JP4933159B2 - アルツハイマー病の診断方法 - Google Patents
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(1) 被検体から単離された神経細胞を含有する試料中の、内在性分泌型後期糖化反応生成物受容体 (esRAGE) の量を指標としてアルツハイマー病を診断することを特徴とする、アルツハイマー病の診断方法。
(2) 前記試料が海馬に由来する試料である、(1) 記載の方法。
(3) 指標として用いられるesRAGEの量が、神経細胞の細胞質におけるesRAGEの量である、(1)又は(2)記載の方法。
(4) 被検体から単離された前記試料中のesRAGEの量と、対照検体から単離された神経細胞を含有する試料中のesRAGEの量とを対比する工程と、
被検体から単離された前記試料中のesRAGEの量が、対照検体から単離された神経細胞を含有する試料中のesRAGEの量と対比して少ないときに、被検体がアルツハイマー病に罹患している、あるいは対照検体と比較してより重度のアルツハイマー病患者であると判断する工程とを含む、(1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
前記試料中の神経細胞におけるesRAGEの量と、グリア細胞におけるesRAGEの量とを対比する工程と、
神経細胞におけるesRAGEの量が、グリア細胞におけるesRAGEの量と対比して少ないときに、被検体がアルツハイマー病に罹患していると判断する工程とを含む、(1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
(7) esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いた免疫染色法により、被検体から単離された前記試料中のesRAGEを染色する工程と、
esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いた免疫染色法により、対照検体から単離された神経細胞を含有する試料中のesRAGEを染色する工程と、
被検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度と、対照検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度とを対比する工程と、
被検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度が、対照検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度と対比して弱いときに、被検体がアルツハイマー病に罹患している、あるいは対照検体と比較してより重度のアルツハイマー病患者であると判断する工程とを含む、(6)記載の方法。
esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いた免疫染色法により、前記試料中のesRAGEを染色する工程と、
前記試料中の神経細胞の染色強度と、グリア細胞の染色強度とを対比する工程と、
神経細胞の染色強度が、グリア細胞の染色強度と対比して弱いときに、被検体がアルツハイマー病に罹患していると判断する工程とを含む、(6)記載の方法。
(10) esRAGEに特異的に結合し得る抗体を含有し、該抗体が(6)〜(8)のいずれかに記載の方法に使用されるものであることを特徴とする、アルツハイマー病の診断薬。
(11) 前記抗体が、配列表の配列番号1のC末端の16個のアミノ酸の配列からなるポリペプチドを抗原として用いて誘導された抗体である、(10)記載の診断薬。
(13) 前記抗体が、配列表の配列番号1のC末端の16個のアミノ酸の配列からなるポリペプチドを抗原として用いて誘導された抗体である、(12)記載の診断用キット。
本発明において「被検体」とはアルツハイマー病を発症しうる動物であれば限定されないが、ヒトが特に好ましい。ヒト以外の被検体としては、例えば、サル、チンパンジー等の非ヒト霊長類、マウス、ラット、モルモット等の齧歯類、ニワトリ、ウズラ等の鳥類等が挙げられる。ヒト以外の動物を被検体とした場合に得られる情報(判定結果)は、当該非ヒト動物のアルツハイマー病の診断にも利用され得るが、むしろそれをヒトのアルツハイマー病の診断法の確立に利用できる点で有用である。
本発明の方法で使用される、被検体から単離された試料は、神経細胞を含有する試料である限り特に限定されない。このような試料としては、脳、ガングリオン、実質臓器の神経節などに由来する試料が好ましく、なかでも脳に由来する試料が好ましい。脳のなかでも海馬が特に好ましいが、これには限定されず、海馬以外の部位もまた試料として使用できる。海馬に由来する試料としては、海馬錐体細胞を含有する試料が好ましい。
本発明においてアルツハイマー病診断の指標として測定されるesRAGEのアミノ酸配列は被検体により若干異なるが、ヒト由来esRAGEのアミノ酸は配列表の配列番号1記載の通りである。なお参考のために、ヒト由来膜型RAGE (完全長RAGE)のアミノ酸配列を配列表の配列番号2に示す。本発明において指標として用いられるesRAGEは糖鎖修飾などの種々の修飾を受けたものであってもよい。
esRAGEの測定は、esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いて行われることが好ましい。このような抗体は、esRAGE又はその部分配列を含むポリペプチドを抗原として用い、常法により作成された抗体を好適に使用できる。なかでも、配列番号1のC末端の16個のアミノ酸の配列からなるポリペプチドを抗原として用いて誘導された抗体を好適に使用できる。
モノクローナル抗体は例えば次の手順で作成することができる。
一方、ポリクローナル抗体は例えば次の手順で作成することができる。
本発明の方法は、被検体から単離された神経細胞含有試料中のesRAGEの存在量を評価する工程を含むが、esRAGEの絶対的な量を測定する必要はなく、対照となる試料、あるいは神経細胞の周囲にあるグリア細胞中のesRAGEの存在量との相対的な関係を明らかにできれば評価としては十分である。対比の基準として用いられる、神経細胞の周囲にあるグリア細胞としては、アストロサイト、オリゴデンドログリアなどが挙げられる。
本発明では被検試料中のesRAGEの量の減少を指標としてアルツハイマー病を診断する。本発明者らは驚くべきことに、アルツハイマー病患者では、アストロサイト、オリゴデンドログリアなどのグリア細胞においてはesRAGEが健常者と同程度に存在しているにも関わらず、神経細胞(特に神経細胞の細胞質)においてはesRAGEが健常者と比較して顕著に少ないことを見出した。従って、神経細胞(特に神経細胞の細胞質)におけるesRAGEの量の減少は、アルツハイマー病の診断指標として特に好適である。また、本発明の方法では神経細胞の状態を直接評価することから、間接的に評価する特許文献1,2等に記載の技術と比較して、アルツハイマー病の正確な診断が可能となる。
本発明はまた、esRAGEに特異的に結合し得る抗体を含む、アルツハイマー病の診断薬に関する。
キットには更に、緩衝液、洗浄液、使用説明書等が含まれていてもよい。
剖検例を使用し、健常コントロールとアルツハイマー病患者の脳の海馬を比較した写真を図1に示す。黒で囲った部分は特に記憶に関係する部分である。
図1に示されるように、アルツハイマー病患者では側頭葉下部に位置する海馬領域の高度の萎縮が認められる。
アルツハイマー病患者と健常コントロールの脳の海馬を、esRAGE特異抗体を用いて染色し、比較した。
実施例1とは異なるアルツハイマー病患者と健常コントロールの脳の海馬について、実施例1と同様の手順によりesRAGE特異抗体で染色し、比較した。
結果を図4に示す。図4において、上段は健常コントロールの脳の海馬の染色結果(低倍率x40倍,高倍率x400倍)を示し、下段はアルツハイマー病患者の脳の海馬の染色結果(低倍率x40倍,高倍率x400倍)を示す。上下各段の右図は左図の枠内の拡大図である。図4中の矢印は海馬錐体細胞(神経細胞)を示している。
本実験においても実施例1と同様の傾向が認められた。
アルツハイマー型老年痴呆患者の脳に対して、特異性の異なる3種類の抗体を用いて染色を行った。比較のために、脳梗塞患者又は健常コントロールの脳に対しても同様の染色を行った。
抗esRAGE抗体は実施例1で使用したものと同一である。
Claims (11)
- 被検体から単離された神経細胞を含有する海馬に由来する試料中の、神経細胞の細胞質における内在性分泌型後期糖化反応生成物受容体 (esRAGE) の量をアルツハイマー病の指標とする方法。
- 被検体から単離された前記試料中のesRAGEの量と、対照検体から単離された神経細胞を含有する試料中のesRAGEの量とを対比する工程と、
被検体から単離された前記試料中のesRAGEの量が、対照検体から単離された神経細胞を含有する試料中のesRAGEの量と対比して少ないことを、被検体がアルツハイマー病に罹患している、あるいは対照検体と比較してより重度のアルツハイマー病患者であることの指標とする工程とを含む、請求項1記載の方法。 - 被検体から単離された前記試料が神経細胞とグリア細胞とを含有するものであり、
前記試料中の神経細胞におけるesRAGEの量と、グリア細胞におけるesRAGEの量とを対比する工程と、
神経細胞におけるesRAGEの量が、グリア細胞におけるesRAGEの量と対比して少ないことを、被検体がアルツハイマー病に罹患していることの指標とする工程とを含む、請求項1記載の方法。 - esRAGEの量の評価が、esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いて行われる、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
- esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いた免疫染色法により、被検体から単離された前記試料中のesRAGEを染色する工程と、
esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いた免疫染色法により、対照検体から単離された神経細胞を含有する試料中のesRAGEを染色する工程と、
被検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度と、対照検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度とを対比する工程と、
被検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度が、対照検体から単離された前記試料中の神経細胞の染色強度と対比して弱いことを、被検体がアルツハイマー病に罹患している、あるいは対照検体と比較してより重度のアルツハイマー病患者であることの指標とする工程とを含む、請求項4記載の方法。 - 被検体から単離された前記試料が神経細胞とグリア細胞とを含有するものであり、
esRAGEに特異的に結合し得る抗体を用いた免疫染色法により、前記試料中のesRAGEを染色する工程と、
前記試料中の神経細胞の染色強度と、グリア細胞の染色強度とを対比する工程と、
神経細胞の染色強度が、グリア細胞の染色強度と対比して弱いことを、被検体がアルツハイマー病に罹患していることの指標とする工程とを含む、請求項4記載の方法。 - 前記抗体が、配列表の配列番号1のC末端の16個のアミノ酸の配列からなるポリペプチドを抗原として用いて誘導された抗体である、請求項4〜6のいずれか1項記載の方法。
- esRAGEに特異的に結合し得る抗体を含有し、該抗体が請求項4〜6のいずれか1項記載の方法に使用されるものであることを特徴とする、アルツハイマー病の診断薬。
- 前記抗体が、配列表の配列番号1のC末端の16個のアミノ酸の配列からなるポリペプチドを抗原として用いて誘導された抗体である、請求項8記載の診断薬。
- esRAGEに特異的に結合し得る抗体を含有し、該抗体が請求項4〜6のいずれか1項記載の方法に使用されるものであることを特徴とする、アルツハイマー病の診断用キット。
- 前記抗体が、配列表の配列番号1のC末端の16個のアミノ酸の配列からなるポリペプチドを抗原として用いて誘導された抗体である、請求項10記載の診断用キット。
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