JP4889134B1 - 鳥害防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光反射性を有し、可撓性を有した金属製薄板素材で形成されるシート体2を備え、該シート体は、シート本体3と羽根体6とで構成され、羽根体には、シート本体から面一状の主羽根部7と該主羽根部から左右方向に延出する第一、第二羽根部8、9が形成されるとともに、シート本体には、中心に挿通管4が挿通する貫通孔5が穿設され、該挿通管はワイヤ13が遊嵌状に貫通するように構成して、シート体が挿通管およびワイヤの軸回り方向の回転に加えて、傾斜移動と軸心方向の移動をするようにした。
【選択図】図11
Description
この種のものとしては、例えば風車の回転軸に円板を取付けて、風車とともに回転する円板が動く目玉のように見えるよう着色を施したものや(例えば、特許文献1参照。)、板材に嵌めこんだガラス玉によって太陽光を反射させるとともに、板材の両端部を弾力性のある部材で支持して板材そのものが風で揺動したり回転したりするよう構成したもの(例えば、特許文献2参照。)、或いは空中に張設されたワイヤに、遊動フックが遊動自在かつ回転自在に取付けられたアームを連結し、該遊動フックから懸吊される光ディスクの揺動によって太陽光を乱反射させるよう構成したもの(例えば、特許文献3参照。)等が提唱されている。
この種のものとしては、予め設定された時間に、砲身内に設けられた燃焼室で可燃物を爆発させ、肥料を成分とする弾材を砲身から空中に向けて放出させて、燃焼室における爆発音とそれに伴う弾材の放出とによって鳥を脅すように構成したものや(例えば、特許文献4参照。)、被害対象地域に赤外線センサーを設置して、該赤外線センサーが動物の到来を感知すると狼や犬の鳴き声等の音声をスピーカーから発するよう構成したもの(例えば、特許文献5参照。)等が提唱されている。
一方、特許文献4のものでは、鳥を威嚇する程の大きな爆発音は周辺住民にとっても不快なものであり、近隣騒音の問題を惹起こす惧れがあるため、居住地に近い場所では使用しにくいという問題があり、また、特許文献5のものでは、赤外線センサーを被害対象地域の周辺全てに設置しなければならないため対象地域が広範囲であった場合には費用が嵩み、また電源のないところでは使用できないという問題もあって、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、前記主羽根部は、貫通孔を通る直線に対して線対称の状態で左右端縁間が外側ほど幅狭となる三角形状をし、第一、第二羽根部は、主羽根部の左右端縁から外側ほど幅広となるよう三角形状に折曲形成された第一面部と、該第一面部の左右方向端縁から左右方向に延出し、外側ほど幅広となるよう三角形状になる状態で第一面部よりもさらに表裏面側に向けて折曲形成された第二面部とからなることを特徴とする請求項1記載の鳥害防止装置である。
請求項3の発明は、シート本体は円板状であって、該シート本体の中心からシート本体の外端縁までの距離は、シート本体の中心から羽根体の外端縁までの距離のおよそ半分であることを特徴とする請求項1または2記載の鳥害防止装置である。
請求項4の発明は、羽根体は3枚〜10枚までであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の鳥害防止装置である。
請求項5の発明は、支持部材は鳥害防止対象領域に張設された長尺状のワイヤであり、シート体は、該ワイヤに適宜間隔を存して複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の鳥害防止装置である。
請求項6の発明は、支持部材が有する止め部の間隔は、挿通管の長さよりも長くなるよう設定されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の鳥害防止装置である。
請求項2の発明とすることにより、羽根体がより一層風を孕み易いものとなって仮令微風であってもシート体を確実に回転させることができるとともに高速回転化が達成でき、それに伴って光がよりめまぐるしく乱反射して鳥類を威嚇することができ、このため鳥類をより効率良く忌避させることができる。
請求項3の発明とすることにより、シート体は、羽根体とシート本体とで風を受けることになって、回転移動と傾斜移動と表裏方向の移動とがバランスよく合体した複雑な動きをすることになり、より多くの不規則な金属音を発生させることができる。
請求項4の発明とすることにより、安定したシート体の回転を得ることができる。
請求項5の発明とすることにより、鳥害防止対象領域が広範囲であっても領域全体を網羅するようにしてシート体を配設することができて、対象領域全体でくまなく鳥を忌避させることができる。また、シート体はワイヤに対して適宜間隔を存して配設することができるため、使用場所の状況に応じたシート体の配設をすることができる。
請求項6の発明とすることにより、挿通管は支持部材に対して軸心方向に移動することができて、シート体は、挿通管に設けられた抜止め部のあいだの移動に加えて、挿通管の止め部のあいだの移動によっても移動可能となるため、シート体のより複雑な軸心方向の移動を達成することができる。
図面において、1はカラス、ヒヨドリ、スズメなどの鳥類による被害を防止するための鳥害防止装置としての防鳥器であって、該防鳥器1は、例えばステンレス等の光反射率が高くかつ錆び難い金属製素材を、可撓性を有するまで薄板状にした薄板素材を用いて形成されたシート体2を備えて構成される。
該シート体2は中心部が円板状のシート本体3となっており、該シート本体3の中心部3aには後述する挿通管4が遊嵌状に挿通するための貫通孔5が穿設されている。
また、シート本体3の外端縁3bからは、シート本体3の外方向に向けて複数枚の羽根体6が周回り方向等間隔にプロペラ状に突出形成されている。本実施の形態では羽根体6を3枚としたが、これに限定されないものであって、2枚以上であればよいが、回転効率や鳥害防止効果の観点から10枚程度までが好適である。
そして第二面部11a、11bの羽根体6の外端コーナー縁となる部分11c、11dは、前述したようにR状の曲線となっている。
このようにして所望の数のシート体2及び止め具14a、14bをワイヤ13に取付けた後は、図11に示すように、例えば田畑等の鳥被害対象領域の両端に立てられた支柱15等にワイヤ13が張設された状態になるように懸架していく。
尚、最初にシート体を必要枚数だけワイヤ13に貫通させた後にワイヤ13を支柱15に懸架し、しかる後にワイヤ13の適当な位置にシート体2を移動させ、止め具14a、14bを挿通管4から離間した位置に適宜取付けていっても良いことは勿論である。
また、このような不規則な音は昼夜の別なく発生するため、鳥類のみならず夕暮れ時や深夜、或いは早朝に活発に餌探しをするような夜行性動物に対しても充分な威嚇効果が発揮できる。
そして、このような乱反射と不規則に発せられる金属音とは、不規則であるが故に鳥類にとって動きが読めないものであって、何時まで経っても慣れることができず、従来の鳥害防止装置のように長期間の使用によって鳥類が慣れてしまい威嚇効果が薄れていくという問題を解消することができる。
また、止め具14は、本発明の実施の形態では、螺子止め式のものを用いているが、シート体2がワイヤ13上を移動しないよう規制できるものであれば何でも良いのであって、クリップ式、リング式の止め具等を用いても良く、またワイヤ自体を捻って形成しても良く、特に限定されるものではない。
また支持部材としてはワイヤに限定されるものではなく、硬い棒状のものや紐状のものであっても勿論良い。
2 シート体
3 シート本体
4 挿通管
5 貫通孔
6 羽根体
7 主羽根部
8 第一羽根部
9 第二羽根部
12a、12b 抜止め部材
13 ワイヤ
14a、14b 止め具
Claims (6)
- 表裏面が光反射性を有し、弾性振動および/または弾性変形によって発音するべく可撓性を有した金属製薄板素材で形成されるシート体を備えた鳥害防止装置であって、
前記シート体は、中心に貫通孔が穿設されたシート本体と、該シート本体の外端縁から外方向に向けて突出し、周回り方向等間隔に形成される複数の羽根体とから構成され、
該羽根体は、シート本体から面一状に延出し、周回り方向左右端縁を有する主羽根部と、
該主羽根部の左右一端縁から左右方向に延出してシート体表面側に折曲形成した第一羽根部と、
前記主羽根部の左右他端縁から左右方向に延出してシート体裏面側方向に折曲形成した第二羽根部とから構成されると共に、
前記シート本体は、貫通孔に挿通管が遊嵌状に貫通することで挿通管に対する傾斜移動と表裏方向の移動と軸回り方向の回転とが許容され、
前記挿通管は、シート体の表裏方向の移動量を決定するための表裏一対の抜止め部を有し、
前記挿通管は、支持部材が遊嵌状に貫通することで支持部材に対する傾斜移動と軸心方向の移動と軸回り方向の回転とが許容され、
さらに支持部材は、挿通管の軸心方向の移動量を決定するための一対の止め部を有していることを特徴とする鳥害防止装置。 - 前記主羽根部は、貫通孔を通る直線に対して線対称の状態で左右端縁間が外側ほど幅狭となる三角形状をし、
第一、第二羽根部は、主羽根部の左右端縁から外側ほど幅広となるよう三角形状に折曲形成された第一面部と、
該第一面部の左右方向端縁から左右方向に延出し、外側ほど幅広となるよう三角形状になる状態で第一面部よりもさらに表裏面側に向けて折曲形成された第二面部とからなることを特徴とする請求項1記載の鳥害防止装置。 - 請求項3の発明は、シート本体は円板状であって、該シート本体の中心からシート本体の外端縁までの距離は、シート本体の中心から羽根体の外端縁までの距離のおよそ半分であることを特徴とする請求項1または2記載の鳥害防止装置。
- 羽根体は3枚〜10枚までであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の鳥害防止装置。
- 支持部材は鳥害防止対象領域に張設された長尺状のワイヤであり、シート体は、該ワイヤに適宜間隔を存して複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の鳥害防止装置。
- 支持部材が有する止め部の間隔は、挿通管の長さよりも長くなるよう設定されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の鳥害防止装置。
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