JP4899823B2 - Soundproof structure of floor pan - Google Patents
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Description
本発明は、床パンの防音構造に関するものである。 The present invention relates to a soundproof structure for a floor pan.
従来から、合成樹脂製の床パン1は物をぶつけたり落としたりした際に衝撃音等の騒音が大きく発生する傾向があり、この騒音の低減化を図って床パン1の下面には防音シート2がしばしば貼着される。ここで、合成樹脂製の床パン1の下面には図4のように剛性強度を高めるために格子状に補強リブ3が下方に突設されることが多く、このような床パン1の下面に防音シート2を貼着する場合には、補強リブ3で分割された小分け空間4ごとに細切れにした防音シート2を1つずつ貼着して対応しており、極めて施工性が悪いという問題を有する。
Conventionally, a
たとえば補強リブ3の一部を切り欠いて複数の小分け空間4を連通させたグループ空間6を形成し、グループ空間6ごとに防音シート2を貼着することで、防音シート2の貼着回数を減らすことができて防音シート2の貼着施工の施工性を良好にできるのであるが、今度は補強リブ3を切り欠いたことで床パン1の剛性強度が低下してしまう、といった新たな問題が発生する。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、床パンの剛性強度の低下を回避しつつ防音シートの貼着施工性を向上できる床パンの防音構造を提供することを課題とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and the object of the present invention is to provide a soundproof structure for a floor pan that can improve the workability of attaching a soundproof sheet while avoiding a decrease in the rigidity strength of the floor pan. It is an object to do.
上記課題を解決するために請求項1に係る床パンの防音構造にあっては、合成樹脂製の床パン1の下面に格子状に補強リブ3を突設してこの補強リブ3で床パン下方空間を小分け空間4に分割し、補強リブ3に切欠5を設けて隣接する小分け空間4を切欠5で連通させてグループ空間6を形成し、切欠5に位置させる連結部2bと小分け空間4に位置させる主体部2aとを一体化して防音シート2をグループ空間6と同形状に形成し、この防音シート2をグループ空間6に臨む床パン1の下面に貼着し、少なくともグループ空間6の一部に重なるように配置した補強板7を補強リブ3の下側に沿わせて取り付けたことを特徴とする。
In order to solve the above-described problem, in the soundproofing structure for a floor pan according to
これによると、合成樹脂製の床パン1の下面に格子状に補強リブ3を突設してこの補強リブ3で床パン下方空間を小分け空間4に分割し、補強リブ3に切欠5を設けて隣接する小分け空間4を切欠5で連通させてグループ空間6を形成し、グループ空間6と同形状の防音シート2を、連結部2bを切欠5に位置させると共に主体部2aを小分け空間4に位置させて、グループ空間6に臨む床パン1の下面に貼着したので、従来行われている小分け空間4ごとに細切れにした防音シート2を1つずつ貼着する施工に比べて、防音シート2の貼着回数を減らすことができて防音シート2の貼着施工の施工性を良好にできるのであり、ここで、補強リブ3に切欠5を設けたことによると床パン1の剛性強度は低下するが、少なくともグループ空間6の一部に重なるように配置した補強板7を補強リブ3の下側に沿わせて取り付けたので、補強板7によって床パン1の剛性強度を向上できる。すなわち、床パン1の剛性強度の低下を回避しつつ防音シート2の貼着施工性を向上できるのである。
According to this, reinforcing
本発明にあっては、床パンの剛性強度の低下を回避しつつ防音シートの貼着施工性を向上できる利点を有する。 In this invention, it has the advantage which can improve the sticking construction property of a soundproof sheet, avoiding the fall of the rigid strength of a floor pan.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本例の床パン1は、浴室の洗い場を構成させる洗い場用床パンであり、平面視略矩形状でFRP等の合成樹脂成形品から成る。床パン1にはその端部に上下に貫通する排水口8が形成されており、床パン1の上面には排水口8に向かって下り傾斜する水勾配が形成されている。本例では排水口8は、床パン1の四周端部における浴槽側端部となる長辺部分の中央部に形成されている。
The
図1や図2のように、床パン1の下面には床パン1の剛性強度を高める補強リブ3が突設されている。補強リブ3は、床パン1の長手方向に平行な複数の縦リブ3aと床パン1の短手方向に平行な複数の横リブ3bとを各々直交するように交差させて格子状に配置して形成されている。補強リブ3によると床パン下方空間を小分け空間4に分割することとなるが、補強リブ3には所々に切欠5が形成されており、隣接する小分け空間4が切欠5で連通されて成るグループ空間6が形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a reinforcing
本例では、床パン1の端縁部では補強リブ3が比較的密に形成され比較的小型の小分け空間4aが形成されており、上記床パン1の端縁部以外の部位(床パン1の中央部)では補強リブ3が比較的疎に形成され比較的大型の小分け空間4bが形成されている。上記大型の小分け空間4bは囲繞する横リブ3bが縦リブ3aに比べて長くなるような横長の平面視矩形状に形成されており、この大型の小分け空間4bの長辺となる横リブ3bに切欠5が形成されて、床パン1の長手方向に隣接する大型の小分け空間4b同士が切欠5で連通されてグループ空間6が形成されている。更に詳しくは、本例の大型の小分け空間4bは床パン1の短手方向に2つ並んで床パン1の長手方向に平行に列を形成するように複数個形成されているが、床パン1の長手方向の中央線上に位置する横リブ3bや床パン1の中央部と端縁部との境界に位置する横リブ3bには切欠5を形成させず、つまり複数の大型の小分け空間4bは同形状の4つのグループ空間6を構成するようになっている。
In this example, the reinforcing
床パン1の下面には床パン1の防音性能の向上を期してゴム製の防音シート2が接着剤等で貼着されるのであるが、本例の防音シート2は、切欠5に位置させる連結部2bと小分け空間4に位置させる主体部2aとを一体化して平面視でグループ空間6と略同形状に形成され、補強リブ3の切欠5に連結部2bを通して各小分け空間4に主体部2aを位置させるようにしてグループ空間6に臨む床パン1の下面に貼着される。このように本例では、防音シート2は複数の小分け空間4を切欠5で連通させてグループ化したグループ空間6ごとに貼着施工しているので、従来行われている小分け空間4ごとに細切れにした防音シート2を1つずつ貼着する施工に比べて、防音シート2の貼着回数を減らすことができて防音シート2の貼着施工の施工性を良好にできたものである。
A
なお、図1では便宜上、防音シート2を一のグループ空間6に貼着した状態を示したが、実際には図2のように全てのグループ空間6にそれぞれ防音シート2を貼着する。ここで、本例では床パン1が撓み振動し易い中央部の大型の小分け空間4bにのみ防音シート2を貼着させているが、床パン1の周縁部の小型の小分け空間4aにも防音シート2を貼着してもよいのは言うまでもない。
1 shows a state in which the
また、上記のように防音シート2の貼着施工の施工性を良好にするために補強リブ3に切欠5を設けると切欠5の近傍(すなわち床パン1のグループ空間6)で床パン1の剛性強度は低下するが、本例では少なくともグループ空間6の一部に重なるように配置した金属製の補強板7を、補強リブ3の下側に沿わせて床パン1に取り付けたことで、上記強度低下の回避を図っている。
Moreover, when the
ここで、補強リブ3における縦リブ3aと横リブ3bとの多数ある交差部のうち、任意の複数の交差部には各リブの厚みよりも大径のボス部9が形成されている。具体的に、ボス部9は、グループ空間6を構成する縦リブ3aと横リブ3bとの交差部や、グループ空間6の近傍(周囲)の縦リブ3aと横リブ3bとの交差部に形成されている。図3のように、ボス部9の下面の中央には補強板7を取り付けるために用いるネジのような固着具11がねじ込まれる下孔10が穿設されており、すなわちボス部9は補強板7の取付部となっている。なお、補強リブ3における縦リブ3aと横リブ3bとの多数ある交差部のうち、任意の複数の交差部には各リブの厚みよりも大径の筒状部12が形成され、この筒状部12はインサートナット15を固着して脚部取り付け部を形成している。インサートナット15には図示しない脚部に設けた上下動自在なアジャスタボルトの上端部が螺合され、床パン1は脚部を介してスラブ床等の浴室設置面上に高さ調節をして設置可能にされている。本例ではボス部9や筒状部12はその下面が補強リブ3の下面よりも3ミリほど下方に突出するように形成されている。
Here, among the many intersecting portions of the reinforcing
また、補強板7は矩形状の金属板の一辺側端部(すなわち組立時における排水口8側の端部)の中央部を矩形状に切り欠いて形成したもので、この補強板7には上記下孔10に対応する位置に固着具挿通孔12が穿設されると共に、筒状部12に対応する位置に筒状部用通孔14が穿設されている。この補強板7は、固着具11を固着具挿通孔12に下方から挿通させて取付部の下孔10に螺入させることで、床パン1の補強リブ3の下側に取り付けられる。本例の固着具11にはタッピングネジが用いられ、下孔10に固着具11の雄ネジ部11aを食い込ませて螺入させており、補強板7を強固に床パン1に取り付け可能にしている。
Further, the
上記のように補強板7は、補強リブ3に切欠5が設けられて強度が低下しているグループ空間6の少なくとも一部に重なるように配置された上で、補強リブ3の下側に沿わせて床パン1に取り付けることで、上記強度低下の回避がされている。詳しくは、本例の床パン1は、上述のようにその周縁部では補強リブ3を密に形成してあって比較的剛性強度は高いものとされているが、その中央部では補強リブ3が疎に形成されると共にグループ空間6を構成するべく補強リブ3に切欠5が形成されて比較的剛性強度は低くなっている。なお、切欠5は横リブ3bに形成されているから床パン1の横方向(短手方向)に撓み易く(剛性強度が弱く)なっている。そして、この補強板7は、床パン1の横方向の周縁部間に中央部を通って渡すように配置されて床パン1に取り付けられているから、効果的に床パン1の剛性補強が為されている。
As described above, the
このように本例では、防音シート2の貼着施工性を向上させながらも、床パン1の剛性強度の低下を回避できたものである。なお、補強板7の固着具挿通孔12の径を固着具11の雄ネジ部11aの径よりも小さくして、固着具11の雄ネジ部11aを固着具挿通孔12の内面に食い込ませるようにしても、固着具11と補強板7とを強固に固定できて好ましい。無論、下孔10の内面に雌ネジを刻設して固着具11の雄ネジ部11aを接合可能にしてもよいのは言うまでもない。また、補強板7は剛性強度が高い板であれば金属製でなくとも床パン1に剛性補強効果を付与できるのは言うまでもない。
As described above, in this example, it is possible to avoid a decrease in the rigidity strength of the
1 床パン
2 防音シート
3 補強リブ
4 小分け空間
5 切欠
6 グループ空間
7 補強板
1
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