JP4895310B2 - 階層型リングネットワークを構成する通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法 - Google Patents
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Description
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
受信した子リング用フレームを子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
を有することを特徴とする。
親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
フレームヘッダ付加制御手段は、識別子対応テーブルを参照し、親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加することも好ましい。
複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置と、第2の子リングネットワークに接続された通信ノード装置とが、親リングネットワークの少なくとも一部として接続されている
ことを特徴とする。
複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置が、第2の子リングネットワークにも接続されていることを特徴とする。
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
受信した子リング用フレームを子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
フレームヘッダ付加制御手段は、識別子対応テーブルを参照し、親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
親リングネットワークに対するデータユニット送信用のフレームヘッダフィールドと、識別子を含む識別子フィールドと、子リングネットワークに対するRPRフレームヘッダフィールドとを有し、
通信ノード装置に搭載されたコンピュータによって実行可能であることを特徴とする。
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
通信ノード装置は、子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理部と、親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理部とを有しており、
子リングネットワークから子リング用フレームを受信し、該フレームを子パケットリングプロトコル処理部へ振り分ける第1のステップと、
子パケットリングプロトコル処理部が、フレームに対して処理を実行する第2のステップと、
親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化する第3のステップと
を有することを特徴とする。
(1)SONET/SDHと同等の50m秒以下での高速障害復旧
(2)空間の再利用(Spatial Reuse)による帯域の有効活用
(3)フェアネス・アルゴリズムによる帯域公平性の確保
(4)リングネットワークの初期状態の把握と変化の検出(トポロジ・ディスカバリ)
(1)基本データフレームフォーマット:基本フレームの中継に用いられる。
(2)拡張データフレームフォーマット:イーサネット(登録商標)フレームの中継に用いられる。
(3)制御フレームフォーマット
(4)フェアネスフレームフォーマット
(5)アイドルフレームフォーマット
制御フレームは、トポロジディスカバリ、プロテクションスイッチング、付属的な情報交換、トポロジチェック、ループラウンド、リップタイム測定に用いられる。RPRリングでは、トポロジを常に把握することによって、ネットワークの変化や障害を検出する。リングネットワークに接続される各通信ノード装置は、周期的(推奨値は100m秒)に、又は、ノードやリングの状態に変化があった時に、制御フレームに含まれるTP(Topology and Protection)フレームを、ブロードキャストで送信する。そして、各通信ノード装置から情報を収集し、リング全体のトポロジ構成を表すトポロジデータベースを構築する。このトポロジデータベースは、フレームの送信方向の決定などに用いられる。
通信ノード装置間におけるベストエフォートトラフィックの公平性を確保するために、フェアネスアルゴリズムを用いて、ベストエフォート帯域を、隣接する通信ノード装置間で調整する。即ち、輻輳が発生すると、この輻輳ポイントより下流のノードは、ベストエフォート(fairness eligible:フェアネス・エリジブル)トラフィックを送信できなくなる。そこで、輻輳が解消するまでの間、各ノードのベストエフォートトラフィックのシェーパを制限する。とりあえず、全通信ノード装置に帯域を公平に割り当て、使用率が100%にならなかった余り分を、再分配する。この方法で、通信ノード装置間のベストエフォート帯域を調整する。ベストエフォートトラフィックに対するシェーピングパラメータは、フェアネス・アルゴリズムで計算される。
アイドルフレームは、通信ノード装置(RPR装置)間で、物理層のクロック同期の実行に用いられる。このフレームは、データフレームや他の制御フレームとは異なり、特定の通信ノード装置宛ではなく、最近接ノードにだけ、送信される。従って、特定の宛先アドレスは必要ない。また、可能な限り、フレームジッタ、帯域消費を減少させるために、アイドルフレームは、小さな固定長フレームに構成される。
10 MACコントロール部
101 フレームヘッダ判定部
102 子RPRプロトコル処理部、子パケットリングプロトコル処理部
103 親RPRプロトコル処理部、親パケットリングプロトコル処理部
104 フレームヘッダ付加制御部
105 SID対応テーブル部
Claims (10)
- リングネットワークを構成する通信ノード装置において、
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
前記子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
前記親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
受信した子リング用フレームを前記子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを前記親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
前記親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
を有することを特徴とする通信ノード装置。 - 前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記子リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除することを特徴とする請求項1に記載の通信ノード装置。
- 前記親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、前記識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記識別子対応テーブルを参照し、前記親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信ノード装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信ノード装置が、複数接続されたリングネットワークであって、
複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置と、第2の子リングネットワークに接続された通信ノード装置とが、親リングネットワークの少なくとも一部として接続されている
ことを特徴とするリングネットワークシステム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信ノード装置が、複数接続されたリングネットワークであって、
複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置が、第2の子リングネットワークにも接続されていることを特徴とするリングネットワークシステム。 - リングネットワークを構成する通信ノード装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
IEEE802.17におけるRPRプロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
前記子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
前記親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
受信した子リング用フレームを前記子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを前記親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
前記親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする通信ノード装置用のプログラム。 - 前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記子リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除するようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項6に記載の通信ノード装置用のプログラム。
- 前記親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、前記識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記識別子対応テーブルを参照し、前記親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信ノード装置用のプログラム。 - 請求項6から8のいずれか1項に記載のプログラムを実行するコンピュータを搭載した通信ノード装置の間で転送されるフレームのデータ構造であって、
前記親リングネットワークに対するデータユニット送信用のフレームヘッダフィールドと、前記識別子を含む識別子フィールドと、前記子リングネットワークに対するRPRフレームヘッダフィールドとを有し、
前記通信ノード装置に搭載されたコンピュータによって実行可能であることを特徴とするフレームのデータ構造。 - リングネットワークを構成する通信ノード装置における通信方法であって、
IEEE802.17におけるRPRプロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
前記通信ノード装置は、前記子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理部と、前記親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理部とを有しており、
前記子リングネットワークから子リング用フレームを受信し、該フレームを前記子パケットリングプロトコル処理部へ振り分ける第1のステップと、
前記子パケットリングプロトコル処理部が、前記フレームに対して処理を実行する第2のステップと、
前記親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化する第3のステップと
を有することを特徴とする通信方法。
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