JP4906615B2 - ピッチショット検出システム、参照ピッチショット画像選定装置及び参照ピッチショット画像選定プログラム - Google Patents

ピッチショット検出システム、参照ピッチショット画像選定装置及び参照ピッチショット画像選定プログラム Download PDF

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本発明は、映像解析の技術に係り、特に、野球の映像に含まれる投球のシーンの映像(ピッチショット)を検出するためのピッチショット検出システム、参照ピッチショット画像選定装置及び参照ピッチショット画像選定プログラムに関する。
一般に、投球シーンでは、ピッチャの後ろから撮影した映像が放送される。そして、従来、投球シーンのカット開始点を検出するシステムとして、過去の複数の映像の投球シーンのフレーム画像(参照ピッチショット画像セット)のフレーム画像ごとの画像特徴量の平均値である参照画像特徴量と、検出対象となる映像のカット開始点の各々のフレーム画像の画像特徴量とを求め、参照画像特徴量に類似する画像特徴量を有するフレーム画像を投球シーンのカット開始点として検出するものが提案されている(非特許文献1参照)。
山本 拓、修士論文「野球中継映像のプレイシーン自動検索/編集システム」、p.22−25、奈良先端科学技術大学院大学、2000年2月14日
しかし、非特許文献1に記載のシステムでは、検出対象となる様々な映像について、同じ過去の映像の投球シーンのフレーム画像を参照ピッチショット画像セットとして用いる。その一方で、例えば、日があたっているシーンを撮影した画像と日陰のシーンを撮影した画像とのように、天候などの様々な撮影時の条件が異なると、同じ投球シーンのフレーム画像でも画像特徴が大きく異なるため、検出精度が十分ではなかった。
一方で、野球の映像の編集において、ハイライトシーンの抽出やダイジェストの生成を行う場合に、投球ごとに映像を切り分けて投球のシーンのカット開始点から次の投球のカットの直前までを処理の単位とすると非常に効率的である。また、投球のカットの単位での早送りや巻き戻しや、投球のカットの選択ができれば、視聴者は簡単な操作で野球中継のダイジェストを視聴することが可能となる。以上の理由によって、投球シーンのカット開始点の高精度な検出が望まれていた。
本発明は、前記従来技術の問題を解決するために成されたもので、投球のシーンのカット開始点を高精度に検出することができるピッチショット検出システム、参照ピッチショット画像選定装置及び参照ピッチショット画像選定プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載のピッチショット検出システムは、野球の映像から、投球シーンのカット開始点のフレーム画像を検出するピッチショット検出システムであって、基準特徴量算出手段と、ピッチショット画像特徴量算出手段と、参照画像類似度算出手段と、参照画像選定手段とを有する参照ピッチショット画像選定装置と、カットチェンジ判定手段と、開始点画像特徴量算出手段と、参照画像特徴量算出手段と、類似度算出手段と、投球カット開始点判定手段とを有するピッチショット開始点検出装置とを備える構成とした。
かかる構成によれば、ピッチショット検出システムは、参照ピッチショット画像選定装置の基準特徴量算出手段によって、この映像の少なくとも一部のフレーム画像について、芝の領域及び土の領域のそれぞれに対して予め設定された画素値の範囲に基づいて、それぞれの画素を芝の領域及び土の領域のいずれかであるか否かを判定し、芝の領域及び土の領域の画像についての画像特徴量である基準特徴量を算出し、ピッチショット画像特徴量算出手段によって、複数の他の野球の映像の投球シーンのフレーム画像である複数のピッチショット画像の各々について、それぞれの画素を範囲に基づいて、芝の領域及び土の領域のいずれかであるか否かを判定し、芝の領域及び土の領域の画像についての画像特徴量を算出する。また、ピッチショット検出システムは、参照ピッチショット画像選定装置の参照画像類似度算出手段によって、基準特徴量算出手段で算出された基準特徴量と、ピッチショット画像特徴量算出手段で算出された画像特徴量との類似度を算出し、参照画像選定手段によって、参照画像類似度算出手段で算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該ピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定する。
更に、ピッチショット検出システムは、ピッチショット開始点検出装置のカットチェンジ判定手段によって、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像において、判定対象のフレーム画像を示す現フレーム画像と、当該現フレーム画像の一つ前のフレーム画像を示す前フレーム画像との変化が所定の閾値よりも大きい場合に、現フレーム画像をカット開始点のフレーム画像である開始点画像として検出し、開始点画像特徴量算出手段によって、カットチェンジ判定手段で検出された開始点画像の画像特徴量を算出する。また、ピッチショット検出システムは、ピッチショット開始点検出装置の参照画像特徴量算出手段によって、参照ピッチショット画像選定装置によって選定された参照ピッチショット画像の画像特徴量を算出し、類似度算出手段によって、開始点特徴量算出手段で算出された画像特徴量と、参照画像特徴量算出手段で算出された画像特徴量との類似度を算出する。更に、ピッチショット検出システムは、ピッチショット開始点検出装置の投球カット開始点判定手段によって、類似度算出手段で算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該開始点画像を投球シーンのカット開始点のフレーム画像と判定する。
これによって、ピッチショット検出システムは、参照ピッチショット画像選定装置によって、検出対象となる映像のフレーム画像に芝及び土の領域の画像特徴が類似したピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定し、ピッチショット開始点検出装置によって、検出対象となる映像の開始点画像から、参照ピッチショット画像に画像特徴が類似するフレーム画像を、投球シーンのカット開始点のフレーム画像と判定することができる。
また、請求項2に記載の参照ピッチショット画像選定装置は、野球の映像におけるカット開始点を検出し、当該カット開始点のフレーム画像である開始点画像と、野球の他の映像の投球シーンのフレーム画像である参照ピッチショット画像との画像特徴量の類似度に基づいて、前記開始点画像が投球シーンのカット開始点のフレーム画像か否かを判定するピッチショット開始点検出装置において用いられる前記参照ピッチショット画像を、複数の野球の映像の投球シーンのフレーム画像である複数のピッチショット画像から選定する参照ピッチショット画像選定装置であって、基準特徴量算出手段と、ピッチショット画像特徴量算出手段と、参照画像類似度算出手段と、参照画像選定手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、参照ピッチショット画像選定装置は、基準特徴量算出手段によって、カット開始点の検出対象となる映像の少なくとも一部のフレーム画像について、芝の領域及び土の領域のそれぞれに対して予め設定された画素値の範囲に基づいて、それぞれの画素を芝の領域及び土の領域のいずれかであるか否かを判定し、芝の領域及び土の領域の画像についての画像特徴量である基準特徴量を算出し、ピッチショット画像特徴量算出手段によって、複数のピッチショット画像の各々について、それぞれの画素を範囲に基づいて、芝の領域及び土の領域のいずれかであるか否かを判定し、芝の領域及び土の領域の画像についての画像特徴量を算出する。また、参照ピッチショット画像選定装置は、参照画像類似度算出手段によって、基準特徴量算出手段で算出された基準特徴量と、ピッチショット画像特徴量算出手段で算出された画像特徴量との類似度を算出し、参照画像選定手段によって、参照画像類似度算出手段で算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該ピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定する。
これによって、参照ピッチショット画像選定装置は、検出対象となる映像のフレーム画像に芝及び土の領域の画像特徴が類似したピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定することができる。
更に、請求項3に記載の参照ピッチショット画像選定プログラムは、野球の映像におけるカット開始点を検出し、当該カット開始点のフレーム画像である開始点画像と、野球の他の映像の投球シーンのフレーム画像である参照ピッチショット画像との画像特徴量の類似度に基づいて、前記開始点画像が投球シーンのカット開始点のフレーム画像か否かを判定するピッチショット開始点検出装置において用いられる前記参照ピッチショット画像を、複数の野球の映像の投球シーンのフレーム画像である複数のピッチショット画像から選定するためにコンピュータを、基準特徴量算出手段、ピッチショット画像特徴量算出手段、参照画像類似度算出手段、参照画像選定手段として機能させることとした。
かかる構成によれば、参照ピッチショット画像選定プログラムは、基準特徴量算出手段によって、カット開始点の検出対象となる映像の少なくとも一部のフレーム画像について、芝の領域及び土の領域のそれぞれに対して予め設定された画素値の範囲に基づいて、それぞれの画素を芝の領域及び土の領域のいずれかであるか否かを判定し、芝の領域及び土の領域の画像についての画像特徴量である基準特徴量を算出し、ピッチショット画像特徴量算出手段によって、複数のピッチショット画像の各々について、それぞれの画素を範囲に基づいて、芝の領域及び土の領域のいずれかであるか否かを判定し、芝の領域及び土の領域の画像についての画像特徴量を算出する。また、参照ピッチショット画像選定プログラムは、参照画像類似度算出手段によって、基準特徴量算出手段で算出された基準特徴量と、ピッチショット画像特徴量算出手段で算出された画像特徴量との類似度を算出し、参照画像選定手段によって、参照画像類似度算出手段で算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該ピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定する。
これによって、参照ピッチショット画像選定プログラムは、検出対象となる映像のフレーム画像に芝及び土の領域の画像特徴が類似したピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定することができる。
本発明に係るピッチショット検出システム、参照ピッチショット画像選定装置及び参照ピッチショット画像選定プログラムでは、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、検出対象となる映像のフレーム画像に芝及び土の領域の画像特徴が類似したピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定するため、検出対象となる映像のフレーム画像に撮影時の条件の類似するピッチショット画像を参照ピッチショット画像とすることができる。そのため、フレーム画像と参照ピッチショット画像との芝や土の領域の画像特徴の違いを排除して、高精度に投球シーンのカット開始点のフレーム画像を検出することができる。これによって、投球シーンのカット開始点を用いた、野球映像のハイライトシーンの抽出やダイジェスト作成などの編集作業を、効率的に行うことができ、また、投球シーンのカット開始点単位での映像の再生、早送りや巻き戻し、ダイジェスト視聴などの効率的な野球放送番組の視聴が可能になる。
請求項2又は請求項3に記載の発明によれば、ピッチショット画像から、検出対象となる映像に適した参照ピッチショット画像を選定することができる。そのため、ピッチショット開始点検出装置による投球シーンのカット開始点のフレーム画像の検出精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、ここでは、本発明におけるピッチショット検出システムについて説明する。
[ピッチショット検出システムの構成]
まず、図1を参照して、ピッチショット検出システムAの構成について説明する。図1は、本発明のピッチショット検出システムの構成を示したブロック図である。
ピッチショット検出システムAは、複数の過去の野球の映像に含まれる投球のシーンのフレーム画像に基づいて、野球の映像から投球シーンのカット開始点を検出するものである。ピッチショット検出システムAは、記憶装置1と、参照ピッチショット画像セット生成装置3と、ピッチショット開始点検出装置5とを備えて構成されている。
(記憶装置の構成)
記憶装置1は、過去に撮影された投球のフレーム画像、後記する参照ピッチショット画像セット生成装置3によって選定された参照ピッチショット画像セット、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像、及び、後記するピッチショット開始点検出装置5で検出されたカット開始点の情報を記憶するもので、ハードディスク等の一般的な記憶手段である。記憶装置1は、ピッチショット画像記憶部1aと、参照ピッチショット画像セット記憶部1bと、映像記憶部1cと、投球カット開始点記憶部1dとを備える。
ピッチショット画像記憶部1aは、複数の過去の野球の映像に含まれる投球のシーンのフレーム画像(以下、ピッチショット画像と言う)を記憶するものである。ここで記憶されたピッチショット画像は、参照ピッチショット画像セット生成装置3によって参照されて用いられる。
なお、ここで記憶されるピッチショット画像は、例えば、過去に撮影された野球の映像から、人手によって抽出したものとしてもよい。
参照ピッチショット画像セット記憶部1bは、参照ピッチショット画像セット生成装置3によって生成された参照ピッチショット画像セットを記憶するものである。ここで記憶された参照ピッチショット画像セットは、参照ピッチショット画像セット生成装置3及びピッチショット開始点検出装置5によって参照されて用いられる。
この参照ピッチショット画像セットは、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像のフレーム画像と、芝及び土の領域の画像特徴が類似する少なくとも1つのピッチショット画像(参照ピッチショット画像)から構成される。この参照ピッチショット画像セットのフレーム画像は、後記する参照ピッチショット画像セット生成装置3によって、ピッチショット画像記憶部1aに記憶されたピッチショット画像から選定される。そして、参照ピッチショット画像セットは、後記するピッチショット開始点検出装置5において、検出対象となる映像のカット開始点のフレーム画像の各々が、投球シーンのカット開始点のフレーム画像であるか否かを判定する基準となる。この参照ピッチショット画像セットは、参照ピッチショット画像セット生成装置3によって、検出対象となるそれぞれの映像に対応して生成される。なお、ここでは、参照ピッチショット画像セット記憶部1bには、参照ピッチショット画像セットに対応付けて、当該参照ピッチショット画像セットに対応する検出対象の映像の識別子も記憶されていることとする。
映像記憶部1cは、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像を記憶するものである。ここで記憶された映像は、ピッチショット開始点検出装置5によって参照されて用いられる。なお、ここでは、各々の映像に対応付けて、当該映像の識別子も記憶されていることとする。
投球カット開始点記憶部1dは、ピッチショット開始点検出装置5で検出された投球シーンのカット開始点のフレーム画像の情報を記憶するものである。ここでは、投球カット開始点記憶部1dは、ピッチショット開始点検出装置5で検出された投球シーンのカット開始点のフレーム画像と、当該フレーム画像のフレーム番号とを、当該映像の識別子に対応付けて記憶することとした。
(参照ピッチショット画像セット生成装置の構成)
参照ピッチショット画像セット生成装置(参照ピッチショット画像選定装置)3は、記憶装置1のピッチショット画像記憶部1aに記憶される複数のピッチショット画像から、後記するピッチショット開始点検出装置5から入力される、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像のフレーム画像に画像特徴が類似するピッチショット画像を抽出した参照ピッチショット画像セットを生成するものである。ここで生成された参照ピッチショット画像セットは、記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶される。参照ピッチショット画像セット生成装置3は、基準特徴量算出手段31と、グランド特徴量算出手段32と、類似度算出手段33と、参照画像選定手段34とを備える。
基準特徴量算出手段31は、ピッチショット開始点検出装置5の映像入力手段51から入力された検出対象となる映像について、すでに参照ピッチショット画像セットが生成されているか否かを判断し、生成されていない場合には、当該映像のフレーム画像の各々について画像特徴を示す基準特徴量を算出するものである。基準特徴量算出手段31は、算出判定手段311と、サンプル画像抽出手段312と、グランド特徴量算出手段313とを備える。
算出判定手段311は、ピッチショット開始点検出装置5の映像入力手段51から入力された検出対象となる映像についての参照ピッチショット画像セットがすでに記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶されているか否かに基づいて、当該映像の基準特徴量を算出するか否かを判定するものである。ここで、算出判定手段311は、ピッチショット開始点検出装置5の映像入力手段51から検出対象となる映像と、当該映像の識別子とを入力する。そして、算出判定手段311は、この識別子に対応付けられた参照ピッチショット画像セットが記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶されている場合には、基準特徴量を算出しないと判定する。一方、算出判定手段311は、この識別子に対応付けられた参照ピッチショット画像セットが参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶されていない場合には、基準特徴量を算出すると判定して、映像入力手段51から入力された映像と識別子とをサンプル画像抽出手段312に出力する。
サンプル画像抽出手段312は、算出判定手段311から入力された映像から、所定のフレーム間隔で、フレーム画像をサンプリングするものである。ここでサンプリングされたフレーム画像と当該映像の識別子とは、図示しない記憶手段に記憶された後、グランド特徴量算出手段313によって用いられる。
グランド特徴量算出手段313は、サンプル画像抽出手段312によって抽出されたフレーム画像の画像特徴を示す基準特徴量を算出するものである。ここで算出された基準特徴量は、当該映像の識別子とともに類似度算出手段33に出力される。
以下、グランド特徴量算出手段313が基準特徴量を算出する方法について説明する。ここでは、グランド特徴量算出手段313が、入力されたフレーム画像内を芝及び土の領域(以下、グランド領域と言う)と、それ以外の領域とに分けてグランド領域を抽出し、グランド領域についての画像特徴量を算出する。
ここで、図2を参照(適宜図1参照)して、グランド特徴量算出手段313が、入力されたフレーム画像Fからグランド領域を抽出する方法について説明する。ここでは、グランド特徴量算出手段313は、フレーム画像Fを複数のブロックb、b、…に分割して、ブロック単位でグランド領域を抽出することとした。図2は、グランド特徴量算出手段によって検出されたグランド領域の例を示す説明図である。
グランド特徴量算出手段313は、サンプル画像抽出手段312によって抽出されたフレーム画像Fを所定数のブロックb、b、…に分割する。そして、グランド特徴量算出手段313は、各々のブロックb、b、…のRGB値(画素値)を求める。そして、グランド特徴量算出手段313は、このRGB値に基づいて芝に対応する画素と土に対応する画素との画素数を計測する。ここで、芝に対応する画素のRGB値の範囲、及び、土に対応する画素のRGB値の範囲がそれぞれ予め設定されており、グランド特徴量算出手段313は、RGB値がその範囲に含まれる画素を芝もしくは土の領域と判定することができる。なお、RGB値の範囲は、例えば、過去の野球の映像のフレーム画像における芝と土の領域のRGB値に基づいて予め設定することができる。
そして、グランド特徴量算出手段313は、芝に対応する画素及び土に対応する画素の画素数の、ブロックbの総画素数に対する割合が所定の閾値以上であるブロックbをグランド領域のブロック(以下、グランド領域ブロックbgと言う)とする。図2では、グランド領域ブロックbg(b)、bg(b)、…を、実線で囲まれたブロック、それ以外のブロックb、b、…を点線で囲まれたブロックとして示している。
そして、グランド特徴量算出手段313は、抽出されたグランド領域(グランド領域ブロックbg、bg、…)の画像についての画像特徴量を算出する。ここで、グランド特徴量算出手段313は、画像特徴量として、例えば、各フレーム画像のグランド領域のRGBあるいはHSVの平均値ベクトル、輝度ヒストグラム、エッジ画像のエッジ方向のヒストグラム、フラクタル尺度を利用した輝度変化とその複雑度を表すベクトル(特開2001−56820号公報参照)や、ブロックごとに解析されたこれらの特徴ベクトルをすべてのブロックで組み合わせたものを用いることができる。そして、グランド特徴量算出手段313は、各々のフレーム画像について算出された特徴ベクトルについての、ベクトルの種類ごとの平均値である特徴ベクトル(基準特徴量)を算出する。
図1に戻って説明を続ける。グランド特徴量算出手段(ピッチショット画像特徴量算出手段)32は、記憶装置1のピッチショット画像記憶部1aに記憶されたピッチショット画像の各々について、画像特徴を示す画像特徴量を算出するものである。ここで算出された各々のピッチショット画像の画像特徴量は、類似度算出手段33に出力される。このグランド特徴量算出手段32は、入力されたピッチショット画像からグランド領域を抽出し、グランド領域についての画像特徴量(特徴ベクトル)を算出する。なお、このグランド特徴量算出手段32は、基準特徴量算出手段31のグランド特徴量算出手段313と比べて、グランド領域の抽出方法や、算出される画像特徴量の種類及び算出方法は同一である。なお、グランド特徴量算出手段32は、各々のピッチショット画像について画像特徴量を算出して、類似度算出手段33に出力する。
類似度算出手段(参照画像類似度算出手段)33は、グランド特徴量算出手段313から入力された基準特徴量と、グランド特徴量算出手段32から入力された、各々のピッチショット画像の画像特徴量との類似度を算出するものである。ここで算出された類似度は、当該映像の識別子とともに参照画像選定手段34に出力される。
この類似度算出手段33は、例えば、2つの画像特徴量のユークリッド距離や、コサイン距離を求めることで、類似度を算出することができる。ここで、グランド特徴量算出手段313から入力された基準特徴量(基準特徴ベクトル)をV[V(1),V(2),…,V(m)]、グランド特徴量算出手段32から入力された画像特徴量(特徴ベクトル)をv[v(1),v(2),…,v(m)]とすると、符号を反転したユークリッド距離を用いた類似度Sは、以下の式(1)で、コサイン距離を用いた類似度Sは、以下の式(2)で表される。この類似度S、Sは、値が大きいほど2つの画像特徴量がより類似することを示すものである。
Figure 0004906615
なお、ここでは、類似度算出手段33がユークリッド距離あるいはコサイン距離を用いて類似度を算出する例について説明したが、類似度算出手段33は、この例に限定されず、様々な方法によって2つの画像特徴量の類似度を算出することができる。
参照画像選定手段34は、類似度算出手段33によって算出された類似度が所定の閾値より大きいピッチショット画像を参照ピッチショット画像セットのひとつとして選定するものである。ここで選定されたフレーム画像は、記憶装置1のピッチショット画像記憶部1aから読み出されて、参照ピッチショット画像セットを構成する1つのフレーム画像として当該映像の識別子に対応させて記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶される。
なお、参照画像選定手段34は、閾値に比べて、2つの画像特徴量がより類似するピッチショット画像を選定すればよい。そして、ここでは、類似度算出手段33によって値が大きいほど2つの画像特徴量が類似することを示す類似度を算出することとし、参照画像選定手段34が、当該類似度が所定の閾値より大きいピッチショット画像を選定することとしたが、類似度算出手段33によって値が小さいほど2つの画像特徴量が類似することを示す類似度を算出することとし、参照画像選定手段34が、当該類似度が所定の閾値より小さいピッチショット画像を選定することとしてもよい。
以上によって、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像に対応した参照ピッチショット画像セットを生成することができる。
ここで、ピッチショット画像記憶部1aに記憶されるフレーム画像は、過去の複数の野球の映像の投球のシーンのフレーム画像である。そして、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、ピッチショット画像記憶部1aに記憶されるフレーム画像、及び、検出対象となる映像のフレーム画像のそれぞれからグランド領域を検出して、検出対象となる映像のフレーム画像のグランド領域の画像特徴量に類似する画像特徴量を有する投球のシーンのフレーム画像を、ピッチショット画像記憶部1aに記憶されるピッチショット画像から選定して参照ピッチショット画像セットとする。これによって、参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶される参照ピッチショット画像セットは、検出対象となる映像に芝や土の領域の画像特徴が類似する過去の複数の野球の映像の投球のシーンのフレーム画像から構成され、後記するピッチショット開始点検出装置5において投球シーンのカット開始点のフレーム画像を検出する際において、検出対象となる映像に適した参照ピッチショット画像セットとなる。
(ピッチショット開始点検出装置の構成)
ピッチショット開始点検出装置5は、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された検出対象となる映像のカット開始点のフレーム画像から、参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶された参照ピッチショット画像セットのフレーム画像に画像特徴の類似するカット開始点のフレーム画像を、投球シーンのカット開始点のフレーム画像として抽出するものである。ここで抽出されたフレーム画像は、記憶装置1の投球カット開始点記憶部1dに記憶される。
ピッチショット開始点検出装置5は、映像入力手段51と、カットチェンジ判定手段52と、画像特徴量算出手段53と、参照画像特徴量算出手段54と、類似度算出手段55と、投球カット開始点判定手段56とを備える。
映像入力手段51は、投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像を、記憶装置1の映像記憶部1cから入力するものである。ここでは、映像入力手段51は、図示しない入力手段を介してユーザから指定された映像を、当該映像の識別子とともに映像記憶部1cから入力することとする。ここで入力された映像と識別子とは、参照ピッチショット画像セット生成装置3の基準特徴量算出手段31の算出判定手段311と、カットチェンジ判定手段52と、参照画像特徴量算出手段54とに出力される。
カットチェンジ判定手段52は、映像入力手段51から入力された映像のカット開始点を検出するものである。ここでは、カットチェンジ判定手段52は、判定対象のフレーム画像(以下、現フレーム画像と言う)と、現フレーム画像のひとつ前のフレーム画像(以下、前フレーム画像と言う)との変化を尺度として、変化が所定の閾値よりも大きい場合に、カットチェンジがあったと判定して、現フレーム画像をカット開始点のフレーム画像(開始点画像)とする。ここでカット開始点と検出された現フレーム画像は、画像特徴量算出手段53に出力される。
ここで、カットチェンジ判定手段52は、現フレーム画像と前フレーム画像との差分を算出し、差分が閾値以上である場合に、現フレーム画像をカット開始点とすることとした。また、カットチェンジ判定手段52は、現フレーム画像及び前フレーム画像をそれぞれ複数のブロックに分割してブロックごとの画像特徴ベクトルを算出することとし、現フレーム画像と前フレーム画像とにおいて対応するブロック間の画像特徴ベクトルが閾値より大きく変化したブロック数を尺度として、カットチェンジを検出することとしてもよい(特開2006−270301号公報参照)。なお、この時の画像特徴ベクトルとしては、例えば、参照ピッチショット画像セット生成装置3の基準特徴量算出手段31のグランド特徴量算出手段313において用いた特徴ベクトルと同一のものを用いることができる。
画像特徴量算出手段(開始点画像特徴量算出手段)53は、カットチェンジ判定手段52から入力されたカット開始点のフレーム画像の画像特徴量を算出するものである。ここで算出された画像特徴量は、類似度算出手段55に出力される。
ここで、画像特徴量算出手段53は、入力されたフレーム画像について、例えば、RGBあるいはHSVの平均値ベクトル、輝度ヒストグラム、エッジ画像のエッジ方法のヒストグラム、フラクタル尺度を利用した輝度変化とその複雑度を表すベクトル(特開2001−56820号公報参照)等の特徴ベクトルを、画像特徴量として算出することとしてもよいし、入力されたフレーム画像を複数のブロックに分割して、ブロックごとに解析されたこれらの特徴ベクトルをすべてのブロックで組み合わせたものを、画像特徴量として用いることとしてもよい。
参照画像特徴量算出手段54は、記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶された参照ピッチショット画像セットのフレーム画像を読み出して、これらのフレーム画像の画像特徴量の平均値である参照画像特徴量を算出するものである。ここで算出された参照画像特徴量は、類似度算出手段55に出力される。
ここで、参照画像特徴量算出手段54は、参照ピッチ画像セットの各々のフレーム画像について画像特徴量を算出して、その平均値を求める。ここで、参照画像特徴量算出手段54は、p枚のフレーム画像から構成される参照ピッチショット画像セット{I、I、…、I}の各フレーム画像Iから、m次元の画像特徴ベクトルV_k=[V(k,1),V(k,2),…,V(k,m)]を算出する。そして、参照画像特徴量算出手段54は、V_1,V_2,…,V_pの平均ベクトルVを算出して、参照画像特徴量とする。なお、画像特徴ベクトルV_kとしては、画像特徴量算出手段53と同様の特徴ベクトルを用いることができる。
類似度算出手段55は、画像特徴量算出手段53から入力された、検出対象の映像のカット開始点のフレーム画像の画像特徴量と、参照画像特徴量算出手段54から入力された参照画像特徴量との類似度を算出するものである。ここで算出された類似度は、投球カット開始点判定手段56に出力される。なお、この類似度算出手段55は、類似度算出手段33と同様に、例えば、2つの画像特徴量のユークリッド距離や、コサイン距離を求めることで、類似度を算出することができる。
投球カット開始点判定手段56は、類似度算出手段55によって算出された類似度が所定の閾値より大きいカット開始点のフレーム画像を投球シーンのカット開始点のフレーム画像として選定するものである。ここで選定されたフレーム画像は、記憶装置1の映像記憶部1cから読み出されて、フレーム番号に対応付けられて投球カット開始点記憶部1dに記憶される。
なお、投球カット開始点判定手段56は、閾値に比べて、2つの画像特徴量がより類似するカット開始点のフレーム画像を選定すればよい。そして、ここでは、類似度算出手段55によって値が大きいほど2つの画像特徴量が類似することを示す類似度を算出することとし、投球カット開始点判定手段56が、当該類似度が所定の閾値より大きいカット開始点のフレーム画像を選定することとしたが、類似度算出手段55によって値が小さいほど2つの画像特徴量が類似することを示す類似度を算出することとし、投球カット開始点判定手段56が、当該類似度が所定の閾値より小さいカット開始点のフレーム画像を選定することとしてもよい。
これによって、ピッチショット開始点検出装置5は、記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶された参照ピッチショット画像セットに基づいて、映像記憶部1cに記憶された映像から投球シーンのカット開始点のフレーム画像を検出することができる。
ここで、ピッチショット画像記憶部1aに記憶されている参照ピッチショット画像セットは、検出対象となる映像に芝や土の領域の画像特徴が類似する過去の複数の野球の映像の投球のシーンのフレーム画像から構成される。そして、ピッチショット開始点検出装置5は、検出対象となる映像のカット開始点のフレーム画像から、参照ピッチショット画像セットに画像特徴が類似するフレーム画像を抽出することで、検出対象となる映像のフレーム画像と、参照ピッチショット画像セットのフレーム画像の芝や土の領域の画像特徴の違いを排除して、高精度に投球シーンのカット開始点のフレーム画像を検出することができる。
なお、参照ピッチショット画像セット生成装置3及びピッチショット開始点検出装置5は、コンピュータにおいて各手段を各機能プログラムとして実現することも可能であり、各機能プログラムを結合して、参照ピッチショット画像セット生成プログラム(参照ピッチショット画像選定プログラム)及びピッチショット開始点検出プログラムとして動作させることも可能である。
[ピッチショット検出システムの動作]
次に、図3及び図4を参照(適宜図1参照)して、本発明におけるピッチショット検出システムAの動作について説明する。図3は、本発明におけるピッチショット検出システムの動作を示したフローチャートである。図4は、本発明における参照ピッチショット画像セット生成装置の参照ピッチショット画像セット生成動作を示したフローチャートである。
まず、図3を参照(適宜図1参照)して、ピッチショット検出システムAの動作について説明する。ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5の映像入力手段51によって、図示しない入力手段を介してユーザから指定された映像を記憶装置1の映像記憶部1cから読み込む(ステップS11)。続いて、ピッチショット検出システムAは、後記する参照ピッチショット画像セット生成装置3の参照ピッチショット画像セット生成動作によって、ステップS11において選択された映像に対応する参照ピッチショット画像セットが記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶されていない場合に、参照ピッチショット画像セットを生成する(ステップS12)。
そして、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5の参照画像特徴量算出手段54によって、記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bから、ステップS11において選択された映像に対応する参照ピッチショット画像セットのフレーム画像を読み込み(ステップS13)、これらのフレーム画像の参照画像特徴量を算出する(ステップS14)。続いて、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5のカットチェンジ判定手段52によって、フレーム番号tを0とし(ステップS15)、ステップS11において選択された映像のフレーム番号tのフレーム画像を切り出す(ステップS16)。
更に、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5のカットチェンジ判定手段52によって、ステップS16において切り出されたフレーム番号tのフレーム画像がカット開始点であるかを判定する(ステップS17)。そして、カット開始点でない場合には(ステップS17でNo)、そのままステップS22に進む。一方、カット開始点である場合には(ステップS17でYes)、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5の画像特徴量算出手段53によって、ステップS16において切り出されたフレーム画像の画像特徴量を算出する(ステップS18)。
更に、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5の類似度算出手段55によって、ステップS18において算出されたカット開始点のフレーム画像の画像特徴量と、ステップS14において算出された参照画像特徴量との類似度Sを算出する(ステップS19)。続いて、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5の投球カット開始点判定手段56によって、ステップS19において算出された類似度Sが所定の閾値Sthより大きいか否かを判断する(ステップS20)。
そして、類似度Sが所定の閾値Sth以下である場合には(ステップS20でNo)、そのままステップS22に進む。一方、類似度Sが所定の閾値Sthより大きい場合には(ステップS20でYes)、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5の投球カット開始点判定手段56によって、ステップS16において切り出されたフレーム画像を投球シーンのカット開始点と判定する(ステップS21)。
続いて、ピッチショット検出システムAは、ピッチショット開始点検出装置5のカットチェンジ判定手段52によって、フレーム番号tに1を加算し(ステップS22)、このフレーム番号tが、ステップS11において選択された映像の終端フレーム番号であるか否かを判断する(ステップS23)。そして、終端フレーム番号でない場合には(ステップS23でNo)、ステップS16に戻って、ピッチショット検出システムAが、ピッチショット開始点検出装置5のカットチェンジ判定手段52によって、フレーム番号tのフレーム画像を切り出す動作以降の動作を行う。一方、終端フレーム番号である場合には(ステップS23でYes)、そのまま動作を終了する。
(参照ピッチショット画像セット生成動作)
続いて、図4を参照して、参照ピッチショット画像セット生成装置3の参照ピッチショット画像セット生成動作(図3のステップS12)について説明する。
参照ピッチショット画像セット生成装置3は、基準特徴量算出手段31の算出判定手段311によって、図3のステップS11においてピッチショット開始点検出装置5の映像入力手段51によって選定された映像を入力して(ステップS31)、当該映像についての参照ピッチショット画像セットがすでに生成されて、記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶されているか否かを判定する(ステップS32)。
そして、生成されている場合には(ステップS32でYes)、そのまま動作を終了する。一方、生成されていない場合には(ステップS32でNo)、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、基準特徴量算出手段31のサンプル画像抽出手段312によって、ステップS31において入力された映像から所定のフレーム間隔で、フレーム画像をサンプリングする(ステップS33)。続いて、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、基準特徴量算出手段31のグランド特徴量算出手段313によって、ステップS33においてサンプリングされたすべてのフレーム画像のグランド領域を抽出して、グランド領域の画像の画像特徴量を算出する(ステップS34)。更に、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、基準特徴量算出手段31のサンプル画像抽出手段312によって、ステップS34において算出された画像特徴量の平均である基準特徴量を算出する(ステップS35)。
そして、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、グランド特徴量算出手段32によって、記憶装置1のピッチショット画像記憶部1aに記憶されたピッチショット画像を1つ入力して(ステップS36)、ピッチショット画像のグランド領域を抽出して、グランド領域の画像の画像特徴量を算出する(ステップS37)。更に、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、類似度算出手段33によって、ステップS35において算出された基準特徴量と、ステップS37において算出されたピッチショット画像のグランド領域の画像特徴量との類似度Sgを算出する(ステップS38)。
続いて、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、参照画像選定手段34によって、ステップS38において算出された類似度Sgが所定の閾値Sg_thより大きいか否かを判断する(ステップS39)。そして、類似度Sgが所定の閾値Sg_th以下である場合には(ステップS39でNo)、そのままステップS41に進む。一方、類似度Sgが所定の閾値Sg_thより大きい場合には(ステップS39でYes)、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、参照画像選定手段34によって、ステップS36において入力されたピッチショット画像を、参照ピッチショット画像セットを構成するフレーム画像として選定して、記憶装置1の参照ピッチショット画像セット記憶部1bに記憶する(ステップS40)。
続いて、参照ピッチショット画像セット生成装置3は、グランド特徴量算出手段32によって、記憶装置1のピッチショット画像記憶部1aに未処理のピッチショット画像が記憶されているか否かを判断する(ステップS41)。そして、記憶されている場合には(ステップS41でYes)、ステップS36に戻って、参照ピッチショット画像セット生成装置3が、グランド特徴量算出手段32によって、次のピッチショット画像を入力する動作以降の動作を行う。一方、記憶されていない場合には(ステップS41でNo)、そのまま動作を終了する。
[ピッチショット検出システムの適用例]
次に、図5を参照して、本発明のピッチショット検出システムAを有する録画再生装置7について説明する。図5は、本発明のピッチショット検出システムを有する録画再生装置の構成を示したブロック図である。
図5に示すように、録画再生装置7は、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された映像のリスト及び投球シーンのカット開始点を表示装置Dに提示し、ユーザによって指定された映像を再生して表示するものである。録画再生装置7は、記憶装置1と、参照ピッチショット画像セット生成装置3と、ピッチショット開始点検出装置5と、映像リスト作成表示手段71と、映像操作制御表示手段72と、投球カット開始点サムネイル作成表示手段73とを有する。なお、記憶装置1、参照ピッチショット画像セット生成装置3及びピッチショット開始点検出装置5の構成は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
この録画再生装置7には、外部に表示装置Dが接続されている。この表示装置Dは、映像リスト作成表示手段71、映像操作制御表示手段72及び投球カット開始点サムネイル作成表示手段73から入力された画像及び映像を表示するものであり、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置である。
映像リスト作成表示手段71は、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された映像のリストを作成して表示装置Dに表示するものである。ここで、映像リスト作成表示手段71は、図示しない入力手段を介して入力されたユーザからの映像のリストの表示の指令に基づいて、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された映像の識別子を参照してリストを生成し、当該リストの画像を生成して表示装置Dに表示可能な表示形式で出力する。
映像操作制御表示手段72は、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された映像の操作を制御するものである。ここで、映像操作制御表示手段72は、図示しない入力手段を介して入力されたユーザからの映像の操作の指令に基づいて、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された映像の操作を行う。ここで、映像の操作は、例えば、ユーザによって指定された映像の再生、停止、早送り、巻き戻しや、後記する投球カット開始点サムネイル作成表示手段73によって表示装置Dに表示されて、図示しない入力手段を介してユーザによって選択されたサムネイルに対応する投球シーンの再生である。このとき、映像操作制御表示手段72は、記憶装置1の映像記憶部1cから、ユーザによって指定された映像を読み出して、再生して表示装置Dに表示可能な表示形式で出力し、また、再生している映像の停止や、記憶装置1の投球カット開始点記憶部1dに記憶された投球シーンのカット開始点のフレーム番号を参照して、投球シーンのカット開始点まで早送り及び巻き戻しの操作を行う。更に、ユーザによってサムネイルを選択され、当該サムネイルに対応する投球シーンの再生の指令が入力された場合には、映像操作制御表示手段72は、投球カット開始点記憶部1dに記憶された当該投球シーンのカット開始点のフレーム番号を参照して、このフレーム番号からの映像を再生する。
また、映像操作制御表示手段72は、図示しない入力手段を介してユーザから、映像リスト作成表示手段71によって表示されたリスト内の映像を選択されて当該映像の投球シーンのサムネイルを表示する指令を入力された場合には、この映像の識別子とともに、サムネイルを表示する指令を投球カット開始点サムネイル作成表示手段73に出力する。
投球カット開始点サムネイル作成表示手段73は、記憶装置1の投球カット開始点記憶部1dに記憶された投球シーンのサムネイルを作成して表示装置Dに表示するものである。ここで、投球カット開始点サムネイル作成表示手段73は、映像操作制御表示手段72からサムネイルを表示する映像の識別子と、当該映像の投球シーンのカット開始点のサムネイルの表示の指令とを入力すると、記憶装置1の投球カット開始点記憶部1dに記憶された当該映像の識別子に対応付けられた投球シーンのカット開始点のフレーム画像とフレーム番号とを入力してサムネイルの画像を生成し、表示装置Dに表示可能な表示形式で出力する。
これによって、録画再生装置7は、ピッチショット検出システムAによって、記憶装置1の映像記憶部1cに記憶された映像から投球シーンのカット開始点を検出することができる。更に、録画再生装置7は、これらの映像のリストを提示するとともに、ユーザから指定された映像の投球シーンのカット開始点のフレーム画像配列したサムネイルを作成して、このサムネイルにおいて、ユーザによって指定された投球シーンの映像を再生、早送り及び巻き戻しして提示することができる。そのため、投球シーンのカット開始点単位での映像の再生、早送りや巻き戻しなどが可能になるとともに、投球シーンのみをまとめて再生することでダイジェスト視聴もでき、効率的な野球放送番組の視聴が可能になる。
本発明のピッチショット検出システムの構成を示したブロック図である。 本発明の参照ピッチショット画像セット生成装置のグランド特徴量算出手段によって検出されたグランド領域の例を示す説明図である。 本発明におけるピッチショット検出システムの動作を示したフローチャートである。 本発明における参照ピッチショット画像セット生成装置の参照ピッチショット画像セット生成動作を示したフローチャートである。 本発明のピッチショット検出システムを有する録画再生装置の構成を示したブロック図である。
符号の説明
A ピッチショット検出システム
3 参照ピッチショット画像セット生成装置(参照ピッチショット画像選定装置)
31 基準特徴量算出手段
32 グランド特徴量算出手段(ピッチショット画像特徴量算出手段)
33 類似度算出手段(参照画像類似度算出手段)
34 参照画像選定手段
5 ピッチショット開始点検出装置
52 カットチェンジ判定手段
53 画像特徴量算出手段(開始点画像特徴量算出手段)
54 参照画像特徴量算出手段
55 類似度算出手段
56 投球カット開始点判定手段

Claims (3)

  1. 野球の映像から、投球シーンのカット開始点のフレーム画像を検出するピッチショット検出システムであって、
    前記映像の少なくとも一部のフレーム画像について、芝の領域及び土の領域のそれぞれに対して予め設定された画素値の範囲に基づいて、それぞれの画素を前記芝の領域及び前記土の領域のいずれかであるか否かを判定し、前記芝の領域及び前記土の領域の画像についての画像特徴量である基準特徴量を算出する基準特徴量算出手段と、
    複数の他の野球の映像の投球シーンのフレーム画像である複数のピッチショット画像の各々について、それぞれの画素を前記範囲に基づいて、前記芝の領域及び前記土の領域のいずれかであるか否かを判定し、前記芝の領域及び前記土の領域の画像についての画像特徴量を算出するピッチショット画像特徴量算出手段と、
    前記基準特徴量算出手段によって算出された基準特徴量と、前記ピッチショット画像特徴量算出手段によって算出された画像特徴量との類似度を算出する参照画像類似度算出手段と、
    この参照画像類似度算出手段によって算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該ピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定する参照画像選定手段と、
    を有する参照ピッチショット画像選定装置と、
    前記投球シーンのカット開始点の検出対象となる映像において、判定対象のフレーム画像を示す現フレーム画像と、当該現フレーム画像の一つ前のフレーム画像を示す前フレーム画像との変化が所定の閾値よりも大きい場合に、前記現フレーム画像をカット開始点のフレーム画像である開始点画像として検出するカットチェンジ判定手段と、
    このカットチェンジ判定手段によって検出された開始点画像の画像特徴量を算出する開始点画像特徴量算出手段と、
    前記参照ピッチショット画像選定装置によって選定された参照ピッチショット画像の画像特徴量を算出する参照画像特徴量算出手段と、
    前記開始点特徴量算出手段によって算出された画像特徴量と、前記参照画像特徴量算出手段によって算出された画像特徴量との類似度を算出する類似度算出手段と、
    この類似度算出手段によって算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該開始点画像を前記投球シーンのカット開始点のフレーム画像と判定する投球カット開始点判定手段と、
    を有するピッチショット開始点検出装置と、
    を備えることを特徴とするピッチショット検出システム。
  2. 野球の映像におけるカット開始点を検出し、当該カット開始点のフレーム画像である開始点画像と、野球の他の映像の投球シーンのフレーム画像である参照ピッチショット画像との画像特徴量の類似度に基づいて、前記開始点画像が投球シーンのカット開始点のフレーム画像か否かを判定するピッチショット開始点検出装置において用いられる前記参照ピッチショット画像を、複数の野球の映像の投球シーンのフレーム画像である複数のピッチショット画像から選定する参照ピッチショット画像選定装置であって、
    前記カット開始点の検出対象となる映像の少なくとも一部のフレーム画像について、芝の領域及び土の領域のそれぞれに対して予め設定された画素値の範囲に基づいて、それぞれの画素を前記芝の領域及び前記土の領域のいずれかであるか否かを判定し、前記芝の領域及び前記土の領域の画像についての画像特徴量である基準特徴量を算出する基準特徴量算出手段と、
    複数の前記ピッチショット画像の各々について、それぞれの画素を前記範囲に基づいて、前記芝の領域及び前記土の領域のいずれかであるか否かを判定し、前記芝の領域及び前記土の領域の画像についての画像特徴量を算出するピッチショット画像特徴量算出手段と、
    前記基準特徴量算出手段によって算出された基準特徴量と、前記ピッチショット画像特徴量算出手段によって算出された画像特徴量との類似度を算出する参照画像類似度算出手段と、
    この参照画像類似度算出手段によって算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該ピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定する参照画像選定手段と、
    を備えることを特徴とする参照ピッチショット画像選定装置。
  3. 野球の映像におけるカット開始点を検出し、当該カット開始点のフレーム画像である開始点画像と、野球の他の映像の投球シーンのフレーム画像である参照ピッチショット画像との画像特徴量の類似度に基づいて、前記開始点画像が投球シーンのカット開始点のフレーム画像か否かを判定するピッチショット開始点検出装置において用いられる前記参照ピッチショット画像を、複数の野球の映像の投球シーンのフレーム画像である複数のピッチショット画像から選定するためにコンピュータを、
    前記カット開始点の検出対象となる映像の少なくとも一部のフレーム画像について、芝の領域及び土の領域のそれぞれに対して予め設定された画素値の範囲に基づいて、それぞれの画素を前記芝の領域及び前記土の領域のいずれかであるか否かを判定し、前記芝の領域及び前記土の領域の画像についての画像特徴量である基準特徴量を算出する基準特徴量算出手段、
    複数の前記ピッチショット画像の各々について、それぞれの画素を前記範囲に基づいて、前記芝の領域及び前記土の領域のいずれかであるか否かを判定し、前記芝の領域及び前記土の領域の画像についての画像特徴量を算出するピッチショット画像特徴量算出手段、
    前記基準特徴量算出手段によって算出された基準特徴量と、前記ピッチショット画像特徴量算出手段によって算出された画像特徴量との類似度を算出する参照画像類似度算出手段、
    この参照画像類似度算出手段によって算出された類似度が、予め設定された閾値に比べて、より類似することを示す場合に、当該ピッチショット画像を参照ピッチショット画像として選定する参照画像選定手段、
    として機能させることを特徴とする参照ピッチショット画像選定プログラム。
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