JP4952636B2 - 映像通信装置および映像通信方法 - Google Patents

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本発明は、例えばMPEG−4等の符号化方式により符号化された映像を、RTP(Real−time Transport Protocol)を用いてパケット通信する映像通信装置および映像通信方法に関する。
MPEG−4符号化方式で符号化されたフレームには、フレーム内予測により静止画モードで符号化されたIフレーム(Intra Picture)と、時間的に前のフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレーム(Predictive Picture)が含まれている。
こうしたフレームのパケット通信時にパケット損失によってデータの一部が欠落した場合、そのまま復号化処理と画面出力処理を継続すると、対象のフレームだけではなくその後のフレームに対してエラーが波及し、次のIフレームが到着するまで画面表示が乱れたままになり、その間、映像品質が非常に低下するという問題を生じている。
こうした問題を解消するために、次のような第1および第2の方法が考えられている(非特許文献1,2参照)。すなわち、第1の方法は、受信側でRTPによりパケット損失が検出された場合、次のIフレームが送られてくるまで映像の更新を中止し、次のIフレームが送られてきたら映像の更新を再開する方法である。この第1の方法は最後に正常受信した映像の表示を続行する方法でもある。
また、第2の方法は、送信側では受信側からのRTCP(RTP Control Protocol)パケットにより、受信側がパケット損失していたことが分かった場合、映像更新の再開を早めるために、次のフレームとしてIフレームを送信する方法である。
映像通信クライアントソフトウェア(樫本晋一、江里通昭、神田智宏、東芝レビューVol.61 No.4(2006)) インテリジェントQoS(VIDEO COMMUNICATION SYSTEM-TECHNICAL DOCUMENTATION:Sony Corporation June, 2007/Ver 2.1)
前述した第1の方法の場合は、映像品質が低下するという問題がある。また、第2の方法の場合は、正常な映像を表示するまでの時間を短縮できるが、依然として正常に表示できない時間が存在するとともに、Iフレームは1つのフレームの伝送量が多量であることから伝送レートを一定に保持しようとすると、映像の圧縮度を高めて送信することになり、その結果、やはり映像品質が低下するという問題を生じる。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、符号化されたIフレームとPフレームとからなる映像をパケットデータとして通信した時にパケット損失が発生した場合、映像の品質低下を抑制することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明は、映像信号をフレーム内予測により符号化したIフレーム(第1フレーム)と、映像信号を時間的に前のフレームから動き補償フレーム間予測により符号化したPフレーム(第2フレーム)とを含むフレームをパケットデータとして送受信することにより映像信号の通信を行う映像通信装置において、所定の期間にIフレームを第1通信路を介して送信した後、少なくともこのIフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたフレームを含むPフレームを順次第1通信路を介して送信する第1送信部と、所定の期間に第1送信部による第1通信路を介する前記Pフレームの順次送信に同期して第2通信路を介しIフレームより時間的に1つ前のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたフレームを含むPフレームを順次送信する第2送信部と、第1送信部の送信に基づくフレームおよび第2送信部の送信に基づくフレームの復号化を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
この場合、Iフレームの受信エラーを検出する検出部を備え、制御部は、所定の期間中は、常時は第1送信部の送信に基づくフレームのみを受信して復号化処理する一方、検出部によりIフレームの受信エラーが検出された場合は、第2送信部の送信に基づくフレームを受信して復号化処理するように制御する。
ここで、制御部は、所定の期間中に検出部によりIフレームの受信エラーが検出された場合は、第1送信部によるフレームの送信を停止させるように制御することもできる。
なお、上記所定の期間は、第1送信部によるIフレームの最初のパケットデータの送信時点から、第1送信部による前記Iフレームの最後のパケットデータの送信に対する受信側からの応答を受信した時点までの期間を示すラウンドトリップ時間である。
本発明によれば、所定の期間にIフレームを第1通信路を介して送信した後、少なくともこのIフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームを第1通信路を介して送信する第1送信部と、所定の期間に第1送信部による第1通信路を介するPフレームの送信に同期して第2通信路を介しIフレームより時間的に1つ前のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームを送信する第2送信部と、第1送信部の送信に基づく第1通信路を介するフレームおよび第2送信部の送信に基づく第2通信路を介するフレームの復号化を制御する制御部とを備えるようにしたことにより、IフレームとPフレームとからなる映像をパケットデータとして通信した時にIフレームにパケット損失が発生しこれを受信できなかった場合でも、第2通信路を介して送信されるIフレームより時間的に1つ前のPフレームを受信して復号化処理できることから、伝送帯域の増加を最小限に留めて映像の再生が可能になり、したがって、映像の品質低下を抑制することができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る映像通信装置の構成を示すブロック図である。本映像通信装置は図1に示すように、映像送信装置1と映像受信装置2とから構成される。
ここで、映像送信装置1は図1(a)に示すように、カメラ11と、カメラ11により撮影された画像を例えばMPEG−4等の所定の符号化方式によりそれぞれ符号化するエンコーダ12a,12bと、エンコーダ12a,12bによりそれぞれ符号化されたデータをRTP(Real−time Transport Protocol)を用いてパケットデータとして映像受信装置2側へそれぞれ送信するRTP送信部13a,13bと、映像受信装置2側からのRTCP(RTP Control Protocol)パケットを受信するRTCP受信部14と、RTCP受信部14により受信されたRTCPパケットに基づいてエンコーダ12a,12bを制御するエンコーダ制御部15とから構成される。
一方、映像受信装置2は図1(b)に示すように、映像送信装置1のRTP送信部13a,13bからそれぞれ送信されるRTPパケットを受信するRTP受信部21a,21bと、映像送信装置1側へRTCPパケットを送信するRTCP送信部22と、RTP受信部21a,21bを介してRTPパケットの損失を検出するとともに、RTP受信部21a,21bの切替を制御する制御部23と、RTP受信部21a,21bの何れかによりRTPパケットとして受信された符号化画像データを制御部23を介して入力し画像データとして復号化処理するデコーダ24と、デコーダ24により復号化処理された画像データを表示する表示部25とから構成される。
次に、以上のように構成された映像通信装置の動作の概要について説明する。
映像送信装置1では、エンコーダ制御部15の制御のもとに、エンコーダ12a,12bが、カメラ11により撮影された画像をそれぞれ所定の符号化方式に基づいて符号化している。ここで、常時は、例えばエンコーダ12aがカメラ11からの画像を、1つのIフレーム(Intra Picture)と、その後に続く複数のPフレーム(Predictive Picture)とに符号化し、順次RTP送信部13aに送って、RTP送信部13aから映像受信装置2側へRTPパケットとして送信させるようにしている。
この場合、映像受信装置2側では、RTP受信部21aがRTP送信部13aからのRTPパケットを受信し、IフレームまたはPフレームの符号化画像データとして制御部23を介しデコーダ24に送る。デコーダ24では、その符号化画像データを復号化処理して表示部25に送り表示させる。
ここで、Iフレームは一般に複数のパケットデータから構成されていることから、Iフレームは複数回にわたってパケット送信される。そして、Iフレームの最初の(第1回目の)パケットデータの送信時点から、このIフレームの最後のパケットデータの送信に対する映像受信装置2側からの応答を受信する時点までの期間を、ラウンドトリップ時間(Round-Trip Time)と定義し、このラウンドトリップ時間は映像送信装置1のエンコーダ制御部15内に設けられたタイマに設定される。
映像送信装置1のエンコーダ制御部15は、複数のパケットで構成されるIフレームの全てのパケットを送信してからその応答が映像受信装置2から返ってくるまでの時間を示す前述のラウンドトリップ時間の間は、次のようなエンコーダの制御を行う。
すなわち、エンコーダ制御部15は、まず、エンコーダ12aを制御してIフレームを生成させこれを複数のパケットとしてRTP送信部13aから送信させる。
その後、次の送信タイミングで、エンコーダ制御部15は、エンコーダ12aを制御し、上記Iフレームから動き補償フレーム間予測により符号化された第1のPフレームを生成させてこれをRTP送信部13aから送信させるとともに、これに同期して、エンコーダ12bを制御し、上記Iフレームの1つ前のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームを第2のPフレームとして生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる。
そして、さらに次の送信タイミングで、エンコーダ制御部15は、エンコーダ12aを制御して上記第1のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化された第3のPフレームを生成させてこれをRTP送信部13aから送信させるとともに、これに同期して、エンコーダ12bを制御し、上記第2のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化された第4のPフレームを生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる。
さらに、エンコーダ制御部15は、次の送信タイミングで、エンコーダ12aを制御し、上記第3のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化された第5のPフレームを生成させてこれをRTP送信部13aから送信させるとともに、これに同期して、エンコーダ12bを制御し、上記第4のPフレームから動き補償フレーム間予測により符号化された第6のPフレームを生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる。
こうしたラウンドトリップ時間が経過すると、エンコーダ制御部15は、再びエンコーダ12bを不動作に制御し、その結果、映像送信装置1からは動作継続中のエンコーダ12aのみが符号化処理を行いその符号化画像データをRTP送信部13aから映像受信装置2側へRTPパケットとして送信させる。
なお、映像受信装置2側では、映像送信装置1のRTP送信部13aとRTP送信部13bからそれぞれRTPパケットとして送信された符号化画像データをRTP受信部21aとRTP受信部21bとでそれぞれ受信した場合、RTP送信部13aから送信された符号化画像データ(Iフレームおよび第1,第3,第5のPフレーム)のみをデコーダ24により復号化処理して表示部25に表示し、RTP送信部13bから送信された符号化画像データ(第2,第4,第6のPフレーム)については廃棄し、画像データとして復号化処理しない。
しかし、映像受信装置2側では、映像送信装置1のRTP送信部13aから送信されるIフレームのパケットがRTP受信部21aによって受信できずにパケット損失が発生し、Iフレームエラー検出となった場合は、映像送信装置1のRTP送信部13bから送信されRTP受信部21bで受信される前述の第2,第4,第6のPフレームを、デコーダ24で復号化処理し表示部25に表示する。この場合、映像受信装置2はRTCPパケットにより“Iフレームエラー検出”を映像送信装置1へ通知することにより、映像送信装置1ではそのIフレームに続くPフレームをRTP送信部13aから送信させないように制御する。
このように、映像送信装置1ではラウンドトリップ時間中には、IフレームとそのIフレームに続くPフレームとをRTP送信部13aから映像受信装置2のRTP受信部21aへ送信するとともに、そのIフレームの1つ前のPフレームとそのPフレームに続くPフレームとをRTP送信部13bから映像受信装置2のRTP受信部21bへ送信し、映像受信装置2側ではRTP受信部21bで受信したフレームは廃棄する一方、複数のパケットで構成されるIフレームのパケット損失が発生し、Iフレームエラー検出となったときには、RTP受信部21bの受信フレームに基づく復号化処理を行うようにしたので、パケット損失が発生した場合でも、映像の品質低下を抑制することができる。
図2は本映像通信装置の要部動作を示すシーケンス図である。このシーケンス図にしたがって本映像通信装置の詳細な動作を説明する。
まず、図2(a)に示す正常時のシーケンスについて説明する。
映像送信装置1では、エンコーダ制御部15の制御のもとに、常時は、エンコーダ12aがカメラ11により撮影された画像を、1つのIフレームと、その後に続く複数のPフレームとに符号化し、順次RTP送信部13aに送って、RTP送信部13aから映像受信装置2側へRTPパケットとして送信させている(ステップS1)。
この場合、映像受信装置2側では、RTP受信部21aがRTP送信部13aからのRTPパケットを受信し、IフレームまたはPフレームの符号化画像データとして制御部23を介しデコーダ24に送る。デコーダ24では、その符号化画像データを復号化処理して表示部25に送り表示させる。
ここで、映像送信装置1のエンコーダ制御部15は、ラウンドトリップ時間の間は、次のようなエンコーダの制御を行う。すなわち、エンコーダ制御部15は、まず、エンコーダ12aを制御してIフレームを生成させこれを1つまたは複数のパケットとしてRTP送信部13aから送信させる(ステップS2)。次に、エンコーダ制御部15は、エンコーダ12aを制御して上記Iフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP1(I)を生成させてこれをRTP送信部13aから送信させる(ステップS3)とともに、これに同期して、エンコーダ12bを制御して、上記Iフレームの1つ前のPフレームP**から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP1’(P**)を生成させ、これをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる(ステップS4)。
次に、エンコーダ制御部15は、エンコーダ12aを制御して上記PフレームP1(I)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP2(P1)を生成させてこれをRTP送信部13aから送信させる(ステップS5)とともに、これに同期して、エンコーダ12bを制御し、上記PフレームP1’(P**)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP2’(P1’)を生成させてこれをRTP送信部13から映像受信装置2側へ送信させる(ステップS6)。
さらに、エンコーダ制御部15は、エンコーダ12aを制御して上記PフレームP2(P1)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP3(P2)を生成させてこれをRTP送信部13aから送信させる(ステップS7)とともに、これに同期して、エンコーダ12bを制御し、上記PフレームP2’(P1’)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP3’(P2’)を生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる(ステップS8)。
こうしたラウンドトリップ時間が経過すると、エンコーダ制御部15は、再びエンコーダ12bを不動作に制御し、その結果、映像送信装置1からは動作継続中のエンコーダ12aのみが符号化処理を行いその符号化画像データ、すなわち、PフレームP3(P2)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP4(P3)、および、PフレームP4(P3)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP5(P4)をRTP送信部13aから映像受信装置2側へ順次RTPパケットとして送信させる(ステップS9,S10)。こうした符号化されたフレームデータはデコーダ24により復号化処理されて画像データとして表示部25へ送られ表示される。
なお、映像受信装置2の制御部23は、ラウンドトリップ時間中に映像送信装置1のRTP送信部13aとRTP送信部13bとからそれぞれRTPパケットとして送信された符号化画像データがRTP受信部21aとRTP受信部21bとでそれぞれ正常に受信されている場合、RTP受信部21aで受信した符号化画像データ(すなわち、ステップS1、S3,S5,S7でそれぞれ送信されたIフレーム、Pフレーム(P1(I),P2(P1),P3(P2))のみをデコーダ24により復号化処理させ、表示部25に表示させるように制御し、映像送信装置1のRTP送信部13bからRTPパケットとして送信された符号化画像データ(すなわち、ステップS4,S6,S8で送信されたPフレーム(P1’(P**),P2’(P1’),P3’(P2’))をRTP受信部21bで受信しても、その符号化画像データを廃棄し、画像データとして復号化処理しないように制御する。
次に、図2(b)に示すエラー発生時のシーケンスについて説明する。
映像送信装置1では、エンコーダ制御部15の制御のもとに、常時は、エンコーダ12aがカメラ11により撮影された画像を、1つのIフレームと、その後に続く複数のPフレームとに符号化し、順次RTP送信部13aに送って、RTP送信部13aから映像受信装置2側へRTPパケットとして送信させている(ステップS11)。
この場合、映像受信装置2側では、RTP受信部21aがRTP送信部13aからのRTPパケットを受信し、IフレームまたはPフレームの符号化画像データとして制御部23を介しデコーダ24に送る。デコーダ24では、その符号化画像データを復号化処理して画像データとして表示部25に送り表示させる。
ここで、映像送信装置1のエンコーダ制御部15は、ラウンドトリップ時間の間は、まず、エンコーダ12aを制御してIフレームを生成させこれを複数のパケットとしてRTP送信部13aから送信させる(ステップS12)。次に、エンコーダ制御部15は、エンコーダ12aを制御して、上記Iフレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP1(I)を生成させてこれをRTP送信部13aから送信させる(ステップS13)とともに、これにに同期して、エンコーダ12bを制御し、上記Iフレームの1つ前のPフレームP**から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP1’(P**)を生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる(ステップS14)。
ここで、映像送信装置1側で送信したIフレームのパケットが映像受信装置2のRTP受信部21aで受信できずにパケット損失が発生し、制御部23がIフレーム受信エラーとして検出した場合(ステップS15)は、制御部23はRTCP送信部22から、“Iフレームエラー検出”の旨のRTCPパケットを映像送信装置1側へ送信させる(ステップS16)。
このRTCPパケットは映像送信装置1のRTCP受信部14で受信され、エンコーダ制御部15に通知される。エンコーダ制御部15は、この場合、エンコーダ12aを不動作に制御する。その結果、映像映像送信装置1からは、以降、ラウンドトリップ時間の間は、上記PフレームP1(I)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP2(P1)等の送信は行われない。この場合、エンコーダ制御部15はエンコーダ12bを制御して、上記PフレームP1’(P**)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP2’(P1’)を生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる(ステップS17)。
また、エンコーダ制御部15は、さらにエンコーダ12bを制御して、上記PフレームP2’(P1’)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP3’(P2’)を生成させてこれをRTP送信部13bから映像受信装置2側へ送信させる(ステップS18)。
Iフレームエラー検出となった場合、映像受信装置2の制御部23は、RTP受信部21bで受信されたフレーム、すなわち、映像送信装置1のエンコーダ12bにより生成されてRTP送信部13bからステップS14,S17,S18でそれぞれ送信されたPフレームP1’(P**),P2’(P1’),P3’(P2’)のみをデコーダ24に送って復号化処理させ表示部25に表示させるように制御する。
そして、エンコーダ制御部15はラウンドトリップ時間が経過すると、エンコーダ12aを再び動作させずに、次のIフレームの送出までエンコーダ12bが映像受信装置2に対して映像信号を送信する。すなわち、エンコーダ12bがPフレームP3’(P2’)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP4’(P3’)を生成し、さらに、PフレームP4’(P3’)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP5’(P4’)を生成してRTP送信部13bから映像受信装置2側へ順次RTPパケットとして送信させる(ステップS19,S20)。このPフレームP4’(P3’),P5’(P4’)は映像受信装置2で受信され、デコーダ24により復号化処理されて表示部25に表示される。
なお、本実施の形態では、ラウンドトリップ時間が経過すると、次のIフレームの送出までエンコーダ12bにより、PフレームP3’(P2’)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP4’(P3’)を生成させ、さらに、PフレームP4’(P3’)から動き補償フレーム間予測により符号化されたPフレームP5’(P4’)を生成させてRTP送信部13bから映像受信装置2側へ順次RTPパケットとして送信させているが、次のIフレームの送信が間近に迫っている場合や、伝送帯域に余裕がある場合は、エンコーダ12aによりIフレームを生成させてRTP送信部13aから映像受信装置2側へ送信させるように構成しても良い。
本発明の映像通信装置の構成を示すブロック図である。 本映像通信装置を構成する映像送信装置と映像受信装置との間の通信シーケンスを示す図である。
符号の説明
1…映像送信装置、2…映像受信装置、11…カメラ、12a,12b…エンコーダ、13a,13b…RTP送信部、14…RTCP受信部、15…エンコーダ制御部、21a,21b…RTP受信部、22…RTCP受信部、23…制御部、24…デコーダ、25…表示部。

Claims (8)

  1. 映像信号をフレーム内予測により符号化した第1フレームと、映像信号を時間的に前のフレームから動き補償フレーム間予測により符号化した第2フレームとを含むフレームをパケットデータとして送受信することにより映像の通信を行う映像通信装置において、
    所定の期間に前記第1フレームを第1通信路を介して送信した後、少なくともこの第1フレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたフレームを含む第2フレームを順次前記第1通信路を介して送信する第1送信部と、
    前記所定の期間に前記第1送信部による前記第1通信路を介する第2フレームの順次送信に同期して第2通信路を介し前記第1フレームより時間的に1つ前の第2フレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたフレームを含む第2フレームを順次送信する第2送信部と、
    前記第1送信部の送信に基づくフレームおよび前記第2送信部の送信に基づくフレームの復号化を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする映像通信装置。
  2. 請求項1に記載の映像通信装置において、
    前記第1フレームの受信エラーを検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記所定の期間中は、常時は前記第1送信部の送信に基づくフレームのみを受信して復号化処理する制御を行う一方、前記検出部により前記第1フレームの受信エラーが検出された場合は、前記第2送信部の送信に基づくフレームを受信して復号化処理する制御を行うことを特徴とする映像通信装置。
  3. 請求項2に記載の映像通信装置において、
    前記制御部は、前記所定の期間中に前記検出部により前記第1フレームの受信エラーが検出された場合は、前記第1送信部によるフレームの送信を停止させるように制御することを特徴とする映像通信装置。
  4. 請求項1に記載の映像通信装置において、
    1つまたは複数のパケットデータから構成される前記第1フレームは前記第1送信部により送信され、前記所定の期間は、前記第1送信部による前記第1フレームの最初のパケットデータの送信時点から、前記第1送信部による前記第1フレームの最後のパケットデータの送信に対する受信側からの応答を受信した時点までの期間を示すラウンドトリップ時間であることを特徴とする映像通信装置。
  5. 映像信号をフレーム内予測により符号化した第1フレームと、映像信号を時間的に前のフレームから動き補償フレーム間予測により符号化した第2フレームとを含むフレームをパケットデータとして送受信することにより映像の通信を行う映像通信方法において、
    所定の期間に前記第1フレームを第1通信路を介して送信した後、少なくともこの第1フレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたフレームを含む第2フレームを順次前記第1通信路を介して送信する第1送信ステップと、
    前記所定の期間に前記第1送信ステップによる前記第1通信路を介する第2フレームの順次送信に同期して第2通信路を介し前記第1フレームより時間的に1つ前の第2フレームから動き補償フレーム間予測により符号化されたフレームを含む第2フレームを順次送信する第2送信ステップと、
    前記第1送信ステップの送信に基づくフレームおよび前記第2送信ステップの送信に基づくフレームの復号化を制御する制御ステップと
    を備えたことを特徴とする映像通信方法。
  6. 請求項5に記載の映像通信方法において、
    前記第1フレームの受信エラーを検出する検出ステップを有し、
    前記制御ステップは、前記所定の期間中は、常時は前記第1送信ステップの送信に基づくフレームのみを受信して復号化処理する制御を行う一方、前記検出ステップにより前記第1フレームの受信エラーが検出された場合は、前記第2送信ステップの送信に基づくフレームを受信して復号化処理する制御を行うことを特徴とする映像通信方法。
  7. 請求項6に記載の映像通信方法において、
    前記制御ステップは、前記所定の期間中に前記検出ステップにより前記第1フレームの受信エラーが検出された場合は、前記第1送信ステップによるフレームの送信を停止させるように制御することを特徴とする映像通信方法。
  8. 請求項5に記載の映像通信方法において、
    1つまたは複数のパケットデータから構成される前記第1フレームは前記第1送信ステップにより送信され、前記所定の期間は、前記第1送信ステップによる前記第1フレームの最初のパケットデータの送信時点から、前記第1送信ステップによる前記第1フレームの最後のパケットデータの送信に対する受信側からの応答を受信した時点までの期間を示すラウンドトリップ時間であることを特徴とする映像通信方法。
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