JP4941681B2 - 油中溶存ガス分析装置 - Google Patents

油中溶存ガス分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4941681B2
JP4941681B2 JP2008191027A JP2008191027A JP4941681B2 JP 4941681 B2 JP4941681 B2 JP 4941681B2 JP 2008191027 A JP2008191027 A JP 2008191027A JP 2008191027 A JP2008191027 A JP 2008191027A JP 4941681 B2 JP4941681 B2 JP 4941681B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
gas
dissolved
filter
dissolved gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008191027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010025899A (ja
Inventor
敦彦 柏野
大輔 近藤
貞夫 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008191027A priority Critical patent/JP4941681B2/ja
Publication of JP2010025899A publication Critical patent/JP2010025899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941681B2 publication Critical patent/JP4941681B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

この発明は、変圧器、リアクトル等のように絶縁油が充填された油入電気機器の絶縁油中の可燃性ガスを抽出する油中溶存ガス分析装置に関するものである。
変圧器、リアクトル等の油入電気機器において、経時劣化等によって生じる内部異常を診断するための種々の方法が検討されている。それらの中で、油入電気機器内の絶縁油中の溶存ガスを分析することによって内部異常を診断する方法が知られている(特許文献1〜3)。油入電気機器内の絶縁油、絶縁物が熱分解した場合に発生するガスは20種類前後といわれているが、その中でも特にH2、CH4、C26、C24、C22、COなどが、油入電気機器の内部異常を診断するための指標として重要である。このような絶縁油中に溶解している油中溶存ガスの種類毎のガス量が検出され、油入電気機器の内部異常を早期検知する監視に供される。
図4に、油入電気機器の油中溶存ガスを検出し内部異常状況の診断を行う、従来の油中溶存ガス分析装置の模式図を示す。図4において、1は油入電気機器本体、2は油中溶存ガス抽出部、3は油中溶存ガスを成分毎に区別してガス量を検出する油中溶存ガス検出部である。
油中溶存ガス抽出部2において、21a、21bは油入電気機器本体1に取り付けられた採取バルブ、22はガス抽出器であり、その内径部に配置され、下部に移動して減圧空間を形成して絶縁油中の油中溶存ガスを抽出するための減圧手段であるベローズ22aと、ベローズ22aを上下駆動するベローズ駆動部22bとを備えている。23aは絶縁油を返送する油返送管、23bは絶縁油を採取する採油管、24a、24bは油返送管23a、採油管23bに設けられた三方弁、25は絶縁油を循環させる油ポンプ、26は三方弁24a、24bの相互間を連結したバイパス管、27はガス抽出器22で抽出した油中溶存ガスを取り出すバルブ、28は油中溶存ガスを検出部に送気する送気管、29は絶縁油が検出部へ移動するのを阻止する油緩衝器である。
油中溶存ガス検出部3は、ガスの種類により分離時間が変わる分離カラム充填材を装填した分離カラムに油中溶存ガスを清浄な空気等をキャリアガスとして通気させ、分離時間毎のガス濃度を測定し、分離時間とガス濃度によりガス成分を特定してガス量を検出するものである。油中溶存ガス検出部3において、30は抽出した油中溶存ガスを採り入れる計量容器、31a、31bは三方弁、32aはキャリアガスを取り入れるキャリアガス吸気管、32bはキャリアガスを分離カラム37等に通気するキャリアガス通気管、32cは三方弁31a、32bの相互間を連結するバイパス管、33a、33bは三方弁、34は空気ポンプ、35a、35bはキャリアガスを通気させるキャリアガス吸気管32aとキャリアガス通気管32bのそれぞれの端部に設けられたバルブ、36はオイルミストフィルタ、37は油中溶存ガスを成分毎に分離する分離カラム、38はガスセンサである。
次に、図4に示す従来の油中溶存ガス分析装置の操作手順について説明する。油入電気機器の絶縁油中の溶存ガス分析においては、まず、油中溶存ガス抽出部2で採取した絶縁油から油中溶存ガスを分離抽出する必要がある。すなわち、絶縁油の油返送管23a、採油管23bを油入電気機器本体1の採油バルブ21a、21bに接続し、ガス抽出器22内のベローズ22aをベローズ駆動部22bにより上部に移動させた状態で、バルブ27を閉じ、三方弁24a、24bを油入電気機器本体1に連通するように切り換え、油ポンプ25を運転して絶縁油をガス抽出器22内と油入電気機器本体1の内部との間で循環し、ガス抽出器22内の絶縁油を油入電気機器本体の絶縁油に置換して、油ポンプ25を停止する。次に、三方弁24a、24bを切り換えてガス抽出器22とバイパス配管26との間に循環通路を形成し、ベローズ22aを下方に移動させてガス抽出器22の内容積を大きくしてガス抽出器22の内部に減圧空間を発生させ、油ポンプ25を運転して絶縁油をバイパス管26、ガス抽出器22の間で一定時間循環させ、減圧空間内に油中溶存ガスを抽出する。
次の段階として、油中溶存ガス検出部3において抽出された油中溶存ガスの検出・分析が行なわれる。まず、三方弁31a、31b、33a、33bを操作して、キャリアガス吸気管32a、計量容器30、キャリアガス通気管32b、オイルミスとフィルタ36、分離カラム37、ガスセンサ38にキャリアガスが通気するようにガス通路を形成し、バルブ35a、35bを開いて空気ポンプ34を運転し、清浄空気を採り入れ、計量容器30およびガス通路を清浄にする。続いて、キャリアガスがバイパス管32cを流れるように三方弁33a、33bを切り換え、さらに、計量容器30とガス抽出器22と通気できるように三方弁31aを切換え、31bを切換えて計量容器30中のキャリアガスを排気することで、ガス抽出器22に抽出された油中溶存ガスを計量容器30に採り入れる。その後、三方弁31a、31b、33a、33bを操作して、再びキャリアガスが計量容器30を流れる状態に切り換えて、空気ポンプ34を運転し、一定流量のキャリアガスを計量容器30に送気して、油中溶存ガスとキャリアガスの混合ガスをオイルミストフィルタ36、分離カラム37、ガスセンサ38を通過させる経路で外気に放出し、ガスセンサ38により一定時間ガス濃度の検出を行う。検出データとしては、別途分析機器からガス成分毎のガス量を示すクロマトグラフ等として出力される。
油入電気機器の絶縁油中の溶存ガス分析は以上のようにして行われるが、油中溶存ガスの抽出の際に、溶存ガスと一緒にオイルミストも抽出されてしまう。油入電気機器に用いられている絶縁油には、チオフェン、スルフィド、スルホキシド、スルホン酸等の硫黄成分が含まれており、これらの物質は酸化劣化してスルホン酸へと経年変化する。また、防錆を目的として絶縁油中にあらかじめスルホン酸が添加されている場合もある。したがって、上記のオイルミスト中にもこれらの硫黄成分が含まれている。
これら硫黄成分を含むオイルミストがキャリアガスによりガスセンサまで到達すると、オイルミスト中に含まれる絶縁油由来の硫黄成分の影響でガスセンサの検出不良が生じることが知られており、特に、酸化物半導体を用いたガスセンサは、硫黄被毒としてセンサのガス感度特性、検出時間応答性、ガス種類の弁別特性が変化することが分かっている。そこで、この検出不良を防ぐためにガスセンサの前段にオイルミストを吸着するフィルター(オイルミストフィルタ)を搭載する方法が検討されている。
このオイルミストフィルタとしては、メチルシリコーン等のシリコーン物質を使用したオイルミストフィルタを用いたセンサの劣化防止に関する検討を本発明者らは行なってきた。このオイルミストフィルタは液相にメチルシリコーンを用いた分離カラムとして種々の製品が市販されているが、約300℃でエージング処理がなされたものを使用した場合、常温の環境ではメチルシリコーンが分離カラムから析出することはなく、オイルミストを吸着することでガスセンサを保護することができる。
しかし、絶縁油中の溶存ガス分析装置は、屋外、屋内のいずれで使用されるかに関わらず、通常、装置周囲の環境空気をキャリアガスとして使用するため、分析する油中溶存ガスに環境空気中の水分が含まれてしまう。シリコーン物質を含むフィルター内に、オイルミスト中に含まれるスルホン酸等の硫黄成分が飽和水分に近い空気と共に浸入した場合は、常温であっても、フィルター内に固定されているシリコーン物質が酸によりフィルターから分離され、ガスセンサ内に進入してしまうことが分かっている。
このようにシリコーン物質がガスセンサ内へ進入してしまった場合、特に酸化物半導体を用いたガスセンサに対しては、シリコーンが高温のガスセンサ表面に接触することで、シリコーンからシリコンが分離しセンサ表面に付着する「シリコン被毒」が発生する。この結果、センサのガス感度性、ガス種類の弁別特性が大きく変化してしまうことが分かっている。このシリコン被毒が生じると、硫黄被毒と同様に油中溶存ガス分析装置の分析性能を保つことが出来なくなる。
このような問題は、特に環境空気中の水分が多い場所での使用において顕著であり、通常の環境下で、メチルシリコーンを用いた分離カラムをフィルターとして使用した場合6年使用可能なガスセンサが、環境空気中の水分が多い沿岸部、港湾等の水辺で、経年的に運転年数が長い変圧器(スルホン酸量が多い変圧器)に取り付けた油中溶存ガス分析装置は、約1年の運転期間でガスセンサがシリコン被毒を生じることがある。
実開平6−33047号公報 実開平6−33061号公報 特開平11−142382号公報
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、油入電気機器の異常を診断するための油中溶存ガス分析装置において、ガスセンサの硫黄被毒を防ぐために取り付けたシリコーン物質を含むオイルミストフィルタの長寿命化、および、ガスセンサのシリコン被毒によるセンサ特性の劣化を防止することを目的とする。
本発明は、油入電気機器本体より絶縁油を採油し、採油した絶縁油中に溶存する油中溶存ガスを抽出する油中溶存ガス抽出部と、キャリアガスをもちいて油中溶存ガスの成分を分離する分離カラムと、分離された油中溶存ガスの成分毎のガス濃度を検出するガスセンサとを備えた油中溶存ガス分析装置であって、前記ガスセンサの前段に前記絶縁油から取り出された油中溶存ガスに含まれるオイルミストを除去するためのオイルミストフィルタ、および、前記オイルミストフィルタの前段に設けられた前記オイルミスト中の硫黄成分を除去する硫黄成分除去手段を含むことを特徴とする。
本発明に用いられる上記オイルミスト中の硫黄成分を除去する硫黄成分除去手段は、油中溶存ガスの分析を妨げることなくオイルミスト中の硫黄成分(スルホン酸等)を除去できる手段であれば特に限定されないが、典型的には硫黄成分を吸着する化合物を含むフィルターであることが好ましい。該フィルターに用いる硫黄成分を吸着する化合物としては、塩化パラジウム、シリカゲル、活性炭、ゼオライトなどが挙げられるが、硫黄成分を選択的に吸着できる点で塩化パラジウム、シリカゲルを用いることが好ましく、さらに好ましくは、塩化パラジウムである。このような化合物を担体等に担持したフィルターは、種々公知の方法で製造することができ、例えば、シリカゲルビーズに塩化パラジウムコーティングを施したものを充填したカートリッジ型のフィルタなどを挙げることができる。
本発明は、上記オイルミストフィルタが特にシリコーン物質を含むものである場合に好適に用いられる。このようなシリコーン物質を担持したフィルターとしては、市販されている種々の製品を用いることができ、高沸点化合物の吸着分離に用いられる各種フィルターを用いることができる。例えば、メチルシリコーンを担持したフィルターとして、信和化工株式会社製のガスクロマトグラフィー用カラムSE−30(エイジング温度300℃)を好適に用いることができる。SE−30は高沸点化合物全般に吸着能力があるため、油などのミストを吸着し、上記オイルミストフィルタとして有用である。なお、SE−30は分析目的では100℃付近で使用されるが、常温等の温度下で用いるとオイル等の高沸点成分はメチルシリコーンに吸着されオイルミストフィルタとして機能する。
また、本発明は、上記キャリアガスが油中溶存ガス分析装置が設置された周辺の環境空気である場合に好適である。さらに、上記ガスセンサが酸化物半導体を用いたガスセンサである場合に好適に用いられる。
本発明の油中溶存ガス分析装置においては、さらに、上記硫黄成分除去手段の前段に、塩化パラジウムを含む装置の劣化を防止するため多孔質フィルターが設けられていることが好ましい。その場合に用いる多孔質フィルターの平均孔径は、0.1〜50μmであることが好ましく、さらに好ましくは、0.5〜10μmである。
本発明の油中溶存ガス分析装置は、メチルシリコーンを用いたフィルター等のオイルミストフィルタの前段に、スルホン酸等の硫黄成分の侵入を防ぐための硫黄成分除去手段を配置することで、硫黄成分によるオイルミストフィルタの吸着性能の低下を防止し、さらに、オイルミストフィルタからのシリコーン物質等の有利によって生じるセンサ性能の劣化を防止することができる。
本発明において、さらに硫黄成分除去手段の前段に多孔質フィルターを設けることにより、滴量の大きいオイルミストが硫黄成分除去手段(フィルター内の塩化パラジウムなど)に付着し、硫黄成分除去手段のスルホン酸等の硫黄成分吸着効果が低下することが防止される。
以下、実施の形態を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施の形態1>
本実施の形態は、シリコーン物質等を含むオイルミストフィルタの前段に、スルホン酸等の硫黄成分の侵入を防ぐための硫黄成分除去手段を配置することで、硫黄成分によるのオイルミストフィルタの吸着性能の低下およびガスセンサの劣化を防止したものである。
本発明の実施の形態1の油中溶存ガス分析装置の構成のうち、油中溶存ガス検出部を図1に示す。なお、本発明の各実施形態における油中溶存ガス抽出部については、図4に示したような従来の油中溶存ガス分析装置と同様の油中溶存ガス抽出部を上述のような操作により使用することができる。なお、電気機器本体よりの絶縁油の採取方法は、油入電気機器内部の循環された絶縁油が採取できる他の方法であってもよく、他の操作についても油中溶存ガスの分析に使用し得る種々の方法を用いることができる。
図1においては、オイルミストフィルタ36の前段に硫黄成分除去手段4が設けられている。図1における他の符号については、図4と同様である。また、実施の形態1において、絶縁油の採取から油中溶存ガスの抽出、分析の操作は、上述のように図4で説明した従来の油中溶存ガス分析装置の操作と基本的に同じである。
図1に示す実施の形態1の油中溶存ガス分析装置は、三方弁33a、33b等の切換えによるガス流路変更時の流量変動が最も少ない実施形態である。このため、ガス流路切換え操作時の流量調整が比較的容易に行なえる。
なお、キャリアガスの温度を調整等することで、周囲温度の変化の激しい場所においても油中溶存ガスを分離する分離カラムの部分では一定の温度となり安定した測定ができる。キャリアガスの温度調整を行なう場合は、キャリアガス吸気管32aの一部などにキャリアガス加熱器および/またはキャリアガス冷却器を設けてもよい。また、本発明の装置においては、ガスセンサが検出した成分毎のガス濃度をキャリアガスの温度により分離時間を補正して油中溶存ガスの成分を特定して成分毎のガス量を求める演算処理部を備えていてもよい。
さらに、本発明の油中溶存ガス分析装置においては、特に、キャリアガスとしては環境空気を採り入れる場合には、空気中の水分を除去するための除湿器をキャリアガス吸気管32aなどに設けることが好ましい。キャリアガス中の水分を減少させることにより、油中溶存ガス分析装置をさらに長寿命化することができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2の油中溶存ガス分析装置の部分構成を図2に示す。実施の形態2では、硫黄成分除去手段4がオイルミストフィルタ36の前段に設けられている点は実施の形態1と同様であるが、図2に示すようにガスの分析時のみにガスが流れる配管上に設けられている点が実施の形態1と異なっている。
図2に示す油中溶存ガス分析装置は、三方弁33a、33b等の切換えによる流量変動は大きくなるが、油中溶存ガスの分析時にのみ塩化パラジウムフィルタ等の硫黄除去装置を使用するので、最も硫黄成分除去手段の劣化が少ない実施形態である。このため、油中溶存ガス分析装置をより長寿命化することが可能となる。
<実施の形態3>
実施の形態3は、硫黄成分除去手段の前段にさらに多孔質フィルターを設けるように構成した装置である。実施の形態3の油中溶存ガス分析装置の部分構成を図3に示す。図3では、計量管の前段に多孔質フィルターを配置し、滴量の大きいオイルミストが塩化パラジウムフィルターなどの硫黄成分除去手段に付着し、硫黄成分除去効果が低下することを防いでいる。多孔質フィルターの平均孔径は0.1〜50μmであることが好ましく、孔径が大きい場合は油滴が硫黄成分除去手段のフィルター等に付着し、小さすぎる場合は配管抵抗により油中溶存ガスを計量管に移送するのに時間がかかる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態1を示す模式図である。 本発明の実施形態2を示す模式図である。 本発明の実施形態3を示す模式図である。 従来の油中溶存ガス分析装置を示す模式図である。
符号の説明
1 油入電気機器本体、2 油中溶存ガス抽出部、21a,21b 採油バルブ、22 ガス抽出器、22a ベローズ、22b ベローズ駆動部、23a 油返送管、23b 採油管、24a,24b 三方弁、25 油ポンプ、26 バイパス管、27 バルブ、28 送気管、29 油緩衝器、3 油中溶存ガス検出部、30 計量容器、31a,31b 三方弁、32a キャリアガス吸気管、32b キャリアガス通気管、33a,33b 三方弁、34 空気ポンプ、35a,35b バルブ、36 空気フィルタ、37 分離カラム、38 ガスセンサ、4 硫黄成分除去手段、5 多孔質フィルター。

Claims (8)

  1. 油入電気機器本体より絶縁油を採油し、採油した絶縁油中に溶存する油中溶存ガスを抽出する油中溶存ガス抽出部と、キャリアガスをもちいて油中溶存ガスの成分を分離する分離カラムと、分離された油中溶存ガスの成分毎のガス濃度を検出するガスセンサとを備えた油中溶存ガス分析装置であって、
    前記ガスセンサの前段に前記絶縁油から取り出された油中溶存ガスに含まれるオイルミストを除去するためのオイルミストフィルタ、および、
    前記オイルミストフィルタの前段に設けられた前記オイルミスト中の硫黄成分を除去する硫黄成分除去手段を含むことを特徴とする、油中溶存ガス分析装置。
  2. 前記硫黄成分除去手段が、硫黄成分を吸着する化合物を含むフィルターである、請求項1記載の油中溶存ガス分析装置。
  3. 前記硫黄成分を吸着する化合物が塩化パラジウムである、請求項2記載の油中溶存ガス分析装置。
  4. 前記オイルミストフィルタがシリコーン物質を含む、請求項1記載の油中溶存ガス分析装置。
  5. 前記キャリアガスが油中溶存ガス分析装置が設置された周辺の環境空気である、請求項1記載の油中溶存ガス分析装置。
  6. 前記ガスセンサが酸化物半導体を用いたガスセンサである、請求項1記載の油中溶存ガス分析装置。
  7. さらに、前記硫黄成分除去手段の前段に多孔質フィルターが設けられた、請求項1〜6のいずれかに記載の油中溶存ガス分析装置。
  8. 前記多孔質フィルターの平均孔径が0.1〜50μmである、請求項7記載の油中溶存ガス分析装置。
JP2008191027A 2008-07-24 2008-07-24 油中溶存ガス分析装置 Active JP4941681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191027A JP4941681B2 (ja) 2008-07-24 2008-07-24 油中溶存ガス分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191027A JP4941681B2 (ja) 2008-07-24 2008-07-24 油中溶存ガス分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010025899A JP2010025899A (ja) 2010-02-04
JP4941681B2 true JP4941681B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=41731863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191027A Active JP4941681B2 (ja) 2008-07-24 2008-07-24 油中溶存ガス分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4941681B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104101671B (zh) * 2013-04-11 2016-04-27 上海工程技术大学 一种变压器油中溶解气分析专用色谱柱及其制备方法
CN104977391A (zh) * 2015-07-23 2015-10-14 山东达驰电气有限公司 一种变压器气体继电器内故障气体含量电子监测器
CN105005297B (zh) * 2015-09-09 2017-11-21 中曼石油天然气集团股份有限公司 一种钻机司钻房的气控故障诊断系统
JP2017090225A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社島津製作所 ガス分析システム
JP7508500B2 (ja) 2022-03-10 2024-07-01 Necプラットフォームズ株式会社 臭気測定装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01227045A (ja) * 1988-03-07 1989-09-11 Hitachi Ltd 油入機器用ガス検出装置および油中ガス採取装置並びにガス検出方法
JPH02245636A (ja) * 1989-03-20 1990-10-01 Sanmi Kogyo Kk 油中ガス検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010025899A (ja) 2010-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941681B2 (ja) 油中溶存ガス分析装置
Grob et al. Stripping of trace organic substances from water: equipment and procedure
CN105353056B (zh) 挥发性有机物在线监测系统
CA2950795C (en) Methods and systems for selective hydrogen gas extraction for dissolved gas analysis applications
US20180003682A1 (en) Analytical system and method for detecting volatile organic compounds in water
US6324891B1 (en) Method and apparatus for monitoring GAS(ES) in a dielectric fluid
JP2012504240A (ja) 空気アクセスのある水素センサ
JP2012132781A (ja) ガスクロマトグラフィーを用いた分析方法、及びガスクロマトグラフィーを用いた分析装置
JP2009002711A (ja) 試料濃縮方法及び装置
EP1595132B1 (en) Method for analysis of contaminants in a process fluid stream
DE10125837A1 (de) Verfahren und Detektir zur Erfassung von Gasen
CZ181093A3 (en) Apparatus for taking samples and their treatment
JP4872519B2 (ja) 油入電気機器の内部異常診断方法
JP2009236539A (ja) 複合するガス状化学物質を選択的に濃縮し検出する装置及び方法
CN103760004A (zh) 一种溶剂解吸装置及方法
JP4472893B2 (ja) におい測定方法
JPH11226341A (ja) 気体の浄化方法及び装置
JP5082419B2 (ja) におい識別装置
CN116829941A (zh) 用于减少水分以取样和测试气体混合物的系统和方法
CN221174049U (zh) 一种用于环境监测的大气采样器
JP2002139431A (ja) 気体中の微量有機物の分析装置
JP2017204512A (ja) 油入電気機器の異常診断補助装置
JP2005265666A (ja) 油中ガスの分析装置および分析方法
JP2001349812A (ja) ガス分析計の干渉影響の低減方法
Adamski et al. Analytics of air samples collected with an apparatus coupled to UAV in air quality monitoring

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941681

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250