JP4873112B2 - Power generator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、沈澱池には、循環駆動されるチェーンにフライトを配備して池内で循環運動させるようになっているが、このフライトを駆動するため、モーター及び減速機が駆動源として構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした駆動源の消費電力は長期的にみればかなり嵩むものとなっていたが、その有効な対策がなかったのが現状である。
この発明はこうした問題を解決するためになされたものであり、処理水の流入あるいは流出するエネルギーを利用して処理槽内あるいは外の各種設備を駆動するようにした発電装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、処理水が流入あるいは流出する個所に対応して回転羽根を装備して流入あるいは流出してくる処理水により回転駆動自在にしてその回転により発生する動力から発電エネルギーを得るようにした発電装置である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、汚水が流入する個所に対応して縦向きの導水パイプを備えてその上端の汚水導入パイプから流入してくる汚水が同導水パイプ内を流れ落ちて池内流入口を通じて沈澱池内に流入するようにするとともに、前記導水パイプ内には、縦向きの回転羽根軸と、この回転羽根軸周りの回転羽根とが設けられて、汚水により回転羽根が回されることで回転羽根軸が回転駆動されて発電がなされるようにした発電装置において、前記回転羽根は、上段と下段のものが上下に離れて配備されるとともに、前記導水パイプ内における上段と下段の回転羽根間には、上底面が、また下段の回転羽根の下側には、下底面が設けられ、前記上底面上の回転羽根には、導水パイプの上部に偏心状に接続された汚水導入パイプからの汚水が旋回流となるように導入されて当該回転羽根を回転駆動させるとともに同下底面内の外周寄りに開けた第1落水口を通じて下向きに落ち込むようにされ、前記下底面上には、前記第1落水口から落ちてくる汚水を受けて旋回流を発生させて下側の回転羽根を回転駆動させるようにされるとともに同下底面内の外周寄りに開けた第2落水口を通じて旋回流を落として前記池内流入口へと導くように構成されていることを特徴とする。
【0006】
図1(図2のI−I線に沿った拡大図)及び図2はこの発明の一実施形態を示し、1は沈澱池で、同沈澱池1は矩形のもので、その池底2上にはガイドレール3が敷設されるとともに、池内には、スプロケット軸4にそれぞれスプロケット5を回転自在に備えている。
【0007】
スプロケット5の外周には、チェーン6が掛け渡されるとともに、同チェーン6には、複数のフライト7…が配備されている。
【0008】
複数のスプロケット5…のうち汚水の流入する側(図2の左側)のものは、他の従動スプロケット8により回転が連動されるようにされ、同スプロケット8は、池上に設置した減速機付きモーターである駆動源10と駆動スプロケット11および駆動チェーン12により回転駆動されるようになっている。
【0009】
14は汚水流入部で、沈澱池1の上流側前段階に一体に形成され、同流入部14には、これまで沈砂池からポンプアップして導かれる汚水が導入口15から流入し、開閉操作可能なゲート16により池内流入口17が開けられることにより導入されるようになっている。18はゲートガイド、19はゲート開閉手段である。
【0010】
21は導水枠で、上からみてコの字形(半円形その他でもよい)をなして汚水流入部14内に固定して設けられている。この導水枠21内には、回転羽根軸22が上下の軸受23,23で支持されて設けられ、この回転羽根軸22の外周には、複数枚の回転羽根24…が上からの落水により一方向に回転するように設けられている。
【0011】
回転羽根軸22は、大部分が羽根取付けのために円筒状(中実軸でもよい)でその上側に伝達軸としての中実軸を備えたものになっている。25は発電部で、この発電部25からの電気は変換制御部26を介して前記駆動源10用として供給されるようになっている。
【0012】
27は導入路で、樋状(あるいは筒状)のものとして一端に前記導入口15を有し他端が導水枠21上端に連通状に接続されている。この導入路27は開閉自在な前ゲート28を備える。
【0013】
回転羽根24…は、斜め羽根片として回転羽根軸22周りに周間隔をおいて放射状に配備されているとともに、水面上に主にあって回転駆動されるようになっている。この回転羽根24…は、上下に複数段配備してもよい。また、回転羽根24…の外周には、縦筒ガイド29が固定して設けられ、同ガイド29は、導入路27からの汚水を内部に導くためのガイド板30を備える。尚、流路のいずれかの個所からはエアーを導入するようにしてもよい。また、磁石による水浄化を図るように構成することもある。このことは以下の実施形態でも同様に適用できる。また、前記導水枠21と縦筒ガイド29とは別体になっているが、縦筒ガイド29を下向きに長いものにして導水枠21を省略することもできる。さらに、導入路27はパイプ状のものでもよい。
前記前ゲート28はゲート16とは独自に開閉できるので、前ゲート28を閉止して汚水の流入を停止した状態でゲート16の関連設備のメンテナンスなどをすることができる。
【0014】
図3に示す実施形態は、汚水流入部32に池内流入口33とゲート34を備えたものにおいて、全体をエルボ形にし上部一端に導入口35を備え下部他端に導出口36を形成した導水パイプ37を固定してある。
【0015】
この導水パイプ37内には、上パイプ部内に前ゲート38を開閉自在に装備する一方、下部の縦パイプ部にステー39と下部軸受40を備え、曲がりパイプ部にも上部軸受41を備えてある。上下の軸受40,41を介して回転羽根軸42を備えてその外周に回転羽根43…を装備してある。44はエアー供給手段で、強制的にエアーを供給する場合と吸引により供給する場合とがある。図示の場合、吸引によりエアーを供給するものを示す。尚、45は発電部を示している。また、回転羽根42…は、1段でもよいが図示の場合には上下に複数段に分けて配置してある。
【0016】
図4は汚水流入部の要部を上からみて示す実施形態であり、47は池内流入口で、ゲートガイド48に案内されて上下に開閉調節されるゲート49を備える。
50は導水パイプで、その中心は垂直に向き、上端には偏心した個所に連通するように汚水導入パイプ51が接続されている。
【0017】
導水パイプ50内には、縦向きに回転羽根軸52が図示しない軸受による支持により回転自在に通されている。この回転羽根軸52は、パイプ状であるが中実状でもよい。同軸52の周りには、この実施形態においては、上下に2段(3段以上でもよい)に回転羽根53…が設けられ、互いに上下に少し離れて設けられている。
【0018】
図に実線で示した回転羽根53は上段のもの、破線で示した回転羽根53は下段のものである。導水パイプ50内には、導入パイプ51からの汚水を受けて旋回流R1にするための上底面54が形成されるとともに、旋回流R1の汚水を下へ落とし込むための第1落水口55が円弧状の穴として明けられている。
【0019】
導入パイプ50からの汚水は上段の回転羽根53を旋回流R1でもって回転させたあと第1落水口55から下方へ落とし込まれる。第1落水口55からの汚水は上底面54の下側でかつ下底面56上で回転する下段の回転羽根53を旋回流R2で回転駆動する。そののち、汚水は、下底面56に明けられた第2落水口57を通じて汚水流入部内に落ち、池内流入口47を通じて沈澱池内に流入する。こうして回転羽根軸52が回転駆動されることで発電がなされる。この実施形態は他の発電装置にも適用されることがある。
【0020】
尚、前記回転羽根軸52は斜め軸状でもよい。また、同軸52は水平軸状になっていてもよい。また、汚水導入パイプ51は、上底面54上に汚水を送り込むようになっているが、同パイプ51を分岐状とし、下底面56上にも汚水を導入できるようにしてもよい。
【0021】
図5に示す実施形態は、矩形沈澱池60の下流側に設けられたVノッチ61付き越流堰62からの上澄水により発電を行うようにしたものである。越流堰62は複数本平行に配備され、これらの越流堰62…からの上澄水は、上澄水導入渠63内に流入し、これらは単一本である第1パイプ64と第2パイプ65により導出される。
【0022】
第1パイプ64内には、回転羽根軸66周りに設けられた回転羽根67…が回転自在に設けられている。67…は軸受で、これらの回転羽根67は上澄水で回転駆動されることで回転羽根軸66が回転駆動されて発電部68により発電がなされる。尚、図4に示すように旋回流により回転羽根67…を駆動するようにしてもよい。
【0023】
図5は、沈澱池60の池底に溜まる汚泥を図の左方向に掻き寄せてピット内に落とし込むための汚泥掻寄装置70を同時に示している。この装置70は、ガイドレール71上を走行ローラー72…により図示の左右方向に進退自在な機体73が装備されている。この機体73は、ワイヤロープ74で進退駆動されるもので、図示は後退した状態から進出する掻寄状態に移る際の様子を示している。75はスクレーパで、図示しない左側にも複数枚設けられており、図示では非掻寄状態から下がって垂直な掻寄状態になる。
【0024】
こうした汚泥掻寄装置70により沈澱池にも発電装置を実施することがある。その他に、池底を進退するフレームに前後に間隔を置いて多数のスクレーパを配備して前記間隔以上のストロークをもってれらスクレーパを池底に添って進退させることで池底の汚泥を順次ピット迄送り込む方式のレシプロ式汚泥掻寄装置における汚水流入あるいは流出部において、発電装置は実施されることがあるし、また、これらの各方式の汚泥掻寄装置を駆動するために発明装置からの電力を利用することができる。
【0025】
図6に示す実施形態は、沈澱池やその他の処理池あるいは一般の貯水池などにおいて、同池77に底部から排水管78を通じて排水可能なもの(あるいは排水管をあとで施工したものも含む)を対象にしたものである。
【0026】
そして、池77内には、排水管78に連通するように導水パイプ79が立設されて上から池内の水が導入されるようにされるとともに、同パイプ79内の回転羽根80…が駆動されて発電部81が運転されるようになっている。尚、82は通穴で、池上のレバー83を押し下げると排水ゲート84が同通穴82を開き、これにより、池77内の水が全て排水されるようになっている。同レバー方式は、回転ハンドルにより回転を上下の運動に変換する方式により連動させてもよい。
【0027】
図7に示す実施形態は、池85内の排水を池側面の排水管86を通じて行うようにしたものにおいて、その底面より導水パイプ87を立設して上から池内の水を導入可能とし、同パイプ87内の回転羽根88…を駆動して発電部89を稼働するようにしたものであり、90は通穴、91は排水ゲートを示している。
【0028】
図8及び図9(図8のIX−IX断面図)に示す実施形態は、複数列配された矩形の沈澱池93…の長手方向上流側に前記のような汚水流入部(流入渠とも呼ぶ)94を備え同流入部94内に汚水導入口95を開設したものを前提とする。
【0029】
96は池内流入口で、その手前に4面の連通架台97をボックス状に固定して流入口96と連通状とし、同架台97上面に、架台97内と連通するように導水パイプ98を立設固定してその内部に備えた回転羽根99により発電部100が稼働するようにしてある。そして、導水パイプ98には、制御部101により上下調節可能なゲートパイプ102が連設されていて、同パイプ102の誘引口103が水面に対応する際に汚水流入部94内の汚水を呑み込み、その汚水により回転羽根99がを回転駆動する。汚水は、連通架台97内を経て池内流入口96から沈澱池93内に入るようになっている。図9の104はシールである。
尚、図9において、導水パイプ98は、下部の曲がったエルボ状にして連通架台97の立面に接続したり、あるいは連通架台97を省略してパイプ98を池内流入口96に接続してもよい。また、ゲートパイプ102は、上端を誘引口としてもよい。
【0030】
図10に示す実施形態は、沈澱池への汚水流入部105において、池内流入口106の手前上側を仕切るように横仕切板107を備え、同仕切板107に導水パイプ108を立設するとともに同パイプ108内に回転羽根109を備えて発電可能にし、さらに、導水パイプ108にゲートパイプ110を備えて汚水を誘引口111から導入可能にしたものである。尚、図10に示す装置は、図8に示すように流入渠内に複数配してもよい。また、ゲートパイプ110は、上端を誘引口としてもよい。
【0031】
図11に示す実施形態は、同じく流入渠たる汚水流入部113に池内流入口114とゲート115を備えたものを対象にし、ゲート115に同行して上下する連通ボックス116を備え付け、同ボックス116に下端が連通するようにしてエルボ状をなすゲートパイプ117を備え付けてゲート115が開いた時にゲートパイプ117の誘引口118が水面に対応しゲート115が閉じる時にゲートパイプ117の誘引口118が水面上にいて誘引を停止するような関係にしたものである。
【0032】
ゲートパイプ117内には回転羽根119…が設けられて前記上下とは無関係に一定高さで回転するようにして発電部を稼働するようにしてある。そして、ゲートパイプ117は、ローラー120やサポート121などにより上下に案内されるようになっている。
尚、パイプ117をゲート115に直接連通状に取り付けてもよい。ゲート115、パイプ117あるいは連通ボックス116にはフロート機能をもたせて昇降運動が軽快になされるようにしてもよい。また、ローラー120はサポート121に備え付けてもよい。
【0033】
図12に示す実施形態は、汚水流入部123にバルブ124と池内流入パイプ125を備えて開閉により流入部123内の汚水を沈澱池内に流入したり停止したりする方式のものを対象にして、前記バルブ124前にエルボ状の導水パイプ126を立直状に接続し、同導水パイプ126の上端水面近くに逆円錐状の誘引口部127を備えてその中に回転羽根128を回転自在に装備したものである。そしてバルブ124が開時に誘引口部127を通じて汚水が流入することで回転羽根128が駆動されて発電部129が稼働するものである。
【0034】
尚、図13に示すように、誘引口部127は上からみて楕円形にして旋回流がつくられて回転羽根128を駆動するようにしてもよい。また、旋回流は、誘引口部127に内外連通状に備えたパイプ130…により旋回流を助長するようにしてもよい。
【0035】
図14に示す実施形態は、河川、各種用水路などの水流部132の流域内に、先端口が大きく開口し次第に窄まり状をなして後端部内に回転羽根133…を横軸状に回転装備した集束筒134を固定設置したものである。同集束筒134の後方には、回転羽根133の第1回転軸135からの水平入力を垂直出力に変換して第2回転軸136に伝達する変換ボックス137が設置されており、第2回転軸136から発電部138を稼働自在にしてある。集束筒134は、丸筒でも角筒でもよく、また楕円等でもよい。さらに、同筒134は複数のパイプを寄せ合わせて末端を1本に絞ったものにしてもよい。
【0036】
図15に示す実施形態も水流部140内に集束筒141を固定設置し、同筒141に回転軸142を横軸状に備えて同軸142の後端に回転羽根143…を、前端に発電部144を備えたものになっている。特に、同発電部144は、完全水密の水中型とされている。尚、同発電部144は後方に配置したり、位置は限定されない。また、発電部144の軸方向は縦あるいは斜めでもよい。さらに、図14及び図15において、集束筒134あるいは141は、上下に位置調整可能にしてもよい。この場合、平行リンクで支持することができる。
【0037】
付加的な例であるが、沈澱池等の処理池その他に水が一時的にでも溜まる個所には低周波数を発振して「きれいな水になあれ」等の音声を送り込んで浄化を図るようにしてもよい。
【0038】
図16に示す実施形態は、例えば、水処理場の塩素混和池等の池146からの排水が排水管147を通じて水位差のある海(あるいは河川)148に噴き上げるように流し込むようにしたものにおいて、池146内の底にパイプ149内に回転羽根150を備えて回転軸151により発電部152を駆動するようにし、一方、排水管147の海側の出口対応して別の輻流式回転羽根153を備えて駆動させ他の発電部154を稼働できるようにしたものである。前記発電部152,154はそのいずれか一方のみで構成してもよい。排水管147の出口は絞って水が噴出するようにしてあるが、絞りはなくてもよい。尚、155は堤防である。
【0039】
図17に示す実施形態は、上水あるいは下水処理場における各処理池156,157…の水面は段階的に低くなっており、こうした段階の丸印Aを付した個所のいずれか1か所あるいは複数個所または全ての個所に発電部を備えることができることを示している。160は河川である。
【0040】
図18に示す実施形態は、同じく水位差のある棚田162,163,164の最終段階からの落水を利用して、落水パイプ165内のB個所に回転羽根を装備して発電部166を駆動自在にしたものである。
【0041】
図19及びそのX−X線断面図である図20に示す実施形態は、平面U字形で図20の断面図のように次第に底面を低くした人工的な(あるいは自然の河川でもよい)水路167内を河川や処理場等から導かれた水が流れるようにし、その中央に仕切ガイド壁168を形成するとともに、同ガイド壁168の一端と他端側にそれぞれスプロケット169,170を備えてこれらにチェーン、リンクなどの連鎖体171…を掛け渡し、この連鎖体171…の外周に添って回転羽根172…を多数配備したものである。
【0042】
連鎖体171及び回転羽根172…は内ローラー173と外ローラー174により水路167内で軽快かつ安定に循環駆動されるが、例えば、回転羽根172…をフロート式にしてもよく、また、ガイドレール175に上ローラー176を添わせるようにしてもよい。これにより、矢印Yのように、水路167内に導かれた水は、回転羽根172…を押して連鎖体171…を介してスプロケット169,170を回転駆動させる。このスプロケット169,170のうちのいずれかあるいは双方の軸から発電部200を駆動させるようにする。
尚、177は流入・流出ガイドで、水路167の上流端と下流端との間に設けられており、その上流側の側面が回転羽根172…の先側に水が当たるように斜め面になっていてすぐに下流側に流れ込まないようになっている。
【0043】
図20に示す実施形態では、連鎖体171に回転羽根172…が固定的になっていたが、図21に示すように、回転羽根178を連鎖体179に起倒自在にしその進行側のストッパ180…により反進行方向側にのみ倒れるようにするとともに、上流側の水ガイド181を倒れる回転羽根178寄りに接近させて流入水が流出側に漏れないようにしてもよい。
また、水処理場には、長円形状をなすO・D(オキシデーション・ディッチ)が設けられることがあるが、その流入量に余裕のある場合には、図19に示すような循環式回転羽根による発電装置を構成することがある。
【0044】
図22は他の実施形態で、汚水流入部201の出口であり沈澱池202内への入り口でもある池内流入口203の出口側に、ハウジング204を水平に突設するとともに、その内部に、左右1対の回転羽根205,205を第1回転軸206回りに回転自在に軸受207で支持させてある。回転羽根205は、ハウジング204に膨隆状に形成した遊動凹み208内に羽根半分が納まって回転し残る半分はハウジング204内に臨むようにして設けられている。
【0045】
各回転軸206は単一本であってもよく、同軸205は、軸ケーシング209内を通した伝動軸210により沈澱池202の上方まで導かれているとともに、池上に設置した増速ギアボックス211内のピニオンに連結されている。
【0046】
212はダイナモ(同期発電機でもよい)で、インバータ制御装置で交流に変換されて制御盤から所要の装置の電源として利用されている。この所要の装置とは、図2に示すフライト式汚泥掻寄装置であったり、図28に示すモノレール式汚泥掻寄装置であったりする。この発電装置と共に太陽光発電装置を組み合わせてもよい。このことは他の実施形態でも同様にいえる。
【0047】
尚、図23における214は汚水掻揚ポンプを示し、汚水流入部201内に沈砂処理後の汚水を流入させるものであり、前記回転羽根205を回転駆動するためのエネルギー源になる。一方、図23の仮想線215は図示しない掻揚ポンプにより一定高さに揚げられた汚水を段階的に低く設定された各種水処理設備に自然流下させて処理してゆくルートの一部を示すものである。図示のルートは、沈砂池からそれより低いレベルの最初沈澱池202に流入させるルートを示しており、こうした水処理設備にも本実施形態を適用することができる。また、最初沈澱池202からは、例えば、エアーレーションタンクや最終沈澱池、それに塩素混和池などが連設されているが、これらの前後間にもそれぞれずれ流入部があり、その個所のいずれかあるいはすべてに前記実施形態を適用することがある。このことは他の実施形態でも同様にいえる。
【0048】
さらに、汚水管から沈砂池間にはポンプ場があり、同ポンプ場からの流れエネルギーを発電に利用することもできる。このことは他の実施形態でも同様にいえる。
【0049】
図24に示す実施形態は、ハウジング215内に回転羽根216を縦軸である回転軸217により軸受218で支持したもの(図22で示すと同様のもの)において、回転軸217に伝動軸219を結合し、同軸219を池上に突き出してその上端に回転マグネット220を備えたもので、これに対し反発する関係の固定マグネット221をその下方に対向設置して回転マグネット220が浮遊して回転することで全重量を浮かしながら微小の抵抗で回転羽根216が回るようにしたものである。
【0050】
図25及び図26に示す実施形態は、ハウジング223内で回転する回転羽根224を支持する一般形式の軸受225,225の上下位置にマグネット式の軸受226.226を装備したものである。
【0051】
軸受226の内部は、図25に示すように、回転軸227回りの内側回転マグネット228と壁からのブラケット229内に装備した外側固定マグネット230とでなり、両マグネット228,230とが反発し合うことで回転羽根224が軽快に回転するものである。この実施形態は他の実施形態の軸受にも適用がある。特に、図24の上部に示すマグネット220,221と組み合わせて構成することができる。
【0052】
ここで、(最初)沈澱池232内に流入する汚水による発電出力Pについて検討をしてみることにする。
ここに示す沈澱池232は、池全長L=30m、池巾W=3m、池平均深さH=(H1+H2)/2=3.2mで内容量が384m3とされ、同池内への満水時間を30分とした場合、流量Hは384/30=12.6t/min.で、汚水管233のサイズを350Aとした場合、V1=2.5m/s、V2=0.0164m/sで、圧力水頭差ΔP=P2−P1=3.125mとなり、3.0mに設定する。ここで、回転羽根(プロペラ)効率ηTを0.5、発電効率ηGを0.6とすると、発電出力P=9.8HQ×0.5×0.6=1.85KWとなる。図28の池底に示された装置は汚泥掻寄装置であり、長い台車234に車輪235…を装備した機体に複数枚のスクレーパ236…を装備して同スクレーパ236が図示の後退状態から垂直な掻寄態勢にあってピット237側迄前進することで汚泥を掻き寄せる一方、スクレーパ236が水平な復帰態勢になって右方向である戻り方向に復帰するものである。これらの進退は図示しないワイヤーロープでなされる。
【0053】
この汚泥掻寄装置にあっては池上に駆動用のモーター及び減速機が設置されてワイヤーロープを介して進退駆動されるが、駆動源の出力としては前記1.85KWで充分である。
【0054】
図29及び図30に示す実施形態は、汚水流入部239内に拡開状をした旋回流起生部240を備えた落下連通パイプ241をL形のものとして設置してあるとともに、前記旋回流起生部240には、図30に示すように、偏心した面上に汚水が落下して旋回流になるように導かれる。尚、旋回流起生部240の面上には、汚水がはみ出さないようにするための抑制ガイド242を突設してもよい。
【0055】
これにより、図30に示すように、旋回流が発生して前記落下連通パイプ241内を流れ落ち、図29に示すように、水平軸式回転軸243周りの回転羽根244を回転駆動させる。尚、245はハウジング,246は出口である。また、247はチェーンなどの伝動ケースを示す。248は円錐ガイドである。
【0056】
図31は旋回流起生部240自体を落下連通パイプ241を基準に偏心させて汚水が流れ落ちる部分を広い受け面にしてこぼれ出ないようにしたものである。この面にも抑制ガイド242を備えてもよい。
【0057】
図32及び図33に示す実施形態は、回転羽根251の心部252をフロートにして流出域で浮き上がるようにすることで、回転羽根252が軽快に回転するようにしたものである。
【0058】
図34は、回転羽根254の回転軸255の周りにフロート256を備え付けて回転羽根254及び回転軸255などを浮上させながら回転運動が軽快に行えるようにしたものである。前記実施形態のように、心部をもフロートにしてもよい。
【0059】
図35は、回転羽根258自体をフロートにしたものである。前記実施形態のように、心部をフロートにしたり,回転軸周りにフロートを備え付けたりしてもよい。
【0060】
図36は、水車259を発電に利用したものにおいて、同水車259の外周に対応するようにして例えば、自転車の発電装置260…のようなコンパクトなもの(ダイナモ)を複数個周方向に配列したものである。その先端接触部は水車259に対し弾性支持により接触するものとする。
【0061】
尚、同図に仮想線で示すように、水車259の外周に掛けられたベルトやヤチェーンなどの伝動材261を介して増速してダイナモ262を駆動するようにしてもよい。
【0062】
図37は、駆動源(減速機付)264により回転軸265を回転させ池内のレーキ266を駆動させるようにした円形沈澱池267で、ポンプ268による揚水エネルギーにより汚水管269を通じてセンターウエル270内に汚水を導くように構成したものにおいて、同汚水管269の直管部分270および/または曲管部分271に図38及び図39に示すような発電装置ユニット272を既設管に対する後付け方式として又は新規組込み方式として装備したものである。
【0063】
図38及び図39における実線指示は直管部分での組み付け例を示し,仮想線は曲管部分での組み付け例を示している。
すなわち、直管部分270とユニット272とはフランジ273で結合してある。ユニット272は、樋状をした本体部分274に対向状をなす取付部275を突設するとともに、同取付部275に縦溝276を形成したものである。
【0064】
276は回転羽根で、同羽根276の回転軸277は、セット板278に軸受279を介して支持されるとともに、セット板278は、止着具280により本体部分274および取付部275側に取り付けられている。この際、回転軸277は縦溝276を通じてセットされる。尚、回転羽根276は汚水の流れにその半分が臨むようにされている。また、図39に仮想線で示すように、蓋281を着脱自在に付してもよい。この蓋281は、汚水が乱出するのを防止する。
【0065】
図39に仮想線で示す283は曲管部分の本体部分である。この本体部分にもそれに応じた形の取付部284を備える。
尚、取付部284の基部内には、汚水が回転羽根276の外側へ作用しないように遮蔽板285を装備する。この場合も蓋を装備する。また、図38に示すように、矢印×のようにエアーおよび/または微生物導入手段286を構成して浄化機能を高めるようにしてもよい。このエアーおよび/または微生物導入手段286は管系上の他のいずれの個所に設定してもよい。
【0066】
図40,図41(図40のY部拡大断面図),図42及び図43に示す実施形態は、沈澱池前段階である汚水流入部300の池内流入口301下流側に他のタイプの発電装置を構成したものである。
【0067】
302はブラケットで、前記下流側の池内流入口301下方に対応して固定され,同ブラケット302上を介して発電装置を固定設置してある。同装置は、上からみると図42に示すように長円形状をしたインペラハウジング303を備え,同ハウジング303の上下には底板304と上蓋305がそれぞれ一体に形成されている。
【0068】
ハウジング303の池内流入口301に対向する個所には、同口301に連通して対応する形状の導入口306が形成されている。また、ハウジング303の沈澱池向きに対応して導出口307が開口している。ハウジング303内には、左右1対のインペラ体308,308が縦軸回りに回転自在に配備されている。
【0069】
各インペラ体308は、芯体309と、芯軸310,及びインペラ311…からなる。芯体309は、中心に芯軸310を備えた円筒体でその上下も蓋設された中空体でなる。この芯体309は、インペラ体308それ自体を水流上に軽く浮かせるように作用する。芯軸310は、上下端部が芯体309からそれぞれ突出し、特に、下端部は、先鋭状とされて、ブラケット302の上枠部底部に固定したピボット軸受312に点状支持されている。芯軸310の上端部も軸受支持されていることにより、インペラ体308は非常に軽快に回転するようになっている。尚、芯軸310の下端には、図41に仮想線で示すようにスクリュー313を形成して水をピボット軸受312と芯軸310間に圧力をもって入り込むようにしてもよい。
【0070】
インペラ311は、図42に示すように、a,b,cの3部からなり、a部は、芯体309の外周面を基部にして外径方向でかつ回転方向に先行するように傾斜して突出する。b部は、a部の先端部から逆に後行する向きに突出して、図42のように、水流の流れがハウジング303内に入り込まないようになっている。c部は、b部からさらに後行する方向に傾斜して突出する。314は補強リブである。αは、図42における水平線に対しインペラ311の基部と芯軸310を通る線とのなす角度で、ここでは30度とされており、この30度の線上には、b部の先端が一致している。
【0071】
尚、ハウジング303内の1対のインペラ体308,308間には、前ガイド315と後ガイド316が楔状に折り曲げた板状のものとして前後に多少離間して配備されている。前ガイド315は、インペラ311の前後間により確実に水流が導入されるようにする等の作用がある。後ガイド316は、導出口307からの水流が直線流として比較的強い流れで沈澱池内に流れ込むのでなく分流としてしかも上下斜め流として沈澱を阻害しないように流出するようになっている。
【0072】
尚、図42に○印を付したように、エアー吸引口317を配置してもよい。このエアー吸引口317は図示の位置の中の1つ、あるいは適宜の複数位置に設けられるものであり、これにより、沈澱池内ではエアーが混合して浄化が促進される。
【0073】
図40及び図43の319はギアボックスで、減速あるいは増速が可能である。320は水中発電機で、同発電機320から上方に延びて池上にまで達するパイプはケーブル用ガイドパイプ321で、図示のようにコード322を池上にまで導くもので、このコード322はここでは、図5のような汚泥掻寄装置の駆動用に利用されている。その他、図2のフライト式汚泥掻寄装置その他の水処理設備を駆動する電源として利用され得る。
【0074】
図44に示す実施形態は、汚水流入部325の出口下流側面に発電装置の駆動手段326を設置して図40から図43に示す構成とし、同駆動手段326から上方に向けて池上まで伝達シャフト327を伸ばし、同シャフト327を軸受328で安定に支持するとともに、伝達シャフト327の上端に駆動側スプロケット329を装着し、池上に設置した減速機330から突出した入力軸331に装着した従動側スプロケット332との間にチェーン333を架装して、減速機330から発電機334を駆動して対象機器や装置を運転するようにしたものである。すなわち、池内に駆動手段を、池上に発電のための手段を構成したものである。
【0075】
図45に示す実施形態は、池内からの伝達シャフト336の上端にベベルギアによる方向変換装置337を設置し,同装置337と減速機339とを駆動シャフト340で連結して発電機341を駆動するようにしたものである。
【0076】
図46に示す実施形態は、油圧系により発電機343を駆動するようにしたもので、344は伝達シャフト、345は油圧ポンプ、346はアキュームレータ、347は油圧モーターをそれぞれ示している。
【0077】
図47に示す実施形態は、河川349内に前記したような駆動手段350をコンクリートによる固定手段351により設置したものである。図面は下流側から駆動手段350を見た様子を示している。固定手段351は適宜に移動手段により別位置に移動可能に構成してもよい。352は水中発電機であるが、同発電機352は丘上に設置してそこまで伝動系を構成してもよい。
【0078】
図48に示す実施形態は、円形沈澱池についての動力源を汚水流入エネルギーにより負担させるようにしたものである。すなわち、円形沈澱池は、歩廊354に駆動源355を備えて回転軸356によりレーキ357を回転駆動するようにしてあるが、この駆動源355の電力として、センターウエル358内に汚水を投入可能に臨む汚水導入管359内を流れくる汚水エネルギーにより賄うようにしたものであって、汚水導入管359の出口外部あるいは内部にインペラ360を配置してその駆動軸361から発電機362を駆動するようにしてある。この発電機362による電力で駆動源355を運転するようにしてある。
【0079】
図49に示す実施形態は、塩素混和池364からの処理水が排水パイプ365を通じて河川などに放流されるようになっているものにおいて、排水パイプ365の少なくとも出口を角形にしておき、そこからの排水により下方のインペラ366を回転駆動させるようにしたものである。そして、その回転力は伝達手段367により発電機368を駆動するようにしてある。パイプ365の出口を角形にしてあると、インペラ366に効率よく当り回転力に変換される。
【0080】
図50に示す実施形態は、汚水流入部から多孔状の整流部370を介して沈澱池内に汚水が流入する流域で効果的に沈澱を促すようにしたものである。すなわち、沈澱池内には、整流部370に対向するように、くの字上下連続屈曲状の沈澱促進制御板371を立面状に設置したものである。この制御板371は、整流部370の側からみてくの字に凹む域が上下に多数あるので、突出する部分から分かれて流れ込む汚水は1つの凹みSに対し上下から流れ込むようになってそれらがぶつかるようにして互いのエネルギーを相殺し合うもので、その結果、沈澱が効果的に促進されて下方のピット内に沈澱してゆく。尚、制御板371には、多数の通孔372…が開けられて同孔372…を通過した汚水は絞りから広がった流域に入ることで大きく減速されて沈澱が促進されることになる。制御板371の下流側には、後制御板373を離間して設けてもよいし、同板373に通孔374…を備えるか否かはいずれでもよい。同後制御板373はピットの上方に対応して位置するものとする。
【0081】
また、制御板371は、図50に仮想線で示すように前傾あるいは後傾姿勢で設置してもよい。さらに、制御板371は、コの字蛇行状のものでもよい。
【0082】
制御板371の通孔372…は、同じ孔径で同じ間隔をもって配列してもよいし、図50に示すように、池幅の端側において流れ速度が小さいことから同側を大きな孔径にし池幅中央側を小さい孔径のものにしてもよい。こうした孔径を異なるものにする方法のほかに、孔数を異なるものにする方法もある。すなわち、池幅端側において孔数を多くし逆に池幅中央側において孔数を少なくするのである。
【0083】
図52に示す実施形態は、制御板371などを設置する方法を示すもので、375はセット枠で、制御板371を納めることができるもので、その中に納まる制御板371を押さえ板376により固定セットするように構成してある。
【0084】
図53から図55に示す実施形態は、他の制御板についてのもので、図53は、波板状の制御板378を示し、その前突部に通孔を開けるか否かはここで限定されない。図54は、折版屋根形の制御板379で、図55は、折版屋根形ではあるが上下のものが個々のもので上下に配列固定されその上下間に通隙380…を残した制御手段381である。通隙380…の下流側には、上流側に向けて凹む面を向けた後制御手段382を配してもよい。
【0085】
図56及び図57は、沈澱促進制御板についての他の実施形態を示す。この制御板384は、アングルを四辺に配して矩形の枠組にした外枠385の枠内に組み付けられている。制御板384は、くの字連続屈曲状に形成されたもので、その各斜面には、前記よりも比較的大きな直径をした通孔386…がここでは正面視千鳥配置で開けられている。この外枠385付の制御板384は、下方のピット上に縦向きに設置されてアンカーボルトなどの止着具により固定される。尚、図57の上下の向きに合わせて沈澱池内に設置されるものであるが、例えば、それに90度回転させた状態で設置されることもある。
【0086】
図58に示す実施形態は、高所から低所に水を落とすために敷設された落水パイプ400の中途につなぎパイプ401を接続し、同パイプ401を抱き込みアンカー402で固定するとともに、このつなぎパイプ401の上側に半丸形のケーシング403を別体あるいは一体に装備してその内部で回転軸404回りで回転するように回転胴405を装備するとともに回転胴405の外周にインペラ406を装備したものである。
【0087】
尚、前記ケーシング403およびインペラ406は、下側に配置してもよく、また、上下に配置してもよい。さらに、図59に示す実施形態のように、パイプ401の左右両側に1対をなすようにケーシング403およびインペラ406を配備してもよい。この場合、回転軸404に付したスプロケット407とチェーン408とで左右のインペラ406,406が互いに入り込むタイミングに連動するようにしてある。また、前記実施形態では左右に配したが、その一方だけでもよい。図58、図59のいずれの実施形態も発電力を得るためのものである。前記パイプ400は落水用である必要はない。また、前記インペラの1対はパイプ401の長手方向の同一の個所に配置されているが、互いに前後にずらせて配置してもよい。
【0088】
図58および図59の実施形態はパイプ中途に発電装置を設けたが、U字溝などの溝を対象にしてこれらのような発電装置を構成してもよい。この場合、図58のように溝の上側あるいは下側、さらに上下双方にインペラを装備したり、図59のように溝の左右に1対のインペラを配備したり、あるいはその一方にインペラを配してもよい。
【0089】
【発明の効果】
この発明は以上のようであるので、処理水の流入あるいは流出するエネルギーを利用して処理槽内あるいは外の各種設備を駆動するようにした発電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す図2のI−I線断面図。
【図2】図1の実施形態を示す沈澱池縦断面図。
【図3】他の実施形態を示す汚水流入部の縦断面図。
【図4】他の実施形態を示す汚水流入部の横断面図。
【図5】他の実施形態を示す越流堰付近の発電装置断面図。
【図6】他の実施形態を示す断面図。
【図7】他の実施形態を示す断面図。
【図8】他の実施形態を示す沈澱池の横断面図。
【図9】図8のIV−IV線断面図。
【図10】他の実施形態を示す汚水流入部の縦断面図。
【図11】他の実施形態を示す汚水流入部の縦断面図。
【図12】他の実施形態を示す汚水流入部の縦断面図。
【図13】図12の誘引口部の変形実施形態を示す平面図。
【図14】他の実施形態を示す縦断面模式図。
【図15】他の実施形態を示す縦断面模式図。
【図16】他の実施形態を示す縦断面模式図。
【図17】水処理場における他の実施形態を示す縦断面模式図。
【図18】棚田における発電装置の実施形態を示す縦断面模式図。
【図19】他の実施形態を示す平面図。
【図20】図19のX−X線断面図。
【図21】回転羽根の他の実施形態を示す平面図。
【図22】汚水流入部出口付近に発電装置を設置した他の実施形態を示す横断面図。
【図23】図22の縦断面図。
【図24】他の実施形態を示す縦断面図。
【図25】図26の横断面図。
【図26】図25の縦断面図。
【図27】一般的規模の沈澱池の概要とその各寸法を示す平面図。
【図28】図27の縦断面図。
【図29】汚水流入部出口付近に備えた発電装置と同装置への旋回流起生方法を示す縦断面図。
【図30】図29の旋回流起生方法を示す斜視図。
【図31】旋回流起生方法の他の実施形態を示す平面図。
【図32】フロート式発電装置の一実施形態を示す平面図。
【図33】図32の正面図。
【図34】フロート式発電装置の他の実施形態を示す正面図。
【図35】回転羽根の羽根をフロート式にした実施形態を示す平面図。
【図36】水車による発電装置の他の実施形態を示す正面図。
【図37】円形沈澱池への汚水流入管に発電装置を装備した実施形態を示す縦断面模式図。
【図38】図37の発電装置の具体的実施形態を示す平面図。
【図39】図38の正面図。
【図40】発電装置についての他の実施形態を示す側断面図。
【図41】図40のY部拡大断面図。
【図42】図40の横断面図。
【図43】図40の正面図。
【図44】発電装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図45】発電装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図46】発電装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図47】河川に適用した発電装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図48】円形沈澱池における発電装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図49】塩素混和池からの排水を発電に利用した実施形態を示す断面図。
【図50】沈澱池における沈澱促進装置を示す模式図。
【図51】制御孔付制御板の他の実施形態を示す背面図。
【図52】制御板の設置の仕方を示す分解斜視図。
【図53】制御板の他の実施形態を示す側断面模式図。
【図54】制御板の他の実施形態を示す側断面模式図。
【図55】制御板の他の実施形態を示す側断面模式図。
【図56】外枠付き制御板の他の実施形態を示す縦断面模式図。
【図57】図56の制御板の背面図。
【図58】他の実施形態を示す一部切り欠き側面図。
【図59】他の実施形態を示す横断面図。
【符号の説明】
14,32…汚水流入部 24,43,53…回転羽根 25,45…発電部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power generator.
[0002]
[Prior art]
For example, in a sedimentation pond, a flight is arranged in a chain that is circulated and driven to circulate in the pond. In order to drive this flight, a motor and a speed reducer are configured as a drive source.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the power consumption of such a drive source has increased considerably in the long term, but there is no effective measure for this.
The present invention has been made to solve these problems, and it is an object of the present invention to provide a power generation apparatus that drives various facilities inside or outside the treatment tank by using the inflow or outflow energy of the treatment water. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
[0006]
FIG. 1 (enlarged view taken along the line II in FIG. 2) and FIG. 2 show an embodiment of the present invention.
[0007]
A chain 6 is stretched around the outer periphery of the
[0008]
Of the plurality of
[0009]
[0010]
[0011]
The
[0012]
[0013]
The
Since the
[0014]
In the embodiment shown in FIG. 3, the sewage inflow portion 32 is provided with a
[0015]
In this
[0016]
FIG. 4 shows an embodiment of the main part of the sewage inflow portion as viewed from above.
[0017]
A
[0018]
In the figure, the
[0019]
Sewage from the
[0020]
The
[0021]
In the embodiment shown in FIG. 5, power is generated from the supernatant water from the overflow weir 62 with the
[0022]
In the
[0023]
FIG. 5 simultaneously shows a
[0024]
Such a
[0025]
The embodiment shown in FIG. 6 is a settling pond, other treatment pond, or a general reservoir, and the like that can drain into the
[0026]
In the
[0027]
In the embodiment shown in FIG. 7, the water in the
[0028]
In the embodiment shown in FIGS. 8 and 9 (IX-IX cross-sectional view in FIG. 8), the sewage inflow portion (also referred to as an inflow basin) as described above is disposed upstream in the longitudinal direction of a plurality of rows of rectangular sedimentation basins 93. ) 94 and a
[0029]
96 is an inlet in the pond, and a four-
In FIG. 9, the
[0030]
The embodiment shown in FIG. 10 is provided with a
[0031]
The embodiment shown in FIG. 11 is intended for a
[0032]
Rotating
The
[0033]
The embodiment shown in FIG. 12 has a
[0034]
As shown in FIG. 13, the attracting
[0035]
The embodiment shown in FIG. 14 is equipped with a
[0036]
15 also has a converging cylinder 141 fixedly installed in the
[0037]
As an additional example, low-frequency waves are oscillated into a treatment pond such as a sedimentation basin or other places where water temporarily accumulates, and a sound such as “Become clean water” is sent for purification. May be.
[0038]
In the embodiment shown in FIG. 16, for example, drainage from a
[0039]
In the embodiment shown in FIG. 17, the water levels of the
[0040]
The embodiment shown in FIG. 18 uses the falling water from the final stage of the
[0041]
The embodiment shown in FIG. 19 and FIG. 20, which is a sectional view taken along the line XX of FIG. 19, is an
[0042]
The
[0043]
In the embodiment shown in FIG. 20, the
In addition, an OD (Oxidation Ditch) having an oval shape may be provided in the water treatment plant, but if there is a surplus in the amount of inflow, a circular rotation as shown in FIG. A power generation device using blades may be configured.
[0044]
FIG. 22 shows another embodiment, in which a
[0045]
Each
[0046]
Reference numeral 212 denotes a dynamo (or a synchronous generator), which is converted into alternating current by an inverter control device and used as a power source for a required device from the control panel. This required apparatus is the flight type sludge scraping apparatus shown in FIG. 2 or the monorail type sludge scraping apparatus shown in FIG. You may combine a solar power generation device with this power generation device. The same applies to other embodiments.
[0047]
In FIG. 23, reference numeral 214 denotes a sewage hoisting pump, which allows sewage after sand settling to flow into the
[0048]
Furthermore, there is a pumping station between the sewage pipe and the sand basin, and the flow energy from the pumping station can be used for power generation. The same applies to other embodiments.
[0049]
In the embodiment shown in FIG. 24, the
[0050]
In the embodiment shown in FIGS. 25 and 26, magnet type bearings 226.226 are provided at upper and lower positions of general-
[0051]
As shown in FIG. 25, the inside of the
[0052]
Here, the power generation output P due to the sewage flowing into the (initial) settling
The
[0053]
In this sludge scraping device, a driving motor and a speed reducer are installed on the pond and are driven forward and backward via a wire rope. The output of the driving source is sufficient to be 1.85 KW.
[0054]
In the embodiment shown in FIGS. 29 and 30, the
[0055]
As a result, as shown in FIG. 30, a swirling flow is generated and flows down in the
[0056]
In FIG. 31, the swirl
[0057]
In the embodiment shown in FIGS. 32 and 33, the
[0058]
In FIG. 34, a
[0059]
FIG. 35 shows the
[0060]
FIG. 36 shows a case where a plurality of compact ones (dynamo) such as a
[0061]
As indicated by phantom lines in the figure, the
[0062]
FIG. 37 is a
[0063]
The solid line instruction in FIG. 38 and FIG. 39 shows an example of assembly in the straight pipe part, and the virtual line shows an example of assembly in the curved pipe part.
That is, the
[0064]
[0065]
In FIG. 39, 283 indicated by an imaginary line is a main body portion of the curved pipe portion. The main body portion is also provided with a mounting
A shielding
[0066]
The embodiment shown in FIGS. 40, 41 (Y section enlarged cross-sectional view of FIG. 40), 42, and 43 is another type of power generation on the downstream side of the
[0067]
[0068]
An
[0069]
Each
[0070]
As shown in FIG. 42, the
[0071]
Note that a
[0072]
Note that the
[0073]
[0074]
In the embodiment shown in FIG. 44, the drive means 326 of the power generation device is installed on the downstream side of the outlet of the
[0075]
In the embodiment shown in FIG. 45, a
[0076]
In the embodiment shown in FIG. 46, the generator 343 is driven by a hydraulic system. 344 is a transmission shaft, 345 is a hydraulic pump, 346 is an accumulator, and 347 is a hydraulic motor.
[0077]
In the embodiment shown in FIG. 47, the driving means 350 as described above is installed in the
[0078]
In the embodiment shown in FIG. 48, the power source for the circular sedimentation basin is borne by the sewage inflow energy. That is, the circular sedimentation basin is provided with a drive source 355 in the corridor 354, and the
[0079]
In the embodiment shown in FIG. 49, the treated water from the
[0080]
In the embodiment shown in FIG. 50, sedimentation is effectively promoted in the basin where sewage flows into the sedimentation basin from the sewage inflow part via the
[0081]
Further, the
[0082]
The through
[0083]
The embodiment shown in FIG. 52 shows a method of installing the
[0084]
The embodiment shown in FIG. 53 to FIG. 55 is for another control plate. FIG. 53 shows a
[0085]
56 and 57 show another embodiment of the precipitation promoting control plate. The
[0086]
In the embodiment shown in FIG. 58, a connecting
[0087]
The
[0088]
58 and 59, the power generation device is provided in the middle of the pipe, but such a power generation device may be configured for a groove such as a U-shaped groove. In this case, as shown in FIG. 58, an impeller is provided on the upper or lower side of the groove and further on both upper and lower sides, or a pair of impellers are provided on the left and right sides of the groove as shown in FIG. May be.
[0089]
【The invention's effect】
Since the present invention is as described above, it is possible to provide a power generator that drives various facilities inside or outside the treatment tank using the inflow or outflow energy of the treatment water.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along line II of FIG. 2 showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a vertical cross-sectional view of a sedimentation basin showing the embodiment of FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a sewage inflow portion showing another embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a sewage inflow portion showing another embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a power generator near an overflow weir showing another embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing another embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a sedimentation basin showing another embodiment.
9 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of a sewage inflow portion showing another embodiment.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a sewage inflow portion showing another embodiment.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a sewage inflow portion showing another embodiment.
13 is a plan view showing a modified embodiment of the attracting port portion of FIG.
FIG. 14 is a schematic vertical sectional view showing another embodiment.
FIG. 15 is a schematic vertical sectional view showing another embodiment.
FIG. 16 is a schematic vertical sectional view showing another embodiment.
FIG. 17 is a schematic longitudinal sectional view showing another embodiment of the water treatment plant.
FIG. 18 is a schematic longitudinal sectional view showing an embodiment of a power generation device in a terraced rice field.
FIG. 19 is a plan view showing another embodiment.
20 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 21 is a plan view showing another embodiment of a rotary blade.
FIG. 22 is a cross-sectional view showing another embodiment in which a power generator is installed in the vicinity of the sewage inflow portion outlet.
23 is a longitudinal sectional view of FIG.
FIG. 24 is a longitudinal sectional view showing another embodiment.
25 is a transverse sectional view of FIG. 26. FIG.
26 is a longitudinal sectional view of FIG. 25. FIG.
FIG. 27 is a plan view showing a general scale sedimentation basin and its dimensions.
FIG. 28 is a longitudinal sectional view of FIG.
FIG. 29 is a longitudinal sectional view showing a power generation device provided near the sewage inflow portion outlet and a swirl flow generation method for the power generation device.
30 is a perspective view showing the swirl flow generation method of FIG. 29. FIG.
FIG. 31 is a plan view showing another embodiment of the swirl flow generation method.
FIG. 32 is a plan view showing an embodiment of a float type power generator.
33 is a front view of FIG. 32. FIG.
FIG. 34 is a front view showing another embodiment of the float type power generator.
FIG. 35 is a plan view showing an embodiment in which the blades of the rotary blades are float type.
FIG. 36 is a front view showing another embodiment of the power generator using a water wheel.
FIG. 37 is a schematic longitudinal sectional view showing an embodiment in which a sewage inflow pipe to a circular sedimentation basin is equipped with a power generation device.
38 is a plan view showing a specific embodiment of the power generation device of FIG. 37. FIG.
39 is a front view of FIG. 38. FIG.
FIG. 40 is a side sectional view showing another embodiment of the power generator.
41 is an enlarged cross-sectional view of a Y part in FIG. 40. FIG.
42 is a cross-sectional view of FIG. 40. FIG.
43 is a front view of FIG. 40. FIG.
FIG. 44 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the power generator.
FIG. 45 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the power generator.
FIG. 46 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the power generator.
FIG. 47 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the power generation device applied to a river.
FIG. 48 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the power generator in the circular sedimentation basin.
FIG. 49 is a cross-sectional view showing an embodiment in which wastewater from a chlorine-mixing pond is used for power generation.
FIG. 50 is a schematic view showing a precipitation promoting device in a precipitation pond.
FIG. 51 is a rear view showing another embodiment of the control plate with control holes.
FIG. 52 is an exploded perspective view showing how to install the control plate.
FIG. 53 is a schematic side sectional view showing another embodiment of the control plate.
FIG. 54 is a schematic side sectional view showing another embodiment of the control plate.
FIG. 55 is a schematic side sectional view showing another embodiment of the control plate.
FIG. 56 is a schematic longitudinal sectional view showing another embodiment of a control plate with an outer frame.
57 is a rear view of the control plate of FIG. 56. FIG.
FIG. 58 is a partially cutaway side view showing another embodiment.
FIG. 59 is a transverse sectional view showing another embodiment.
[Explanation of symbols]
14, 32 ...
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