JP4867897B2 - コマンドキューイング制御装置、コマンドキューイングプログラム及びストレージシステム - Google Patents

コマンドキューイング制御装置、コマンドキューイングプログラム及びストレージシステム Download PDF

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本発明は、コマンドキューイング制御装置、コマンドキューイングプログラム及びストレージシステムに関する。
近年、ホストコンピュータとストレージ装置との間のDMA(Direct Memory Access)転送の高速化が検討されている。
ホストコンピュータは、例えば、512バイト、1Kバイトといった容量のブロックを単位とするリード/ライトコマンドを、ストレージ装置に発行することでアクセスを行う。ブロックサイズは、ホストコンピュータで実行されるアプリケーション毎に変わる。
アクセス速度を向上するため、ストレージ装置側のリード/ライト完了を待たずに、ホストコンピュータから複数のコマンドを発行し、それらを一時的にコマンド格納キューに蓄えた後、まとめてアクセスを行うコマンドキューイング方式が用いられる(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平9−258907号公報 特開平4−170624号公報
ストレージ装置の応答性が高いと、ホストコンピュータへの割込み頻度が増すためビジーとなり、データ転送の高速化に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、本発明の目的は、ストレージ装置の応答性に拘わらずデータ転送の高速化が可能なコマンドキューイング制御装置、コマンドキューイングプログラム及びストレージシステムを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下のコマンドキューイング制御装置、コマンドキューイングプログラム及びストレージシステムを提供する。
[1]上位装置からストレージ装置へ送出されるデータ転送コマンドを蓄積するとともに、2つのモードで動作可能なコマンド格納キューと、前記コマンド格納キューが動作する前記モードの継続時間を計測し、前記継続時間が第1の所定値を超えたとき、第1の信号を出力する第1の計測部と、前記データ転送コマンドが送出される頻度を計測し、前記頻度が第2の所定値を超えたとき、第2の信号を出力する第2の計測部と、前記第1及び第2の信号の出力の有無に応じて前記コマンド格納キューに対して前記モードの切替制御を行うキューイング制御部とを備えたコマンドキューイング制御装置。
[2]前記制御部は、前記第1の計測部からの前記第1の信号を受信し、かつ前記第2の計測部からの前記第2の信号を受信した場合は、前記コマンド格納キューに対して第1のキューイングモードを指示し、前記第1の計測部からの前記第1の信号を受信し、かつ前記第2の計測部からの前記第2の信号を受信しなかった場合は、前記コマンド格納キューに対して第2のキューイングモードを指示し、それ以外の場合は同じキューイングモードを継続するように前記コマンド格納キューに対して指示する前記[1]に記載のコマンドキューイング制御装置。
[3]前記コマンド格納キューは、前記第1のキューイングモードにおいては、前記ストレージ装置がビジーでなくても、所定の条件を満たせば前記データ転送コマンドを蓄積し、前記第2のキューイングモードにおいては、前記ストレージ装置がビジーである場合のみ前記データ転送コマンドを蓄積する前記[2]に記載のコマンドキューイング制御装置。
[4]前記所定の条件は、前記コマンド格納キューに格納された前記データ転送コマンドの総数が所定値未満であり、かつ最後に前記データ転送コマンド実行後の経過時間が所定値未満である前記[3]に記載のコマンドキューイング制御装置。
[5]前記所定の条件は、前記コマンド格納キューに格納された前記データ転送コマンドの総転送サイズが所定値未満であり、かつ最後に前記データ転送コマンド実行後の経過時間が所定値未満である前記[3]に記載のコマンドキューイング制御装置。
[6]前記キューイング制御部は、前記ストレージ装置から割込信号を受信した場合、前記コマンド格納キューに未実行のデータ転送コマンドが蓄積されているかを確認し、蓄積されていたら、そのデータ転送コマンドを実行させる前記[1]乃至[5]のいずれか1つに記載のコマンドキューイング制御装置。
[7]上位装置からストレージ装置へ送出されるデータ転送コマンドを蓄積するとともに、2つのモードで動作可能なコマンド格納キュー手段と、前記コマンド格納キュー手段が動作する前記モードの継続時間を計測し、前記継続時間が第1の所定値を超えたとき、第1の信号を出力する第1の計測手段と、前記データ転送コマンドが送出される頻度を計測し、前記頻度が第2の所定値を超えたとき、第2の信号を出力する第2の計測手段と、前記第1及び第2の信号の出力の有無に応じて前記コマンド格納キューに対して前記モードの切替制御を行うコマンドキューイング制御手段の機能をコンピュータに実行させるためのコマンドキューイングプログラム。
[8]データ転送コマンドを送出する上位装置と、ストレージ装置と、前記上位装置から前記ストレージ装置へ送出される前記データ転送コマンドを蓄積するとともに、2つのモードで動作可能なコマンド格納キューと、前記コマンド格納キューが動作する前記モードの継続時間を計測し、前記継続時間が第1の所定値を超えたとき、第1の信号を出力する第1の計測部と、前記データ転送コマンドが送出される頻度を計測し、前記頻度が第2の所定値を超えたとき、第2の信号を出力する第2の計測部と、前記第1及び第2の信号の出力の有無に応じて前記コマンド格納キューに対して前記モードの切替制御を行う制御部とを有するコマンドキューイング制御装置とを備えたストレージシステム。
請求項1に係るコマンドキューイング制御装置によれば、ストレージ装置の応答性に拘わらずデータ転送の高速化が可能となる。
請求項2に係るコマンドキューイング制御装置によれば、ストレージ装置の応答性に拘わらずデータ転送の高速化が可能となる。
請求項3に係るコマンドキューイング制御装置によれば、ストレージ装置の応答性が高いためにコマンドが蓄積されるよりもコマンドが実行される方が速い場合には、コマンド格納キューに第1のキューイングモードを指示することにより、上位装置への割込みを抑制することができる。
請求項4に係るコマンドキューイング制御装置によれば、上位装置への割込み回数を減らすことができる。
請求項5に係るコマンドキューイング制御装置によれば、上位装置への割込み回数を減らすことができる。
請求項6に係るコマンドキューイング制御装置によれば、構成によってはコマンド格納キューに未実行のデータ転送コマンドが残ってしまう場合もあるが、このような場合でも、未実行のデータ転送コマンドを確実に実行することができる。
請求項7に係るコマンドキューイングプログラムによれば、ストレージ装置の応答性に拘わらずデータ転送の高速化が可能となる。
請求項8に係るストレージシステムによれば、ストレージ装置の応答性に拘わらずデータ転送の高速化が可能となる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るストレージシステムを示す。このストレージシステム1は、上位装置としてのホストコンピュータ2と、コマンドキューイング制御装置3と、ストレージ装置4とを有して構成されている。ホストコンピュータ2とコマンドキューイング制御装置3、コマンドキューイング制御装置3とストレージ装置4は、それぞれSCSI(Small Computer System Interface)バス5,6によって接続されている。
コマンドキューイング制御装置3は、ホストコンピュータ2からのデータ転送コマンド100を入力し、ストレージ装置4に対するデータ転送処理を行うものであり、コマンド格納キュー30、コマンド総数検出部31、タイマー部(第1の計測部)32、コマンド頻度算出部(第2の計測部)33、キューイング制御部34、及び転送するデータを記憶するデータバッファやデータの転送を制御する制御部等から構成されている。
ホストコンピュータ2から送出されるデータ転送コマンドには、リードコマンド、ライトコマンド、これ以外のコマンドがある。リードコマンドとライトコマンドは、ホスト先頭アドレス、ストレージ先頭アドレス、転送サイズを各々表わすフィールドを備える。
コマンド格納キュー30は、データ転送コマンド100を入力して蓄積し、キューイング制御部34からの信号104に従って蓄積されたデータ転送コマンドを古い順に出力する。
また、コマンド格納キュー30は、第1のキューイングモードとしてのマニュアルキューイングモードと、第2のキューイングモードとしてのオートキューイングモードの2つのモードで動作可能に構成されている。「マニュアルキューイングモード」は、ストレージ装置4がビジーでなくても、後述するモード遷移の条件を満たせばデータ転送コマンドを蓄積するモードである。「オートキューイングモード」は、ストレージ装置4がビジーである場合のみデータ転送コマンドを蓄積するモードである。
また、コマンド格納キュー30は、ホストコンピュータ2からデータ転送コマンド100が送出される毎に信号101aをコマンド総数検出部31に出力するとともに、信号103をコマンド頻度算出部33に出力し、データ転送コマンド108をストレージ装置4に送出する毎に信号101bをコマンド総数検出部31に出力し、モードが切り替わる毎に信号102をタイマー部32に出力する。
コマンド総数検出部31は、コマンド格納キュー30から信号101aが到来する毎にカウントアップし、コマンド格納キュー30から信号101bが到来する毎にカウントダウンすることにより、コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総数を検出し、データ転送コマンドの総数が所定値(例えば、512個)を超えると、信号105をキューイング制御部34に出力する。
タイマー部32は、コマンド格納キュー30から信号102が到来する毎にタイマー値をリセットして各キューイングモードの継続時間を計測し、継続時間が所定値を超えると、信号106をキューイング制御部34に出力する。
コマンド頻度算出部33は、コマンド格納キュー30から出力される信号103に基づいて、ストレージ装置4に対してデータ転送コマンド108が実行された頻度を計測し、頻度が所定値を超えると、信号107をキューイング制御部34に出力する。頻度の算出方法については、後述する。
キューイング制御部34は、コマンド総数検出部31からの信号105、タイマー部32からの信号(第1の信号)106、及びコマンド頻度算出部33からの信号(第2の信号)107の有無に応じてコマンド格納キュー30に対するモードの切替制御を行う。モードの切替の詳細については、後述する。
ストレージ装置4は、データ転送コマンドの実行が完了すると、割込信号をキューイング制御部34に送信し、キューイング制御部34は、割込信号をホストコンピュータ2に送信する。ストレージ装置4は、半導体ディスク装置、ハードディスク装置、光ディスク装置等を用いることができる。
(頻度の算出)
図2は、コマンド頻度算出部33による頻度の算出例を説明するための図である。同図中、Rはリードコマンドを示し、Wはライトコマンドを示す。コマンド頻度算出部33は、例えば、一定の期間T(例えば、30秒)に発生したコマンド(信号103)の数を頻度として演算する。同図では、期間T1では、R、R、Wが存在するので、頻度が3回、期間T2では、R、W、Wが存在するので、頻度が3回、期間T3では、Wのみが存在するので、頻度が1回である。なお、頻度は、所定期間に発生したコマンドの数以外の値でもよく、例えば基準となる他の期間(例えば、300秒)に発生したコマンド数に対する一定の期間Tに発生したコマンドの数(コマンド数比率)のように、他の値をとり得る。また、データ転送コマンドの頻度に応じて適切にモードを切替えるためには、一定の期間Tは頻度を算出する時点に対して時間的に近いほうが好ましい。
(モードの切替)
図3(a)は、モードの遷移状態を示す図、図3(b)は、モード遷移の条件を示す図である。図3(a)の(1)〜(3)は、図3(b)のモード遷移欄の(1)〜(3)に対応する。図3(b)において、モード遷移の条件を満たす場合は○印、満たさない場合は×印で示す。
モード遷移の条件は、図3(b)にも示すように、次の3つである。
(a)コマンド総数検出部31からの信号105無し
(b)タイマー部32からの信号106有り
(c)コマンド頻度算出部33からの信号107有り
上記3つの条件を満たせば、図3(b)に示すように、モード遷移(1)となり、キューイング制御部34は、コマンド格納キュー30に対してマニュアルキューイングモードを指示する。上記3つの条件のうち上記(a)、(b)を満たし、上記(c)を満たしない場合は、モード遷移(2)となり、キューイング制御部34は、コマンド格納キュー30に対してオートキューイングモードを指示する。それ以外の場合は、同じキューイングモードの継続をコマンド格納キュー30に対して指示する。
(第1の実施の形態の動作)
次に、第1の実施の形態に係るストレージシステム1の動作について説明する。なお、オートキューイングモードが設定されているとする。
(オートキューイングモード)
ホストコンピュータ2からデータ転送コマンド100が送出されると、コマンドキューイング制御装置3のコマンド格納キュー30は、送出されたデータ転送コマンド100を蓄積する。
ホストコンピュータ2からデータ転送コマンド100が順次送出され、コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総数が所定値を超えると、コマンド総数検出部31は、信号105をキューイング制御部34に出力する。
キューイング制御部34は、コマンド総数検出部31から信号105を受信すると、ストレージ装置がビジーか否かを判定し、ビジーでなければ、コマンド格納キュー30の先頭コマンド(コマンド格納キュー30に蓄積された最も古いコマンド)をストレージ装置4に出力させる。コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総数が所定値以下になると、コマンド総数検出部31は、信号105の出力を停止する。
オードキューイングモードの継続時間が所定値を超えると、タイマー部32は、信号106をキューイング制御部34に出力する。そして、ストレージ装置4におけるデータ転送コマンドが実行される頻度が所定値を超えると、コマンド頻度算出部33は、信号107をキューイング制御部34に出力する。このとき、コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総数が所定値を超えていない場合は、図3(b)に示すモード遷移(1)に該当する状態となり、キューイング制御部34は、オートキューイングモードからマニュアルキューイングモードに切替えるようにコマンド格納キュー30を制御する。
(マニュアルキューイングモード)
コマンド格納キュー30は、ストレージ装置4がビジーでなくてもホストコンピュータ2から送出されるデータ転送コマンド100を蓄積する。コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総数が所定値を超えると、コマンド総数検出部31は、信号105をキューイング制御部34に出力する。
キューイング制御部34は、ストレージ装置4がビジーか否かを判定し、ビジーでなければ、コマンド格納キュー30の先頭コマンド(コマンド格納キュー30に蓄積された最も古いコマンド)をストレージ装置4に出力させる。
ストレージ装置4におけるデータ転送コマンドが実行される頻度が所定値を下回ると、コマンド頻度算出部33は、信号107を出力しなくなる。これで、図3(b)に示すように、モード遷移(2)に該当する状態となり、キューイング制御部34は、マニュアルキューイングモードからオートキューイングモードに切替えるようにコマンド格納キュー30を制御する。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総数が所定値を超えるまではコマンド格納キュー30にデータ転送コマンドが蓄積されるので、ホストコンピュータ2への割込み回数が減り、データ転送性能が向上する。また、ストレージ装置4の応答性が高い場合には、コマンドの蓄積よりもコマンドが実行される頻度が高くなり、コマンドが蓄積できなくなって、ホストコンピュータ2への割込み回数が増えてデータ転送性能が低下するおそれがある。そのため、このような場合には、ストレージ装置4がビジーでなくてもコマンドを蓄積させるマニュアルキューイングモードに切替えることにより、ホストコンピュータ2への割込みが抑制されてデータ転送性能が向上する。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るストレージシステムを示す。本実施の形態は、第1の実施の形態のコマンド総数検出部31をコマンド総転送量検出部35に置き換えたものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
コマンド総転送量検出部35は、コマンド格納キュー30から信号101aが到来する毎にデータ転送量を加算し、コマンド格納キュー30から信号101bが到来する毎にデータ転送量を減算することにより、コマンド格納キュー30に格納されたデータ転送コマンドの総データ転送量が所定値(例えば、2キロバイト)を超えると、信号110を出力する。本実施の形態の動作は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
第2の実施の形態によれば、コマンド格納キュー30に蓄積されたデータ転送コマンドの総データ転送量が所定値を超えるまではコマンド格納キュー30にデータ転送コマンドが蓄積されるので、ホストコンピュータ2への割込み回数が減り、データ転送性能が向上する。また、ストレージ装置4の応答性が高いためにコマンドの蓄積よりもコマンドが実行される頻度が高くなった場合には、第1の実施の形態と同様に、マニュアルキューイングモードに切替えることにより、ホストコンピュータ2への割込みが抑制されてデータ転送性能が向上する。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態に係るストレージシステムを示す。第1の実施の形態のコマンド頻度算出部33は、ストレージ装置4に対してデータ転送コマンドが実行された頻度を計測したが、本実施の形態は、ホストコンピュータ2からコマンド格納キュー30に転送されるデータ転送コマンド100の頻度を計測したものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。この構成によっても第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
[第4の実施の形態]
図6は、本発明の第4の実施の形態に係るストレージシステムを示す。本実施の形態は、図1に示すコマンドキューイング制御装置3をプログラムによって実現したものである。
このストレージシステム1は、ホストコンピュータ2と、ストレージ装置4とを有して構成されている。
ホストコンピュータ2は、文書作成プログラム等のアプリケーションプログラム20、オペレーションシステム(OS)21、OS21に組み込まれたファイルシステム210、及びストレージ装置4を制御するデバイスドライバ22等のプログラムを有する。これらのアプリケーションプログラム20、OS21、ファイルシステム210及びデバイスドライバ22等のプログラムは、例えば、HDD(ハードディスク)等に格納されており、図示しないCPUによって実行される。なお、デバイスドライバ22等のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体からホストコンピュータ2内に取り込んでもよく、インターネット等のネットワークを介してホストコンピュータ2内に取り込んでもよい。
デバイスドライバ22は、第1の実施の形態の、コマンド格納キュー30、コマンド総数検出部31、タイマー部32、コマンド頻度算出部33及びキューイング制御部34にそれぞれ対応した機能を有する、コマンド格納キュー手段220、コマンド総数検出手段221、タイマー手段222、コマンド頻度算出手段223及びキューイング制御手段224を備える。
この構成によっても第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、第2、第3の実施の形態のコマンドキューイング制御装置3をプログラムによって実現してもよい。また、デバイスドライバの一部を特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific IC)等のハードウェアによって実現してもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態に対応する実施例1について説明する。コマンド総数検出部31が信号105を出力する基準となる、データ転送コマンドの総数の所定値を512バイトとする。タイマー部32が信号106を出力する基準となる、キューイングモードの継続時間の所定値を10msとする。コマンド頻度算出部33が信号107を出力する基準となる頻度を100μsとする。以上の条件の下で、CPUとしてXeon(3.6GHz)を2個搭載したサーバにより、ストレージ装置上で大きさ1キロバイトのファイルを1万個コピーするのに必要な時間を計測したところ、オートキューイングモードの場合は、約150秒要した。一方、本第1の実施の形態の方式では約10秒要しただけであった。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々な変形が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で任意に組み合わせることができる。
キューイング制御部は、ストレージ装置から割込信号を受信した場合、コマンド格納キューに未実行のデータ転送コマンドが蓄積されているかを確認し、蓄積されていたら、そのデータ転送コマンドを実行させるようにしてもよい。構成によってはコマンド格納キューに未実行のデータ転送コマンドが残ってしまう場合もあるが、このような場合でも、未実行のデータ転送コマンドを確実に実行することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るストレージシステムを示すブロック図である。 図2は、コマンド頻度算出部による頻度の算出例を説明するための図である。 図3(a)は、モードの遷移状態を示す図、図3(b)は、モード遷移の条件を示す図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係るストレージシステムを示すブロック図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係るストレージシステムを示すブロック図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態に係るストレージシステムを示すブロック図である。
符号の説明
1 ストレージシステム
2 ホストコンピュータ
3 コマンドキューイング制御装置
4 ストレージ装置
5,6 SCSIバス
20 アプリケーションプログラム
22 デバイスドライバ
30 コマンド格納キュー
31 コマンド総数検出部
32 タイマー部
33 コマンド頻度算出部
34 キューイング制御部
35 コマンド総転送量検出部
100 データ転送コマンド
101a,101b 信号
102〜107 信号
108 データ転送コマンド
110 信号
210 ファイルシステム
220 コマンド格納キュー手段
221 コマンド総数検出手段
222 タイマー手段
223 コマンド頻度算出手段
224 キューイング制御手段

Claims (8)

  1. 上位装置からストレージ装置へ送出されるデータ転送コマンドを蓄積するとともに、2つのモードで動作可能なコマンド格納キューと、
    前記コマンド格納キューが動作する前記モードの継続時間を計測し、前記継続時間が第1の所定値を超えたとき、第1の信号を出力する第1の計測部と、
    前記データ転送コマンドが送出される頻度を計測し、前記頻度が第2の所定値を超えたとき、第2の信号を出力する第2の計測部と、
    前記第1及び第2の信号の出力の有無に応じて前記コマンド格納キューに対して前記モードの切替制御を行うキューイング制御部とを備えたコマンドキューイング制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の計測部からの前記第1の信号を受信し、かつ前記第2の計測部からの前記第2の信号を受信した場合は、前記コマンド格納キューに対して第1のキューイングモードを指示し、前記第1の計測部からの前記第1の信号を受信し、かつ前記第2の計測部からの前記第2の信号を受信しなかった場合は、前記コマンド格納キューに対して第2のキューイングモードを指示し、それ以外の場合は同じキューイングモードを継続するように前記コマンド格納キューに対して指示する請求項1に記載のコマンドキューイング制御装置。
  3. 前記コマンド格納キューは、前記第1のキューイングモードにおいては、前記ストレージ装置がビジーでなくても、所定の条件を満たせば前記データ転送コマンドを蓄積し、
    前記第2のキューイングモードにおいては、前記ストレージ装置がビジーである場合のみ前記データ転送コマンドを蓄積する請求項2に記載のコマンドキューイング制御装置。
  4. 前記所定の条件は、前記コマンド格納キューに格納された前記データ転送コマンドの総数が所定値未満であり、かつ最後に前記データ転送コマンド実行後の経過時間が所定値未満である請求項3に記載のコマンドキューイング制御装置。
  5. 前記所定の条件は、前記コマンド格納キューに格納された前記データ転送コマンドの総転送サイズが所定値未満であり、かつ最後に前記データ転送コマンド実行後の経過時間が所定値未満である請求項3に記載のコマンドキューイング制御装置。
  6. 前記キューイング制御部は、
    前記ストレージ装置から割込信号を受信した場合、前記コマンド格納キューに未実行のデータ転送コマンドが蓄積されているかを確認し、蓄積されていたら、そのデータ転送コマンドを実行させる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコマンドキューイング制御装置。
  7. 上位装置からストレージ装置へ送出されるデータ転送コマンドを蓄積するとともに、2つのモードで動作可能なコマンド格納キュー手段と、
    前記コマンド格納キュー手段が動作する前記モードの継続時間を計測し、前記継続時間が第1の所定値を超えたとき、第1の信号を出力する第1の計測手段と、
    前記データ転送コマンドが送出される頻度を計測し、前記頻度が第2の所定値を超えたとき、第2の信号を出力する第2の計測手段と、
    前記第1及び第2の信号の出力の有無に応じて前記コマンド格納キューに対して前記モードの切替制御を行うコマンドキューイング制御手段の機能をコンピュータに実行させるためのコマンドキューイングプログラム。
  8. データ転送コマンドを送出する上位装置と、
    ストレージ装置と、
    前記上位装置から前記ストレージ装置へ送出される前記データ転送コマンドを蓄積するとともに、2つのモードで動作可能なコマンド格納キューと、前記コマンド格納キューが動作する前記モードの継続時間を計測し、前記継続時間が第1の所定値を超えたとき、第1の信号を出力する第1の計測部と、前記データ転送コマンドが送出される頻度を計測し、前記頻度が第2の所定値を超えたとき、第2の信号を出力する第2の計測部と、前記第1及び第2の信号の出力の有無に応じて前記コマンド格納キューに対して前記モードの切替制御を行う制御部とを有するコマンドキューイング制御装置とを備えたストレージシステム。
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