JP4895909B2 - 作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線 - Google Patents

作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線 Download PDF

Info

Publication number
JP4895909B2
JP4895909B2 JP2007124778A JP2007124778A JP4895909B2 JP 4895909 B2 JP4895909 B2 JP 4895909B2 JP 2007124778 A JP2007124778 A JP 2007124778A JP 2007124778 A JP2007124778 A JP 2007124778A JP 4895909 B2 JP4895909 B2 JP 4895909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
power
ground
line
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007124778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008283765A (ja
Inventor
慶次 橋本
克則 岡村
康司 岩見
圭士 藤見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2007124778A priority Critical patent/JP4895909B2/ja
Publication of JP2008283765A publication Critical patent/JP2008283765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4895909B2 publication Critical patent/JP4895909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線に関する。
変電所には電力を上流側から下流側へと供給する送電線が架設されている。また送電線には、当該送電線の上流と下流とを接続(以下閉状態とする)又は遮断(以下開状態とする)する開閉器が所定位置に複数配設されている。そして、ある区間において、送電線、又は鉄塔の敷設、点検、修理などの工事を行う際には、前記区間(以下工事区間とする)よりも上流側の開閉器と、下流側の開閉器とを開状態として、工事区間の送電線への電力の供給を停止させる。さらに、工事を行う作業員の感電を防止するため、電力の供給が停止された送電線を接地することが規定されている(労働安全衛生規則第339条参照)。このとき送電線と接地との間に接続される接地線を作業用接地線と呼ぶ。
なお、作業用接地線の送電線との接続、及び取り外しは、作業員によって手作業で行われている(例えば特許文献1参照)。また、前記開閉器を開状態又は閉状態に切り替える制御は、例えば電力会社の制御所から遠隔操作で行われている。
工事が終了すると、作業員は作業用接地線の取り外しを行い、その旨を例えば携帯電話やトランシーバによって制御所の担当者に連絡する。制御所の担当者は、作業員からの連絡を受けると、開状態としていた前記開閉器を閉状態に切替えるべく開閉器の制御を行う。このことにより、電力の供給が停止されていた工事区間の送電線に再び電力が供給されることとなる。
特開2000−324634号公報
前述したように、作業者から制御所の担当者への連絡は、例えば携帯電話やトランシーバによって行われていたため、連絡内容が曖昧な場合や、不十分な場合があった。そのため、例えば勘違いや思い込み等の人為的ミスによって、作業用接地線を送電線から取り外していないにもかかわらず、開閉器を閉状態として電力の供給を再開してしまう恐れがあった。工事区間の送電線と接地との間に作業用接地線を接続したまま電力の供給を再開すると、送電線の電圧が急激に変動して、電力の品質が低下することになる。さらに工事区間以外で停電が発生する恐れもある。
このように、従来、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができないという問題点があった。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができる作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線を提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出装置であって、電源と、前記送電線と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記送電線と前記電源とを接続するスイッチと、前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記送電線と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記スイッチ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、を備えたことを特徴とする。送電線と接地との間に作業用接地線が接続されている場合、スイッチによって送電線と電源とが接続されると、電源、スイッチ、送電線、作業用接地線、接地、継電器の回路が形成され、当該回路に電流が流れることになる。この電流が作業用接地線の存在を示すことになるので、継電器の状態に基づいて送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出装置であって、前記接地側コンデンサの何れか一方の端子に直列接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と接地との間の電路を接続し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記送電線と接地との間の電路を遮断する第1スイッチと、所定の出力周波数を有する電源と、前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを接続する第2スイッチと、前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記第2スイッチ、前記送電線側コンデンサ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、を備えたことを特徴とする。送電線と接地との間に作業用接地線が接続されている場合、第2スイッチによって送電線側コンデンサの非送電線側端子と電源とが接続されると、電源、第2スイッチ、送電線側コンデンサ、送電線、作業用接地線、接地、継電器の回路が形成され、当該回路に電流が流れることになる。この電流が作業用接地線の存在を示すことになるので、継電器の状態に基づいて送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができる。
また、かかる作業用接地線検出装置において、前記送電線の電圧は交流であり、前記電源の出力周波数は、前記交流電圧の周波数より高い周波数である、こととする。送電線側コンデンサに電源から発生する所定の出力周波数の交流信号を通過させることが容易となり、回路に電流が流れやすくなる。よって送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを、より確実に検出することができる。
さらに、かかる作業用接地線検出装置において、前記第2スイッチは、前記接地側コンデンサと接地との間に接続される、こととしてもよい。接地側コンデンサと接地との間の電路を遮断することにより、電源、第2スイッチ、送電線側コンデンサ、送電線、作業用接地線、接地、継電器の回路を形成することができる。よって、継電器の状態に基づいて送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを検出することができる。
さらに、かかる作業用接地線検出装置において、前記第1スイッチは、前記送電線側コンデンサと前記接地側コンデンサとの間に接続される、こととしてもよい。送電線側コンデンサと接地側コンデンサとの間の電路を遮断することにより、電源、第2スイッチ、送電線側コンデンサ、送電線、作業用接地線、接地、継電器の回路を形成することができる。よって、継電器の状態に基づいて送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを検出することができる。
また、かかる作業用接地線検出装置において、前記電力設備は、前記非送電線側端子の電圧を降圧する変圧器と、前記非送電線側端子と電源とが接続されている状態で、前記電源から前記変圧器への電流の供給を防止するコイルと、を有していることとする。作業用接地線の検出を行う際に、送電線側コンデンサの非送電線側端子の電圧を降圧する変圧器への電流の供給を防止することができるので、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを検出することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出装置であって、前記作業用接地線と接続され、所定周波数の交流信号を発生する発信機と、前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と接続され、前記送電線への電力の供給が停止され、且つ、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記発信機からの交流信号を前記作業用接地線、前記送電線、前記送電線側コンデンサを経由して受信する受信機と、を備えたことを特徴とする。作業用接地線を送電線と接地との間に接続すると、作業用接地線、送電線、送電線側コンデンサ、受信機、接地の回路が形成される。作業用接地線の発信機で発生した交流信号は、受信機で受信されることになる。よって、受信機での交流信号の受信に基づいて、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができる。
また、かかる作業用接地線検出装置は、前記電力設備が、前記非送電線側端子の電圧を降圧する変圧器、を有しているものに使用できる。
また、かかる作業用接地線検出装置は、前記送電線の上流側と下流側とを接続又は遮断する開閉器の前記下流側に設けられることとする。開閉器によって電力の供給が停止された状態の送電線に電流を流すことによって、作業用接地線が接続されていることを検出することができる。
また、かかる作業用接地線検出装置は、各変電所の前記下流側に設けられることとする。各変電所に作業用接地線検出装置を設けておくことによって、工事を行う場所に応じて、任意の変電所間の送電線に接続された作業用接地線を検出することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出システムであって、電源と、前記送電線と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記送電線と前記電源とを接続するスイッチと、前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記送電線と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記スイッチ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、前記回路を形成する前記継電器に電流が流れた場合、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されていることを示す信号を送信する送信部と、前記送信部からの信号を受信する受信部と、を備えたことを特徴とする。送電線と接地との間に作業用接地線が接続されている場合、スイッチによって送電線と電源とが接続されると、電源、スイッチ、送電線、作業用接地線、接地、継電器の回路が形成され、当該回路に電流が流れることになる。よって、継電器の状態に基づいて、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを送信部(例えば電力設備)から離れた受信部(例えば制御所)で検出することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出システムであって、前記接地側コンデンサの何れか一方の端子に直列接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と接地との間の電路を遮断する第1スイッチと、所定の出力周波数を有する電源と、前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを接続する第2スイッチと、前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記第2スイッチ、前記送電線側コンデンサ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、前記回路を形成する前記継電器に電流が流れた場合、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されていることを示す信号を送信する送信部と、前記送信部からの信号を受信する受信部と、を備えたことを特徴とする。送電線と接地との間に作業用接地線が接続されている場合、第2スイッチによって送電線側コンデンサの非送電線側端子と電源とが接続されると、電源、第2スイッチ、送電線側コンデンサ、送電線、作業用接地線、接地、継電器の回路が形成され、当該回路に電流が流れることになる。よって、継電器の状態に基づいて、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを、送信部(例えば電力設備)から離れた受信部(例えば制御所)で検出することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出システムであって、前記作業用接地線と接続され、所定周波数の交流信号を発生する発信機と、前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と接続され、前記送電線への電力の供給が停止され、且つ、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記発信機からの交流信号を前記作業用接地線、前記送電線、前記送電線側コンデンサを経由して受信する受信機と、前記受信機が前記交流信号を受信した場合、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されていることを示す信号を送信する第1通信部と、前記第1通信部からの前記信号を受信する第2通信部と、を備えたことを特徴とする。作業用接地線を送電線と接地との間に接続すると、作業用接地線、送電線、送電線側コンデンサ、受信機、接地の回路が形成される。発信機で発生する交流信号は、受信機で受信される。よって、受信機が交流信号を受信することに基づいて、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを第1通信部(例えば電力設備)から離れた第2通信部(例えば制御所)で検出することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線のための作業が行われる場合、前記送電線と接地との間に接続される作業用接地線であって、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記作業用接地線、前記送電線、前記送電線側コンデンサを経由することにより、前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と接続される受信機が受信する所定周波数の交流信号を発生する発信機、を一体に備えたことを特徴とする。作業用接地線に発信機を一体に備えておくことによって、作業用接地線を送電線と接地との間に接続すると、作業用接地線、送電線、送電線側コンデンサを経由して、受信機へと交流信号を送信することができる。
また、かかる作業用接地線は、前記電力設備が、前記非送電線側端子の電圧を降圧する変圧器、を有しているものに使用できる。
本発明によれば、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===システム構成===
図3は本発明の作業用接地線検出装置が適用されるシステムの一例を示す図である。図3に示すシステムは、送電系統1と、送電系統1の送電を制御する電力会社の制御所100とによって構成されている。図3では、送電系統1が送電線40、開閉器252、352、A変電所、B変電所、遠方監視制御装置の子局(以下、遠制子局と略称する)250、350によって構成される場合を示している。なお、説明の便宜上、1本の送電線40上に、変電所Aと変電所Bが介在しているものとする。また、図3において、紙面左側を上流側とし、紙面右側を下流側とする。
制御所100とA変電所、B変電所とは、通信線410、通信網400を介して通信可能に接続されている。また、制御所100と開閉器252とは、通信線420、通信網400、遠制子局250介して通信可能に接続され、制御所100と開閉器352とは、通信線420、通信網400、遠制子局350介して通信可能に接続されている。なお、本実施形態では、A変電所とB変電所との間の区間(以下、工事区間とする)で工事を行うこととし、後述する作業用接地線10は、この工事区間の送電線40に接続されることとする。
≪制御所≫
制御所100は、監視用端末102、サーバ104、データベース105、遠方監視制御装置の親局(以下、遠制親局と略称する)106、通信部108(受信部、第2通信部)が、LAN等の通信線110により相互に通信可能に接続されて構成されている。
サーバ104は、遠制親局106や通信部108等を統括管理して制御する機能を有するものである。
データベース105には、各変電所の電力設備であるコンデンサ型計器用変圧器(Coupling Capacitor Potential Device:以下PDと略称する)に割り当てられた後述する識別コードが、各変電所と対応して記憶されている。
監視用端末102は、例えば電力会社の運転員がサーバ104にデータを入力したり、サーバ104から出力されたデータを表示したりするための端末(例えばパーソナルコンピュータ)である。
遠制親局106は、サーバ104の指示によって、開閉器252、352の開閉の状態を指定する制御信号を遠制子局250、350にそれぞれ送信することにより、開閉器252、352の開閉の状態を切り替えるものである。
通信部108は、A変電所のPD202、及びB変電所のPD302から送信された信号を、通信線410、通信網400を介して受信する機能を有している。
≪送電系統≫
図1〜図3を参照しつつ本発明の作業用接地線検出装置が適用された送電系統1の構成の一例について説明する。図1、図2は本発明の実施形態に係る作業用接地線検出装置が適用された送電系統1の構成の一例を示す図である。なお、図1は、送電線40に電力が供給されていない(作業用接地線10が接続された)場合の一例を示し、図2は、送電線40に電力が供給されている(作業用接地線10が接続されていない)場合の一例を示している。
送電線40は、発電所(不図示)で発電された電力をA変電所、及びB変電所に供給する電線である。
開閉器252は、A変電所の上流側の送電線40における当該開閉器252の上流と下流を接続、又は、遮断するものである。
遠制子局250は、開閉器252の近傍に設けられ、制御信号に基づいて開閉器252の開閉の状態を切り替えるものである。
開閉器352は、B変電所の下流側の送電線40における当該開閉器352の上流と下流を接続、又は、遮断するものである。
遠制子局350は、開閉器352の近傍に設けられ、制御信号に基づいて開閉器352の開閉の状態を切り替えるものである。
A変電所、及びB変電所は、発電所(不図示)から送電線40によって送られてきた電圧を所定の電圧に降圧して送り出す施設である。また、送電線40の電圧をモニタするための電力設備として、A変電所にはPD202が備えられ、B変電所にはPD302が備えられている。なお、PD202、302には、本発明の作業用接地線検出装置が備えられている。
===PDの構成===
図1において、A変電所のPD202は、コンデンサ204(送電線側コンデンサ)、コンデンサ206(接地側コンデンサ)、コイル208、222、変圧器210、計器212、スイッチ214(スイッチ、第2スイッチ)、スイッチ220(第1スイッチ)、高周波電源216(電源)、リレー部218を有している。また、B変電所のPD302は、コンデンサ304、306、コイル308、322、変圧器310、計器312、スイッチ314、320、高周波電源316、リレー部318を有している。このA変電所のPD202とB変電所のPD302は同一構成とすることができる。よって、以下の説明ではPD202の構成のみについて説明し、PD302の説明を省略する。なお、PD202において、コイル208、222、スイッチ214、220、高周波電源216、リレー部218は、作業用接地線検出装置を構成している。
コンデンサ204とコンデンサ206は送電線40とスイッチ220との間に直列接続されている。以下、コンデンサ204の送電線側端子と送電線40との接続点をX点、コンデンサ204の非送電線側端子とコンデンサ206の非接地側端子との接続点をY点とする。
スイッチ220は、オンすることで送電線40と接地との電路を接続し、オフすることで送電線40と接地との電路を遮断するものである。スイッチ220がオンの場合、コンデンサ204、206によってX点の電圧(例えば11万ボルト)が分圧され、Y点にはX点よりも低い電圧(例えば1万ボルト)が現れる。また、スイッチ220がオフの場合、コンデンサ206と接地との電路が遮断されることにより、送電線40と接地との電路が遮断される。なお、本実施形態ではスイッチ220をコンデンサ206と接地との間に設けることとしたが、スイッチ220をY点とコンデンサ206の非接地側端子との間に設けるようにしてもよい。この場合にも、Y点とコンデンサ206の非接地側端子との間を接続又は遮断することにより、送電線40と接地との電路を接続又は遮断することができる。
コイル208は、後述する高周波電源216からの電流を遮断するためのコイルである。
変圧器210の1次側コイルの一端は、コイル208を介してY点と接続され、他端は接地される。また、変圧器210の2次側コイルには、計器212が接続されている。
計器212は、例えば変圧器210の2次側コイルに発生する電圧をモニタするものであり、所定のインピーダンスを有している。
コイル222は、スイッチ220と並列に設けられている。なお、コイル222は、後述する高周波電源216からの電流を遮断するためのコイルである。
また、Y点と接地との間には、スイッチ214、高周波電源216、リレー部218が直列に接続されている。
スイッチ214は、オンすることでY点と高周波電源216とを接続し、オフすることでY点と高周波電源216とを遮断するものである。なお、スイッチ214とスイッチ220は相補的にオン/オフするようになっている。例えば送電線40に電力が供給されている場合には、スイッチ220がオン、スイッチ214がオフとなり(図2参照)、送電線40への電力の供給が停止している場合には、スイッチ214がオン、スイッチ220がオフとなる(図1参照)。このスイッチ214、220のオン/オフの制御は、例えば作業員によって手動で切り替えられるようにしてもよいし、例えば開閉器252の開閉の状態を切り替える制御信号を受信するようにして、この制御信号によって切り替えられるようにしてもよい。
高周波電源216は、送電線の交流電圧の商用電源周波数(例えば50Hz又は60Hz)よりも高い所定の出力周波数(例えば数KHz、又は数GHz)を有する電源である。この高周波電源216の出力周波数によって、容易にコンデンサ204を通して送電線40に電流を流すことができ、またコイル208によって変圧器210への電流の供給を防止することができる。
リレー部218は、後述する継電器230を有しており、高周波電源216と接地との間に接続される。そして、電力の供給が停止されている送電線40と接地との間に作業用接地線10が接続された場合に、スイッチ214がオンとなることによって、高周波電源216、スイッチ214、コンデンサ204、送電線40、作業用接地線10、接地、継電器230の回路が形成される。なお、リレー部218は、継電器230の状態を示す出力信号を、通信回線410、通信網400を介して制御所100に送信する。
===リレー部===
図8は、リレー部218の構成の一例を示すブロック図である。リレー部218は継電器230、検出部234、フラグ設定部236、記憶部237、出力部238を有している。また、継電器230は、電磁コイル240、スイッチ232を有している。
電磁コイル240は、高周波電源216と接地との間に設けられている。
スイッチ232は、電磁コイル240による励磁の有無に応じて、オン/オフのスイッチングを行うものであり、検出部234と接地間に設けられている。
検出部234は、スイッチ232における接点Pの電圧を検出する。なお、この接点Pの電圧はスイッチ232がオンの状態では接地レベルとなり、スイッチ232がオフの状態では不定となる。
記憶部237は、PD202に予め割り当てられた識別コードを記憶するものである。
フラグ設定部236は、検出部234の検出結果が接地レベルであることを示す場合には、フラグを立て(例えば「1」に設定する)、それ以外の場合には、フラグを立てない(例えば「0」に設定する)。
出力部238(送信部)は、検出部234の検出結果を通信に適した出力信号に変換して通信回線410に出力する。この出力信号には、フラグ設定部236の出力、及び記憶部237に記憶された識別コードが含まれている。
また、図1において作業用接地線10は、送電線40のための作業(例えば工事)が行われる場合、送電線40と接地との間に接続されるものである。以下、作業用接地線10について説明する。
===作業用接地線===
図4〜図7を参照しつつ作業用接地線10の構成、及び送電線40との接続、及び取り外しの動作について説明する。図4は作業用接地線10の構成の一例を示す図である。図5は作業用接地線10の一部を示す断面図であり、図6及び図7は作業用接地線10の一部を示す斜視図である。
作業用接地線10は、主として頭部金物12、アーム14、操作棒18、ナット部材25、螺子棒27、溝部材28、案内ピン29、リード線30、接続端子22、32、接地棒50とによって構成されている。
頭部金物12は、送電線40とリード線30とを電気的に接続するためのものであり、導電性の金属で形成されている。また、頭部金物12の紙面左側にはアーム14が設けられ、頭部金物12の紙面右側には雄螺子23が設けられている。
アーム14は、頭部金物12における支軸15を中心としてa方向、b方向に回動可能に設けられている。また、アーム14と頭部金物12との間には送電線40を把持するための把持部20が形成されている。さらに、アーム14には、支軸15に対する反対側に、例えば略円形の突片16が設けられている。
操作棒18は、図4に示すc方向又はd方向に回転させることにより、アーム14をa方向、b方向に回動させるものであり、絶縁物で形成されている。
螺子棒27は、操作棒18と一体に形成された雄螺子であり、頭部金物12内に設けられている。
ナット部材25は、図5に示すように、内周部分が雌螺子で形成されたものであり、当該ナット部材25の雌螺子は、螺子棒27の雄螺子と螺合されている。また、ナット部材25の上部(紙面上側)には係合孔26が設けられており、係合孔26においてアーム14の突片16が挟持されている。
溝部材28は、螺子棒27の下部(紙面下側)の外周に沿って設けられており、後述する案内ピン29と係合するための溝が形成されている。
案内ピン29は、操作棒18及び螺子棒27をc方向、d方向に回転させる場合に、螺子棒27の図5に示すe方向、f方向への移動を禁止することにより、ナット部材25をe方向、f方向に移動させるためのものである。また、案内ピン29によって、溝部材28及び螺子棒27は、操作棒18のc方向、d方向の回転に伴って、軸心(図5の一点鎖線)を中心として回転することになる。
接地棒50は、作業用接地線10を接地するための導電性の金属(例えば銅)の棒であり、下部が地面に打ち込まれる。また、接地棒50の例えば非接地側には雄螺子50aが設けられている。
リード線30は、導線(例えば銅線)が絶縁物で被覆されたものである。また、リード線30の一端は被覆が剥がされるとともに、図6に示すように例えば開口を有する円盤型の接続端子22と接続されている。そして、接続端子22の開口を頭部金物12の雄螺子23に通した状態で、内周面に雌螺子が形成されたナット24と雄螺子23とを螺合させる。このことによりリード線30と頭部金物12は電気的に接続される。さらに、図7に示すように、リード線30の他端は被覆が剥がされるとともに、例えば開口を有する円盤型の接続端子32と接続されている。そして、接続端子32の開口を接地棒50の雄螺子50aに通した状態で、内周面に雌螺子が形成されたナット34と雄螺子50aとを螺合させる。このことによりリード線30と接地棒50は電気的に接続される。
なお、本実施形態ではリード線30の接地側に円盤型の接続端子32を設けることとしたが、クランプ型の接続端子を用いて接地棒50と接続するようにしてもよい。さらに接地棒50を用いずに、クランプ型の接続端子を、例えば近くの鉄塔などに接続するようにしてもよい。また、頭部金物12、リード線30、接地棒50を一体としてもよい。
次に、作業用接地線10を送電線40と接続するときの動作について説明する。なお、以下の説明において、アーム14と頭部金物12との向かい合う面のうち送電線40を挟持する部分の間隔(図5のw)の最小値は、送電線40の直径よりも小さく、最大値は送電線40の直径よりも大きく設定されていることとする。
操作棒18を一方向(例えばd方向)に回転させると、その回転に伴い頭部金物12内の螺子棒27もd方向に回転する。螺子棒27のd方向の回転に伴って、螺子棒27と螺合されたナット部材25の位置が図5のf方向に移動する。突片16はナット部材25の係合孔26に挟持されているので、ナット部材25がf方向に移動することに伴って、アーム14及び突片16は、支軸15を中心としてa方向に回動する。また、アーム14がa方向に回動することによって把持部20が広くなる。この状態において、送電線40を把持部20で取り囲む。
そして、操作棒18を他方向(例えばc方向)に回転させると、その回転に伴い頭部金物12内の螺子棒27もc方向に回転する。螺子棒27のc方向の回転に伴って、螺子棒27と螺合されたナット部材25の位置が図5のe方向に移動する。突片16はナット部材25の係合孔26に挟持されているので、ナット部材25がe方向に移動することに伴って、アーム14及び突片16は、支軸15を中心としてb方向に回動する。図5のwの最小値は、送電線40の直径よりも小さいので、アーム14をb方向に回動させることによって、送電線40は、アーム14と頭部金物12との間に、圧力を受けた状態で固定される。
このようにして、作業用接地線10を送電線40に接続することができる。なお、作業用接地線10を送電線40から取り外す場合には、操作棒18をd方向に回転させることによってアーム14をa方向に回動させる。そして、把持部20を広げた状態で送電線40から作業用接地線10を取り外せばよい。
===作業用接地線の検出の動作===
以下、図1〜図8を参照しつつ、本発明の作業用接地線検出装置による作業用接地線の検出の動作について説明する。なお、PD202とPD302とは同様の動作を行う。よって、以下の説明では、便宜上PD202のみについて説明することにする。
≪送電線40に電力が供給されている場合≫
A変電所、B変電所間で送電線40のための作業(例えば工事)が行われない場合には、開閉器252、352は、制御所100からの制御信号に基づいてそれぞれ閉状態に制御され、開閉器252、352間の送電線40には電力が供給されている。
このとき、送電線40に電力が供給されているので、図2に示すようにPD202において、スイッチ214はオフ、スイッチ220はオンとなっている。よって、送電線40のX点における電圧(例えば11万ボルト)は、直列接続されたコンデンサ204、206によって分圧され、Y点にはX点の電圧より低い電圧(例えば1ボルト)が現れる。さらに変圧器210によって1次側(Y点側)の電圧が、2次側で例えば110ボルトに降圧される。そして、この2次側のコイルに発生する電圧が計器212でモニタされることとなる。
なお、この場合、スイッチ214がオフとなっているので、図8のリレー部218の電磁コイル240には高周波電源216の出力周波数に基づく電流が流れないことになる。よって、図8においてスイッチ232はオフとなり、検出部234はスイッチ232の接点Pの電圧が接地レベルではないことを検出する。そして、この検出部234の検出結果に基づいて出力部238は、フラグが例えば「0」の出力信号を、記憶部237に記憶された識別コードとともに通信線410に送信する。
≪送電線40への電力の供給が停止される場合≫
A変電所とB変電所間で、送電線40のための作業(例えば工事)を行う場合、まず、図3の制御所100のサーバ104の指示に基づいて遠制親局106から遠制子局250、350に開閉器252、352をそれぞれ開状態とするための制御信号が送信される。遠制子局250、350は、この制御信号を受信すると開閉器252、352をそれぞれ閉状態から開状態に切り替える。このことにより、開閉器252、352間の送電線40への電力の供給が停止される。また、図1に示すように、送電線40と接地との間に作業用接地線10が接続される。作業用接地線10を送電線40と接地との間に接続することによって、コンデンサ204、206およびコンデンサ304、306の残留電荷は放電される。
また、送電線40への電力の供給が停止される場合、例えば開閉器252を開状態とする制御信号によって、スイッチ214はオン、スイッチ216はオフとなる。すると、高周波電源216の出力周波数に基づいた電流が、高周波電源216→スイッチ214→コンデンサ204→送電線40→作業用接地線10→接地→リレー部218→高周波電源216の径路で流れる。なお、このとき、コイル208を設けていることによって、高周波電源216の出力周波数に基づいた電流が、変圧器210へと流れることを防止することができる。
よって、図8のリレー部218において、継電器230の電磁コイル240に、接地を経由した電流が流れることになり、その励磁によってスイッチ232がオンする。検出部234は、スイッチ232の接点Pが接地レベルであることを検出し、フラグ設定部236は検出部234の検出結果に基づいてフラグを立てる(例えば「1」に設定する)。
なお、作業用接地線10が送電線40から取り外された場合には、継電器230の電磁コイル240に電流が流れなくなり、スイッチ232がオフとなる。検出部234は、スイッチ232の接点Pが接地レベルでないことを検出し、フラグ設定部236は検出部234の検出結果に基づいてフラグを例えば「0」に設定する。
出力部238は、フラグ設定部236の出力及び記憶部237に記憶された識別コードを出力信号として通信回線410に出力する。
PD202からの出力信号は、通信回線410、通信網400を介して、制御所100の通信部108で受信される。サーバ104は、通信部108が受信した情報を、データベース105を参照して、監視用端末102の画面上に表示させる。
例えば、PD202からの出力信号とPD302からの出力信号のフラグが「1」であった場合、A変電所とB変電所との間の送電線40に作業用接地線10が接続されていることになる。
図9は制御所100の監視用端末102に表示される画面の一例を説明するための図である。PD202からの出力信号とPD302からの出力信号のフラグが「1」の場合、A変電所とB変電所との間の送電線40に作業用接地線10が接続されていることを示す印(図9の場合黒丸)を表示するようにする。また、PD202からの信号とPD302からの出力信号のフラグが「0」になると、黒丸の表示が消えるようにする。
制御所100の担当者は、監視用端末102に表示される黒丸が消えるのを確認してから復旧作業(開閉器252、352を開状態から閉状態に切り替える)を行うようにする。
このように、出力部238からの出力信号が通信部108で受信されることにより、送電線40に作業用接地線10が接続されていることを、A変電所のPD202から離れた制御所100で検出することが可能となる。よって、作業用接地線10を送電線40から取り外していない状態で送電線40に電力を供給することを確実に防止できる。
なお、例えば図9における各変電所の電力施設(PD)に本発明の作業用接地線検出装置を設けることによって、任意の変電所間(例えばC変電所とD変電所との間)で、送電線(例えば送電線41)に作業用接地線10が接続されていることを検出することができる。
また、本実施形態では、作業用接地線検出装置を、例えばA変電所において電力設備であるPD202に設けることとしたが、PD202以外の場所に設けるようにしてもよい。例えば、A変電所において、スイッチ214、高周波電源216、リレー部218を、コンデンサ204を介さずに、送電線40と接地との間に直列接続するようにしてもよい。そして、送電線40と接地との間に作業用接地線10が接続された状態において、スイッチ214がオンすると、高周波電源216、スイッチ214、送電線40、作業用接地線10、接地、リレー部218の回路が形成されるようにしてもよい。この場合も同様に、リレー部218の継電器230の状態に基づいて、送電線40と接地との間に作業用接地線10が接続されていることを確実に検出することができる。
===その他の実施形態===
図10は本発明の他の実施形態に係る作業用接地線検出装置が適用された送電系統1の一例を示す図である。図10において、図1と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。また、図10において送電線40への電力の供給が停止されていることとする。
≪作業用接地線≫
図11は作業用接地線60の一部を示す外観図である。なお、図11において図4と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
作業用接地線60は、発信機62を備えている。
発信機62は、所定周波数の交流信号を発生するものである。また、発信機62は、図11に示すように作業用接地線60の例えば頭部金物12に一体に備えられており、頭部金物12を介してリード線30および送電線40に交流信号を送信する。
図12は発信機62の構成の一例を示すブロック図である。発信機62は電源64、高周波発生部66、送信部68を有している。
電源64は、例えば乾電池又は太陽電池の電源である。
高周波発生部66は、電源64から電力が供給されて動作し、送電線40の交流電圧の商用電源周波数(例えば50Hz又は60Hz)よりも高い所定周波数の交流信号を発生する。
送信部68は、高周波発生部66で発生した交流信号を、頭部金物12を介してリード線30および送電線40に送信する。
≪PD≫
図10に示すように、A変電所にはPD602が設けられ、B変電所にはPD702が設けられている。またPD602は変圧器260、受信機270を有し、PD702は変圧器360、受信機370を有している。なお、PD602とPD702は同一構成とすることができる。よって、以下PD602について説明し、PD702の説明を省略する。
変圧器260は、送電線40に電力が供給されている場合に、1次側のY点(例えば1万ボルト)の電圧を、2次側で例えば110ボルトに降圧するものである。
受信機270は、Y点と接地との間に接続されている。作業用接地線60が、送電線40と接地との間に接続されると、作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204、受信機270、接地の回路が形成されることになる。よって、作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204、受信機270、接地の径路の電流が流れ、受信機270は、発信機62で発生した交流信号を、作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204を経由して受信する。そして、受信機270は、交流信号の受信に基づいて、作業用接地線60が送電線40に接続されているか否かを示す出力信号を図1の通信線410、通信網400を介して制御所100の通信部108に送信する。
図13は受信機270の構成の一例を示すブロック図である。図13に示す受信機270は、受信部242、検出部244、フラグ設定部246、記憶部247、出力部248(第1通信部)を有している。
受信部242は発信機62で発生した交流信号を作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204を経由して受信するものである。
検出部244は、受信部242が交流信号を受信したか否かに基づいて、例えば異なる電圧レベルを発生する。
記憶部247は、PD602に割り当てられた識別コードを記憶するものである。
フラグ設定部246は、受信部242が交流信号を受信していないことを示す検出部244の検出結果の場合にはフラグを立てず(例えば「0」に設定する)、受信部242が交流信号を受信したことを示す検出部244の検出結果の場合にはフラグを立てる(例えば「1」に設定する)。
出力部248は、フラグ設定部246の出力と記憶部247に記憶された識別コードとを出力信号として通信線410に送信する。
なお、発信機62と、PD202の受信機270とは、作業用接地線検出装置を構成している。
次に、作業用接地線検出装置の動作について説明する。まず送電線40に電力が供給されている場合には、作業用接地線60が送電線40と接地との間に接続されないので、受信機270の受信部242は交流信号を受信しない。受信機270の検出部244は、受信部242が交流信号を受信していないことを検出し、フラグ設定部246は検出部244の検出結果に基づきフラグを「0」に設定する。出力部248は、フラグ設定部246の出力と記憶部247に記憶された識別コードとを出力信号として通信線410に送信する。
送電線40のための作業(例えば工事)が行われる場合、開閉器252、352が開状態に制御され、この間の送電線40への電力の供給が停止される。また、送電線40と接地との間に発信機62を一体に備えた作業用接地線60が接続される。このことにより、作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204、受信機270、接地の回路が形成される。
発信機62で発生する交流信号は、作業用接地線60の頭部金物12を介してリード線30および送電線40へと送信される。
この交流信号は、送電線40、コンデンサ204を経由して受信機270の受信部242で受信される。受信機270の検出部244は、受信部242が交流信号を受信したことを検出し、フラグ設定部246は検出部244の検出結果に基づきフラグを「1」に設定する。出力部248は、フラグ設定部246の出力と、記憶部247に記憶された識別コードとを出力信号として通信線410に出力する。
PD202からの出力信号を受信することによる制御所100での動作は前述した実施形態と同じである。
このように、発信機62を作業用接地線60に一体に備えることにより、作業用接地線60を送電線40と接地との間に接続した場合に、発信機62で発生した交流信号を作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204を経由して受信機270で受信することができる。そして受信機270が交流信号を受信したか否かに基づいて、送電線40に作業用接地線60が接続されていることを確実に検出することができる。
また、受信機270を変圧器260の高圧側のY点に接続することにより、発信機62で発生した交流信号を作業用接地線60、送電線40、コンデンサ204を経由して受信することができる。
以上説明したように、本発明の作業用接地線検出装置は、送電線と接地との間に作業用接地線が接続されていることを確実に検出することができる。
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されるとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の実施形態に係る作業用接地線検出装置が適用された送電系統を説明するための図である。 送電線に電力が供給されている(作業用接地線が接続されていない)場合の送電系統を説明するための図である。 本発明の作業用接地線検出装置が適用されたシステムを示す図である。 作業用接地線の構成を示す図である。 作業用接地線の一部を示す断面図である。 作業用接地線の一部を示す斜視図である。 作業用接地線の一部を示す斜視図である。 継電器の構成を示すブロック図である。 制御所の監視用端末に表示される画面の一例を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る作業用接地線検出装置が適用された送電系統を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る作業用接地線検出装置が適用された作業用接地線の外観図である。 発信機の構成の一例を示すブロック図である。 受信機の構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10、60 作業用接地線 12 頭部金物
14 アーム 15 支軸
16 突片 18 操作棒
20 把持部 22、32 接続端子
23 雄螺子 24、34 ナット
25 ナット部材 26 係合孔
27 螺子棒 28 溝部材
29 案内ピン 30 リード線
40 送電線 50 接地棒
62 発信機 64 電源
66 高周波発生部 68 送信部
100 制御所 102 監視用端末
104 サーバ 106 遠制親局
108 通信部 212、312 計器
202、302、602、702 PD
204、206、304、306 コンデンサ
208、222、308、322 コイル
210、260、310、360 変圧器
214、220、232、314、320 スイッチ
216、316 高周波電源 218、318 リレー部
230 継電器 234、244 検出部
236、246 フラグ設定部 237、247 記憶部
238、248 出力部 240 電磁コイル
242 受信部 250、350 遠制子局
252、352 開閉器 270 受信機
400 通信網 410、420 通信線

Claims (9)

  1. 送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出装置であって、
    電源と、
    前記送電線と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記送電線と前記電源とを接続するスイッチと、
    前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記送電線と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記スイッチ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、
    を備えたことを特徴とする作業用接地線検出装置。
  2. 送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出装置であって、
    前記接地側コンデンサの何れか一方の端子に直列接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と接地との間の電路を接続し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記送電線と接地との間の電路を遮断する第1スイッチと、
    所定の出力周波数を有する電源と、
    前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを接続する第2スイッチと、
    前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記第2スイッチ、前記送電線側コンデンサ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、
    を備えたことを特徴とする作業用接地線検出装置。
  3. 前記送電線の電圧は交流であり、
    前記電源の出力周波数は、前記交流電圧の周波数より高い周波数である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業用接地線検出装置。
  4. 送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出装置であって、
    前記作業用接地線と接続され、所定周波数の交流信号を発生する発信機と、
    前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と接続され、前記送電線への電力の供給が停止され、且つ、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記発信機からの交流信号を前記作業用接地線、前記送電線、前記送電線側コンデンサを経由して受信する受信機と、
    を備えたことを特徴とする作業用接地線検出装置。
  5. 送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出システムであって、
    電源と、
    前記送電線と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記送電線と前記電源とを接続するスイッチと、
    前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記送電線と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記スイッチ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、
    前記回路を形成する前記継電器に電流が流れた場合、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されていることを示す信号を送信する送信部と、
    前記送信部からの信号を受信する受信部と、を備え
    前記電源、前記スイッチ、前記継電器、前記送信部は、変電所内の電力設備に設けられ、
    前記受信部は、前記変電所と通信可能に接続されている制御所内に設けられる
    ことを特徴とする作業用接地線検出システム。
  6. 送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出システムであって、
    前記接地側コンデンサの何れか一方の端子に直列接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記送電線と接地との間の電路を遮断する第1スイッチと、
    所定の出力周波数を有する電源と、
    前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と前記電源との間に接続され、前記送電線へ電力が供給されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを遮断し、前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とを接続する第2スイッチと、
    前記電源と接地との間に接続され、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記非送電線側端子と前記電源とが接続されることにより、前記電源、前記第2スイッチ、前記送電線側コンデンサ、前記送電線、前記作業用接地線、接地と回路を形成する継電器と、
    前記回路を形成する前記継電器に電流が流れた場合、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されていることを示す信号を送信する送信部と、
    前記送信部からの信号を受信する受信部と、を備え
    前記第1スイッチ、前記電源、前記第2スイッチ、前記継電器、前記送信部は、変電所内の前記電力設備に設けられ、
    前記受信部は、前記変電所と通信可能に接続されている制御所内に設けられる
    ことを特徴とする作業用接地線検出システム。
  7. 送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線への電力の供給が停止されている状態で、前記送電線と接地との間に作業用接地線が接続されているか否かを検出する作業用接地線検出システムであって、
    前記作業用接地線と接続され、所定周波数の交流信号を発生する発信機と、
    前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と接続され、前記送電線への電力の供給が停止され、且つ、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されている場合、前記発信機からの交流信号を前記作業用接地線、前記送電線、前記送電線側コンデンサを経由して受信する受信機と、
    前記受信機が前記交流信号を受信した場合、前記送電線と接地との間に前記作業用接地線が接続されていることを示す信号を送信する第1通信部と、
    前記第1通信部からの前記信号を受信する第2通信部と、を備え
    前記発信機、前記受信機、前記第1通信部は、変電所内の前記電力設備に設けられ、
    前記第2通信部は、前記変電所と通信可能に接続されている制御所内に設けられる
    ことを特徴とする作業用接地線検出システム。
  8. 送電線と接地との間に直列接続される送電線側コンデンサ及び接地側コンデンサを有する電力設備において、前記送電線のための作業が行われる場合、前記送電線と接地との間に接続される作業用接地線であって、
    前記送電線への電力の供給が停止されている場合、前記作業用接地線、前記送電線、前記送電線側コンデンサを経由することにより、前記送電線側コンデンサの非送電線側端子と接続される受信機が受信する所定周波数の交流信号を発生する発信機、
    を一体に備えたことを特徴とする作業用接地線。
  9. 前記電力設備は、
    前記非送電線側端子の電圧を降圧する変圧器、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の作業用接地線。
JP2007124778A 2007-05-09 2007-05-09 作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線 Active JP4895909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007124778A JP4895909B2 (ja) 2007-05-09 2007-05-09 作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007124778A JP4895909B2 (ja) 2007-05-09 2007-05-09 作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008283765A JP2008283765A (ja) 2008-11-20
JP4895909B2 true JP4895909B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=40144128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007124778A Active JP4895909B2 (ja) 2007-05-09 2007-05-09 作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4895909B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066666A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 C Tekku:Kk 導電棒および変流器一次試験の試験方法
JP6943453B2 (ja) * 2019-01-08 2021-09-29 三宝電機株式会社 放電棒
CN112736502B (zh) * 2020-12-02 2024-01-16 辽宁拓新电力电子有限公司 一种临时接地线装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54108239A (en) * 1978-02-14 1979-08-24 Hitachi Cable Ltd Ensuring no earth of transmission line
JPH03289309A (ja) * 1990-04-03 1991-12-19 Toshiba Corp 接地棒除去失念防止装置
NO985708A (no) * 1998-12-04 2000-04-10 As Protura Berøringssikker varslingsanordning for håndbetjent jord i høyspenningsanlegg

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008283765A (ja) 2008-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019079703A1 (en) METHOD AND APPARATUS FOR ADAPTIVE PROTECTION AGAINST AC / DC OVERVOLTAGES
US20220224101A1 (en) Device and method for detecting faulty electrical circuits with fault identification and alert system
CN104459367A (zh) 电控和保护设备
US20070297425A1 (en) Systems and methods for establishing a network over a substation dc/ac circuit
EP3631927B1 (en) Remote power unit, direct current power system and direct current power system fault detection method
JP4895909B2 (ja) 作業用接地線検出装置、作業用接地線検出システム、及び作業用接地線
CA3035227A1 (en) Arc detection in electric meter systems
US20150288222A1 (en) Power distribution unit inrush current monitor and method for protecting an uninterruptible power supply from inrush current
KR20180054246A (ko) IoT 기반의 실시간 원격감시가 가능한 과부하를 포함하는 아크겸용 대기전력 자동차단 콘센트장치
JP2007318473A (ja) 建設機械用無線通信装置のアンテナケーブル断線検出装置及び建設機械用無線通信装置
CN112736760A (zh) 一种电力设备接地线作业系统
KR101227537B1 (ko) 중성선 복구 기능이 구비된 분배전반
JP2018102024A (ja) 作業用接地外し確認装置及び制御システム
CN204650722U (zh) 一种电缆故障报警装置
CN103941145B (zh) 一种变电站临时地线在线监测系统
KR20170075889A (ko) 배전 자동화 시스템의 현장 무선 제어 방법
US10962608B1 (en) High-impedance fault detection using wireless current transformers
JP3953823B2 (ja) 受電装置の管理システム、受電装置の管理装置、受電装置の点検方法
EP2328246B1 (en) Electricity distribution system and method for adapting a TT electricity distribution network
CN104237781A (zh) 一种断路器动特性在线监测装置
JP2016217835A (ja) 受変電設備の制御装置
JP2019009904A (ja) 作業用アース通知・監視装置、作業用アース通知・監視システム、作業用アース通知・監視方法および作業用アース通知・監視プログラム
CN116488168B (zh) 一种切换器、海缆供电系统及接地切换方法
EP3667693B1 (en) Grounding circuit, electrical apparatus, grounding control method, and grounding control program
JP2017200407A (ja) 遠方接地線監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4895909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250