JP4877037B2 - Locking device - Google Patents
Locking device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4877037B2 JP4877037B2 JP2007112595A JP2007112595A JP4877037B2 JP 4877037 B2 JP4877037 B2 JP 4877037B2 JP 2007112595 A JP2007112595 A JP 2007112595A JP 2007112595 A JP2007112595 A JP 2007112595A JP 4877037 B2 JP4877037 B2 JP 4877037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wedge
- latch bolt
- locking device
- screw
- screw portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
本願発明は、扉の施錠・解錠を電気的及び機械的に行うロック装置に関するものである。 The present invention relates to a lock device that electrically and mechanically locks and unlocks a door.
従来から、扉の施錠・解錠を電気的に行なうロック装置として、扉が施錠されている状態であっても非常時には所定以上の荷重を加えることで扉を強制的に解錠することができるものが知られており、例えば特開2005−320824号公報(特許文献1)に開示されているようなものがある。この従来例は、壁面に形成されて防火扉が収納される凹所の適所に本体ハウジングが取付固定される防火扉用自動閉鎖装置であって、通常時は、本体ハウジングの切欠開口部より露出させたフックプレートに防火扉側に設けられた係合金具を押し込むことで本体ハウジングに内蔵されたラッチ機構を作動させ、フックプレートが係合金具を拘束し保持することで防火扉を凹所に収容保持し、火災発生時等の緊急時には、本体ハウジングに内蔵されたソレノイドを駆動してラッチ機構による保持を解除してフックプレートが係合金具を開放することで防火扉がドアクローザ等によって通路を閉鎖する。また、何らかの原因でソレノイドが駆動しない場合には、係合金具を所定以上の力で引っ張ることで係合金具をフックプレートから引き抜いて通路を強制的に閉鎖することができるものである。
上記の従来例に示されるロック装置は、ソレノイドの駆動によって複数の部品を順番に連動させることによりラッチ機構を作動させ、フックプレートと係合金具との係止を解いて解錠する構造であるために装置の構造が複雑になるという問題があった。 The lock device shown in the above conventional example has a structure in which a latch mechanism is operated by interlocking a plurality of parts sequentially by driving a solenoid, and the hook plate and the engagement fitting are unlocked and unlocked. Therefore, there has been a problem that the structure of the apparatus becomes complicated.
そこで、上記問題を解決するために、簡単な構造で且つ強制的に解錠することができるロック装置として、扉又は扉枠の何れか一方に配設されるラッチ部と、扉又は扉枠の何れか他方に配設されるキャッチ部とを備えたロック装置が考えられる。 Therefore, in order to solve the above problem, as a locking device that can be forcibly unlocked with a simple structure, a latch portion disposed on either the door or the door frame, and a door or door frame A locking device including a catch portion disposed on either one of the other devices is conceivable.
このロック装置は図13に示すように、ラッチ部1は、扉Aの開閉方向と垂直な方向に移動自在であってキャッチ部2に向かう方向に付勢されたラッチボルト10と、通電/非通電によりラッチボルト10の移動を制御する制御手段11とを有している。キャッチ部2は、ラッチボルト10と係合するキャッチ20と、キャッチ20をラッチボルト10に向かう方向に付勢する変位部材21及び22とを有している。ラッチボルト10がキャッチ20に係合した状態において、制御手段11に通電がされることによってラッチボルト10の移動を阻止することができ、扉Aが施錠される。また、制御手段11への通電を停止することによってラッチボルト10の移動阻止を解除することができ、扉Aは解錠される。
As shown in FIG. 13, the locking device includes a
さらに、施錠時において、何らかの要因によってラッチボルト10の移動阻止を解除することができない場合、扉Aに変位部材21及び22の付勢力以上の荷重を加わえることにより、キャッチ20が変位してラッチボルト10とキャッチ20の係合が外れることで扉Aを解錠することができる。
Further, when the locking of the
しかし、このロック装置においては、制御手段11がラッチボルト10の移動を阻止することによって扉Aが施錠されるが、建付けの経年劣化により扉Aと扉枠B間の距離が変動した場合、キャッチ20の位置が変化しラッチボルト10の嵌合状態に変化が生じ、所定の施錠力を得ることができないという問題点があった。
However, in this locking device, the
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その目的は、経年劣化による扉と扉枠間の距離が変動した場合であっても、所定の施錠力を有することができるロック装置を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the background art described above, and its purpose is a lock that can have a predetermined locking force even when the distance between the door and the door frame varies due to aging. It is an object to provide an apparatus.
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、扉の施錠及び解錠を行うロック装置において、扉又は扉枠のいずれか一方に配設されるラッチ部と、扉又は扉枠のいずれか他方に配設されるキャッチ部とを備え、ラッチ部は、扉の開閉方向と垂直な方向に移動可能であるラッチボルトと、ラッチボルトの移動を制御する制御手段とを有し、キャッチ部は、ラッチボルトと係合するキャッチと、キャッチをラッチボルトに向かう方向に付勢する変位部材とを有し、ラッチボルトは、移動方向に対して傾斜した傾斜面をキャッチと係合する側と反対側に有し、制御手段は、ラッチボルトの傾斜面に当接して移動することによって、ラッチボルトを扉の開閉方向と垂直な方向へ移動させることができ、施錠時又は解錠時におけるラッチボルトの位置を変更することができる一又は複数のクサビを有することを特徴としている。
In order to solve the above-mentioned problem, in the invention according to
本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載のロック装置において、制御手段は、回転動力を発生させる電動機と、電動機に接続されて電動機の回転動力によって回転するネジ部とを有し、クサビは、ネジ部の回転によって移動するようにネジ部と螺合していることを特徴としている。
In the invention according to
本願請求項3記載の発明では、上記請求項2記載のロック装置において、ラッチボルトは、角度を有した少なくとも2つの傾斜面を有し、ネジ部は、中央付近を境にして右ネジと左ネジとで構成されており、一のクサビは、一の傾斜面に当接してネジ部の右ネジと螺合し、他のクサビは、他の傾斜面に当接してネジ部の左ネジと螺合していることを特徴としている。 According to a third aspect of the present invention, in the locking device according to the second aspect, the latch bolt has at least two inclined surfaces having an angle, and the screw portion is separated from the right screw and the left at the vicinity of the center. One wedge is in contact with one inclined surface and screwed with the right screw of the screw portion, and the other wedge is in contact with another inclined surface and left screw of the screw portion. It is characterized by screwing.
本願請求項4記載の発明では、上記請求項2又は3記載のロック装置において、ネジ部のネジ山が矩形状であることを特徴としている。
The invention according to
本願請求項5記載の発明では、上記請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロック装置において、ラッチボルトと、少なくとも一のクサビとが嵌合していることを特徴としている。
The invention according to
本願請求項6記載の発明では、上記請求項1乃至5のいずれか一項に記載のロック装置において、解錠動作時のクサビへの衝撃を緩和するクサビ緩衝部を備えたことを特徴としている。
The invention according to claim 6 of the present application is characterized in that the locking device according to any one of
本願請求項7記載の発明では、上記請求項1乃至6のいずれか一項に記載のロック装置において、移動時のラッチボルトへの衝撃を緩和するラッチボルト緩衝部を備えたことを特徴としている。
The invention according to claim 7 of the present application is characterized in that the locking device according to any one of
本願請求項8記載の発明では、上記請求項1乃至7のいずれか一項に記載のロック装置において、制御手段は、所定の衝撃力を有してクサビの移動を開始するものであることを特徴としている。
In the invention according to claim 8 of the present application, in the locking device according to any one of
本願請求項9記載の発明では、上記請求項2乃至8のいずれか一項に記載のロック装置において、電動機は、ネジ部の周囲を覆って回転動力をネジ部へ伝達する駆動歯車を備え、ネジ部は、駆動歯車との接続部分の一部にテーパを有し、駆動歯車は、前記テーパと所定の間隔を有するように突起部を備えていることを特徴としている。
In the invention according to claim 9 of the present application, in the locking device according to any one of
本願請求項10記載の発明では、上記請求項2乃至9のいずれか一項に記載のロック装置において、クサビは、貫通孔と、貫通孔内に配設されているナットフランジとを備え、ナットフランジは、ネジ部と嵌合するナット部と、ナット部の両端であって貫通孔の外側に配設されたフランジとを備えていることを特徴としている。
In the invention according to
本願請求項11記載の発明では、上記請求項10記載のロック装置において、ナットフランジの両フランジ間の距離は、貫通孔の長さより大きいことを特徴としている。
The invention according to
本願請求項12記載の発明では、上記請求項10又は11のいずれか一項に記載のロック装置において、クサビと、少なくとも一方のフランジとの間にナットフランジを設けたことを特徴としている。
The invention according to
本願請求項1記載の発明のロック装置においては、ラッチボルトには、移動方向に対して傾斜した傾斜面が設けられ、制御手段は、ラッチボルトの傾斜面に当接して移動することによって、ラッチボルトを扉の開閉方向と垂直な方向へ移動させる一又は複数のクサビを有するので、クサビをラッチボルトの移動方向と垂直な方向へ移動させ、クサビにより傾斜面を押すことによって、ラッチボルトを解錠状態から施錠状態へ移動させることができる。このことによって、制御手段をラッチボルトの移動方向と垂直方向に移動するものとして構成することができるので、ラッチ部を細型化することができ、施工スペースの狭い扉枠などに取り付けることが可能になる。また、クサビは、施錠時又は解錠時におけるラッチボルトの位置を変更することができるので、扉の経年劣化等により扉と扉枠間の距離が変動した場合であっても、クサビの位置を変更することによって、ラッチボルトの突出量を任意に変更することができるので、所定の施錠力を維持することができる。 In the locking device according to the first aspect of the present invention, the latch bolt is provided with an inclined surface inclined with respect to the moving direction, and the control means is brought into contact with the inclined surface of the latch bolt to move, thereby Since it has one or more wedges that move the bolt in the direction perpendicular to the door opening and closing direction, the wedge is moved in the direction perpendicular to the latch bolt movement direction and the wedge is pushed by the wedge to release the latch bolt. It can be moved from the locked state to the locked state. As a result, the control means can be configured to move in a direction perpendicular to the moving direction of the latch bolt, so that the latch portion can be made thinner and attached to a door frame or the like having a narrow construction space. Become. In addition, since the wedge can change the position of the latch bolt at the time of locking or unlocking, even if the distance between the door and the door frame fluctuates due to aging of the door, the position of the wedge is changed. Since the amount of protrusion of the latch bolt can be arbitrarily changed by changing, a predetermined locking force can be maintained.
本願請求項2記載の発明のロック装置においては、特に、制御手段は、回転動力を発生させる電動機と、電動機に接続されて電動機の回転動力によって回転するネジ部とを有し、クサビは、ネジ部の回転によって移動するようにネジ部と螺合しているので、電動機の回転方向を制御することによって、クサビの移動方向を変更することができる。このことによって、電動機の回転を制御することによって、クサビの移動によるラッチボルトの移動を制御して扉の施錠及び解錠ができる。また、ラッチボルトの移動距離が長く、クサビの移動距離が必要である場合であっても、ネジ部の回転角度を増加させることによってクサビの移動距離を増やすことができるので、制御手段を小型にすることができる。 In the locking device according to the second aspect of the present invention, in particular, the control means includes an electric motor that generates rotational power and a screw portion that is connected to the electric motor and rotates by the rotational power of the electric motor. Since the screw part is screwed so as to move by the rotation of the part, the movement direction of the wedge can be changed by controlling the rotation direction of the electric motor. Thus, by controlling the rotation of the electric motor, it is possible to lock and unlock the door by controlling the movement of the latch bolt caused by the movement of the wedge. In addition, even when the movement distance of the latch bolt is long and the movement distance of the wedge is necessary, the movement distance of the wedge can be increased by increasing the rotation angle of the screw portion, so the control means can be reduced in size. can do.
本願請求項3記載の発明のロック装置においては、特に、ラッチボルトは、角度を有した少なくとも2つの傾斜面を有し、ネジ部は、中央付近を境にして右ネジと左ネジとで構成されており、一のクサビは、一の傾斜面に当接してネジ部の右ネジと螺合し、他のクサビは、他の傾斜面に当接してネジ部の左ネジと螺合しているので、ラッチボルトを複数のクサビで支持することができる。このことによって、ラッチボルトの移動をより安定したものとすることができる。また、ネジ部の回転によって、前記クサビは、相対する方向へ移動することができる。クサビが離れる方向へ移動する場合には、ラッチボルトは、解錠する方向へ移動し、クサビが近づく方向へ移動する場合には、ラッチボルトは、施錠する方向へ移動することができる。このことによって、新たな電動機及びネジ部を追加することなく、複数のクサビの移動によるラッチボルトの移動を制御することができるので、部品点数を削減することができる。 In the locking device according to the third aspect of the present invention, in particular, the latch bolt has at least two inclined surfaces having an angle, and the screw portion is composed of a right screw and a left screw with a central vicinity as a boundary. One wedge comes into contact with one inclined surface and is screwed with the right screw of the screw portion, and another wedge comes into contact with the other inclined surface and screwed with the left screw of the screw portion. Therefore, the latch bolt can be supported by a plurality of wedges. As a result, the movement of the latch bolt can be made more stable. Further, the wedges can move in opposite directions by the rotation of the screw portion. When the wedge moves away, the latch bolt moves in the unlocking direction. When the wedge moves in the approaching direction, the latch bolt can move in the locking direction. This makes it possible to control the movement of the latch bolt due to the movement of the plurality of wedges without adding a new electric motor and screw portion, and thus the number of parts can be reduced.
本願請求項4記載の発明のロック装置においては、特に、ネジ部のネジ山が矩形状であるので、ネジ部の締結力を低減することができ、ラッチボルトのネジ部への噛み込みによる動作不良の発生を低減することができる。 In the locking device according to the fourth aspect of the present invention, in particular, since the thread of the screw portion is rectangular, the fastening force of the screw portion can be reduced, and the operation by the latch bolt engaging with the screw portion. The occurrence of defects can be reduced.
本願請求項5記載の発明のロック装置においては、特に、施錠状態から解錠状態とするためにラッチボルトを移動させる場合に、ラッチボルトと、少なくとも一のクサビとが嵌合しているので、クサビの移動によってラッチボルトの移動をガイドすることができる。このことによって、別途ラッチボルトを施錠状態から解錠状態へと移動させるための付勢手段を設ける必要がなく、部品を削減することができる。また、ラッチボルトに付勢手段が設けられていないので、ラッチボルトを解錠状態から施錠状態へと移動させる場合に、付勢に対向してクサビを移動させる必要がなく、ネジ部のトルクを低減することができ、省電力化が可能となる。
In the lock device of the invention according to
本願請求項6記載の発明のロック装置においては、特に、解錠動作時のクサビへの衝撃を緩和するクサビ緩衝部を備えているので、解錠動作時にクサビが衝撃によってネジ部に噛み込むことで動作不能となる故障を削減することができ、さらに解錠と施錠の反転時の起動を容易にすることができることより信頼性を向上させることが可能である。 In the locking device according to the sixth aspect of the present invention, in particular, since a wedge buffer portion is provided to alleviate the impact on the wedge during the unlocking operation, the wedge is caught in the screw portion by the impact during the unlocking operation. Therefore, it is possible to reduce failures that become inoperable, and to further facilitate the start-up at the time of unlocking and reversing the locking, thereby improving the reliability.
本願請求項7記載の発明のロック装置においては、特に、移動時のラッチボルトへの衝撃を緩和するラッチボルト緩衝部を備えているので、施錠時及び解錠時のラッチボルトへの衝撃を緩和することができる。このことによって、クサビへの衝撃も緩和することができるので、クサビがネジ部に噛み込むことによる動作不能となる故障を削減することができ、さらに解錠と施錠の反転時の起動を容易にすることができることより信頼性を向上させることが可能である。 In the locking device according to the seventh aspect of the present invention, in particular, since the latch bolt buffer portion is provided for reducing the impact on the latch bolt during movement, the impact on the latch bolt during locking and unlocking is mitigated. can do. As a result, the impact on the wedges can be mitigated, so it is possible to reduce malfunctions that cause the wedges to become inoperable due to biting into the threaded parts, and to facilitate startup when unlocking and reversing the lock. It is possible to improve reliability more than what can be done.
本願請求項8記載の発明のロック装置においては、特に、制御手段は、所定の衝撃力を有してクサビの移動を開始するものであるので、クサビがネジ部に噛み込むことで動作不能となった場合においても、噛み込みを解除することができる。このことによって、クサビがネジ部に噛み込むことで動作不能となる故障を削減することができるので、信頼性を向上させることが可能である。 In the lock device according to the eighth aspect of the present invention, in particular, since the control means has a predetermined impact force and starts the movement of the wedge, it becomes inoperable when the wedge bites into the screw portion. Even in such a case, the biting can be released. As a result, it is possible to reduce failures that become inoperable due to the wedges biting into the threaded portions, so that reliability can be improved.
本願請求項9記載の発明のロック装置においては、特に、電動機は、ネジ部の周囲を覆って回転動力をネジ部へ伝達する駆動歯車を備え、ネジ部は、駆動歯車との接続部分の一部にテーパを有し、駆動歯車は、前記テーパと所定の間隔を有するように突起部を備えているので、電動機の起動後、所定時間後に、駆動歯車の突起部がネジ部のテーパに当接することによって、ネジ部の回転駆動を開始させることができる。このことによって、駆動歯車は助走区間を有することができ、突起部がテーパに当接する際には、所定の衝撃力を持って、ネジ部の回転駆動を開始することができる。このことによって、クサビがネジ部に噛み込んでいた場合であっても、衝撃力を伴ったネジ部の回転駆動開始によって、噛み込みを解除することができる。 In the locking device according to the ninth aspect of the present invention, in particular, the electric motor includes a drive gear that covers the periphery of the screw portion and transmits the rotational power to the screw portion, and the screw portion is a part of a connection portion with the drive gear. Since the drive gear is provided with a protrusion so as to have a predetermined distance from the taper, the protrusion of the drive gear contacts the taper of the screw portion after a predetermined time after starting the motor. By contacting, the rotational drive of the screw portion can be started. Thus, the drive gear can have a running section, and when the protrusion comes into contact with the taper, the screw portion can be started to rotate with a predetermined impact force. As a result, even when the wedges are biting into the screw part, the biting can be released by starting the rotational driving of the screw part with an impact force.
本願請求項10記載の発明のロック装置においては、特に、クサビは、貫通孔と、貫通孔内に設けられたナットフランジとを備え、ナットフランジは、ネジ部と嵌合するナット部と、ナット部の両端であって貫通孔の外側に配設されたフランジとを備えているので、ネジ部の回転によってナットフランジが移動し、フランジがクサビの側面を押すことでクサビを移動させることができる。このことによって、ネジ部の回転とクサビの移動にナットフランジが介在することができ、ネジ部にラジアル方向の荷重を印加することを低減することができるので、低トルク化及び動作の信頼性向上が実現できる。 In the locking device according to the tenth aspect of the present invention, in particular, the wedge includes a through hole and a nut flange provided in the through hole, and the nut flange includes a nut portion that fits into the screw portion, and a nut. Since the nut flange is moved by rotation of the screw portion and the flange pushes the side surface of the wedge, the wedge can be moved. . As a result, the nut flange can be interposed in the rotation of the screw part and the movement of the wedge, and it is possible to reduce the application of a radial load to the screw part, thereby reducing the torque and improving the operation reliability. Can be realized.
本願請求項11記載の発明のロック装置においては、特に、ナットフランジの両フランジ間の距離は、貫通孔の長さより大きいので、フランジとクサビとの間に隙間を設けることができる。このことによって、両フランジの距離を変更することで、フランジとクサビとの間の距離を変更することができ、反転時のナットフランジによるクサビへの衝撃力を任意に設定することができるので、クサビのネジ部への噛み込みによる動作不良の発生を低減することができる。 In the lock device according to the eleventh aspect of the present invention, in particular, since the distance between the two flanges of the nut flange is larger than the length of the through hole, a gap can be provided between the flange and the wedge. By changing the distance between both flanges, the distance between the flange and the wedge can be changed, and the impact force to the wedge by the nut flange at the time of inversion can be arbitrarily set. Occurrence of malfunction due to biting of the wedge thread portion can be reduced.
本願請求項12記載の発明のロック装置においては、特に、クサビと、少なくとも一方のフランジとの間にナットフランジ緩衝部を設けているので、施錠時又は解錠時のナットフランジのクサビへの衝撃を緩和することができ、クサビのネジ部への噛み込みによる動作不良の発生を低減することができる。 In the locking device according to the twelfth aspect of the present invention, in particular, since the nut flange cushioning portion is provided between the wedge and at least one of the flanges, the impact of the nut flange on the wedge during locking or unlocking Can be mitigated, and the occurrence of malfunction due to the biting of the wedge into the threaded portion can be reduced.
図1〜図4は、本願発明の第1の実施形態であるロック装置を示している。扉Aの施錠及び解錠を行うロック装置において、扉A又は扉枠Bのいずれか一方に配設されるラッチ部1と、扉A又は扉枠Bのいずれか他方に配設されるキャッチ部2とを備え、ラッチ部1は、扉Aの開閉方向と垂直な方向に移動可能であるラッチボルト10と、ラッチボルト10の移動を制御する制御手段11とを有し、キャッチ部2は、ラッチボルト10と係合するキャッチ20と、キャッチ20をラッチボルト10に向かう方向に付勢する変位部材である第一の変位部材21及び第二の変位部材22とを有し、ラッチボルト10は、移動方向に対して傾斜した傾斜面10aをキャッチ20と係合する側と反対側に有し、制御手段11は、ラッチボルト10の傾斜面10aに当接して移動することによって、ラッチボルト10を扉Aの開閉方向と垂直な方向へ移動させることができ、施錠時又は解錠時におけるラッチボルト10の位置を変更することができる一又は複数のクサビ14を有している。また、ラッチボルト10と、クサビ14とが嵌合しており、解錠動作時のクサビ14への衝撃を緩和する緩衝材又は弾性材で構成されているクサビ緩衝部18を備え、移動時のラッチボルト10への衝撃を緩和するラッチボルト緩衝部19を備えている。
1 to 4 show a locking device according to a first embodiment of the present invention. In the locking device that locks and unlocks the door A, the
以下、この実施形態のロック装置をより具体的詳細に説明する。図1(a)における上下左右を上下左右方向と定めるものとする。本実施形態は、図1(a)に示すように、扉枠Bに配設されるラッチ部1と、扉Aにラッチ部1と対向するように配設されるキャッチ部2とから成る。
Hereinafter, the locking device of this embodiment will be described in more detail. The top, bottom, left, and right in FIG. As shown in FIG. 1A, the present embodiment includes a
上記ラッチ部1及びキャッチ部2は、図2に示すように、取付プレート3、4をその長手方向が上下方向と一致するようにそれぞれ扉枠B、扉Aに当て、取付プレート3、4の上下両端部に各々貫設された取付孔3a、4aを介して取付ネジ5を螺合することで扉枠B、扉Aにそれぞれ取り付けられる。また、各部を構成する部品を保護するための保護カバー30、40が、ラッチボルト10及びキャッチ20を露出させた状態で取付プレート3、4を覆うように取り付けられ、これら保護カバー30、40及び取付プレート3、4からハウジングが構成される。尚、ラッチ部1は施錠・解錠の駆動信号を送信する図示しないコントローラと信号線100で繋がっている。
As shown in FIG. 2, the
ラッチ部1は、図1(a)に示すように、扉Aの開閉方向(図1における紙面に垂直な方向)と垂直な方向(左右方向)に移動自在なラッチボルト10と、上下方向に移動することでラッチボルト10を移動させるクサビ14と、クサビ14を上下方向に移動させる電動機12及びネジ部13とを有する。これら電動機12、ネジ部13及びクサビ14が制御手段11を構成している。
As shown in FIG. 1A, the
電動機12は、ネジ部13と接続されており、ネジ部13を上下方向へ移動させることができるものである。また、クサビ14は貫通孔14cを有してネジ部13と螺合されており、電動機12のネジ部13の上下方向の移動によって、クサビ14を上下方向へ移動させることができる。さらに、クサビ14はネジ部13と螺合していることより、クサビ14を回転させることによってネジ部13の長手方向へ自由に移動させることが可能である。このことにより、解錠時又は施錠時におけるクサビ14の上下位置を調整することができる。
The
ラッチボルト10は、下方へ行くにしたがって右へ傾斜している傾斜面10aを左端に有している。また、取付プレート3の右端縁には、左右方向に貫通した開口を有するフレーム17が取付固定されている。フレーム17の開口はラッチボルト10がちょうど通過できる大きさに形成され、開口にラッチボルト10を挿通させることで、ラッチボルト10の左右方向以外の方向への移動を規制している。
The
クサビ14は、ラッチボルト10の傾斜面10aに当接するように下方へ行くにしたがって右へ傾斜している傾斜面14aを右端に有しており、クサビ14が上方向へ移動することによって、ラッチボルト10を右方向へ押出し移動させることができる。なお、クサビ14は、取付板15に左端面を当接しながら移動するため、左右方向の移動が阻止されている。また、クサビ14は、ネジ部13と螺合しているので、ネジ部13の長手方向へ移動可能であり、解錠時又は施錠時におけるラッチボルト10の左右位置を調整することが可能である。
The
また、図3に示すように、ラッチボルト10は傾斜面10aに沿って凸部10bを有し、クサビ14は傾斜面14aに沿って前記凸部10bに対応した凹部14bを有している。前記凸部10bと前記凹部14bとが嵌合することによるガイド機構を構成することができるので、クサビ14は上下方向へ移動した場合に、ラッチボルト10を左右方向へ移動させることができる。すなわち、クサビ14が上方向へ移動する場合には、クサビ14の傾斜面14aがラッチボルト10の傾斜面10aを押すことでラッチボルト10は左方向へ移動し、クサビ14が下方向へ移動する場合には、凸部10bと凹部14bとで構成されるガイド機構によってラッチボルト10を左方向へ移動させることが可能となる。
As shown in FIG. 3, the
なお、本実施形態では、ラッチボルト10に凸部10bを備え、クサビ14に凹部14bを備えたものを例示したが、ラッチボルト10に凹部を備え、クサビ14に凸部を備えて、ガイド機構を構成してもよい。
In this embodiment, the
このように、クサビ14の上下方向の移動によって、ラッチボルト10を左右方向へ移動させることができる。
Thus, the
さらに、クサビ14の下方には、クサビ14の落下を防止するためのストッパー16が設けられている。ストッパー16とクサビ14との間には、クサビ14が下方向へ移動する場合に、クサビ14への衝撃を緩衝するための緩衝材又は弾性材で構成されているクサビ緩衝部18が設けられている。
Further, a
また、ラッチボルト10の左端とクサビ14との間には、緩衝材又は弾性材で構成されているラッチボルト緩衝部19が介装されており、ラッチボルト緩衝部19の一端部がクサビ14に、他端部をラッチボルト10の左端に取り付けられている。
Further, a latch
キャッチ部2は、図1(a)に示すように、ラッチボルト10と係合するキャッチ20と、キャッチ20をラッチボルト10に向かう方向に付勢する第一の変位部材21及び第二の変位部材22とを有する。キャッチ20は、略平板状に形成された取付プレート4の左端縁略中央に取付固定されたフレーム28に支持されている。フレーム28は、左右方向に貫通し且つキャッチ20がちょうど通過できる大きさに形成された開口(図示せず)を有し、該開口にキャッチ20を挿通させることでキャッチ20の左右方向以外の方向への移動を規制している。また、キャッチ20の右端部には、山型に突出した突部20aが突設されている。
As shown in FIG. 1A, the
ラッチボルト10及びキャッチ20は、図1(b)に示すように、ラッチボルト10の山型形状の右端部と、キャッチ20のラッチボルト10右端部の形状に対応した谷型形状の左端部とが係合するようになっている。
As shown in FIG. 1B, the
また、第一の変位部材21及び第二の変位部材22は、何れも弾性を有する複数の板状部材を重ね合わせて成り、取付プレート4の右端縁から紙面手前方向に立設された第三の取付片29に設けられた一対の保持部26によって保持される。
Further, each of the
次に、本実施形態のロック装置の動作について説明する。まず、解錠時には、電動機12には通電されておらず、電動機12に設けられたスプリング(図示せず)によってネジ部13が下方に付勢される。このことによって、クサビ14が下方へ付勢され、下方へ移動した状態となり、ラッチボルト10は、上記の凸部10bと凹部14bで構成されているガイド機構によって左方向へ移動した状態となるために、ラッチボルト10とキャッチ20との嵌合が外れ、扉Aの開閉を自由に行なうことができる。
Next, the operation of the locking device of this embodiment will be described. First, when unlocking, the
施錠時には、電動機12に通電されることでネジ部13が上方へと移動する。このことによって、ネジ部13と接続されているクサビ14が上方へ移動し、ラッチボルト10の傾斜面10aを押圧し、ラッチボルト10を右方向へ移動させて、キャッチ20と嵌合する。したがって、扉Aを開けようとすると、キャッチ20の谷型部分の斜面がラッチボルト10の山型部分の斜面を押してラッチボルト10を左方向へ移動させようとするが、ラッチボルト10の左端部がクサビ14に当接して移動が阻止される。この時、キャッチ20もラッチボルト10から荷重を受けて右方向へと移動して突部20aが第一の変位部材21と当接するとともに、連結部材24の位置により第二の変位部材22によっても左方向へと強く付勢されているために右方向への移動が阻止される。このようにして、ラッチボルト10とキャッチ20の嵌合が外れないために扉Aを開けることができない。
At the time of locking, when the
ここで、施錠状態において、扉Aを押すか或いは引くことでキャッチ20をラッチボルト10に当接させ、更に荷重することでキャッチ部2の第一の変位部材21および第二の変位部材22を撓ます力が作用し、変位部材21及び22のばね定数により所定のたわみ量が発生しラッチボルト10とキャッチ20の嵌合が外れ、扉Aを強制開放(開く)することができる。ちなみに施錠力の調整は第一の変位部材21および第二の変位部材22の連結位置を連結部材24により変化させることにより実現している。
Here, in the locked state, the
なお、ラッチボルト10が、下方へ行くにしたがって左へ傾斜している傾斜面10aを左端に有し、クサビ14が、下方へ行くにしたがって左へ傾斜している傾斜面10aを右端に有するものとしてもよい。この場合、クサビ14を上方向へ移動させることによって、ラッチボルト10は左方向へ移動して扉Aは解錠され、クサビ14を下方向へ移動させることによって、ラッチボルト10は右方向へ移動して扉Aは施錠されることとなる。
The
また、凸部10bと凹部14bとで構成されるガイド機構を省略して、ラッチボルト10を左方向へ付勢する弾性材を備えてもよい。
Moreover, the guide mechanism comprised by the
また、電動機12が、通電した際にネジ部13を上方へ移動させることができ、非通電とした際には、ネジ部13の上方への付勢を解除するだけのものであってもよい。この場合には、電動機12は、ネジ部13を下方へ移動させることができないので、ラッチボルト10に左方向へ付勢する弾性材を設けることが必要となる。ラッチボルト10が、左方向への付勢によって左方向へ移動した場合に、クサビ14を押圧してクサビ14を下方へ移動させることができ、ネジ部13を下方向へ移動させることができる。この場合には、電動機12は、扉の施錠時のみ通電すればよく、省電力化が実現できる。
Further, when the
したがって、ラッチボルト10には、移動方向に対して傾斜した傾斜面10aが設けられ、制御手段11は、ラッチボルト10の傾斜面10aに当接して移動することによって、ラッチボルト10を扉Aの開閉方向と垂直な方向へ移動させる一又は複数のクサビ14を有するので、クサビ14をラッチボルト10の移動方向と垂直な方向へ移動させ、クサビ14により傾斜面10aを押すことによって、ラッチボルト10を解錠状態から施錠状態へ移動させることができる。このことによって、制御手段11をラッチボルト10の移動方向と垂直方向に移動するものとして構成することができるので、ラッチ部1を細型化することができ、施工スペースの狭い扉枠Bなどに取り付けることが可能になる。また、扉Aの経年劣化等により扉Aと扉枠B間の距離が変動した場合であっても、クサビ14の位置を変更することによって、ラッチボルト10の突出量を任意に変更することができるので、所定の施錠力を維持することができる。
Therefore, the
また、扉Aと扉枠Bとの距離が変動した場合であっても、十分な施錠力の維持が可能であるように、ラッチボルト10の左右方向への移動距離を十分に確保することができるだけのネジ部13の上下方向の移動が可能であるように、制御手段10を構成してもよい。この場合には、クサビ14の位置を変更する必要がなく、施工後の調整を不要とすることができる。
Further, even when the distance between the door A and the door frame B varies, it is possible to secure a sufficient distance for the
また、施錠状態から解錠状態とするためにラッチボルト10を移動させる場合に、ラッチボルト10と、少なくとも一のクサビ14とが嵌合しているので、クサビ14の移動によってラッチボルト10の移動をガイドすることができる。このことによって、別途ラッチボルト10を施錠状態から解錠状態へと移動させるための付勢手段を設ける必要がなく、部品を削減することができる。また、ラッチボルト10に付勢手段が設けられていないので、ラッチボルト10を解錠状態から施錠状態へと移動させる場合に、付勢に対向してクサビ14を移動させる必要がなく、ネジ部13の動力を低減することができ、省電力化が可能となる。
Further, when the
さらに、解錠動作時のクサビ14への衝撃を緩和するクサビ緩衝部18を備えているので、解錠動作時にクサビ14が衝撃によってネジ部13に噛み込むことで動作不能となる故障を削減することができ、さらに解錠と施錠の反転時の起動を容易にすることができることより信頼性を向上させることが可能である。
In addition, since the
また、移動時のラッチボルト10への衝撃を緩和するラッチボルト緩衝部19を備えているので、施錠時及び解錠時のラッチボルト10への衝撃を緩和することができる。このことによって、クサビ14への衝撃も緩和することができるので、クサビ14がネジ部13に噛み込むことによる動作不能となる故障を削減することができ、さらに解錠と施錠の反転時の起動を容易にすることができることより信頼性を向上させることが可能である。
In addition, since the latch
次に、本願発明の第2の実施形態であるロック装置を説明する。ここでは、上記第1の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。 Next, a lock device according to a second embodiment of the present invention will be described. Here, only matters different from those in the first embodiment will be described, and other matters (configuration, operational effects, and the like) are the same as those in the first embodiment, and thus description thereof will be omitted.
図5〜図7に示すように、制御手段11は、回転軸を有する電動機12と、電動機12に接続されて電動機12の回転動力によって回転するネジ部13とを有し、クサビ14は、ネジ部13の回転によって移動するようにネジ部13と螺合している。また、ネジ部13のネジ山13cは矩形状である。さらに、制御手段11は、所定の衝撃力を有してクサビ14の移動を開始するものであり、電動機12は、ネジ部13の周囲を覆って回転動力をネジ部13へ伝達する駆動歯車12aを有し、ネジ部13は、駆動歯車12aとの接続部分の一部にテーパ13dを有し、駆動歯車12aは、前記テーパ13dと所定の間隔を有するように突起部12bを備えている。
5-7, the control means 11 has the
以下、この実施形態のロック装置をより具体的詳細に説明する。図5に示すように、電動機12は、ネジ部13と接続されている。電動機12は、モータ等によって回転駆動を発生させることができるものであり、ネジ部13へ回転動力を伝達する駆動歯車12aを有している。駆動歯車12aに接続されているネジ部13は、ネジ部13の中心軸を回転軸として回転するものである。
Hereinafter, the locking device of this embodiment will be described in more detail. As shown in FIG. 5, the
クサビ14には、ネジ部13が貫通することができる貫通孔14cが設けられ、貫通孔14cの内面には、ネジ部13と螺合することができるように、雌ネジ(図示せず)が設けられている。ここで、図6に示したように、ネジ部13のネジ山13cを矩形状とすることによって、ネジ部13とクサビ14との締結力を低減することができる。
The
さらに、図7(a)に示すように、電動機12は、ネジ部13の周囲を覆って回転動力をネジ部13へ伝達する駆動歯車12aを有している。また、ネジ部13は、駆動歯車12aとの接続部分の一部にテーパ13dを有している。駆動歯車12aは、テーパ13dと所定の間隔Yを有するように突起部12bを設けている。図7(b)及び(c)に示すように、電動機12が起動した場合、駆動歯車12aはネジ部13の周囲を矢印方向へ回転するものである。起動後、所定時間後には、突起部12bがテーパ13dへ衝突して、所定の衝撃力をネジ部13に生じさせて回転を開始させることができ、さらに駆動歯車12aが回転し続けることによって、突起部12bがテーパ13dを押し続けてネジ部13が回転を持続する。ネジ部13に所定の衝撃力を発生させて回転を開始させるので、所定の衝撃力を有してクサビ14の移動を開始させることができる。
Further, as shown in FIG. 7A, the
ネジ部13が回転することによって、ネジ部13と螺合しているクサビ14は、ネジ部13の長手方向へ移動することができる。クサビ14の移動方向を制御するためには、電動機12による駆動歯車12aの回転方向を制御することによって、ネジ部13の回転方向が制御されて実現できる。例えば、図5に示すように、ネジ部13を右ネジとするとZ方向からみて反時計方向に回転するとクサビ14が下方向に移動しラッチボルト10が左方向へ移動して、キャッチ20との嵌合が外れて解錠される。逆に、時計方向に回転するとクサビ14が上方向に移動しラッチボルト10が右方向へ移動してキャッチ20との嵌合し施錠される。
As the
したがって、制御手段11は、回転軸を有する電動機12と、電動機12に連結されて電動機12の回転動力によって回転するネジ部13とを有し、クサビ14は、ネジ部13の回転によって移動するようにネジ部13と螺合しているので、電動機12の回転方向を制御することによって、クサビ14の移動方向を変更することができる。このことによって、電動機12の回転を制御することによって、クサビ14の移動によるラッチボルト10の移動を制御して扉Aの施錠及び解錠ができる。また、ラッチボルト10の移動距離が長く、クサビ14の移動距離が必要である場合であっても、ネジ部13の回転角度を増加させることによってクサビ14の移動距離を増やすことができるので、制御手段11を小型にすることができる。
Therefore, the control means 11 has an
また、ネジ部13のネジ山13cが矩形状であるので、ネジ部13の締結力を低減することができ、ラッチボルト10のネジ部13への噛み込みによる動作不良の発生を低減することができる。
Moreover, since the
そして、制御手段11は、所定の衝撃力を有してクサビ14の移動を開始するものであるので、クサビ14がネジ部13に噛み込むことで動作不能となった場合においても、噛み込みを解除することができる。このことによって、クサビ14がネジ部13に噛み込むことで動作不能となる故障を削減することができるので、信頼性を向上させることができる。
And since the control means 11 has a predetermined impact force and starts the movement of the
また、電動機12は、ネジ部13の周囲を覆って回転動力をネジ部13へ伝達する駆動歯車12aを有し、ネジ部13は、駆動歯車12aとの接続部分の一部にテーパ13dを有し、駆動歯車12aは、前記テーパ13dと所定の間隔を有するように突起部12bを設けているので、電動機12の起動後、所定時間後に、駆動歯車12aの突起部12bがネジ部13のテーパ13dに当接することによって、ネジ部13の回転駆動を開始させることができる。このことによって、駆動歯車12aは助走区間を有することができ、突起部12bがテーパ13dに当接する際には、所定の衝撃力を持って、ネジ部13の回転駆動を開始することができる。このことによって、クサビ14がネジ部13に噛み込んでいた場合であっても、衝撃力を伴ったネジ部13の回転駆動開始によって、噛み込みを解除することができる。
The
次に、本願発明の第3の実施形態であるロック装置を説明する。ここでは、上記第1及び第2の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第1及び第2の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。 Next, a lock device according to a third embodiment of the present invention will be described. Here, only matters different from those in the first and second embodiments will be described, and other matters (configuration, operational effects, etc.) are the same as those in the first and second embodiments, and therefore the description thereof. Is omitted.
図8及び図9に示すように、ラッチボルト10は、角度を有した2つの傾斜面10aを有し、ネジ部13は、中央付近を境にして右ネジ13aと左ネジ13bとで構成されている。また、2つのクサビ14がネジ部13に螺合されており、一のクサビ14は、ラッチボルト10の一の傾斜面10aに当接してネジ部13の右ネジ13aと螺合し、他のクサビ14は、ラッチボルト10の他の傾斜面10aに当接してネジ部13の左ネジ13bと螺合している。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
図9に示すように、ロック装置が解錠状態である場合には、2つのクサビ14は、それぞれネジ部13の長手方向へ離れた状態を維持している。この状態より、電動機12の回転動力によって、ネジ部13が中心軸を回転軸として回転した場合、右ネジ13a及び左ネジ13bに螺合しているそれぞれのクサビ14は、互いに近づく方向へ移動することとなる。クサビ14の移動によって、クサビ14のそれぞれの傾斜面14aが、ラッチボルト10の2つの傾斜面をそれぞれ押し、ラッチボルト10は右方向へ移動して施錠状態となる。
As shown in FIG. 9, when the locking device is in the unlocked state, the two
また、施錠状態より解錠する場合の動作は、電動機12を施錠時と反対方向への回転動力を発生させて、ネジ部13を施錠時と反対方向へ回転させる。このことによって、ネジ部13に螺合しているクサビ14は、施錠時と反対の方向へ移動、すなわち互いに離れる方向へ移動することとなる。クサビ14の移動によって、ラッチボルト10の凸部10bとクサビ14の凹部14bとで構成されているガイド機構によって、ラッチボルト10は右方向へ移動して解錠状態となる。
Moreover, the operation | movement at the time of unlocking from a locked state produces | generates the rotational power to the direction opposite to the time of locking the
したがって、ラッチボルト10は、角度を有した少なくとも2つの傾斜面10aを有し、ネジ部13は、中央付近を境にして右ネジ13aと左ネジ13bとで構成されており、一のクサビ14は、ラッチボルト10の一の傾斜面10aに当接してネジ部13の右ネジ13aと嵌合し、他のクサビ14は、ラッチボルト10の他の傾斜面10aに当接してネジ部13の左ネジ13bと嵌合しているので、ラッチボルト10を複数のクサビ14で支持することができる。このことによって、ラッチボルト10の移動をより安定したものとすることができる。また、ネジ部13の回転によって、クサビ14は、相対する方向へ移動することができる。クサビ14が離れる方向へ移動する場合には、ラッチボルト10は、解錠する方向へ移動し、クサビ14が近づく方向へ移動する場合には、ラッチボルト10は、施錠する方向へ移動することができる。このことによって、新たな電動機12及びネジ部13を追加することなく、複数のクサビ14の移動によるラッチボルト10の移動を制御することができるので、部品点数を削減することができる。
Accordingly, the
次に、本願発明の第4の実施形態であるロック装置を説明する。ここでは、上記第1〜第3の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第1〜第3の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。 Next, a lock device according to a fourth embodiment of the present invention will be described. Here, only matters different from those in the first to third embodiments will be described, and other matters (configuration, operational effects, etc.) are the same as those in the first to third embodiments, and thus the description thereof. Is omitted.
図10〜図12に示すように、クサビ14は、貫通孔14cと、貫通孔14c内に配設されているナットフランジ140とを備え、ナットフランジ140は、ネジ部13と嵌合するナット部140aと、ナット部140aの両端であって貫通孔14cの外側に配設されたフランジ140bとを備えている。また、ナットフランジ140の両フランジ140b間の距離は、貫通孔14cの長さより大きいものである。また、クサビ14と、少なくとも一方のフランジ140bとの間にナットフランジ緩衝部である波形座金140cが設けられている。
As shown in FIGS. 10 to 12, the
ナットフランジ140は、図10に示すように、中央にナット部140aを備え、ナット部140aの両端にドーナツ形状のフランジ140bを備えている。フランジ140bの少なくとも一方には、一部にフラット部140dを有している。
As shown in FIG. 10, the
図11に示すように、ナットフランジ140は、少なくとも一方のクサビ14の貫通孔14cに配設されている。貫通孔14cとナットフランジ140のナット部140aとの間には一定のクリアランスを設けており、ナットフランジ140は、貫通孔14cの中を上下左右に移動が可能である。また、両フランジ140bは、クサビ14の外側に配設されているので、ナットフランジ140は、貫通孔14cより外れることはない。さらに、ナットフランジ140は、フランジ140bのフラット部140dが取付板15に当接されるように、貫通孔14cに配設される。フラット部140dが取付板15に当接されているので、ネジ部13の回転によってもナットフランジ140は回転することなく、上下方向へ移動することができる。
As shown in FIG. 11, the
ロック装置が解錠状態である場合には、2つのクサビ14は、それぞれネジ部13の長手方向へ離れた状態を維持している。この状態より、電動機12の回転動力によって、ネジ部13が中心軸を回転軸として回転した場合、右ネジ13a及び左ネジ13bに螺合しているそれぞれのクサビ14は、互いに近づく方向へ移動することとなる。図12に示すように、下側のクサビにナットフランジ140が配設されている場合、ナットフランジ140がネジ部13の回転によって上方向へ移動し、下側のフランジ140bがクサビ14の下面を上方へ押し上げることによって、クサビ14が上方向へ移動する。これらのクサビ14の移動によって、クサビ14のそれぞれの傾斜面14aが、ラッチボルト10の2つの傾斜面をそれぞれ押し、ラッチボルト10は右方向へ移動して施錠状態となる。
When the locking device is in the unlocked state, the two
また、施錠状態より解錠する場合の動作は、電動機12を施錠時と反対方向への回転動力を発生させて、ネジ部13を施錠時と反対方向へ回転させる。このことによって、ネジ部13に螺合しているクサビ14は、施錠時と反対の方向へ移動、すなわち互いに離れる方向へ移動することとなる。下側のクサビ14の下方向への移動については、ネジ部13の回転によってナットフランジ140が下方向へ移動し、上側のフランジ140bがクサビ14の上面を下方へ押し下げることによって、クサビ14が下方向へ移動する。また、クサビ14の移動によって、ラッチボルト10の凸部10bとクサビ14の凹部14bとで構成されているガイド機構によって、ラッチボルト10は左方向へ移動して解錠状態となる。
Moreover, the operation | movement at the time of unlocking from a locked state produces | generates the rotational power to the direction opposite to the time of locking the
さらに、フランジ140bとクサビ14との間及びフランジ140bとストッパー16との間に波形座金140cを設けることによって、解錠時及び施錠時のナットフランジ140からクサビ14への衝撃力を緩和することができる。また、フランジ140bとクサビ14との隙間を変更することによって、クサビ14への衝撃力を調整することが可能である。
Furthermore, by providing the
したがって、クサビ14は、貫通孔14cと、貫通孔14c内に設けられたナットフランジ140とを備え、ナットフランジ140は、ネジ部13と嵌合するナット部140aと、ナット部140aの両端であって貫通孔14cの外側に配設されたフランジ140bとを備えているので、ネジ部13の回転によってナットフランジ140が移動し、フランジ140bがクサビ14の側面を押すことでクサビ14を移動させることができる。このことによって、ネジ部13の回転とクサビ14の移動にナットフランジ140が介在することができ、ネジ部13にラジアル方向の荷重を印加することを低減することができるので、低トルク化及び動作の信頼性向上が実現できる。
Therefore, the
さらに、ナットフランジ140の両フランジ140b間の距離は、貫通孔14cの長さより大きいので、フランジ140bとクサビ14との間に隙間を設けることができる。このことによって、両フランジ140bの距離を変更することで、フランジ140bとクサビ14との間の距離を変更することができ、施錠と解錠との反転時のナットフランジ140によるクサビ14への衝撃力を任意に設定することができるので、クサビ14のネジ部13への噛み込みによる動作不良の発生を低減することができる。
Furthermore, since the distance between both
また、クサビ14と、少なくとも一方のフランジ140bとの間に緩衝材又は弾性材で構成されているナットフランジ緩衝部である波形座金140cを設けているので、施錠時又は解錠時のナットフランジ140のクサビ14への衝撃を緩和することができ、クサビ14のネジ部13への噛み込みによる動作不良の発生を低減することができる。
Further, since the
1 ラッチ部
10 ラッチボルト
10a 傾斜面
11 制御手段
12 電動機
12a 駆動歯車
12b 突起部
13 ネジ部
13a 右ネジ
13b 左ネジ
13c ネジ山
13d テーパ
14 クサビ
14c 貫通孔
140 ナットフランジ
140a ナット部
140b フランジ
140c ナットフランジ緩衝部
18 クサビ緩衝部
19 ラッチボルト緩衝部
2 キャッチ部
20 キャッチ
21 第一の変位部材
22 第ニの変位部材
24 連結部材
A 扉
B 扉枠
DESCRIPTION OF
Claims (12)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007112595A JP4877037B2 (en) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | Locking device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007112595A JP4877037B2 (en) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | Locking device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267024A JP2008267024A (en) | 2008-11-06 |
JP4877037B2 true JP4877037B2 (en) | 2012-02-15 |
Family
ID=40046870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007112595A Expired - Fee Related JP4877037B2 (en) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | Locking device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4877037B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114233121A (en) * | 2021-12-10 | 2022-03-25 | 衡阳北方光电信息技术有限公司 | Locking device and method for vehicle-mounted equipment |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63129068A (en) * | 1986-11-14 | 1988-06-01 | 太陽誘電株式会社 | Ferroelectric ceramic composition |
JP3553345B2 (en) * | 1997-11-12 | 2004-08-11 | 株式会社イトーキクレビオ | Board movement control device for storage furniture etc. |
JP4484688B2 (en) * | 2004-12-15 | 2010-06-16 | 日本スピンドル製造株式会社 | Sliding door device |
-
2007
- 2007-04-23 JP JP2007112595A patent/JP4877037B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008267024A (en) | 2008-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100676550B1 (en) | An electric drop bolt with slidable drive mechanism | |
EP2710208B1 (en) | A locking device | |
US9410350B2 (en) | Locking device with striking arrangement and automatic locking | |
US9016734B2 (en) | Closing device comprising a detent spring | |
IL174024A (en) | Locking arrangement | |
JPWO2009153845A1 (en) | Elevator car door lock device | |
JP4877037B2 (en) | Locking device | |
JP6081192B2 (en) | Platform fall prevention device | |
CN103299013A (en) | A lock assembly | |
JP4648069B2 (en) | Switchgear | |
JP4702269B2 (en) | Locking device | |
JP5009706B2 (en) | Safety switch | |
EP1841681B1 (en) | Elevator car door locking apparatus | |
JP4978967B2 (en) | Locking device | |
JP2010275041A (en) | Operation panel in elevator car | |
JP4629647B2 (en) | Control handle device | |
JP6565820B2 (en) | Door lock device | |
JPH0462993B2 (en) | ||
KR102380471B1 (en) | A auto-locking device of latch bolt | |
JP2007107227A (en) | Sickle-shaped dead-bolt door lock | |
JP4997626B2 (en) | Anti-seismic locking mechanism | |
JP2012202192A (en) | Emergency lock device | |
JP4652881B2 (en) | Switchgear | |
JP4584802B2 (en) | Vending machine door lock device | |
JP2007244759A (en) | Door lock device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111101 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111114 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |