JP4908662B2

JP4908662B2 - Method for separating liquid and liquid separating apparatus

Info

Publication number: JP4908662B2
Application number: JP19792499A
Authority: JP
Inventors: 昇村田
Original assignee: 有限会社サン・イースト・リサーチ
Priority date: 1999-06-09
Filing date: 1999-06-09
Publication date: 2012-04-04
Anticipated expiration: 2019-06-09
Also published as: JP2000350931A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は液体物質を連続的に複数に分液する方法並びに分液する装置に関するものであり、更に詳しくは液導入口から各分液出口までの滞留時間が極端に短く、しかも全ての分液出口の流出量を等しく、あるいは自由の値に設定できる分液方法並びに分液装置に関するものである。
また特に反応性液体を反応が起きるまでに短時間内に容易に分液する方法並びに装置を提供するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来一般に液体を連続的に分液する方法としては図１、図２並びに図３の装置が用いられてきた。
図１の方法は液体を液導入口１より導入し、分液パイプ２にて導入液体を各分液出口４ａ、４ｂ、４ｃ並びに４ｄに分液する方法がとられている。
図２の方法は液体を液導入口１より導入し、分液パイプ２にて２分液し、更に分液パイプ３を用いて各分液出口４ｇ並びに４ｈに分液する方法がとられている。図３の方法は液体を液導入口１より導入し、分液パイプ２にて各分液出口４ｉ、４ｊ、４ｋ並びに４ｌに分液するのであるが途中配管に定量ポンプを使用して分液する方法がとられている。
【０００３】
しかしながらこれらの方法にはそれぞれ欠点を有している。
図１の方法は液体の導入から各分液出口までの滞留時間は全体として短い利点を有しているが各分液出口での流出量は一定とならず、両末端の分液出口ほど流出量が少ないと云う欠点を有している。
また滞留時間も一定とならず、両末端の分液出口ほど滞留時間が長い欠点を有している。従って分液数が多くなればなるほど中央部分液出口での流出量及び滞留時間と、両末端分液出口での流出量及び滞留時間の差は大きなものとなる。
図２の方法は各分液出口までの距離が等しく、かつ配管抵抗が等しくなるように複数個の経路に分液するのであるので各分液出口４ｅ、４ｆ、４ｇ及び４ｈまでの各滞留時間の差は大幅には異なわず、また流出量にも大差はないように思われるが液体は少なくとも配管抵抗が少ない方に多く流れる性質を有しているので滞留時間並びに流出量も差を生じ、更に分液数が多くなればなるほど流路が長くなることから滞留時間は非常に長くなる欠点を有している。
図３は定量ポンプ５ａ、５ｂ、５ｃ並びに５ｄを用いているため分液出口４ｉ、４ｊ、４ｋ並びに４ｌの流出量は大差なくなるが、滞留時間は両末端の分液出口４ｉの方が分液出口４ｊよりも長くなると共にポンプを使用するため経路が長くなること並びにポンプ体積が加わるため滞留時間は非常に長くなる欠点を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって液導入口から各分液出口までの滞留時間が短く、しかも液導入口から各分液出口までの滞留時間が等しく、かつ流出量が等しい分液方法並びにその装置を提供するものである。
また同時に各分液出口までの滞留時間は等しくして、しかも自由に流出量を設定できる分液方法並びにその装置を提供することである。
更に本発明は分液数が多くなっても滞留時間が長くならない分液方法並びに分液装置を提供することである。
更に本発明は分液数を容易に変えられる分液方法並びに分液装置を提供することである。
更に本発明は流体の死角部をつくらない分液方法並びに分液装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は液体を搬送する手段を用いて連続的にコートハンガー形ダイに液体を導入した後、該ダイのダイランド以降に液仕切板を設置して分液化することによって本目的である短い滞留時間に各分液出口までの滞留時間を等しくして、しかも流出量を同じくすることができることを見出し本目的を達成した。
更に本発明は同時に液仕切板の分液間隔を変え、各分液出口幅を変更することによって滞留時間を同じくして、容易に各分液出口での流出量をそれぞれ自由に変えることができる。
本発明の液仕切板とはコートハンガー形ダイ内でフィルム状乃至板状となって平行して流れてきた液体を分液するものであって、コートハンガー形ダイのダイ出口に接触あるいは非接触で接近した状態で単数枚から複数枚設け液体を複数に分液するものである。
本液仕切板はダイの液流れ方向にほぼ平行して設けられ、具体的にはマニホールドの中央、即ち液導入口に於けるマニホールド接線に対してほぼ直角方向に平行してダイランド以降に設けるのが好ましいが、更に好ましくはマニホールド両端部位置よりも後方のダイリップに設けるのが良い。ここでダイランドとは図４の１３を指す。またダイランドとダイリップ区分線１７以降出口までをダイリップと規定する。
これはコートハンガー形ダイを用いて薄く広げ、しかもダイ幅方向全幅に渡って一定量、一定速度で流れる液体とした後、液を分液させるためである。ここで使用する液仕切板は薄い板状であってもブロック状であっても、図４の例の様に三角形であっても良いが、液仕切板の液流れ方向の中心線がダイ流れ方向にほぼ平行であれば良い。またこれら液仕切板は図４並びに図５の様にダイ６本体に組込まれ一体化されたものであっても、図６の様に本体とは別に製作されダイ６本体の出口に密着して使用されるか、あるいはダイ６本体と大幅に離れずにある間隔を開けてダイ出口からカーテン状に流出し液体を分液する形で使用しても良い。但し本体と一体化乃至密着して使用した場合には液体の流れに対して死角部分を生じ難いため、液体が反応性液体であってもダイ内部で固化するなどの問題は生じ難い。
【０００６】
また液仕切板が本体と分離している場合には分液数等の変更時に本体全体を解体して行う必要がないため、段取り工程が少なくなる等のメリットもある。
本発明で云うコートハンガー形ダイとは図４、図５及び図６に示した形状のダイであり、通常原料の流入する液導入口８、液体が横に広げられるマニホールド７及び出口方向に平行して流れるダイランド１３、均一に広げられた液体が液導入口からの滞留時間並びに流出量ともにダイ幅方向全てに渡って等しくなって流れる整流部であるダイリップ１４、並びにダイリップ隙間１５の開きを微調整するダイリップ間隔調整ボルト１０、また必要に応じてダイ内の液体の流れを均一にする溝９から成り立っている。
但し溝９は幅方向の流出量をより均一化するものであるが必ずしも必要でない。
【０００７】
本発明の分液装置はコートハンガー形ダイと分液板からなりたち、コートハンガー形ダイの原料導入口に於けるマニホールドの開き角度θが１２０度から１７５度未満になるように形成されている（図４）。またマニホールドを除くダイ内容積とマニホールド容積との比が１：０．１乃至１：１０、好ましくは１：０．２から１：５になるように構成されている。
ダイ内に於けるマニホールドを除く内容積がマニホールド容積に比べて上記範囲よりも大きい場合にはダイ側部の滞留時間は平均滞留時間の数倍乃至数十倍に達し、液体が反応性液体の場合にはダイ側部の反応液がダイ内部で反応を起こす。逆に小さい場合ダイランド中央部の流速が低下して滞留時間が大きくなって反応を起し易い。
【０００８】
図４及び図５は本発明の液体分液装置の例であり、しかも液仕切板をダイ６本体と一体化させた液仕切板一体形分液装置の一部切断正面図、図５は同Ａ−Ａ’縦断側面図である。
液体は液導入口８から注入され、マニホールド７を経てダイ幅方向に広げられダイランド１３にて整流となって流れる。このダイリップ１４に於いてはダイ幅方向に対して液導入口８からの滞留時間はすべての点で同一時間であり、しかも液流出量は等しくなるようにマニホールドの形状、角度並びにダイ間隔が設定できる。
ダイランド１３を経た流体はダイリップ１４を経た後、液仕切板１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄ及び１１ｅで分液されダイ分液出口１２ａ、１２ｂ、１２ｃ及び１２ｄとなる。
本発明の分液方法及び装置での液仕切板はできる限り流れ抵抗並びに死角を作らないように設計されなければならない。ダイリップ１４はダイリップ間隔調整ボルト１０によりダイランド隙間１５が微調整され、各分液出口での流出量が微調整される。
【０００９】
図６は本発明の別の液体分液方法並びに分液装置を説明する縦断側面図であり、ダイ６本体と分液ユニット１６とは分離可能なものであり、ダイ６本体のダイリップ１４に接している。
この場合分液ユニット１６はダイ６本体とは分離しているため容易に分液数や液仕切板間隔を変えて各分液出口での流出量を自由に変更することができる。
また別に分液ユニット１６が本体と分離しており、しかも使用時に於いてもダイ６本体の分液出口と離れて流出す液体を分液する方法も可能であり、本発明の範囲に含まれる。
【００１０】
【作用】
本発明は一つの流れる液体を２以上に分液するに当たり、非常に短い滞留時間内に液導入口から各分液出口までの滞留時間を等しくして、各分液出口の液流出量を全て等しくすることを含めて液流出量を自由に設定することができる分液方法並びに分液装置をも提供するものである。
本発明は液体を搬送する手段を用いて連続的にコートハンガー形ダイに液体を導入した後、該ダイのダイランド以降に液仕切板を設置して分液化することを特徴とする液体を運続的に複数に分液化する方法、並びにコートハンガー形ダイの分液出口に液仕切板を一体化させた液体分液装置である。
【００１１】
通常これまで連続的に液体を分液する方法としては図１、図２並びに図３の方法等がとられている。しかしながら図１の方法は各分液出口の滞留時間並びに流出量は全く異なるものであり、両側にいくにつれて滞留時間は大きく流出量は少ないものであった。
図２は特に分液数が多くなると分岐を多く繰り返すため流体の流路が長くなって結果として滞留時間が特に長くなるものであった。
更に図１並びに図２の方法は分液後の各分液出口の流出量が異なる場合には流出量の微調整がきかず、その調整も試行錯誤を繰り返してパイプの太さ並びに長さ等を変えるほか方法はなかった。
またバルブ等の調整装置を用いて流出量を調整する方法もあるが、この場合調整部に死角部を生じその部分の滞留時間が大きくなって、特に液体が反応性液体の場合には反応が起きる等の問題があった。
図３の方法は各流路に設けられた定量ポンプを調整することによって各分液出口の流出量は一致させることができるが、液導入口から各分液出口までの滞留時間は一致させることはできず、特に両側部に行くほど滞留時間が長くなると共にポンプ等を使用するために全体として滞留時間が長く、しかもポンプ接続部等に死角部を生じるなどの問題を有していた。
【００１２】
本発明の分液方法はコートハンガー形ダイを使用することによってマニホールドを通りすぎダイリップに達した液体はダイ全幅に渡ってダイ出口に向かって平行に流れ、その量と滞留時間はダイ全幅に渡ってどの部分もほぼ等しくなる。
ダイ幅全域に渡って短い滞留時間で同一流出量並びに同一滞留時間を達成した液体を液仕切板を自由に設定することによって、他の部分の分液に大きく影響を及ぼさずに、また死角部をつくらず前述の短い同一滞留時間内に同一流出量を含めて各分液出口の液流出量を自由に設定できること、並びに液仕切板の数を自由に設定することによって分液数を自由に増減できることを見出し本発明を完成した。これはこれまでの分液技術である直接一本の流れる液体を複数に直接分液するのではなく、コートハンガー形ダイを用いて幅方向に広がりを持つフィルム状乃至板状の定速度整流体に変えたのち、液仕切板を用いて分液を行う２段階方式に特徴がある。
本発明は液仕切板の枚数を多くしても滞留時間を大きくせず容易に数多くの同一滞留時間の分液が可能であると共に、液仕切板の各間隔をすべて一定でなく自由に変えることによって同一滞留時間で複数の異なる流出量の分液も可能である。具体的には図４に於いて液仕切板１１ａ、１１ｂ、１１ｃ並びに１１ｄを間隔を変えることで自由に各分液出口の流出量を変えることができると共に、液仕切板の数を変えることによって自由に分液数を変えることができる。
【００１３】
本発明は短い同一滞留時間内で分液が可能なため、特に短い同一滞留時間内に同一流出量、あるいは異なる流出量の分液が必要な反応性を有する液体を複数に分液する化学プラント、あるいは２液を混合すると反応が早期に起こる反応性樹脂を含める反応性液体の分液等に有効である。
【００１４】
【実施例】
実施例１、図４の形状で本発明の分液装置を作成した。
実質ダイ幅は２００ｍｍ、ダイランド間隔は０．５ｍｍ、マニホールドの開き角度は１４８．３度、マニホールドを除くダイランド内容積とマニホールド容積との比は１：０．５６６６で構成されている。またダイ出口を等間隔で１０等分するため液仕切板をダイリップ部に液出口まで設けた。
本装置に分子量４５０ｃｐｓのポリエチレングリコールを１分間に３００ｇ吐出する定量ポンプを使用してダイ液導入口より３００ｇ／分の割合で導入した後、導入途中で赤色顔料で赤く染めてあるポリエチレングリコールに切り変えて液の滞留時間を観察した結果、ダイ液導入口からダイ分液出口までの滞留時間は中心部で約１．２０秒、両末端で１．８秒であった。
また各分液出口の流出量を測定し表１に示した。
【００１５】
【表１】

表１から分かるように各１０等分の分液精度は非常に高いものであった。
【００１６】
【発明の効果】
本発明は分液数を自由に設定でき、しかも部分的な滞留部をつくらず短い同一滞留時間で等しい同一流出量で分液することが可能であると共に、分液のそれぞれの流出量を滞留時間を同一にして自由に設定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の液分液装置の縦断正面図
【図２】従来の別の液分液装置の縦断正面図
【図３】従来の別の液分液装置の縦断正面図
【図４】本発明に係わる分液装置の一部切断正面図
【図５】本発明に係わる図４の分液装置のＡ−Ａ’断面の縦断側面図
【図６】本発明に係わる別の分液装置の縦断側面図
【符号の説明】
１液導入口
２分液パイプ
３分液パイプ
４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅ、４ｆ：分液出口
４ｇ、４ｈ、４ｉ、４ｊ、４ｋ、４ｌ：分液出口
５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄ：定量パイプ
６ダイ
６ａダイの上面
６ｂダイの下面
７マニホールド
８液導入口
９溝
１０ダイリップ間隔調整ボルト
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄ、１１ｅ：液仕切板
１２ダイリップ出口
１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄ：分液出口
１３ダイランド
１４ダイリップ
１５ダイリップ隙間
１６分液ユニット
１７ダイランドとダイリップ区分線[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method for separating a liquid substance into a plurality of parts and an apparatus for separating the liquid substance. More specifically, the residence time from the liquid inlet to each liquid outlet is extremely short, and all the liquids are separated. The present invention relates to a liquid separation method and a liquid separation apparatus that can set the outflow amount of an outlet to be equal or a free value.
In particular, the present invention provides a method and apparatus for easily separating a reactive liquid within a short time before the reaction occurs.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the apparatus shown in FIGS. 1, 2 and 3 has been used as a method for separating liquids continuously.
In the method shown in FIG. 1, a liquid is introduced from the liquid inlet 1 and the introduced liquid is separated into each of the liquid outlets 4a, 4b, 4c and 4d by a liquid separating pipe 2.
The method of FIG. 2 is a method in which a liquid is introduced from a liquid introduction port 1 and separated into two by a separation pipe 2, and further separated into each separation outlet 4g and 4h using a separation pipe 3. Yes. In the method shown in FIG. 3, a liquid is introduced from the liquid introduction port 1 and separated into each of the separation outlets 4i, 4j, 4k, and 4l by a separation pipe 2. The way to do it is taken.
[0003]
However, each of these methods has drawbacks.
The method of FIG. 1 has the advantage that the residence time from the introduction of liquid to each separation outlet is short as a whole, but the outflow amount at each separation outlet is not constant, and the separation outlet at both ends flows out. It has the disadvantage that the amount is small.
In addition, the residence time is not constant, and there is a disadvantage that the residence time is longer at the liquid separation outlets at both ends. Therefore, as the number of liquid separations increases, the difference between the outflow amount and residence time at the central partial liquid outlet and the outflow amount and residence time at both end liquid separation outlets increases.
Since the method of FIG. 2 separates the liquid into a plurality of paths so that the distances to the liquid separation outlets are equal and the pipe resistances are equal, the residence times to the liquid separation outlets 4e, 4f, 4g, and 4h. The difference in the flow rate does not differ greatly, and there seems to be no significant difference in the outflow amount, but the liquid flows at least in the direction with less pipe resistance, so the residence time and outflow amount also differ. Furthermore, since the flow path becomes longer as the number of liquid separations increases, the residence time has a drawback of becoming very long.
In FIG. 3, since the

metering pumps

5a, 5b, 5c and 5d are used, the outflow amounts of the separation outlets 4i, 4j, 4k and 4l are not greatly different, but the residence time is separated at the separation outlets 4i at both ends. There is a disadvantage that the length of the passage becomes longer than that of the outlet 4j and the length of the path becomes longer because the pump is used, and the residence time becomes very long because of the addition of the pump volume.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above problems, and the residence time from the liquid introduction port to each separation outlet is short, and the residence time from the liquid introduction port to each separation outlet is equal, and the outflow amount Provides a method of separating liquids and an apparatus thereof.
It is another object of the present invention to provide a liquid separation method and apparatus capable of setting the outflow amount freely with equal residence times to the respective liquid separation outlets.
Furthermore, this invention is providing the liquid separation method and liquid separation apparatus which do not become long residence time even if the number of liquid separation increases.
Furthermore, this invention is providing the liquid separation method and liquid separation apparatus which can change the number of liquid separation easily.
Furthermore, the present invention provides a liquid separation method and a liquid separation device that do not create a blind spot of fluid.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has a short residence time which is the object of the present invention by introducing a liquid into a coat hanger type die continuously using means for conveying the liquid and then separating the liquid by installing a liquid partition plate after the die land of the die. In addition, the present inventors have found that the residence time to each liquid separation outlet can be made equal and the outflow amount can be made the same.
Furthermore, the present invention can change the outflow amount at each separation outlet easily by changing the separation interval of the liquid partition plates and changing the separation outlet width to make the residence time the same. .
The liquid partition plate of the present invention separates the liquid flowing in parallel in the form of a film or plate in the coat hanger type die, and is in contact with or not in contact with the die outlet of the coat hanger type die. In a state of being close to each other, a single sheet is provided and a plurality of liquids are separated.
This liquid partition plate is provided substantially in parallel with the liquid flow direction of the die, specifically, it is provided after the die land in parallel with the center of the manifold, that is, substantially perpendicular to the manifold tangent at the liquid inlet. However, it is more preferable to provide it on the die lip behind the positions at both ends of the manifold. Here, die land refers to 13 in FIG. Further, the die land and the die lip dividing line 17 to the exit are defined as a die lip.
This is to spread the film thinly using a coat hanger type die, and to separate the liquid after making it a constant amount and a constant speed of liquid over the entire width in the die width direction. The liquid partition plate used here may be a thin plate, a block, or a triangle as in the example of FIG. 4, but the center line in the liquid flow direction of the liquid partition plate is the die flow. What is necessary is just to be substantially parallel to the direction. 4 and 5, these liquid partition plates are integrated into the die 6 main body and integrated with the die 6 main body as shown in FIG. They may be used, or may be used in such a manner that the liquid flows out from the die outlet in a curtain shape at a certain distance without greatly separating from the die 6 body. However, when used integrally or closely with the main body, it is difficult to generate a blind spot portion with respect to the flow of the liquid. Therefore, even if the liquid is a reactive liquid, problems such as solidification inside the die hardly occur.
[0006]
Further, when the liquid partition plate is separated from the main body, it is not necessary to disassemble the entire main body when changing the number of liquid separations, etc., and there is an advantage that the setup process is reduced.
The coat hanger type die referred to in the present invention is a die having the shape shown in FIGS. 4, 5, and 6, and is generally parallel to the liquid inlet 8 through which the raw material flows in, the manifold 7 in which the liquid is spread laterally, and the outlet direction. The die lip 13 that flows as a uniform flow, the die lip 14 that is a rectifying part in which the uniformly spread liquid flows from the liquid introduction port and the amount of outflow are equal in all the width direction of the die, and the opening of the die lip gap 15 is fine. It comprises a die lip gap adjusting bolt 10 to be adjusted and, if necessary, a groove 9 for making the liquid flow in the die uniform.
However, the grooves 9 make the outflow amount in the width direction more uniform, but are not necessarily required.
[0007]
The liquid separation device of the present invention comprises a coat hanger type die and a liquid separation plate, and is formed so that the opening angle θ of the manifold at the raw material introduction port of the coat hanger type die is from 120 degrees to less than 175 degrees. (FIG. 4). Further, the ratio of the die internal volume excluding the manifold and the manifold volume is 1: 0.1 to 1:10, preferably 1: 0.2 to 1: 5.
When the internal volume excluding the manifold in the die is larger than the above range compared to the manifold volume, the residence time on the side of the die reaches several times to several tens of times the average residence time. In some cases, the reaction solution on the side of the die reacts inside the die. On the other hand, when it is small, the flow rate at the center of the die land is lowered, the residence time is increased, and the reaction is likely to occur.
[0008]
4 and 5 are examples of the liquid separating apparatus of the present invention, and a partially cut front view of the liquid partition plate-integrated liquid separator in which the liquid partition plate is integrated with the die 6 body. FIG. It is an AA 'vertical side view.
The liquid is injected from the liquid introduction port 8, spreads in the die width direction through the manifold 7, and flows as rectification in the die land 13. In this die lip 14, the residence time from the liquid inlet 8 is the same in all points with respect to the die width direction, and the manifold shape, angle and die interval are set so that the liquid outflow amounts are equal. it can.
The fluid that has passed through the die land 13 passes through the die lip 14, and is then separated by the liquid partition plates 11a, 11b, 11c, 11d, and 11e to become die separation outlets 12a, 12b, 12c, and 12d.
The liquid divider plate in the liquid separation method and apparatus of the present invention should be designed so as not to create flow resistance and blind spots as much as possible. In the die lip 14, the die land gap 15 is finely adjusted by the die lip interval adjusting bolt 10, and the outflow amount at each liquid separation outlet is finely adjusted.
[0009]
FIG. 6 is a longitudinal side view for explaining another liquid separation method and a liquid separation device of the present invention. The die 6 main body and the liquid separation unit 16 are separable and are in contact with the die lip 14 of the die 6 main body. ing.
In this case, since the liquid separation unit 16 is separated from the main body of the die 6, the number of liquid separation and the distance between the liquid partition plates can be easily changed to freely change the outflow amount at each liquid separation outlet.
In addition, the liquid separation unit 16 is separated from the main body, and even when in use, a method for separating the liquid flowing away from the liquid separation outlet of the main body of the die 6 is possible, and is included in the scope of the present invention. .
[0010]
[Action]
In the present invention, when one flowing liquid is separated into two or more, the residence time from the liquid introduction port to each separation outlet is made equal within a very short residence time, and the liquid outflow amount at each separation outlet is all The present invention also provides a liquid separation method and a liquid separation apparatus capable of freely setting the liquid outflow amount including equalization.
In the present invention, after the liquid is continuously introduced into the coat hanger type die using the means for transporting the liquid, the liquid is separated by installing a liquid partition plate after the die land of the die. And a liquid separating apparatus in which a liquid partition plate is integrated with a separation outlet of a coat hanger type die.
[0011]
In general, the methods shown in FIGS. 1, 2, 3, etc. have been taken as methods for separating liquids continuously. However, in the method shown in FIG. 1, the residence time and the outflow amount at each of the liquid separation outlets are completely different, and the residence time increases and the outflow amount decreases toward both sides.
In FIG. 2, especially when the number of liquid separation increases, branching is repeated many times, so that the flow path of the fluid becomes long, and as a result, the residence time becomes particularly long.
Furthermore, the method shown in FIGS. 1 and 2 does not allow fine adjustment of the outflow amount when the outflow amount at each separation outlet after the liquid separation is different, and the adjustment is repeated through trial and error to adjust the thickness and length of the pipe. There was no other way to change it.
There is also a method of adjusting the outflow amount using an adjusting device such as a valve. In this case, a blind spot portion is formed in the adjusting portion, and the residence time of the portion is increased. In particular, when the liquid is a reactive liquid, the reaction occurs. There were problems such as getting up.
In the method of FIG. 3, the outflow amount of each liquid separation outlet can be matched by adjusting the metering pump provided in each flow path, but the residence time from the liquid introduction port to each liquid separation outlet should be matched. In particular, the residence time becomes longer as it goes to both sides, and since the pump is used, the residence time is longer as a whole, and there is a problem that a blind spot is formed in the pump connection portion and the like.
[0012]
In the liquid separation method of the present invention, by using a coat hanger type die, the liquid that passes through the manifold and reaches the die lip flows in parallel to the die outlet over the entire width of the die, and the amount and residence time of the liquid reach the entire width of the die. Every part is almost equal.
The liquid that achieves the same outflow amount and the same residence time in a short residence time over the entire die width can be set freely to the liquid partition plate, so that it does not greatly affect the separation of other parts, and the blind spot part It is possible to freely set the liquid outflow amount of each liquid separation outlet including the same outflow amount within the short same residence time described above, and to freely set the number of liquid separations by setting the number of liquid partition plates freely. The present invention has been completed by finding that it can be increased or decreased. This is a conventional liquid separation technique that does not directly separate a single flowing liquid into a plurality, but a film or plate-shaped constant speed rectifier that spreads in the width direction using a coat hanger type die. After that, the two-stage method is characterized in that liquid separation is performed using a liquid partition plate.
In the present invention, even if the number of liquid partition plates is increased, the residence time is not increased, and a large number of liquids with the same residence time can be easily separated, and each interval of the liquid partition plates can be changed freely without being constant. Therefore, it is possible to separate a plurality of different outflow amounts with the same residence time. Specifically, in FIG. 4, by changing the intervals of the liquid partition plates 11a, 11b, 11c and 11d, the outflow amount of each liquid separation outlet can be freely changed, and by changing the number of liquid partition plates. The number of liquid separation can be changed freely.
[0013]
Since the present invention enables separation within a short same residence time, a chemical plant that separates a plurality of liquids having reactivity that requires separation of the same outflow amount or different outflow amounts, particularly within a short same residence time. Alternatively, it is effective for separating a reactive liquid including a reactive resin in which the reaction occurs early when the two liquids are mixed.
[0014]
【Example】
A liquid separation device of the present invention was produced in the shape of Example 1 and FIG.
The substantial die width is 200 mm, the die land interval is 0.5 mm, the opening angle of the manifold is 148.3 degrees, and the ratio of the die land internal volume excluding the manifold to the manifold volume is 1: 0.5666. Moreover, in order to divide the die outlet into 10 equal intervals, a liquid partition plate was provided in the die lip part to the liquid outlet.
Using a metering pump that discharges 300 g of polyethylene glycol with a molecular weight of 450 cps per minute into the apparatus at a rate of 300 g / min from the die liquid inlet, cut into polyethylene glycol dyed red with a red pigment during the introduction. As a result of observing the residence time of the liquid, the residence time from the die solution inlet to the die separator outlet was about 1.20 seconds at the center and 1.8 seconds at both ends.
Also, the outflow amount at each liquid separation outlet was measured and shown in Table 1.
[0015]
[Table 1]

As can be seen from Table 1, the separation accuracy for 10 equal parts was very high.
[0016]
【Effect of the invention】
In the present invention, the number of separations can be set freely, and it is possible to separate the same amount of outflow with the same amount of outflow in a short staying time without creating a partial staying part. It is also possible to freely set the same time.
[Brief description of the drawings]
1 is a longitudinal front view of a conventional liquid separating apparatus. FIG. 2 is a longitudinal front view of another conventional liquid separating apparatus. FIG. 3 is a longitudinal front view of another conventional liquid separating apparatus. FIG. 5 is a partially cut front view of the liquid separator according to the present invention. FIG. 5 is a vertical side view of the liquid separator of FIG. 4 according to the present invention. Vertical side view
1 Liquid introduction port 2 Liquid separation pipe 3 Liquid separation pipes 4a, 4b, 4c, 4d, 4e, 4f: Liquid separation outlets 4g, 4h, 4i, 4j, 4k, 4l:

Liquid separation outlets

5a, 5b, 5c, 5d: Metering pipe 6 Die 6a Die upper surface 6b Die lower surface 7 Manifold 8 Liquid inlet 9 Groove 10 Die lip interval adjusting bolts 11a, 11b, 11c, 11d, 11e: Liquid partition plate 12 Die lip outlets 12a, 12b, 12c, 12d: Minute Liquid outlet 13 Die land 14 Die lip 15 Die lip gap 16 Separation unit 17 Die land and die lip parting line

Claims

The opening angle θ of the manifold at the liquid inlet of the coat hanger type die is formed to be 120 to less than 175 degrees, and the ratio of the die inner volume excluding the manifold and the manifold volume is 1: 0.1. To be configured to be 1:10,
In addition, at least one triangular liquid partition plate is provided after the die land in the coat hanger type die, and the center line of the liquid flow direction of the liquid partition plate is perpendicular to the manifold tangent at the liquid inlet. Set parallel to the direction,
A reactive liquid made of a reactive resin is introduced into the coat hanger type die, and this is spread thinly. In addition, the liquid is made to flow at a constant rate and at a constant speed over the entire width in the die width direction. A method for separating a reactive liquid comprising a reactive resin .

The opening angle θ of the manifold at the liquid inlet of the coat hanger type die is formed to be 120 to less than 175 degrees, and the ratio of the die inner volume excluding the manifold and the manifold volume is 1: 0.1. To be configured to be 1:10,
In addition, at least one triangular liquid partition plate is provided after the die land in the coat hanger type die, and the center line of the liquid flow direction of the liquid partition plate is perpendicular to the manifold tangent at the liquid inlet. liquid separation apparatus of the reactive liquid comprising a reactive resin, characterized in that it is set in parallel to the direction.