JP4865050B2 - 生分解性容器の製造方法 - Google Patents
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Description
そのような中、植物由来のバイオマスを原料とした生分解性の容器が注目されている。植物由来のバイオマスは大気中の二酸化炭素を吸収して成長しているため、廃棄後の生分解や焼却の際に二酸化炭素が排出されても、それは原料のバイオマスに吸収されていた二酸化炭素が再び大気中に排出されたこととなり、製造から廃棄までをトータルでみると大気中の二酸化炭素を増加させることにはならない。このような性質はカーボンニュートラルと呼ばれ、環境問題を考えるうえで重要なキーワードとなっている。
つまり、生分解性材料を生分解性フィルムと共に発泡成形するので、発泡基材層の形成と同時にその表面を生分解性フィルムで被覆でき、生産性よく生分解性容器を製造できる。
容器全体のカーボンニュートラルを達成するためには、発泡基材層の表面を被覆する生分解性フィルムについても植物由来のバイオマスからなるものを用いる必要がある。
ポリ乳酸は、植物由来の生分解性プラスチックとして注目されているが、石油由来の生分解性プラスチックに比べると耐熱性が低く、2軸延伸し耐熱性を高めたフィルムでも150℃程度で溶融してしまうため、生分解性材料の発泡成形と同時に表面を被覆する上述のような製造方法には適用し難いという問題があった。
また、特許文献2では、雄型と雌型を嵌合させて澱粉生地を発泡・焼成する際に雌型に形成された蒸気抜き孔から真空吸引するとしているが、澱粉生地を発泡させて焼成する際に蒸気抜き孔から真空吸引すれば澱粉生地が蒸気抜き孔に吸引され、蒸気抜き孔が澱粉生地で閉塞され蒸気抜き自体ができなくなる。
しかし、これらの方法は生産性が悪く、フィルムを発泡基材層の表面に接着する接着剤が必要となる上、製造にもより多くのエネルギーを必要とする。製造された生分解性容器がカーボンニュートラルを達成できるものであっても、その製造に従来のものよりも多くのエネルギーを必要とするようでは、本当の意味での二酸化炭素削減にはつながらない。
これによりカーボンニュートラルを達成できる生分解性容器を生産性よく製造することが可能となる。また、生分解性フィルムを発泡基材層の表面に接着する接着剤も不要となり、容器全体のカーボンニュートラルを達成するうえでより好ましいものとなる。
さらに、製造された生分解性容器は表面が生分解性フィルムで被覆されているため耐水性に優れ、また生分解性容器の骨格となる部分が発泡基材層で形成されているため軽量かつ高強度であり、断熱性と保温性にも優れる。
生分解性フィルムの厚みは特に限定されるものではないが、例えば、約20〜100μm程度とすることができる。約20μmよりも薄くなるとフィルムの機械的強度が不足し、延伸させる際に破れ易くなり歩留まりが低下する。一方、約100μmよりも厚くなると、機械的強度は十分に得られるものの延伸させ難くなり生産性が悪くなる。また、材料コストの観点からも好ましくない。
このため、生分解性フィルムの厚みは上記の約20〜100μm程度が妥当な範囲といえる。
また、澱粉とパルプは人体に無害であるため、食品用の容器として用いられる場合の安全性にも優れる。
さらには、澱粉の優れた生分解性により廃棄後には速やかに生分解され、焼却しても二酸化炭素の排出量が少なく燃焼カロリーも低いため環境に与える負荷が小さい。
また、上記の澱粉の誘導体は、生分解性を阻害しない範囲で澱粉を修飾したものを指し、例えば、α化澱粉、架橋澱粉、変性澱粉等を挙げることができる。
さらに、上記の修飾されていない澱粉と上記の澱粉の誘導体とを混合した混合物が用いられても構わない。
なお、生分解性材料中に占める水の比率が50重量%より小さくなると、水蒸気の発生不足により生分解性材料を水蒸気発泡させるのが困難になるばかりでなく、生分解性材料の調製工程において澱粉とパルプを均一に混練することが難しくなる。
一方、生分解性材料中に占める水の比率が65重量%より大きくなると、焼成時に発泡基材層から水蒸気を抜くのに多くの時間を要し生産性が悪くなるばかりでなく、生分解性材料が柔らかくなり過ぎ取り扱いが難しくなる。
さらには、発泡基材層の厚さが必要最低限の厚さに抑えられるため、製造工程において金型内の生分解性材料に熱が均一に伝わり易くなり、さらには発泡・焼成時の水蒸気の抜けもよくなるため、発泡・焼成に要する時間が短縮される。これにより生分解性容器の生産性がより一層向上する。
金型が上記のような比較的低温に抑えられると、金型に投入された生分解性材料の温度上昇が遅く流動性が高まり難いので、雄型と雌型を嵌合させてから金型のキャビティ内に生分解性材料が満注するまでに時間がかかる。
このような生分解性材料がキャビティ内に満注していない状態ではキャビティ内の内圧が低いため高周波が印加されても全体が均一に水蒸気発泡せず、水分の蒸発が進んだ先端部分が他の部分よりも早く焼成されてしまう。
先端部分、すなわち容器のリップ部に相当する部分の焼成が底部や胴部などの他の部分よりも早く進行すると、焼成の済んだリップ部により金型の蒸気抜きが塞がれた状態となり、底部や胴部などに含まれる水分の放散経路が閉ざされ焼きむらや生焼けの発生に繋がる。
生分解性材料が金型のキャビティ内に満注することによりキャビティ内の内圧は高い状態になり、この状態で高周波を印加すると生分解性材料は均一に水蒸気発泡しキャビティ内の内圧はさらに高くなる。
この高い内圧は底部および胴部の水分をキャビティ外へ排出するように作用するため、底部および胴部の水分はリップ部へ供給され続け、リップ部は焼成の最後まで水分を含んだ状態を維持する。
このため、金型のキャビティに生分解性材料が満注してから高周波が印加されるように雄型と雌型の嵌合から所定時間経過後に高周波の印加を開始すると、底部からリップ部へ向かって順次焼成が進み全体の焼成が良好に完了する。
一方、雄型と雌型が嵌合してから高周波が印加されるまでの時間が約8.5秒より長くなると、生分解性容器の表面に凸凹の荒れが発生する。
このため、キャビティ内における生分解性材料の流動性の程度にもよるが、雄型と雌型が嵌合してから高周波が印加されるまでの時間は3〜8.5秒程度が適当な範囲となる。
しかし、生分解性材料に含まれる水分の比率を高くすると、上述のように発泡基材層から水蒸気を抜くのに要する時間が長くなったり、材料の取り扱いが難しくなるばかりでなく、焼成により得られた発泡基材層の構造が疎になり必要とする強度が得られ難くなる。
したがって、この発明による生分解性容器の製造方法において、生分解性材料の性状は非加圧状態で流動性を有さないドウ状が好適である。
しかし、生分解性材料の温度を高くし過ぎると、エッジ部分等の細部の成形ができず、完全な形状が得られ難くなる。
金型への供給前に生分解性材料の温度をある程度高めておくことはキャビティ内における流動性を高めるうえで有効であるが、高くし過ぎると上述のような弊害が生ずるため、生分解性材料の温度は55〜65℃程度、より好ましくは60〜65℃程度が好適である。
このような構成によれば、生分解性フィルムが枠体に張られた状態で供給されるので、雄型と雌型を嵌合させる際に雄型から生分解性フィルム全体に均一な力が加わり、生分解性フィルムを延伸させ易くなる。
このため、雄型と雌型と嵌合させる際に生分解性フィルムに皺や破れが発生し難くなり、浅絞りはもちろん、深絞りの容器にも対応可能となる。
なお、本明細書において、深絞りとは容器の開口縁部から底部までの高低差が50mm以上あるものを意味し、浅絞りとは同高低差が50mm未満のものを意味する。
さらには、ゆるく固定された前記1辺が枠体に対して若干移動することにより過剰な延伸力を逃がして生分解性フィルムが破れたり裂けたりすることを防止できる。
これにより、生分解性フィルムをより薄く均一に延伸させることが可能となり、従来、発泡基材層の成形と同時に被覆することが困難であった相当な深絞りの容器にも対応可能となる。場合によっては、生分解性フィルムの引張破壊伸びを超えて延伸させることも可能となる。
つまり、雄型の移動速度が約100mm/秒より遅いと、生分解性フィルムのうち雄型のエッジと当接する箇所が局部的に強い圧力を受けながら加熱され続け、延伸中に強度的な限界から破断してしまう恐れがある。
一方、雄型の移動速度が約200mm/秒より速いと、生分解性フィルムの延伸が雄型の移動速度についていけず、生分解性フィルムが破れたり裂けたりする恐れがある。
よって、上記の100〜200mm/秒程度という雄型の移動速度は、生分解性フィルムのうち雄型のエッジと当接する箇所の破断を防止でき、かつ、生分解性フィルムを無理に延伸させることもない適切な移動速度ということができる。
発泡基材層2の内側と外側の表面がそれぞれ生分解性フィルム3で被覆されることにより、生分解性容器1はその内面および外面ともに耐水性が付与されているため長期保存性に優れ、また、発泡基材層2の優れた断熱性により熱湯などを入れて使用することも可能な構成となっている。
生分解性容器1は直径R1が121mm、開口縁部1aから底部1bまでの高さH1が60mmであり、深絞りに分類される形状を有している。
また、生分解性容器1は最も厚い部分の厚さが約2.4mm、発泡基材層2の平均水分値が約4%である。
本実施形態では、図3(a)に示されるように、成形すべき容器の形状に対応したキャビティ9(図4(c)参照)を形成するための一対の雄型4と雌型5とからなる発泡成形用の金型6が用いられる。雄型4と雌型5は図示しない電熱ヒータを内蔵しており、以下の工程においていずれも約135℃に維持される。
なお、生分解性フィルム3はそれらの対向面に予め二酸化チタンの粉末が塗布され、製造工程中にフィルム同士が密着しないように配慮されている。
また、生分解性材料7を挟んだ生分解性フィルム3は雌型5の上方に配置される前に熱風が吹き付けられて予め70〜120℃程度に予熱され、予熱後、速やかに雌型5の上方に配置される。
一方、生分解性フィルム3は植物由来の生分解性プラスチックであるポリ乳酸を2軸延伸してフィルム状に成形したもので、融点が約150℃、厚さが約35μmである。
この際、雄型4のエッジ4aが生分解性フィルム3に接触し、生分解性フィルム3のうちエッジ4aと接触する箇所が局部的に強い圧力を受けながら加熱され続け強度的に厳しい状態となる。
しかし、雄型4の下降速度が上記の通り約140.9mm/秒と比較的高速であるため、生分解性フィルム3とエッジ4aとの接触時間は短時間で済み、生分解性フィルム3のうちエッジ4aとの当接箇所にかかる負担を減らすことができる。
但し、雄型の下降速度が遅くなり過ぎると、生分解性フィルム3のうちエッジ4aと当接する箇所が過剰に加熱されて破断し易くなり、一方、雄型4の下降速度が速くなり過ぎると、生分解性フィルム3の延伸が雄型4の下降についていけず生分解性フィルム3の破断や裂けの原因となるので、雄型4の下降速度はこれらの要素を考慮したうえで上記範囲から適切に選択されるべきである。
具体的には、枠体8は上枠12と下枠13とから構成され、上枠12の下枠13との対向面に生分解性フィルム3を下枠13との間で挟持する挟持部12a,12b,12c,12dが生分解性フィルム3の4辺に対応して部分的に形成されている。
これにより、生分解性フィルム3は挟持部12dによって挟持される1辺が他の3辺よりもゆるく固定されている。そして、雄型4から強い延伸力を受けた際には、ゆるく固定された前記1辺が枠体8に対して僅かに移動することにより、過剰な延伸力を逃がし生分解性フィルム3の破断や裂けを防止している。
これにより、開口縁部1aから底部1bまでの高さH1(図1参照)が約60mmもある相当な深絞りにも係わらず、その内側と外側の表面をそれぞれポリ乳酸からなる生分解性フィルム3で無理なく被覆することが可能となっている。
そして、雄型4と雌型5の嵌合から約8.5秒が経過した時点で高周波発振器10から負荷電極部となる雄型4を介してキャビティ9内の生分解性材料7に高周波の印加を開始し、前記生分解性材料7を約14秒間にわたって誘電加熱する。
この際、前記高周波はキャビティ9内の生分解性材料7が約145℃の上限を超えないように印加条件が制御される。
この点について詳しく述べると、生分解性材料7を水蒸気発泡させるうえで効率的に好ましい温度は200℃程度である。しかし、上述のとおり、本実施形態で用いるポリ乳酸からなる生分解性フィルム3は融点が約150℃であるので、生分解性材料7の加熱温度の上限を145℃程度に制限しなければ生分解性フィルム3を溶融させてしまう恐れがある。
このため、生分解性材料7が供給された加熱・焼成中の金型6は生分解性材料7に多くの熱を奪われ設定温度である約135℃よりも低くなる傾向があり、焼成途上の生分解性材料7が約145℃まで加熱されてもそれは瞬間的であってむしろ金型6の温度低下を補うように作用するので、高周波の印加による生分解性材料7の誘電加熱が金型6の実質的な温度に影響を与えることはない。
なお、本実施形態では金型6の温度を約135℃としたが、金型6の温度は約120〜135℃の範囲から適切に選択できる。
つまり、生分解性材料7の流動性が高ければ、雄型4と雌型5の嵌合後、生分解性材料7がキャビティ9内に満注するまでの時間が短縮されるので、雄型4と雌型5が嵌合してから高周波の印加を開始するまでの時間を短く設定できる。
しかしながら、生分解性材料7の水分値を高めると、生分解性材料7の発泡・焼成時に水蒸気を放散させるのに多くの時間を要するばかりでなく、得られた発泡基材層2は構造が疎になり強度が低くなる。
このため、本実施形態において生分解性材料7に占める水の比率は上述の63重量%程度が適切である。
なお、インスタントラーメンカップ麺用途などの非常に強い衝撃強度や高い透湿耐性が要求される容器には、バイオマス度は若干損なわれるが、適宜量のポリビニルアルコール(PVA)を配合するのが効果的である。
雄型4と雌型5の嵌合から所定時間だけ遅らせて高周波の印加を開始することにより、高周波はキャビティ9内に生分解性材料7が満注しキャビティ9内の内圧が高まった状態で印加される。これにより、発泡基材層2のリップ部2aが他の部分よりも早く焼成される事態を防止でき、発泡基材層2を良好に焼成することができる。
蒸気抜き用の孔の大きさは、キャビティ9内の内圧が適切に維持され適切な発泡・焼成が行われるように生分解性材料7の水分値に応じて適切に設定される。
なお、本実施形態では、金型6からの加熱に加え誘電加熱を利用して生分解性材料7を水蒸気発泡させ焼成したが、金型6からの加熱だけで生分解性材料7の水蒸気発泡と焼成を行ってもよい。
これにより、容器全体で完全なカーボンニュートラルを達成できる生分解性容器1を生産性よく製造することができる。
この発明の実施形態に係る生分解性容器の製造方法の比較例について説明する。
ここで説明する比較例は、雄型4の下降速度を変更し、雄型4の下降速度が生分解性フィルム3の延伸にどのような影響を与えるか比較したものである。
比較例では雄型4の下降速度を実施形態の約140.9mm/秒よりも大幅に遅い約20.6mm/秒とした。加熱温度や材料など製造上のその他の諸条件は上述の実施形態と同じである。
このため、実施形態における雄型4の下降速度の設定が、生分解性フィルム3の破断防止に効果的であることが確認された。
一方、本発明の実施形態のように、生分解性フィルム3の4辺のうち1辺のみ緩める方法では、20回の実施に対しフィルムの裂けが生じたのは僅か2回だけであった。
よって、生分解性フィルム3の4辺のうち、1辺のみをゆるく固定する本発明の実施形態による方法が、生分解性フィルム3の裂けや破断を防止するうえで有効であることが証明された。
2 発泡基材層
3 生分解性フィルム
4 雄型
5 雌型
6 金型
7 生分解性材料
8 枠体
9 キャビティ
10 高周波発振器
11 整合回路
12 上枠
12a,12b,12c,12d 挟持部
13 下枠
Claims (5)
- ヒータを内蔵し開口を形成する開口縁部から底部までの高低差が50mm以上の深絞りの形状を有する生分解性容器を製造するように構成された嵌合可能な一対の雄型と雌型からなる発泡成形用の金型を用い、枠体に張られた方形の2枚の生分解性フィルムの間に加熱により水蒸気発泡する生分解性材料を挟んだ状態で該生分解性フィルムを雌型の上方に配置し、雄型で前記生分解性フィルムを延伸しながら雄型と雌型を嵌合させ、金型内で生分解性材料を加熱して水蒸気発泡させることにより発泡基材層の成形と同時に前記基材層の内側と外側の表面を前記生分解性フィルムで被覆する工程を備え、前記生分解性フィルムはポリ乳酸からなり145〜150℃の融点を有し、前記枠体は前記生分解性フィルムの4辺を固定し、前記4辺のうちの1辺は他の3辺よりもゆるく固定され、前記生分解性材料は澱粉、パルプおよび水を混練した混練物からなり、金型内で生分解性材料を加熱する前記工程は金型を120〜135℃の範囲内に保ちながら前記生分解性材料を水蒸気発泡させる工程であることを特徴とする生分解性容器の製造方法。
- 金型内で生分解性材料を加熱する前記工程は、雄型および雌型の少なくとも一方を介して生分解性材料に高周波を印加して誘電加熱する工程を含む請求項1に記載の生分解性容器の製造方法。
- 前記高周波は雄型と雌型が嵌合してから所定時間が経過した後に印加される請求項2に記載の生分解性容器の製造方法。
- 前記所定時間が3〜8.5秒である請求項3に記載の生分解性容器の製造方法。
- 雄型は雌型と嵌合する際に所定の温度に加熱され100〜200mm/秒の速度で雌型に近づく請求項1〜4のいずれか1つに記載の生分解性容器の製造方法。
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