JP4911655B2 - Fluid transmission device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体伝動装置、特に流体伝動装置に設けられるクラッチをバランスさせる為に、バランスピースの取付け位置や大きさが自由に選択出来ると共に、そしてガタ付くことなく安定してバランスピースを取付けることが出来る流体伝動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体伝動装置の1つであるトルクコンバータとは周知の通りエンジンの動力を、作動流体を媒体としてトランスミッションへ伝えることが出来る一種の継手であり、エンジンによって回されるポンプインペラ、そして該ポンプインペラの回転により送り出される作動流体の動きを受けて回るタービンランナ、さらにタービンランナから出た作動流体の向きを変えてポンプインペラへ導くステータから構成されている。
【0003】
そこで、これらポンプインペラ、タービンランナ、及びステータには複数枚のブレードが所定の角度をもって一定間隔で配列されている。トルクコンバータ内に封入されている作動流体は、ポンプインペラからその各ブレードを介して外周方向へ送り出され、トルクコンバータのケース内壁を伝い、タービンランナのブレードに当って該タービンランナをポンプインペラと同方向に回す働きをする。又タービンランナに当たってから送り出される作動流体は、ステータのブレードに当たってポンプインペラの回転を助長する方向に流れ方向が変えられ、再び内周からポンプインペラに流入する。
【0004】
図3は従来のトルクコンバータの断面を示している。同図の(イ)はポンプインペラ、(ロ)はタービンランナ、(ハ)はステータ、そして(ニ)はクラッチをそれぞれ示し、これらはトルクコンバータ外殻(ホ)内に収容されている。そこでエンジンからの動力を得てフロントカバー(ヘ)が回転し、該フロントカバー(ヘ)と一体となっているポンプインペラ(イ)が回転し、その結果、作動流体を媒介としてタービンランナ(ロ)が回る。
【0005】
そしてタービンランナ(ロ)のハブ(ト)には軸(図示なし)が嵌って、タービンランナ(ロ)の回転をトランスミッション(図示なし)へ伝達することが出来る。トルクコンバータは一種の流体クラッチである為、ポンプインペラ(イ)の回転速度が低い場合には、タービンランナ(ロ)の回転を停止することが出来(車を停止することが出来)、しかしポンプインペラ(イ)の回転速度が高くなるに従ってタービンランナ(ロ)は回り始め、さらに高速になるに従ってタービンランナ(ロ)の速度はポンプインペラ(イ)の回転速度に近づく。しかし作動流体を媒介としているトルクコンバータでは、タービンランナ(ロ)の回転速度はポンプインペラ(イ)と同一速度にはなり得ない。
【0006】
そこで、同図にも示しているようにトルクコンバータ外殻(ホ)内にはクラッチ(ニ)が設けられていて、タービンランナ(ロ)の回転速度が所定の領域を越えた場合には、該クラッチ(ニ)が軸方向に移動してフロントカバー(ヘ)に係合するように作動することが出来る。クラッチ外周には摩擦材(チ)が取り付けられている為に、該クラッチ(ニ)は滑ることなくフロントカバー(ヘ)と同一速度で回転することが出来る。そして該クラッチ(ニ)はタービンランナ(ロ)と連結していて、タービンランナ(ロ)はクラッチ(ニ)によって回されることになり、エンジンからの動力をトランスミッションへ、流体を介することによるロスを伴うことなくほぼ100%の高効率で伝達することが出来る。
【0007】
このように、タービンランナ(ロ)の回転速度が高くなって、ある条件になった時に、クラッチ(ニ)はフロントカバー(ヘ)に係合して、作動流体を媒体としないでタービンランナ(ロ)を直接回転駆動させることが出来る。しかし係合前は、タービンランナ(ロ)とフロントカバー(ヘ)の回転速度は完全に同一ではなく、クラッチ(ニ)がフロントカバー(ヘ)に係合することで、速度差に基づく衝撃が発生する。この係合時の衝撃を緩和し、一方では係合後にエンジンのトルク変動を伝えない為にクラッチ(ニ)とタービンランナ(ロ)との間にはダンパースプリング(リ)、(リ)…を備えたロックアップダンパ(ヌ)が取り付けられている。
【0008】
したがって、タービンランナ(ロ)と共に同一速度で回転しているクラッチ(ニ)が僅かに速いフロントカバー(ヘ)に係合する際、クラッチ(ニ)の速度は瞬間的に高くなってタービンランナ(ロ)をより速く回そうとするトルクが作用する。この衝撃的トルクをダンパースプリング(リ)、(リ)…が圧縮変形して吸収するように構成されている。クラッチ(ニ)はタービンランナ(ロ)のハブ(ト)に同軸を成して取り付けられているが、ダンパースプリング(リ)、(リ)…の圧縮変形によって上記タービンランナ(ロ)と位相差を生じることが出来る構造となっている。
【0009】
図4は従来のダンパースプリング(リ)、(リ)…を備えたクラッチ(ニ)の断面図と正面図であり、該クラッチ(ニ)には4枚のダンパープレート(ル)、(オ)…が固定されていて、各ダンパープレート(ル)、(オ)…には上記ダンパースプリング(リ)、(リ)…が設けられている。ところで、該クラッチ(ニ)には上記のごとくダンパープレート(ル)、(オ)…、及びダンパースプリング(リ)…が備わって入る為に、中心に対して質量のバランスが完全ではなく、その為にバランスピース(ワ)、(ワ)を取付けなくてはならない。
【0010】
アンバランス状態のクラッチ(ニ)が高速回転するならば、こもり音が発生したり、時には振動が起きる。そこで上記クラッチ(ニ)に固定されているダンパープレート(ル)、(オ)…の内側には凹状スペース(カ)、(カ)…が等間隔で形成され、この凹状スペース(カ)、(カ)…の適当な位置にバランスピース(ワ)が嵌って固定され、クラッチ(ニ)のバランスをとっている。
【0011】
図5は上記バランスピース(ワ)を凹状スペース(カ)に嵌めて固定した場合である。この凹状スペース(カ)の両側にはツメ(ヨ)、(ヨ)が突出し、バランスピース(ワ)を凹状スペース(カ)に嵌めたところでカシメるならば、該ツメ(ヨ)、(ヨ)に係止して外れないようになる。バランスピース(ワ)は凹状スペース(カ)に嵌合する外径の円板上に外径を小さくした円柱を起立した形状を成し、同図(a)の鎖線部分は該円柱がカシメにて潰された部分であり、その結果、円柱部が両側へ拡大して両ツメ(ヨ)、(ヨ)に係止する。
【0012】
しかし、カシメにて円柱が潰されても、ツメ(ヨ)、(ヨ)間に隙間が残されるならばバランスピース(ワ)はガタ付き、クラッチ(ニ)の回転に伴って振動や騒音が発生する。一方、前記図4に示すように外周にダンパースプリング(リ)、(リ)…を設けているクラッチ(ニ)であれば、ダンパープレート(ル)、(オ)の内周側に凹状スペース(カ)、(カ)…を形成することは可能となるが、内側にもダンパースプリングを設ける型式のクラッチでは、上記凹状スペース(カ)、(カ)…を形成することが出来なく、このような方法にてバランスピース(ワ)を取付けることは不可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のトルクコンバータ用クラッチのバランスピース取付け構造には上記のごとき問題があり、同じようなことがフルードカップリングの場合にも問題となる。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、ダンパープレートの形状が内周側に開口することが出来ないクラッチの場合でもバランスピースを簡単に取付けることが出来、しかも取付けたバランスピースがガタ付くことのないようにした流体伝動装置を提供する。
【0014】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る流体伝動装置用クラッチにはダンパープレートが取着され、このダンパープレートにバランスピースが取付けられるが、従来のように内周側を開口した凹状スペースを有しておらず、中心から所定の距離に穴を設け、該穴にバランスピースを嵌めてカシメることが出来る。穴は等間隔で複数個設けられ、適当な穴に嵌めて取付けられる。
【0015】
ここでバランスピースの具体的な形態は限定しないことにするが、上記穴に嵌めることが出来、そしてカシメることで潰されて外れないようになる。ところで、ダンパープレートに形成される穴の部位は、該穴を中心として一回り大きな外径を成す凸部を有し、クラッチとの間に空間が形成される。従って、穴に嵌ったバランスピースの一部は上記空間に入り、この状態でカシメるならば潰されてダンパープレートの凸部を挟み込むように取付けられる。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
【実施例】
図1はバランスピースを取付けたクラッチの正面図と断面図を示している。クラッチ1は中心に軸穴2を有す円板を成し、該クラッチ1には4枚の同一形状のダンパープレート3,3…がカシメピン4,4…にて取着されている。そしてダンパープレート3,3…の外周に形成した溝5,5…にはダンパースプリング6,6…が嵌り、又ダンパープレート3,3…の内周側に形成した溝7,7…には短いダンパースプリング8,8…が嵌って取付けられている。
【0017】
ところで、上記ダンパープレート3には軸穴2を中心とした所定の半径上に穴9,9…を設け、該穴9,9…を中心として一回り大きな外径をした凸部10,10…が形成されている。バランスピース11は穴9をもった凸部10に取付けられ、そしてカシメることで外れないようになる。同図では1個のバランスピース11が取付けられているが、必要に応じて複数個が取付けられる。これはタイヤのバランス調整と同じく、高速で回転することでアンバランス量とその位置を知ることが出来る。
【0018】
図2はバランスピース11の具体的な形状と該バランスピース11をダンパープレート3に取付けた状態を示している。(a)のバランスピース11aは頭部12aと軸部13aから成る一種のリベットであり、軸部13aはダンパープレート3に設けた穴9に嵌り、軸部13aには先端を開口した孔14aを形成している。そしてバランスピース11aが取付けられる穴9の周囲は凸部10と成っていて、クラッチ1との間には空間15が形成されている。
【0019】
そこで穴9に嵌った軸部13aは空間15にその一部が入り、その状態で頭部12aをカシメピンで押圧するならば軸部13aが潰れて空間15に広がり、ダンパープレート3の凸部10を挟み込む。この場合、軸部13aに孔14aを設けることでカシメ易く、しかも軸部13aが外方向へ広がって穴9との間に隙間を残すことなく固定される。
【0020】
(b)に示すバランスピース11bは同じく頭部12bと軸部13bから成って、軸部13bには孔14bを設け、又頭部12bにも孔16bを形成すると共に、両孔14bと16bは連通している。そして軸部13bを穴9に挿入してカシメピンを孔16bに嵌めてカシメるならば、軸部13bは潰されて空間15に拡大して固定される。
【0021】
(c)に示すバランスピース11cは頭部12cと軸部13cから成って、軸部13cには孔14cを設け、又頭部12cにも孔16cを形成している。そして軸部13cを穴9に挿入してカシメピンを孔16cに嵌めてカシメるならば、軸部13cは潰されて空間15に拡大して固定される。
【0022】
(d) に示すバランスピース11dは頭部12dと軸部13dから成って、軸部13dには孔14dを有し、又頭部12dにも孔16dを形成している。そして軸部13dを穴9に挿入してカシメピンを孔16dに嵌めてカシメるならば,軸部13dは潰されて空間15に拡大して固定される。
【0023】
以上述べたように、本発明に係る流体伝動装置のバランスピースの取付け構造は、ダンパープレートに穴を設けると共に該穴を中心として凸部を形成し、この穴にバランスピースの軸部を嵌めてカシメたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る流体伝動装置のバランスピースは一種のリベットであり、ダンパープレートに形成した穴に軸部を嵌めてカシメる為に、カシメられたバランスピースは穴から外れることはない。すなわち、穴の周囲には凸部が形成されて該穴に嵌った軸部はカシメられることで周りの凸部空間に広がって抜けないように成り、しかも穴との隙間もなくなってバランスピースがガタ付くこともない。
【0025】
そして、本発明ではダンパープレートの中心から所定の半径上に凸部と共に穴を設けている為に、バランスピースはクラッチの軸方向から嵌めてカシメることが出来る。従ってバランスピースの内周側にも別のダンパースプリングを備えるクラッチであっても、本発明の取付け構造であるならば何ら問題なくバランスピースの取付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバランスピース取付け構造を備えたクラッチ。
【図2】本発明のバランスピース取付け構造の具体例。
【図3】トルクコンバータの断面図。
【図4】従来のバランスピース取付け構造を備えたクラッチ。
【図5】従来のバランスピース取付け構造。
【符号の説明】
1 クラッチ
2 軸穴
3 ダンパープレート
4 カシメピン
5 溝
6 コイルスプリング
7 溝
8 コイルスプリング
9 穴
10 凸部
11 バランスピース
12 頭部
13 軸部
14 孔
15 空間
16 孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, in order to balance the fluid transmission device, particularly the clutch provided in the fluid transmission device, the mounting position and size of the balance piece can be freely selected, and the balance piece can be stably mounted without rattling. The present invention relates to a fluid transmission device that can be used.
[0002]
[Prior art]
As is well known, a torque converter, which is one of fluid transmission devices, is a type of joint that can transmit engine power to a transmission using working fluid as a medium. A pump impeller that is turned by the engine, and the pump impeller A turbine runner that rotates in response to the movement of the working fluid sent out by rotation, and a stator that changes the direction of the working fluid from the turbine runner and guides it to the pump impeller.
[0003]
Therefore, a plurality of blades are arranged at predetermined intervals at a predetermined angle on the pump impeller, turbine runner, and stator. The working fluid sealed in the torque converter is sent from the pump impeller through the blades in the outer circumferential direction, travels along the inner wall of the case of the torque converter, hits the blade of the turbine runner, and the turbine runner is the same as the pump impeller. It works to turn in the direction. Further, the working fluid sent out after hitting the turbine runner is changed in the flow direction so as to hit the blades of the stator and promote the rotation of the pump impeller, and flows into the pump impeller again from the inner periphery.
[0004]
FIG. 3 shows a cross section of a conventional torque converter. In the figure, (a) shows a pump impeller, (b) shows a turbine runner, (c) shows a stator, and (d) shows a clutch, which are housed in a torque converter outer shell (e). Therefore, the front cover (f) rotates with the power from the engine, and the pump impeller (a) integrated with the front cover (f) rotates.As a result, the turbine runner (rotor) is mediated by the working fluid. ) Turns.
[0005]
A shaft (not shown) is fitted into the hub (g) of the turbine runner (b), and the rotation of the turbine runner (b) can be transmitted to a transmission (not shown). Since the torque converter is a kind of fluid clutch, when the rotation speed of the pump impeller (a) is low, the rotation of the turbine runner (ro) can be stopped (the car can be stopped), but the pump As the rotational speed of the impeller (b) increases, the turbine runner (b) starts to rotate, and as the speed further increases, the speed of the turbine runner (b) approaches the rotational speed of the pump impeller (b). However, in the torque converter using the working fluid as a medium, the rotational speed of the turbine runner (b) cannot be the same as that of the pump impeller (b).
[0006]
Therefore, as shown in the figure, a clutch (d) is provided in the torque converter outer shell (e), and when the rotational speed of the turbine runner (b) exceeds a predetermined region, The clutch (d) can be operated to move in the axial direction and engage with the front cover (f). Since a friction material (h) is attached to the outer periphery of the clutch, the clutch (d) can rotate at the same speed as the front cover (f) without slipping. The clutch (d) is connected to the turbine runner (b), and the turbine runner (b) is rotated by the clutch (d), and the power from the engine is lost to the transmission through the fluid. Can be transmitted with high efficiency of almost 100%.
[0007]
In this way, when the rotational speed of the turbine runner (b) increases and a certain condition is met, the clutch (d) engages with the front cover (f) and the turbine runner ( B) can be directly rotated. However, before the engagement, the rotational speeds of the turbine runner (b) and front cover (f) are not completely the same, and the clutch (d) is engaged with the front cover (f), so that an impact based on the speed difference occurs. appear. Damper springs (re), (re), etc. are provided between the clutch (d) and the turbine runner (b) in order to mitigate this impact during engagement and, on the other hand, not transmit engine torque fluctuations after engagement. The provided lockup damper (nu) is attached.
[0008]
Therefore, when the clutch (d) rotating at the same speed as the turbine runner (b) is engaged with the slightly faster front cover (f), the speed of the clutch (d) increases momentarily and the turbine runner ( (B) Torque to rotate faster is applied. The damper springs (re), (re), etc. are configured to absorb and compress this shocking torque. The clutch (d) is coaxially mounted on the hub (g) of the turbine runner (b), but the phase difference between the clutch runner (b) and the turbine runner (b) is caused by the compression deformation of the damper springs (re), (re). It has a structure that can produce.
[0009]
FIG. 4 is a cross-sectional view and a front view of a conventional clutch (d) having damper springs (re), (re), and the clutch (d) includes four damper plates (le) and (e). .. Are fixed, and the damper springs (re), (re),... Are provided on the damper plates (le), (e),. By the way, since the clutch (d) is provided with the damper plates (le), (e), and the damper springs (re) as described above, the mass balance with respect to the center is not perfect. For this purpose, balance pieces (wa) and (wa) must be installed.
[0010]
If the clutch (d) in an unbalanced state rotates at a high speed, a humming noise or sometimes vibration occurs. Therefore, concave spaces (f), (f) ... are formed at equal intervals on the inside of the damper plates (le), (e) ... fixed to the clutch (d), and the concave spaces (f), ( F) A balance piece (wa) is fitted and fixed at an appropriate position in order to balance the clutch (d).
[0011]
FIG. 5 shows a case where the balance piece (wa) is fixed in a concave space (f). Claws (yo) and (yo) protrude on both sides of this concave space (f), and if the balance piece (wa) is crimped into the concave space (f), the claw (yo) and (yo) It will be locked to and will not come off. The balance piece (wa) has a shape in which a cylinder with a reduced outer diameter is erected on an outer diameter disk that fits into a concave space (f), and the chain line portion in FIG. As a result, the cylindrical portion expands to both sides and is locked to both claws (yo) and (yo).
[0012]
However, even if the cylinder is crushed by caulking, if a gap is left between the claws (yo) and (yo), the balance piece (wa) will be loose, and vibration and noise will occur as the clutch (d) rotates. appear. On the other hand, as shown in FIG. 4, if the clutch (d) is provided with damper springs (re), (re) ... on the outer periphery, a concave space (on the inner peripheral side of the damper plates (le), (e) ( Can be formed, but the above-mentioned concave spaces (f), (f) cannot be formed in a clutch of the type in which a damper spring is also provided on the inner side. It is impossible to mount the balance piece (wa) by a simple method.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional torque piece clutch balance piece mounting structure has the above-described problems, and the same problem arises in the case of fluid coupling. The problems to be solved by the present invention are these problems. Even in the case of a clutch in which the shape of the damper plate cannot be opened to the inner peripheral side, the balance piece can be easily attached. Provided is a fluid transmission device that is free from rattling.
[0014]
[Means for solving the problems]
A damper plate is attached to the clutch for a fluid transmission device according to the present invention, and a balance piece is attached to the damper plate, but it does not have a concave space opened on the inner peripheral side as in the prior art, and from the center. A hole can be provided at a predetermined distance, and a balance piece can be fitted into the hole for crimping. A plurality of holes are provided at equal intervals, and are fitted into appropriate holes.
[0015]
Here, the specific form of the balance piece is not limited, but it can be fitted into the hole, and can be crushed and not removed by caulking. By the way, the part of the hole formed in the damper plate has a convex part having a larger outer diameter around the hole, and a space is formed between the part and the clutch. Therefore, a part of the balance piece fitted in the hole enters the space, and if it is caulked in this state, it is crushed and attached so as to sandwich the convex portion of the damper plate. Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0016]
【Example】
FIG. 1 shows a front view and a sectional view of a clutch to which a balance piece is attached. The clutch 1 forms a disk having a
[0017]
By the way, the damper plate 3 is provided with holes 9, 9,... On a predetermined radius centered on the
[0018]
FIG. 2 shows a specific shape of the balance piece 11 and a state in which the balance piece 11 is attached to the damper plate 3. The balance piece 11a of (a) is a kind of rivet composed of a
[0019]
Therefore, a part of the shaft portion 13a fitted in the hole 9 enters the
[0020]
The balance piece 11b shown in (b) similarly comprises a head portion 12b and a
[0021]
The balance piece 11c shown in (c) includes a
[0022]
The balance piece 11d shown in (d) includes a head portion 12d and a shaft portion 13d. The shaft portion 13d has a hole 14d, and the head portion 12d also has a
[0023]
As described above, the balance piece mounting structure of the fluid transmission device according to the present invention has a hole formed in the damper plate and a convex portion formed around the hole, and the shaft portion of the balance piece is fitted into the hole. The following effects can be obtained.
[0024]
【Effect of the invention】
The balance piece of the fluid transmission device according to the present invention is a kind of rivet, and since the shaft portion is fitted into the hole formed in the damper plate and crimped, the crimped balance piece does not come off the hole. That is, a convex part is formed around the hole, and the shaft part fitted in the hole is caulked so that it does not spread out to the surrounding convex part space, and there is no gap between the hole and the balance piece. There is no backlash.
[0025]
In the present invention, since the hole is provided together with the convex portion on the predetermined radius from the center of the damper plate, the balance piece can be fitted and crimped from the axial direction of the clutch. Therefore, even if the clutch is provided with another damper spring on the inner periphery side of the balance piece, the balance piece can be attached without any problem as long as it is the attachment structure of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a clutch provided with a balance piece mounting structure of the present invention.
FIG. 2 is a specific example of a balance piece mounting structure according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a torque converter.
FIG. 4 shows a clutch having a conventional balance piece mounting structure.
FIG. 5 shows a conventional balance piece mounting structure.
[Explanation of symbols]
1
10 Convex
11 Balance piece
12 heads
13 Shaft
14 holes
15 space
16 holes
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