JP4957773B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチン等に設置され被洗浄物の収納及び自動洗浄を行う食器洗い機に関するものである。
従来のビルトイン型の食器洗い機は、図9に示すように、被洗浄物を収納する洗浄槽1と、洗浄水を噴射する洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3とを有する洗浄手段4と、被洗浄物を載置する上部食器かご5及び下部食器かご6から構成されている(例えば、特許文献1参照)。ビルトイン型の食器洗い機本体は、単独の筐体に構成したり、流し台などの厨房家具に一体的に組み込むものとして提供されている。
また、上部食器かご5に設置した食器の洗浄効率を高めるためのタワーノズルを備えたものもある(例えば、特許文献2参照)。
いずれにしても、ビルトイン型の食器洗い機は、載置型に比べて被洗浄物を収納する洗浄槽1の容量を大きくしやすい特徴があり、一度に多量の食器を洗うのに適している。食器の洗浄は、洗浄ポンプ3で加圧された洗浄水を、洗浄槽1の底部のほぼ中央に回転中心を持つ大型の回転型の洗浄ノズル2から回転を伴い広域に噴射することで行われている。洗浄水の噴射条件は一般に、食器の配置向きなどとの関係を配慮して最適に設定される。
特開2008−73400号公報 特開2006−192251号公報
しかしながら、前記従来の構成では下記の課題を有していた。一般的に、洗浄槽1を引き出すビルトイン型食器洗い機では、被洗浄物である食器類を洗浄槽1の上部から洗浄槽1内に入れるため、上部食器かご5を備えた食器洗い乾燥機の場合、食器をセットするためには、上部食器かご5は取り外したり位置を変えたりして、下部食器かご6の上方を開放することのできる構成にしなければ、下部食器かご6に被洗浄物を載置できない。そのため、被洗浄物を載置する際に、まず下部食器かご6に被洗浄物を載置し、それでもなお洗浄する被洗浄物をすべて設置しきれない場合、上部食器かご5を定位置にセットし、上部食器かご5に被洗浄物を載置する。
しかし、上部食器かご5に載置された被洗浄物に十分な洗浄水を当てるためには、上部食器かご5および上部食器かご5に設置された被洗浄物が存在する可能性のある位置すべてに洗浄水を噴射する必要がある。
下部食器かご6に食器を載置する場合にも同様の課題が挙げられるが、下部食器かご6に載置された被洗浄物は洗浄槽1底面の回転型の洗浄ノズル2から噴出された洗浄水によってまんべんなく洗浄されるため、被洗浄物をランダムに置いた場合も、十分な洗浄性能が維持できる。
しかし、上部食器かご5の場合、洗浄槽1底面の回転型の洗浄ノズル2からの噴射水は、下部食器かご6および載置された被洗浄物を通過して上部食器かご5および上部食器か
ご5に載置した食器に到達するため、下部食器かご6の被洗浄物の載置位置によって、上部食器かご5に載置された被洗浄物の洗浄性能が大きくばらつく。
そのため、回転型の洗浄ノズル2以外にも、主に上部食器かご5に載置された被洗浄物を洗浄するための洗浄ノズルを備えた構成の食器洗い機も提案されている。しかし、このような構成の場合、上部食器かご5に載置された被洗浄物を洗浄する洗浄ノズルからは、上部食器かご5へ被洗浄物が載置されていなくても、洗浄水が噴射されるため、非常に効率が悪い。さらには、被洗浄物が存在しない領域に洗浄水が噴出された場合、勢いのある洗浄水が直接洗浄槽1の内壁面に衝突し、使用者にとって不快な騒音を発生させかねない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、上部食器かごに載置された被洗浄物の洗浄に効果のある噴出孔から洗浄水が噴出し、洗浄に効果が小さい噴出孔は閉鎖することができるため、より効率良く被洗浄物の洗浄を行うことが可能になる。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、筐体と、前記筐体内に引き出し自在に設けられた洗浄槽と、被洗浄物を載置する上部食器かご及び下部食器かごと、表面に設けられた複数の噴出孔から洗浄水を被洗浄物に噴出する上部洗浄手段及び下部洗浄手段とを備え、前記上部食器かごは移動可能に載置され、前記上部食器かごが略垂直場合に、前記上部食器かごに設けられた噴出孔開閉部材が前記上部洗浄手段に設けられた複数の噴出孔を閉鎖する食器洗い機である。
この構成により、被洗浄物の量が少なく、使用者が上部食器かごに被洗浄物が載置しなかった場合、被洗浄物への洗浄の寄与が少ない噴出孔は噴出孔開閉手段によって閉鎖されるため、洗浄水は被洗浄物の載置された範囲に集中して噴出されるため、より効率よく被洗浄物の洗浄を行うことができ、さらに、洗浄水が直接洗浄槽の壁面に衝突することが少なくなるため、食器洗い乾燥機の洗浄時の騒音も減少する。
本発明の食器洗い機は、食器かごに載置した被洗浄物の洗浄に寄与の高い噴出孔のみを開放し洗浄を行うので、より効率よく被洗浄物の洗浄を行うことができ、なおかつ、洗浄水が洗浄槽壁面に衝突することによる騒音を低減することができる。
本発明の実施の形態1の食器洗い機のキッチンにビルトインした状態の側断面図 同食器洗い機の上部食器かごを上方へ回動させた状態での要部の部分正面断面図 同食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での要部の部分側断面図 同食器洗い機の上部食器かごを上方へ回動させた状態での要部の部分拡大断面図 本発明の実施の形態2の食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での要部の部分正面断面図 同食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での要部の部分側断面図 同食器洗い機の上部食器かごを上方へ回動させた状態での回転洗浄ノズル上部の拡大断面図 同食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での回転洗浄ノズル上部の拡大断面図 従来の食器洗い機の側断面図
第1の発明は、筐体と、前記筐体内に引き出し自在に設けられた洗浄槽と、被洗浄物を載置する上部食器かご及び下部食器かごと、表面に設けられた複数の噴出孔から洗浄水を被洗浄物に噴出する上部洗浄手段及び下部洗浄手段とを備え、前記上部食器かごは移動可能に載置され、前記上部食器かごが略垂直場合に、前記上部食器かごに設けられた噴出孔開閉部材が前記上部洗浄手段に設けられた複数の噴出孔を閉鎖するものであり、かごに載置された被洗浄物の洗浄に効果のある噴出孔のみから洗浄水が噴出し、洗浄に効果の無い、もしくは少ない噴出孔は閉鎖することができるため、より効率良く洗浄を行うことができ、なおかつ、洗浄水が洗浄槽壁面に衝突することによる騒音を低減することができる。
第2の発明は、上部食器かごは回転動作し、上部洗浄手段は、洗浄槽内壁側面に設けられるとともに上部食器かごに洗浄水を噴出する複数の噴出孔を有し、前記上部食器かごが略水平場合に、噴出孔開閉手段により前記上部洗浄手段の噴出孔が開放され、前記上部食器かごに設置された被洗浄物が洗浄される構成であり、簡単で安価な構成で洗浄に効果の無い、もしくは少ない噴出孔は閉鎖することができるため、より効率良く洗浄を行うことができ、なおかつ、洗浄水が洗浄槽壁面に衝突することによる騒音を低減することができる。
第3の発明は、上部食器かごは被洗浄物を載置する際は略水平にする構成であり、前記上部食器かごを略水平にした際に噴出孔開閉手段が上部洗浄手段の噴出孔を開放しその噴出孔から洗浄水を噴出する構成であり、上部食器かごを使用しない際は上部食器かごへの洗浄水の噴射を行わないため、より効率よく洗浄を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態の食器洗い機のキッチンにビルトインした状態の側断面図、図2は同食器洗い機の上部食器かごを上方へ回動させた状態での要部の部分正面断面図、図3は同食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での要部の部分側断面図、図4は同食器洗い機の上部食器かごを上方へ回動させた状態での要部の部分拡大断面図である。
図1〜図3において、食器洗い機本体内に、上部に開口部を持ち、内部に食器などの被洗浄物を収納する樹脂製の洗浄槽7が前後にスライドするよう構成されている。食器洗い機の洗浄手段8として、前記洗浄槽7の底面部に回転しながら洗浄水を被洗浄物に噴出する回転洗浄ノズル9(下部洗浄手段)、洗浄槽7の壁面の1面以上に設けられた略水平部と立ち上がり部を有する固定洗浄ノズル10(上部洗浄手段)、洗浄槽7外壁側部もしくは底部にビスによって取り付けられた洗浄水を加圧する洗浄ポンプ11、そして、前記洗浄ポンプ11と回転洗浄ノズル9、固定洗浄ノズル10とをつなぐ導水管12を有する。
導水管12は、片側は洗浄ポンプ11、もう片側は分岐して回転洗浄ノズル9と固定洗浄ノズル10とに接続してあるが、別の構成として、分岐部13に分水機構を設け、一定時間おきに導水路を回転洗浄ノズル9側と、固定洗浄ノズル10側に切替える構成も考えられる。
洗浄槽7内には、被洗浄物を載置するための下部食器かご14が、洗浄槽7の一部で構成された支持部15によって、前記回転洗浄ノズル9の上方に支持、載置されており、さ
らに前記下部食器かご14の上方に、上部食器かご16が一辺を回転軸17によって固定され、もしくは回転軸によって形成され、回転軸17が洗浄槽7壁面に固定されている。これにより、上部食器かご16は回転軸17を中心にして回転動作が可能になる。また、上部食器かご16は略水平状態で固定できるように手前と奥側に一対の突起形状18が設けてある。
下部食器かご14および上部食器かご16は金属線材や、金属線材に樹脂をコーティングしたもの、あるいは樹脂を成型したものによって形成されている。なお、前記回転軸17と前記固定洗浄ノズル10とは、一体となった構成も可能である。
回転洗浄ノズル9および固定洗浄ノズル10の表面には1個以上の噴出孔19が設けられており、固定洗浄ノズル10の噴出孔19は噴出孔開閉手段20によって開閉される。噴出孔開閉手段20は様々な構成方法があるが、以下に一例を示す。
固定洗浄ノズル10、上部食器かご16および噴出孔開閉手段20の構成を断面図として示した図4において、固定洗浄ノズル10は洗浄槽内側表面にくぼみ形状21があり、くぼみ形状21の奥部のほぼ中央に噴出孔19が設けてある。回転軸17は固定洗浄ノズル10よりもやや下に取り付けられており、前述したように回転軸17に上部食器かご16の一辺が回動可能なように係合され、直接、もしくは固定のための部品を介して洗浄槽7に回動可能なように支持されている。上部食器かご16には、回転軸17から固定洗浄ノズル10のくぼみ形状21までの距離をXとすると、やはり回転軸17から距離Xの位置に樹脂もしくはゴム製の突起形状22が噴出孔19を開閉する噴出孔開閉部材として設けてある。
上部食器かご16を回動させた際に、略垂直に固定した場合には、上部食器かご16の突起形状22が固定ノズル10のくぼみ形状21に嵌まり、噴出孔19を閉鎖する。また、上部食器かご16を略水平に固定した場合には、噴出孔19は開放され、固定洗浄ノズル10の噴出孔19は、上部食器かご16に設置された被洗浄物に向けて洗浄水を噴射し洗浄する。
以上のように構成した食器洗い機について、その動作、作用を説明する。食器洗い機を使用する際、使用者はまず、食器洗い機本体から洗浄槽7を前方へとスライドさせる。それにより、洗浄槽7上部は開口し、使用者は開口部から洗浄槽7内の上部食器かご16、下部食器かご14へと、被洗浄物を載置することができる。
このとき上部食器かご16が略水平に固定された状態であれば、上部食器かご16の下方の下部食器かご14へは被洗浄物を載置することはできないため、まず、上部食器かご16は略垂直となるよう上方に回動させて上へはねあげた状態で固定する。次に下部食器かご14へと被洗浄物を載置する。
ここで、被洗浄物をすべて下部食器かご14へと載置できた場合、使用者は、上部食器かご16は使用せずそのまま略垂直に固定したままで洗浄槽7を食洗機本体へと収納し、洗浄動作を開始する。上部食器かご16が略垂直に固定された場合は上部食器かご16へ載置した被洗浄物を洗浄するための洗浄槽7壁面の固定洗浄ノズル10の噴出孔19は上部食器かご16の突起形状22によって閉鎖されているため、効率よく下部食器かご14に載置した被洗浄物のみに洗浄水を噴出することができる。
下部食器かご14に被洗浄物を載置しきれなかった場合は、利用者は上部食器かご16を下方に回動させて移動させ、手前と奥側に設けた突起形状18で略水平に固定する。そして上部食器かご16に被洗浄物を載置し、すべての被洗浄物を載置し終えると、洗浄槽
7を食洗機本体へと収納し、洗浄動作を開始する。
上部食器かご16が略水平に固定された場合は、上部食器かご16へ載置した被洗浄物を洗浄するための洗浄槽7壁面の固定洗浄ノズル10の噴出孔19は開放されているため、固定洗浄ノズル10の噴出孔19から、上部食器かご16に載置した被洗浄物へ洗浄水が噴射され、下部食器かご14、上部食器かご16、どちらの食器かごに載置した被洗浄物にも十分な洗浄水が噴出されるため、利用者はどのように被洗浄物を載置しても、十分な洗浄性能を得ることが可能となる。
なお、上記の固定洗浄ノズル10の噴出孔19の開閉は、複数個の噴出孔19のすべてに対して同時に実施される構成とすると、被洗浄物をすべて下部食器かご14へと載置できた場合には、回転洗浄ノズル9からのみ下部食器かご14に載置した被洗浄物に洗浄水を噴出することができ、最も効率よく下部食器かご14に載置した被洗浄物を洗浄することができる。
また、固定洗浄ノズル10の噴出孔19の開閉は、複数個の噴出孔19のうち一部に対して実施される構成とすることも可能で、このような構成とした場合には、被洗浄物をすべて下部食器かご14へと載置できた場合においても固定洗浄ノズル10の閉鎖されない噴出孔19による上方からの洗浄水を加えた相乗的な洗浄効果の向上を図ることも可能である。
(実施の形態2)
本発明は、回転洗浄ノズルのノズル回転軸の上方にタワー状の突起部を設け、この突起部に上部食器かごへ載置した被洗浄物を洗浄するための噴出孔を設けるとともに、上部食器かごの回転動作に連動して、この噴出孔を開閉する噴出孔開閉手段を備えたものである。他の構成は実施の形態1とほぼ同構成であるため、詳細な説明は省略する。図5、6は本発明の第2の実施の形態の食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での要部の部分正面断面図および部分側断面図、図7は同食器洗い機の上部食器かごを上方へ回動させた状態での回転洗浄ノズル上部の拡大断面図、図8は同食器洗い機の上部食器かごを下方へ回動させた状態での回転洗浄ノズル上部の拡大断面図である。
図5および図6において、回転洗浄ノズル23には、ノズル回転軸の上方に中空円筒のタワー状の突起部24が設けてあり、ノズル表面および突起部24の先端付近には1個以上の噴出孔25、突起部24の先端付近の噴出孔25部には噴出孔開閉手段26が構成されている。噴出孔開閉手段26は様々な構成方法があるが、以下に一例を示す。
図7〜8に示すように、前記タワー状の突起部24の先端の平面部36には円形の穴24aが空けられており、そのわずか下方の外周部に2箇所の噴出孔25となる壁面開放部27が対称に設けられている。また、突起部24の内部には、円状の平面28を上底部とする有底筒状部29と平面28の上面28bから突起部24の先端の平面部36に設けた円形の穴24aを貫通させて上方に延出させた円柱30とから成る噴出孔開閉部材33を上下方向に移動可能に設けてある。円柱30の上部先端には外径が円柱30より大きい平面31を備えてある。
この噴出孔開閉部材33の上下方向の移動は、円状の平面28の外周のガイド部28aと有底筒状部29の外周の下部であるガイド部29aとによって突起部24の内周壁にガイドされて行われ、上方向への移動は平面28の上面28bが突起部24の先端の平面部36の下面によって、また下方向への移動は平面31の下面31aが突起部24の先端の平面部36の上面によってそれぞれ規制される構成としてある。
そして、噴出孔開閉部材33の有底筒状部29の壁面でガイド部28aとガイド部29aとの間に、2箇所の噴出孔となる壁面開放部32が対称に設けられている。この壁面開放部32の高さ位置は、図8に示すように、噴出孔開閉部材33の平面31の下面31aが回転洗浄ノズル23の突起部24の先端の平面部36の上面によって規制される最下方位置よりやや上方位置において、回転洗浄ノズル23の突起部24の壁面開放部27とほぼ同じ高さに位置するように設定してある。
円柱30の上部先端の平面31は、上部食器かご34を略水平に固定した際に、洗浄ポンプ11から回転洗浄ノズル23に洗浄水が送られるとその圧力により上昇して上部食器かご34に設けた突起部35の先端が平面31に接触するように構成されている。
ここで、噴出孔開閉手段26の構成および動作について説明する。まず上部食器かご34を上方へはねあげて固定した場合、噴出孔開閉部材33は洗浄のために洗浄ポンプ11から回転洗浄ノズル23に送られた洗浄水の圧力により、上部へと持ち上げられ、円状の平面28の上面28bがタワー状の突起部24の平面部36の下面に接触した状態で固定される。このとき、タワー状の突起部24壁面の噴出孔となる壁面開放部27は、有底筒状部29の外周の下部であるガイド部29aに対応する高さ位置に存在し、内部の噴出孔開閉部材33壁面の噴出孔となる壁面開放部32とは同高さ位置に存在しないため、タワー状の突起部24の上方からは洗浄水は噴出されない(図7参照)。
一方、上部食器かご34を略水平に固定した場合、噴出孔開閉部材33は洗浄のために洗浄ポンプ11から回転洗浄ノズル23に送られた洗浄水の圧力により、上部へと持ち上げられ、円柱30の上部先端の平面31が上部食器かご34の突起部35に接触した状態で噴出孔開閉部材33の位置が固定される。このとき、タワー状の突起部24壁面の噴出孔となる壁面開放部27と内部の噴出孔開閉部材33の壁面の噴出孔となる壁面開放部32は、同高さ位置に存在するため、タワー状の突起部24上方の噴出孔25から洗浄水が噴出される(図8参照)。
以上のように構成した食器洗い機について、その動作、作用を説明する。食器洗い機を使用する際、使用者はまず、食器洗い機本体から洗浄槽7を前方へとスライドさせる。それにより、洗浄槽7上部は開口し、使用者は開口部から洗浄槽7内の上部食器かご34、下部食器かご14へと、被洗浄物を載置することができる。
このとき上部食器かご34が略水平に固定された状態であれば、上部食器かご34の下方の下部食器かご14へは被洗浄物を載置することはできないため、まず、上部食器かご34は略垂直となるよう上方に回動させて上へはねあげだ状態で固定する。次に下部食器かご14へと被洗浄物を載置する。
ここで、被洗浄物をすべて下部食器かご14へと載置できた場合、使用者は、上部食器かご34は使用せずそのまま略垂直に固定したままで洗浄槽7を食洗機本体へと収納し、洗浄動作を開始する。上部食器かご34が略垂直に固定された場合は、噴出孔開閉部材33が圧送される洗浄水によって上方に押し上げられ、図7に示すように上部食器かご34へ載置した被洗浄物を洗浄するための回転洗浄ノズル23のタワー上部の突起部24上部の噴出孔25は閉鎖されているため、効率よく下部食器かご14に載置した被洗浄物のみに洗浄水を噴出する。
下部食器かご14に被洗浄物を載置しきれなかった場合は、利用者は上部食器かご34を下方に回動させて移動させ、手前と奥側に設けた突起形状18で略水平に固定する。そして上部食器かご34に被洗浄物を載置し、すべての被洗浄物を載置し終えると、洗浄槽7を食洗機本体へと収納し、洗浄動作を開始する。
上部食器かご34が略水平に固定された場合は、図8に示すように、噴出孔開閉部材33は洗浄水によって上方に押し上げられると上部食器かご34に設けた突起部35によって上方への移動を規制され、上部食器かご34へ載置した被洗浄物を洗浄するための回転洗浄ノズル23のタワー上部の突起部24上部の噴出孔25は開放されているため、噴出孔25から、上部食器かご34に載置した被洗浄物へ洗浄水が噴射され、下部食器かご14、上部食器かご34、どちらの食器かごに載置した被洗浄物にも十分な洗浄水が噴出されるため、利用者はどのように被洗浄物を載置しても、十分な洗浄性能を得ることが可能となる。
本発明の食器洗い機は、食器かごに載置した被洗浄物の洗浄に寄与の高い噴出孔のみを開放し洗浄を行うことにより、被洗浄物の十分な洗い上がりを維持したまま、より効率よく被洗浄物の洗浄を行うことができるので、食器洗い機や食器洗い乾燥機に有用である。
7 洗浄槽
8 洗浄手段
9 回転洗浄ノズル(下部洗浄手段)
10 固定洗浄ノズル(上部洗浄手段)
11 洗浄ポンプ
12 導水管
14 下部食器かご
16 上部食器かご
17 回転軸
18 突起形状
19 噴出孔
20 噴出孔開閉手段
21 くぼみ形状
22 突起形状(噴出孔開閉部材)
23 回転洗浄ノズル(上部洗浄手段、下部洗浄手段)
24 突起部(上部洗浄手段)
25 噴出孔
26 噴出孔開閉手段
27 壁面開放部
28 平面
28a ガイド部
28b 上面
29 有底筒状部
29a ガイド部
32 壁面開放部
33 噴出孔開閉部材
34 上部食器かご
35 突起部

Claims (3)

  1. 筐体と、前記筐体内に引き出し自在に設けられた洗浄槽と、被洗浄物を載置する上部食器かご及び下部食器かごと、表面に設けられた複数の噴出孔から洗浄水を被洗浄物に噴出する上部洗浄手段及び下部洗浄手段とを備え、前記上部食器かごは移動可能に載置され、前記上部食器かごが略垂直場合に、前記上部食器かごに設けられた噴出孔開閉部材が前記上部洗浄手段に設けられた複数の噴出孔を閉鎖する食器洗い機。
  2. 上部食器かごは回転動作し、上部洗浄手段は、洗浄槽内壁側面に設けられるとともに上部食器かごに洗浄水を噴出する複数の噴出孔を有し、前記上部食器かごが略水平場合に、噴出孔開閉手段により前記上部洗浄手段の噴出孔が開放され、前記上部食器かごに設置された被洗浄物が洗浄される請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 上部食器かごは被洗浄物を載置する際は略水平にする構成であり、前記上部食器かごを略水平にした際に噴出孔開閉手段が上部洗浄手段の噴出孔を開放しその噴出孔から洗浄水を噴出する請求項1または2に記載の食器洗い機。
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