JP4888878B2 - 美容組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコーンポリマーを含有する美容組成物、該ポリマーを使用する毛髪のスタイリング方法、及び、毛髪に柔軟性を与えるための該ポリマーの使用に関する。
特定の髪型またはヘアスタイルを保ちたいという要望は普遍的なものである。ヘアスタイルを仕上げるために最も普通に使用されている方法は、シャンプー及び/またはコンディショニングした後の濡れた髪、または、スタイリングした後の乾いた髪に組成物を塗布する方法である。これらの組成物は、一時的なスタイリング効果を与えるものであり、水またはシャンプーで洗髪することによって容易に除去できる。現在の処、スタイリング効果を与えるためにヘアケア組成物中に使用されている材料は概して天然または合成の樹脂であり、例えば、スプレー、ムース、ジェル及びローションの形態で塗布されている。
ヘアスタイリングムースのような髪型形成用製品は、水またはシャンプーで洗うことによって除去できる一時的なセット効果をヒトの毛髪に与える製品であり、毛髪に樹脂またはガムの薄膜を塗布することによって隣り合う髪を互いに接着させて塗布時点の特定の髪型または形態を保持する機能を果たす。
ビニルジメチコーン/ジメチコーンコポリマーとカチオン性ポリマーとを含有する美容組成物は欧州特許公開EP−A−1093808に記載されている。該文献に記載されたコポリマーは25℃及び0.01Hzで1Kpa.s(1Kpa.sは1,000Pa.s)から100Kpa.sまでの範囲の粘度を有していることが広く教示されており、この範囲の下限に近い5Kpa.sから30Kpa.sまでが好ましい粘度であると考えられている。
乳化ビニルシリコーンポリマーを含有する発泡性の水性シャンプー組成物は2001年2月2日付けの本願の出願人らの同時係属英国出願GB0102657.4に記載されている。
従来技術の組成物よりも優れた利点を有しているスタイリング組成物が依然として要望されている。例えば、毛髪の柔軟性を向上させながらも滑らかさ、櫛通り容易性のような別の特性のレベルを維持または改善するようなスタイリング組成物が要望されている。
本発明によれば、0.01Hz及び25℃で100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーをヘアコンディショニング剤と共に含む美容組成物が提供される。この特徴を与える本発明の組成物はシャンプー組成物でない。即ち、組成物は、0.1−50重量%の発泡性界面活性剤を含むリンスオフ洗髪組成物でない。
別の目的によれば、本発明は、0.01Hz及び25℃で100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーを2−30重量%のエアロゾル噴射剤と共に含む美容組成物を提供する。
本発明のまた別の目的は、0.01Hz及び25℃で100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーを含むリーブオン組成物を毛髪に塗布することを含む毛髪の手入れ方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、毛髪に柔軟性を与えるために0.01Hz及び25℃で100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーを使用することである。
本発明は、0.01Hz及び25℃で100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーが美容組成物に使用したときにはもっと低い粘度を有している対応するポリマーよりも優れた利点を有しているという意外な知見に基づく。例えば欧州特許公開EP−A−1093808のような従来技術の教示からは、100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーを美容組成物に使用することにいかなる効果も予測することはできなかったし、また、このようなポリマーが卓越した特性をもつことが全く示唆されていないことは確かである。例えば、100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーを含む組成物を髪に塗布すると、もっと低い粘度を有しているシリコーンポリマーを含む対応組成物に比べて髪がより柔軟な感触になるなどの効果が得られることが意外にも知見された。
本発明の組成物は、もっと低い粘度のシリコーンポリマーを含有する組成物に比較して毛髪をより真っすぐに整えるという別の意外な利点を有し得る。
本発明はまた少なくとも部分的には、本発明の組成物が柔軟でスタイリングし易い毛髪を与えるという意外な知見に基づく。当業者の知る処では、毛髪の柔軟性が増すのに伴ってスタイリングが難しくなるのが普通である。
好ましくはシリコーンポリマーが本発明の組成物中に0.01−10重量%、より好ましくは0.1−8重量%、最も好ましくは0.5−4重量%の量で存在する。
シリコーンポリマーは好ましくは、ポリジメチルシロキサンブロック、例えば、([OSi(Me))(ここに、Meはメチルを表し、nは5−5000の正の整数を表す)を含むブロックコポリマーである。好ましくはコポリマー中の全部のブロックがシリコーン主体である。
シリコーンポリマーは好ましくは、ポリマー鎖の少なくとも一端において2−6個の炭素原子、例えば2個または3個の炭素原子を含有するアルケニル基、例えばビニル(CH=CH)基または2−プロペニル基で終結している。しかしながらシリコーンポリマーが例えばヒドロキシル基、アミノ基またはカルボン酸基のような別の基で終結していてもよい。
シリコーンポリマーは多様な異なる形態を有し得る。例えば、シリコーンポリマーは直鎖状でもよくまたは分枝状でもよい。
好ましくはシリコーンポリマーが、末端の各々でケイ素原子に結合した式(CH−CH)の基を少なくとも1つ含んでいる。この基はポリマーを形成するために使用される合成方法の結果として形成され得る。
本発明の1つの実施態様では、シリコーンポリマーが式:
X{(R)(R)Si−[O−Si(R)(R)]−O−Si(R)(R)−CH−CHSi(R)(R)[−O−Si(R)(R10)]−O−Si(R11)(R12)X′
を有しており、式中の、
X及びX′は独立にHまたはビニル(CH=CH)基を表し;
、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は独立に、1−12個の炭素原子を有しているアルキル基を表すか、アリール基またはアラルキル基を表し;
n及びmの各々は独立に、5−10000、好ましくは50−5000の範囲の正の整数であり;pは1−100の範囲の正の整数である。
好ましくは、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12が全てメチルである。X及びX′は双方がビニルであるのが好ましい。
本文中で使用された“アルキル”という用語は、直鎖状アルキル基、3個以上の炭素原子を含むアルキル基の場合には分枝状アルキル基、及び、シクロアルキル基を包含する。シクロアルキル基は場合によっては、窒素、酸素及びイオウから選択されたヘテロ原子を含有し得る。直鎖状アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、及び、C14、C15、C16、C17、C18、C19、C20、C21、C22、C23及びC24の直鎖状アルキルである。分枝状アルキルの例は、イソプロピル、イソブチル及びtert−ブチルである。シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルである。
本文中で使用された“アリール”という用語は、フェニル、並びに、例えばナフタレンのような少なくとも1つの完全芳香環を含有する別の多環式融合環化合物を意味する。
本文中で使用された“アラルキル”という用語は、アリール(例えば、ベンジル)で置換されたC−Cのアルキルを意味する。
シリコーンポリマーは0.01Hz及び25℃で少なくとも100Kpa.s、好ましくは101Kpa.s−500Kpa.s、より好ましくは110−500Kpa.s、いっそう好ましくは110−300Kpa.s、例えば120−190Kpa.s、もっと好ましくは140−190Kpa.sの粘度を有している。粘度はCarri−Med CSL 500レオメーター(TA Instruments)を使用してシリコーンポリマーの水中油型エマルジョンの分散相の粘度として測定される。
シリコーンポリマーは典型的には、乳化剤(好ましくは非イオン性乳化剤)を含有する水中油型水性エマルジョンの形態で供給されている。ポリマーは一般にエマルジョンの50−75重量%を構成する。Microtrac(R) UPA150 Ultrafine Particle Analyser(Honeywell,Inc,Industrial Automation and Control,St Petersburg,Florida,USA)を使用して測定したエマルジョン中のシリコーンの体積平均粒度は好ましくは0.01μm−5μm、より好ましくは0.1μm−1.5μm、最も好ましくは0.1μm−1μmの範囲であろう。シリコーンポリマーは好ましくは、本発明の組成物中でも同じ粒度を有しており、本発明の組成物中で好ましくは内部相にシリコーンポリマーが存在するエマルジョンの形態であろう。
適当なシリコーンポリマーは、公知の技術によって、例えば、金属触媒重合を使用することによって適当なモノマーから合成し得る。シリコーンポリマーは典型的にはエマルジョン中で合成され、重合はエマルジョン液滴内部でin situで生じる。適当なシリコーンポリマーは欧州特許公開EP−A−0874017(Dow Corning)に記載されており、該文献に記載された方法によって製造され得る。従って、シリコーンは、水素化物末端をもつシリコーンとビニル末端をもつシリコーンとの反応によって製造され得る。水素化物末端をもつシリコーンは好ましくは186−117,000Daの分子量(0.7−65,000cpsの粘度)を有しており、ビニル末端をもつシリコーンは典型的には400−62,700Daの分子量(2−10,000cpsの粘度)を有しているであろう。その他の適当なシリコーンポリマー形成方法としては例えばアミノ末端をもつシリコーンとカルボン酸末端をもつシリコーンとの重縮合がある。また別の方法が欧州特許公開EP−A−1069149(Dow Corning)に記載されており、該特許では、ジアルキルスルホン酸のような縮合特異的酸触媒を使用したシラノールエマルジョンの重縮合によって高分子量シリコーンが製造される。
本発明の方法は、0.01Hz及び25℃で100Kpa.sよりも大きい粘度を有しているシリコーンポリマーを含む組成物を毛髪に塗布することを含む。好ましくは、方法が毛髪のスタイリング方法であり、毛髪を所望の髪型またはスタイルに形成する段階を含む。シリコーンポリマーを別の組成物の形態で毛髪に塗布することもできるが、方法は本発明の組成物の形態でシリコーンポリマーを毛髪に塗布することを含む。
ヘアコンディショニング剤
炭化水素、シリコーン流体、並びに、後述するカチオン性界面活性剤及びカチオン性ヘアスタイリングポリマーなどを包含するカチオン性材料のようなヘアコンディショニング剤を本発明の組成物に含有させ得る。ヘアコンディショニング剤は好ましくは、毛髪繊維に展着して繊維間の摩擦を減少させ得る物質である。ヘアコンディショニング剤は典型的には本発明の組成物中に0.001−10重量%、好ましくは0.1−5重量%の量で存在し得る。ヘアコンディショニング剤は単一化合物でもよくまたは同じクラスもしくは異なる一般クラスの2種類以上の化合物の混合物であってもよい。
ヘアコンディショニング剤は、本発明の組成物がシリコーンポリマーに加えてヘアスタイリングポリマーを含有するか否かにかかわりなく、本発明の組成物のいずれにも含有させ得る。例えば、本発明の組成物(例えば、エアロゾルムース配合物)はヘアコンディショニング剤を含むことができ、また、ヘアスタイリングポリマーを実質的に含んでいなくてもよい。
適当な炭化水素は直鎖状または分枝状であり、約10−約16個、好ましくは約12−約16個の炭素原子を含有できる。適当な炭化水素の例は、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン及びそれらの混合物である。
その他の適当なヘアコンディショニング剤としては、脂肪アルコール、脂肪酸エステル及び/または脂肪アルコールエステルがある。このようなヘアコンディショニング剤の例は、C−C24直鎖状アルキルアルコール(例えば、セチルアルコール、セテアリールアルコール及びステアリルアルコール)、C−C24直鎖状アルキルカルボン酸のC−C24直鎖状または分枝状アルキルエステル、C−Cカルボン酸のC−C24直鎖状アルキルエステルである。イソプロピルミリステートはこのクラスに属するヘアコンディショニング剤の一例である。
本発明に使用し得る適当なシリコーンコンディショニング剤の例は、環状または線状のポリジメチルシロキサン、フェニル及びアルキルフェニルシリコーン並びにシリコーンコポリオールである。
場合によっては本発明の組成物が、0.1−10重量%の揮発性シリコーンをヘアコンディショニング剤として含有してもよい。揮発性シリコーンは当業界で公知であり、市販されており、例えば、線状及び環状の化合物を包含する。揮発性シリコーン油は好ましくは約3−約9個のケイ素原子を含有している線状または環状のポリジメチルシロキサンである。
本発明の組成物は場合によっては架橋シリコーンポリマーを含んでもよい。
架橋シリコーンポリマーは好ましくは非硬質乳化重合ポリマーであり、組成物の全重量に基づいて10重量%まで、より好ましくは0.2−6重量%、最も好ましくは0.5−5重量%の量で本発明の組成物中に存在し得る。
本発明に使用するために好ましいシリコーンポリマーは、好ましくはRSiO0.5構造単位とRSiO構造単位との適当な組み合わせに由来するポリジオルガノシロキサンであり、式中のRの各々は独立にアルキル、アルケニル(例えば、ビニル)、アルカリール、アラルキルまたはアリール(例えば、フェニル)基を表す。Rは最も好ましくはメチルである。
本発明の好ましいシリコーンポリマーは架橋したポリジメチルシロキサン(CTFA名称ジメチコーン)、及び、ヒドロキシルのような末端基を有している架橋したポリジメチルシロキサン(CTFA名称ジメチコノール)である。架橋ジメチコノールによって好結果が得られた。
シリコーンポリマーの架橋は典型的には、ポリマーの乳化重合中に、必要量の三官能及び四官能シランモノマー単位、例えば、式:RSi(OH)で表されるモノマー単位を含有させることによって同時に導入される。式中のRはアルキル、アルケニル(例えば、ビニル)、アルカリール、アラルキルまたはアリール(例えば、フェニル)基を表し、好ましくはメチルである。
シリコーンポリマーの架橋度はシリコーンポリマー中の分枝状モノマー単位のパーセンテージとして測定され、0.05%−10%、好ましくは0.15%−7%の範囲、例えば、0.2%−2%である。架橋が増加するほどスタイリング効果は改善されるがコンディショニング性能は幾らか低下することが知見され、従って種々のケースの消費者の好みに合せて最適な特性をもつような調整レベルを選択しなければならない。0.3%架橋度のジメチコノールによって優れた総合性能が得られた。
適当な乳化重合架橋シリコーンポリマーは市販されているかまたは当業者に公知の慣用の技術を使用して容易に製造できる。
架橋シリコーンポリマーは欧州特許EP818190に記載されている。該特許の記載内容は参照によって本発明に含まれるものとする。
カチオン性ポリマー
本発明に使用するための適当なヘアコンディショニング剤としてカチオン性ポリマーがある。
本発明の組成物中に存在するときのカチオン性ポリマーは好ましくはカチオン性ヘアスタイリングポリマーであり、好ましくは0.01−10重量%、より好ましくは0.1−10重量%、最も好ましくは0.5−5重量%の量で組成物中に存在する。カチオン性ポリマーは単独で使用されてもよくまたは1又は複数の異なるポリマーの混合物として使用されてもよい。
カチオン性ヘアスタイリングポリマーの例は、低級アルキルアミノアルキルアクリレートのようなアミノ官能性アクリレートモノマーまたはジメチルアミノエチルメタクリレートのようなメタクリレートモノマーと、N−ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、アルキルメタクリレート(例えばメチルメタクリレート及びエチルメタクリレート)、アルキルアクリレート(例えばエチルアクリレート及びn−ブチルアクリレート)のような相溶性モノマーとのコポリマーである。
適当なカチオン性ポリマーの特定例は:
N−ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー、ISP CorporationからCopolymer 845、Copolymer 937及びCopolymer 958として入手可能;
N−ビニルピロリドンとジメチルアミノプロピルアクリルアミドまたはメタクリルアミドとのコポリマー、ISP CorporationからStyleze(R) CC10として入手可能;
N−ビニルピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー;
ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー;
ポリクオタニウム−4(ジアリルジモニウムクロリドとヒドロキシエチルセルロースとのコポリマー);
ポリクオタニウム−11(ジエチルスルフェートとビニルピロリドン−ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマーとの反応によって形成される)、ISPからGafquat(R)734、755及び755Nとして、BASFからLuviquat(R)PQ11として入手可能;
ポリクオタニウム−16(メチルビニルイミダゾリウムクロリドとビニルピロリドンとから形成される)、BASFからLuviquat(R) FC370、FC550、FC905及びHM−552として入手可能;
ポリクオタニウム−46(ビニルカプロラクタムとビニルピロリドンとメチルビニルイミダゾリウムメトスルフェートとの反応によって調製される)、BASFからLuviquat(R)Holdとして入手可能。
カチオン性界面活性剤
本発明に使用するための適当なヘアコンディショニング剤としてカチオン性界面活性剤がある。
本発明の組成物中に存在するときにカチオン性界面活性剤は好ましくは、窒素原子に結合した8−24個の炭素原子を含有する少なくとも1個のアルキル基を有している第四アンモニウム塩である。本発明の組成物中に存在するときのカチオン性界面活性剤は一般に0.1−5重量%、より好ましくは0.1−2重量%の量で組成物中に存在する。
カチオン性海面活性剤の例は、第四アンモニウム水酸化物、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウム、アルキル基に約8−24個の炭素原子を有している水酸化アルキルトリメチルアンモニウム、例えば、水酸化オクチルトリメチルアンモニウム、水酸化ドデシルトリメチルアンモニウム、水酸化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、水酸化セチルトリメチルアンモニウム、水酸化ベヘニルトリメチルアンモニウム、水酸化オクチルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化デシルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化ジドデシルジメチルアンモニウム、水酸化ジオクタデシルジメチルアンモニウム、水酸化タロウトリメチルアンモニウム、水酸化ココトリメチルアンモニウム、及び、対応するそれらの塩例えば塩化物、水酸化セチルピリジニウムまたはそれらの塩例えば塩化物、クオタニウム−5、クオタニウム−31、クオタニウム−18及びそれらの混合物である。
ヘアスタイリングポリマー
場合によっては本発明の組成物が上述のシリコーン及びカチオン性ヘアスタイリングポリマーに加えて1または複数の別のヘアスタイリングポリマーを含有し得る。ヘアスタイリングポリマーは公知である。適当なヘアスタイリングポリマーとしては、ポリマーにアニオン性、両性または非イオン性という性質を与える部分を含有している市販ポリマーがある。適当なヘアスタイリングポリマーは例えばブロック及びグラフトコポリマーである。ポリマーは天然由来でも合成由来でもよい。
適当な天然由来ポリマーの例は、セラック、アルギン酸塩、ゼラチン、ペクチン、セルロース誘導体及びキトサンまたはそれらの塩及び誘導体である。市販商品の例は、Kytamer(R)(Amercholの製品)及びAmaze(R)(National Starchの製品)である。
アニオン性ヘアスタイリングポリマーの例は:
酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー;
酢酸ビニルとクロトン酸とアルファ分枝飽和脂肪族モノカルボン酸のビニルエステル例えばビニルネオデカノエートとのターポリマー;
メチルビニルエーテルと無水マレイン酸(モル比約1:1)とのコポリマーであって、このようなコポリマーが1−4個の炭素原子を含む飽和アルコール例えばエタノールまたはブタノールによって50%エステル化されているもの;
アニオン性ラジカル含有部分としてアクリル酸またはメタクリル酸を別のモノマーと共に含有しているアクリルコポリマー。別のモノマーは、1−22個の炭素原子を有している1または複数の飽和アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエステル(例えば、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、ラウリルメタクリレート及びベヘニルアクリレート);1−6個の炭素原子を有しているグリコール(例えばヒドロキシプロピルメタクリレート及びヒドロキシエチルアクリレート);スチレン;ビニルカプロラクタム;酢酸ビニル;アクリルアミド;アルキル基に1−8個の炭素原子を有しているアルキルアクリルアミド及びメタクリルアミド(例えば、メタクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド及びn−オクチルアクリルアミド);及びその他の相溶性不飽和モノマーなどである。
追加のスタイリングポリマーがまた、ポリジメチルシロキサンのようなグラフトシリコーンを含有してもよい。
適当なアニオン性ヘアスタイリングポリマーの特定例は:
RESYN(R) 28−2930、National Starchから入手可能(酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカノエートコポリマー);
ULTRAHOLD(R)8、BASFから入手可能(CTFA名称アクリレート/アクリルアミドコポリマー);
GANTREZ(R)ESシリーズ、ISP Corporationから入手可能(メチルビニルエーテルと無水マレイン酸とのエステル化コポリマー);
BASFから入手し得るLuviset PUR(R)である。
その他の適当なアニオン性ヘアスタイリングポリマーとしては、カルボキシル化ポリウレタンがある。カルボキシル化ポリウレタン樹脂は、カルボキシル側基を有しておりヒドロキシル末端をもつ線状コポリマーである。これらのコポリマーの少なくとも一端がエトキシル化及び/またはプロポキシル化されていてもよい。カルボキシル基はカルボン酸基またはエステル基でよく、該エステル基のアルキル部分は1−3個の炭素原子を含有する。カルボキシル化ポリウレタン樹脂はまた、ポリビニルピロリドンとポリウレタンとのコポリマーでもよく、CTFA名称ではPVP/ポリカルバミルポリグリコールエーテルと呼ばれる。適当なカルボキシル化ポリウレタン樹脂は、欧州特許公開EP−A−0619111及び米国特許第5,000,955号に開示されている。その他の適当な親水性ポリウレタンは米国特許第3,822,238号、第4,156,066号、第4,156,067号、第4,255,550号及び第4,743,673号に開示されている。
t−ブチルアミノエチルメタクリレートのようなモノマーに由来のカチオン性基とアクリル酸またはメタクリル酸のようなモノマーに由来のカルボキシル基とを含有できる両性ヘアスタイリングポリマーも本発明に使用できる。両性ヘアスタイリングポリマーの1つの特定例は、Amphomer(R)(オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー)であり、National Starch and Chemical Corporationによって販売されている。
非イオン性ヘアスタイリングポリマーの例は、N−ビニルピロリドンのホモポリマー、及び、N−ビニルピロリドンと酢酸ビニルのような相溶性非イオン性モノマーとのコポリマーである。種々の重量平均分子量のN−ビニルピロリドンを含有している非イオン性ポリマーはISP Corporationから市販されている。このような材料の特定例は、PVP K−90という名称で販売されている約630,000の平均分子量を有しているN−ビニルピロリドンのホモポリマー、及び、PVP K−120という名称で販売されている平均分子量約1,000,000を有しているN−ビニルピロリドンのホモポリマーである。
その他の適当な非イオン性ヘアスタイリングポリマーは架橋シリコーンの樹脂またはガムである。特定例は、欧州特許公開EP−A−0240350に記載されているような硬質シリコーンポリマー、及び、国際特許WO96/31188に記載されているような架橋シリコーンガムである。
本発明の組成物中にスタイリングポリマーとして使用するための適当な材料としてはまた、国際特許WO93/03703に記載されたイオン性コポリマー、国際特許WO93/23446に開示されたポリシロキサングラフトポリマー、国際特許WO95/00106またはWO95/32703に記載されたシリコーン含有ポリカルボン酸コポリマー、国際特許WO95/01383、WO95/06078、WO95/06079及びWO95/01384に記載された熱可塑性エラストマー系コポリマー、国際特許WO95/04518またはWO95/05800に開示されたシリコーングラフト接着性ポリマー、国際特許WO96/21417に教示されたシリコーンマクログラフトコポリマー、国際特許WO96/323918のシリコーンマクロマー、国際特許WO98/48770、WO98/48771、WO98/48772またはWO98/48776の接着性ポリマー、国際特許WO98/51261のグラフトポリマー、国際特許WO98/51755に記載されたグラフトコポリマーがある。
界面活性剤
場合によっては本発明の組成物が上記の種類のカチオン性界面活性剤以外に追加の界面活性剤を含み得る。組成物は好ましくはこのような追加の界面活性剤を0.01−10重量%の量で含む。本発明の組成物に使用するための適当な界面活性剤は、製品形態次第で非イオン性、アニオン性、双イオン性またはこれらの界面活性剤の混合物でよい。
本発明のヘアスタイリング組成物は好ましくは、非イオン性界面活性剤を、全重量を基準として0.01−10重量%、好ましくは0.01−5重量%、最も好ましくは0.1−2重量%の量で含む。
適当な非イオン性界面活性剤の例は、直鎖状または分枝状の脂肪族(C−C18)第一または第二アルコールまたはフェノールとアルキレンオキシド通常はエチレンオキシドとの縮合物であり、通常は少なくとも15個、好ましくは少なくとも20個、最も好ましくは30−50個のエチレンオキシド基を有している。その他の適当な非イオン性界面活性剤は、ソルビトールのエステル、無水ソルビタンのエステル、プロピレングリコールのエステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールの脂肪酸エステル、エトキシル化エステル、ポリオキシエチレン脂肪エーテル及びポリオキシエチレン脂肪エーテルホスフェートである。
一般式R(EO)Hで示される非イオン性界面活性剤が特に有用である。式中のRは12−18個の炭素原子を含む平均炭素鎖長をもつ直鎖状または分枝状アルキル基を表し、xは30−50の範囲の数を表す。特定例は、ステアレス−40、ステアレス−50、セテアレス−30、セテアレス−40、セテアレス−50及びそれらの混合物である。これらの材料の適当な市販例はUnicol SA−40(Universal Preserv−A−Chem)、Empilan KM50(Albright and Wilson)、NONION PS−250(Nipppon Oils & Fats)、Volpo CS50(Croda Inc)及びIncropol CS−50(Croda Inc)である。

本発明の組成物はまた、水好ましくは蒸留水または脱イオン水をポリマー及びその他の成分の溶媒または担体として含んでいるであろう。水は典型的には30−98重量%、好ましくは50−90重量%、より好ましくは75−90重量%の範囲の量で存在するであろう。
場合によっては本発明組成物中に共溶媒としてアルコールを使用してもよい。これによってスタイリング組成物の性能を増進できるからである。適当なアルコールは、2個−約4個の炭素原子を有している直鎖状または分枝状の脂肪族一価アルコールである。イソプロパノール及び特にエタノールが好ましい。アルコールの適当なレベルは全重量の20重量%以下、好ましくは5−15重量%である。
製品形態
本発明の組成物は美容組成物として配合され、化粧品に許容される成分を含むであろう。本発明の組成物は、例えば、コンディショナー製品、スタイリング製品、染毛製品などの毛髪用組成物のような多くの製品形態を有し得る。
本発明の組成物は好ましくはリーブオン製品、即ち、シャンプーやコンディショナーと違って毛髪に塗布した後ですすぎ落とす必要のない製品である。
好ましくは、本発明の組成物が、ヘアスプレー組成物、ムース、ジェル、ローション、クリーム、トニック及びスプレーのような多様な形態を有し得るヘアスタイリング組成物として配合される。これらの製品形態は当業界で公知である。
特に好ましい製品形態は発泡組成物である。発泡組成物というのは、加圧エアロゾル容器のような適当な容器から吐出されるときに泡を形成し得る組成物である。より好ましくは第一及び第二の目的である組成物が本発明の第三の目的である組成物と同様にエアロゾルムースの形態である。エアロゾルヘアムース組成物はエアロゾル容器から泡として吐出される。次いでこの泡を典型的には指またはヘアスタイリングツールで毛髪になじませ、そのまま放置するかまたはすすぎ落とす。
本発明のエアロゾルフォーム組成物は、その他の材料を容器から噴出させる機能を果たし、また、ムース組成物のムース性を形成するエアロゾル噴射剤を含むであろう。本発明のスタイリング組成物に含まれるエアロゾル噴射剤はエアロゾル容器に慣用の任意の液化可能ガスでよい。適当な噴射剤の例は、ジメチルエーテル、並びに、プロパン、n−ブタン及びイソ−ブタンのような炭化水素噴射剤である。噴射剤は単独で使用されてもよくまたは混用されてもよい。撹拌されるとエマルジョン液滴を形成しムースの適当な泡密度を生じるという理由で水不溶性噴射剤特に炭化水素が好ましい。
噴射剤の使用量はエアロゾル業界で公知の標準要因に支配される。ムースの場合、噴射剤のレベルは組成物の全重量を基準として一般には30重量%以下、好ましくは2−30重量%、最も好ましくは3−15重量%である。ジメチルエーテルのような噴射剤が蒸気圧抑制剤(例えば、トリクロロエタンまたはジクロロメタン)を含有している場合には、重量パーセンテージを計算するときに抑制剤の量を噴射剤の一部に含める。
好ましい噴射剤は、プロパン、n−ブタン、イソブタン、ジメチルエーテル及びそれらの混合物から選択される。好ましくは噴射剤がジメチルエーテルとプロパン、n−ブタン及びイソブタンの少なくとも1つとを含む。
本発明のエアロゾルムース組成物は、好ましくは0.1−10重量%、より好ましくは0.1−5重量%、最も好ましくは0.1−2重量%の非イオン性界面活性剤を含む。
本発明のエアロゾルヘアスタイリングムース組成物の調製方法は慣用のエアロゾル充填手順に従う。(噴射剤以外の)組成物の成分を適当な加圧可能な容器に充填し、容器を密閉し、慣用の技術で噴射剤を充填する。
本発明の組成物はまた、ヘアスタイリングクリームまたはジェルのような非発泡性の製品形態を有し得る。このようなクリームまたはジェルは全重量を基準として典型的には0.1−10重量%、好ましくは0.5−3重量%のレベルの構造化剤または増粘剤を含有するであろう。
適当な構造化剤または増粘剤の例は、カルボキシビニルポリマーのような高分子増粘剤である。カルボキシビニルポリマーは、オレフィン系不飽和カルボン酸モノマーと全モノマーの約0.01−約10重量%の多価アルコールのポリエーテルとを含むモノマー混合物のインターポリマーである。カルボキシビニルポリマーは、液体状揮発性有機炭化水素に実質的に不溶性であり、空気に暴露されても寸法安定性である。カルボキシビニルポリマーの分子量は、適正には少なくとも750,000、好ましくは少なくとも1,250,000、最も好ましくは少なくとも3,000,000である。好ましいカルボキシビニルポリマーは米国特許第2,798,053号に記載されているようなポリアリルスクロースと架橋したアクリル酸コポリマーである。これらのポリマーはB.F.Goodrich Companyから例えばCARBOPOL 934、940、941及び980として提供されている。同じく構造化剤または増粘剤として使用できる別の材料は、組成物にゲル状粘度を与え得る材料であり、例えば、セルロースエーテル(例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース)のような水溶性またはコロイド的に水溶性のポリマー、グアーガム、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、キサンタンガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルグアーガム、デンプン及びデンプン誘導体、並びに、その他の増粘剤、粘度調整剤、ゲル化剤などである。また、ベントナイトまたはラポナイトクレーのような無機増粘剤を使用することも可能である。
本発明のヘアスタイリング組成物は、組成物の美的特性を向上させるためまたは製品の使用例えば容器からの吐出を補助するために様々の適当な必須でない任意成分を含有し得る。慣用のこのような任意成分は当業者に公知であり、例えば、ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン及びイミダゾリジニルウレアのような保存剤;クエン酸、コハク酸、水酸化ナトリウム及びトリエタノールアミンのようなpH調整剤;FD&CまたはD&C染料のいずれかのような着色剤;香料油;エチレンジアミン四酢酸のようなキレート化剤;並びにグリセリン及びプロピレングリコールのような可塑化剤がある。
以下の非限定例は本発明の好ましい実施態様をより詳細に説明する。実施例中及び明細書全体に示したすべてのパーセンテージは異なる指示がない限り組成物の全重量を基準とした有効成分の重量%である。
(実施例1)
次表に示す3つのジビニルジメチコーン/ジメチコーンコポリマー群を入手した。材料は60−65重量%の含有量のコポリマーと乳化剤とを含む水中油型エマルジョンであった。
Figure 0004888878
*粘度の値は、以下の手順を使用して振動測定を行うことによって得られる:
(i)プレ実験段階:
パラメーター:
25℃
適正温度まで待機
平衡状態の実現
平衡を5分間持続
零速度まで待機
(ii)振動段階:
パラメーター:振動数勾配
出発振動数 7.958 E−3Hz
最終振動数 40Hz
温度:25℃
被制御変数:変位
勾配モードlog
作用値(rad)8.5 E−4
粘度結果を0.01Hzで測定する。
ジビニルジメチコーン/ジメチコーンコポリマーを以下の特性、即ち、滑らかさ、櫛通り容易性及び柔軟性についてin vitro試験した。処理した毛髪を9名の熟練パネリストが評価し、統計的プログラムを使用して結果を分析した。
Figure 0004888878
高粘度材料は低粘度材料に比較して優れた乾燥コンディショニング特性、特に柔軟性を与える。
(実施例2−3)
以下のエアロゾルムース配合物を調製した。
Figure 0004888878
Figure 0004888878
実施例2と3及び比較例3−6で使用した材料は供給されたままで使用し、パーセンテージは活性物質を基準とする重量パーセンテージである。材料は以下の供給業者から以下の商標で得られた:
Figure 0004888878
(実施例4)
実施例2と3及び比較例3−6の組成物のスタイリング性能をin vitro試験した。
パーマをかけた中国人の毛髪(約120gの毛髪)を付けた頭部モデルを2×5mlの16重量%のシャンプー界面活性剤で洗浄し、次いで滴が垂れなくなるまでタオルで乾かした。6gのムースを髪に塗布し、髪全体に均等に分布させた。次に髪を櫛で真っすぐに梳き、室温で10時間乾燥させ、櫛で梳き、頭部モデルを25℃及び90%相対湿度の湿潤室に2時間維持した。処理した髪を10人の熟練の鑑定人のパネルによって評価し、どの組成物で処理した髪が最も真っすぐに整っているかを判定した。
比較例3と4及び実施例2の組成物で得られた結果を以下に示す。数値が低いほどよく整っていることを表す:
Figure 0004888878
このように本発明のシリコーンポリマーを含有している実施例2の配合物が髪をより真っすぐに整えていた。
比較例5と6及び実施例3の組成物で得られた結果を以下に示す。数値が低いほどよく整っていることを表す:
Figure 0004888878
この場合にも本発明の配合物が髪を最もよく整えていた。

Claims (10)

  1. 0.01Hz及び25℃で140Kpa.s〜190Kpa.sの粘度を有する式
    X{(R)(R)Si−[O−Si(R)(R)]−O−Si(R)(R)−CH−CHSi(R)(R)[−O−Si(R)(R10)]−O−Si(R11)(R12)X′
    (式中、X及びX′は、独立にHまたはビニル(CH=CH)基を表し;R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は、独立に1−12個の炭素原子を有しているアルキル基を表すか、アリール基またはアラルキル基を表し;n及びmの各々は独立に5〜10000の範囲の正の整数であり;pは1〜100の範囲の正の整数である)で表される少なくとも1つのシリコーンブロックコポリマーを少なくとも1つのヘアコンディショニング剤と共に含んでおり、組成物がシャンプー組成物でないことを特徴とするリーブオン型美容組成物。
  2. −30重量%のエアロゾル噴射剤含むことを特徴とする請求項1に記載の美容組成物。
  3. ヘアコンディショニング剤が0.01〜10重量%の量で存在するカチオン性ヘアスタイリングポリマー及び/または0.1〜5重量%の量で存在するカチオン性界面活性剤を含むことを特徴とする請求項1から2のいずれか一項に記載の組成物。
  4. シリコーンポリマーが0.01〜10重量%の量で存在することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. ヘアスタイリング組成物であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. エアロゾルムースの形態であることを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 0.1〜10重量%の非イオン性界面活性剤を含むことを特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. 0.01Hz及び25℃で140Kpa.s〜190Kpa.sの粘度を有する式
    X{(R)(R)Si−[O−Si(R)(R)]−O−Si(R)(R)−CH−CHSi(R)(R)[−O−Si(R)(R10)]−O−Si(R11)(R12)X′
    (式中、X及びX′は、独立にHまたはビニル(CH=CH)基を表し;R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は、独立に1−12個の炭素原子を有しているアルキル基を表すか、アリール基またはアラルキル基を表し;n及びmの各々は独立に5〜10000の範囲の正の整数であり;pは1〜100の範囲の正の整数である)で表されるシリコーンポリマーを含むリーブオン組成物を毛髪に塗布することを含む頭髪の手入れ方法。
  9. 毛髪を所望の髪型またはスタイルに形成する段階を含む毛髪のスタイリング方法であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. シリコーンポリマーを請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物の形態で毛髪に塗布することを特徴とする請求項8または9に記載の方法。
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