JP4921360B2 - シンボルタイミングの曖昧さ訂正 - Google Patents

シンボルタイミングの曖昧さ訂正 Download PDF

Info

Publication number
JP4921360B2
JP4921360B2 JP2007513137A JP2007513137A JP4921360B2 JP 4921360 B2 JP4921360 B2 JP 4921360B2 JP 2007513137 A JP2007513137 A JP 2007513137A JP 2007513137 A JP2007513137 A JP 2007513137A JP 4921360 B2 JP4921360 B2 JP 4921360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
signal
peak
centroid
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007513137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007537661A5 (ja
JP2007537661A (ja
Inventor
マークマン,イヴォンテ
エッデ,ゲイブリエル,アルフレッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thomson Licensing SAS
Original Assignee
Thomson Licensing SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thomson Licensing SAS filed Critical Thomson Licensing SAS
Publication of JP2007537661A publication Critical patent/JP2007537661A/ja
Publication of JP2007537661A5 publication Critical patent/JP2007537661A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4921360B2 publication Critical patent/JP4921360B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03019Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
    • H04L25/03057Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a recursive structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0054Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
    • H04L7/042Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/015High-definition television systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • H04N5/211Ghost signal cancellation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/455Demodulation-circuits

Description

本発明は一般には通信システムに、より詳細には受信機に関するものである。
ATSC-DTV(Advanced Television Systems Committee‐Digital Television)システム(たとえば米国先進テレビジョンシステム委員会の『ATSCデジタルテレビジョン規格』、文書A/53、1995年9月16日および『ATSCデジタルテレビジョン規格の利用案内』、文書A/54、1995年10月4日を参照)のような現代の通信システムにおいては、高度な変調、チャネル符号化および等化が通例適用される。受信機では、復調器は一般に搬送波位相および/またはシンボルタイミングの曖昧さを有する。等化器は一般にはDFE(Decision Feedback Equalizer[判定帰還型等化器])型またはその何らかの変形であって、有限の長さをもつ。ひどく歪んだチャネルにおいては、等化器が信号をうまく処理し、歪みの補正を行う最善の可能性を与えるため、チャネルインパルス応答(channel impulse response)の仮想中心(virtual center)を知ることが重要である。一つのアプローチは、セグメント同期信号に基づいて適応的等化器のためのチャネル仮想中心を計算するセントロイド計算器(centroid calculator)を使用することである。もう一つのアプローチは、フレーム同期信号に基づいて適応的等化器のためのチャネル仮想中心を計算するセントロイド計算器を使用することである。
我々は、チャネル仮想中心を決定するための上述の両アプローチは、誤ったシンボルタイミング位相によるセントロイド計算器に入力されたデータへの、よってセントロイド推定値への影響に対処するものではないことを観察するに至った。換言すれば、上述の両アプローチはセントロイド計算における復調器のシンボルタイミングの曖昧さの効果に対処するものではなく、この曖昧さを補正しようと試みることはしない。
したがって、本発明の原理によれば、受信機は、シンボル期間あたり複数の信号サンプルをもつ復調信号を与える復調器と、前記復調信号に応答して前記複数の信号サンプルのうちチャネル仮想中心を決定するのに使う少なくとも一つを選択する、セントロイド計算器とを有する。
本発明のある実施形態では、ATSC受信機は復調器、セントロイド計算器および適応的等化器を有する。復調器は受信されたATSC-DTV信号を復調し、シンボル期間あたり複数のサンプルをもつ復調された信号を与える。セントロイド計算器は復調されたATSC-DTV信号を処理し、前記適応的等化器のためのチャネル仮想中心を計算するために各時間期間Tにおける複数の標本値の少なくとも一つを選択する。例示的に、セントロイド計算器は復調されたATSC-DTV信号内のトレーニング信号を使用し(たとえばセグメント同期またはフレーム同期)、前記少なくとも一つのサンプルの選択を復調器におけるシンボルタイミングの曖昧さを補正するためにも行う。
本発明の原理によれば、セントロイド計算器は内部制限器を有しており、それがパフォーマンスを改善する。
本発明の概念のほかは、図面に示した要素はよく知られており、詳細に述べることはしない。また、テレビ放送および受信機に通じていることを前提とし、やはりここで詳細に述べることはしない。たとえば、本発明の概念のほかは、NTSC(National Television Systems Committee)、PAL(Phase Alternation Lines)、SECAM(SEquential Couleur Avec Memoire)およびATSC(Advanced Television Systems Committee)といったテレビ標準のための現行および提案されている勧告に通じていることを前提とする。同様に、本発明の概念のほかは、8レベル残留側波帯(8-VSB: eight-level vestigial sideband)、直角位相振幅変調(QAM: Quadrature Amplitude Modulation)といった伝送の概念ならびに無線周波(RF: radio-frequency)フロントエンドまたは低ノイズブロック、チューナー、復調器、相関器、リーク積分器(leak integrator)および二乗器(squarer)といった受信機セクションのような受信機構成要素も前提とする。同様に、トランスポート・ビットストリームを生成するための整形および符号化方法(MPEG(Moving Picture Expert Group)-2システム規格(ISO/IEC13818-1)のような)はよく知られており、ここでは説明しない。また、本発明の概念は従来式のプログラミング技法を使って実装でき、そうした技法についてここで説明はしないことも注意しておくべきである。最後に、図面の同様の番号は同様の要素を表す。
本発明の概念を記述する前に、図1に、ATSC-DTVシステムで使うためのセントロイド計算器のブロック図を示す。セントロイド計算器100は相関器105、リーク積分器110、二乗器115、ピーク探索要素120、乗算器125、第一の積分器130、第二の積分器135および位相検出器140を有している。セントロイド計算器100は、セグメント同期信号と、シンボルあたり1サンプルで同相(実数)成分のみからなるデータ入力信号101−1に基づいている。データ入力信号101−1は、復調器(図示せず)によって与えられる、復調された受信ATSC-DTV信号を表している。
データ入力信号101−1は、その中のセグメント同期信号(またはパターン)の検出のために相関器105(またはセグメント同期検出器105)に入力される。セグメント同期信号は反復パターンであり、2つの隣接するセグメント同期信号の間の距離は大きめになっている(832シンボル)。よって、セグメント同期シンボルを使ってチャネルインパルス応答を推定できる。チャネルインパルス応答は今度はチャネル仮想中心すなわちセントロイドを推定するために使われる。セグメント同期検出器105はデータ入力信号101−1を、ATSC-DTVセグメント同期の特性、すなわち二値表現なら[1 0 0 1]あるいはVSBシンボル表現では[+5 −5 −5 +5]と突き合わせて相関を調べる。セグメント同期検出器105からの出力信号は次いでリーク積分器110に入力される。リーク積分器110は832シンボルの長さを有しており、これは1セグメントのシンボル数に等しい。VSBデータはランダムなので、データシンボル位置での積分器の値は平均されて0に近づく。しかし、セグメント同期位置での積分器の値は、4つのセグメント同期シンボルが832シンボルごとに繰り返すので、信号強度に比例して増大する。チャネルインパルス応答がマルチパスすなわちゴーストを呈すれば、それらのマルチパス遅延の位置にセグメント同期シンボルが現れる。結果として、マルチパス遅延の位置での積分器の値もゴースト振幅に比例して増大する。リーク積分器というのは、ピーク探索が実行されたのちに、積分器が新しい数を加えるたびに定数値を引くようなものである。832個のリーク積分器の値は二乗器115によって二乗される。結果として得られる出力信号すなわち相関器信号116はピーク探索要素120および乗算器125に送られる。(二乗する代わりに要素115は入力信号の絶対値を与えるのでもよいことを注意しておくべきであろう。)
リーク積分器の各値(相関器信号116)がピーク探索要素120に入力される際、対応するシンボル指数〔インデックス〕値(シンボル指数119)もピーク探索要素120に入力される。シンボル指数119は、最初に0にリセットされ、新たなリーク積分値の値ごとに1インクリメントされて0から831のパターンを繰り返すなどの仮想指数である。ピーク探索要素120は832個の二乗された積分器の値(相関器信号116)に対してピーク探索を実行し、ピーク信号121を提供する。このピーク信号は、832個の二乗された積分器の値のうちで最大値に関連付けられるシンボル指数に対応するものである。ピーク信号121は当該チャネルの初期中心として使われ、第二の積分器135(後述)に入力される。
リーク積分器の値(相関器信号116)はまた、現在のシンボル指数から初期中心への相対距離により重みをかけられ、次いでフィードバックループすなわちセントロイド計算ループによって重みを適用した中心位置が決定される。セントロイド計算ループは、位相検出器140、乗算器125、第一の積分器130および第二の積分器135を有する。このフィードバックループはピーク探索が実行され、第二の積分器135が初期中心またはピーク値で初期化されたのちに開始される。位相検出器140は現在のシンボル指数(シンボル指数119)と仮想中心値136の間の距離(信号141)を計算する。乗算器125を通じて重みをかけられた値126が計算され、第一の積分器130に与えられ、この第一の積分器130が832個のシンボルのグループごとに重みをかけられた値を蓄積していく。上記のように、第二の積分器135は初期に前記ピーク値に設定され、それから第一の積分器130の出力を蓄積して仮想中心値すなわちセントロイド136を生成するのに進む。図1のすべての積分器は暗黙的なスケーリング因子を有している。
ひとたび仮想中心値136が決定されたら、セグメント同期およびフレーム同期信号のようなVSB参照信号は、仮想中心と揃うよう受信機内でローカルに再生成される(図示せず)。結果として、等化されたデータ出力が仮想中心と揃うよう、等化器内でチャネルを等化するためのタップが生長する。
図1に関して上記したシステムの、シンボルあたり2サンプルの複素データ入力信号(同相成分および直交成分)への、あるいはフレーム同期ベースの設計への拡張は図1から容易に導かれる。
たとえば、データ入力信号が複素数であれば、セントロイド計算器(今の場合「複素セントロイド計算器」とも呼ぶ)は、図2に示すように入力データ信号の同相(I)成分および直交(Q)成分を別個に処理する。具体的には、入力データ信号の同相成分(101−1)はセグメント同期検出器105−1、リーク積分器110−1および平方器115−1を介して処理される一方、入力データ信号の直交成分(101−2)はセグメント同期検出器105−2、リーク積分器110−2および平方器115−2を介して処理される。これらの要素のそれぞれは図1において上述したのと同様の仕方で機能する。図には示していないが、シンボル指数の生成はどちらの二乗器要素からでもできる。各二乗器(115−1および115−2)からの出力信号は加算器180を介して足し合わされて相関器信号116を与える。処理の残りは図1に関して上述したのと同じである。
シンボルあたり2サンプルのセントロイド計算器に関しては、T/2の間隔が例示的に使われる(ここで、Tはシンボル間隔に対応する)。たとえば、セグメント同期検出器はT/2間隔のセグメント同期特性と一致するT/2間隔の値を有し、リーク積分器は2×832の長さであり、シンボル指数は0,1,2,...,831ではなく0,0,1,1,2,2,...,831,831のパターンに従う。
最後に、フレーム同期信号に基づくセントロイド計算器については、以下のことに留意すべきである。フレーム/フィールド同期信号は832個のシンボルから構成され、313セグメントごとに到着するので、これはチャネル中のいかなる実際的なマルチパス広がりよりも長く、よってマルチパス信号の位置を決定することにおいて何の問題もない。図1のセグメント同期検出器に対して非同期PN511相関器をチャネルインパルス応答(PN511を単独で使っているなら832個のフレーム同期シンボルのうちから)を測定するのに使ってもよい。(PN511は擬似乱数列で、先述のATSC規格で記述されている。)さらなる処理は図1について上述したのと同様であるが、処理が少なくとも1フィールド全体にわたって実行される点が異なっている。前記相関値がピーク探索機能ブロックに送られてピーク探索が1フィールドの時間にわたって実行される。よってこのピーク値のシンボル指数が初期仮想中心点として使われることになる。ひとたび初期中心点が決定されたら、相関結果が所定の閾値より大きく、かつ初期仮想中心点の前後のある範囲内のときにのみ、相関結果が解析される。たとえば、相関結果が所定の値より大きな、初期中心位置のまわりの±500シンボルである。厳密な範囲は、現実の環境中で遭遇すると期待される実際上のチャネルインパルス応答の長さと利用可能な等化器の長さの両方によって決定される。処理の残りは図1について先に記述されたのと同じである。
我々は、チャネル仮想中心を決定するための上述のアプローチは、誤ったシンボルタイミング位相によるセントロイド計算器に入力されたデータへの、よってセントロイド推定値への影響に対処するものではないことを観察するに至った。換言すれば、上述のアプローチはセントロイド計算における復調器のシンボルタイミングの曖昧さの効果に対処するものではなく、この曖昧さを補正しようと試みることはしない。
したがって、本発明の原理によれば、受信機は、シンボル期間あたり複数の信号サンプルをもつ復調信号を与える復調器と、前記復調信号に応答して前記複数の信号サンプルのうちチャネル仮想中心を決定するのに使う少なくとも一つを選択する、セントロイド計算器とを有する。
本発明の原理に基づく例示的なテレビ10の高レベルのブロック図が図3に示されている。テレビ(TV)10は受信機15およびディスプレイ20を含む。例示的に、受信機15はATSC対応受信機である。受信機15はNTSC(National Television Systems Committee)対応でもよいことを注意しておくべきである。これはすなわち、テレビ10がNTSC放送またはATSC放送からのビデオコンテンツを表示できるようNTSC動作モードおよびATSC動作モードを有しているということである。簡単のため、本発明の概念の記述において、ここではATSC動作モードのみについて述べる。受信機15は放送信号11を(たとえばアンテナ(図示せず)を介して)受信する。それを処理してそこからたとえばHDTV(high definition TV[高精細度テレビ])ビデオ信号を復元し、そこに載っているビデオコンテンツを視聴するためにディスプレイ20に加えるのである。
さらに、本発明の原理によれば、受信機15はシンボルタイミングの曖昧さの補正をするセントロイド計算器を含んでいる。受信機15の関連部分の例示的なブロック図が図4に示されている。復調器275はIF周波数(FIF)を中心とする信号274を受信し、6MHz(MHzは100万ヘルツ)に等しい帯域幅を有する。復調器275は、シンボル期間Tあたり複数のサンプルをもつ復調された受信ATSC-DTV信号201を、セントロイド計算器200に与える。セントロイド計算器200は本発明の原理に基づき、適応的等化器(図示せず)による使用のための仮想中心値136を計算するために各時間期間Tにおける複数のサンプルのうちの少なくとも一つを選択する。例示的に、セントロイド計算器200は信号294を介して復調器275にシンボルタイミング情報を提供することを、復調器275におけるシンボルタイミングの曖昧さを補正するために行ってもよい。(本発明の概念に重要でない、たとえば信号274を与えるためのRFフロントエンドなど受信機15の他の処理ブロックがここでは示されていないことを注意しておくべきであろう。)
ここで図5を参照すると、セントロイド計算器200の例示的なブロック図が示されている。セントロイド計算器200は検出器290、位相検出器140、乗算器125、第一の積分器130および第二の積分器135を有している。検出器290のほかは、セントロイド計算器200は動作においてセントロイド計算器100(先述)と同様である。復調器275によって与えられる復調された受信ATSC-DTV信号を表すデータ入力信号201が検出器290に入力される。検出器290は、セントロイド計算器200が、仮想中心値136を決定する際にシンボルタイミング曖昧さを考慮に入れることを可能にし、例示的には信号294を介してシンボルタイミング情報を提供する。
ここで図6を参照すると、本発明の原理に基づく検出器290の例示的なブロック図が示されている。この例では、検出器290はシンボル期間Tあたり2サンプルで動作し、データ入力信号201の同相成分を使用する。しかし、本発明の概念はそれに限定されない。図6では、データ入力信号201は2つのサンプルを有する。データ入力0(201−1)で表される第一のサンプルおよびデータ入力1(202−1)で表される第二のサンプルである。これに関し、図4の復調器275はシリアル出力復調器またはパラレル出力復調器のいずれかであると想定される。復調器275がシリアル出力復調器であれば、復調器275はデータ入力0とデータ入力1を復調器クロック(図示せず)と関連付けられた交互のサンプルの列として与える。他方、復調器275がパラレル出力復調器の場合、復調器275はデータ入力0とゼータ入力1を復調器クロック(図示せず)と関連付けられた同じ時刻のサンプルの対として与える。いずれの場合にも、復調器クロックはシンボルレート(1/T)の2倍またはそれ以上の周波数を有しうる。クロック周波数がシンボルレートの2倍より高ければ、サンプル・イネーブル(図示せず)によって復調クロックのいつサンプルが利用可能かが識別される。簡単のため、一般性を失うことなく、以下では、クロック周波数がシンボルレート(1/T)に等しく、復調器275はパラレル出力復調器であると想定する。
図6から観察できるように、各サンプルは同じような仕方で処理される。特に、データ入力0は相関器(セグメント同期検出器)205−1、リーク積分器210−1、二乗器215−1およびビーク探索要素220−1によって処理される。同様に、データ入力1は相関器(セグメント同期検出器)205−2、リーク積分器210−2、二乗器215−2およびピーク探索要素220−2によって処理される。これら二つの処理経路からの出力信号は最大ピーク要素280に加えられ、該最大ピーク要素280がシンボル指数値291、相関器値292、ピーク値293および時間位相値294を与える。のちにさらに述べるように、検出器290のこれらの要素は、セントロイド計算器200が、仮想中心値136を提供する際にシンボルタイミングの曖昧さを考慮に入れることを可能にする。
図6におけるあるサンプルについての特定の処理経路(たとえばセグメント同期検出器、リーク積分器および二乗器)は図1に示したものと同様だが、図6に示した構成には、検出器290が使用する最も適切なサンプル(データ入力0かデータ入力1か)を識別することを可能にする主要な相違がいくつかある。類似性の面では、データ入力0とデータ入力1の両者はセグメント同期検出器、リーク積分器および二乗機能によって独立して処理される。図6のこれらの要素は図1に示した対応する要素と同じである。
図6における両方の二乗機能(215−1、215−2)の出力、すなわち相関値0および1(図6ではcorr_value0およびcorr_value1と記されている)は次いでそれぞれピーク探索要素220−1および220−2に送られる。これらの要素によって実行されるピーク探索は図1で実行されたのと同様であるが、一つ機能が加わっている。ピーク探索要素からの出力信号として、ピーク(peak)値とともに、それぞれのピークに対応する相関値(corr_peak)も与えられるのである。corr_peakの値は、セグメント同期信号に基づいてセントロイド計算器のために探索される832の値のうちの最大相関値(maximum correlated value)である。そして以前と同様、「ピーク」値は最大相関値と関連付けられたシンボル指数である。よって、ピーク探索要素220−1は「peak0」出力信号および「corr_peak0」出力信号を与える。同様に、ピーク探索要素220−2は「peak1」出力信号および「corr_peak1」出力信号を与える。
さらに、二乗器215−1および215−2はそれぞれのシンボル指数値を与える。具体的には、二乗器215−1はシンボル指数0の値を与えるが、この値は最初に0にリセットされることができ、新たな入力データ0のサンプルごとに1インクリメントされる。二乗器215−2はシンボル指数1の値を与えるが、この値は、最初に0にリセットされることができ、新たな入力データ1のサンプルごとに1インクリメントされる。これらの指数はいずれも時間的に互い違いになっていてもよいし(シリアル出力変調器の場合)、同一であってもよい(パラレル出力復調器の場合)。
ひとたびそれぞれのピーク探索要素によってピーク探索が実行されると、各サンプルについて値すなわち信号の組が最大ピーク要素280に与えられる。最大ピーク要素280はどのサンプルが仮想中心値の計算に使うのに最も適切かを判断する。換言すれば、最大ピーク要素280は、適切なサンプルを選択する選択要素である。前記信号の組に含まれるものは、各二乗器からの相関値(corr_value)およびシンボル指数値ならびに各ピーク探索要素からのピーク値およびcorr_peak値である。図6に示されるように、データ入力0については信号のこの組はcorr_value0、peak0、corr_peak0およびシンボル指数0を含み、データ入力1については、信号のこの組はcorr_value1、peak1、corr_peak1およびシンボル指数1を含む。
仮想中心値を決定する際に使用する最も適切または正しいサンプルは、corr_peakの値が最大になるものである。これは、正しいサンプル位相は時間中で最大の相関を与えるという観察から来ている。よって、最大ピーク要素280は図7に示されたフローチャートを実行する。ステップ305では、最大ピーク要素280は各サンプルについてピーク探索の完了を待つ。ひとたびピーク探索が完了すると、ステップ310で、最大ピーク要素280は、corr_peak0の値がcorr_peak1の値以上であるかどうかを判定する。
corr_peak0の値がcorr_peak1の値以上であれば、最大ピーク要素280は、ステップ315で入力サンプル0を選択し、それに従って出力信号291、292、293および294の値を決定する。具体的には、最大ピーク要素280はシンボル指数信号291を二乗器215−1からのシンボル指数0の値に設定し、相関器値292を二乗器215−1からのcorr_value0の値に設定し、ピーク値293をピーク探索要素220−1からのpeak0の値に設定し、時間位相信号294の値を入力サンプル0の選択を表す値、たとえば値「0」に等しく設定する。
他方、corr_peak0の値がcorr_peak1の値未満であれば、最大ピーク要素280は、ステップ320で入力サンプル1を選択し、それに従って出力信号291、292、293および294の値を決定する。具体的には、最大ピーク要素280はシンボル指数信号291を二乗器215−2からのシンボル指数1の値に設定し、相関器値292を二乗器215−2からのcorr_value1の値に設定し、ピーク値293をピーク探索要素220−2からのpeak1の値に設定し、時間位相信号294の値を入力サンプル1の選択を表す値、たとえば値「1」に等しく設定する。
ひとたび正しいタイミングサンプルが最大ピーク要素280によって同定されると、最大ピーク要素280からの出力信号291、292、293は次いで図5に示すようにセントロイド計算器200の要素の残りに加えられ、処理は、図1に示されたセントロイド計算器について先述したように進む。結果として、セントロイド計算ループは正しいサンプルで動作し、復調器のシンボルタイミングの曖昧さからは独立している。さらに、最大ピーク要素280は、選択されたタイミングサンプルを表す時間位相信号294を提供する。たとえば、時間位相信号294は正しいサンプルが入力データ0のときは「0」であり、正しいサンプルが入力データ1のときは「1」である。この信号を復調器275(図4に示されている)にフィードバックすることにより、復調器275は次いでそのシンボルイネーブル信号(図示せず)を調整して、正しいサンプルをポイントし、その出力にあるいかなるタイミングの曖昧さをも除去できる。よって、その場合、正しい復調器出力サンプルは、復調器に続く、すなわち復調器より下流のいかなるブロック(たとえば等化器、トレリスデコーダ、インターリーブ解除器)にも与えられることができる。
最初に図1で図示および説明した装置は、シンボルあたり2サンプルのセントロイド計算器を有することができるものの、その計算器は、本発明の原理に基づく復調器内のシンボルタイミングの曖昧さを訂正する目的のために設計されてはいないということを留意しておくことが重要である。特に、その計算器は2つのサンプルを蓄積するが、互いの違いを区別しないからである。また、図1の背景では、シンボルあたり2サンプルの相関器が使用され、セグメント同期の前後のデータに強く依存する。これに対し、図6の検出器290では、同じシンボルあたり1サンプルの相関器が両方のサンプルに使用される。さらに、図1のセントロイド計算器からは、タイミングの曖昧さを訂正する可能性のために復調器に入力するような情報は何ら引き出されない。
本発明の原理に基づくその他の変形が可能である。たとえば、図7のステップ315および320における最大ピーク要素280の動作は以下のように変更できる。具体的には、ステップ315において、最大ピーク要素280はシンボル指数信号291の値を二乗器215−1からのシンボル指数0の値に設定し、相関器値292を(corr_value0+corr_value1)という値の和に設定し、ピーク値293をピーク探索要素220−2からのpeak0の値に設定し、時間位相信号294の値を入力サンプル0の選択を表す値、たとえば値「0」に等しく設定する。そしてステップ320では、最大ピーク要素280はシンボル指数信号291の値を二乗器215−2からのシンボル指数1の値に設定し、相関器値292をやはり(corr_value0+corr_value1)という値の和に設定し、ピーク値293をピーク探索要素220−2からのpeak1の値に設定し、時間位相信号294の値を入力サンプル1の選択を表す値、たとえば値「1」に等しく設定する。
本発明の原理に基づくもう一つの実施形態では、図4、5、6に示されたセントロイド計算器は同相データと直交データに拡張される、すなわち、図2に示したような複素セントロイド計算器である。具体的には、複素セントロイド計算器については、同相(I)データと直交(Q)データが別個の相関器に送られ、それらの出力が2つの別個のリーク積分器にはいる。2つの積分器の出力は二乗され、足し合わされて、それぞれのcorr_value信号を生成する。これが上の図5および図6で図示および説明したさらなる処理にかけられる。
本発明の原理に基づくもう一つの実施形態では、セントロイド計算器はシンボルあたりN個のサンプルを同時に処理するよう拡張される。ここでNはN≧2の整数で、同相データ入力のみ(図6に示した場合)または同相および直交データ入力(上述の場合)がある。これに関し、最大ピーク要素280は今では、2つのデータ経路の間だけでなく、N個のデータ経路(データ入力0からデータ入力N−1)のうちから判断をする。その際、各サンプルは対応するデータ経路を有し、各データ経路の処理は図4、5、6、7について上述したのと同様である(フローチャートはN通りの可能性のうちから判断をするよう適切に拡張する)。
ここで図8に目を向けると、もう一つの例示的な実施形態が示されている。この実施形態は図5に示したものと同様だが、乗算器125によって実行される重み付け動作に先立って制限器(limiter)265が含められている点で異なっている。制限器265の動作は、図9の例示的なフローチャートで示されている。ステップ705で、制限器265はピーク探索の完了を待つ。ひとたびピーク探索が完了すると、制限器265はステップ710で閾値を設定する。例示的には、閾値は(peak/K)に等しく設定される。Kの値は実験的に選ぶ。ステップ715では、制限器265は相関器値(292)が設定された閾値よりも大きいかどうかを判定する。相関器値(292)が設定された閾値より大きければ、制限器265はステップ720で相関器値(292)を制限しない。すなわち、図8での信号266の値は信号292の値に等しい。しかし、相関器値(292)が閾値以下の場合には、制限器265はステップ725で、信号266の値を、例示的な制限器値Lに等しく設定する。この例では、Lは0に等しい。結果として、ステップ725で、信号266は0に等しく設定される。
制限器265の背後の発想は、相関の概念ならびに、ランダムなデータおよびノイズが積分器で蓄積すると0に向かうという想定が、限りのないシーケンスサイズに近づく大きなサンプルを前提としているという事実のためである。しかし、セントロイド計算およびその後の積分は制限された時間内に生起する。実は、セントロイド計算のための時間が受信機がロックするための全体的な時間に影響するので、セントロイド計算器時間を最小化することが有益である。したがって、データ入力と実際の入力ノイズに関連する積分器における残留ノイズがあり、これはセントロイド計算器動作時間の関数でもある。残留ノイズがピーク探索に影響することはゴーストが0またはほとんど0dBのチャネル以外ではありそうもないが、重み付けされた値(図8の信号126)は相関値かける現在シンボルから中心までの距離という積なので、ピーク値から遠く離れた位置のノイズが最終的な計算に著しく寄与することがありうる。よって、上述したような制限器を設けることによって、相関器積分器における残留ノイズが消去され、重み付けされた値の推定値を改善する。この制限器は、前記閾値がピーク値の関数になっていれば、可能性としての復調器の搬送波位相およびシンボルタイミングの曖昧さに起因するミスマッチ動作あるいは自動利得制御(AGC)ミスマッチにおける過剰な制限が解消されて、より効果的である。
制限器の使用の不都合な点は、制限器265が小さなレベルは破棄するので、理論上は、セントロイド計算器が、ある強度レベルよりも高いゴーストのみを含むよう制限されるということである。しかし、ステップ710で定数Kを適切に選ぶことで、残留ノイズの結果である相関値と実際のゴーストである値との間の兼ね合いを定義することができる。残留ノイズレベルより低いいかなるゴースト強度レベルも、制限器があろうがなかろうがセントロイド計算器によって適正に対処されはしない。例として、K=26とすれば、制限器は主信号より約18dB低いいかなるゴーストをも破棄する。
本発明の原理によれば、セントロイド計算器への制限器の追加はここに記載されているすべての実施形態にあてはまる。たとえば、本発明の原理に基づくもう一つの例示的な実施形態700が図10に示されている。この図は図1に示した実施形態と似ているが、制限器265を追加した点で違っている。この制限器265は図9のフローチャートに関して上述したように機能する。
ここに記載されている本発明の原理に基づく例示的な実施形態はいかなる同期信号に基づくこともできる。相関器は入力データを、選択された同期信号と比較する。ATSC-DTVの背景では、候補としてセグメント同期信号またはフレーム同期信号がある。これらの種類の同期信号については、違いは当該同期信号の種別と大きさを受け容れるための相関器の選択および積分器の大きさである。
同様に、本発明の原理に基づいてここに記載された例示的な実施形態のすべては、いかなるデジタル通信システムのいかなる種類のトレーニング信号に基づくこともできる。この場合、相関器は入力データを問題のトレーニング信号と比較する。本発明の原理に基づいてここに記載されているすべての実施形態について、仮想中心計算は信号受信の始まりにおいて確かに生起するが、そのプロセスは継続されることもでき、そうすれば最適な仮想中心位置が常時チャネル条件に基づいて更新され、それに応じてサンプリングクロック周波数をゆっくり変えることにより更新された仮想中心位置に従って仮想中心をシフトさせることができる。その場合、時間位相出力についても同じ更新がなされるべきである。
本発明の原理に基づいてここに記載されているすべての実施形態について、ひとたび重みを適用された中心(これは等化器の仮想中心でもある)が決定されれば、セグメント同期信号およびフレーム同期信号のような参照信号が、仮想中心と揃うよう受信機内でローカルに再生成される。結果として、等化されたデータ出力が仮想中心と揃うよう、等化器内でチャネルを等化するためのタップが生長する。
本発明の原理に基づいてここに記載されているすべての実施形態について、出力時間位相の生成に厳密に関連するブロックはセントロイド計算器の残りから別個に実装され、復調器における時間位相曖昧さを補正する目的のために使用されうる。
以上は本発明の原理を単に解説するものであり、当業者なら、ここに明示的に記載されてはいないものの本発明の原理を具現するものである数多くの代替的な構成を考案できるであろうことは理解されるであろう。それらも本発明の精神および範囲のうちである。たとえば、別個の機能要素の背景で例示されたものの、前記の機能要素は一つまたは複数の集積回路(IC)上に具現されてもよい。同様に、別個の要素として示されたものの、該要素のどれでも、あるいは全部でも、たとえば図7および/または図9などに示されたステップの一つまたは複数に対応する関連するソフトウェアを実行する保存プログラム制御によるプロセッサ、たとえばデジタル信号プロセッサにおいて実装されてもよい。さらに、テレビ10内にバンドルされている要素として示されたものの、そこにおける要素は種々のユニットに任意の組み合わせにおいて分散されてもよい。たとえば、図3の受信機15は、ディスプレイ20を組み込んでいる装置またはボックスとは物理的に別個のセットトップボックスのような装置またはボックスの一部であってもよいなどである。また、地上波放送の背景で述べたものの、本発明の原理は他の種類の通信システム、たとえば衛星、ケーブルなどにも適用可能であることを注意しておくべきだろう。したがって、例示的な実施形態には数多くの修正がなし得るものであり、付属の請求項によって定義される本発明の精神および範囲から外れることなく他の構成が考案されうることは理解しておくべきである。
セントロイド計算器のブロック図である。 複素セントロイド計算器で使うための複素信号を処理するためのブロック図を示している。 本発明の原理を具現する受信機の例示的な高レベルブロック図を示す図である。 本発明の原理を具現する受信機の例示的な部分を示す図である。 本発明の原理を具現する受信機の例示的な部分を示す図である。 本発明の原理を具現する受信機の例示的な部分を示す図である。 本発明の原理に基づく受信機で使うための例示的なフローチャートである。 本発明の原理に基づく別の例示的な実施形態を示す図である。 本発明の原理に基づく別の例示的な実施形態を示す図である。 本発明の原理に基づく別の例示的な実施形態を示す図である。

Claims (19)

  1. シンボル期間当たり複数個の信号サンプルをもつ復調信号を与える復調器と、
    記複数個より少ない個数の信号サンプルを使って前記復調信号に応じるセントロイドを決定するセントロイド計算器であって、セントロイドとは仮想中心値に対応するシンボルを同定するインデックスである、セントロイド計算器、
    とを有する受信機であって:
    前記セントロイド計算器が:
    セントロイドを決定する際に使うために前記複数個より少ない前記個数の信号サンプルを選択する検出器と、
    前記複数個より少ない前記個数の選択された信号サンプルを使って前記セントロイドを決定するセントロイド計算ループ、
    とを有する
    受信機。
  2. 前記複数個の信号サンプルが2個であることを特徴とする、請求項1記載の受信機。
  3. 前記検出器が、前記セントロイド計算ループに、シンボルを同定するシンボル・インデックス信号サンプルの、既知の特性をもつ参照信号との相関を表す相関器値と、相関器値のピークにおける相関を表す相関ピーク値与えることを特徴とする、請求項1記載の受信機。
  4. 前記検出器が、前記復調器に入力するために、前記複数個より少ない前記個数の選択された信号サンプルを表す時間位相値を与え、それにより前記復調器がいかなる復調器タイミングの曖昧さも解決できることを特徴とする、請求項1記載の受信機。
  5. 請求項1記載の受信機であって、前記検出器が:
    前記複数個の信号サンプルのそれぞれについて一つの、複数の経路を有しており、各経路は:
    その経路について対応する、参照信号サンプルの、既知の特性との相関を表す相関相関器値のピークにおけるシンボルのシンボル・インデックスを表すピーク・インデックス相関器値のピークにおける相関を表す相関ピーク値と、シンボルを同定するシンボル・インデックスとを含む信号の組を提供するのに使うための相関器、リーク積分器およびピーク探索要素を有しており、
    前記検出器は、前記複数の経路のそれぞれからの前記信号の組に応じる、前記セントロイドを決定するのに使うために前記複数個より少ない個数の信号サンプルを選択し、前記選択された信号サンプルの対応する相関値、ピーク・インデックス値およびシンボル・インデックスを提供するための選択要素を有している、
    ことを特徴とする受信機。
  6. 前記相関器がATSC-DTV(Advanced Television Systems Committee‐Digital Television)のセグメント同期信号との相関をとることを特徴とする、請求項5記載の受信機。
  7. 前記相関器がATSC-DTV(Advanced Television Systems Committee‐Digital Television)のフレーム同期信号との相関をとることを特徴とする、請求項5記載の受信機。
  8. 前記複数個の信号サンプルのそれぞれが複素数であることを特徴とする、請求項1記載の受信機。
  9. 前記セントロイド計算器が複素セントロイド計算器であることを特徴とする、請求項1記載の受信機。
  10. 前記セントロイド計算器が、その中の相関値をある閾値に応じて制限するための制限器を含むことを特徴とする、請求項1記載の受信機。
  11. 前記閾値がピーク相関値の関数であることを特徴とする、請求項10記載の受信機。
  12. シンボル期間当たり複数個の信号サンプルをもつ復調信号を与えるために受信信号を復調するステップを有することを特徴とする、受信機において使用するための方法であって:
    記複数個より少ない個数の信号サンプルを使ってセントロイドを決定するステップであって、セントロイドとは仮想中心値に対応するシンボルを同定するインデックスである、ステップをさらに有しており、
    前記セントロイドを決定するステップが:
    前記複数個の信号サンプルのそれぞれについて、シンボルを同定するシンボル・インデックス信号サンプルの、既知の特性をもつ参照信号との相関を表す相関器値と、相関器値のピークにおけるシンボルのシンボル・インデックスを表すピーク・インデックス値と、相関器値のピークにおける相関を表す相関ピーク値を決定し、
    前記複数個の信号サンプルのうちから、前記複数個の信号サンプルのそれぞれに対応する相関ピーク値を比較することによって、セントロイドを決定するのに使う一つの信号サンプルを選択し、
    前記選択された信号サンプルの前記対応する相関値、ピーク・インデックス値およびシンボル・インデックスの関数として前記セントロイドを決定する、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  13. 前記複数個の信号サンプルが2個であることを特徴とする、請求項12記載の方法。
  14. 前記相関器値がATSC-DTV(Advanced Television Systems Committee‐Digital Television)のセグメント同期信号との相関を表すことを特徴とする、請求項12記載の方法。
  15. 前記相関器値がATSC-DTV(Advanced Television Systems Committee‐Digital Television)のフレーム同期信号との相関を表すことを特徴とする、請求項12記載の方法。
  16. 前記複数個の信号サンプルのそれぞれが複素数であることを特徴とする、請求項12記載の方法。
  17. 復調器に入力するために前記少なくとも一つの選択された信号サンプルを表す時間位相値を与えるステップをさらに有しており、それにより前記復調器がいかなる復調器タイミングの曖昧さも解決できることを特徴とする、請求項12記載の方法。
  18. 前記シンボル・インデックス値と、相関器値と、ピーク・インデックス値と、相関ピーク値とを決定するステップが:
    相関値をある閾値に応じて制限するステップを含むことを特徴とする、請求項12記載の方法。
  19. 前記閾値がピーク相関値の関数であることを特徴とする、請求項18記載の方法。
JP2007513137A 2004-05-12 2005-03-29 シンボルタイミングの曖昧さ訂正 Expired - Fee Related JP4921360B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US57029704P 2004-05-12 2004-05-12
US57029604P 2004-05-12 2004-05-12
US60/570,296 2004-05-12
US60/570,297 2004-05-12
PCT/US2005/010518 WO2005114891A1 (en) 2004-05-12 2005-03-29 Symbol timing ambiguity correction

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007537661A JP2007537661A (ja) 2007-12-20
JP2007537661A5 JP2007537661A5 (ja) 2008-04-24
JP4921360B2 true JP4921360B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=34964265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007513137A Expired - Fee Related JP4921360B2 (ja) 2004-05-12 2005-03-29 シンボルタイミングの曖昧さ訂正

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7706489B2 (ja)
EP (1) EP1745585B1 (ja)
JP (1) JP4921360B2 (ja)
KR (1) KR101100342B1 (ja)
CN (1) CN1954536B (ja)
DE (1) DE602005019558D1 (ja)
MY (1) MY141691A (ja)
WO (1) WO2005114891A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706483B2 (en) * 2004-05-12 2010-04-27 Thomson Licensing Carrier phase ambiguity correction
TWI255100B (en) * 2004-09-17 2006-05-11 Via Tech Inc Method and apparatus for channel impulse response estimation in GSM systems
US8781050B2 (en) 2009-12-17 2014-07-15 Electronics And Telecommunications Research Institute Method and apparatus for estimating symbol timing

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6272241A (ja) * 1985-09-25 1987-04-02 Mitsubishi Electric Corp フレ−ム同期装置
JP2801782B2 (ja) * 1990-02-07 1998-09-21 三菱電機株式会社 フレーム位相推定方法及び回路
KR960020485A (ko) * 1994-11-14 1996-06-17 이헌조 에이치디티브이(hdtv) 수신장치
KR0143115B1 (ko) 1995-06-09 1998-07-15 김광호 심볼 타이밍 복구회로 및 방법
ZA965340B (en) * 1995-06-30 1997-01-27 Interdigital Tech Corp Code division multiple access (cdma) communication system
EP0772332A3 (en) * 1995-11-02 2000-10-11 British Broadcasting Corporation Synchronisation of OFDM signals
KR100252987B1 (ko) * 1998-03-12 2000-04-15 구자홍 디지탈 텔레비젼 수신기
JP3619384B2 (ja) * 1999-03-01 2005-02-09 株式会社日立国際電気 シンボルタイミング検出方法
US6795510B2 (en) * 2002-04-12 2004-09-21 Thomson Licensing S.A. Apparatus and method for symbol timing recovery
WO2005036877A1 (en) * 2003-09-12 2005-04-21 Nielsen Media Research, Inc. Digital video signature apparatus and methods for use with video program identification systems

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005114891A1 (en) 2005-12-01
KR101100342B1 (ko) 2011-12-30
US7706489B2 (en) 2010-04-27
CN1954536A (zh) 2007-04-25
EP1745585B1 (en) 2010-02-24
US20070229713A1 (en) 2007-10-04
CN1954536B (zh) 2011-05-18
MY141691A (en) 2010-06-15
EP1745585A1 (en) 2007-01-24
KR20070014168A (ko) 2007-01-31
JP2007537661A (ja) 2007-12-20
DE602005019558D1 (de) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7602444B2 (en) Synchronization signal detection circuit and method of digital television (DTV) receiver
KR100594296B1 (ko) 디지털 텔레비전 수신 장치의 동기신호 검출기 및 그 방법
KR101086175B1 (ko) Atsc-dtv 수신기에서의 듀얼-모드 등화기
JP4921360B2 (ja) シンボルタイミングの曖昧さ訂正
US7706483B2 (en) Carrier phase ambiguity correction
US20080043885A1 (en) Complex Correlator for a Vestigial Sideband Modulated System
KR101129156B1 (ko) 반송파 위상 앰비규어티 보정
US20080025449A1 (en) Dual Mode Sync Generator in an Atsc-Dtv Receiver
WO2009085030A1 (en) Apparatus and method for estimating carrier frequency error
KR20070019735A (ko) Atsc-dtv 수신기에서의 듀얼-모드 동기 발생기
CN1954570A (zh) 用于残留边带调制系统的复相关器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees