JP4873716B2 - バッテリを備えた無線通信装置、プログラム及びデータ送信方法 - Google Patents

バッテリを備えた無線通信装置、プログラム及びデータ送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、バッテリを備えた無線通信装置、プログラム及びデータ送信方法に関する。
移動可能な無線通信端末について、バッテリの駆動時間をできるだけ延長させることは重要である。そのための省電力化は、従来、物理レイヤにおける送信電力を制御することによってなされていた。
無線通信機能における送信電力を一定とした場合、バッテリ電圧が低下した際に、パワーアンプに流れる電流量が増加し、バッテリ電圧が更に低下するという問題が生じていた。これを解決するために、バッテリ電圧に基づいて送信電力を制御する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術は、バッテリ電圧が低下すると共に、送信電力も低下させるように制御する。これにより、パワーアンプに流れる電流量を低減させて、バッテリの駆動時間を延長させることができる。
従来技術によれば、バッテリは使用電力に比例して消費される、として検討されていた。即ち、物理レイヤにおける送信電力の制御にすぎなかった。しかしながら、電力効率とバッテリ効率とは、相関は高いものの、必ずしも一致するものではない。
これに対し、消費電力を低減するためのデータ送信方法との観点から、非特許文献1及び2がある。また、転送完了時間に制約がある場合のデータ転送方法については、非特許文献3がある。
また、近年のユビキタス環境の発展に伴って、非リアルタイム通信であるM2M(Machine To Machine)通信が注目されてきている。特に、各種センサ又は通信モジュールを搭載した小型通信端末(例えばデータ通信専用カード型端末)における通信需要が飛躍的に増大してきている。このような端末は、大きさの制約によって、小容量のバッテリしか搭載できない。
特開平9−069787号公報 Ye Li, Chakrabarti, C, "Packettransmission policies for battery operated communication systems," Proc.IEEE SIPS 2004, pp.71-76, Oct. 2004. E. Uysal-Biyikoglu, B. Prabhakar, and A. ElGamal, "Energy-efficient Packet Transmission over a Wireless Link,"IEEE/ACMTrans. Networking, vol. 10, pp. 487-499, Aug. 2002. 小西 聡、王 暁秋、北原 武、中村 元、「許容遅延時間を考慮した無線フレーム伝送方式の提案」、2006年電子情報通信学会総合大会、B−5−168 北原 武、中村 元、「小容量バッテリ搭載端末のための通信トラヒック制御方式の提案」、信学技報 IN2006-128、2006年12月 M. Pedram,and Q. Wu, "Design considerations for battery-powered electronics,"36th ACM/IEEE DAC, June 1999.
小型通信端末に搭載された小容量バッテリは、データ送信時に、その容量に対して大きな電流が発生する。即ち、バッテリ消費の主な要因は、特にデータ送信によるものである。従って、小容量バッテリは、その放電方法、即ちデータ送信方法によって、バッテリ持続時間が大きく変化する。
そこで、本発明は、小容量バッテリを備えた無線通信装置について、一定サイズのデータにおける送信完了時間の最小化、又は、一定送信完了時間におけるデータ量の最大化を考慮して、データを送信する無線通信装置、プログラム及びデータ送信方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、バッテリと、送信すべきデータを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置において、
データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
データ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
を有し、
休止期間算出手段は、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
x=(C−I・K)/(β・C)
K:サイズSのデータの総送信時間[h]
(K=S/データ伝送速度)
β:バッテリの特性から決定される定数
I:Tn内の平均電流[A]
C:バッテリの公称容量[Ah]
休止期間Trを、以下の式によって算出する
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
ことを特徴とする。
本発明の無線通信装置における他の実施形態によれば、
データのサイズSに対応付けて間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積したルックアップテーブルを更に有し、
休止期間算出手段は、ルックアップテーブルを参照して、データのサイズSに基づく間欠送信期間内の平均電流xを導出するものであってもよい。
本発明によれば、バッテリと、送信すべきデータを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置において、
データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
データ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
を有し、
休止期間算出手段は、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
x=C/(β・C+D)
D:サイズSのデータの送信完了時間[h]
β:バッテリの特性から決定される定数
C:バッテリの公称容量[Ah]
休止期間Trを、以下の式によって算出する
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
ことを特徴とする。
本発明の無線通信装置における他の実施形態によれば、
サイズSの送信完了時間Dに対応付けて間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積したルックアップテーブルを更に有し、
休止期間算出手段は、ルックアップテーブルを参照して、サイズSの送信完了時間Dに基づく間欠送信期間内の平均電流xを導出するものであってもよい。
本発明の無線通信装置における他の実施形態によれば、
パワーアンプに接続された電源レギュレータを制御することができる電圧制御手段を更に有しており、
電圧制御手段は、データ送信制御手段のデータ時間間隔と、電源レギュレータの電圧制御間隔とを同期させて、データを送信していないデータ時間間隔は、パワーアンプにおける消費電流を下げるように電源レギュレータを動作させるものであってもよい。
本発明によれば、バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
データ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
してコンピュータを機能させ、
休止期間算出手段は、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
x=(C−I・K)/(β・C)
K:サイズSのデータの総送信時間[h]
(K=S/データ伝送速度)
β:バッテリの特性から決定される定数
I:Tn内の平均電流[A]
C:バッテリの公称容量[Ah]
休止期間Trを、以下の式によって算出する
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
データ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
してコンピュータを機能させ、
休止期間算出手段は、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
x=C/(β・C+D)
D:サイズSのデータの送信完了時間[h]
β:バッテリの特性から決定される定数
C:バッテリの公称容量[Ah]
休止期間Trを、以下の式によって算出する
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置におけるデータ送信方法において、
データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する第1のステップと、
予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する第2のステップと、
データ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファからデータを取り出すように制御する第3のステップと
を有し、
第2のステップについて、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
x=(C−I・K)/(β・C)
K:サイズSのデータの総送信時間[h]
(K=S/データ伝送速度)
β:バッテリの特性から決定される定数
I:Tn内の平均電流[A]
C:バッテリの公称容量[Ah]
休止期間Trを、以下の式によって算出する
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
ことを特徴とする。
本発明によれば、バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置におけるデータ送信方法において、
データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する第1のステップと、
予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する第2のステップと、
データ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファからデータを取り出すように制御する第3のステップと
を有し、
第2のステップについて、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
x=C/(β・C+D)
D:サイズSのデータの送信完了時間[h]
β:バッテリの特性から決定される定数
C:バッテリの公称容量[Ah]
休止期間Trを、以下の式によって算出する
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
ことを特徴とする。
本発明の無線通信装置、プログラム及びデータ送信方法によれば、データの送信に、最適に制御された休止期間Trを設けることにより、一定サイズのデータにおける送信完了時間の最小化、又は、一定送信完了時間におけるデータ量の最大化を考慮して、データを送信することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明におけるデータ送信方法には、2つの実施形態がある。第1の実施形態は、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する。第2の実施形態は、所定の送信完了時間内に送信可能なデータのサイズを最大化する。
図1は、時間経過に伴う消費電流を表すグラフである。
従来技術によれば、データがバースト的に送信されているのに対し、本発明によれば、データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなる。この休止期間Trを調整することによって、間欠送信期間内における平均電流を制御する。休止期間Trを長くすれば、平均電流が低下するためにバッテリの持続時間は向上するが、同時に伝送レートを低下させることになる。本発明によれば、休止期間Trをどの程度設ければ良いかという具体的な指針を得ることもできる。
本発明の説明を容易にするために、以下のように定義する。
n:パルスのインデックス
(パルスとは、1つの間欠送信期間(Tn+Tr)を表す)
Tn:1つのパルスにおけるデータ送信期間[h]
(tstart:データ送信開始時刻、tend:データ送信終了時刻)
Tr:1つのパルスにおける休止期間[h]
(Tth:放電容量の低下なく連続放電可能な最大時間[h])
In:データ送信期間Tn内の平均電流[A]
(i:バッテリから放電されている瞬時電流)
xn:1つのパルス(Tn+Tr)内の平均電流[A]
L(x):平均電流xの場合のバッテリ持続時間[h]
(終止電圧に達するまでの時間)
[第1の実施形態]
第1の実施形態によれば、データの送信完了時間D(x)を最小化する平均電流x(休止期間Tr)を算出する。第1の実施形態について、前述の定義以外に、更に以下のように定義する。
S:送信データサイズ[byte]
(s:1ブロックのサイズ[byte])
K:サイズSのデータの総送信時間[h]
(K=S/データ伝送速度)
D(x):平均電流xの場合におけるサイズSのデータの送信完了時間[h]
(仮定条件1)全てのパルスnについて、データ送信期間Tnは、放電容量の低下なく連続放電可能な最大時間Tth以下となるようにする。
Tn≦Tth
具体的には、非特許文献4で使用された120mAhのリチウムイオンバッテリによれば、Tth=10秒程度である。
(仮定条件2)また、全てのパルスnについて、データ送信期間Tn内の平均電流In[A]と、間欠送信期間(Tn+Tr)内の平均電流xn[A]とは、一定であるとする。
In=I
xn=x
(仮定条件3)更に、連続的にデータを送信し、休止期間Trを設定しない場合(Tr=0)、即ちInとxnとが等しい場合(xn=In)、バッテリ持続時間L(x)の間に、サイズSのデータ送信が完了しない。
L(I)<D(I)
(仮定条件4)更に、全てのパルスにおけるデータ送信期間の和は、休止期間Trに依存することなく、サイズSのデータの総送信時間と一致するとする。
ΣnTn=K
前述の仮定条件1〜4に基づいて、平均電流xの場合におけるサイズSのデータの送信完了時間D(x)は、以下のように表される。
D(x)=Σn(Tn+Tr)
=ΣnTn・I/x
=I/x・K 式(1)
Tn内の平均電流Iと、サイズSのデータの総送信時間Kとは、非負である。従って、データの送信完了時間D(x)は、平均電流xに対して単調減少する。
また、平均電流xの場合のバッテリ持続時間L(x)[h]は、例えば、以下の式によって算出される(例えば非特許文献5参照)。
L(x)=C・(1−βx)/x 式(2)
β:バッテリの特性から決定される定数
C:バッテリの公称容量 [Ah]
例えば、120mAhのリチウムイオンバッテリを用いた実験データ(非特許文献4参照)によれば、β=0.607とすることによって、精度良く整合させることができる。
バッテリの持続時間内にデータ送信を完了させる必要があることを表す制約条件は、以下のように表される。
L(x)≧D(x) (0<x≦I) 式(3)
データの送信完了時間D(x)は、単調減少関数である。従って、式の制約を満たす最大値のときに最小となる。
式(3)をxに対する制約条件とすると、式(1)及び式(2)に基づいて、以下のように表される。
L(x) ≧ D(x) (0<x≦I)
C・(1−βx)/x ≧ I/x・K
1−βx ≧ I・K/C
1−I・K/C ≧ βx
(1−I・K/C)/β ≧ x
x ≦ (1−I・K/C)/β (0<x≦I) 式(4)
ここで、式(4)における等号条件が成立するxをxmaxとする。
xmax=(C−I・K)/(β・C)
x=xmaxの場合に、データの送信完了時間D(x)は最小となる。
そうすると、休止期間を決定することにより、式(1)に基づいてデータの送信完了時間D(x)を最小化することができる。
D(x)=Tn+Tr=Tn・I/x
Tr=Tn・I/x−Tn
=Tn・(I/xmax−1)
=Tn・((I−xmax)/xmax) 式(5)
図2は、バッテリ持続時間L(x)に対するデータの送信完了時間D(x)のグラフである。
図2は、バッテリ(C=120mAh、β=0.607)を用いて、データ送信時の電流Iが600mA、データ送信期間の和K=ΣTnが300秒とした数値例である。
図2によれば、データを連続して送信し続ける場合、即ち、連続して600mAの電流が発生する場合には、データ送信が完了しないことが理解できる。一方で、平均電流x=448.8 [mA]の場合、最も短い時間で送信が完了し、その値が0.11時間[h]=6.7分であることも理解できる。尚、600mAで送信し続けると、2.6分でバッテリ切れの状態になる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態によれば、所定の送信完了時間内に最大サイズのデータを送信するための平均電流x(休止期間Tr)を算出する。第2の実施形態について、前述の定義以外に更に以下のように定義する。
S(x):平均電流xの場合における送信データサイズ[byte]
(s:1ブロックのサイズ[byte])
K(x):平均電流xの場合におけるデータの総送信時間[h]
(K(x)=S(x)/データ伝送速度)
D:データの送信完了時間[h]
前述の仮定条件1〜4に基づいて、各間欠送信期間(パルス)のTn/Tr比は一定でるために、平均電流xの場合におけるデータの総送信時間K(x)は、以下のように表される。
K(x)=ΣnTn=D・x/I 式(6)
また、平均電流xの場合のバッテリ持続時間L(x)[h]は、前述の式(2)と同様に算出される。
L(x)=C・(1−βx)/x 式(2)
バッテリの持続時間内にデータ送信を完了させる必要があることを表す制約条件は、前述の式(3)と同様に算出される。
L(x)≧D (0<x≦I) 式(3)
式(3)をxに対する制約条件とすると、式(6)及び式(2)に基づいて、以下のように表される。
L(x) ≧ D (0<x≦I)
C・(1−βx)/x ≧ D
x ≦ C/(β・C+D) (0<x≦I) 式(7)
β及びDは定数であるために、x=Iのときに式(7)を満足すれば、データの総送信時間K(x)は、連続送信する場合に最大となる。x<Iのとき、即ち、I>1/(β+D)の場合に、式(7)における等号条件が成立するxをxmaxとする。
xmax=C/(β・C+D)
x=xmaxの場合に、データの総送信時間K(x)は最大となる。
そうすると、休止期間を決定することにより、式(8)に基づいてデータの送信完了時間D(x)の期間内で、最大サイズのデータを送信可能となる。
Tr=Tn・I/x−Tn
=Tn・(I/xmax−1)
=Tn・((I−xmax)/xmax) 式(8)
図3は、バッテリ持続時間L(x)に対するデータの総送信時間K(x)のグラフである。
図3は、バッテリ(β=0.607)を用いて、データ送信時の電流Iが600mA、データ送信期間の和K=ΣTnが300秒とした数値例である。
図3によれば、データを連続して送信し続ける場合、即ち、連続して600mAの電流が発生する場合には、バッテリ切れになることが理解できる。一方で、平均電流x=516[mA]の場合、最も多くのデータ送信が可能となり、その値が0.14時間[h]=8.4分であることも理解できる。尚、600mAで送信し続けると、2.6分でバッテリ切れの状態になる。
図4は、本発明におけるフローチャートである。
最初に、S401〜S404は、データ送信前に予め規定される処理である。
(S401)以下の値を、予め決定する。
I:データ送信時の平均電流[A]
β:バッテリのパラメータ
Tth:電流Iで連続放電可能な時間[h]
これら値は、バッテリによって予め実験によって導出された値であって、バッテリ及び無線通信装置の種別等によって異なる。
(S402)第1の実施形態の場合、以下の値を予め決定する。
[第1の実施形態(サイズSのデータを最小時間で送信する)の場合]
S:送信データサイズ[byte]
K:サイズSのデータの総送信時間[h]
(S403)第2の実施形態の場合、以下の値を予め決定する。
[第2の実施形態(時間Dで最大のデータを送信する)の場合]
D:送信完了時間[h]
(S404)更に、1パルスのデータ送信期間(放電期間)Tnを決定する。データ送信期間Tnは、Tth以下であることを要する。但し、プロトコルレベルの効率を考慮した(Tnが非常に短い場合、1フレーム単位のStop-and-Wait転送となり、伝送効率が低下する)場合、Tthに近い値にすることが好ましい。
(S405)前述の式(4)に基づいて、平均電流xを算出する。
[第1の実施形態の場合] x=(C−I・K)/(β・C)
[第2の実施形態の場合] x=C/(β・C+D)
次に、S411〜S417は、データ送信時の処理である。
(S411)パルス毎に、S417までの処理を繰り返す。
(S412)データ送信を開始する(送信開始時刻tstart(n))
(S413)データ送信期間中、累積の消費電流Σiを計測する(瞬時電流i)。
(S414)tend(1)=tstart(1)+Tnにおいて、データ送信を中断する。
(S415)パルス内の休止期間を、Tr=Σi/x−Tnにより算出する。休止期間の算出は、前述したように実施形態によって異なる。
(S416)休止期間Trだけ、休止する。
(S417)休止期間終了後、S411へ戻り、次のパルスの送信を再開する。送信すべきデータがなくなるまでS411〜S417の処理を繰り返す。
図5は、本発明における無線通信装置の機能構成図である。
図5の無線通信装置1によれば、バッテリ(二次電池)101と、アンテナ102と、通信トラヒック生成部103と、送信バッファ104と、ベースバンド処理部105と、RF(Radio Frequency:高周波)処理部106と、パワーアンプ部107と、累積消費電流計測部108と、休止期間算出部109と、データ送信制御部110と、ルックアップテーブル部111と、電圧制御部112と、DC−DCコンバータ(電源レギュレータ)部113とを有する。特に、データ送信制御部110と、累積消費電流計測部108と、休止期間算出部109と、データ送信制御部110と、ルックアップテーブル部111と、電圧制御部112とは、無線通信装置1に搭載されたコンピュータを実行するプログラムによっても実現できる。
バッテリ101は、例えばリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池は、現在のところ最もエネルギー密度が高く、小型軽量化を図ることができる電池である。
通信トラヒック生成部103は、各種通信用アプリケーションであって、送信すべきフレームを生成して、そのフレームを送信バッファ104へ出力する。
送信バッファ104は、送信すべきフレームを一時的に蓄積する。送信バッファ104は、データ送信制御部110からの指示に応じて、1つ以上のフレームをベースバンド処理部105へ出力する。尚、通信トラヒック生成部103から出力されるものは「フレーム」と称し、一度に送信される1つ以上のフレーム列を「データ」と称する。
ベースバンド処理部105は、送信バッファ104から出力されたデータに対してベースバンド変調等のベースバンド処理をする。RF処理部106は、ベースバンド処理部105から出力された変調信号に対して、RF帯へのアップコンバージョンを始めとするRF処理を行い、そのRF信号をパワーアンプ部107へ出力する。
パワーアンプ部107は、RF信号を増幅して、アンテナ102から送信する。
DC−DCコンバータ部113は、パワーアンプ部107に対する電源レギュレータである。DC−DCコンバータ部113は、電圧制御部112からの指示に応じて、出力電圧Voutを制御する。尚、既存のDC−DCコンバータであっても、出力電圧Voutを高精度に変化させることは可能である。これにより、パワーアンプ部107での消費電流を節減でき、その結果としてバッテリの出力電流も節減することができる。
電圧制御部112は、パワーアンプ部107に接続されたDC−DCコンバータ部113を制御する。電圧制御部112は、データ送信制御部110のデータ送信時間Tn間隔と、DC−DCコンバータ部113の電圧制御間隔とを同期させて、データを送信していないデータ時間間隔は、パワーアンプの消費電力(=消費電流)を低減させるようにDC−DCコンバータ部113を動作させる。
パワーアンプ部107にデータが入力されている期間(データを送信しようとしている期間)は、最低限必要となる送信電力でそのデータを送信する。一方で、パワーアンプ部107にデータが入力されていない期間(データを送信しない期間)は、消費電流を抑えることが可能となる。
小型通信端末では、パワーアンプにおける電力消費が大きいことが知られている。電話通信に伴う音声通信の場合、一般に、利用者が話をしていない期間、即ち音声データを送信していない期間は、伝送速度を落とす技術がある。この技術によって、パワーアンプの消費電力が抑制される。しかし、データ通信の場合、連続的にパワーアンプが動作するために、バッテリの消耗が急速に発生し、バッテリの駆動時間も急速に短くなるという問題があった。本発明によれば、データ通信においても、データを送信していない期間は、パワーアンプ部107の消費電力を低減させることができる。これにより、バッテリの駆動時間を延長させることができる。
累積消費電流計測部108は、データ送信期間Tnにおけるバッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する。そして、累積消費電流計測部108は、累積消費電流Σi情報を、休止期間算出部109へ通知する。累積消費電流Σi情報は、間欠送信時間毎(パルス毎)に、通知される。
休止期間算出部109は、予め決定された間欠送信期間内の平均電流xと、累積消費電流Σiと、データ送信期間Tnとに基づいて、休止期間Trを算出する。休止期間算出部109は、
Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
によって休止期間を算出する。
ここで、休止期間算出部109は、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、
x=(1−I・K/C)/β
によって算出する。
また、休止期間算出部109は、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、間欠送信期間内の平均電流xを、
x=C/(β・C+D)
によって算出する。
データ送信制御部110は、休止期間算出部109から指示されたデータ送信期間Tn及び休止期間Trに基づいて、送信バッファ104からデータを取り出すように制御する。
ルックアップテーブル部111は、間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積し、休止期間算出部109へ指示する。サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、データのサイズSに対応付けて間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積する。また、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、サイズSの送信完了時間Dに対応付けて間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積する。
以上、詳細に説明したように、本発明の無線通信装置、プログラム及びデータ送信方法によれば、データの送信に、最適に制御された休止期間Trを設けることにより、一定サイズのデータにおける送信完了時間の最小化、又は、一定送信完了時間におけるデータ量の最大化を考慮して、データを送信することができる。
即ち、小容量バッテリを搭載した小型通信端末について、連続的にデータを送信した場合にバッテリ切れとなって送信が完了できない大きさのデータを、最小時間で送信することができる。又は、所定の送信完了時間内に最大サイズのデータを送信することもできる。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
時間経過に伴う消費電流を表すグラフである。 バッテリ持続時間L(x)に対するデータの送信完了時間D(x)のグラフである。 バッテリ持続時間L(x)に対するデータの総送信時間K(x)のグラフである。 本発明におけるフローチャートである。 本発明における無線通信装置の機能構成図である。
符号の説明
1 無線通信装置
101 バッテリ、二次電池
102 アンテナ
103 通信トラヒック生成部
104 送信バッファ
105 ベースバンド処理部
106 RF処理部
107 パワーアンプ部
108 累積消費電流計測部
109 休止期間算出部
110 データ送信制御部
111 ルックアップテーブル部
112 電圧制御部
113 DC−DCコンバータ部、電源レギュレータ

Claims (9)

  1. バッテリと、送信すべきデータを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置において、
    データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
    データ送信期間Tnにおける前記バッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
    予め決定された前記間欠送信期間内の平均電流xと、前記累積消費電流Σiと、前記データ送信期間Tnとに基づいて、前記休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
    前記データ送信期間Tn及び前記休止期間Trに基づいて、前記送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
    を有し、
    前記休止期間算出手段は、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、前記間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
    x=(C−I・K)/(β・C)
    K:サイズSのデータの総送信時間[h]
    (K=S/データ伝送速度)
    β:バッテリの特性から決定される定数
    I:Tn内の平均電流[A]
    C:バッテリの公称容量[Ah]
    前記休止期間Trを、以下の式によって算出する
    Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記データのサイズSに対応付けて前記間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積したルックアップテーブルを更に有し、
    前記休止期間算出手段は、前記ルックアップテーブルを参照して、前記データのサイズSに基づく前記間欠送信期間内の平均電流xを導出する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  3. バッテリと、送信すべきデータを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置において、
    データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
    データ送信期間Tnにおける前記バッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
    予め決定された前記間欠送信期間内の平均電流xと、前記累積消費電流Σiと、前記データ送信期間Tnとに基づいて、前記休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
    前記データ送信期間Tn及び前記休止期間Trに基づいて、前記送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
    を有し、
    前記休止期間算出手段は、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、前記間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
    x=C/(β・C+D)
    D:サイズSのデータの送信完了時間[h]
    β:バッテリの特性から決定される定数
    C:バッテリの公称容量[Ah]
    前記休止期間Trを、以下の式によって算出する
    Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記サイズSの送信完了時間Dに対応付けて前記間欠送信期間内の平均電流xを予め蓄積したルックアップテーブルを更に有し、
    前記休止期間算出手段は、前記ルックアップテーブルを参照して、前記サイズSの送信完了時間Dに基づく前記間欠送信期間内の平均電流xを導出することを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  5. パワーアンプに接続された電源レギュレータを制御することができる電圧制御手段を更に有しており、
    前記電圧制御手段は、前記データ送信制御手段のデータ時間間隔と、前記電源レギュレータの電圧制御間隔とを同期させて、データを送信していないデータ時間間隔は、前記パワーアンプにおける消費電流を下げるように前記電源レギュレータを動作させる
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
    データ送信期間Tnにおける前記バッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
    予め決定された前記間欠送信期間内の平均電流xと、前記累積消費電流Σiと、前記データ送信期間Tnとに基づいて、前記休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
    前記データ送信期間Tn及び前記休止期間Trに基づいて、前記送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
    してコンピュータを機能させ、
    前記休止期間算出手段は、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、前記間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
    x=(C−I・K)/(β・C)
    K:サイズSのデータの総送信時間[h]
    (K=S/データ伝送速度)
    β:バッテリの特性から決定される定数
    I:Tn内の平均電流[A]
    C:バッテリの公称容量[Ah]
    前記休止期間Trを、以下の式によって算出する
    Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  7. バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
    データ送信期間Tnにおける前記バッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する累積消費電流計測手段と、
    予め決定された前記間欠送信期間内の平均電流xと、前記累積消費電流Σiと、前記データ送信期間Tnとに基づいて、前記休止期間Trを算出する休止期間算出手段と、
    前記データ送信期間Tn及び前記休止期間Trに基づいて、前記送信バッファからデータを取り出すように制御するデータ送信制御手段と
    してコンピュータを機能させ、
    前記休止期間算出手段は、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、前記間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
    x=C/(β・C+D)
    D:サイズSのデータの送信完了時間[h]
    β:バッテリの特性から決定される定数
    C:バッテリの公称容量[Ah]
    前記休止期間Trを、以下の式によって算出する
    Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  8. バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置におけるデータ送信方法において、
    データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
    データ送信期間Tnにおける前記バッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する第1のステップと、
    予め決定された前記間欠送信期間内の平均電流xと、前記累積消費電流Σiと、前記データ送信期間Tnとに基づいて、前記休止期間Trを算出する第2のステップと、
    前記データ送信期間Tn及び前記休止期間Trに基づいて、前記送信バッファからデータを取り出すように制御する第3のステップと
    を有し、
    第2のステップについて、サイズSのデータの送信完了時間を最小化する場合、前記間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
    x=(C−I・K)/(β・C)
    K:サイズSのデータの総送信時間[h]
    (K=S/データ伝送速度)
    β:バッテリの特性から決定される定数
    I:Tn内の平均電流[A]
    C:バッテリの公称容量[Ah]
    前記休止期間Trを、以下の式によって算出する
    Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
    ことを特徴とするデータ送信方法。
  9. バッテリと、送信すべきフレームを一時的に蓄積した送信バッファとを有する無線通信装置におけるデータ送信方法において、
    データの送信は、データ送信期間Tn及び休止期間Trからなる間欠送信期間(Tn+Tr)の連続からなり、
    データ送信期間Tnにおける前記バッテリの消費電流iを累積し、累積消費電流Σiを計測する第1のステップと、
    予め決定された前記間欠送信期間内の平均電流xと、前記累積消費電流Σiと、前記データ送信期間Tnとに基づいて、前記休止期間Trを算出する第2のステップと、
    前記データ送信期間Tn及び前記休止期間Trに基づいて、前記送信バッファからデータを取り出すように制御する第3のステップと
    を有し、
    第2のステップについて、所定の送信完了時間D内に送信するデータ量を最大化する場合、前記間欠送信期間内の平均電流xを、以下の式によって算出し、
    x=C/(β・C+D)
    D:サイズSのデータの送信完了時間[h]
    β:バッテリの特性から決定される定数
    C:バッテリの公称容量[Ah]
    前記休止期間Trを、以下の式によって算出する
    Tr=Tn・(Σi/x)−Tn
    ことを特徴とするデータ送信方法。
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