JP4909928B2 - ネットワークシステムおよび帯域設定サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、サービス利用者に対してネットワークを介してサービスを提供するネットワークシステムに係わり、サービス利用者の一時的な通信回線の帯域確保の要求に対してネットワーク資源を提供するネットワークシステムおよび帯域設定サーバに関する。
通信帯域の要求に対して適切な処理をする従来技術として知られているものとして、特許文献1に記載されているように、RSVP(Resource reSerVation Protocol)がある。RSVPは、ネットワークを介したエンドトゥエンド(End to End)間で帯域やバッファ等のリソースをあらかじめ確保し、QoS制御を実現する。エンドトゥエンド間でコネクションが設定され、このコネクション上を転送されるパケットを中継する全ての中継装置にてRSVPによる帯域予約制御が行われ、フロー識別、帯域監視等が実行される。
特開2001−86161号公報
上記の技術においては、ネットワーク資源の確保がサービス利用者の利用申請により固定的にネットワークシステムに設定されるため、非使用の時間が生じている場合においても、利用者のためのネットワーク資源は保留され、「空き」の状態になっている。
この結果、固定的なネットワーク資源の確保が無制限に広がれば、多数の利用者が同時に大容量回線を奪い合い、物理回線の伝送容量が不足する懸念があり、さらにネットワーク資源の使用効率が低下する。
このようなネットワークシステムにおいて、各利用者に対して利用要求に見合ったネットワーク資源を提供するためには、物理回線の伝送容量を増加し、利用者に割り当てられるネットワーク資源の確保が必要であるが、その場合、利用者の非使用時の空き伝送容量の総和は増加し、使用効率がさらに低下する。
近年、ブロードバンド技術の進歩および、配信技術の発達に伴い、さまざまなコンテンツをサービス利用者へ配信するサービスが急速に広がっており、また、サービス利用者側では、コンテンツ配信速度の安定供給の要望も高まっている。
配信速度の安定化には、ネットワーク資源を固定的に確保することで、安定したコンテンツ転送を可能とするが、一般に、コンテンツ転送は常時行っているものではなく、サービス利用者に応じて数時間単位で行われることが多いため、転送頻度としては高くない。
このため、固定的にネットワーク資源を確保することは、資源の有効活用の面からも、コスト面からも非効率となる。サービス利用者に安定的なネットワーク資源の供給を必要とするサービスを提供する場合、ネットワーク資源を効率良く利用し、サービス利用者の利用料を抑制する必要がある。
本発明の目的は、通信の状況に動的に対応することができ、ネットワーク資源の有効利用の面また、コスト面、さらにはユーザへの付加価値を提供することにある。さらに、帯域予約を行う機器はネットワーク内で限定されるため、インフラの規模拡張性に優れ、キャリアネットワークのような大規模ネットワークにおいての採用が可能なサーバを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明では、ユーザ端末が接続されるユーザネットワークを論理インターフェース毎に収容し、論理インターフェース毎に固定的に帯域を割り当てる機能を有するネットワークアクセスサーバにより形成されるバックボーンネットワークと、該バックボーンネットワークに、接続対象のユーザの情報を元に認証を行う機能を有するユーザ認証サーバと、前記バックボーンネットワークに接続される帯域設定サーバと備え、前記帯域設定サーバは、前記ユーザ認証サーバに登録されている接続対象のユーザの情報を取得しユーザ収容位置を確認する手段と、接続対象のユーザからの要求を受け付ける手段と、ユーザ認証サーバから取得した情報およびユーザから受けた要求情報をテーブル情報として登録および更新する手段と、テーブル情報を基に接続対象のユーザが収容されている論理インターフェースに対して帯域の割り当て指示および割り当て解除指示を、前記ネットワークアクセスサーバに配信する手段を有することを特徴とするネットワークシステムとする。
また、ユーザ端末が接続されるユーザネットワークを論理インターフェース毎に収容し、論理インターフェース毎に固定的に帯域を割り当てる機能を有するネットワークアクセスサーバにより形成されると共に、接続対象のユーザの情報を元に認証を行う機能を有するユーザ認証サーバが接続されたバックボーンネットワークに接続され、前記ユーザ認証サーバに登録されている接続対象のユーザの情報を取得しユーザ収容位置を確認する手段と、接続対象のユーザからの要求を受け付ける手段と、ユーザ認証サーバから取得した情報およびユーザから受け付けた要求情報をテーブル情報として登録および更新する手段と、テーブル情報を基に接続対象のユーザが収容されている論理インターフェースに対して帯域の割り当て指示および割り当て解除指示を、前記ネットワークアクセスサーバに配信する手段を有することを特徴とする帯域設定サーバとする。
本発明によれば、利用者に応じて数時間単位で行われることの多いコンテンツ転送に対して、固定的にネットワーク資源を確保することなく、一時的にネットワーク資源を確保することで通信の状況に動的に対応することができ、ネットワーク資源の有効利用の面また、コスト面、さらにはユーザへの付加価値の提供という面で効果がある。
さらに、帯域予約を行う機器はネットワーク内で限定されるため、インフラの規模拡張性に優れ、キャリアネットワークのような大規模ネットワークにおいての採用が可能である。
加えて、利用者収容インターフェース側の帯域確保のみならず、アップリンク側ネットワーク内での優先制御を連動して行うことで、利用者のフロー別により広範囲な効果を得ることが出来る。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に、本発明の実施形態に係るネットワークシステムの全体構成を示す。本ネットワークシステムは、帯域設定サーバ110、ネットワークアクセスサーバ120、ユーザ認証サーバ130により形成されるバックボーンネットワーク100を有する。
ネットワークアクセスサーバ120は、物理インターフェース150内に複数の論理インターフェース160を持ち、論理インターフェース160毎にユーザ端末140を収容する。なお、アクセス回線として提供される物理インターフェース150の回線種別は何でも良い。例として、802.11aや100BASE-Tなどが挙げられる。ネットワークアクセスサーバ120は、各ユーザ端末140の認証を、ユーザ認証サーバ130と連携して実施する。以下では、ユーザ認証プロトコルとして、RFC(Request for Comments)2865、2866および2869に規定されているRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)プロトコルを使用する例を採り上げる。認証が承認された後、ネットワークアクセスサーバ120とユーザ端末140との間でコネクションが確立され、ユーザ端末140からのデータは、ネットワークアクセスサーバ120を通してバックボーンネットワーク100との間を転送される。
ユーザ認証サーバ130は、リモートからアクセスしてくるユーザを管理するデータベースを持つ。ネットワークアクセスサーバ120からの認証要求(Access−Request)を受けると、データベース内に格納されているユーザの「USER NAME」や「PASSWORD」をチェックし、これを基に認証を行う。ユーザ認証サーバ130によるユーザ認証が終了し、接続が承認された場合はネットワークアクセスサーバ120に対してアクセス許可(Access−Accept)を返送する。
ユーザ認証サーバ130は、図17に示すように、通信を行うためのIP機能処理部1910と、コネクション管理テーブル200と、コネクション管理テーブル200に対しユーザごとのコネクション情報の登録、削除を行うコネクション設定処理部1920を有する。コネクション管理テーブル200の内容を図2に示すと、コネクション管理テーブル200内の各エントリは、IP機能処理部1910により認証要求(Access−Request)を受けたユーザ毎に登録され、コネクション設定処理部1920により、認証要求に使用される属性値ペア(Attribute Value Pairs:AVP)の属性番号1(User−Name210)、属性番号2(User−Password220)、属性番号4(NAS−IP−Address230)および属性番号5(NAS−Port240)が抽出され、コネクション管理テーブル200に格納される。属性番号1は認証されるユーザの名前を示すAVPであり、属性番号2は認証されるユーザのパスワードを示すAVPであり、属性番号4はユーザ認証を求めているネットワークアクセスサーバ120を識別するIPアドレスを示すAVPであり、属性番号5はユーザを認証しているネットワークアクセスサーバ120の物理的なポート番号を示すAVPである。
ユーザ端末140は、図18に示すように、通信を行うためのIP機能処理部1840と、帯域設定サーバ110との間でコンテンツの配信スケジュールの送受信などを行うための要求送受信部1810と、コンテンツ配信時にマルチキャストグループに参加する要求を出す参加離脱要求送信部1830と、コンテンツの配信スケジュールの管理を行うスケジュール管理部1820を有する。
図3に属性番号5(NAS−Port240)のAVPフォーマット例300を示す。コネクション管理テーブル200へのユーザごとのコネクション情報の登録の実行は、ネットワークアクセスサーバ120からの該当ユーザに対するAccounting−Request(Acct−Status−Typeが1)受信時とし、コネクション管理テーブル200からの登録の削除は、ネットワークアクセスサーバ120からの該当ユーザに対するAccounting−Request(Acct−Status−Typeが2)受信時とする。ユーザ認証サーバ130は、コネクション管理テーブル200に格納されている情報の提供要求が外部からあった場合、登録ユーザ毎に該当情報を提供する機能を有する。
以下、具体化のために、図1に示すネットワークシステムおけるコンテンツ配信を例にとり、帯域確保の方法について述べる。
ここでは、コンテンツ配信には、RFC3569又は3376、3810に規定されているマルチキャストルーティングプロトコルを使用し、バックボーンネットワーク100は、このプロトコルに準拠したネットワーク動作をするものとする。簡単のため、コンテンツ配信サーバは帯域設定サーバ110と同一とする。また、帯域設定サーバ110はWebサーバをも兼ねるものとする。
帯域設定サーバ110およびユーザ端末140は、RFC1305に規定されているNTP(Network Time Protocol)等を用いて時刻が同期しているものとする。なお、説明の簡単化のために、ユーザ端末140は、ネットワークアクセスサーバ120との間でコネクションが既に確立されており、ユーザ認証サーバ130のコネクション管理テーブル200に登録済みであるものとする。
図4は、帯域設定サーバ110の機能ブロックを示す図である。図示のように、帯域設定サーバ110は、IP機能処理部500、ユーザ要求受付部510、コンテンツ配信情報テーブル520、帯域設定処理部530、コネクション管理部540、帯域設定管理テーブル550、帯域設定配信部560、および、コンテンツ配信スケジュール表管理テーブル570を有する。
IP機能処理部500は、IPパケット処理機能を備え、ネットワークアクセスサーバ120、ユーザ認証サーバ130との間で通信を行う。
ユーザ要求受付部510は、ユーザ端末140に対し、コンテンツ配信要求の受付、帯域設定、配信スケジュールの配信に関する情報の配信などの処理を、IP機能処理部500を介して行う。そして、ユーザ端末140との間で行われる処理に必要な情報を、コンテンツ配信情報テーブル520から取得する。ユーザ要求受付部510は、ユーザ端末140から取り込んだ情報および、コンテンツ配信情報テーブル520から取得した情報を帯域設定処理部530に送る。
コネクション管理部540は、ユーザ認証サーバ130に対し、コネクション情報の要求をIP機能処理部500を介して行う。コネクション管理部540は、帯域設定処理部530の要求に基づいて、ユーザ認証サーバ130に対し、コネクション管理テーブル200の情報を要求する。そして、ユーザ認証サーバ130からの応答を、帯域設定処理部530に対し情報を送る。
図9は、コンテンツ配信情報テーブル520の構成例を示すテーブル構成図である。コンテンツ配信情報テーブル520には、コンテンツ毎に、コンテンツ配信情報1050が格納されている。コンテンツ配信情報1050には、チャネルID1010、Sを情報源アドレス、GをSSM(Source−Specific Multicast)宛先アドレスとするチャネル(S,G)情報1020、および、コンテンツ配信開始時間1030、コンテンツ配信終了時間1040を示す情報が含まれる。運用管理者は、帯域設定サーバ110にログインした後、コンテンツ配信情報テーブル520およびコンテンツ配信スケジュール表管理テーブル570の登録・更新を自由に行うことができる。
図10は、帯域設定管理テーブル550の構成例を示すテーブル構成図である。帯域設定管理テーブル550には、User−Name210毎に、設定帯域情報1150が格納されている。設定帯域情報1150には、該当ユーザ端末が使用している「USER NAME」であるUser−Name210、その「USER NAME」に対する「PASSWORD」であるUser−Password220、該当ユーザ端末を収容しているネットワークアクセスサーバ120のIPアドレスであるNAS−IP−Address230、該当User−Nameのコネクションを収容しているインターフェース情報であるNAS−Ports240、該当User−Nameからの要求確保帯域である帯域1110、該当User−Nameからの要求コンテンツの配信開始時間である開始1030および、該当User−Nameからの要求コンテンツの配信終了時間である終了1040を示す情報が含まれる。設定帯域情報1150の登録・更新が行われる際に、情報のない項目についてはNULL値が代入される。
帯域設定処理部530は、ユーザ要求受付部510から送られる情報を、帯域設定管理テーブル550上の該当の設定帯域情報1150に対して登録・更新を行い、登録・更新後、ユーザ要求受付部510に対し、登録・更新完了通知を送る。帯域設定処理部530は、コネクション管理部540に対し、ユーザ認証サーバ130のコネクション管理テーブル200上にある該当User−Name210に係る情報を取得するよう指示を行う。帯域設定処理部530は、コネクション管理部540から受信した情報を元に、帯域設定管理テーブル550上にある該当の設定帯域情報1150を更新する。
帯域設定管理テーブル550上の該当の設定帯域情報1150が、全ての項目に対して登録完了された後、帯域設定処理部530は、帯域設定配信部560に対し、該当の設定帯域情報1150と共に、帯域設定指示を送る。帯域設定処理部530は、帯域設定配信部560からの該当の設定帯域情報1150に対する処理の完了を示す完了通知を受けると、帯域設定管理テーブル550から、該当の設定帯域情報1150を削除する。
帯域設定配信部560は、ネットワークアクセスサーバ120に対し、コンテンツ配信の際に、帯域設定サーバ110とネットワークアクセスサーバ120の間における帯域設定要求の送信をIP機能処理部500を介して行う。帯域設定配信部560は、帯域設定処理部530からの設定帯域情報1150に基づいて、SNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを用いて、対応するネットワークアクセスサーバ120に対し、該当User−Nameのユーザが収容されている論理インターフェースに帯域の設定指示または、解除指示を送信する。
なお、ネットワークアクセスサーバ120に対する帯域の設定指示または、解除指示は、該当の設定帯域情報1150に含まれるコンテンツ配信開始時間1030、コンテンツ配信終了時間1040の情報に準じて行う。
帯域設定配信部560は、ネットワークアクセスサーバ120に対する設定帯域の解除指示が完了した後、帯域設定処理部530に対して完了通知を送る。
以下、図4〜図8を用いてユーザの要求に基づいた帯域確保動作例を詳細に説明する。図5は、ユーザ端末140からコンテンツ配信登録要求を行い、ユーザ要求の帯域を確保した後、帯域設定サーバ110からコンテンツ配信を開始し、コンテンツ配信終了後、帯域確保の設定を解除するまでの通信手順を示すシーケンス図である。
ユーザ端末140は、要求送信部1810を介して、コンテンツ配信登録を行うために、まず帯域設定サーバ110にコンテンツ配信登録要求を行う(600)。ユーザ端末140からのコンテンツ配信登録要求を受けたユーザ要求受付部510は、要求送信部1810に対し、図6に示すようなログイン処理画面700をユーザ端末140のディスプレイに表示させるための情報を送信し(605)、USER NAME710およびPASSWORD720の入力を促す。ユーザ端末140は、ネットワークアクセスサーバ120との間のコネクション確立時に使用したUSER NAME710およびPASSWORD720をログイン処理画面700に入力し、送信ボタン730を押下すると、当該USER NAMEおよびPASSWORDが要求送信部1810により帯域設定サーバ110に送信される(610)。
ユーザ要求受付部510は、ログイン処理画面700上でなされた入力操作の情報を取り込む。ユーザ要求受付部510は、取り込んだUSER NAME710およびPASSWORD720を、帯域設定処理部530に送る。
帯域設定処理部530は、該当のUSER NAME710およびPASSWORD720をコネクション管理部540に送り、該当USER NAME710に対応するコネクション管理情報の取得要求をユーザ認証サーバ130に送信するようにコネクション管理部540に要求する。
コネクション管理部540は、ユーザ認証サーバ130に対してコネクション管理テーブル200に格納されている該当USER NAME710の情報の提供を要求する(615)。ユーザ認証サーバ130は、IP機能処理部1910により受信したUSER NAME710の情報の提供の要求をコネクション設定処理部1920に送り、コネクション設定処理部1920はUSER NAME710をキーとして、コネクション管理テーブル200内の該等するコネクション管理テーブル情報を返信する。コネクション管理部540は、ユーザ認証サーバ130からの応答を待ち、ユーザ認証サーバ130から該当USER NAME710のコネクション管理テーブル情報を得た後(620)、その情報を帯域設定処理部530に送る。
帯域設定処理部530は、コネクション管理部540から受け取った該当USER NAME710のコネクション管理テーブル情報を、該当USER NAME710をキーとして、帯域設定管理テーブル550の該当するレコードに登録する。帯域設定処理部530は、ユーザ要求受付部510に対し、帯域設定管理テーブル550への該当USER NAME710のコネクション管理情報の登録完了を通知する。
通知を受けたユーザ要求受付部510は、要求送受信部1810に対し、図7に示すような帯域設定画面800をユーザ端末140のディスプレイに表示させる情報を送信する(625)。
要求送受信部1810は、ユーザが設定帯域810を入力し、送信ボタン820を押下すと入力された設定帯域情報を返信する(630)。ユーザ要求受付部510は、帯域設定画面800上でなされた入力操作の情報を取り込む。ユーザ要求受付部510は、取り込んだ設定帯域情報を、帯域設定処理部530に送る。
帯域設定処理部530は、ユーザ要求受付部510から受け取った設定帯域情報を該当の設定帯域情報1150に登録する。帯域設定処理部530は、ユーザ要求受付部510に対し、帯域設定管理テーブル550の該当設定帯域情報1150への設定帯域情報の登録完了を通知する。
通知を受けたユーザ要求受付部510は、コンテンツ配信スケジュール表管理テーブル570からコンテンツ配信スケジュール表を取り出し、要求送受信部1810に対し、図8に示すようなコンテンツ配信スケジュール表画面900をユーザ端末140のディスプレイに表示させるための情報を送信する(635)。要求送受信部1810は、ユーザにより希望のコンテンツに関するコンテンツボタン910をクリックされ、送信ボタン920を押下されると、選択されたコンテンツの情報を返信する(640)。ユーザ要求受付部510は、コンテンツ配信スケジュール表画面900上でなされた入力操作の情報を取り込む。ユーザ要求受付部510は、取り込んだ情報から、対象コンテンツのコンテンツ配信情報1050をコンテンツ配信情報テーブル520から取得する。ユーザ要求受付部510は、取得したコンテンツ配信情報1050から、コンテンツ配信開始時間1030および、コンテンツ配信終了時間1040を、帯域設定処理部530に送る。
帯域設定処理部530は、ユーザ要求受付部510から受け取ったコンテンツ配信開始時間1030および、コンテンツ配信終了時間1040を、該当の設定帯域情報1150に登録する。帯域設定処理部530は、ユーザ要求受付部510に対し、帯域設定管理テーブル550の該当の設定帯域情報1150へのコンテンツ配信開始時間1030および、コンテンツ配信終了時間1040の登録完了を通知する。帯域設定処理部530は、全ての項目について登録されている設定帯域情報1150を、帯域設定配信部560に送り、設定帯域情報1150に基づいて帯域設定処理を行うよう指示を出す。
帯域設定処理部530からの登録完了の通知を受けたユーザ要求受付部510は、先にコンテンツ配信情報テーブル520から取得したコンテンツ配信情報1050を、要求送受信部1810に対し配布する(645)。要求送受信部1810は、受信したコンテンツ配信情報1050をスケジュール管理部1820に格納する。スケジュール管理部1820は、コンテンツ配信開始時間1030と同時刻に、ネットワークアクセスサーバ120に対して、チャネル(S,G)のマルチキャストグループへの参加要求を送信するために、コンテンツ配信情報1050内の開始1030情報を監視する。
帯域設定配信部560は、帯域設定処理部530からの設定帯域情報1150に基づいて、コンテンツ配信開始時間1030と同時刻に、NAS−IP−Address230を持つネットワークアクセスサーバ120に対して、NAS−Ports240のインターフェース上に帯域1110の回線帯域を確保する設定を行う(650)。
ユーザ端末140において、スケジュール管理部1820は、コンテンツ配信情報1050の開始時刻1030に基づいて、コンテンツ配信開始時間1030と同時刻に、参加離脱要求送信部1830にマルチキャストグループへの参加要求を送信するように要求する。参加離脱要求送信部1830は、ネットワークアクセスサーバ120に対して、チャネル(S,G)のマルチキャストグループへの参加要求を送信する(655)。帯域設定サーバ110からバックボーンネットワーク100を介してコンテンツ配信が開始され(660)、スケジュール管理部1820は、コンテンツ配信終了時間1040と同時刻に、ネットワークアクセスサーバ120に対して、チャネル(S,G)からの離脱要求を送信し(665)、コンテンツ視聴を終了する。ここで、ユーザ端末140は、配布されたコンテンツ配信情報1050に基づいて、指定されたチャネル(S,G)に対して、指定時刻に(S,G)に対する参加要求および(S,G)に対する離脱要求を実行する機能を有するものとする。帯域設定配信部560は、帯域設定処理部530からの設定帯域情報1150に基づいて、コンテンツ配信終了時間1040と同時刻に、NAS−IP−Address230を持つネットワークアクセスサーバ120に対して、NAS−Ports240のインターフェース上に確保した帯域1110の回線帯域を解除する設定を行う(670)。帯域設定配信部560は、解除設定帯が完了すると、帯域設定処理部530に対して完了通知を送る。完了通知を受けた帯域設定処理部530は、帯域設定管理テーブル550から、該当の設定帯域情報1150を削除する。
以上で説明した動作により、ユーザが必要とする回線帯域を一定時間確保することができ、その間、同一物理インターフェースに収容される他のユーザ端末の通信状況に左右されることなく、通信が可能となる。
次に第二の実施形態である実施例2について図面を用いて説明する。
実施例1では、アクセス回線側おいてユーザ端末が収容される特定論理インターフェース上に一時的にネットワーク資源を確保したが、ここでは、それに加え、バックボーンネットワーク内において該当ユーザに関連するフローに対して優先制御を併せて行うことで、より広範囲な効果を提供する。
本実施例では、バックボーンネットワークに、RFC 2661に規定されるL2TP(Layer Two Tunneling Protocol)プロトコルを使用する例を採り上げ、バックボーンネットワークは、このプロトコルに準拠したネットワーク動作をするものとする。L2TPネットワークでは、L2TP Access Concentrator(LAC)とL2TP Network Server(LNS)との間にL2TPセッションが確立され、L2TPセッションはLACに収容される論理インターフェース毎に関連付けられる。
バックボーンネットワーク内で特定のL2TPセッションに関連するパケットについて優先制御を行うために、バックボーンネットワークの境界に配置されたLNSで、バックボーンネットワークに送出するパケットを複数の優先制御クラスに分類し、送出パケットのヘッダに各パケットの優先制御クラスに対応したDSCP(DiffServ Code Point)と呼ばれる値を設定する。バックボーンネットワークの内部に配置された各装置が、受信パケットのヘッダに含まれるDSCP値に応じて、予め決められた規則(PHB)に従って、受信パケットの優先制御転送を行う。バックボーンネットワークでの優先制御方式としては、RFC 2474、2475、2597および3246に規定されているIETF Differentiated Services(DiffServ)モデルが有効な手法の一つである。
図11に、実施例2の実施形態に係るネットワークシステムの全体構成を示す。本ネットワークシステムは、帯域設定サーバ110、LAC1210、LNS1220、ユーザ認証サーバ1650により形成されるバックボーンネットワーク1200を有する。コンテンツ配信サーバは実施例1と同様に帯域設定サーバ110が兼ねるものとする。
LAC1210は、実施例1のネットワークアクセスサーバ120と同様に、物理インターフェース150内に複数の論理インターフェース160を持ち、論理インターフェース160毎にユーザ端末140を収容する。LAC1210は、各ユーザ端末140の認証を、ユーザ認証サーバ1650と連携して実施する。実施例1と同様に、以下では、ユーザ認証プロトコルとして、RADIUSプロトコルを使用する例を採り上げる。LAC1210とユーザ端末140の認証が承認された後、LAC1210とLNS1220との間でL2TPセッション1230が確立される。L2TPセッション1230が確立された後、LNS1220は、各ユーザ端末140の認証を、ユーザ認証サーバ1650と連携して実施する。なお、LNS1220が連携するユーザ認証サーバは別に設けてもよいが、ここでは、LAC1210と同一のユーザ認証サーバ1650と連携することとする。LAC1210とLNS1220認証が承認された後、LNS1220とユーザ端末140との間でコネクションが確立され、ユーザ端末140に係るデータは、LAC1210とLNS1220との間に確立されたL2TPセッション1230上を転送される。
以下に認証承認がなされ、LNS1220とユーザ端末140との間でコネクションが確立されるまでの処理の概要を示す。ユーザ端末140は、LAC1210に対して接続要求を出す。これに対し、LAC1210は、認証サーバ1650に対し認証要求を出し、認証がなされれば、LAC1210とLNS1220との間でL2TPセッション1230が確立される。次に、LNS1220は認証サーバ1650に対し認証要求を出し、認証がなされれば、LNS1220とユーザ端末140との間でコネクションが確立され、ユーザ端末140に係るデータは、LAC1210とLNS1220との間に確立されたL2TPセッション1230上を転送される。このL2TPセッションは、LAC1220がユーザ端末140に割り当てた論理インターフェース毎に関連付けられる。LNS1210上でAccountingされたセッションごとにユニークに付与されるIDを認証サーバ1650に蓄積しておき、このIDごとに帯域制御や優先制御を行う。
LNS1220は、RFC 3576に規定されるChange−of−Authorization(CoA)メッセージをユーザ認証サーバ1650から受信する機能を有し、さらに、該当L2TPセッション1230に対して優先および帯域制御設定及び解除を動的に行う機能を有する。CoAメッセージを用いることで、外部から現在接続中のセッションに対して、サービス条件を満たさないユーザを切断したり、サービス条件を変更するためのQoSを変更することが可能となる。ここでは、ユーザ認証サーバから現在接続中のL2TPセッション1230毎にCoAメッセージを発出することとし、LNS1220に収容されているユーザの帯域優先制御をユーザ認証サーバから制御可能とする。
ユーザ認証サーバ1650は、実施例1で述べた機能に加えて、下記機能を有する。図15は、ユーザ認証サーバ1650がCoAメッセージを用いた制御を行うためのソフトウェア構成(機能ブロック)を示す図である。図示のように、ユーザ認証サーバ1650は、IP機能処理部1600、設定帯域情報受付部1610、セッション設定処理部1620、CoA配信部1630、セッション管理テーブル1300を有する。
セッション管理テーブル1300は、図12に示すようにリモートからアクセスしてくるユーザ毎に、CoAメッセージに付加するアトリビュート情報を管理するデータベースである。セッション管理テーブル1300には、User−Name1310毎に、セッション管理情報1350が格納されている。セッション管理情報1350には、該当L2TPセッション1230に関連付けされているユーザの「USER NAME」であるUser−Name1310、セッションを識別するための文字列であるAcct−Session−Id1320、LNS1220のIPアドレスであるNAS−IP−Address1330、該当L2TPセッション1230のパケットの優先度を示す優先制御クラス1340、該当User−Nameからの要求確保帯域である帯域1110、該当User−Nameからの要求コンテンツの配信開始時間である開始1030および該当User−Nameからの要求コンテンツの配信終了時間である終了1040を示す情報が含まれる。セッション管理情報1350内のAcct−Session−Id1320およびNAS−IP−Address1330は、LNS1220からの該当User−Name1310に対するAccounting−Request(Acct−Status−Typeが1)受信時に登録され、Accounting−Requestに使用されるAVPの属性番号44(Acct−Session−Id1320)および属性番号4(NAS−IP−Address1330)を抽出し、セッション管理テーブル1300に格納される。セッション管理テーブル1300からの登録の削除は、LNS1220からの該当User−Name1310に対するAccounting−Request(Acct−Status−Typeが2)受信時にAcct−Session−Id1320およびNAS−IP−Address1330は削除され、NULL値が代入される。ユーザ認証サーバ1650は、帯域1110、開始1030および終了1040についての情報を外部から受信した場合には、該当User−Name1310に対するセッション管理情報1350の更新を行う機能を有する。セッション管理テーブル1300からの登録の削除は、終了1040に登録された時刻となった場合に、帯域1110、開始1030および終了1040は削除され、NULL値が代入される。
IP機能処理部1600は、IPパケット処理機能を備え、帯域設定サーバ110、LNS1220との間で通信を行う。
設定帯域情報受付部1610は、帯域設定サーバ110から、LNS1220に対して通信帯域の設定を行う際に必要となる情報を含む設定帯域情報を、IP機能処理部500を介して受信する。設定帯域情報受付部1610は、帯域設定サーバ110から取得した設定帯域情報をセッション設定処理部1620に送る。
設定帯域情報には、図10に示す帯域設定管理テーブル550内のUser−Name210、NAS−IP−Address230、帯域1110、配信の開始時刻を表す開始1030、配信の終了時刻を表す終了1040を含む。
セッション設定処理部1620は、設定帯域情報受付部1610から送られる設定帯域情報を受信すると、設定帯域情報中のUser−Name210をキーとして、セッション管理情報1350を管理するセッション管理テーブル1300上の該当部分、つまり受信した設定帯域情報中のUser−Name210のレコードに対して帯域1110、開始1030、終了1040の登録・更新を行う。登録が完了された後、セッション管理テーブル1300上に格納された開始1030に合わせて、セッション設定処理部1620は、CoA配信部1630に対し、該当のセッション管理情報1350と共に、CoA送信指示を送る。
CoA配信部1630は、セッション管理情報1350を基に、User−Name1310毎にCoAメッセージを作成する。セッション管理情報1350内の各エントリは、RADIUS IETFアトリビュートおよびVendor Specificアトリビュート(VSA)として、CoAメッセージに付加される。ユーザ認証サーバ1650は、作成したCoAメッセージを、開始1030の時刻に合わせて、NAS−IP−Address1330を持つLNS1220に対して送信する機能を有する。図14にCoAメッセージのイメージ図1500を示す。ここでは、例として、AVPに、属性番号1(User−Name1310)、属性番号44(Acct−Session−Id1320)および、VSAであるActivate−Service1510、Service−Volume1520、Service−Timeout1530が付加されている。属性番号44は、あるセッションのAccounting−Request(Acct−Status−Typeが1および2)に対してユニークに付与されるIDを示すAVPである。Activate−Service1510は優先度クラスを示すAVPであり、Service−Volume1520は帯域制御バラメータを示すAVPであり、Service−Timeout1530は優先制御の有効時間を示すAVPである。
CoA配信部1630は、セッション設定処理部1620からのセッション管理情報1350に基づいて、対応するLNS1220に対し、IP機能処理部1600を介してCoAメッセージを送信する。
以下、具体化のために、図11に示すネットワークシステムおけるコンテンツ配信を例にとり、帯域および優先制御の方法について述べる。ここでの説明は、バックボーンネットワークでの帯域および優先制御の方法に特化し、それ以外の方法は全て実施例1と同等とする。
帯域設定サーバ110、ユーザ端末140、ユーザ認証サーバ1650およびLNS1220は、NTP等を用いて時刻が同期しているものとする。説明の簡単化のために、ユーザ端末140は、LNS1220との間でコネクションが既に確立されており、ユーザ認証サーバ1650のセッション管理テーブル1300の帯域1110、開始1030、終了1040以外の情報は登録済みであるものとする。また、実施例1と同様に、帯域設定サーバ110は、コンテンツ配信サーバを兼ねるものとする。
図4に示した帯域設定サーバ110のソフトウェア構成(機能ブロック)を用いて、バックボーンネットワークでの帯域および優先制御に係る機能ブロックについて説明する。
コネクション管理部540は、帯域設定サーバ110とユーザ認証サーバ1650との間で行われる処理を、IP機能処理部500を介して行う。コネクション管理部540は、帯域設定処理部530の要求に基づいて、ユーザ認証サーバ1650に対し、セッション管理テーブル1300に必要な設定帯域情報1150を送信する。設定帯域情報1150をユーザ認証サーバ1650に送ることで、ユーザ認証サーバ1650は受信した設定帯域情報1150を基に、図12に示すセッション管理テーブル1300内のセッション管理情報1350を作成することが可能となる。
前述のとおり、設定帯域情報には、図10に示す帯域設定管理テーブル550内のUser−Name210、NAS−IP−Address230、帯域1110、配信の開始時刻を表す開始1030、配信の終了時刻を表す終了1040が含まれており、セッション設定処理部1620は、設定帯域情報受付部1610から送られる設定帯域情報を受信すると、設定帯域情報中のUser−Name210をキーとして、セッション管理情報1350を管理するセッション管理テーブル1300上の該当部分、つまり受信した設定帯域情報中のUser−Name210のレコードに対して、NAS−IP−Address230、帯域1110、開始1030、終了1040の登録・更新を行う。
帯域設定処理部530は、帯域設定管理テーブル550上の該当の設定帯域情報1150が、帯域1110、開始1030、終了1040含めレコードが全て登録完了された後、コネクション管理部540に対し、ユーザ認証サーバ1650のセッション管理テーブル1300に必要な情報である設定帯域情報1150を送信するよう指示を行う。
以下、図13を用いてユーザからの通信回線の優先利用の要求に基づいたネットワーク資源の提供動作例を説明する。図13は、ユーザ端末140からコンテンツ配信登録要求を行い、ユーザ要求に沿った優先利用処理を実施した後に、帯域設定サーバ110からコンテンツ配信を開始し、コンテンツ配信終了後、優先利用設定を解除するまでの通信手順を示すシーケンス図である。以下では、バックボーンネットワーク内の帯域および優先制御処理シーケンスに重点をおいて説明することにし、他のシーケンスは図5と同等とする。なお、図13においては、LAC1210が、図5のネットワークアクセスサーバ120の位置づけとなる。尚(600)〜(670)までの処理は図5と同じである。
帯域設定処理部530は、640の処理後の全項目が登録済みの設定帯域情報1150をコネクション管理部540に送り、設定帯域情報1150をユーザ認証サーバ1650に送信するよう指示を出す。ユーザ要求受付部510が、コンテンツ配信情報1050をユーザ端末140に対し配布する(645)のと共に、コネクション管理部540は図10に示す設定帯域情報1150をユーザ認証サーバ1650に送信する(1400)。
ユーザ認証サーバ1650は、受信した設定帯域情報1150の内容をセッション管理テーブル1300の該等するレコードに登録し、当該セッション管理テーブル1300に格納されるセッション管理情報1350に基づいて、コンテンツ配信開始時間1030に合わせて、NAS−IP−Address1330を持つLNS1220に対して、該当User−Name1310に関連するL2TPセッション1230のためのCoAメッセージを送信する(1410)。
当該CoAメッセージはUser−Name1310またはAcct−Session−Id1320により識別されるセッションごとに帯域制御と優先制御を行うためのものである。
当該CoAメッセージは、図14に示すように帯域および優先制御に必要な情報が含まれている。CoAメッセージ1500を受信したLNS1220は、Acct−Session−Id1320に該当するL2TPセッション1230に対してSevice−Timeout1530まで優先度を示すActivate−Service1510と、帯域を示すService−Volume1520とで指定されている帯域および優先制御を実施する。LNS1220は、Sevice−Timeout1530経過後に帯域および優先制御を解除する。
図16はユーザ端末からの希望帯域の通知からLNSへのCoAメッセージ送信までの一連の処理フロー図である。ユーザ端末140は、ユーザが帯域設定画面800に入力した希望帯域を帯域設定サーバ110に送る(1700)。帯域設定サーバ110のユーザ要求受付部510はユーザ端末130からの希望帯域を受け付ける(1710)。帯域設定サーバ110は受け付けた希望帯域を帯域設定管理テーブル550へ格納する処理を帯域設定処理部530で実行する(1720)。次に、帯域設定サーバ110はユーザ要求受付部510からコンテンツ配信スケジュール表900をユーザ端末140に画面表示させる(1730)。ユーザ端末140は、ユーザがコンテンツ配信スケジュール表900で選んだ希望コンテンツ情報を帯域設定サーバ110に送る(1740)。帯域設定サーバ110のユーザ要求受付部510はユーザ端末130からの希望コンテンツ情報を受け付けて、希望コンテンツに該当するコンテンツ配信情報1050をコンテンツ配信情報テーブル520から取得する。帯域設定サーバ110はコンテンツ配信情報1050から希望コンテンツの配信開始時間と配信終了時間の情報を帯域設定管理テーブル550へ格納する処理を帯域設定処理部530で実行する(1750)。次に、帯域設定サーバ110はユーザが希望コンテンツの視聴の際に必要な情報をユーザ端末140に送る(1760)。帯域設定サーバ110はCoAメッセージを送信する際に必要となる情報をユーザ認証サーバ1650に送る(1770)。ユーザ認証サーバ1650は受信した情報をセッション管理テーブル1300に登録する(1780)。セッション設定処理部1620は、セッション管理テーブルに登録されているコンテンツ配信開始時間と現在時刻とを比較し(1790)、配信開始時間となった登録情報に対してCoAメッセージを作成し、CoA配信部1630を介してLNS1220に送信する、また、帯域設定サーバ110が、帯域設定配信部により帯域設定要求をLAC1210に送信する(1800)。
上記の処理を行うことにより、LNS1220とLAC1210の双方において帯域制御がなされ、かつ、LNS1220は優先制御に必要な情報をCoAメッセージにより受信しているため、ユーザ端末140へコンテンツを配信する際に、LNS1220とLAC1210の間にいて優先制御が可能となる。
以上で説明した動作により、バックボーンネットワーク内において該当ユーザに関連するフローに対して帯域および優先制御を行うことが可能となる。さらに、この動作は、アクセス回線側においてユーザ端末が収容される特定論理インターフェース上に一時的にネットワーク資源を確保することでユーザが必要とする回線帯域を一定時間確保する動作と連動しているため、より広範囲な効果を提供する。
なお、実施例2ではバックボーンネットワークをL2TPネットワークとしたが、他のプロトコルで構成されるネットワークに本発明を適用してもよい。
本発明は、電気通信サービスプロバイダのネットワークでの使用、または、ホールセール事業者のネットワークでの使用を可能とする。
本発明の実施形態1のネットワークシステム構成図の一例 ユーザ認証サーバが持つコネクション管理テーブルの一例 ユーザ認証サーバが持つ属性番号5(NAS−Port)のAVPフォーマットの一例 帯域設定サーバのソフトウェア構成(機能ブロック)図の一例 本発明のネットワークシステムを用いた際の一連の通信手順を示すシーケンス図の一例 ユーザ端末に表示されるログイン処理画面の一例 ユーザ端末に表示される帯域設定画面の一例 ユーザ端末に表示されるコンテンツ配信スケジュール表画面の一例 帯域設定サーバが持つコンテンツ配信情報テーブルの構成例を示すテーブル構成図の一例 帯域設定サーバが持つ帯域設定管理テーブルの構成例を示すテーブル構成図の一例 本発明の実施形態2のネットワークシステム構成図の一例 ユーザ認証サーバが持つセッション管理テーブルの一例 実施形態2のネットワークシステムを用いた際の一連の通信手順を示すシーケンス図の一例 CoAメッセージのイメージ図の一例 CoAメッセージを用いた制御に関連するユーザ認証サーバのソフトウェア構成(機能ブロック)図の一例 ユーザ端末からの希望帯域の通知からLNSへのCoAメッセージ送信までの一連の処理フロー図の一例 認証サーバ130の機能ブロック図の一例 ユーザ端末140の機能ブロック図の一例
符号の説明
100 バックボーンネットワーク
110 帯域設定サーバ
120 ネットワークアクセスサーバ
130 ユーザ認証サーバ
140 ユーザ端末
150 物理インターフェース
160 論理インターフェース
200 コネクション管理テーブル
500 IP機能処理部
510 ユーザ要求受付部
520 コンテンツ配信情報テーブル
530 帯域設定処理部
540 コネクション管理部
550 帯域設定管理テーブル
560 帯域設定配信部
570 コンテンツ配信スケジュール表管理テーブル
1200 バックボーンネットワーク
1210 LAC
1220 LNS
1300 セッション管理テーブル
1600 IP機能処理部
1610 設定帯域情報受付部
1620 セッション設定処理部
1630 CoA配信部
1910 IP機能処理部
1920 コネクション設定処理部
1840 IP機能処理部
1810 要求送受信部
1820 スケジュール管理部
1830 参加離脱要求送信部

Claims (5)

  1. データ配信機器とユーザ端末との間の通信帯域制御を行うデータ配信システムであって、
    前記データ配信機器と接続され、データ配信を中継する第1の情報機器と、
    前記ユーザ端末側と接続され、前記第1の情報機器とユーザ端末との間の通信を中継する第2の情報機器と、
    ユーザ端末が前記第2の情報機器と第1の情報機器を介してデータ配信機器と通信を行う際のセッション情報を格納するセッション管理データベースを備える第3の情報機器と、
    前記ユーザ端末から、前記データ配信機器と通信する時刻と希望通信帯域に関する情報を受信するユーザ要求受付部と、受信した前記データ配信機器と通信する時刻と希望通信帯域に関する情報を基に前記第1の情報機器と前記第2の情報機器の間の通信に設定する設定帯域情報を作成し、前記設定帯域情報を前記第2の情報機器へ送信する通信帯域設定処理部と、前記設定帯域情報を前記第3の情報機器へ送信するコネクション管理部とを備える第4の情報機器とを備え、
    前記第3の情報機器は、前記第4の情報機器から受信した前記設定帯域情報が含む通信帯域と前記セッション情報が含む優先制御情報を基に作成した通信帯域及び優先制御に関する情報を前記第1の情報機器に送信し、
    前記データ配信機器から前記ユーザ端末へのデータ配信を行う際に、前記第1の情報機
    器と前記第2の情報機器の間の通信で通信帯域制御と優先制御を行うことを特徴とするデータ配信システム。
  2. 請求項1記載のデータ配信システムであって、
    前記セッション管理データベースは、ユーザを識別するユーザ名と通信のセッションを管理するセッションIDと、前記セッションIDの示すセッションにおけるパケット送信の優先度を示す優先制御クラスを格納することを特徴とするデータ配信システム。
  3. 請求項2記載のデータ配信システムであって、
    前記第3の情報機器は、前記第4の情報機器から受信した前記設定帯域情報に含まれる通信帯域と配信の開始時刻、終了時刻を前記セッション管理データベースに追記するセッション設定処理部を備えることを特徴とするデータ配信システム。
  4. 請求項3記載のデータ配信システムであって、
    前記第3の情報機器は、前記セッション管理データベースに格納した時刻情報を監視し、
    配信の監視時刻になると、通信帯域及び優先制御に関する情報を前記第1の通信機器に送信することを特徴とするデータ配信システム。
  5. 請求項1記載のデータ配信システムであって、
    前記第4の情報機器は、前記ユーザ端末に対し、希望通信帯域の入力の要求と、コンテンツ配信スケジュールの送信を行い、前記ユーザ端末は、希望帯域の入力画面と、希望コンテンツの選択画面を表示し、前記希望帯域の入力画面で入力された希望帯域と、前記希望コンテンツの選択画面で入力されたコンテンツに関する情報を前記第4の情報機器に送信することを特徴とするデータ配信システム。
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