JP4931479B2 - Vehicle seat - Google Patents
Vehicle seat Download PDFInfo
- Publication number
- JP4931479B2 JP4931479B2 JP2006155458A JP2006155458A JP4931479B2 JP 4931479 B2 JP4931479 B2 JP 4931479B2 JP 2006155458 A JP2006155458 A JP 2006155458A JP 2006155458 A JP2006155458 A JP 2006155458A JP 4931479 B2 JP4931479 B2 JP 4931479B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower link
- frame
- plate
- headrest
- seated person
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
本発明は、後方からの衝突を受けて慣性により着座者が後方移動する所謂「後突」のときに、前方移動して頭部を支持するヘッドレストを設けた車両用シートに係るものである。 The present invention relates to a vehicle seat provided with a headrest that moves forward to support a head during a so-called “rear impact” in which a seated person moves backward due to inertia in response to a collision from the rear.
従来、ヘッドレストを、後方からの衝突(以下、後突という)で着座者の慣性による後方移動したとき前方移動させて着座者の頭部を支持するようにアクティブヘッドレスト機構により背凭フレームに前後移動可能に取付け、アクティブヘッドレスト機構は前記背凭フレームに設けた下側リンクと伝動部材により連結し、下側リンクには後突感知体の左右両側部を取付け、該後突感知体は着座者が慣性による後方移動すると下側リンクおよび伝動部材を介してアクティブヘッドレスト機構を作動させるようにした構成は、公知である(特許文献1)。
前記公知例は、後突時に、後突感知体が後方移動してアクティブヘッドレスト機構を作動させた後に、更に、後突感知体を後方移動させる衝撃(荷重)が掛かると、下側リンクのアーム部は回動方向に対して交差方向の内側に引っ張られて変形するという課題がある。
本願は、下側リンクの取付を工夫して、下側リンクの変形を防止するようにしたものである。
In the known example, at the time of a rear impact, after the rear impact detector moves backward and activates the active headrest mechanism, when an impact (load) for moving the rear impact detector backward is applied, the arm of the lower link There is a problem that the portion is pulled and deformed inside in the cross direction with respect to the rotation direction.
In the present application, the attachment of the lower link is devised to prevent the deformation of the lower link.
本発明は、ヘッドレスト6を、後方からの衝突で着座者の慣性による後方移動したとき前方移動させて着座者の頭部を支持するようにアクティブヘッドレスト機構Aにより背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、アクティブヘッドレスト機構Aは前記背凭フレーム3に設けた下側リンク25と伝動部材20により連結し、下側リンク25には後突感知体27の左右両側部を取付け、該後突感知体27は着座者が慣性による後方移動すると下側リンク25および伝動部材20を介してアクティブヘッドレスト機構Aを作動させるように構成し、前記下側リンク25の一端と他端の中間の取付板部30を前記側部フレーム31に軸33により回動自在に取付け、下側リンク25の一端には前記伝動部材および後突感知体27を取付けたアーム部35に形成し、下側リンク25の他端は軸33より反アーム部35方向に突出させて規制板部37を形成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記規制板部37は、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させた後にアーム部35が後突感知体27により回動方向に対して交差方向の内側に引っ張られると、前記側部フレーム31の内面に当接するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記規制板部37の外面には前記側部フレーム31側に突き出る膨出部38を形成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記規制板部37または前記膨出部38は、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させた後にアーム部35が後突感知体27により回動方向に対して交差方向の内側に引っ張られると、前記側部フレーム31の内面に当接するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記規制板部37または前記膨出部38と前記側部フレーム31の内面との間には、所定の隙間Sを設けるように構成した車両用シートとしたものである。
In the present invention, the
According to the present invention, when the
The present invention is a vehicle seat in which a bulging
In the present invention, when the
The present invention is a vehicle seat configured such that a predetermined gap S is provided between the
請求項1の発明では、アーム部35が後突感知体27により内側に引っ張られても規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持するので、下側リンク25の変形を防止できる。
請求項2の発明では、アーム部35が後突感知体27により内側に引っ張られると、規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持するので、下側リンク25の変形を防止できる。
請求項3の発明では、アーム部35が後突感知体27により内側に引っ張られると、膨出部38が側部フレーム31の内面に当接して支持するので、下側リンク25の変形を防止できる。
請求項4の発明では、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sにより、下側リンク25の回動を円滑に行い、アクティブヘッドレスト機構Aを確実に作動させることができ、また、下側リンク25の製造や組立てのばらつきを隙間Sにより吸収でき、アクティブヘッドレスト機構Aの作動を一層確実にできる。
In the first aspect of the invention, even if the
In the invention of
In the invention of
In the invention of claim 4, the
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シートであり、該背凭シート2は背凭フレーム3にクッション材4を取付け、クッション材4の外周は表皮部材5により包囲して構成している。
背凭シート2の上部にはヘッドレスト6を設ける。ヘッドレスト6の構成は任意であり、ヘッドレスト6は少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部7と、前記背凭シート2に装着するためピラー8とを設けて構成している。
ヘッドレスト6のピラー8は、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動したとき、ヘッドレスト6を背凭シート2に対して前方移動させて頭部を積極的に支持するアクティブヘッドレスト機構Aを介して、背凭シート2に取付ける。
アクティブヘッドレスト機構Aは、前記ピラー8を支持するピラー支持部材9を取付けた左右方向のヘッドレスト取付杆10と、該ヘッドレスト取付杆10を背凭シート2の背凭フレーム3に対して前方移動させる上側リンク11により構成する。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Reference numeral 1 denotes a vehicle seat, 2 denotes a back seat of the vehicle seat 1, and the
A
The pillar 8 of the
The active headrest mechanism A includes a
前記ピラー支持部材9はピラー8を所望高さに固定してヘッドレスト6の高さ調節自在にするものである。ピラー8とピラー支持部材9の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー8に形成した係合凹部にピラー支持部材9に設けた係合部材を係合させて保持すればよい。
ヘッドレスト取付杆10の左右両側には、上側リンク11の一端のブラケット部12を固定する。ブラケット部12は、上板13と後板14と下板15により断面「コの字」形状に形成する。ブラケット部12の上板13と後板14と下板15により包囲された空間内に、パイプ形状に形成したヘッドレスト取付杆10の端部を嵌合させて固定する。上側リンク11はブラケット部12にリンク部16を一体的に形成し、リンク部16は背凭フレーム3に軸17により取付ける。
前記上側リンク11の他端には、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるエネルギーを伝達入力する伝動部材(ロッド)20の上部を軸21により連結する。
伝動部材20の下部は、下側リンク25に軸26により連結する。
The
A
The other end of the upper link 11 is connected to the upper portion of a transmission member (rod) 20 for transmitting and inputting energy for operating the active headrest mechanism A by a
The lower part of the
しかして、下側リンク25には、後方から衝突された着座者の後方移動を感知する後突感知体27を取付ける。後突感知体27は、その両側を前記下側リンク25に軸28により取付ける。後突感知体27は着座者が後方移動すると、このエネルギーを下側リンク25と伝動部材20を介して上側リンク11に伝達し、上側リンク11はこれによりヘッドレスト6を前方移動させ、着座者の頭部を支持する。
前記下側リンク25は縦板部材により形成し、下側リンク25の一端と他端の中間の取付板部30を背凭フレーム3の左右側部フレーム31の前後中間の中間突出部32に当接させて軸33により取付ける。取付板部30の前側の下側リンク25は、アーム部35に形成する。アーム部35は、側部フレーム31の内面にに対して所定の隙間を有するように取付板部30に対して内側に一旦屈曲させて形成する。アーム部35には伝動部材20および後突感知体27を取付ける。
Therefore, the
The
下側リンク25の他端は軸33より後方に突出させて規制板部37に形成する。
規制板部37は、下側リンク25のアーム部35がアクティブヘッドレスト機構Aを作動させた後に後突感知体27により引っ張られたとき、規制板部37が側部フレーム31の内面に当接してアーム部35の撓みを抑制させる。
即ち、後突感知体27が後方移動すると、下側リンク25のアーム部35を回動させ、下側リンク25はアクティブヘッドレスト機構Aを作動させてヘッドレスト6により頭部を支持し、アクティブヘッドレスト機構Aの作動後に、後突感知体27が更に後方移動すると、既に回動している下側リンク25のアーム部35は回動方向に対して交差方向の内側に向けて引っ張られる。
The other end of the
The
That is, when the
下側リンク25のアーム部35が内側に引っ張られると、下側リンク25を変形させるが、本願では、アーム部35の反対の下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持するので、下側リンク25およびアーム部35の撓みを抑制する。
つまり、下側リンク25のアーム部35は、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための「回動」中は変形しないが、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるより大なる力が後突感知体27に作用したときには変形することが想定され、この下側リンク25の変形を下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持することにより防止する。
この場合、規制板部37には側部フレーム31側に突き出る膨出部38を形成する。
When the
That is, the
In this case, the
下側リンク25は、アーム部35に対して規制板部37が軸33を支点として反力により側部フレーム31の内面に当接すればよいが、規制板部37の先端外面側に膨出部38を設け、膨出部38が側部フレーム31の内面に当接して支持するようにすると、下側リンク25の回動抵抗を減少させることができ、好適である。
即ち、下側リンク25の規制板部37は、その一部が側部フレーム31の内面に当接すると、下側リンク25の変形を防止できるので、規制板部37に変えて膨出部38が当接するように構成することにより回動抵抗を減少させて作動性を良好にし、下側リンク25(側部フレーム31)が撓むことを防止する。
The
That is, when a part of the
しかして、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間には所定の隙間Sを設けると、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための下側リンク25の回動抵抗を減少させて作動性を良好にする。
即ち、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sを「零」にしてもアクティブヘッドレスト機構Aを作動させることはできるが、下側リンク25の規制板部37または膨出部38を側部フレーム31の内面に常時当接させると、下側リンク25の回動に抵抗を与えるので、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるまでは隙間Sにより下側リンク25の回動抵抗を減少させて下側リンク25の作動性を良好にすると共に、下側リンク25(および側部フレーム31)が撓むことを防止する。
Accordingly, when a predetermined gap S is provided between the
That is, the active headrest mechanism A can be operated even if the clearance S between the
したがって、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間に所定の隙間Sを設けることにより、下側リンク25の回動抵抗を減少させると共に、異音の発生の防止も期待でき、また、下側リンク25の製造や組立てのばらつきを隙間Sにより吸収でき、アクティブヘッドレスト機構Aの作動を一層確実にできる。
しかして、前記背凭フレーム3は、左右の側部フレーム31の上部を上部連結フレーム40により連結し、前記側部フレーム31の下部を下部連結フレーム41により連結して、四角枠形状に形成する。
前記上部連結フレーム40はパイプ部材により形成する。上部連結フレーム40は横杆部42の左右側に縦杆部43を一体的に形成して下向きの「コの字」形状に形成する。縦杆部43は所定長さ有して形成し、縦杆部43に前記上側リンク11のリンク部16を軸17により取付ける。
Therefore, by providing a predetermined gap S between the restricting
Thus, the
The
なお、実施例では、軸17は大径部17Aと小径部17Bとにより形成し、大径部17Aを縦杆部43の前面に溶接固定し、小径部17Bに上側リンク11のリンク部16を取付けているが、この取付構成は任意である。
上部連結フレーム40は、縦杆部43の下部を側部フレーム31の上部と重ねて、重ねた部分を溶接固定する。そのため、説明の便宜上、縦杆部43は上部連結フレーム40として説明しているが、背凭フレーム3全体から見ると縦杆部43は側部フレーム31の一部を構成する構成部材とも言え、重要なことは、左右の側部フレーム31を筒状部材の上部連結フレーム40により連結することである。
In the embodiment, the
The upper connecting
側部フレーム31は、左右側部フレーム31の中間突出部32の前後に側板部45を形成し、前後の側板部45と、下側リンク25のアーム部35および規制板部37との夫々の間に隙間を有している。
46は側板部45の前後に設けたフランジ部である。
しかして、前記背凭フレーム3には、板状支持材50を設ける。板状支持材50は着座者の上体(腰部を含む上半身)を支持するものである。板状支持材50は着座者の上体を「面」で支持して、着座姿勢を安定させ、ヘッドレスト6による頭部の支持を良好にさせる。
即ち、従来の上下に並設したジグザグバネ構成では、着座者の上体は荷重により後方移動する各ジグザグバネにより「線」で支持されるので、着座姿勢が安定せず、後突のとき前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しても、着座者の上体が後方移動してしまって、頭部と上体との位置関係がかえって不安定になるが、本願では、板状支持材50により着座者の上体全体を「面」で支持できて、前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、板状支持材50が着座者の上体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
The
Reference numeral 46 denotes a flange portion provided before and after the
Therefore, the
In other words, in the conventional zigzag spring configuration arranged vertically, the upper body of the seated person is supported by “line” by each zigzag spring that moves backward due to the load, so the seating posture is not stable and moves forward in the case of a rear collision. Even if the
前記板状支持材50は、略四角形の一枚板状のプレート体51により形成し、プレート体51は、ポリプロピレン等の合成樹脂により、着座者を支持しうる所定の強度を有しつつ、着座者からの後方荷重(体重の場合も含む)を受けたときある程度弾性変形しながら荷重支持するように構成すると、所謂「当たり」と呼ばれる背当たり時の感触を柔軟にできて、好適である。
板状支持材50は、前記プレート体51をジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等のワイヤスプリング52を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成し、板状支持材50は面状態を保持したまま前後して着座者を支持する。
この場合、前記ワイヤスプリング52は、所定の弾性を有しており、プレート体51に荷重が掛かったときに、プレート体51全体が面形状を保持したまま後方移動しうるように構成する。
また、プレート体51の後方に、後突感知体27を位置させる。
The plate-
The plate-
In this case, the
Further, the
即ち、背凭フレーム3に板状支持材50を設けたことで、板状支持材50の上端から下端の何れかの部分の後方に後突感知体27を設ければ後突を感知できるようになる点、板状支持材50のプレート中間部分は後方移動量が大きく後突のとき後突感知体27を大きく移動させて確実に後突を感知できる点、また、後突感知体27を上方に設けると、その部分の板状支持材50を所定量後方移動させることになって、着座者の上体の支持が不足してしまう点等の理由から、プレート中間部分36の後方に後突感知体27を位置させる。
したがって、板状支持材50による着座者の支持と、後突感知体27による後突の感知の確実性とを両立させられる。
That is, by providing the plate-
Therefore, both the support of the seated person by the plate-
しかして、前記プレート体51の上縁53は、少なくとも、平均的着座者Tの第九胸椎付近Xより上方に位置すればよく、上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間に可及的に広い空間部Kを形成する。
第九胸椎付近Xは、上体の重心位置であり、着座姿勢において脊柱の中でも変化しない部分(移動量の少)であり、少なくとも、プレート体51の上縁53を第九胸椎付近Xより上方に位置させれば、有効に着座姿勢保持でき、他方、上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間の空間部Kを広くすると、後突時に着座者Tの上体(胸椎付近)の後方移動を空間部Kが吸収して、衝撃を緩和する。
Therefore, it is sufficient that the
The vicinity of the ninth thoracic vertebra is the position of the center of gravity of the upper body and is a portion that does not change in the spinal column in the sitting posture (small amount of movement), and at least the
即ち、後突時に置ける頸部衝撃緩和対策対策として、アクティブヘッドレスト機構Aにより後突時にヘッドレスト6を前方移動させて頭部を積極的に支持することが有効であるが、同時に、「着座者の入り込み」と言われる着座者Tの上体の慣性による後方移動を積極的に許容して、後方移動するときの衝撃を空間部Kにより逃がすことにより、一層、頸部衝撃緩和対策の効果を向上させる。
そのため、本願では、上部連結フレーム40をパイプ部材により形成して、上部連結フレーム40の剛性を確保しつつ上部連結フレーム40の上下幅を可及的に小さくして前記空間部Kを大きくする効果を期待している。
なお、前記空間部K内には左右方向の取付杆60を設け、取付杆60にはバネ61の一端を係止し、バネ61に他端はヘッドレスト取付杆10に係止する。バネ61はヘッドレスト6を常時後方移動するように付勢する。
That is, as a countermeasure for mitigating neck impact that can be placed at the time of a rear impact, it is effective to actively support the head by moving the
Therefore, in the present application, the upper connecting
A left and right mounting
この場合、取付杆60はバネ61の弾力を支持しうる剛性で形成すれば良いので、空間部Kの「着座者の入り込み」を阻害することはない。
また、実施例では、取付杆60は左右方向に所定間隔をおいて上下に屈曲させているので、後突のとき衝撃を吸収しながら取付杆60を容易に変形させられる。
In this case, the
Further, in the embodiment, the mounting
(実施例の作用)
背凭シート2の背凭フレーム3は、左右の側部フレーム31の上部を上部連結フレーム40により、側部フレーム31の下部を下部連結フレーム41により連結して、四角枠形状に形成し、背凭フレーム3の四角枠内に板状支持材50を設け、板状支持材50は略四角形の一枚板状に形成したプレート体51をワイヤスプリング52を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成しているから、板状支持材50は、プレート体51およびワイヤスプリング52の弾性により、その板形状を略保持したまま前後移動して着座者を支持する。
また、板状支持材50のプレート体51は略四角形の一枚板状に形成しているから、プレート体51の所定部分にのみ掛かる荷重も、プレート体51全体が後方に移動することで上下左右に荷重を分散させ、確実に支持する。
(Operation of Example)
Seat back
Further, since the
しかして、後方からの衝撃による慣性で着座者が後方へ移動すると、プレート体51全体が後方に移動し、プレート体51が移動後突感知体27を後方移動させ、後突感知体27の後方移動により下側リンク25が回動して伝動部材20を下方に牽引し、伝動部材20は上側リンク11を軸17中心に回動させ、上側リンク11はヘッドレスト取付杆10を軸17中心に前方回動させ、ヘッドレスト6は軸17中心に前方移動する。
したがって、ヘッドレスト6はアクティブヘッドレスト機構Aの上側リンク11により前方回動して頭部を支持し、頸部衝撃緩和性能を向上させる。
この場合、背凭フレーム3は、左右の側部フレーム31の上部を上部連結フレーム40により連結し、上部連結フレーム40は筒状部材により形成した横杆部42と縦杆部43により下向き「コ」形状に形成し、アクティブヘッドレスト機構Aは下向き「コ」形状の上部連結フレーム40の横杆部42と縦杆部43により包囲された空間部K内に位置しているから、後突時における頸部衝撃緩和対策の一つとしての「着座者の入り込み」と言われる着座者Tの上体の慣性による後方移動を積極的に許容し、後突の衝撃を空間部Kにより逃がし、衝撃を緩和させる。
Thus, when the seated person moves backward due to the inertia due to the impact from the rear, the
Therefore, the
In this case, the
即ち、背凭フレーム3の上部連結フレーム40はパイプ部材により形成し、上部連結フレーム40は横杆部42の左右両側の縦杆部43の縦杆部43の下部を側部フレーム31の上部と重ねて、重ねた部分を溶接固定しているから、横杆部42と縦杆部43により形成した上部連結フレーム40は、十分に強度を有し、アクティブヘッドレスト機構Aを有する背凭フレーム3としての剛性を確保している。
そのため、中抜き枠形状の背凭フレーム3は、上部連結フレーム40の左右の縦杆部43の間に板部材を設ける必要がなく、上部連結フレーム40の横杆部42の下方に十分広い空間部Kを形成することができ、前記「着座者の入り込み」を制限せず、後突の衝撃を空間部Kにより緩和させる。
That is, the upper connecting
Therefore, the hollow frame-shaped
また、アクティブヘッドレスト機構Aは、ピラー8を支持するピラー支持部材9を取付けた左右方向のヘッドレスト取付杆10と、該ヘッドレスト取付杆10を背凭シート2に対して前方移動させる上側リンク11により構成しており、この上側リンク11は、上板13と後板14と下板15により断面「コの字」形状のブラケット部ブラケット部12を形成し、上板13と後板14と下板15により包囲されたブラケット部12の空間内に、パイプ形状に形成したヘッドレスト取付杆10の端部を嵌合させて固定しているから、ブラケット部12の上板13と後板14と下板15の三面がヘッドレスト取付杆10と固定される。
The active headrest mechanism A includes a
したがって、アクティブヘッドレスト機構Aに掛かる荷重は上側リンク11およびパイプ形状に形成したヘッドレスト取付杆10により確実に支持され、空間部Kを設けた影響はない。
また、上部連結フレーム40は筒部材により構成しているから、ねじり剛性も高く、十分な強度を有し、部品点数が削減され、取付精度も向上して、合理的な構成となる。
しかして、背凭フレーム3には、板状支持材50を設けているから、板状支持材50は、着座者の上体全体を「面」で支持できて、前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、板状支持材50が着座者の上体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
Therefore, the load applied to the active headrest mechanism A is reliably supported by the upper link 11 and the
Further, since the upper connecting
Since the
この場合、プレート体51の上縁53は、少なくとも、平均的着座者Tの第九胸椎付近Xより上方に位置させ、プレート体51の上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間に可及的に広い空間部Kを形成するように構成しているから、プレート体51の上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間は空間部Kに形成し、後突のときの着座者の後方移動を遮る部材は無いので、前記「着座者の入り込み」を積極的に許容し、後突の衝撃を緩和させる。
即ち、第九胸椎付近Xが上体の重心位置であり、少なくとも、プレート体51の上縁53を第九胸椎付近Xより上方に位置させることにより、通常時にプレート体51は良好な着座姿勢保持でき、他方、後突時には、プレート体51の上縁53より上方の広い空間部Kにより「着座者の入り込み」を阻害せず、合理的な構成となる。
In this case, the
That is, the vicinity of the ninth thoracic vertebra X is the position of the center of gravity of the upper body, and at least the
しかして、上側リンク11を構成する上側リンク11は、正面視ブラケット部12とリンク部16により上部連結フレーム40の横杆部42と縦杆部43に沿ったL型形状に形成し、リンク部16は正面視縦杆部43に沿った直線状に形成しているから、空間部Kにおけるアクティブヘッドレスト機構Aの占有スペースを可及的に小さくし、「着座者の入り込み」を良好にさせる。
しかして、後突感知体27の後方移動をアクティブヘッドレスト機構Aの上側リンク11に伝達させる下側リンク25は縦板部材により形成し、下側リンク25の一端と他端の中間の取付板部30を背凭フレーム3の左右側部フレーム31の前後中間の中間突出部32に当接させて軸33により取付け、軸33の前側の下側リンク25はアーム部35に形成し、アーム部35には伝動部材20および後突感知体27を取付け、下側リンク25は軸33より後方に突出させて規制板部37に形成しているから、後突感知体27の後方移動により下側リンク25のアーム部35が回動してアクティブヘッドレスト機構Aによりヘッドレスト6を前方移動させて頭部を支持した後に、更に後突感知体27が後方移動して、下側リンク25のアーム部35が内側に向けて引っ張られるように作用すると、引っ張られたアーム部35の反対の下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持し、下側リンク25およびアーム部35の撓みを抑制する。
Therefore, the upper link 11 constituting the upper link 11 is formed in an L shape along the
Thus, the
下側リンク25のアーム部35には、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるまでは内側に向けて曲がるほど荷重は掛らず、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための「回動」中は変形しないが、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるより大なる力が後突感知体27に作用したときには変形することが想定されるので、下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持することにより下側リンク25のアーム部35の変形を防止する。
この場合、規制板部37には側部フレーム31側に突き出る膨出部38を形成しているから、規制板部37の先端外面側の膨出部38が側部フレーム31の内面に当接して支持でき、膨出部38は規制板部37より接触面積が少ないので、規制板部37より下側リンク25の回動抵抗を減少させることができ、好適である。
The
In this case, since the bulging
しかして、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間に所定の隙間Sを設けているから、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための「回動」中の回動抵抗を減少させて作動性を良好にする。
即ち、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるまでは下側リンク25のアーム部35が内側に向けて曲がるほど荷重は掛らないので、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sは仮に「零」にしてもアクティブヘッドレスト機構Aを作動させることは可能であるが、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と、側部フレーム31の内面との間に所定の隙間Sを設けているから、下側リンク25の回動抵抗を減少させると共に、異音の発生の防止も期待でき、また、下側リンク25の規制板部37の膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sを「零」にするのを不要にすることで、製造・組立を容易にする。
そのため、側部フレーム31の板厚を薄くして背凭フレーム3を構成することも可能となる。
Accordingly, since the predetermined gap S is provided between the regulating
That is, until the active headrest mechanism A is actuated, no load is applied so that the
Therefore, it is possible to configure the
1…車両用シート、2…背凭シート、3…背凭フレーム、4…クッション材、8…ピラー、9…支持部材、10…ヘッドレスト取付杆、3…背凭フレーム、11…上側リンク、12…ブラケット部、13…上板、14…後板、15…下板、16…リンク部、17…軸、20…伝動部材、21…軸、25…下側リンク、26…軸、27…後突感知体、28…軸、30…取付板部、31…側部フレーム、32…中間突出部、33…軸、35…アーム部、37…規制板部、38…膨出部、40…上部連結フレーム、41…下部連結フレーム、42…横杆部、43…縦杆部、45…側板部、50…板状支持材、51…プレート体、52…ワイヤスプリング、53…上縁、60…取付杆、61…バネ、 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Vehicle seat, 2 ... Back seat, 3 ... Back seat frame, 4 ... Cushion material, 8 ... Pillar, 9 ... Support member, 10 ... Headrest attachment collar, 3 ... Backrest frame, 11 ... Upper link, 12 ... bracket part, 13 ... upper plate, 14 ... rear plate, 15 ... lower plate, 16 ... link part, 17 ... shaft, 20 ... transmission member, 21 ... shaft, 25 ... lower link, 26 ... shaft, 27 ... rear Projection detector, 28 ... shaft, 30 ... mounting plate portion, 31 ... side frame, 32 ... intermediate protrusion, 33 ... shaft, 35 ... arm portion, 37 ... regulating plate portion, 38 ... bulging portion, 40 ... upper part Connection frame, 41 ... lower connection frame, 42 ... horizontal flange, 43 ... vertical flange, 45 ... side plate, 50 ... plate support, 51 ... plate body, 52 ... wire spring, 53 ... upper edge, 60 ... Mounting rod, 61 ... spring,
Claims (5)
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155458A JP4931479B2 (en) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | Vehicle seat |
EP07744615.1A EP2030835B1 (en) | 2006-06-02 | 2007-06-02 | Vehicle seat |
CN2007800288021A CN101505996B (en) | 2006-06-02 | 2007-06-02 | Seat for vehicle |
PCT/JP2007/061228 WO2007142162A1 (en) | 2006-06-02 | 2007-06-02 | Vehicle seat |
US12/303,204 US8113578B2 (en) | 2006-06-02 | 2007-06-02 | Vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155458A JP4931479B2 (en) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | Vehicle seat |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007320507A JP2007320507A (en) | 2007-12-13 |
JP4931479B2 true JP4931479B2 (en) | 2012-05-16 |
Family
ID=38853670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006155458A Expired - Fee Related JP4931479B2 (en) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | Vehicle seat |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4931479B2 (en) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4458351B2 (en) * | 2004-10-22 | 2010-04-28 | テイ・エス テック株式会社 | Vehicle seat |
JP4737501B2 (en) * | 2004-10-28 | 2011-08-03 | テイ・エス テック株式会社 | Vehicle seat |
-
2006
- 2006-06-02 JP JP2006155458A patent/JP4931479B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007320507A (en) | 2007-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4822754B2 (en) | Vehicle seat and vehicle seat assembly method | |
JP5007071B2 (en) | Vehicle seat | |
JP4737501B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5041510B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2007320506A (en) | Seat for vehicle | |
US8113578B2 (en) | Vehicle seat | |
JP4540063B2 (en) | Vehicle seat | |
US20100187874A1 (en) | Internal structure of seatback connected to active headrest | |
JP2006219075A (en) | Vehicle seat | |
JP6220607B2 (en) | Seat back frame | |
JP4640968B2 (en) | Vehicle seat and method for assembling vehicle seat | |
JP4640969B2 (en) | Vehicle seat and method for assembling vehicle seat | |
JP4931479B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5007067B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5099662B2 (en) | Vehicle seat | |
JP4492863B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5643636B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5019506B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5102972B2 (en) | Vehicle seat | |
JP6439567B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5102973B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2007069795A (en) | Vehicle seat | |
JP5864706B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2006182096A (en) | Seat for vehicle | |
JP2006088875A (en) | Vehicle seat |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |