JP4908588B2 - 呼出信号再生中のエコーキャンセル及びノイズ低減適応 - Google Patents

呼出信号再生中のエコーキャンセル及びノイズ低減適応 Download PDF

Info

Publication number
JP4908588B2
JP4908588B2 JP2009520079A JP2009520079A JP4908588B2 JP 4908588 B2 JP4908588 B2 JP 4908588B2 JP 2009520079 A JP2009520079 A JP 2009520079A JP 2009520079 A JP2009520079 A JP 2009520079A JP 4908588 B2 JP4908588 B2 JP 4908588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
signal
microphone
noise reduction
echo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009520079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009545199A (ja
JP2009545199A5 (ja
Inventor
フレドリク ステンマルク,
ペル ヒセリウス,
ステファン グスタフソン,
Original Assignee
ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー filed Critical ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー
Publication of JP2009545199A publication Critical patent/JP2009545199A/ja
Publication of JP2009545199A5 publication Critical patent/JP2009545199A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4908588B2 publication Critical patent/JP4908588B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

Description

本発明は、通信装置に関し、特に、通信装置におけるエコーキャンセル及びノイズ低減に関する。
移動端末などの通信装置は、個々に他の通信装置のユーザと通信を行うために用いられる。例えば、通信装置は他の通信装置に対して呼の送信/受信を行うために用いられる。通信装置には、通常マイクロホン及びスピーカシステムが含まれており、これらによって、ユーザによる音声通信の送受信が可能になる。マイクロホン及びスピーカシステムは、望ましくないエコー又はノイズによる影響を低減するためのエコーキャンセル及びノイズ低減機能を含むことができる。
これらの機能は、特定のセッションに対して機能を調整するために用いる調整可能なパラメータを有することができる。これらのエコーキャンセルパラメータ及びノイズ低減パラメータは、通信装置において効果的かつ迅速に調整されることが望まれている。
一側面によれば、方法は、スピーカを通して呼出信号を出力するステップと、マイクロホンを介して呼出信号を受信するステップと、受信した呼出信号の分析されたスペクトル成分に基づいてエコーキャンセルパラメータを調整するステップとを有する。
さらに、エコーキャンセルパラメータにはフィルタステップサイズが含まれる。
さらに、呼出信号は着呼を示す。
さらに、着呼が応答される前にエコーキャンセルパラメータの調整が行われる。
さらに、エコーキャンセルパラメータは通話中調整され続ける。
さらに、受信した呼出信号の分析されたスペクトル成分に基づいてノイズ低減パラメータが調整される。
別の側面によれば、呼出信号を出力するスピーカと、呼出信号を受信するマイクロホンと、受信した呼出信号のスペクトル成分を分析して、受信した呼出信号の分析されたスペクトル成分に基づいてエコーキャンセルパラメータを調整する論理回路とを備える通信装置が提供される。
さらに、論理回路はフィルタを含む。
さらに、エコーキャンセルパラメータの上記調整は、フィルタサイズの変更を含む。
さらに、エコーキャンセルパラメータは、呼が応答される前に調整される。
さらに、エコーキャンセルパラメータは、呼の設定中、ユーザが話している間、調整され続ける。
さらに、受信した呼出信号の分析されたスペクトル成分に基づいて、ノイズ低減パラメータが調整される。
別の側面によれば、スピーカを介して呼出信号を出力するステップと、マイクロホンを介して前記呼出信号を含む信号を受信するステップと、前記マイクロホンを介して受信した信号のスペクトル成分から前記呼出信号の既知のスペクトル成分を減算するステップと、前記減算後の残りの信号のスペクトル成分を分析するステップと、前記残りの信号の分析された前記スペクトル成分に基づいてノイズ低減パラメータを調整するステップとを有することを特徴とする方法が提供される。
さらに、ノイズ低減パラメータを調整するステップはフィルタステップサイズを調整するステップを含む。
さらに、呼出信号は着呼を示す。
さらに、ノイズ低減パラメータを調整するステップは、ユーザが呼に応答する前に、ノイズ低減パラメータを調整する。
さらに、ノイズ低減パラメータを調整するステップは、フィルタ係数を調整するステップを含む。
別の側面によれば、呼出信号を出力するスピーカと、前記呼出信号を含む信号を受信するマイクロホンと、論理回路であって、前記マイクロホンを介して受信した前記信号のスペクトル成分から呼出信号の既知のスペクトル成分を減算し、前記減算後の残りの信号のスペクトル成分を分析し、前記残りの信号の分析された前記スペクトル成分に基づいてノイズ低減パラメータを調整する論理回路とを備えることを特徴とする通信装置が提供される。
さらに、マイクロホンを介して受信した信号は背景ノイズを含む。
さらに、ノイズ低減パラメータはフィルタステップサイズを含む。
さらに、フィルタステップサイズは残りの信号の分析したスペクトル成分に基づくものである。
さらに、呼出信号は着呼を示す。
別の側面によれば、受信した呼出信号のスペクトル成分を分析するステップと、前記受信した呼出信号の分析されたスペクトル成分に基づいて、エコーキャンセルパラメータ及びノイズキャンセルパラメータを調整するステップとを有することを特徴とする方法が提供される。
さらに、エコーキャンセルパラメータ及びノイズ低減パラメータを調整するステップは、フィルタステップサイズを変更するステップを含む。
実施形態における通信装置の構成を示す図。 図1の通信装置の機能ブロック図。 オーディオインタフェースの一例を示す図。 エコーキャンセルの一例を示すフローチャート。 ノイズ低減の一例を示すフローチャート。 エコーキャンセル及びノイズ低減の一例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。図面中、同じ参照番号は同一若しくは類似の要素を示す。なお、本発明は以下の詳細な説明限定されるものではない。
(通信装置の例示)
図1は、本実施形態における通信装置の構成を示す図である。通信装置100は例えば移動通信装置である。本明細書において、「通信装置(communication device)」又は「通信端末(communication terminal)」とは、無線電話のみならず、データ処理機能、ファクシミリ機能、及びデータ通信機能を、セルラ無線電話に結合したパーソナル通信システム(PCS)端末や、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、電子手帳、カレンダ、全地球測位システム(GPS)受信機のうちの少なくともいずれかを有するパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、ラップトップ及びパームトップ受信機、その他のタイプの通信装置を含む。
通信装置100は、キーパッド110、操作キー120、スピーカ130、ディスプレイ140、マイクロホン150を収納するハウジング160を含む。ハウジング160は、通信装置100において用いられる装置及び構成要素を保持するように構成された構造を有する。例えば、ハウジング160は、プラスチック、金属、又は複合材料で形成され、キーパッド110、操作キー120、スピーカ130、ディスプレイ140、マイクロホン150のうちの少なくともいずれかを支持するように構成される。
キーパッド110は、通信装置100の作動に用いることができるデバイス又は論理回路の少なくともいずれかを含む。キーパッド110は、直接、又は、通信装置100内への情報入力用スタイラスペンのような別の装置を介してユーザ入力を受信するようにさらに適合させることができる。1つの実装例では、キーパッド110内のキーをアクティブにすることによって通信装置100の通信機能の制御が可能となる。キーは、数字、文字、記号、等のようなキーと関連づけられたキー情報を有するように構成される。ユーザは、キーパッド110内のキーを操作して、電話をかけ、電話番号、コマンド、テキストメッセージを通信装置100に入力することができる。キーで指定された機能により、ディスプレイ140に表示される画像を構成したり操作することができる。
操作キー120は、ユーザが通信装置100と相互に情報のやりとりを行って、ディスプレイ140と相互に情報のやりとりを行うような指定のアクションを通信装置100にさせることを可能にするボタンを含む。
スピーカ130は、可聴情報を通信装置100のユーザへ提供するデバイスを含む。スピーカ130は通信装置100上のどこにでも配置できるマルチスピーカを含むものであってもよい。その場合、1つのスピーカは、ユーザが通信装置100を用いて通信を行うとき、例えばイヤホンとして機能することができる。スピーカ130はまた、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのデジタル/アナログ変換器を含む。スピーカ130は、着呼が通信装置100によって受信されたことを示す、呼出信号用の出力装置としても機能する。
ディスプレイ140は、可視画像をユーザへ提供するデバイスである。例えば、ディスプレイ140は、着呼/発呼に関するグラフィック情報、テキストメッセージ、ゲーム、電話帳、現在の日付/時刻、音量設定値などを通信装置100のユーザへ提供することができる。ディスプレイ140の実装は、白黒又はカラーのフラットパネルディスプレイにより実現可能である。
マイクロホン150は、音声信号又は別の音響信号を、通信装置100で利用するための電気信号に変換するデバイスである。マイクロホン150はまた、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのアナログ/デジタル変換器を含む。マイクロホン150は、通信装置100上のどこにでも配置することが可能であり、例えば、話される語又はフレーズを、通信装置100で利用するための電気信号に変換するように構成することができる。
通信装置100は、外部スピーカ/マイクロホン170を接続することが可能である。例えば、ユーザは無線ブルートゥース接続を介して接続された外部スピーカ/マイクロホン170を使用することができる。外部スピーカ/マイクロホン170を通信装置100に接続してスピーカ130の代わりに使用することができる。外部スピーカ170は、例えば、ユーザが通信装置100を用いて通信を行うときのスピーカとして又はイヤホンとして機能する。外部スピーカ170は、通信装置100によって着呼を受信中であることを示す呼出信号用出力装置としても機能する。
図2は、本発明に従う通信装置100の機能ブロック図である。図2に示すように、通信装置100は、スピーカ130、マイクロホン150、論理演算部210、メモリ220、ユーザインタフェース230、通信インタフェース240、エコーキャンセルモジュール250、ノイズ低減モジュール260、及びオーディオインタフェース270を含む。
論理演算部210は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等を含むことができる。論理演算部210は、通信装置100及びその構成要素の動作を制御するためのデータ構造又はソフトウェアプログラムを含むことができる。通信装置100の実装構成は、個々の論理演算部用コンポーネントを用いるか、並行処理を行う論理演算部用コンポーネントのようなマルチ論理演算部用コンポーネントを用いることができる。以下に説明するように、論理演算部210は、通信装置100の内部におけるエコーキャンセル及びノイズ低減処理を制御するための信号に関連する入力を受信することができる。
メモリ220は、論理演算部210によって用いることができるデータと命令とを保存するためのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、その他のタイプのメモリとのうちの少なくともいずれかのメモリを含むことができる。メモリ220はまた、本発明に基づくノイズ低減処理及びエコーキャンセル処理に関連するデータ構造を含むことができる。
ユーザインタフェース230は、ハードウェア及び/又はソフトウェアのような、通信装置100へ情報を入力するための構成、及び/又は、ディスプレイ140及びキーパッド110のような、通信装置100から情報を出力するための構成を含む。
通信インタフェース240は、例えば、論理演算部210からのベースバンド信号を無線周波数(RF)信号に変換する送信機、及び/又は、RF信号をベースバンド信号に変換する受信機を含む。あるいは、通信インタフェース240は、送信機と受信機の双方の機能を実行するトランシーバを備えても良い。通信インタフェース240はRF信号の送受信用アンテナアセンブリ(図示せず)と接続することができる。アンテナアセンブリはRF信号を無線で送受信する1以上のアンテナを含む。アンテナアセンブリは、RF信号を無線で送信するためにRF信号を通信インタフェース240から受信し、通信インタフェース240へ伝えるために無線でRF信号を受信する。
エコーキャンセルモジュール250は、本発明に従って、エコーキャンセルに関係する信号及びパラメータを通信装置100内において記憶し、受信し、分析し、調整するためのハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を有する。エコーキャンセルモジュール250は、オーディオインタフェース270に対して信号及びパラメータの送受信を行うことができる。例えば、エコーキャンセルモジュールは、オーディオインタフェース270の中に含まれているフィルタの調整に用いられるフィルタステップサイズのパラメータとフィルタ係数の少なくともいずれかをオーディオインタフェース270に送信することができる。
ノイズ低減モジュール260は、本発明に従って、通信装置100内部でのノイズ低減に関係する信号及びパラメータを記憶し、受信し、分析し、調整するためのハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を有する。ノイズ低減モジュール260は、オーディオインタフェース270に対して信号及びパラメータの送受信を行うことができる。例えば、ノイズ低減モジュール260は、オーディオインタフェース270の中に含まれている、ノイズ低減処理のためのフィルタを調整するために用いられるフィルタステップサイズのパラメータとフィルタ係数の少なくともいずれかをオーディオインタフェース270に送信することができる。
オーディオインタフェース270は、エコーキャンセル処理及びノイズ低減処理を行うためのフィルタ及び信号処理装置を含む。例えば、オーディオインタフェース270は、スピーカ130と170への信号を調整することができると共に、エコーキャンセル処理及びノイズ低減処理を行うためにマイクロホン150からの信号を調整することができる。オーディオインタフェース270はまた、例えば、モジュール間での通信によって、本発明に基づくエコーキャンセル処理及びノイズ低減処理を行うことが可能となるように、論理演算部210、エコーキャンセルモジュール250及びノイズ低減モジュール260に対して信号の送受信を行うことが可能となる。
以下詳細に説明するように、通信装置100は、論理演算部210に関連づけられた命令に応じて、エコーキャンセル及びノイズ低減に関係するパラメータを動的に調整するステップに関連する処理を実行することができる。通信装置100は、論理演算部210に応答して、メモリ220のようなコンピュータ可読媒体に含まれているソフトウェア命令を実行する処理を実行することができる。コンピュータ可読媒体は、物理的又は論理的メモリデバイス、搬送波の少なくともいずれかとして定義されるものであってもよい。
通信インタフェース240を介して、別のコンピュータ可読媒体から、又は、別の装置からメモリ220の中へソフトウェア命令を読み込むことができる。メモリ220に含まれているソフトウェア命令は、後述する処理を論理演算部210に実行させることができる。上記とは別に、ソフトウェア命令の代わりに、又は、ソフトウェア命令と組み合わされた形の有線回路構成を用いて、本発明に従う処理を実現することが可能である。したがって、本発明の原理はハードウェアの回路構成とソフトウェアとの特定の組み合わせのいずれにも限定されることはない。
図3はオーディオインタフェース270の一例を示す図である。図3に示すように、スピーカ130及びマイクロホン150はオーディオインタフェース270に接続することができる。オーディオインタフェース270は、信号結合器310、フィルタ320、ノイズ推定器330、フィルタ340及び信号結合器350を含む。信号結合器310及びフィルタ320は、オーディオインタフェース270のエコーキャンセル部360に含まれものであってもよい。ノイズ推定器330及びフィルタ340はオーディオインタフェース270のノイズ低減部370に含まれるものであってもよい。外部スピーカ170はまた、例えば、スピーカ130の代わりにオーディオインタフェース270に接続されてもよい。
信号結合器310は、信号を受信し、次いで、その受信信号を加算/減算するためのハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を含む。信号結合器310はマイクロホン150及びフィルタ320から信号を受信することができる。1つの実装例では、信号結合器310は(フィルタ320から受信した)信号S2を(マイクロホン150から受信した)信号S1から減算する。この実施構成では、信号S2は、信号S1から減算される検出済みのエコーを表すことができる。このことによって、すべてのエコーがキャンセルされた出力信号(S3)を信号結合器310から生成することが可能となる。
フィルタ320は、受信信号をフィルタするための、ハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を含むことができる適応フィルタである。例えば、LMS(最小2乗平均)アルゴリズムに基づいて(アンテナを介して受信した信号のような)信号S5を修正し、その信号S5を出力することが可能である。フィルタ320は、フィルタ係数を計算しフィルタ320の性能を調整するのに用いられるフィルタステップサイズパラメータを、エコーキャンセルモジュール250から受信することができる。例えば、フィルタステップサイズパラメータは、フィルタ320が最適性能のための解へ収束する速度を決定することもできる。フィルタ320は信号S5及びS3を受信し、フィルタ係数に基づいてフィルタ済みの信号S2を出力する。
ノイズ推定器330は、信号を受信し、ノイズを推定するためのハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を含む。例えば、ノイズ推定器330はノイズ低減に関係する情報及びパラメータを記憶することができる。ノイズ推定器330は、予測ノイズに関連する信号(S4)を出力するためにマイクロホン150から、そして、フィルタ340から信号を受信する。
フィルタ340は、受信信号のフィルタリングを行うためのハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を含む。例えば、フィルタ340は、フィルタリングを行うためにスピーカ130へ送信される信号S5を受信する。例えば、フィルタ係数に基づいて入力信号S5を修正し、この入力信号S5を出力する。フィルタ340はまた、フィルタ340の性能を調整するために用いられるフィルタステップサイズパラメータ及び/又はフィルタ係数を、ノイズ低減モジュール260から受信する。フィルタ340は、ノイズ低減モジュール260からフィルタステップサイズパラメータを受信することができる適応フィルタであってもよく、また、フィルタ340は、例えば、ノイズ低減モジュール260からフィルタ係数を受信するようにしてもよい。
信号結合器350は、信号を受信し、この受信信号を加算/減算するためのハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を含む。1つの実装例では、例えば、信号結合器350は、ノイズ推定器330から出力された信号S4を、信号結合器310から受信した信号S3から減算する。この実装例では、信号S4は検出されたノイズを補償することができ、それによって、信号結合器350により信号S3から信号S4を減算することが可能となる。これによって、ノイズが低減された出力信号を信号結合器350から生成することが可能となる。
(処理プロセスの例)
図4は、エコーキャンセルを行うための処理プロセスの例を示すフローチャート400である。通信装置100によって呼が受信されるとこの処理が開始する。着呼によって、通信装置100のスピーカ130又は外部スピーカ170を介して呼出信号の出力又は再生がされる(アクション410)。スピーカ130を介して呼出信号が再生されている間、マイクロホン150はエコーキャンセルモジュール250と共にスイッチをオンにする(アクション420)。例えば、マイクロホン150は、スピーカ130又は170のいずれかから受信した電気信号を、エコーキャンセルモジュール250により送信して、エコーキャンセル処理を開始することができる。マイクロホン150によって受信された信号のスペクトル成分は、エコーキャンセルモジュール250において分析される(アクション430)。エコーキャンセルパラメータは、受信され分析された信号を用いて、エコーキャンセルモジュール250により調整を行う(アクション440)。例えば、フィルタ320を調整するために用いられる適当なフィルタステップサイズパラメータのようなエコーキャンセルパラメータがエコーキャンセルモジュール250に記憶すると共に、分析された信号に基づいてフィルタ320へ送信することができる。例えば、上記フィルタステップサイズを用いてフィルタ係数を計算し、フィルタ320を解に迅速に収束させ、最適性能を得る。別の実装構成では、例えば、ユーザが着呼に応答した場合、通信装置100のユーザがマイクロホン150に向かって話している間、スピーカ130又は170から受信された信号のスペクトル成分を用いて、その内容を分析しながら(アクション430)、エコーキャンセルパラメータを調整し続ける(アクション440)ことが可能となる。本発明の別の実装構成では、処理を発動するために着呼を受信する通信装置100を用いることなく、ユーザが所望のときにいつでも図4のエコーキャンセル処理を行うことが可能である。
図5は、ノイズ低減のために実行される処理プロセスの一例を示すフローチャート500である。着呼によって、通信装置100のスピーカ130を通して呼出信号の出力又は再生がされるとこの処理プロセスが開始する(アクション510)。スピーカ130を通して呼出信号が再生されている間、ノイズ低減モジュール260の起動と共にマイクロホン150のスイッチがオンにされる(アクション520)。例えば、マイクロホン150は、ノイズ低減分析と修正を開始するためにノイズ低減モジュール260によって用いられる、スピーカ130から受信した電気信号を送信することができる。出力される呼出信号のスペクトル成分が事前に分かっているため、ノイズ低減モジュール260によって、マイクロホン150からの受信信号から呼出信号のスペクトル成分を減算する(アクション530)。背景ノイズを含む可能性がある残りの信号のスペクトル成分をマイクロホン150によって受信し、次いで、この内容を分析する(アクション540)。この分析済み信号を用いて、ノイズ低減モジュール260によりノイズ低減パラメータの調整を行う(アクション550)。例えば、アクション550において、フィルタ340を調整するために用いられるフィルタステップサイズパラメータ及び/又はフィルタ係数のようなノイズ低減パラメータを調整し、モジュール260からフィルタ340へこのノイズ低減パラメータを送信する。例えば、1つの実装例では、フィルタ340が適応フィルタであれば、モジュール260からフィルタステップサイズパラメータを送信し、別の実施構成では、フィルタ340はモジュール260からフィルタ係数を受信する。
本発明の別の実装構成では、例えば、ユーザが着呼に応答すれば、アクション530を行うことなく、図5に示すような処理プロセスによりノイズ低減パラメータの調整が行われ続けることになる。例えば、ユーザが呼に応答したとき、呼出信号が生じない場合があり、したがって、マイクロホン150によって呼出信号のスペクトル成分を受信信号から減算する必要がなくなる場合がある。この実施構成では、ノイズ低減のためにマイクロホンを介して受信された信号のスペクトル成分を分析するステップ(アクション540)は、通信装置100のユーザがマイクロホン150に向かって話していないとき、周囲の背景ノイズを分析するステップを含むことができる。
本発明のさらに別の実施構成では、例えば、着呼を受信する通信装置100を用いることなく、ユーザの所望によりいつでも図5のノイズ低減処理を実行して、処理500を発動するようにすることができる。
図6は、エコーキャンセル処理及びノイズ低減処理を行うための処理プロセス600を示すフローチャートである。この処理プロセスの例は、着呼が呼出信号を発動して、通信装置100のスピーカ130又は170を通して呼出信号の出力又は再生を行ったとき、開始する(アクション610)。スピーカ130を通して呼出信号が再生されている間、エコーキャンセルモジュール250及びノイズ低減モジュール260のそれぞれ双方の起動と共に、マイクロホン150のスイッチがオンにされる(アクション620)。例えば、マイクロホン150は、ノイズ低減アルゴリズムによって用いられる、スピーカ130から受信した電気信号を送信して、ノイズ低減処理を開始する。マイクロホン150によって受信された信号のスペクトル成分は、次いで、エコーキャンセルモジュール250とノイズ低減モジュール260の双方によって分析する(アクション630)。受信され、分析された信号を用いて、エコーキャンセルパラメータはエコーキャンセルモジュール250により調整する(アクション640)。この処理はモジュール260においてノイズ低減パラメータを調整するステップによって行われる(アクション650)。例えば、エコーキャンセルのために、モジュール250においてフィルタステップサイズパラメータの調整及びフィルタ320への送信を行う(アクション640)。1つの実装例では、フィルタ340用のフィルタ係数の計算をノイズ低減モジュール260において、エコーキャンセルモジュール250から送信されたフィルタステップサイズパラメータに基づいて行うことができる。次いで、ノイズ低減モジュール260において計算されたフィルタ係数は、ノイズ低減を目的としてフィルタ340へ送信する(アクション650)。したがって、本例では、フィルタ320及び340におけるフィルタ係数は同一のものであってもよい。別の実装構成では、エコーキャンセルモジュール250とは独立に、ノイズ低減モジュール260においてフィルタステップサイズパラメータとフィルタ係数の少なくともいずれかを計算することができる。
別の実装構成では、ユーザが着呼に応答した場合、ユーザが通話している間、エコーキャンセルパラメータ及びノイズ低減処理パラメータの調整を行い続けることが可能である(アクション640及び650)。別の実装構成では、図6のプロセスは、着呼を受信する通信装置100を用いることなく、ユーザの所望によりいつでも実行して、処理600を発動することができる。
別の実装構成では、信号を生成して、スピーカ130又は170を介して再生するために、トレーニング信号を通信装置100によって記憶し、利用することも可能である。このトレーニング信号をカスタマイズして、有益な情報をエコーキャンセルモジュール250及びノイズ低減モジュール260へ提供することができる。その場合、モジュールは、フィルタパラメータとフィルタ係数の少なくともいずれかを受信信号に基づいて調整する。次いで、これらのフィルタパラメータとフィルタ係数とをフィルタ320及び340へ送信する。トレーニング信号は、呼出信号と同時に、又は、呼出信号を伴うことなく別々にスピーカ130へ、又はスピーカ170へ出力することができる。
(結論)
本発明の原理に従う実施構成は、着呼を示す呼出信号に基づいて最適化されるエコーキャンセル処理及びノイズ低減処理を通信装置の内部において提供することが可能となる。
本発明の好適な実施形態についての上述の説明は例示と説明を提供するものであるが、上記説明は、本発明を網羅しようとしたり、開示された厳密な形態に限定しようとしたりすることを意図したものではない。上記教示を考慮して修正及び変更を行うことが可能である。あるいは本発明を実施することによって修正及び変更を行うことが可能である。
図4〜図6を参照して一連の動作について説明したが、別の実施構成において、本発明の原理に従ってこれらの動作の順序を変更することも可能である。さらに、非依存型の動作を並行して実行することも可能である。
当業者には自明であるように、本発明の側面は、上述したように多くの異なる形のソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアにおいて、また、図示の実装構成において実現することが可能である。本発明の原理に従う側面を実現するために用いられる実際のソフトウェアコード又は特化された制御ハードウェアは本発明を限定するものではない。したがって、具体的なソフトウェアコードに言及することなく、上記側面の処理及び振舞いについて説明を行った。本明細書で説明した記載に基づいて上記側面の実現のためにソフトウェアを設計し、ハードウェアを制御することが可能であることは当業者であれば理解できるであろう。
さらに、本発明の或る部分は、1以上の機能を実行する「論理回路」として実装可能である。この論理回路は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイのようなハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを含むものであってもよい。
本明細書と請求項との少なくともいずれかにおいて使用される場合、「備える/備えている(comprises/comprising)」という用語は、言及された特徴、整数、ステップ又は構成の存在を特定するために用いられるが、これら以外の特徴、整数、ステップ、構成、又はこれらのグループの存在又は追加を排除するものではない、という点を強調しておく。
本明細書での説明において用いられる要素、行為及び指示のいずれも、その旨明示されていないかぎり、本発明にとって極めて重要であるか、不可欠であると解釈すべきでない。また、本明細書で使用されているように、不定冠詞「a」は1つ以上の項目又は品目を含むように意図されている。1つだけの品目であることを意図する場合には、「1つの(one)」又は同様の表現が用いられる。さらに、「〜に基づいて」というフレーズは、別途明白に言明されていないかぎり、本明細書で使用されているように、「〜に少なくとも部分的に基づいて」ということを意味するように意図されたフレーズである。

Claims (9)

  1. 通信装置によって実行される方法であって、
    前記通信装置のスピーカを介して呼出信号を出力するステップと、
    前記通信装置のマイクロホンを介して前記スピーカから出力された呼出信号を受信するステップと、
    前記通信装置のエコーキャンセル部に前記マイクロホンにより受信された呼出信号を送信するステップと、
    前記エコーキャンセル部により、前記マイクロホンにより受信された呼出信号のスペクトル成分を分析し、該分析されたスペクトル成分に基づいて、第1の適応フィルタのフィルタステップサイズを調整するステップと、
    前記第1の適応フィルタに前記調整されたフィルタステップサイズを送信するステップと、
    前記第1の適応フィルタにより、前記調整されたフィルタステップサイズに基づいて、エコーキャンセルフィルタ係数を計算するステップと、
    前記第1の適応フィルタにより、前記計算されたエコーキャンセルフィルタ係数に基づいて前記スピーカから出力される信号をフィルタリングして、該フィルタリングの結果を前記マイクロホンの受信信号から減じることで該マイクロホンの受信信号に含まれるエコー成分を抑圧するステップと、
    第2の適応フィルタに前記調整されたフィルタステップサイズを送信するステップと、
    前記第2の適応フィルタにより、前記調整されたフィルタステップサイズに基づいて、ノイズ低減フィルタ係数を計算するステップと、
    前記第2の適応フィルタにより、前記計算されたノイズ低減フィルタ係数に基づいて前記前記スピーカから出力される信号をフィルタリングするステップと、
    を有し、
    前記第2の適応フィルタにより、前記計算されたノイズ低減フィルタ係数に基づいて前記スピーカから出力される信号をフィルタリングするステップは、
    前記計算されたノイズ低減フィルタ係数と、エコー成分が抑圧されたマイクロホンの受信信号とに基づいて雑音を推定するステップと、
    前記推定した雑音を前記エコー成分が抑圧されたマイクロホンの受信信号から減じることで、該エコー成分が抑圧されたマイクロホンの受信信号に含まれるノイズ成分を低減するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記呼出信号は着呼を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記エコーキャンセルフィルタ係数は、前記着呼が応答される前に調整されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記エコーキャンセルフィルタ係数は、通話中調整され続けることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 呼出信号を出力するスピーカと、
    前記スピーカから出力された呼出信号を受信し、該呼出信号をエコーキャンセル部に送信するマイクロホンと、
    を備え、
    前記エコーキャンセル部は、
    前記マイクロホンより受信した呼出信号のスペクトル成分を分析し、該分析されたスペクトル成分に基づいて、第1の適応フィルタのフィルタステップサイズを調整し、
    前記第1の適応フィルタに前記調整されたフィルタステップサイズを送信し、
    第2の適応フィルタに前記調整されたフィルタステップサイズを送信し、
    前記第1の適応フィルタは、
    前記調整されたフィルタステップサイズに基づいて、エコーキャンセルフィルタを計算し、
    前記計算されたエコーキャンセルフィルタ係数に基づいて、前記スピーカから出力される信号をフィルタリングして、該フィルタリングの結果を前記マイクロホンの受信信号から減じることで該マイクロホンの受信信号に含まれるエコー成分を抑圧し、
    前記第2の適応フィルタは、
    前記調整されたフィルタステップサイズに基づいて、ノイズ低減フィルタ係数を計算し、
    前記計算されたノイズ低減フィルタ係数と、エコー成分が抑圧されたマイクロホンの受信信号とに基づいて雑音を推定し、
    前記推定した雑音を前記エコー成分が抑圧されたマイクロホンの受信信号から減じることで、該エコー成分が抑圧されたマイクロホンの受信信号に含まれるノイズ成分を低減する
    ことを特徴とする通信装置。
  6. 前記エコーキャンセルフィルタ係数は、呼が応答される前に調整されることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記エコーキャンセルフィルタ係数は、呼の設定中、ユーザが話している間、調整され続けることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  8. 通信装置によって実行される方法であって、
    前記通信装置のスピーカを介して呼出信号を出力するステップと、
    前記通信装置のマイクロホンを介して前記スピーカから出力された呼出信号を受信するステップと、
    前記マイクロホンにより受信した呼出信号のスペクトル成分を分析するステップと、
    エコーキャンセル部により、前記分析されたスペクトル成分に基づいて、調整されたフィルタステップサイズを決定するステップと、
    前記通信装置のエコーキャンセル部及びノイズ低減部に前記調整されたフィルタステップサイズを送信するステップと、
    前記エコキャンセル部に含まれる第1の適応フィルタによって、前記調整されたフィルタステップサイズに基づいて、エコーキャンセルフィルタ係数を計算するステップと、
    前記第1の適応フィルタにより、前記エコーキャンセルフィルタ係数に基づいて、前記スピーカから出力されるオーディオ信号をフィルタリングして、該フィルタリングの結果を前記マイクロホンで受信したオーディオ信号から減じることで該マイクロホンで受信したオーディオ信号に含まれるエコー成分を抑圧するステップと、
    前記ノイズ低減部に含まれる第2の適応フィルタにより、前記調整されたフィルタステップサイズに基づいて、ノイズ低減フィルタ係数を計算するステップと、
    前記第2の適応フィルタにより、前記計算されたノイズ低減フィルタ係数に基づいて前記スピーカから出力されるオーディオ信号をフィルタリングするステップと、
    を有し、
    前記第2の適応フィルタにより、前記計算されたノイズ低減フィルタ係数に基づいて前記スピーカから出力されるオーディオ信号をフィルタリングするステップは、
    該フィルタリングされたオーディオ信号と前記エコー成分が抑圧された前記マイクロホンで受信したオーディオ信号とに基づいてノイズ推定信号を生成するステップと、
    該ノイズ推定信号を前記エコー成分が抑圧された前記マイクロホンで受信したオーディオ信号から減じることで、該エコー成分が抑圧された前記マイクロホンで受信したオーディオ信号に含まれるノイズ成分を低減するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  9. 前記呼出信号は着呼を示すことを特徴とする請求項8に記載の方法。
JP2009520079A 2006-07-21 2007-01-18 呼出信号再生中のエコーキャンセル及びノイズ低減適応 Expired - Fee Related JP4908588B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/490,528 US8054966B2 (en) 2006-07-21 2006-07-21 Echo cancellation and noise reduction adaptation during ringing signal playback
US11/490,528 2006-07-21
PCT/IB2007/050178 WO2008012697A1 (en) 2006-07-21 2007-01-18 Echo cancellation and noise reduction adaptation during ringing signal playback

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009545199A JP2009545199A (ja) 2009-12-17
JP2009545199A5 JP2009545199A5 (ja) 2011-07-28
JP4908588B2 true JP4908588B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=37907604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009520079A Expired - Fee Related JP4908588B2 (ja) 2006-07-21 2007-01-18 呼出信号再生中のエコーキャンセル及びノイズ低減適応

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8054966B2 (ja)
EP (1) EP2044762B1 (ja)
JP (1) JP4908588B2 (ja)
CN (1) CN101491072B (ja)
AT (1) ATE532325T1 (ja)
BR (1) BRPI0714418A2 (ja)
WO (1) WO2008012697A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8270621B2 (en) * 2009-02-11 2012-09-18 International Business Machines Corporation Automatic generation of audible alert according to ambient sound
US9024823B2 (en) 2011-05-27 2015-05-05 Apple Inc. Dynamically adjustable antenna supporting multiple antenna modes
US9191494B1 (en) 2015-04-06 2015-11-17 Captioncall, Llc Device, system, and method for performing echo cancellation in different modes of a communication device
CN105744210B (zh) * 2016-04-15 2018-10-12 北京小米移动软件有限公司 视频会议的回声消除方法、装置及系统
EP4239985A4 (en) * 2020-12-04 2024-04-10 Samsung Electronics Co Ltd ELECTRONIC DEVICE WITH EXPANDABLE DISPLAY

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5400399A (en) * 1991-04-30 1995-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Speech communication apparatus equipped with echo canceller
WO1997045995A1 (en) * 1996-05-31 1997-12-04 Philips Electronics N.V. Arrangement for suppressing an interfering component of an input signal
US20040264686A1 (en) * 2003-06-27 2004-12-30 Nokia Corporation Statistical adaptive-filter controller

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0691576B2 (ja) 1987-08-21 1994-11-14 株式会社日立製作所 拡声電話機
US5007046A (en) * 1988-12-28 1991-04-09 At&T Bell Laboratories Computer controlled adaptive speakerphone
US6707912B2 (en) * 1999-03-11 2004-03-16 Motorola, Inc. Method and apparatus for setting a step size for an adaptive filter coefficient of an echo canceller

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5400399A (en) * 1991-04-30 1995-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Speech communication apparatus equipped with echo canceller
WO1997045995A1 (en) * 1996-05-31 1997-12-04 Philips Electronics N.V. Arrangement for suppressing an interfering component of an input signal
US20040264686A1 (en) * 2003-06-27 2004-12-30 Nokia Corporation Statistical adaptive-filter controller

Also Published As

Publication number Publication date
CN101491072B (zh) 2013-04-24
JP2009545199A (ja) 2009-12-17
US20080043999A1 (en) 2008-02-21
BRPI0714418A2 (pt) 2012-12-25
EP2044762A1 (en) 2009-04-08
EP2044762B1 (en) 2011-11-02
ATE532325T1 (de) 2011-11-15
US8054966B2 (en) 2011-11-08
CN101491072A (zh) 2009-07-22
WO2008012697A1 (en) 2008-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2330807B1 (en) Method and electronic device for improving communication quality based on ambient noise sensing
JP2005512440A (ja) 能動等化回路を有する通信装置およびその方法
KR20090094330A (ko) 적응 호출음 생성을 위한 방법 및 장치
JP2007520943A (ja) ノイズの大きい環境における電話機の拡張された使用
WO2012076083A2 (en) Automatic polarity adaptation for ambient noise cancellation
JP2004187165A (ja) 音声通信装置
JP4908588B2 (ja) 呼出信号再生中のエコーキャンセル及びノイズ低減適応
JP2002135173A (ja) エコー補償をもつコードレス端末装置のための電話通話およびハンズフリー通話
JP2010081004A (ja) エコーキャンセル装置、通信装置、及びエコーキャンセル方法
WO2004105371A1 (en) Microphone circuit having adjustable directivity pattern for reducing loudspeaker feedback and method of operating the same
JP2008085429A (ja) 電子機器、そのエコーキャンセル方法、そのエコーキャンセルプログラム、記録媒体及び回路基板
AU2010354699A1 (en) Echo cancellation of a user interface tone
JP2007512767A (ja) 雑音信号の音響計測基準に基づき呼出信号を生成する方法及びデバイス
JPH07321729A (ja) 通話装置
JP4415831B2 (ja) 携帯通信端末及びその漏れ音声低減方法
JP2001136239A (ja) 通信端末
JP5316442B2 (ja) 携帯電話機、スピーカ出力制御方法およびスピーカ出力制御プログラム
JP2003264627A (ja) 通話音声処理装置
KR20120115941A (ko) 휴대 단말기에서 볼륨을 자동으로 조절하는 장치 및 방법
KR100747330B1 (ko) 무선헤드셋의 반향 제거기능을 갖는 통신단말기 및 그 반향제거방법
US20230267910A1 (en) Method for reducing echo in a hearing instrument and hearing instrument
JP2004228920A (ja) 携帯通信端末
JP2006245693A (ja) 電話機
JP4063263B2 (ja) 通信端末
CN114449408A (zh) 通讯装置及其调整侧音音量的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110309

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110316

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110408

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110415

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110510

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees