伝送したい場合にも、上記と同じ手続が行われる。
上記図1で説明したように、PoCサービスはマルチポイント通信の特性を有する。しかしながら、実際のデータ伝送面からみると、CN130とPoCサービスを利用する端末101、103のそれぞれは、1:1対応を有するベアラーを設定するようになる。それぞれの端末は、アップリンク/ダウンリンク伝送時に専用ベアラーを介して送受信するようになる。アップリンク経路においては、それぞれのユーザデータを伝送するのに専用ベアラーを使うのが当たり前であるが、ダウンリンク経路を通じて伝送されるデータは、全ての端末に対して共通した内容であるため、それぞれの端末が専用ベアラーを持っていることは有無線資源の無駄使いをもたらし得る。
上記図1では、セルA113に1台の端末だけを示しているが、事務室、工場あるいは狭い地域において同じPoCサービスを利用する多数の端末が存在していて、1つのセル下に多数台の端末が存在する場合、CN130及びRAN110は、同じ内容を持つデータを端末の数だけベアラーを設定して伝送する必要があるため、有無線資源の無駄使いをもたらすようになる。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、PoCサービスを支援する移動通信システムにおいて、BCASTサービスを用いて有無線資源を効率よく使うことができる方法及び装置を提供することである。
本発明の他の目的は、PoCサービスを提供する運営主体とBCASTサービスを提供する運営主体間における効率よいデータ及び制御情報の伝送のための方法及び装置を提供することである。
本発明のまた他の目的は、PoCサービスとBCASTサービスを提供するに際し、PSドメイン運営主体の効率よい動作方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、PoCサービスとBCASTサービスを提供するに際し、RAN運営主体の効率よい動作方法を提供することである。
本発明のまた他の目的は、PoCサービスとBCASTサービスを提供するに際し、端末の効率よい動作方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の好適な実施の形態によるBCASTサービスを支援する無線通信システムにおけるPoCサービスの提供方法は、BCASTサービスを通じてPoCサービスに加入された第1の端末がアップリンク専用ベアラーを介してPoCサービスのためのユーザデータを伝送するステップと、上記ユーザデータが上記アップリンク専用ベアラーを介して上記第1の端末をサービスする第1のRAN及び第2のPSドメインサーバーを経由して上記PoCサービスを制御するPoCサーバーに到達するステップと、上記PoCサーバーが上記BCASTサービスを制御するBCASTサーバーへ上記ユーザデータを伝送するステップと、上記ユーザデータが上記BCASTサーバーから上記PoCサービスに加入された複数の第2の端末をサービスする第2のPSドメインサーバー及び第2のRANを経由して上記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを介して上記複数の第2の端末に到達するステップと、を具備し、上記BCASTサーバーは上記第1の端末端末及び上記第2の端末に対して上記ユーザデータを伝送する上記BCASTサービスに関する開始を知らせるセッション開始メッセージをPSドメインサーバーへ伝送し、上記PSドメインサーバーと上記ユーザデータの伝送のためのダウンリンク共用ベアラーを設定して上記ユーザデータを伝送することを特徴とする。
本発明によるBCASTサービスを通じてPoCサービスを提供する方法及び装置によれば、PoCサービスによって無駄使いされ得る有無線資源を節約し、PoCサービスの運営主体とBCASTサービスの運営主体間におけるPoCサービスのためのシグナリングを支援する。このような本発明の主な効果は、PoCサービスのために上記PoCサービスに加入した全ての端末に対して1:1でデータを伝送するのではなく、ダウンリンク伝送のためにBCASTサービスを利用して無線でも1つの無線共用ベアラーを設定し、有線でも1つの有線共用ベアラーを設定することで有無線資源を節約することができる。無線移動通信の発達に伴い、各種の高速サービスが求められる実情下における無線資源の節約は、より良質の他のサービスを提供することができることを意味する。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付した図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
後述する詳細な説明では、上述した技術的課題を達成するための本発明における代表的な実施の形態を提示する。また、本発明の説明上の便宜のために非同期移動通信標準である3GPPで定義しているエンティティ及び名称を使うが、このようなことが本発明の適用範囲を限定するものではないことに留意しなければならない。
近来、通信技術の発達によって無線通信システムにおいて提供するサービスは、従来の音声サービスだけでなく、パケットデータ、サーキットデータなどの大容量のデータを伝送するパケットサービス通信に発達してきており、また、マルチメディアサービスを伝送することができるマルチメディア放送/マルチキャスト通信へと発展しつつある。したがって、上記マルチメディア放送/マルチキャスト通信を支援するために、1つまたは複数のマルチメディアデータソースから多数の端末へとサービスを提供するBCASTサービスが工夫されている。
上記BCASTサービスは、リアルタイム動画及び音声、静止画、文字などのマルチメディア形態を支援し、大量の伝送用資源を必要とする。1つのセルあるいは一定地域内において同時に多量のサービスが展開される可能性があるという面から、上記BCASTは、放送チャンネルを介してサービスされる。また、上記BCASTサービスは、3GPPのMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)と3GPP2のBCMCS(Broadcast Multicast Service)を始めとして、衛星を利用したDMB(Digital Multimedia Broadcasting)及びDVB(Digital Video Broadcasting)などの技術を含む。上記BCASTサービスでは、使われる技術によってそれぞれの加入者が所望するサービスをそれぞれサービスするポイント・ツー・ポイント(Point to Point:以下、PtPと称す)サービス及び多数の加入者に対して同じデータをサービスするポイント・ツー・マルチ(Point to Multi:以下、PtMと称す)サービスが可能となる。
図2は、本発明の好適な実施の形態によるBCASTサービスを通じてPoCサービスを提供する構造を示した図である。上記図2におけるCN230は、BCASTサーバー237と、PoCサーバー235と、PSドメインサーバー231とから構成され、その他のエンティティは、本発明の要旨と関係ないため省略した。
図2を参照すれば、BCASTサーバー237は、BCASTサービスを運用する論理的な運用主体であって、BCASTサービスのためにデータの提供、加入者の認証、サービスの案内などの諸機能を統括する論理エンティティである。本発明においてBCASTサーバー237は、特定の地域内に位置している端末のためのPoCサービスを支援することができるBCASTサービスを構成する。PoCサービスを支援するBCASTサービスとは、上記PoCサービスに加入した端末から送られてくるアップリンクデータをPoCサーバー235から受信し、それを上記端末が位置している地域に放送チャンネルを介して伝送するサービスのことをいう。上記BCASTサーバー237は、さらに上記サービスの開始を知らせ、上記サービスに加入した端末を管理する。
PoCサーバー235は、上記BCASTサーバー237が提供するPoCサービスのためのBCASTサービスに加入した端末から送られてくるアップリンクデータをBCASTサーバー237へ伝送する他、上記図1において説明した役割を果たす。
PSドメインサーバー231は、PoCサービスやBCASTサービスなどのCN230のPSドメインから提供されるサービスを利用しようとする端末を認証し、当該端末がCN230において使うベアラーを割り当て設定する役割を果たす。
RAN210は、RNC211とセル(すなわち、ノードBまたは基地局)213とから構成されている。通常、RAN210は、基地局と基地局コントローラーとからなり、基地局コントローラーは多数の基地局を制御し、基地局は多数のセルを管理する。上記RNC211は基地局コントローラーとなり、セル213は、上記RNC211が管理する基地局の任意のセルとなる。
RNC211は、本発明において提案されたPoCサービスを伝送するBCASTサービスのダウンリンクデータが伝送されるダウンリンク共用ベアラーを設定し管理する役割を果たし、またPSドメインサーバー231からBCASTサービスのデータを受信する役割を果たし、端末の無線接続網の使用に係わる許可及びベアラー設定及び管理を司る。
また、上記PoCサービスを伝送するBCASTサービスに加入した端末のアップリンク伝送データをPSドメインサーバー231へ伝送する。セル213は、アップリンク無線信号を有線信号に、ダウンリンク有線信号を無線信号に変更する役割を果たし、それぞれの端末の無線信号を管理する役割を果たす。
端末A201と端末B203は、特定の地域内に位置している端末であり、セル213からダウンリンク共用ベアラーを受信することができる範囲内に位置している。上記端末A201と端末B203は、PoCサービス及び上記PoCサービスのダウンリンク伝送データを伝送するBCASTサービスに加入している。上記端末A201と端末B203は、無線リンク250と無線リンク251を介してセル213とデータをやり取りする。上記無線リンク250と無線リンク251は、無線アップリンクと無線ダウンリンクから構成されており、無線アップリンクは、各端末ごとに専用に割り当てられ、上記端末201、203のユーザからのデータを伝送し、無線ダウンリンクは、上記セル213内に位置しているBCASTサービスに加入した全ての端末が共通に受信することができる共用リンクである。
すなわち、上記図2において各端末201、203のユーザからのデータは専用に伝送し、任意のユーザからのデータは、他のユーザの端末へ共通に伝送する。すなわち、同じデータを全ての端末にそれぞれ伝送することで有線資源の無駄使い及び無線資源の無駄使いを抑え、BCASTサービスを使うことによりCN230からRAN210までも単一ベアラーを使い、RAN210から各端末201、203までも共通の単一ベアラーを使い、その結果、有無線資源を効率よく節約する。
任意の端末が本発明において提案されたPoCサービスのためのBCASTサービスを通じてPoCサービスを受信する端末とBCASTサーバー、PoCサーバー、PSドメインサーバー、及びRNC間におけるシグナリングの流れの一例が図3に示されている。
図3を参照すれば、ステップS301において、端末320がRAN330へ無線接続を要求し、上記無線接続に使うシグナリングベアラーの設定を行う。上記ステップS301において、端末320がRAN330から無線接続に使うベアラー情報を受信した後、ステップS302において、上記ベアラー情報を用いて設定したシグナリングベアラーを介してPSドメインサーバー340とPS基幹回線網の登録を行う。上記ステップS302において、上記PSドメインサーバー340が、上記端末320がCNのPSドメイン(以下、PS CNと称す)を利用できる資格を持っている端末であるか否かの認証作業を行う。このとき、上記PSドメインサーバー340が上記認証作業のために別の認証サーバーと接続することもできるが、本発明の要旨を曖昧にしないためにその詳細な説明は省略する。PSドメインサーバー340が、端末320がPS CNを利用できる資格を持っていると判断すれば、上記PSドメインサーバー340は、上記端末320からPSドメインサーバー340へデータを伝送するためのベアラーを設定するために、RAN330と協議して上記端末320がRAN330とPS CNにおいて使うベアラー情報を設定し、その情報をRAN330と端末320へ伝送する。
ステップS303において、端末320は、PoCサービスの要求過程によりPoCサーバー350に対してPoCサービスの登録を行う。上記ステップS303において、上記PoCサーバー350は、上記端末320が要求したPoCサービスに対する認証作業を行い、それに対する応答を端末320へ伝送する。上記ステップS303とは独立して、ステップS304において、上記端末320は、BCASTサービス加入要求をBCASTサーバー360へ伝送する。上記BCASTサーバー360は、上記端末320が要請したBCASTサービスに対して、上記端末320に対する認証作業を行って、加入を受諾するか否かを決める。
ステップS305において、上記端末320からPoCサービス及びBCASTサービス加入要求を受信したPoCサーバー350とBCASTサーバー360は、上記端末320に関する情報をやり取りし、上記PoCサーバー350から伝送されてくる上記端末320のアップリンク伝送データを受信するベアラーを設定する。上記ステップS305は、上記PoCサーバー350とBCASTサーバー360間における上記端末320を所有したユーザに関する情報をやり取りするステップであって、上記PoCサーバー350とBCASTサーバー360のいずれのエンティティから先に開始してもよい。
ステップS306において、BCASTサーバー360は、上記端末320、及び図示していない他の端末に対してPoCサービスのダウンリンクデータを伝送するBCASTサービスに関する開始を知らせるセッション開始メッセージをPSドメインサーバー340へ伝送し、ステップS307において、PSドメインサーバー340とデータの伝送のためのベアラーを設定する。上記セッション開始メッセージは、サービスの開始あるいはBCASTサーバーへ伝送するデータが生じた場合に伝送すればよいメッセージであって、本発明では、BCASTサービスが初めて開始される場合について説明する。PSドメインサーバー340は、ステップS308において、上記セッション開始メッセージをRAN330へ伝送し、ステップS309において、BCASTサービスデータをRANへ伝送するベアラーを設定する。
ステップS310において、RAN330は、通知過程により上記BCASTサービスに加入した端末にBCASTサービスの開始を知らせ、端末320は、RAN330から送られてくる通知メッセージから上記端末320が加入したBCASTサービスが始まることを認知する。ステップS311において、上記端末320は、RAN330及びPSドメインサーバー340と上記BCASTサービスを受信するダウンリンク共用ベアラーを設定し、上記端末320のユーザのデータをPoCサービスを通じてアップリンク伝送するためにPSドメインサーバー340から権利を獲得し、上記ユーザのデータを伝送するための専用のアップリンク伝送ベアラーを設定する。上記アップリンク伝送の権利を獲得する理由は、PoCサービスを行う多数のユーザ間におけるアップリンク伝送の衝突を防止するためである。
ステップS312において、PSドメインサーバー340は、上記端末320からのアップリンク伝送データをPoCサーバー350へ伝送するベアラーを設定する。
上記ステップS301ないしステップS312は、本発明において提案された技術を使ってPoCサービスとBCASTサービスを利用しようとする端末が上記2つのサービスに加入する過程、データの伝送のためにベアラーを設定する手続の一例を説明したものであって、実際のベアラー設定時点は、上記図3において決められた順にならないこともある。
ステップS313において、端末320は、ユーザの音声データあるいはユーザが上記BCASTサービスを利用するPoCサービスに加入した他の全てのユーザに伝送しようとするデータをRAN330へ伝送する。ステップS314において、RAN330は、上記端末320からのデータをPSドメインサーバー340へ伝送し、ステップS315において、PSドメインサーバー340は、上記データをPoCサーバー350へ伝送する。上記PoCサーバー350は、上記ステップS305において設定されたベアラーを介して上記データをBCASTサーバー360へ伝送する。
ステップS317において、上記BCASTサーバー360は、上記端末320からアップリンク伝送されたデータを、上記ステップS305において設定されたベアラーを介して、上記端末320と一緒にPoCサービスのダウンリンクデータを伝送するBCASTサービスに加入した全ての端末(図示せず)へ伝送する。ステップS318において、PSドメインサーバー340は、上記ステップS309において設定されたベアラーを介して上記BCASTサーバー360から受信した上記端末320のデータをRAN330へ伝送し、ステップS319において、上記RAN330は、上記端末320から伝送されたデータを、上記BCASTサービスのために設定されたダウンリンク共用データベアラーを介して、上記BCASTサービスに加入した他の端末が聞くことができるように伝送する。
なお、図示していないが、上記他の端末も上記ステップS313ないしステップS319の手続を通じてデータをアップリンク伝送したり、他のユーザのデータをダウンリンク受信したりする。
上記PoCサービスのダウンリンクデータを伝送するBCASTサービスの範囲は、1つのセルだけになるか、または幾つかのセルを含む所定の領域になることがあり、それは、サービスプロバイダの権限や設定によって決められる。
下記の図4〜図8は、上記図3において説明されたBCASTサーバー、PoCサーバー、PSドメインサーバー、RAN及び端末の動作を示したフローチャートである。
図4は、本発明の好適な実施の形態によるBCASTサーバーの動作を示したフローチャートである。
図4を参照すれば、ステップS401において、BCASTサーバーは、端末からPoCサービスのダウンリンクデータを伝送するBCASTサービスへの加入要求を受信し、ステップS402において、上記端末が要求するBCASTサービスへの加入資格有無を判断する。上記加入資格有無の判断は、BCASTサーバーが直接に行うか、または、基幹回線網のユーザ認証サーバーが行うか、またはBCASTサーバーの要請によって上記認証サーバーが行えばよい。
上記判断の結果、上記端末が上記BCASTサービスへの加入資格を有すると判断されれば、ステップS403において、BCASTサーバーは、上記端末及び端末のユーザに関する情報をPoCサーバーへ伝送し、PoCサーバーと関連情報をやり取りする。上記関連情報は、上記端末が加入したPoCサービスに関する制御情報(一例として、識別子)や、上記PoCサービスのデータレートなどを含み得る。また、上記関連情報は、上記端末が加入した他のPoCサービスに関する情報を含み得る。上記他のPoCサービスに関する情報を受信したBCASTサーバーは、上記端末が要請したBCASTサービスを通じて上記端末が加入した全てのPoCサービスを伝送することができるかどうかを判断し、それに基づいてPSドメインサーバーとBCASTデータの伝送のためのベアラーを設定する。
ステップS404において、BCASTサーバーは、BCASTサービスを通じて伝送する端末のデータをPoCサーバーから受信するベアラーを設定する。
上記BCASTのサービスの開始時点になると、ステップS405において、BCASTサーバーは、セッション開始メッセージをPSドメインサーバーへ伝送し、ステップS406において、BCASTサービスデータをPSドメインへ伝送するベアラーを設定するが、上記ステップS406は、上記ステップS405の前に行ってもよい。ステップS407においては、BCASTサーバーは、上記PoCサーバーからBCASTサービスを通じて伝送する端末のデータを受信し、ステップS408において、上記受信した端末のデータをPSドメインサーバーへ伝送する。
図5は、本発明の好適な実施の形態によるPoCサーバーの動作を示したフローチャートである。
図5を参照すれば、ステップS501において、PoCサーバーは、端末からPoCサービスに関する加入要求を受信する。上記PoCサービスは、BCASTサービスを通じて端末からのデータを他の全ての端末に対して共通ベアラーを使って伝送するサービスであり、ステップS502において、上記端末が要求したPoCサービスへの加入資格有無を判断する。上記加入資格有無の判断は、PoCサーバーが直接行うこともでき、基幹回線網内の認証サーバーを利用して行ってもよい。ステップS503において、PoCサーバーは、上記端末に関する情報をBCASTサーバーから受信し、該関連情報をBCASTサーバーとやり取りする。このとき、上記図3において説明したように、PoCサーバーからBCASTサーバーへBCASTサービスを通じてPoCサービスを利用する端末の情報が伝送されてもよい。
ステップS504において、PoCサーバーは、BCASTサービスを通じて伝送する端末のデータをBCASTサーバーへ伝送するベアラーを設定する。PoCサーバーは、ステップS505において、PoCサーバーは、PSドメインサーバーより上記端末から伝送されたデータを受信し、ステップS507において、上記データをBCASTサーバーへ伝送する。
図6は、本発明の好適な実施の形態によるPSドメインサーバーの動作を示したフローチャートである。
図6を参照すれば、ステップS601において、PSドメインサーバーは、端末からPS CNの登録要求を受信し、ステップS602において、上記端末が要求するPS CNサービスへの加入資格有無を判断する。上記PS CNサービスとは、CNのPSドメインを通じてパケット通信ができるようにするサービスのことをいう。上記加入資格有無の判断が終わると、ステップS603において、PSドメインサーバーは、上記端末とPSドメイン間において制御データあるいは一般のデータを伝送することができるベアラーを設定する。ステップS604において、PSドメインサーバーは、BCASTサーバーからPoCサービスのためのBCASTサービスに関するセッション開始メッセージを受信し、ステップS605において、PSドメインサーバーは、BCASTサーバーとPSドメインサーバー間における上記BCASTサービスのデータをやり取りするベアラーを設定する。上記ステップS605は、上記ステップS604より先に行ってもよい。PSドメインサーバーは、ステップS606において、RANへセッション開始メッセージを伝送し、ステップS607において、RANとの間におけるBCASTサービスデータのためのベアラーを設定する。
ステップS608において、上記PSドメインサーバーは、該PSドメインサーバーと上記端末間におけるPoCサービスのためのデータ及び制御データを伝送するベアラーを設定する。ステップS609において、上記PSドメインサーバーは、RANからBCASTサービスのための端末のPoCサービスデータを受信し、ステップS610において、上記受信したデータをPSドメインを通じてPoCサーバーへ伝送する。また、上記PSドメインサーバーは、ステップS611において、BCASTサーバーからPoCサービスのためのBCASTサービスデータを受信し、ステップS612において、上記BCASTサービスデータをRANへ伝送する。
図7は、本発明の好適な実施の形態によるRANの動作を示したフローチャートである。
図7を参照すれば、ステップS701において、RANは、端末から無線接続要求を受信し、ステップS702において、上記端末と無線接続を設定する。RANは、ステップS703において、PSドメインサーバーからPoCサービスのためのBCASTサービスに関するセッション開始メッセージを受信し、ステップS704において、PSドメインサーバーとの間における上記BCASTサービスのデータを受信するベアラーを設定する。ステップS705において、RANは、上記BCASTサービスに加入した端末へ通知メッセージを伝送する。
ステップS706において、RANは、上記端末へBCASTサービスを受信するためのチャンネル情報を伝送する。上記チャンネル情報は、上記端末が加入したPoCサービスのダウンリンク伝送データを受信するようになる共用ベアラー情報であって、上記共用ベアラーを使うことによりRANは無線資源を節約することができる。ステップS707において、RANは、端末がPoCサービスのデータを伝送するためのアップリンク専用ベアラーを設定し、ステップS708において、上記設定されたアップリンク専用ベアラーを介して上記端末からPoCサービスのデータを受信する。RANは、ステップS709において、PSドメインサーバーからBCASTサービスを通じて伝送する上記PoCサービスに加入された端末のデータを受信して、ステップS710において、上記受信したデータを他の端末へ共用ベアラーを介して伝送する。
図8は、本発明の好適な実施の形態による端末の動作を示したフローチャートである。
図8を参照すれば、ステップS801において、端末は、RANに対して無線接続の設定を要求し、ステップS802において、無線接続の設定を完了する。上記無線接続の設定を完了したということは、上記RANとデータをやり取りするベアラーの設定を完了したことを意味し、また、上記RANを通じてCNと接続することができることを意味する。端末は、ステップS803において、上記設定された無線接続を通じてPS CN登録を要求し、ステップS804において、PS CN登録を完了する。上記PS CN登録を完了したということは、上記CNのPSドメインを通じてパケットを伝送することができ、上記PSドメインの他のエンティティにデータを伝送することができることを意味する。
上記端末は、ステップS805において、PSドメインを通じてPoCサーバーへPoCサービス要求を伝送し、ステップS806において、上記PoCサーバーから加入許可の応答を受信した後、PoCサービスへの加入を完了する。上記端末は、ステップS807において、BCASTサーバーへBCASTサービス要求を伝送し、ステップS808において、BCASTサービスへの加入を完了する。
上記端末は、ステップS809において、上記RANから加入されたBCASTサービスが始まるという通知メッセージを受信すれば、ステップS810において、上記BCASTサービスを受信するベアラー情報を受信する。上記BCASTサービスのためのベアラー情報は、専用ベアラーを介して受信するか、またはBCASTサービスに加入した全ての端末が受信可能な共用ベアラーを介して受信する。上記端末は、ステップS811において、PoCサービスを通じてデータを伝送するためのアップリンク伝送ベアラーを設定し、またPoCサービスの使用のための許可権を獲得し、ステップS812において、PoCサービスデータの伝送のために設定されたベアラーを介してPoCサービスデータを伝送する。上記端末は、ステップS813において、BCASTサービスを通じて他の端末のデータを受信する。
以上、本発明の詳細な説明では具体的な実施の形態を挙げて説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。例えば、本明細書では、単に1つのPoCサーバーと1つのBCASTサーバーを経由するBCASTサービスを通じてのPoCサービスの例を説明したが、物理的に分離されているが論理的に同じ機能を果たす複数のPoCサーバーと複数のBCASTサーバーに対しても、PoCサーバーとBCASTサーバーとの間におけるシグナリングを通じて、本発明のBCASTサービスを通じてのPoCサービスが可能であることは言うまでもない。ゆえに、本発明の範囲は、説明された実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲のみならず該特許請求の範囲と均等なものなどによって決められるべきである。
無線通信網においてPoCサービスを提供する構造の一例を示した図である。 BCASTサービスを支援する無線通信網においてPoCサービスを提供する構造の一例を示した図である。 本発明の好適な実施の形態による端末とBCASTサービスの運営主体とPoCサービスの運営主体間におけるシグナリングを示したフローチャートである。 本発明の好適な実施の形態によるBCAST運営主体の動作を示したフローチャートである。 本発明の好適な実施の形態によるPoC運営主体の動作を示したフローチャートである。 本発明の好適な実施の形態によるパケット網制御エンティティの動作を示したフローチャートである。 本発明の好適な実施の形態による無線接続網制御エンティティの動作を示したフローチャートである。 本発明の好適な実施の形態による端末の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
201 端末A
203 端末B
210 RAN
211 RNC
213 セル
230 CN
231 PSドメインサーバー
235 PoCサーバー
237 BCASTサーバー
240 PSドメインサーバー
250 無線リンク
251 無線リンク

Claims (8)

  1. BCASTサービスを支援する無線通信システムにおけるPoCサービスの提供方法であって、
    BCASTサービスを通じてPoCサービスに加入された第1の端末がアップリンク専用ベアラーを介してPoCサービスのためのユーザデータを伝送するステップと、
    前記ユーザデータが前記アップリンク専用ベアラーを介して前記PoCサービスを制御するPoCサーバーに到達するステップと、
    前記PoCサーバーが前記BCASTサービスを制御するBCASTサーバーへ前記ユーザデータを伝送するステップと、
    前記ユーザデータが前記BCASTサーバーから前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを介して前記PoCサービスサーバを介さずに前記PSドメインサーバーを介して前記PoCサービスに加入された複数の第2の端末に到達するステップと、を具備し、
    前記BCASTサーバーは前記第1の端末端末及び前記第2の端末に対して前記ユーザデータを伝送する前記BCASTサービスに関する開始を知らせるセッション開始メッセージをPSドメインサーバーへ伝送し、前記PSドメインサーバーと前記ユーザデータの伝送のための前記ダウンリンク共用ベアラーを設定して前記ユーザデータを伝送することを特徴とするPoCサービスの提供方法。
  2. 前記第1の端末及び前記複数の第2の端末が前記PoCサービスに登録し、前記BCASTサービスに加入すれば、前記PoCサーバーと前記BCASTサーバーとが前記第1の端末及び前記複数の第2の端末に関する情報をやり取りし、前記PoCサーバーから前記BCASTサーバーへ伝送される前記ユーザデータのためのベアラーを設定するステップをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. BCASTサービスを通じてPoCサービスを支援する無線通信システムにおける前記BCASTサービスを制御するBCASTサーバーの動作方法であって、
    前記PoCサービスのための前記BCASTサービスを要求する端末に関する情報を前記PoCサービスを制御するPoCサーバーへ伝送し、該関連情報を前記PoCサーバーとやり取りするステップと、
    前記PoCサーバーから前記BCASTサーバーへの前記BCASTサービスのためのアップリンク専用ベアラーを設定するステップと、
    前記端末をサービスするPSドメインサーバーと前記BCASTサーバー間における前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを設定するステップと、
    前記PoCサーバーから前記アップリンク専用ベアラーを介して前記BCASTサービスのための前記端末のユーザデータを受信し、前記ダウンリンク共用ベアラーを介して前記PoCサービスサーバを介さずに前記PSドメインサーバーへ前記ユーザデータを伝送するステップと、を具備し、
    前記BCASTサーバーは、前記端末に対して前記ユーザデータを伝送する前記BCASTサービスに関する開始を知らせるセッション開始メッセージを前記PSドメインサーバーへ伝送することを特徴とするBCASTサーバーの動作方法。
  4. BCASTサービスを通じてPoCサービスを支援する無線通信システムにおける前記PoCサービスを制御するPoCサーバーの動作方法であって、
    前記BCASTサービスを制御するBCASTサーバーから、前記BCASTサービスを通じて前記PoCサービスを要求する端末に関する情報を受信し、該関連情報を前記BCASTサーバーとやり取りするステップと、
    前記端末をサービスするPSドメインサーバーから前記PoCサーバーを通じて前記BCASTサーバーへの前記PoCサービスのためのアップリンク専用ベアラーを設定するステップと、
    前記PSドメインサーバーから前記アップリンク専用ベアラーを介して前記PoCサービスのための前記端末のユーザデータを受信し、前記アップリンク専用ベアラーを介して前記BCASTサーバーへ前記ユーザデータを伝送するステップと、を具備し、
    前記ユーザデータは前記BCASTサーバーから前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを介して前記PoCサービスサーバを介さずに、前記PSドメインサーバーを介して前記端末へ伝送されることを特徴とするPoCサーバーの動作方法。
  5. BCASTサービスを通じてPoCサービスを支援する無線通信システムにおける前記BCASTサービスを通じて前記PoCサービスを利用する端末をサービスするPSドメインサーバーの動作方法であって、
    前記BCASTサービスを通じて前記PoCサービスを要求する端末をサービスするRANを介して前記端末から前記PSドメインサーバーへのアップリンク専用ベアラーを設定するステップと、
    前記BCASTサービスを制御するBCASTサーバーから前記PSドメインサーバーへの前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを設定するステップと、
    前記PoCサービスのユーザデータを伝送する前記BCASTサービスに関する開始を知らせる開始メッセージを前記RANへ伝送し、前記PSドメインサーバーから前記RANを介して前記端末への前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを設定するステップと、
    前記RANを経由して前記端末から前記アップリンク専用ベアラーを介してユーザデータを受信し、該ユーザデータを前記PoCサービスを制御するPoCサーバーへ伝送するステップと、
    前記BCASTサーバーから前記PoCサービスサーバを介さずに前記BCASTサービスのためのBCASTサービスデータを受信し、該BCASTサービスデータを前記RANを経由して前記ダウンリンク共用ベアラーを介して前記端末へ伝送するステップと、を具備することを特徴とするPSドメインサーバーの動作方法。
  6. BCASTサービスを通じてPoCサービスを支援する無線通信システムにおける前記BCASTサービスを通じて前記PoCサービスを利用する端末をサービスするRANの動作方法であって、
    端末から無線接続要求を受信し、前記端末の無線接続を設定するステップと、
    前記端末をサービスするPSドメインサーバーから前記PoCサービスのための前記BCASTサービスの開始メッセージを受信し、前記PSドメインサーバーから前記RANへのダウンリンク共用ベアラーを設定するステップと、
    前記端末へ前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーのチャンネル情報を伝送し、前記端末から前記RANへの前記PoCサービスのためのアップリンク専用ベアラーを設定するステップと、
    前記アップリンク専用ベアラーを介して前記端末からユーザデータを受信し、前記PSドメインサーバーを通じて前記PoCサービスを制御するPoCサーバーへ前記ユーザデータを伝送するステップと、
    前記PSドメインサーバーがBCASTサーバから前記PoCサービスサーバを介さずに前記BCASTサービスのためのBCASTサービスデータを受信し、前記BCASTサービスデータを前記ダウンリンク共用ベアラーを介して前記端末へ伝送するステップと、を具備することを特徴とするRANの動作方法。
  7. BCASTサービスを通じてPoCサービスを支援する無線通信システムにおける前記BCASTサービスを通じて前記PoCサービスを利用する端末の動作方法であって、
    前記BCASTサービスを通じて前記PoCサービスのために前記端末をサービスするRANと無線接続を設定するステップと、
    前記無線接続を通じて前記端末をサービスするPSドメインサーバーに対してパケットドメイン登録を行うステップと、
    前記PSドメインサーバーを通じて前記PoCサービスを制御するPoCサーバーに対して前記PoCサービス加入を行うステップと、
    前記PSドメインサーバーを通じて前記BCASTサービスを制御するBCASTサーバーに対して前記BCASTサービス加入を行うステップと、
    前記RANから前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーのチャンネル情報を伝送し、前記端末から前記RANへの前記PoCサービスのためのアップリンク専用ベアラーを設定するステップと、
    前記PoCサービスのためのアップリンク伝送ベアラーを設定し、該アップリンク伝送ベアラーを介してユーザデータを伝送するステップと、
    前記RANから前記ダウンリンク共用ベアラーを介し、BCASTサーバおよび前記PSドメインサーバーを介して、前記PoCサービスサーバを介さずに、前記BCASTサービスのためのBCASTサービスデータを受信するステップと、を具備することを特徴とする端末の動作方法。
  8. BCASTサービスを支援する無線通信システムにおけるPoCサービスを提供するための装置であって、
    BCASTサービスを通じてPoCサービスに加入され、アップリンク専用ベアラーを介してPoCサービスのためのユーザデータを伝送し、前記BCASTサービスのためのダウンリンク共用ベアラーを介してPoCサービスのためのBCASTサービスデータを受信する複数の端末と、
    前記アップリンク専用ベアラーを介して前記複数の端末のいずれかから前記ユーザデータを受信し、前記ダウンリンク共用ベアラーを介して前記複数の端末へ前記BCASTサービスデータを伝送するRANと、
    前記RANに接続され、前記BCASTサービス及び前記PoCサービスのために前記複数の端末のパケットドメイン使用許可を認証し、前記端末のために前記アップリンク専用ベアラー及び前記ダウンリンク共用ベアラーを割り当て設定するPSドメインサーバーと、
    前記BCASTサービスを制御し、前記BCASTサービスに関する開始を知らせる開始メッセージおよび前記BCASTサービスデータを前記PoCサービスサーバを介さずに前記PSドメインサーバーへ転送するBCASTサーバーと、
    前記PoCサービスを制御し、前記PSドメインサーバーから前記ユーザデータを受信して前記BCASTサーバーへ転送するPoCサーバーと、を備えることを特徴とするPoCサービスの提供装置。
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