JP4871202B2 - 医学教育支援システムおよび医学教育支援方法 - Google Patents

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本発明は、医学教育支援システムおよび医学教育支援方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、医学生および、医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、カウンセラーなど医療従事者の医学教育あるいは医学再教育を支援する医学教育支援システムおよび医学教育支援方法に関するものである。
現在、医学教育方式として、早期体験学習(Early Exposure)、問題解決型学習(PBL:Problem based learning)、小グループによる問題発見・解決型学習(テュートリアル学習)、客観的臨床能力試験(OSCE:Objective Structured Clinical Examination)、コンピュータによる多肢選択試験(Computer-based Testing)などの方式がある。また、バーチャル患者ロボットなどを用いて実習教育を行う方法もある。さらに、医用画像を用いて学習を行うこともなされており、その場合、症例の画像、X線フイルム、CT画像、MRI画像などが用いられ、これらをライブラリ化してシナリオに沿って提示するシステムの提案もなされている。
ところで、近年、医学・医療は急速に進歩しており、それぞれの専門分野が高度に専門化、独立化してきている。このため、各分野間での相互交流や協力が容易には行えないような状況になってきている。このような状況から、患者を中心とした診察、治療という基本姿勢が忘れられがちになっているという弊害が生じてきている。また、専門分野外での知識や経験の不足から、患者にもっともふさわしい治療を提供できないという危険性もある。患者にとって適切な医療を提供するためには、医療設備、医薬品などのハードウェアや、治療方法などのソフトウェアの整備だけでなく、それを行う医療従事者の人材教育が必須である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、医学・医療の急速な進歩によるそれぞれの専門分野の高度な専門化、独立化による弊害をなくし、患者にとってもっともふさわしい治療が行われるよう、医学生および、医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、カウンセラーなど医療従事者および基礎医学研究者、学生などの医学教育あるいは医学再教育を効果的かつ効率的に支援することができる医学教育支援システムおよび医学教育支援方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、第1に、サーバコンピュータと、医学教育用の複数のクライアントコンピュータがネットワークを介して接続されており、使用するユーザによってユーザグループの権限をコントロールする仕組みを有するコンピュータシステムであり、サーバコンピュータ上ではデータベースシステムが稼動している医学教育支援システムであって、データベースシステムが、課題症例を提供するために課題症例およびそれに関する情報を記憶する課題症例情報データベース、臨床検査項目リストを有し、課題症例に関連付けて該当臨床検査項目に対する検査日ごとの臨床検査値を時系列的に記憶し、臨床検査値に関係する数値情報および参照情報を有する臨床検査値データベース、および課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容を記憶する検討結果記録データベースを備え、サーバコンピュータは、クライアントコンピュータに、設定された課題症例の所見プロファイルを提供するとともに、データベースシステムから取得した臨床検査項目リストを提示し、クライアントコンピュータから要求された初診時に必要な臨床検査項目の要求の入力を受け付けて、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した初診時に必要な検査項目の臨床検査データを提示し、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させ、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した、前記選択した臨床検査項目のすべての時系列データを提示し、クライアントコンピュータからの臨床検査項目の時系列データのグラフ化要求の入力を受け付けて、グラフ化要求された臨床検査項目の時系列データのグラフを作成して、クライアントコンピュータに提示し、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの最終検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させることを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
また、第2に、上記第1の発明において、各クライアントコンピュータが同じ使用環境に設定されていることを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
また、第3に、上記第1または第2の発明において、データベースシステムの課題症例情報データベースが、課題症例に関する情報として、患者の初診時所見プロファイル、課題症例についての解説記事を記憶していることを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
また、第4に、上記第1ないし第3のいずれかの発明において、サーバコンピュータが、課題症例に関し、使用済み、使用中、使用不可を設定する機能を有し、テュータ、受講者、受講修了者などのユーザグループ毎に設定できることを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
また、第5に、上記第1ないし第4のいずれかの発明において、データベースシステムの臨床検査値データベースが、臨床検査の検査値の他に、その検査項目の正常値、異常高値、高値傾向、異常低値、低値傾向の情報を記憶していることを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
第6に、上記第1ないし第5のいずれかの発明において、サーバコンピュータは、作成した任意の臨床検査項目の時系列データグラフに該当項目の値の正常範囲を併せて表示させてグラフ化することを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
第7に、上記第1ないし第6のいずれかの発明において、サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの中間検討結果の記述内容の入力を受け付けることを特徴とする医学教育支援システムを提供する。
また、本発明によれば、サーバコンピュータと、医学教育受講者用の複数のクライアントコンピュータがネットワークを介して接続されてなり、サーバコンピュータ上ではデータベースシステムが稼動している医学教育支援システムであって、データベースシステムが、課題症例を提供するために課題症例およびそれに関する情報を記憶する課題症例情報データベース、臨床検査項目リストを有し、課題症例に関連付けて該当臨床検査項目に対する検査日ごとの臨床検査値を時系列的に記憶し、臨床検査値に関係する数値情報および参照情報を有する臨床検査値データベース、および課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容を記憶する検討結果記録データベースを備えた医学教育支援システムを用いた医学教育支援方法であって、サーバコンピュータが、クライアントコンピュータに、設定された課題症例の所見プロファイルを提供するとともに、データベースシステムから取得した臨床検査項目リストを提示するステップ、サーバコンピュータが、クライアントコンピュータから要求された初診時に必要な臨床検査項目の要求の入力を受け付けて、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した初診時に必要な検査項目の臨床検査データを提示するステップ、サーバコンピュータが、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させるステップ、サーバコンピュータが、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した、前記選択した臨床検査項目のすべての時系列データを提示するステップ、サーバコンピュータが、クライアントコンピュータからの臨床検査項目の時系列データのグラフ化要求の入力を受け付けて、グラフ化要求された臨床検査項目の時系列データのグラフを作成して、クライアントコンピュータに提示するステップ、サーバコンピュータが、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの最終検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させるステップを有することを特徴とする医学教育支援方法を提供する。
第9に、上記第8の発明において、各クライアントコンピュータを同じ使用環境に設定することを特徴とする医学教育支援方法を提供する。
第10に、上記第8または第9の発明において、データベースシステムの課題症例情報データベースが、課題症例に関する情報として、患者の初診時所見プロファイル、課題症例についての解説記事を記憶していることを特徴とする医学教育支援方法を提供する。
第11に、上記第8ないし第10いずれかの発明において、サーバコンピュータが、課題症例に関し、使用済み、使用中、使用不可を設定する機能を有し、テュータ、受講者、受講修了者などのユーザグループ毎に設定できることを特徴とする医学教育支援方法を提供する。
第12に、上記第8ないし第11いずれかの発明において、データベースシステムの臨床検査値データベースが、臨床検査の検査値の他に、その検査項目の正常値、異常高値、高値傾向、異常低値、低値傾向の数値情報および参照情報を記憶していることを特徴とする医学教育支援方法を提供する。
第13に、上記第8ないし第12いずれかの発明において、サーバコンピュータは、作成した任意の臨床検査項目の時系列データグラフに該当項目の値の正常範囲を併せて表示させてグラフ化することを特徴とする医学教育支援方法を提供する。
第14に、上記第8ないし第13いずれかの発明において、サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの中間検討結果の記述内容の入力を受け付けることを特徴とする学教育支援方法を提供する。
本発明によれば、上記技術的手段ないし手法を採用したので、次のような顕著な効果を得ることができる。
(1)複数の病気が併発している症例(癌と心臓病、癌と生活習慣病、遺伝子疾患と生活習慣病など)をデータベースコンテンツ化した課題症例として使用することによって、専門の診療科の枠や基礎分野の専門領域を越えた臨床検査などの変化を調べられるので、患者の病態を、全人的に把握するための思考方法を学ぶことができる。また、現在の高度に専門分化した医療に対して、横断的な診療方法を学習することによって、対処療法ではなく疾患の本質的な原因に迫る柔軟なトレーニングが可能となる。
(2)専門分野が異なる医師のほか、さまざまな分野の医療従事者、医科学研究者が同じ症例を題材として問題解決にあたる教育コースを実施した場合、同じ課題症例に対してそれぞれ異なった側面から分析を行うことになり、その結果を一同で議論することで、これまで気が付かなかった考え方に接してお互いを刺激しあう効果が得られる。
(3)臨床医学関係の学生だけでなく、卒後教育を行うための教育システムとしての利用効果がある。また、いったん臨床医を退いている医師が、再び現場に戻る前に、本システムを用いた学習に参加することで、効率的な再教育が可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る医学教育支援システムの構成を模式的に示す図、図2は、本医学教育支援システム(以下、本システムとも称する)のサーバコンピュータの構成を模式的に示す図、図3は、データベースシステムに含まれるデータベースの例を示す図である。
本医学教育支援システムは、サーバコンピュータ1と、複数のクライアントコンピュータ2がネットワーク3を介して接続されたLAN(Local Area Network)環境となっている。本例では、サーバコンピュータ1上でデータベースシステム4が稼動しているが、必ずしもこれに限定されず、LAN上で稼動していればよい。また、本医学教育支援システムは、図示していないが、インターネットにも開かれており、クライアントコンピュータ2から文献などのインターネット検索が可能となっている。
本医学教育支援システムは、患者の全人的な病状を把握するために必要とされる知識や見方、考え方を養うとともに、異分野の専門家を交えたグループ学習によって、多くの分野から捉えた病気へのアプローチを考えさせようとするものである。本医学教育支援システムの受講者は、医師のみならず、医学生、看護師、臨床検査技師、薬剤師、カウンセラーなどの医療従事者および基礎医学研究者、学生などを対象とし、医学教育あるいは医学再教育を行うものである。本医学教育支援システムは、種々の形態で利用することができるが、好ましい一例としては、異分野の受講者で編成された少人数グループでのディスカッションに参加するような形態とすることができる。このような形態の利用によれば、異なる分野での病気に対する見方、考え方を効果的に学習することができる。もちろん、これに限定されない。
サーバコンピュータ1は、図2に示すように、データベースシステム4、各部の制御や必要な処理、演算などを行う制御部11、本医学教育支援システムの制御プログラム等を有している主記憶部12、キーボードなどのデータ入力のための入力部13、プリンタ、ディスプレイなどの出力部14の他、不図示の大容量記憶装置などをはじめとする各種周辺機器を備えていてよい。
データベースシステム4は、図3に示すように、少なくとも、課題症例を提供するために課題症例に関する情報を記憶する課題症例情報データベース41、必要な臨床検査項目のリストを備え、課題症例に関連付けて該当臨床検査項目に対する検査日ごとの臨床検査値を時系列的に記憶し、臨床検査値に関する数値情報を有する臨床検査値データベース42、課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容を記憶する検討結果記録データベース43を備える。もちろん、これ以外の各種データベースを必要に応じて設けてよい。
サーバコンピュータ1は、少なくとも、クライアントコンピュータ2に、設定された課題症例の所見プロファイルを提供するととも、データベースシステム4から取得した臨床検査項目リストを提示する機能、クライアントコンピュータ2から要求された初診時に必要な臨床検査項目の要求の入力を受け付けて、クライアントコンピュータ2に、データベースシステム4から取得した初診時に必要な検査項目の臨床検査データを提示する機能、クライアントコンピュータ2からの課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させる機能、クライアントコンピュータ2に、データベースシステム4から取得した、前記選択した臨床検査項目のすべての時系列データを提示する機能、クライアントコンピュータ2からの臨床検査項目の時系列データのグラフ化要求の入力を受け付けて、グラフ化要求された臨床検査項目の時系列データのグラフを作成して、クライアントコンピュータ2に提示する機能、クライアントコンピュータ2からの課題症例についての病態、根拠、問題点などの最終検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステム4に記憶させる機能を有している。
また、サーバコンピュータ1は、課題症例に関し、使用済み、使用中、使用不可を設定する機能も備えている。
本医学教育支援システムにおいて、教育クラスを作り、教育コースを実施する場合には、教育クラスは、1クラスをたとえば5人〜10人程度のグループとすることができる。その場合、受講者には1人1台のクライアントコンピュータ2が与えられる。ネットワークドメインのユーザ毎に管理されたプロファイルの制御により、クライアントコンピュータ2では、どのコンピュータに受講者がログインしても同じデスクトップ環境となっている。そのクラスを指導するテュータが、1クラスの受講者に同じ課題症例を与え、一定時間内に課題症例の自己学習を行った後、その課題症例についてのディスカッションを行う。異なる分野の知識を持った受講者とのディスカッションによって、課題症例に対して、さまざまな角度での見方を学習できる。
また、本医学教育支援システムでは、受講者がクライアントコンピュータ2から参照できる課題症例を、サーバコンピュータ1上で制御することによって、1クラスに対して同じ課題症例を題材にできる。課題症例の情報として、患者の初診時所見プロファイル、臨床検査値、課題症例についての解説記事などがデータベースシステム4においてデータベース化されている。課題症例は、たとえば先天性疾患、悪性腫瘍、生活習慣病、全身性疾患などの疾患を例にすることができる。これらの症例は、複数の疾患が併発している実際の患者の症例を題材にすることも好ましい。受講者は、クライアントコンピュータ2から、データベースシステム4の課題症例情報データベース41にアクセスし、それらの疫学、発生機序、病態、カウンセリングを含めた対処方法、治療方法、生活指導、伝統医療・代替医療との関連などが解説記事として参照することができる。
それぞれの課題症例には100項目を越える臨床検査の検査値および正常値、異常高値、高値傾向、異常低値、低値傾向などの情報が、検査日毎に時系列データとしてデータベースシステム4の臨床検査値データベース42に記憶され、アクセスして取り込むことができる。また、それぞれの検査項目について臨床的な意味、疾患との関係などを文字情報、画像情報として参照できる。
受講者は、クライアントコンピュータ2からサーバコンピュータ1へ要求することにより、サーバコンピュータ1は任意の検査項目の時系列グラフを作成し、クライアントコンピュータ2の表示部に表示できるようになっている。このとき、それぞれの検査項目の正常値も重ね合わせて表示できる。また、サーバコンピュータ1は、任意の検査項目を重ね合わせて分析しやすいグラフを作成することができる。
教育コースの実施において、受講者は、サーバコンピュータ1から提供され、クライアントコンピュータ2の表示画面に表示された課題症例の所見プロファイルおよび検査結果を参照して病態や問題点などを考察する。受講者は、その内容をクライアントコンピュータ2のキーボード等から入力して記述し、その記述内容はサーバコンピュータ1に送られ、データベースシステム4の検討結果記録データベース43に保存され、その記述内容は必要に応じて随時、参照できる。同時に、その時点で受講者が選択した検査項目もデータベースシステム4の臨床検査値データベース42に保存される。このように、受講者が記述した考察内容が、どのような状況で記述されたかの情報をデータベース化している。
また、本医学教育支援システムでは、課題症例を調べる上で参考となる資料とキーワードをあらかじめデータベースに登録しておく。受講者が考察内容や所見などを記述した文章中に予め登録しておいたキーワードが含まれていた場合、その参考資料のタイトルをリスト表示できるようになっている。受講者はそのリストより任意のものを選択することによって、参照情報をコンピュータ上に表示、参照することができる。
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
ここでは、教育コースを、5〜10人程度の少人数を1クラスとして実施するものとする。
教育コースを実施する場合、受講者は、クライアントコンピュータ2の表示部に表示されている本システムの起動アイコンをダブルクリックする。すると、図4(a)のようなダイアログボックスが表示されるので、「ユーザ名」(1)と「パスワード」(2)を入力し、「ログオン」ボタン(3)をクリックする。ユーザが認証されると、図4(b)のように「症例」ボタン(4)が表示されるので、これをクリックする。画面には、図5に示すような課題症例設定画面が表示される。
データベースシステム4には、課題症例について所見プロファイル、検査結果、参照情報などが蓄積され、クライアントコンピュータ2からの要求にしたがって、検索結果などの情報が配信されるようになっている。課題症例は、1日の教育コースで1症例を基本とし、全ての受講者が同じ課題症例について学習を行う。課題症例の設定は、図5の画面で行う。この場合、使用フラグ「1」(黄色)と設定した症例が全てのクライアントコンピュータ2で参照できる。また、使用フラグ「2」(水色)と設定したものは、過去に行った課題症例を示している。これら過去に各受講者が学習した課題症例については、受講者がシステム上で記入した情報を参照できるようにしている。特定の課題症例を参照できなくするためには、使用フラグ「0」とする。これら課題症例参照の設定は、データベースシステム管理者が行う。
受講者それぞれに課題症例として同じ症例が提示され、受講者はその症例について、以下のような分析を行うことになる。
1)提示される課題症例の所見プロファイルを読んで病態を予測する。
2)初診時に必要な検査項目を選択する。
3)検査項目の解説などを参照し、初診時の検査結果から考察した病態・根拠・問題点などを記述する。
4)次に、初診日以降の病態などの変移を考察するため、選択した検査項目についての時系列データを表示し、グラフに表す検査項目を選ぶ。
5)初診時に必要であるとして選択した検査項目の検査結果の推移などをグラフ化して表示する。
6)グラフ化した時系列データや、検査項目の解説記事、インターネットを介しての論文検索などを行い、課題症例の病態変化・根拠・問題点を考察し、その内容を記述する。
7)課題症例について、所見プロファイルおよび検査結果などから考察される病態の変化などをグループ内で議論し、必要があればさらに分析を加える。
これら全体の流れをまとめて図6に示す。
次に、上記各分析ステップについて詳述する。
先ず、クライアントコンピュータ2の表示部の画面に課題症例の所見プロファイルが表示される。図7は、図5の症例Eの所見プロファイルを表示した例である。ここでは、英語と日本語の所見プロファイルを併記している。受講者は、この所見プロファイルを読んで、最初に考慮される病態を検討する。
次に、受講者は、その検討結果に基づいて、初診時に必要な検査項目を選択する。そのため、受講者は、クライアントコンピュータ2の表示画面の「検査項目」ボタン(5)をクリックする。これにより、図8のような「検査項目」の選択画面が表示される。本システムでは、1つの課題症例に対して、たとえば100項目を越える臨床検査結果がデータベース化されている。受講者は、この選択画面において、選択すべき「検査項目」をクリックすると、図9のように初診時の臨床検査データが表示される。ここで、「検査項目」の臨床的な意味などの簡単な解説を参照するために、「検査項目」の上で、たとえば「Ctrl」キーを押しながらクリックする。すると、図10のような、「検査項目」に関する正常値、異常高値、高値傾向、異常低値、低値傾向の情報と、キーワード、解説記事が表示される。その際、その検査項目を回折するための画像情報が登録されているものについては、「画像表示」ボタン(7)をクリックしてその画像データを表示することができる。表示された画像データは必要に応じて拡大縮小が可能である。図11は、画像を表示した画面で、英文で表示させた場合で、「検査項目」解説の一部として考察の参考となるフローチャートが表示されている。また、受講者は、必要に応じてキーワードなどからインターネットを利用して関係論文などを検索する。
そして、受講者は、初診時の臨床検査データや検査項目の解説などに基づいて、病態・根拠・問題点などを考察し、その考察結果をクライアントコンピュータ2に記述する。「決定」ボタンをクリックすると記述内容が記録される。図12は、考察した病態・根拠・問題点などを記述した様子を示す。記述内容は、サーバコンピュータ1に送信され、データベースシステム4に記憶される。これにより、初診時の検査結果のみに基づく診断がなされたことになる。
次に、受講者は初診日以降の病態等の変移を時系列的に考察する。そのため、上記の初診時の考察結果記述の後、クライアントコンピュータ2の表示画面には、図13のように、検査初日で選んだ項目について、すべての検査日の検査値が表示される。受講者は、表示された「検査項目」の中から、グラフ表示するものを選択する。図13に示す表示画面において、グラフ表示する「検査項目」をクリックし、「臨床検査グラフ」ボタンをクリックすると、図14に示すような、選択した「検査項目」の時系列グラフが表示される。この「検査項目」の時系列グラフは図15に示すように2以上の複数項目のものを併せて表示させることもできる。
本システムでは、このように分析検討のためのグラフ化機能をクライアントコンピュータ1にもたせるようにしている。このグラフ化機能では、たとえば、デフォルトとして、検査区分毎に1グラフを自動作成する。時系列グラフに含まれる検査値の最大値、最小値を計算してグラフスケールを自動計算する。また、任意の検査項目を組み合わせてグラフ化する機能によって、伴って変化している検査項目を見つけ易くしている。また、それぞれの検査項目に対応する正常範囲を同じグラフ上に示すことにより、検査結果が正常値に対してどのような関係にあるかを分析しやすくしている。表示したグラフをプリンタから印刷出力したり、あるいはPDF形式のファイルとして保存し、これに検索用のキーワードをつけてデータベースに保存し、また検索が可能となるようにしている。
受講者は、クライアントコンピュータ2より、課題症例に対して、グラフ化した時系列データや、検査項目の解説記事、インターネットを介しての論文検索などに基づき、課題症例の病態変化・根拠・問題点を考察する。そして、前記と同様、クライアントコンピュータ2を用い、課題症例の病態変化・根拠・問題点を考察し、考察結果の内容を記述する。記述内容は、前記と同様、データベースシステム4に記憶される。なお、必要があれば、「検査項目」を変更して、病態を再考察することもできる。以上のようにして、課題症例に対する受講者の考察内容が記述され、データベース化される。
なお、本システムでは、受講者は、初診時と最終診断時以外のそれぞれ任意の場面でまとめた中間考察結果などを本システムにノートとして記述することができる。受講者が記述した内容をデータベースシステム4に保存すると同時に、その時点で表示されている検査項目もデータベースシステム4に保存している。受講者は、自分が記述した内容を任意の場面で表示できる。
また、本システムでは、受講者による記述内容から自動検索されるタイトル等の参考情報を提示する機能も備えている。この機能は、データベースシステム4にあらかじめ提示する参照情報を登録しておき、同時にその内容から抽出したキーワードもデータベース化しておく。このキーワードを受講者が記述した内容と照合して、一致するものがあれば、図16に示すように、対応する参照情報のタイトルを提示するものである。
本システムを用いた教育コースでは、各受講者が一定時間内に課題症例の自己学習を行った後、その課題症例についてのディスカッションを行う。特に、異なる分野の知識を持った受講者とのディスカッションを行った場合には、課題症例に対して、さまざまな角度での見方を学習できる。また、議論した結果、必要があればさらに分析を加える。
これにより、横断的な診療方法を学習することができ、対処療法ではなく疾患の本質的な原因に迫ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る医療教育支援システムの構成を模式的に示す図である。 上記医学教育支援システムのサーバコンピュータの構成を模式的に示す図である。 上記医学教育支援システムのデータベースシステムに含まれるデータベースの例を示す図である。 上記医学教育支援システムにログインする画面を示す図である。 課題症例の設定画面を示す図である。 上記医学教育支援システムを利用して教育コースを実施する場合に受講者が分析する全体の流れを示す図である。 症例の所見プロファイルを表示した例を示す図である。 検査項目を選択する画面を示す図である。 選択した検査項目に対する初診時の臨床検査データを表示した画面を示す図である。 検査項目に関する解説記事などを表示した画面を示す図である。 画像表示を行った例を示す図である。 考察した病態・根拠・問題点などを記述した様子を示す図である。 検査初日選んだ検査項目についてのすべての検査日の検査結果を示す図である。 選択した検索目の時系列グラフの表示例を示す図である。 2つの検査項目の時系列グラフを併せて示す図である。 受講者が記述した内容から抽出したキーワードに対応する参考情報を示す図である。
符号の説明
1 サーバコンピュータ
2 クライアントコンピュータ
3 LAN
4 データベースシステム
11 制御部
12 主記憶部
13 入力部
14 出力部
41 課題症例情報データベース
42 臨床検査値データベース
43 検討結果記録データベース

Claims (14)

  1. サーバコンピュータと、医学教育用の複数のクライアントコンピュータがネットワークを介して接続されてなり、サーバコンピュータ上ではデータベースシステムが稼動している医学教育支援システムであって、
    データベースシステムが、課題症例を提供するために課題症例およびそれに関する情報を記憶する課題症例情報データベース、臨床検査項目リストを有し、課題症例に関連付けて該当臨床検査項目に対する検査日ごとの臨床検査値を時系列的に記憶し、臨床検査値に関係する数値情報および参照情報を有する臨床検査値データベース、および課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容を記憶する検討結果記録データベースを備え、
    サーバコンピュータは、
    クライアントコンピュータに、設定された課題症例の所見プロファイルを提供するとともに、データベースシステムから取得した臨床検査項目リストを提示し、
    クライアントコンピュータから要求された初診時に必要な臨床検査項目の要求の入力を受け付けて、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した初診時に必要な検査項目の臨床検査データを提示し、
    クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させ、
    クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した、前記選択した臨床検査項目のすべての時系列データを提示し、
    クライアントコンピュータからの臨床検査項目の時系列データのグラフ化要求の入力を受け付けて、グラフ化要求された臨床検査項目の時系列データのグラフを作成して、クライアントコンピュータに提示し、
    クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの最終検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させることを特徴とする医学教育支援システム。
  2. 各クライアントコンピュータが同じ使用環境に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の医学教育支援システム。
  3. データベースシステムの課題症例情報データベースが、課題症例に関する情報として、患者の初診時所見プロファイル、課題症例についての解説記事を記憶していることを特徴とする請求項1または2に記載の医学教育支援システム。
  4. サーバコンピュータが、課題症例に関し、使用済み、使用中、使用不可を設定する機能を有し、テュータ、受講者、受講修了者などのユーザグループ毎に設定できることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の医学教育支援システム。
  5. データベースシステムの臨床検査値データベースが、臨床検査の検査値の他に、その検査項目の正常値、異常高値、高値傾向、異常低値、低値傾向の数値情報および参照情報を記憶していることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一項に記載の医学教育支援システム。
  6. サーバコンピュータは、作成した任意の臨床検査項目の時系列データグラフに該当項目の値の正常範囲を併せて表示させてグラフ化することを特徴とする請求項1から5いずれか一項に記載の医学教育支援システム。
  7. サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの中間検討結果の記述内容の入力を受け付けることを特徴とする請求項1ないし6いずれか一項に記載の医学教育支援システム。
  8. サーバコンピュータと、医学教育受講者用の複数のクライアントコンピュータがネットワークを介して接続されてなり、サーバコンピュータ上ではデータベースシステムが稼動している医学教育支援システムであって、データベースシステムが、課題症例を提供するために課題症例およびそれに関する情報を記憶する課題症例情報データベース、臨床検査項目リストを有し、課題症例に関連付けて該当臨床検査項目に対する検査日ごとの臨床検査値を時系列的に記憶し、臨床検査値に関係する数値情報および参照情報を有する臨床検査値データベース、および課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容を記憶する検討結果記録データベースを備えた医学教育支援システムを用いた医学教育支援方法であって、
    サーバコンピュータが、クライアントコンピュータに、設定された課題症例の所見プロファイルを提供するとともに、データベースシステムから取得した臨床検査項目リストを提示するステップ、
    サーバコンピュータが、クライアントコンピュータから要求された初診時に必要な臨床検査項目の要求の入力を受け付けて、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した初診時に必要な検査項目の臨床検査データを提示するステップ、
    サーバコンピュータが、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させるステップ、
    サーバコンピュータが、クライアントコンピュータに、データベースシステムから取得した、前記選択した臨床検査項目のすべての時系列データを提示するステップ、
    サーバコンピュータが、クライアントコンピュータからの臨床検査項目の時系列データのグラフ化要求の入力を受け付けて、グラフ化要求された臨床検査項目の時系列データのグラフを作成して、クライアントコンピュータに提示するステップ、
    サーバコンピュータが、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの最終検討結果の記述内容の入力を受け付けて、データベースシステムに記憶させるステップを有することを特徴とする医学教育支援方法。
  9. 各クライアントコンピュータを同じ使用環境に設定することを特徴とする請求項8に記載の医学教育支援方法。
  10. データベースシステムの課題症例情報データベースが、課題症例に関する情報として、患者の初診時所見プロファイル、課題症例についての解説記事を記憶していることを特徴とする請求項8または9に記載の医学教育支援方法。
  11. サーバコンピュータが、課題症例に関し、使用済み、使用中、使用不可を設定する機能を有し、テュータ、受講者、受講修了者などのユーザグループ毎に設定できることを特徴とする請求項8ないし10いずれか一項に記載の医学教育支援方法。
  12. データベースシステムの臨床検査値データベースが、臨床検査の検査値の他に、その検査項目の正常値、異常高値、高値傾向、異常低値、低値傾向の数値情報および参照情報を記憶していることを特徴とする請求項8ないし11いずれか一項に記載の医学教育支援方法。
  13. サーバコンピュータは、作成した任意の臨床検査項目の時系列データグラフに該当項目の値の正常範囲を併せて表示させてグラフ化することを特徴とする請求項8から12いずれか一項に記載の医学教育支援方法。
  14. サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの課題症例についての病態、根拠、問題点などの中間検討結果の記述内容の入力を受け付けることを特徴とする請求項8ないし13いずれか一項に記載の医学教育支援方法。
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