JP4925242B2 - Deodorizer - Google Patents
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Description
本発明は、たとえばトイレルーム等の消臭空間に配設される消臭装置に関するものである。 The present invention relates to a deodorizing apparatus disposed in a deodorizing space such as a toilet room, for example.
一般にトイレルームには市販の活性炭等の消臭剤や芳香剤を配置することが行われている。つまり、消臭剤でトイレルームの消臭を行うと共に、芳香剤でトイレルームに芳香を放散させて使用者にトイレルームの良好な使用感を付与できるようにしている。 Generally, a deodorant such as commercially available activated carbon or a fragrance is placed in a toilet room. In other words, the deodorant is used to deodorize the toilet room, and the fragrance is diffused into the toilet room with the fragrance so that the user can have a good feeling of use of the toilet room.
しかしながら、消臭剤はトイレルームの空気中の臭気成分を吸着させて消臭するものであってトイレルームの壁面や便器等に付着している臭気成分の消臭はできるものではない。また、消臭剤の消臭範囲や芳香剤の芳香の放散範囲はトイレルームの空気流れに依存することから即効性を有するものではない。更に言うと、このような消臭剤や芳香剤はトイレルームに配置した後には常に消臭効果や芳香効果を作用させ続けるのであるから、トイレルーム使用後(用便後)の増大した臭気成分を強力に消臭するなどのメリハリをつけた消臭効果等の作用は不可能であると共に、トイレルームの不使用時にも消臭効果等を作用させ続けることから無駄が多くて不経済であるといった問題がある。 However, the deodorant adsorbs the odor component in the air of the toilet room and deodorizes it, and cannot deodorize the odor component adhering to the wall surface of the toilet room or the toilet. In addition, the deodorant range of the deodorant and the fragrance diffusion range of the fragrance are not immediately effective because they depend on the air flow in the toilet room. Furthermore, since such deodorizers and fragrances always have a deodorizing effect and aroma effect after they are placed in the toilet room, the increased odor component after using the toilet room (after stool) The effect of deodorizing such as powerful deodorizing is impossible, and it is wasteful and uneconomical because it keeps acting even when the toilet room is not used. There is a problem.
ところで、近年の研究によると、静電霧化装置で水に電圧を印加して生成されるナノサイズのミストは活性種を内在し、このミストが臭気成分に付着すると臭気成分を不活性化させて消臭できることが明らかになっている。しかして、この原理を応用して、たとえば特許文献1のように空気清浄機に静電霧化装置を付設することも行われている。特許文献1の空気清浄機は吸気口から排気口に至る空気路に静電霧化装置を付設して空気清浄機の空気路に流れる空気に含まれる臭気成分の消臭を図ったものであるが、たとえば静電霧化で生成するミストを送風手段にてトイレルームに放出すればトイレルーム全体の消臭を行う消臭装置を得ることができる。
By the way, according to recent research, nano-size mist generated by applying voltage to water with an electrostatic atomizer contains active species, and when this mist adheres to odor components, the odor components are inactivated. It is clear that it can be deodorized. Thus, by applying this principle, for example,
このような消臭装置をトイレルームに配置して適宜のタイミングで静電霧化を行わせることで、トイレルーム全体の消臭を即効性且つ経済性をもたせて行うようにできるのであるが、トイレルームに芳香を放散させるには別個に芳香剤を置かねばならず、トイレルームが消臭装置や芳香剤といった配置物で雑然としてしまうといった問題があると共に、芳香剤の放散は依然として即効性且つ経済性を有さずに行われるのであった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、トイレルームなどの消臭空間全体に消臭及び芳香効果を即効性且つ経済性をもたせて作用させると共に、消臭空間に収まり良く配置可能にするべく構成を簡略化して小型化を図った消臭装置を提供することを課題とするものである。 The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and has the deodorizing and fragrance effect act on the entire deodorizing space such as a toilet room with immediate effect and economy, and in the deodorizing space. It is an object of the present invention to provide a deodorizing apparatus that is simplified in size and made compact in order to make it possible to fit and arrange.
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る消臭装置は、ケース2内に、先端部に水が供給される霧化用電極6と対向電極7との間に高電圧印加部8にて高電圧を印加して静電霧化することでナノメータサイズのミストを生成させる静電霧化手段3と、芳香剤と芳香剤を加熱するための加熱部9とよりなる芳香剤蒸散手段4と、上記生成されたミストや蒸散された芳香をケース2外へ放散可能にする送風手段5と、ペルチェ素子10とをそれぞれ内装し、静電霧化手段3を、ペルチェ素子10の冷却部11で発生させた結露水を霧化用電極6の先端部に供給して静電霧化させてミストを生成させるように構成し、ペルチェ素子10の放熱部12を芳香剤蒸散手段4の加熱部9としたことを特徴とする。これによると、適宜のタイミングで静電霧化手段3や芳香剤蒸散手段4を送風手段5と共に作動させることで、消臭装置1を配置したトイレルーム15などの消臭空間全体に消臭及び芳香効果を即効性且つ経済性をもたせて作用させることができ、また、静電霧化手段3で生成させたミストや芳香剤蒸散手段4で蒸散させた芳香を消臭空間に放散させるには同じ送風手段5で行うことができるから装置構成の簡略化が図られて消臭装置1の小型化を図ることができ、消臭装置1を消臭空間に収まり良く配置可能にできる。
In order to solve the above-mentioned problem, a deodorizing apparatus according to
しかも、静電霧化させる水を結露水で自動的に賄うことができて消臭装置1に使用者が手動で水を供給する手間を省いて消臭装置1の利便性が高まると共に、結露水を発生させるためのペルチェ素子10の放熱部12を芳香剤蒸散手段4の加熱部9としたことで装置構成の簡略化が図られて消臭装置1の小型化を図ることができる。
In addition, the water to be electrostatically atomized can be automatically covered with condensed water, and the convenience of the
また、請求項2に係る消臭装置は、請求項1において、ケース2に人体検出センサ13を設け、消臭装置1の作動制御を行う制御部に、人体検出センサ13の人体検知時においてペルチェ素子10及び送風手段5を作動させ且つ静電霧化手段3の高電圧印加部8を作動させない芳香放散モードM2を設けると共に、人体検出センサ13の人体非検知時においてペルチェ素子10、送風手段5及び静電霧化手段3の高電圧印加部8を作動させるミスト放散モードM3を設けたことを特徴とする。これによると、消臭装置1を配置したトイレルーム15に使用者が居ることを人体検出センサ13で検知したときには、制御部の芳香放散モードM2によって、静電霧化手段3でのミストの生成を行わず、つまりミストで芳香を消臭してしまう事態を回避することができ、しかして芳香をトイレルーム15に効率良く放散させることができて芳香による使用者のトイレルーム15の使用感を高めることができる。また、トイレルーム15使用後(用便後)の使用者がトイレルーム15から出たなどしてトイレルーム15に使用者が居ないときには、制御部のミスト放散モードM3によって、トイレルーム15使用後(用便後)に増大する臭気成分に対してミストによる消臭効果を有効に作用させるようにできる。すなわち、この制御部によると、トイレルーム15の使用形態に合わせて消臭及び芳香効果を即効性且つ経済性をもたせて作用させることができ、トイレルーム15に用いるに適した消臭装置1にできる。
Further, Peltier deodorant device according to
本発明は、消臭装置を配置せるトイレルームなどの消臭空間全体に、消臭及び芳香効果を即効性且つ経済性をもたせて作用させると共に、消臭装置の装置構成を簡略化して小型化を図り消臭空間に消臭装置を収まり良く配置可能にするといった利点を有する。 The present invention allows the deodorizing and fragrance effects to act on the entire deodorizing space such as a toilet room in which the deodorizing device is arranged with immediate effect and economy, and simplifies the device configuration of the deodorizing device and reduces the size. Therefore, there is an advantage that the deodorizing device can be placed in the deodorizing space and can be arranged well.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
図1乃至図6には本発明の実施の形態の例を示す。消臭装置1は、図1乃至図3のように、装置外殻となるケース2に、ナノメータサイズのミストを生成させる静電霧化手段3と、芳香剤を蒸散させる芳香剤蒸散手段4と、上記生成されたミスト及び蒸散された芳香剤をケース2外へ放散可能にする送風手段5とを内装して構成されており、たとえば図4のように消臭装置1を配置したトイレルーム15等の消臭空間に対して、生成させたミストによる消臭効果と蒸散させた芳香による芳香効果とをそれぞれ付与できるようにした装置である。
1 to 6 show examples of embodiments of the present invention. As shown in FIGS. 1 to 3, the
詳しくは、消臭装置1は、ケース2の正面には図3のように人体検出センサ13が配置されると共に吸気口16及び排気口17が開口されており、図1のようにケース2の内部に吸気口16から排気口17に至る送風通路18が設けられている。この送風通路18の吸気口16近傍の部位には空気清浄フィルタ20、送風手段5を構成する送風ファン19が配置されており、送風通路18の排気口17近傍の部位には芳香剤蒸散手段4及び静電霧化手段3が配置されている。また、図示はしないが送風通路18以外のケース2の内部には各手段を作動させる給電部や人体検出センサ13に接続された制御部が配置されている。ここで、空気清浄フィルタ20は、吸気口16に亙って被着した微細網目から成るゴミ取りフィルタ21と、活性炭や酸化触媒から成る臭気取りフィルタ22とで構成されている。ゴミ取りフィルタ21によると空気中に浮遊するホコリや微粒子等のゴミを送風通路18内に入らせないように除去でき、臭気取りフィルタ22によると空気中に浮遊する臭気成分を吸着したり分解したりして除去できるようにされている。すなわち、空気清浄フィルタ20は、送風ファン19にて送風通路18に取込まれた空気の清浄を行い、後述する静電霧化手段3の静電霧化するための結露水に不快臭を溶存させないように図られているのである。
Specifically, in the
静電霧化手段3は、図1及び図2のように、先端部に水が供給される霧化用電極6と、この霧化用電極6の先端部に対向配置された対向電極7と、霧化用電極6と対向電極7との間に高電圧を印加させる高電圧印加部8とで構成されており、霧化用電極6の先端部に存在する水にレイリー分裂を起こさせて静電霧化することでナノメータサイズのミストが生成されるようにされている。生成されたミストは粒子径がナノメータサイズであって元々良好な拡散性を有するが、送風ファン19で生じさせた風に乗せて排気口17から消臭空間に放散することで、拡散性が更に良好になって消臭空間の隅々にまで即座に行き渡るようになる。ここで、静電霧化には水が必要であるが、この水は本例ではケース2内に内装されたペルチェ素子10の冷却部11で発生させた結露水を用いるようにされており、このように静電霧化させる水を空気中に含有する水分から結露水というかたちで自動的に賄えるようにしたことで、使用者が消臭装置1に手動で水を供給するという手間を省くことができ、消臭装置1の利便性が高められている。なお、ペルチェ素子10は通電させると素子間で熱移動が生じて一端に吸熱する冷却部11が現出され他端に発熱する放熱部12が現出されるものである。本例では、ペルチェ素子10の冷却部11には結露水を貯留可能にする皿形状の結露水受け部23が形成されており、この結露水受け部23の底部から突出するようにセラミック製の霧化用電極6が立設されており、冷却部11で発生した結露水を霧化用電極6の内部の毛細管現象等で霧化用電極6の先端部に搬送し、その途中で高電圧印加部8によって高電圧が印加され、霧化用電極6の先端部に達した水と対向電極7との間で放電を行わせることで、上記霧化用電極6の先端部に達する水に順次レイリー分裂を起こさせて静電霧化が順次行われるようにされている。無論、金属製の霧化用電極6を用いてペルチェ素子10の冷却部11と共に霧化用電極6自体に結露水を発生させるようにしても好ましく、また、霧化用電極6の内部に結露水を霧化用電極6の先端まで導く管路状の通水通路を設けても好ましい。一方、ペルチェ素子10の放熱部12には送風通路18に臨んで配置された放熱フィン24が設けられており、ペルチェ素子10の放熱部12からの放熱効率の向上、ひいてはペルチェ素子10の作動効率の向上が図られている。詳しくは、本例の放熱フィン24は、送風通路18における送風ファン19に比較的近い下流部分に配置され、送風ファン19で生じた空気流にロス無く当たるようにされて放熱効率の向上が図られている。なお、このペルチェ素子10の放熱部12には後述する芳香剤蒸散手段4の加熱部9を構成する伝熱部材25も設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the electrostatic atomizing means 3 includes an atomizing
芳香剤蒸散手段4は、図2のように、芳香剤を収めた芳香剤収容部26と、芳香剤収容部26に収容した芳香剤を加熱させる加熱部9とで構成されている。ここで、芳香剤には固体状または液体状のアロマオイルなどを用いることができる。また、本例の加熱部9は上述のように伝熱部材25、つまりペルチェ素子10の放熱部12によって構成されており、この伝熱部材25に芳香剤収容部26が付設されている。ペルチェ素子10を通電させると放熱部12で発熱現象が生じるのであり、このとき送風手段5を作動させずまたは低出力で作動させてペルチェ素子10の放熱部12に設けた放熱フィン24から送風通路18の空気に充分に放熱されない状態にすると、ペルチェ素子10の放熱部12に溜まった熱は伝熱部材25を伝って芳香剤収容部26に収容された芳香剤を加熱して蒸散させるようにされている。なお、本例では図示はしないが芳香剤収容部26に温度センサが設置され、温度センサの検知温度を基に制御部を介したペルチェ素子10への通電制御や放熱フィン24からの放熱を行う送風手段5の駆動制御が行われるようにされており、芳香剤蒸散に適した加熱部9の温度コントロールを可能としている(たとえば、50〜70℃)。蒸散された芳香は元々拡散性を有しているが、送風手段5で生じさせた風に乗せて排気口17から消臭空間に放散することで、拡散性が更に良好になって消臭空間の広い範囲に即座に行き渡るようになる。
As shown in FIG. 2, the
上記構成の消臭装置1は、配置させたトイレルーム15等の消臭空間に対して、静電霧化手段3によって生成させたミスト及び芳香剤蒸散手段4で蒸散させた芳香とを、同一の送風手段5によって放散可能にしたものである。したがって、従来の消臭剤や芳香剤のように配置後常に消臭及び芳香効果を作用させるものではなく、適宜のタイミングで静電霧化手段3や芳香剤蒸散手段4を送風手段5と共に作動させて送風手段5による風に乗せてミストや芳香を消臭空間全体にすばやく行き渡らせることができるものであり、消臭及び芳香効果を即効性且つ経済性をもたせて消臭空間全体に作用させることができるものである。ここで、静電霧化手段3で生成されたナノメータサイズのミストは、消臭空間の壁や消臭空間に内在する物体(たとえば消臭空間がトイレルーム15であれば便器27等)の表面からの浸透性も有するため、消臭空間の空気に含まれる臭気成分はもとより、消臭空間の壁面28や消臭空間に内在する物体(たとえば便器27)に付いた臭気成分に対しても、良好に消臭効果を作用させることができるのである。また、このミストによると、消臭空間の壁面28や消臭空間に内在する物体(たとえば便器27)に対するカビの発生も防止することができる。また、上記構成の消臭装置1では上述のようにミストや芳香が消臭空間に同一の送風手段5で放散可能にされたことから、兼用された送風手段5によって装置構成の簡略化がなされており、つまり消臭装置1の小型化が図られているので、消臭装置1の消臭空間への配置の容易化が図られているのである。更に言うと、静電霧化手段3で結露水を発生させるために用いたペルチェ素子10の放熱部12を芳香剤蒸散手段4の加熱部9として用いたことによっても、芳香剤蒸散手段4及び静電霧化手段3の構成物を同一のペルチェ素子10で兼用できて装置構成の簡略化が図られており、消臭装置1の小型化が図られているのである。たとえば図4では消臭空間であるトイレルーム15の壁面28に縦長の手洗いキャビネット29が埋設されているが、小型化の図られた消臭装置1は上記手洗いキャビネット29に付設可能であり、消臭装置1のトイレルーム15への配置を収まり良く行うことが可能にされている。
In the
ところで、本例の消臭装置1の制御部にあっては、図5に示すような消臭装置1の作動制御ができるようにされ、これによってトイレルーム15での使用に適した消臭装置1にしている。ここで、ケース2の正面に設けた人体検出センサ13によると、消臭空間であるトイレルーム15内の使用者の有無を検知できるようにされている。また、制御部には、ペルチェ素子10を作動させ且つ送風手段5及び静電霧化手段3の高電圧印加部8を作動させない芳香蒸散モードM1、ペルチェ素子10及び送風手段5を作動させ且つ静電霧化手段3の高電圧印加部8を作動させない芳香放散モードM2、ペルチェ素子10及び送風手段5及び静電霧化手段3の高電圧印加部8を作動させるミスト放散モードM3が設定されている。
By the way, in the control part of the
まず、使用者のトイレルーム15への入室を人体検出センサ13で検知すると、制御部は芳香蒸散モードM1になってペルチェ素子10に通電させる。なお、このときには送風手段5や静電霧化手段3の高電圧印加部8は未作動の状態にある。この状態では図6(a)のように、通電されたペルチェ素子10は冷却部11で吸熱して放熱部12で発熱するが、送風手段5が作動していない状態であるために放熱フィン24からの放熱がほとんど行われず、ペルチェ素子10の放熱部12での温度上昇が進んで伝達部材が芳香剤蒸散手段4の加熱部9として有効に機能する。すなわち、芳香剤蒸散手段4の芳香剤収容部26に収めた芳香剤は効率良く加熱されるのであり、使用者の入室後すぐに芳香を蒸散させることができる。また、このときペルチェ素子10の冷却部11で結露水が発生しても高電圧印加部8の通電がされていないから静電霧化手段3でのミストの生成は行われず、つまりミストで芳香を消臭してしまう事態が回避されている。
First, when the user's entry into the
次に、芳香剤収容部26に設置された温度センサによって芳香剤が蒸散する所定温度を検知すると、制御部は芳香放散モードM2に切り替わり、送風手段5を低風量が生じるように作動させる。ここでいう低風量とは、放熱フィン24から送風通路18の空気に充分な放熱が行われない程の風量をいう。本例では送風ファン19の間欠運転によって結果的に低風量を得るようにしているが、一定の低風量を生じるように低出力運転をしてもよい。この状態では図6(b)のように、送風ファン19にて生じた低風量の送風通路18の空気流によって、蒸散した芳香が排気口17からトイレルーム15へ放散されるのであり、トイレルーム15の使用中の使用者に対してトイレルーム15の使用感を高めることができるようになっている。なお、このときにはペルチェ素子10は通電状態を維持し、静電霧化手段3の高電圧印加部8は未作動の状態にある。したがって、ペルチェ素子10の冷却部11では結露水が発生しても静電霧化手段3でのミストの生成は行われず、つまりミストで芳香を消臭してしまう事態が回避されており、しかして芳香をトイレルーム15に効率良く放散させることが可能にされている。
Next, when a predetermined temperature at which the fragrance evaporates is detected by a temperature sensor installed in the
次に、トイレルーム15使用後(用便後)の使用者がトイレルーム15から退出したことを人体検出センサ13で検知すると、制御部はミスト放散モードM3に切り替わり、送風手段5を通常風量で作動させると共に、静電霧化手段3の高電圧印加部8を作動させる。なお、このときにはペルチェ素子10は通電状態に維持される。この状態では図6(c)のように、ペルチェ素子10の放熱部12では、送風ファン19で生じさせた通風通路の空気流によって放熱フィン24が空冷されるのであり、つまり芳香剤蒸散手段4の加熱部9となる伝熱部材25で芳香剤を加熱する以前に放熱フィン24からの放熱が効率良く行われ、ペルチェ素子10の冷却部11での結露水の発生が促進されて静電霧化手段3でのミストの生成が安定して行われ、送風ファン19で生じさせた空気流に乗せてミストがトイレルーム15の隅々にまで即座に放散されるのであり、トイレルーム15使用後(用便後)に増大する臭気成分に対してミストによる消臭効果を有効に作用させるようになっている。なお、本例では図示はしないが結露水受け部23に結露水貯留量を検知する結露水貯留センサが設けられており、結露水貯留センサで結露水貯留量が所定量以上になったことを検知した場合にはペルチェ素子10の通電を止めて省電力化が図られており、また結露水貯留センサで結露水貯留量が所定量以下になったことを検知した場合には適宜ペルチェ素子10の通電を行って静電霧化手段3でのミストの安定生成を確保するようにしている。また、このミスト放散モードM3による消臭装置1の作動は使用者がトイレルーム15から退出後の一定時間行われるようにされており、その後の消臭装置1は作動停止状態にされる。
Next, when the human
上述した制御部の作動制御によると、消臭装置1は、ミストによる消臭効果と芳香効果とが相殺される状態を防止して、トイレルーム15使用中の使用者には芳香効果を施して良好な使用感を付与すると共にトイレルーム15使用後に増大する臭気成分に対しては消臭効果を施すことができ、つまり、トイレルーム15の使用形態に合わせた適宜のタイミングで消臭効果や芳香効果をトイレルーム15に対して即効性且つ経済性をもたせて作用させることができたものであり、トイレルーム15への使用に適した消臭装置1にできたものである。
According to the operation control of the control unit described above, the
図7には本発明の実施の形態の他例を示す。本例は先例と比べて芳香剤蒸散手段4の加熱部9を変更した例であるから、先例同様のその余の構成においては同符号を付して説明を省き、上記変更部分についてのみ説明する。つまり、先例の芳香剤蒸散手段4の加熱部9は、静電霧化手段3での結露水の発生に用いるペルチェ素子10の放熱部12での発熱を利用するものであったが、本例の芳香剤蒸散手段4の加熱部9は、静電霧化手段3と無関係に通電可能なヒータ14で構成されている。なお詳しくは、本例の芳香剤蒸散手段4は送風通路18に臨んで隣接するようにケース2内に形成された収納室30に収容配置されており、芳香剤蒸散手段4と静電霧化手段3との電源を異ならせている。これによると、芳香の放散をミストの放散と同時に行わせたり、芳香の放散のみを行わせたり等、芳香剤蒸散手段4の作動を静電霧化手段3の作動と無関係に行わせることができ、消臭装置1の作動形態の多様化を図ることができる。また、芳香剤の蒸散性能がペルチェ素子10の性能の制約を受けないことから、たとえば加熱部9のヒータ14を高出力にして芳香の蒸散効率を高めて消臭空間への芳香効果の増大や即効性を向上したり等、目的に応じた消臭装置1の装置設計の幅を広げることができるのである。
FIG. 7 shows another example of the embodiment of the present invention. Since this example is an example in which the heating unit 9 of the fragrance transpiration means 4 is changed as compared with the previous example, in the remaining configuration similar to the previous example, the same reference numerals are given and description is omitted, and only the changed part will be described. . That is, the heating unit 9 of the
1 消臭装置
2 ケース
3 静電霧化手段
4 芳香剤蒸散手段
5 送風手段
6 霧化用電極
7 対向電極
8 高電圧印加部
9 加熱部
10 ペルチェ素子
11 冷却部
12 放熱部
13 人体検知センサ
14 ヒータ
DESCRIPTION OF
Claims (2)
先端部に水が供給される霧化用電極と対向電極との間に高電圧印加部にて高電圧を印加して静電霧化することでナノメータサイズのミストを生成させる静電霧化手段と、
芳香剤と芳香剤を加熱するための加熱部とよりなる芳香剤蒸散手段と、
上記生成されたミスト及び蒸散された芳香をケース外へ放散可能にする送風手段と、
ペルチェ素子と
をそれぞれ内装し、
前記静電霧化手段を、前記ペルチェ素子の冷却部で発生させた結露水を霧化用電極の先端部に供給して静電霧化させてミストを生成させるように構成し、
前記ペルチェ素子の放熱部を前記芳香剤蒸散手段の加熱部とした
ことを特徴とする消臭装置。 In the case,
Electrostatic atomization means for generating nanometer-size mist by applying high voltage between the atomizing electrode to which water is supplied to the tip and the counter electrode and applying high voltage at the high voltage application unit When,
A fragrance transpiration means comprising a fragrance and a heating section for heating the fragrance;
An air blowing means for allowing the generated mist and transpiration to be emitted out of the case;
Each with a Peltier element and <br/>
The electrostatic atomizing means is configured to supply condensed water generated in the cooling unit of the Peltier element to the tip of the atomizing electrode to generate electrostatic mist to generate mist,
The deodorizing apparatus , wherein the heat radiating part of the Peltier element is a heating part of the fragrance transpiration means .
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