JP4853333B2 - データ通信システムおよびデータ転送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、GFP(Generic Framing Procedure,ITU-T G.7041で勧告)、VCAT(Virtual Concatination,ITU-T G.707で勧告)などにより、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送する装置に利用する。特に、LCAS(Link Capacity Adjustment Scheme,ITU-T G.7042で勧告)による無瞬断のVCATの帯域変更に利用するのに適する。
VCATを用いてイーサネットフレームを伝送する場合において、VCAT帯域がイーサネットの帯域未満の場合には、フレームロスを回避するためイーサネットのフロー制御でレートを制限することが一般的である。
ここで、LCAS機能を用いるとVCATの帯域を片方向ずつ変更するため、帯域を変更する過渡状態で伝送装置間のVCATの帯域が双方向で不一致となる状況が発生する。さらに、VCATの片方向の帯域がイーサネットの帯域以上で、もう片方がイーサネットの帯域未満の場合に、フロー制御のために送信されるポーズフレームと同一方向に送信されるイーサネットフレームとが競合し、フレームロスが発生してしまう。
特開2003−32234号公報 特開2004−235678号公報 特開2005−198302号公報 EXF 0 EXPERTISE REACHING OUT Next−Generation SONET/SDH Reference Guide ITU−T G7041 Figure 8−1/G.7041/Y.1303−Transparent GFP frame format ITU−T G7041 Table 6−3/G.7041/Y.1303−User Payload Identifiers for GFP Client Frames
前述したように、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送する場合に、GFPおよびVCATが用いられる。VCATを用いて伝送を行う場合には、VCATは基本コンテナサイズ(VC4または3等)の整数倍での任意の帯域を構成することが可能である。また、VCATを用いてイーサネットフレームを伝送していてVCAT帯域がイーサネットの帯域未満の場合には、フレームロスを回避するためイーサネットのフロー制御でレートを制限することが一般的である。
VCATに付随する技術であるLCASは無瞬断でSDH伝送装置間のデータ伝送のVCAT帯域を変更できる技術である。LCASでは、VCATの帯域を片方向ずつ変更する。そのため帯域を変更する過渡状態で伝送装置間のVCATの帯域が双方向で不一致となる状況が発生する。さらにVCATの片方向の帯域がイーサネットの帯域以上で、もう片方がイーサネットの帯域未満の場合には、フロー制御のために送信されるポーズフレームと同一方向に送信されるイーサネットフレームとが競合しフレームロスが発生してしまう。
このようなフレームロスを回避するためには、VCATの片方向の帯域がイーサネットの帯域以上にならないようにすればよいのだが、そのような帯域制御を行うことは、制御処理手順の複雑化を招くので望ましいことではない。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、LCASによるVCATの無瞬断の帯域変更に際し、帯域制御を意識しなくてもフレームロスを回避することができるデータ通信システムおよびデータ転送装置を提供することを目的とする。
本発明では、データ転送装置でVCATの帯域を監視し、VCATの帯域が伝送されるイーサネットのレート以上で、かつ、ポーズフレームが送信されたことを検出し、アラームを対向するデータ転送装置に伝送し、この対向するデータ転送装置では、このアラームを検出し、ポーズフレームをイーサネットフレーム送受信装置に送信することによって、イーサネットフレーム送受信装置のデータ送信量を制御してフレームロスの発生を回避する。
このとき本発明では、イーサネットフレームをSDHフレームに収容して転送する装置(以下では、第一および第二のデータ転送装置という)間において第二のデータ転送装置から第一のデータ転送装置に転送するフレームのオーバヘッドを利用してアラーム情報を伝送し、第一のデータ転送装置からイーサネットフレーム送受信装置にポーズフレームを出すことによってイーサネットフレーム送受信装置のデータ送信量を制御することでフレームロスが発生することを回避することができる。
すなわち、本発明は、第一のデータ送受信機を収容する第一のデータ転送装置と、第二のデータ送受信機を収容する第二のデータ転送装置とを備え、前記第一のデータ送受信機と前記第二のデータ送受信機とが前記第一および第二のデータ転送装置を介して双方向にデータの送受信を行い、前記第一のデータ送受信機から前記第二のデータ送受信機に向かう方向を上り方向とし、その反対を下り方向とするときに、下り方向のデータ量が閾値を超えたときには、前記第二のデータ送受信機に対してデータ送信の一時停止を指示するデータ通信システムである。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記第二のデータ転送装置は、上り方向の伝送路で前記指示を行うための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、前記第一のデータ送受信機に対して前記指示を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段とを備えたところにある。
例えば、前記第一および第二のデータ送受信機は、イーサネットフレーム送受信機であり、前記第一および第二の転送装置は、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送するためのGFPおよびVCATに対応する装置であると共にLCASによる無瞬断のVCAT帯域変更に対応する装置であり、前記指示は、ポーズフレームの送信であり、前記第二のデータ転送装置は、前記LCASによる無瞬断のVCAT帯域変更時に発生する上り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域以上であり、下り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域未満である状態のときに、上り方向の伝送路で前記ポーズフレームを送信するための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、前記第一のデータ送受信機に対して前記ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段とを備える。さらに、前記要求は、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行う手段を備える。
これにより、ポーズフレームを送信することによりフレームロスとなる可能性を有するフレームを一時バッファ等に待避させつつ、ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止させることにより、フレームロスを回避することができる。この一時停止するように要求を行うときには、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行う。これにより、前記一時停止するように要求を行う際に、当該要求のための帯域を確保する必要がなく、帯域を有効利用することができる。
また、本発明をデータ転送装置の観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、第一のデータ送受信機を収容する第一のデータ転送装置と、第二のデータ送受信機を収容する第二のデータ転送装置とを備え、前記第一のデータ送受信機と前記第二のデータ送受信機とが前記第一および第二のデータ転送装置を介して双方向にデータの送受信を行い、前記第一のデータ送受信機から前記第二のデータ送受信機に向かう方向を上り方向とし、その反対を下り方向とするときに、下り方向のデータ量が閾値を超えたときには、前記第二のデータ送受信機に対してデータ送信の一時停止を指示するデータ通信システムに適用される前記第二のデータ転送装置に相応するデータ転送装置である。
ここで、本発明の特徴とするところは、上り方向の伝送路で前記指示を行うための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、前記第一のデータ送受信機に対して前記指示を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段とを備えたところにある。
例えば、前記第一および第二のデータ送受信機は、イーサネットフレーム送受信機であり、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送するためのGFPおよびVCATに対応する装置であると共にLCASによる無瞬断のVCAT帯域変更に対応する装置であり、前記指示は、ポーズフレームの送信であり、前記LCASによる無瞬断のVCAT帯域変更時に発生する上り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域以上であり、下り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域未満である状態のときに、上り方向の伝送路で前記ポーズフレームを送信するための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、前記第一のデータ送受信機に対して前記ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段とを備える。さらに、前記要求は、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行う手段を備えることができる。
また、本発明をプログラムの観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本発明のデータ転送装置の機能に相応する機能を実現するプログラムである。
本発明のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記汎用の情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本発明のデータ転送装置に相応する機能を実現することができる。
なお、本発明のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
また、本発明をデータ通信方法としての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、第一のデータ送受信機を収容する第一のデータ転送装置と、第二のデータ送受信機を収容する第二のデータ転送装置とを備え、前記第一のデータ送受信機と前記第二のデータ送受信機とが前記第一および第二のデータ転送装置を介して双方向にデータの送受信を行い、前記第一のデータ送受信機から前記第二のデータ送受信機に向かう方向を上り方向とし、その反対を下り方向とするときに、下り方向のデータ量が閾値を超えたときには、前記第二のデータ送受信機に対してデータ送信の一時停止を指示するデータ通信システムに適用されるデータ通信方法である。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記第二のデータ装置が、上り方向の伝送路で前記指示を行うための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時バッファに格納し、前記第一のデータ送受信機に対して前記指示を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行うところにある。
例えば、前記第一および第二のデータ送受信機は、イーサネットフレーム送受信機であり、前記第一および第二の転送装置は、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送するためのGFPおよびVCATに対応する装置であると共にLCASによる無瞬断のVCAT帯域変更に対応する装置であり、前記指示は、ポーズフレームの送信であり、前記LCASによる無瞬断のVCAT帯域変更時に発生する上り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域以上であり、下り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域未満である状態のときに、前記第二のデータ転送装置が、上り方向の伝送路で前記ポーズフレームを送信するための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時バッファに格納し、前記第一のデータ送受信機に対して前記ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う。さらに、前記要求は、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行うことができる。
本発明によれば、送信するイーサネットフレームとポーズフレームとが競合し、オーバーレートが発生する場合においても、フレームロス無くフレーム転送が可能となる。また、対向側のデータ転送装置にアラームを転送するのにGPFフレームのヘッダ情報を利用するため、伝送しているデータ帯域に影響を及ぼすことが無い。
本発明の実施例を図1〜図8を参照して説明する。図1は本実施例のデータ通信システムの全体構成を示す図であり、図中の太い矢印は、イーサネットフレームの流れを表し、細い矢印は制御信号の流れを表す。データ転送装置NE1およびNE2は本発明の機能を搭載する装置である。
データ送受信機9は、データ13を送信し、データ14を受信するイーサネットフレーム送受信機器であり、データ送受信機10は、データ16を送信し、データ15を受信するイーサネットフレーム送受信機器である。
データ13は、データ送受信機9から送信されデータ転送装置NE1のMAC3に入力されるイーサネットフレームであり、データ14は、データ転送装置NE1のMAC3から送信されデータ送受信機9に入力されるイーサネットフレームである。
データ16は、データ送受信機10から送信されデータ転送装置NE2のMAC4に入力されるイーサネットフレームであり、データ15は、データ転送装置NE2のMAC4から送信されデータ送受信機10に入力されるイーサネットフレームである。
MAC3は、データ13をデータ送受信機9から受信し、MACデータ26としてGFP5に出力し、MACデータ27をGFP5から受信し、データ14としてデータ送受信機9に送信する。さらに、フロー制御回路17からポーズフレーム24を受信するとそれをデータ送受信機9に送信する。
MAC4は、データ16をデータ送受信機10から受信し、MACデータ32としてGFP6に出力し、MACデータ32をGFP6から受信し、データ15としてデータ送受信機10に送信する。さらに、フロー制御回路21からポーズフレーム23を受信するとそれをデータ送受信機10に送信する。
MACデータ26は、MAC3から出力されGFP5に入力されるデータであり、MACデータ27は、GFP5から出力されMAC3に入力されるデータであり、MACデータ33は、MAC4から出力されGFP6に入力されるデータであり、MACデータ32は、GFP6から出力されバッファ20を経由してMAC4に入力されるデータである。
GFP5は、MACデータ26を受信し、そこにGFPヘッダを挿入してカプセル化を行い、GFPデータ28(GFPフレーム)としてVCAT7に出力する。さらに、VCAT7から出力されたGFPデータ29(GFPフレーム)を受信し、GFPヘッダを削除し、デカプセル化を行いMACデータ27としてMAC3に出力する。
GFP6は、MACデータ33を受信し、そこにGFPヘッダを挿入しカプセル化を行い、GFPデータ31(GFPフレーム)としてVCAT8に出力する。さらに、VCAT8から出力されたGFPデータ30(GFPフレーム)を受信し、GFPヘッダを削除し、デカプセル化を行いMACデータ32としてバッファ20を経由してMAC4に出力する。さらに、帯域制御アラーム25を受信するとGFPデータ31のヘッダにフロー制御回路21から送信されたポーズフレームが送信されたことを書き込む。
GFPデータ28は、GFP5から出力されVCAT7に入力されるGFPフレームである。
GFPデータ29は、VCAT7から出力されGFP5に入力されるSDHデータから取り出されたGFPフレームである。
GFPデータ31は、GFP6から出力されバッファ36を経由してVCAT8に入力されるGFPフレームである。
GFPデータ30は、VCAT8から出力されGFP6に入力されるSDHデータから取り出されたGFPフレームである。
VCAT7は、GFPデータ28を受信しVCATにマッピングしSDHデータ11としてVCAT8に伝送するSDHデータ12を受信し、デマッピングしてGFPデータ29としてGFP5に出力する。
VCAT8は、GFPデータ31を受信しVCATにマッピングしSDHデータ12としてVCAT7に伝送するSDHデータ11を受信、デマッピングしてGFPデータ30としてGFP6に出力する。
SDHデータ11は、VCAT7から出力されVCAT8に入力されるSDHフレームである。
SDHデータ12は、VCAT8から出力されVCAT7に入力されるSDHフレームである。
フロー制御回路17は、帯域制御アラーム検出回路18からフロー信号38を受信すると、ポーズフレーム24をMAC3に出力する回路である。
帯域制御アラーム検出回路18は、GFPデータ29のヘッダからポーズフレームがフロー制御回路21から送信されたことを検出するとフロー制御回路17にフロー信号38を送信する回路である。
フロー信号38は、帯域制御アラーム検出回路18から出力され、フロー制御回路17に入力される信号である。
ポーズフレーム24は、フロー制御回路17からMAC3に入力されるポーズフレームである。
フロー制御回路21は、ポーズフレーム23をMAC4と帯域検出回路19に出力する回路であり、バッファ監視信号37でバッファ36の閾値を監視し、この閾値を超えるとポーズフレーム23をMAC4に送信する。
帯域検出回路19は、データ15を受信し、MAC4でフレームロスが発生するレートであるかどうかを判断し、帯域制御アラーム25を生成してGFP6に送信する回路である。
バッファ20は、MACデータ32を一時的に保持するバッファであり、MAC4でデータ送受信機9の送信が調整されるまでの時間フレームロスを発生させないように設ける。図1では、バッファ20には他からの制御信号が入力されておらず、バッファ20が自律的にフレームオーバーしたMACデータ32を格納する制御を行うが、GFP6がバッファ20を制御してもよい。
ポーズフレーム23は、フロー制御回路21から出力され、帯域検出回路19とMAC4とに入力されるポーズフレームである。
帯域制御アラーム25は、帯域制御アラーム作成回路22からGFP6に送信されるアラームである。
バッファ36は、VCAT8でSDH多重を行うときに、VCAT7とVCAT8との間のVCATの帯域がイーサネットのレートより小さい場合に、フレームロスを回避するため一時的にGFPデータ31を保持する。
バッファ監視信号37は、バッファ36の閾値を超えていないかどうかを監視する信号である。
次に、本実施例の動作を図2〜図6を参照して説明する。フロー制御回路21は、図2のフローチャートに示すように、バッファ監視信号37を用いてバッファ36を監視し(S1)、バッファ36の使用量が予め設定されている閾値を超えた場合に(S2)、ポーズフレーム23をMAC4および帯域検出回路19に送信する(S3)。閾値を下回っている場合にはGPFデータ31がVCAT8によりマッピングされ、SDHデータ12としてVCAT7に送信される。
帯域検出回路19は、図3のフローチャートに示すように、データ15の送信レートを監視し(S10)、データ15の送信レートとポーズフレーム23の送信レートとがイーサネットの最大送信レートを超えてしまう場合には(S11)、フロー制御回路21からポーズフレーム23を1フレーム受信する毎に(S12)、帯域アラーム34を帯域制御アラーム作成回路22に送信する(S13)。帯域制御アラーム作成回路22では、帯域検出回路19からの帯域アラーム34を受信すると、帯域制御アラーム25(パルス信号)を1パルスGFP6に送信する。
このとき、ポーズフレーム23の送信による競合でのフレームロスを回避するため、バッファ20で一時的にデータを保持する。
GFP6では、図4のフローチャートに示すように、帯域制御アラーム25を1パルス受け取ると(S20)、GFPデータ31のGFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込み(S21)、SDHデータ12として出力する。アラーム情報は、GFPヘッダのUPIを使用し、パルスを受信する毎に0x01、0x81を交互に送信する。VCAT7では、SDHデータ12を受信し、GFPデータ29をGFP5と帯域制御アラーム検出回路18とに送信する。
帯域制御アラーム検出回路18では、図5のフローチャートに示すように、上記GFPデータ29のUPIのヘッダのビットの変化をアラーム情報として検出すると(S30)、フロー制御回路17にフロー信号38(パルス信号)を送信する(S31)。フロー信号38はGFPデータ29のUPI値が変化(0x01から0x81または0x81から0x01)する毎に1パルス送信する。
フロー制御回路17では、図6のフローチャートに示すように、フロー信号38を1パルス受信すると(S40)、ポーズフレーム24をMAC3に送信する(S41)。このとき、フロー制御回路21が出すポーズフレームは64バイトであることを考慮し、フロー制御回路17から送信されるポーズフレーム24は、データ送受信機9から送信されるデータ13の送信量を64バイト分停止すればよいため、ポーズタイムを0x01としたポーズフレームを送信する。
データ送受信機9から送信されるデータ13をポーズフレーム23と同サイズ分止めることで、バッファ20に蓄積されているポーズフレーム23の容量のデータを送信することが可能となる。
以上説明した動作によりMAC4でのフレームロスが発生することを防ぐことができる。
なお、非特許文献1および2から引用したGFPフレームの構造を図7に示す。また、非特許文献3から引用したUPIの詳細を図8に示す。
(プログラムの実施例)
汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本実施例のデータ転送装置NE1およびNE2に相応する機能を実現させるプログラムの実施例を説明する。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記汎用の情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本実施例のデータ転送装置NE1およびNE2に相応する機能を実現することができる。
なお、本実施例のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
本発明によれば、LCASによる無瞬断のVCATの帯域変更の際のフレームロスの回避に有効に利用することができる。
本実施例のデータ通信システムの全体構成図。 フロー制御回路21の動作を示すフローチャート。 帯域検出回路19の動作を示すフローチャート。 GFP6の動作を示すフローチャート。 帯域制御アラーム検出回路18の動作を示すフローチャート。 フロー制御回路17の動作を示すフローチャート。 非特許文献1および2から引用したGFPフレームの構造を示す図。 非特許文献3から引用したUPIの詳細を示す図。
符号の説明
NE1、NE2 データ転送装置
3、4 MAC
5、6 GFP
7、8 VCAT
9、10 データ送受信機
11、12 SDHデータ
13〜16 データ
17、21 フロー制御回路
18 帯域制御アラーム検出回路
19 帯域検出回路
20、36 バッファ
22 帯域制御アラーム作成回路
23、24 ポーズフレーム
25 帯域制御アラーム
26、27、32、33 MACデータ
28〜31 GFPデータ
34 帯域アラーム
37 バッファ監視信号
38 フロー信号

Claims (10)

  1. 第一のデータ送受信機を収容する第一のデータ転送装置と、第二のデータ送受信機を収容する第二のデータ転送装置とを備え、
    前記第一のデータ送受信機と前記第二のデータ送受信機とが前記第一および第二のデータ転送装置を介して双方向にデータの送受信を行い、
    前記第一のデータ送受信機から前記第二のデータ送受信機に向かう方向を上り方向とし、その反対を下り方向とするときに、
    下り方向のデータ量が閾値を超えたときには、前記第二のデータ送受信機に対してデータ送信の一時停止を指示する
    データ通信システムにおいて、
    前記第二のデータ転送装置は、
    上り方向の伝送路で前記指示を行うための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、
    前記第一のデータ送受信機に対して前記指示を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段と
    を備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記第一および第二のデータ送受信機は、イーサネット(登録商標)フレーム送受信機であり、
    前記第一および第二の転送装置は、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送するためのGFP(Generic Framing Procedure:ITU−T G.7041で勧告)およびVCAT(Virtual Concatenation:ITU−T G.707で勧告)に対応する装置であると共にLCAS(Link Capacity Adjustment Scheme:ITU−T G.7042で勧告)による無瞬断のVCAT帯域変更に対応する装置であり、
    前記指示は、ポーズフレームの送信であり、
    前記第二のデータ転送装置は、
    前記LCASによる無瞬断のVCAT帯域変更時に発生する上り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域以上であり、下り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域未満である状態のときに、
    上り方向の伝送路で前記ポーズフレームを送信するための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、
    前記第一のデータ送受信機に対して前記ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段と
    を備えた請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 前記要求は、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行う手段を備えた請求項2記載のデータ通信システム。
  4. 第一のデータ送受信機を収容する第一のデータ転送装置と、第二のデータ送受信機を収容する第二のデータ転送装置とを備え、
    前記第一のデータ送受信機と前記第二のデータ送受信機とが前記第一および第二のデータ転送装置を介して双方向にデータの送受信を行い、
    前記第一のデータ送受信機から前記第二のデータ送受信機に向かう方向を上り方向とし、その反対を下り方向とするときに、
    下り方向のデータ量が閾値を超えたときには、前記第二のデータ送受信機に対してデータ送信の一時停止を指示する
    データ通信システムに適用される前記第二のデータ転送装置に相応するデータ転送装置において、
    上り方向の伝送路で前記指示を行うための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、
    前記第一のデータ送受信機に対して前記指示を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段と
    を備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  5. 前記第一および第二のデータ送受信機は、イーサネットフレーム送受信機であり、
    イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送するためのGFPおよびVCATに対応する装置であると共にLCASによる無瞬断のVCAT帯域変更に対応する装置であり、
    前記指示は、ポーズフレームの送信であり、
    前記LCASによる無瞬断のVCAT帯域変更時に発生する上り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域以上であり、下り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域未満である状態のときに、
    上り方向の伝送路で前記ポーズフレームを送信するための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時格納する手段と、
    前記第一のデータ送受信機に対して前記ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う手段と
    を備えた請求項4記載のデータ転送装置。
  6. 前記要求は、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行う手段を備えた請求項5記載のデータ転送装置。
  7. 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、請求項4ないし6のいずれかに記載のデータ転送装置の機能に相応する機能を実現するプログラム。
  8. 第一のデータ送受信機を収容する第一のデータ転送装置と、第二のデータ送受信機を収容する第二のデータ転送装置とを備え、
    前記第一のデータ送受信機と前記第二のデータ送受信機とが前記第一および第二のデータ転送装置を介して双方向にデータの送受信を行い、
    前記第一のデータ送受信機から前記第二のデータ送受信機に向かう方向を上り方向とし、その反対を下り方向とするときに、
    下り方向のデータ量が閾値を超えたときには、前記第二のデータ送受信機に対してデータ送信の一時停止を指示する
    データ通信システムに適用されるデータ通信方法において、
    前記第二のデータ転送装置が、
    上り方向の伝送路で前記指示を行うための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時バッファに格納し、
    前記第一のデータ送受信機に対して前記指示を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う
    ことを特徴とするデータ通信方法。
  9. 前記第一および第二のデータ送受信機は、イーサネットフレーム送受信機であり、
    前記第一および第二の転送装置は、イーサネットフレームをSDHネットワークを介して転送するためのGFPおよびVCATに対応する装置であると共にLCASによる無瞬断のVCAT帯域変更に対応する装置であり、
    前記指示は、ポーズフレームの送信であり、
    前記LCASによる無瞬断のVCAT帯域変更時に発生する上り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域以上であり、下り方向のVCATの帯域がイーサネットの帯域未満である状態のときに、
    前記第二のデータ転送装置が、
    上り方向の伝送路で前記ポーズフレームを送信するための通信帯域が確保できない状況下では、上り方向のデータを一時バッファに格納し、
    前記第一のデータ送受信機に対して前記ポーズフレームの送信を行うための通信帯域に相応する帯域以上のデータ量の送信を一時停止するように要求を行う
    請求項8記載のデータ通信方法。
  10. 前記要求は、GFPヘッダのUPIにアラーム情報を書き込むことにより行う請求項9記載のデータ通信方法。
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