JP4854911B2 - 容器を分配装置へはめ込むための改良されたシステム - Google Patents

容器を分配装置へはめ込むための改良されたシステム Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、容器を分配装置にはめ込むための改良されたシステムに関するものであり、前記システム及び/又は装置は、布地衣類を処理するリフレッシング/クリーニング装置に組み込まれるのが好ましく、前記分配装置は、好ましくは液体分配装置である。
【0002】
(発明の背景)
ある種の繊細な布地は、従来型の家庭内浸漬クリーニングプロセスには適していない。家庭用洗濯機は、今日の社会で使用されている大部分の布地に対して優れたクリーニング結果を提供するが、ある条件の下では絹、麻、ウール、及び他の繊細な布地を縮ませるか、そうでなければ損傷することがある。消費者は、一般に、繊細な布地品目は「ドライクリーニング」してもらう。残念ながら、ドライクリーニングは通常、特別な取扱いを必要とする様々な炭化水素及びハロカーボン溶媒に布地を浸漬することを伴い、この溶媒は再生されなければならず、このプロセスを家庭内で使用することを不適切にしている。従って、ドライクリーニングは従来、商業的な施設に制限されており、家庭内での洗濯プロセスよりも不便で費用が高くなっている。
【0003】
家庭内での浸漬洗濯プロセスの布地クリーニング及びリフレッシングにドライクリーニングプロセスの布地ケア効果を併せた、家庭内でのドライクリーニングシステムを提供する試みが行われてきた。衣類をクリーニング及びリフレッシュするためのこのような家庭内でのシステムの1つは、様々な液体又はゲル状のクリーニング剤を含有する基材シート及びプラスチック袋を含む。衣類は、シートと共に袋に入れられ、次いで従来型衣類乾燥機で回転される。現在の商業的実施形態では、クリーニング/リフレッシング剤を含む複数の使い捨てフラットシート及び複数回使用のプラスチック袋1枚が、パッケージで提供される。
【0004】
残念ながら、このような家庭内でのプロセスは、従来型衣類乾燥機又は類似の装置で使用するように設計されている。このような装置は、必ずしもすぐに利用できるとは限らず、不経済であることが多い。更に、多くの国では、衣類乾燥機は単に不要である。例えば、多くの暖かい熱帯地方では、年中衣服を戸外で日向に干して乾かすことができるため、人々は、一般的に衣類乾燥機を所有していない。人々が、一般的に衣類乾燥機を所有していない世界の地域では、衣類乾燥機などの加熱装置を必要とする製品は、ほとんど又は全く価値がない。
【0005】
かつては、スチーマーキャビネットも利用して、布地物品を大量の蒸気で処理してきた。残念ながら、かつてのスチームキャビネットは、温度及び湿度に関してたいてい無制御であった。キャビネットは、一般に持ち運びできない大型の機器であった。大量の蒸気を使用するため、乾燥段階を必要とすることが多く、それは布地に負担をかける。乾燥段階は、更なる時間とエネルギーも必要とし、望ましくない縮みを生じることが多い。
【0006】
そのため、回転式乾燥機を必要とすることなく受容可能なクリーニングを行う、家庭用の非浸漬クリーニング及びリフレッシングプロセス、及びそのプロセスで使用するクリーニング及びリフレッシング組成物を開発する必要があった。更に、ドライクリーニング専用布地をクリーニングし皺を伸ばしリフレッシュする、家庭用の非浸漬クリーニング及びリフレッシュメントプロセス中の容器内の、温度及び相対湿度の両方を調節できる装置が必要とされている。
【0007】
そのため、布地物品を処理する装置が開発され、この装置は、開いた容積を有する内部空隙空間及び開口部を画定する材料で作られた、折り畳み可能な又は拡張可能な容器を含む。このような既知の装置は又、湿気供給機、加熱要素、容器の内部空隙空間内に少なくとも1つの布地物品を吊るすためのハンガー、通気口、及び空気循環装置を備える。装置が持ち運びできるように、容器は折り畳み可能である。かかる既知の装置で使用される加熱要素は、一般に、スチーミングユニット又は同等品であり、リフレッシング及びクリーニング組成物を揮発温度まで加熱して揮発させる。
【0008】
しかしながら、このような装置は通常、機器に連結される液体貯槽を経由する液体リフレッシング/クリーニング装置を備えており、機器に連結される時にそのような液体容器の漏洩のおそれがある。このような装置は通常、主電源に接続されるはずのものであり、更に、大量の電気を有する電子構成要素を含有する。その上、機器の使用中に液体容器を間違って取り外してしまう危険もあり、これにより装置の損傷又は使用者のけがにさえつながるおそれもある。最後に、機器の使用全般を消費者にとって簡単にするために、液体容器の前記機器への連結/取外しはできるだけ容易であることが非常に重要である。実際、このような装置は、布地をクリーニング/リフレッシングする仕事を容易にするために作り出されているのであるから、かかる機器を作動させるのに必要な全ての操作が、消費者にとってできるだけ明瞭で簡単であることが肝要である。
【0009】
従って、好ましくは液体容器である容器を、非常に使用が容易であり本線に連結された電気的分配機器へ、好ましくは液体分配機器へ、使用者が頻繁に連結/取り外しすることができる、及び液体漏洩のおそれが最小に減少されるような方法で液体容器を装置へ保持する、新しい装備システムの必要性がある。
【0010】
(発明の概要)
本発明は、好ましくは液体容器である容器を、好ましくは液体分配装置である分配装置に、はめ込むためのシステムを主として対象とし、前記システムは、
(i)容器をはめ込むための窪みを有する液体分配装置と、
(ii)組成物を容れた容器であって、前記容器が頂端部及び底端部、並びに外部表面を有する側壁を包含し、前記容器が前記窪み中に開放可能に係合可能である容器とを有し、
(a)前記窪み及び前記容器が、共通の長手方向軸を有し、
(b)前記窪みが、前記容器を前記窪みにはめ込んだ時に、前記側壁の前記表面上の対応する経路と係合する、ばね負荷された突出部を具備し、
(c)前記経路が、前記突出部用の停止部を具備し、
(d)前記窪みが、前記容器用のばね負荷された当接部(26)を具備し、
(e)前記容器が、第一の開放された位置、及び第二の固定された位置で、前記窪み中にはめ込み可能であり、並びに、前記容器と前記装置との間の流体連通が、前記容器が前記第二の位置にはめ込まれた時にのみ確立可能であり、
(f)前記容器が、前記容器をその長手方向軸に沿う方向へ一度押すことにより、前記第一の位置及び前記第二の位置の間で切り替え可能である。
【0011】
(詳細な説明)
本発明は主として、容器(10)を分配装置(1)(以降説明の過程では分配機器(1)とも呼ぶ)へ開放可能に連結する(又は、はめ込む)システム(11)、及びかかるシステム(11)で使用するのに適切な容器(10)を対象とする。本発明の殊に好ましい実施形態では、その容器及び分配機器はそれぞれ液体容器及び液体分配機器であり、実際、本発明のシステムは主として液体を伝達するシステムを対象としているので、以降の説明の全てにおいて本発明を構成する種々の要素は液体伝達要素として記述しているが、本システムは、粉体類、顆粒類、錠剤類、又はガス類などの形態の製品群に亘って、伝達、保有、及び分配に使用することができるので、本発明の範囲を限定することは意図していない。
【0012】
以降において記述するように、好ましくは液体容器(10)である容器(10)は、システム(11)の効率に全面的に関与する類のものである。液体容器(10)及び液体分配機器(1)の両方は、協働して装備システム(11)全体を作り出す要素を含む。
【0013】
本説明の全体に亘って、幾つかの要素は、ばね負荷されていると記述される。ばね負荷されているとは、金属、合金、又はプラスチックのような適切ないずれかの弾力性材料で作られた、例えばコイルばね、ブレードなどの弾力性手段が搭載されていることを意味する。機械的要素にばね負荷する他の弾力性手段の例には、様々な歯車、又は空気弾力性圧縮を使用する空圧システム(例えば、空気を内側に容れた閉鎖した変形可能なチャンバーが圧縮され、これにより弾力性の弾性エネルギーが負荷される)が挙げられるが、これには限定されない。
【0014】
容器
本発明のシステム(11)は、液体容器(10)の幾つかの要素と液体分配装置(1)の幾つかの要素との協働により作り出される。液体容器(10)は、液体を収納し分配するための適切ないかなる容器であることもできる。好ましくは、それは、瓶本体と、本体に瓶肩を介して連結している瓶首とを含む、プラスチック瓶である。より好ましくは、その瓶は、押出し吹込み成形若しくは射出吹込み成形、熱成形、又は他の適切なFFS(形成−充填−密閉)法などの、安価な製造方法で作られる。その瓶の断面、特に本体領域の断面は、適切ないかなる形状を有することもできるが、好ましくは平行六面体又は長円である。いかなる場合でも、容器本体の断面は、前記容器(10)が機器(1)の窪み(20)内に置かれた時に回転できるのを避けるために、円形であってはならない。状況に応じて、瓶(10)は、組み込みハンドルなどの手持ち手段を備えることができるが、かかるハンドルは、液体分配装置(1)の突出部が案内経路(30)に接近するのを妨げることがあるような位置にあってはならない。又好ましくは、容器(10)の首部(17)は、前記容器(10)の長手方向中心軸(又は回転軸)に関して中心を外れている。前記容器(10)の首部(17)が中心を外れていると、機器(1)の窪み(20)へ挿入された時の容器(10)の安定性が、驚くほど強化されることが判明した。
【0015】
以降の説明を明確化するために、液体容器(10)をより良く説明し方向付けることが重要である。図4〜7に示すように、本発明の液体容器(10)は、頂端部(21)及び底端部(22)、並びに容器本体壁(23)に概ね相当する容器側壁(23)とを含む。容器の頂部(21)は、前記容器(10)の首部(17)及び分配開口部(13)に近い部分として定義され、底端部(22)は、頂端部(21)の反対側の端部である。容器(10)の頂端部(21)及び底端部(22)により画定される断面の中央点を貫いて通る軸が、前記容器(10)の長手方向軸を画定する。
【0016】
好ましくは、容器(10)は再充填できない容器(10)であり、その分配開口部(13)は、取外しできない突き刺し可能な蓋により覆われている。突き刺し可能な蓋とは、例えば、キャップが容器(10)の首部(17)からねじ戻るのを防ぐ、キャップスカート部内側上のねじ山下に位置する戻り止めラチェットを有する、標準的なねじキャップを意味する。突き刺し可能とは、キャップが、突き刺し可能な手段、好ましくは、例えば弾力的特性を有するポリマー、合成エラストマー、又は天然エラストマーで作られた、弾性特性を有する突き刺し可能な膜を備えていることを意味する。前記膜は、液体分配装置(1)の少なくとも1つの対応する突き刺し手段により突き刺されるはずである。より好ましくは、突き刺し可能な隔膜は、例えばゴム/PET積層体などの積層体で作られ、その結果、突き刺された後も、容器(10)が液体分配装置(1)から取り外されると、実質的に漏洩防止方法で自動的に再度閉鎖する。
【0017】
装備システム
本発明のシステム(11)は、液体容器(10)及び液体分配機器(1)の要素の協働により作り出される。第一に、液体容器(10)は、少なくとも1つの経路(30)を有し、その経路は、窪み(20)のばね負荷された少なくとも1つの可動突出部(27)を、開放サイクルを画定する経路部分に沿って案内するように作られている。あるいは、案内経路(30)を液体分配装置(1)の上とし、可動突出部(27)を液体容器(10)の上とすることもできる。しかしながら、製造コスト及び製造方法の便宜の理由で、経路(30)は容器(10)の上、及び突出部(27)は機器(1)の上/中にあるのが好ましい。第二に、液体分配装置(1)は、液体容器本体の外部形状に補完的な形状の窪み(20)を有し、前記窪み(20)は、容器(10)の経路(30)と協働可能な、ばね負荷された少なくとも1つの可動突出部(27)を備える。好ましくは、前記ばね負荷された可動突出部(27)は、容器の前記経路(30)と開放可能に係合する、可動ピンである。「容器本体の外部形状に補完的な形状の窪み」とは、液体容器本体の断面とほぼ同じ断面を有する窪みを意味する。装置(1)の前記窪み(20)は、前記窪み(20)の頂端部(開口部)及び底端部により画定される平面内に含まれる、窪み断面の中央点を概ね貫いて通る軸として画定される、長手方向軸を有する。更に、前記容器(10)を少なくとも部分的に前記窪み(20)へ挿入した時に、前記窪み(20)と前記容器(10)が共通の長手方向軸を有することは、本発明のシステムの本質的な特徴である。
【0018】
液体容器本体の断面及び機器の窪み(20)の断面が非円形であり、その結果、容器(10)は、一旦前記窪みへ挿入されると、前記窪みの内側で旋回できない(すなわち、一旦機器の窪みへ挿入されると、容器の長手方向移動のみが可能である)ことは、本発明によるシステム(11)の最も好ましい特徴である。それ故に、突出部(27)及び経路(30)は、容器(10)の窪み(20)内で残された可能な移動、すなわち長手方向移動のみを制御する。
【0019】
図4及び図6に示すように、容器(10)の案内経路(30)は、容器(10)を少なくとも部分的に前記窪み(20)へ挿入して、使用者が前記容器(10)上へ力をかけた時に、窪み(20)の可動突出部(27)を案内する幾つかの部分を含む。好ましくは、突出部(27)の経路(30)への入口点(31)及び出口点(32)が、互いに近接しており、その結果、経路(30)への滑り込み、滑り、滑り出る間に、突出部(27)は完全なサイクルを描く。図4及び図6に示すように、経路(30)は、前記容器(10)が機器(1)へ挿入されると、窪み(20)の突出部(27)が入口経路部分(33)に自動的に向くように、容器(10)上に配置される。容器(10)の機器(1)への出し入れが容易であり、使用中はそこで阻まれるために、容器(10)の機器(1)に対する動きは、1つの軸に沿ってのみ可能であるのが殊に好ましい。より好ましくは、機器(1)内側での容器(10)の動きは、前記容器(10)の長手方向軸に平行な軸に沿ってのみ可能である。案内経路(30)は更に、入口経路部分(33)と出口経路部分(34)を連結する、移行経路部分(35)を含む。移行経路部分(35)は、停止部(36)を備えており、液体分配機器(1)の突出部(27)が機器(1)の使用中にはそこに阻まれて、使用者が前記容器(10)の底(22)を一度押さない限り、容器(10)は前記機器(1)から連結開放できないようになっている。突出部(27)を所与の位置に阻むことにより、使用者が前記突出部(27)を前記停止部(1)から開放するまで、停止部(36)は、機器(1)の内側の容器(10)のいかなる長手方向移動をも阻止する。上で詳細に説明したように、容器(10)が機器(1)の窪み(20)の内側へ一旦挿入されると、その中で残る唯一の可能な動きは、前記容器(10)と前記窪み(20)に共通の長手方向軸に沿う滑り移動だけであるのが最も好ましい。次に、可動突出部(27)が、移行経路部分(35)の停止部(36)上に一旦固定されると、容器(10)は、機器の窪み(20)に対して全く動くことができない。従って、容器(10)と機器(1)の間の境界面での漏洩のおそれは、解除されない限り、劇的に減少する。
【0020】
前記瓶(10)が前記窪み(20)中へ挿入された時に、瓶(10)の肩(25)が当接する、ばね負荷された可動当接部(26)を機器(1)の窪み(20)が備えることは、本発明のシステムの本質的な特徴である。窪み(20)の当接部(26)にはばねが負荷されており、窪み(20)の前記ばね負荷された当接部(26)が押される時、又は使用者が容器(10)を前記窪み(20)内へ押し下げる時、ばね(単数又は複数)(29)が弾性エネルギーを蓄えるようになっている。移行経路部分(35)の停止部(36)の配置は、図4及び6に示すように、窪み(20)の突出部(27)が前記停止部に固定された時には、容器(10)が機器(1)の窪み(20)内へ既に押し下げられており、従ってばね(29)が容器(10)を前記窪み(20)から上方へ動かす傾向にあり、従って突出部(27)が前記停止部(36)の底(37)に固定されるようになっている。本発明の第一の実施形態では、使用者が容器(10)を窪み(20)内へ押し下げた時に、突き刺し可能なキャップ又は膜が、機器の突き刺し手段により突き刺されて、この2つの間に漏洩防止の流体連通が確立され、窪み(20)から取り出すために使用者が前記容器を押すまで、容器(10)が前記窪み内に固定されている間は、この同じ流体連通が維持される。好ましい第二の実施形態では、窪みは、機器(1)の残りの部分にヒンジ又はシャフト(39)により連結されている、跳ね上げ式扉上に設けられる。その第二の実施形態では、使用者が容器(10)を押して窪み(20)内に固定した時、流体連通は直ちには確立されない。使用者は、まず、窪み(20)が開き位置にあることを確認する。使用者は、次に、分配開口部(13)が最初に挿入されるように容器(10)が向いていることを確認しながら、容器(10)を窪み(20)へ挿入する。次に、使用者は、突出部(27)がカチッと音がして停止部(36)に固定され、その結果、瓶(10)が窪み(20)の中へ固定されるまで、容器(10)を押して窪みの中へと下方に動かす。次に、使用者は、窪みをヒンジ(39)の周りの閉じ位置に跳ね下げて、その結果、窪みが閉じられた時には、機器(1)の突き刺し手段が容器(10)の突き刺し可能なキャップ又は膜を破裂済であり、この2つの間の漏洩防止の流体連通が確立されるようになっている。先の2つの実施形態では、漏洩防止の流体連通は、容器(10)が窪み(20)の中へ固定された時にのみ確立することができる。
【0021】
図4及び図6に示すような停止部(36)の形状のために、窪み(20)の突出部(27)は、使用者が容器(10)に圧力を掛けて窪み(20)の中を更に下方に動かし、その結果、突出部(27)が停止部(36)から出て前記容器(10)に対して滑り上がった場合にだけ、前記停止部(36)から開放されて出口経路部分(34)へ滑ることができる。本発明の殊に好ましい実施形態では、図8に示すように、窪み(20)の可動突出部(27)は、軸の周りで旋回するように取り付けられているが、ばねも負荷されていて、前記突出部(27)が入口経路部分(34)と係合した時、前記突出部(27)のばね(38)が徐々に弾性エネルギーを負荷されるように、液体容器(10)の経路(30)に対して配置されている。前記突出部(27)が前記停止部(36)に固定された時には、既に弾性エネルギーを貯蔵しているので、容器(10)をただ一回押すと、前記突出部(27)が前記停止部(36)から抜けて、出口経路部分(34)と自動的に係合することができる。
【0022】
経路(30)は、好ましくは、概ねW字形であり、容器(10)が窪み(20)の窪み(20)へ挿入されると、入口経路部分(33)が窪み(20)の突出部(27)を捕らえるように配置されている。第一の実施形態では、図4〜7に示すように、経路(30)は、瓶(10)の表面の溝であり、前記溝は前記経路(30)の全体的な外形に従う。第二の実施形態では、経路(30)は、瓶(10)の表面のレリーフであり、この場合、経路(30)の内側輪郭だけが画定されていて、窪み(27)の突出部(27)が案内されるにはこれで十分である。しかし、この第二の実施形態では、停止部(36)の上に追加の突出部を加えて、使用者が容器を押した時に、前記可動ピン(27)が前記停止部(36)から抜けて入口経路部分から出口経路部分へ直接行くのを防ぐことができる。好ましくは、Wの高さはできるだけ高くして入口経路部分(33)及び出口経路部分(34)をより鉛直にし、これにより、容器(10)を前記窪み(20)へ挿入する摩擦を少なくする。突出部(27)の大きさは、前記経路(30)が溝の場合、溝(30)の幅と実質的に同じであるのが好ましい。言うまでもなく、前記経路(30)が容器本体表面上のレリーフの場合、この寸法は重要ではない。
【0023】
好ましくは、経路(30)により画定されるWの抜き勾配は、窪み(20)の突出部(27)の形状に適合されており、例えば、5°である。又、好ましくは、システム(11)の良好な性能を確実にするために、特に、容器(10)の窪み(20)からの出を容易にするために、出口経路部分(34)は、入口経路部分(33)よりも急勾配である。経路(30)を貫いて通る分割平面は、好ましくは、突出部(27)の動きにより画定される平面に平行とすべきである。しかし、液体容器の形状にもよるが、容器本体の断面が図4〜7に示すように楕円である場合、経路(30)が、長円部分に沿って配置されてもよい。好ましくは、入口経路部分及び出口経路部分の抜き勾配はできるだけ低くして、突出部(27)が経路(30)に沿って動く時の前記突出部及び前記経路(30)の間の摩擦力をできるだけ少なくする。機器の突出部(27)用の材料は、瓶(10)の材料に対して良い滑り性能を有する、適切ないかなる材料であることもできる。又、好ましくは、入口経路部分(33)及び出口経路部分(34)の抜き勾配が同じでない場合、図4に示すように、入口経路部分の抜き勾配は、出口経路部分の抜き勾配よりも大きい。
【0024】
本発明の好ましい実施形態では、機器の窪み(20)は、ヒンジ装置(39)を介して旋回するように機器に取り付けられた引き出しのように構成されている。これは、図9に最も良く示され、図2及び3にも示されている。窪み(20)のこのような構成が特に有利なのは、容器(10)が突き刺し可能なキャップを有する瓶であって、機器(1)が瓶の突き刺し可能なキャップを突き刺すための突き刺し手段を備えて、前記瓶(10)と前記機器(1)との間に漏洩防止の流体連通を確立する場合である。この場合、本システムは、好ましくは、前記容器が前記機器の前記窪みに完全に挿入された後、扉が閉じ位置に跳ね下げられてから、容器の膜がただ一度だけ突き刺されるように構成されるべきである。容器が楕円の場合、すなわち楕円断面を有する場合、容器(10)の首は好ましくは前記容器の断面を横切って中心を外れ、長円の最大弧に向かって偏倚しているべきであることが、これにより本システム(11)の突き刺し性と漏れ抵抗が改善されるので、判明した。
【0025】
全体として、本発明は、液体容器(10)を液体分配装置(1)へ開放可能に及び容易にはめ込むためのシステム(11)を提供し、前記システム(11)は、
(i)容器(10)をはめ込むための窪み(20)を有する液体分配装置(1)と、
(ii)液体組成物を容れた容器(10)であって、前記容器(10)が頂端部(21)及び底端部(22)、並びに外部表面を有する側壁(23)を包含し、前記容器(10)が前記窪み(20)中に開放可能に係合可能である容器(10)
とを有し、
(a)前記窪み(20)と前記容器(10)が、共通の長手方向軸を有し、
(b)前記窪み(20)が、前記容器(10)を前記窪みにはめ込んだ時に、前記側壁(23)の前記表面上の対応する経路(30)と係合する、ばね負荷された突出部(27)を具備し、
(c)前記経路(30)が、前記突出部(27)用の停止部(36)を具備し、
(d)前記窪み(20)が、前記容器(10)用のばね負荷された可動当接部(26)を具備し、
(e)前記容器(10)が、第一の開放された位置、及び第二の固定された位置で、前記窪み(20)中にはめ込み可能であり、並びに、前記容器(10)と前記装置(1)との間の流体連通が、前記容器(10)が前記第二の位置にはめ込まれた時にのみ確立可能であり、
(f)前記容器(10)が、前記容器をその長手方向軸に沿う方向へ一度押すことにより、前記第一の位置及び前記第二の位置の間で切り替え可能である。
【0026】
針防御板
窪み(20)の中に一旦入れられた容器(10)は、機器の2つの針により突き刺されて、容器の内側と液体分配装置との間に流体連通が確立されるようになっている。1つの針が製品を放出する一方でもう1つの針が空気を容器へ流入させ、分配された液体の体積を補填する。しかし、安全のために、窪み(20)が容器(10)を収容していない時には、針への接近が妨げられるべきことが判明した。
【0027】
この課題を解決するために、及び本発明の殊に好ましい実施形態では、装置(1)の窪み(20)は、ヒンジ又はシャフト(39)を介して旋回するように機器(1)に取り付けられてい、跳ね上げ式扉に取り付けられる。更に、本システム(11)は、案内レールに沿って一方向に移動可能な、可動防御板を備える。防御板の前記移動方向は、扉が閉じられる時の当接部(26)の移動方向に平行になるように選択される。
【0028】
可動当接部(26)及び扉は、ばね状の要素により連結されると共に、相互に対して移動可能である。前記窪みの可動当接部(26)は又、当接部(26)に旋回するように取り付けられていると共に防御板に移動可能に取り付けられている剛性シャフトを介して、防御板に連結されている。
【0029】
扉が開き位置にある時、当接部(26)の移動方向は、もはや防御板の移動方向に平行ではない。両方が剛性軸により連結されているので、防御板の移動は阻まれる。
【0030】
扉が閉じた位置にある時、当接部(26)の移動方向は、防御板の移動方向に平行であるので、案内レールに沿った防御板の移動が可能であり、針への接近ができる。これは、容器の時、特にあてはまる。
【0031】
このシステムでは、瓶の形状が、システムの堅牢性に非常に有益であり得る。特に、容器(10)の中心を外れた首は、膜を突き刺すのを容易にするように設計されている。瓶は扉が跳ね下がる間にアーチで降りるので、中心を外れた首が、おこり得る針の変形又は圧迫を減少させるのを助ける。
【0032】
本システムの使用方法
本発明では更に、液体容器(10)から液体分配装置(1)(又は液体分配機器(1))を通して液体を分配するための、上述のシステム(11)の使用方法を述べる。前記容器(10)と前記機器(1)との間に本発明によるシステム(11)を通して実質的に漏洩防止の液体流体連通が確立された時に、液体の分配が可能になる。本発明のシステム(11)を使用して液体を分配する前記方法は、
(i)前記容器を、前記窪み中に前記第一の位置で挿入する工程と、
(ii)前記容器を、その長手方向軸に沿う方向へ、前記容器が前記当接部(26)に対して当接して前記当接部(26)が負荷されるまで、及び前記突出部が前記経路内の前記停止部に到達するまで、押す工程と、
(iii)前記容器を前記第二の位置で開放する工程と、
(iv)前記液体を分配する工程と、
(v)前記容器を、その長手方向軸に沿う方向へ、前記突出部が前記経路内の前記停止部から係合解除されるまで、押す工程と、
(vi)前記容器を前記第一の位置で開放する工程と、を順に包含する。
【0033】
本発明のシステム(11)の主な利点は、その使用の簡単さである。液体容器(10)が一旦機器の窪み内へ挿入されると、使用者は、機器(1)の窪み(20)中へ固定させるために、前記容器(10)の底(22)を一度押し、カチッと音をさせるだけでよい。使用者が、前記容器(10)の底(22)を2回目に押すことにより、突出部(27)を経路(30)の停止部(36)から開放し、容器(10)が、窪み(20)のばね負荷された当接部(26)により、前記窪み(20)から押し戻される。
【0034】
液体分配装置
本明細書で前述したシステム(11)及び瓶(10)は、いかなる型の液体分配装置(1)(又は液体分配機器(1))でも使用可能であるが、本発明の好ましい実施形態では、本発明の前記システム(11)及び液体容器(10)は、以降に記載するような布地衣類リフレッシング/クリーニング装置(1)と組み合わせて使用するのが最も良い。本発明によるシステム中で使用するのに適切な液体分配装置(1)は、容器をはめ込む窪みを有し、前記窪みが、前記容器の前記側壁の前記表面上の対応する経路に係合するためのばね負荷された突出部を備え、及び前記窪みが更に、前記窪みにはめ込まれた時の前記容器用のばね負荷された当接部を備える。好ましくは、前記装置(1)は更に、跳ね上げ式扉上に設けられた窪みを有し、前記扉は、ヒンジ又はシャフト(39)を介して機器(1)の残り部分にヒンジ結合される。又、好ましくは、前記装置(1)は、前記窪み(20)に挿入された容器の突き刺し可能な膜を突き刺す、少なくとも1つの針を備える。より好ましくは、2つの針があって、1つは液体を容器から吸い出すため、もう一つは空気を容器に入らせてその中の体積損を補填するためである。本装置は、少なくとも2つの段階、好ましくは3つの段階を必要とする、クリーニング及びリフレッシング方法で使用するのに適切である。布地処理装置内の温度及び相対湿度を操作及び制御して、布地処理装置の容器(12)の内側に暖かく湿った環境を作り出すことができる。この制御された環境は、「蒸気蒸留」プロセスの方法で悪臭成分を揮発させ、布地及びその上の汚れを湿らせる。このように布地を湿らせることにより、予め入っていた皺を緩めることができ、布地物品は容器の中に掛けられているので、新たな皺は形成されない。このプロセスで使用する蒸気の量、具体的には水の量を適切に選択することにより、及び重要なこととして、本方法で容器を適切に通気することにより、布地の収縮を最小限に抑えることができる。更に、容器が通気されない場合には、布地から除去されて揮発しフィルタが存在する場合にこれに捕捉されなかった悪臭物質は、望ましくないことに、布地に再び沈着することがある。
【0035】
相対湿度は、布地ケア技術分野の者には、周知の概念である。本明細書で使用する「相対湿度」は、空気中の水蒸気の実際の量とその空気が同じ温度で保持可能な最大の量との比を意味する。
【0036】
温度及び相対湿度の制御器は、受動的及び能動的制御器として当業者に周知である。本明細書で使用する「能動的」制御器は、入力を読み取り、制御されている装置にフィードバックを送る制御器であり、その装置は受け取ったフィードバックに基づいて調節する。本明細書で使用する「受動的」制御器は、時間などの予め定められた設定に基づいて、装置のスイッチを入れる若しくは切る、又は装置を開く若しくは閉じる制御器である。例えば、受動的温度制御器は、所与の環境の温度を上げるために、加熱要素のスイッチを入れるか、又は通気口を閉じ、一定時間後に加熱要素のスイッチを切るか、又は通気口を開くなどを行う。これに対して、能動的温度制御器は、温度を読み取り、例えば、温度が低すぎる場合には、加熱要素への電力を増加させるか、又は通気口を閉じて温度を上げる。
【0037】
本明細書で使用する「布地物品」は、少なくとも部分的に天然又は人工の繊維材料で作られたありとあらゆる製造物品を包含するものとする。布地物品の例には、おもちゃ、靴の布張り、衣類、カーペット、布帽子、靴下、タオル、カーテンなどが挙げられが、もちろんこれらに限定されない。
【0038】
装置
本発明によるシステム(11)と共に使用するのに適切な布地ケア装置は、様々な形態を取り得る。しかし、その装置は、クリーニング及びリフレッシュされる布地物品を実質的に閉じ込める容器を備えることが一般に好ましい。「実質的に閉じ込める」とは、布地物品を容器の中に閉じ込めるが、その容器は、1つ以上の通気口を備えることができる、及び好ましくは備えるものであることを意味する。その容器は、布地物品に接近するための開口部を有していなければならず、布地物品を掛ける棒、フック又は他の装置があることが好ましい。
【0039】
その容器は、卵の殻のように構成された単一の壁を有することが好ましい。蒸気及び続いて活性成分が、より従来型の長方形に形作られたキャビネットの隅で及びその鋭い縁に沿って、優先的に凝縮することが分かった。これは、本発明の方法が長方形のキャビネット内で実施できないということではなく、それは可能である。その形状に関わらず、どの容器も「開いた容積」を有するが、この用語は本明細書で使用する時、使用中の容器の容積を意味する。本発明の容器は、折り畳み可能又は拡張可能であり、その閉じた又は折り畳んだ状態では容積はかなり減少する。
【0040】
ここで図1を参照すると、それは本発明の布地処理装置(1)(以下の説明では、リフレッシング/クリーニング装置(1)又はデバイスとも呼ぶ)を概略で表わしたものであり、ここで容器(12)の折り畳み可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性の壁(18)は、好ましくは裏張りをした布地材料である、可撓性の材料で作られていることが好ましい。より好ましくは、裏張りは、トランスファコーティング、直接コーティングなど、当業者に既知の方法で布地に塗付されるコーティングである。布地は、木綿、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、及びこれらの混合物からなる群より選択されることが好ましく、裏張りは、シリコーン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、及びこれらの混合物からなる群より選択されることが好ましい。容器(12)の折り畳み可能な又は拡張可能な壁(18)は、内部空隙空間(19)を画定するが、好ましくは1つ以上の剛性があるが折り畳み可能なフレームで支持される。このフレームは、互いに別々のものとすることができるし、又は単一の構造体とすることができる。内部空隙空間(19)は、折り畳み可能な又は拡張可能な壁(18)が不透明な材料で作られている場合には、ウインドウ(15)を介して見ることができる。
【0041】
処理装置(1)は丸みのある長方形の形状で示されるが、本発明はそのように限定されるものではないことが分かる。他の構造的形状、例えば、ピラミッド状、球状、半球状、2つの面を有する/衣類袋及び他の形状も、本発明に適切である。処理装置(1)は、本明細書に開示する望ましい容積寸法を達成するために、適切ないかなる寸法及び形状であることもできる。開口部(14)を封止する締結具(16)として、ジッパー、テープ、ジップロック(Zip Lock)(登録商標)シール、及び、例えばベルクロ(VELCRO)(登録商標)のようなフックアンドループ型締結具などの、実質上既知のいかなる封止装置も含むことができる。本発明の好ましい一実施形態では、装置(1)は、ジップ(16)を閉じた位置に固定する固定手段を具備する。装置(1)の稼動中に、容器(12)を誤って開けるおそれがあることが分かった。装置が非常に高温の蒸気及び/又はオゾンなどの化合物を保有するので、使用者が怪我をするおそれがある。また、呼吸器系に非常に深く入ることができ、使用者にとって望ましくない又は健康によくない霧状のリフレッシング/クリーニング組成物の非常に小さい粒子を吸入することにより、使用者が害を受けるおそれもある。固定手段は、ジップ(16)が閉じた位置から動かないようにすることができる、適切ないかなる種類のものであることもできる。第一の実施形態では、ジップ(16)の可動部分上へのフックにより達成され、フックはジップ(16)の静止部分の留め金により捕捉される。使用者が容器(12)を閉じると、ジップ(16)の可動部分は留め金に接近し、その結果、使用者はフックを留め金に通すことによりジップを固定することができる。本発明の第二の及び好ましい実施形態では、固定手段は、自動車又は飛行機内でシートベルトの固定に使用するものと類似のシステムにより達成される。更に、このシステムは、装置の主電源スイッチにリンクした電気安全ラッチにより完全なものとなる。容器が一旦閉じられると、使用者はジップを固定して動かないようにする。使用者がメインスイッチを押してサイクルを開始させると、電気接触により、サイクルの終了まで固定手段が開けられないようになる。
【0042】
本発明の状況の中で使用するのに適切な容器は、容器が折り畳まれた時に、一緒に容器の入れ物を形成する、剛性の頂部分(42)及び剛性の底部分(40)を含むことが好ましい。フレームが使用される場合、容器の剛性の部分はフレームの支持体の役割を果たすことができ、又はフレーム及び剛性の部分は、互いに連結されていない別々の品目とすることができる。1つ又は複数のフレームは、拡張した時に半剛性の三次元構造体を形成する、可撓性の折り畳み可能な構造体を形成することが好ましい。折り畳み可能な構造体の例は、例えば、1991年8月13日にノーマン(Norman)へ発行された米国特許第5,038,812号にて既知である。一般に、ノーマンにみられるもののような可撓性の折り畳み可能なフレームは、比較的強いにもかかわらず、折り畳むことができるほど十分に可撓性のある材料で形成される。代表的なフレーム材料は、幅が1.6mm及び長さが76mmの寸法を持つ長方形の断面を有する平バネ鋼である。1つ又は複数のフレームは、処理袋の内部又は外部に、縫い付けるか、接着するか、又は別の方法で取り付けることができる。同様に、1つ又は複数のフレームは、緩く上に掛かっているか、又はフレームにより拡張されている処理袋材料と共に、自立構造であることができる。
【0043】
上で簡単に説明したように、本装置(1)は折り畳み可能である。即ち、容器は折り畳んで、その体積をかなり減少させることができる。更に好ましくは、容器の剛性部分により形成できる入れ物の中に容器が折り畳まれるか、又は入れ物は別個の品目であることができる。入れ物は剛性である必要はないが、折り畳まれた容器の適切ないかなる保管ユニットであることもできる。容器は、折り畳まれた容器の1つの場所から別の場所への移動を更に容易にする、ハンドルを備えることが好ましい。更により好ましくは、ハンドルは、使用中の装置を吊るすのに使用される外部吊り手段(45)としても役に立ち、装置(1)を折り畳んだ時には入れ物を運ぶためのハンドルとして使用することができる。
【0044】
折り畳んでは広げるサイクルを何回も繰り返すことを容易にするために、折り畳み可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性の材料は、適度に耐久性があるものでなければならない。耐久性があるとは、機械的及び化学的応力に容器が耐えるはずであること、即ち、材料はその通常の使用中に膨張したり、軟化したり、又は亀裂、穴、若しくは他の欠陥を生じるはずではないことを意味する。同様に、容器が裏張りされた材料で構成されている場合は、裏張りは劣化又は剥離してはならない。本発明の好ましい一実施形態では、容器はまた、追加の材料で断熱されているか、又は更により好ましくは、可撓性の材料が断熱性の材料である。しかし、方法の説明にて以下で検討するように、布地への香料の凝縮を可能にするための、袋の比較的急速な「冷却」の必要性がある。そのため、袋は完全に断熱されるべきではない。
【0045】
折りたたみ可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性の材料は、自然蒸気透過率が3000水グラム/m/日以下、好ましくは2000水グラム/m/日以下、更に好ましくは1000水グラム/m/日以下であるべきである。蒸気透過率は、当業者には知られるようになる、ASTM E96試験などの標準試験により測定することができる。折り畳み可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性の材料は、基本的に蒸気不透過性とすることができるが、容器の壁は、容器が「呼吸」できるように幾分限られた透過性を有することが望ましい場合がある。また、折り畳み可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性の材料は、化学的腐蝕及び紫外線に対する耐性がなければならない。適切なクリーニング及びリフレッシュメント組成物の添加物として以降に列挙される様々な物質は、長時間にわたり、容器材料に損傷を与えてはならない。同様に、本発明の装置は、窓の近くで使用される場合があり、日光が材料を退色させたり、又は別の損傷を与えるおそれがある。容器材料は、自然の原因によるこのような劣化を最小限に抑えるように選択しなければならない。適切な折り畳み可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性の材料は、サウスカロライナ州のミリケン社(Milliken Corp.)、又はベルギーのソフィナル社(Sofinal Corp.)から購入することができる。
【0046】
本発明の状況で使用するのに適切な容器は、折り畳み可能な又は拡張可能な、好ましくは可撓性材料の1枚のシート、又は適切ないかなる方法によってでも互いに接合された複数枚の材料のシートから形成することができる。当業者は、複数枚の材料のシートを互いに接合して容器を形成する多くの方法を検討することができる。例えば、シートは互いに縫い合わせるか、ステープルで留めるか、接着剤で接着するか、熱接着するか、音波接着するか、又は既知の手段によって互いに張り付けることができる。容器(12)の継ぎ目は、適切に設計されれば、容器の通気口を形成することができる。適切に設計されるとは、容器の溶接、縫い目、結合、ステープル等は、作業中に望ましい量の空気を通気するように間隔をあけるべきであることを意味する。当業者は、過度の実験をしなくても、望ましい通気を達成するための適切な継ぎ目の構成を決定することができるであろう。
【0047】
本発明の容器は、内部空隙空間を画定する少なくとも一つの壁に加えて、少なくとも一つの通気口(28);好ましくは能動的であり、容器(12)の内部空隙空間(19)内の気温を変化させ維持することができる、温度制御器;液体から微細な噴霧を産出することができ、リフレッシング及びクリーニング組成物を非常に小さい液滴の形態で布地に供給するために使用され、従って容器(12)の前記内部空隙空間内の相対湿度をある一定のレベルに維持することができる湿気供給器としての役割を果たす超音波噴霧器;及び、例えば送風機などの空気循環装置を含むことが好ましい。最適な脱臭のために、衣類の周囲の空気速度は0.05〜10m/秒の間であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5の間であり、最も好ましくは0.5〜2m/秒の間であることが好ましい。
【0048】
好ましくは、図3の略図に示すように、能動的温度制御器、受動的湿度制御器、超音波噴霧器、及び空気循環装置は、全て容器(12)の内部空隙空間(19)内にある。当然、空気循環装置には、空気入口及び空気出口があり、空気入口及び空気出口の両方は、容器(12)の内部空隙空間(19)内の空気の少なくとも一部を再循環させるように、容器(12)の内部空隙空間(19)内に配置されることが好ましい。同様に、空気循環装置の空気出口は、容器(12)の内部空隙空間(19)内で循環される空気の一部が容器の外部に排出されるように、通気口(28)から少なくとも約30cm、好ましくは少なくとも約25cm、より好ましくは少なくとも約20cm離す。
【0049】
通気口は、好ましくは、可撓性材料の自然透過率、可撓性材料のシート間に作り出される継ぎ目、容器開口部と可撓性材料との間の継ぎ目、容器材料中の空隙空間、及びこれらの組み合わせからなる群より選択される。容器材料中の空隙空間とは、通気口は、適切な寸法に作られたいかなる穴又は開口部であることもできることを意味する。フィルタも、本装置の構成要素とすることができる。フィルタは、好ましくは、図1に示すように装置(1)の頂部、又は底部のどちらかで送風機に近接して配置され、そのため通気口の必要がなくなり、装置は閉じたシステムの中で、又は超音波噴霧器に近接したカバー板の下で作動することができる。フィルタは、通気口に近接している、例えば、隣接していることが好ましい。更により好ましくは、本装置、最も好ましくは通気口は、湿気吸い込み装置、例えば、容器から排出される前に蒸気を凝縮するための凝縮器を含む。好ましくは、フィルタは、例えば活性炭などの吸収性材料を含み、逸散化学物質、香料、及び悪臭化合物を吸収した後に、容器外部へ排出する。最も好ましくは、フィルタは、空気に対する抵抗が小さい低圧フィルタである。このようなフィルタの典型的なものは、AQFからCPS(登録商標)の商品名で、又はMHBフィルトレーション(filtration)から市販されている。好ましくは、例えば送風機などの空気循環装置の表面の一部から全体までを、フィルタで覆うことができる。空気循環装置の一部を覆うと、フィルターを通る香料の損失は最小限に抑えられるが、空気循環装置全体を覆う場合は、サイクルの終了時に自動的に空気循環装置のスイッチが切れるようにすることができ、それによって香料を衣類上に沈着させることができる。凝縮器及びフィルタは、機器分野の者には周知である。
【0050】
本発明の装置は、上記のように布地物品をクリーニング及びリフレッシュするために、処理中の衣類表面への分散の品質の点で、リフレッシング及びクリーニング組成物の、蒸気と同等の非常に小さい液滴を利用する。好ましくは、リフレッシング及びクリーニング組成物は、超音波噴霧器の高温の保護液体(以降の更に詳細な説明を参照)により加熱されるため、液滴の温度は室温より高い。液滴は、通常、超音波噴霧器(24)により容器内で作り出され、超音波噴霧器が、水及び活性物質を含むクリーニング及びリフレッシュメント組成物を、非常に微細な噴霧に変える。
【0051】
水及び活性物質、即ち、「クリーニング及びリフレッシュメント組成物」、又は「布地処理組成物」(これらの2つの用語は、本明細書の記載全体を通して互換的に使用され、同じものを意味するものとする)は、適切ないかなる方法でも容器に添加することができる。この組成物は、袋に注ぎ入れることができ、超音波噴霧器/加湿器に供給する貯溜器に注ぎ入れることができ、キャニスタを使用して組成物を注入することができ、又は組成物で飽和した吸収性基材を袋に入れることができる。本発明の方法に使用する適切な基材及び組成物は、以下に更に詳細に説明する。当業者は、容器に活性物質を添加する他の方法について知るようになり、その方法は本発明の範囲内にあることが理解される。
【0052】
リフレッシング及びクリーニング組成物が、先に説明したように本発明によるシステム(11)により取外し可能に本装置に連結される瓶の中へ入れられることは、本発明の本質的な実施形態である。好ましくは、その瓶は、再充填できない突き刺し可能なキャップを備える、再装填品である。突き刺し可能なキャップとは、突き刺し可能な膜を含む蓋を意味する。好ましくは、この膜は、エラストマーの突き刺し可能な膜であり、キャップの上/中に挿入されて、保持される。より好ましくは、膜は、一旦突き刺された後、実質的に漏洩防止となるべく再び閉じるように、作られている。例えば、突き刺し可能な、再閉止可能な、漏洩防止の膜は、積層エラストマー/PET膜で作ることができる。
【0053】
上で説明したように、本発明の状況で使用する装置は、超音波噴霧器及び空気循環装置を備え、これらは共に作動してクリーニング及びリフレッシュメント組成物を蒸発させ分配する。「共に作動する」とは、超音波噴霧器が空気循環装置の空気出口と流体連通しており、空気が容器の内部空隙空間内で循環すると空気が超音波噴霧器に接触するようになっていることを意味する。更に、特に好ましくは、超音波噴霧器は、超音波噴霧器によって「蒸発される」布地処理組成物と流体連通している。用語「蒸発される」を使用することにより、加熱を用いて微細な噴霧を産出することだけを意味するのではない。本発明の状況では、微細な噴霧は超音波噴霧器で産出され、超音波噴霧器は、液体を加熱するのではなく、液滴を引き離すために液体の表面で高周波を使用する。先に説明したように、本発明で使用する噴霧器により産出される微細噴霧は、好ましくは1〜35μmの範囲内、より好ましくは1〜20μmの範囲内の直径の、液体の小さな液滴を含む。液滴の微細噴霧は、噴霧は液体の液滴を含むが蒸気は液体の分離した分子からなるだけであるという点で、蒸気と区別される。しかし、本発明の噴霧器で産出する微細な噴霧は、布地への浸透特性に関して蒸気に類似している。更に重要なことには、処理される衣類の表面の被覆は蒸気で達成されるものに等しいことが分かり、このことは布地衣類の表面のほぼ100%が噴霧で覆われることを意味し、一方単に手によるスプレーだと、リフレッシング/クリーニング組成物で局所的(「点」のような)被覆を行うに過ぎない。空気が超音波噴霧器を横切って蒸発した布地処理組成物を運びながら循環すると、布地処理組成物は、容器の内部空隙空間全体を循環する。布地処理組成物は、容器の中へ、例えばカートリッジ出口(13)を有する非再充填型のカートリッジ又は瓶(10)の中へ入れられ、カートリッジ出口は、システム(11)(11)を介して、特に機器の窪み(20)を介して、超音波噴霧器と流体連通している。好ましくは、本発明のリフレッシング/クリーニング装置(1)内で使用されるカートリッジ(10)は、突き刺し可能なキャップ又は突き刺し可能な膜若しくはフィルムを備える非再充填瓶(10)である。そのような場合、機器(1)は、例えば針などの少なくとも1つの突き刺し手段を備え、瓶が機器へ挿入された時に前記瓶の突き刺し可能なキャップを突き刺し、かくしてこの2つの間に流体連通が確立する。
【0054】
装置(1)の機械的要素は、最少限として、超音波噴霧器(湿気供給機として)、前記容器内側の気温を上げることができる主加熱要素、及び上記検討された空気循環装置を含む。好ましくは、本装置は、温度制御器も含む。超音波噴霧器は、クリーニング及びリフレッシュメント組成物を非常に微細な噴霧へ「蒸発させる」役割を果たす。蒸発したクリーニング及びリフレッシュメント組成物は、容器(12)の内部空隙空間(19)内の湿度を上げるので、超音波噴霧器は湿気供給機として働く。対照的に、温度制御器は能動的であることが好ましく、即ち、温度は温度プローブで読み取られ、この温度が温度制御器に返送される。温度プローブからの入力に基づいて、温度制御器は、主加熱要素の温度を上昇又は下降させる。これら機械的要素のそれぞれは、機器分野の者には周知であり、各要素の寸法及び電力は、容器(12)の容積に基づいて選択することができる。多くの製造業者がこれらの要素を販売しており、フランスのエトリ(Etri)、オーストリアのブラックマン(Blackmann)、及びイタリアのIRCAなどがある。
【0055】
先に説明したように、蒸気は噴霧器によって補われ、この蒸気を使用して、揮発性及び不揮発性のクリーニング及びリフレッシュメント組成物の微細な噴霧で衣類の表面を覆う。噴霧器は、好ましくは超音波装置であり、更に好ましくは1〜60ミクロンの間の大きさの液滴を供給し、最も好ましくは1〜40ミクロンの間の液滴を供給する。本発明で使用するのに適切な噴霧器、アトマイザー及び類似の装置は、当業者に周知である。本発明で使用するのに適切な装置は、少なくとも1つの超音波ソノトロード、又は超音波振動セルを有する噴霧器である。このような噴霧器の代表的なものは、ニューヨーク州ミルトンのソノテック社(Sono Tek Corporation)(2012 route 9W Building 3 in Milton New York 12547)のからアクミスト(Acu Mist)(登録商標)の商品名で市販されている。使用する場合には、周波数を少なくとも60kHzまでに、最も好ましくは少なくとも100kHzまでに設定し、60ミクロン未満の、より好ましくは50ミクロン未満の、最も好ましくは40ミクロン以下の大きさの液滴を得るようにするのが好ましい。このような装置の更に別の例は、ドイツのオムロンヘルスケア社(Omron,Health Care,GmbH)、イタリアのフリームノーバ社(Flaem Nuove,S.p.A)から購入することができる。同様に、当技術分野において周知のエアロゾル送出システムを使用して、クリーニング及びリフレッシュメント組成物を送出することができる。より好ましくは、噴霧器は、保護されたセルを含む。実際、セルを含む噴霧器の使用で直面する問題は、クリーニング/リフレッシング組成物との接触による汚染であり、これによりセル上に堆積を生じることである。その結果、セルの寿命が短くなる。セルの保護、特に、セルを、例えば脱塩水などの保護用の液体又はゲル媒体と接触させ、後者が膜によって覆われ、そのためこのシステムが閉じている、即ち漏洩防止であるように保護することにより、この問題が解決したことが分かった。さらにまた、脱塩水を保護媒体として使用する場合、特定の物質を添加することにより、産出量が大きく増加することが分かった。液体/ゲル超音波セル保護媒体は、好ましくは脱塩水とアルコールの混合物であり、より好ましくは脱塩水と界面活性剤の混合物である。当業者は、アルコール又は界面活性剤の適正な割合を適切に選択することができる。従って、膜は、システムの閉鎖を行うものとして定義されるが、エネルギー波の透過を妨がない。膜の厚さは、超音波セルから来る波長及びエネルギーを最良の率で透過させるように、最適化しなければならない。膜(27)の厚さは、好ましくは200μm未満、より好ましくは100μm未満、更により好ましくは50μm未満である。最も好ましくは、膜の厚さは、10μm以下である。膜が薄ければ薄いほど、波長の透過がよいことが分かった。更に、超音波セルからリフレッシング及びクリーニング組成物への非常に効率的なエネルギーの透過は、200μm未満の厚さに対して達成されることが分かった。この後で、クリーニング/リフレッシュメント組成物(11)が、このシステムに加えられる。その結果、セルの寿命は大幅に伸びる。このシステムの一つの利点は、クリーニング/リフレッシュメント組成物なしでも、セル及び従って噴霧器を破壊する危険を伴わずに稼動させることができることである。好ましくは、膜は、プラスチック被膜及び/又は金属でできた層である。このような装置の代表的な記載は、1999年10月14日にブロドスキー(Brodsky)SPRLの名で出願されたBE 9900683に見ることができる。この問題を解決する従来の試みは濃度検出器によってなされたので、この発見はなお一層驚くべきことである。しかし、これは、クリーニング/リフレッシュメントからセル上への堆積を防がなかった。その上、所与の型の保護媒体、超音波周波数、膜の型及び厚さに関して、超音波セルの頂部と膜との間の距離が、超音波噴霧器の産出速度に影響することが判明した。各システムには幾つかの極大値(通常1つ又は2つ)即ち産出が大きく増加する距離があり、これにより噴霧器の産出速度が、超音波セルと膜との間の距離の一次関数ではないことを意味することが、更に分かった。
【0056】
更に、噴霧器の低産出量を改善する手段も見い出された。実際には、従来型の噴霧器で直面する別の問題は、液滴の合体の問題である。実際には、液滴が空気中に放出される時、それらは高ければ高いほどより多く合体し、そのためより大きい液滴を生じ、そのため噴霧器の深皿に落ちて戻る。この問題は送風機などの送風手段を追加する簡単な方法で解決するが、送風機は、好ましくは噴霧器の上部に配置して、水平方向の空気流を供給し、故に小さい液滴の流れが格子を通るようにする。このような装置の代表的な記載は、1999年10月14日にブロドスキー(Brodsky)SPRLの名で出願されたBE 9900682に見ることができる。
【0057】
超音波噴霧器の産出量は、圧電セル当り、好ましくは少なくとも2g/分、より好ましくは少なくとも3g/分であるべきことが分かった。これは布地衣類への生成物の十分な分配を達成するために重要である。既知の超音波噴霧器では、このような産出量を達成できないことが分かった。更に、超音波セルを囲む(又は「カプセルに包む」)保護液体又はゲル媒体を加温することにより、産出量が大幅に増加するということが意外にも判明した。従って、噴霧器は、超音波セルを保護する保護媒体を加温するための、組込み加熱手段(17)を備えるべきである。産出量は、同じ超音波セル電力で、特に30℃を超える保護液体の温度で、大きく増加することが分かった。この点で、保護液体の加温法は、蒸気加熱システムを使用する当技術分野で既知の装置におけるように、リフレッシング及びクリーニング組成物を蒸発させる意図では決してないことに留意することが重要である。本発明の状況で使用するシステムでは、その利点は、室温をちょっと上回る温度で既に達成される。当然、温度が高ければ高いほど、産出量がよいことが判明した。しかし、産出量の非常に効率的な増加は、好ましくは30℃を超える、より好ましくは40℃を超える、最も好ましくは50℃を超える保護液体の温度で、既に達成される。
【0058】
布地物品は、適切ないかなる方法でも処理装置(1)の内部空隙空間(19)中に吊るすことができる。このような方法の1つは、ハンガーを吊るすために設けられた棒を使用することである。処理装置(1)の中に吊された衣類は又、皺の減少を改善するため、加重するか又は伸張することができる。掛ける重し及び引張り装置は、当業者に周知であろう。好ましくは、処理する衣類は、容器に入れられた後、このプロセスを開始する前に、機械的に伸張される。衣類のこのような伸張又はいわゆる引張りは、皺がプロセス中に緩む助けをする。好ましい伸張システムには、重し付け、並びに軽量で収縮可能な又は格納可能な伸張システムなどが挙げられるが、そのシステムはバネのような張力装置を含む。後者のシステムは、必要に応じて張力及び方向を調節できる可能性と共に、クリーニング及びリフレッシング装置に余分の重みを加えないという利点がある。好ましくは、これらのシステムは、容器の内側で底部に取り付けられる。このようなシステムの一例として、自動車用のサンフィルタとして従来使用され、ハルフォード(Halfords)から市販されている巻上げブラインドがある。このシステムは、巻上げバネ機構により広げ又は縮めることができる巻上げブラインドである。このシステムを衣類の引張りに適応させるためには、少しだけ変更する必要がある。1つの好ましい改造は、このシステムの筐体を装置の底部に取り付けること、及び他の側に1つ以上の留め金を設けることを伴い、その結果、装置の中で衣類を留めること、従って衣類の伸張又は引張りが可能になる。バネの張力は、所与の衣類に対して望ましい伸張力に調節することもできる。留め金の寸法は様々であるので、このシステムに1つ以上の留め金が取り付けられる。更に、別の変形は、システムの筐体の反対側に置かれたブラインド引張りシステムに沿って、又は部分的に沿って動く、留め金を1つだけ有することを伴う。伸張システムにより衣類に適用される最小力は、好ましくは、約7Nとすべきである。
【0059】
処理装置(1)は、剛性フレームの支持と共に自立構造であることができ、又は支持手段(図示せず)からの吊り部材(45)により吊るすことができる。処理装置(1)が、吊り部材(45)により吊るされる場合、フレームは必要がないが、内部空隙空間(19)の形状及び容積を制御及び保持するために、フレームが一般に好ましい。本発明の好ましい実施形態では、容器(12)は、剛性の底部分(40)、剛性の頂部分(42)、又は両方を更に含む。これらの2つの剛性の部分は、フレームを支持し、装置(1)の機械的要素を収容し、及び/又は折り畳んだ容器の筐体の役割をするのに使用することができる。更に、剛性の底部分(40)及び剛性の頂部分(42)は、装置の審美的特性を高めるように設計することができ、即ち、剛性の部分にいかなる機能性も必要ではない。
【0060】
容積リフレッシュメント速度
本発明の状況で使用する装置は、蒸気状の組成物で布地を同時にクリーニング及びリフレッシュし、悪臭蒸気を排出しなければならない。望ましい活性蒸気を悪臭蒸気から分離することは、複雑な仕事であることが理解されている。本発明の装置を単純化するために、クリーニング及びリフレッシュメント組成物からの活性成分の損失を最小限に抑えながら悪臭化合物の排出を最適化する、容積リフレッシュメント速度を決定した。
【0061】
容積リフレッシュメント速度は、容器の内部空隙空間内の空気の全容積が置換される頻度として定義され、秒−1の単位で表わされる。装置の通気が、0.0004s−1よりかなり低い場合は、通気が弱くなり過ぎ、サイクルの長さを大幅に増加しなければ、脱臭機能は低下する。理論的には、1サイクル当り1容積のリフレッシュメントであれば、良好な脱臭を可能にするのに十分である。例えば、クリーニング及びリフレッシュメントサイクルが1時間かかり、その内脱臭段階が約40分とすると、これはVR/sが0.0004s−1であることを意味する。代表的な容積リフレッシュメント速度の計算は、下記実施例1に記載されている。
【0062】
本装置(1)の容積リフレッシュメント速度は、好ましくは約0.0004s−1〜約0.05s−1の間であり、より好ましくは約0.001s−1〜約0.03s−1の間である。
【0063】
方法
この節では、本発明によるシステム(11)と共に使用するのに適切な装置を使用して、布地をリフレッシング/クリーニングする好ましい方法を説明する。特に、この節の以降で参照する方法の段階は、本明細書の最初に記述された、「前記容器に入れられた液体を分配する装置の使用」の段階である、本発明によるシステム(11)の使用方法の段階(iii)に組み込むことができる。言い換えると、容器(10)に入れられた液体を分配する装置(1)の使用は、好ましくは、布地衣類をリフレッシング/クリーニングするために、前記容器(10)からの液体を布地衣類の上に分配するための使用である。
【0064】
布地物品を適切にクリーニング及びリフレッシュするために、物品の外観の多くの様相に対応しなければならない。具体的には、布地物品は、クリーニング及びリフレッシング作業の後に、少なくとも悪臭及び皺が実質的になくなっていなければならない。物品は、香料を付けて心地よい香りを付与することが好ましい場合が多いが、局所的な付着物があってはならない。本発明によるシステム(11)(11)を含む衣服リフレッシング/クリーニング装置(1)(1)と共に適用可能な方法は、脱臭、しわ除去及び/又は布地物品上への香料沈着に向けて設計した、少なくとも2つの段階を必要とする。追加として、局所的な付着物を除去するための手操作染み除去プロセスも供給されるが、染み除去プロセスは装置(1)の外側で実施される。これらの方法段階のそれぞれに対する条件を、以下に更に詳細に説明する。
【0065】
リフレッシング/クリーニング方法は適切ないかなる順番で実行することもできるが、脱臭段階を最初に検討する。脱臭は、臭気マスキングとは区別しなければならず、臭気マスキングでは布地の臭気を覆う又は隠すために布地に心地よい香りを適用することを伴う。本明細書で使用する脱臭は、悪臭を引き起こす化学物質を実際に除去又は分解することを伴う。悪臭を引き起こす構成成分が除去又は中和されると、布地物品には、残留臭気がほとんど又は全く無くなるべきである。プロセスのこの段階は、臭気を分解するオゾンで、又は臭気を引き起こす構成成分を除去する高温と排出で、実行することができる。
【0066】
脱臭段階は、本明細書では、便宜上第一段階として記載する。脱臭及び皺除去段階は、いかなる順番でも実行できることが理解される。香料沈着段階を用いる場合、必然的に脱臭段階の後にして、香料がつけられた直後に布地から剥ぎ取られないようにする。
【0067】
かくして、脱臭が第一段階である場合は、第一の温度は少なくとも約45℃、好ましくは少なくとも約60℃、最も好ましくは少なくとも約70℃とすべきであり、第一の相対湿度は、少なくとも約20%とすべきである。これらの比較的高い温度で、臭気を引き起こす化学物質は布地から剥ぎ取られ、次いで通気口を介して容器から好ましくは除去される。更により好ましくは、通気口にはフィルタを具備し、発散臭気が容器外環境に入らないようにする。第一の温度及び第一の相対湿度に達すると、プロセス時間、即ち、第一の時間は約2分〜約20分、好ましくは約5分〜約15分、更により好ましくは約8分〜約12分とすることができる。
【0068】
上記の脱臭段階は、布地物品をオゾンで処理することにより補うか、又は置き換えることさえできる。臭気を引き起こす化学物質を中和するための、及び例えば医療用のガウンなどの衣類を消毒するためのオゾンの使用は、当技術分野で周知である。具体的には、公開された特許出願DE2433909及びFR2059841を参照し、この2つは参考として本明細書に組み込まれる。本明細書で開示する方法の目的のために、オゾンは、紫外線ランプ又は更に高電圧源などの適切ないかなる供給源からも、容器へ導入することができる。1つ以上のオゾン源を使用することができ、これらは、容器(12)の中又は容器外部に隣接した便利ないかなる場所にも設置することができる。オゾン源は、クリーニング及びリフレッシュする布地物品の表面積を考慮して、容器の容積に応じた寸法にしなければならない。脱臭用のオゾンを産出する代替方法は、高電圧の使用である。例えば、ワイヤを容器の中にいれ、およそ約10,000ボルトをワイヤに流すことができる。これは、オゾンを発生させるUVランプと概ね同じ目的に役立つ。当業者は、所与の容器(12)に、どの型及び寸法の機器を使用すべきか分かるであろう。
【0069】
本発明によるシステム(11)(11)を含む装置(1)を使用する衣服リフレッシング/クリーニング方法の第二の段階は、比較的高い温度と相対湿度を必要とする、皺除去を対象とする。布地を撹拌し活性成分を均一に分散させる良好な空気の循環は、皺の除去段階に有利であるが、必要ではない。第二の段階すなわち皺除去段階に対して、第二の温度は、T=60−(0.17×RH)の式で定義される「T」よりも高くなければならず、ここでRHはパーセントで表される第二の相対湿度である。RHは、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも約85%、最も好ましくは少なくとも約90%である。第二の温度は、好ましくは約90℃未満、より好ましくは約80℃未満、最も好ましくは約70℃未満である。第二の温度及び第二の相対湿度に達すると、プロセス時間、即ち、第二の時間は、約2分〜約20分、好ましくは約5分〜約15分、更により好ましくは約8分〜約12分とすることができる。
【0070】
最後に、内部空隙空間を徐々に冷却することを伴う第三の段階があるのが好ましい。温度が下がるにつれ、空気が空気中に保持可能な蒸気の量が減少し、空気が飽和すると蒸気が凝縮を始める。当然、蒸気は袋の内側の布地物品上に凝縮し、これらの物品が乾燥した時、香料などの活性成分が後に残る。上で簡単に検討したように、この方法段階は、過度の廃棄物なしに、及び追加の乾燥を必要とする点まで布地を飽和させることなしに、活性物質を供給するように設計される。内部空隙空間内の温度が、プロセスの第三段階の間に、第三の温度まで下がることが好ましく、ここで第三の温度は、約45℃未満であり、好ましくは約40℃未満であり、より好ましくは約35℃未満である。この第三の段階は、第三の時間の間継続することができ、第三の時間は、約2分〜約20分、好ましくは約3分〜約10分、更により好ましくは約3分〜約5分とすることができる。
【0071】
以下で更に詳細に検討されるように、容器(12)の内側の蒸気は、好ましくはクリーニング及びリフレッシュメント組成物である。これは、容器、例えば装置の容器(12)の内部空隙空間に導入されたカートリッジ(10)の中に入っており、クリーニング及びリフレッシュメント組成物は、カートリッジ(10)から前記装置の容器(12)の内部空隙空間に放出される。
【0072】
クリーニング/リフレッシュメント組成物
クリーニング/リフレッシュメント組成物は、水、及び任意選択として界面活性剤類、香料類、防腐剤類、漂白剤類、補助クリーニング剤類、縮み減少組成物類、有機溶媒類、及びこれらの混合物からなる群より選択される要素を含むのが好ましい。前記組成物に揮発性及び不揮発性成分の両方を包含することができるのは、不揮発性成分は、揮発性化合物と同様に、微細な噴霧に蒸発/噴霧させて布地衣類に沈着させることができるからである。好ましい有機溶媒として、グリコールエーテル類、特にメトキシプロポキシプロパノール、エトキシプロポキシプロパノール、プロポキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロパノール、エタノール、イソプロパノール、皺除去剤、着用中の皺防止剤、半パーマネントプレス剤、臭気吸収剤、揮発性シリコーン、及びこれらの混合物がある。本発明で使用するのに適切な布地縮み減少組成物は、エチレングリコール、プロパンジオールの全ての異性体、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、及びこれらの混合物からなる群より選択される。より好ましくは、布地縮み減少組成物は、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1−オクタノ―ル、及びこれらの混合物からなる群より選択される。界面活性剤は、好ましくは、エトキシル化アルコール又はエトキシル化アルキルフェノールなどの非イオン性界面活性剤であり、クリーニング/リフレッシュメント組成物の約2重量%まで存在する。好ましい補助クリーニング剤には、シクロデキストリン、及びシリコーン含有化合物などの皺除去剤が挙げられる。特に好ましい皺防止剤には、揮発性シリコーン類などがあり、その幾つかはダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)から購入することができる。このような揮発性シリコーンの1つは、D5シクロメチコーンデカメフィルシクロペンタシロキサンである。本明細書の代表的な布地クリーニング/リフレッシュメント組成物は、少なくとも約80重量%、好ましくは少なくとも約90重量%、更に好ましくは少なくとも約95重量%の水を含むことができる。
【0073】
以下の実施例は、本明細書で使用するのに好ましいクリーニング/リフレッシュメント組成物の個々の構成成分の具体的な範囲を示す。クリーニング/リフレッシュメント組成物の個々の構成成分、即ち、有機溶媒、界面活性剤、香料、防腐剤、漂白剤、及び補助クリーニング剤の更に詳細な説明は、1998年8月4日にヨウ(You)らへ発行された米国特許第5,789,368号に見ることができる。ヨウらの特許の全開示は参考として本明細書に組み込まれる。更に、クリーニング/リフレッシュメント組成物は、1997年1月24日にトリン(Trinh)らの名で出願され同時係属中の米国特許出願番号08/789,171に記載されている。トリンらの出願の全開示は参考として本明細書に組み込まれる。本発明で使用する縮み減少組成物は、1998年8月24日にストラング(Strang)及びシクロシ(Siklosi)により出願され同時係属中の「布地縮みを減少させるクリーニング組成物(Cleaning Compositions that Reduce Fabric Shrinkage)」という名称の米国特許仮出願番号60/097,596に見ることができる。ストラング及びシクロシの出願の全開示は参考として本明細書に組み込まれる。
【0074】
ある量のアルコールをリフレッシング/クリーニング組成物に添加すると、前記液体組成物の粘度と同様に、その表面張力が減少することが判明した。そのため、その液体は、超音波噴霧器で更により容易に蒸発して微細粒子になるが、これは噴霧器の産出量が多くなることを意味する。同様に、ある量の界面活性剤を液体のリフレッシング及びクリーニング組成物に添加すると、表面張力が減少し、超音波噴霧器が液体を蒸発/噴霧させて微細な噴霧にするのが非常に容易になり、故に産出量がより多くなる。これは、アルコール及び/若しくは界面活性剤、又は液体のリフレッシング/クリーニング組成物の表面張力を減少させることができる他のいかなる化学的化合物も、リフレッシング/クリーニング液体組成物の好ましい構成成分となる理由の1つである。
【0075】
本発明の全ての記載において、記載される噴霧器の産出量は、好ましくは乾燥産出量である。乾燥産出量とは、超音波噴霧器で産出する微細噴霧が、湿っていない噴霧であることを意味する。これは、噴霧を作る粒子のサイズが非常に小さいという事実によって説明することができる。さらに、粒子のサイズが非常に小さいと、表面への生成物への分配が非常に規則的になる。従って、噴霧される所与量の生成物に関して、布地衣類の全ての領域が均一に処理される。この均一な被覆により、衣類又はリフレッシング/クリーニング装置(1)の内部の濡れにつながり得る、生成物のいかなる局所的な沈着も避けられる。このようなサイズが小さい粒子は、噴霧器の上部分に送風機を装備することにより達成されるが、噴霧器で産出する粒子のサイズは不均一である。しかし、送風機の存在により、最大の粒子は、リフレッシング/クリーニング液体の表面に再沈着し、最小の粒子だけが微細な噴霧を形成することができ、容器の中へ吹き込まれて衣類へ沈着する。
【0076】
染み抜き組成物
本プロセスの使用者に、本発明の任意選択的な事前染み抜き手順で使用する様々な染み抜き組成物を提供することができる。これらの組成物は、本明細書で定義したクリーニング及びリフレッシングプロセスの前又は後のいずれかで、局所的な付着物を処理する布地から除去するのに使用される。必然的に、染み抜き組成物は、処理する布地と適合していなければならない。即ち、有意量の染料が染み処理中に布地から除去されてはならず、染み抜き組成物が目に見える付着物を布地に残してはならない。従って、本発明の好ましい態様では、処理した布地に目に見える残留物を残す物質が実質的に無い、染み抜き組成物が提供される。これは必然的に、好ましい組成物は、できるだけ高濃度の揮発性物質、好ましくは水を、一般的には約95%、好ましくは約97.7%、及び約0.1%〜約0.7%レベルの界面活性剤を、含有するように配合されることを意味する。好ましい染み抜き組成物は又、ブトキシプロポキシプロパノール(BPP)などのクリーニング溶媒を低濃度であるが有効なレベルで、一般的には約1%〜約4%、好ましくは約2%含有する。
【0077】
好ましい染み抜き方法及び組成物は、ヨウ(You)らへの米国特許第5,789,368号に記載されており、これは参考として本明細書に組み込まれた。更に、染み抜き方法及び組成物は、1997年5月20日にレトカー(Roetker)へ発行された米国特許第5,630,847号に記載されている。
【0078】
処理部材
一実施形態では、処理部材が、布地から局所的な付着物を除去することを補助するために設けられる。本発明の好ましい態様では、染み抜き組成物は、瓶などの分配容器に入れて提供され、分配容器は、遠位先端部を有して、処理部材の役割を果たすことができる。更に、処理部材は、吸収性ベース材料を含むことができ、ベース材料は、例えば、天然若しくは合成のスポンジ、又は吸収性セルロース系シート若しくはパッドなどとすることができる。複数の突出部が、このベース材料と接触し、そこから外側に延びることができる。処理部材の具体的な例は、ヨウ(You)らへの米国特許第5,789,368号に見ることができ、この特許は参考として本明細書に組み込まれた。
【0079】
別の実施形態では、布地から局所的な付着物を除去することを補助する処理部材が、手持ち式ではあるが、機器に備え付けられている。手持ち式とは、前記器具が備え付け、即ち取り付けられていて機器から取り外すことはできないが、ワイヤで主装置に連結されている、例えばペンのように、使用者が持って操作しなければならないことを意味する。
【0080】
更に、超音波器具は、使用中に使用者が手持ちし、次いでリフレッシング/クリーニング装置(1)の筐体内に設置された区画に配置されなければならないという事実に適合する形状及び寸法を有するが、頑固な付着物を除去する非常に効果的な手段を提供する利点を有することが分かった。超音波技術は、これら2つの条件に適合している。好ましい実施形態では、前記手持ち式の超音波前処理器具は、少なくとも20kHzの周波数で少なくとも10μm〜最大100μmの振幅で振動する活性部分(即ち、ソノトロード)を有する。それは、好ましくは、ほぼペンのような形状に作られ、超音波部分に電力を提供するワイヤで主機器に取り付けられる。また、好ましくは、ワイヤは、染み除去プロセスを高めるために、組成物を超音波ノズルに送り、処理する付着物に分配することができる管を備える。
【0081】
布地衣類の前処理に適切な布地処理のための超音波器具の一例は、1999年11月16日に出願されたプロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble)の米国特許出願番号60/165784に記載されている。布地衣類上の局所的な付着物を除去するための前処理器具として使用するのに適切な超音波器具の構造の一例は、2000年5月25日に公開されたプロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble)のPCT国際公開特許WO00/28874にも見ることができる。
【0082】
吸収性付着物受け取り物品
吸収性付着物受け取り物品は、本明細書の任意の事前染み抜き作業で任意選択的に使用することができ、本明細書で付着物受器と呼ぶこともある。このような付着物受器は、事前染み抜き作業で使用する液体組成物を摂取する、いかなる吸収性材料であることもできる。使い捨て可能な紙タオル、バウンティ(BOUNTY)(商標)ブランドのタオルなどの布タオル、清潔な布きれなどを使用することができる。しかし、好ましい様式では、付着物受器は、付着物のついた領域から液体組成物を特に「逃がす」又は「引き出す」ように設計されている。付着物受器の1つの好ましい型は、熱結合したエアレイドファブリック(「TBAL」)などの不織布パッドからなる。本発明で使用するのに殊に好ましい別の型の付着物受器は、ポリマー発泡体を含み、ポリマー発泡体は、「ポリ−高内相エマルション」と呼ばれることもある重合した油中水型エマルションを含む。ポリマー発泡体の製造は、特許文献に非常に広範囲にわたって記載されており、例として、1993年11月9日にデスマレース(DesMarais)、ストーン(Stone)、トンプソン(Thompson)、ヤング(Young)、ラフォン(LaVon)及びダイヤ−(Dyer)へ発行された米国特許第5,260,345号、1996年8月27日にデスマレースへ発行された米国特許第5,550,167号、及び1997年7月22日にデスマレースらへ発行された米国特許第5,650,222号を参照し、全ては参考として本明細書に組み込まれる。本発明のポリマー発泡体を形成する典型的な条件は、1998年3月13日にT.A.デスマレース(T.A.DesMarais)らにより出願され同時係属中の「水性液体を分配するための吸収性材料(Absorbent Materials for Distributing Aqueous Liquid)」という名称の米国特許出願番号09/042,418に記載されており,その開示は参考として本明細書に組み込まれる。本発明で使用するポリマー発泡体の形成に関する条件の追加的な開示は、1998年3月13日にT.A.デスマレース(T.A.DesMarais)らにより出願され同時係属中の「耐摩耗性ポリマー発泡体及びこれから作られる付着物受器(Abrasion Resistant Polymeric Foam And Stain Receivers Made Therefrom)」という名称の米国特許仮出願番号60/077,955に記載されており,その開示は参考として本明細書に組み込まれる。
【0083】
本明細書に記載された、及び本明細書に参考として組み込まれた参考文献に記載された、様々な付着物受器は、液体不透過性のバックシートを含むことが好ましい。バックシートは、例えばポリプロピレン及びポリエチレンなどの薄い層で作ることができる。バックシートは、付着物受器が置かれている表面を染み抜き組成物から保護する。例えば、染み抜きプロセスは通常、テーブルの上面などの硬い表面で実施される。付着物受器がテーブルの上に置かれ、処理する布地は付着物受器の上に置かれる。染み抜き組成物が、布地の付着物のついた領域に塗付され、次いで、付着物受器に引き出される。しかし、バックシートがない場合は、染み抜き組成物は、テーブルの上面に漏れることがあり、テーブルに損傷を引き起こす可能性がある。
【0084】
本明細書は、本発明を明確に定義する特許請求の範囲で結論とするが、本発明の詳細な説明及び図面を参照することにより、これらの特許請求の範囲を更に良く理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシステム(11)と共に使用する機器の斜視図である。
【図2】 本発明の状況で使用する機器内部の一部の斜視略図であり、容器がその中に取り付けられた窪みがない機器である。
【図3】 本発明の状況で使用する機器内部の一部の斜視略図であり、容器がその中に取り付けられた窪みがある機器である。
【図4】 本発明によるシステム(11)で使用する容器を示す正面図である。
【図5】 本発明によるシステム(11)で使用する容器を示す側面図である。
【図6】 本発明によるシステム(11)で使用する容器を示す斜視図である。
【図7】 本発明によるシステム(11)で使用する容器を示す上面図である。
【図8】 本発明によるシステム(11)のばね負荷された要素を示す斜視図であり、この要素は経路(30)に沿って移動する突出部を含む。
【図9】 ばね負荷された可動底部分を有する、機器の窪みを示す分解斜視図である。

Claims (16)

  1. (i)容器(10)をはめ込むための窪み(20)を有する液体分配装置(1)と、
    (ii)液体組成物を容れた容器(10)であって、前記容器(10)が頂端部(21)及び底端部(22)、並びに外部表面を有する側壁(23)を包含し、前記容器(10)が前記窪み(20)中に開放可能に係合可能である容器(10)とを有し、
    (a)前記窪み(20)と前記容器(10)が、共通の長手方向軸を有し、
    (b)前記窪み(20)が、前記容器(10)を前記窪みにはめ込んだ時に、前記側壁(23)の前記表面上の対応する経路(30)と係合する、ばね負荷された突出部(27)を具備し、
    (c)前記経路(30)が、前記突出部(27)用の停止部(36)を具備し、
    (d)前記窪み(20)が、前記容器(10)用のばね負荷された可動当接部(26)を具備し、
    (e)前記容器(10)が、第一の開放された位置、及び第二の固定された位置で、前記窪み(20)中にはめ込み可能であり、並びに、前記容器(10)と前記装置(1)との間の流体連通が、前記容器(10)が前記第二の位置にはめ込まれた時にのみ確立可能であり、
    (f)前記容器(10)が、前記容器をその長手方向軸に沿う方向へ一度押すことにより、前記第一の位置及び前記第二の位置の間で切り替え可能である、システム(11)。
  2. 前記経路が前記長手方向軸の一般方向に伸張された2つの部分を有し、前記部分が前記容器の頂部へ向かう頂端部と前記容器の底部へ向かう底端部とを有し、前記部分がそれらの底端部で移行部分により連結され、前記移行部分が、前記容器が前記第二の位置の前記窪みで係合した時に、前記突出部を阻むための停止部を備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記経路が溝である、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記経路がレリーフである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記経路がW形である、請求項1〜のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記容器が突き刺し可能な膜を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記膜が、突き刺された後、再密閉可能である、請求項に記載のシステム。
  8. 前記膜が、PET/エラストマーの多層材料で作られる、請求項に記載のシステム。
  9. 前記装置が容器をはめ込むための窪みを有し、前記窪みが前記容器の前記側壁の前記表面上の対応する経路に係合するための、ばね負荷された突出部を具備し、及び前記窪みが更に、前記窪みにはめ込まれた時の前記容器のための、ばね負荷された当接部(26)を具備する、請求項1〜のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記窪みが跳ね上げ式の扉上に設けられている、請求項に記載のシステム
  11. 前記膜を突き刺すための針を具備する、請求項6〜8のいずれか一項に記載のシステム
  12. 前記窪みが容器をはめ込まれていない時に、前記針に接近することを阻止する機構を具備する、請求項11に記載のシステム
  13. 前記機構が前記扉の跳ね上げにより作動される、請求項12に記載のシステム
  14. 前記機構が可動保護板により達成される、請求項12又は13に記載のシステム
  15. 衣服をクリーニング及び/又はリフレッシングするための機器内に具備された、請求項14のいずれか一項に記載のシステム
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載されたシステムを使用して製品を分配するための方法であって、
    (i)前記容器を、前記窪み中に前記第一の位置で挿入する工程と、
    (ii)前記容器を、その長手方向軸に沿う方向へ、前記容器が前記当接部(26)に対して当接して前記当接部(26)が負荷されるまで、及び前記突出部が前記経路内の前記停止部に到達するまで、押す工程と、
    (iii)前記容器を前記第二の位置で開放する工程と、
    (iv)前記製品を分配する工程と、
    (v)前記容器を、その長手方向軸に沿う方向へ、前記突出部が前記経路内の前記停止部から係合解除されるまで、押す工程と、
    (vi)前記容器を前記第一の位置で開放する工程と、を順に包含する、方法。
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