JP4913209B2 - ゲスト端末装置にwlanへの緊急アクセスを提供する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LAN(=WLAN)を介する緊急アクセスを端末装置に提供するための方法、および前記方法を実行する通信システム(LAN=ローカル・エリア・ネットワーク)に関する。
WLANは、ホテル、空港、鉄道の駅、会議施設などの公共の区域においても、企業の建物内などの占有の区域においても、ますます普及しているアクセス網になっている。企業は、企業の構内にWLANを設置して、GSM(=Global System for Mobile Communication)などの従来の無線網と比べて、比較的高い帯域幅を提供しながら、企業の従業員に移動の自由を許す。
過去数年の別の展開は、音声やビデオなどのリアルタイムのデータの伝送のためにIPベースのデータ網(IP=インターネットプロトコル)が使用されることが増えてきたことである。コーデック標準G,711およびG.729、および伝送プロトコルRTP(VoIP=ボイス・オーバIP、コーデック=符号化/復号、RTP=リアルタイムトランスポートプロトコル)などの、VoIPアプリケーションを扱ういくつかの標準が、導入されている。
最近まで、加入者は、非リアルタイムのアプリケーションのために、例えば、加入者のブラウザをインターネットに接続するのにだけ、WLANを使用していた。しかし、今日のWLANは、リアルタイムのアプリケーション、例えば、VoWLAN(ボイス・オーバWLAN)も扱う作業も課題として与えられている。結局、VoWLANソリューションの加入者は、従来のPSTN(公衆交換電話網)電話機またはGSM移動電話機の場合と同一の音声品質、信頼性、および機能を期待する。
IEEE802.11−1999 Wireless LAN仕様書
本発明の目的は、緊急目的で遠隔通信サービスへのアクセスをゲスト端末装置に許可することである。
本発明の目的は、1つまたは複数のアクセス・ポイントと、第1のSSIDに関連付けられたWLANのユーザからのデータ・パケットがLANに入ることを許すアクセス制御ファンクションとを含むLANへの緊急アクセスを、WLANを介して端末装置に提供する方法によって達せられ、この方法は、緊急の場合にLANへのアクセスを許すことに専用の1つまたは複数の緊急SSIDを定義するステップと、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置から1つまたは複数のアクセス・ポイントの1つにデータ・パケットを送信することによって、緊急コールを開始するステップと、アクセス制御ファンクションによる、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットが、LANに入ることを許すステップ(SSID=サービス・セット識別子)とを含む。
SSIDに端末装置が関連付けられていることは、端末装置が、WLANの無線インタフェースを介する通信内で前記SSIDを通知することを意味する。好ましくは、SSIDは、無線インタフェースを介する通信のMAC層部分内で通知される。そのことは、端末装置が、無線インタフェースを介する通信中に、端末装置に関連付けられたSSIDをアクセス・ポイントにシグナルすることを意味する。
本発明の好ましい実施形態において、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットは、LANに入ることを許された後、緊急応答ポイントにルーティングされる。
本発明は、緊急事態の場合に、端末装置、つまり、ゲスト端末装置と許可された端末装置の両方に、WLANを介するLANへの確実でセキュアなアクセスをどのように提供するかという簡単な方法を提示する。
移動端末装置のユーザは、緊急コールを確立するために、公共でアクセス可能なLANに限定されず、企業LANまたは専用LAN、例えば、企業の構内ネットワークを使用することもできる。このため、制限されたアクセス権を有して、ネットワークにアクセスすることを通常許可されないゲスト端末装置さえも、このネットワークを介して緊急コールをセットアップすることができる。
さらに、本発明は、本発明が、緊急事態の場合に接続性および信頼性を提供する手段をWLANに提供するので、VoWLAN技術の将来の受容に大きく寄与する。米国において、連邦通信委員会(=FCC)は、VoIPサービスのプロバイダが、互いに接続されたすべてのVoIPコールが、完全な9−1−1能力を提供することを確実にするように義務付けており、9−1−1は、米国およびカナダ国における公式の全国的緊急番号である。同様の要求が、欧州の多くの国々において検討され、これらの国々において、公式の全国的緊急番号は、例えば、1−2−2である。提示される本発明により、中心的な緊急番号9−1−1および/または1−2−2をダイヤル呼び出しするいずれの発呼者も、救助が組織されるPSAP(=公共安全応答ポイント)に頼りになる仕方で転送されることを確信することができる。
緊急コールと関係するデータ・パケットのルーティングに関して、様々な方法が、利用可能である。したがって、実際の事態、および利用可能なインフラストラクチャ、トラフィック負荷などの状況に応じて、適切な方法が選択されることが可能である。
さらなる利点は、従属請求項によって示される本発明の実施形態によって実現される。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、緊急コールを開始することを望む端末装置は、DHCP問い合わせによって、対応するデータ・パケットを送信すべき宛先アドレスを受け取ることができる(DHCP=動的ホスト構成プロトコル)。したがって、端末装置は、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットを、DHCP要求を介して受け取られた宛先アドレスでアドレス指定する。
DHCP概念は、好ましくは、デーモンとして実施され、クライアント要求をUDPポート67上で待つ(UDP=ユーザ・データグラム・プロトコル)DHCPサーバを使用して実現されることが可能である。DHCPサーバの構成ファイルが、配信されるべきアドレス・プールについての情報、およびネットワーク関連のパラメータについてのさらなるデータを含む。したがって、頻繁に変わる位置を有する端末装置は、誤りが生じやすい事前構成をなしで済ますことが可能である。端末装置は、WLANに対する接続を単に確立し、DHCPサーバから、関係があるすべてのパラメータを要求する。
すると、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットは、端末装置によって、そのIPアドレス、および緊急コールと関係するデータ・パケットをPSAPにルーティングするコール・マネージャのポートに送信される。好ましくは、端末装置は、DHCPサーバから、コール・マネージャのアドレス関連のデータを受信する。
好ましくは、端末装置は、宛先アドレス、例えば、コール・マネージャのIPアドレスを端末装置に提供する或る特定のDHCPオプションを要求する。端末装置は、DHCP方法に関連するメッセージをDHCPサーバに送信して、緊急コールのデータ・パケットを送信すべき宛先アドレスを求めることができる。DHCPサーバから宛先アドレスを受信した後、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置は、受信されたIPアドレスを、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットの宛先アドレスとして設定する。好ましくは、宛先アドレスは、コール・マネージャのIPアドレスと、コール・マネージャがリッスンしているポートとを含む。
別の好ましい実施形態によれば、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置は、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットを、任意のIPアドレスでアドレス指定する。WLANのAPに着信すると、そのAPに関連するNATファンクションが、これらのデータ・パケットのアドレスを、所定の宛先アドレスに変更する(AP=アクセス・ポイント)。選択された緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットは、宛先NAT(=ネットワーク・アドレス変換)を使用することによって、WLANインフラストラクチャ内で宛先アドレスにリダイレクトされる。NATは、データ・パケットの中の第1のIPアドレスを別のIPアドレスで置き換えるIP網における方法である。例えば、選択された緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットは、NATファンクションによって、コール・マネージャの宛先アドレスにリダイレクトされる。
さらに別の好ましい実施形態によれば、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットは、所定のマルチキャスト・アドレスでアドレス指定される。このことは、端末装置において、またはWLANに入った後、ネットワーク・ノードによって、例えば、APにおいて行われることが可能である。好ましくは、このマルチキャスト・アドレスは、コール・マネージャが加わったマルチキャスト・グループのマルチキャスト・アドレスであり、コール・マネージャがリッスンしている事前定義されたポートを含む。
好ましくは、RTPフローの宛先アドレスは、コール・マネージャが加わったマルチキャスト・グループのマルチキャスト・アドレスである。このため、すべてのネットワーク・デバイスが、マルチキャストをサポートしなければならない。端末装置は、或る特定の緊急SSIDに関連付けられると、或るマルチキャスト・グループに登録し、その後、端末装置が選択したSSIDに依存して、音声符号化/復号(=ボコーダ)およびフレーミングを決定するRTPフローを開始することができる。コール・マネージャは、いずれの種類のシグナリングもなしに、データ・パケットを直接に受信し、すなわち、緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットの経路は、あらかじめ設定されており、接続は、あらかじめ確立されている。緊急コールと関係するデータ・パケットは、場合により、PSTNなどの従来の電話網を介して、PSAPにルーティングされる。
別の好ましい実施形態において、本発明によるコール・シグナリングは、SIP、H.323などのようなすべてのタイプのコール処理クライアントを遵守する(SIP=セッション開始プロトコル)。この方法は、プロトコルに全くとらわれない。端末装置は、単に、RTPパケットをコール・マネージャに送信するだけでよい。コーデックもフレーミング・ネゴシエーションも存在しない。コール・マネージャは、或る特定のポート上で緊急サービス要求を常にリッスンする。好ましくは、コール・マネージャは、あらかじめ確立されたリンクを介して、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットを受信し、緊急コールと関係するデータ・パケットを緊急応答ポイントにルーティングする。データ・パケット、例えば、RTPパケットは、符号化または復号なしに、さらにフレーミング・ネゴシエーションなしに、特定のシグナリング・スキームとは無関係に、LAN、および関連するネットワークを介して伝送される。
本発明の好ましい実施形態によれば、緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットは、LAN網に入ることを許されると、緊急サービスまたは緊急応答ポイント、例えば、PSAPにルーティングされる。好ましくは、このルーティングは、PBXまたはコール・マネージャによって実行される。コール・マネージャが、緊急コールを受信すると、コール・マネージャは、発信コールの地理的区域に関するコールを確立する。LANに入る、緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのすべてのデータ・パケットは、好ましくは、これらのデータ・パケットの最初に示された宛先アドレスとは無関係に、緊急サービスまたは緊急応答ポイントにルーティングされる。緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットは、緊急コールを確立するという目的に限って、LANへのアクセスを許される。
本発明に沿って、前記LANは、2つ以上のWLANを介してアクセス可能なLANであることが可能である。WLANのそれぞれが、LAN環境へのアクセス網の役割を果たし、別個のSSIDに関連付けられることが可能である。その場合、LANは、第1のSSID、例えば、通常のSSIDによって第1のWLANを介してアクセス可能であり、さらに第2のSSID,例えば、緊急SSIDによって第2のWLANを介してアクセス可能であることが可能である。
これに相応して、本発明は、許可されたユーザ、例えば、企業に所属するユーザの端末装置、ならびにゲスト・ユーザの端末装置を含む、いくつかのユーザ端末装置に、少なくとも2つのWLANを介してアクセス可能なLANへのアクセスを提供する方法も提示する。前記第1のWLANは、第1のSSIDに関連付けられたデータ・パケットにLANへのアクセスを提供する。第1のWLANからのデータ・パケットは、或る暗号化方法を使用して選別されて、許可されたユーザの端末装置からの適切に暗号化されたデータ・パケットだけが、LANに入ることを許され、他の端末装置からのデータ・パケットは破棄される。さらに、少なくとも1つの第2のWLANが、すべてのユーザの端末装置を送信元とし、第2のSSIDに関連付けられたデータ・パケットに、LANへのアクセスを提供する。第2のWLANからのデータ・パケットは、選別されて、VoIP緊急コールを伝送するデータ・パケットだけが許される。
緊急SSIDに関連付けられたクライアントは、ゲスト・ユーザであることが可能であるので、暗号化および認証は、設定されることが可能でない。緊急SSIDへの攻撃、または緊急SSIDの許可のない使用を防止するのに、いくつかのセキュリティ手段が、設定されることが可能である。本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザごとの帯域幅契約が、受け入れられることが可能である。パケットは、クライアントが、許された帯域幅を超えるパケットを送信した場合、ドロップされる。本発明の別の好ましい実施形態によれば、宛先NATを使用して、パケットの宛先アドレスが、コール・マネージャIPアドレスであることを確信することができる。これにより、クライアントが、他のデバイスにパケットを送信することが防止される。プロトコル、サービス、使用される帯域幅、または選別されるべきデータ・パケットの送信元IPアドレスもしくは宛先IPアドレスに応じてパケットを選別することができるデバイスの存在により、音声通信だけが許される。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、WLANへのアクセスは、第1のSSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケット、すなわち、WLANの許可されたユーザを送信元とするデータ・パケット、およびWLANのAPによってブロードキャストされた緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットに限られる。このアクセス制限は、ファイアウォール規則を適用することによって、さらに/またはアクセス制御リスト(=ACL)および/またはプライベート仮想ローカル・エリア・ネットワーク(=PVLAN)の使用によって実施されることが可能である。また、アクセス制御ファンクションが、音声トラフィックだけしかWLANに入ることを許さないことも可能である。
緊急サービスにおいて有するべき重要な情報は、緊急コールを開始したユーザの位置特定である。DHCPトラッカの助けを借り、位置特定サーバにおいてホストされるWebサーバを使用して、この情報は、PSAPに伝送されることが可能である。
本発明の目的は、1つまたは複数のアクセス・ポイントと、第1のSSIDに関連付けられたWLANのユーザからのデータ・パケットがLANに入ることを許すアクセス制御ファンクションとを含むLANへの緊急アクセスを、WLANを介して有する端末装置を位置特定する方法によってさらに達せられ、この方法は、緊急の場合にLANへのアクセスを許すことに専用の1つまたは複数の緊急SSIDを定義するステップと、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置から1つまたは複数のアクセス・ポイントの1つにデータ・パケットを送信することによって、緊急コールを開始するステップと、アクセス制御ファンクションによる、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットが、LANに入ることを許すステップと、端末装置の位置についての位置特定情報をコール・マネージャに伝送するステップとを含む。
好ましい実施形態において、端末装置は、位置特定情報を有するSOAPメッセージを、位置特定サーバまたはコール・マネージャに送信する(SOAP=Simple Object Access Protocol)。位置特定情報を有するSOAPメッセージが、位置特定サーバに送信された場合、この位置特定情報は、コール・マネージャに転送されなければならない。このことは、コール・マネージャが、位置特定情報を提供するように位置特定サーバにポーリングを行うことによって、または位置特定サーバが、端末装置から位置特定情報を受信した後、コール・マネージャに、この位置特定情報をプッシュすることによって、行われることが可能である。
別の好ましい実施形態によれば、端末装置は、位置特定情報を有するDHCP更新メッセージをDHCPサーバに送信する。次に、DHCPサーバが、この位置特定情報を有するSOAPメッセージを位置特定サーバまたはコール・マネージャに送信する。やはり、位置特定情報を有するSOAPメッセージが、位置特定サーバに送信される場合、この位置特定情報は、コール・マネージャに転送されなければならない。このことは、コール・マネージャが、位置特定情報を提供するように位置特定サーバにポーリングを行うことによって、または位置特定サーバが、端末装置から位置特定情報を受信した後、コール・マネージャに、この位置特定情報をプッシュすることによって、行われることが可能である。
好ましい実施形態において、緊急コールに関する特定の緊急SSIDが、コーデックなどの特定の能力と一緒に定義される。定義された緊急SSIDのそれぞれは、異なる能力に、例えば、異なるコーデックに関連付けられる。このため、コールのために使用されるパラメータに依存して、いくつかの緊急SSIDが、構成されることが可能であり、例えば、1つの緊急SSIDが、G.711のために構成され、別の緊急SSIDが、G.729のために構成されることが可能である。端末装置のユーザ、または端末装置のインテリジェンスが、関連付けられた能力に依存して、緊急SSIDを選択することができる。或る特定の緊急SSIDに関連付けられた能力についての情報は、緊急SSIDのブロードキャストから抽出されることが可能である。これらの能力についての情報は、SSID自体の中に含まれても、LANの別個の情報要素から取得されてもよい。コール・マネージャは、RTPヘッダの中でデータ・パケットの処理についての情報を受信する。
好ましくは、緊急コールは、ボイス・オーバWLAN電話コールに関連付けられたデータ・パケットを送信することによって開始される。VoWLANは、移動環境においてVoIPを可能にする。VoWLANは、概して建造物内で、IEEE802.11ベースのWLANに依拠する。VoWLANは、SIPまたはH.323などのコール・シグナリング・プロトコルに基づくVoIP、およびサービス品質(=QoS)をサポートする802.11eのバージョンにおけるIEEE802.11に準拠するWLANなどのアプローチの統合を含む。さらに、UMTS網に対する直接接続が可能であり、このため、無線ベースのLANの範囲外のVoWLANサービスの拡大が可能である。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、端末装置は、802.11e方法またはWMM方法を使用して、緊急コールと関係するデータ・ストリームが、音声緊急優先度を有することを示す(WMM=WiFiマルチメディア、WiFi=無線忠実度)。ネットワークへのコールの受け付け制御は、TSPEC(=トラフィック規格)の使用によってネゴシエートされる。この場合は端末装置である局が、局のトラフィック・フロー要件(データ転送速度、遅延限度、パケット・サイズ、およびその他)を指定し、ADDTS(=TSPEC追加)管理動作フレームを送信することによって、TSPECを作成するようQAP(=QoSアクセス・ポイント)に要求する。QAPは、発行されたTSPECの現在のセットに基づいて、既存の負荷を計算する。現在の条件に基づいて、QAPは、新たなTSPEC要求を受け付ける、または拒否することができる。TSPECが拒否された場合、QoS局(=QSTA)内の高優先度アクセス・カテゴリは、高優先度アクセス・パラメータを使用することを許されず、代わりに、QoSレベル・パラメータを使用しなければならない。
さらに、緊急コールを有利にするように先取りが使用されることが可能である。端末装置のユーザが、緊急番号などの優先番号をダイヤル呼び出しする場合、発呼側は、WLANが、通常の加入者会話より高い優先度を有する緊急のコールを処理するものと見込むことが可能である。APおよび/またはコール・マネージャは、この緊急コールの優先ステータスを認識し、この緊急コールを有利にするように、この緊急コールより低い優先度のコールに割り当てられたリソースを先取りする。
一般に、先取り機構およびTSPEC機構を使用して、緊急コールに関連付けられたデータ・パケットに或る特定のQoSが保証されることが可能である。
好ましくは、端末装置は、緊急SSIDが利用可能であることを端末装置が検出すると、或る特定の記号、例えば、「SOS」という文字、または警察のパトロール・ランプを表すアイコンが、ソフトスクリーン上、またはダイヤルパッド上に表示されることが可能である、ディスプレイ・ユニット、例えば、スクリーンを含む。代替として、緊急SSIDが利用可能である場合に、音響信号、例えば、ジングル、または或る特定のサウンドが、端末装置のスピーカから再生される。この特定のアイコンまたはサウンドを含むデータ・ファイルは、端末装置のメモリの中に格納されることが可能であり、このメモリから取得され、端末装置において出力されて、WLANへの緊急アクセスが利用可能であることを端末装置のユーザに知らせることが可能である。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、1つまたは複数のアクセス・ポイントの少なくとも1つが、1つまたは複数の緊急SSIDをブロードキャストする。端末装置が、ブロードキャストされた1つまたは複数の緊急SSIDの少なくとも1つを検出し、この少なくとも1つの検出された緊急SSIDから或る緊急SSIDを選択する。
本発明の目的は、WLANを介するLANへの緊急アクセスを端末装置に提供するための通信システムによってさらに達せられ、この通信システムは、第1のSSIDを担持するWLANの許可されたユーザからのデータ・パケットが、LANに入ることを許すアクセス制御ファンクションを含み、この通信システムは、少なくとも1つの検出された緊急SSIDから選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からデータ・パケットを受信するように適合されたインタフェースと、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からの受信されたデータ・パケットを、アクセス制御ファンクションに転送するように適合された制御ユニットとを含み、アクセス制御ファンクションは、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットが、LANに入ることを許し、通信システムは、選択された緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットを、LANに入ることを許した後、緊急応答ポイントにルーティングするように適合される。
好ましくは、通信システムは、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットを、これらのデータ・パケットが、DHCP要求を介して端末装置で受信された宛先アドレスで、端末装置においてアドレス指定されている場合に、ルーティングするように適合される。
別の好ましい実施形態によれば、通信システムは、WLANインフラストラクチャ内で、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットを、所定の宛先アドレス、例えば、コール・マネージャのIPアドレスにリダイレクトするように適合されたNATファンクションをさらに含む。
さらに別の好ましい実施形態によれば、通信システムは、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットを、これらのデータ・パケットが、宛先アドレスとしてコール・マネージャのIPアドレスで端末装置においてアドレス指定されている場合に、ルーティングし、前記IPアドレスは、マルチキャスト・アドレスである。
本発明の目的は、WLANを介するLANへの緊急アクセスを端末装置に提供するための通信システムによってさらに達せられ、この通信システムは、第1のSSIDを担持するWLANの許可されたユーザからのデータ・パケットが、LANに入ることを許すアクセス制御ファンクションを含み、この通信システムは、少なくとも1つの検出された緊急SSIDから選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からデータ・パケットを受信するように適合されたインタフェースと、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からの受信されたデータ・パケットを、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットが、LANに入ることを許す、アクセス制御ファンクションに転送するように適合された制御ユニットと、緊急事態固有のポート上で緊急要求を常にリッスンするように適合されたコール・マネージャとを含む。
さらに、本発明の目的は、WLANを介するLANへの緊急アクセスを端末装置に提供するための通信システムによってさらに達せられ、この通信システムは、第1のSSIDを担持するWLANの許可されたユーザからのデータ・パケットが、LANに入ることを許すアクセス制御ファンクションを含み、この通信システムは、少なくとも1つの検出された緊急SSIDから選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からデータ・パケットを受信するように適合されたインタフェースと、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からの受信されたデータ・パケットを、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットが、LANに入ることを許す、アクセス制御ファンクションに転送するように適合された制御ユニットとを含み、アクセス制御ファンクションは、サービスおよび/または帯域幅および/または宛先に関して、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットに、LANへのアクセスを制限するように適合される。
また、本発明の目的は、WLANを介するLANへの緊急アクセスを有する端末装置を位置特定するための通信システムによってさらに達せられ、この通信システムは、第1のSSIDを担持するWLANの許可されたユーザからのデータ・パケットが、LANに入ることを許すアクセス制御ファンクションを含み、この通信システムは、少なくとも1つの検出された緊急SSIDから選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からデータ・パケットを受信するように適合されたインタフェースと、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からの受信されたデータ・パケットを、選択された緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットが、LANに入ることを許す、アクセス制御ファンクションに転送するように適合された制御ユニットと、端末装置の位置特定情報を受信し、この位置特定情報と関係するデータを緊急応答ポイントに転送するように適合された位置特定サーバおよび/またはコール・マネージャとを含む。
好ましくは、この通信システムは、緊急の場合にLANへのアクセスを許すことに専用の1つまたは複数の緊急SSIDを端末装置にブロードキャストするように適合された送信機をさらに含む。
本発明のこれら、ならびにさらなる特徴および利点は、添付の図面と併せて解釈される、現在、好ましいとされる例示的な実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって、よりよく理解されよう。
図1は、WLAN2と、LAN3と、ネットワーク5と、コール・マネージャ40と、PSAP60とを含む通信システム1を示す。端末装置10のユーザ100が、緊急コールを介してPSAP60に接続されることを所望する。端末装置10は、LAN3に属するアクセス・ポイント20のサービスエリア内に位置している。LAN3は、アクセス制御ファンクション21と、DHCPサーバ30と、位置特定サーバ35と、コール・マネージャ40とをさらに含む。ネットワーク5は、コール・マネージャ40とPSAP60を接続する。第2のネットワーク5は、PSTN網などの通常の電話網であることが可能である。
端末装置10は、アクセス網を介して遠隔通信網を確立するための移動デバイスであることが可能である。端末装置10は、例えば、WLANインタフェースを有するVoIPクライアントを含む移動電話機またはラップトップ・コンピュータであることが可能である。端末装置10は、検出ユニット101と、制御ユニット102と、ユーザ・インタフェース103とを含む。ユーザ・インタフェース103は、ユーザ100が、端末装置10に入力を与えることができるようにするとともに、端末装置10から出力を受け取ることができるようにする手段を含む。好ましくは、ユーザ・インタフェース103は、入力キーを有するキーパッドと、マイクロホンと、ディスプレイと、スピーカとを含む。
LAN3のアクセス・ポイント20は、端末装置10がWLAN2に接続する通信ハブの役割をするハードウェア・デバイスまたはコンピュータ・ソフトウェアである。AP20は、送信機201と、WLAN2に対するインタフェース、およびLAN3に対するインタフェースを有するインタフェース・モジュール202と、制御ユニット203とを含む。WLAN2に対するインタフェースは、WLANの端末装置を相手にデータを送受信する、すなわち、交換することができ、LAN3に対するインタフェースは、LAN3のネットワーク要素を相手にデータを送受信する、すなわち、交換することができる。
送信機201は、緊急の場合にLAN3へのアクセスを可能にすることに専用の1つまたは複数の緊急SSIDをブロードキャストする。インタフェース202は、端末装置10によって無線インタフェースを介してLAN3に送信されたデータ・パケットを受信する。制御ユニット203は、アクセス・ポイント20に制御ファンクションおよびインテリジェンス・ファンクションを提供する。
WLAN2は、送信機のサービスエリア内の端末装置、WLAN2に対するインタフェース、ならびに端末装置と、WLAN2に対するインタフェース、すなわち、無線インタフェースとの間のデータ交換を伝送する媒体によって表されることが可能である。
SSIDは、IEEE802.11に基づく無線網を識別する。基本的にネットワークを識別する名前であるために、ネットワーク名としても知られるSSIDは、32までの英数字の大文字小文字が区別される一意の文字列である。WLAN上のすべての無線デバイスは、互いに通信するために同一のSSIDを使用しなければならない。SSIDは、WLANのAPにおいて構成され、APを介してWLANにアクセスすることを所望するすべてのクライアントによって設定される。無線クライアント上のSSIDは、SSIDをクライアント網設定に入力することによって手動で、またはSSIDを指定されないまま、つまり、空白にしておくことによって自動的に設定されることが可能である。
アクセス制御ファンクション21は、LAN3に対するアクセス制御を提供する。アクセス制御ファンクション21は、WLANコントローラとして、好ましくは、スタンドアロンのデバイスとして実現されることが可能であり、あるいはAP20および/またはAPデバイスによって提供される機能に組み込まれることが可能である。アクセス制御ファンクション21は、アクセス制御ファンクション21を制御するため、ならびにWLAN2の境界に着信するデータ・パケットに、メモリ・モジュール205の中に格納されたアクセス制御規則を適用するための制御ユニット204を含む。アクセス制御ファンクション21は、着信するデータ・パケットがネットワーク2および3に入ることを許す前に、それらのパケットを選別する。
WLAN2は、IP網、例えば、DHCPリレー・ファンクションを介するLANまたはインターネットであるネットワーク3を介して、DHCPサーバ30、位置特定サーバ35、およびコール・マネージャ40に接続される。DHCPサーバ30は、LAN3にアクセスするデバイスに動的IPアドレスを割り当てる。動的アドレス指定を使用して、デバイスは、ネットワークに接続するたびに、異なるIPアドレスを有することができる。一部のシステムにおいて、デバイスのIPアドレスは、デバイスが依然として接続されている間に変わることさえ可能である。また、DHCPは、静的IPアドレスと動的IPアドレスの混合もサポートする。
位置特定サーバ35は、端末装置10の位置を特定するサービス、好ましくは、ウェブ・サービスをホストする。このことは、端末装置10から受信されたデータから情報を抽出することによって達せられることが可能である。端末装置10の位置データを提供するように適合されたすべての情報が、「位置特定情報」という用語によって要約される。位置特定情報は、端末装置10を位置特定するのに役立つことが可能である。
コール・マネージャ40は、PSAP60に対する緊急コール・セットアップを管理することを担う。コール・マネージャ40は、1つまたは複数の互いにリンクされたコンピュータ、すなわち、ハードウェア・プラットフォーム、このハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにこのソフトウェア・プラットフォーム、およびこのハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行されるいくつかのアプリケーション・プログラムから成る。コール・マネージャ40の機能は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。これらのアプリケーション・プログラム、またはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分が、システム・プラットフォーム上で実行されると、以下に説明されるとおりコール管理サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラム、またはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する記憶媒体によって構成される。
図2は、本発明の第1の実施形態による端末装置10、LAN2のアクセス・ポイント20、DHCPサーバ30、コール・マネージャ40、およびPSAP60間の一連のメッセージを示す。第1のステップ901において、緊急サービスに専用である2つの緊急SSIDが、検出ユニットを使用して端末装置10が、これらのSSIDを検出することができるように、AP20によってブロードキャストされる。端末装置10による、ブロードキャストされた緊急SSIDの検出の後、動作902において端末装置のディスプレイ・ユニット上にアイコン・パターンが表示されて、現在の位置において緊急サービスが利用可能であることを端末装置10のユーザに知らせる。代替として、ユーザは、任意の通知機構を介して、緊急サービスの利用可能性について知らされてもよい。
示された緊急サービスを要求するのに、端末装置10のユーザは、ステップ903において、端末装置10のキーパッド上で、緊急サービスに関連する緊急サービス番号、例えば、北米において9−1−1という番号、または欧州において1−1−2という番号をダイヤル呼び出しする、あるいは端末装置10上の緊急サービスに専用であるソフトキーを押すことができる。ソフトキーとは、特定の機能を実行する、端末装置のメイン・ディスプレイ・パネルの下のキーである。
動作903によってトリガされて、端末装置10は、検出された緊急SSIDのセットから或る緊急SSIDを選択する。代替として、端末装置のユーザが、ユーザの選好に従って緊急SSIDを選択し、キーを介して入力することによってユーザの選択を示すように促される。これに応じて、ステップ904で、端末装置10が、選択された緊急SSIDに関連付けられる。緊急コールのために使用されるコーデックは、選択された緊急SSIDに応じて、G.711であることが可能である。端末装置10が、最初、別のSSIDに関連付けられていた場合、端末装置10は、前のSSIDから関連付け解除されて、その緊急SSIDに関連付けられなければならない。次のステップ905において、端末装置10は、DHCP DISCOVERメッセージをDHCPサーバ30に送信する。
DHCPサーバ30は、端末装置10に送信されるメッセージ906、例えば、DHCP OFFERメッセージでDCHP要求に応答し、このメッセージ906は、コール・マネージャ40のIPアドレスおよびポート、ならびに端末装置10のIPアドレスを含む。端末装置は、そのオファーを選択し、DHCPサーバに別の要求を送信し、肯定応答メッセージを受信することができる。このため、端末装置10は、G.711コーデック標準におけるデータ・パケットを含むRTPフロー907を、指定された宛先、つまり、コール・マネージャ40に送信することができるようにされる。RTPフロー907の送信されたデータ・パケットは、選択された緊急SSIDに関連付けられているので、アクセス制御ファンクション21は、これらのパケットを通過させる。
AP20を介してLAN3に入るすべてのデータ・パケットは、専用のスタンドアロンのアクセス制御サーバとして実施されることが可能なアクセス制御ファンクション21を通過しなければならない。アクセス制御サーバは、1つまたは複数の互いにリンクされたコンピュータ、すなわち、ハードウェア・プラットフォーム、このハードウェア・プラットフォームに基づくソフトウェア・プラットフォーム、ならびにこのソフトウェア・プラットフォーム、およびこのハードウェア・プラットフォームによって形成されるシステム・プラットフォームによって実行されるいくつかのアプリケーション・プログラムによって構成されることが可能である。アクセス制御ファンクション21は、これらのアプリケーション・プログラムの実行によって提供される。これらのアプリケーション・プログラム、またはこれらのアプリケーション・プログラムの選択された部分は、システム・プラットフォーム上で実行されると、以下に説明されるとおりアクセス制御サービスを提供するコンピュータ・ソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータ・ソフトウェア製品は、これらのアプリケーション・プログラム、またはアプリケーション・プログラムの前記選択された部分を格納する記憶媒体によって構成される。
また、アクセス制御ファンクション21が、LAN3のネットワーク要素において、例えば、LAN3のスイッチ、交換機、またはルータにおいて、さらなるタスクとして実施されることも可能である。また、アクセス制御ファンクション21が、AP20内に含まれることも可能である。アクセス制御ファンクション21が、LAN3の従来のネットワーク要素において実施される場合、アクセス制御ファンクション21は、ネットワーク要素のその他のモジュールおよびユニットと協働してアクセス制御機能を提供する或る特定のモジュール内に含まれることが可能である。
アクセス制御ファンクション21は、着信する各データ・パケットのヘッダ、特に、このヘッダ内に含まれるSSIDを読み取り、そのSSIDが、LAN3に対して許可されているかどうかを調べる。例えば、アクセス制御ファンクション21は、LAN3、およびブロードキャストされた緊急SSIDのいずれか、場合、許可されたユーザによって使用される最初のSSIDに関連付けられたすべてのデータ・パケットが入ることを許すように構成される。この目的で、アクセス制御ファンクション21は、メモリ205の中に、承認されたSSIDのリストを有するアクセス制御リストを含むデータ・ファイルを格納していることが可能である。次に、アクセス制御ファンクション21は、アクセス制御リストを調べ、着信したデータ・パケットのSSIDを、前記アクセス制御リストのSSIDと比較する。その結果に応じて、データ・パケットは、LAN3に入ることを許される、または拒否される。同様に、前述したACL方法が、アクセス制御ファンクション21によって実現されることも可能である。
LAN3へのアクセスを制御する別の仕方は、アクセス制御ファンクション21によって、緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットを送信するクライアントに制限された帯域幅を割り当てることであることが可能である。好ましくは、アクセス制御ファンクション21は、緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットを送信するすべてのクライアントと契約を結ぶ。この契約は、クライアントから受け入れられる帯域幅を制限する。このため、割り当てられ帯域幅を超える、端末装置によって送信されたデータ・パケットは、アクセス制御ファンクション21によって単にドロップされる。このことは、ユーザが、緊急コールと関係するデータ・パケット以外のデータ・パケットを送信するためにWLANへのユーザのアクセスを利用する危険を小さくする。
また、アクセス制御ファンクション21は、使用されるプロトコル、送信元IPアドレス、および宛先IPアドレスに応じて、緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットを選別することもできる。例えば、音声通信を伝送するデータ・パケットだけを許すことが可能である。一般に、サービス/プロトコル、および/または帯域幅、および/または送信元および/または宛先に関してデータ・パケットを選別することが可能である。
また、アクセス制御ファンクション21は、緊急SSIDに関連付けられたデータ・パケットが設定されている宛先IPアドレスのアドレス変換を実行するNATファンクションによって実施されることも可能である。NATファンクションは、例えば、制御ユニット204において実施されることが可能である。このため、NATファンクションは、緊急SSIDに関連付けられており、アクセス制御ファンクション21に着信する任意のデータ・パケットの宛先IPアドレスを、所定の宛先IPアドレスに、例えば、コール・マネージャのIPアドレスに変更することができる。このことにより、クライアントが、緊急関連のデバイス以外のデバイスにパケットを送信することが防止される。
端末装置10に、DHCPソリューションによってIPアドレスが割り当てられることとは別に、端末装置10は、遠隔通信ネットワーキングの分野で知られている他の方法によってIPアドレスを受け取ることも可能である。
緊急コールに関連付けられたデータ・パケットが、第1の局としてコール・マネージャ40に伝送される方法は、使用されるプロトコルとは完全に独立である。確実で、迅速な伝送を確実にするのに、符号化および復号、フレーミングなどの、誤りが生じがちとなる可能性があるすべての変更は、省かれる。データ・パケットは、例えば、RTPパケットとして、端末装置10から、或る特定のポート上で緊急サービス要求を常にリッスンするコール・マネージャ40に単に転送される。
コール・マネージャ40から、緊急コールと関係するデータ・パケットは、PSTN網を介して、PSAP60にルーティングされる。したがって、緊急サービス番号のダイヤル呼び出し903により、端末装置10が、地元の緊急の医療機関、消防機関、および警察機関に緊急コールをルーティングするように訓練されたPSAPにおける派遣係に迅速に接続される。
PSAPコール・センタ60において、オペレータが、発呼者の位置を検証し、緊急事態の性質を特定し、いずれの緊急応答チームに通知が行われるべきかを決定する。緊急派遣係が、LBSによって提供される位置情報を使用して、緊急事態に応答する公共安全スタッフに指示して、可能な最短の緊急応答時間を確実にする(LBS=位置ベースのサービス)。ときとして、単一の一次PSAPが、地域全体を受け持つ。ほとんどの場合において、発呼者は、二次PSAPに転送され、二次PSAPから救助が送られる。二次PSAPは、ときとして、消防派遣部署、自治体警察本部、または救急車派遣センタに配置される。コールが処理されると、PSAPオペレータまたは派遣センタは、適切な緊急応答チーム、消防、救援、警察、派遣係に知らせる。
DHCPオプションとは別に、インフラストラクチャは、宛先NATを使用して、コール・マネージャ40のIPアドレスおよびポートにパケットをリダイレクトすることができる。NATは、ローカル・エリア・ネットワークが、内部トラフィックに関して1つのIPアドレス・セットを使用し、外部トラフィックに関して第2のアドレス・セットを使用することを可能にするインターネット標準である。LANがインターネットに出会う場所に配置されたNATボックスが、必要なすべてのIPアドレス変換を行う。この場合、NATは、主に、内部IPアドレスを隠すことによって或る種のファイアウォールを提供する役割をする。宛先NATを使用する際、フローは、或る特定のポート上のホストに転送され、あるいは端末装置10が、DHCPオプションを使用して、コール・マネージャ40にRTPフロー907を直接に送信することができる。すべてのRTPフローが、1つのポート上の、コール・マネージャ40の特定のアドレスに向かわされる。1つのポート上に複数のソケットが作成される。このことは、マルチキャスト・ソケットまたはユニキャスト・ソケットに関して当てはまる。受動ソケットは、接続されるのではなく、新たな能動ソケットを生じさせる着信する接続を待つ。
端末装置10は、AP20によってアクセス可能にされたLAN3において知られていないので、暗号化を使用することはできない。しかし、侵害および/または攻撃からLAN3を保護するいくつかの仕方が、存在する。
主なセキュリティ上のリスクは、サービス拒否(=DoS)である。DoS攻撃は、ホストのサービスの1つまたは複数を役に立たなくすることを目的とするホスト(サーバ)に対する攻撃である。通常、このことは、過負荷によって達せられる。通常、DoS攻撃は、手動で実行されるのではなく、ネットワークの他のホストに無関係に拡散するバックドア・プログラムを使用して実行される。このため、攻撃者は、攻撃者のDoS攻撃の実行のために、さらなるホストを意のままにする。LAN3などの802.11インフラストラクチャ上で、攻撃からのいくらかの保護を提供するファイアウォール規則が、適用されることが可能である。DHCPパケットおよびRTPパケットだけが、LAN3上の特定のホストに許されたフローである。他のプロトコルが使用された場合、そのユーザは、ブラックリストに載せられ、設定可能な時間中、AP20に関連付けられることが可能でない。
代替として、DoS−中間者(=MITM)検出−防御アプリケーションが、LAN3上で実施されることが可能である。MITM攻撃は、通信パートナの中間に物理的、または論理的に位置する攻撃者を出所とする。この位置において、MITM攻撃者は、2名以上のネットワーク加入者の間のデータ・トラフィックを完全に支配し、交換される情報を自由に見る、または操作することさえできる。
攻撃からLAN3を保護するさらに別の仕方は、制限された帯域幅しか、ユーザに与えないことである。このことは、システムが、DoSから防御するのに役立つ可能性がある。宛先NATを使用して、他のデバイスに攻撃が向けられることを防止することが、さらに可能である。
さらに別の実施形態において、すべてのゲスト・ユーザの関連付けが、仮想ローカル・エリア・ネットワーク(=VLAN)ごとにACLを適用するために、これらのユーザに専用のVLANにおいて使用されることが可能である。ネットワーク上のVLANは、ブロードキャスト・ドメインである。そのVLAN上のホストのすべては、同一のVLANの他のメンバと通信することができる。プライベートVLAN(=PVLAN)は、トラフィックが、OSIモデルのデータ・リンク層(層2)としてセグメント化されて、ブロードキャスト・ドメイン(OSI=開放型システム間相互接続)のサイズが制限されることを可能にする。ACLは、誰がMAC/IPアドレス・アクセスを受け取るかを制御する。ACLは、例えば、特定のクライアントを、それらのクライアントのIPアドレスによって、LAN3へのアクセスから除外することができるルータにおいて構成される。
また、攻撃からの保護は、スイッチ上、およびルータ上で実施されることも可能である。1つの可能性は、層2隔離のためにPVLAN環境を構成することである。PVLANは、既存のVLAN内でさらなる細分を提供し、個々のポートが、同一のIPサブネットを依然として共有しながら、他のポートから分離されることを可能にする。このことは、各デバイスに関して別個のIPサブネットを要求することなしに、デバイス間の分離が行われることを可能にする。最も単純な形態で、PVLANは、隔離されたポート、およびプロミスキャス・ポートをサポートする。隔離されたポートは、プロミスキャス・ポートにだけ通信することができ、プロミスキャス・ポートは、いずれのポートにも通信することができる。この展開において、サブネットのメンバは、隔離されたポートであり、ゲートウェイ・デバイスは、プロミスキャス・ポートに接続される。このことにより、サブネット上のホストが、同一のサブネット上のメンバの要求に応じないことが可能になる。
別の可能性は、802.1xゲストVLANを、層2隔離のためにPVLANに拡張する802.1xプライベート・ゲストVLANフィーチャである。
802.1xプライベート・ゲストVLANは、802.1x Supplicantなしに、ゲスト二次PVLANを介する限られたネットワーク・アクセスをユーザに提供する。
別のかなり単純明快な方法は、ACL技術を使用する、または単に、MACアドレスの最大数をトランクポート上の個々のVLANに制限することである。
本発明は、有害な意図のない不適切な関連付けを防止するいくつかの仕方をサポートする。例えば、緊急サービスSSIDに関連付けられるすべての端末装置は、或る時間内に緊急を要求するTSPECを送信しなければならず、さもなければ、AP20によって関連付け解除され、さらに/またはブラックリストに載せられる。代替として、SSIDは、隠されることが可能であり、能動的なスキャンが、緊急SSIDに関連付けられるのに必須である。
緊急サービス・コールは、端末装置10が、TSPECトラフィック規格を使用して、RTPフローが、音声緊急優先度を有することを示すようにトリガすることによって、優先されることが可能である。また、先取り手続きを使用して、より低い優先度のコールに対して緊急コールが有利にされ得ることも可能である。
図3a乃至図3cは、緊急コールのパケットのルーティングと関係する異なる3つの例を示す。図3a乃至図3cのそれぞれにおいて、端末装置10、LAN3のアクセス・ポイント20、アクセス・ポイント20に関連するNATサーバ22、DHCPサーバ30、コール・マネージャ40、およびPSAP60の間で一連のメッセージが伝送される。
図3aは、DHCP方法に基づくパケット・ルーティングと関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。このDHCP方法では、クライアントは、IPアドレスを要求する際、コール・マネージャのIPアドレスをクライアントに与える或る特定のDHCPオプションを求める。この方法の第1のステップで、端末装置10は、DHCP DISCOVERメッセージ210を送信する。端末装置10が、DHCPサーバ30を利用することができるには、DHCPリレーが使用されるのでない限り、両方のデバイスが、同一のIP網内に存在しなければならない。両方のデバイスが、同一のIP網内に存在していない場合、DHCPサーバが配置されているネットワークに、DHCP関連のメッセージを中継し、さらに/または転送するDHCPリレー・ユニットまたはDHCPヘルパ・ユニットなどのDHCP支援デバイスが、使用されることが可能である。
端末装置10によって送信されたDHCP DISCOVERメッセージ210は、DHCPサーバ30に到達する。このことは、端末装置10とDHCPサーバ30が、同一のネットワーク内、例えば、VLAN内に存在する場合、ブロードキャストにおいてDHCP DISCOVERメッセージ210を送信することによって、またはDHCPヘルパを介して、達せられることが可能である。DHCP DISCOVERメッセージ210によって、端末装置10は、DHCPサーバ30からIPアドレスを要求する。好ましくは、DHCP DISCOVERメッセージ210は、端末装置10のMACアドレスを含む(MAC=メディア・アクセス制御)。LANアドレス、イーサネット(登録商標)ID、または空港IDとしても知られるMACアドレスは、ネットワークのデバイスの一意IDの役割をするネットワーク・デバイスのハードウェア・アドレスである。
好ましくは、端末装置10は、利用可能なすべてのDHCPサーバへのネットワーク・ブロードキャストとしてDHCP DISCOVERメッセージ210を送信する。いくつかのDHCPサーバが、同一のIPサブネットワーク内に配置されることが可能である。DHCP DISCOVERブロードキャスト・メッセージ210は、送信機IPアドレスとして0.0.0.0を伝送することができ、送信する端末装置10は、IPアドレスを有していないが、それでも、到達可能なすべてのDHCPサーバに要求を向けるので、宛先アドレス255.255.255.255にアドレス指定されることが可能である。
DHCPサーバ30は、DHCP DISCOVERメッセージ210を受信し、要求する端末装置10に関するIPアドレスのオファーを含むDHCP OFFERメッセージ211で応答する。DHCP OFFERメッセージ211は、送信するDHCPサーバ30を識別するサーバID、ならびにコール・マネージャ40のIPアドレスおよびポートをさらに含む。端末装置10が、異なるDHCPサーバから複数のオファーメッセージを受信することが可能である。このため、端末装置は、受信されたオファーの中から選択することができる。提案された1つまたは複数のオファーの1つを選択した後、端末装置は、DHCP REQUESTメッセージ212によって、対応するサーバIDを使用して識別される適切なDHCPサーバ30と連絡をとる。好ましくは、DHCP REQUESTメッセージ212は、ブロードキャストされる。
これに応答して、DHCPサーバ30は、要求する端末装置10にDHCP ACK(=肯定応答)メッセージ213を伝送する。伝送されるDHCP ACKメッセージ213は、端末装置10のIPアドレスと、コール・マネージャ40のIPアドレスと、コール・マネージャ40が常にリッスンしているポートと、さらなる関係のあるデータとを含む。
このため、ステップ214で、端末装置10は、端末装置10自体のIPアドレスと、コール・マネージャ40のIPアドレスと、コール・マネージャ40がリッスンしているポートとを有する。端末装置10は、緊急コールと関係するパケットにコール・マネージャ40の宛先アドレスおよびポートでアドレス指定し、アドレス指定されたパケットをコール・マネージャ40に送信する。端末装置10とコール・マネージャ40の間のRTPフロー215が、確立される。コール・マネージャ40は、緊急コールと関係するパケットを受信し、妥当なPSAP60に対するコール・セットアップ216を開始し、パケットをPSAP60に転送する。
図3bは、宛先NATに基づくパケット・ルーティングと関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。この宛先NAT方法では、クライアントは、IPアドレスを受信すると、任意の宛先アドレスにパケットを送信することができる。NATサーバ22は、このアドレスを、コール・マネージャ40の1つに変更する。図3bのステップ220乃至224は、図3aに示されるステップ210乃至214に対応する。図3aに示される方法との唯一の違いは、DHCP OFFERメッセージ221およびDHCP ACKメッセージ223が、コール・マネージャ40のIPアドレスおよびポートを含まないことである。
また、端末装置10は、DHCPを介する以外の別の方法を介してLAN3に参加するためのIPアドレスを受信することも可能である。
ステップ224で、端末装置10は、端末装置のIPアドレスだけを取得する。端末装置10は、宛先アドレスとして任意のIPアドレスで緊急コールと関係するパケットをアドレス指定し、このアドレス指定されたパケットを、AP20に関連するNATサーバ22に送信する。端末装置10とNATサーバ22との間のRTPフロー225が、確立される。NATサーバ22は、端末装置10からパケットを受信し、宛先アドレスを、コール・マネージャ40のIPアドレスに変換する。NATサーバ22と、コール・マネージャ40との間のRTPフロー226が、確立される。コール・マネージャ40は、緊急コールと関係する情報をパケット形態またはストリーム形態で受信し、妥当なPSAP60に対するコール・セットアップ227を開始し、パケットをPSAP60に転送する。
図3cは、マルチキャスト方法に基づくパケット・ルーティングと関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。このマルチキャスト方法では、クライアントは、IPアドレスを受信すると、コール・マネージャ40がリッスンしている事前定義されたポート上のよく知られたマルチキャスト・アドレスにパケットを送信する。図3cのステップ230乃至234は、図3aに示されるステップ210乃至214に対応する。図3aに示される方法との唯一の違いは、DHCP OFFERメッセージ231およびDHCP ACKメッセージ233が、コール・マネージャ40のIPアドレスおよびポートを含まないことである。
また、端末装置10は、DHCPを介する以外の別の方法を介してLAN3に参加するためのIPアドレスを受信することも可能である。
ステップ234で、端末装置10は、端末装置10のIPアドレスだけを取得する。端末装置10は、宛先アドレスとしてマルチキャストIPアドレスで緊急コールと関係するパケットをアドレス指定し、このアドレス指定されたパケットをコール・マネージャ40に送信する。端末装置10とコール・マネージャ40との間のRTPフロー235が、確立される。コール・マネージャ40は、緊急コールと関係する情報(パケット形態/ストリーム形態)を受信し、妥当なPSAP60に対するコール・セットアップ236を開始し、パケットをPSAP60に転送する。
図4は、端末装置70乃至73を含むWLAN2の許可されたユーザのグループ700を示す。許可されたユーザのグループ700は、第1のSSID7を使用することによって緊急でないコールでLAN3にアクセスすることができる。同時に、グループ700のメンバは、オープン・グループ800のメンバでもある。オープン・グループ800は、端末装置70乃至73を有する許可されたユーザと、端末装置10乃至13を有するWLAN2の許可されていないユーザをともに含む。許可されたユーザのグループ700だけが、第1のSSID7を使用することによって緊急でないコールでLAN3にアクセスする資格がある。しかし、グループ800は、アクセス・ポイント20のサービスエリア内に位置しているので、グループ700のメンバとグループ800のメンバの両方が、緊急SSID8を使用することによって緊急コールでLAN3にアクセスすることができるようにされる。グループ700またはグループ800の任意の端末装置、例えば、端末装置10または端末装置71が、緊急SSID8を使用して、アクセス・ポイント20を介してLAN3にアクセスすることができる。
したがって、アクセス・ポイント20のサービスエリア内の任意の端末装置が、緊急SSID8を使用することによって、緊急事態の場合にLAN3にアクセスすることができる。緊急でないコールの場合、WLAN2の許可されたユーザを含む許可されたグループ700の端末装置だけが、アクセス・ポイント20を介してLAN3にアクセスすることができる。緊急SSID8に関連付けられたコールは、PSAP60にルーティングされるが、例えば、端末装置70を送信元とする緊急でないコールは、従来技術で知られている手続きにおいて別の通信パートナ90にルーティングされることが可能である。
アクセス制御を実施するため、アクセス制御ファンクション21が、許可されたSSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットに、LAN3へのアクセスを制限することに加え、着信するデータ・パケットにさらなる規則を適用することができる。緊急SSIDに関連付けられた端末装置からLAN2にデータ・パケットを送信する各ユーザには、PSAP60に対する緊急コールをセットアップするのに十分であるが、他のコールを確立するだけ十分には広くない、制限された帯域幅が割り当てられることが可能である。このアクセス制御機構は、緊急コールが、データの量に関して多少、限定されている可能性があるので、機能することが可能である。
このアクセス制御機構と緊密に関係するのが、LAN3に音声トラフィックだけしか入ることを許さない技術である。このため、ビデオのような帯域幅を消費するアプリケーションと関係するデータ・パケットは、データ・パケットが、緊急SSIDを使用することによってLAN3に入ろうと試みた場合、LAN3から閉め出される。
図5は、IPパケットの伝送のためのネットワーク400、およびネットワーク400へのアクセスを提供するための2つの無線アクセス網401、402を示す。企業アクセス網401は、許可されたユーザ端末装置701、702だけによってアクセス可能な企業アクセス網であるのに対して、緊急アクセス網402は、緊急アクセス網402のサービスエリア内の任意の移動ユーザ端末装置によって、すなわち、許可されたユーザ端末装置701、702とゲスト・ユーザ端末装置801乃至803の両方によって、緊急目的でアクセス可能である。
許可された端末装置701、702は、端末装置701、702が、アクセス網4012にデータ・パケットを伝送する前に、データ・パケットを適切に暗号化することができるようにする暗号化モジュール7010、7020を含むことが可能である。
各アクセス網401、402は、それぞれのアクセス網に特有のSSIDを、送信機によって、例えば、APによってブロードキャストする。企業アクセス網401は、企業アクセス網401に関連する企業SSIDをブロードキャストし、緊急アクセス網402は、緊急アクセス網401に関連する緊急SSIDをブロードキャストする。ブロードキャストされたSSIDは、アクセス網401、402のサービスエリア内の任意の端末装置によって受信されることが可能である。
企業アクセス網401は、アクセス制御ファンクション4011を含み、同様に、緊急アクセス網402も、アクセス制御ファンクション4021を含む。アクセス制御ファンクション4011、4021は、メモリ・モジュールの中に格納されたアクセス制御規則を含むスタンドアロンのサーバとして実施される。アクセス制御ファンクション4011、4021のそれぞれは、データ・パケットがアクセス網401、402に入ることを許す前に、着信するデータ・パケットを選別する。
緊急アクセス網402に関連する緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットは、アクセス制御ファンクション4021によって緊急アクセス網402へのアクセスを許可される。許可されたユーザ端末装置701、702だけが、暗号化モジュール7010、7020を使用してデータ・パケットを適切に暗号化できることが可能である。アクセス制御ファンクション4011に着信するデータ・パケットは、企業アクセス網401に関連する企業SSIDに関連付けられた端末装置を送信元としなければならず、アクセス網401に入ることを許されるように適切に暗号化されることが可能である。暗号化技術によって、アクセス制御ファンクション4011は、着信するデータ・パケットを選別し、許可されたユーザ端末装置を送信元としないデータ・パケットを破棄する。アクセス制御ファンクション4011は、選別−検査プロセスに関係のあるデータをデータベース4012から取得する。
ゲスト・ユーザ端末装置801は、企業SSIDに気付いており、この企業SSIDを使用して、企業アクセス網401にアクセスする。企業アクセス網401のネットワーク管理者が、企業アクセス網401のアクセス・ポイント上に設定された公開企業SSIDを構成し、範囲内のすべての無線デバイスにブロードキャストすることが可能である。このため、企業SSIDは、企業アクセス網401によってオープンにブロードキャストされており、ゲスト・ユーザ端末装置801が、ブロードキャストされた企業SSIDを拾い上げることによって企業SSIDを受信している。
しかし、ゲスト・ユーザ端末装置801が、企業アクセス網401によって提供される通信サービスを、許可されていない仕方で使用したいと欲する盗聴者に関連することも可能である。企業SSIDの公開ブロードキャストは、セキュリティ上のリスクをもたらすので、企業アクセス網401のネットワーク管理者が、ネットワーク・セキュリティを向上させようとして、自動SSIDブロードキャスト・フィーチャを無効したものと想定する。しかし、SSIDブロードキャストの非活性化によって提供される保護は、SSIDが、許可された端末装置701、702によって企業アクセス網401に送信されるデータ・パケットからプレーンテキストでスニフィングされる可能性があるので、盗聴者によって容易に裏をかかれる可能性がある。
しかし、ゲスト・ユーザ端末装置801は、企業SSIDを受信しており、この企業SSIDに関連付けられ、企業アクセス網401にデータ・パケット・ストリーム301を送信する。ゲスト・ユーザ端末装置801は、データ・パケット301を適切に暗号化する手段を有さないので、アクセス制御ファンクション4011によってデータ・パケット・ストリーム301に対して実行される検査は、データ・パケット・ストリーム301の拒否をもたらす。
他方、暗号化モジュール7010を含む許可されたユーザ端末装置701は、企業SSIDに関連付けられた端末装置からであるとともに、適切に暗号化されているデータ・パケット1001を企業アクセス網401に送信する。このため、アクセス制御ファンクション4011における検査プロセスは、アクセス網に入ることの許可をもたらす。同様に、その他の許可されたユーザ端末装置702を送信元とするデータ・パケット1002も、企業アクセス網401に入ることを許される。
許可されたユーザ端末装置702が、緊急SSIDに関連付けられた端末装置からアクセス制御ファンクション4021にデータ・パケット502を送信すると、データ・パケット502は、緊急アクセス網402に入ることを許される。ゲスト・ユーザ端末装置802は、緊急SSIDと関係するデータ・パケット・ストリーム501を企業アクセス網401に送信するが、このデータ・パケット・ストリーム501は、適切なSSIDに関連付けられた端末装置からではなく、適切に暗号化されてもいないので、企業アクセス網401に入ることを許されない。しかし、緊急SSIDに関連付けられたゲスト・ユーザ端末装置802が、緊急アクセス網402にデータ・パケット・ストリーム502を送信すると、データ・パケット503は、緊急SSIDに関連付けられた端末装置からであるので、データ・パケット・ストリーム502は、アクセス制御ファンクション4021によって緊急アクセス網402に入ることを許される。
企業SSIDに関連付けられたゲスト・ユーザ端末装置803が、緊急アクセス網402にデータ・パケット302を送信すると、データ・パケット・ストリーム302は、アクセス制御ファンクション4021によって拒否される。アクセス制御ファンクション4021は、緊急SSIDに関連付けられた端末装置からのデータ・パケットだけしか入ることを許さない。
企業アクセス網401に入った後、データ・ストリーム1001および1002は、データ・ストリーム601および602としてネットワーク400に転送され、データ・ストリーム601および602のデータ・パケットの中で示されるIP宛先アドレスに従ってデータ・ストリーム601および602をルーティングする、または切り替えるネットワーク要素4001、例えば、ルータまたはスイッチにルーティングされる。
例えば、許可されたユーザ端末装置701のユーザが、企業通信パートナのVoIP電話番号をダイヤル呼び出しすると、許可されたユーザ端末装置701のVoIPユーザ・エージェントが、これに応じて、対応するアドレスでデータ・パケット1001、601をアドレス指定し、データ・パケット・ストリーム601は、ネットワーク要素4001によって、そのアドレスを担当する別のネットワーク要素4002にルーティングされる。接続の確立は、適切なルーティングおよびコール確立のためにシグナリング・メッセージおよび制御メッセージの交換を要求する。同様に、データ・パケット1002も、ネットワーク要素4001を介して別のネットワーク要素4003にルーティングされる。事前確立されたルーティングは全く存在せず、代わりに、ネットワーク400におけるそれぞれの次のホップは、各ネットワーク要素によって、データ・パケットの示されたアドレスに従ってデータ・パケットごとに個々に決定される。
他方、緊急アクセス網402に着信し、入ることを許されたデータ・ストリーム502、503は、これらのデータ・パケットを緊急サービス応答ポイント60、例えば、PASPにルーティングするコール・マネージャ4001に、例えば、PBXにルーティングされる(PBX=構内交換機)。このルーティングは、シグナリング・トラフィックおよび制御トラフィックの必要なしに、事前確立された接続上で実行される。
また、データ・パケットの実際のアドレスにかかわらず、緊急アクセス網402に入ることを許されたデータ・パケットの元の宛先アドレスは、データ・パケットから取り除かれ、緊急サービスに関連する事前設定された標準のアドレス、例えば、コール・マネージャ4001のIPアドレスおよびポートで置き換えられ得ることも可能である。この標準化され、事前確立されたアプローチによって、緊急コールの迅速で、確実な応答が可能である。
図6a乃至図6dは、緊急コールを開始する端末装置の位置特定と関係する、異なる4つの例を示す。図6a乃至図6dのそれぞれにおいて、端末装置10、LAN3のアクセス・ポイント20、DHCPサーバ30、位置特定サーバ35、コール・マネージャ40、およびPSAP60の間で一連のメッセージが、伝送される。位置特定サーバ35は、PSAPに位置特定情報の伝送を提供するウェブ・サービスをホストする。
図6aは、第1の代替の実施形態による端末装置10の位置特定と関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。方法の第1のステップで、端末装置10は、緊急SSIDに関連付けられた後、AP20を介して位置特定サーバ35にSOAPプッシュ・メッセージ510を送信する。SOAPプッシュ・メッセージ510は、端末装置10の位置特定情報、例えば、端末装置がLANにアクセスするのを仲介するAP20のBSSIDを含む(BSSID=基本サービス・セット識別子)。BSSIDは、LANにおけるAPの一意識別子である。IEEE802.11−1999 Wireless LAN仕様書が、BSSIDを、インフラストラクチャ・モードにおけるAPの局(STA)を識別するMACアドレスと定義する。このため、BSSIDは、各APを一意で識別し、このことは、同一のSSIDを有するAPを区別するために不可欠である。
位置特定サーバ35は、要求510の肯定応答の役割をする応答511によって応答する。端末装置10が、SOAP要求メッセージ510を送信してから或る時間内に応答を受信しない場合、端末装置10は、SOAP要求メッセージ510を再送することができる。
コール・マネージャ40が、緊急コールに気付くとすぐに、コール・マネージャは、位置特定サーバ35にポーリング・メッセージ512を送信することによって、位置特定サーバ35に定期的にポーリングすることを開始する。このポーリング・メッセージ512は、端末装置10の位置特定情報と関係する更新情報をコール・マネージャ40に報告するよう、位置特定サーバ35をトリガする。位置特定サーバ35は、常に位置特定情報で応答する。位置特定サーバ35は、応答513を送信することによってポーリング・メッセージ512に応答する。応答513は、端末装置の位置に関する更新情報、または単に、利用可能な更新情報が存在しないことの指示を含む。コール・マネージャ40は、単に、取得された位置特定情報をメッセージ514としてPSAP60に転送する、あるいは取得された位置特定情報を処理し、次に、処理された位置特定情報をメッセージ514としてPSAP60に送信する。
例えば、位置特定サーバ35は、例えば、LANのAPのBBSIDと、対応する位置とを含むデータベースを使用して、位置特定情報のAP BBSIDを地理的座標に変換することができる。次に、コール・マネージャは、これらの地理的座標をPSAP60に送信し、PSAP60において、示された地理的位置に援助が送られることが可能である。
図6bは、第2の代替の実施形態による端末装置10の位置特定と関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。ステップ520乃至521は、図6aを参照して説明されるステップ510乃至511に対応する。前段で与えられた対応する説明は、図6bにも当てはまる。
位置特定サーバ35が、端末装置10から位置特定情報、または位置特定情報の更新を受信し、好ましくは、端末装置10に応答521を送信した後、位置特定サーバ35は、メッセージ522によってコール・マネージャ40に、この位置特定情報をプッシュする。メッセージ522に応答して、コール・マネージャ40は、肯定応答のための応答メッセージ523を位置特定サーバ35に送信する。
コール・マネージャ40は、図6aに関連して前述したとおり、単に、取得された位置特定情報をPSAP60にメッセージ524として転送する、または取得された位置特定情報を処理し、次に、処理された位置特定情報をメッセージ524としてPSAP60に送信する。
図6cは、第3の代替の実施形態による端末装置10の位置特定と関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。この方法の第1のステップで、端末装置10は、緊急SSIDに関連付けられた後、AP20を介してコール・マネージャ40にSOAP要求メッセージ530を送信する。SOAP要求メッセージ510は、端末装置10の位置特定情報、例えば、端末装置がLANにアクセスするのを仲介するAP10のBSSIDを含む。
コール・マネージャ40は、要求530の肯定応答の役割をする応答531によって応答する。端末装置10が、SOAP要求メッセージ530を送信してから或る時間内に応答を受信しない場合、端末装置10は、コール・マネージャ40にSOAP要求メッセージ530を再送することができる。
コール・マネージャ40が、端末装置10から位置特定情報、または位置特定情報の更新を受信し、好ましくは、端末装置10に応答531を送信した後、コール・マネージャ40は、図6aに関連して前述したとおり、単に、取得された位置特定情報をメッセージ532としてPSAP60に転送する、または取得された位置特定情報を処理し、次に、処理された位置特定情報をメッセージ532としてPSAP60に送信する。
図6dは、第4の代替の実施形態による端末装置10の位置特定と関係するメッセージ・フロー・シーケンスを示す。この方法の第1のステップで、端末装置10は、緊急SSIDに関連付けられた後、DHCP更新要求540をDHCPサーバ30に送信する。DCHP更新要求540は、端末装置10の位置特定情報、例えば、端末装置がLANにアクセスするのを仲介するAP10のBSSIDを含む。
さらなる処理に関して、2つのオプションがある。DHCPサーバ30は、SOAPメッセージ541を位置特定サーバ35に送信するか、またはSOAPメッセージ546をコール・マネージャ40に送信する。
第1の場合、位置特定情報は、前述したとおり、好ましくは定期的なコール・マネージャからのポーリング・メッセージ542、および位置特定サーバ35からの対応する応答543によって、または位置特定サーバ35が、SOAPメッセージ541を受信するとすぐに、位置特定サーバ35からコール・マネージャ40に、メッセージ544によって位置特定情報をプッシュすることによって、コール・マネージャ40に伝送されることが可能である。この場合も、コール・マネージャ40は、肯定応答545でメッセージ544に応答することができる。
コール・マネージャ40が、位置特定サーバ35から位置特定情報を受信した後、コール・マネージャ40は、図6aに関連して前述したとおり、単に、取得された位置特定情報をメッセージ547としてPSAP60に転送する、または取得された位置特定情報を処理し、次に、処理された位置特定情報をメッセージ547としてPSAP60に送信する。
DHCPサーバ30が、SOAPメッセージ546をコール・マネージャ40に直接に送信する後者の場合、コール・マネージャ40は、やはり、取得された元の位置特定情報、または処理された位置特定情報をメッセージ547としてPSAP60に転送する。
説明される方法選択肢および方法オプションは、可能な任意の組み合わせで実行されることが可能である。このため、単一の方法選択肢に関連して説明されるステップは、本発明の目標を実現するのに、別の方法選択肢のステップと組み合わされてもよい。例えば、請求項1、8、10、および13が、互いに組み合わされてもよい。
本発明の実施形態によるLANにアクセスする端末装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるLANにアクセスする端末装置を示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明の実施形態によるルーティング・オプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明の実施形態によるルーティング・オプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明の実施形態によるルーティング・オプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明の別の実施形態によるLANにアクセスする端末装置を示すブロック図である。 本発明の別の実施形態によるLANにアクセスする端末装置を示す別のブロック図である。 本発明による位置特定関連のオプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明による位置特定関連のオプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明による位置特定関連のオプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。 本発明による位置特定関連のオプションを示すメッセージ・フロー・シーケンスである。

Claims (7)

  1. 1つまたは複数のアクセス・ポイント(20)と、第1のSSID(7)に関連付けられたWLAN(2)のユーザ(70乃至73)からのデータ・パケットがLAN(3)に入ることを許すアクセス制御ファンクション(21)とを含む該LAN(3)への緊急アクセスを、該WLAN(2)を介して端末装置(10)に提供する方法であって、
    緊急の場合に前記LAN(2)へのアクセスを許す専用の1つまたは複数の緊急SSID(8)を定義するステップと、
    選択された緊急SSID(8)に関連付けられた端末装置(10)から前記1つまたは複数のアクセス・ポイント(20)の1つにデータパケットを送信することによって緊急コールを開始し、前記データ・パケットが端末装置(10)によって、DHCP応答によって端末装置(10)が受信した宛先アドレスにアドレス指定されるステップと、
    前記アクセス制御ファンクション(21)による、前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられた前記端末装置(10)からの前記データ・パケットが、前記LAN(3)に入ることを許すステップと、
    前記選択されたSSID(8)に関連付けられた前記データ・パケットを、前記LAN(3)に入ることを許された後、緊急応答ポイント(60)にルーティングするステップとを含み、
    前記方法は更に、
    緊急応答ポイント(60)への緊急コール確立の管理を負担するコール・マネージャ(40)のIPアドレスと前記コール・マネージャ(40)がリッスンしているポートとを前記端末装置(10)に供給する特定のDHCPオプションを、前記端末装置(10)が要求するステップと、
    前記コール・マネージャ(40)の前記IPアドレスと、前記コール・マネージャ(40)がリッスンしているポートとを、前記端末装置(10)がDHCPを使用してDHCPサーバーから受信するさらなるステップと、
    前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられた前記端末装置(10)が、データ・パケットを、前記コール・マネージャ(40)の前記受信されたIPアドレスと、前記コール・マネージャ(40)がリッスンしている前記ポートとでアドレス指定するステップとを更に含むことを特徴とする緊急アクセスを提供する方法
  2. 前記緊急SSID(8)を2つ以上を異なる能力に、好ましくは、異なるコーデックに関連付けるさらなるステップと、
    1つまたは複数の緊急SSID(8)の前記ブロードキャストから抽出された情報に基づいて、緊急SSID(8)を選択するさらなるステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の緊急アクセスを提供する方法。
  3. トラフィック指定処理または優先処理を使用することによって前記緊急コールを優先するさらなるステップを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の緊急アクセスを提供する方法。
  4. 前記1つまたは複数のアクセス・ポイント(20)から前記1つまたは複数の緊急SSID(8)をブロードキャストするさらなるステップと、
    前記端末装置(10)による、前記1つまたは複数のブロードキャストされた緊急SSID(8)の少なくとも1つを検出するさらなるステップと、
    前記少なくとも1つの検出された緊急SSIDから或る緊急SSID(8)を選択するさらなるステップと、
    前記端末装置(10)による、前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられるさらなるステップとを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の緊急アクセスを提供する方法。
  5. 前記1つまたは複数の緊急SSID(8)の前記少なくとも1つを検出した後、前記端末装置(10)において、前記WLAN(2)への緊急アクセスが利用可能であると前記端末装置(10)のユーザ(100)に知らせる通知を出力するさらなるステップを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の緊急アクセスを提供する方法。
  6. 第1のSSID(7)に関連付けられたWLAN(2)のユーザ(70乃至73)からのデータ・パケットが、LAN(3)に入ることを許すアクセス制御ファンクション(21)を含む、該WLAN(2)を介して該LAN(3)緊急アクセスを端末装置(10)に提供する通信システム(1)であって、
    前記少なくとも1つの検出された緊急SSIDから選択された緊急SSID(8)に関連付けられた端末装置(10)からデータ・パケットを受信するように適合されたインタフェース(202)と、
    前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられた前記端末装置(10)からの受信された前記データ・パケットを、前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられた前記端末装置(10)からの前記データ・パケットが、前記LAN(3)に入ることを許す、前記アクセス制御ファンクション(21)に転送するように適合された制御ユニット(203)とを含み、前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられた前記端末装置(10)からの前記データ・パケットを、前記WLAN(2)に入ることを許した後、緊急応答ポイント(60)にルーティングするように適合され
    前記データ・パケットはDHCP応答によって端末装置(10)が前記通信システム(1)から受信した宛先アドレスを保持し、
    前記緊急アクセスを提供する通信システム(1)は、更に
    緊急応答ポイント(60)への緊急コール確立の管理を負担するコール・マネージャ(40)、及び
    前記端末装置(10)からの対応する特定のDHCPオプションの要求に応答して、前記端末装置(10)に、前記コール・マネージャ(40)の前記IPアドレスと、前記コール・マネージャ(40)がリッスンしているポートとを、DHCPを使用して提供し、それによって前記選択された緊急SSID(8)に関連付けられた前記端末装置(10)にて、データ・パケットを、前記コール・マネージャ(40)のIPアドレスと、前記コール・マネージャ(40)がリッスンしている前記ポートとでアドレス指定する、HCPサーバー(30)を備えたことを特徴とす緊急アクセスを提供する通信システム(1)。
  7. 緊急の場合に前記LAN(3)へのアクセスを許すことに専用の1つまたは複数の緊急SSID(8)を前記端末装置(10)にブロードキャストするように適合された送信機(201)をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の緊急アクセスを提供する通信システム。
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