JP4915689B2 - 視力障害疾患検出機 - Google Patents

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Description

本発明は眼鏡(コンタクトレンズを含む、以下同様)では視力を改善できない視力障害疾患を検出するための検査機に関する。
悪い視力を呈する疾患を治療の方法から2つに分けることができる。ひとつは眼鏡を合わせることによって良い視力が得られるものであり、もうひとつは眼鏡を合わせても良い視力が得られないものである。前者は屈折異常であり、後者は視力障害疾患である。視力障害疾患による視力低下の原因は中間透光体(角膜・前房・水晶体・硝子体)の混濁、網膜・視覚伝導路(視神経と脳)・視中枢(脳)の障害などである。これらによる視力低下は眼鏡を調整しても改善しない。屈折異常は放置しても矯正視力(屈折異常を完全矯正して測った視力)が低下することはないが、視力障害疾患は回復不能の視力障害を招くことがあり、時には生命を奪うことがあるのでなるべく早く見つけることが望ましい。屈折異常と視力障害疾患とを分けるには「眼鏡を合わせたら良い視力が得られるか否か」ということを調べればよい。そのために今までは矯正視力を測っていた。
矯正視力を簡単に測るために矯正視力測定器(特許文献1、非特許文献1)が提案されている。この器具を用いて測るときには遠く(5mまたは3m)に視標を置くので大きな空間が必要である。また同様の目的のために為された提案(特許文献2)の段落6には「目から視標までの光路の途中に適当な光学系を設け、視標を擬似遠方に持っていくならば本機は小さな箱に納められる」と述べられている。これらの提案は矯正視力を測ることを前提にしている。従って視標を遠方に提示する必要がある。ところが本発明(本機)は視標の像を遠方に提示せずに視力障害疾患を検出する。従って、特許文献2の測定機よりも光学的に簡単な測定機である。
現在、健康診断で用いられている卓上型の視力検査機は裸眼視力または眼鏡視力(被検者が日常使っている眼鏡を用いて測った視力)を測る目的に使われていて、矯正視力を測る目的には使われていない。矯正視力を測るためには専門知識を要し、また多くの時間がかかるからである。この種の検査機は光学的な手段を用いて遠方に視標の像を作る。被検者は箱の中を覗き込んで、遠方に作られた像を見ることにより日常視力(裸眼視力または眼鏡視力)を測るようになっている。また、視標の像を遠方に作るための光学系を一時的に省くことにより近方視力も測れるようになっているものがある。しかし、これを用いた検査で視力値が悪くても、それは眼鏡が合わないのか、それとも視力障害疾患に罹っているのかを区別することはできない。
特開2001−170010 特開2002−224035 臨床眼科56:535−537,2002
光学的に簡単な構成で視力障害疾患を検出できる卓上型の検査機を得ることが本発明の課題である。
被検眼と視標との距離を3m未満とし、被検眼と視標との間の測定光路に球面レンズとピンホールとを挿入できるようにする。球面レンズは度の異るものを複数備え、測定光路に自在に挿入し、また除去できるようにする。ピンホールも光路に自在に挿入除去できるようにする。被検者の屈折異常と調節障害(ありふれた例として老視)とを矯正するのは球面レンズとピンホールとによる。一般的に老視の人は近くの物が見えにくくなる。視標が眼前30cmに接近しても見えるようにするには遠方視のときの屈折異常矯正球面レンズ度数よりもプラス側の度数を選べばよい。例えば、−2D(ディオプタ)の近視で、かつ老視の人は−1Dのレンズを用いたほうが近くがよく見える。図2の第2段と第3段は球面レンズとピンホールとを用いて、屈折異常と調節障害とを同時に矯正することを意味する。
レンズの作用から、遠方をはっきり見ることができるなら眼鏡レンズの度を調節することにより近方もはっきり見ることができる。逆に近方をはっきり見ることができるなら同様の手段で遠方もはっきり見ることができる。本発明はこの作用を利用している。本発明の目的は視力障害疾患の有無を知ることである。その目的のために矯正視力は必ずしも必要ではない。矯正視力を測るためには視標が遠方に存在しなければならない。被検眼の調節作用が入ると正しく屈折異常を測ることができないからである。本機では視標が近くにあり、視力を測るときに被検眼の調節作用が入るので、本発明の視力測定条件は矯正視力測定条件と異るが、本発明の視力値は矯正視力値と同じ意味を持つものである。
本発明の検査法は屈折異常と調節障害の内容を知る手順を省略しているので、複雑な手順で矯正視力を測って視力障害疾患の有無を知る従来法に比べて全体の手順が大幅に簡略化されている。被検眼に屈折異常と調節障害があって近くの視標が見えにくくても備え付けの球面レンズとピンホールとで屈折異常と調節障害とを矯正できるので、視力障害疾患が無ければはっきり見えるはずである。はっきり見えなければ視力障害疾患の疑いがある。本発明が特許文献2の発明と異る点は視標の像を遠方に作らないことである。
1、本機を扱うには専門知識を必要としないので誰でもが検査者になることができ、人件費が少くて済む。2、従来、視力測定の専門家がいないために日常視力しか測れなかった施設でも本機を用いれば視力障害疾患を検出でき、被検者にとって便利である。3、手順が簡単なので短時間で検査を済ませることができる。4、被検者にテストレンズを通しての視標の見え方を尋ねるのは1回だけであるから被検者の負担が軽い。5、大きな検査空間を必要としないので狭い場所でも検査できる。6、遠方に視標の像を作らないので光学系が簡単であり製造費用が安い。7、構造が簡単であるため故障しにくく維持費用が少くて済む。
被検眼と視標との間の距離が所定の値と異ることがないようにすることが重要である。そのためには視力表を箱に収め、被検者が覗き穴から箱の中を覗き込むようにする(第1案)。あるいは水平な基板に視力表を垂直に固定し、視力表から所定の距離に顎台や額帯を固定して、被検者は顎台と額帯で頭部を固定して視力表を見るようにする(第2案)。第1案は箱が内容物を保護する利点がある。第2案は視力表と顎台との間を開放空間とすれば光学部品の利用に関して自由度が大きい。例えば円板型レンズ板の代わりに板付レンズを用いて被検眼の前で摺動させることができる。
本発明の実施例を図1に示す。これは上記段落10の第1案である。図は円板の回転軸中心を通る面で切断した断面図である。箱1には覗き穴2が設けてあり、被検者は片目で覗き込む。ピンホール板3を箱の外に設け、矢印の方向に摺動して光路に挿入する。不要のときには反対の方向に動かして光路を脱する。ピンホール板3にはピンホール4が開いている。箱の中には2種の円板がある。第1の円板はレンズ板5であり、周に沿っていろいろな度のレンズ6が嵌め込まれている。レンズ板5は箱外のレンズ板把手9により回される。レンズ板把手9とレンズ板5はレンズ板回転軸12により結合されている。第2の円板は視力表7であり、視力表回転軸11を介して箱外の視力表把手8により回される。照明灯10が視力表7を照らす。2枚の円板はそれぞれ独立に回転する。被検眼と視標との距離を30cmとしたときの視標は3m視力表の視標の1/10の大きさとすればよい。図の破線は視線の方向であり、検査の光路でもある。
次に図1と図2とを用いて検査の手順を示す。検査者はピンホール板3を光路から外す(図1の位置、図2第1段)。被検者は覗き穴2から箱の中を覗き込む。次に検査者はレンズ板把手9を回し、被検者にレンズを順々に覗いてもらい、視力表の視標が最も良く見えるレンズを被検者に選んでもらう(図2第2段)。このときに被検者の屈折異常と調節障害とが大まかに矯正される。検査者は選ばれたレンズを光路に持ってきて、ピンホール板3を矢印の方向に摺動させ、ピンホール4を光路に持ってくる(第3段)。これで被検者の屈折異常と調節障害とが矯正される。被検者はピンホール4とレンズ6を通して視力表を読む(第4段)。このようにして測った視力が悪ければ(第5段)視力障害疾患が疑われるので精密検査に回す(第6段)。
本発明実施例の断面図。 本発明を用いた検査の手順書。
1 箱
2 覗き穴
3 ピンホール板
4 ピンホール
5 レンズ板
6 レンズ
7 視力表
8 視力表把手
9 レンズ板把手
10 照明灯
11 視力表回転軸
12 レンズ板回転軸

Claims (1)

  1. 屈折異常と調節障害の矯正手段としてピンホールとそれぞれ互いに度の異なる球面レンズ群との2種の光学素子のみを備え、被検眼から3m未満の距離に視標を提示するようにし、被検眼と視標との間の光路にピンホールと任意の球面レンズとを自在に挿脱できるようにした視力障害疾患検出機。
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