JP4926950B2

JP4926950B2 - 真空掃除機用の伸縮ホースエクステンション

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Publication number: JP4926950B2
Application number: JP2007513339A
Authority: JP
Inventors: ジョン、エイチ．ストックトン
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Priority date: 2004-05-10
Filing date: 2005-05-10
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Description

本発明は、真空掃除機用ホース、特に、伸縮ホースに関する。

数多くの特許および公開特許出願が、真空システム用の伸縮ホースに該当する。

米国特許第５，７４０，５８１号明細書は、２つの壁スタッドの間に水平方向の間仕切りを置いた真空ホースに該当する。このホースの上端部にハンドルがある。ハンドルの下方で、ホースは、ハンドルの下方のホースを間仕切りの下方の空間に収縮し、次いで、必要に応じて、ホースを伸長させる駆動アセンブリを貫通する。

米国特許第６，１８２，３２７号明細書のデバイスでは、ホースのハンドルが、導管の片側に維持され、この導管を通って、ホースの残りがバスケット内に入る。ホースがバスケット内に落ちるにつれ、それによって生じる力により、バスケットが回転してホースを巻き付ける。

米国特許第５，５２６，８４２号明細書の真空ホースは、壁内に設置されてもよいばね装填リールに収縮される。ヒンジドアが、ばねによって閉位置に促される。ヒンジドアが開くと、ドアは、ホースが壁内に収縮されないようにするためのホースの波形部に当接するが、これは、壁または他の容器内にホースを保持しやすいようにするために使用されているものではない。

国際公開第０１／２４６７７号パンフレットには、末端部も有する導管の開口端部から延在するヘッド端部を有する嵌め込み式のホースが記載されている。ホースを流れる空気の流量を最小限に抑えるために、ホースのフット端部に環状シールが取り付けられる。カバーが、ホースのヘッド端部に「枢動可能に」取り付けられ、好ましくは、ハンドルが取り付けられていない場合、カバーが閉じるようにばねバイアスがかけられる。次いで、導管の末端部に真空が適用されると、外部の空気圧がホースを導管内に押し入れる。環状フランジが、ホース全体が導管内に押し込まれないようにするために、壁の受け口に対するストップとして作用する。しかしながら、ホースの長さは変化しない。

欧州特許出願公開第１１７６３５２号明細書のホースは、空気を通さない２つの材料層で覆われたコイルばねから構成された壁を有する。このような層は、ばねの周りで互いに接合されるが、ばねの巻線の間で接合されているわけではないので、ばねの巻線間に連続的な螺旋状のチャネルが作られる。ばねには、収縮するようにバイアスがかけられる。ポンプが、ホースを伸長させるために閉じられているときチャネルに空気を押し入れ、このような空気をホースを収縮しやすいように引き出す。

本発明に最も密接に関連しているように見えるものが、米国特許出願公開第２００３／００９８０８４号明細書に記載のデバイスの１つの実施形態である。

着目する実施形態は、ホースの壁内にコイルばねを有する真空ホースである。ばねのコイル間で、壁は内方に湾曲している。ばねは、「．．．完全に伸長した長さまで．．．ホースを拡張するようにバイアスがかけられる。言い換えれば、．．．圧縮位置において、ばね３６ｂが圧縮力下にあり、この圧縮力は、ばねをこの収縮状態に保つのに必要な力である（この力は、真空圧力および／または支持ハウジングのいずれからのものであってもよい）。緩んだ状態において、．．．ホースは、完全に伸長され得、バイアスばね３６ｂが、ホースに伸長力をかけた状態のままであり得る．．．。」

ホースの自由端部は、かなり複雑なワンドを組み込んでおり、この複雑性は、ホースを収縮するには単純な弁では不十分であることを提示している。

壁装着型と携帯型の両方のホースについて記載されている。

壁装着型は、真空動作なしにホースを収縮位置に保持できるように、ワンドを「ワンドのくぼみ２６２の適所に「スナップ嵌合（またはロック、クリップ留めなど）した」状態でチューブ内に圧縮されたホースの本体を保持する。さらに、「このホースシステムを据え付ける壁の最終的な見かけが綺麗になるように、保持ケース２６０上に．．．ドアが配置されてもよい。このドアは、使用していない間、ホースワンド２８を適所に保持するのにも役立つ」。

携帯型の場合、ホースは、「一端に．．．ロック端部を有し、他端に．．．ホースワンドハウジングを」有する。ホースは、ワンドから伸長するホース周囲のチューブか、ワンドから伸長するホース内のチューブのいずれかで真空源にロックされる。したがって、残念ながら、チューブが、ワンドを有する端部とは反対の端部にロック端部を有することで、ホースが伸長されても、ワンドに取り付けられたホースの非可撓性セクションがかなり長くなってしまう（圧縮されたホースの長さを超過する）。

最後に、米国特許第５，１１４，０５０号明細書において、上昇した真空ホースの２つの実施形態が示されている。第１の実施形態において、真空ホースは、リールに保持される。第２の実施形態において、第２の可撓性ホースが、「逆Ｕ字状に」懸架され、把持され、動作位置まで引っ張られるように、ばねによって上昇位置に保持される。しかしながら、同特許のホースの長さは変化せず、すなわち、ホースの長さを、伸長または収縮させることができない。

米国特許第５，７４０，５８１号明細書、同第６，１８２，３２７号明細書、同第５，５２６，８４２号明細書、および国際公開第０１／２４６７７号パンフレットのホースとは異なり、本発明の真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションのホースの長さは、その名が示す通り、伸長と収縮により変動可能である。

さらに、本発明におけるホースは、ホースの第１の端部に真空が適用されている間、ホースの第２の端部に設置された弁を閉じるだけで収縮する。さらに、この弁は、ホースの第２の端部が格納構造体内に移動するのを妨げることなく、ホースの動作中および格納構造体における格納中、ホースの第２の端部に接続されたままにされる絞り弁であることが好ましく、この理由として、絞り弁が、米国特許出願公開第２００３／００９８０８４号明細書の複雑なワンドに関する状況とは対照的に、ホースの断面エリアを実質的に越えて伸長する必要を最小限に抑える傾向にあることが挙げられる。

本発明の真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションは、拡張可能なホースと、ホース用の収納構造体とを含み、収納構造体の第１の端部にある第１の連結部の第１の端部と、ホースの第１の端部に接続された第１の連結部の第２の端部と、上述したように、弁に、実際には、弁の第１または下流（真空が適用されているときの流体の流れ方向に対して）の端部に取り付けられたホースの第２の端部とを有する。弁の第２または上流の端部は、第２の連結部の第１の端部に接続されることが好ましく、連結部の第２の端部は、上述した他の拡張可能な真空ホースの外観上の状況とは異なり、従来の真空アタッチメントに接続され流通状態になるように構成されることが好ましい。明らかなように、米国特許出願公開第２００３／００９８０８４号明細書では、ホースの自由端部で複雑なワンドが利用されている。さらに、欧州特許出願公開第１１７６３５２号明細書の構成要素番号２９は、従来の真空アタッチメントを使用できないようにしてしまうように見える。

３つの実施形態、そのうち２つは固定型で、１つは携帯型の実施形態は、真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションに関するものである。

第１の固定型の実施形態が、好ましくは、中央真空システムの真空につながるチューブに接続されることによって、ただし、この接続は、個々の真空ユニットのそれぞれに対するものであってもよいが、真空システムに接続するために利用可能な第１の連結部の第１の端部を用いて壁内に組み付けられる。

第２の固定型の実施形態において、収納構造体の第１の端部が、他の形態として、天井内に収納されるか、天井の下方に延び、真空システムから延在するチューブに回転自在に取り付けられてもよい。

両方の固定型の実施形態は、ホースの第１の端部に真空が適用されていないときに、収納構造体内にホースを保持するために、保持デバイスをさらに含む。

さらに、携帯型の実施形態は、最も基本的な形態として、取り付けられた拡張可能なホースおよび保持デバイスを有する収納構造体を単に含む。好ましくは、携帯型の実施形態は、収納構造体に取り付けられたハンドルをさらに含む。さらに好ましくは、収納構造体は、キャリングケース内に置かれる。

任意の実施形態において、ホースが完全に伸長し、弁が開いているとき、ホースには伸長力も収縮力もかからないことが好ましい。

同様に、任意の実施形態に対して、保持デバイスは、ホースが、収納構造体の長手軸から実質的に外れるほど遠くまで収納構造体から離れることができないようにする任意のこのようなデバイスであればよい。さらに、このような保持デバイスは、（ａ）第１の固定型の実施形態の場合、ホースが存在する壁に取り付けられるか、任意の実施形態に対して収納構造体の第２の端部付近の収納構造体に取り付けられるか、または携帯型の実施形態に対して、キャリングケースの第２の端部内に取り付けられ、または、任意の実施形態に対して、（ｂ）保持デバイスの第１の部分が、収納構造体の第２の端部付近の収納構造体に接続され、弁（第２の連結部がなければ）または第２の連結部がある場合、第２の連結部に保持デバイスの係合部分が取り付けられる。

これにより、保持デバイスは、ユーザにとって簡単にアクセス可能なものになる。このように、米国特許出願公開第２００３／００９８０８４号明細書の携帯型ユニットに関する状況とは異なり、ホースの第２の端部からある距離離れた場所でロッキングが生じることもなく、したがって、ホースが伸長したときでも、ワンドに取り付けられるホースの非可撓性セクションが不要である（同第２００３／００９８０８４号明細書では、剛性の構造体が、ロック時、伸長可能なホース内または周囲に突出し、ロック解除時、伸長可能なホースの端部から前進する）。

上述し、図１に示すように、真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションは、拡張可能なホース（１）と、ホース（１）用の収納構造体（２）とを含む。

収納構造体（２）は、図１に示すように、ホース（１）の外径（５）より少し大きい内径（４）を有するチューブ（３）であることが好ましい。しかしながら、収納構造体（２）は、ホース（１）に真空が適用されていないときでも、容器（６）の長手軸（７）にホース（１）が実質的に従うような寸法の断面であれば、任意の細長い容器（６）（直線または曲線）でありさえすればよい。

第１の端部（８）において、収納構造体（２）は、真空システムに接続され流通状態になるように利用可能な第１の端部（１０）と、ホース（１）の第１の端部（１２）に接続され流通状態にある第２の端部（１１）とがある第１の連結部（９）を有する。

ホース（１）の第２の端部（１３）に、ホース（１）と流通状態にある弁（１５）の第１または下流の端部（１４）が取り付けられる。この弁（１５）は、絞り弁であることが好ましいが、弁がホース（１）の第２の端部（１３）を密封するものであれば、任意のものであってもよい。このような弁の非排他的な例は、ボール弁、バタフライ弁、ホースに取り付けられた螺装リングにねじ締めされたプレート、またはホース（１）に取り付けられたばね装填カバーである。

ホース（１）から離れた弁（１５）の端部（１６）、すなわち、弁（１５）の第２または上流の端部（１６）に、第２の連結部（１８）が弁（１５）と流通状態になるように、第２の連結部（１８）の第１の端部（１７）が取り付けられることが好ましい。第２の端部（１９）で、第２の連結部（１８）は、このような第２の連結部（１８）と流通状態にある従来の真空アタッチメントに接続され流通状態にあるように構成されることが好ましい。

ホース（１）は、縮められると、弁（１５）が閉じられたときに、ホース（１）の第１の端部（１２）に真空を適用することによって、収納構造体（２）の第２の端部（２０）を介して収納構造体（２）内に引っ張られる第２の端部（１３）を有する（この第２の端部（２０）は、ホース（１）、弁（１５）、および、このような第２の連結部（１８）が利用されている場合、第２の連結部（１８）が、このような第２の端部（２０）を通過できるほど十分に開いたものである）。真空が解除された後、ホース（１）は、取り外し可能な保持デバイス（２１）によって収納構造体（２）内に取り外し可能に保持され、この保持デバイス（２１）は、２つのより長い直交する寸法、すなわち、ドア（２１）の高さ（２２）および幅（２３）を備える平面に垂直にかけられる力で開くことができないドア（２１）、または他のタイプの取り外し可能な保持デバイス（２１）のいずれかである。

上述したように、任意の実施形態において、ホース（１）が完全に伸長され、弁（１５）が開いているとき、ホース（１）が伸長力も収縮力も受けないことが好ましい。

収納構造体（２）は、第１の固定型の実施形態において、図３に示すように、壁（２４）内に据え付けられてもよく、その場合、壁（２４）の側部（２５）にドア（２１）があってもよく、収納構造体（２）の第２の端部（２０）が、このような壁（２１）に非常に近い位置に設置されるため、ドア（２１）が開いていなければ、ホース（１）は、収納構造体（２１）の長手軸（７）から実質的に外れるほど遠くまで収納構造体（２）から離れることができない（本願の目的に合わせて、壁の「側部」という用語は、端部または従来の側面部など、外面を有する壁のあらゆる部分を意味するものと意図される）。そうでなければ（壁内または他の場所の収納構造体（２）の場合）、（ａ）ドア（２１）は、図４に示すように、収納構造体（２）の第２の端部（２０）付近の収納構造体（２）に取り付けられ、他の形態では、第２の端部（２）は、上述したように、ホース（１）、弁（１５）、および第２の連結部（１８）が利用される場合、第２の連結部（１８）が、このような第２の端部（２０）を通過できるように十分に開いているか、または、（ｂ）別のタイプの取り外し可能な保持デバイス（２１）の第１の部分（２６）が、収納構造体（２）の第２の端部（２０）付近の収納構造体に接続され、取り外し可能な保持デバイス（２１）の係合部分（２７）が、図５に示すように、弁（１５）（第２の連結部（１８）がなければ）に取り付けられるか、または、図６に示すように、第２の連結部（１８）が存在する場合、第２の連結部（１８）に取り付けられる。（当然ながら、後者の場合、ドアや開口など、壁（２４）の側部（２５）を通ってホース（１）にアクセスする何らかの手段が必須であることは言うまでもない。）

他の形態として、収納構造体（２）の第１の端部（８）が、チューブ（２９）の自由端部（２８）に取り付けられ、好ましくは、回転自在に取り付けられてもよく、このチューブ（２９）は、天井（３０）内に収納されるか、またはその下方に延び、真空システムから延在するとともに、真空システムと流通状態にあることで、第２の固定型の実施形態が得られる。回転自在の実施形態において、収容構造体（２）は、チューブ（２９）に対して水平方向に移動する。

真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションのこの第２の固定型の実施形態には、少なくとも３つのオプションがある。収納構造体（２）は、図７に描くように、実質的に水平方向であり、図８に示すように、実質的に垂直方向であり、または図９に表すように、実質的に水平方向の位置と、第２の端部（２０）が、第１の端部（８）との水平方向の整列の下方にある場合の配向との間に調節され得る。

これらの３つの構成を達成するために、当分野で周知の任意の技術が利用されてもよい。しかしながら、これから以下に記載する４つの段落に、非制限的な例示的な例を示す。

各構成において、第１のエルボー（３２）の第１の端部（３１）が、第１のエルボーがチューブ（２９）が流通状態になるように、チューブ（２９）の自由端部（２８）に接続される。第１のエルボー（３２）の第２の端部（３３）は、実質的に垂直方向のチューブ（３５）の第１の端部（３４）に取り付けられ流通状態になる。第２のエルボー（３７）の第１の端部（３６）が、実質的に垂直方向のチューブ（３５）の第２の端部（３８）に接続され流通状態になる。第１のエルボー（３２）の第２の端部（３３）は、実質的に垂直方向のチューブ（３５）が、このような第２の端部（３３）内で回転できるように、当分野で周知の任意の技術を使用して構成されるか、または、第２のエルボー（３７）の第１の端部（３６）が、実質的に垂直方向のチューブ（３５）の第２の端部（３８）の周りを回転するように、当分野で周知の任意の技術を使用して構成される。したがって、第２のエルボー（３７）の第２の端部（３９）は、実質的に水平方向の平面で回転し得る。

第１の構成に関して、第１の連結部（９）の第１の端部（１０）は、収納構造体（２）の第１の端部（８）において、第２のエルボー（３７）の第２の端部（３９）に、流通状態になるように単純に取り付けられる。次いで、収納構造体（２）は、図７に示すように、実質的に水平方向である。

第２の構成において、実質的に水平方向のチューブ（４１）の第１の端部（４０）が、第２のエルボー（３７）の第２の端部（３９）に接続され流通状態になる。第３のエルボー（４３）の第１の端部（４２）が、実質的に水平方向のチューブ（４１）の第２の端部（４４）に取り付けられ流通状態になる。第１の連結部（９）の第１の端部は、収納構造体（２）の第１の端部において、第３のエルボー（４３）の第２の端部（４５）に取り付けられ、流通状態になり、図８に示すように、収納構造体（２）を実質的に垂直方向にする。

さらに、第３の構成を達成するための例示的な構造体が、図９に示すように、第２のエルボー（３７）が可撓性であることで、収納構造体（２）が実質的に垂直方向の平面で回転できる点を除けば、第１の構成のものと同じである。収納構造体（２）の第２の端部（２０）が、水平方向より下方に引っ張られた後、実質的に水平方向の位置に収納構造体（２）を戻す力をかけるために、任意のデバイスの第１の端部（４６）が、実質的に垂直方向のチューブ（３５）に接続されることは当分野で周知であり、また、下降位置に収納構造体の第２の端部（２０）を保持するように取り外し可能にロックすることができる。このようなデバイスの２つの非排他的な例は、（１）２つの実質的に剛性のアームに接続されたラチェットであり、ラチェットの一方は、実質的に垂直方向のチューブ（３５）に取り付けられ、他方は、収納構造体（２）に取り付けられ、ラチェットから歯止めを解除するためのコードまたは電気機械レバーのいずれかに、ラチェットと係合しない歯止めの端部が接続され、実質的に垂直方向のチューブ（３５）と収納構造体を互いの方へ角移動させるように、実質的に垂直方向のチューブ（３５）と収納構造体（２）の両方に、ばねまたはガスシリンダが接続され、（２）実質的に垂直方向のチューブ（３５）にハウジングまたはねじのいずれかが回転自在に接続され、収納構造体（２）に他方が回転自在に取り付けられたハウジング内の電動ねじである。

当然ながら、前述の３つの構成の任意のものにおいて、実質的に垂直方向のチューブ（３５）と、収納構造体（２）の第２の端部（２０）との間の距離を増大させるために、第２のエルボー（３７）の第２の端部（３９）と、第１の連結部（９）の第１の端部（１０）との間に、さらなるチューブが、流通状態で挿入され得ることは言うまでもない。

上述したように、真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションのこれらの２つの固定型の実施形態に加え、携帯型の実施形態がある。

携帯型の実施形態は、図１０に示すように、上述したように、収容構造体（２）の第２の端部（２０）付近の収納構造体（２）に、ドア（２１）または保持デバイス（２１）の一部分を接続した、ホース（１）を収容する収容構造体（２）にハンドル（４８）を取り付けただけのものでもよく、ハンドル（４８）がない前述した実施形態を有するだけでもよい。他の形態として、図１１および図１２に示すように、収納構造体（２）およびホース（１）は、キャリングケース（４９）内に置かれる。次いで、第１の連結部（９）が取り付けられた収納構造体（２）の第１の端部（８）は、キャリングケース（４９）の第１の端部（５１）の一部分（５０）を構成し、すなわち、収納構造体（２）の第２の端部（２０）は、キャリングケース（４９）の第２の端部（５２）に十分近い位置でキャリングケース（４９）に取り付けられてよいことで、ホース（１）は、収納構造体（２）の長手軸（７）から実質的に外れるほど遠くまで収納構造体（２）から離れることができない。このような携帯型の実施形態において、図１１に示すように、ドア（２１）が、キャリングケース（４９）の第２の端部（５２）にある開口（５３）を閉じるために存在することが好ましく、この開口を通って、ドア（２１）が開かれると、ホース（１）、弁（１５）、および第２の連結部（１８）（このような第２の連結部（１８）が使用される場合）は、キャリングケース（４９）から出る。他の形態では、キャリングケース（４９）が利用される場合、開口（５３）は、図１２に示すように、キャリングケース（４９）の第２の端部（５２）に存在し、図４に示すように、収納構造体（２）の第２の端部（２０）付近の収納構造体（２）にドア（２１）が取り付けられるか、または、収納構造体（２）の第２の端部（２０）付近の収納構造体（２）に、別のタイプの保持デバイス（２１）の第１の部分（２６）が接続され、保持デバイス（２１）の係合部分（２７）が、図５に示すように、弁（１５）（第２の連結部（１８）がなければ）に取り付けられるか、または、図６に示すように、第２の連結部（１８）が存在する場合、第２の連結部（１８）に取り付けられる。

任意の実施形態に関して、収納構造体（２）の第２の端部（２０）に取り付けられた壁（２４）、またはキャリングケース（４９）の第２の端部（５２）内にあるドア（２１）は、閉じられたとき、ホース（１）が、収納構造体（２）の長手軸（７）から実質的に外れるほど遠くまで収納構造体（２）から離れることができないようにする任意のタイプのドア（２１）であればよく、「ドア」という非修飾用語は、本願の目的に合わせて、このような意味をもつ。このように、ドア（２１）は、例えば、当分野で周知の任意のタイプのロックがついたヒンジドア（２１）であってもよく、壁（２４）の外面、収納構造体（２）の第２の端部（２０）、またはキャリングケース（４９）の第２の端部（５２）に沿ってスライドし、ホース（１）の第２の端部（１３）が収納構造体（２）を離れるように、ストップから上向きにスライドするドア（２１）であってもよい。キャリングケース（４９）に関して（当分野で周知の適切であるとされる任意の材料から作られ得るが、キャリングケース（４９）が織物から作られる場合）、「ドア」という用語は、本願の目的に合わせて、ボタンとその合わせ開口、スナップ（別名、ロックラグおよびロックボタン）、または織物製の開口を閉じるために使用されるＶＥＬＣＯという商標名で市販されているマジックテープなど、ジッパや他のよく知られた機構を含むように意図される。

任意に、図１１に示すように、キャリングケース（４９）は、１つ以上の従来の真空アタッチメント（５４）を収容するために、当分野で周知の任意の構造体を使用して作られる。

ホース（１）は、任意の実施形態において、その長さに沿って拡張し縮む任意のホース（１）であり得る。最も一般的に、このようなホース（１）は、ホースの壁を形成する材料内に螺旋状に巻かれたワイヤを有する。本発明の目的に対して、ホース（１）が完全に伸長しているとき、螺旋状に巻かれたワイヤが、収縮力をかけるか、まったく力をかけないか、または伸長力をかけるかどうかは重要ではない。しかしながら、ユーザが何かに真空掃除機をかけるためにホースを用いているときに、収縮力や伸長力のいずれかがかかるとホース（１）を自由に動かしにくくなりやすいため、何の力もかからないほうが好ましい。

許容可能なホースの非排他的リストが、ＭｃＭａｓｔｅｒ−Ｃａｒｒのカタログから得られ、ＳＵＰＥＲＦＬＥＸＰＶＣ、ワイヤ強化ホース（ＭＣ部品番号５５００ｋ３３）、ＲＵＢＢＥＲＴＵＦＦホース（ＭＣ部品番号５１３６Ｋ１３）、ＢＵＬＫ−Ｎ−ＦＵＭＥＳＡＮＴＯＰＲＥＮＥホース（ＭＣ部品番号５３１４５ｋ６１）、ＢＬＯ−Ｒ−ＶＡＣ、ＰＶＣホース（ＭＣ部品番号５６６６Ｋ１４）、およびＰＶＣ繊維ガラスホース（ＭＣ部品番号５５０１ｋ３１）を含む。

「実質的に」という用語は、本願明細書において使用する場合、当業者が、このような用語によって修飾された意味が、明言された意味の許容可能な限界範囲内にあるとみなすであろうことを示すものである。また、「好ましい」または「好ましくは」という用語は、本願明細書において使用する場合、指定の要素または技術が、別のものより許容可能であるが、このような指定の要素または技術が必須のものではないということを意味する。

真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの産業上の利用可能方法、および真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの製造および使用方法は、真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの記載および性質から明らかである。

真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの基本要素から取り外し可能な保持デバイスを取り除いた状態を表す切り欠き図を示す。収納構造体の第２の端部付近で収納構造体にドアを取り付けた、図１の実施形態の第２の端部を見た図である。壁内に据え付けられた真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの切り欠き図を示す。収納構造体の第２の端部付近で収納構造体にドアを取り付けた、図１の実施形態の切り欠き図を表す。収納構造体の第２の端部に接続されたドア以外のロックデバイスの第１の部分と、ホースの第２の端部で弁に取り付けられたロックデバイスの係合部分とを有する、図１の実施形態の切り欠き図を例示する。収納構造体の第２の端部に接続されたドア以外のロックデバイスの第１の部分と、弁の第２の端部の第２の連結部に取り付けられたロックデバイスの係合部分とを有する、図１の実施形態の切り欠き図を示す。収納構造体が実質的に水平である場合に、収納構造体の第１の端部が天井内のチューブに回転自在に取り付けられた真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションを示す。収納構造体が実質的に垂直である場合、収納構造体の第１の端部が天井内のチューブに回転自在に取り付けられた真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの図である。収納構造体が、実質的に水平な位置と、第２の端部が第１の端部と水平な整列の下方にある向きとの間で調節可能な場合、収納構造体の第１の端部が、天井内のチューブに回転自在に取り付けられた真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの１つの例を示す。真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの第１の携帯型の実施形態の切り欠き図を示す。ドア付きのキャリングケースを利用した真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの第２の携帯型の実施形態の切り欠き図を表す。キャリングケースの第２の端部に、ドアがついていない開口を有し、１つ以上の従来の真空アタッチメントを収容するための任意の構造体がないキャリングケースを利用した真空掃除機用の伸縮ホースエクステンションの第２の携帯型実施形態の端面図である。

Claims

第１の端部（１２）および第２の端部（１３）を有する長さの伸び及び縮み可能な壁内にコイルバネを有するホース（１）と、
第１の端部（８）、前記ホース（１）が通過できるように十分に開いた第２の端部（２０）、および長手軸（７）を有する収納構造体（２）と、
前記収納構造体（２）の前記第１の端部（８）に設置され、真空システムに接続され流通状態にするために利用可能な第１の端部（１０）を有し、前記ホース（１）の第１の端部に接続され流通状態になる第２の端部（１１）をさらに有する、第１の連結部（９）と、
前記収納構造体（２）の前記第２の端部（２０）を通過できるような寸法であり、前記ホース（１）に取り付けられ流通状態になる第１の端部を有し、第２の端部（１６）をさらに有する、弁（１５）と、
前記収納構造体（２）内に前記ホース（１）を拘束解除可能に保持するための手段とを含み、
前記収納構造体（２）は壁（２４）の内側に据え付けられ、
前記弁（１５）を閉じ、前記第１の連結部（９）の前記第１の端部（１０）に接続される前記真空システムを作動させた状態では、前記ホース（１）の前記第２の端部（１３）が前記弁（１５）とともに前記収納構造体（２）内を前記前記ホース（１）の前記第１の端部（１２）の方へ接近して前記ホース（１）が縮み、
前記弁（１５）を開き、前記真空システムの作動を解除した状態では、前記ホース（１）の前記第２の端部（１３）が前記弁（１５）とともに前記収納構造体（２）内を前記前記ホース（１）の前記第１の端部（１２）から離れる方へ移動して前記ホース（１）が前記壁（２４）近傍まで伸びる
真空掃除機用の伸縮ホースエクステンション。
前記壁（２４）は側部（２５）（２５）を有し、
前記収納構造体（２）内に前記ホース（１）を拘束解除可能に保持するための前記手段は、前記壁（２４）の側部（２５）（２５）に設けられたドア（２１）を有し、
前記収納構造体（２）が、前記ドア（２１）が開いていなければ、前記ホース（１）の前記第２の端部（１３）が前記収納構造体（２）から離すことができないほどに、前記ドア（２１）に近い位置に設置されている、
請求項１に記載の真空掃除機用の伸縮ホースエクステンション。
前記収納構造体（２）内に前記ホース（１）を拘束解除可能に保持するための前記手段は、前記収納構造体（２）内に前記ホース（１）を拘束解除可能な保持デバイス（２１）を有し、
前記保持デバイス（２１）は、
前記収納構造体（２）の前記第２の端部（２０）付近で前記収納構造体（２）に接続された第１の部分（２６）と、
前記弁（１５）に取り付けられ前記第１の部分（２６）に係合可能な係合部分（２７）とを含む
請求項１に記載の真空掃除機用の伸縮ホースエクステンション。