JP4948364B2 - エンジン補機の制御装置 - Google Patents

エンジン補機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4948364B2
JP4948364B2 JP2007291431A JP2007291431A JP4948364B2 JP 4948364 B2 JP4948364 B2 JP 4948364B2 JP 2007291431 A JP2007291431 A JP 2007291431A JP 2007291431 A JP2007291431 A JP 2007291431A JP 4948364 B2 JP4948364 B2 JP 4948364B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
generator
resonance
power generation
engine accessory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007291431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009118696A (ja
Inventor
伸周 鵜飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007291431A priority Critical patent/JP4948364B2/ja
Publication of JP2009118696A publication Critical patent/JP2009118696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4948364B2 publication Critical patent/JP4948364B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

本発明は、エンジン補機の制御装置に関し、詳しくは、クランク軸に設けられた駆動プーリと、エンジン補機の回転軸に設けられた被動プーリとの間に掛け渡されたベルトの共振を防止するためのエンジン補機の制御装置である。
従来、車両のエンジン周辺には、発電機や車室の空調装置のコンプレッサといったエンジン補機が設けられている。そして、クランク軸には駆動プーリが設けられ、各エンジン補機の回転軸には従動プーリが設けられ、これらのプーリ間に無端ベルトが掛け渡されて、各補機の回転軸はエンジンのクランク軸の回転に従動して回転するように連結されている。このように構成されたエンジンおよびエンジン補機の連結構造では、エンジン駆動時のある条件下において、ベルトが共振することが確認されている。
ベルトには、クランク軸の回転に起因する振動が加わっており、この振動の周波数とベルトの固有振動数とが近づいたときに、共振が発生する。クランク軸の回転に起因する振動の周波数はクランク軸の回転速度によって変化する。ベルトの固有振動数はベルトに加わる張力によって変化し、ベルトに加わる張力はクランク軸の回転速度および各エンジン補機から受ける負荷によって変化する。そのため、エンジンおよびエンジン補機の駆動状態が変化し、クランク軸の回転に起因する周波数と、ベルトの固有振動数とが近づいた場合には、ベルトの共振状態が発生する。
ベルトが共振することにより、騒音の発生やベルトの異常磨耗、ベルトに加わる張力が変動するといった問題が発生する。特に、ベルトに加わる張力は、定常時には約30Nであっても共振時には約200Nまで上昇することがあり、エンジン補機の回転軸を支持するベアリングを複列にする等の対策が必要となっている。また、張力が上昇する部位が発生することにより他の部位ではベルトが緩むため、クランク軸に設けられた駆動プーリとベルトの間にスリップが発生することがある。その他、ベルトのばたつきによりオートテンショナが追従するが、摩擦によりオートテンショナの温度が上昇するという問題がある。
ベルトの共振を防止するために、ベルトが共振する可能性がある状態にあるか否かを判定し、共振する可能性がある状態であると判定した場合には、発電機の出力を制御するようにした制御装置がある(例えば、特許文献1)。このような制御装置では、ベルトの共振状態が生じる際のエンジンの運転状態と、その共振状態を回避することができる発電機の出力電流とを試験を行って確認し、それらを予め制御装置のメモリに記憶している。そして、運転状態が記憶されたエンジンの運転状態となったときに、発電機の出力電流が、共振状態を回避することができる出力電流として予め記憶された発電機の出力電流となるように、発電機を制御する。発電機の出力電流が変化すると、発電機の回転軸を回転させるために必要な力が変化するため、ベルトに加わる張力が変化する。ベルトに加わる張力が変化するとベルトの固有振動数が変化するため、共振状態を回避することができる。
また、騒音計等のベルトの共振状態を検出するためのセンサを設置し、その検出結果に基づいて発電機の出力電流を増減することによって、共振状態を回避するようにすることが考えられている。
特開2006−34007号公報
しかしながら、従来の制御装置では、初期データとして記憶された運転状態と、ベルトの共振状態との関係に基づいてベルトの共振状態を判定するため、ベルトの経年劣化等により、ベルトの共振状態が発生する運転条件が変化した場合には、正確にベルトの共振状態を判定することができないという問題がある。また、騒音計等のベルトの共振状態を検出するセンサを新たに設ける場合には、製造費が増加するといった問題がある。また、ベルトの共振状態を回避するために発電機の出力電流を増減させるときに、発電機に連結されたバッテリの充電状態を考慮していないため、バッテリが過放電または過充電になるといった問題がある。
本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであって、付加的なセンサを設けずにベルトの共振状態を確実に検出し、ベルトの共振状態を防止することができるエンジン補機の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、クランク軸(2a)に設けられた駆動プーリ(クランクプーリ2)と、少なくとも1つ以上のエンジン補機の回転軸(発電機の回転軸4a)に設けられた被動プーリ(発電機プーリ4)との間に掛け渡されたベルト(9)の共振を防止するためのエンジン補機の制御装置であって、少なくとも1つ以上のエンジン補機は、発電機(3)を含み、発電機の出力に基づいて、ベルトが共振しているか否かの判定を行う共振判定手段(16)を有することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、共振判定手段は、発電機の出力から、ベルトが共振する可能性がある周波数としての特定周波数の出力成分を抽出する特定周波数成分抽出手段(18)を有し、特定周波数成分抽出手段により抽出された出力成分が所定値以上である場合に、ベルトが共振していると判定することを特徴とする。発電機の出力は、電流および電圧を含む。
第3の発明は、第2の発明において、発電機の発電負荷を算出する発電負荷算出手段(17)を有し、特定周波数成分抽出手段は、発電負荷に基づいて特定周波数を変更することを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明〜第3の発明において、発電機により充電されるバッテリ(10)の充電量を測定するバッテリ充電量測定手段(14)と、共振判定手段によりベルトが共振していると判定された場合において、バッテリの充電量が所定値以上である場合には発電機の発電負荷を減少させ、バッテリの充電量が所定値未満である場合には発電機の発電負荷を増加させる発電機制御手段(11)とを有することを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明〜第3の発明において、エンジン補機は、発電機に加えて設けられた少なくとも1つ以上の第2エンジン補機を有し、共振判定手段によりベルトが共振していると判定された場合に、第2エンジン補機の回転軸に設けられた第2被動プーリを回転させるための駆動トルクを変更させることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、第2エンジン補機は、当該エンジン補機の制御装置が搭載された車両の空調装置のコンプレッサ(21)であり、車両の車室温度を検出する車室内温度検出手段(22)と、共振判定手段によりベルトが共振していると判定された場合において、車室温度が所定値以上である場合にはコンプレッサの回転軸(5a)に設けられた被動プーリ(5)を回転させるための駆動トルクを増加させ、車室温度が所定値未満である場合には駆動トルクを減少させるコンプレッサ制御手段(23)とを有することを特徴とする。
第1の発明によれば、発電機の出力に基づきベルトの共振状態を判定するため、ベルトの共振状態を検出するための付加的なセンサを設ける必要がない。第2の発明によれば、ベルトの共振に関係する周波数成分について実際に測定を行い、共振の発生の有無を判定することから、共振状態を確実に判定することができる。第3の発明によれば、発電機の発電負荷から共振が発生する可能性がある特定周波数を決定し、その特定周波数における出力成分を抽出するため、測定する周波数帯域を狭く設定することができ、ノイズの混入を防いでベルトの共振状態の判定精度を向上させることができる。特定周波数は、共振に関与するベルトの固有振動数はベルトに加わる張力によって変化し、ベルトに加わる張力は発電負荷によって変化することから、発電負荷を測定することで把握することができる。第4の発明によれば、ベルトの共振を回避するべく発電機の発電負荷を変化させる場合に、バッテリの充電量を考慮して発電機の出力を増減させるため、バッテリの充電不足または過充電を防ぐことができる。第5の発明によれば、第2エンジン補機の回転軸に設けられた第2被動プーリを回転させるために必要な駆動トルクを変化させることにより、ベルトの張力を変化させて共振状態を回避することができる。第6の発明によれば、コンプレッサの回転軸に設けられた被動プーリを回転させるための駆動トルクを変化させ、ベルトの共振を防止することができる。また、駆動トルクの変化により空調装置の出力変動が生じるが、車室温度を考慮して駆動トルクを変化させるため、車室温度は適温に保たれ、乗員に不快感を与えないようにすることができる。
<第1実施形態の装置構成>
以下、本発明を、エンジンを有する自動車に適用した第1実施形態を、図面を参照しながら説明する。エンジンは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであってよい。図1は、第1実施形態に係るエンジン補機の各プーリの配置を示す模式図である。図2は、第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、エンジン1のクランク軸2aに設けられた駆動プーリとしてのクランクプーリ2と、エンジン補機としての発電機3の回転軸4aに設けられた従動プーリとしての発電機プーリ4と、空調装置のコンプレッサ21の回転軸5aに設けられた従動プーリとしてのコンプレッサプーリ5と、パワーステアリングポンプ(図示しない)の回転軸6aに設けられた従動プーリとしてのパワーステアリングポンププーリ6と、アイドラプーリ7と、テンショナプーリ8とにベルト9が掛け渡されている。
ベルト9は、可撓性を有する環状(無端)のベルトであって、例えばVリブドベルトである。クランクプーリ2、発電機プーリ4、コンプレッサプーリ5およびパワーステアリングポンププーリ6の円周部にはVリブドベルトの形状と一致する凹凸が形成されている。また、エンジン1がディーゼルエンジンであり、クランクプーリ2の回転変動が大きい場合にはクラッチプーリを用いてもよい。クランクプーリ2はクランク軸と共に回転し、発電機プーリ4、コンプレッサプーリ5およびパワーステアリングポンププーリ6は、ベルト9を介してクランクプーリ2の回転力を受け、回転する。
発電機3は、交流発電機(ACG)であり、回転軸4aに設けられた発電機プーリ4が回転させられることにより、交流電圧および交流電流を発生する。図2に示すように、交流発電機は、発電部3aと整流部3bとを備えている。整流部3bは、バッテリ10と、発電機制御手段としての発電制御装置11と、電気負荷12とに接続されている。発電部3aは、図示しないが回転軸4aに設けられたロータと発電機のケーシングに固定されたステータとを主要構成要素として備えている。ロータは、回転軸に固定されたポールコア(図示しない)と、回転軸に巻回されたフィールドコイル11aとを備えている。ステータは、図示しないがロータを覆うように環状に形成されたステータコアと、ステータコアに巻回された3相のステータコイルとを備えている。ロータが回転することによってステータコイルに交流電流が発生する。整流部3bは、例えば6個のダイオードを備えた回路であり、発電部で発生した3相の交流電流を全波整流し、直流電流に変換する。
整流部3bを通過した直流電流は、バッテリ10へと流れ、バッテリ10を充電する。整流部3bとバッテリ10との間の回路には、発電機3より出力される直流電流の値(A)を検出する直流電流検出手段13が設けられている。バッテリ10には、バッテリ10の充電量(電位)を測定するバッテリ充電量検出手段14が設けられている。
発電制御装置11は、発電機3の発電負荷を変化させて、発電機3より出力される電圧および電流を制御する。発電制御装置11は、例えば公知のICレギュレータであってよく、バッテリ10に加わる電圧に応じてフィールドコイル11aに流れる電流を調整し、バッテリ10に加わる電圧を制御する。また、発電制御装置11は、エンジン1の駆動制御を主として行うECU(エンジン制御装置)15と接続されており、ECU15からの信号を受けて発電機3の出力電圧および出力電流を制御する。ECU15は、エンジン1の回転数(NE)を検出する。
発電機3には、発電機3からの出力に基づいてベルト9が共振しているか否かの判定を行う共振判定手段16が接続されている。共振判定手段16は、発電負荷算出手段17と、特定周波数成分抽出部18と、メモリ19と、共振判定部20とを有している。
発電負荷算出手段17は、直流電流検出手段13により検出された直流電流値(A)と、ECUにより検出されたエンジン回転数(NE)とを受け取り、これらの値に基づき発電機3の発電負荷値(L)を算出し、発電負荷値(L)を特定周波数成分抽出部18に出力する。なお、他の実施形態では、発電機3からの出力電流である直流電流値(A)に代えて、発電機3からの出力電圧値、フィールドコイル11aに流れる励磁電流値、または発電機3の出力目標値(電流または電圧)を使用してもよい。
特定周波数成分抽出部18は、発電負荷算出手段17に接続され、発電負荷算出手段17より出力された発電負荷値(L)を受け取る。また、特定周波数成分抽出部18は発電機3の発電部3aと整流部3bとの間に接続され、発電部3aから特定周波数成分抽出部18に連続した波としての交流電圧(V)が出力される。
特定周波数成分抽出部18は、メモリ19と接続されており、メモリ19に記憶されたデータを参照することができる。メモリ19には、発電負荷値(L)と、その発電負荷値(L)の場合にベルト9が共振する可能性がある周波数としての特定周波数(f)とが予め入力されたマップが記憶されている。特定周波数(f)は、1つの発電負荷値(L)に対して、少なくとも1つ以上の値が記憶されている。特定周波数成分抽出部18は、発電負荷算出手段17より入力した発電負荷値(L)に基づいてメモリ19に記憶されたマップを参照し、特定周波数(f)を決定する。そして、発電機3より出力された交流電圧(V)の特定周波数(f)における出力成分を抽出し、その出力成分の絶対値の最大値を特定周波数成分(S(f))として共振判定部20に出力する。特定周波数成分の抽出およびその出力成分における最大値の決定は、例えばバンドパスフィルタおよびピークホールド回路によって行われる。
共振判定部20は、特定周波数成分抽出部18より出力される特定周波数成分(S(f))を受け取り、特定周波数成分(S(f))と所定値とを比較して、交流電圧の特定周波数成分が所定の値以上である場合にはベルト9が共振状態にあると判定する。共振判定部20は、ベルト9が共振状態であると判定した場合には、ECU15にベルト9が共振状態であることを伝える共振発生信号を出力し、これに対して、ベルト9は共振状態でないと判定した場合には、ECU15に非共振信号を出力する。
ECU15は、共振発生信号を受けた場合に、発電制御装置11を制御してフィールドコイル11aに流れる電流を調整し、発電機3の発電負荷を変化させる。その際、ECU15は、バッテリ充電量検出手段14により入力されるバッテリ10の充電量と所定の値とを比較することにより、バッテリ10の充電量の情報を取得する。そして、バッテリ10の充電量に応じて、フィールドコイル11aに流れる電流を増加または減少させて発電機3の発電負荷を調整する。これに対して、ECU15は、非共振信号を入力した場合には、発電制御装置11に対して付加的な指令を行わない。なお、バッテリ充電量の推定方法は上記方法に限定されず、バッテリ10へと流れる充電電流の値等を測定することによってバッテリ充電量を推定してもよい。
<第1実施形態の制御要領>
次に、第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置の制御要領について説明する。図3は、第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行うメイン制御を示すフロー図である。図4は、第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行う共振判定を示すフロー図である。図5は、第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行う共振制御を示すフロー図である。
図3に示すメイン制御について説明する。メイン制御では、共振判定手段16での共振判定の結果に基づいて、発電機3の発電負荷を変化させるべく、発電制御装置11を制御する。最初に、ステップST1では、共振判定手段16の特定周波数成分抽出部18が、発電機3より出力される交流電圧(V)を取得する。
次のステップST2は、共振判定手段16において行われる。共振判定は、図4に示すフロー図に従って行われる。共振判定の詳細については後述する。ステップST2で共振判定が行われると、共振判定の結果として共振発生信号または非共振信号が、共振判定手段16よりECU15に出力される。
ステップST3では、ECU15が、共振判定手段16より出力された共振判定の結果に基づき、ベルト9が共振状態であるか否かで判定を行う。共振判定手段16より共振発生信号を受けた場合には共振状態である(Yes)と判定し、非共振信号を受けた場合には共振状態ではない(No)と判定する。ステップST3での判定がYesである場合には、ステップST4に進み、発電機3によるベルト9の共振回避制御が行われ、判定がNoである場合には、ステップST5に進み、発電機3を通常制御し、付加的な制御は行わない。共振回避制御は、図5に示すフロー図に従って行われる。共振回避制御の詳細については後述する。以上で、メイン制御は終了する。
次に、図4に示す共振判定について説明する。共振判定では、発電機3の発電負荷値(L)を算出し、発電負荷値(L)に基づいて特定周波数(f)を決定し、発電機3より出力される交流電圧(V)の特定周波数成分(S(f))と所定値との比較を行い、ベルト9が共振状態であるか否かを判定する。最初のステップST6では、直流電流検出手段13が、発電機3の整流部3bを通過して出力される直流電流の直流電流値(A)を検出する。
ステップST7では、ECU15がエンジン1のエンジン回転数(NE)を検出する。
ステップST8では、発電負荷算出手段17が、ECU15によって検出されたエンジン回転数(NE)と、直流電流検出手段13によって検出された直流電流値(A)とに基づいて、発電機3の発電負荷値(L)を算出する。
ステップST9では、特定周波数成分抽出部18が、ステップST7で算出された発電負荷値(L)に基づいて、メモリ19に記憶されたマップを参照し、発電負荷値(L)に対応する特定周波数(f)を決定する。
ステップST10では、特定周波数成分抽出部18が、交流電圧(V)の特定周波数(f)における出力成分を抽出し、その出力成分の絶対値の最大値を特定周波数成分(S(f))とする。
ステップST11では、共振判定部20が、特定周波数成分(S(f))が所定値以上であるか否かの判定を行う。ステップST11での判定がYesの場合には、ステップST12に進み、共振判定部20はベルト9が共振状態であるとしてECU15に共振発生信号を出力する。ステップST11での判定がNoの場合には、ステップST13に進み、共振判定部20はベルト9に共振は発生していないとしてECU15に非共振状態であると非共振信号を出力する。以上で、共振判定は終了する。
次に、図5に示す発電機共振回避制御について説明する。発電機共振回避制御では、バッテリ10の充電量(SOC)を検出し、バッテリ充電量(SOC)に基づいて発電機3の出力を増加または減少させるべく発電制御装置11を制御する。最初のステップST14では、バッテリ充電量検出手段14が、バッテリ10のバッテリ充電量(SOC)を検出する。
ステップ15では、ECU15が、バッテリ充電量(SOC)が所定値以上であるか否かの判定を行う。所定値は、例えば、バッテリ10の満充電電位の値、または満充電電位より若干低く設定された値(例えば、満充電電位の95%)である。ステップST15での判定がYesの場合にはステップST16に進み、判定がNoの場合にはステップST17に進む。
ステップST16では、ECU15が発電制御装置11に発電負荷を減少させるように指令し、発電制御装置11はフィールドコイル11aに流す電流を減少させる。その結果、発電部3aのロータに発生する磁界が弱くなり、発電負荷は減少する。それによって、発電機3の回転軸4aを回転させるための駆動トルクが低減する。また、フィールドコイル11aに流す電流を減少させることによって、発電機3の出力(発電電圧および発電電流)が減少する。
ステップST17では、ECU15が発電制御装置11に発電負荷を増加させるように指令し、発電制御装置11はフィールドコイル11aに流す電流を増加させる。その結果、発電部3aのロータに発生する磁界が増加して発電負荷は増加する。それによって、発電機3の回転軸を回転させるための駆動トルクが増大する。また、フィールドコイル11aに流す電流を増加させることによって、発電機3の出力(発電電圧および発電電流)が増加する。以上で、発電機共振制御を終了する。
<第1実施形態の作用効果>
以上のように構成し、制御することによって、発電機3の出力からベルト9が共振状態であるか否かを判別し、共振状態である場合には共振状態を回避するように制御することができる。ベルト9が共振状態にあるか否かを判定する際に、発電機3の発電部3aより出力される交流電圧(V)について、実際に共振が発生しているか否かを判定するため、共振状態を確実に判定することができる。また、判定は、交流電圧の特定周波数成分(S(f))についてのみ行うので、測定範囲を狭くすることができ、その結果として誤差の混入が少なく判定の精度が向上する。
ベルト9の共振状態が発生する可能性がある周波数としての特定周波数(f)は、以下の考え方に基づき、発電機3の発電負荷値(L)から算出することができる。
最初に、ベルト9の共振が発生していない場合には、特定周波数成分抽出部18に入力される交流電圧(V)は図6および図7に示すような波形の電圧である。図6は交流電圧(V)の経時変化を示す波形100を示すグラフであり、図7は図6の交流電圧波形100を高速フーリエ変換して表したものである。
図7に示すように、交流電圧(V)には、第1周波数成分101および第2周波数成分102が含まれる。第1周波数成分101は、クランク軸の規則的な回転によって発生する成分であり、第2周波数成分102は、エンジン1の燃焼サイクルにおける爆発行程によって発生する成分である。例えば、エンジンが8気筒であり、発電機3が3相であり、発電機プーリ4の回転比がクランクプーリ2に対して2.5倍であり、エンジン回転数が1500rpmの場合には、第1周波数成分101は187.5Hz(1500×2.5×3/60)であり、第2周波数成分102は100Hz(1500×8/2/60)である。
次に、ベルト9の共振が発生している場合には、特定周波数成分抽出部18に入力される交流電圧(V)は図8および図9に示すような波形の電圧となる。図8は交流電圧(V)の経時変化を示す波形103を示すグラフであり、図9は図8の交流電圧波形103を高速フーリエ変換して表したものである。
図9に示すように、ベルト9が共振状態にある場合には、第1および第2周波数成分101・102に加えて、共振周波数成分104が検出される。ベルト9の共振は、ベルト9の固有振動数と、第1周波数成分101または第2周波数成分とが近づくことによって発生し、共振周波数成分104の周波数はベルト9の固有振動数の基本振動、およびその整数倍の周波数となる。ベルト9の共振は、主として発電機プーリ4と隣接するパワーステアリングポンププーリ6またはテンショナプーリ8の間のベルトから発生することが確認されている。ベルト9の固有振動数は後述するようにベルト9に加わる張力(T)によって変化するため、ベルト9の張力(T)に影響を与える発電機3の発電負荷値(L)によって変化し、第1および第2周波数成分101・102はエンジン回転数により変化するため、運転状態が変化することにより共振状態が発生する場合が生じる。
ベルト9の固有振動数は、次の式1によって求めることができる。
ν=n/(2l)・√(T/ρ) (式1)
ここで、νは固有振動数(Hz)、nは整数、lは発電機プーリ4とテンショナプーリ8またはパワーステアリングポンププーリ6との軸間距離(m)、Tはベルト9に加わる張力(N)、ρはベルト9の線密度(kg/m)である。ベルト9に加わる張力(T)は、発電機プーリ4を回転させるために必要な力、すなわち回転負荷によって定まるため、発電機3の発電負荷値(L)に基づいて算出することができる。ベルト9の線密度(ρ)およびプーリの軸間距離(l)は、ベルトの選定およびプーリの配置によって定まるため、発電負荷値(L)からベルト9の固有振動数を算出することができ、固有振動数の基本振動(n=1)の倍音(n=2、3、・・・)を求めることで共振周波数を算出することができる。以上の関係から、発電負荷値(L)により、ベルト9の共振が発生する可能性がある振動数としての複数の特定周波数(f)が定まる。
発電負荷値(L)と特定周波数(f)の関係から、それぞれの発電負荷値(L)に対する特定周波数(f)を予め記録したマップを作成しておくことで、発電負荷値(L)に基づきマップを参照することで容易に特定周波数(f)を決定することができる。
ベルト9が共振していると判定された場合には、発電機3の発電負荷を変化させることでベルト9の共振状態を回避することができる。式1に示すように、ベルト9の固有振動数はベルト9に加わる張力(T)によって変化するため、フィールドコイル11aを流れる電流を変化させて、発電機3の発電負荷を変化させることで、発電機3の回転軸および発電機プーリ4を回転させるために必要なトルクが変化し、ベルト9に加わる張力(T)が変化し、ベルト9の固有振動数が変化して、クランク軸から発生する周波数成分とずれが生じ共振状態が解消される。
発電負荷を変化させる場合に、バッテリ10の充電状態を考慮するようにしたことで、共振状態の回避制御に起因して、バッテリ10が過充電または過放電となることを防止することができる。
発電機3からの出力を利用してベルト9の共振状態を判定することから、共振判定のために付加的なセンサを設ける必要を省略することができる。また、ベルト9の共振の発生に直接的に影響するベルト9の張力との関係が強い発電負荷値(L)を測定することにより、特定共振周波数(f)を求めるため、ベルト9の経年劣化等による判定精度の劣化を防止することができる。
<第2実施形態の装置構成>
以下、本発明を、エンジンを有する自動車に適用した第2実施形態を、図面を参照しながら説明する。第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。図10は、第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置を示すブロック図である。
第2実施形態は、ベルト9が共振状態であると判定された場合に、車室用の空調装置のコンプレッサ21の回転軸5aに加わる回転負荷を制御することによって、被動プーリとしてのコンプレッサプーリ5を回転させるための駆動トルクを変化させ、ベルト9の張力(T)を変化させて共振状態を回避する。第2実施形態は、コンプレッサ21が駆動されている場合に使用することができる。
図10に示すように、第2実施形態では、第1実施形態に加えて、当該制御装置が設けられた自動車の車室内の温度を検出し、ECU15に検出結果を送る車室温度検出手段22が設けられている。車室温度検出手段は、公知の温度計等であってよく、検出した温度値をECU15に送る。
コンプレッサ21は、例えば斜板式の可変容量型コンプレッサである。コンプレッサ制御手段23は、ECU15からの指令を受けてコンプレッサ21の吐出容量を変化させる。コンプレッサ21は、吐出容量を変化させることにより、コンプレッサ21の回転軸5aに加わる回転負荷を変化させて、コンプレッサプーリ5を回転させるための駆動トルクを変化させる。
<第2実施形態の制御要領>
次に、第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置の制御要領について説明する。図11は第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行うメイン制御を示すフロー図であり、図12は第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行う共振制御を示すフロー図である。
図11に示すメイン制御について説明する。メイン制御では、共振判定手段16での共振判定の結果に基づいて、コンプレッサ21の吐出容量を変化させてコンプレッサプーリ5の回転トルクを制御し、ベルト9の共振を防止する。最初に、ステップST1では、共振判定手段16の特定周波数成分抽出部18が、発電機3より出力される交流電圧(V)を取得する。
次のステップST19では、共振判定が行われる。共振判定は、図4に示す第1実施形態の共振判定と同様であり、その詳細についての説明は省略する。ステップST19で共振判定が行われると、共振判定の結果として共振発生信号または非共振信号が、共振判定手段16よりECU15に送られる。
ステップST20は、第1実施形態のステップST3と同様であり、ECU15が、共振判定手段16より入力した共振判定の結果に基づき、ベルト9が共振状態であるか否かの判定を行う。ステップST20での判定がYesである場合には、ステップST21に進み、コンプレッサ21によるベルト9の共振回避制御が行われ、判定がNoである場合には、ステップST22に進み、コンプレッサ21を通常制御し、吐出容量を変更するといった付加的な制御は行わない。共振回避制御は、図12に示すフロー図に従って行われる。以上で、メイン制御は終了する。
次に、図12に示すコンプレッサ共振回避制御について説明する。コンプレッサ共振回避制御では、車室温度を検出し、車室温度に基づいてコンプレッサ21の回転負荷を増加または減少させる。最初のステップST23では、車室温度検出手段22が、車室温度を検出する。
ステップST24では、ECU15が、車室温度が所定値以下であるか否かの判定を行う。所定値は、例えば、平均的な空調装置の設定温度(例えば、28℃)や、判定時の空調装置の設定温度であってよい。ステップST24での判定がYesの場合にはステップST25に進み、判定がNoの場合にはステップST26に進む。
ステップST25では、ECU15がコンプレッサ制御手段23にコンプレッサプーリ5の駆動トルクを減少させるように指令する。コンプレッサ制御手段23は、コンプレッサ21の吐出容量を減少させ、コンプレッサ21の回転軸5aの回転負荷を減少させる。その結果、コンプレッサプーリ5の駆動トルクは減少し、コンプレッサプーリ5に掛け渡されたベルト9の張力(T)は減少する。また、空調装置の出力は減少し、車室温度は上昇する。
ステップST26では、ECU15がコンプレッサ制御手段23にコンプレッサプーリ5の駆動トルクを増加させるように指令する。コンプレッサ制御手段23は、コンプレッサ21の吐出容量を増加させて、コンプレッサ21の回転軸5aの回転負荷を増加させる。その結果、コンプレッサプーリ5の駆動トルクは増加し、コンプレッサプーリ5に掛け渡されたベルト9の張力(T)は増加する。また、空調装置の出力は増加し、車室温度は低下する。以上で、発電機共振制御を終了する。
<第2実施形態の作用効果>
以上のように構成し、制御することによって、第1実施形態と同様に、ベルト9が共振状態であるか否かを判別し、共振状態である場合には共振状態を回避するように制御することができる。可変容量型のコンプレッサ21の吐出容量を増減することによって、コンプレッサプーリ5に掛け渡されたベルト9の張力が変化し、ベルト9の固有振動数が変化して共振状態を回避することができる。車室温度を考慮してコンプレッサ21の吐出容量を変化させるため、ベルト9の共振状態の回避制御に伴う車室温度の変化は快適温度に近づく方向の変化となり、乗員に不快感を与えないようにすることができる。
なお、第2実施形態の変形実施形態として、コンプレッサ21を定容量型のコンプレッサとし、コンプレッサ制御手段は、コンプレッサ21の回転軸5aとコンプレッサプーリ5との間に設けられたクラッチをオン・オフ制御して、コンプレッサプーリ5に加わる駆動トルクを変化させてもよい。クラッチのオン・オフ制御は、オンからオフまたはオフからオンへの一回の切り替え操作や、デューティ制御によりコンプレッサプーリ5の駆動トルクが所定値となるようにしてもよい。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第1および第2実施形態では、発電機3より出力される交流電圧について特定周波数成分を抽出し、判定をおこなったが、発電機3より出力される交流電流に対して同様に抽出、判定を行ってもよい。また、発電負荷算出手段は、発電機3より出力される直流電流の値から発電負荷を算出したが、交流電流・交流電圧の値から発電負荷を算出してもよい。また、実施形態では、説明を明確にするために共振判定手段16をECU15と分離して設けたが、共振判定手段16をECU15上に組み込んでもよい。その他制御装置の構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第1実施形態に係るエンジン補機の各プーリの配置を示す模式図である。 第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行うメイン制御を示すフロー図である。 第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行う共振判定を示すフロー図である。 第1実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行う共振回避制御を示すフロー図である。 第1実施形態に係る発電機の出力波形を示すグラフである。 第1実施形態に係る発電機の出力波形を高速フーリエ変換を行って示すグラフである。 第1実施形態に係る発電機の共振状態における出力波形を示すグラフである。 第1実施形態に係る発電機の共振状態における出力波形を高速フーリエ変換を行って示すグラフである。 第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行うメイン制御を示すフロー図である。 第2実施形態に係るエンジン補機の制御装置が行う共振回避制御を示すフロー図である。
符号の説明
2 クランクプーリ
3 発電機
3a 発電部
3b 整流部
4 発電機プーリ
5 コンプレッサプーリ
6 パワーステアリングポンププーリ
9 ベルト
10 バッテリ
11 発電制御装置
11a フィールドコイル
13 電流検出手段
14 バッテリ充電量検出手段
15 ECU
16 共振判定手段
17 発電負荷算出手段
18 特定周波数成分抽出部
19 メモリ
20 共振判定部
21 コンプレッサ
22 車室温度検出手段
23 コンプレッサ制御手段

Claims (6)

  1. クランク軸に設けられた駆動プーリと、少なくとも1つ以上のエンジン補機の回転軸に設けられた被動プーリとの間に掛け渡されたベルトの共振を防止するためのエンジン補機の制御装置であって、
    前記少なくとも1つ以上のエンジン補機は、発電機を含み、
    前記発電機の出力に基づいて、前記ベルトが共振しているか否かの判定を行う共振判定手段を有することを特徴とするエンジン補機の制御装置。
  2. 前記共振判定手段は、
    前記発電機の出力から、前記ベルトが共振する可能性がある周波数としての特定周波数の出力成分を抽出する特定周波数成分抽出手段を有し、
    前記特定周波数成分抽出手段により抽出された前記出力成分が所定値以上である場合に、前記ベルトが共振していると判定することを特徴とする、請求項1に記載のエンジン補機の制御装置。
  3. 前記発電機の発電負荷を算出する発電負荷算出手段を有し、
    前記特定周波数成分抽出手段は、前記発電負荷に基づいて前記特定周波数を変更することを特徴とする、請求項2に記載のエンジン補機の制御装置。
  4. 前記発電機により充電されるバッテリの充電量を測定するバッテリ充電量測定手段と、
    前記共振判定手段により前記ベルトが共振していると判定された場合において、前記バッテリの充電量が所定値以上である場合には前記発電機の発電負荷を減少させ、前記バッテリの充電量が所定値未満である場合には前記発電機の発電負荷を増加させる発電機制御手段と
    を有することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載のエンジン補機の制御装置。
  5. 前記エンジン補機は、前記発電機に加えて設けられた少なくとも1つ以上の第2エンジン補機を有し、
    前記共振判定手段により前記ベルトが共振していると判定された場合に、前記第2エンジン補機の回転軸に設けられた第2被動プーリを回転させるための駆動トルクを変更させることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載のエンジン補機の制御装置。
  6. 前記第2エンジン補機は、当該エンジン補機の制御装置が搭載された車両の空調装置のコンプレッサであり、
    前記車両の車室温度を検出する車室温度検出手段と、
    前記共振判定手段により前記ベルトが共振していると判定された場合において、前記車室温度が所定値以上である場合には前記コンプレッサの回転軸に設けられた被動プーリを回転させるための駆動トルクを増加させ、前記車室温度が所定値未満である場合には前記駆動トルクを減少させるコンプレッサ制御手段と
    を有することを特徴とする、請求項5に記載のエンジン補機の制御装置。
JP2007291431A 2007-11-09 2007-11-09 エンジン補機の制御装置 Expired - Fee Related JP4948364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007291431A JP4948364B2 (ja) 2007-11-09 2007-11-09 エンジン補機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007291431A JP4948364B2 (ja) 2007-11-09 2007-11-09 エンジン補機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009118696A JP2009118696A (ja) 2009-05-28
JP4948364B2 true JP4948364B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=40785179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007291431A Expired - Fee Related JP4948364B2 (ja) 2007-11-09 2007-11-09 エンジン補機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4948364B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5585479B2 (ja) * 2011-02-09 2014-09-10 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP6622145B2 (ja) * 2016-05-17 2019-12-18 株式会社Subaru 制御装置
JP7397690B2 (ja) * 2020-01-24 2023-12-13 株式会社Subaru エンジンシステム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2651030B2 (ja) * 1990-01-17 1997-09-10 株式会社日立製作所 発電機の制御装置及び制御方法とそれを応用した車両用発電機の制御装置及び制御方法
US6998823B2 (en) * 2003-08-06 2006-02-14 General Motors Corporation Method of reducing engine belt noise
JP2006034007A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Mazda Motor Corp 車輌用発電機の制御装置
JP4887621B2 (ja) * 2004-12-16 2012-02-29 トヨタ自動車株式会社 充放電制御装置および車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009118696A (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8471589B2 (en) Method and apparatus for alternator stator turn-to-turn short detection
US8903668B2 (en) Alternator speed estimation using spectrum analysis
US7330014B2 (en) Method and system for controlling power to be fed to electrical loads
US8207840B2 (en) Method and apparatus to estimate automotive alternator belt slip as a function of battery voltage
US20110031922A1 (en) Electric motor drive device, control method of electric motor drive device, and electrically driven device
CN110573712B (zh) 用于识别皮带打滑的方法
GB2435522A (en) Drive belt slip detection
JP4948364B2 (ja) エンジン補機の制御装置
US8362630B2 (en) Method for controlling self-piloted alternator-starter, comprising shortened pre-flux step
US8129957B2 (en) Alternator voltage regulator with maximum output limiting function
JP2006220124A (ja) 内燃機関の過給装置
JP2009165232A (ja) 回転電機の制御装置及び回転電機装置
US20070046265A1 (en) Vehicle-use generator
Zhang et al. A practical approach for belt slip detection in automotive electric power generation and storage system
US7061130B1 (en) Method of determining transition from starter to alternator function by monitoring starter/alternator motor phase voltage or current
JP2017120028A (ja) エンジン及びその制御方法
US7342382B1 (en) Method of determining transition from starter to alternator function by monitoring battery voltage or current
KR100748882B1 (ko) 엔진 회전수 보정기법을 이용한 벨트형 하이브리드전기차량의 고신뢰성 센서리스 모터 제어방법
JP6181919B2 (ja) 車両用発電機の制御装置
EP2891574A2 (en) Using ac induction motor as a generator in a utility vehicle
CN109891734B (zh) 用于稳定与电机作用连接的内燃机的转速的方法、计算单元、存储介质
EP2899050A1 (en) Using ac and dc generators with controllers as a regenerative power burn off device
JP6622145B2 (ja) 制御装置
US9719477B2 (en) Using a DC or AC generator as a starter with fault detection
JP2005237109A (ja) トルク制御装置およびこれを備えたオルタネータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091127

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120306

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4948364

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees