JP4910507B2 - 顔認証システム及び顔認証方法 - Google Patents

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Description

本発明は、人体の顔領域の三次元データに基づき認証データの登録処理及び照合処理等を行う顔認証システム及び顔認証方法に関する。
従来、人体の顔領域の二次元画像データを利用して、個人認証を行う各種の方法が提案されている。例えば、認証対象者の顔領域を含む二次元画像を取得し、この画像と所定の顔テンプレートとのテンプレートマッチングを行って顔領域を特定した上で画像情報を予め登録しておき、認証時に取得された顔領域の画像と登録画像との特徴量同士を比較することで個人認証を行う方法が知られている。
また、特許文献1には、上記のような二次元画像データを取得する撮像装置に加えて、顔領域の三次元データを取得する三次元形状測定機器を用い、二次元画像データ及び三次元データを参照して個人認証を行う方法も提案されている。この方法によれば、顔領域の三次元的な特徴量を加えて認証処理を行うことができるので、一層的確で効率的な認証が実行可能となる。なお、特許文献2には、同一対象物について二次元画像データ及び三次元データを所得する場合において、三次元データの欠落領域を二次元画像上で表示させる技術が開示されている。
特開2004−126738号公報 特開2000−76460号公報
ところで、顔領域の三次元データを取得する際、顔向き等により三次元データが欠落する場合が多々ある。三次元データは、例えば対象物にパターン光を投影し、その反射光を受光する方式で測定されるが、撮像光学系に顔が正対していないと、頬付近のように急峻な傾斜部分に照射された光の反射光が十分に受光されない場合が生じる。この場合、反射光の受光量が不十分な部分がデータ欠落部分となる。
このような欠落を含む状態で認証対象者のテンプレートが登録されると、認証精度が低下するため、登録時に取得された三次元データの品質を評価することが望ましい。これは、照合時に取得される三次元データについても同様である。この品質の評価は、単純に顔領域における三次元データの欠落割合を算出するだけでは不十分である。すなわち、単純な欠落割合の算出では、顔の姿勢等によるデータの欠落なのか、撮影条件の不備等(照明具合が悪い、遮蔽物が介在した等)に基づく欠落なのかが判別できないからである。
従って本発明は、三次元データの登録時若しくは照合時に、そのデータの品質を的確に評価することができる顔認証システム及び顔認証方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る顔認証システムは、認証対象者の顔領域の三次元データを多点で取得するデータ入力手段と、前記三次元データに基づく認証データの登録処理若しくは照合処理を行う処理手段とを備え、前記処理手段は、前記三次元データの取得点毎に、当該三次元データの品質を評価して品質データを生成する品質評価手段と、前記品質データに基づいて、前記顔領域における品質の分布を求める品質分布導出手段とを含むことを特徴とする。
この構成によれば、品質評価手段により三次元データの取得点毎に品質データが生成され、品質分布導出手段により顔領域における品質の分布が求められる。顔の姿勢等による三次元データの欠落の場合、その欠落パターンはある程度典型化することができる。これは、顔がほぼ左右対称な形状を有していることに起因する。顔は、左右の周辺部で正面に対して急峻な勾配をもつため、顔が正面を向いていない場合は、三次元データの欠落(三次元データの品質が悪い部分)は左右非対称に出現することが多い。従って、三次元データの品質分布を求めることで、顔の向きの不適切さが原因である三次元データの欠落を把握できるようになり、より欠落が少ない状態での認証データの登録や照合を誘導できるようになる。
上記構成において、前記品質評価手段は、前記三次元データの品質を所定の閾値を用いて高低評価するものであって、前記品質分布導出手段は、前記三次元データの品質が低品質であると評価された部分の前記顔領域における偏り度合いを求めるように構成することが望ましい(請求項2)。
この構成によれば、三次元データの品質が所定の閾値を用いて2値的に高低評価される。そして、低品質であると評価された部分が、顔領域においてどのような偏り度合いを呈しているかが導出される。この偏り度合いは、顔の向きによって変化する。すなわち、顔が正面を向いている場合は、概ね顔の中央部分が高品質で周辺部分がまんべんなく低品質であるような偏りとなる。一方、顔が正面を向いていない場合は、低品質部分が一つの周辺部分に偏在した偏りとなる。従って、顔の姿勢等による三次元データの欠落状態を簡単且つ的確に把握できるようになる。
また、上記構成において、前記品質評価手段は、前記三次元データの品質を所定の指標を用いた信頼値として評価するものであって、前記品質分布導出手段は、前記三次元データの信頼値指標の前記顔領域における偏り度合いを求めるように構成することができる(請求項3)。この構成によれば、三次元データの品質を2値的に評価するのではなく、2値化する前の信頼値で偏り度合いが求められるので、一層精細な偏りを求めることが可能となる。
これらの構成において、前記品質分布導出手段は、前記偏り度合いを、顔の左右方向に相当する軸方向について導出することが望ましい(請求項4)。顔テンプレートの場合、顔が上下方向に傾いているよりも、左右方向に傾いている場合の方が、三次元データの欠落が生じ易い。つまり、面積的に小さい顎や比較的平坦な額が傾いた場合より、急峻な勾配を持つ両頬の部分が傾いた方がデータ欠落の度合いが大きい。従って、顔の左右方向に相当する軸方向について偏り度合いを導出することで、効率良く、且つ的確に、欠落部分の偏りを評価することができる。
上記いずれかの構成において、前記処理手段は、前記顔領域のうち、生体の特定形状部位に相当する領域を除外して判定領域を特定する判定領域特定手段を更に備え、前記品質分布導出手段は、前記判定領域において前記偏り度合いを導出することが望ましい(請求項5)。この場合、前記生体の特定形状部位が、眼及び髭に相当する領域であることが望ましい(請求項6)。
三次元データの欠落は、生体の固有形状に起因して発生することがある。例えば、上述のパターン光照射方式の場合、眼の領域については正反射が生じるため、測定に適した反射光を受光できない。また髭が存在している領域では、表面形状が極めて複雑であるため光が散乱するので、やはり測定に適した反射光を受光できない。従って、このような特定部位を除いて判定領域を設定することで、顔の姿勢等による三次元データの欠落状態をより的確に把握できるようになる。
また、前記品質分布導出手段は、前記偏り度合いを、顔の所定の位置を基準とした対称度に基づいて導出する構成とすることができる(請求項7)。この構成によれば、例えば顔領域を左右に二分する中心線を対称軸として、対称位置にあるポイント同士の品質がいずれも「高」、いずれも「低」、或いは「高と低」であるかに基づき、偏り度合いが導出される。
上記いずれかの構成において、前記処理手段は、前記品質分布の導出結果に基づいて、前記登録処理若しくは照合処理を実行させるか否かを判定する判定手段を更に備えることが望ましい(請求項8)。この構成によれば、品質分布の導出結果、例えば低品質部分の偏り度合いが、予め定めた基準よりも低いものである場合に、判定手段に登録処理若しくは照合処理を実行させることは不適切と判定させることで、信頼性の低い三次元データの登録、或いは信頼性の低い三次元データに基づく照合を未然に回避させることができる。
この場合、前記判定手段は、前記三次元データの品質が低品質であると評価された部分の前記顔領域における偏り度合いと、低品質であると評価された部分が前記顔領域に占める割合とに基づいて前記判定を行うことが望ましい(請求項9)。偏り度合いが正常と判定されるケースでも、低品質であると評価された部分の割合があまりに多い場合、特徴量の比較数が減ることになるので認証の信頼性が低下する。従って、低品質部分の偏り度合いだけでなく、顔領域に占める割合をも考慮することで、一層的確な認証が行えるようになる。
上記構成において、前記判定手段は、前記登録処理若しくは照合処理を実行させないと判定した場合に、所定の報知信号を生成して出力することが望ましい(請求項10)。具体的には、前記報知信号を音声情報に変換して出力する音声出力手段を更に備える構成(請求項11)、或いは前記報知信号を画像情報に変換して表示する表示手段を更に備える構成(請求項12)とすることができる。これらの構成によれば、ユーザに対して音声や画像情報にて、データ入力手段により取得された三次元データが不適切なものであったことを報知したり、再度の三次元データの計測を促したりすることができる。
また、上記構成において、前記判定手段は、前記登録処理若しくは照合処理を実行させないと判定した場合に、前記データ入力手段による三次元データの取得条件の変更を促す報知信号、若しくは三次元データの取得条件を変更させる制御信号を生成して出力する構成とすることができる(請求項13)。この構成によれば、取得された三次元データが不適切なものであった場合、三次元データの取得条件の変更を促す報知信号、若しくは三次元データの取得条件を変更させる制御信号を生成がされるので、ユーザに望ましい状態でのリトライを実行させることができる。
本発明の請求項14に係る顔認証方法は、認証対象者の顔領域の三次元データを取得するステップと、前記三次元データの所定の部分毎に、当該三次元データの品質を評価するステップと、前記品質の評価結果に基づいて、前記顔領域における品質の分布を求めるステップとを含むことを特徴とする。
この場合、前記品質の分布を求めた結果に基づいて、前記三次元データに基づく認証データの登録処理若しくは照合処理を実行させるか否かを判定するステップを更に含むことが望ましい(請求項15)。
また、本発明の請求項16に係る顔認証方法は、認証対象者の顔領域の三次元データを取得するステップと、前記三次元データの所定の部分毎に、所定の閾値を用いて当該三次元データの品質の高低を評価するステップと、前記品質の評価結果に基づいて、前記三次元データの品質が低品質であると評価された部分の前記顔領域における偏り度合いを求めるステップと、前記偏り度合いが適正範囲であるか否かを判定するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の顔認証システム及び顔認証方法によれば、品質評価手段により三次元データの取得点毎に品質データが生成され、品質分布導出手段により顔領域における品質の分布が求められるので、例えば低品質な部分の偏り度合いを求めることにより、顔の姿勢等による三次元データの欠落状態を簡単且つ的確に把握できる。従って、三次元データの登録時若しくは照合時に、そのデータの品質を的確に評価することができるので、精度が高い登録及び認証動作を行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき説明する。図1は、本発明の実施形態に係る顔認証システムの概略構成を示すブロック図である。この顔認証システムは、認証対象者Hの認証データをICカード70へ書き込む処理(登録処理)を行うための登録機10と、認証データが記録されたICカード70を読み取って認証対象者Hに対する照合処理を行うための照合機20(20A、20B、20C・・・)とを備えて成る。
当該顔認証システムの運用例を挙げると、登録機10が管理局等のコアセンターに設置され、複数の照合機20A、20B、20C・・・がアクセスポイントであるブランチセンターに分散配置される。認証対象者Hは、コアセンターにおいて登録機10でICカード70に自身の認証データとなる顔の三次元データを登録する。そして、認証対象者Hは登録済みのICカード70を携帯し、アクセスを希望するポイントのブランチセンターに設置されている照合機20に対して前記ICカード70を用いて照合処理を行い、アクセス許可を受けるというものである。
図2は、上記登録機10(照合機20)のハード構成の一例を示す構成図である。この登録機10は、認証対象者Hの顔の三次元データ及び二次元画像データを取得して認証データをICカード70に書き込むものであって、顔の三次元データを入力する非接触型の三次元デジタイザ30(データ入力手段)、二次元画像データを入力するデジタルカメラ40、所定の登録処理を行うパーソナルコンピュータ50(処理手段)、及びICカード70に対する認証データの書き込み処理を行うICカードライタ61を含んで構成されている。
三次元デジタイザ30は、光切断法と呼ばれる方式を用いて認証対象者Hの顔領域の三次元データを入力するものである。この三次元デジタイザ30は、所定の発光手段と受光手段とを含む光学ユニットが内蔵された略直方体形状のハウジングに、投光窓を備えた投光部31と、受光窓を備えた受光部32とが設けられてなる。投光部31は、受光部32の上側の、基線長に応じた所定距離だけ離れた位置に設けられている。
投光部31からは、水平方向に拡がるレーザビームであるスリット光が射出される。このスリット光は、水平方向に所定の放射角度で拡がり(扇形)、垂直方向に幅を有する平面状の光である。スリット光は、認証対象者Hの顔に向けて照射され、その顔の表面で反射された反射光の一部が受光部32に入射するようになっている。三次元デジタイザ30は、レーザ光の投光角、反射光の受光角、及び投光点と受光点との間の基線長に基づき、三角測量の原理で反射点までの距離を求める。かかる距離情報に基づき、認証対象者Hの顔領域の三次元データが格子状の多点で取得される。
デジタルカメラ40は、被写体光像を結像する撮像光学系、被写体光像を光電変換する撮像素子等を含み、認証対象者Hの顔領域についての二次元デジタル画像データを入力するためのものである。
パーソナルコンピュータ50は、三次元デジタイザ30により取得された三次元形状の測定データ、及びデジタルカメラ40により取得された画像データを取り込んで、認証対象者Hについての所定の登録処理を行うための各種演算処理を行う。パーソナルコンピュータ50は、液晶ディスプレイ等からなる表示部51(表示手段)、キーボードやマウス等からなる操作部52及びハードディスク装置等を備える本体部53を備える。
なお、照合機20も登録機10と基本構成は略同一である。照合機20の場合、ICカードライタ61に替えて、ICカード70に記録されている認証データを読み取るICカードリーダ62が用いられる。また、パーソナルコンピュータ50は、所定の照合処理を行うために機能し(但し、その処理内容の要部は登録処理と略同一である)、さらに認証が失敗した場合に警告のビープ音を発生するスピーカSPが追加される。
図3は、パーソナルコンピュータ50の本体部53の概略構成を示すブロック図である。本体部53には、認証対象者Hの顔領域の三次元データ及び二次元画像データを取得するために、三次元デジタイザ30及びデジタルカメラ40とのデータ通信を可能とするインターフェイス54、前記三次元データ及び二次元画像データ、さらに演算処理や制御処理などのデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)55、種々の制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)56、及び各種の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)57が備えられている。
図4は、登録機10における、RAM55へ一時的に格納されるデータに対応付けた、CPU57の機能構成を示す機能ブロック図である。CPU57は、ROM56に格納された制御プログラムを実行することにより、品質評価部571(品質評価手段)、テンプレート照合部572、テクスチャ解析部573、領域特定部574(判定領域特定手段)、データ投影部575、欠落度算出部576、偏り度算出部577(品質分布導出手段)、判定部578(判定手段)及び処理制御部579を具備するように機能する。
図5は、照合機20における、RAM55へ一時的に格納されるデータに対応付けた、CPU57の機能構成を示す機能ブロック図である。照合機20のCPU57は、認証処理部としての機能も果たす処理制御部579Aの他は、登録機10と実質的に同一の機能構成を有する。以下、処理制御部579、579Aを除いては、上記の各機能部を登録機10及び照合機20に共通のものとして説明する。
RAM55には、三次元デジタイザ30から入力される認証対象者Hの顔部分を含む三次元形状の測定データに基づいて作成された例えば格子状に並んだ三次元点群で構成される三次元データを記憶する三次元データ記憶部551と、デジタルカメラ40から入力される認証対象者Hの顔部分を含む二次元画像データを記憶する二次元画像データ記憶部552と、これらのデータの位置関係を相互に関連付ける相関情報を記憶する相関情報記憶部553とが含まれる。さらに、RAM55には、後述する固有顔テンプレートを記憶する固有顔テンプレート記憶部554、及び眼テンプレートを記憶する眼テンプレート記憶部555が備えられている。
図6(a)、(b)は、上記二次元画像データ記憶部552及び三次元データ記憶部551に一時的に記憶される、認証対象者Hの二次元画像データD1及び三次元データD2の一例を示す説明図である。ここでは、本実施形態の特徴を説明する便宜上、認証対象者Hは口髭mを生やしており、認証対象者Hの顔向きが正対せず若干横向きの状態(右手方向へ顔が少しだけ横向いた状態)で三次元データD2が取得された場合を例示している。
二次元画像データD1の画像座標P(x,y)と、三次元データD2を構成する三次元点の三次元座標Q(x,y,z)とは、予め校正された同次投影行列により対応付けられている。例えば、図6(a)に示す鼻頭部の二次元画像データD1の画像座標P(x11,y11)と、図6(b)に示す同じ鼻頭部の三次元データD2の三次元座標Q(x11,y11,z11)とが対応付けられており、データ相互の位置関係の関連付けが為されている。上記相関情報記憶部553に格納される相関情報は、このような対応付けに関するデータである。
品質評価部571は、三次元データD2の取得点毎に、当該三次元データD2の品質を評価して品質データを生成する。この品質データは種々の手法により作成できるが、例えば三次元データD2の品質を所定の閾値を用いて高低評価し、三次元データD2の各々に有効又は無効のフラグを付帯させる方式を採用することができる。
図7は、三次元デジタイザ30の受光部32で受光される顔からの反射光の光量に基づき、品質の評価を行う場合の例を示すグラフである。このグラフは、図6(b)のX方向、すなわち顔の左右方向に並ぶ三次元データD2の取得点列における反射光量をグラフ化したものである。この場合、所定の反射光量閾値Thが設定され、閾値Thよりも低い反射光量が検出されている領域Xaについては低品質であると判定し、その領域に座標点をもつ三次元データに無効フラグ(フラグ=0)が付帯される。一方、閾値Thよりも高い反射光量が検出されている領域Xbについては高品質であると判定し、その領域に座標点をもつ三次元データに有効フラグ(フラグ=1)が付帯される。これにより、三次元デジタイザ30で取得された三次元データD2が2値的に評価され、無効フラグが付帯されたデータの座標点についてはデータ欠落点と扱われるようになる。
このような有効/無効フラグの付与処理は、三次元デジタイザ30の内部で行わせる(品質評価部571の機能を三次元デジタイザ30に具備させる)ようにしても良い。この場合、三次元データD2の取得点毎に有効/無効の記述が付帯された状態で、三次元データ記憶部551に三次元データD2が格納されることとなる。
一般に、スリット光を照射して物体の三次元計測を行うこの種の三次元デジタイザ30においては、眼の領域については正反射が生じるため、測定に適した反射光を受光できない。このため、図6(a)に示す認証対象者Hの眼e,eの領域に対応する、図6(b)に示す第1領域81、第2領域82に座標点をもつ三次元データには、結果的に無効フラグが付帯される場合が多い。また、口髭mが存在している領域では、表面形状が極めて複雑であるため光が散乱するので、やはり測定に適した反射光を受光できない。このため、口髭mの領域に対応する第3領域83に座標点をもつ三次元データにも、無効フラグが付帯され易くなる。
さらに、顔は、左右の周辺部で正面に対して急峻な勾配をもつことから、頬付近に照射された光は受光されにくく、低い反射光量で受光されることが多い。特に、図6(a)に示すように顔が正面を向いていない場合は、横を向いている側の頬cの急峻度が高い状態となることから三次元データの欠落が一層生じ易い。これに対し、他方の頬については急峻度が緩和されることから三次元データの欠落が生じ難くなる。従って、前記頬cの領域に対応する第4領域84に座標点をもつ三次元データにも、無効フラグが付帯され易くなる。つまり、顔の対称性に起因して、顔が正面を向いていない場合は、一般に三次元データの欠落は左右非対称に出現するようになる。
以上の通り、本事例のように口髭mを生やした認証対象者Hが若干右手方向へ横向いた状態で三次元データD2が取得された場合、図6(b)に示すように品質評価部571は、多くの場合、眼e,e、口髭m及び右手側の頬cの領域に対応する第1〜第4領域81〜84に座標点をもつ三次元データに無効フラグを付帯させることとなる。
図4に戻って、テンプレート照合部572は、図6(a)に示したような認証対象者Hの二次元画像から認証対象部となる顔領域を特定する処理を行う。図8は、このような特定処理を模式的に示す図であって、図6(a)に示したような態様で取得されている二次元画像データD1に対し、固有顔テンプレートTP1を照合する処理を行う。すなわち、固有顔テンプレートTP1を認証対象者Hの二次元画像に対して位置をスライドさせつつ、テンプレートとの照合度(一致度合い)を検証する。そして、最も照合度の高い位置における固有顔テンプレートTP1の領域を、認証対象者Hの顔領域fとして特定する。
なお、固有顔テンプレートTP1は、眼、鼻、口の領域を囲む矩形状のテンプレートであって、多数人から採取された情報に基づき、眼、鼻、口等の配置や形状等が特定されたテンプレートである。かかる固有顔テンプレートTP1についての情報は、RAM55の固有顔テンプレート記憶部554に予め格納される。テンプレート照合部572は、固有顔テンプレート記憶部554から固有顔テンプレートTP1を読み出し、二次元画像データD1に対して照合する処理を行う。このようにして認証対象者Hの顔領域fを特定することで、認証には不向きな頭髪部分が除外されるようになる。
またテンプレート照合部572は、二次元画像について特定された顔領域fから、さらに眼e,eの領域を特定する処理を行う。図9は、このような特定処理を模式的に示す図である。この場合も上記と同様にして、顔領域fの二次元画像に対し眼テンプレートTP2を照合する処理を行い、最も照合度の高い位置における眼テンプレートTP2の領域を、認証対象者Hの眼e,eの領域として特定する。テンプレート照合部572は、眼テンプレート記憶部555から眼テンプレートTP2を読み出し、顔領域fの二次元画像データに対して照合する処理を行う。
テクスチャ解析部573は、顔領域fの二次元画像データに対し、髭の領域、主に口髭mの領域の同定を目的としてテクスチャ解析処理を行う。例えば、ガボールフィルタエネルギーや輝度レベル共起行列等のテクスチャ解析を行い、その結果求められたテクスチャ特徴量のパラメータが所定値内である画素領域を、口髭mの領域として特定する。さらに、前記テクスチャ特徴量に基づき、顔の輪郭外部分sが顔領域fの二次元画像データに含まれている場合には、そのような輪郭外部分sの領域も特定する。図10は、顔領域fの画像に対し、口髭mの領域と、輪郭外部分sの領域とが特定されている状態を模式的に示す図である。
領域特定部574は、顔領域fのうち、生体の特定形状部位に相当する領域を除外して、後述する三次元データの品質判定(偏り度算出)を行うための判定領域を、二次元画像上で特定する処理を行う。ここでは、生体の特定形状部位は、専ら眼及び髭に相当する領域である。
図11は、領域特定部574による判定領域の特定処理を模式的に示す図である。テンプレート照合部572において固有顔テンプレートTP1を用いて特定された顔領域fから、同じくテンプレート照合部572において眼テンプレートTP2を用いて特定された眼e,eの領域が判定領域から除外される。すなわち、眼e,eの領域に相当する座標に位置する画素出力に除外情報の記述が与えられる。さらに、テクスチャ解析部573にて特定された口髭mの領域と、輪郭外部分sの領域とが、同様にして判定領域から除外される。そして、除外後の残部が、判定領域dとして特定される。
データ投影部575は、三次元データ記憶部551に格納されている三次元データD2を、領域特定部574にて特定された二次元画像上の判定領域dへ投影させる処理を行う。具体的には、品質評価部571で無効フラグが付帯されていない三次元データD2の有効格子点の三次元座標値を、所定の座標変換行列を用いて二次元画像データD1の画素座標値へ座標変換する処理を行う。そして、判定領域d内において、有効格子点が投影されていない領域を三次元データの欠落領域として特定する。
図12は、データ投影部575の処理を模式的に示す図である。図6(b)で先に説明したように、本事例では眼e,e、口髭m及び右手側の頬cの領域に対応する第1〜第4領域81〜84に存在する格子点の三次元データに無効フラグが付帯されている。ここで、眼e,eの領域と口髭mの領域とは判定領域dからは既に除外されている。この結果、右手側の頬cの領域に対応する第4領域84のみが、三次元データの欠落領域として特定されることとなる。
欠落度算出部576は、判定領域dとして特定された部分の面積に対する三次元データの欠落領域の面積の割合を求める演算を行う。本事例では、判定領域dの面積に対して第4領域84の面積が占める面積割合Pが算出される。かかる面積割合Pの算出を行うのは、三次元データの欠落領域の面積割合があまりに大きいとデータ信頼性が低下するため、信頼性を担保できるデータ量が確保されているかを確認するためである。
偏り度算出部577は、三次元データの欠落部分(三次元データの品質が低品質であると評価された部分)の顔領域fにおける偏り度合いを求める演算を行う。この偏り度合いは、顔の左右方向に相当する軸方向(図6(b)のx軸方向)について導出される。これは、顔が上下方向に傾いているよりも、左右方向に傾いている場合の方が、三次元データの欠落が生じ易いからである。つまり、面積的に小さい顎や比較的平坦な額が傾いた場合より、急峻な勾配を持つ両頬の部分が傾いた方がデータ欠落の度合いが大きい。従って、顔の左右方向に相当する軸方向について偏り度合いを導出することで、効率良く、且つ的確に、欠落部分の偏りを評価することができる。
偏り度算出部577は、三次元データの欠落判定領域dの中心位置に対して、三次元データ欠落部分を除いた領域の重心位置がどの程度ずれているかに基づいて偏り度合いを導出する。図13は、このような偏り度合いを導出する方法を模式的に示す図である。いま、欠落判定領域dの中心位置座標をXt、三次元データ欠落部分を除いた有効領域の重心位置座標をXc、三次元データの欠落領域(本事例では第4領域84の部分)をgとする。この場合、有効領域の重心位置座標Xcは、二次元画像の画素位置をiとすると次の(1)式により求めることができる。
Figure 0004910507
そして、偏り度Hは、有効領域の重心位置座標Xcと欠落判定領域dの中心位置座標Xtとから、次の(2)式にて求めることができる。
H=|Xc−Xt| ・・・(2)
一般に上記偏り度Hは、顔の向きによって変化する。すなわち、顔が正面を向いている場合は、概ね顔の中央部分が高品質で周辺部分がまんべんなく低品質であるような偏りとなる。つまり、図14に示すように、両頬の周縁に相当する部分に三次元データ欠落部分841、842が現れるようになる。この場合、欠落領域の面積割合は少なくなり、十分な認証データが得られ易い。これに対し、図13に示すように、顔が正面を向いていない場合は、欠落部分(第4領域84)が一つの周辺部分に偏在した偏りとなる。この場合、欠落領域の面積割合は比較的大きくなり、的確な認証を行うには不十分なことがある。
判定部578は、偏り度算出部577により算出された偏り度Hと、欠落度算出部576により算出された三次元データの欠落領域の面積割合Pとに基づいて、登録機10の場合(図4)は、ICカードライタ61によりICカード70に対して認証データを登録する書き込みを行わせるか否かを判定する。また、照合機20の場合(図5)は、ICカードリーダ62により読み取られたICカード70の認証データとの照合処理を、処理制御部579Aに行わせるか否かを判定する。
判定部578による判定は、偏り度H及び面積割合Pについて予め設定された所定の閾値を超過しているか否かに基づいて行われる。概略的には、図13に示すように三次元データ欠落部分が一方に偏っている場合は、登録処理若しくは照合処理を実行しない旨の判定を行い、図14に示すように三次元データ欠落部分の偏りが小さい場合は、登録処理若しくは照合処理を実行する旨の判定を行う。
処理制御部579は、ユーザから操作部52を介して与えられる操作信号を受けて、上記の動作を行うCPU57内の各機能部を適時に動作させる全体制御を行う。そして、登録機10の場合、判定部578が登録処理を「実行可」と判定したとき、ICカードライタ61に対し、ICカード70へ認証データを書き込ませる制御信号を与える。これを受けてICカードライタ61は、認証対象者Hの二次元画像データD1及び三次元データD2のテンプレートを、所定のフォーマットでICカード70へ書き込む。
一方、判定部578が登録処理を「実行不可」と判定したとき、これをユーザに報知するための報知信号を生成する。この報知信号は、例えば「もう一度顔画像の入力を行って下さい」などといったメッセージとして表示部51へ表示される。この場合、三次元デジタイザ30及びデジタルカメラ40から今回入力された三次元データ及び二次元画像データは、ICカード70には書き込まれない。
また、照合機20の場合、処理制御部579Aは、判定部578が登録処理を「実行可」と判定したとき、ICカードリーダ62に対し、ICカード70の認証データを読み取らせる制御信号を与える。続いて、照合のために三次元デジタイザ30及びデジタルカメラ40から今回入力された三次元データ及び二次元画像データと、ICカード70に記録されている三次元データ及び二次元画像データのテンプレートとを照合する処理を実行する。この照合処理としては、例えば三次元画像及び二次元画像について、それぞれ固有顔パラメータをマルチモーダル照合する手法(例えば、Kevin W.Bowyer, Kyong Chang and Patrick Flynn,An Evaluation of Multimodal 2D+3D face Biometrics,IEEE Trans. on Pattern Analysis and Machine Intelligence, 27(4):619-624,April 2005に開示されているマルチモーダル照合)を採用することができる。
一方、判定部578が登録処理を「実行不可」と判定したとき、処理制御部579Aは、これをユーザに報知するための報知信号を生成する。この報知信号は、例えば音声信号に変換され、再入力を促すビープ音としてスピーカSPから発せられる。この場合、認証処理は行われない。
次に、以上の通り構成された本実施形態に係る顔認証システムの動作について説明する。図15は、当該顔認証システムの動作フローを示すフローチャートである。処理が開始されると、図2に示すように、三次元デジタイザ30及びデジタルカメラ40により、認証対象者Hについての二次元画像データ(以下、2Dデータ)及び三次元データ(以下、3Dデータ)が取得され、これらデータがパーソナルコンピュータ50の本体部53へ入力される(ステップS1)。この2Dデータ及び3Dデータは、RAM55へ一時的に格納される。
続いて、3Dデータを用い、品質評価部571により当該3Dデータの品質評価が実行される(ステップS2)。例えば、3Dデータの各格子点の反射光量に基づいて、有効/無効フラグが付帯される。なお、この品質評価は、三次元デジタイザ30内で行わせるようにしても良い。
また、2Dデータを用い、テンプレート照合部572により、図8に示したように当該2Dデータに固有顔テンプレートTP1を照合する処理が行われ、認証対象者Hの顔領域fが特定される(ステップS3)。さらに、図9に示したように、顔領域fの2Dデータに眼テンプレートTP2を照合する処理が行われ、眼e,eの領域が特定される(ステップS4)。
次に、テクスチャ解析部573により、顔領域fの2Dデータに対してテクスチャ解析処理が行われる(ステップS5)。これにより、例えば認証対象者Hが口髭mを生やしている場合には、テクスチャ特徴量に基づきその口髭mの領域が特定される。さらに、顔の輪郭外部分sの領域も特定される(図10参照)。
その後、領域特定部574により、顔領域fの2Dデータ中において、3Dデータ欠落部の偏り度合いを判定するための判定領域dが特定される(ステップS6)。この特定処理は、顔領域fから、眼e,eの領域、口髭mの領域及び顔の輪郭外部分sの領域を除外する処理である(図11参照)。
これに続き、データ投影部575により、3Dデータを2Dデータ上で特定された判定領域dへ投影させる処理が行われる。すなわち、ステップS2において有効フラグが付帯されている3Dデータが、判定領域dへ投影される。そして、判定領域d中における3Dデータの欠落領域が特定される(ステップS7)。例えば、認証対象者Hが右手方向に横向きの状態で3Dデータが取得されたような場合は、右手側の頬の領域に対応する部分(第4領域84)が、欠落領域として特定されることになる(図12参照)。
しかる後、欠落度算出部576により、判定領域dの面積に対して3Dデータ欠落領域の面積が占める面積割合Pが算出される(ステップS8)。また、偏り度算出部577により、上記(1)式、(2)式に基づき、図13に示すように、3Dデータ欠落領域の偏り度Hが算出される(ステップS9)。
図16は、認証データの登録時(登録機10の場合)における、上記ステップS9以降の処理を示すフローチャートである。この場合、判定部578により、上記面積割合Pが所定の閾値Th1を上回っているか否か、及び偏り度Hが所定の閾値Th2を上回っているか否かが判定される(ステップS11)。
面積割合P及び偏り度Hの双方が閾値Th1、Th2を上回っている場合(ステップS11でYES)、処理制御部579は、ICカードライタ61を介してICカード70へ、今回入力された2Dデータ及び3Dデータを認証データとして書き込ませる(ステップS12)。一方、面積割合P及び偏り度Hの一方又は双方が閾値Th1、Th2を下回っている場合(ステップS11でNO)、処理制御部579は、表示部51に2Dデータ及び3Dデータ再入力を促すプロンプト表示(所定のメッセージ等の表示)を行わせる(ステップS13)。その後、図15のステップS1に戻って、処理が繰り返される。
図17は、照合時(照合機20の場合)における、上記ステップS9以降の処理を示すフローチャートである。この場合も、判定部578により、上記面積割合Pが所定の閾値Th1を上回っているか否か、及び偏り度Hが所定の閾値Th2を上回っているか否かが判定される(ステップS21)。
面積割合P及び偏り度Hの双方が閾値Th1、Th2を上回っている場合(ステップS21でYES)、処理制御部579Aは、ICカードリーダ62にICカード70の記録データを読み取らせ、その記録データと今回入力された2Dデータ及び3Dデータとを照合させる照合処理を実行する(ステップS22)。一方、面積割合P及び偏り度Hの一方又は双方が閾値Th1、Th2を下回っている場合(ステップS21でNO)、処理制御部579Aは、スピーカSPを介して警告音を発生させ、ユーザに2Dデータ及び3Dデータの再入力を促す(ステップS23)。その後、図15のステップS1に戻って、処理が繰り返される。
以上説明した本実施形態に係る顔認証システムによれば、品質評価部571により三次元データの取得点毎に品質データ(有効/無効フラグの付帯)が生成され、偏り度算出部577により顔領域fにおける品質の分布が求められるので、顔の姿勢に起因する三次元データの欠落状態を簡単且つ的確に把握できる。従って、三次元データの登録時若しくは照合時に、そのデータの品質を的確に評価することができるので、精度が高い認証動作を行うことができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、下記[1]〜[7]に示すような変形実施形態を取ることができる。
[1]上記実施形態では、三次元データの品質を有効、無効の2値的に評価する例について説明した。このような方法に替えて、2値化する前の三次元データに基づき品質を評価するようにしても良い。例えば、図7に示したような反射光量データ(所定の指標)が得られている場合、この反射光量データ自体を三次元データの取得点毎の信頼値Wiとして評価するようにしても良い。
この場合、偏り度算出部577は、上記(1)式で示した有効フラグの付帯された有効領域の重心を求める代わりに、上記信頼値Wiの重心を下記(3)式に基づいて求めることとなる。この構成によれば、三次元データの品質を2値的に評価するのではなく、2値化する前の信頼値で偏り度合いが求められるので、一層精細な偏りを求めることが可能となる。
Figure 0004910507
[2]二次元及び三次元の画像がデジタルカメラ40及び三次元デジタイザ30で取得される際、認証対象者Hの顔向きは正面に正対しているものの首を傾けた状態で撮像されてしまうことがある。首の傾きが大きい場合、X軸方向(顔の左右方向)における三次元データの品質の偏り度合いの評価に影響を与えることも考えられる。この点を考慮して、例えば上記実施形態で説明した眼テンプレートTP2(図9)による眼e,eの位置の検出時に、両目を結ぶ線を求め、この線が画像のX軸と平行となるように二次元及び三次元画像を回転させるステップを介在させるようにしても良い。
[3]三次元データの欠落の偏り度合いを求める他の方法として、顔の所定の位置を基準とした対称度に基づいて導出する方法を採用することもできる。図18は、この対称度に基づく方法を模式的に示す図である。この方法は、顔領域fの画像に対称軸X(顔の左右方向の中心を垂直に通る軸)を設定し、先ず画素jと、この画素iと対称軸Xについて対称な画素jとを選定する。次に、両画素の品質、上記実施形態で言うならば画素iに付帯されているフラグと画素jに付帯されているフラグとを比較する。そして、画素iと画素jのフラグが一致していない場合は「偏り」と判定する。このような処理を各画素について行い、「偏り」と判定された画素ペアの数に基づいて、三次元データの欠落の偏り度合いを評価するようにしても良い。
[4]例えば照合時において、上記(2)式で求められた偏り度Hが所定の閾値よりも低い場合でも、三次元データの欠落部分を除外して照合処理を行うようにしても良い。或いは、三次元データの欠落部分についての寄与度を下げる重み付け処理を施した上で照合処理を行うようにしても良い。
[5]上記判定部578が、ICカード70への登録処理若しくは照合処理を実行させないと判定した場合に、デジタルカメラ40及び三次元デジタイザ30による二次元及び三次元データの取得条件の変更を促す具体的な情報(「正面を向いて撮影して下さい」などといったメッセージや、照明条件等の撮影条件の変更を促すメッセージ、撮影条件を選択させる選択肢等)を表示部51へ表示させるようにしても良い。或いは、デジタルカメラ40及び三次元デジタイザ30の撮影条件等を自動的に変更させる制御信号を処理制御部579、579Aが生成可能なように構成しても良い。この構成によれば、取得された二次元及び三次元データが不適切なものであった場合、これらデータの取得条件の変更を促す報知信号、若しくはデータの取得条件を変更させる制御信号を生成がされるので、ユーザに望ましい状態でのリトライを実行させることができる。
[6]上記実施形態では、三次元データを入力するデータ入力手段として三次元デジタイザ30を例示したが、本発明では他の三次元計測装置も適用可能であり、例えば2台のデジタルカメラを用いたステレオ撮像方式の三次元計測装置を採用することができる。
[7]上記実施形態では、ICカード70を認証対象者に携帯させる例を示した。このようなICカード70に替えて、登録機10を介してセンターサーバに認証データを記録させ、前記センターサーバにインターネット等を介して照合機20を接続しておき、照合時にセンターサーバに認証データを読み出して照合処理を行うようにしても良い。
本発明の実施形態に係る顔認証システムの概略構成を示すブロック図である。 上記顔認証システムを構成する登録機(照合機)のハード構成の一例を示す構成図である。 パーソナルコンピュータの本体部の概略構成を示すブロック図である。 登録機のCPUの機能構成を示す機能ブロック図である。 照合機のCPUの機能構成を示す機能ブロック図である。 (a)、(b)は、認証対象者Hの二次元画像データD1及び三次元データD2の一例を示す説明図である。 三次元デジタイザの受光部で受光される顔からの反射光の光量に基づき、品質の評価を行う場合の例を示すグラフである。 二次元画像から認証対象部となる顔領域を特定する処理を模式的に示す図である。 顔領域から、さらに眼の領域を特定する処理を模式的に示す図である。 顔領域の画像に対し、口髭の領域と、輪郭外部分の領域とが特定されている状態を模式的に示す図である。 三次元データの偏り度合いを判定する判定領域の特定処理を模式的に示す図である。 データ投影部の処理を模式的に示す図である。 三次元データの偏り度合いを導出する方法を模式的に示す図である。 三次元データの偏り度合いの導出例を模式的に示す図である。 顔認証システムの動作フローを示すフローチャートである。 認証データの登録時における、図15のステップS9以降の処理を示すフローチャートである。 照合時における、図15のステップS9以降の処理を示すフローチャートである。 三次元データの偏り度合いを導出する他の方法を模式的に示す図である。
符号の説明
10 登録機
20、20A〜20C 照合機
30 三次元デジタイザ(データ入力手段)
40 デジタルカメラ
50 パーソナルコンピュータ(処理手段)
51 表示部(表示手段)
52 操作部
53 本体部
55 RAM
551 三次元データ記憶部
552 二次元画像データ記憶部
553 相関情報記憶部
554 固有顔テンプレート記憶部
555 眼テンプレート記憶部
571 品質評価部(品質評価手段)
572 テンプレート照合部
573 テクスチャ解析部
574 領域特定部(判定領域特定手段)
575 データ投影部
576 欠落度算出部
577 偏り度算出部(品質分布導出手段)
578 判定部(判定手段)
579、579A 処理制御部
61 ICカードライタ
62 ICカードリーダ
70 ICカード

Claims (16)

  1. 認証対象者の顔領域の三次元データを多点で取得するデータ入力手段と、前記三次元データに基づく認証データの登録処理若しくは照合処理を行う処理手段とを備え、
    前記処理手段は、
    前記三次元データの取得点毎に、当該三次元データの品質を評価して品質データを生成する品質評価手段と、
    前記品質データに基づいて、前記顔領域における品質の分布を求める品質分布導出手段とを含むことを特徴とする顔認証システム。
  2. 前記品質評価手段は、前記三次元データの品質を所定の閾値を用いて高低評価するものであって、
    前記品質分布導出手段は、前記三次元データの品質が低品質であると評価された部分の前記顔領域における偏り度合いを求めることを特徴とする請求項1に記載の顔認証システム。
  3. 前記品質評価手段は、前記三次元データの品質を所定の指標を用いた信頼値として評価するものであって、
    前記品質分布導出手段は、前記三次元データの信頼値指標の前記顔領域における偏り度合いを求めることを特徴とする請求項1に記載の顔認証システム。
  4. 前記品質分布導出手段は、前記偏り度合いを、顔の左右方向に相当する軸方向について導出することを特徴とする請求項2又は3に記載の顔認証システム。
  5. 前記処理手段は、前記顔領域のうち、生体の特定形状部位に相当する領域を除外して判定領域を特定する判定領域特定手段を更に備え、
    前記品質分布導出手段は、前記判定領域において前記偏り度合いを導出することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の顔認証システム。
  6. 前記生体の特定形状部位が、眼及び髭に相当する領域であることを特徴とする請求項5に記載の顔認証システム。
  7. 前記品質分布導出手段は、前記偏り度合いを、顔の所定の位置を基準とした対称度に基づいて導出することを特徴とする請求項2に記載の顔認証システム。
  8. 前記処理手段は、前記品質分布の導出結果に基づいて、前記登録処理若しくは照合処理を実行させるか否かを判定する判定手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の顔認証システム。
  9. 前記判定手段は、前記三次元データの品質が低品質であると評価された部分の前記顔領域における偏り度合いと、低品質であると評価された部分が前記顔領域に占める割合とに基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項8に記載の顔認証システム。
  10. 前記判定手段は、前記登録処理若しくは照合処理を実行させないと判定した場合に、所定の報知信号を生成して出力することを特徴とする請求項9に記載の顔認証システム。
  11. 前記報知信号を音声情報に変換して出力する音声出力手段を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の顔認証システム。
  12. 前記報知信号を画像情報に変換して表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の顔認証システム。
  13. 前記判定手段は、前記登録処理若しくは照合処理を実行させないと判定した場合に、前記データ入力手段による三次元データの取得条件の変更を促す報知信号、若しくは三次元データの取得条件を変更させる制御信号を生成して出力することを特徴とする請求項9に記載の顔認証システム。
  14. 認証対象者の顔領域の三次元データを取得するステップと、
    前記三次元データの所定の部分毎に、当該三次元データの品質を評価するステップと、
    前記品質の評価結果に基づいて、前記顔領域における品質の分布を求めるステップとを含むことを特徴とする顔認証方法。
  15. 前記品質の分布を求めた結果に基づいて、前記三次元データに基づく認証データの登録処理若しくは照合処理を実行させるか否かを判定するステップを更に含むことを特徴とする請求項14に記載の顔認証方法。
  16. 認証対象者の顔領域の三次元データを取得するステップと、
    前記三次元データの所定の部分毎に、所定の閾値を用いて当該三次元データの品質の高低を評価するステップと、
    前記品質の評価結果に基づいて、前記三次元データの品質が低品質であると評価された部分の前記顔領域における偏り度合いを求めるステップと、
    前記偏り度合いが適正範囲であるか否かを判定するステップとを含むことを特徴とする顔認証方法。
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