JP4951637B2 - Data transfer method, terminal node, and boundary node - Google Patents
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Description
本発明は、データ転送方法、終端ノード、および境界ノードに関する。 The present invention relates to a data transfer method, a termination node, and a boundary node.
通信事業者等が設置する基幹網であるキャリアネットワークのデータ通信技術として、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)が広く用いられている。また、最近では、ルータを用いたデータ転送を、より高速・大容量化する技術として、MPLS(Multi Protocol Label Switching)や、PBB−TE(Provider Backbone Bridge Traffic Engineering)等の研究開発が進められている。このような新たなデータ通信技術が開発され導入されるにつれて、異なる複数のドメインを利用するマルチドメインネットワークによる広域サービスの提供が求められている。 SDH (Synchronous Digital Hierarchy) is widely used as a data communication technique for a carrier network, which is a backbone network installed by a communication carrier. Recently, research and development such as MPLS (Multi Protocol Label Switching) and PBB-TE (Provider Backbone Bridge Traffic Engineering) have been promoted as techniques for increasing the speed and capacity of data transfer using routers. Yes. As such a new data communication technology is developed and introduced, it is required to provide a wide area service by a multi-domain network using a plurality of different domains.
ここで、ドメインとは、あるキャリアネットワークの全領域、または、あるキャリアネットワークを分割した各領域のことを指す。前者では、キャリア(通信事業者)毎にデータ通信技術が異なる場合が考えられ、後者では、同じキャリアのネットワークにおいても、従来技術であるSDHと新技術であるMPLS等が混在するなど、各領域(ドメイン)によって、データ通信技術が異なる場合が考えられる。 Here, the domain refers to the entire region of a certain carrier network or each region obtained by dividing a certain carrier network. In the former case, the data communication technology may be different for each carrier (communication carrier). In the latter case, even in the network of the same carrier, each area such as SDH as a conventional technology and MPLS as a new technology are mixed. Depending on (domain), data communication technology may be different.
図6は、複数のドメインが接続されたネットワークを示す図である。図6に示すように、例えば、広域イーサネット(登録商標)サービスやATM(Asynchronous Transfer Mode)専用線サービス等のサービスを通信事業者が提供する場合、各ドメイン毎に新しい技術を導入していくと、1つのサービスにおいて、SDH、MPLS等の異なるデータ通信技術を用いることとなる。 FIG. 6 is a diagram illustrating a network in which a plurality of domains are connected. As shown in FIG. 6, for example, when a communication provider provides a service such as a wide area Ethernet (registered trademark) service or an ATM (Asynchronous Transfer Mode) leased line service, a new technology is introduced for each domain. In one service, different data communication technologies such as SDH and MPLS are used.
また、従来技術において、ドメイン間を接続するときのサービス回線識別の情報として、MPLS ShimヘッダによるPseudowire(PW)(非特許文献1)、イーサネット(登録商標)(IEEE 802.1ad)フレームにおけるService VLAN ID(S-VID)(非特許文献2)等がある。 In addition, in the prior art, as service line identification information when connecting between domains, Service VLAN IDs in Pseudowire (PW) (Non-patent Document 1) and Ethernet (registered trademark) (IEEE 802.1ad) frames using an MPLS Shim header (S-VID) (Non-Patent Document 2) and the like.
しかしながら、従来のドメインの境界ノードは、データ通信技術が同一であるシングルドメインを前提としてサービスを終端するものであるため、複数のデータ通信技術が存在するマルチドメインネットワークに対応させる場合には、各ドメインでサービスを一旦終端し、そのサービスにおけるデータ通信を制御するためのレイヤであるサービスレイヤで、異なるドメイン間を接続し、データの転送を行うこととなる。 However, since the boundary node of the conventional domain terminates the service on the premise of a single domain having the same data communication technology, each of the border nodes in each domain has a plurality of data communication technologies. A service is temporarily terminated in a domain, and different domains are connected to transfer data at a service layer that is a layer for controlling data communication in the service.
図7は、従来技術において、複数のデータ通信技術をマルチドメインネットワークに適用した例を示す図である。図7においては、ドメイン10X,10Y,10Zの3つのドメイン10が接続され、マルチドメインネットワーク900が構成されている。この場合、例えば、ドメイン10Xの境界ノード9Dは、異なるドメイン10Yに属する境界ノード9Eにデータを転送するため、各ドメイン10毎に設定されているトランスポートレイヤ103のヘッダと、サービス回線識別レイヤ105のヘッダとを削除する(符号901参照)。そして境界ノード9Dは、サービスレイヤ101において、転送先となる境界ノード9Eを設定し、データ通信を行う。
FIG. 7 is a diagram illustrating an example in which a plurality of data communication technologies are applied to a multi-domain network in the conventional technology. In FIG. 7, three domains 10X, 10Y, and 10Z are connected to form a
従って、各ドメイン10の境界ノード9は、各ドメイン10内の転送を実現するトランスポートレイヤ103および各サービスの利用者を特定するためのサービス回線識別を行うサービス回線識別レイヤ105の処理に加え、サービスレイヤ101の処理にも対応する必要がある。これは、各ドメイン10の全ての境界ノード9が、マルチドメインネットワーク900において収容する全てのサービス種別に対応する必要があることを意味する。つまり、広域イーサネット(登録商標)サービス、ATM専用線サービス等の複数のサービスを収容する場合、それぞれのヘッダを処理する機能を、各境界ノード9の全てが備えなければデータ転送を行えないことになる。
Therefore, the
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、各ドメインの境界ノードが、マルチドメインネットワーク内に収容するそれぞれのサービスに対応するヘッダの処理をしなくて済むようにする、データ転送方法、終端ノード、および境界ノードを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a background, and the present invention makes it unnecessary for the boundary node of each domain to process the header corresponding to each service accommodated in the multi-domain network. An object is to provide a data transfer method, a termination node, and a boundary node.
前記した課題を解決するため請求項1に記載の発明は、ネットワーク内でドメインが複数接続されるマルチドメインネットワークにおけるデータ転送方法であって、前記マルチドメインネットワーク以外の第1のネットワークから、前記データを受信した第1の終端ノードが、前記第1の終端ノードを含む前記ドメインである第1のドメイン内において、通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部を備え、前記受信したデータについて、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記マルチドメインネットワーク内のノードのうち、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークと接続する第2の終端ノードの宛先アドレスに設定し、前記データに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダを付加し、前記第1のドメイン内においてサービス利用者を特定するためのサービス回線番号を、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて設定し、前記ユニバーサルレイヤのヘッダを付加した前記データに、前記第1のドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第1のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、当該中継ノードから前記データを受信した、前記第1のドメイン内の境界ノードが、前記第1のドメインと接続する第2のドメインに前記データを送信する場合に、前記第1のドメインと前記第2のドメインと間のリンクにおいて、前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部を備え、前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、前記第1のドメインと前記第2のドメインと間のリンクにおける前記サービス回線番号に変更し、前記第2のドメイン内の境界ノードに前記データを送信し、前記第1のドメイン内の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の境界ノードが、前記第2のドメイン内において、前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部を備え、前記データの前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、前記第2のドメイン内における前記サービス回線番号に変更し、前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、当該中継ノードから前記データを受信した、前記第2のドメイン内の前記第2の終端ノードが、前記データの前記トランスポートレイヤのヘッダ、および前記ユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、前記データのサービスレイヤの宛先アドレスを前記第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更して送信すること、を特徴とする。
In order to solve the above-described problem, the invention according to
このようにすることで、マルチドメインネットワーク内においては、第1の終端ノードから第2の終端ノードまでを通じたレイヤであるユニバーサルレイヤを導入することにより、各境界ノードにおいて、サービスレイヤのヘッダを処理する必要をなくすことができる。 In this way, in the multi-domain network, the service layer header is processed at each boundary node by introducing a universal layer that is a layer extending from the first terminal node to the second terminal node. Can eliminate the need to do.
具体的には、他のネットワークからデータを受信したマルチドメインネットワーク内の第1の終端ノードが、受信したデータのサービスレイヤの宛先アドレスを第2の終端ノードの宛先アドレスに変更し、さらに、マルチドメインネットワーク全体を通じたユニバーサルレイヤのヘッダを付加する。このことにより、サービスレイヤのヘッダをカプセル化してデータを転送することができる。続いて、ユニバーサルレイヤのヘッダを付加したデータに、ドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加して、そのデータを中継ノードに転送する。 Specifically, the first terminal node in the multi-domain network that has received data from another network changes the service layer destination address of the received data to the destination address of the second terminal node, and Add a universal layer header throughout the domain network. As a result, the service layer header can be encapsulated to transfer data. Subsequently, a transport layer header for transferring the domain is added to the data with the universal layer header added, and the data is transferred to the relay node.
そして、他のドメインと接続する境界ノードが、自己のドメイン内の中継ノードからデータを受信した場合において、その境界ノードが、トランスポートレイヤのヘッダを削除し、ユニバーサルレイヤのヘッダを変更することにより、接続する他のドメインの境界ノードへデータを転送する。 When a border node connected to another domain receives data from a relay node in its own domain, the border node deletes the transport layer header and changes the universal layer header. , Transfer data to the border node of the other domain to connect.
このとき、マルチドメインネットワーク内の境界ノードにおいては、サービスレイヤのヘッダはカプセル化されているため、各境界ノードにおいてサービスレイヤを処理する必要がない。つまり、マルチドメインネットワークに収容するサービスそれぞれに対応したヘッダを処理する機能を境界ノードが備える必要をなくすことができる。 At this time, since the header of the service layer is encapsulated in the boundary node in the multi-domain network, it is not necessary to process the service layer in each boundary node. That is, it is possible to eliminate the need for the boundary node to have a function of processing a header corresponding to each service accommodated in the multi-domain network.
請求項2に記載の発明は、ネットワーク内でドメインが複数接続されるマルチドメインネットワークにおいて、前記マルチドメインネットワーク以外のネットワークと接続され、データの送受信を行う終端ノードであって、前記終端ノードが、前記マルチドメインネットワーク以外の第1のネットワークから前記データを受信し、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークに前記データを送信する通信部と、前記データの転送先のノードに関する宛先アドレスを含むアドレス情報および前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部と、を備え、前記終端ノードが、前記第1のネットワークと接続され前記データを受信する第1の終端ノードである場合に、前記受信したデータについて、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記記憶部に記憶されたアドレス情報を用いて、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークと接続する第2の終端ノードの宛先アドレスに設定し、前記受信したデータに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダを付加し、前記第1の終端ノードを含む前記ドメインである第1のドメイン内における前記サービス回線番号を、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて設定し、前記ユニバーサルレイヤのヘッダを付加した前記データに、前記第1のドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第1のドメイン内の中継ノードに、前記通信部を介して前記データを送信し、前記終端ノードが第2のネットワークと接続する第2の終端ノードである場合に、前記送信されたデータに付加されたトランスポートレイヤのヘッダ、および前記ユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、前記データのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記記憶部に記憶されたアドレス情報を用いて、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更し、前記通信部を介して、前記第2のネットワークに前記データを送信すること、を特徴とする。
The invention according to
このようにすることで、終端ノードが第1のネットワークと接続される第1の終端ノードである場合に、第1の終端ノードが、サービスレイヤの宛先アドレスを第2の終端ノードの宛先アドレスに設定する。そして、第1の終端ノードが、ユニバーサルレイヤのヘッダを付加することにより、サービスレイヤのヘッダをカプセル化する。さらに、ユニバーサルレイヤのヘッダを付加したデータにトランスポートレイヤのヘッダを付加して、データを転送することができる。 By doing so, when the terminal node is the first terminal node connected to the first network, the first terminal node sets the destination address of the service layer to the destination address of the second terminal node. Set. The first terminal node then encapsulates the service layer header by adding a universal layer header. Furthermore, it is possible to transfer data by adding a transport layer header to data to which a universal layer header is added.
また、終端ノードが第2のネットワークと接続される第2の終端ノードである場合に、第2の終端ノードが、受信したデータに付加されたトランスポートレイヤのヘッダ、およびユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、サービスレイヤの宛先アドレスを、第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更して、データを送信することができる。 In addition, when the terminal node is a second terminal node connected to the second network, the second terminal node deletes the transport layer header and universal layer header added to the received data. Then, the data can be transmitted by changing the destination address of the service layer to the destination address of the node serving as the transmission destination of the second network.
請求項3に記載の発明は、ネットワーク内でドメインが複数接続されるマルチドメインネットワークにおいて、前記ドメイン間のデータの送受信を行う境界ノードであって、前記境界ノードが、前記ドメイン間の前記データの送受信を行う通信部と、前記データの転送先のノードに関するアドレス情報および前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部と、を備え、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダが付加され、さらに前記ドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダが付加された前記データについて、前記境界ノードが、前記境界ノード自身が属する第1のドメイン内の中継ノードから前記データを受信する第1の境界ノードである場合に、前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、当該境界ノードと接続する前記第2のドメイン内の第2の境界ノードに向けたリンクにおける前記サービス回線番号に変更し、前記第2のドメイン内の第2の境界ノードに前記データを送信し、前記境界ノードが、第1のドメイン内の第1の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の第2の境界ノードである場合に、前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、前記第2のドメイン内の前記サービス回線番号に変更し、前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信すること、を特徴とする。
The invention according to
このようにすることで、第1のドメイン内の第1の境界ノードが、サービスレイヤのヘッダにユニバーサルレイヤのヘッダが付加され、さらに、トランスポートレイヤのヘッダが付加されたデータを、中継ノードから受信した場合に、トランスポートレイヤのヘッダを削除し、ユニバーサルレイヤのヘッダを、第2の境界ノードに向けたリンクにおけるサービス回線番号に変更して、第2の境界ノードにデータを送信することができる。よって、第1の境界ノードにおいて、サービスレイヤのヘッダをカプセル化されたままにすることができる。つまり、マルチドメインネットワーク内における境界ノードにおいて、サービスそれぞれに対応したヘッダを処理する機能を備える必要をなくすことができる。 In this way, the first boundary node in the first domain adds the universal layer header to the service layer header and further transfers the data with the transport layer header from the relay node. When received, the transport layer header is deleted, the universal layer header is changed to the service line number in the link directed to the second boundary node, and data is transmitted to the second boundary node. it can. Therefore, the header of the service layer can be kept encapsulated in the first boundary node. That is, it is possible to eliminate the necessity of providing a function for processing a header corresponding to each service at the boundary node in the multi-domain network.
また、境界ノードが、第1のドメイン内の第1の境界ノードからデータを受信した第2のドメイン内の第2の境界ノードである場合に、ユニバーサルレイヤのヘッダのサービス回線番号を変更し、トランスポートレイヤのヘッダを付加して、第2のドメイン内の中継ノードにデータを送信することができる。 If the boundary node is the second boundary node in the second domain that has received data from the first boundary node in the first domain, the service line number in the universal layer header is changed, A transport layer header can be added to transmit data to the relay node in the second domain.
請求項4に記載の発明は、ネットワーク内でドメインが複数接続されるマルチドメインネットワークにおけるデータ転送方法であって、前記マルチドメインネットワーク以外の第1のネットワークから、前記データを受信した第1の終端ノードが、前記受信したデータについて、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記マルチドメインネットワーク内のノードのうち、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークと接続する第2の終端ノードの宛先アドレスに設定し、前記データに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダを付加し、前記マルチドメインネットワーク内においてサービス利用者を特定するためのサービス回線番号を設定し、前記ユニバーサルレイヤのヘッダを付加した前記データに、前記第1のドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第1のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、当該中継ノードから前記データを受信した、前記第1のドメイン内の境界ノードが、前記第1のドメインと接続する第2のドメインに前記データを送信する場合に、前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、前記第1のドメイン内の境界ノードと前記第2のドメイン内の境界ノードとの接続を制御するレイヤである境界ノード接続レイヤのヘッダを付加し、前記第2のドメイン内の境界ノードに前記データを送信し、前記第1のドメイン内の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の境界ノードが、前記データの前記境界ノード接続レイヤのヘッダを削除し、前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、当該中継ノードから前記データを受信した、前記第2のドメイン内の前記第2の終端ノードが、前記データの前記トランスポートレイヤのヘッダ、および前記ユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、前記データのサービスレイヤの宛先アドレスを前記第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更して送信すること、を特徴とする。 The invention according to claim 4 is a data transfer method in a multi-domain network in which a plurality of domains are connected in the network, wherein the first termination receives the data from a first network other than the multi-domain network. For the received data, a destination address of a header of a service layer for controlling data communication in a communication service provided by the network is set to a destination address other than the multi-domain network among the nodes in the multi-domain network. Set to a destination address of a second terminal node connected to the second network, and adds a universal layer header, which is a layer for transferring data in all domains in the multi-domain network, to the data, Malt A service line number for specifying a service user in an in-network is set, and a transport layer header for transferring the first domain is added to the data to which the universal layer header is added. The boundary node in the first domain that transmits the data to the relay node in the first domain and receives the data from the relay node connects to the first domain. When transmitting the data to a domain, it is a layer that controls the connection between the boundary node in the first domain and the boundary node in the second domain by deleting the header of the transport layer of the data A header of a boundary node connection layer is added, and the data is transmitted to the boundary node in the second domain, and the first domain The transport for the border node in the second domain that has received the data from the border node in the Internet to delete the border node connection layer header of the data and transfer the data in the second domain A second end node in the second domain, which adds a layer header, transmits the data to a relay node in the second domain, and receives the data from the relay node; Deleting the transport layer header of the data and the universal layer header, changing the destination address of the service layer of the data to the destination address of the node that is the destination of the second network, It is characterized by.
このようにすることで、本実施形態に係るデータ転送方法によれば、マルチドメインネットワーク内の境界ノードにおいて、サービスレイヤのヘッダはカプセル化されているため、各境界ノードがサービスレイヤを処理する必要がない。つまり、マルチドメインネットワークに収容するサービスそれぞれに対応したヘッダを処理する機能を境界ノードが備える必要をなくすことができる。また、ユニバーサルレイヤのヘッダについてもカプセル化されるため、境界ノードにおけるユニバーサルレイヤの処理をなくすことができる。 Thus, according to the data transfer method according to the present embodiment, since the header of the service layer is encapsulated in the boundary node in the multi-domain network, each boundary node needs to process the service layer. There is no. That is, it is possible to eliminate the need for the boundary node to have a function of processing a header corresponding to each service accommodated in the multi-domain network. In addition, since the universal layer header is also encapsulated, universal layer processing at the boundary node can be eliminated.
請求項5に記載の発明は、ネットワーク内でドメインが複数接続されるマルチドメインネットワークにおいて、前記ドメイン間のデータの送受信を行う境界ノードであって、前記境界ノードが、前記ドメイン間の前記データの送受信を行う通信部と、前記データの転送先のノードに関するアドレス情報を記憶させた記憶部と、を備え、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダが付加され、さらに前記ドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダが付加された前記データについて、前記境界ノードが、前記境界ノード自身が属する第1のドメイン内の中継ノードから前記データを受信する境界ノードである場合に、前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、前記第1のドメイン内の境界ノードと、当該境界ノードに接続する第2のドメイン内の境界ノードとの通信を制御するレイヤである境界ノード接続レイヤのヘッダを付加し、前記第2のドメイン内の境界ノードに前記データを送信し、前記境界ノードが、第1のドメイン内の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の境界ノードである場合に、前記データの前記境界ノード接続レイヤのヘッダを削除し、前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信すること、を特徴とする。
The invention according to
このようにすることで、第1のドメイン内の境界ノードが、サービスレイヤのヘッダにユニバーサルレイヤのヘッダが付加され、さらにトランスポートレイヤのヘッダが付加されたデータを中継ノードから受信した場合に、トランスポートレイヤのヘッダを削除し、境界ノード接続レイヤのヘッダを付加して、第2のドメイン内の境界ノードにデータを送信することができる。よって、第1のドメイン内の境界ノードにおいて、サービスレイヤのヘッダはカプセル化されたままにすることができ、処理する必要がない。つまり、マルチドメインネットワーク内における境界ノードにおいて、サービスそれぞれに対応したヘッダを処理する機能を備える必要をなくすことができる。また、境界ノード接続レイヤのヘッダを付加することにより、ユニバーサルレイヤのヘッダについてもカプセル化されたままにすることができ、境界ノードにおいてユニバーサルレイヤにおける制御を不要にすることができる。 By doing in this way, when the boundary node in the first domain receives the data in which the universal layer header is added to the service layer header and the transport layer header is further added from the relay node, The transport layer header can be deleted, the border node connection layer header added, and the data sent to the border node in the second domain. Thus, at the border node in the first domain, the service layer header can remain encapsulated and does not need to be processed. That is, it is possible to eliminate the necessity of providing a function for processing a header corresponding to each service at the boundary node in the multi-domain network. Further, by adding the header of the boundary node connection layer, the header of the universal layer can also be encapsulated, and the control in the universal layer can be made unnecessary at the boundary node.
また、境界ノードが、第1のドメイン内の境界ノードからデータを受信した第2のドメイン内の境界ノードである場合に、境界ノード接続レイヤを削除して、トランスポートレイヤのヘッダを付加し、第2のドメイン内の中継ノードにデータを送信することができる。 If the boundary node is a boundary node in the second domain that has received data from the boundary node in the first domain, the boundary node connection layer is deleted and a transport layer header is added, Data can be transmitted to a relay node in the second domain.
本発明によれば、各ドメインの境界ノードが、マルチドメインネットワーク内に収容するそれぞれのサービスに対応するヘッダの処理をしなくて済むようにする、データ転送方法、終端ノード、および境界ノードを提供することができる。 According to the present invention, there is provided a data transfer method, a termination node, and a boundary node that can prevent the boundary node of each domain from processing a header corresponding to each service accommodated in the multi-domain network. can do.
次に、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。まず、本実施形態1に係るマルチドメインネットワーク100におけるデータ通信の概要を、図1を用いて説明する。なお、本実施形態において、データとは、IP(Internet Protocol)パケットやイーサネット(登録商標)フレーム等が考えられるが、IPパケットを送信するものとして説明する。
Next, modes for carrying out the invention (hereinafter referred to as “embodiments”) will be described in detail with reference to the drawings as appropriate. First, an outline of data communication in the
(実施形態1)
図1は、本実施形態1に係るマルチドメインネットワーク100の構成例を示す図である。図1に示すように、マルチドメインネットワーク100は、複数のドメイン10(ドメイン10X,10Y,10Z)から構成される。各ドメイン10は、境界ノード2、中継ノード3、および、各ノード間を接続するリンク4を含んで構成される。また、マルチドメインネットワーク100以外のネットワークに属するノードと接続され、そのノードとのデータの送受信を行う境界ノード2を、終端ノード1とする。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of a
図1に示す本実施形態1に係るマルチドメインネットワーク100は、図7に示した従来技術に係るマルチドメインネットワーク900と比較して、(1)サービスレイヤ101の宛先アドレスの設定先がドメインの境界ノード(図7の境界ノード9D)ではなく、マルチドメインネットワーク100の終端ノード1(図1の終端ノード1L)である点で異なる。また、(2)ドメイン毎に終端するサービス回線識別レイヤ105(図7参照)の代わりに、マルチドメインネットワーク100全体を通して設定されるユニバーサルレイヤ102を設定する点で異なる。
The
つまり、マルチドメインネットワーク100以外のネットワークに属するノードからデータを受信した終端ノード1A(図1参照)は、サービスレイヤ101の宛先アドレスを、マルチドメインネットワーク100の出口となるノードである終端ノード1Lに設定する。そして、図7に示すドメイン毎に終端していたサービス回線識別レイヤ105(図7参照)の代わりに、全てのドメインにまたがって設定されるユニバーサルレイヤ102(図1参照)を設ける。終端ノード1Aは、サービスレイヤ101のヘッダに、サービス利用者を識別するためのサービス回線番号(例えば、サービス回線番号「1」)を含むユニバーサルレイヤ102のヘッダを付加する。この処理により、サービスレイヤ101のヘッダがカプセル化される。次に、終端ノード1Aは、トランスポートレイヤ103のヘッダを付加して、ドメイン10X内の中継ノード3に転送する。
That is, the
中継ノード3からデータを受信した境界ノード2Dは、トランスポートレイヤ103のヘッダを削除する。そして、境界ノード2Dは、ユニバーサルレイヤ102のヘッダを、境界ノード2D−2E間のリンク4内におけるサービス回線番号(例えば、サービス回線番号「2」)に変更し、データをドメイン10Yの境界ノード2Eに転送する。そして、境界ノード2Dからデータを受信した境界ノード2Eは、ユニバーサルレイヤ102のヘッダを、ドメイン10Yにおけるサービス回線番号(例えば、サービス回線番号「3」)に変更する。さらに、境界ノード2Eは、トランスポートレイヤ103のヘッダを付加して、ドメイン10Y内の中継ノード3へデータを転送する。
The boundary node 2D that has received the data from the
このようにすることで、図1のマルチドメインネットワーク100内のサービスレイヤ101のヘッダは、「L」のままで、境界ノード2や中継ノード3で処理されることはなく、終端ノード1Lに転送することができる。つまり、それぞれのサービスに対応したヘッダを処理する機能を各境界ノード2が備える必要はない。
By doing so, the header of the
以下、まずマルチドメインネットワーク100を構成する終端ノード1と境界ノード2の具体的な機能を説明し、その後に、マルチドメインネットワーク100全体としてのデータ転送方法について詳細に説明する。
Hereinafter, specific functions of the
(終端ノード)
図2は、本実施形態1に係る終端ノード1の構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、終端ノード1は、制御部20と、通信部30と、記憶部40とを含んで構成される(適宜図1参照)。なお、この制御部20の機能は、例えば、この終端ノード1が備えるCPU(Central Processing Unit)が、記憶部40に記憶されたプログラムをメモリに展開し実行することで実現される。
(Terminal node)
FIG. 2 is a functional block diagram illustrating a configuration example of the
制御部20は、データ転送処理の全般を司り、レイヤ処理部210と、データ転送部250とを含んで構成される。レイヤ処理部210は、送受信するデータについて、各レイヤ毎にヘッダの付加・削除等を行い、サービスレイヤ処理部220と、第1のユニバーサルレイヤ処理部230と、トランスポートレイヤ処理部240とを含んで構成される。また、データ転送部250は、レイヤ処理部210により各レイヤ毎のヘッダの制御が行われたデータを、通信部30を介して他のノードに転送する処理を行う。
The control unit 20 is responsible for overall data transfer processing, and includes a layer processing unit 210 and a
レイヤ処理部210内のサービスレイヤ処理部220は、アドレス認識部221とアドレス変更部222とを含んで構成される。アドレス認識部221は、サービスレイヤ101のヘッダに付されたデータの転送先となる宛先アドレスを認識する。また、アドレス変更部222は、記憶部40に記憶された後記するアドレス情報41を基に、ヘッダに付加された宛先アドレスを、転送先となる宛先アドレスに付け替える処理を行う。このアドレス変更部222は、終端ノード1が他のネットワークに属するノードからデータを受信した終端ノード1である場合に、サービスレイヤ101の宛先アドレスを、マルチドメインネットワーク100におけるデータの出口となる他の終端ノード1の宛先アドレスに設定する。
The service layer processing unit 220 in the layer processing unit 210 includes an
第1のユニバーサルレイヤ処理部230は、サービスレイヤ101のヘッダに、マルチドメインネットワーク100内の全てのドメイン10を通してデータを制御するためのユニバーサルレイヤ102のヘッダの付加・削除等を行い、回線番号認識部231と、ヘッダ付加部232と、ヘッダ削除部233とを含んで構成される。回線番号認識部231は、ユニバーサルレイヤ102のヘッダに付されたサービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を認識する。そして、ヘッダ付加部232は、サービスレイヤ102のヘッダに、ユニバーサルレイヤ101のヘッダを付加する。この処理により、サービスレイヤ101のヘッダがカプセル化される。ヘッダ削除部233は、通信部30を介して受信したデータに付されたユニバーサルレイヤ102のヘッダを削除する。
The first universal layer processing unit 230 adds / deletes the header of the
トランスポートレイヤ処理部240は、ユニバーサルレイヤ102のヘッダに、ドメイン10内で転送を行うために必要なトランスポートレイヤ103のヘッダの付加・削除等を行い、転送識別子認識部241と、ヘッダ付加部242と、ヘッダ削除部243とを含んで構成される。転送識別子認識部241は、トランスポートレイヤ103のヘッダに付された転送識別子を認識する。そして、ヘッダ付加部242は、ユニバーサルレイヤ102のヘッダに、トランスポートレイヤ103のヘッダを付加する。この処理により、ユニバーサルレイヤ102のヘッダがカプセル化される。ヘッダ削除部243は、通信部30を介して受信したデータに付されたトランスポートレイヤ103のヘッダを削除する。
The transport layer processing unit 240 adds or deletes the header of the
次に、通信部30は、マルチドメインネットワーク100内のノードに接続される第1のインタフェース31と、マルチドメインネットワーク100外の他のネットワークに属するノードに接続される第2のインタフェース32とを含んで構成される。
Next, the communication unit 30 includes a
記憶部40は、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶手段からなり、アドレス情報41と、サービス回線情報42とが記憶される。アドレス情報41は、マルチドメインネットワーク1内においてデータの転送先となるノードに関する宛先アドレスを記憶し、また、自身のノードと接続されたノードについてデータの転送先となるノードの識別情報(転送識別子等)を記憶する。サービス回線情報42は、サービス利用者を特定するための識別情報であるサービス回線番号が、ドメイン10毎に設定されて記憶される。例えば、会社毎にサービス回線番号が指定され、通信事業者が提供するサービスの利用者を特定する情報が記憶される。
The storage unit 40 includes storage means such as a RAM (Random Access Memory), a hard disk, and a flash memory, and stores address
(境界ノード)
次に、マルチドメインネットワーク100内の境界ノード2について説明する。図3は、本実施形態1に係る境界ノード2の構成例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、境界ノード2は、制御部20と、通信部30と、記憶部40とを含んで構成される(適宜図1参照)。なお、この制御部20の機能は、例えば、この境界ノード2が備えるCPUが、記憶部40に記憶されたプログラムをメモリに展開し実行することで実現される。
(Boundary node)
Next, the
制御部20は、データ転送処理の全般を司り、レイヤ処理部210と、データ転送部250とを含んで構成される。レイヤ処理部210は、第2のユニバーサルレイヤ処理部260と、トランスポートレイヤ処理部240とを含んで構成される。ここで、データ転送部250およびトランスポートレイヤ処理部240の処理は、図2で説明した終端ノード1と同じ処理を行うため説明は省略する。
The control unit 20 is responsible for overall data transfer processing, and includes a layer processing unit 210 and a
第2のユニバーサルレイヤ処理部260は、回線番号認識部261と、回線番号変更部262とを含んで構成される。回線番号認識部261は、ユニバーサルレイヤ102のヘッダに付されたサービス回線番号を認識する。また、回線番号変更部262は、回線番号認識部261が認識したサービス回線番号の変更を行う。具体的は、境界ノード2が他のドメイン10の境界ノード2へデータを転送するノードである場合には、境界ノード2間のリンク4においてサービス利用者を特定するサービス回線番号に、記憶部40内のサービス回線情報42に基づいて変更する。また、境界ノード2が、自己のドメイン10内にデータを転送する境界ノード2である場合には、そのドメイン10内においてサービス利用者を特定するサービス回線番号に変更する。
The second universal layer processing unit 260 includes a line
通信部30は、同じドメイン10内の中継ノード3に接続される第3のインタフェース33と、異なるドメイン10の境界ノード2に接続される第4のインタフェース34とを含んで構成される。また、記憶部40には、図2の終端ノード1と同様にアドレス情報41およびサービス回線情報42が記憶される。
The communication unit 30 includes a
(実施形態1のデータ転送方法)
次に、図2および図3を参照しつつ、図1を用いて、本実施形態1に係るデータ転送方法の処理について説明する。
(Data Transfer Method of Embodiment 1)
Next, processing of the data transfer method according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. 2 and 3 and FIG.
(第1の終端ノードの処理)
まず、マルチドメインネットワーク100以外のネットワーク(第1のネットワーク)に属するノード(符号P)から、マルチドメインネットワーク100内の終端ノード1A(第1の終端ノード)(図1参照)にデータが入力されると、終端ノード1Aのアドレス認識部221(図2参照)は、入力したデータのサービスレイヤ101のヘッダから宛先アドレス「A」を認識する。そして、アドレス変更部222が、データのサービスレイヤ101の宛先アドレスを、マルチドメインネットワーク100におけるデータの出口となる終端ノード1L(第2の終端ノード)の宛先アドレス「L」に付け替える。
(Processing of first terminal node)
First, data is input from a node (symbol P) belonging to a network (first network) other than the
次に、第1のユニバーサルレイヤ処理部230のヘッダ付加部232は、ユニバーサルレイヤ102において、記憶部40内のサービス回線情報42に基づき、サービス利用者を識別するためのサービス回線番号(例えば、ドメイン10X内におけるサービス回線番号を「1」とする)を含むヘッダを付加する。この処理により、サービスレイヤ101のヘッダがカプセル化される。
Next, the
続いて、トランスポートレイヤ処理部240のヘッダ付加部242は、ドメイン10X(第1のドメイン)内の中継ノード3間を転送するために必要となる転送識別子(例えば、転送識別子を「1」とする)を含むヘッダを付加する。この処理により、さらにユニバーサルレイヤ102のヘッダがカプセル化される。ここで転送識別子には、各ドメイン10のデータ通信技術に対応した番号が付される。例えば、SDHであればタイムスロット番号、MPLSであればMPLSラベル等が転送識別子に相当する。
Subsequently, the
そして、データ転送部250が、データに付されたトランスポートレイヤ103の転送識別子を含むヘッダを処理することで、ドメイン10Xの各中継ノード3にデータを転送する。このとき、ユニバーサルレイヤ102およびサービスレイヤ101のヘッダは、カプセル化されているためドメイン10X内の中継ノード3においては処理されない。
Then, the
(第1の境界ノードの処理)
ドメイン10Xの境界ノード2D(第1の境界ノード)(図1参照)が中継ノード3からデータを受信すると、トランスポートレイヤ処理部240(図3参照)のヘッダ削除部243が、そのデータのトランスポートレイヤ103のヘッダを削除する。そして、第2のユニバーサルレイヤ処理部260の回線番号認識部261が、サービス回線番号を認識し、回線番号変更部262が、記憶部40内のサービス回線情報42に基づき、境界ノード2D−2E間のリンク4内におけるサービス利用者のサービス回線番号(例えば、サービス回線番号「2」)に変更する。そして、データ転送部250が、ドメイン10Yの境界ノード2Eにデータを転送する。このとき、サービスレイヤ101のヘッダは、カプセル化されているため、境界ノード2Dにおいては処理されない。
(Processing of the first boundary node)
When the boundary node 2D (first boundary node) (refer to FIG. 1) of the domain 10X receives data from the
(第2の境界ノードの処理)
ドメイン10内の境界ノード2からデータを受信した他のドメイン10(第2のドメイン)に属する境界ノード2(第2の境界ノード)の処理について説明する。なお、図1において、ドメイン10Yの境界ノード2Eと、ドメイン10Zの境界ノード2Iとは、同じ処理を行うため、境界ノード2Iがデータを受信したとして説明する。
(Processing of second boundary node)
Processing of the boundary node 2 (second boundary node) belonging to another domain 10 (second domain) that has received data from the
境界ノード2I(第2の境界ノード)は、ドメイン10Yの境界ノード2Hからデータを受信すると、第2のユニバーサルレイヤ処理部260(図3参照)の回線番号認識部261が、サービス回線番号を認識し、回線番号変更部262が、記憶部40内のサービス回線情報42に基づき、ドメイン10Z(第2のドメイン)におけるサービス回線番号(例えば、サービス回線番号「5」)に変更する。続いて、トランスポートレイヤ処理部240のヘッダ付加部242は、ドメイン10Z内の中継ノード3間を転送するために必要となる転送識別子(例えば、転送識別子「2」)を含むヘッダを付加する。この処理により、さらにユニバーサルレイヤ102のヘッダがカプセル化される。
When the boundary node 2I (second boundary node) receives data from the
そして、データ転送部250が、データに付されたトランスポートレイヤ103の転送識別子を含むヘッダを処理することで、データをドメイン10Zの各中継ノード3に転送する。このとき、ユニバーサルレイヤ102およびサービスレイヤ101のヘッダは、カプセル化されているためドメイン10X内の中継ノード3においては処理されない。
Then, the
(第2の終端ノードの処理)
ドメインZの終端ノード1L(第2の終端ノード)(図1参照)が中継ノード3からデータを受信すると、トランスポートレイヤ処理部240(図2参照)のヘッダ削除部243が、そのデータのトランスポートレイヤ103のヘッダを削除する。次に、第1のユニバーサルレイヤ処理部230のヘッダ削除部233が、ユニバーサルレイヤ102のヘッダを削除する。そして、サービスレイヤ処理部220のアドレス認識部221が、サービスレイヤ101のヘッダから宛先アドレス「L」を認識する。そして、アドレス変更部222が、データのサービスレイヤ101の宛先アドレスを、マルチドメインネットワーク100以外のネットワーク(第2のネットワーク)に属するノード(符号Q)の宛先アドレスの付け替え、データ転送部250がデータを転送する。
(Processing of second terminal node)
When the
このようにすることで、マルチドメインネットワーク100内の各境界ノード2においては、サービスレイヤ101のヘッダはカプセル化されているため、各境界ノード2においてサービスレイヤ101を処理する必要がない。つまり、マルチドメインネットワーク100に収容するサービスそれぞれに対応したヘッダを処理する機能を境界ノード2が備える必要をなくすことができる。
By doing so, in each
(実施形態2)
次に、実施形態1の変形例である本実施形態2に係るデータ転送方法について説明する。実施形態1に係るデータ転送方法においては、図1に示すように、各ドメイン10間の接続をユニバーサルレイヤ102にて行った。この場合、各ドメイン10の境界ノード2は、ユニバーサルレイヤ102において中継ノードとなり、データの中継処理を行っている。本実施形態2に係るデータ転送方法においては、各ドメイン10間の接続をトランスポートレイヤ103にて行い、ユニバーサルレイヤ102では中継ノードが存在せず、マルチドメインネットワーク200の終端までユニバーサルレイヤ102の処理を行わないことを特徴とする。
(Embodiment 2)
Next, a data transfer method according to the second embodiment, which is a modification of the first embodiment, will be described. In the data transfer method according to the first embodiment, as illustrated in FIG. 1, the connection between the domains 10 is performed in the
まず、本実施形態2に係るマルチドメインネットワーク200におけるデータ通信の概要を図4を用いて説明する。図4は、本実施形態2に係るマルチドメインネットワーク200の構成例を示す図である。図4に示すマルチドメインネットワーク200の構成は、図1に示したマルチドメインネットワーク100と同様に、複数のドメイン10(ドメイン10X,10Y,10Z)から構成される。また、各ドメイン10は、マルチドメインネットワーク200における終端ノード1、実施形態1における境界ノード2とは異なる機能を備えた境界ノード5、中継ノード3、およびリンク4を含んで構成される。
First, an outline of data communication in the
図4に示す本実施形態2に係るマルチドメインネットワーク200は、図1に示した実施形態1に係るマルチドメインネットワーク100と比較して、(1)ユニバーサルレイヤ102におけるサービス回線番号が、ドメイン10毎に設定されるのではなく、マルチドメインネットワーク200の終端ノードまでまたがって設定される点で異なる。また、(2)各ドメイン10の境界ノード5間を接続するリンク4の通信を制御するレイヤとして、境界ノード接続レイヤ104を設定している点で異なる。
Compared with the
つまり、中継ノード3からデータを受信したドメイン10Xの境界ノード5D(図4参照)は、トランスポートレイヤ103のヘッダを削除し、境界ノード接続レイヤ104のヘッダを付加してドメイン10Yの境界ノード5Eへデータを転送する。このとき、サービスレイヤ101のヘッダおよびユニバーサルレイヤ102のヘッダは、カプセル化されているため、境界ノード5においては処理されない。従って、実施形態1と同様に、各境界ノード5は、それぞれのサービスに対応したヘッダを処理する機能を備える必要をなくすことができる。
In other words, the boundary node 5D (see FIG. 4) of the domain 10X that has received data from the
以下、マルチドメインネットワーク200を構成する境界ノード5の具体的な機能を説明し、その後に、マルチドメインネットワーク200全体としてのデータ転送方法について詳細に説明する。なお、マルチドメインネットワーク200における終端ノード1は、実施形態1における終端ノード1と同じ機能を備えるので、説明は省略する。
Hereinafter, specific functions of the
(境界ノード)
図5は、本実施形態2に係る境界ノード5の構成例を示す機能ブロック図である(適宜図4参照)。図3に示す境界ノード2との違いは、境界ノード5のレイヤ処理部210内において、第2のユニバーサルレイヤ処理部260はなく、一方で、境界ノード接続レイヤ処理部270が設けられている点である。また、記憶部40内にサービス回線情報42が記憶されていない点である。なお、図3の境界ノード2と同じ構成についての説明は省略する。
(Boundary node)
FIG. 5 is a functional block diagram illustrating a configuration example of the
境界ノード接続レイヤ処理部270(図5参照)は、ユニバーサルレイヤ102のヘッダに、境界ノード5間のリンク4でデータの転送を制御するための境界ノード接続レイヤ104のヘッダの付加・削除等を行い、ヘッダ認識部271と、ヘッダ付加部272と、ヘッダ削除部273とを含んで構成される。ヘッダ認識部271は、境界ノード接続レイヤ104のヘッダを認識する。そして、ヘッダ付加部272は、ユニバーサルレイヤ102のヘッダに、境界ノード接続レイヤ104のヘッダを付加する。この処理により、ユニバーサルレイヤ102のヘッダがカプセル化される。ヘッダ削除部273は、通信部30を介して受信したデータに付された境界ノード接続レイヤ104のヘッダを削除する。
The boundary node connection layer processing unit 270 (see FIG. 5) adds / deletes the header of the boundary
このように、本実施形態2に係る境界ノード5は、境界ノード接続レイヤ処理部270を設けることで、マルチドメインネットワーク200内において、サービスレイヤ101およびユニバーサルレイヤ102のヘッダをカプセル化して転送することができる。
As described above, the
(実施形態2のデータ転送方法)
次に、図2および図5を参照しつつ、図4を用いて、本実施形態2に係るデータ転送方法の処理について説明する。
(Data transfer method of Embodiment 2)
Next, processing of the data transfer method according to the second embodiment will be described with reference to FIGS. 2 and 5 and FIG.
(第1の終端ノードの処理)
まず、マルチドメインネットワーク200以外のネットワーク(第1のネットワーク)に属するノードから、マルチドメインネットワーク200内の終端ノード1A(第1の終端ノード)(図4参照)にデータが入力されると、終端ノード1Aのアドレス変更部222(図2参照)が、サービスレイヤ101の宛先アドレスを、マルチドメインネットワーク200におけるデータの出口となる終端ノード1L(第2の終端ノード)の宛先アドレス「L」に付け替える。
(Processing of first terminal node)
First, when data is input from a node belonging to a network (first network) other than the
次に、第1のユニバーサルレイヤ処理部230のヘッダ付加部232は、ユニバーサルレイヤ102において、サービス利用者を識別するためのサービス回線番号(例えば、サービス回線番号「1」)を含むヘッダを付加する。なお、実施形態1においては、このサービス回線番号は、ドメイン10毎に設定されるものであったが、本実施形態2においては、マルチドメインネットワーク200全体に共通するサービス回線番号が付される。この処理により、サービスレイヤ101のヘッダがカプセル化される。そして、トランスポートレイヤ処理部230のヘッダ付加部232により、ヘッダが付加されることで、さらにユニバーサルレイヤ102のヘッダがカプセル化され、データが中継ノード3に転送される。
Next, the
(第1のドメイン内の境界ノードの処理)
ドメイン10X(第1のドメイン)の境界ノード5D(図4参照)が中継ノード3からデータを受信すると、トランスポートレイヤ処理部240のヘッダ削除部243(図5参照)が、そのデータのトランスポートレイヤ103のヘッダを削除する。次に、境界ノード接続レイヤ処理部270のヘッダ付加部272が転送先の識別情報(例えば識別番号「6」)を含むヘッダを付加する。そして、データ転送部250が、ドメイン10Yの境界ノード5Eにデータを転送する。このとき、サービスレイヤ101のヘッダおよびユニバーサルレイヤ102のヘッダは、カプセル化されているため、境界ノード5Dにおいては処理されない。
(Processing of border nodes in the first domain)
When the boundary node 5D (see FIG. 4) of the domain 10X (first domain) receives data from the
(第2のドメイン内の境界ノードの処理)
次にドメイン10内の境界ノード5からデータを受信した他のドメイン10(第2のドメイン)の境界ノード5の処理について説明する。なお、図4において、ドメイン10Yの境界ノード5Eと、ドメイン10Zの境界ノード5Iとは、同じ処理を行うため、境界ノード5Iがデータを受信したとして説明する。
(Processing of border nodes in the second domain)
Next, processing of the
境界ノード5I(図4参照)は、ドメイン10Yの境界ノード5Hからデータを受信すると、境界ノード接続レイヤ処理部270のヘッダ削除部273(図5参照)が、そのデータの境界ノード接続レイヤ104のヘッダを削除する。次に、トランスポートレイヤ処理部240のヘッダ付加部242は、ドメイン10Z(第2のドメイン)を転送するための転送識別子(例えば、転送識別子「2」)を含むヘッダを付加し、データ転送部250がデータを中継ノード3へ転送する。
When the boundary node 5I (see FIG. 4) receives data from the
(第2の終端ノードの処理)
そして、実施形態1に係る第2の終端ノードの処理と同様に、中継ノード3からデータを受信した終端ノード1L(第2の終端ノード)(図4参照)は、トランスポートレイヤ103のヘッダおよびユニバーサルレイヤ102のヘッダを削除する。そして、サービスレイヤ処理部230のアドレス変更部222が、サービスレイヤ101の宛先アドレスを、マルチドメインネットワーク200以外のネットワーク(第2のネットワーク)に属するノードの宛先アドレスに付け替えて、データ転送部250がデータを転送する。
(Processing of second terminal node)
Similarly to the processing of the second terminal node according to the first embodiment, the
このようにすることで、本実施形態2に係るデータ転送方法によれば、マルチドメインネットワーク200内の境界ノード5においては、サービスレイヤ101のヘッダはカプセル化されているため、各境界ノード5がサービスレイヤ101を処理する必要がない。つまり、マルチドメインネットワーク200に収容するサービスそれぞれに対応したヘッダを処理する機能を境界ノード5が備える必要をなくすことができる。また、ユニバーサルレイヤ102のヘッダについてもカプセル化されるため、境界ノード5におけるユニバーサルレイヤ102の処理もなくすことができる。
Thus, according to the data transfer method according to the second embodiment, since the header of the
以上にように、本実施形態に係るデータ転送方法、終端ノード、および境界ノードによれば、マルチドメインネットワーク内の境界ノードにおいて、サービスレイヤ101のヘッダはカプセル化されているため、各境界ノードにおいてサービスレイヤ101を処理する必要がない。
As described above, according to the data transfer method, the termination node, and the boundary node according to the present embodiment, the header of the
さらに、従来のマルチドメインネットワークでは、境界ノードにおいて、各データのサービスレイヤ101、サービス回線識別レイヤ105、トランスポートレイヤ103の各レイヤに関してヘッダの処理が必要であったが、本実施形態においては、サービスレイヤ101のヘッダの処理をなくすことができる。そのため、各境界ノードの計算処理負荷を低減させ、データ転送速度を向上させることができる。
Furthermore, in the conventional multi-domain network, header processing is necessary for each layer of the
また、従来のマルチドメインネットワーク900では、データの転送制御をドメイン10毎に行っていたため、データを転送する経路切替もドメイン10毎に行っていた。しかし、本実施形態においては、マルチドメインネットワーク100,200における複数のドメイン10にまたがるユニバーサルレイヤ102を導入することで、ドメイン10をまたがった経路切替が可能となる。
In the conventional
1 終端ノード
2,5,9 境界ノード
3 中継ノード
4 リンク
10 ドメイン
20 制御部
30 通信部
31 第1のインタフェース
32 第2のインタフェース
33 第3のインタフェース
34 第4のインタフェース
40 記憶部
41 アドレス情報
42 サービス回線情報
100,200,900 マルチドメインネットワーク
101 サービスレイヤ
102 ユニバーサルレイヤ
103 トランスポートレイヤ
104 境界ノード接続レイヤ
105 サービス回線識別レイヤ
210 レイヤ処理部
220 サービスレイヤ処理部
221 アドレス認識部
222 アドレス変更部
230 第1のユニバーサルレイヤ処理部
231,261 回線番号認識部
232,242,272 ヘッダ付加部
233,243,273 ヘッダ削除部
240 トランスポートレイヤ処理部
241 転送識別子認識部
250 データ転送部
260 第2のユニバーサルレイヤ処理部
262 回線番号変更部
270 境界ノード接続レイヤ処理部
271 ヘッダ認識部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記マルチドメインネットワーク以外の第1のネットワークから、前記データを受信した第1の終端ノードは、
前記第1の終端ノードを含む前記ドメインである第1のドメイン内において、通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部を備え、
前記受信したデータについて、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記マルチドメインネットワーク内のノードのうち、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークと接続する第2の終端ノードの宛先アドレスに設定し、
前記データに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダを付加し、前記第1のドメイン内においてサービス利用者を特定するためのサービス回線番号を、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて設定し、
前記ユニバーサルレイヤのヘッダを付加した前記データに、前記第1のドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第1のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、
当該中継ノードから前記データを受信した、前記第1のドメイン内の境界ノードは、
前記第1のドメインと接続する第2のドメインに前記データを送信する場合に、
前記第1のドメインと前記第2のドメインと間のリンクにおいて、前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部を備え、
前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、
前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、前記第1のドメインと前記第2のドメインと間のリンクにおける前記サービス回線番号に変更し、
前記第2のドメイン内の境界ノードに前記データを送信し、
前記第1のドメイン内の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の境界ノードは、
前記第2のドメイン内において、前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部を備え、
前記データの前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、前記第2のドメイン内における前記サービス回線番号に変更し、
前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、
当該中継ノードから前記データを受信した、前記第2のドメイン内の前記第2の終端ノードは、
前記データの前記トランスポートレイヤのヘッダ、および前記ユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、前記データのサービスレイヤの宛先アドレスを前記第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更して送信すること、
を特徴とするマルチドメインネットワークにおけるデータ転送方法。 A data transfer method in a multi-domain network in which multiple domains are connected in a network,
The first terminal node that has received the data from the first network other than the multi-domain network is:
A storage unit storing service line information including a service line number for specifying a user of a communication service in the first domain, which is the domain including the first terminal node;
For the received data, the destination address of the header of the service layer for controlling data communication in the communication service provided by the network is the second network other than the multi-domain network among the nodes in the multi-domain network. Set to the destination address of the second terminal node connected to
A header of a universal layer that is a layer for transferring data in all domains in the multi-domain network is added to the data, and a service line number for specifying a service user in the first domain is added. , Setting based on the service line information stored in the storage unit,
Adding a transport layer header for transferring within the first domain to the data to which the universal layer header has been added;
Sending the data to a relay node in the first domain;
The boundary node in the first domain that has received the data from the relay node is
When transmitting the data to a second domain connected to the first domain,
A storage unit storing service line information including a service line number for identifying a user of the communication service in a link between the first domain and the second domain;
Delete the transport layer header of the data,
Changing the universal layer header to the service line number in the link between the first domain and the second domain, based on the service line information stored in the storage unit;
Sending the data to a border node in the second domain;
A border node in the second domain that has received the data from a border node in the first domain is:
A storage unit storing service line information including a service line number for identifying a user of the communication service in the second domain;
Changing the universal layer header of the data to the service line number in the second domain based on the service line information stored in the storage unit;
Adding a transport layer header for forwarding within the second domain;
Sending the data to a relay node in the second domain;
The second terminal node in the second domain that has received the data from the relay node is
The transport layer header and the universal layer header of the data are deleted, and the destination address of the service layer of the data is changed to the destination address of the node that is the transmission destination of the second network, and then transmitted. ,
A data transfer method in a multi-domain network.
前記終端ノードは、前記マルチドメインネットワーク以外の第1のネットワークから前記データを受信し、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークに前記データを送信する通信部と、前記データの転送先のノードに関する宛先アドレスを含むアドレス情報および前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部と、を備え、
前記終端ノードが、前記第1のネットワークと接続され前記データを受信する第1の終端ノードである場合に、
前記受信したデータについて、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記記憶部に記憶されたアドレス情報を用いて、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークと接続する第2の終端ノードの宛先アドレスに設定し、
前記受信したデータに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダを付加し、前記第1の終端ノードを含む前記ドメインである第1のドメイン内における前記サービス回線番号を、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて設定し、
前記ユニバーサルレイヤのヘッダを付加した前記データに、前記第1のドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第1のドメイン内の中継ノードに、前記通信部を介して前記データを送信し、
前記終端ノードが第2のネットワークと接続する第2の終端ノードである場合に、
前記送信されたデータに付加されたトランスポートレイヤのヘッダ、および前記ユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、
前記データのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記記憶部に記憶されたアドレス情報を用いて、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更し、
前記通信部を介して、前記第2のネットワークに前記データを送信すること、
を特徴とする終端ノード。 In a multi-domain network in which a plurality of domains are connected in the network, the terminal node is connected to a network other than the multi-domain network and transmits and receives data.
The termination node relates to a communication unit that receives the data from a first network other than the multi-domain network and transmits the data to a second network other than the multi-domain network, and a node to which the data is transferred A storage unit storing address information including a destination address and service line information including a service line number for specifying a user of the communication service; and
When the terminal node is a first terminal node connected to the first network and receiving the data,
For the received data, the destination address of the header of the service layer for controlling the data communication in the communication service provided by the network is set to a destination other than the multi-domain network by using the address information stored in the storage unit. Set the destination address of the second terminal node connected to the network of
A header of a universal layer that is a layer for transferring data in all domains in the multi-domain network is added to the received data, and the first domain that is the domain including the first terminal node is added. The service line number in is set based on the service line information stored in the storage unit,
Adding a transport layer header for transferring within the first domain to the data to which the universal layer header has been added;
Transmitting the data to the relay node in the first domain via the communication unit;
When the terminal node is a second terminal node connected to a second network,
Delete the transport layer header and the universal layer header added to the transmitted data;
Using the address information stored in the storage unit, the destination address of the header of the data service layer is changed to the destination address of a node that is a transmission destination of a second network other than the multi-domain network,
Transmitting the data to the second network via the communication unit;
A terminal node characterized by
前記境界ノードは、前記ドメイン間の前記データの送受信を行う通信部と、前記データの転送先のノードに関するアドレス情報および前記通信サービスの利用者を特定するためのサービス回線番号を含むサービス回線情報を記憶させた記憶部と、を備え、
前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダが付加され、さらに前記ドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダが付加された前記データについて、
前記境界ノードが、前記境界ノード自身が属する第1のドメイン内の中継ノードから前記データを受信する第1の境界ノードである場合に、
前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、
前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、当該境界ノードと接続する前記第2のドメイン内の第2の境界ノードに向けたリンクにおける前記サービス回線番号に変更し、
前記第2のドメイン内の第2の境界ノードに前記データを送信し、
前記境界ノードが、第1のドメイン内の第1の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の第2の境界ノードである場合に、
前記ユニバーサルレイヤのヘッダを、前記記憶部に記憶されたサービス回線情報に基づいて、前記第2のドメイン内の前記サービス回線番号に変更し、
前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信すること、
を特徴とする境界ノード。 In a multi-domain network in which multiple domains are connected in a network, the boundary node performs transmission and reception of data between the domains,
The boundary node includes a communication unit that transmits and receives the data between the domains, service line information including address information regarding a node to which the data is transferred, and a service line number for identifying a user of the communication service. A storage unit stored therein,
A universal layer header that is a layer for transferring data in all domains in the multi-domain network is added to a service layer header for controlling data communication in a communication service provided by the network, and For the data with the transport layer header added for transfer within the domain,
When the boundary node is a first boundary node that receives the data from a relay node in a first domain to which the boundary node itself belongs,
Delete the transport layer header of the data,
Based on the service line information stored in the storage unit, the universal layer header is changed to the service line number in the link toward the second boundary node in the second domain connected to the boundary node. And
Sending the data to a second border node in the second domain;
If the border node is a second border node in the second domain that has received the data from a first border node in a first domain;
Changing the universal layer header to the service line number in the second domain based on the service line information stored in the storage unit;
Adding a transport layer header for forwarding within the second domain;
Transmitting the data to a relay node in the second domain;
Boundary node characterized by
前記マルチドメインネットワーク以外の第1のネットワークから、前記データを受信した第1の終端ノードは、
前記受信したデータについて、前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダの宛先アドレスを、前記マルチドメインネットワーク内のノードのうち、前記マルチドメインネットワーク以外の第2のネットワークと接続する第2の終端ノードの宛先アドレスに設定し、
前記データに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダを付加し、前記マルチドメインネットワーク内においてサービス利用者を特定するためのサービス回線番号を設定し、
前記ユニバーサルレイヤのヘッダを付加した前記データに、前記第1のドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第1のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、
当該中継ノードから前記データを受信した、前記第1のドメイン内の境界ノードは、
前記第1のドメインと接続する第2のドメインに前記データを送信する場合に、
前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、
前記第1のドメイン内の境界ノードと前記第2のドメイン内の境界ノードとの接続を制御するレイヤである境界ノード接続レイヤのヘッダを付加し、
前記第2のドメイン内の境界ノードに前記データを送信し、
前記第1のドメイン内の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の境界ノードは、
前記データの前記境界ノード接続レイヤのヘッダを削除し、
前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信し、
当該中継ノードから前記データを受信した、前記第2のドメイン内の前記第2の終端ノードは、
前記データの前記トランスポートレイヤのヘッダ、および前記ユニバーサルレイヤのヘッダを削除し、前記データのサービスレイヤの宛先アドレスを前記第2のネットワークの送信先となるノードの宛先アドレスに変更して送信すること、
を特徴とするマルチドメインネットワークにおけるデータ転送方法。 A data transfer method in a multi-domain network in which multiple domains are connected in a network,
The first terminal node that has received the data from the first network other than the multi-domain network is:
For the received data, the destination address of the header of the service layer for controlling data communication in the communication service provided by the network is the second network other than the multi-domain network among the nodes in the multi-domain network. Set to the destination address of the second terminal node connected to
A universal layer header, which is a layer for transferring data in all domains in the multi-domain network, is added to the data, and a service line number for specifying a service user in the multi-domain network is set. And
Adding a transport layer header for transferring within the first domain to the data to which the universal layer header has been added;
Sending the data to a relay node in the first domain;
The boundary node in the first domain that has received the data from the relay node is
When transmitting the data to a second domain connected to the first domain,
Delete the transport layer header of the data,
Adding a header of a boundary node connection layer that is a layer for controlling connection between the boundary node in the first domain and the boundary node in the second domain;
Sending the data to a border node in the second domain;
A border node in the second domain that has received the data from a border node in the first domain is:
Delete the border node connection layer header of the data;
Adding a transport layer header for forwarding within the second domain;
Sending the data to a relay node in the second domain;
The second terminal node in the second domain that has received the data from the relay node is
The transport layer header and the universal layer header of the data are deleted, and the destination address of the service layer of the data is changed to the destination address of the node that is the transmission destination of the second network, and then transmitted. ,
A data transfer method in a multi-domain network.
前記境界ノードは、前記ドメイン間の前記データの送受信を行う通信部と、前記データの転送先のノードに関するアドレス情報を記憶させた記憶部と、を備え、
前記ネットワークが提供する通信サービスにおけるデータ通信を制御するためのサービスレイヤのヘッダに、前記マルチドメインネットワーク内の全てのドメインにおいてデータを転送するためのレイヤであるユニバーサルレイヤのヘッダが付加され、さらに前記ドメイン内を転送するためのトランスポートレイヤのヘッダが付加された前記データについて、
前記境界ノードが、前記境界ノード自身が属する第1のドメイン内の中継ノードから前記データを受信する境界ノードである場合に、
前記データのトランスポートレイヤのヘッダを削除し、
前記第1のドメイン内の境界ノードと、当該境界ノードに接続する第2のドメイン内の境界ノードとの通信を制御するレイヤである境界ノード接続レイヤのヘッダを付加し、
前記第2のドメイン内の境界ノードに前記データを送信し、
前記境界ノードが、第1のドメイン内の境界ノードから前記データを受信した前記第2のドメイン内の境界ノードである場合に、
前記データの前記境界ノード接続レイヤのヘッダを削除し、
前記第2のドメイン内を転送するための前記トランスポートレイヤのヘッダを付加し、
前記第2のドメイン内の中継ノードに、前記データを送信すること、
を特徴とする境界ノード。
In a multi-domain network in which multiple domains are connected in a network, the boundary node performs transmission and reception of data between the domains,
The boundary node includes a communication unit that transmits and receives the data between the domains, and a storage unit that stores address information regarding a node to which the data is transferred,
A universal layer header that is a layer for transferring data in all domains in the multi-domain network is added to a service layer header for controlling data communication in a communication service provided by the network, and For the data with the transport layer header added for transfer within the domain,
When the boundary node is a boundary node that receives the data from a relay node in a first domain to which the boundary node itself belongs,
Delete the transport layer header of the data,
Adding a header of a boundary node connection layer that is a layer for controlling communication between the boundary node in the first domain and the boundary node in the second domain connected to the boundary node;
Sending the data to a border node in the second domain;
If the border node is a border node in the second domain that has received the data from a border node in the first domain;
Delete the border node connection layer header of the data;
Adding a transport layer header for forwarding within the second domain;
Transmitting the data to a relay node in the second domain;
Boundary node characterized by
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