JP4957558B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばPC(personal computer)装置間において画像の転送を行う際に、当該転送画像における未使用色を検出するための画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来のサーバ・クライアント・システムにおいて、例えばクライアント装置からのリモート操作によりサーバ装置側で所望のアプリケーション・プログラムを起動実行させるシン・クライアント・システムがある。
このシン・クライアント・システムでは、クライアント装置の操作入力に応じてサーバ装置側で処理更新される表示用の画像データが該サーバ装置からその画像更新の都度クライアント装置へと送信されて表示される。
このため、ネットワーク上にある複数のクライアント装置それぞれからの操作入力に応じた各処理を支障なく行う必要があるサーバ装置では、その各クライアント装置に対する画像データの送信を如何に効率良く行い当該サーバ装置の負荷を軽くするかが重要になっている。
そこで、サーバ装置からクライアント装置へ送信転送する表示用画像データの画像領域をマトリクス状にタイル単位に分割し、当該タイル画像内の色の使用状況に応じて最適な画像圧縮手段を選択的に切り替えて符号化処理し、このタイル画像毎の圧縮符号化データを送信する画像圧縮システムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、クライアント装置側において、サーバ装置から送信された表示用画像データをスムーズに誤り無く表示させるため、クライアント装置からサーバ装置への画像データの取得要求時から当該画像データの受信取得時までの通信遅延時間Tdと、当該画像データの受信取得時から描画表示完了時点までの推定描画時間Teとを求め、推定描画時間Teが通信遅延時間Tdよりも長い場合には、次の画像データの取得要求を(Te−Td)時間だけ停止し、推定描画時間Teが通信遅延時間Tdよりも短い場合には、次の画像データの取得要求を即時に行うようにしたシン・クライアント・システムも考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、サーバ装置からクライアント装置へ表示用画像データを送信する際には、前回の画像データに対して今回の画像データの変化部分を抽出すると共に、未変化部分の全ての画素データを透過色に設定して送信することにより、圧縮効率の向上による送信データ量の削減や高速化を図るだけでなく、クライアント装置にて画像表示を更新させる場合に、前記変化部分の画像データの書き替え処理のみ実施すれば良いようにしたサーバ・クライアント・システムも考えられている。
ここで、送信すべき画像データの未変化部分の全ての画素データを透過色に設定するとは、当該画像データの未使用色を検出して設定するもので、この透過色(未使用色)が何色であるかの情報を付加して画像データを送信することで、クライアント装置では当該透過色に設定された画像部分の書き替え処理を省略できるものである。
特表2003−514416号公報 特開2004−349965号公報
従来の画像処理装置において、ある画像データの中から未使用色を検出するには、当該画像データの色解像度(色成分毎に定められたビット数で濃度値を表す)に応じて定められる全種類の色データ(RGB各成分8ビットで24ビットの色データの場合には2の24乗色)を対象として各画素毎の色データの存在の有無を比較判断し、その結果、存在の無い色データを未使用色として検出するものである。
このため、全表示可能色の中から未使用色を検出するための手段として、これをソフトウエア処理により行うと、その検出処理に時間が掛かってしまい画像データの送信処理それ自体の負荷が重くなるという問題があり、またハードウエア回路により行うと、回路規模が膨大になり効率的で高速な未使用色の検出を行うことができないという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、画像データの未使用色を効率的に且つ高速に検出することが可能になる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、画像データを記憶する画像記憶部と、この画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分のうち1つの予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第1の測定回路手段と、この第1の測定回路手段により測定された予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第1の検出回路手段と、この第1の検出回路手段により検出された最も使用度数の少ない色成分の濃度値に一致する画像データをRGBの各色成分に分解し、前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第2の測定回路手段と、この第2の測定回路手段により測定された前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第2の検出回路手段と、第1の検出回路手段により検出された予め固定された色成分の濃度値と、第2の検出回路手段により検出された予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出回路手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の画像処理装置は、前記未使用色検出回路手段が、予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する際に、使用度数が0の色成分の濃度値を用いて未使用色を検出することを特徴としている。
請求項3に記載の画像処理装置は、画像データを記憶する画像記憶部と、この画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分毎に濃度値毎の使用度数を測定する測定回路手段と、この測定回路手段により測定されたRGB色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値をRGB色成分毎に検出する検出回路手段と、前記検出回路手段により検出されたRGB色成分毎の最も使用度数の少ない色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出回路手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の画像処理装置は、前記請求項3に記載の未使用色検出回路手段が、RGB色成分毎の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する際に、使用度数が0の色成分の濃度値を固定して、残りの色成分の濃度値を0にすることにより未使用色を検出することを特徴としている。
請求項5に記載の画像処理装置は、画像データを記憶する画像記憶部と、この画像記憶部から読み出された画像データの各画素情報を検出する画素情報検出回路手段と、この画素情報検出回路手段により検出された前記画像データの各画素情報に従って、2つの色成分の濃度値を固定にしたRGB色データを設定する設定回路手段と、この設定回路手段により固定に設定された色成分の濃度値を有するRGB色データと前記画像記憶部から読み出された画像データとを比較して当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出回路手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の画像処理装置は、前記画素情報検出回路手段が、前記画像記憶部から読み出された画像データの画素数を検出する画素数検出回路手段であり、前記設定回路手段が、前記画素数検出回路手段により検出された前記画像データの画素数がRGBのうち1色の色成分での分解能に応じた色数未満である場合には2つの色成分の濃度値を固定にしたRGB色データを設定する画素数対応設定回路手段である、ことを特徴としている。
請求項7に記載の画像処理装置は、前記画素情報検出回路手段は、前記画像記憶部から読み出された画像データの色数を検出する色数検出回路手段であり、前記設定回路手段は、前記色数検出回路手段により検出された前記画像データの色数がRGBのうち1色の色成分での分解能に応じた色数未満である場合には2つの色成分の濃度値を固定にしたRGB色データを設定する色数対応設定回路手段である、ことを特徴としている。
請求項8に記載の画像処理方法は、画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分のうち1つの予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第1の測定ステップと、この第1測定ステップにより測定された予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第1の検出ステップと、この第1の検出ステップにより検出された最も使用度数の少ない色成分の濃度値に一致する画像データをRGBの各色成分に分解し、前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第2の測定ステップと、この第2の測定ステップにより測定された前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第2の検出ステップと、第1の検出ステップにより検出された予め固定された色成分の濃度値と、第2の検出ステップにより検出された予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出ステップと、からなることを特徴としている。
請求項9に記載の画像処理方法は、画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分毎に濃度値毎の使用度数を測定する測定ステップと、この測定ステップにより測定されたRGB色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値をRGB色成分毎に検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出されたRGB色成分毎の最も使用度数の少ない色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出ステップと、からなることを特徴としている。
本発明によれば、画像データの未使用色を効率的に且つ高速に検出することが可能になる画像処理装置および画像処理方法を提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の画像処理装置の実施形態に係るコンピュータ装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
このコンピュータ装置10は、例えばシン・クライアント・システムにおけるサーバ装置として使用されるもので、このコンピュータ装置10はCPU11を備えている。
CPU11は、フラッシュROM13に予め記憶されたシステム・プログラムや外部から当該フラッシュROM13に読み込まれた装置制御プログラム、さらには各種のアプリケーション・プログラムに従い、RAM14を作業用のデータメモリとして回路各部の動作を制御するもので、前記ROM13に記憶された装置制御用の各種プログラムは、通信インターフェイス(I/F)17に接続されたクライアント装置(図示せず)からのユーザ操作入力信号や、入力装置15からのキー操作入力信号などに応じて起動され実行される。
前記CPU11には、ROM13、RAM14、通信I/F17、入力装置15がバス12を介して接続される他に、クライアント装置に対して送信する画像データの処理を行うための画像処理ボード19、ハードディスクなどの記録再生装置である外部記憶装置18、CD,DVD,FD,USBメモリ,メモリ・カードなどの補助記憶装置18a、および表示装置16が接続される。
例えば通信I/F17を介して接続されているクライアント装置からのユーザ操作入力信号に応じてROM13に記憶されているアプリケーション・プログラムが起動され、当該アプリケーション処理に応じた表示用の画像(画面)データが生成されると、その表示用の画像(画面)データは表示更新の都度クライアント装置へ送信転送されて表示される。
この場合、前記アプリケーション処理に応じて生成された表示用の画像データは、画像処理ボード19において送信のための種々の画像処理が施され、通信I/F17を介してクライアント装置へ送信される。
図2は、前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19にて行われる転送すべき表示用画像データの生成処理を説明する図である。
先ず、RAM14には、前記アプリケーション処理に応じて生成された表示用画像データを記憶するためのメモリとして、今回の表示更新に応じて生成された変化後の画像データG′を記憶するための今回画像メモリ、この今回画像(G′)の生成に伴い前回画像となった変化前の画像データGを記憶するための前回画像メモリ、そして今回画像メモリに記憶された画像データG′を転送用の画像データとして処理した後の画像データGhnを記憶するための転送画像メモリが備えられる。
すなわち、画像処理ボード19は、図2に示すように、前記RAM14内の前回画像メモリから読み出された前回(変化前)の表示用画像データGと、今回画像メモリから読み出された今回(変化後)の表示用画像データG′とをハードウエア回路により比較し、当該今回(変化後)の表示用画像データG′における画像の変化部分hを抽出する。またこれと共に、今回(変化後)の表示用画像データG′の中で未使用の色データnをハードウエア回路により検出する。そして、今回(変化後)の表示用画像データG′における画像の変化部分hをそのままに、それ以外の未変化部分の全画素データを前記未使用の色データ(透過色)nに置換してなる転送用の画像データGhnを生成する。
この転送用の画像データGhnは、適切な圧縮処理が施され、前記透過色nおよび圧縮方式の情報が付加されて通信I/F17からクライアント装置へ送信転送される。
図3は、前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第1実施形態の未使用色検出回路19Mの構成を示す回路図である。
この第1実施形態の未使用色検出回路19Mは、コントローラ101を動作制御部として、RGBデコーダ102、振り分け回路109、RGB各成分の計数レジスタ103,110,116および各対応するカウンタ104,111,117、RGB各成分の使用数比較回路105,112,119、RGB各成分の基準値設定部106,113,118、比較終了検出部107,114、RGB各成分の濃度値・使用数レジスタ108,115,120、色決定回路121、未使用色書込回路122を組み合わせて構成される。
図4は、前記画像処理ボード19に備えられた第1実施形態の未使用色検出回路19Mでのコントローラ101による動作指令の手順を示すフローチャートである。
コントローラ101によってRGBデコーダ102が起動されると(ステップS1)、前記RAM14内の画像データメモリ14G内の今回画像メモリに生成記憶されている今回(変化後)の表示用画像データG′が、その1画素の色データずつRGBデコーダ102に読み込まれる。
このRGBデコーダ102は、前記今回画像メモリから読み込まれた1画素の色データを、R,G,Bそれぞれの色成分の濃度値データに分解するもので(図5参照)、この分解されたR成分の濃度値データは計数レジスタ103に送られる。
図5は、前記未使用色検出回路19MのRGBデコーダ102及び振り分け回路109による色データ分解処理の概要を示す図である。最初にRGBデコーダ102によりR成分を検出してR成分の濃度値のヒストグラム(使用度数)を測定し、次にR成分の使用度数が最小となる濃度値に一致する色データを選択して振り分け回路109によりG成分とB成分を検出し、G成分とB成分の濃度値のヒストグラム(使用度数)を測定している。
前記計数レジスタ103は、R成分の濃度値データの分解能(ビット数)に対応する分(8ビットの場合は256個)のレジスタを有しその濃度値0〜255によってアドレスされるもので(図6参照)、前記RGBデコーダ102から送られた各濃度値データによってアドレスされるところのレジスタに対応するカウンタ104によって使用数“1”ずつ加算される(ステップS2)。
図6は、前記未使用色検出回路19MにおけるRGB各計数レジスタ103,110,116の動作例を示す図である。
つまり、例えば図6に示すように、例えばR成分の濃度値の値が“0”であった場合にはR成分の計数レジスタ103のアドレス“0”に対応して使用数“1”が加算され、またR成分の濃度値の値が“1”であった場合には計数レジスタ103のアドレス“1”に対応して使用数“1”が加算され、さらに続いてR成分の濃度値の値が“1”であった場合には計数レジスタ103のアドレス“1”に対応して使用数“1”が加算されるもので、計数レジスタ103には、前記今回(変化後)の表示用画像データG′におけるR成分の画素単位での濃度値の使用度数がセットされることになる(ステップS2)。
前記R成分の計数レジスタ103において、前記今回(変化後)の表示用画像データG′における全画素のR成分の濃度値の使用度数がセットされると(ステップS3)、コントローラ101によってR成分の使用数比較回路105が起動され、基準値設定部106に“0”“1”“2”…と段階的にセットされる基準値を対象に前記R成分の計数レジスタ103のアドレス毎にセットされた当該アドレスに対応する濃度値の使用度数が比較される。そして、R成分の使用数比較回路105において、最初に基準値と比較一致したところのアドレス(濃度値)、つまり最も使用度数が少ないR成分の濃度値が検出され、比較終了検出部107からその終了検出信号が出力されると、これに伴い、R成分の最少使用度数のデータと共にそのR成分の濃度値が濃度値・使用数レジスタ108に格納される(ステップS4,S5)。
図7は、前記未使用色検出回路19Mの使用数比較回路105によって濃度値・使用数レジスタ108に格納されたR成分の最少使用度数の濃度値とその使用度数の具体例を示す図である。
図8は、前記未使用色検出回路19Mの振り分け回路109により検出されるデータの具体例を示す図である。
コントローラ101によって振り分け回路109が起動されると(ステップS6)、前記RAM14内の画像データメモリ14G内の今回画像メモリに生成記憶されている今回(変化後)の表示用画像データG′が、その1画素の色データずつ振り分け回路109に読み込まれる。
この振り分け回路109は、前記今回画像メモリから読み込まれた1画素の色データを、R,G,Bそれぞれの色成分の濃度値データに分解するもので、この分解されたR成分の濃度値データの中からR成分の濃度値・使用数レジスタ108に格納されたR成分の最少使用度数の濃度値に一致するデータだけが選択されて、G成分の計数レジスタ110とB成分の計数レジスタ116に振り分けて送られる。
前記G成分の計数レジスタ110とB成分の計数レジスタ116は、各成分の濃度値データの分解能(ビット数)に対応する分(8ビットの場合は256個)のレジスタを有しその濃度値0〜255によってアドレスされるもので(図6参照)、前記G成分の計数レジスタ110とB成分の計数レジスタ116から送られた各濃度値データによってアドレスされるところのレジスタに対応するカウンタ111,117によってそれぞれ使用数“1”ずつ加算される(ステップS7)。
前記G成分の計数レジスタ110とB成分の計数レジスタ116において、前記今回(変化後)の表示用画像データG′における全画素のG成分とB成分の濃度値の使用度数がセットされると(ステップS8)、コントローラ101によってG成分とB成分の使用数比較回路112,119がそれぞれ起動され、基準値設定部113,118に“0”“1”“2”…と段階的にセットされる基準値を対象に前記G成分とB成分の計数レジスタ110,116のアドレス毎にセットされた当該アドレスに対応する濃度値の使用度数が比較される。そして、G成分とB成分の使用数比較回路112,119において、最初に基準値と比較一致したところのアドレス(濃度値)、つまり最も使用度数が少ないG成分とB成分の濃度値が検出され、比較終了検出部114からその終了検出信号が出力されると、これに伴い、G成分とB成分の最少使用度数のデータと共にそのG成分とB成分の濃度値が濃度値・使用数レジスタ115,120に格納される(ステップS9,S10)。
図9は、前記未使用色検出回路19Mにおいて未使用色を決定する処理の流れの具体例を示す図である。
すなわち、R成分の濃度値・使用数レジスタ108に最少使用度数の濃度値として“3”が格納された場合の例を示している。ここで、色決定例1では、G成分の濃度値・使用数レジスタに最少使用度数の濃度値として“200”が格納され、B成分の濃度値・使用数レジスタに最少使用度数の濃度値として“10”が格納された場合における色決定回路121が決定するRGB各成分の濃度値を示している。また、色決定例2では、G成分の濃度値・使用数レジスタに最少使用度数の濃度値として“30”が格納され、B成分の濃度値・使用数レジスタに最少使用度数の濃度値として“10”が格納された場合における色決定回路121が決定するRGB各成分の濃度値を示している。
ここで、コントローラ101によって色決定回路121が起動される(ステップS11)。
濃度値・使用数レジスタ115,120に格納されたG成分とB成分の使用度数を判別して、使用度数が“0”の色成分の濃度値を決定する。次に、決定した色成分でない色成分の濃度値を任意の値でよいので、“0”に決定する。R成分の濃度値・使用数レジスタ108は既に決定しているので、これでRGB各成分の濃度値が決定したことになる(ステップS11)。
色決定回路121により決定されたRGB各成分の濃度値が当該表示用画像データG′の未使用のRGB色データ(n)として未使用色書込回路122によりRAM14内の未使用色メモリに書き込まれる(ステップS12)。
こうして前記未使用色検出回路19Mにて今回(変化後)の表示用画像データG′における未使用の色データnが検出されることで、前記図2で示したように、画像処理ボード19では、当該表示用画像データG′における画像の変化部分hをそのままに、それ以外の未変化部分の全画素データを前記未使用の色データ(透過色)nに置換してなる転送用の画像データGhnを生成する。
したがって、前記構成のコンピュータ装置(サーバ装置)10における第1実施形態の未使用色検出回路19Mによれば、今回(変化後)の表示用画像データG′の各画素のR成分の濃度値について使用度数を測定し、最も使用度数の少ない濃度値を固定にして残りの色成分の濃度値について使用度数を測定するようにした。残りの色成分についても最も使用度数の少ない濃度値を検出して残りの色成分の濃度値を決定することにより、限られたRGB色データのなかから、当該表示用画像データG′の各画素の色データに一致しない未使用の色データ(透過色)nを検出するようにしたので、効率的で且つ回路規模が膨大になることもなく、またソフトウエア処理によってCPU11に多大な負荷を掛けることもなく、高速に未使用色(透過色)nを検出することができ、転送用の画像データGhnの生成・送信処理も高速に行うことができる。
例えば、RGB各8ビットの24ビットカラーの画像データの場合、通常では24ビットで表される全ての色、つまり2の24乗色(1,677,216色)を考慮に入れて未使用色を検出しなければならないが、本第1実施形態の未使用色検出回路19Mにおいて示したように、RGBの各色成分毎に256個の計数レジスタを用いて、つまり2の8乗×3=768色の中から未使用色を検出すればよいものである。
RGB各8ビットの24ビットカラーの画像データを対象にして実際の回路設計を行った結果、先ず、24ビットで表される全ての色から未使用色を検出する回路の場合は、22,020,096個のFFが必要である。
これに対し、本第1実施形態の未使用色検出回路19Mの場合、FFは6,746個で済む。この場合、RGBの各色成分毎の濃度値の使用度数(ヒストグラム)を測定するための各計数レジスタ103,110,116に関係するFFが27,720個必要となるが、それを加えても、6,746+27,720=34,466個となり、24ビット全てを考慮にいれて未使用色を検出した場合よりも大幅に少ないFFを使用して設計することができる。
なお、前記未使用色検出回路19MにおけるR成分の使用数比較回路105、G成分の使用数比較回路112、B成分の使用数比較回路119の何れかにおいて、基準値“0”と比較一致した使用数の計数レジスタ103,110,116のアドレス(濃度値)が検出された場合には、この検出された色の濃度値は今回(変化後)の表示用画像データG′の中で全く使用されていないことになるので、当該未使用の色の濃度値を固定にして残りの色の濃度値を任意の組合せに設定したRGB色データを生成することで、これを未使用色(透過色)nとして検出することができる。
(第2実施形態)
図10は、前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第2実施形態の未使用色検出回路19Maの構成を示す回路図である。
この第2実施形態の未使用色検出回路19Maは、コントローラ201を動作制御部として、RGBデコーダ202、RGB各成分の計数レジスタ203,209,215および各対応するカウンタ204,210,216、RGB各成分の使用数比較回路205,211,217、RGB各成分の基準値設定部206,212,218、比較終了検出部207,213、RGB各成分の濃度値・使用数レジスタ208,214,219、色決定回路220、未使用色書込回路221を組み合わせて構成される。
図11は、前記画像処理ボード19に備えられた第2実施形態の未使用色検出回路19Maでのコントローラ201による動作指令の手順を示すフローチャートである。
コントローラ201によってRGBデコーダ202が起動されると(ステップS21)、前記RAM14内の画像データメモリ14G内の今回画像メモリに生成記憶されている今回(変化後)の表示用画像データG′が、その1画素の色データずつRGBデコーダ202に読み込まれる。
このRGBデコーダ202は、前記今回画像メモリから読み込まれた1画素の色データを、R,G,Bそれぞれの色成分の濃度値データに分解するもので(図12参照)、この分解されたRGB各成分の濃度値データは計数レジスタ203,209,215に送られる。
図12は、前記未使用色検出回路19Maにおけるデコーダ202の動作例を示す図である。RGBデコーダ202によりRGB各成分の濃度値を検出し、RGB各成分の濃度値のヒストグラム(使用度数)を測定している。
前記計数レジスタ203,209,215は、RGB各成分の濃度値データの分解能(ビット数)に対応する分(8ビットの場合は256個)のレジスタをそれぞれ有しその濃度値0〜255によってアドレスされるもので(図6参照)、前記RGBデコーダ202から送られた各濃度値データによってアドレスされるところのレジスタに対応するそれぞれのカウンタ204,210,216によって使用数“1”ずつ加算される(ステップS22)。
前記計数レジスタ203,209,215において、前記今回(変化後)の表示用画像データG′における全画素のRGB各成分の濃度値の使用度数がセットされると(ステップS23)、コントローラ201によってRGB各成分の使用数比較回路205,211,217が起動され、基準値設定部206,212,218に“0”“1”“2”…と段階的にセットされる基準値を対象に前記計数レジスタ203,209,215のアドレス毎にセットされた当該アドレスに対応する濃度値の使用度数が比較される。そして、RGB各成分の使用数比較回路205,211,217において、最初に基準値と比較一致したところのアドレス(濃度値)、つまり最も使用度数が少ないRGB各成分の濃度値が検出され、比較終了検出部207,213からその終了検出信号が出力されると、これに伴い、RGB各成分の最少使用度数のデータと共にそのRGB各成分の濃度値が濃度値・使用数レジスタ208,214,219に格納される(ステップS24,S25、S26,S27,S28,S29)。
ここで、コントローラ201によって色決定回路220が起動される(ステップS30)。
濃度値・使用数レジスタ208,214,219に格納されたRGB各成分の使用度数を判別して、使用度数が“0”の色成分の濃度値を決定する。次に、決定した色成分でない色成分の濃度値を任意の値でよいので、“0”に決定する(ステップS30)。
色決定回路220により決定されたRGB各成分の濃度値が当該表示用画像データG′の未使用のRGB色データ(n)として未使用色書込回路221によりRAM14内の未使用色メモリに書き込まれる(ステップS31)。
こうして前記未使用色検出回路19Maにて今回(変化後)の表示用画像データG′における未使用の色データnが検出されることで、前記図2で示したように、画像処理ボード19では、当該表示用画像データG′における画像の変化部分hをそのままに、それ以外の未変化部分の全画素データを前記未使用の色データ(透過色)nに置換してなる転送用の画像データGhnを生成する。
したがって、前記構成のコンピュータ装置(サーバ装置)10における第2実施形態の未使用色検出回路19Maによれば、今回(変化後)の表示用画像データG′の各画素のRGBの各成分の濃度値について使用度数を測定し、RGBの各成分の最も使用度数の少ない濃度値を検出した後に未使用の色データを決定することにより、限られたRGB色データのなかから、当該表示用画像データG′の各画素の色データに一致しない未使用の色データ(透過色)nを検出するようにしたので、効率的で且つ回路規模が膨大になることもなく、またソフトウエア処理によってCPU11に多大な負荷を掛けることもなく、高速に未使用色(透過色)nを検出することができ、転送用の画像データGhnの生成・送信処理も高速に行うことができる。
(第3実施形態)
図13は、前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第3実施形態の未使用色検出回路19Mbの構成を示す回路図である。
この第3実施形態の未使用色検出回路19Mbは、前記コントローラ301を動作制御部として、画素数検出回路302、画素数レジスタ303、画素数比較回路304、RGBデコーダ305、B成分の計数レジスタ306および対応するカウンタ307、B成分の使用数比較回路308、B成分の基準値設定部309、比較終了検出部310、B成分の濃度値・使用数レジスタ311、色決定回路312、未使用色書込回路313を組み合わせて構成される。
この第3実施形態の未使用色検出回路19Mbでは、表示用画像データG′の画素数(画像サイズ)を検出し、この画素数(画像サイズ)が256未満で小型画面に対する画像データであれば、未使用色の検出対象となるRGB色データのうち1つのB成分についての濃度値毎に使用度数を測定し、B成分の最も使用度数の少ない濃度値を検出した後にR成分とG成分の濃度値を決定することにより未使用色の色データを決定する。
つまり、表示用画像データG′の画素数(画像サイズ)が256未満で小型画面に対する画像データあると判断された場合には、最大でもRGB色データの使用数は256色であることから、未使用色の検出対象となるRGB各8ビットで24ビットの色データのうち上位16ビットに対応するRとGの色データを任意の濃度値(例えば“0”)に固定する。
図14は、前記画像処理ボード19に備えられた第3実施形態の未使用色検出回路19Mbでのコントローラ301による動作指令の手順を示すフローチャートである。
コントローラ301によって画素数検出回路302が起動されると(ステップS41)、前記RAM14内の画像データメモリ14Gに備えられた今回画像メモリに生成記憶されている今回(変化後)の表示用画像データG′が、その1画素の色データずつ画素数検出回路302に読み込まれる。
そして、この画素数検出回路302によって検出された前記表示用画像データG′の画素数(画像サイズ)は画素数レジスタ303に格納される(ステップS42)。
前記表示用画像データG′の全画素の読み込みによってその画素数(画像サイズ)が検出格納されると(ステップS43)、コントローラ301によって画素数比較回路304が起動され(ステップS44)、当該検出画素数(画像サイズ)を判別し、画素数が256未満であれば、本第3実施形態のステップS46以降へ進み、画素数が256未満でない場合は、第1実施形態の未使用色検出回路19Mによる処理へ進む(ステップS45)。
コントローラ301によってRGBデコーダ305が起動されると(ステップS46)、前記RAM14内の画像データメモリ14G内の今回画像メモリに生成記憶されている今回(変化後)の表示用画像データG′が、その1画素の色データずつRGBデコーダ305に読み込まれる。
このRGBデコーダ305は、前記今回画像メモリから読み込まれた1画素の色データを、R,G,Bそれぞれの色成分の濃度値データに分解するもので、この分解されたB成分の濃度値データは計数レジスタ306に送られる。
前記計数レジスタ306は、B成分の濃度値データの分解能(ビット数)に対応する分(8ビットの場合は256個)のレジスタを有しその濃度値0〜255によってアドレスされるもので(図6参照)、前記RGBデコーダ305から送られた各濃度値データによってアドレスされるところのレジスタに対応するカウンタ307によって使用数“1”ずつ加算される(ステップS47)。
前記計数レジスタ306において、前記今回(変化後)の表示用画像データG′における全画素のB成分の濃度値の使用度数がセットされると(ステップS48)、コントローラ301によってB成分の使用数比較回路308が起動され、基準値設定部309に“0”“1”“2”…と段階的にセットされる基準値を対象に前記計数レジスタ306のアドレス毎にセットされた当該アドレスに対応する濃度値の使用度数が比較される。そして、B成分の使用数比較回路308において、最初に基準値と比較一致したところのアドレス(濃度値)、つまり最も使用度数が少ないB成分の濃度値が検出され、比較終了検出部310からその終了検出信号が出力されると、これに伴い、RGB各成分の最少使用度数のデータと共にそのB成分の濃度値が濃度値・使用数レジスタ311に格納される(ステップS49,S50)。
ここで、コントローラ301によって色決定回路312が起動される(ステップS51)。
濃度値・使用数レジスタ311にB成分の濃度値が格納されおり、R成分とG成分の濃度値は任意の値でよいので、“0”に決定する(ステップS51)。
色決定回路312により決定されたRGB各成分の濃度値が当該表示用画像データG′の未使用のRGB色データ(n)として未使用色書込回路221によりRAM14内の未使用色メモリに書き込まれる(ステップS52)。
こうして前記未使用色検出回路19Mbにて今回(変化後)の表示用画像データG′における未使用の色データnが検出されることで、前記図2で示したように、画像処理ボード19では、当該表示用画像データG′における画像の変化部分hをそのままに、それ以外の未変化部分の全画素データを前記未使用の色データ(透過色)nに置換してなる転送用の画像データGhnを生成する。
したがって、前記構成のコンピュータ装置(サーバ装置)10における第3実施形態の未使用色検出回路19Mbによれば、今回(変化後)の表示用画像データG′の画素数(画像サイズ)に基づき、256未満の画像サイズの場合は、2つの色成分RとGを“0”の濃度値に固定し、RGB色データのなかから、B成分だけの濃度値について使用度数を測定し、最も使用度数の少ない濃度値を検出した後に未使用の色データを決定することにより、前記第1実施形態の未使用色検出回路19Mおよび前記第2実施形態の未使用色検出回路19Maよりも、回路規模を小さくすることができ、またソフトウエア処理によってCPU11に多大な負荷を掛けることもなく、高速に未使用色(透過色)nを検出することができ、転送用の画像データGhnの生成・送信処理も高速に行うことができる。
しかも、この第3実施形態の未使用色検出回路19Mbによれば、表示用画像データG′の画素数(画像サイズ)に基づき、256未満の画像サイズの場合は、駆動する回路範囲が限定されるので、前記第1実施形態の未使用色検出回路19Mおよび前記第2実施形態の未使用色検出回路19Maに較べて消費電力が小さくなる利点を有する。
(第4実施形態)
図15は、前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第4実施形態の未使用色検出回路19Mcの構成を示す回路図である。
この第4実施形態の未使用色検出回路19Mcは、前記コントローラ401を動作制御部として、色数検出回路402、色数レジスタ403、色数比較回路404、RGBデコーダ405、B成分の計数レジスタ406および対応するカウンタ407、B成分の使用数比較回路408、B成分の基準値設定部409、比較終了検出部410、B成分の濃度値・使用数レジスタ411、色決定回路412、未使用色書込回路413を組み合わせて構成される。
この第4実施形態の未使用色検出回路19Mcでは、表示用画像データG′の色数(RGB色データの数)を検出し、この色数が256未満で小型画面に対する画像データであれば、未使用色の検出対象となるRGB色データのうち1つのB成分についての濃度値毎に使用度数を測定し、B成分の最も使用度数の少ない濃度値を検出した後にR成分とG成分の濃度値を決定することにより未使用色の色データを決定する。
つまり、表示用画像データG′の色数(RGB色データの数)が256未満で小型画面に対する画像データあると判断された場合には、最大でもRGB色データの使用数は256色であることから、未使用色の検出対象となるRGB各8ビットで24ビットの色データのうち上位16ビットに対応するRとGの色データを任意の濃度値(例えば“0”)に固定する。
図16は、前記画像処理ボード19に備えられた第4実施形態の未使用色検出回路19Mcでのコントローラ401による動作指令の手順を示すフローチャートである。
コントローラ401によって色数検出回路402が起動されると(ステップS61)、前記RAM14内の画像データメモリ14Gに備えられた今回画像メモリに生成記憶されている今回(変化後)の表示用画像データG′が、その1画素の色データずつ色数検出回路402に読み込まれる。
そして、この色数検出回路402によって検出された前記表示用画像データG′の色数(RGB色データの数)は色数レジスタ403に格納される(ステップS62)。
前記表示用画像データG′の全画素の読み込みによってその色数(RGB色データの数)が検出格納されると(ステップS63)、コントローラ401によって色数比較回路404が起動され(ステップS64)、当該検出画素数(画像サイズ)を判別し、色数が256未満であれば、本第4実施形態のステップS66以降へ進み、色数が256未満でない場合は、第1実施形態の未使用色検出回路19Mによる処理へ進む(ステップS65)。
ステップS66〜S72は、第3実施形態のステップS46〜S52と同様の処理となるので、説明を省略する。
こうして前記未使用色検出回路19Mcにて今回(変化後)の表示用画像データG′における未使用の色データnが検出されることで、前記図2で示したように、画像処理ボード19では、当該表示用画像データG′における画像の変化部分hをそのままに、それ以外の未変化部分の全画素データを前記未使用の色データ(透過色)nに置換してなる転送用の画像データGhnを生成する。
したがって、前記構成のコンピュータ装置(サーバ装置)10における第4実施形態の未使用色検出回路19Mcによれば、今回(変化後)の表示用画像データG′の色数(RGB色データの数)に基づき、256未満の色数の場合は、2つの色成分RとGを“0”の濃度値に固定し、RGB色データのなかから、B成分だけの濃度値について使用度数を測定し、最も使用度数の少ない濃度値を検出した後に未使用の色データを決定することにより、前記第1実施形態の未使用色検出回路19Mおよび前記第2実施形態の未使用色検出回路19Maよりも、回路規模を小さくすることができ、またソフトウエア処理によってCPU11に多大な負荷を掛けることもなく、高速に未使用色(透過色)nを検出することができ、転送用の画像データGhnの生成・送信処理も高速に行うことができる。
しかも、この第4実施形態の未使用色検出回路19Mcによれば、表示用画像データG′の色数(RGB色データの数)に基づき、256未満の色数の場合は、駆動する回路範囲が限定されるので、前記第1実施形態の未使用色検出回路19Mおよび前記第2実施形態の未使用色検出回路19Maに較べて消費電力が小さくなる利点を有する。
前記各実施形態では、画像データをRGB(Red-Green-Blue)、すなわち、赤(R)・緑(G)・青(B)の3つの色の組み合わせとして表現したが、画像データをCMYK(Cyan-Magenta-Yellow-blacK)、すなわち、藍色(Cyan)、深紅色(Magenta)、黄色(Yellow)、黒(blacK)の4つの色の組み合わせとして表現してもよい。また、画像データをYCbCr、すなわち、Y:輝度(luminance)・Cb:色差(chrominance)・Cr:色差(chrominance)の3つの色の組み合わせとして表現してもよい。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の画像処理装置の実施形態に係るコンピュータ装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19にて行われる転送すべき表示用画像データの生成処理を説明する図。 前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第1実施形態の未使用色検出回路19Mの構成を示す回路図。 前記画像処理ボード19に備えられた第1実施形態の未使用色検出回路19Mでのコントローラ101による動作指令の手順を示すフローチャート。 前記未使用色検出回路19MのRGBデコーダ102及び振り分け回路109による色データ分解処理の概要を示す図。 前記未使用色検出回路19MにおけるRGB各計数レジスタ103,110,116の動作例を示す図。 前記未使用色検出回路19Mの使用数比較回路105によって濃度値・使用数レジスタ108に格納されたR成分の最少使用濃度値とその使用数の具体例を示す図。 前記未使用色検出回路19Mの振り分け回路109により検出されるデータの具体例を示す図。 前記未使用色検出回路19Mにおいて未使用色を決定する処理の流れの具体例を示す図。 前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第2実施形態の未使用色検出回路19Maの構成を示す回路図。 前記画像処理ボード19に備えられた第2実施形態の未使用色検出回路19Maでのコントローラ201による動作指令の手順を示すフローチャート。 前記未使用色検出回路19Maにおけるデコーダ202の動作例を示す図。 前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第3実施形態の未使用色検出回路19Mbの構成を示す回路図。 前記画像処理ボード19に備えられた第3実施形態の未使用色検出回路19Mbでのコントローラ301による動作指令の手順を示すフローチャート。 前記コンピュータ装置(サーバ装置)10の画像処理ボード19に備えられた第4実施形態の未使用色検出回路19Mcの構成を示す回路図。 前記画像処理ボード19に備えられた第4実施形態の未使用色検出回路19Mcでのコントローラ401による動作指令の手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…コンピュータ装置(サーバ装置)
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
14G…画像データメモリ
15…入力装置
16…表示装置
17…通信I/F(インターフェイス)
18…外部記憶装置
18a…補助記憶装置
19…画像処理ボード
19M…未使用色検出回路(第1実施形態)
19Ma…未使用色検出回路(第2実施形態)
19Mb…未使用色検出回路(第3実施形態)
19Mc…未使用色検出回路(第4実施形態)
101,201,301,401…コントローラ
102,202,305,405…RGBデコーダ
103,110,116,203,209,215,306,406…R,G,Bの各計数レジスタ
104,111,117,204,210,216,307,407…カウンタ
105,112,119,205,211,217,308,408…R,G,Bの各使用数比較回路
106,113,118,206,212,218,309,409…基準値設定部
107,114,207,213,310,410…比較終了検出部
108,115,120,208,214,219,311,411…濃度値・使用数レジスタ
121,220,312,412…色決定回路
122,221,313,413…未使用色書込回路
302…画素数検出回路
303…画素数レジスタ
304…画素数比較回路
402…色数検出回路
403…色数レジスタ
404…色数比較回路
G…前回(変化前)の画像データ
G′…今回(変化後)の画像データ
h…画像の変化部分
n…未使用の色データ
Ghn…転送用の画像データ

Claims (9)

  1. 画像データを記憶する画像記憶部と、
    この画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分のうち1つの予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第1の測定回路手段と、
    この第1の測定回路手段により測定された予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第1の検出回路手段と、
    この第1の検出回路手段により検出された最も使用度数の少ない色成分の濃度値に一致する画像データをRGBの各色成分に分解し、前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第2の測定回路手段と、
    この第2の測定回路手段により測定された前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第2の検出回路手段と、
    第1の検出回路手段により検出された予め固定された色成分の濃度値と、第2の検出回路手段により検出された予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出回路手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記未使用色検出回路手段は、予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する際に、使用度数が0の色成分の濃度値を用いて未使用色を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像データを記憶する画像記憶部と、
    この画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分毎に濃度値毎の使用度数を測定する測定回路手段と、
    この測定回路手段により測定されたRGB色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値をRGB色成分毎に検出する検出回路手段と、
    前記検出回路手段により検出されたRGB色成分毎の最も使用度数の少ない色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出回路手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記未使用色検出回路手段は、RGB色成分毎の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する際に、使用度数が0の色成分の濃度値を固定して、残りの色成分の濃度値を0にすることにより未使用色を検出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 画像データを記憶する画像記憶部と、
    この画像記憶部から読み出された画像データの各画素情報を検出する画素情報検出回路手段と、
    この画素情報検出回路手段により検出された前記画像データの各画素情報に従って、2つの色成分の濃度値を固定にしたRGB色データを設定する設定回路手段と、
    この設定回路手段により固定に設定された色成分の濃度値を有するRGB色データと前記画像記憶部から読み出された画像データとを比較して当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出回路手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記画素情報検出回路手段は、前記画像記憶部から読み出された画像データの画素数を検出する画素数検出回路手段であり、
    前記設定回路手段は、前記画素数検出回路手段により検出された前記画像データの画素数がRGBのうち1色の色成分での分解能に応じた色数未満である場合には2つの色成分の濃度値を固定にしたRGB色データを設定する画素数対応設定回路手段である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画素情報検出回路手段は、前記画像記憶部から読み出された画像データの色数を検出する色数検出回路手段であり、
    前記設定回路手段は、前記色数検出回路手段により検出された前記画像データの色数がRGBのうち1色の色成分での分解能に応じた色数未満である場合には2つの色成分の濃度値を固定にしたRGB色データを設定する色数対応設定回路手段である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分のうち1つの予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第1の測定ステップと、
    この第1測定ステップにより測定された予め固定された色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第1の検出ステップと、
    この第1の検出ステップにより検出された最も使用度数の少ない色成分の濃度値に一致する画像データをRGBの各色成分に分解し、前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数を測定する第2の測定ステップと、
    この第2の測定ステップにより測定された前記予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値を検出する第2の検出ステップと、
    第1の検出ステップにより検出された予め固定された色成分の濃度値と、第2の検出ステップにより検出された予め固定された色成分の残りの色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出ステップと、
    からなることを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像記憶部から読み出された画像データをRGBの各色成分に分解し、当該分解されたRGB色成分毎に濃度値毎の使用度数を測定する測定ステップと、
    この測定ステップにより測定されたRGB色成分の濃度値毎の使用度数に従って、最も使用度数の少ない色成分の濃度値をRGB色成分毎に検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出されたRGB色成分毎の最も使用度数の少ない色成分の濃度値から当該画像データの未使用色を検出する未使用色検出ステップと、
    からなることを特徴とする画像処理方法。
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