JP4895310B2 - 階層型リングネットワークを構成する通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法 - Google Patents

階層型リングネットワークを構成する通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、リングネットワークを構成する通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法に関する。
図1は、従来技術におけるリングネットワークのシステム構成図である。
従来、多数の通信ノード装置(例えばスイッチ装置)を接続するためのネットワークトポロジとして、「リングネットワーク」がある。「リングネットワーク」とは、ケーブルを環状に構成し、データパケットの流れを一方向に定めて巡回させる技術である。但し、通常、双方向に流れるように2本のケーブルで構成する。これにより、ネットワークの一部に障害が生じても、データパケットの流れる方向を転回するだけで障害を回避できる。従って、耐障害性が非常に高い。
特開2006−279279号公報 ITU-T G.8032: Ethernet Ring ProtectionSwitching IEEE 802.17-2004: IEEE standard forinformation technology-telecommunications and information exchange betweensystems-local and metropolitan area networks-specific requirements-part 17:resilient packet ring (RPR) access method and physical layer specifications IEEE802.17a: IEEE Standard for Local andMetropolitan Area Networks: Media Access Control (MAC) Bridges Amendment 1:Bridging of IEEE 802.17 IEEE802.17b: IEEE Standard for InformationTechnology . Telecommunications and Information Exchange Between Systems-Local and Metropolitan Area Networks -Specific Requirements - Part 17:Resilient packet ring (RPR) access method and physical layer specifications
しかしながら、1つのリングネットワークに接続される通信ノード装置の数が増大するほど、リンク障害の影響も増大し、障害発生後から復旧されるまでの時間も増大する。
従って、本発明は、リングネットワークについて、リンク障害発生時に極めて短時間で復旧させることができる通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、リングネットワークを構成する通信ノード装置において、
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
受信した子リング用フレームを子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明の通信ノード装置における他の実施形態によれば、フレームヘッダ付加制御手段は、子リングネットワークへ送信すべきフレームについて、親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除することも好ましい。
本発明の通信ノード装置における他の実施形態によれば、
親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
フレームヘッダ付加制御手段は、識別子対応テーブルを参照し、親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加することも好ましい。
本発明によれば、前述の通信ノード装置が、複数接続されたリングネットワークであって、
複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置と、第2の子リングネットワークに接続された通信ノード装置とが、親リングネットワークの少なくとも一部として接続されている
ことを特徴とする。
また、本発明によれば、前述の通信ノード装置が、複数接続されたリングネットワークであって、
複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置が、第2の子リングネットワークにも接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、リングネットワークを構成する通信ノード装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
受信した子リング用フレームを子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の通信ノード装置用のプログラムにおける他の実施形態によれば、フレームヘッダ付加制御手段は、子リングネットワークへ送信すべきフレームについて、親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除するようにコンピュータを機能させることも好ましい。
本発明の通信ノード装置用のプログラムにおける他の実施形態によれば、
親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
フレームヘッダ付加制御手段は、識別子対応テーブルを参照し、親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
本発明によれば、前述のプログラムを実行するコンピュータを搭載した通信ノード装置の間で転送されるフレームのデータ構造であって、
親リングネットワークに対するデータユニット送信用のフレームヘッダフィールドと、識別子を含む識別子フィールドと、子リングネットワークに対するRPRフレームヘッダフィールドとを有し、
通信ノード装置に搭載されたコンピュータによって実行可能であることを特徴とする。
本発明によれば、リングネットワークを構成する通信ノード装置における通信方法であって、
IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
通信ノード装置は、子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理と、親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理とを有しており、
子リングネットワークから子リング用フレームを受信し、該フレームを子パケットリングプロトコル処理部へ振り分ける第1のステップと、
子パケットリングプロトコル処理部が、フレームに対して処理を実行する第2のステップと、
親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化する第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法によれば、複数の子リングネットワークを、親リングネットワークで接続するので、粒度の細かいRPRのプロテクションを実行でき、リンク障害発生時に極めて短時間で復旧させることができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明におけるリングネットワークのシステム構成図である。
図2によれば、1つの親リングネットワークは、複数の子リングネットワークによって構成されている。子リングネットワークは、複数の通信ノード装置1がリング型に接続されたものである。図2によれば、第1の子リングネットワークの第1の通信ノード装置と、第2の子リングネットワークの第2の通信ノード装置とが、相互に接続され、眼鏡状に構成される。
例えば、通信ノード装置Aが、通信ノード装置Fへデータパケットを転送する場合を想定する。このとき、そのデータパケットは、子リングネットワークa(通信ノード装置B->C)、親リングネットワーク(通信ノード装置C->D)及び子リングネットワークb(通信ノード装置D->E)を介して転送される。
本発明によれば、親リングネットワーク及び子リングネットワーク共に、IEE802.17のRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルが適用される。RPRの"Resilient"は、「回復力に富む」という意味であり、障害回復機能を高めた伝送技術である。この技術は、データリンク・フレーム技術であるSRP(Spatial Reuse Protocol)に基づいている。リングネットワークネットワークを規定する標準化規格としては、IEEE802.17−2004及びIEEE802.17aがある。しかしながら、これら規格は、シングル・リングネットワークのみを対象としたものである。これに対し、本発明は、階層型リングネットワークに、これらパケットリングプロトコルを適用することに特徴がある。
RPRは、レイヤ2のMAC副層に構成される。RPRの下位層となるレイヤ1では、既存のSONET/SDH(Synchronous Optical NETwork / Synchronous Digital Hierarchy)、GbE(Giga bit Ethernet)、10GbE等が用いられる。特に、SONET/SDHは、光ファイバを用いた高速デジタル通信方式のITU−T規格であって、インターネットサービスプロバイダ間を結ぶインターネットのバックボーン回線に主に用いられる。RPRによれば、1つのリングには、最大255台のRPR装置が許容される。また、RPR装置の識別子に、IEEE std 802−2002によって規定される48ビットのMACアドレスを用いる。
RPRプロトコルに基づくリングネットワークは、図1からも明らかなとおり、互いに逆方向に転送される帯域共有型の2重リング(2つのリングレット)トポロジによって構成される。この技術は、SONET/SDHで用いられている。しかしながら、SONET/SDHでは、一方のリングをデータ伝送専用に用い、他方のリングを障害復旧専用に用いる。これは、伝送帯域の50%しか用いていないことを意味する。これに対し、RPRプロトコルは、データ伝送に、両方のリングとも、即ち、基本的に伝送帯域の全てを用いることができる、更に、障害時の復旧は、SONET/SDHと同等の、50m秒以下を実現する。
RPRプロトコルは、以下の4つの特徴を有する。
(1)SONET/SDHと同等の50m秒以下での高速障害復旧
(2)空間の再利用(Spatial Reuse)による帯域の有効活用
(3)フェアネス・アルゴリズムによる帯域公平性の確保
(4)リングネットワークの初期状態の把握と変化の検出(トポロジ・ディスカバリ)
RPRプロトコルは、他のノードとの間で、RPRフレームをやり取りする。RPRフレームには、データを転送する基本/拡張データフレームと、リングの維持管理をする制御フレームと、帯域の公平性を管理するフェアネスフレームと、クロック同期のためのアイドルフレームとを有する。
尚、図2によれば、1つの親リングネットワークしか表されていないが、複数の親リングネットワークが存在してもよい。その場合、サービスインスタンス識別子(SID:Service Instance iDentifier)によって区別される。尚、SIDは、同じブロードキャストドメイン内では重複しないこととする。
図3は、本発明におけるRPRフレームの構成図である。
本発明は、既存のIEEE802.17のRPRプロトコルにおけるフレームフォーマットのヘッダ部を、階層型に拡張する。即ち、親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル(包含)化する(MAC in MAC方式)。更に、親リングネットワークのSIDが更に付加される。尚、カプセル化のために付加されるフレームヘッダは、既存のRPRのデータユニット送信用のヘッダであるために、本発明の機能を備えていないRPR対応の通信ノード装置であっても、通信が可能となる。
これによって、親リングネットワーク及び子リングネットワークの両方に、RPRプロトコルを適用することができ、粒度の細かいRPRのプロテクションを実行でき、リンク障害発生時に極めて短時間で復旧させることができる。
図3によれば、以下の5つのフレームが表されている。斜線で表されている部分は、親リングネットワークで転送されるために、データユニット送信用のフレームヘッダでカプセル化した部分である。
(1)基本データフレームフォーマット:基本フレームの中継に用いられる。
(2)拡張データフレームフォーマット:イーサネット(登録商標)フレームの中継に用いられる。
(3)制御フレームフォーマット
(4)フェアネスフレームフォーマット
(5)アイドルフレームフォーマット
(3)制御フレームフォーマット
制御フレームは、トポロジディスカバリ、プロテクションスイッチング、付属的な情報交換、トポロジチェック、ループラウンド、リップタイム測定に用いられる。RPRリングでは、トポロジを常に把握することによって、ネットワークの変化や障害を検出する。リングネットワークに接続される各通信ノード装置は、周期的(推奨値は100m秒)に、又は、ノードやリングの状態に変化があった時に、制御フレームに含まれるTP(Topology and Protection)フレームを、ブロードキャストで送信する。そして、各通信ノード装置から情報を収集し、リング全体のトポロジ構成を表すトポロジデータベースを構築する。このトポロジデータベースは、フレームの送信方向の決定などに用いられる。
また、ステアリング又はラッピングと称されるリングプロテクション方式によれば、単一リング内であれば、50m秒以内の非常に高速なリングプロテクションが保証される。ステアリングプロテクション方式では、障害区間を発見すると、送信元の通信ノード装置が、障害区間を避けて宛先の通信ノード装置へ転送するように、トラフィックを送信する方向(リングレット)を切り替える(ステアリング)。これによって、プロテクションを実現する。ラッピングプロテクション方式では、障害区間を発見すると、この障害区間を避けてトラフィックを折り返す(ループバックする)ことによって、プロテクションを実現する。
RPRでは、制御フレームに含まれるATD(Attribute discovery)フレームを用いて、付属的な情報も交換することができる。このATDフレームのデータユニットは、TLV(Time, Length and Value)形式になっている。
また、RPRでは、制御フレームに含まれるTC(Topology check)フレームを用いて、トポロジチェックを実行する。具体的には、checksumフィールドを使用し、値に変化があった場合に「トポロジ変更有り」と判断し、値に変化が無かった場合に「トポロジ変更無し」と判断する。
更に、RPRでは、制御フレームに含まれるLRTT(Loop round trip time)フレームを用いて、RPRリングを1周する際にかかる時間を測定することができる。
(4)フェアネスフレーム
通信ノード装置間におけるベストエフォートトラフィックの公平性を確保するために、フェアネスアルゴリズムを用いて、ベストエフォート帯域を、隣接する通信ノード装置間で調整する。即ち、輻輳が発生すると、この輻輳ポイントより下流のノードは、ベストエフォート(fairness eligible:フェアネス・エリジブル)トラフィックを送信できなくなる。そこで、輻輳が解消するまでの間、各ノードのベストエフォートトラフィックのシェーパを制限する。とりあえず、全通信ノード装置に帯域を公平に割り当て、使用率が100%にならなかった余り分を、再分配する。この方法で、通信ノード装置間のベストエフォート帯域を調整する。ベストエフォートトラフィックに対するシェーピングパラメータは、フェアネス・アルゴリズムで計算される。
フェアネス処理に用いられるフレームは、データフレームや他の制御フレームとは異なり、特定の通信ノード装置宛に送信されることはなく、リング内(又は最近接ノード)へブロードキャストされる。また、可能な限り、フレームジッタ、帯域消費、フェアネス処理に使用されるメモリ容量を減少させるために、フェアネスフレームは、最小に構成される。
(5)アイドルフレーム
アイドルフレームは、通信ノード装置(RPR装置)間で、物理層のクロック同期の実行に用いられる。このフレームは、データフレームや他の制御フレームとは異なり、特定の通信ノード装置宛ではなく、最近接ノードにだけ、送信される。従って、特定の宛先アドレスは必要ない。また、可能な限り、フレームジッタ、帯域消費を減少させるために、アイドルフレームは、小さな固定長フレームに構成される。
尚、カプセル化する外側フレームのMACアドレスは、親リングネットワーク内で一意であればよい。そのために、例えば、特定のMACアドレスを、特定のサービスに特化したマルチキャストアドレスとして用いることもできる。また、L2ピング又はL2トレースルートなどの運用保守管理機能や、MAC転送データベースのフラッシュ制御用フレームなどに用いることもできる。
図4は、本発明における通信ノード装置の機能構成図である。
図4によれば、通信ノード装置1が、プロトコル構成によって表されており、物理レイヤインタフェースを構成する物理レイヤ部と、MACレイヤインタフェースを有するMACデータパス部及びMACコントロール部と、論理リンクコントロール部と、上位レイヤ部とを有する。これら機能構成部は、通信ノード装置1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現できる。
本発明の特徴となるRPRプロトコルは、MACコントロール部10に搭載される。MACコントロール部10は、フレームヘッダ判定部101と、子リングネットワーク用のRPRプロトコル処理部102と、親リングネットワーク用のRPRプロトコル処理部103と、フレームヘッダ付加制御部104と、SID対応テーブル部105とを有する。
フレームヘッダ判定部101は、受信した子リング用フレームを子パケットリングプロトコル処理部へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを親パケットリングプロトコル処理部へ振り分ける。
フレームヘッダ付加制御部104は、親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化する。また、識別子対応テーブルを参照し、親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加する。これにより、親リングネットワークにおける中継転送を実現する。一方で、子リングネットワークへ送信すべきフレームについては、親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除する。
SID対応テーブル部105は、宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、その隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、識別子を対応付けて記憶する。これにより、隣接ノードは、親リングネットワークに接続されるものかどうかを判別できる。図4によれば、通信ノード装置Aは、通信ノード装置B,C及びEに接続される。また、通信ノード装置Eのみが親リングネットワーク(SID1)に接続されている。この場合、SID対応テーブル部105は、通信ノード装置Eのアドレスに対応付けてSID1を記憶する。
図5は、本発明における他のリングネットワークのシステム構成図である。
図5によれば、第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置が、第2の子リングネットワークにも接続されている。鎖状のネットワークトポロジを構成している。このようなリングネットワークであっても、前述した本発明の構成を適用することができる。
以上、詳細に説明したように、本発明の通信ノード装置、ネットワークシステム、プログラム及び方法によれば、複数の子リングネットワークを、親リングネットワークで接続するので、粒度の細かいRPRのプロテクションを実行でき、リンク障害発生時に極めて短時間で復旧させることができる。具体的には、リンク障害が発生しても50m秒以下程度の高速復旧を保障する。
尚、IEEE802.17c及びITU−T G.8032では、複数リングを複数ノードで接続した「マルチリングネットワーク」を規定しようとしている。IEEE802.17cでは、シングルリングを2つ接続する際に用いる、冗長ノードについて規定するが、具体的な方式については規定していない。ITU−T G.8031では、IEEE802.1又は802.3のブリッジング機能を活用したプロテクション方式を規定する。これは、VLAN単位でBPDUをリング装置間で送受信し、VLAN単位でブロッキングポートを決める。また、リング状物理トポロジであるが、論理的にはシリアルトポロジとして接続する。このトポロジの疎通確認が取れなくなると、ブロッキングポートを開放し、プロテクションを実行する。論理的なシリアルトポロジであれば枝分かれしたトポロジでもよいため、マルチリング物理トポロジにも対応可能である。しかしながら、ITU−T G.8031では、BPDUを用いるため、IEEE802.1DのSpanning Tree Protocolと同様のスケーラビリティ性しか得られず、MAN(Metropolitan Area Network)レベルでの実用化は難しい。
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
従来技術におけるリングネットワークのシステム構成図である。 本発明におけるリングネットワークのシステム構成図である。 本発明におけるRPRフレームの構成図である。 本発明における通信ノード装置の機能構成図である。 本発明における他のリングネットワークのシステム構成図である。
符号の説明
1 通信ノード装置
10 MACコントロール部
101 フレームヘッダ判定部
102 子RPRプロトコル処理部、子パケットリングプロトコル処理部
103 親RPRプロトコル処理部、親パケットリングプロトコル処理部
104 フレームヘッダ付加制御部
105 SID対応テーブル部

Claims (10)

  1. リングネットワークを構成する通信ノード装置において、
    IEEE802.17におけるRPR(Resilient Packet Ring)プロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
    前記子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
    前記親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
    受信した子リング用フレームを前記子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを前記親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
    前記親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
    を有することを特徴とする通信ノード装置。
  2. 前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記子リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除することを特徴とする請求項1に記載の通信ノード装置。
  3. 前記親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
    宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、前記識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
    前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記識別子対応テーブルを参照し、前記親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信ノード装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信ノード装置が、複数接続されたリングネットワークであって、
    複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
    第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置と、第2の子リングネットワークに接続された通信ノード装置とが、親リングネットワークの少なくとも一部として接続されている
    ことを特徴とするリングネットワークシステム。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信ノード装置が、複数接続されたリングネットワークであって、
    複数の通信ノード装置で構成された第1の子リングネットワークと、複数の通信ノード装置で構成された第2の子リングネットワークとを有し、
    第1の子リングネットワークに接続された通信ノード装置が、第2の子リングネットワークにも接続されていることを特徴とするリングネットワークシステム。
  6. リングネットワークを構成する通信ノード装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    IEEE802.17におけるRPRプロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
    前記子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理手段と、
    前記親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理手段と、
    受信した子リング用フレームを前記子パケットリングプロトコル処理手段へ振り分け、且つ、受信した親リング用フレームを前記親パケットリングプロトコル処理手段へ振り分けるフレームヘッダ判定手段と、
    前記親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化するフレームヘッダ付加制御手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする通信ノード装置用のプログラム。
  7. 前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記子リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記親リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを削除するようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項6に記載の通信ノード装置用のプログラム。
  8. 前記親リングネットワーク毎に識別子が付与されており、
    宛先となる隣接ノードのアドレス毎に、該隣接ノードが親リングネットワークを介して接続される場合に、前記識別子が対応付けられた識別子対応テーブルを更に有し、
    前記フレームヘッダ付加制御手段は、前記識別子対応テーブルを参照し、前記親リングネットワークの識別子が対応付けられている場合、その識別子を更に付加する
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信ノード装置用のプログラム。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載のプログラムを実行するコンピュータを搭載した通信ノード装置の間で転送されるフレームのデータ構造であって、
    前記親リングネットワークに対するデータユニット送信用のフレームヘッダフィールドと、前記識別子を含む識別子フィールドと、前記子リングネットワークに対するRPRフレームヘッダフィールドとを有し、
    前記通信ノード装置に搭載されたコンピュータによって実行可能であることを特徴とするフレームのデータ構造。
  10. リングネットワークを構成する通信ノード装置における通信方法であって、
    IEEE802.17におけるRPRプロトコルを処理する複数の子リングネットワークを、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化(MAC in MAC)したフレームを送受信する親リングネットワークとして接続し、
    前記通信ノード装置は、前記子リングネットワークのフレームを処理する子パケットリングプロトコル処理と、前記親リングネットワークのフレームを処理する親パケットリングプロトコル処理とを有しており、
    前記子リングネットワークから子リング用フレームを受信し、該フレームを前記子パケットリングプロトコル処理部へ振り分ける第1のステップと、
    前記子パケットリングプロトコル処理部が、前記フレームに対して処理を実行する第2のステップと、
    前記親リングネットワークへ送信すべきフレームについて、前記子リングネットワークから受信したフレームに、データユニット送信用のフレームヘッダを更に付加してカプセル化する第3のステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
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