JP4879028B2 - 画像処理方法および画像解析方法ならびにプログラム記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法および画像解析方法ならびにプログラム記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4879028B2
JP4879028B2 JP2006554312A JP2006554312A JP4879028B2 JP 4879028 B2 JP4879028 B2 JP 4879028B2 JP 2006554312 A JP2006554312 A JP 2006554312A JP 2006554312 A JP2006554312 A JP 2006554312A JP 4879028 B2 JP4879028 B2 JP 4879028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toboggan
processing method
cluster
storage medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006554312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007524488A (ja
Inventor
ボゴニ、ルカ
リアング、ジャンミング
ペリアスウォミー、センスィル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens Medical Solutions USA Inc
Original Assignee
Siemens Medical Solutions USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Medical Solutions USA Inc filed Critical Siemens Medical Solutions USA Inc
Publication of JP2007524488A publication Critical patent/JP2007524488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4879028B2 publication Critical patent/JP4879028B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/11Region-based segmentation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/155Segmentation; Edge detection involving morphological operators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/26Segmentation of patterns in the image field; Cutting or merging of image elements to establish the pattern region, e.g. clustering-based techniques; Detection of occlusion
    • G06V10/267Segmentation of patterns in the image field; Cutting or merging of image elements to establish the pattern region, e.g. clustering-based techniques; Detection of occlusion by performing operations on regions, e.g. growing, shrinking or watersheds
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/34Smoothing or thinning of the pattern; Morphological operations; Skeletonisation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20112Image segmentation details
    • G06T2207/20152Watershed segmentation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30028Colon; Small intestine
    • G06T2207/30032Colon polyp

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、一般に多次元画像の解析に関し、詳細には、3D画像解析においてトボガン処理(Tobogganing)と発散勾配フィールド応答(Divergent Gradient Field Response(DGFR))を使用することに関する。
(関連出願)
本出願は、「画像中の発散勾配フィールド応答を用いるトボガン・ベースのオブジェクト・セグメンテーション」と題する2004年2月23日出願の米国仮出願第60/547,002号(その内容の全体が、参照によって本明細書中に組み入れられている)の恩恵を請求する。
医用イメージング(撮像)の分野は、初めてX線を使用して解剖学的異常を判定したとき以来、著しい進歩があった。医用イメージングのハードウェアは、医用磁気共鳴イメージング(MRI)スキャナ、コンピュータ体軸断層撮影(CAT)スキャナなどのさらに新しいマシンの形式で進歩した。このような最新の医用スキャナにより生成される画像データは大量にのぼるため、スキャンされた医用画像中に、解剖学的異常があるかどうかを自動的に判定する画像処理手法を開発する必要がある。
デジタル化された医用画像内で解剖学的組織物を認識するために、多くの挑戦的な課題が存在する。第1の関心事は、認識の正確さに関わるものである。もう1つの関心事は、認識の速さである。医用画像は、医者が疾患または容態を診断するための道具であるから、その認識の速さは、医者が早期診断に達するのに役立てるうえで極めて重要である。よって、医用画像内で、解剖学的組織物を正確に、かつ高速に認識する認識手法を改良する必要がある。
デジタル医用画像は、スキャナ、例えばCATスキャナ、MRIなどから得られた生の画像データを用いて構築される。デジタル医用画像は、一般に、ピクセル要素で構成された2D画像か、体積要素(「ボクセル(voxel)」)で構成された3D画像のいずれかである。このような2D画像または3D画像は、嚢胞、腫瘍、ポリープなどのような解剖学的組織物があるかどうか判定するために、医用画像認識手法を用いて処理される。しかしながら、所与の如何なる画像スキャンによっても大量の画像データが生成されるとするならば、任意の疾患または容態のさらなる診断のために、医者に対して、画像の選択領域内の解剖学的特徴を指示する自動的な手法が提供されることが望ましい。
特徴ベース(feature based)の認識手法は、医用画像中に解剖学的組織物があるかどうか判定するために用いられる。しかしながら、特徴ベースの認識手法は、正確さの問題を免れない。それゆえ、医用画像中の解剖学的特徴の認識を向上させる非特徴ベース(non-feature based)の認識手法が必要である。
トボガン処理(tobogganing)、DGFRなどを使用する医用画像解析手法は、画像解析を向上させる。しかし、このような手法を使用して得られる利点でも、このような手法の組合せを使用すれば、さらに向上させることができる。それゆえ、従来の画像解析手法と比べて向上した結果をもたらすことのできる画像解析手法の組合せを決定する必要がある。
2004年11月10日に出願されたセンチル・ペリアスワミ(Senthil Periaswamy)氏とルカ・ボゴーニ(Luca Bogoni)氏による「医用画像中の候補解剖学的特徴のフィルタリングおよび自動検出用のシステムおよび方法」と題する米国特許出願第10/985,548号(その内容の全体が、参照によって本明細書中に組み入れられている)には、医用画像解析へのDGFR手法の利用が開示されている。
2004年12月7日に出願されたルカ・ボゴーニ(Luca Bogoni)氏とジアンミン・リアン(Jianming Liang)氏による「トボガン・ベースの形状特徴化法」と題する米国特許出願第11/006,282号(その内容の全体が、参照によって本明細書中に組み入れられている)には、医用画像解析へのトボガン処理手法の利用が開示されている。
本発明の一つの観点は、画像要素を持つ画像中の1つまたは複数の候補をセグメント化する方法および装置に関係する。この方法は、この画像中の候補のうちの1つに対して、所与の画像要素にて基準となる位置を識別することと、その位置の付近にある隣接画像要素にて、1つまたは複数の応答値を算出することを含む。画像要素クラスタは、これらの算出された応答値から生成され、また、これらの画像要素クラスタの1つまたは複数が、これらの候補の1つまたは複数に対して、オブジェクト・セグメンテーションとして選択される。
本発明の他の目的は、画像要素を含む部分画像ボリューム(部分画像立方体)を画像から抽出し、また、これらの画像要素を使用してトボガン処理して、1つまたは複数のトボガン処理済みクラスタを生成することで、画像中の候補オブジェクトを解析する方法に関係する。これらのトボガン処理済みクラスタは、上記候補オブジェクトの1つに対応する少なくとも1つのトボガン処理済みクラスタを、最終のトボガン処理済みクラスタとして決定するために、統合される。また、この部分画像ボリュームは、この最終のトボガン処理済みクラスタを用いてセグメント化されて、上記候補オブジェクトの1つを解析する。
以下の添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態が述べられる。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態において、DGFRとトボガン処理を用いる候補オブジェクト検出を示す流れ図である。流れ図10は、生の画像ボリューム中の或る位置から、部分画像ボリュームI(x,y,z)を抽出するステップ12からスタートする。このサブボリュームは、等方的か、非等方的のいずれかであることもある。この部分画像ボリュームは、この画像ボリューム中にあるかどうか検出する必要のある候補オブジェクト(1つまたは複数)を広くカバーしている。このオリジナル・サブボリュームは、以下の図2に関連して述べられる。発散勾配フィールド応答(DGFR)を用いるトボガン・ベースのオブジェクト・セグメンテーション(TBOS)(以後、TBOS−DGFRと呼ぶ)は、手動処理または自動処理を用いて、画像ボリューム中に、該当する候補オブジェクトが位置づけられていると仮定する。この位置づけられた画像の周りの領域は、サブボリュームであり、この候補オブジェクトの性質を決定する必要がある。
図2は、本発明の好適な一実施形態において、例示サブボリューム中の典型的なポリープの3D直交図を示している。一例示として、結腸中のポリープは、結腸ガンを検出するのに用いられるバーチャル結腸内視鏡検査法(結腸スコープ法)のプロセスにおいて、候補オブジェクトと見なされる。当業者であれば、この典型的なポリープは例示にすぎず、また、医用画像または非医用画像中の他のどんな候補オブジェクトも検出できるものと理解されよう。勾配フィールドを算出でき、また、候補オブジェクトにトボガン処理を実行できる場合には、任意の次元数を持つ異なるモダリティ(様式)からの画像を処理すれば、これらの候補オブジェクトを検出できる。ここで、I(x,y,z)は、生の輝度画像(raw intensity image)を持つサブボリュームであって、そこには、ポリープのインスタンス(実体)が入っている。
サブボリュームI(x,y,z)は、マウス、または他の類似するポインティング・デバイス(図示されてない)を用いて、画面上に表示されたポリープ候補をクリックすることで、ユーザが決定できる。別法として、この候補位置は、検出モジュールで自動的に位置づけられる。このような自動ポリープ測定では、ポリープ・セグメンテーションを実行する必要がある。ポリープ・セグメンテーションのプロセスは、ポリープと結腸壁とを区別する挿入面(interpolating surface)(平面か、またはさらに高次の表面)を決定するという課題を提示している。
マスク・サイズが、所与のポリープのサイズと合っているときには、DGFR手法は、最適な応答を生成する。しかしながら、このポリープのサイズは、一般に、このポリープがセグメント化されて、かつ測定される前には知られていない。それゆえ、複数のスケールにてDGFR応答をもたらす複数のマスク・サイズに関して、DGFR応答を算出する必要がある。その場合、異なるマスク・サイズが、複数のスケールの基準を与える。
軸方向視界ウインドウ241は、画像サブボリュームI(x,y,z)中の典型的なポリープの直交図を示している。軸方向図261は、オリジナル画像サブボリューム中のポリープを示すXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図301は、このポリープのXY平面図を示している。軸方向図321は、このポリープのYZ平面図を示している。
図1に戻って参照すると、ステップ14において、さらに他の計算のために、このサブボリュームの正規化勾配フィールドを計算する。正規化勾配フィールドは、この勾配の方向を表わしている。正規化勾配フィールドは、この勾配フィールドを、その大きさで除算することで算定される。正規化勾配フィールドは、オリジナル画像中の輝度の影響を受けないように計算される必要がある。以下の図3に関連して、正規化勾配フィールドの実例を説明する。
図3は、本発明の好適な一実施形態において、典型的なポリープに対する正規化勾配フィールドを示している。軸方向視界ウインドウ242は、画像サブボリュームI(x,y,z)中の典型的なポリープに対する正規化勾配フィールドの直交図を示している。図示される勾配フィールドは、画像サブボリュームI(x,y,z)から算出される。軸方向図262は、オリジナル画像サブボリューム中のポリープに対する正規化勾配フィールドのXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図302は、このポリープに対する正規化勾配フィールドのXY平面図を示している。軸方向図322は、このポリープに対する正規化勾配フィールドのYZ平面図を示している。この正規化勾配フィールドは、(Ix(x,y,z),Iy(x,y,z),Iz(x,y,z))で表わされており、図3中に小さな矢印として示されている。
戻って、図1を参照すると、ステップ16において、この算出された正規化勾配フィールドを使用して、複数のスケールにて、その正規化勾配フィールドに対してDGFR(発散勾配フィールド応答)応答を計算する。DGFR応答、すなわちDGFR(x,y,z)は、この勾配フィールド(Ix,Iy,Iz)を、サイズSのテンプレート・ベクトル・マスクで畳み込むもの(convolution)として定義される。次に、以下で図4に関連して、このテンプレート・ベクトル・フィールド・マスクを説明する。等式の形式で表わされる畳み込みが、以下に列挙される。
Ω=[−floor(S/2),floor(S/2)]とすると、
DGFR(x,y,z)=ΣΣΣMx(i,j,k)Ix(x−i,y−j,z−k)+ΣΣΣMy(i,j,k)Iy(x−i,y−j,z−k)+ΣΣΣMz(i,j,k)Iz(x−i,y−j,z−k) (1)
ここで、マスク・サイズSのテンプレート・ベクトル・フィールド・マスクM(Mx(x,y,z),My(x,y,z),Mz(x,y,z))は、以下のように定義される。
x(i,j,k)=i/√(i2+j2+k2) (2)
y(i,j,k)=j/√(i2+j2+k2) (3)
z(i,j,k)=k/√(i2+j2+k2) (4)
上記の畳み込みは、ベクトル畳み込みである。この定義されたマスクMは、或る観点からは分離可能なものとは見なされないが、単一値分解(single value decomposition)を用いて、このマスクMの近似値を求めることができ、それにより、この畳み込みの高速実現が達成できる。
DGFRは、そのもっとも単純な形式でフィリタリングする手法であるとともに、候補の解剖学的組織物を自動的に検出する精巧なアルゴリズムでもある。例えば、DGFRは、結腸ガン検出のための結腸ポリープ、動脈瘤、肺ガン検出のための肺小結節などを自動的に検出するために、使用できる。さらに、DGFRは、その識別および分類に役立つ候補病変の他の描写特性を得るためにも使用できる。
次に、DGFR手法を説明する。I(x,y,z)を、3つの軸方向図が図3に示されているポリープ・インスタンスが入っている生の輝度画像ボリュームとする。
図4は、本発明の好適な一実施形態において、サイズ11の典型的なテンプレート・ベクトル・マスクを示している。サイズ11の典型的な三次元ベクトル・マスクが、その軸線に沿った外観とともに図示されている。軸方向視界ウインドウ243は、サイズ11のベクトル・マスクの直交図を示している。軸方向図263は、このベクトル・マスクのXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図303は、このベクトル・マスクのXY平面図を示している。軸方向図323は、このベクトル・マスクのYZ平面図を示している。
テンプレート・ベクトル・マスクは、DGFR用のフィルタ係数を含む。このテンプレート・ベクトル・マスクは、この勾配ベクトル・フィールドで巻き込んで、勾配フィールド応答を生成するために、使用される。
異なる寸法のマスク、すなわち異なる畳み込みカーネル(合成核、convolution kernel)を使用すると、下に横たわる組織物を強調するDGFR画像応答がもたらされることになり、その場合、これらの畳み込みが最大の応答を与える。それゆえ、この例示では、小さい球状組織物と小さい半球状組織物は、さらに小さい寸法、すなわち、5、7、9のマスクに応答するが、一方、さらに大きい組織物は、さらに大きい寸法、すなわち21、23、25を持つマスクに関して、さらに大きい応答をもたらすことになる。しかしながら、さらに大きい組織物はまた、これらの組織物の局所対称性のために、さらに小さいマスクで大きい応答も持つことがある。さらに小さいマスクによるこのような応答の局所性の観点は、以下の説明において、セグメント化されたポリープの高周波の細部を蓄積(累加)/統合するために用いられる。
図5、図6、図7、図8は、マスク・サイズがそれぞれ11、9、7、5である場合に、DGFR応答画像を示している。この段階では、ポリープのサイズが知られていないために、複数のマスク・サイズが必要となる。それゆえ、異なるマスク・サイズに従って、複数のスケールを介して複数のDGFR応答を生成することが必要がある。
図5は、本発明の好適な一実施形態において、図4に示される典型的なマスク・サイズ11に関して生成されたDGFR応答画像を示している。軸方向視界ウインドウ244は、サイズ11のベクトル・マスクを用いて生成されたDGFR応答画像の直交図を示している。軸方向図264は、マスク・サイズ11に関して、DGFR応答のXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図304は、マスク・サイズ11に関して、DGFR応答のXY平面図を示している。軸方向図324は、マスク・サイズ11に関して、DGFR応答のYZ平面図を示している。このDGFR応答は、上記の式1〜式4に示されるように、正規化勾配フィールド(Ix(x,y,z),Iy(x,y,z),Iz(x,y,z))に、サイズ11のマスク(この例において)を施すベクトル畳み込み演算(vector convolution operation)を通じて、生成される。
図6は、本発明の好適な一実施形態において、サイズ9の典型的なマスクに関して生成されたDGFR応答画像を示している。軸方向視界ウインドウ245は、サイズ9のベクトル・マスクを用いて生成されたDGFR応答画像の直交図を示している。軸方向図265は、マスク・サイズ9に関して、DGFR応答のXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図305は、マスク・サイズ9に関して、DGFR応答のXY平面図を示している。軸方向図325は、マスク・サイズ9に関して、DGFR応答のYZ平面図を示している。
図7は、本発明の好適な一実施形態において、サイズ7の典型的なマスクに関して生成されたDGFR応答画像を示している。軸方向視界ウインドウ246は、サイズ7のベクトル・マスクを用いて生成されたDGFR応答画像の直交図を示している。軸方向図266は、マスク・サイズ7に関して、DGFR応答のXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図306は、マスク・サイズ7に関して、DGFR応答のXY平面図を示している。軸方向図326は、マスク・サイズ7に関して、DGFR応答のYZ平面図を示している。
図8は、本発明の好適な一実施形態において、サイズ5の典型的なマスクに関して生成されたDGFR応答画像を示している。軸方向視界ウインドウ247は、サイズ5のベクトル・マスクを用いて生成されたDGFR応答画像の直交図を示している。軸方向図267は、マスク・サイズ5に関して、DGFR応答のXZ軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図307は、マスク・サイズ5に関して、DGFR応答のXY平面図を示している。軸方向図327は、マスク・サイズ5に関して、DGFR応答のYZ平面図を示している。
図1に戻って参照すると、ステップ18において、トボガン処理は、トボガン・ポテンシャルとしてDGFRを用いて実行されて、画像ピクセルまたは画像ボクセルを、その付近に事実上スライドして、クラスタを形成する。トボガン処理は、画像サブボリュームの一例を用いて、以下で例解される。
図9は、本発明の好適な一実施形態において、トボガン処理手法を例示している。例示のために、二次元画像空間を使用して、トボガン処理を説明する。トボガン処理は、線形実行時間で動作する非反復的な単一パラメータの手法である。トボガン処理は、それぞれの画像ピクセル/ボクセルを一回だけ処理するので、いわゆる線形実行時間が達成される。本発明の少なくとも1つの実施形態では、トボガン・ポテンシャルは、オリジナル画像ボリュームから算出されるものであって、その用途、および画像中のセグメント化されるオブジェクトによって決まる。それゆえ、このトボガン・ポテンシャルは、それぞれのピクセルにて、スライド方向を決定するために使用される。これと対照的に、従来のやり方では、トボガン処理用の唯一の入力は、画像の不連続性または局所的コントラスト度である。
本発明の少なくとも1つの実施形態では、ポリープは、バーチャル結腸内視鏡検査法を用いて抽出される。ポリープを抽出する応答画像は、オリジナル画像ボリュームからのDGFRを使用して、生成される。例示画像部分34では、同一位置にスライドするあらゆるピクセルが、一まとめにされ、したがって、この画像ボリュームを、ボクセル・クラスタの集まりに区分する。
画像部分34は、2D画像空間における5×5のトボガン・ポテンシャルのトボガン処理プロセスを示している。矢印に結び付けられている丸で囲んだ番号は、P1〜P25のピクセルのそれぞれのポテンシャル値を示す。これらのポテンシャル値は、DGFR(発散勾配フィールド応答)をこの画像ボリュームに施すことで生成されて、DGFR応答を生成する。それぞれのピクセルは、最小ポテンシャルを持つその隣接ピクセルにスライド(slide)する。この例示では、すべてのピクセルは、ゼロのポテンシャルを持つ集中位置P1と呼ばれる同一位置にスライドする。このように、ピクセルをこの集中位置にスライドする動作が、ただ1つのクラスタを形成する。
ピクセルをスライドすることは、最小ポテンシャルを持つ隣接ピクセルを選択することで決定される。例えば、ピクセルP2は、27のポテンシャルを持っており、また、その隣接ピクセル(P3、P8、P7)はそれぞれ、20、12、14のポテンシャルを持っている。それぞれのピクセルが、最小ポテンシャルを持つ隣接ピクセルの方にスライドするために、P2のピクセルは、P3、P8、P7という3つの隣接ピクセルのうち、12という最小ポテンシャルを持つピクセルP8の方にスライドする。
次に、ピクセルP4に関する他の例示を説明する。ピクセルP4は、20、12、6、6、8のポテンシャルを持つ隣接ピクセルとして、それぞれP3、P8、P9、P10、P5のピクセルを持っている。P9とP10のピクセルは、ピクセルP4の他の隣接ピクセル(P3、P8、P5)に囲まれて、6という最小ポテンシャルを持つ隣接ピクセルである。ピクセルP4は、この同一最小ポテンシャルを持つ隣接ピクセルのいずれかを選ぶ所定の選択基準に従って、ピクセルP9にスライドする。
ピクセルP1は、ゼロの最小ポテンシャルを持ち、それゆえ、そのすべての隣接ピクセル(P13、P14、P15、P19、P24、P23、P22、P18)は、ピクセルP1の方にスライドし、それゆえ「集中位置(concentration location)」であるただ1つのクラスタを形成する。したがって、画像ボリュームを、ボクセル・クラスタの集まりに区分することができる。
このトボガン処理プロセスにおいて、それぞれのボクセル(3Dで表わす)とピクセル(2Dで表わす)は、この算出されたポテンシャルにより、その隣接ボクセルおよび隣接ピクセルの1つにスライドする又はよじ登る(climb)。上記の例から、ピクセルが、最小ポテンシャルを持つ隣接ピクセルにスライドすることがわかるが、ただし、それは例示にすぎず、隣接ピクセルの選択は、その用途と、トボガン・ポテンシャルの算出によって決まる。例えば、ピクセルは、最大ポテンシャルか、最小ポテンシャルのいずれかを持つ位置にスライドするか、あるいはよじ登ることもある。
ポリープ・セグメンテーション用の少なくとも1つの実施形態では、トボガン・ポテンシャルとしてDGFR応答を使用するときには、最大ポテンシャルを持つ隣接ボクセルが選択され、その場合、それぞれのボクセルが、最大ポテンシャルを持つ隣接ボクセルに進む。所与のボクセルが、その隣接ボクセルのどれよりも大きいポテンシャルを持つ場合には、所与のボクセルは、これ以上進まず、それ自体、集中位置となる。このプロセスは、所与のDGFR応答に対して、ボクセルごとに、トボガン方向とトボガン・ラベルを生成する。同一集中位置に進むすべてのボクセルは、一意のクラスタ・ラベルに結び付けられて、1つのトボガン・クラスタが形成される。
図10は、11のマスク・サイズを用いる好適な一実施形態において、DGFR応答に関して形成されたトボガン・クラスタを示している。このトボガン・クラスタは、軸方向視界ウインドウ248内で、小さな円(361、381、401)として表わされている。軸方向視界ウインドウ248は、サイズ11のベクトル・マスクを用いて生成されたDGFR応答画像に関して、トボガン・クラスタの直交図を示している。軸方向視界268は、XZトボガン・クラスタ外観361を含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図308は、XYトボガン・クラスタ外観381を含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。軸方向視界328は、YZトボガン・クラスタ外観401を含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。
図11は、11のマスク・サイズとともにDGFRを用いる好適な一実施形態において、オリジナル画像応答のサブボリュームに関して形成されたトボガン・クラスタを示している。このトボガン・クラスタは、軸方向視界ウインドウ249内で、小さな円として表わされている。軸方向視界ウインドウ249は、サイズ11のベクトル・マスクを用いて生成されたDGFR応答画像に関して、トボガン・クラスタの直交図を示している。軸方向図269は、XZトボガン・クラスタ外観362を含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図309は、XYトボガン・クラスタ外観382を含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。軸方向図329は、YZトボガン・クラスタ外観402を含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。
次に、トボガン処理プロセスを最適化する好適な手法を説明する。このトボガン処理プロセスは、いくつかの用途において、小さな領域のみに施されることがある。すなわち、すべてのボクセルが、そのサブボリューム中でスライドし/進むことが必要であるとは限らない。例えば、ポリープ・セグメンテーションの場合には、結腸壁沿いの領域だけが関係があり、空気(内腔)または骨を表わすボクセルが登る/スライドする必要はない。二次的に重要な上記ボクセルは、公知の輝度値と、空気(内腔)および骨に対応づけられる関連ハウンズ・フィールド単位(Hounsfield Units(HU))とに基づいて、あらかじめ、充分しきい値処理することができる。
これらのDGFR応答もしきい値処理して、選択された値よりも小さい応答を持つどんなボクセルも処理されないようにすることもできる。それゆえ、しきい値処理は、処理されるエリアをより良く改善し、さらに、このトボガン処理プロセスを促進する不必要な算出を除去することもできる。トボガン処理は、それぞれのスケールにて実行され、それゆえ、結果的には、それぞれのスケールにて、トボガン・クラスタがあるかもしれない。しかしながら、上述のように、DGFR応答、および、輝度にしきい値処理しても、或るスケール(1つまたは複数)では、トボガン処理クラスタが得られない場合もある。
次に、DGFR応答を考察する。DGFR応答のサポートは、この勾配フィールドの対称性に比例する。すなわち、この勾配フィールドが対称的であればあるほど、その応答もそれだけ大きくなる。この勾配フィールドに対する集中地点が、DGFR応答を捕獲するマスクの中心と一致しているときに、発散フィールドは、最大の応答を与えることになる。ここで、理想的なポリープが、有茎(pedunculated)である(すなわち、形状が球状であって、かつ、幹状部を介して結腸壁に繋がっている)か、あるいは無茎(sessile)である(すなわち、半球状である)場合には、もっとも強大な勾配が、その中心に集中し、また、その大きさが、強大なエッジ遷移によりサポートされることになる。サイズが、そのような組織物の直径と一致しているテンプレート・マスクは、もっとも強い応答をもたらすことになる。このマスクは、「捕獲マスク(capturing mask)」と呼ばれている。
このDGFRからの応答は、一部、ポリーブ状組織物の対称性、および、この発散フィールドの集中地点によって決まる。同一のポリーブ状組織物を処理しようとするとき、その捕獲マスクよりも大きいマスクは、それらのフィールドが、最適なものにますます揃えられなくなり、それゆえ、その応答が減少することになる。さらに小さいマスクは、なおサポートを持つことになる。このようなマスクは、その捕獲マスクよりもさらに大きい応答を持つこともある。そのことは、さらに小さいマスクが、その中心から、その境界(縁)へ半径方向にスライドすると想定すれば、理解できる。この限定的な事例において、サイズ5のマスクは、この場合、例えば有茎のポリープでは、そのマスクで生成される応答でのサポートのために、半球の2分の1よりも大きいものから得られよう。それゆえ、さらに小さいマスクでは、この勾配フィールドは完全には揃えられないかもしれないが、その全体の応答は、さらに大きいことがある。
上記の観察結果から、また、セグメント化された組織物の解剖学的構造(anatomy)が変わりやすいとすれば、完全なポリープ・セグメンテーションを表わすただ1つのトボガン・クラスタを形成する必要はない。それゆえ、ポリープ・セグメンテーションのために、複数のスケールでのDGFR応答で形成されたトボガン・クラスタを統合する必要がある。
図10と図11で理解できるように、このトボガン処理クラスタは、このトボガン処理されるエリアをポリープ領域の中心に置くことにより、ポリープ領域にてクラスタ化される。
図1に戻って参照すると、ステップ20において、トボガン処理されたクラスタは、いっしょに組み合わされる。これらのトボガン・クラスタを組み合わせるプロセスは、以下で、図12に関連して説明される。
ステップ22において、この処理されたサブボリュームをセグメント化して、1つまたは複数の候補オブジェクトを検出する。
図12は、本発明の好適な一実施形態において、トボガン・クラスタを統合するプロセスに関する流れ図42を示している。この統合プロセスの説明は、図9〜図11と図13〜図16に示される例(以後、「図解例」と呼ぶ)を参照する。ステップ44において、最初のクラスタを選択する。上述のように、複数スケールでのトボガン・クラスタは、異なるサイズのマスクを応答画像に施すことで得られた。しきい値が用いられるから、さらに大きいスケールでは(すなわち、大きいマスクでは)、トボガン・クラスタはまったくないかもしれない。それゆえ、最初のクラスタを決定する必要がある。この探索プロセスは、利用できる最大のマスクからスタートし、次に、検出位置を含むトボガン・クラスタが見出されるまで、次に大きいマスクを考察する。このような最初のトボガン・クラスタは、「ベース・クラスタ」と見なされる。
この図解例では、しきい値(0.3)が施される場合には、23から13まで(上から下へ、大から小へ)のスケールでのDGFR応答に基づいて、その検出位置にはクラスタがまったく形成されない。最初のクラスタ(すなわち、ベース・クラスタ)は、図10に示される11のスケールにて見出される。その場合、ベース・クラスタは、DGFR応答に重ねられるが、一方、同一クラスタは、図10中のオリジナル・サブボリュームに重ねられる。
ステップ46において、このベース・クラスタを拡張する。このベース・クラスタの拡張は、次に小さいマスクでのDGFR応答に基づいて生成されるトボガン・クラスタ中にボクセルを選択的に含むことで、行われる。ステップ48において、ベース・クラスタ中のすべてのボクセルをカバーするように求められるすべてのクラスタを見出す。
ステップ48において見出されたそれぞれのクラスタに対する反復的プロセスを、次に、ステップ50において、記述される通りに実行する。このベース・クラスタがB個のボクセルを持っていると仮定すると、含めようと考えている新規クラスタには、C個のボクセルが入っており、また、そのベース・クラスタか、その新規クラスタのいずれかに入っているボクセルの合計数はDである。p1は、(B+C−D)/Bと定義され、また、p2は、(B+C−D)/Cと定義される。このベース・クラスタは、それが、(p1>包含閾値(Inclusion Threshold 1))と(p2>包含閾値2)の条件を階層化する場合には、このクラスタからのボクセルだけを含むことで、拡張される。この図解例では、好適な実施例において、包含閾値1は0.6にセットされ、また、包含閾値2は0.3にセットされた。
ステップ52において、この拡張されたクラスタを、ベース・クラスタとしてセットする。ステップ54において、最小マスクでのDGFR応答に達するまで、その拡張プロセスを繰り返す。この例では、最小マスク・サイスは5である。この形成されたクラスタは、図15に示されている。
図13と図14は、本発明の好適な実施形態において、上述のクラスタ統合プロセスに使用されるトボガン・クラスタの軸方向図を示している。この図解例では、図13と図14において、ボクセルに「+」記号が付けられている(561-2、581-2、601-2)クラスタがただ1つある。この新規の拡張クラスタは、図13と図14において、「o」で表わされるベース・クラスタ中のボクセル(363-4、383-4、403-4)のすべて、または少なくとも大部分をカバーしている。一般に、この新規の拡張クラスタは、このベース・クラスタ中のすべてのボクセルをカバーするように、複数のクラスタに求めている。このベース・クラスタを確実に徐々に拡張できるように、複数のクラスタがある場合には、これらのクラスタのそれぞれは、以下に述べられる包含条件をそれぞれが満たすことを検証するために、評価される。
図13は、本発明の好適な一実施形態において、拡張トボガン・クラスタを含むトボガン・クラスタの軸方向図を示している。図13では、このトボガン・クラスタは、軸方向視界ウインドウ2410内の小さな円として表わされている。軸方向視界ウインドウ2410は、このトボガン・クラスタの直交図を示している。軸方向図2610は、XZトボガン・クラスタ外観363とXZ拡張クラスタ外観561とを含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図3010は、XYトボガン・クラスタ外観383とXY拡張クラスタ外観581とを含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。軸方向図3210は、YZトボガン・クラスタ外観403とYZ拡張クラスタ外観601とを含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。
図14は、本発明の好適な一実施形態において、拡張トボガン・クラスタを含むトボガン・クラスタの軸方向図を示している。図14では、このトボガン・クラスタは、軸方向視界ウインドウ2411内の小さな円として表わされている。軸方向視界ウインドウ2411は、このトボガン・クラスタの直交図を示している。軸方向図2611は、XZトボガン・クラスタ外観364とXZ拡張クラスタ外観562とを含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図3011は、XYトボガン・クラスタ外観384とXY拡張クラスタ外観582とを含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。軸方向図3211は、YZトボガン・クラスタ外観404とYZ拡張クラスタ外観602とを含むトボガン・クラスタの軸平面図を示している。
図15は、本発明の好適な一実施形態において、クラスタ用の統合プロセスを実行した後で、形成されたクラスタを示している。図15では、この形成されたトボガン・クラスタは、軸方向視界ウインドウ2412内の小さな円として表わされている。軸方向視界ウインドウ2412は、この形成されたトボガン・クラスタの直交図を示している。軸方向図2612は、XZトボガン・クラスタ外観365を含む形成されたトボガン・クラスタの軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図3012は、XYトボガン・クラスタ外観385を含む形成されたトボガン・クラスタの軸平面図を示している。軸方向図3211は、YZトボガン・クラスタ外観405を含む形成されたトボガン・クラスタの軸平面図を示している。
図16は、本発明の好適な一実施形態において、モルフォロジカル操作を実行した後で得られた最終トボガン・クラスタを示している。図16では、この最終トボガン・クラスタは、軸方向視界ウインドウ2413内の小さな円として表わされている。軸方向視界ウインドウ2413は、この最終トボガン・クラスタの直交図を示している。軸方向図2613は、XZトボガン・クラスタ外観366を含む最終トボガン・クラスタの軸平面図を示している。十字線28は、このサブボリューム中のポリープの存在と位置を示すように、位置づけられている。軸方向図3013は、XYトボガン・クラスタ外観386を含む最終トボガン・クラスタの軸平面図を示している。軸方向図3211は、YZトボガン・クラスタ外観406を含む最終トボガン・クラスタの軸平面図を示している。
次に、モルフォロジカル操作を説明する。結果として、上記プロセスから得られたクラスタは、ポリープの表面を充分に明らかにしてないかもしれない。それゆえ、モルフォロジカル操作(例えば、拡大、クロージングなど)を施して、ポリープ・セグメンテーションとして、最終トボガン・クラスタを仕上げる。このポリープ表面を形成するボクセルを含むことに焦点が合わされているから、拡大マスクが、空気中にn1個よりも多くのボクセルと、クラスタ中にn2個よりも多くのボクセルを含むときに、拡大プロセスが施される。この拡大マスクの一部が、空気中にボクセルの一部を含むように求めることで、このような拡大は、そのクラスタのうち、結腸中の内腔(空気)の方に延びている部分に限定される。この図解例では、n1=12、およびn2=3であり、この最終トボガン・クラスタが、図15に与えられている。
様々なマスクの全域で、これらのクラスタを統合することで、結果として、小さい穴を含むクラスタがもたらされることがある。これは、様々なマスクを用いるDGFR応答に基づいて、クラスタが抽出され、かつその増大が制限されるやり方によるものである。これらのギャップを埋め、さらに、その外形も滑らかにするために、その結果として得られたクラスタに、モルフォロジカル・クロージングを施す。この図解例では、ギャップは発生せず、また、モルフォロジカル・クロージングを通じて、追加ボクセルはまったく含まれなかった。図16中のトボガン・クラスタは、その最終ポリープ・セグメンテーションを実現した。
このセグメント化された最終画像は、このセグメント化された候補(この例では、ポリープ)と、モデル形状の公知クラスを比較して、その初期セグメンテーションを改善することで、さらに改善できる。これにより、このセグメント化された最終候補は、候補の公知のプロトタイプ・トポロジーに確実に合致できるであろう。医用画像では、このようなプロトタイプ候補は、腫瘍、ポリープ、小結節などであることもある。
図17を参照すると、本発明の好適な一実施形態により、本発明を実施するコンピュータ・システム101は、とりわけ、CPU(中央演算処理装置)102、メモリ103、I/O(入出力)インターフェース104を含む。コンピュータ・システム101は、一般に、I/Oインターフェース104を通じて、ディスプレイ105、および、マウスやキーボードなどの様々な入力装置106に結合されている。これらのサポート回路は、キャッシュ、電源、クロック回路、通信バスなどの回路を含むこともある。メモリ103は、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(リード・オンリー・メモリ)、ディスク・ドライブ、テープ・ドライブなど、あるいは、それらを組み合わせたものを含むこともある。本発明の好適な一実施形態は、メモリ103中に格納され、かつCPU102で実行されるルーチン107として実施されて、信号源108からの信号を処理することもある。したがって、コンピュータ・システム101は、本発明の好適な一実施形態において、本発明のルーチン107を実行するときには、特定目的のコンピュータ・システムとなる汎用コンピュータ・システムである。
コンピュータ・プラットフォーム101はまた、オペレーティング・システムとマイクロ命令コードも含む。本明細書に述べられる様々なプロセスおよび機能は、オペレーティング・システムを通じて実行される上記マイクロ命令コードの一部、または、アプリケーション・プログラムの一部(あるいは、それらを組み合わせたもの)であるかもしれない。さらに、追加データ記憶装置や印刷装置などの他の様々な周辺装置が、このコンピュータ・プラットフォームに接続されることがある。
さらに、これらの添付図面に示される構成するシステム構成要素と方法ステップの一部は、ソフトウェアで実施されるために、これらのシステム構成要素(またはプロセス・ステップ)間の実際のつながりは、本発明の好適な一実施形態において、本発明をプログラムするやり方により、様々であるものとする。本明細書にて開示された本発明の教示が与えられた場合、当業者は、本明細書の上記および類似の実施例または構成を想到することができるであろう。
本発明は、本発明の好適な実施形態を参照して、特に図示されて、説明されてきたが、当業者であれば、併記の特許請求の範囲により定められる本発明の精神および範囲から逸脱することなく、これらの好適な実施形態に対して、形式および細部の様々な変更を行うことができることが理解されよう。
本発明の一実施形態において、DGFRとトボガン処理を用いる候補オブジェクト検出を示す流れ図である。 本発明の好適な一実施形態において、例示サブボリューム中の典型的なポリープの3D直交図を示す。 本発明の好適な一実施形態において、典型的なポリープに対する正規化勾配フィールドを示す。 本発明の好適な一実施形態において、サイズ11の典型的なテンプレート・ベクトル・マスクを示す。 本発明の好適な一実施形態において、図4に示される典型的なマスク・サイズ11に関して生成されたDGFR応答画像を示す。 本発明の好適な一実施形態において、サイズ9の典型的なマスクに関して生成されたDGFR応答画像を示す。 本発明の好適な一実施形態において、サイズ7の典型的なマスクに関して生成されたDGFR応答画像を示す。 本発明の好適な一実施形態において、サイズ5の典型的なマスクに関して生成されたDGFR応答画像を示す。 本発明の好適な一実施形態において、トボガン処理手法を例示する。 11のマスク・サイズを用いる好適な一実施形態において、DGFR応答に関して形成されたトボガン・クラスタを示す。 11のマスク・サイズとともにDGFRを用いる好適な一実施形態において、オリジナル画像応答のサブボリュームに関して形成されたトボガン・クラスタを示す。 本発明の好適な一実施形態において、トボガン・クラスタを統合するプロセスに関する流れ図42を示す。 本発明の好適な一実施形態において、拡張トボガン・クラスタを含むトボガン・クラスタの軸方向図を示す。 本発明の好適な一実施形態において、拡張トボガン・クラスタを含むトボガン・クラスタの軸方向図を示す。 本発明の好適な一実施形態において、クラスタ用の統合プロセスを実行した後で、形成されたクラスタを示す。 本発明の好適な一実施形態において、モルフォロジカル(morphological)操作を実行した後で得られた最終のトボガン・クラスタを示す。 本発明の好適な一実施形態において使用される典型的なコンピュータを示す。
符号の説明
28 十字線
103 メモリ

Claims (33)

  1. 複数の画像要素を有する画像中から、1つまたは複数の、検出目的の画像の候補としての候補オブジェクトをセグメント化する画像処理方法であって、
    前記画像中の前記候補オブジェクトのうちの1つの候補オブジェクトの、前記画像要素における基準となる位置を設定するステップと、
    前記位置の付近に隣接した1つまたは複数の画像要素である隣接画像要素についての、1つまたは複数の応答値を算出するステップであって、1つまたは複数のテンプレート・マスクを用いて前記画像から1つまたは複数の発散勾配フィールド(DGFR)応答による応答値を算出するステップを含んだステップと、
    前記算出された応答値が所定の数値範囲内の値であるか否かに基づいて前記1つまたは複数の隣接画像要素についての画像要素クラスタを生成するステップであって、DGFR応答を用いたトボガン処理によって1つまたは複数のトボガン処理済み画像要素クラスタを前記画像要素クラスタとして生成するステップを含むステップと、
    前記画像要素クラスタを当該画像要素クラスタに対応した統合則を用いて統合して、前記位置における前記候補オブジェクトのセグメントを生成するステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項記載の画像処理方法において、
    前記画像要素クラスタを生成するステップが、
    前記複数のテンプレート・マスクのうちの少なくとも1つの第1のテンプレート・マスクに対応して算出された前記DGFR応答に基づいて、前記画像要素から前記画像要素クラスタのベース・クラスタを形成するステップと、
    前記複数のテンプレート・マスクのうちの少なくとも1つの第2のテンプレート・マスクに対応して算出された前記DGFR応答に基づいて、前記ベース・クラスタのクラスタ精度を高精度化するステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項または記載の画像処理方法において、
    前記発散勾配フィールド(DGFR)応答の算出に用いられる前記画像の正規化勾配フィールドを算出するステップを、さらに含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項記載の画像処理方法において、
    前記応答値を算出するステップは、前記テンプレート・マスクの1つまたは複数を用いて、前記正規化勾配フィールドのベクトル畳み込みを実行するステップを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項記載の画像処理方法において、
    前記テンプレート・マスクが、
    x(i,j,k)=i/√(i2+j2+k2),
    y(i,j,k)=j/√(i2+j2+k2),
    z(i,j,k)=k/√(i2+j2+k2),
    (ここに、上記Mx,My,Mzは、それぞれx,y,z軸方向でのテンプレート・ベクトル・フィールド・マスクである)
    を含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項記載の画像処理方法において、
    前記テンプレート・マスクを用いたベクトル畳み込み演算が、
    DGFR(x,y,z)=ΣΣΣMx(i,j,k)Ix(x−i,y−j,z−k)+ΣΣΣMy(i,j,k)Iy(x−i,y−j,z−k)+ΣΣΣMz(i,j,k)Iz(x−i,y−j,z−k)を含む
    (ここに、上式において、Ω=[-floor(S/2),floor(S/2)]である)
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1つの項に記載の画像処理方法において、
    前記画像要素を選択的に統合するにあたり、少なくとも1つの前記候補オブジェクトが検出された前記テンプレート・マスクのうちの最大のものに対応するベース・クラスタを、前記トボガン処理済み画像要素クラスタから選択するステップと、
    前記選択されたトボガン処理済み画像要素クラスタが、所定の包含しきい基準を満たす場合には、前記最大のマスクよりも小さいテンプレート・マスクから得られた画像要素であって前記選択されたトボガン処理済み画像要素クラスタに対応する画像要素を含むようにすることで、前記ベース・クラスタを反復的に拡張するステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1つの項に記載の画像処理方法において、
    前記候補オブジェクトのうちの所与の一つの候補オブジェクトを解析するための、前記反復的に拡張された最終のトボガン処理済み画像要素クラスタを用いた前記画像のセグメント化を行うステップを、さらに含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項記載の画像処理方法において、
    解析された前記所与の一つの候補オブジェクトの画像と予め定められたプロトタイプの候補オブジェクトの画像との比較によって、前記セグメント化が行われた画像の検出精度を高精度化する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項1から9のうちのいずれか1つの項に記載の画像処理方法において、
    前記画像要素クラスタを生成するステップが、前記トボガン処理済み画像要素クラスタに関する1つまたは複数のトボガン・ポテンシャルとして前記DGFR応答を用いたトボガン処理を前記画像要素に対して実行するステップであって当該実行により前記トボガン処理済み画像要素クラスタを決定するステップを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記トボガン処理を前記画像要素に対して実行するステップが、前記画像要素のうちの所与の1つの画像要素から前記画像要素中の集中位置に向かう隣接画像要素へとスライドを前記画像要素中で実行するステップを、さらに含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記スライドが、前記トボガン・ポテンシャルの最小値または最大値のうちの1つを持つ集中位置に向かって実行される
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記トボガン処理を前記画像要素に対して実行するステップが、前記画像要素の所与の1つから前記画像要素中の集中位置に向かう隣接画像要素へと前記画像要素中で登るステップをさらに含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  14. 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記登るステップは、前記トボガン・ポテンシャルの最小値または最大値のうちの1つを持つ集中位置に向かって実行される
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項1からのうちのいずれか1つの項に記載の画像処理方法において、
    前記画像要素が、3次元画像中のボクセルおよび2次元画像中のピクセルのうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とする画像処理方法。
  16. 請求項1からのうちのいずれか1つの項に記載の画像処理方法において、
    前記画像が医用画像であり、かつ前記候補オブジェクトの少なくとも1つが結腸のポリープに対応した画像的特性を有する画像である
    ことを特徴とする画像処理方法。
  17. 請求項1からのうちのいずれか1つの項に記載の画像処理方法において、
    1つまたは複数のモルフォロジカル操作を、前記選択的に統合された画像要素クラスタに施すステップを、さらに含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  18. 1つまたは複数の画像要素を持つ画像ボリュームにおける、1つまたは複数の、検出目的の画像ボリュームの候補としての候補オブジェクトを解析する画像解析方法であって、
    前記画像ボリュームの正規化勾配フィールドを算出するステップと、
    スケールの異なる複数のテンプレート・マスクを用いて、前記正規化勾配フィールドから、発散勾配フィールド(DGFR)応答を算出するステップと、
    前記DGFR応答を用いてトボガン処理を実行して、スケールの異なる複数のトボガン処理済み画像要素クラスタを生成するステップと、
    前記スケールの異なる複数のトボガン処理済み画像要素クラスタを統合して、最終のトボガン処理済み画像要素クラスタとして、前記候補オブジェクトの所与の1つに対応する少なくとも1つのトボガン処理済み画像要素クラスタを拡大マスク法によって決定するステップと、
    を含むことを特徴とする画像解析方法。
  19. 請求項18記載の画像解析方法において、
    前記最終のトボガン処理済みクラスタをセグメント化して、前記候補オブジェクトの前記所与の1つを解析するステップをさらに含む
    ことを特徴とする画像解析方法。
  20. 請求項19記載の画像解析方法において、
    前記セグメント化するステップによって行われるセグメント化のセグメント精度を、1つまたは複数の、予め定められた潜在的なセグメント化オブジェクトを含むモデル・クラスタを用いて高精度化する
    ことを特徴とする画像解析方法。
  21. 請求項2記載の画像解析方法において、
    前記画像ボリュームが、医用画像中に含まれた画像ボリュームであり、
    前記モデル・クラスが、前記医用画像中にセグメント化された生体組織物の画像ボリュームを含むものである
    ことを特徴とする画像解析方法。
  22. 複数の画像要素を有する画像中から、1つまたは複数の、検出目的の画像の候補としての候補オブジェクトをセグメント化する方法ステップを情報処理装置に実行させるためのプログラムを、前記情報処理装置で読み取り可能に記憶してなるプログラム記憶媒体であって、
    前記画像中の前記候補オブジェクトのうちの1つの候補オブジェクトの、前記画像要素における基準となる位置を設定するステップと、
    前記位置の付近に隣接した1つまたは複数の画像要素である隣接画像要素についての、1つまたは複数の応答値を算出するステップであって、1つまたは複数のテンプレート・マスクを用いて、前記画像から1つまたは複数の発散勾配フィールド(DGFR)応答を算出するステップを含むステップと、
    前記算出された応答値が所定の数値範囲内の値であるか否かに基づいて、前記1つまたは複数の隣接画像要素についての画像要素クラスタを生成するステップであって、DGFR応答による応答値を用いたトボガン処理によって1つまたは複数のトボガン処理済み画像要素クラスタを前記画像要素クラスタとして生成するステップを含むステップと、
    前記画像要素クラスタを選択的に統合して、前記位置における前記候補オブジェクトのセグメントを生成するステップと、
    を含む方法ステップを前記情報処理装置で実行するための命令を備えたプログラムを織り込んでなる
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  23. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記画像要素クラスタを生成するステップが、
    前記複数のテンプレート・マスクのうちの少なくとも1つの第1のテンプレート・マスクに対応して算出された前記DGFR応答に基づいて、前記画像要素から前記画像要素クラスタのベース・クラスタを形成するステップと、
    前記複数のテンプレート・マスクのうちの少なくとも1つの第2のテンプレート・マスクに対応して算出された前記DGFR応答に基づいて、前記ベース・クラスタのクラスタ精度を高精度化するステップと、
    を含むものである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  24. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記発散勾配フィールド(DGFR)応答の算出に用いられる前記画像の正規化勾配フィールドを算出するステップを、さらに含む
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  25. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記応答値を算出するステップが、前記テンプレート・マスクの1つまたは複数を用いて、前記正規化勾配フィールドのベクトル畳み込みを実行するステップを含むものであることを特徴とするプログラム記憶媒体。
  26. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記テンプレート・マスクが、
    x(i,j,k)=i/√(i2+j2+k2),
    y(i,j,k)=j/√(i2+j2+k2),
    z(i,j,k)=k/√(i2+j2+k2),
    (ここに、上記Mx,My,Mzは、それぞれx,y,z軸方向でのテンプレート・ベクトル・フィールド・マスクである)
    を含むものである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  27. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記テンプレート・マスクを用いたベクトル畳み込み演算が、
    DGFR(x,y,z)=ΣΣΣMx(i,j,k)Ix(x−i,y−j,z−k)+ΣΣΣMy(i,j,k)Iy(x−i,y−j,z−k)+ΣΣΣMz(i,j,k)Iz(x−i,y−j,z−k)を含むものである
    (ここに、上式において、Ω=[-floor(S/2),floor(S/2)]である)
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  28. 請求項27記載のプログラム記憶媒体において、
    前記トボガン処理を実行するステップが、前記画像要素のうちの所与の1つの画像要素から前記画像要素中の集中位置に向かう隣接画像要素へとスライドを前記画像要素中で実行するステップを、さらに含んだものである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  29. 請求項28記載のプログラム記憶媒体において、
    前記スライドが、前記トボガン・ポテンシャルの最小値または最大値のうちの1つを持つ集中位置に向かって実行されるものである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  30. 請求項27記載のプログラム記憶媒体において、
    前記トボガン処理を実行するステップが、前記画像要素の所与の1つから前記画像要素中の集中位置に向かう隣接画像要素へと前記画像要素中で登る命令をさらに含むものである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  31. 請求項3記載のプログラム記憶媒体において、
    前記登るステップが、前記トボガン・ポテンシャルの最小値または最大値のうちの1つを持つ集中位置に向かって実行されるものである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  32. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記画像要素が、3次元画像中のボクセルおよび2次元画像中のピクセルのうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
  33. 請求項2記載のプログラム記憶媒体において、
    前記画像が医用画像であり、かつ前記候補オブジェクトの少なくとも1つが結腸のポリープに対応した画像的特性を有する画像である
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
JP2006554312A 2004-02-23 2005-02-23 画像処理方法および画像解析方法ならびにプログラム記憶媒体 Expired - Fee Related JP4879028B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54700204P 2004-02-23 2004-02-23
US60/547,002 2004-02-23
US11/062,411 2005-02-22
US11/062,411 US7526115B2 (en) 2004-02-23 2005-02-22 System and method for toboggan based object segmentation using divergent gradient field response in images
PCT/US2005/005694 WO2005083633A2 (en) 2004-02-23 2005-02-23 A system and method for toboggan based object segmentation using divergent gradient field response in images

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007524488A JP2007524488A (ja) 2007-08-30
JP4879028B2 true JP4879028B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=34864027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006554312A Expired - Fee Related JP4879028B2 (ja) 2004-02-23 2005-02-23 画像処理方法および画像解析方法ならびにプログラム記憶媒体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7526115B2 (ja)
EP (1) EP1719080B1 (ja)
JP (1) JP4879028B2 (ja)
CN (1) CN1947151B (ja)
AU (1) AU2005216314A1 (ja)
CA (1) CA2557122C (ja)
DE (1) DE602005009923D1 (ja)
WO (1) WO2005083633A2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480412B2 (en) * 2003-12-16 2009-01-20 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Toboggan-based shape characterization
US20060209063A1 (en) * 2004-10-12 2006-09-21 Jianming Liang Toboggan-based method for automatic detection and segmentation of objects in image data
US7912294B2 (en) * 2005-05-27 2011-03-22 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. System and method for toboggan-based object detection in cutting planes
JP2007272466A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 画素ベース勾配クラスタリングによる多峰関数セグメンテーション方法
JP4894369B2 (ja) * 2006-06-19 2012-03-14 富士通株式会社 3次元モデルの画像処理装置
US8023703B2 (en) * 2006-07-06 2011-09-20 The United States of America as represented by the Secretary of the Department of Health and Human Services, National Institues of Health Hybrid segmentation of anatomical structure
US7961923B2 (en) * 2006-08-22 2011-06-14 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Method for detection and visional enhancement of blood vessels and pulmonary emboli
US7925065B2 (en) * 2006-08-22 2011-04-12 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Finding blob-like structures using diverging gradient field response
US7940977B2 (en) 2006-10-25 2011-05-10 Rcadia Medical Imaging Ltd. Method and system for automatic analysis of blood vessel structures to identify calcium or soft plaque pathologies
US7860283B2 (en) 2006-10-25 2010-12-28 Rcadia Medical Imaging Ltd. Method and system for the presentation of blood vessel structures and identified pathologies
US7873194B2 (en) 2006-10-25 2011-01-18 Rcadia Medical Imaging Ltd. Method and system for automatic analysis of blood vessel structures and pathologies in support of a triple rule-out procedure
US7983459B2 (en) 2006-10-25 2011-07-19 Rcadia Medical Imaging Ltd. Creating a blood vessel tree from imaging data
US7940970B2 (en) 2006-10-25 2011-05-10 Rcadia Medical Imaging, Ltd Method and system for automatic quality control used in computerized analysis of CT angiography
US8036440B2 (en) * 2007-02-05 2011-10-11 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. System and method for computer aided detection of pulmonary embolism in tobogganing in CT angiography
US8494235B2 (en) * 2007-06-04 2013-07-23 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Automatic detection of lymph nodes
US20090067494A1 (en) * 2007-09-06 2009-03-12 Sony Corporation, A Japanese Corporation Enhancing the coding of video by post multi-modal coding
US8200466B2 (en) 2008-07-21 2012-06-12 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Method for tuning patient-specific cardiovascular simulations
US9405886B2 (en) 2009-03-17 2016-08-02 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Method for determining cardiovascular information
US8379985B2 (en) * 2009-07-03 2013-02-19 Sony Corporation Dominant gradient method for finding focused objects
US8157742B2 (en) 2010-08-12 2012-04-17 Heartflow, Inc. Method and system for patient-specific modeling of blood flow
US8315812B2 (en) 2010-08-12 2012-11-20 Heartflow, Inc. Method and system for patient-specific modeling of blood flow
US8548778B1 (en) 2012-05-14 2013-10-01 Heartflow, Inc. Method and system for providing information from a patient-specific model of blood flow
US10157467B2 (en) 2015-08-07 2018-12-18 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University System and method for detecting central pulmonary embolism in CT pulmonary angiography images
CN107169487B (zh) * 2017-04-19 2020-02-07 西安电子科技大学 基于超像素分割及深度特征定位的显著性目标检测方法
CN113223016B (zh) * 2021-05-13 2024-08-20 上海西虹桥导航技术有限公司 一种植物秧苗的图像分割方法、装置、电子设备和介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04122357A (ja) * 1990-09-14 1992-04-22 Fuji Photo Film Co Ltd 線状パターン幅演算装置
JPH04122355A (ja) * 1990-09-14 1992-04-22 Fuji Photo Film Co Ltd パターン認識装置
JPH04122356A (ja) * 1990-09-14 1992-04-22 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影検出装置
JPH04123590A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影検出装置
US5608812A (en) * 1990-09-14 1997-03-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Abnormal pattern detecting apparatus, pattern finding apparatus, and linear pattern width calculating apparatus
WO2003034176A2 (en) * 2001-10-16 2003-04-24 The University Of Chicago Computer-aided detection of three-dimensional lesions

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69636911T2 (de) * 1995-03-29 2007-11-22 Fujifilm Corp. Bildverarbeitungsverfahren und -Vorrichtung
DE19615493A1 (de) * 1996-04-19 1997-10-23 Philips Patentverwaltung Verfahren zur Bildsegmentierung
JP2003515368A (ja) 1999-11-24 2003-05-07 コンファーマ インコーポレイテッド 画像が向上した視覚表示を得るための類似データのたたみこみフィルタリング。
US7043064B2 (en) * 2001-05-04 2006-05-09 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Method for characterizing shapes in medical images
CN1177298C (zh) * 2002-09-19 2004-11-24 上海交通大学 基于块分割的多聚焦图像融合方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04122357A (ja) * 1990-09-14 1992-04-22 Fuji Photo Film Co Ltd 線状パターン幅演算装置
JPH04122355A (ja) * 1990-09-14 1992-04-22 Fuji Photo Film Co Ltd パターン認識装置
JPH04122356A (ja) * 1990-09-14 1992-04-22 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影検出装置
JPH04123590A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影検出装置
US5608812A (en) * 1990-09-14 1997-03-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Abnormal pattern detecting apparatus, pattern finding apparatus, and linear pattern width calculating apparatus
WO2003034176A2 (en) * 2001-10-16 2003-04-24 The University Of Chicago Computer-aided detection of three-dimensional lesions
JP2005506140A (ja) * 2001-10-16 2005-03-03 ザ・ユニバーシティー・オブ・シカゴ コンピュータ支援の3次元病変検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE602005009923D1 (de) 2008-11-06
US7526115B2 (en) 2009-04-28
AU2005216314A1 (en) 2005-09-09
EP1719080A2 (en) 2006-11-08
US20050185838A1 (en) 2005-08-25
WO2005083633A2 (en) 2005-09-09
WO2005083633A3 (en) 2006-01-26
JP2007524488A (ja) 2007-08-30
CN1947151A (zh) 2007-04-11
CN1947151B (zh) 2011-01-26
EP1719080B1 (en) 2008-09-24
CA2557122C (en) 2011-04-19
CA2557122A1 (en) 2005-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4879028B2 (ja) 画像処理方法および画像解析方法ならびにプログラム記憶媒体
Halder et al. Lung nodule detection from feature engineering to deep learning in thoracic CT images: a comprehensive review
Messay et al. Segmentation of pulmonary nodules in computed tomography using a regression neural network approach and its application to the lung image database consortium and image database resource initiative dataset
US7876938B2 (en) System and method for whole body landmark detection, segmentation and change quantification in digital images
US7876947B2 (en) System and method for detecting tagged material using alpha matting
EP2823464B1 (en) Intelligent landmark selection to improve registration accuracy in multimodal image fusion
JP4999163B2 (ja) 画像処理方法および装置ならびにプログラム
KR102378746B1 (ko) 의료 영상에서 딥러닝에 기반한 복부 장기 자동분할 방법
Selver et al. Patient oriented and robust automatic liver segmentation for pre-evaluation of liver transplantation
US20090016583A1 (en) System and Method for Detecting Spherical and Ellipsoidal Objects Using Cutting Planes
WO2006062540A2 (en) Shape index weighted voting for detection of objects
JP2011526508A (ja) 医療用画像の領域分割
JP4629053B2 (ja) トボガンに基づく形状の特徴描写方法
JP2006034585A (ja) 画像表示装置、画像表示方法およびそのプログラム
US7912294B2 (en) System and method for toboggan-based object detection in cutting planes
Ge et al. Unsupervised histological image registration using structural feature guided convolutional neural network
AU2005220588A1 (en) Using corner pixels as seeds for detection of convex objects
JP6516321B2 (ja) 形状特徴抽出方法、形状特徴抽出処理装置、形状記述方法及び形状分類方法
JP2012504003A (ja) コンピュータを用いて実行される障害検出方法及び装置
van Ginneken et al. Interactive shape models
US7912292B2 (en) System and method for filtering and automatic detection of candidate anatomical structures in medical images
JP2017189394A (ja) 情報処理装置および情報処理システム
JP2007510438A (ja) 結腸のポリープを検出するために切断面を用いる方法およびシステム
EP4425427A1 (en) Method for automated processing of volumetric medical images
Amitava et al. Lung Nodule Detection from Feature Engineering to Deep Learning in Thoracic CT Images: a Comprehensive Review

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100525

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4879028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees