JP4897611B2 - インスタント・メッセージング・システム、方法、およびプログラム - Google Patents

インスタント・メッセージング・システム、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、一般的に、情報処理技術に関し、より特定的には、チャットなどのメッセージを交換するための、インスタント・メッセージング技法に関する。
コンピュータ・システムを用いたコミュニケーション・ツールとして、インスタント・メッセージング・サービスが急速に普及している。インスタント・メッセージング・サービスを使用すれば、グループウェア・クライアントがインストールされたコンピュータの間でテキスト・メッセージをリアルタイムで交換することができる。
グループウェア・クライアントは、日常的にメッセージ交換を行う相手を登録するためのコンタクトリストを作成することができる。さらに、グループウェア・クライアントは、「応答可能」、「会議中」、「外出中」というような相手の状態に関する情報(ステータス情報などと称される)を確認して、相手方の状況を確認してからメッセージを交換することができる。
たとえば、インスタント・メッセージング・サービスについて、以下のような技術が開発され、公開されている。
特開2004−241946号公報は、受信者側の設定に応じて電子メールとインスタント・メッセージとのいずれかを受取ることが可能なメッセージ送受信システムを開示する。インスタント・メッセージ転送手段はサーバ装置からのインスタント・メッセージ各々をユーザが設定した転送条件に基づいてどこに転送させるか判断して転送させる。メッセージ変換装置がインスタント・メッセージから電子メールへの変換を行い、また逆に、電子メールからインスタント・メッセージへの変換をも行う。
特開2005−107893号公報は、アプリケーション共有を容易に実現するための移動体通信端末を用いたIMシステムを開示する。各ユーザ端末200およびBOT300(IMクライアント)は、サーバ100を介してインスタントメッセージ(IM)のメッセージ交換を行う。IMクライアントでセッションが確立すると、サーバ100はセッションIDを割り当て、該当するIMクライアントに通知する。IMクライアントは、メッセージ送信の際に、メッセージの送信先を示す情報や通知されたセッションIDを「プレゼンス情報」として送信する。サーバ100は、IMクライアントからメッセージを受信すると、メッセージとともに受信したプレゼンス情報に基づいて、セッション参加メンバやメッセージ送信先を判別し、判別結果に基づいてメッセージの中継先を制御することで、複数のユーザにBOT300が提供するアプリケーションを共有させたり、複数のBOT300を連携させる。
特表2005−535012号公報は、インスタント・メッセージング・セッションを実行しているときにユーザのスクリーン上にアニメーション化したトーキング・キャラクタを出現可能にする方法及び装置を開示する。ユーザのスクリーン上に表示されるキャラクタは、メッセージのセンダ用のプロファイルにより判断される。これは、どのキャラクタをインスタント・メッセージの受取人のスクリーン上に表示するのかをユーザに予め選択可能にする。
特開2006−351020号公報は、少なくとも二つの同時通信セッションを処理するために通信デバイスを作動させる方法を開示する。方法は、第1の通信セッションを処理する第1の部分、および第2の通信セッションにスイッチを呼び出させる第2の部分を備えるユーザインターフェースを提供することと、スイッチを呼び出させるためにユーザ入力に応答し、第2の通信セッションを処理するために、GUIの第1の部分をスイッチすることと、第1の通信セッションが第1の部分において処理される間に、少なくとも第2の通信セッションのアクティビティに応じて、第2の部分において通知の主題であるコンタクトを識別するコンタクト部分と通知の主題であるコンタクトのアクティビティを識別するアクティビティ部分を備える通知を表示することを含む。
特表2006−501578号公報は、第一のインスタント・メッセージング・フォーマットでデータ処理デバイスからインスタント・メッセージを受け取るステップ、そのインスタント・メッセージが向けられた第一のIMサービスを特定するステップ、そのインスタント・メッセージを第一のIMサービスと互換性のある第二のIMフォーマットに再フォーマットするステップ、及び、その第二のIMフォーマットでインスタント・メッセージを第一のIMサービスに伝送するステップ、を含む方法を開示する。
株式会社NTTデータが提供するワイヤレス・インスタント・メッセージ・サービスは、質問に対する答えを予めフォームとして用意してからユーザに送信し、フォームを受け取ったユーザは携帯電話のボタンを押すことで、質問に対する回答を送信することができるサービスを提供する(非特許文献1参照)。
特開2004−241946号公報 特開2005−107893号公報 特表2005−535012号公報 特開2006−351020号公報 特表2006−501578号公報 株式会社NTTデータ、「2002年ニュースリリース、NTTデータがワイヤレス・インスタント・メッセージを実現する『AirBridgeTM』『Air MessengerTM』、『Air Messenger BotTM』を開発」、2002年3月20日、[online]、「2007年5月15日検索」インターネット<URL:http://www.nttdata.co.jp/release/2002/032000.html>
デスクトップPC、モバイルPC、PDA、携帯電話など、複数の端末を切り替えて使用するユーザが増え続けている。そのような状況では、ユーザが、複数の端末で同時にインスタント・メッセージ・クライアントを立ち上げ、同一のユーザIDでログインをしつつ、現在手元にあり使用している端末において他のクライアントからメッセージの受信し、メッセージを送信することを希望する場合がある。
例えば、自分のオフィスにいるときはデスクトップPCにおいてメッセージを送受信し、会議中はモバイルPCにおいてメッセージを送受信し、移動中は携帯電話やPDAにおいてメッセージを送受信する、といった具合である。
しかし、上述した背景技術を含む現在のインスタント・メッセージング技法では、そのような状況においてスムーズに端末の切り替えをすることができないという課題があった。
従って、本発明の目的の1つは、上記の課題に鑑み、インスタント・メッセージング・システム、サーバ、方法、およびプログラムの改善を提供し、インスタント・メッセージング・サービスをより便利なものとすることである。
本発明の別の目的は、インスタント・メッセージング・システムにおいて、同一IDでログインされているパーソナル・コンピュータ、PDA、携帯電話などに対して、自動的に、好適な様式でメッセージを送信することを実現することにある。
上記の目的を達成するために、それぞれがネットワークで接続された第1および第2のクライアント・コンピュータ、およびグループウェア・サーバを含むインスタント・メッセージング・システムが提供される。第1のクライアント・コンピュータは、ユーザが第1のユーザIDでログインし、第1のステータス情報を設定することができる第1のグループウェア・クライアントを含む。第2のクライアント・コンピュータは、ユーザが第1のユーザIDでログインし、第1のステータス情報と異なり得る第2のステータス情報を設定することができる第2のグループウェア・クライアントを含む。グループウェア・サーバは、第1のユーザIDに向けられたインスタント・メッセージを、第1および第2のステータス情報に基づいて、第1および第2のグループウェア・クライアントのいずれに配送するかを決定することができる。
以上、本発明の概要を、インスタント・メッセージング・システムとして説明したが、本発明は、グループウェア・サーバ、方法、プログラム、またはプログラム製品として把握することもできる。プログラム製品は、例えば、前述のプログラムを格納した記憶媒体を含め、あるいはプログラムを伝送する媒体を含めることができる。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの構成要素のコンビネーションまたはサブコンビネーションもまた、発明となり得ることに留意すべきである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。実施の形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明の実施形態のインスタント・メッセージング・システム100を図示した高水準の全体概要図である。本発明の実施形態のシステム100は、ネットワーク150を介して相互に接続された、グループウェア・サーバ110、クライアント・コンピュータ120、130、および140(以下、「クライアント・コンピュータ」と総称することがある)を含む。
本発明の実施形態のグループウェア・サーバ110は、ネットワーク技術を使用して情報共有やコミュニケーションを促進することで、ユーザによる協調作業を支援するためのソフトウェアであるグループウェア(または、コラボレーション・ソフトウェアとも呼ばれる)が導入されたコンピュータ・サーバである。
具体的には、グループウェア・サーバ110は、クライアント・コンピュータを使用するユーザ間でテキスト・メッセージをリアルタイムで交換するインスタント・メッセージング・サービス、およびユーザ間で電子メールを交換する電子メール・サービスを提供する。さらに、グループウェア・サーバ110は、ユーザがスケジュール管理を行うためのスケジューラ・サービスを提供する。
図6に、グループウェア・サーバ110のハードウェア構成のブロック図が示されている。図6において、グループウェア・サーバ(サーバ・コンピュータ)110は、メイン・メモリ606、CPU604、IDEコントローラ608をもち、これらは、バス602に接続されている。バス602には更に、ディスプレイ・コントローラ614と、通信インターフェース618と、キーボード・マウス・コントローラ620が接続されている。IDEコントローラ608には、ハードディスク610と、DVDドライブ612が接続されている。ディスプレイ・コントローラ614には、好適には、LCDモニタであるディスプレイ装置616が接続されている。キーボード・マウス・コントローラ620には、キーボード622と、マウス624が接続され、キーボード622と、マウス624は、グループウェア・サーバ110のオペレータが必要に応じて、システムの起動、障害の回復、データのバックアップなどの処理を行うために使用される。
CPU604は、32ビットまたは64ビット・アーキテクチャに基づく任意のものでよく、例えば、インテル社のPentium(商標)4、Xeon(商標)、AMD社のAthlon(商標)などを使用することができる。
ハードディスク610には、グループウェア・サーバ110全体を制御するためのオペレーティング・システムと、オペレーティング・システム上で動作し、メール機能及びインスタント・メッセージング機能を実現するための通信サーバ・プログラムが格納されており、システムの起動時に、オペレーティング・システムと、グループウェア・サーバ・プログラムは、メインメモリにロードされる。オペレーティング・システムは、Windows XP(商標)、Windows(商標) Server 2003、Linux(商標)などを使用することができる。ここで使用されるグループウェア・サーバ・ソフトウェアは、例えば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能な、Lotus NOTES(商標)/Domino(商標)に、本発明独自の機能拡張を施したものである。
通信インターフェース618は、オペレーティング・システムが提供するTCP/IP通信機能を利用して、イーサネット・プロトコルなどにより、好適には、プロキシ・サーバ(図示しない)を介して、外部のインターネット150と、データのやりとりをする。
図1に戻って、本発明の実施形態のクライアント・コンピュータは、グループウェア・サーバ110のグループウェア・サーバ・ソフトウェアと対となるグループウェア・クライアント・ソフトウェア(以下、単に「グループウェア・クライアント」と称する)が導入されているものとする。
すなわち、グループウェア・クライアントは、少なくともインスタント・メッセージング機能、電子メール機能およびスケジューラ機能を備えており、グループウェア・クライアントのユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する)は、テキスト・メッセージを相互にリアルタイムで交換し、電子メールを交換し、スケジューラ機能を使用してスケジュール管理を行うことができる。
図6には、クライアント・コンピュータ(グループウェア・クライアント)120のブロック図が示されている。図6において、グループウェア・クライアント120(または130)は、メイン・メモリ636、CPU634、IDEコントローラ638をもち、これらは、バス632に接続されている。バス632には更に、ディスプレイ・コントローラ644と、通信インターフェース648と、キーボード・マウス・コントローラ650が接続されている。IDEコントローラ638には、ハードディスク640と、DVDドライブ642が接続されている。DVDドライブ642は、必要に応じて、CD−ROMやDVDから、プログラムを導入するために使用する。図1から見て取れるように、クライアント・コンピュータ120及び130は、好適にはノード型パソコンであり、ディスプレイ・コントローラ644には、ノード型パソコンに一体に取り付けられているLCD画面をもつディスプレイ装置646が接続されている。キーボード・マウス・コントローラ650には、キーボード652と、マウス654が接続され、キーボード652と、マウス654は、クライアント・コンピュータ120、130のユーザーが、チャットやeメールなどのメッセージを入力したり、メニューから動作を選択し実行したりするために使用される。
CPU634は、例えば、32ビット・アーキテクチャに基づく任意のものでよく、例えば、例えば、インテル社のPentium(商標)4、AMD社のAthlon(商標)などを使用することができる。
ハードディスク640には、グループウェア・クライアント全体を制御するためのオペレーティング・システムと、オペレーティング・システム上で動作し、メール機能及びインスタント・メッセージング機能を実現するためのグループウェア・クライアント・ソフトウェアが格納されており、システムの起動時に、オペレーティング・システムと、グループウェア・サーバ・ソフトウェアは、メインメモリにロードされる。オペレーティング・システムは、Windows XP(商標)、Linux(商標)などを使用することができる。グループウェア・クラアイント・ソフトウェアとしては、例えば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能な、Lotus NOTES(商標)があり、本発明は、このようなグループウェア・サーバ・ソフトウェアに機能拡張を施したものである。
通信インターフェース648は、オペレーティング・システムが提供するTCP/IP通信機能を利用して、イーサネット・プロトコルなどにより、サーバ・コンピュータ110と、通信する。
図1に戻って、本発明の実施形態では、クライアント・コンピュータ120が第1のユーザ(ユーザA)によって使用され、クライアント・コンピュータ130および140が第2のユーザ(ユーザB)によって使用されるものとする。
また、本発明の実施形態では、クライアント・コンピュータ120および130は、よく知られたパーソナル・コンピュータであり、クライアント・コンピュータ140は、無線基地局を通じてネットワーク150に接続する機能を備えた、例えば、i-mode(登録商標)、ezweb(登録商標)、Blackberry(登録商標)のようなインテリジェント機能を有する携帯電話であるものとする。
ネットワーク150は、グループウェア・サーバ110およびクライアント・コンピュータを接続する通信経路であり、一例としてインターネット、イントラネット、携帯電話網あるいはその組み合わせにより実現することができる。本発明の実施形態のネットワーク150は、当業者によく知られた通信プロトコルであるTCP/IPなどを用いてシステム間を接続する。
図2は、本発明の実施形態によるグループウェア・サーバ110の機能ブロック図である。なお、図2および図3の機能ブロック図に示す各要素は、図6に示すハードウェア構成において、ハードディスク610などに格納されたオペレーティング・システムやコンピュータ・プログラムをメインメモリ606にロードした上でCPU604に演算させ、ハードウェア資源とソフトウェアを協働させることによって実現することができる。
本発明の実施形態によるグループウェア・サーバ110は、クライアント通信部205、メッセージ送信部210、メッセージ変換部215、配送先テーブル220、ステータス遷移テーブル225、メッセージ受信部230、配送先決定部235、ステータス情報テーブル240、ステータス管理部245、クライアント表示制御部250、スケジューラ255、ユーザ情報管理部260、ユーザ認証部265を備える。
クライアント通信部205は、クライアント・コンピュータとの間でネットワーク150を介してデジタル情報を交換する機能を有する。本発明の実施形態においては、クライアント通信部205を介して、インスタント・メッセージ、電子メールデータ、ユーザ認証情報、スケジュール情報などが交換される。
メッセージ受信部210は、クライアント通信部が受信したクライアント・コンピュータのテキスト・メッセージを受信し、配送先決定部215に転送する機能を有する。配送先決定部215は、メッセージ受信部210から受けたテキスト・メッセージの配送先を、メッセージのヘッダ部のユーザIDと配送先テーブル220、ステータス情報テーブル240を参照して決定する。
配送先テーブル220は、配送先を決定するルールを記述したテーブルである。また、ステータス情報テーブル240は、対応するユーザIDとクライアントIDと関連付けられたステータス情報を記録するテーブルである。配送先テーブル220およびステータス情報テーブル240の詳細は後述する。
メッセージ変換部230は、配送先決定部215が決定した配送先に応じて、メッセージを変換し、メッセージ送信部225に引き渡す。例えば、配送先が携帯電話であるクライアント・コンピュータと決定された場合は、表示画面が小さい携帯電話端末でも見やすいメッセージに受けたメッセージを変換する。
なお、配送先が応答可能状態のパーソナル・コンピュータなどの場合は、メッセージの受信者は変換せずそのまま見ることができるので、メッセージ変換部230がメッセージ変換を実質的に行わないことがあり得ることに留意されたい。メッセージ送信部225は、メッセージ変換部230から受けたメッセージを、インスタント・メッセージまたは電子メールの形式で配送先に送信する機能を有する。
ステータス管理部245は、ステータス情報テーブル240の内容をステータス遷移テーブル250、ユーザ認証部270を参照して変更し、維持管理する機能を有する。ステータス遷移テーブル225は、いついかなる条件でステータスが変更されるかのルールが記述されている。本発明の実施形態のステータス遷移テーブル250の詳細は後述する。
ユーザ認証部270は、インスタント・メッセージング・システムにログインしようとするユーザから受けた認証情報(ユーザID、パスワード)とユーザ情報管理部(LDAP)265内の当該ユーザに関する認証情報を突き合わせて、ユーザのログイン認証を実施する。また、かかる認証が成功したことをステータス管理部245に通知し、ステータス情報テーブル240を更新させる。さらに、ユーザが強制的にステータスを変更したことの通知をクライアント・コンピュータ120または130から受け、その旨をステータス管理部245に通知することによって、ステータス情報テーブル240を更新させる。
ユーザ情報管理部(LDAP)265には、上述のユーザ認証情報の他に、ユーザごとにコンタクトリストに追加した登録ユーザの情報、および登録ユーザに対するアクセス権限、グループ情報、スケジュール閲覧権限などが記録される。
スケジューラ260は、ユーザのスケジュールを管理する。本発明の実施形態のスケジューラは、ユーザが自己のスケジュール情報をどのユーザにどの程度詳細まで閲覧することを許すかどうかを設定する機能を有する。当該権限の設定は、ユーザ情報管理部265に記録される。
クライアント表示制御部255は、グループウェア・サーバ110に記録された情報に基づいて、クライアント・コンピュータに表示させる情報を提供し、制御する機能を有する。具体的には、クライアント表示制御部255は、インスタント・メッセージング・サービスの一部として、コンタクトリストをそれぞれのユーザの設定に応じてクライアント・コンピュータに提供し、表示させる。さらに、クライアント表示制御部255は、コンタクトリストおよびスケジューラのクライアントに、ユーザ情報管理部に記録された情報に基づいて、それぞれのユーザのステータスおよびスケジュール情報を表示させる機能を有する。
図3は、本発明の実施形態によるクライアント・コンピュータ120および130における、グループウェア・サーバ・ソフトウェアの機能ブロック図である。グループウェア・サーバ・ソフトウェアは、サーバ通信部305、ユーザ情報入力部310、スケジュール入力部315、スケジュール受信部320、カレンダ表示部325、コンタクトリスト制御部330、コンタクトリスト表示部335、メッセージ入力部340、メッセージ送信部345、メッセージ受信部350、メッセージ表示部355、ジェスチャ入力部360、およびメール・クライアント365を備える。
サーバ通信部305は、ネットワーク150を介してクライアント・コンピュータから受けた情報を、上記した機能ブロックに渡し、また機能ブロックから受けた情報を、ネットワーク150を介してクライアント・コンピュータに送信する機能を有する。
ユーザ情報入力部310は、当該クライアント・コンピュータのユーザの情報を入力する機能を提供する。本発明の実施形態のシナリオでは、入力されるユーザの情報は、インスタント・メッセージング・サービスを受けるためのユーザ認証情報や、ステータス変更の指示情報を含む。
スケジュール・クライアントは、スケジュール入力部315、スケジュール受信部320、カレンダ表示部325を含む。スケジュール入力部315は、クライアント・コンピュータのユーザのスケジュール情報を入力し、サーバ通信部305を介してスケジュール受信部320により、カレンダ表示部325に、表示すべきカレンダ情報を渡す。
コンタクトリスト部は、コンタクトリスト制御部330、コンタクトリスト表示部335を含む。
インスタント・メッセージング・クライアントは、メッセージ入力部340、メッセージ送信部345、メッセージ受信部350、メッセージ表示部355、ジェスチャ入力部360を含む。
メール・クライアント365は、クライアント・コンピュータのユーザが、eメールを送り、または受信するための機能を提供するものであり、SMTP、POPなどの通常のプロトコルを用いる。
図4および図5は、本発明の実施形態のインスタント・メッセージング・システムにおけるメッセージ配送の動作を表現するフローチャートである。図4のフローチャートの処理、はステップ405でスタートし、クライアント・コンピュータ120のユーザをユーザAとすると、クライアント・コンピュータ120上で動作するインスタント・メッセージング・システムは、ステップ410で、ユーザAに対するユーザ認証を行う。この認証は、例えば、図10に示すようなメニューに従い、行われる。すなわち、ユーザAは、インスタント・メッセージング・システムにログインしようとすると、図10に示す画面1010が、クライアント・コンピュータ120のディスプレイ646に表示され、この画面の所定箇所1020及び1030に、ユーザAは、自分のユーザIDと、対応するパスワードをキーボード652により入力して、「ログオン」ボタン1040をマウス654でクリックすると、入力されたユーザIDとパスワードは、図3のユーザ情報入力部310とサーバ通信部305を介して、サーバ・コンピュータ110に送られる。
サーバ・コンピュータ110では、クライアント通信部205を介して、この情報を受け取り、その情報は、ユーザ認証部270に送られる。ユーザ認証部270には、インスタント・メッセージング・システムを使うことを許可されているユーザIDとパスワードの複数の組が保管されており、ユーザ認証部270は、受け取ったユーザーIDとパスワードの情報を、保管しているユーザIDとパスワードの複数の組と照合し、一致するものが見つかると、クライアント通信部205を介して、クライアント・コンピュータ120に対して、認証成功をあらわす信号が送られる。クライアント・コンピュータ120は、サーバ通信部305を介して、認証成功をあらわす信号を受け取り、クライアント・コンピュータ120に導入されているインスタント・メッセージング・システムは、この認証成功をあらわす信号を以って、ユーザAに、ログインを許可する。
一方、もし入力されたユーザIDとパスワードに一致するユーザIDとパスワードの組がユーザ認証部270に見つからないと、クライアント通信部205を介して、クライアント・コンピュータ120に対して、認証失敗をあらわす信号が送られる。これを以って、クライアント・コンピュータ120に導入されているインスタント・メッセージング・システムは、ユーザAのログインを失敗させる。
さて、ユーザAが、認証に成功してログインを許可されると、図11のような、インスタント・メッセージングの画面1110が、クライアント・コンピュータ120のディスプレイ646に表示される。すなわち、このクライアント・コンピュータ120のユーザAが登録しているユーザのうちログインしている者のコンタクトリストが、好適には、リスト1、リスト2のようにグループ分けされて、リストされる。このようなユーザ毎の登録ユーザリスト(以下、コンタクトリストと称する)は、好適には、各ユーザID毎に図2のユーザ情報管理部265に保管されていて、随時、クライアント・コンピュータが追加/変更/削除可能である。認証の成功に応答して、図2のユーザ情報管理部265から、クライアント表示制御部255を介して、ログインしたユーザのコンタクトリストが、クライアント通信部205に送られ、さらにそこから、コンタクトリストの情報が、クライアント・コンピュータ120に送られる。クライアント・コンピュータ120は、送られたコンタクトリストを、サーバ通信部305で受け取ると、コンタクトリスト制御部350を介して、コンタクトリスト表示部355に送り、コンタクトリスト表示部355は、図11に示すように、画面にコンタクトリストを表示する。図11では、Abeにカーソルがあてられ、それに応答して、ユーザーIDとともに、現在のステータス「09:30-11:00 会議中です」がポップアップされている様子が示されている。この機能については、後で説明する。
ステップ415では、ユーザAは単に待機するか、席を離れるか、または、インスタント・メッセージング・システムを使う以外の処理を、クライアント・コンピュータ120上でしている。
ステップ420の説明に進む前に、携帯電話でインスタント・メッセージングを使用する場合を説明する。従来のインスタント・メッセージング・システムでは、同一のIDで複数のコンピュータからログインすると、不正ログインとみなして、強制的にログアウトするシステムがあった。本発明に係るインスタント・メッセージング・システムでは、同一のIDによる複数のコンピュータからのログインを許容する。
携帯電話で、所定のメニュー(図示しない)から選択することによりインスタント・メッセージングのログイン機能を起動させると、図13のように、携帯電話140の画面1310に、ユーザIDとパスワードを入力させる画面が現れる。携帯電話1300にも、図3に示すようなブロック図の機能、またはそれの簡易化した機能を実現するシステムが構成されており、そのような機能は、好適には、Java(商標)で書かれている。ここで入力したユーザIDとパスワードは、所定のユーザー操作に応答して、携帯電話140から、サーバ・コンピュータ110のクライアント通信部205に送られ、上述したのと同様にして、ユーザ認証部270で認証され、その結果に応じて、サーバ・コンピュータ110は、携帯電話140に、認証成功の信号を送る。認証成功の信号受信に応答して、サーバ・コンピュータ110からコンタクトリストが携帯電話140に送られ、携帯電話140の画面1310には、図14に示すように、コンタクトリストが表示される。
ステップ420では、ユーザによるメッセージの作成が行われる。このことは、クライアント・コンピュータでは、図11に示すコンタクトリストで、表示されている別のユーザをダブルクリックすることによって開始される。それによって、図12に示すような、メッセージ作成/送信画面1210が現れる。ここで、メッセージ作成領域1230に、キーボード652でメッセージを入れる。このメッセージ入力は、図3のメッセージ入力部340によって処理される。メッセージを入れている最中は、判断ステップ425の判断がNoなので、処理は、ステップ415の待機に戻る。そこで、送信キー1240をマウス654でクリックすると、図3のメッセージ送信部345により、入力されたメッセージと、宛先IDの情報が、サーバ通信部305に送られ、そこから、サーバ・コンピュータ110に転送される。
ステップ430で、サーバ・コンピュータ110が、送られてきたメッセージと、宛先IDの情報を受信し、その情報は、メッセージ受信部210を介して、配送先決定部215に送られる。こうして、ステップ435では、配送先決定部215によって、メッセージの配送先が決定される。
配送先は、原則的に、宛先IDでログインしているコンピュータまたは、携帯電話、PDAなどのモバイル機器の種類及びステータスによって決定される。
図7は、クライアント・コンピュータ上で動作するインスタント・メッセージング・システムのとり得るステータスの遷移を示す図である。ログインした直後は、ステータスは、「応答可」で、ここから、会議に入るときは、「条件付応答可」に、ユーザは、ステータスを切り替える。また、ユーザが席を離れるときの手動操作、または、一定時間キー入力がないこと、あるいは、クライアント・コンピュータのアイドル状態への移行の検出に応答して、ステータスは、「離席中」に切り替わる。図7に示す遷移図の遷移ロジックは、図2に示すステータス遷移テーブル250に保持されている。従って、ステータス遷移テーブル250を変更することにより、図7に示す遷移スキームを変更することができる。
ステータスの切り替えは、手動操作の場合、インスタント・メッセージング・システムの画面1110のアクション・バーの「オプション」をユーザがクリックすることにより、行われる。すなわち、ユーザがアクション・バーの「オプション」をクリックすると、図16に示すように、「応答可」、「条件付応答可」、「離席中」などのステータスを含むプルダウンがあらわれる。現在のステータスは、黒丸で示されている。図7の遷移図に示すように、ステータスの切り替えは、状況依存なので、あるステータスで、必ずしも他の全てのステータスが選べる訳ではない。このため、1つの方法では、選べないステータスに対応する文字列をもつメニューのEnabled属性をfalseにすることにより、薄字表示になされる。他の方法では、選べないステータスに対応する文字列をもつメニューのVisible属性をfalseにすることにより、表示されないようにする。このどちらの方法を実装してもよく、この分野の当業者なら、コンボボックスなど、プルダウン以外の等価な機能を与えるGUI要素を実装することも、視座に入れることであろう。
このようなステータスは、サーバ・コンピュータ110のインスタント・メッセージング・システムにログインする各ユーザIDの、各PCまたはデバイス毎に、図2のブロック図のステータス情報テーブル240に保持され、各ユーザIDでログインされている各PCまたはデバイスからのステータス変更の通知メッセージを、クライアント通信部205、メッセージ受信部210、配送先決定部215を介して受け取ることにより、ステータス情報テーブル240に保持されている内容が、更新される。図8は、ステータス情報テーブル240に保持されている、各ユーザIDでログインされている各PCまたはデバイスのステータスの例を示すものである。この図から見て取れるように、ステータス情報テーブル240の情報は、各ユーザID毎のデバイスまたはPCのステータスのみならず、ログインしているPCまたはデバイスのタイプも保持する。さらに述べると、図4のステップ410での認証時に、ユーザがインスタント・メッセージング・システムにログインするために使用するデバイスまたはPCは、PCであるか携帯であるかPDAであるかを示す識別子と、そのデバイスまたはPCに割り当てられているIPアドレスを、サーバ・コンピュータ110に送る。そのように送られたデバイス・タイプの識別子と、IPアドレスは、ユーザIDに関連付けられて配送先テーブル220に保持される。デバイスタイプの識別子とは、例えば、図8で、「PC」、「携帯」、「PDA」などと示されているものである。好適には、配送先テーブル220にはさらに、「Notepc1」、「携帯1」などとして示されている、デバイス識別子をもつ。デバイス識別子とは例えば、そのデバイスがもつMACアドレス、コンピュータ名、製造シリアル番号などの任意の識別情報でよく、ログイン時にやはり、クライアント・コンピュータまたは携帯から、サーバ・コンピュータ110に送られる。
このようにユーザIDに関連付けられて配送先テーブル220に保持されたデバイス・タイプの識別子と、IPアドレスは、1つのクライアント・コンピュータから別のクライアント・コンピュータに、メッセージを配送するために使用される。すなわち、クライアント・コンピュータは、ユーザIDに基づき、メッセージの配送先を指示するが、サーバ・コンピュータ110では、実際に物理的なメッセージの配送先を決定するためには、IPアドレスが必要である。このため、配送先テーブル220に保持されている情報に基づき、ユーザIDに対応するIPアドレスが求められる。
さて、図7に戻って、「離席中」では、ユーザの手動操作、または、キー入力の検出に応答して、ステータスが「応答可」に戻る。「離席中」のステータスでは、携帯またはPDAがサーバ・コンピュータ110に接続されていることに応答して、「モバイル応答可」というステータスに切り替わる。「モバイル応答可」の状態では、クライアント・コンピュータの状態に拘わらず、ユーザに向けられたメッセージは、そのユーザのIDでログインした、携帯140(図1)などのモバイル・デバイスに送られる。これは例えば、ユーザがクライアント・コンピュータから離れて、携帯140をもって出かけていき、メッセージを優先的に携帯140に送ってほしいという状況である。
「モバイル応答可」の状態では、さらに「モバイル応答不可」の状態にステータス変更可能である。この変更は、携帯での手動操作、または携帯の電波が圏外になったことに応答して、自動的に行われる。「モバイル応答不可」の状態からは、クライアント・コンピュータでの設定のステータスに従う。
「モバイル応答可」の状態で、ユーザがクライアント・コンピュータに戻り、何かキーやマウスに触ると、ステータスは、「応答可」に戻る。
また、図7に示されているように、任意のステータスで、手動操作により、「応答不可」または「オフライン」のステータスに設定変更可能である。「オフライン」とは、ユーザが、クライアント・コンピュータ側のインスタント・メッセージング・システムを終了することを意味する。「オフライン」のステータスでは、携帯またはPDAがサーバ・コンピュータ110に接続されていることに応答して、「モバイル応答可」というステータスに切り替わる。なお、「オフライン」のステータスから「モバイル応答可」に変更された場合は、ユーザがクライアント・コンピュータに戻っても、ユーザが再びインスタント・メッセージング・システムを起動するまでは、「応答可」のステータスに戻らないことに留意されたい。
図4のステップ435に戻って、図9を参照して、配送先決定部215が配送先を決定する処理について説明する。例えば、図8に示すように、AbeのユーザIDで、ユーザAがNotepc1という名前のクライアント・コンピュータのメッセージング・システムと、携帯1という名前の携帯のメッセージング・システムに、ログインしているとする。また、ユーザBがNotepc2という名前のクライアント・コンピュータのメッセージング・システムと、携帯2という名前の携帯のメッセージング・システムに、ログインしているとする。このように、同一のユーザIDで複数のデバイスでログインしていると、1つのユーザIDから、別のユーザIDにメッセージを送る際に、多義性が生じる。図9のテーブルは、このような送り先の多義性を解消するためのものであって、図4の配送先決定部215に保存されており、配送先決定部215は、この情報を用いて宛先のユーザIDに関連付けられたクライアント・コンピュータ(PC)ステータスと、携帯のステータスに応じて、PCと携帯のどちらにメッセージが送られるかを決定する。配送先決定部215は、図8に示すように、例えば、宛先IDのクライアント・コンピュータが「会議中」のステータスで、同一宛先IDの携帯が、「応答可(図7のモバイル応答可に対応)」の場合には、携帯の方にメッセージを送るように、配送先を決定する。
なお、図9では、携帯に関して、「アイドル」、「移動中」、「電話中」、「電源OFF」などの、図7に示されていないステータスが示されているが、これは、一実施例に係るものであり、図7の遷移図では、簡単のため図示を省略した。すなわち、「アイドル」とは、一定時間携帯にキー入力がないことに応答して、自動的に設定される。「移動中」のステータスは、携帯上で、手動操作により設定するものであり、例えば、自動車の運転中で、携帯を手に取ることができない状態のことである。
図9で、例えばクライアント・コンピュータが「離席中」のステータスで、携帯が「アイドル」のステータスであるときは、「P→携」、すなわち、先ずクライアント・コンピュータにメッセージを送り、次に、携帯にメッセージを送る、という処理が行われる。
また、図9に図示するように、クライアント・コンピュータが「応答不可」のステータスで、携帯も「応答不可」のステータスのとき、配送先決定部215は、「PCへメール」するように、配送先と配送方法を決定する。同様に、クライアント・コンピュータが「オフライン」のステータスで、携帯が「応答不可」のステータスのとき、配送先決定部215は、「携帯へメール」するように、配送先と配送方法を決定する。このように本発明の一実施例では、配送先だけではなく、配送方法も適宜決定される。なお、状況により、あるユーザIDに関して、クライアント・コンピュータだけ、あるいは携帯だけがログインされている、という状況も当然ありえる。このような場合の処理は、図9では、一方の装置が電源オフまたはオフライン、の場合に対応する。例えば、あるユーザIDに関して、クライアント・コンピュータ(PC)のみにログインされている場合は、クライアント・コンピュータのインスタント・メッセージング・システムのステータスが、「応答可」、「離席中」、「会議中」の場合は、クライアント・コンピュータのインスタント・メッセージング・システムにメッセージが送られ、「応答不可」の場合、クライアント・コンピュータにメールが送られる。クライアント・コンピュータのインスタント・メッセージング・システムが、「オフライン」の場合は、そもそも、他ユーザから、このユーザIDが、コンタクト・リストに見えないので、考慮する必要がない。携帯だけがログインされている場合は、クライアント・コンピュータがオフラインの場合に対応する。
更に、携帯があるユーザIDでログインされているときに、別の携帯で同一のユーザIDでログインする、などのように、同一の機器種別の装置でログインした場合は、後からログインした機器の方を優先するものとする。すなわち、例えば、同一のユーザIDでログインされた2つの携帯がともに「応答可」のステータスだと、図9のテーブルでメッセージが携帯に送られると判断される場合は、メッセージは、後からログインした携帯の方に送信される。しかし、後からログインした携帯が「応答可」以外のステータスで、先にログインしている携帯が「応答可」の場合、図9のテーブルでメッセージが携帯に送られると判断されると、メッセージは、先にログインした携帯の方に送信される。このような同一機器種別の装置間のメッセージの振り分けは、機器が、パーソナル・コンピュータであっても、同様に適用される。
図4に戻って、ステップ440では、メッセージ変換が必要かどうかが判断される。ここでいうメッセージ変換は、典型的には、クライアント・コンピュータから携帯にメッセージを送る際のメッセージ表示変換処理(transcoding)である。すなわち、携帯やPDAなどのモバイル装置のメッセージング・システムの表示画面は、クライアント・コンピュータの表示画面よりも通常狭いので、ステップ435で、配送先決定部215により配送先がモバイル装置であると決定され、且つ、メッセージが所定長さ(例えば、256バイト)以上であると決定されたことに応答して、例えば、本出願人と同一の出願人に係る、特開2000−22276に開示されている技術を用いて、ステップ445で、図2のメッセージ変換ブロック230により、メッセージ変換することができる。一方、ステップ435で、宛先がクライアント・コンピュータであると決定された場合は、ステップ440では、メッセージ変換は、行われない。
ステップ450では、このようにして用意されたメッセージが、ステップ435で決定された宛先に、決定された配送方法で、配送される。すなわち、配送方法がインスタント・メッセージである場合は、メッセージ送信部225を介して、決定された宛先のPCあるいはデバイスに、メッセージが配送される。配送方法が例えば図9の、PCが応答不可、携帯が電源オフの場合ようにメールであると、メール・サーバ235に、メッセージが配送され、そこから、SMTPプロトコルにより、宛先クライアント・コンピュータまたは、宛先モバイル装置に、メールが送られる。
図4の接続子455は、第5図のフローチャートの接続子505につながっている。図5のステップ515で、図4のステップ450で送られたメッセージが、例えば、ユーザBがログインしているクライアント・コンピュータ130のサーバ受信部305(図3)で、受信される。受信されたメッセージは、メッセージ受信部350を介して、メッセージ表示部355に送られ、そこで、図12の表示部1220に示すように、表示される。
それ以降のステップ520、ステップ525、ステップ530、ステップ535、ステップ540、ステップ545、ステップ550での処理は、それぞれ、図4のステップ420、ステップ425、ステップ430、ステップ435、ステップ440、ステップ445、ステップ450での処理と実質的に同一であるので、説明を省略する。
以上で、基本的なメッセージ配送機能について説明したので、以下、本発明の実施例に係る追加の機能について、説明する。その第1は、カレンダ表示機能である。本発明の実施例によれば、インスタント・メッセージング・システムは、同一IDでログインされる、典型的にはLotus NOTES(商標)のようにグループウェア・システムのカレンダ入力・表示機能と連携される。
図17は、グループ・ウェアの典型的なカレンダ入力・表示画面である。左部分1710には、1ヶ月のカレンダが表示され、特に、今の週と、今日の日がハイライト表示される。右側部分1720には、入力された実際の予定が表示されている。右側部分1720では、日表示、週表示、月表示に切り替え可能であり、図示されている例は、週表示である。
さて、本発明のこの機能は、図11のポップアップ1120で示すように、リストされているユーザにマウス・カーソルをあてたとき、そのユーザのカレンダの、現時点を含む表示を可能ならしめることにある。一つの実施例では、カレンダを見せるレベルを、グループ毎に設定可能とする。そのようなレベルとして、高レベル、中レベル、低レベルがあるとする。グループ毎のレベルの設定は、例えば、図18に示すようにして行う。すなわち、インスタント・メッセージングの画面で、リスト名にマウス・カーソルをあてて、マウスの右ボタンをクリックする。すると、「高レベル」、「中レベル」、「低レベル」のメニューが表示された画面がポップアップするので、所望のレベルをクリックすることによって、このリスト名のグループのユーザに対して、クリックしたレベル、例えば、「高レベル」が設定される。
図19は、そのようにレベルを設定されたグループにあるユーザが、レベルを設定したユーザを、図11のように、インスタント・メッセージングのコンタクト・リスト画面で、マウス・カーソルをあてた場合の処理のフローチャートである。図19のステップ1910では、マウス・カーソルをあてたユーザから、自分が高レベルを設定されているかどうかが判断され、もしそうなら、ステップ1920で、そのユーザの一日のスケジュール全体と、専用のカスタマイズされたメッセージがポップアップ表示される。そのような高レベルは例えば、秘書に当たる人に対して設定される。高レベルでない場合、ステップ1930で、中レベルかどうかが判断され、もしそうなら、ステップ1940で、現在の状況と、会議中であることと、時間が表示される。そのような中レベルは例えば、プロジェクトの同僚に対して設定される。中レベルでもない場合、低レベルということになるので、ステップ1950で、会議中であることのみ表示される。低レベルは、特に密な関係にない一般の人に対して設定される。
なお、図18では、リスト・グループ単位でユーザに対してレベルが設定されたが、個々のユーザIDに対して個別に設定するようにしてもよい。このようなコンタクト・リストのグループに対する設定レベル、または個々のユーザIDに対する設定レベルは、図4のユーザ情報管理部265に保持され、個々のユーザのカレンダを管理するスケジューラ260に作用して、クライアント表示制御部255に送られるカレンダ情報の内容を制御するために使用される。そのカレンダ情報は、サーバ・コンピュータ110のクライアント通信部205を経由して、クライアント・コンピュータ120のサーバ通信部305に送られ、スケジュール通信部320を介して、カレンダ表示部325に送られ、図11のポップアップ1120のような内容をクライアントに表示するために使用される。
図20はさらに細かい粒度で、コンタクト・リストのグループ毎に表示レベルを設定するための別の実施例の画面を示すものである。図20において、その画面を表示しているユーザが作成したコンタクト・リストのグループが、表示されている。ここでは、Secretaryというリストが選ばれ、そのメンバーのID(eメール・アドレス)が、領域2020に表示され、ここで、グループに、ユーザIDを、追加/削除可能である。図20の右側には、スケジュール表示を現在だけにするか、すべて表示するか、エントリ表示として会議・予約・出張・休暇のうちのどれを表示するか、エントリの内容としてサブジェクト・時間・場所のうちのどれを表示するか、応答を可能とするか不可能とするか、設定するメニューが示されている。これらを適宜選んで、OKボタン2030をクリックすることにより、指定したグループに対する、カレンダの見せ方が設定される。
図21は、入力された個別のカレンダ・エントリに対して、表示を制御するための画面を示す図である。特に、"Template"と示すコンボボックスに注目されたい。そこでは、常には、"Default"と表示されているが、そのコンボボックスを開くと、"Private", "Wordless", "Customize", "Out of office"というメニューが現れる。これは、図11のポップアップ1120のような様式で、見せるかどうか、ということである。"Default"は、常に他人にもそのエントリを見せる、というものである。"Private"は、自分しか見れない、"Wordless"は、自分さえも見れない、"Out of office"は、不在時の見せ方である。"Customize"は、"Private", "Wordless", "Out of office"などの既存のテンプレートの編集、あるいは、新規のテンプレートの作成のために選ばれる。"Customize"で新規に作成したテンプレートは、"Template"と示すコンボボックスで、新たに選ぶことが可能となる。
図22は、"Customize"で、"Out of office"のテンプレートを編集するための画面である。図示されているように、エントリー表示、エントリー内容、応答について設定することが可能である。図21に戻って、"Template"のところに設定したテンプレートが、そのエントリに適用される。
図23は、図24のカレンダを、コンタクト・リストで、Abeという自分のIDにマウス・カーソルをあてることによって、ポップアップ2310で表示している。図24で、09:00 - 11:00のエントリ2410は、defaultテンプレートを適用されており、Abeをリストする他のユーザが、Abeにマウス・カーソルをあてることによって、見ることができるエントリである。11:00 - 12:00のエントリ2420も同様である。しかし、13:00 - 14:00のエントリには、wordlessのテンプレートが適用されており、従って、Abe自身でさえ、ポップアップ2310に現れない。18:00 - 2:00のエントリ2440には、privateのテンプレートが適用され、よって、Abe自身のポップアップ2310にはあらわれるが、Abeをリストする他のユーザが、Abeにマウス・カーソルをあてたときあらわれるポップアップ(図示しない)には、18:00 - 2:00のエントリ2440は、あらわれない。
図25〜図28は、更に別の機能を説明する図である。すなわち、既述のように、クライアント・コンピュータからのメッセージは、メッセージ変換部230で、必要に応じて変換されるが、ここで、メッセージ変換部230に、送られてきたメッセージ中の特定の文字列があるかどうかを検出し、それに応じて、メッセージではなく、特定のコマンドを、宛先コンピュータまたはモバイル装置に送出する機能を追加する。図25は、そのような予定のメッセージを送る例である。この場合のメッセージは、「ごはん+?」で、そのうち、「ごはん」という単語を単独で使用した場合は、サーバ・コンピュータ110は、そのメッセージをそのまま宛先に送出する代わりに、特定の動作を指示するコマンドを、宛先に送る。図26が、その処理フローチャートである。図26は、実質的に図4のフローチャートの拡張であり、図4のフローチャートに、図示するように、判断ステップ2610と、処理ステップ2620を挿入する。判断ステップ2610では、メッセージ中の特定の文字列があるかどうかを判別する。この実施例では、「ごはん」で始まり、そこで打ち切られるか、後に半角文字が続く場合に、特定の文字列が検出された、と看做される。すなわち、「ごはんをたべたよ。」というメッセージの場合は、「ごはん」の後に全角文字が続くので、特定の文字列とは看做されない。英語の場合は、単語の後にスペースが続くと、コマンドと看做さなれない。例えば、「lunch」は、コマンドであるが、「lunch is over.」は、コマンドとは看做されない。さらに、「ごはん+?」の「+?」は、この実施例で特殊な意味をもつものとし、すなわち、宛先に、Yes/No以外の答えを許さないものとする。図28には、この実施例で特定の文字列と解釈されるキーワードの例が示されている。
なお、ここで想定する処理には、デバイス依存であるものがあり、例えば、パーソナル・コンピュータでは実行可能であるが、携帯では実行可能でない、という場合がある。ステップ440では、宛先コンピュータのタイプも既に判断しているので、その情報を用いて、ステップ2610では、実行しようとするコマンドが、宛先装置で実行可能かどうかの判断も行われることに留意されたい。もし宛先装置で実行可能でないと判断された場合には、特定の文字列の検出は行わないで、ステップ440に進む。
こうして、ステップ2610で、特定の文字列が検出されると、ステップ2620では、コマンドとして、メッセージが宛先コンピュータに送られる。ステップ2620において、通常のメッセージではなくコマンドであることを示すために、「>>$ごはん+?」のように、特殊接頭文字「>>$」が付与され、一方で、クライアント・コンピュータのメッセージ受信部350(図3)では、このような特殊接頭文字「>>$」を解釈して、単にメッセージ表示部355に渡すのではなくコマンドとして解釈実行するように機能拡張される。
この実施例では、特定の文字列のコマンドの受領に応答して、宛先コンピュータのマウス・カーソルの形状が変更される。それは、Windows XP(商標)などのオペレーティング・システムでは、SetCursor()というAPI関数を呼び出すことによって行われる。このマウス・カーソルの形状指定に使用されるビットマップ・リソースは、好適には、クライアント側のインスタント・メッセージング・システムで用意しておく。この実施例では、「ごはん」という文字列に応答して、図27に示すように、カーソル2710がビュッフェの表示に変更され、これにより、昼ごはんの通知が、クライアント側のユーザになされる。なお、ここで、カーソル2710として、アニメーション・カーソルを使用し、そこにメッセージを含めることもできる。アニメーション・カーソルを使用するには、LoadAniCursor()で、先ずアニメーション・カーソルをロードし、次に、SetCursor()を用いる。また、メッセージの「+?」部分に応答して、クライアント・コンピュータには、ポップアップ・ウインドウ2720が表示される。このウインドウ2720には、送り元のユーザ名(この場合、Abe)と、「Yes」、「No」のみが示され、「Yes」または「No」のどちらかを、クライアント・コンピュータがクリックすることによって、ポップアップ・ウインドウ2720は閉じられ、「Yes」または「No」のクリックした方の文字が、送り元にメッセージとして返され、カーソル2710は、もとの形状に復元される。なお、ウインドウ2720には、送り元のユーザ名が表示されているが、このようにユーザ名を表示したくない状況もある。その場合は、ウインドウ2720にはユーザ名は表示することなく、通知してくるユーザに応じて、カーソル2710の色や形状を変更して、事前の取り決めにより、カーソル2710を見たユーザが、誰からのメッセージであるか、分かるようにしてもよい。また、図28には、「ごはん」「食事」以外に対応するアイコンも、示されており、食事以外の会議召集などの目的でも、この通知方法を利用することができる。
なお、通知のマウス・カーソルの変更は、一実施例であって、ポップアップ・ウインドウ2720自体に、「ごはん」の文字を含める、などウインドウ・システムの任意のグラフィック・インターフェースを使用した通知方法が可能であり、この発明の範囲であることを理解されたい。
また、この実施例は、「Yes」または「No」の応答を、マウス・カーソルによるジェスチャでも入力できるように構成されている。そのようなジェスチャ動作は、例えば、Windows XP(商標)などのオペレーティング・システムでは、GetCursorPos()関数で一連の座標を取得し、解析することにより行うことができる。図3のジェスチャ入力部360が、そのようなジェスチャ動作の解析を担当する。
図30は、本発明の実施例のさらに別の機能を説明する図である。すなわち、ここでは、メッセージを配送されるクライアント・コンピュータまたはモバイル装置が、GPS機能をもつことを想定する。すなわち、GPS機能をもつ携帯やPDAは知られているし、最近では、PCにUSB接続されるGPS受信装置も販売されている。
そこで、図26のフローチャートのステップ2610で特殊文字として識別される言葉に「どこ?」を追加する。英語なら「where?」である。すると、あるクライアント・コンピュータから、別のクライアント・コンピュータに向けて、インスタント・メッセージングにより、「どこ?」というメッセージが送られると、ステップ2610でそれは、特定の文字として判断され、ステップ2620で、特殊接頭文字「>>$」が付与され、「>>$どこ?」として、宛先コンピュータの図3に示すメッセージ受信部345に、送られる。メッセージ受信部345は、特殊接頭文字に応答して、「どこ?」を解釈し、宛先コンピュータに送られる。
一方、宛先コンピュータのメッセージ受信部345で行われる処理について、図30のウインドウの図と、図31のフローチャートを参照して説明する。図31のステップ3110では、受け取ったメッセージが、「>>$」で始まるコマンド文字列かどうか判断される。もしそうでなければ、通常のメッセージなので、ステップ3120で、メッセージ表示部355により、メッセージ表示が行われる。もしそうなら、ステップ3120で、コマンドが「どこ?」かどうか、判断される。Noであれば、ステップ3140で、他のコマンドとして処理される。Yesであれば、ステップ3150で、このクライアント・コンピュータまたはモバイル・デバイスに、GPS機能があるかどうかが判断される。GPS機能があるかどうかの判断は、実際上、GPS装置に対する問い合わせを発行して、一定時間以内に応答があるかどうかで判断される。従って、GPS装置が装備されていても、電波の受信が良好でない場合、GPS機能がないとみなし、メッセージ受信部345は、ステップ3160で、受け取ったメッセージから、「>>$」を外し、「どこ?」だけを通常どおり、メッセージとして表示し、これに応答して、宛先クライアントは、自己の判断で、適宜場所を応答する。
ステップ3150で、GPS機能があると判断された場合、ステップ3170で、GPS装置から、位置情報が取得される。ここで得られる情報は、基本的には緯度と経度だけであるが、メッセージ受信部345は、適当なGPS支援プログラムにより、具体的な地名の階層を取得し、それらの地名をアイテムとして、ステップ3180で、コンボ・ボックスを生成する。ステップ3190では、図30に示すように、生成されたコンボボックス3010を含むウインドウ3005が生成される。ステップ3200では、コンボボックス3010から、ユーザが適当な地名を選び、OKボタン3020をクリックすることにより、メッセージの送り元に、選ばれた地名が返される。
以上、本発明の構成を特定の実施例に基づき説明してきたが、本発明はこの特定の実施例に限定されるものではなく、様々な変更例があり得ることを、この技術分野の当業者なら、理解するであろう。例えば、クライアントとして使用される装置は、パーソナル・コンピュータ、携帯、PDAに限定されず、ネットワーク接続可能で、インスタント・メッセージング・システムにログイン可能な、任意の装置を使用することが、可能である。
本発明の実施形態によるインスタント・メッセージング・システムを図示した高レベルの全体概要図である。 本発明の実施形態によるグループウェア・サーバの機能ブロック図である。 本発明の実施形態によるグループウェア・クライアントを備えるクライアント・コンピュータの機能ブロック図である。 本発明の実施形態のインスタント・メッセージング・システムにおけるメッセージ交換の動作を表現するフローチャートである。 本発明の実施形態のインスタント・メッセージング・システムにおけるメッセージ交換の動作を表現するフローチャートである。 本発明の実施形態のインスタント・メッセージング・システムのハードウェア構成のブロック図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムのステータス遷移図である。 本発明の実施形態における複数ユーザのログインの状態を示す図である。 本発明の実施形態におけるグループウェア・サーバが備える配送先決定テーブルの一例である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるログイン画面の図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるコンタクト・リストの図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるメッセージのやりとりを示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、携帯におけるログイン画面の図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、携帯におけるコンタクト・リストの図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、携帯におけるメッセージのやりとりを示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるステータス変更のメニューを示す図である。 本発明の実施形態におけるクライアント・コンピュータにおけるカレンダの表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるコンタクト・リストのグループのレベル変更メニューを示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、コンタクト・リストのグループのレベルに応じた処理を示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるコンタクト・リストのグループのレベル変更メニューを示す、更に別の実施例の図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるカレンダ・エントリのオプションをカスタマイズする図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるカレンダ・エントリのテンプレートをカスタマイズする図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムの、クライアント・コンピュータにおけるコンタクト・リストにおいて、ユーザに対応するカレンダを表示する図である。 図23に対応するカレンダ・エントリを示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、特殊なメッセージを送る図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、特殊なメッセージの処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、特殊なメッセージの処理の結果、カーソルの変更と、ポップアップの表示をする図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、特殊な文字列とそれに対応するカーソル・アイコンを示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、ジェスチャ入力を示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、GPSに基づく位置入力を示す図である。 本発明の実施形態におけるインスタント・メッセージング・システムで、GPSに基づく位置入力の処理を行うフローチャートを示す図である。

Claims (15)

  1. 複数のクライアント・コンピュータにネットワークを介して接続されたサーバにより、メッセージを送信するための方法であって、
    前記サーバは、ユーザが同一のユーザIDを使用して異なる前記クライアント・コンピュータにより、同時にログインすることができ、前記複数のクライアント・コンピュータは、それぞれが異なり得るステータスを設定することができるものであり、
    第1のユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータから、第2のユーザIDでログインされている少なくとも2つクライアント・コンピュータを宛先とするメッセージを、前記サーバで受信するステップと、
    前記サーバに保持されている前記少なくとも2つの宛先クライアント・コンピュータのステータス情報に基づいて、前記メッセージを、前記少なくとも2つの宛先クライアント・コンピュータのどれに送信するかを決定するステップと、
    前記クライアント・コンピュータが、送信されたメッセージ中に特定の文字が存在することに応答して、該メッセージの表示の代わりに、該特定の文字に対応して予め決められた処理を行うステップとを含み、
    前記予め決められた処理が、特定の回答を要求する質問を送る処理と、前記クライアント・コンピュータにおけるマウス・カーソルの変更処理を含む、
    方法。
  2. 前記宛先クライアント・コンピュータは、少なくとも1つのパーソナル・コンピュータと、少なくとも1つのモバイル通信機器を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記決定するステップは、更に前記宛先クライアント・コンピュータの機器タイプに基づき、どの宛先クライアント・コンピュータに送信するかを決定する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記モバイル通信機器は、携帯電話、及びPDAのどれか、または両方を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ステータス情報は、応答可及び応答不可を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記宛先クライアント・コンピュータの決定は、関連するステータス情報が応答可であることに基づき行われる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記宛先クライアント・コンピュータが携帯電話であることに応答して、前記宛先クライアント・コンピュータに向けられたメッセージを、前記携帯電話に適合する形式に変換するステップを含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記宛先クライアント・コンピュータがGPS装置を備え、該GPS装置によって検出された座標に基づき場所の候補を生成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. ユーザが同一のユーザIDを使用して同時にログインすることができ、かつそれぞれが異なり得るステータスを設定することができる複数のクライアント・コンピュータにネットワークを介して接続された、サーバにより、メッセージを送信するためのシステムであって、
    各ユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータのステータス情報を保持する手段と、
    第1のユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータから、第2のユーザIDを宛先とするメッセージを受信する手段と、
    前記第2のユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータを突き止める手段と、
    前記第2のユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータが複数あることに応答して、第2のユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータに関連して保持されているステータス情報に基づいて、前記メッセージを、前記第2のユーザIDでログインされているクライアント・コンピュータのどれに配送するかを決定する手段と、
    前記クライアント・コンピュータが、送信されたメッセージ中に特定の文字が存在することに応答して、該メッセージの表示の代わりに、該特定の文字に対応して予め決められた処理を行う手段とを含み、
    前記予め決められた処理が、特定の回答を要求する質問を送る処理と、前記クライアント・コンピュータにおけるマウス・カーソルの変更処理を含む、
    システム。
  10. 前記宛先クライアント・コンピュータは、少なくとも1つのパーソナル・コンピュータと、少なくとも1つのモバイル通信機器を含む、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記モバイル通信機器は、携帯電話、及びPDAのどれか、または両方を含む、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記ステータス情報は、応答可及び応答不可を含む、請求項9に記載のシステム。
  13. 前記配送先クライアント・コンピュータの決定は、関連するステータス情報が応答可であることに基づき行われる、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記配送先クライアント・コンピュータが携帯電話であることに応答して、前記宛先クライアント・コンピュータに向けられたメッセージを、前記携帯電話に適合する形式に変換する手段を含む、請求項11に記載のシステム。
  15. 前記配送先クライアント・コンピュータがGPS装置を備え、該GPS装置によって検出された座標に基づき場所の候補を生成する手段を含む、請求項9に記載のシステム。
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