JP4936758B2 - コンクリートミキサー車用の昇温抑制装置 - Google Patents
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Description
これは、一般的に使用されているドラムの材質は鉄板であり、断熱性をほとんど有さないためである。
例えば、特開平9−277245号公報には、コンクリートミキサー車のドラム外郭部を二重構造とし断熱材を入れて、ドラム内生コンクリートの温度上昇を抑制する方法が、また、特開平11−277523号公報には、ドラムを断熱箱体で囲み冷却空気を吹き込んでドラム内生コンクリートを冷却する方法等が、更に、特開2003−94425号公報には、ドラム上部をカバーで覆い、ドラムに冷却水を直接散水し冷却する方法等が開示されている。
更にまた、本発明の目的は、温度上昇を抑制する必要な時には当該関連設備を備え、不必要時には当該関連設備の脱着が容易に可能となる、コンクリートミキサー車用の昇温抑制装置を提供することである。
また、更に好適には、本発明のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置において、該サポートバーは、水を流せるよう中空構造とし、該カバーシートの吸水シートに水を供給する水供給孔を有していることを特徴とする。
また、更に好適には、本発明のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置において、該サポートバーは、複数のパイプを接続して構成され、互いのパイプの接合部には、水の漏洩を防止するパッキンを介して、脱着自在に接続されていることを特徴とする。
また、本発明のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置によれば、カバーシートは、吸水性の高い合成樹脂又は布を用いた吸水シートと、ドラムへの水の滴下を防止するための防水シートとの組合せからなるため、水の気化反応をカバーシート全体で発生させることができ、効率的にドラムを冷却できるだけでなく、ドラム鋼板の水の滴下による腐食を抑制することも可能となる。
更に、サポートバーは、水を流せるよう中空構造とし、該カバーシートの吸水シートに水を供給する水供給孔を有しているため、効率的にカバーシート表面に給水を行うことが可能となる。
しかも、サポートバーは、複数のパイプを接続して構成され、互いのパイプの接合部には、水の漏洩を防止するパッキンを介して、脱着自在に接続されているため、不必要時には昇温抑制装置の脱着が容易に可能となる。
図1は、本発明に係るコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置の概略を示す図であり、図2は、図1の昇温抑制装置を有するミキサー車の正面図を示す。
車両には駆動装置(不図示)により円周方向に回転自在に回転されるように、ミキサードラム4が搭載されている。
該ミキサードラム4の回転によりその内部に設けられた螺旋状のブレード(不図示)の作用によって、生コンクリートの投入、混練、排出を行うことができる。
このカバーシート2により、ドラム4のほぼ全体は、当該ドラム4の外周面から所定の間隔を隔てて空間が形成するように覆われている。カバーシート2の形状は、ミキサードラム4全体を包み込んで、その間に一定の空間を設けることができるものであれば直方型、蒲鉾型、球体型等の任意の形状が採用できる。
水供給タンク20に蓄えられた水は、異物除去フィルター21を経由して循環ポンプ22によって、水供給パイプ23(図1の符号1に相当)経由でサポートバー3の天蓋水平部に揚水され、各サポートバー3によってカバーシート2に水を供給し浸透させる。各サポートバー3からの戻り水は、戻り循環水集合パイプ24によって水供給タンク20に戻される。図1においては、水の循環経路を矢印で示している。
また、循環ポンプ22の後に、流量調整手段を配置したり、循環ポンプ22自体に、流量調整ができ、吸入口前に循環水中の異物を除去できるストレーナーを設けることも可能である。図1では、図4の水供給タンク20、フィルター21、循環ポンプ22を、水供給源10として表示している。
さらに、集水溝バーの水は、集水しタンク8に溜められる。タンク8の位置は、図1のように車台の後方に配置するだけでなく、集水溝バーの中央に配置したり、任意の位置に設けることが可能である。
また、集水溝バー7やタンク8は、防錆加工した鋼、ステンレス、合成樹脂製などで構成される。
上記2種類のシートは、接着材により貼り合わせられ、カバーシート2を構成する。
サポートバーを構成する素材は、樹脂コーティング等、防錆加工した鋼またはステンレス製が好ましい。
サポートバー3は、複数のパイプから構成されているため、不必要時には昇温抑制装置の脱着や分解が容易に可能となる。
サポートバー3の端部は、サポートバー可動ガイド30で支持し、カバーシート2が必要な時には、図1の状態で固定でき、不必要時はカバーシートを車台の前方側に寄せ、カバーシート2を蛇腹状に折りたためるよう、サポートバーを可動式とする。
これにより、建築工事標準仕様書・同解説「JASS 5:鉄筋コンクリート工事」において、暑中コンクリートの品質は、荷卸し時のコンクリート温度は、35℃以下であることが必要であるとの条件、及び、土木学会コンクリート標準示方書「施工編」において、打込み時のコンクリート温度は35℃以下でなければならないとの条件を十分に満足することができる。
2 カバーシート
3 サポートバー
4 ミキサードラム
5 生コン受入ホッパ
6 生コン排出シュート
7 集水溝バー
8 集水タンク
9,24 戻り循環用パイプ
10 水供給源
11 防水シート
12 吸水シート
13 水供給孔
20 貯水タンク
21 異物除去フィルター
22 循環ポンプ
30 サポートバー可動ガイド
Claims (5)
- コンクリートミキサー車のドラムを覆う、吸水性の高い合成樹脂又は布を用いた吸水シートと、該ドラムへの水の滴下を防止するための防水シートとの組合せからなるカバーシートと、該カバーシートの表面側に水を供給する水供給手段とを有し、供給された水の気化熱で該カバーシートと該ドラムとの空間の気温を下げ、該ドラム内の生コンクリートの温度上昇を抑制することを特徴とするコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置。
- 請求項1に記載のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置において、該カバーシートを保持するサポートバーが、該水供給手段の水供給パイプを兼用していることを特徴とするコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置。
- 請求項2に記載のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置において、該サポートバーは、水を流せるよう中空構造とし、該カバーシートの吸水シートに水を供給する水供給孔を有していることを特徴とするコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置。
- 請求項2又は3に記載のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置において、該サポートバーは、複数のパイプを接続して構成され、互いのパイプの接合部には、水の漏洩を防止するパッキンを介して、脱着自在に接続されていることを特徴とするコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置において、該カバーシートの下側末端部に配置され、該カバーシートからの滴下水を集水する集水溝バーと、該集水溝バーで集水した水を溜めるタンクとを有することを特徴とするコンクリートミキサー車用の昇温抑制装置。
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