JP4867951B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置にかかり、特に、システムの設置条件を算出する情報処理装置に関する。
情報処理装置のロケーション管理システムの一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されている構成管理システムは次のように動作する。
1.特定の地理的ロケーションに関連付けられている情報を、ユーザからの要求がなくても移動装置に電子的に転送する。
2.移動装置上で、構成管理システムから送信された情報を、ロケーションに基づくリソースの仮想マップの形態でローカルに解釈する。
3.移動装置は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システ)、または、計算に基づく測定と予測とのプロセスを用いることによって、そのロケーションを決定する。
4.移動装置は、位置情報を利用し、かつ、この情報を利用可能なロケーションに基づく装置内のリソースと比較する。
これにより、上記構成管理システムでは、物理的なロケーション管理を行うことが可能となっている。
また、構成管理システムから情報を抽出する手法の一例が、特許文献2に記載されている。この特許文献2に記載されている構成管理システムは、次のように動作する。
1.複数の情報処理部を有する端末をネットワークに接続する。
2.ネットワークに設計内容データベースを格納した補助記憶手段と、データの処理やアプリケーションの実行を行う情報処理部とを有するサーバを接続する。
3.端末の情報処理部が、端末において作成された設計内容データをサーバに供給する。
4.サーバは、変更された設計内容データに基づいたデータ定義言語のデータを出力する。
5.設計内容データに関連したデータを変更し、設計資料データを出力する。
これにより、上記構成管理システムでは、設計内容データを元に設計資料データを出力する仕組みを有している。
以上のように、情報処理装置の構成管理システムでは、各構成管理対象装置の構成情報を構成管理エージェントが捜索し、構成管理マネージャに通知する。そして、構成管理マネージャは、構成管理エージェントから受け取った構成情報を元に整形し、ユーザが管理し易い画面を提供する。特に、構成管理対象装置のロケーションについて、物理的ロケーションや論理的ロケーションを表示することが可能である。
特表2004−531946号公報 特開2003−186716号公報 特開2004−112279号公報
ところが、構成管理対象装置の移動があった場合には、移動前の構成管理対象装置ロケーションを削除することや、移動前の構成管理対象装置と移動後の構成管理対象装置が同一装置であることを手動で設定するなどの対処が必要である。これらは、自動的に構成情報を収集することを主なメリットとする構成管理システムにおいて、操作者の手間が生じ、また、コストの増大を招くことになる。
これに対して、特許文献3に開示のシステムは、ネットワークアドレスを用いてネットワークにおける各管理対象装置の論理的構成を管理している。さらに、このシステムでは、GPSによって自装置の位置(緯度、経度、及び高度等)を表す地理情報を取得して、各管理対象装置の位置的構成も管理している。これにより、管理対象装置のネットワーク構成が変化した場合であっても、新たなネットワーク構成を把握している。
しかしながら、上述したシステムでは、論理的構成や位置的構成を一元管理することは可能であるが、ユーザにとって付加的な情報を提供するには至っていない。例えば、新たなシステムを導入する際には、すでに存在するシステムの構成を考慮して、導入するシステムの仕様情報が不可欠であるが、その都度、他のシステムの構成情報やロケーション情報を参照し、手動で算出しなければならない。従って、設置予定システムの仕様情報を取得する際に情報算出の手間がかかる、という問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、容易にシステムの仕様情報を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である情報処理装置は、
設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報を記憶する設置条件情報記憶手段と、
設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付手段と、
記憶されている上記設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた上記設置予定システム情報にて特定される上記構成装置を上記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
コンピュータに、
設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付手段と、
設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた上記設置予定システム情報にて特定される上記構成装置を上記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出手段と、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付工程と、
設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた上記設置予定システム情報にて特定される上記構成装置を上記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出工程と、
を有することを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されることにより、容易に設置予定システムの仕様を算出することができ、その結果、システム構築の信頼性の向上、及び、迅速化を図ることができる。
本発明の一形態である情報処理装置は、
設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報を記憶する設置条件情報記憶手段と、
設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付手段と、
記憶されている上記設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた上記設置予定システム情報にて特定される上記構成装置を上記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、上記情報処理装置では、
上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報は、所定場所に既に設置されている設置システムを構成する構成装置及びその設置場所に基づいて設定された情報である、
ことを特徴とする。
また、上記情報処理装置では、
上記設置システムから当該設置システムを特定する識別情報及び当該設置システムが設置されている場所を表すシステム設置場所情報を取得する設置システム情報取得手段と、
上記設置システム情報取得手段にて取得した上記識別情報及び上記システム設置場所情報に基づいて、当該識別情報にて特定される上記設置システムを構成する構成装置の設置場所を特定し、当該特定された構成装置及びその設置場所に応じて上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報を更新する設置条件情報更新手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、上記情報処理装置では、
上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報は、上記構成装置が設置可能と設定された設置場所を表す情報を含み、
上記システム設置条件算出手段は、上記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所が、当該構成装置が設置可能な設置場所として上記設置条件情報に記憶されている場合に、上記設置予定システムが設置可能と判断して当該設置予定システムの上記設置条件を算出する、
ことを特徴とする。
また、上記情報処理装置では、
上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報は、上記構成装置が設置可能な設置場所及び当該構成装置の設置に必要な他の構成を表す情報を含み、
上記システム設置条件算出手段は、上記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所が、当該構成装置が設置可能な設置場所として上記設置条件情報に記憶されていると共に、当該設置条件情報に記憶されている上記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置に必要な上記他の構成を表す情報が、当該設置予定システム情報に含まれている場合に、上記設置予定システムが設置可能と判断して当該設置予定システムの上記設置条件を算出する、
ことを特徴とする。
また、上記情報処理装置は、
上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報は、設置場所毎における上記構成装置の設置許容数を表す設置許容数情報を含み、
上記設置条件算出手段は、上記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所における設置台数が、当該場所における上記設置条件情報に記憶された設置許容数の範囲内である場合に、上記設置予定システムが設置可能であると判断して上記設置条件を算出する、
ことを特徴とする。
また、上記情報処理装置では、
上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報は、設置場所毎における上記構成装置の設置許容容量を表す情報を含み、
上記設置条件算出手段は、上記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所における設置容量が、当該場所における上記設置条件情報に記憶された設置許容容量の範囲内である場合に、上記設置予定システムが設置可能であると判断して上記設置条件を算出する、
ことを特徴とする。
また、上記情報処理装置では、
上記設置条件情報記憶手段に記憶されている上記設置条件情報は、上記構成装置の設置場所毎における価格を表す情報を含み、
上記設置条件算出手段は、上記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所における価格を、当該場所における当該構成装置の上記設置条件情報に記憶された価格を表す情報に基づいて上記設置条件として算出する、
ことを特徴とする。
上記発明によると、まず、情報処理装置は、設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件情報を記憶している。この設置条件情報は、特に、既に設置されている設置システムの構成装置及びその設置場所に基づいて設定されている。つまり、既存の設置システムの設置状態を考慮して、他の設置予定システムの設置条件が設定されている。そして、さらに、情報処理装置は、既に設置されている設置システムから当該システムの構成装置及びその設置場所を表す情報を取得して、設置システムの設置場所の移動に応じて設置条件情報を更新する。これにより、情報処理装置は、常に現状の設置システムの設置状態に応じた設置条件情報を記憶していることとなる。
ここで、設置条件情報は、例えば、構成装置の設置が可能な設置場所、構成装置の設置に必要な他の構成、設置場所毎における設置が許容される構成装置の数や容量、設置場所毎における構成装置の価格、などの設置条件情報を記憶している。そして、情報処理装置は、設置予定システムの構成装置と設置場所を表す情報を含む設置予定システム情報の入力を受け付けると、上記設置条件情報に基づいて、入力された構成装置を備える設置予定システムを、設置予定場所に設置可能か否かを判断して設置条件を算出する。
具体的には、設置予定システムを構成する全ての構成装置の設置予定場所が、設置条件情報に設置可能な設置場所として記憶されている場合に、設置予定システムが設置可能であると判断する。また、設置条件情報に記憶されている設置予定システムを構成する全ての構成装置の設置に必要な他の構成が、入力された設置予定システムの構成として含まれている場合に、設置予定システムが設置可能であると判断する。また、設置予定システムを構成する全ての構成装置の数や容量が、その設置予定場所において、設置条件情報に記憶されている設置許容数、設置許容容量の範囲内である場合に、設置予定システムが設置可能であると判断する。さらには、設置予定システムを構成する構成装置の価格を、その設置予定場所における設置条件情報に記憶されている価格に基づいて算出して、設置予定システムの設置条件として算出する。
これにより、設置予定システムの設置予定場所における設置可否を含む設置条件を算出することができ、容易に設置予定システムの仕様を把握することができる。その結果、システム構築の信頼性の向上、及び、迅速化を図ることができる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
コンピュータに、
設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付手段と、
設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた上記設置予定システム情報にて特定される上記構成装置を上記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出手段と、
を実現させるためのプログラムである。
また、上記プログラムでは、
上記設置条件情報は、所定場所に既に設置されている設置システムを構成する構成装置及びその設置場所に基づいて設定された情報である、
ことを特徴とする。
また、上記プログラムでは、
上記コンピュータに、
上記設置システムから当該設置システムを特定する識別情報及び当該設置システムが設置されている場所を表すシステム設置場所情報を取得する設置システム情報取得手段と、
上記設置システム情報取得手段にて取得した上記識別情報及び上記システム設置場所情報に基づいて、当該識別情報にて特定される上記設置システムを構成する構成装置の設置場所を特定し、当該特定された構成装置及びその設置場所に応じて上記設置条件情報を更新する設置条件情報更新手段と、
を実現させる、ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付工程と、
設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた上記設置予定システム情報にて特定される上記構成装置を上記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出工程と、
を有することを特徴とする。
また、上記情報処理方法では、
上記設置条件情報は、所定場所に既に設置されている設置システムを構成する構成装置及びその設置場所に基づいて設定された情報である、
ことを特徴とする。
また、上記情報処理方法では、
上記設置システムから当該設置システムを特定する識別情報及び当該設置システムが設置されている場所を表すシステム設置場所情報を取得する設置システム情報取得工程と、
上記設置システム情報取得工程にて取得した上記識別情報及び上記システム設置場所情報に基づいて、当該識別情報にて特定される上記設置システムを構成する構成装置の設置場所を特定し、当該特定された構成装置及びその設置場所に応じて上記設置条件情報を更新する設置条件情報更新工程と、
を有することを特徴とする。
上述した構成を有する、プログラム、又は、情報処理方法、の発明であっても、上記情報処理装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
<実施形態>
以下、本発明に係る、情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法、の各実施形態について図1乃至図13を参照しながら説明する。なお、図1は、本発明である構成管理システムの構成を示すブロック図であり、図2は、構成管理システムを構成する各装置の詳細な構成を示すブロック図である。図3は、物理ロケーションの座標定義を示す説明図である。図4は、物理ロケーションの表示例を示す図であり、図5は、論理ロケーションの表示例を示す図である。図6は、構成チェックの一例を示す図、図7は、構成見積の一例を示す図、図8は、キャパシティ見積の一例を示す図である。図9乃至図12は、構成管理システムの動作を示すフローチャートである。図13は、本発明の構成の変形例を示すブロック図である。
[構成]
図1に示すように、本発明における構成管理システムは、所定場所に既に設置されている設置システム1,2,3と、これらの設置位置を表す物理ロケーションを検知する物理ロケーション検知部6と、設置システム1,2,3を管理する管理サーバ4と、を備えている。そして、本発明では、各設置システム1,2,3それぞれに固有の識別情報(ID)を付与して、当該各設置システム1,2,3を構成する構成装置の物理ロケーションや論理ロケーションを管理する。また、本実施形態では、ユーザUが入力した、あるいは、構成管理ソフトウェアなどから自動入力された設置を予定している設置予定システムの構成情報に基づいて、当該設置予定システムの設置可否や費用などの設置条件を算出することが可能である。以下、各構成について具体的に説明する。
(設置システム)
上記設置システム1,2,3は、例えば、所定のサービス提供を行う一般的な情報処理装置であり、種々のハードウェアやソフトウェアを備えた構成となっている。そして、本実施形態では、設置システム1,2,3、は、日本全国の離れた拠点に点在しているものとする。なお、図1,2では、設置システム1,2,3を3つ図示しているが、設置されている数はこれに限定されない。
また、本実施形態では、設置システム1,2,3は、それらの構成が管理対象となっており、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、プログラムプロダクト等の構成が、後述するように管理サーバ4にて管理される。この構成管理を実現するために、設置システム1,2,3は、物理ロケーション通知部11,21,31と論理ロケーション通知部12,22,32とを備えた構成管理エージェント10,20,30を備えている。なお、構成管理エージェント10,20,30は、例えば、設置システム1,2,3に装備された演算装置に、構成管理エージェント用のプログラムが組み込まれることによって実現される。
そして、上記物理ロケーション通知部11,21,31は、GPS受信機(Global Positioning System)を装備してGPS機能を有しており、設置システム1,2,3の場所、高さを、GPS機能によって特定し、この特定された位置情報である物理ロケーション情報を物理ロケーション検知部6に送信する。そして、この送信した物理ロケーション情報は、後述するように、物理ロケーション検知部6を介して管理サーバ4に通知される。このとき、物理ロケーション通知部11,12,13は、物理ロケーション情報と共に、各設置システム1,2,3に予め設定され記憶されている当該設置システムに固有の識別情報(ID)も、物理ロケーション検知部6に送信する。なお、物理ロケーション検知部6への物理ロケーション情報の送信方法は、無線通信にて送信してもよく、あるいは、有線ネットワークを介して送信してもよい。また、GPS機能を用いて設置システム1,2,3の位置を特定することに限定されず、他の手法にて設置システム1,2,3の位置を特定し、管理サーバ4に通知してもよい。
また、上記論理ロケーション通知部12,22,32は、設置システム1,2,3に装備されたBIOS(Basic Input/Output System)やマザーボードのRAM(Random Access Memory)に、当該設置システム1,2,3のネットワークアドレスなどの論理ロケーション情報(ネットワークシステム構造上の所属位置)を随時書き込む。そして、設置システム1,2,3の電源が入っていない状態であっても、上記論理ロケーション情報を管理サーバ4の論理ロケーション収集部42にネットワークを介して送信する。このとき、論理ロケーション通知部21,22,23は、論理ロケーション情報と共に、各設置システム1,2,3に予め設定され記憶されている当該設置システムに固有の識別情報(ID)も、管理サーバ4の論理ロケーション収集部42に送信する。
(物理ロケーション検知部)
次に、物理ロケーション検知部6について説明する。本実施形態では、物理ロケーション検知部6はGPS衛星である。そして、上述したように、各設置システム1の物理ロケーション通知部11,21,31から無線通信にて送信された物理ロケーション情報、つまり、各設置システム1,2,3が設置されている地球上の場所及び高さを表す情報を受信する。そして、これらの情報をまとめて、管理サーバ4の物理ロケーション収集部41に送信する。このとき、物理ロケーション検知部6は、物理ロケーション通知部11,12,13から物理ロケーション情報と共に送信された各設置システム1,2,3に固有の識別情報(ID)も、管理サーバ4の物理ロケーション収集部41に送信する。なお、本実施形態では、物理ロケーション検知部6はGPS衛星であるが、ネットワークに接続されたサーバコンピュータであってもよい。
(管理サーバ)
次に、管理サーバ4の構成について説明する。本実施形態における管理サーバ4は、演算装置、記憶装置、入力部、表示部、などを備えた一般的なサーバコンピュータ(情報処理装置)であり、上述した設置システム1,2,3の設置場所及び構成を管理する構成管理マネージャ40を備えている。この構成管理マネージャ40は、具体的には、物理ロケーション収集部41と、論理ロケーション収集部42と、ロケーション収集部43と、画面表示部44と、サービス仕様算出部45と、入力受付部46と、構成チェック部47と、構成見積部48と、キャパシティ見積部49と、データベース更新部50と、を備えている。なお、上記各部41,42,43,44,45,46,47,48,49,50は、管理サーバ4に装備された演算装置にプログラムが組み込まれることによって実現されている。また、構成管理マネージャ40は、管理サーバ4に装備された記憶装置に構築された、構成チェックデータベース51と、構成見積データベース52と、キャパシティ見積データベース53と、を備えている。
上記物理ロケーション収集部41(設置システム情報取得手段)は、物理ロケーション検知部6から送信された各設置システム1,2,3の物理ロケーション情報を収集し、ロケーション収集部43に渡す。そして、ロケーション収集部43は、収集した物理ロケーション情報を、予め設定された図3に示すような座標定義と照合し、物理ロケーション情報を三次元座標、つまり、(X,Y,Z)座標上で表し、通知された設置システム1,2,3毎の識別情報と共に管理する。そして、さらに、ロケーション収集部43は、図3の表に示すように保持している場所と座標の対応表と照合し、図3の網掛け部分に示すように、その識別情報の設置システムの物理ロケーションを特定する。そして、ロケーション収集部43は、特定した設置システム1,2,3の位置を、地図上に表示するよう整形処理し、画面表示部44に通知する。すると、画面表示部44は、表示部に設置システム1,2,3のシステム名や構成、及び、位置(住所)を表示する。このときの表示例を図4に示す。
以上により、設置システム1,2,3が移動されることにより、物理ロケーションが変化した場合であっても、かかる物理ロケーション情報を管理サーバ4が収集することで、その移動後の位置をユーザUに表示することができる。
また、上記論理ロケーション収集部42は、上述したように各設置システム1,2,3から送信された論理ロケーション情報を収集し、ロケーション収集部43に通知する。そして、ロケーション収集部43は、収集した論理ロケーション情報を、予め設定されたルーティングテーブルと照合し、各設置システム1,2,3の論理ロケーションを特定する。そして、ロケーション収集部43は、特定した設置システム1,2,3の論理的な位置を、ネットワーク構成図上に表示するよう整形処理し、画面表示部44に通知する。すると、画面表示部44は、表示部に設置システム1,2,3のシステム名、及び、ネットワークアドレスを表示する。このときの表示例を図5に示す。
以上により、設置システム1,2,3が移動されることにより、論理ロケーションが変化した場合であっても、かかる論理ロケーション情報を管理サーバ4が収集することで、その移動後の論理的な位置をユーザUに表示することができる。
また、上記入力受付部46(システム情報入力受付手段)は、ユーザUあるいは所定のソフトウェアから入力された、新規に設置予定のシステムである設置予定システムを特定する情報(設置予定システム情報)を受け付けて、サービス仕様算出部45に渡す。このとき、設置予定システム情報は、当該設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含んでいる。例えば、図6に示す例では、入力された設置予定システムの構成は、「A製品、B製品、C製品、XXX製品、AAA製品」であり、設置予定場所は、「東京」である。
そして、上記サービス仕様算出部45は、構成チェック部47、構成見積部48、キャパシティ見積部49と協働して、上述したように入力受付部46にて入力を受け付けた設置予定システムの設置可否を判断し、その設置条件を算出する機能を有する(システム設置条件算出手段)。そして、その算出結果である設置予定システムの設置可否を含む設置条件を、画面表示部44に通知し、表示部からユーザUに対して出力する。
具体的に、サービス仕様の算出について説明する。まず、構成チェック部47は、入力された設置予定システムが、その構成及び設置予定場所で設置が可能か否かを、構成チェックデータベース51に記憶された情報と照合して判断する。ここで、構成チェックデータベース51(設置条件情報記憶手段)には、設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報として、構成装置の設置可能な設置場所を表す情報を含んでいる。例えば、この設置条件情報は、ある構成装置が、設置場所に設置されているラックに収納可能かどうか、といった観点から設定されている。具体的に、図6に示す例では、構成チェックデータベース51は、構成装置の設置場所として、「東京」(条件3)を含んでいる。つまり、設置予定システムの構成装置に「A製品」がある場合には、当該「A製品」の設置場所が「東京」である必要があることを示している。
さらに、構成チェックデータベース51は、設置予定システムの構成装置が設置可能となるために必要とする他の構成を表す情報も含んでいる。例えば、図6に示す例では、構成チェックデータベース51は、構成装置である「A製品」の設置に必要な他の構成として、「OSXXX以上」(条件1)と「XXX製品」(条件2)とを含んでいる。つまり、設置予定システムの構成装置に「A製品」がある場合には、当該設置予定システムを構成する他の装置に、「XXX以上のOS」と、「XXX製品」を含んである必要があることを示している。
そして、構成チェック部47は、上述した構成チェックデータベース51に記憶された設置条件情報に基づいて、設置予定システムの設置が可能か否かを判断する。例えば、図6に示す例では、設置予定システムを構成するすべての構成装置(A製品等)が、構成チェックデータベース51に記憶されている条件を満たす場合に、設置可能と判断する。但し、図6に示す例では、構成「A製品」は適合と判断され、また「B製品」と「C製品」は設置場所の条件を満たすものの、必要な他の装置の条件を満たしていないため、設置不可を判断される。
次に、構成見積部48について説明する。構成見積部48は、入力された設置予定システムの構成の価格を、構成見積データベース52に記憶されている情報と照合して算出する。ここで、構成見積データベース52(設置条件情報記憶手段)には、設置場所に応じて設定された構成装置の価格(設置条件情報)を含んでいる。例えば、図7に示す例では、構成見積データベース52は、構成装置である「B製品」の価格として、設置場所が「本州」であれば価格が「180,000円」であり、設置場所が「北海道あるいは沖縄」であれば価格が「200,000円」であることを示している。なお、この構成見積データベース52には、設置位置に応じた価格情報だけでなく、予め設定された構成装置の設置台数(導入台数)に応じた価格も記憶されている。
そして、構成見積部48は、上述した構成見積データベース52に記憶された設置条件情報に基づいて、設置予定システムの価格を算出する。例えば、図7に示す例では、設置予定システムを構成する「B製品」は、設置予定場所が「東京」であるため、その価格は「本州」に設置するときの価格が適用され、「180,000円」と算出する。
次に、キャパシティ見積部49について説明する。キャパシティ見積部49は、入力された設置予定システムの設置場所に、物理的な空き、容量的な空きがあって、設置可能か否かを判断する。ここで、キャパシティ見積データベース53(設置条件情報記憶手段)には、設置場所毎における装置の設置許容数(設置条件情報)、及び/あるいは、設置場所毎における設置許容容量(設置条件情報)を含んでいる。例えば、図8に示す例におけるキャパシティ見積データベース53は、装置の設置許容数として、設置場所「東京」は「100」の装置が設置可能であることを示している。この設置許容数は、例えば、設置場所内の収容ラックの空き数が対応している。また、図8に示す例におけるキャパシティ見積データベース53は、設置場所に関係なく全体的に設置許容容量、つまり、最大ディスク容量と、最大メモリ容量が記憶されている。但し、この設置許容容量は、設置場所毎に設定されていてもよい。例えば、「東京」における最大ディスク容量と最大メモリ容量が記憶されていてもよい。
そして、キャパシティ見積部49は、上述したキャパシティ見積データベース53に記憶された設置条件情報に基づいて、設置予定システムの構成装置が、設置予定場所に設置可能であるか否かを判断する。このとき、例えば、図8に示す例では、設置予定システムを構成する各構成装置のディスク使用量と常時メモリ使用量と収納場所とを表す情報が、入力受付部46から入力されたとする。なお、設置予定システムを構成する各構成装置のディスク使用量と常時メモリ使用量とは、入力された構成装置を特定する情報から、管理サーバ4内に記憶されている装置とディスク使用量及び常時メモリ使用量との対応データに基づいて、自動的に特定されてもよい。そして、図8の例では、設置予定システムの「A製品」を見ると、ディスク使用量「100MB」、常時メモリ使用量「10MB」、収納場所は「東京」であるため、キャパシティ見積データベース53の最大ディスク容量、最大メモリ容量、収納製品数の範囲内にある。そして、全ての構成装置(A〜E製品)のディスク使用量、常時メモリ使用量、収納場所の製品数が、データベース内の範囲内にある場合には、設置予定システムが設置可能であると判断する。
なお、このとき、キャパシティ見積部49は、キャパシティ見積データベース53内の情報から、設置予定システムの構成装置のディスク容量などを差し引いた値を、サービス仕様算出部45に通知して、画面表示部44からユーザUに対して表示出力してもよい。
また、上記データベース更新部50(設置条件情報更新手段)は、上述したロケーション収集部43から収集した情報、特に、設置システム1,2,3の物理ロケーション情報に基づいて、当該設置システム1,2,3の設置場所が変化したことを検出したときに、上記構成チェックデータベース51、構成見積データベース52、キャパシティ見積データベース53、を更新する。例えば、ある設置システムの設置場所が東京から北海道に移動した場合には、キャパシティ見積データベース53内の設置場所毎の設置許容数、つまり、東京の設置許容数が増え、北海道の設置許容数が減る、というように更新する。同様に、キャパシティ見積データベース53内に設置場所毎の設置許容容量が記憶されている場合には、当該設置許容容量を更新してもよい。
また、データベース更新部50は、設置システムの設置場所の変化に応じて、構成チェックデータベース51に記憶されている各構成装置の設置場所の条件も変化させて更新してもよい。例えば、ある設置場所の収容ラックから特定の構成装置が取り外された場合には、かかる収容ラックに同一種類の構成装置を設置可能となるため、当該構成装置の設置可能場所を追加更新することができる。さらには、データベース更新部50は、設置システムの設置場所の変化に応じて、構成見積データベース52に記憶されている各構成装置の設置場所毎の価格を変化させて更新してもよい。例えば、ある場所に設置されている構成装置の設置数が所定値を超えると、販売網が充実することが考えられ、かかる理由から、その設置場所における構成装置の価格を下げるよう更新してもよい。なお、データベース更新部50におけるデータの更新例は一例であって、更新方法は上述した例に限定されない。
[動作]
次に、上述した構成管理システムの動作を、図9乃至図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、物理ロケーション通知・表示処理(図9のステップS1,S3,S4)の動作を説明する。設置システム1,2,3の物理ロケーション通知部11,21,31は、一定の時間間隔にて、自システム1,2,3の場所、高さを表す情報を、GPS機能によって特定し(図10のステップS11)、物理ロケーション検知部6に送出する(図10のステップS12)。続いて、物理ロケーション検出部6は、取得した各設置システム1,2,3の物理ロケーション情報を、管理サーバ4の物理ロケーション収集部41に送信する(図10のステップS13)。これにより、管理サーバ4に物理ロケーション情報が通知される(図9のステップS1)。
続いて、管理サーバ4の物理ロケーション収集部41は、収集した物理ロケーション情報をロケーション収集部43に通知し、当該ロケーション収集部43は、座標定義と照合する(図10のステップS14)。このとき、物理ロケーション情報を、(X,Y,Z)座標上で管理し、予めシステムが保持している場所(住所)と座標の対応表と照合して、実際の物理ロケーション(例えば、住所)を特定する。その後、ロケーション収集部43は、各設置システム1,2,3の物理ロケーションを、地図上に表示可能なよう表示用に整形し、画面表示部44に送出する(図10のステップS15)。このようにして、ロケーション収集処理が行われる(図9のステップS3)。
その後、管理サーバ4の画面表示部44は、システム利用者Uに対して、整形したロケーション情報およびシステムの構成情報を、表示部にて表示する(図9のステップS4、図10のステップS16)。
次に、論理ロケーション通知・表示処理(図9のステップS2,S3,S4)の動作を説明する。
まず、各設置システム1,2,3の論理ロケーション通知部12,22,32は、一定の時間間隔にて、設置システム1,2,3自体の論理的なロケーションを、随時BIOSやマザーボードのRAMに書き込む(図11のステップS21)。そして、各設置システム1,2,3は、一定の時間間隔にて、電源の入っていない状態であっても、論理的ロケーションを管理サーバ4の論理ロケーション収集部42に通知する(図11のS22)。これにより、管理サーバ4に論理ロケーション情報が通知される(図9のステップS2)。
続いて、管理サーバ4の論理ロケーション収集部42は、収集した論理ロケーション情報をロケーション収集部43に通知し、当該ロケーション収集部43は、論理ロケーション情報をルーティングテーブルと照合し、論理ロケーションを割り出す(図11のステップS23)。その後、ロケーション収集部43は、各設置システム1,2,3の論理ロケーションを、論理ネットワーク構成図上に表示可能なよう表示用に整形し、画面表示部44に送出する(図11のステップS24)。このようにして、ロケーション収集処理が行われる(図9のステップS3)。
その後、管理サーバ4の画面表示部44は、システム利用者Uに対して、整形したロケーション情報およびシステムの構成情報を、表示部にて表示する(図9のステップS4、図11のステップS25)。
続いて、上述したように設置システム1,2,3の物理ロケーション情報及び論理ロケーション情報を取得した管理サーバ4は(設置システム情報取得工程)、当該管理サーバ4のデータベース更新部50にて、各データベース51,52,53(設置条件情報記憶手段)内の情報(設置条件情報)を更新する(図9のステップS5、設置条件情報更新工程)。
例えば、ある設置システムの設置場所が東京から北海道に移動した場合には、キャパシティ見積データベース53内の設置場所毎の設置許容数、つまり、東京の設置許容数を増やし、北海道の設置許容数を減らすよう更新する。また、例えば、ある設置場所において特定の構成装置の空きが生じた場合には、当該構成装置についてその設置場所を設置可能な条件として追加するよう、構成チェックデータベース51内の情報を更新してもよい。さらには、例えば、ある場所に設置されている構成装置の設置数が所定値を超えた場合には、かかる設置場所の価格を下げるよう、構成見積データベース52の内容を更新してもよい。
続いて、サービス仕様通知・表示処理(図9のステップS6,S7,S8)の動作を説明する。
まず、システム利用者6が、構築を予定しているシステムの構成情報を入力すると、かかる構成情報、つまり、設置予定システムの構成装置及び設置予定場所を設置予定システム情報が入力受付部46にて受け付けられる(図9のステップS6、図12のステップS31、システム情報入力受付工程)。すると、この設置予定システム情報は、サービス仕様算出部45に通知される。
続いて、サービス仕様算出部45は、構成チェック部47、構成見積部48、キャパシティ見積部49と協働して、入力された設置予定システムが設置可能か否か、またその価格など、設置条件を算出する(図9のステップS7、システム設置条件算出工程)。
ここで、設置条件の算出動作について、さらに詳述する。まず、構成チェック部47は、構成チェックデータベース51に格納されている情報と、入力された設置予定システムの構成情報と、を照合して(図12のステップS32)、設置予定場所に設置予定システムが設置可能か否かを判断する(図12のステップS33)。具体的には、図6の設置予定システムとして入力された「A製品」を例とすると、当該A製品に合致する製品名を構成チェックデータベース51から検索して、条件を読込む。そして、読込まれた条件のうち、当該A製品に必要な製品、組み込みソフトウェアのバージョン、ロケーション等を満たすことができているか、入力された設置予定システムの情報と照合する。この結果、全ての条件と合致していた場合は「適合」、条件と合致していなかった場合は「不適合」と判断する。
次に、構成見積部48は、構成見積データベース52に記憶されている情報と、入力された設置予定システムの構成情報(製品リスト、物理ロケーション、台数など)を照合して(図12のステップS34)、各構成の価格及びシステム全体の価格を算出する(図12のステップS35)。具体的には、図7の設置予定システムとして入力された「B製品」を例とすると、当該B製品に合致する製品名を構成見積データベース52から検索して、入力された「B製品」の設置条件と合致する条件(ロケーション、台数)における価格を算出する。この例では、設置予定システムの「B製品」は、物理ロケーションが「東京」であるため、当該「B製品」の「本州の価格」が構成見積として算出される。
次に、キャパシティ見積部49は、キャパシティ見積データベース53に記憶されている情報と、設置予定システムの構成情報(構成製品のディスク使用量、常時メモリ使用量、収納場所など)を照合して(図12のステップS36)、設置場所のキャパシティ、つまり、収納場所が存在し、また、ディスク容量やメモリ容量的に設置可能であるか否かを算出する(ステップS37)。具体的には、図8の設置予定システムとして入力された「A製品」を例とすると、当該A製品は、ディスク使用量100MB、常時メモリ使用量10MB、収納場所は東京が読取れる。この情報を元に、キャパシティ見積データベース53の最大ディスク容量、最大メモリ容量、収納製品数から、これらの情報に合致する値を差し引いて、余裕があれば設置可能と判断する。
そして、上記処理によって算出されたサービス仕様情報は、表示用に成型した後にサービス仕様算出部45から画面表示部44に送出され(ステップS38)、表示部を介してシステム利用者Uへの表示される(図12のステップS39)。
以上により、本発明によると、予め設置場所に応じた構成装置の設置条件情報を記憶しており、かかる情報に基づいて設置予定システムの設置予定場所における設置可否を含む設置条件を算出することができるため、容易かつ迅速に設置予定システムの設置可否、及び、設置条件を把握することができる。さらに、設置システムの設置場所の移動に応じて、設置場所に応じた設置条件情報を更新するため、現状に適切に対応した設置予定システムの設置可否、及び、設置条件を算出することができる。
なお、上述した管理サーバ4は、図13に示すよう構成されていてもよい。具体的に、図13に示す管理サーバ100は、装備している記憶装置に、予め設置場所に応じた構成装置の設置条件情報を記憶した設置条件情報記憶部103を備えている。なお、この設置条件情報記憶部103は、上述した構成チェックデータベース51、構成見積データベース52、キャパシティ見積データベース53と同様の内容を記憶している。
また、管理サーバ100は、装備している演算装置に所定のプログラムが組み込まれることによって構築された、システム情報入力受付部101と、システム設置条件算出部102と、を備えている。そして、システム情報入力受付部101は、上記入力受付部46と同様の機能を有し、ユーザUなどから入力された設置予定システムの情報を受け付けて、システム設置条件算出部102に渡す。また、システム設置条件算出部102は、上記画面表示部44、サービス仕様算出部45、構成チェック部47、構成見積部48、キャパシティ見積部49と同様の機能を有している。従って、システム設置条件算出部102は、設置条件情報記憶部103に記憶された情報に基づいて、入力された設置予定システムの設置予定場所における当該設置予定システムの設置可否を含む設置条件を算出して、ユーザUに出力することができる。
本発明は、種々の場所に設置するシステムを検討する際に、当該システムの設置条件を算出する用途に利用でき、産業上の利用可能性を有する。
構成管理システムの構成を示すブロック図である。 構成管理システムを構成する各装置の詳細な構成を示すブロック図である。 物理ロケーションの座標定義を示す説明図である。 設置システムの物理ロケーションの表示例を示す図である。 設置システムの論理ロケーションの表示例を示す図である。 設置予定システムの構成チェックの一例を示す図である。 設置予定システムの構成見積の一例を示す図である。 設置予定システムのキャパシティ見積の一例を示す図である。 構成管理システムの動作を示すフローチャートである。 構成管理システムの動作を示すフローチャートである。 構成管理システムの動作を示すフローチャートである。 構成管理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1,2,3 設置システム
4 管理サーバ
6 物理ロケーション検知部
10,20,30 構成管理エージェント
11,21,31 物理ロケーション通知部
12,22,32 論理ロケーション通知部
40 構成管理マネージャ
41 物理ロケーション収集部
42 論理ロケーション収集部
43 ロケーション収集部
44 画面表示部
45 サービス仕様算出部
46 入力受付部
47 構成チェック部
48 構成見積部
49 キャパシティ見積部
50 データベース更新部
51 構成チェックデータベース
52 構成見積データベース
53 キャパシティ見積データベース
100 管理サーバ
101 システム情報入力受付部
102 システム設置条件算出部
103 設置条件情報記憶部

Claims (14)

  1. 設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報を記憶する設置条件情報記憶手段と、
    設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付手段と、
    記憶されている前記設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた前記設置予定システム情報にて特定される前記構成装置を前記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報は、所定場所に既に設置されている設置システムを構成する構成装置及びその設置場所に基づいて設定された情報である、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記設置システムから当該設置システムを特定する識別情報及び当該設置システムが設置されている場所を表すシステム設置場所情報を取得する設置システム情報取得手段と、
    前記設置システム情報取得手段にて取得した前記識別情報及び前記システム設置場所情報に基づいて、当該識別情報にて特定される前記設置システムを構成する構成装置の設置場所を特定し、当該特定された構成装置及びその設置場所に応じて前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報を更新する設置条件情報更新手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報は、前記構成装置が設置可能と設定された設置場所を表す情報を含み、
    前記システム設置条件算出手段は、前記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所が、当該構成装置が設置可能な設置場所として前記設置条件情報に記憶されている場合に、前記設置予定システムが設置可能と判断して当該設置予定システムの前記設置条件を算出する、
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の情報処理装置。
  5. 前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報は、前記構成装置が設置可能な設置場所及び当該構成装置の設置に必要な他の構成を表す情報を含み、
    前記システム設置条件算出手段は、前記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所が、当該構成装置が設置可能な設置場所として前記設置条件情報に記憶されていると共に、当該設置条件情報に記憶されている前記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置に必要な前記他の構成を表す情報が、当該設置予定システム情報に含まれている場合に、前記設置予定システムが設置可能と判断して当該設置予定システムの前記設置条件を算出する、
    ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報は、設置場所毎における前記構成装置の設置許容数を表す設置許容数情報を含み、
    前記設置条件算出手段は、前記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所における設置台数が、当該場所における前記設置条件情報に記憶された設置許容数の範囲内である場合に、前記設置予定システムが設置可能であると判断して前記設置条件を算出する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の情報処理装置。
  7. 前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報は、設置場所毎における前記構成装置の設置許容容量を表す情報を含み、
    前記設置条件算出手段は、前記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所における設置容量が、当該場所における前記設置条件情報に記憶された設置許容容量の範囲内である場合に、前記設置予定システムが設置可能であると判断して前記設置条件を算出する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の情報処理装置。
  8. 前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報は、前記構成装置の設置場所毎における価格を表す情報を含み、
    前記設置条件算出手段は、前記設置予定システム情報にて特定される構成装置の設置予定場所における価格を、当該場所における当該構成装置の前記設置条件情報に記憶された価格を表す情報に基づいて前記設置条件として算出する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の情報処理装置。
  9. コンピュータに、
    設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付手段と、
    設置条件情報記憶手段に記憶されている設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報に基づいて、入力を受け付けた前記設置予定システム情報にて特定される前記構成装置を前記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. 前記設置条件情報は、所定場所に既に設置されている設置システムを構成する構成装置及びその設置場所に基づいて設定された情報である、
    ことを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータに、
    前記設置システムから当該設置システムを特定する識別情報及び当該設置システムが設置されている場所を表すシステム設置場所情報を取得する設置システム情報取得手段と、
    前記設置システム情報取得手段にて取得した前記識別情報及び前記システム設置場所情報に基づいて、当該識別情報にて特定される前記設置システムを構成する構成装置の設置場所を特定し、当該特定された構成装置及びその設置場所に応じて前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報を更新する設置条件情報更新手段と、
    を実現させるための請求項10記載のプログラム。
  12. 情報処理装置が、設置予定システムを構成する構成装置を特定する情報と、当該設置予定システムの設置予定場所を表す情報と、を含む設置予定システム情報の入力を受け付けるシステム情報入力受付工程と、
    設置条件情報記憶手段に記憶されている設置場所に応じて設定された構成装置の設置条件を表す設置条件情報に基づいて、前記情報処理装置が、入力を受け付けた前記設置予定システム情報にて特定される前記構成装置を前記設置予定場所に設置可能か否かを判断して当該設置予定システムの設置条件を算出するシステム設置条件算出工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. 前記設置条件情報は、所定場所に既に設置されている設置システムを構成する構成装置及びその設置場所に基づいて設定された情報である、
    ことを特徴とする請求項12記載の情報処理方法。
  14. 前記情報処理装置が、前記設置システムから当該設置システムを特定する識別情報及び当該設置システムが設置されている場所を表すシステム設置場所情報を取得する設置システム情報取得工程と、
    前記情報処理装置が、前記設置システム情報取得工程にて取得した前記識別情報及び前記システム設置場所情報に基づいて、当該識別情報にて特定される前記設置システムを構成する構成装置の設置場所を特定し、当該特定された構成装置及びその設置場所に応じて前記設置条件情報記憶手段に記憶されている前記設置条件情報を更新する設置条件情報更新工程と、
    を有することを特徴とする請求項13記載の情報処理方法。
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