JP4956179B2 - データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、階層符号化された画像の一部若しくは全体をネットワークに接続可能な別の格納装置に転送するデータ処理装置に関する。
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラに利用されている撮像素子の画素数の増加により、撮像された画像のデータサイズも増加傾向にある。
これにより、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像端末が取り扱う画像のデータ量は増加し、撮像時の記録処理やプレビュー処理の時間が増加して、ユーザの操作感を悪化されるという問題が顕在化している。
また、撮像された画像のデータ量の増加により、メモリに格納できる画像枚数が少なくなるという問題もある。
上記問題を解決するために、撮像された画像を階層符号化し、その一部のデータを外部の格納端末に送信する方式が開示されている。(特許文献1)
階層符号化とは、空間解像度スケーラブル機能や、SNRスケーラブル機能を持つ符号化のことである。階層符号化の1つの例として、離散ウェーブレット変換を用いた階層符号化について説明する。
図14は離散ウェーブレット変換を用いた符号化処理の主要部の構成を示すブロック図である。画像入力部1401から入力された画像データは離散ウェーブレット変換部1402に送られる。離散ウェーブレット変換部1402は入力された画像データに対して2次元の離散ウェーブレット変換を施して変換係数群(以降サブバンド)を出力する。図15に、離散ウェーブレット変換部1402により出力されるサブバンドの構成を示す。離散ウェーブレット変換部1402は、画像データに対して離散ウェーブレット変換を施することにより画像データを周波数成分に分割し、分割された各周波数成分に属する変換係数群をサブバンド(LL,LH2,HH2,HL2,・・・)として出力する。
量子化部1403は入力されたサブバンド毎に、所定の方法により設定された量子化ステップを用いて量子化を行い、量子化インデックスを生成して出力する。
エントロピー符号化部1404は、量子化されたサブバンドに対してエントロピー符号化を行い、符号化データを生成する。この際に量子化インデックスを表すビットは、上位ビットプレーンから順に、算術符号化され符号化データが生成される。
符号列形成部1405は、所定の方法により設定されたプログレッシブ形態に基づいて符号列を形成し出力する。この符号列形成において、符号列形成部1405は、採用するプログレッシブ形態に合わせて、各コードブロックの符号化データの上位ビットプレーンから順に適量の符号化データを選択して1つ以上のレイヤーを構成する。
例えば、設定されたプログレッシブ形態が空間解像度スケーラブルである場合、符号列形成部1405は図16の1601に示すように低周波サブバンドから高周波サブバンドに向かい符号化データを配置する。この際に後半のサブバンドの符号化データを符号列に含めないように選択することもできる。これにより、当該符号列のデータ量を最適化でき、このデータ量に応じて、符号列を復号し再生された画像の解像度を変化させることができる。
さらに、符号列形成部1405は上述のように設定された各プログレッシブ形態に応じて形成された符号列に各種マーカから構成されるメインヘッダ(MH)を追加した最終的な符号列を出力する。
メインヘッダは、符号化対象となる画像のサイズ(水平および垂直方向の画素数)、各色成分数を表すコンポーネント数、各成分の大きさ、ビット精度を表すコンポーネント情報から構成される。さらに、メインヘッダには、ビットストリーム長とヘッダ長を含めた全符号長および符号化対象となる画像に対する符号化パラメータも含まれる。なお、符号化パラメータには離散ウェーブレット変換のレベル、フィルタの種別等が含まれている。
図17に図16で示されるビットストリームを復号した時の画像を示す。LLサブバンドのみを復号した場合は、1701に示すように最小の画像が再生される。また、1702と1703では次のサブバンドまでを復号すると更に大きな画像が復号される様子を示している。
以上は空間スケーラブルを実現するデータ配列を示したものであるが、ビットブレーン単位でレイヤーを構成することも可能である。この場合、SNRスケーラブルが実現されることが知られている。
以上の説明において、プログレッシブ形態が空間解像度スケーラブルの場合には、復号するレイヤーを制限することで、復元される画像の画質を制御することが出来る。また、SNRスケーラブルの場合には、逆離散ウェーブレット変換するサブバンドのレベル数を制限することで復元される画像の解像度を制御することが出来る。
特開2003−060951号公報
しかしながら、撮像された画像を階層符号化し、その一部のデータを外部の格納端末(外部装置)に送信する際に、該格納端末と通信できない状態であると、データの伝送ができないといった問題がある。該問題の解決方法として、複数の外部端末を用意して、通信できる外部端末に対して画像データを伝送する、という方法も考えられる。しかしこの場合、複数の外部メモリを利用しようとしても、デジタルカメラ等の撮像端末がどの画像をどこの外部端末に伝送したかを記録していないと、後で画像を再生しようとしたときに、画像データの再構築ができない、という問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、データ処理装置が階層符号化データを、ネットワーク上に置かれた複数の格納装置に選択的に格納でき、また効率的に画像の再構築を行うことを可能とする技術を提供しようとするものである。
上記問題を解決するために、本発明に関わるデータ処理装置は、前記画像データを保持する保持手段と、少なくとも前記画像データの画像ファイル名と、前記画像データの各階層の画像データの階層情報と、該各階層の画像データの送信先とが階層毎に対応づけられた管理情報を生成する生成手段と、前記管理情報に基づいて、前記送信先に前記各階層の画像データを、階層毎に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、データ処理装置が階層符号化データを、ネットワーク上に置かれた複数の格納格納に選択的に格納することができる。また、画像データの格納に関する情報に基づく管理テーブル(管理情報)を作成しておくことにより、画像を再生する時にこれを利用して効率的に画像の再構築を行うことが可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
図1は、本発明のデジタルカメラを端末の一つに含めた、データ伝送システムを示している。デジタルカメラ11は内部の伝送部によってインターネット等のネットワークに接続されている。また、複数の画像データサーバ(外部装置)12〜15がネットワーク上に配置されていて、デジタルカメラ11とデータ送受信が出来るようになっている。ここで、画像データサーバとは、画像データを格納する機能を持っている外部装置である。
図2は、本発明におけるデジタルカメラ11の主要部の構成を示すブロック図である。図2において、201は被写体を撮像する撮像部である。202は撮像データのホワイトバランスやゲイン等を調整するカメラ信号処理部である。203はデータを一時的に格納する蓄積部である。204は撮像された画像を符号化・復号化する符号化・復号化部である。205は画像を内部記録媒体や、外部の半導体メモリやディスク等に記録する記録部である。206は画像を表示する表示部である。207は撮像や送信を指示する操作部である。208は機能全体を制御すると共に、外部の格納端末に伝送する画像の一部を選択する制御部である。209は制御部208にて選択された画像データを外部に伝送する伝送部であり、伝送の方法としては有線、無線どちらでも良い。
ここで、符号化・復号化部204において、本実施形態では階層符号化が用いられるが、その他の符号化方式と選択的に符号化方法を選べても良い。もしくは、外部の格納端末に送信する画像のみ、階層符号化を行っても良い。
記録部205に記録された1つ以上の画像データは、伝送部209からインターネット等のネットワークへ出力され、図1で示された画像データサーバへ伝送される。
以下、図3に示すフローチャートに沿って、制御部208によって選択された画像データが伝送される動作を説明する。
ステップS301において、制御部208は、伝送する画像を選択する。伝送する画像の選択は、ユーザが操作部207を介して入力してもよいし、伝送する画像の選択方法を予め記録部205等に記録し、制御部208が読み込んで、伝送する画像を選択してもよい。
ステップS302において、制御部208は、S301で選択された画像を格納する画像データサーバを選択する。複数存在する画像データサーバの中から、どこに画像データを送信するかを選択するには幾つかの方法がある。まず、複数存在するサーバのうち予め選択の優先順位が決められていて、送信時に通信可能であれば、その順番で選択する方法がある。すなわち、第一順位のサーバが通信可能であれば、これを選択する。もし、第一順位のサーバが故障していたりして通信不可能な状態であれば、第二順位のサーバの通信状態を調べ、通信可能であれば、第二順位のサーバを選択する。また、その他の方法として、送信時の通信状態を調べることにより、最も通信状態が良い、すなわち通信速度が最も速い画像データサーバを送信先として選択する方法がある。更に、通信可能な状態が確認された複数の画像データサーバのデータ空き容量を調べ、送信画像データとの比較を行い、十分な容量があるサーバを選択する方法がある。また、この場合に、空き容量のほかに、空き容量が十分でも通信速度が送信画像データに対して十分あるかを併せて調べて画像データサーバを選択する方法もある。更に、画像データサーバが通信可能であっても、画像データサーバが別の作業を行っており、画像データの取り扱いが素早く行う事が出来ないことも考えられる。従って、通信可能で、通信速度が十分に出ていても、サーバが別の作業でリソースを占められている場合は避けて、別の画像データサーバを選択する方法もある。このように送信先の選択は様々な方法があり、本発明はこれに限定しない。
また、同じ画像データを複数のサーバに送信する方法もある。
ステップS303において、制御部208は、ステップ301で選択された画像のうちで、伝送される伝送データを決定する。
画像を階層符号化した場合、本実施形態においては図4に示すように、基本層、第2階層、第3階層、最上位層のように4つの層で、画像を画像データとして分けることが出来る。基本層とは、階層符号化された画像から一部のみ取り出して、復号することが出来る最小のデータである。図17においては1701がこれに相当する。以下、第2階層、第3階層と復号時の画像データを増やすことで、更に元画像に近い画像の復号が可能となる。伝送データは、この層単位で伝送可能であり、復号可能な画像データとして残した一部の層以外の画像データが伝送データとなる。伝送データの決定には、幾つかの方法がある。まず、基本層の画像データのみをデジタルカメラ11に残し、これを除いた残りすべての階層の画像データを伝送する方法がある。この場合、デジタルカメラ11に残る画像データは最も少ない。または、表示部206に映し出すために必要な画像データを残して、それ以上の画像データを伝送する方法も考えられる。すなわち、表示部の解像度を元にして、それ以上の解像度の画像データの復号に必要な階層の画像データを伝送データとする方法である。この場合、表示部206に画像データを表示する時には、記録部205からのみ画像データを取り出せば良い。また、予めデジタルカメラ11に残しておく容量を決定しておき、それに相当する画像データを残して、それ以外を伝送データとする方法がある。このようにどの階層までの画像データを伝送するかは、目的によって様々に考えられる。勿論、すべての画像データを伝送する場合も含まれる。
ステップ304において、制御部208は、伝送データに関する管理テーブル(管理情報)を作成する。管理テーブルの例を図5に示す。管理テーブルには以下のような情報が含まれる。デジタルカメラのID情報(デジタルカメラ固有の番号)、画像ファイル名、伝送されるレイヤー(階層)情報、格納先アドレス、ファイルサイズ、転送先がデジタルカメラ内部か外部のネットワーク上かを示す情報、転送ルート、転送レート、転送時間などが記録される。図5の例では、デジカメAというIDの機器でされたDSC001というファイル名の画像と、DSC002というファイル名の画像データが伝送される場合の管理テーブルを示している。DSC001は階層符号化で4つの階層すなわちレイヤーに分けられる。このうち基本層の画像データは本体の記録部205に記録される。そのファイルサイズは50KBで、転送先はデジカメAの内部であり、この例では「0」で示されている。また転送ルートはどういう道筋で格納先に送られるかを示している。データ番号1の転送先は内部であるのでInternalから始まるディレクトリ構成で、その中のdigital−aディレクトリ内のDSC001¥L1ディレクトリに格納されることを示している。その時の転送レートと転送時間も示されている。画像ファイルDSC001の第2層以後の画像データは画像データサーバ1に送られる。従って、格納先アドレスには画像データサーバ1のURLが示されている。そして転送ルートには、画像データサーバ1における格納先のディレクトリが示されている。第2層の画像データはデジタル画像サーバ1すなわちIDS01の中のdigital−aディレクトリ内のDSC001¥L2ディレクトリに格納される。ファイルサイズ、転送レート、転送時間は基本層の画像データと同様に記録される。第3層、最上位層の画像データも第2層の画像データと同様に格納先が記録される。画像ファイルDSC002については、基本層に加えて、第2層の画像データが記録部205に記録される。また第3層以後の画像データの格納先が画像データサーバ2となっている。それ以外は画像ファイルDSC001と同様に管理テーブルに格納先が記録されている。管理テーブルは、画像データとともに記録部205に記録される。
ステップS305において、伝送部209は、選択された伝送データを画像データサーバへ伝送する。画像データサーバは管理テーブルに記述されたディレクトリに伝送データを記録する。結果として、記録部205には、画像から伝送データを差し引いた残りの画像データと管理テーブルが残される。
次に、上述のようにして外部の画像データサーバに伝送データを送った後に、デジタルカメラ11で画像を復元する手順を図6のフローチャートに従って説明する。ステップS601において、ユーザからの入力等により、操作部207は、制御部208に画像の再生を指示する。
ステップS602において、制御部1002は記憶部205に保持されている管理テーブルを読み込む。
ステップS603において、制御部208は、再生する画像において表示部206に表示する十分な画像データをもつ画像が記録部205にあるか否かを判断する。再生する画像において表示部206に表示する十分な画像データをもつ画像が記録部205にある場合、ステップS605において、画像を再生する。また、表示部206に表示する十分な画像データをもつ画像が記録部205にない場合、ステップS604において、読み込んだ管理テーブルを参照し、伝送データが格納されている画像データサーバから伝送データを取得する。その後、ステップS605において、取得した伝送データと記憶部205に保持した画像データを合成し、画像を再生する。ここで、表示部206に表示する十分な画像データを満たすものとして、例えば、画像のサイズがある。表示される画像のサイズはモニタの解像度に比較して大きい事が多いので、画像データを空間プログレッシブで符号化して、高周波のサブバンドを画像データサーバに送信した時にはこのような利用方法になる。または、表示部206に表示するために必要な画像データが高ビット情報(ビットプレーン、レイヤー)の場合も考えられる。表示部205の画質、特に色再現範囲が非常に広いとき、高ビットデータでの再生画像が美しく再現することが可能となる。通常の場合、RGB各色8ビットの画像を扱う場合が多いが、広色域による高画質画像を扱う場合には、12ビットやそれ以上の画素値を扱う場合が考えられる。
以上のようにして、ステップS605では、画像を表示部205に表示ために必要な画像データを調べ、必要な画像データのみを画像データサーバから取得し、画像を表示部205に表示する。
上述のように、デジタルカメラの表示部に画像を表示する以外にも、例えば、プリンタで印刷するためにプリンタに画像データを送信する際に、プリンタの表示部に画像を表示する場合などが考えられる。または、外部のPCなどに画像データを送信する場合なども考えられる。いずれの場合も、表示部205に画像を表示するのと同様に、管理テーブルから画像データサーバの情報と、そこに格納されている伝送データの情報を読み出し、各場合に必要な画像データを調べ、必要な画像データのみを画像データサーバから取得することは可能である。
以上、デジタルカメラを用いて画像を撮像し、その画像データをネットワーク上に配置された画像データサーバに格納する例を示した。もちろん、この方式は静止画像に限らず、階層符号化された動画像データに関しても応用可能である。
上述のように、本実施形態によれば、撮像端末が階層符号化データを、ネットワーク上に置かれた複数の格納端末に選択的に格納することができる。また、画像データの格納に関する情報に基づく管理テーブルを作成しておくことにより、画像を再生する時にこれを利用して効率的に画像の再構築を行うことが可能になる。
<実施形態2>
本実施形態では、階層符号化された画像データを、ネットワーク上に置かれた複数の格納端末に分散して格納することができる実施形態を説明する。
本実施形態におけるデジタルカメラ11の構成は実施形態1と同様である。
以下、図7に示すフローチャートに沿って、制御部208によって選択された画像データが伝送される動作を説明するが、実施形態1と同じ動作するステップは説明を省略する。
ステップS701において、制御部208は、ステップ301で選択された画像のうちで、伝送される画像データと、該画像データを伝送する画像データサーバを選択する。複数存在する画像データサーバの中から、その画像データサーバにどの伝送データを送信するかを選択するには幾つかの方法がある。まず、あらかじめ特定の階層の画像データに対応して格納する画像データサーバを決めておく方法がある。例えば、基本層の画像データをデジタルカメラ11内の記録部205に残した場合に、第2層の画像データは画像データサーバ1に、第3層の画像データは画像データサーバ2に、最上位層の画像データは画像データサーバ3にという方法である。また、伝送データを伝送する際に、該伝送データを伝送する先の画像データサーバを決定する方法も可能である。この場合、画像データサーバの選択方法として、通信速度の速いものを優先する方法や、空き容量の大きいものを優先するなど、様々な選択方法が可能である。いずれの場合でも画像データサーバが通信可能な状態であるかを調査し、通信可能な状態であるものを選択する。
また、同じ階層の画像データを複数の画像データサーバに送信する方法もある。
本実施形態における管理テーブルの例を図8に示す。図8の例では、画像ファイル名DSC001の各階層の画像データと、画像ファイル名DSC002の各階層の画像データがそれぞれ違った画像データサーバに伝送されることが示されている。このように、画像の各階層の画像データを異なる画像データサーバに記録することも可能である。
上述のように、本実施形態によれば、画像データの格納に関する情報に基づく管理テーブルを作成しておくことにより、画像データをネットワーク上に置かれた複数の格納端末に分散して格納することができる。
<実施形態3>
本実施形態では、実施形態1のデータ伝送システムの構成に加えて、伝送した画像データを管理する画像管理サーバを設けるものである。図9に本実施形態におけるデータ伝送システムを示す。91は、撮像された画像データを管理する画像管理サーバである。
以下、図10に示すフローチャートに沿って、制御部208によって選択された画像データが伝送される動作を説明するが、実施形態1と同じ動作するステップは説明を省略する。
ステップS1001において、ステップS305で伝送データが伝送されると、ステップ1001では、画像管理サーバ91に、デジタルカメラ11に残された画像データと管理テーブルが伝送される。デジタルカメラ11に残された画像データは、管理テーブルに記録されている転送ルート、すなわちディレクトリ構造が同じものを画像管理サーバ91にも構築し、同じディレクトリ構造で記録する。すなわち、デジタルカメラ11上で管理テーブルを管理するのと同じ構成を、画像管理サーバ91で構成する。
画像の復号のフローチャートを図11に示す。ステップS1101以外は図6のフローチャートと同一の動作のため、説明を省略する。
ステップS1101において、デジタルカメラ11の制御部208は、再生する画像において表示部206に表示する十分な画像データをもつ画像が画像管理サーバ91にあるか否かを判断する。
画像管理サーバ機能は、複数ある画像データサーバの一つが同時に備えていることも可能である。
これにより、ユーザはデジタルカメラ11を用いて画像を復号することも出来るし、またはネットワーク上にある任意のコンピュータ端末から画像管理サーバ91にアクセスするだけで画像の復号が可能となる。
<実施形態4>
本実施形態では、実施形態1のデジタルカメラに暗号化機能を追加したデータ伝送システムを説明する。
図12に本実施形態におけるデジタルカメラ1201の主要部の構成図を示す。1202は階層符号化された画像を暗号化・復号化する暗号化・復号化部である。暗号化は秘密鍵によって行われ、復号もこの秘密鍵を用いることにより可能となる。秘密鍵はデジタルカメラ1201の中に、管理データとともに記録部205に記録される。
管理テーブルには、この場合、暗号の種類など復号のために必要な情報も含む。図13に示した管理テーブルでは、DSC001を画像データサーバ1に送るときには、DESを、DSC002を画像データサーバ2に送るときにはAESを用いて暗号化されている事が示されている。ここで、DESとはアメリカ商務省標準局が定めた暗号でData Encryption Standardのことであり、AESとは米国商務省標準技術局が定めた暗号でAdvanced Encryption Standardのことである。
以上のように、暗号化した画像データを画像データサーバに格納しておくことにより、第三者の改ざん等を防止することができる。
なお、ここでは暗号の例を示したが、電子透かしを入れておく方法でもよい。特にすべての画像データを画像データサーバに格納した場合、サーバから画像データを改ざんされたり、持ち出されたりすることがある。その場合に電子透かしによる追跡が可能なことは良く知られている。
<実施形態5>
実施形態1乃至4ではデジタルカメラなどの撮像装置における本発明の実施形態を説明したが、本発明は図18に示すようなデータ処理装置(例えば、ホストコンピュータ)に適用してもよい。
図18に本実施形態におけるデータ処理装置の基本構成を示す。1801はCPUで、RAM1802やROM1803に格納されたプログラムやデータを用いて本装置全体の制御を行うと共に、後述の画像処理を行う。1802はRAMで、外部記憶装置1804や記憶媒体ドライブ1810からロードされたプログラムやデータ、画像入力装置1808から入力された画像データなどを一時的に記憶するエリアを備える。また、外部装置から受信したデータを通信装置1811を介して一時的に記憶する。また、CPU1801が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも備える。1803はROMで、本装置全体の制御プログラムやブートプログラム、本装置の設定データ等を格納する。1804はハードディスクなどの外部記憶装置で、記憶媒体ドライブ1809からロードされたプログラムやデータなどを保存することができる。また、ワークエリアのサイズがRAM1802のサイズを越えた場合、越えた分のエリアをファイルとして提供することもできる。
1805、1806は夫々マウス、キーボードで、ポインティングデバイスとして機能し、各種の指示を本装置に入力することができる。1817は画像処理装置で、CPU1801の制御により各種画像処理を実行する。1808は表示装置で、CRTや液晶画面などにより構成されており、画像情報や文字情報を表示することができる。1809は画像入力装置で、スキャナやデジタルカメラなどにより構成されており、画像をデータとして入力することができる。
尚、画像入力装置1809は本装置と接続するためのインターフェースを含む。1810は記憶媒体ドライブで、CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブ等により構成されており、CD−ROMやDVD−ROMやFD等の記憶媒体からプログラムやデータなどを読み込むことができる。1811は通信装置で、外部装置とインターネット等を介して接続することで、データの送受信することができる。1812は上述の各部を繋ぐバスである。
以下、図3に示すフローチャートに沿って、階層符号化されたデータが本データ処理装置によって伝送される動作を説明する。
ステップS301において、CPU1801は、伝送する画像を選択する。伝送する画像の選択は、ユーザがマウス1805やキーボード1806を介して入力してもよいし、伝送する画像の選択方法を予め記録媒体ドライブ1810等に記録し、CPU1801が読み込んで、伝送する画像を選択してもよい。
ステップS302において、CPU1801は、S301で選択された画像を格納する画像データサーバを選択する。
ステップS303において、CPU1801は、ステップ301で選択された画像のうちで、伝送される伝送データを決定する。
ステップ304において、CPU1801は、伝送データに関する管理テーブル(管理情報)を作成する。作成された管理テーブルは、画像データとともにROM1803もしくは記憶媒体ドライブ1810に記録される。
ステップS305において、通信装置1811は、選択された伝送データを画像データサーバへ伝送する。
以上のように、上述のようなデータ処理装置においても、本発明を適用することが可能であり、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
<その他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムの1部として適用しても、1つの機器からなる装置の1部に適用してもよい。
また、本発明は上記実施形態を実現するための装置及び方法のみに限定されるものではない。
例えば、上記システム又は装置内のコンピュータ(CPU或いはMPU)に、上記実施形態を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給するものも本発明の範疇に含まれる。また、このプログラムコードに従って上記システム或いは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実施形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上記実施形態の機能を実現することになる。即ち、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体も本発明の範疇に含まれる。
この様なプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、本発明は上記プログラムコードのみに従って各種デバイスを制御することにより、上記実施形態の機能が実現される場合に限らない。例えば、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
更に、コンピュータの機能拡張ボードに備わるメモリに格納された上記プログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合なども本発明の範疇に含まれる。
実施形態1におけるデータ伝送システムの概念図 実施形態1におけるデジタルカメラ11の主要部の構成を示すブロック図 実施形態1における画像データ伝送のフローチャート 実施形態1における画像データの階層符号化例 実施形態1における管理テーブル 実施形態1における画像データ復号のフローチャート 実施形態2における画像データ伝送のフローチャート 実施形態2における管理テーブル符号列の構成を表す概略図 実施形態2におけるデータ伝送システムの概念図 実施形態3における画像データ伝送のフローチャート 実施形態3における画像データ復号のフローチャート 実施形態4におけるデジタルカメラ11の主要部の構成を示すブロック図 実施形態4における管理テーブル 階層符号化処理の構成を示すブロック図 2次元離散ウェーブレット変換後の係数群の構成図 階層符号化の符号列の構成を表す概略図 空間解像度スケーラブルのデータ構成により復号した際のイメージ図 実施形態5におけるデータ処理装置の基本構成図

Claims (10)

  1. 階層符号化された画像データを処理するデータ処理装置であって、
    前記画像データを保持する保持手段と、
    少なくとも前記画像データの画像ファイル名と、前記画像データの各階層の画像データの階層情報該各階層の画像データの送信先階層毎に対応づけられた管理情報を生成する生成手段と、
    前記管理情報に基づいて、前記送信先に前記各階層の画像データを、階層毎に送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 更に、入力された画像を階層符号化する階層符号化手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記送信手段は、複数の送信先に、同じ画像に対応する同じ階層の画像データを送信することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記送信手段は更に、前記各階層の画像データと前記管理情報とを送信先に送信することを特徴とする請求項1乃至3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記データ処理装置は更に、画像を表示する表示手段を備え、
    前記保持手段は、前記表示手段に表示可能な階層の画像データを保持することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記表示手段に表示可能な階層の画像データは、階層符号化された画像の基本層の画像データであることを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。
  7. 前記データ処理装置は更に、前記各階層の画像データを暗号化する暗号化手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 階層符号化された画像データを処理するデータ処理方法であって、
    前記画像データを保持する保持手段に保持された画像データの画像ファイル名と、前記画像データの各階層の画像データの階層情報該各階層の画像データの送信先階層毎に対応づけられた管理情報を生成する生成工程と、
    前記管理情報に基づいて、前記送信先に前記各階層の画像データを、階層毎に送信する送信工程とを備えることを特徴とするデータ処理方法。
  9. 請求項8に記載のデータ処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  10. 請求項に記載のデータ処理プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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