JP4864222B2 - Liquid detergent composition for hard surfaces - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬質表面用液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、硬質表面の汚れは汚染されてから洗浄するまでの時間が長びくと、基質面への付着が強くなるために洗浄が困難となる。例えば、換気扇や台所周辺の壁、ガラス、冷蔵庫等に付着した汚れ物質は、長時間放置された場合には酸化されてベタベタした変質油に変化する。また台所周辺以外にも、住まい全般にわたって手アカ、ヤニ汚れ等の洗浄困難な油性汚れ、あるいは泥等の粒子汚れが存在している。このため硬質表面用洗浄剤は、これら汚れを簡単に除去できる高い洗浄効果が求められる。
【0003】
また、硬質表面用洗浄剤組成物は、トリガー式スプレーヤー等を用いて直接汚れに吹き付け、布等で拭き取る洗浄方法に一般に用いられる。しかしながら、洗浄剤に含まれる界面活性剤やアルカリ剤が被洗浄面に残存するため、拭き取り後においても拭き跡が残り、仕上りが不充分である。このため、二度拭きするか、水で充分にすすぐ必要があり、より簡便にしかも高い洗浄効果を有する洗浄剤が求められている。
【0004】
特開平2−29498号公報には、アニオン性界面活性剤、テルペン系炭化水素溶剤及び水溶性2価金属塩を必須成分とし、洗浄性に優れ、人体に対して安全で、基質への影響が少なく、すすぎのいらない住居用液体洗浄剤組成物が開示されている。しかしながら、このものでガラス面等を洗浄した場合、仕上りという点に関してかなり改良されているものの、実用的には更に改良する必要があった。
【0005】
一方、特開平10−36896号公報、特開平11−80786号公報には、脂肪酸アルカノールアミド型界面活性剤を含有する硬表面用洗浄剤組成物が開示されている。しかしながら、これらに示される組成物は洗浄効果が今だ満足できるものではなく、しかも、貯蔵中に着色したり、匂いの劣化を引き起こすという問題がある。更に、仕上りという点に関しても更に改善が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、高い洗浄力を有し、拭き取り性に優れ、且つ、貯蔵安定性に優れる硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記一般式(1)で示される化合物〔以下、(a)成分という〕0.1〜6重量%を含有し、全界面活性剤量が0.2〜8重量%である硬質表面用液体洗浄剤組成物に関する。
【0008】
【化2】

Figure 0004864222
【0009】
〔式中、R1−CO−は炭素数8〜20のアシル基であり、R2はメチル基又はエチル基であり、R3は炭素数1〜3のアルキレン基である。〕
【0010】
【発明の実施の形態】
<(a)成分>
(a)成分の一般式(1)において、R1−CO−は、炭素数8〜18のアシル基であって、且つR1が飽和又は不飽和の炭化水素基であるものが好ましい。好ましい具体的例としてはオクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸、リノール酸、2−エチルヘキサン酸、2−オクチルウンデカン酸、イソステアリン酸、オレイン酸から誘導されるアシル基が挙げられ、特に好ましくは、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、オレイン酸から誘導されるアシル基である。また、本発明では該アシル基が単独のアルキル基又はアルケニル基を有するものであっても差し支えないが、R1−CO−に対応する脂肪酸が混合脂肪酸であることが洗浄効果、及び起泡力の点から好適である。好ましい混合脂肪酸組成は脂肪酸中の重量%として以下の組成が好適である。なお、これ以外の脂肪酸を含有しても差し支えないが、下記に示した脂肪酸の合計重量が100重量%となるように調製されることが貯蔵安定性の点から望ましい。
【0011】
カプリル酸;1〜10重量%、好ましくは3〜6重量%
カプリン酸;1〜12重量%、好ましくは3〜7重量%
ラウリン酸;44〜60重量%、好ましくは44〜55重量%
ミリスチン酸;10〜22重量%、好ましくは10〜17重量%
パルミチン酸;4〜10重量%、好ましくは6〜10重量%
ステアリン酸;0〜10重量%、好ましくは1〜7重量%
オレイン酸;0〜17重量%、好ましくは1〜17重量%。
【0012】
また、一般式(1)においてR2は、メチル基又はエチル基であり、洗浄効果、起泡性、及び貯蔵安定性の点から好ましくはメチル基である。更にR3は炭素数1〜3のアルキレン基又はアルケニレン基であり、洗浄効果の点から好ましくは炭素数2もしくは3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基である。
【0013】
一般式(1)の化合物の好ましい具体的例としてN−エタノール−N−メチルオクタン酸アミド、N−エタノール−N−メチルデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチルドデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチルテトラデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチルヘキサデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチルオクタデカン酸アミド、N−イソプロパノール−N−エチルドデカン酸アミド、N−エチル−N−イソプロパノールオレイン酸アミド、N−エチル−N−イソプロパノールイソステアリン酸アミド、N−エタノール−N−メチルヤシ脂肪酸アミド、N−エタノール−N−メチルパーム核油脂肪酸アミドを挙げることができる。
【0014】
<界面活性剤>
本発明では上記(a)成分以外の界面活性剤を含有する。好ましい界面活性剤としては陰イオン界面活性剤、一般式(1)の化合物以外の非イオン界面活性剤、両性界面活性剤又は陽イオン界面活性剤から選ばれる化合物が望ましい。
【0015】
陰イオン界面活性剤(以下(b)成分という)としては炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有する、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩又はα−スルホ脂肪酸低級アルキルエステル塩、飽和又は不飽和の脂肪酸塩から選ばれる化合物が好ましい。
【0016】
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、洗剤用界面活性剤市場に一般に流通しているものの中で、アルキル鎖の炭素数が8〜16のものであればいずれも用いることができ、例えば花王(株)製のネオペレックスF25、Shell社製のDobs102等を用いることができる。また、工業的には、洗剤用原料として広く流通しているアルキルベンゼンをクロルスルホン酸、亜硫酸ガス等の酸化剤を用いてスルホン化して得ることもできる。アルキル基の炭素数は8〜14が好ましい。また、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は、炭素数8〜18、好ましくは8〜16の直鎖もしくは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールに、エチレンオキサイド(以下、EOと表記する)を1分子当たり平均0.5〜5モル付加させ、これを例えば特開平9−137188号記載の方法を用いて硫酸化して得ることができる。アルキル硫酸エステル塩は、炭素数10〜16、好ましくは10〜14の直鎖もしくは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールをSO3又はクロルスルホン酸でスルホン化し、中和して得ることができる。α−オレフィンスルホン酸塩は、炭素数8〜18のα−アルケンをSO3でスルホン化し、水和/中和を経て合成することができ、炭化水素基中にヒドロキシ基が存在する化合物と不飽和結合が存在する化合物の混合物である。また、α−スルホ脂肪酸低級アルキルエステル塩としてはアルキル基の炭素数は10〜16が好ましく、メチルエステル又はエチルエステルが洗浄効果の点から好ましい。飽和又は不飽和の脂肪酸塩としてはオクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸、リノール酸、2−エチルヘキサン酸、2−オクチルウンデカン酸、イソステアリン酸、オレイン酸の塩を挙げることができ、やし油、パーム油、パーム核油、牛脂から誘導される混合脂肪酸の塩を用いることも好適である。また、本発明では炭素数8〜14のアルケニルコハク酸あるいはその塩を用いることが洗浄効果及び仕上がり性の点から好ましい。
【0017】
本発明では、皮膚刺激性、及び洗浄効果の点からアルキル基の炭素数が8〜14、EO平均付加モル数1〜3のポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩が特に良好である。
【0018】
塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルカノールアミン塩、アンモニウム塩が好適であり、洗浄効果の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。また、本発明の組成物は、上記陰イオン界面活性剤を0.1〜5重量%、更に0.1〜3重量%含有することが洗浄効果及び拭き取り性の点から好ましい。
【0019】
本発明で用いる非イオン界面活性剤(以下(c)成分という)として好ましいものは下記一般式(2)〜一般式(5)の化合物を挙げることができる。
【0020】
4−O(EO)nH (2)
〔式中、R4は炭素数10〜20、好ましくは10〜18の一級の直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基又は二級のアルキル基である。EOはエチレンオキサイドであり、nは平均付加モル数として5〜20である。〕
5−O[(EO)p/(PO)q]H (3)
〔式中、R5は炭素数10〜20、好ましくは10〜18の一級のアルキル基である。EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイドを示す。pは平均付加モル数として5〜15、qは平均付加モル数として1〜5である。EOとPOはランダム付加又はEOを付加した後、POを付加してもよく、またその逆のようなブロック付加体でもよい。〕
6−(OR7)xy (4)
〔式中、R6は直鎖の炭素数8〜16、好ましくは8〜14のアルキル基、R7は炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基、xは平均値0〜6の数、yは平均値1〜10の数を示す。〕
8−CON(R9)(R10) (5)
〔式中、R8は直鎖の炭素数8〜16、好ましくは8〜14のアルキル基、R9は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R10は3〜6個のヒドロキシ基を有する炭素数5〜7の炭化水素基である。〕。
【0021】
一般式(2)又は一般式(3)の化合物は通常市販されているものを使用してもよく、また周知の方法で合成されたもしくは天然油脂から誘導されたR4又はR5のアルキル基を有するアルコールにEO及び/又はプロピレンオキシドを公知の方法で付加することによって製造することができる。
【0022】
一般式(4)の化合物において、Gは還元糖に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく中でもグルコースが最も好ましい。
【0023】
一般式(4)の化合物は、上記還元糖とR6−(OR7)x−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
【0024】
一般式(5)の化合物において、R10は−CH2−(CHOH)m−CH2OH、−CH(CH2OH)−(CHOH)m-1−CH2OH(式中、mは3〜5の整数である)から選ばれる化合物が好ましい。これらの中でも特にmが4の化合物が好ましく、特に−CH2−(CHOH)4−CH2OHが最も好ましい。一般式(5)の化合物は、例えば還元糖を通常の方法でアミノ化した化合物と、R8−COOHで示される脂肪酸とのアミド化反応で容易に合成することができる。好適な還元糖としては、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、およびキシロースが挙げられ、特にグルコースが洗浄効果の点から好ましい。
【0025】
本発明では上記非イオン界面活性剤の中でも、特に一般式(4)の化合物及び一般式(5)の化合物から選ばれる1種以上を含有することが洗浄効果及び基剤損傷性の点から好ましい。
【0026】
本発明の組成物は、上記非イオン界面活性剤を0.001〜3重量%、更に0.005〜2重量%含有することが洗浄効果及び拭き取り性の点から好適である。
【0027】
本発明で用いる両性界面活性剤(以下(d)成分という)としては、下記一般式(6)の化合物又は一般式(7)の化合物から選ばれる1種以上が好適である。
【0028】
【化3】
Figure 0004864222
【0029】
〔式中、R11は炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R13、R14は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。R12は炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Aは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−及び−O−から選ばれる基であり、aは0又は1の数である。〕
【0030】
【化4】
Figure 0004864222
【0031】
〔式中、R15は炭素数9〜23、好ましくは9〜17、特に好ましくは9〜15のアルキル基又はアルケニル基であり、R16は炭素数1〜6、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、bは0又は1の数である。R17、R18は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R19はヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。Dは−COO-、−SO3 -及び−OSO3 -から選ばれる基である。〕。
【0032】
本発明の組成物は、上記両性界面活性剤を0.1〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量%含有することが洗浄効果及び拭き取り性の点から好ましい。
【0033】
本発明で用いる陽イオン界面活性剤(以下(e)成分という)は下記一般式(8)の化合物が好適である。
【0034】
【化5】
Figure 0004864222
【0035】
〔式中、R20は炭素数5〜19、好ましくは7〜15、特に好ましくは8〜12のアルキル基又はアルケニル基であり、R22、R23は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基、好ましくはメチル基、エチル基又はベンジル基である。R24は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR20−(F−R21)c−である。Fは−COO−、OCO−、−CONH−、−NHCO−、
【0036】
【化6】
Figure 0004864222
【0037】
である。R21は炭素数1〜6、好ましくは2もしくは3のアルキレン基又は−(O−R25)d−である。ここでR25はエチレン基もしくはプロピレン基であり、dは1〜10の数である。更にcは0又は1の数であり、Z-は陰イオン、好ましくはクロルイオン、硫酸イオン、リン酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオンである。〕。
【0038】
本発明の組成物は、このような陽イオン界面活性剤を0.001〜3重量%、好ましくは0.001〜2重量%含有することが洗浄効果の点から好ましい。
【0039】
本発明の組成物は、上記(b)成分〜(e)成分をすべて含有してもよく、また、被洗浄対象物の種類や汚れの種類に応じてこれら成分から選ばれる化合物を組み合せて用いても差し支えないが、特に(c)成分である非イオン界面活性剤及び/又は(e)成分である陽イオン界面活性剤を含有することが洗浄効果の点から良好である。また、(a)成分及び(b)成分〜(e)成分の合計、すなわち界面活性剤の合計を0.2〜8重量%、好ましくは0.2〜7重量%にすることが、拭き筋を残さず優れた仕上がりを得るために重要である。また、界面活性剤中の(a)成分の比率は5〜70重量%、更に5〜50重量%が洗浄効果、仕上がり性及び貯蔵安定性の点から良好である。
【0040】
本発明の組成物は、下記一般式(9)で表される化合物を含有することが好ましい。
【0041】
【化7】
Figure 0004864222
【0042】
〔式中、EはR29−CO−又は水素原子、好ましくはR29−CO−であり、R29は炭素数9〜19、好ましくは9〜15のアルキル基又はアルケニル基である。R26は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基、特にメチル基である。R27は炭素数1〜6、好ましくは2又は3のアルキレン基である。R28は炭素数9〜19、好ましくは9〜15のアルキル基又はアルケニル基である。〕。
【0043】
一般式(9)の化合物は、例えばHN(R26)(R27−OH)で示されるアルカノールアミンと、R28−COOHとの脱水縮合反応又はR28−COOR(Rは炭素数1〜3のアルキル基)とのエステル交換反応又はR28−COClとのアシル化反応で容易に合成することができる。
【0044】
一般式(9)で表される化合物は、前記一般式(4)の化合物と併用することが洗浄効果の点から良好である。また、一般式(9)の化合物を、一般式(9)の化合物/一般式(1)の化合物が重量比で1/100〜1/1、好ましくは2/100〜1/5、特に好ましくは2/100〜1/10の比率で含有することが洗浄効果及び起泡性の点から良好である。
【0045】
本発明の組成物は、アルカリ剤を含有することが洗浄力の点から好ましい。アルカリ剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び下記一般式(10)〜一般式(13)のアミン化合物が好適である。
【0046】
【化8】
Figure 0004864222
【0047】
〔式中、R30、R31、R32、R33、R34、R36、R37、R38、R39、R42、R43、R44、R45は、それぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、R35、R40、R41は、それぞれヒドロキシ基で置換していても良い炭素数1〜6のアルキレン基を示す。〕。
【0048】
一般式(10)で表わされる化合物としては、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルプロパノール等が挙げられる。一般式(11)で表わされる化合物としては、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン等が挙げられる。一般式(12)で表わされる化合物としては、ジエチレントリアミン等が挙げられる。また、一般式(13)で表わされる化合物としては、モルホリン、N−エチルモルホリン等が挙げられる。本発明で用いるアルカリ剤は拭きすじを残さず優れた仕上がり性を得るために一般式(10)の化合物及び一般式(13)の化合物から選ばれる化合物が好ましく、特にモノエタノールアミン及びモルホリンが良好である。本発明の組成物はアルカリ剤を0.05〜10重量%、特に0.1〜8重量%含有することが洗浄効果の点から好適である。
【0049】
本発明では洗浄効果を向上させる目的で溶剤を配合することが好ましい。溶剤としては(i)炭素数2〜5の1価アルコール、(ii)炭素数2〜12の多価アルコール、(iii)下記の一般式(14)で表される化合物、(iv)下記の一般式(15)で表される化合物、(v)下記の一般式(16)で表される化合物、(vi)エチレングルコール又はプロピレングリコールが挙げられる。
【0050】
【化9】
Figure 0004864222
【0051】
〔式中、R46及びR47は、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジル基を示すが、R46及びR47の双方が水素原子となる場合を除く。sは0〜10の数を、tは0〜10の数を示すが、s及びtの双方が0である場合を除く。R48及びR49は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。R50は炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕。
【0052】
(i)の炭素数1〜5の1価アルコールとしては、一般的にエタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級アルコールを配合することにより低温における系の安定性を更に向上させることができる。
【0053】
(ii)の炭素数2〜12の多価アルコールとしては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンが挙げられる。
【0054】
(iii)の化合物は、一般式(14)において、R46、R47がアルキル基である場合の炭素数は、それぞれ1〜4が特に好ましい。また、一般式(14)中、EO及びPOの平均付加モル数のs及びtは、それぞれ0〜10の数である(s及びtの双方が0である場合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。(iii)の化合物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソルブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールフェニルエーテルが好ましい。
【0055】
また、(iv)の化合物としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(v)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化合物が好適なものとして例示され、なかでも好ましくはR49が炭素数3〜8のアルキル基の化合物である。
【0056】
これらのなかでも洗浄効果及び貯蔵安定性の点から(i)、(ii)、(iii)、(v)の水溶性溶剤が好ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエーテル、グリセリンから選ばれる水溶性溶剤が好ましく、グリセリンが最も好ましい。
【0057】
本発明の組成物は、このような溶剤を0.1〜20重量%、更に0.5〜15重量%含有することが良好である。
【0058】
本発明の硬表面用液体洗浄剤組成物は上記成分を溶解した水溶液の形態が使い勝手及び貯蔵安定性の点から好ましく、水の含有量は粘度の点から好ましくは50〜99重量%、より好ましくは70〜99重量%、特に好ましくは75〜98重量%である。また、該組成物の20℃におけるpHを7〜12、好ましくは8〜11にすることが洗浄効果の点から好ましい。pH調整剤としては塩酸や硫酸など無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤や、上記アルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムあるいは前記一般式(10)〜一般式(13)のアミン化合物から選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。また、使い勝手の点から本発明の組成物は20℃における粘度は1〜100mm2/s、好ましくは1〜50mm2/sが良好である。ここで本発明でいう粘度は20℃の恒温槽で試料を30分間静置した後、ウベローデ粘度計を用いて測定したものである。
【0059】
本発明では貯蔵安定性を向上させる目的でハイドロトロープ剤を含有することが好ましく、具体的に好ましい化合物としては炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換したベンゼンスルホン酸又はその塩を挙げることができる。より具体的に好ましい例としては、p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、p−クメンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸であり、塩を用いる場合にはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が良好である。
【0060】
本発明の組成物には、ゲル化防止のためのポリアルキレングリコールを配合でき、その配合量は、使い勝手の良い粘度に調整する目的で、0〜1.0重量%が好ましく、より好ましくは0〜0.5重量%である。ゲル化防止としてのポリアルキレングリコールの具体例としては、ポリエチングリコールを標準としたときのゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって求められた重量平均分子量が500〜20000のポリプロピレングリコール及びポリエチレングリコールが好ましい。
【0061】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、上記成分の他、更に必要に応じて、通常の分散剤、キレート剤、香料、染料、顔料、防腐剤等を本発明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
【0062】
本発明の硬表面用液体洗浄剤組成物の使用方法としては、トリガーやエアゾール等のスプレーヤーを用いて直接対象物にスプレーする方法が好ましく、特にトリガー式スプレーが好ましい。また、本発明の組成物を対象物100〜800cm2に対して、好ましくは0.2〜2.0gの割合でスプレーすることが好ましい。スプレーした後は布、不織布、スポンジ等を用いて拭き取ることで拭きすじを残さず良好な仕上がりを得ることができる。
【0063】
【実施例】
表1に示す組成の硬質表面用洗浄剤組成物〔粘度(20℃)1〜50mm2/s〕を調製し、これを用いてその洗浄力、拭き取り性、拭き残り性、貯蔵安定性について下記方法により評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0064】
〔洗浄力〕
10cm×10cmのガラスプレート上に、手アカ汚れを強制的に付着させ、200℃にて30分間熱変性後、更に1ケ月間室温放置したものをモデル汚れとした。モデル汚れに、各組成物を市販のスプレーヤー(花王株式会社製ガラスマイペット用トリガースプレー)で1ccスプレーし、乾いたタオルで拭き取った後に、下記の評価基準にて官能評価を行なった。
◎:汚れ落ち非常に良好。
○:汚れ落ち良好。
△:汚れが落ちない箇所がある。
×:ほとんど汚れが落ちない。
【0065】
〔拭き取り性〕
家庭の窓ガラスに、各組成物を市販のスプレーヤーで3ccスプレーし、乾いたタオルで拭き取った。拭き取り時に引きずる泡の量と、その泡が消える速度を次の評価基準の如く官能評価をすることにより行なった。
○:タオルで拭いている時泡を引きずりにくい(拭いている間、すぐに泡が消える)。
△:タオルで拭いている時、やや泡を引きずる(拭いている間、すぐには泡が消えない)。
×:タオルで拭いている時、泡を引きずる(拭いている間、泡が消えない)。
【0066】
〔拭き残り性(仕上り性)〕
拭き取り性の評価を行なった後、拭き跡残り性を次の如く官能評価をすることにより行なった。
○:拭き残り跡がほとんどない。
△:やや拭き残り跡が残る。
×:拭き残り跡が残る。
【0067】
〔貯蔵安定性〕
表1の組成物を広口規格ビンPS−No.13Kに100ml入れ、ふたをして、40℃の恒温室に1ヶ月間貯蔵した。貯蔵後の組成物の液の外観を下記基準により評価した。
○:全く変化が見られない
□:やや液に着色が見られる
△:液に明らかに着色が見られる
×:液に著しく着色が見られる
【0068】
【表1】
Figure 0004864222
【0069】
(注)表中の記号は以下のものを表す。
・PKNMEA:カプリル酸(4.5重量%)、カプリン酸(5重量%)、ラウリン酸(54.5重量%)、ミリスチン酸(11.5重量%)、パルミチン酸(10重量%)、ステアリン酸(5.5重量%)、オレイン酸(9重量%)の混合脂肪酸と、N−メチルエタノールアミンとを脱水アミド化反応させて得られた、N−エタノール−N−メチルアルカン酸アミド
・LyDEA:ラウロイルジエタノールアミド
・LAS:アルキル基の炭素数が12〜15のアルキルベンゼンスルホン酸
・ES:ポリオキシエチレンココナッツアルキルエーテル硫酸アンモニウム(EO平均付加モル数2モル)
・AOS:炭素数12〜14の1−オレフィンをSO3でスルホン化し、水酸化ナトリウムで中和したα−オレフィンスルホン酸ナトリウム
・SFE:やし組成脂肪酸メチルエステルをSO3でスルホン化し、水酸化ナトリウムで中和したα−スルホ脂肪酸メチルナトリウム塩
・FA:やし組成脂肪酸
・ASA:炭素数8のアルケニル基を有するアルケニルコハク酸ナトリウム
・ノニオン1:アルキル基の組成が炭素数12/炭素数14=60/40、直鎖混合アルキルである、グルコシド平均縮合度1のアルキルグルコシド
・ノニオン2:ラウリン酸とN−メチルグルコースアミンとの脱水アミド化反応で合成したN−メチルグルコースラウリルアミド
・AO:N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・AB:N−ラウロイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン
・カチオン:オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド
・NMAE:C1123CON(CH3)C24OCOC1123(1モルのN−メチルモノエタノールアミンと2モルのラウリン酸を脱水縮合反応させて合成した化合物。未反応のアミン及び/又は脂肪酸を薄膜式蒸留機により除去した。)
・MEA:モノエタノールアミン
・MOE:N−エタノールモルホリン
・p−TS:p−トルエンスルホン酸ナトリウム
・pH:1/10N−硫酸水溶液又は1/10N−水酸化ナトリウム水溶液を用いて調整した。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid cleaning composition for hard surfaces.
[0002]
[Prior art]
In general, if the dirt on the hard surface is contaminated for a long time until it is cleaned, the adhesion to the substrate surface becomes strong, making cleaning difficult. For example, a dirt substance adhering to a ventilation fan, a wall around the kitchen, glass, a refrigerator or the like is oxidized and changed to a solid oil that is oxidized when left for a long time. In addition to kitchen surroundings, there are oily soils that are difficult to clean, such as hand dirt and dirt, and particulate soils such as mud throughout the house. For this reason, the hard surface cleaning agent is required to have a high cleaning effect capable of easily removing these stains.
[0003]
In addition, the hard surface cleaning composition is generally used in a cleaning method in which a trigger sprayer or the like is used to spray directly onto dirt and wipe it off with a cloth or the like. However, since the surfactant or alkali agent contained in the cleaning agent remains on the surface to be cleaned, the wiping trace remains even after wiping, and the finish is insufficient. For this reason, it is necessary to wipe twice or rinse thoroughly with water, and there is a demand for a cleaner that has a simpler and higher cleaning effect.
[0004]
In JP-A-2-29498, an anionic surfactant, a terpene hydrocarbon solvent and a water-soluble divalent metal salt are essential components, which are excellent in cleanability, safe for the human body, and have no effect on the substrate. There are few residential liquid cleaning compositions that do not require rinsing. However, when the glass surface or the like is washed with this material, although it is considerably improved in terms of finishing, it has been necessary to further improve practically.
[0005]
On the other hand, JP-A-10-36896 and JP-A-11-80786 disclose a hard surface cleaning composition containing a fatty acid alkanolamide type surfactant. However, the compositions shown in these publications are not yet satisfactory in cleaning effect, and have a problem that they are colored during storage and cause odor deterioration. Furthermore, further improvement is necessary in terms of finishing.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a hard surface liquid detergent composition having high detergency, excellent wiping properties, and excellent storage stability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention contains 0.1 to 6% by weight of a compound represented by the following general formula (1) [hereinafter referred to as component (a)] and has a total surfactant amount of 0.2 to 8% by weight. The present invention relates to a liquid detergent composition for surfaces.
[0008]
[Chemical formula 2]
Figure 0004864222
[0009]
[Wherein, R 1 —CO— represents an acyl group having 8 to 20 carbon atoms, R 2 represents a methyl group or an ethyl group, and R 3 represents an alkylene group having 1 to 3 carbon atoms. ]
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
<(A) component>
In the general formula (1) of the component (a), R 1 —CO— is preferably an acyl group having 8 to 18 carbon atoms, and R 1 is a saturated or unsaturated hydrocarbon group. Preferred specific examples are derived from octanoic acid, decanoic acid, dodecanoic acid, tetradecanoic acid, hexadecanoic acid, octadecanoic acid, docosanoic acid, linoleic acid, 2-ethylhexanoic acid, 2-octylundecanoic acid, isostearic acid, oleic acid. An acyl group derived from octanoic acid, decanoic acid, dodecanoic acid, tetradecanoic acid, hexadecanoic acid, octadecanoic acid and oleic acid is particularly preferred. In the present invention, the acyl group may have a single alkyl group or alkenyl group, but the fatty acid corresponding to R 1 —CO— is a mixed fatty acid, and the cleaning effect and foaming power From the point of view, it is preferable. A preferable mixed fatty acid composition is preferably the following composition in terms of% by weight in the fatty acid. In addition, although it does not interfere even if it contains other fatty acids, it is desirable from the point of storage stability that it prepares so that the total weight of the fatty acid shown below may be 100 weight%.
[0011]
Caprylic acid; 1 to 10% by weight, preferably 3 to 6% by weight
Capric acid; 1-12% by weight, preferably 3-7% by weight
Lauric acid; 44-60% by weight, preferably 44-55% by weight
Myristic acid; 10-22% by weight, preferably 10-17% by weight
Palmitic acid; 4-10% by weight, preferably 6-10% by weight
Stearic acid; 0-10% by weight, preferably 1-7% by weight
Oleic acid; 0 to 17% by weight, preferably 1 to 17% by weight.
[0012]
In the general formula (1), R 2 is a methyl group or an ethyl group, and is preferably a methyl group from the viewpoints of cleaning effect, foaming property, and storage stability. R 3 is an alkylene group having 1 to 3 carbon atoms or an alkenylene group, and is preferably a linear or branched alkylene group having 2 or 3 carbon atoms from the viewpoint of the cleaning effect.
[0013]
Preferred specific examples of the compound of the general formula (1) include N-ethanol-N-methyloctanoic acid amide, N-ethanol-N-methyldecanoic acid amide, N-ethanol-N-methyldodecanoic acid amide, N-ethanol-N. -Methyltetradecanoic acid amide, N-ethanol-N-methylhexadecanoic acid amide, N-ethanol-N-methyloctadecanoic acid amide, N-isopropanol-N-ethyldodecanoic acid amide, N-ethyl-N-isopropanol oleic acid amide, Mention may be made of N-ethyl-N-isopropanol isostearic acid amide, N-ethanol-N-methyl coconut fatty acid amide, N-ethanol-N-methyl palm kernel fatty acid amide.
[0014]
<Surfactant>
In this invention, surfactant other than the said (a) component is contained. As a preferable surfactant, a compound selected from an anionic surfactant, a nonionic surfactant other than the compound of the general formula (1), an amphoteric surfactant, or a cationic surfactant is desirable.
[0015]
As an anionic surfactant (hereinafter referred to as component (b)), an alkylbenzene sulfonate, polyoxyalkylene alkyl ether sulfate, alkyl sulfate, α- having an alkyl group or alkenyl group having 8 to 18 carbon atoms, α- Preference is given to compounds selected from olefin sulfonates, α-sulfo fatty acid salts or α-sulfo fatty acid lower alkyl ester salts, saturated or unsaturated fatty acid salts.
[0016]
Any alkylbenzene sulfonate can be used as long as the alkyl chain has 8 to 16 carbon atoms in the detergent surfactant market, for example, manufactured by Kao Corporation. Neoperex F25, Dobs 102 manufactured by Shell, etc. can be used. Industrially, alkylbenzene widely distributed as a detergent raw material can be obtained by sulfonation using an oxidizing agent such as chlorosulfonic acid or sulfurous acid gas. The alkyl group preferably has 8 to 14 carbon atoms. Further, the polyoxyalkylene alkyl ether sulfate ester salt is an ethylene oxide (hereinafter referred to as EO) in a linear or branched primary alcohol or linear secondary alcohol having 8 to 18 carbon atoms, preferably 8 to 16 carbon atoms. Can be obtained by adding 0.5 to 5 moles per molecule on average and sulfating it using, for example, the method described in JP-A-9-137188. The alkyl sulfate ester salt is obtained by sulfonating a linear or branched primary alcohol or linear secondary alcohol having 10 to 16 carbon atoms, preferably 10 to 14 with SO 3 or chlorosulfonic acid, and neutralizing it. it can. The α-olefin sulfonate can be synthesized by sulfonating an α-alkene having 8 to 18 carbon atoms with SO 3 and hydrating / neutralizing, and it can be synthesized with a compound having a hydroxy group in a hydrocarbon group. A mixture of compounds in which a saturated bond is present. In addition, as the α-sulfo fatty acid lower alkyl ester salt, the alkyl group preferably has 10 to 16 carbon atoms, and methyl ester or ethyl ester is preferable from the viewpoint of washing effect. Saturated or unsaturated fatty acid salts include octanoic acid, decanoic acid, dodecanoic acid, tetradecanoic acid, hexadecanoic acid, octadecanoic acid, docosanoic acid, linoleic acid, 2-ethylhexanoic acid, 2-octylundecanoic acid, isostearic acid, oleic acid It is also preferable to use a salt of a mixed fatty acid derived from palm oil, palm oil, palm kernel oil, and beef tallow. In the present invention, alkenyl succinic acid having 8 to 14 carbon atoms or a salt thereof is preferably used from the viewpoint of cleaning effect and finish.
[0017]
In the present invention, polyoxyethylene alkyl sulfates having 8 to 14 carbon atoms in the alkyl group and 1 to 3 EO average addition moles are particularly preferable from the viewpoint of skin irritation and cleaning effect.
[0018]
As the salt, sodium salt, potassium salt, magnesium salt, calcium salt, alkanolamine salt, and ammonium salt are preferable, and sodium salt, potassium salt, and magnesium salt are preferable from the viewpoint of cleaning effect. The composition of the present invention preferably contains 0.1 to 5% by weight, more preferably 0.1 to 3% by weight of the anionic surfactant, from the viewpoint of cleaning effect and wiping property.
[0019]
Preferred examples of the nonionic surfactant (hereinafter referred to as component (c)) used in the present invention include compounds represented by the following general formulas (2) to (5).
[0020]
R 4 —O (EO) n H (2)
[Wherein, R 4 is a primary linear alkyl group, branched alkyl group or secondary alkyl group having 10 to 20 carbon atoms, preferably 10 to 18 carbon atoms. EO is ethylene oxide, and n is 5 to 20 as an average added mole number. ]
R 5 —O [(EO) p / (PO) q ] H (3)
[Wherein, R 5 is a primary alkyl group having 10 to 20 carbon atoms, preferably 10 to 18 carbon atoms. EO represents ethylene oxide and PO represents propylene oxide. p is 5 to 15 as an average added mole number, and q is 1 to 5 as an average added mole number. EO and PO may be random addition or EO addition followed by PO addition and vice versa. ]
R 6 − (OR 7 ) x G y (4)
[Wherein R 6 is a linear alkyl group having 8 to 16, preferably 8 to 14 carbon atoms, R 7 is an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms, and G is derived from a reducing sugar having 5 or 6 carbon atoms. Residue, x is a number having an average value of 0-6, and y is a number having an average value of 1-10. ]
R 8 -CON (R 9) ( R 10) (5)
[Wherein, R 8 is a linear alkyl group having 8 to 16 carbon atoms, preferably 8 to 14 carbon atoms, and R 9 is an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms or a hydroxyalkyl group. R 10 is a hydrocarbon group having 5 to 7 carbon atoms having 3 to 6 hydroxy groups. ].
[0021]
As the compound represented by the general formula (2) or the general formula (3), a commercially available compound may be used, and an R 4 or R 5 alkyl group synthesized by a known method or derived from natural fats and oils. It can manufacture by adding EO and / or propylene oxide by the well-known method to the alcohol which has this.
[0022]
In the compound of the general formula (4), G is a residue derived from a reducing sugar, and the starting reducing sugar may be either aldose or ketose, and a triose having 3 to 6 carbon atoms. , Tetrose, pentose, hexose. Specific examples of aldose include apiose, arabinose, galactose, glucose, lyxose, mannose, galose, aldose, idose, talose, and xylose. Examples of ketose include fructose. In the present invention, among these, aldopentose or aldohexose having 5 or 6 carbon atoms is particularly preferred, and glucose is most preferred.
[0023]
The compound of the general formula (4) can be easily synthesized by acetalizing or ketalizing the above reducing sugar and R 6 — (OR 7 ) x —OH using an acid catalyst. In the case of an acetalization reaction, a hemiacetal structure or a normal acetal structure may be used.
[0024]
In the compound of the general formula (5), R 10 is —CH 2 — (CHOH) m —CH 2 OH, —CH (CH 2 OH) — (CHOH) m−1 —CH 2 OH (where m is 3 A compound selected from (which is an integer of ˜5) is preferable. Among these, a compound in which m is 4 is particularly preferable, and —CH 2 — (CHOH) 4 —CH 2 OH is most preferable. The compound of the general formula (5) can be easily synthesized, for example, by an amidation reaction between a compound obtained by aminating a reducing sugar by a usual method and a fatty acid represented by R 8 —COOH. Suitable reducing sugars include glucose, fructose, maltose, lactose, galactose, mannose, and xylose, with glucose being particularly preferred from the standpoint of cleaning effect.
[0025]
In the present invention, among the nonionic surfactants described above, it is particularly preferred from the viewpoint of cleaning effect and base damage to contain at least one selected from the compound of the general formula (4) and the compound of the general formula (5). .
[0026]
The composition of the present invention preferably contains 0.001 to 3% by weight, more preferably 0.005 to 2% by weight of the nonionic surfactant, from the viewpoint of cleaning effect and wiping property.
[0027]
As the amphoteric surfactant (hereinafter referred to as “component (d)”) used in the present invention, one or more selected from a compound of the following general formula (6) or a compound of the general formula (7) is preferable.
[0028]
[Chemical 3]
Figure 0004864222
[0029]
[Wherein R 11 is a linear alkyl group or alkenyl group having 8 to 16, preferably 10 to 16, particularly preferably 10 to 14 carbon atoms, and R 13 and R 14 are alkyl groups having 1 to 3 carbon atoms. Or it is a hydroxyalkyl group, Preferably they are a methyl group, an ethyl group, or a hydroxyethyl group. R 12 is an alkylene group having 1 to 5 carbon atoms, preferably 2 or 3 carbon atoms. A is a group selected from -COO-, -CONH-, -OCO-, -NHCO-, and -O-, and a is a number of 0 or 1. ]
[0030]
[Formula 4]
Figure 0004864222
[0031]
[Wherein R 15 is an alkyl group or alkenyl group having 9 to 23 carbon atoms, preferably 9 to 17 carbon atoms, particularly preferably 9 to 15 carbon atoms, and R 16 is an alkylene group having 1 to 6 carbon atoms, preferably 2 or 3 carbon atoms. It is a group. B is a group selected from —COO—, —CONH—, —OCO—, —NHCO—, and —O—, and b is a number of 0 or 1. R 17 and R 18 are each an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms or a hydroxyalkyl group, and R 19 is an alkylene group having 1 to 5 carbon atoms, preferably 1 to 3 carbon atoms which may be substituted with a hydroxy group. is there. D is a group selected from —COO , —SO 3 and —OSO 3 . ].
[0032]
The composition of the present invention preferably contains 0.1 to 3% by weight, preferably 0.1 to 2% by weight of the amphoteric surfactant, from the viewpoint of cleaning effect and wiping property.
[0033]
The cationic surfactant (hereinafter referred to as component (e)) used in the present invention is preferably a compound of the following general formula (8).
[0034]
[Chemical formula 5]
Figure 0004864222
[0035]
[Wherein, R 20 represents an alkyl group or alkenyl group having 5 to 19, preferably 7 to 15 and particularly preferably 8 to 12 carbon atoms, and R 22 and R 23 are each an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms. Alternatively, it is a hydroxyalkyl group or a benzyl group, preferably a methyl group, an ethyl group or a benzyl group. R 24 is an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms or a hydroxyalkyl group, or R 20 — (F—R 21 ) c —. F is -COO-, OCO-, -CONH-, -NHCO-,
[0036]
[Chemical 6]
Figure 0004864222
[0037]
It is. R 21 is an alkylene group having 1 to 6 carbon atoms, preferably 2 or 3, or — (O—R 25 ) d —. Here, R 25 is an ethylene group or a propylene group, and d is a number from 1 to 10. Further, c is a number of 0 or 1, and Z is an anion, preferably a chloro ion, a sulfate ion, a phosphate ion, an alkyl sulfate ester ion having 1 to 3 carbon atoms, or a fatty acid ion having 1 to 12 carbon atoms. . ].
[0038]
The composition of the present invention contains such a cationic surfactant in an amount of 0.001 to 3% by weight, preferably 0.001 to 2% by weight, from the viewpoint of cleaning effect.
[0039]
The composition of the present invention may contain all of the above components (b) to (e), and is used in combination with compounds selected from these components depending on the type of object to be cleaned and the type of dirt. However, it is particularly preferable from the viewpoint of the cleaning effect to contain a nonionic surfactant as component (c) and / or a cationic surfactant as component (e). Further, the total amount of the component (a) and the component (b) to the component (e), that is, the total amount of the surfactant is 0.2 to 8% by weight, preferably 0.2 to 7% by weight. It is important to get an excellent finish without leaving any. Further, the ratio of the component (a) in the surfactant is 5 to 70% by weight, and more preferably 5 to 50% by weight from the viewpoints of the cleaning effect, the finish and the storage stability.
[0040]
The composition of the present invention preferably contains a compound represented by the following general formula (9).
[0041]
[Chemical 7]
Figure 0004864222
[0042]
[In the formula, E represents R 29 —CO— or a hydrogen atom, preferably R 29 —CO—, and R 29 represents an alkyl or alkenyl group having 9 to 19 carbon atoms, preferably 9 to 15 carbon atoms. R 26 is an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms or a hydroxyalkyl group, preferably a methyl group, an ethyl group, a hydroxyethyl group, particularly a methyl group. R 27 is an alkylene group having 1 to 6 carbon atoms, preferably 2 or 3 carbon atoms. R 28 is an alkyl or alkenyl group having 9 to 19 carbon atoms, preferably 9 to 15 carbon atoms. ].
[0043]
The compound of the general formula (9) is, for example, a dehydration condensation reaction of alkanolamine represented by HN (R 26 ) (R 27 —OH) and R 28 —COOH, or R 28 —COOR (where R is 1 to 3 carbon atoms). It can be easily synthesized by transesterification with an alkyl group) or acylation reaction with R 28 —COCl.
[0044]
The compound represented by the general formula (9) is preferably used in combination with the compound of the general formula (4) from the viewpoint of cleaning effect. Further, the compound of the general formula (9) is a compound of the general formula (9) / the compound of the general formula (1) in a weight ratio of 1/100 to 1/1, preferably 2/100 to 1/5, particularly preferably. Is preferably contained in a ratio of 2/100 to 1/10 from the viewpoint of cleaning effect and foamability.
[0045]
The composition of the present invention preferably contains an alkali agent from the viewpoint of detergency. As the alkaline agent, sodium carbonate, potassium carbonate, sodium hydroxide, potassium hydroxide and amine compounds represented by the following general formulas (10) to (13) are preferable.
[0046]
[Chemical 8]
Figure 0004864222
[0047]
[Wherein R 30 , R 31 , R 32 , R 33 , R 34 , R 36 , R 37 , R 38 , R 39 , R 42 , R 43 , R 44 , R 45 are a hydrogen atom and a carbon number, respectively. 1 to 4 alkyl groups or hydroxyalkyl groups are represented, and R 35 , R 40 and R 41 each represents an alkylene group having 1 to 6 carbon atoms which may be substituted with a hydroxy group. ].
[0048]
Examples of the compound represented by the general formula (10) include ammonia, monoethanolamine, diethanolamine, N-methylpropanol, and the like. Examples of the compound represented by the general formula (11) include N- (β-aminoethyl) ethanolamine. Examples of the compound represented by the general formula (12) include diethylenetriamine. In addition, examples of the compound represented by the general formula (13) include morpholine and N-ethylmorpholine. The alkali agent used in the present invention is preferably a compound selected from the compound of the general formula (10) and the compound of the general formula (13) in order to obtain excellent finish without leaving a wiping line, and particularly monoethanolamine and morpholine are preferable. It is. The composition of the present invention preferably contains 0.05 to 10% by weight, particularly 0.1 to 8% by weight of an alkali agent from the viewpoint of cleaning effect.
[0049]
In the present invention, it is preferable to add a solvent for the purpose of improving the cleaning effect. As the solvent, (i) a monohydric alcohol having 2 to 5 carbon atoms, (ii) a polyhydric alcohol having 2 to 12 carbon atoms, (iii) a compound represented by the following general formula (14), (iv) Examples include compounds represented by general formula (15), (v) compounds represented by the following general formula (16), and (vi) ethylene glycol or propylene glycol.
[0050]
[Chemical 9]
Figure 0004864222
[0051]
[Wherein, R 46 and R 47 each represent a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, a phenyl group or a benzyl group, except that both R 46 and R 47 are hydrogen atoms. s represents a number from 0 to 10, and t represents a number from 0 to 10, except when both s and t are 0. R 48 and R 49 each represent an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms. R 50 represents an alkyl group having 1 to 8 carbon atoms. ].
[0052]
Examples of the monovalent alcohol having 1 to 5 carbon atoms (i) generally include ethanol, propyl alcohol, and isopropyl alcohol. By blending these lower alcohols, the stability of the system at low temperatures can be further improved.
[0053]
Examples of the polyhydric alcohol having 2 to 12 carbon atoms in (ii) include isoprene glycol, 2,2,4-trimethyl-1,3-pentanediol, 1,8-octanediol, 1,9-nonanediol, diethylene glycol, Examples include dipropylene glycol, ethylene glycol, propylene glycol, and glycerin.
[0054]
In the general formula (14), the compound (iii) has particularly preferably 1 to 4 carbon atoms when R 46 and R 47 are alkyl groups. In addition, in the general formula (14), s and t of average added moles of EO and PO are each a number of 0 to 10 (except when both s and t are 0). The order is not particularly limited, and may be randomly added. Specific examples of the compound (iii) include ethylene glycol monobutyl ether, dipropylene glycol dimethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, diethylene glycol monobutyl ether, propylene glycol monomethyl ether, propylene glycol monobutyl ether, propylene glycol monoethyl ether, propylene glycol dimethyl ether, Polyoxyethylene (p = 2 to 3) polyoxypropylene (p = 2 to 3) glycol dimethyl ether (p represents the average number of moles added), polyoxyethylene (p = 3) glycol phenyl ether, phenyl carbitol, phenyl Examples include cellosolve and benzyl carbitol. Among these, propylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monobutyl ether, and polyoxyethylene (p = 1 to 4) glycol phenyl ether are preferable from the viewpoints of detergency and usability.
[0055]
Examples of the compound (iv) include 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone and 1,3-diethyl-2-imidazolidinone, and examples of the compound (v) include alkyl glyceryl. The ether compound is exemplified as a preferable one, and among them, R 49 is preferably a compound having 3 to 8 carbon atoms.
[0056]
Among these, water-soluble solvents (i), (ii), (iii), and (v) are preferable from the viewpoint of cleaning effect and storage stability, and ethanol, isopropyl alcohol, ethylene glycol, propylene glycol, diethylene glycol, diethylene glycol, and diethylene glycol are particularly preferable. A water-soluble solvent selected from propylene glycol, isoprene glycol, propylene glycol monomethyl ether, propylene glycol monoethyl ether, pentyl glyceryl ether, octyl glyceryl ether, and glycerin is preferable, and glycerin is most preferable.
[0057]
The composition of the present invention preferably contains 0.1 to 20% by weight, more preferably 0.5 to 15% by weight of such a solvent.
[0058]
The liquid detergent composition for hard surfaces of the present invention is preferably in the form of an aqueous solution in which the above components are dissolved from the viewpoint of ease of use and storage stability, and the water content is preferably from 50 to 99% by weight, more preferably from the viewpoint of viscosity. Is 70 to 99% by weight, particularly preferably 75 to 98% by weight. Moreover, it is preferable from the point of the washing | cleaning effect that pH at 20 degreeC of this composition shall be 7-12, Preferably it is 8-11. As pH adjusters, inorganic acids such as hydrochloric acid and sulfuric acid, acid agents such as citric acid, succinic acid, malic acid, fumaric acid, tartaric acid, malonic acid, maleic acid and other organic acids, and the above alkaline agents may be used alone or in combination. In particular, an acid selected from hydrochloric acid, sulfuric acid, and citric acid and sodium hydroxide, potassium hydroxide, or an alkali agent selected from amine compounds of the above general formulas (10) to (13) are used. Is preferred. From the viewpoint of ease of use, the composition of the present invention has a viscosity of 1 to 100 mm 2 / s, preferably 1 to 50 mm 2 / s at 20 ° C. Here, the viscosity referred to in the present invention is measured using a Ubbelohde viscometer after the sample was left for 30 minutes in a constant temperature bath at 20 ° C.
[0059]
In the present invention, it is preferable to contain a hydrotrope agent for the purpose of improving storage stability. As a particularly preferred compound, benzenesulfonic acid substituted with 1 to 3 alkyl groups having 1 to 3 carbon atoms or a salt thereof is used. Can be mentioned. More specifically, preferable examples are p-toluenesulfonic acid, m-xylenesulfonic acid, p-cumenesulfonic acid, and ethylbenzenesulfonic acid. When a salt is used, sodium salt, potassium salt, and magnesium salt are preferable. is there.
[0060]
In the composition of the present invention, a polyalkylene glycol for preventing gelation can be blended, and the blending amount is preferably 0 to 1.0% by weight, more preferably 0 for the purpose of adjusting the viscosity to be easy to use. ~ 0.5 wt%. Specific examples of the polyalkylene glycol for preventing gelation are preferably polypropylene glycol and polyethylene glycol having a weight average molecular weight of 500 to 20000 determined by gel permeation chromatography using polyethylene glycol as a standard.
[0061]
In the hard surface cleaning composition of the present invention, in addition to the above components, if necessary, a normal dispersant, a chelating agent, a fragrance, a dye, a pigment, a preservative and the like are within a range not impairing the effects of the present invention. Can be added.
[0062]
As a method of using the hard surface liquid detergent composition of the present invention, a method of spraying directly on an object using a sprayer such as a trigger or aerosol is preferred, and a trigger type spray is particularly preferred. Moreover, it is preferable to spray the composition of this invention in the ratio of 0.2-2.0g preferably with respect to 100-800 cm < 2 > of target objects. After spraying, a good finish can be obtained without wiping lines by wiping with a cloth, non-woven fabric, sponge or the like.
[0063]
【Example】
A hard surface cleaning composition [viscosity (20 ° C.) 1 to 50 mm 2 / s] having the composition shown in Table 1 was prepared, and the cleaning power, wiping property, wiping residue, and storage stability were described below. Evaluation was performed by the method. The results are shown in Table 1.
[0064]
[Detergency]
Hand stains were forcibly attached on a 10 cm × 10 cm glass plate, heat-denatured at 200 ° C. for 30 minutes, and then allowed to stand at room temperature for 1 month as model stains. 1 cc of each composition was sprayed on the model stains with a commercially available sprayer (trigger spray for glass my pet made by Kao Corporation), and after wiping with a dry towel, sensory evaluation was performed according to the following evaluation criteria.
(Double-circle): Dirt removal is very good.
○: Good stain removal.
(Triangle | delta): There exists a location which does not remove dirt.
X: Dirt is hardly removed.
[0065]
[Wipeability]
Each composition was sprayed on a household window glass with a commercial sprayer at 3 cc, and then wiped off with a dry towel. The amount of foam dragged at the time of wiping and the speed at which the foam disappeared were evaluated by sensory evaluation as in the following evaluation criteria.
○: It is difficult to drag bubbles when wiping with a towel (the bubbles disappear immediately while wiping).
Δ: When wiping with a towel, the bubbles are slightly dragged (the bubbles do not disappear immediately while wiping).
X: Drag a bubble when wiping with a towel (the bubble does not disappear while wiping).
[0066]
[Wipe residue (finish)]
After evaluating the wiping property, the remaining wiping property was evaluated by sensory evaluation as follows.
○: There is almost no trace of wiping.
Δ: Some traces of wiping remain.
X: Wipe remaining traces remain.
[0067]
[Storage stability]
The composition of Table 1 was applied to a wide mouth standard bottle PS-No. 100 ml was placed in 13K, covered, and stored in a constant temperature room at 40 ° C. for 1 month. The appearance of the liquid of the composition after storage was evaluated according to the following criteria.
○: No change is observed □: Color is slightly observed in the liquid Δ: Color is clearly observed in the liquid ×: Color is markedly observed in the liquid [0068]
[Table 1]
Figure 0004864222
[0069]
(Note) The symbols in the table represent the following.
PKNMEA: caprylic acid (4.5% by weight), capric acid (5% by weight), lauric acid (54.5% by weight), myristic acid (11.5% by weight), palmitic acid (10% by weight), stearin N-ethanol-N-methylalkanoic acid lydea obtained by dehydrating a mixed fatty acid of acid (5.5% by weight) and oleic acid (9% by weight) and N-methylethanolamine : Lauroyl diethanolamide ・ LAS: Alkylbenzenesulfonic acid having 12 to 15 carbon atoms in the alkyl group ・ ES: Polyoxyethylene coconut alkyl ether ammonium sulfate (EO average addition mole number 2 mol)
AOS: 1-olefin having 12 to 14 carbon atoms sulfonated with SO 3 , sodium α-olefin sulfonate neutralized with sodium hydroxide SFE: palm composition fatty acid methyl ester sulfonated with SO 3 , hydroxylated Α-sulfo fatty acid methyl sodium salt neutralized with sodium, FA: palm composition fatty acid, ASA: sodium alkenyl succinate having an alkenyl group having 8 carbon atoms, nonion 1: composition of alkyl group is 12 carbon atoms / 14 carbon atoms = 60/40, linear mixed alkyl, alkyl glucoside nonion 2: glucoside average condensation degree 1: N-methyl glucose lauryl amide synthesized by dehydration amidation reaction of lauric acid and N-methyl glucose amine AO: N-lauryl-N, N-dimethylamine oxide AB: N-lauroylamino Propyl -N, N- dimethyl -N- carboxymethyl betaine cations: Octyl dimethyl benzyl ammonium chloride · NMAE: C 11 H 23 CON (CH 3) C 2 H 4 OCOC 11 H 23 (1 mole of N- Mechirumono (Compound synthesized by dehydration condensation reaction of ethanolamine and 2 mol of lauric acid. Unreacted amine and / or fatty acid was removed by thin film distillation machine.)
-MEA: monoethanolamine-MOE: N-ethanolmorpholine-p-TS: sodium p-toluenesulfonate-pH: 1/10 N-sulfuric acid aqueous solution or 1/10 N-sodium hydroxide aqueous solution was used.

Claims (5)

下記一般式(1)で示される化合物〔以下、(a)成分という〕0.1〜6重量%、及び下記一般式(9)で表される化合物を含有し、全界面活性剤量が0.2〜8重量%であり、界面活性剤中の(a)成分の比率が5〜70重量%であり、一般式(9)の化合物/一般式(1)の化合物が重量比で2/100〜1/10であり、20℃におけるpHが8〜12である硬質表面用液体洗浄剤組成物。
Figure 0004864222
〔式中、R1−CO−は炭素数8〜20のアシル基であり、R2はメチル基又はエチル基であり、R3は炭素数1〜3のアルキレン基である。〕
Figure 0004864222
〔式中、EはR 29 −CO−又は水素原子であり、R 29 は炭素数9〜19のアルキル基又はアルケニル基である。R 26 は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R 27 は炭素数1〜6のアルキレン基である。R 28 は炭素数9〜19のアルキル基又はアルケニル基である。〕
It contains 0.1 to 6% by weight of a compound represented by the following general formula (1) [hereinafter referred to as component (a)] and a compound represented by the following general formula (9), and the total surfactant amount is 0 .2~8 percent by weight, the proportion of component (a) in the surfactant is Ri 5-70 wt% der, compounds of compound / of the general formula (9) (1) in a weight ratio of 2 / 100-1 / 10 and the liquid detergent composition for hard surfaces whose pH in 20 degreeC is 8-12 .
Figure 0004864222
[Wherein, R 1 —CO— represents an acyl group having 8 to 20 carbon atoms, R 2 represents a methyl group or an ethyl group, and R 3 represents an alkylene group having 1 to 3 carbon atoms. ]
Figure 0004864222
Wherein, E is an R 29 -CO- or a hydrogen atom, R 29 is an alkyl or alkenyl group of 9 to 19 carbon atoms. R 26 is an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms or a hydroxyalkyl group. R 27 is an alkylene group having 1 to 6 carbon atoms. R 28 is an alkyl group or alkenyl group having 9 to 19 carbon atoms. ]
更にアルカリ剤を含有する請求項1記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。  Furthermore, the liquid detergent composition for hard surfaces of Claim 1 containing an alkaline agent. エタノール、プロピレングリコール、グリセリンから選ばれる水溶性溶剤を0.1〜20重量%含有する請求項1又は2記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。The liquid detergent composition for hard surfaces according to claim 1 or 2, comprising 0.1 to 20% by weight of a water-soluble solvent selected from ethanol, propylene glycol and glycerin. 請求項1〜の何れか1項記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物と、スプレーヤーとを含んで構成される、硬質表面用スプレー式洗浄剤。A spray cleaner for hard surfaces, comprising the liquid cleaner composition for hard surfaces according to any one of claims 1 to 3 and a sprayer. 請求項1〜の何れか1項記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面にスプレーした後、拭き取りを行う、硬質表面の洗浄方法。A method for cleaning a hard surface, wherein the hard surface liquid spray composition according to any one of claims 1 to 3 is sprayed on the hard surface and then wiped off.
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