JP4918852B2 - 電力割当方法及びそれを用いた無線基地局装置 - Google Patents

電力割当方法及びそれを用いた無線基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力割当方法及びそれを用いた無線基地局装置に関し、複数の移動局と無線基地局装置間の回線品質に基づいて移動局を選択するための指標値を計算し、前記指標値を基に移動局を選択して前記無線基地局装置からデータを送信する無線通信システムの電力割当方法及びそれを用いた無線基地局装置に関する。
回線を複数ユーザで共有するような無線通信システムはいくつか存在するが、IMT−2000を例にとって説明する。
図1は、移動通信システムの一例の構成図を示す。同図中、移動通信システムは、コアネットワーク1、無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)2,3、多重分離装置4,5、無線基地局装置(NodeB)6a〜6e、移動局(UE:User equipment)7より構成される。
コアネットワーク1は、移動通信システム内においてルーティングを行うためのネットワークであり、例えば、ATM交換網、パケット交換網、ルータ網等により構成される。なお、コアネットワーク1は、他の公衆網(PSTN)等とも接続され、移動局7が固定電話等との間で通信を行うことも可能としている。
無線基地局制御装置2,3は、無線基地局装置6a〜6eの上位装置として位置付けられ、これらの無線基地局装置6a〜6eの使用する無線リソースの管理等を行う制御機能を備えている。また、ハンドオーバ時において、1つの移動局7からの信号を配下の複数の無線基地局装置から受信し、品質が良い方のデータを選択してコアネットワーク1側へ送出するハンドオーバ制御機能も備えている。
多重分離装置4,5は、無線基地局制御装置2,3と無線基地局装置6a〜6eとの間に設けられ、無線基地局制御装置2,3から受信した各無線基地局装置6a〜6e宛ての信号を分離し、各無線基地局装置宛てに出力すると共に、各無線基地局装置6a〜6eからの信号を多重して無線基地局制御装置2,3側に引き渡す制御を行う。
無線基地局装置6a〜6cは無線基地局制御装置2、無線基地局装置6d,6eは無線基地局制御装置3により無線リソースを管理されつつ、移動局7との間の無線通信を行う。
移動局7は、無線基地局装置6a〜6eそれぞれの無線エリア内に在圏することで、無線基地局装置6a〜6eとの間で無線回線を確立し、コアネットワーク1を介して他の通信装置との間で通信を行う。
なお、コアネットワーク1と無線基地局制御装置2,3との間のインタフェースをIuインタフェース、無線基地局制御装置2,3間のインタフェースをIurインタフェース、無線基地局制御装置2,3と各無線基地局装置6a〜6eとの間のインタフェースをIubインタフェース、無線基地局装置6a〜6eと移動局7との間のインタフェースをUuインタフェースと称し、無線基地局制御装置2〜無線基地局装置6eで形成されるネットワークを特に無線アクセスネットワークと称する。
また、コアネットワーク1と無線基地局制御装置2,3との間の回線は、Iu、Iurインタフェース(複数の無線基地局制御装置との間の複数のIurインタフェース)のために共用され、無線基地局制御装置2,3と多重分離装置4、5との間の回線は、複数の無線基地局装置用のIubインタフェースのために共用されている。
更に、下り方向の高速パケット通信を行う技術の1つとしてHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が採用されている。ここで、HSDPAは、適応符号化変調方式(AMC:Adaptive Modulation and Coding)を採用しており、例えば、QPSK変調方式(QPSK modulation scheme)と、16値QAM方式(16 QAM scheme)とを無線基地局装置、移動局間の無線環境に応じて適応的に切り換えている。
また、HSDPAは、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を採用している。H−ARQでは、移動局は無線基地局装置からの受信データについて誤りを検出した場合に、当該無線基地局装置に対して再送要求(NACK信号の送信)を行う。
この再送要求を受信した無線基地局装置は、データ再送を行うので、移動局は、既に受信済みのデータと、再送された受信データとの双方を用いて誤り訂正復号化を行う。このようにH−ARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得が高まり、結果的に再送回数が少なく抑えられることとなる。なお、ACK信号を移動局から受信した場合は、データ送信は成功であるから再送は不要であり、次のデータの送信を行うこととなる。
従来の無線基地局装置における送信電力制御は、例えば特許文献1に記載のように、送信開始の初期期間に予め定められた送信電力初期値で送信を行い、移動局からの再送要求に応じて送信電力を段階的に大きくし、再送要求を検出しなくなったときに、送信電力の増大を停止することが行われている。
なお、特許文献2には、サブキャリア毎に再送要求があると、再送要求のサブキャリアを使用せずに別のサブキャリアを使用することにし、使用しないサブキャリアの電力を削減して代りに使用するサブキャリアに割当てる電力配分を増やし再送を行うことが記載されている。
特開2004−328394号公報 特開2004−104574号公報
無線基地局装置では、メインシステムで音声通信やiモード(登録商標)等既存データ通信の通常パケット通信を主に行い、サブシステムでHSDPA等の高速パケット通信を行う。無線基地局装置では予め最大送信電力が決められており、メインシステムの通常パケット通信で使われていない残り電力(=最大送信電力 − メインシステムの使用電力)を高速パケット通信に割当てる。
同時に複数(n)の移動局への高速パケット通信を行うため、残り電力の一部(1/n以下)を使用して、ある移動局に対し新たに高速パケット通信を送信したとき、当該移動局でこの高速パケット通信を受信できなかったとする。
このとき、移動局が確実に受信するためには無線基地局装置から初回送信よりも大きな電力で再送する必要がある。しかし、無線基地局装置における残り電力が不足している場合には、初回送信時の高速パケット通信に割当てられた電力Aに対し、再送時に高速パケット通信に割当てられる電力はAとほぼ同じとなる。この場合、再送を行っても移動局では再び受信できない可能性が高く、再送を繰り返すことになりかねないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、高速パケット通信における移動局での再送パケット受信精度を向上させ、パケット再送の繰り返しを低減することができる電力割当方法及びそれを用いた無線基地局装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様による電力割当方法は、無線基地局装置と複数の移動局との間で第1のパケット通信を行う第1のシステムと、前記第1のパケット通信より高速の第2のパケット通信を行う第2のシステムを持つ無線基地局装置の電力割当方法において、
前記無線基地局装置の送信電力から前記第1のシステムの使用電力を差し引いた残り電力の一部を用いて前記第2のパケット通信を行い、
一つの移動局に対する前記第2のパケット通信におけるパケットの再送時には、前記残り電力を用いて前回送信の電力より前記第2のパケット通信の送信電力を増加可能か判別し、
前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができる場合には前記残り電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力を増加させ、前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができない場合は前記第1のシステムの使用電力を低下させて前記低下させた前記第1のシステムの使用電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力の増加を行うことにより、高速パケット通信における移動局での再送パケット受信精度を向上させ、パケット再送の繰り返しを低減することができる。
前記電力割当方法において、
前記前回送信の電力は、前記初回送信の送信電力である構成とすることができる。
本発明の一実施態様による無線基地局装置は、無線基地局装置と複数の移動局との間で第1のパケット通信を行う第1のシステムと、前記第1のパケット通信より高速の第2のパケット通信を行う第2のシステムを持つ無線基地局装置において、
前記無線基地局装置の送信電力から前記第1のシステムの使用電力を差し引いた残り電力の一部を用いて前記第2のパケット通信を行う手段と、
一つの移動局に対する前記第2のパケット通信におけるパケットの再送時には、前記残り電力を用いて前回送信の電力より前記第2のパケット通信の送信電力を増加可能か判別する手段と、
前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができる場合には前記残り電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力を増加させ、前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができない場合は前記第1のシステムの使用電力を低下させて前記低下させた前記第1のシステムの使用電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力の増加を行う手段とを有することにより、高速パケット通信における移動局での再送パケット受信精度を向上させ、パケット再送の繰り返しを低減することができる。
本発明によれば、高速パケット通信における移動局での再送パケット受信精度を向上させ、パケット再送の繰り返しを低減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
<無線基地局装置と移動局の構成>
図2は、本発明が適用される無線通信システムの無線基地局装置6と移動局7のブロック図を示す。同図中、無線基地局装置6のハイウェイインタフェース(HWIF)11には無線基地局制御装置2から音声通信や既存データ通信の通常パケット通信のデータ及び高速パケット通信のデータが供給され、これらのデータはベースバンド部(BB)12に供給される。
ベースバンド部12で送信データ量、変調方式、送信電力等を決定された各データはチャネルコーディング部13に供給され、チャネルコーディング部13で各データの符号化が行われる。符号化された各データは変調部14で変調され、増幅器(AMP)15で電力増幅され、アンテナ16から送信される。
移動局7のアンテナ21で受信された信号はフィルタ22にて不要周波数成分を除去されて復調部23に供給される。復調部23で復調された信号はチャネルデコーディング部24で復号されてベースバンド信号とされ、後続回路に供給される。
<ベースバンド部の構成>
図3は、ベースバンド部12の一実施形態のブロック図を示す。同図中、ベースバンド部12は、メインシステム30とサブシステム40から構成されている。メインシステム30において、ATM/IP処理部31は、ハイウェイインタフェース11から供給される音声通信や既存データ通信のATMセル又はIPパケットを無線回線の通常パケット通信用のパケットに変換してチャネル毎にキュー32〜32mそれぞれに格納する。
キュー32〜32mそれぞれからは制御部35の制御によりパケットが読出されて送信電力計算部33〜33mそれぞれに供給される。送信電力計算部33〜33mは送信電力管理部34を介して制御部35から指示を受け、フィードバック制御により各パケットの送信電力を計算する。ここで計算された各パケットの送信電力はパケットと共にチャネルコーディング13に供給される。送信電力計算部33〜33mで計算された各チャネルの送信電力は送信電力管理部34で管理され、送信電力管理部34から制御部35に通知される。
また、サブシステム40において、ATM/IP処理部41は、ハイウェイインタフェース11から供給される高速パケットのATMセル又はIPパケットを無線回線の高速パケット通信用のパケットに変換してキュー42に格納する。キュー42内にはチャネル別にパケットが格納され、各パケットには初回送信か再送かを表すフラグが制御部35によって付加される。
無線基地局装置は、高速パケット通信を行っている移動局から送信された受信結果情報(ACK信号、NACK信号)及び回線品質情報を図示しない受信部で受信しており、制御部35は上記受信結果情報及び回線品質情報を受信部から供給されている。制御部35は各移動局の回線品質、送信データレートに基づき送信対象のn局の移動局を選択する(スケジューリング)。そして、選択したn局の移動局に対応するチャネルのパケットをキュー42から読出して送信電力計算部43〜43nそれぞれに供給する。
送信電力計算部43〜43nは、各チャネルの送信電力を計算しパケットと共にチャネルコーディング13に供給する。送信電力計算部43〜43nで計算された各チャネルの送信電力は送信電力管理部34で管理され、送信電力管理部34から制御部35に通知される。
<電力割当処理の第1実施形態のフローチャート>
図4は、ベースバンド部12が実行する高速通信パケットの電力割当処理の第1実施形態のフローチャートを示す。この処理は所定時間間隔で繰り返し実行される。まず、ステップS10で高速パケット通信用のキュー42にパケットが存在するか否かを判別する。キュー42にパケットが存在しない場合にはステップS11に進み、メインシステム30のみで通常パケット通信動作を行って、この処理サイクルを終了する。
キュー41にパケットが存在する場合にはステップS12に進み、スケジューリングを行う。ここで、サブシステム40では、数十局(チャネル)の移動局と高速パケット通信を行う場合、数局(チャネル)の移動局をスケジューリングにより選択し、選択した数局の移動局と同一時間帯に異なるチャネルで高速パケット通信を行う。
高速パケット通信を行っている移動局は受信結果を示すACK/NACK信号、及びHSDPAの適応変調制御のために受信品質をCQI情報として、定期的に無線基地局装置6に送信している。無線基地局装置6は回線品質、送信データレートに基づき指標値を算出し、指標値を基に送信対象となる移動局を選択し、その送信速度、変調方式等を決定する。
次にステップS13で選択した全ての移動局に対する送信電力計算が済んだか否かを判別し、まだ、選択した全ての移動局に対する送信電力計算が済んでいない場合はステップS14に進む。ステップS14では選択した移動局のうちの1つに送信するためキュー42から読出したパケットが初回送信であるか否かを判別し、初回送信であればステップS15に進み、メインシステム30の通常パケット通信で使われていない残り電力の一部を初回送信の高速パケット通信に割当てる。なお、無線基地局装置6の最大送信電力からメインシステムの使用電力を減算した結果が残り電力(Z)であり、同一時間帯に異なるチャネルで高速パケット通信を行う移動局数をnとし、Z/n以下の電力(B)を初回送信の高速パケット通信に割当てる。
ステップS14にてキュー41から読出したパケットが初回送信でなく再送の場合には、ステップS16に進み、このパケットを再送するための電力を初回送信の電力(B)から一定量(α)だけ増加させることが可能か否かを判別する。この判別ではその時点の高速パケット通信の全電力(X)とすると、X+α≦Zである場合を電力増加可能とする。そして、ステップS16で電力増加が可能であれば、ステップS17に進み、初回送信の電力から一定量(α)だけ増加させた電力を上記再送の高速パケット通信に割当てる。
ステップS16で電力増加が不可能であればステップS18にてメインシステム30の通常パケット通信で使用する電力を一定割合(β)だけ低下させ、更に、ステップS19にて初回送信の電力から一定量(α)だけ増加させた電力を上記再送の高速パケット通信に割当てる。このステップS15,S17,S19を実行した後ステップS13に進む。
また、ステップS13で選択した全ての移動局に対する送信電力計算が済んだ場合にはステップS20に進み、選択した全ての移動局に対する高速パケット通信を行って、この処理サイクルを終了する。
ここで、無線基地局装置6の最大送信電力は例えば43dBm程度であり、メインシステムの使用電力は例えば38dBm程度であり、所定電力(A)は例えば30dBm程度であり、一定量(α)は例えば1〜30dBmの範囲の値である。
このように、高速パケット通信のパケットを移動局が受信できずに無線基地局装置6から再送する場合、初回送信の電力に一定量だけ増加させた電力で再送を行うため、移動局での、再送パケットの受信精度が高くなり、パケットの再送を繰り返すことを低減することが可能となる。
<電力割当処理の第2実施形態のフローチャート>
図5は、ベースバンド部12が実行する高速通信パケットの電力割当処理の第2実施形態のフローチャートを示す。この処理は所定時間間隔で繰り返し実行される。まず、ステップS30で高速パケット通信用のキュー42にパケットが存在するか否かを判別する。キュー42にパケットが存在しない場合にはステップS31に進み、メインシステム30のみで通常パケット通信動作を行って、この処理サイクルを終了する。
キュー41にパケットが存在する場合にはステップS32に進み、スケジューリングを行う。ここで、サブシステム40では、数10局(チャネル)の移動局と高速パケット通信を行う場合、数局(チャネル)の移動局をスケジューリングにより選択し、選択した数局の移動局と同一時間帯に異なるチャネルで高速パケット通信を行う。
次にステップS33で選択した全ての移動局に対する送信電力計算が済んだか否かを判別し、まだ、選択した全ての移動局に対する送信電力計算が済んでいない場合はステップS34に進む。ステップS34では選択した移動局のうちの1つに送信するためキュー41から読出したパケットが初回送信であるか否かを判別し、初回送信であればステップS35に進み、メインシステム30の通常パケット通信で使われていない残り電力の一部を初回送信の高速パケット通信に割当てる。なお、無線基地局装置6の最大送信電力からメインシステムの使用電力を減算した結果が残り電力(Z)であり、同一時間帯に異なるチャネルで高速パケット通信を行う移動局数をnとし、所定電力をAとすると、Z/n以下であり、Aを最大値とする電力(B)を初回送信の高速パケット通信に割当てる。
ステップS34にてキュー41から読出したパケットが初回送信でなく再送の場合には、ステップS36に進み、このパケットを再送するための電力を前回送信の電力(D)から一定量(α)だけ増加させることが可能か否かを判別する。この判別ではその時点の高速パケット通信の全電力(X)とすると、X+α<Zである場合を電力増加可能とする。そして、ステップS36で電力増加が可能であれば、ステップS37に進み、前回送信の電力から一定量(α)だけ増加させた電力を上記再送の高速パケット通信に割当てる。つまり、初回送信時の電力はBであり、1回目の再送時の電力はD=B+αとなり、2回目の再送時の電力はD=B+2αとなる。
ステップS36で電力増加が不可能であればステップS38にてメインシステム30の通常パケット通信で使用する電力を一定割合(β)だけ低下させ、更に、ステップS39にて前回送信の電力から一定量(α)だけ増加させた電力を上記再送の高速パケット通信に割当てる。このステップS35,S37,S39を実行した後ステップS33に進む。
また、ステップS33で選択した全ての移動局に対する送信電力計算が済んだ場合にはステップS40に進み、選択した全ての移動局に対する高速パケット通信を行って、この処理サイクルを終了する。
このように、高速パケット通信のパケットを移動局が受信できずに無線基地局装置6から再送する場合、前回送信の電力に一定量だけ増加させた電力で再送を行うため、移動局での再送パケットの受信精度が更に高くなり、パケットの再送を繰り返すことを更に低減することが可能となる。
なお、ステップS15,S35が請求項記載の初回送信送信電力割当手段に相当し、ステップS17,S37が送信電力増加手段に相当し、ステップS18,S19,S38,S39がメインシステム使用電力低下手段に相当する。
移動通信システムの一例の構成図である。 本発明が適用される無線通信システムの無線基地局装置と移動局のブロック図である。 ベースバンド部の一実施形態のブロック図である。 高速通信パケットの電力割当処理の第1実施形態のフローチャートである。 高速通信パケットの電力割当処理の第2実施形態のフローチャートである。
符号の説明
6 無線基地局装置
7 移動局
11 ハイウェイインタフェース(HWIF)
12 ベースバンド部(BB)
13 チャネルコーディング部
14 変調部
15 増幅器(AMP)
16,21 アンテナ
22 フィルタ
23 復調部
24 チャネルデコーディング部
30 メインシステム
40 サブシステム
31,41 ATM/IP処理部
32〜32m,42 キュー
33〜33m,43〜43n 送信電力計算部
34 送信電力管理部
35 制御部

Claims (4)

  1. 無線基地局装置と複数の移動局との間で第1のパケット通信を行う第1のシステムと、前記第1のパケット通信より高速の第2のパケット通信を行う第2のシステムを持つ無線基地局装置の電力割当方法において、
    前記無線基地局装置の送信電力から前記第1のシステムの使用電力を差し引いた残り電力の一部を用いて前記第2のパケット通信を行い、
    一つの移動局に対する前記第2のパケット通信におけるパケットの再送時には、前記残り電力を用いて前回送信の電力より前記第2のパケット通信の送信電力を増加可能か判別し、
    前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができる場合には前記残り電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力を増加させ、前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができない場合は前記第1のシステムの使用電力を低下させて前記低下させた前記第1のシステムの使用電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力の増加を行う
    ことを特徴とする電力割当方法。
  2. 請求項1記載の電力割当方法において、
    前記前回送信の電力は、前記初回送信の送信電力であることを特徴とする電力割当方法。
  3. 無線基地局装置と複数の移動局との間で第1のパケット通信を行う第1のシステムと、前記第1のパケット通信より高速の第2のパケット通信を行う第2のシステムを持つ無線基地局装置において、
    前記無線基地局装置の送信電力から前記第1のシステムの使用電力を差し引いた残り電力の一部を用いて前記第2のパケット通信を行う手段と、
    一つの移動局に対する前記第2のパケット通信におけるパケットの再送時には、前記残り電力を用いて前回送信の電力より前記第2のパケット通信の送信電力を増加可能か判別する手段と、
    前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができる場合には前記残り電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力を増加させ、前記残り電力を用いて前記送信電力の増加ができない場合は前記第1のシステムの使用電力を低下させて前記低下させた前記第1のシステムの使用電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力の増加を行う手段と
    を有することを特徴とする無線基地局装置。
  4. 無線基地局装置と複数の移動局との間で第1のパケット通信を行う第1のシステムと、前記第1のパケット通信より高速の第2のパケット通信を行う第2のシステムを持つ無線基地局装置の電力割当方法において、
    前記無線基地局装置の送信電力から前記第1のシステムの使用電力を差し引いた残り電力の一部を用いて前記第2のパケット通信を行い、
    一つの移動局に対する前記第2のパケット通信におけるパケットの再送時には、前記残り電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力を増加させていき、
    前記残り電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力を増加できなくなった場合は、前記第1のシステムの使用電力を低下させて前記低下させた前記第1のシステムの使用電力を用いて前記第2のパケット通信の送信電力の増加を行う
    ことを特徴とする電力割当方法。
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