JP4850359B2

JP4850359B2 - Gas meter

Info

Publication number: JP4850359B2
Application number: JP2001216972A
Authority: JP
Inventors: 博松下; 恵岩川; 忠幸南; 滋田川; 幸雄木村; 徹廣山; 二郎水越; 富士雄堀; 信好森井; 暢宏中村
Original assignee: Osaka Gas Co Ltd; Toho Gas Co Ltd
Current assignee: Osaka Gas Co Ltd; Toho Gas Co Ltd
Priority date: 2001-07-17
Filing date: 2001-07-17
Publication date: 2012-01-11
Anticipated expiration: 2021-07-17
Also published as: JP2003028693A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はガスメータに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の技術を図１１を参照して述べる。図１１はガスメータの要部を示す断面図である。
ガスメータは、ガス流路１０８内を流れるガス流量を測定可能なガスメータ本体１０１を主体としている。
ガスメータ本体１０１には遮断弁１１０が設けられている。遮断弁１１０の弁板１１２は、通常時においてガス流路１０８を流通させる開状態（図１１中、実線１１２参照）にあるが、異常発生時に閉状態（図１１中、二点鎖線１１２参照）に作動してガス流路１０８を遮断する。
【０００３】
また、ガスメータ本体１０１には、遮断弁１１０を閉状態から開状態に復帰させるための復帰軸１３２が設けられている。復帰軸１３２は、遮断弁１１０に対しほぼ同一軸線上においてほぼ直列状をなしかつその遮断弁の閉作動方向に相反する方向（図１１において左方）にプッシュ操作可能に設けられている。復帰軸１３２は、復帰ばね１３６の弾性によって後退方向（図１１において右方）へ付勢されている。復帰軸１３２は、復帰ばね１３６の付勢に抗してプッシュ操作されることにより、閉状態の遮断弁１１０の弁板１１２を開状態に移動すなわち復帰可能に設けられている。復帰軸１３２の操作部１３２ａは、着脱可能な保護キャップ１５０によって覆われている。
【０００４】
そして、弁板１１２が閉状態（図１１中、二点鎖線１１２参照）に作動した遮断弁１１０を開状態に復帰する場合には、まず保護キャップ１５０を取外す。その後、復帰軸１３２の操作部１３２ａを指先等でプッシュ操作することにより、遮断弁１１０の弁板１１２を開状態（図１１中、実線１１２参照）に移動すなわち復帰させる。なお、復帰軸１３２の操作部１３２ａに対するプッシュ操作を解除すると、復帰軸１３２が復帰ばね１３６の付勢により通常位置に復帰される。
上記したようなガスメータは、例えば実開平３−１１７１８６号公報に開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガスメータでは、遮断弁１１０に対しほぼ同一軸線Ｌ上においてほぼ直列状をなす復帰軸１３２をプッシュ操作するものであった。
しかし、ガスメータの設置場所には、例えば、遮断弁１１０の作動方向（図１１において右方）に関し、復帰軸１３２のプッシュ操作に必要なスペースを確保することができないような場所が存在する。このような場所では、復帰軸１３２をプッシュ操作しにくいという問題が生じる。そこで、本発明は、プッシュ操作以外の操作に着目することにより案出されたものである。
【０００６】
本発明が解決しようとする課題は、閉状態の遮断弁をスライド操作により開状態に復帰させることのできるガスメータを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするガスメータにより解決することができる。
すなわち、請求項１に記載されたガスメータによると、ガスメータ本体に設けた遮断弁復帰機構の操作部材のスライド操作により、閉状態の遮断弁を開状態に復帰させることができる。
【０００８】
また、遮断弁復帰機構の連動部材は、遮断弁の弁板の閉作動方向先方においてガスメータ本体に対し弁板の開閉方向と同方向に移動可能に設けられ、復帰軸は、遮断弁の一側方において連動部材に対し一端部が支持されかつ他端部が遮断弁の弁板の閉作動方向に相反する方向に延出され、操作部材は、復帰軸の他端部に設けられ、遮断弁の一側方に並列状に隣接されかつその遮断弁の弁板の閉作動方向に相反する方向にスライド操作可能に配置されている。したがって、遮断弁復帰機構を備えたガスメータにおける遮断弁の作動方向に関する寸法を短縮することができ、これによりガスメータを小型化することができる。
【０００９】
また、請求項２に記載されたガスメータによると、操作部材が、ガスメータ本体の本体ケーシングに対し格納状態に配置されている。したがって、ガスメータの付近を通過する人体や物品等が操作部材に引っ掛かったり、衝突したりすることを防止することができる。これにより、作業者等の人体の危険を回避することができ、また、操作部材等の破損を防止することができる。
【００１０】
また、請求項３に記載されたガスメータによると、遮断弁の開状態では、ストッパー機構によって連動部材が復帰ばねの付勢に抗して通常位置に保持される。
そして、遮断弁が閉状態に作動したときには、その作動に連動して、ストッパー機構が連動部材の保持を解放することにより、連動部材が復帰ばねの付勢により通常位置から後退方向へ移動される。その連動部材の移動状態が表示手段によって表示される。したがって、遮断弁が閉作動したことを容易に判別することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図１はガスメータの要部を通常状態で示す平断面図である。図２は同じく要部を遮断状態で示す平断面図、図３は同じく要部を復帰操作状態で示す平断面図、図４は同じく要部を復帰腕が戻る状態で示す平断面図である。なお、図面において、前後左右の各方向については、各図に矢印で示すとおりに定める。
【００１２】
図１に示すように、ガスメータは、ガス流路内を流れるガス流量を測定可能なガスメータ本体１を備えている。ガスメータ本体１は、例えば膜式ガスメータであって、周知のものであるからその詳細な説明は省略する。
また、ガスメータ本体１は、その外郭を形成する本体ケーシング２内にほぼボックス形状の遮断弁ケーシング５を備えている。遮断弁ケーシング５は、ガスメータ本体１のガス流入口（図示省略）から計量箱内に通じるガス流路８を形成している。遮断弁ケーシング５内のガス流路８の途中には、中空状の弁座９が設けられている。
【００１３】
前記遮断弁ケーシング５の右側部には遮断弁１０が設けられている。遮断弁１０は、例えば電磁弁である。
遮断弁１０は、前記弁座９と同一軸線Ｌ上に配置されている。遮断弁１０の軸方向（図１において左右方向）に進退移動する弁軸１１は前記ガス流路８内に指向されており、その弁軸１１の先端部に前記弁座９を開閉可能な弁板１２が設けられている（図２参照）。
【００１４】
図１に示すように、前記弁軸１１には、コイルスプリングからなる戻しばね１４が嵌合されている。戻しばね１４は、前記遮断弁１０の弁ハウジング１３と前記弁板１２との間に圧縮状態で介在されている。
また、遮断弁１０のハウジング１３内には、前記弁軸１１に対して戻しばね１４の弾性力すなわち付勢力よりも大きい吸引力を発生する永久磁石（図示省略）が設けられている。弁軸１１は、通常、永久磁石の吸引力によって、戻しばね１４の付勢力に抗して後退位置すなわち開位置（図１中、実線１１参照）に保持される。なお、弁軸１１は、弁板１２より先方に突出するほぼ軸状の押動部１１ａを有している。
【００１５】
前記遮断弁１０のハウジング１３内には、電磁ソレノイド（図示省略）が設けられている。その電磁ソレノイドが通電により励磁されることにより、前記永久磁石の磁力を打ち消す磁力が生じ、前記戻しばね１４の付勢によって弁軸１１が進出される。これにより、弁板１２が弁座９に着座し、遮断弁１０がガス流路８を遮断する遮断状態いわゆる閉状態となる（図２参照）。なお、本明細書では、開状態の遮断弁１０の閉状態への作動を「閉作動」という。
【００１６】
また、前記遮断弁１０の閉作動後（図２参照）には、弁軸１１に対する永久磁石の吸引力が前記開状態のときよりも小さくなる。したがって、前記電磁ソレノイドへの通電が解除されたとしても、弁軸１１が永久磁石の吸引力で開かれることはない。このため、戻しばね１４の弾性によって前記弁板１２の閉状態が維持される。
なお、前記遮断弁１０の電磁ソレノイドに電気的に接続されるコントローラ（図示省略）は、ガス流路８を流れるガス流量を検出する流量センサ（図示省略）からの信号に基づいて異常の有無を判断し、異常発生時に電磁ソレノイドを通電する信号を出力する。
【００１７】
しかして、前記遮断弁ケーシング５には、閉状態（図２参照）の遮断弁１０を開状態（図１参照）に復帰させるための遮断弁復帰機構２０が設けられている。遮断弁復帰機構２０は、大別すると、復帰腕２１と復帰軸３２と操作部材３８とストッパー機構４０とを備えている。以下、順に説明する。
【００１８】
なお、図１に示すように、前記遮断弁ケーシング５には、その左側壁６に対向する段付壁７が形成されている。また、本体ケーシング２の前側板３には、前記段付壁７の右側に隣接する開口孔３ａが形成されている。開口孔３ａには、前面を開口する有底箱状の操作ボックス１６が格納状態で装着されている。操作ボックス１６の後板部１６ａの前面には、ラベル、シール、塗装等の手段によって、赤色表示部１８と緑色表示部１９とが左右に並んで形成されている。この操作ボックス１６は、本体ケーシング２の一部を構成している。
また、前記遮断弁ケーシング５の左側壁６の内側面には、前記遮断弁１０と同一軸線Ｌ上に位置する凸部６ａが形成されている。
【００１９】
復帰腕２１から説明する。図５に復帰腕２１の平面図、図６に復帰腕２１の左側面図、図７に図６のＶＩＩ−ＶＩＩ線断面図が示されている。
復帰腕２１は、前後方向（図５において上下方向）に延びるほぼ角棒状の主腕部２２を主体として形成されている。
主腕部２２の後端部（図５において上端部）には、右方（図５において右方）に延出するほぼ中空円筒状の筒状部２３（図７参照）が一体で形成されている。
【００２０】
前記筒状部２３の先端部（図７において右端部）には、小径の開口孔（符号省略）を形成する内向きフランジ部２３ａが形成されている。
また、筒状部２３の基端部（図７において左端部）には、その端面開口に連続しかつ後側面に開口する割溝２３ｂが形成されている。
また、筒状部２３の後側面には、割溝２３ｂを間に上下に位置する上下の軸受片２５が突出されている（図６参照）。
【００２１】
また、筒状部２３の上下面には、軸受片２５の前方（図５において下方）に位置するストッパー軸２６が突出されている（図６参照）。
また、筒状部２３の上面には、ストッパー軸２６の右方に位置するばね掛止ピン２７が突出されている（図５参照）。
【００２２】
図６に示すように、前記主腕部２２の前端部（図６において左端部）には、左右方向（図６において紙面表裏方向）に貫通しかつ上下に平行をなす上下２個のガイド孔２４が形成されている。各ガイド孔２４には、それぞれガイド軸２８が相対的にスライド可能に挿通されている。なお、ガイド孔２４は、主腕部２２に装着されたリニアブッシュ（符号省略）によって形成されている。
【００２３】
前記各ガイド軸２８は、前記遮断弁ケーシング５の左側壁６と段付壁７との間に架設されている（図３参照）。図３では、紙面裏側に位置するガイド軸２８の左端部のみが表わされている。また、各ガイド軸２８は、前記遮断弁１０に対し平行をなしている。
したがって、前記復帰腕２１は、両ガイド軸２８により左右方向にスライド可能に支持されている。両ガイド軸２８に対する復帰腕２１の支持により、復帰腕２１の筒状部２３が遮断弁１０の先端方（図１において左方）において遮断弁１０と同一軸線Ｌ上に配置されている。
なお、復帰腕２１は本明細書でいう「連動部材」に相当する。
【００２４】
次に、復帰軸３２を説明する。図１に示すように、復帰軸３２の一端部（図１において左端部）は、前記復帰腕２１に支持されている。復帰軸３２は、図６に示すように、前記両ガイド軸２８の相互間に配置されかつ両ガイド軸２８に対し平行をなしている。
【００２５】
また、前記復帰軸３２の他端部（図１において右端部）は、前記遮断弁ケーシング５の段付壁７及び前記操作ボックス１６の左側壁１６ｂを貫通して、操作ボックス１６内に露出されている。段付壁７の反操作ボックス側には、復帰軸３２を取り囲む中空円柱状の凹部７ａが形成されている。なお、段付壁７の操作ボックス側には、復帰軸３２をガイドするガイドブッシュ２９が装着されている。また、段付壁７の凹部７ａの底面側には、その段付壁７と復帰軸３２との間をシールするＯリング３０が装着されている。また、操作ボックス１６の左側壁１６ｂには、その左側壁１６ｂと復帰軸３２との間をシールする防水シール３４が設けられている。
【００２６】
また、前記復帰軸３２には、コイルスプリングからなる復帰ばね３６が嵌合されている。復帰ばね３６は、前記遮断弁ケーシング５の段付壁７における凹部７ａの底面とそれに対向する前記復帰腕２１の側面との間に圧縮状態で介在されている。復帰ばね３６は、復帰腕２１を常には後退方向（図１において左方）へ弾性的に押圧すなわち付勢している。なお、遮断弁ケーシング５の段付壁７における凹部７ａの底面とそれに対向する復帰ばね３６の端面との間には、ワッシャ３７が介在されている。
【００２７】
次に、操作部材３８を説明する。図１に示すように、操作部材３８は、前記操作ボックス１６内に配置され、前記復帰軸３２に固定されている。これにより、操作部材３８が、遮断弁１０とほぼ並列状に隣接されかつその遮断弁１０の閉作動方向に相反する方向（図１において右方）にスライド操作可能に配置されている。
【００２８】
また、操作部材３８は、樹脂成形品によってほぼ四角形ブロック状に形成され、その前面（図１において下面）に突出する突片状のつまみ部３８ａを有している。つまみ部３８ａを有する操作部材３８は、前記操作ボックス１６内に格納されており、ひいては前記本体ケーシング２に対し格納状態で配置されている。
【００２９】
また、操作部材３８は、つまみ部３８ａを含む中間部分のみが前後方向に透視可能に形成されている。これにより、図１に示す通常状態においては、操作部材３８をつまみ部３８ａから透視することにより、操作ボックス１６の緑色表示部１９を視認可能になっている。また、図２に示す遮断状態においては、通常状態より左方へ移動された操作部材３８をつまみ部３８ａから透視することにより、操作ボックス１６の赤色表示部１８を視認可能になっている。
なお、操作部材３８と操作ボックス１６の赤色表示部１８及び緑色表示部１９とにより、本明細書でいう「表示手段」が構成されている。
【００３０】
次に、ストッパー機構４０を説明する。図８はストッパー機構４０を保持状態で示す平面図、図９はストッパー機構４０を保持解放状態で示す平面図、図１０はストッパー機構４０のストッパー部材とストッパー駆動腕との関係を示す説明図である。
図８に示すように、ストッパー機構４０は、前記復帰腕２１の筒状部２３に組付けられている（図１参照）。ストッパー機構４０は、大別して、押し込みピン４１とストッパー駆動腕４２とストッパー部材４５とストッパーばね４６とを備えている。
【００３１】
押し込みピン４１は、前記復帰腕２１の筒状部２３と同一軸線Ｌ上に並ぶスライド軸部４１ａと小径軸部４１ｂと頭部４１ｃとを有している（図７参照）。
スライド軸部４１ａは、前記復帰腕２１の筒状部２３内に軸方向にスライド可能に収容されている。
また、小径軸部４１ｂは、スライド軸部４１ａの先端面に突出されかつ復帰腕２１の筒状部２３の内向きフランジ部２３ａ内を貫通している（図７参照）。
また、頭部４１ｃは、小径軸部４１ｂの先端面にフランジ状に形成されている。その頭部４１ｃは、前記遮断弁１０の弁軸１１の押動部１１ａに対し対面状に配置される（図１参照）。
この押し込みピン４１は、復帰腕２１の筒状部２３の内向きフランジ部２３ａ（図７参照）に対するスライド軸部４１ａ及び頭部４１ｃの当接により、軸方向の移動量すなわちスライド量が所定量に規制される。
【００３２】
次に、ストッパー駆動腕４２を説明する。ストッパー駆動腕４２の一端部（図７において上端部）は、図６に示すように、前記復帰腕２１の筒状部２３における上下の軸受片２５の間に介在され、その両軸受片２５に対しストッパー駆動腕軸４４を介して回転可能に支持されている。また、ストッパー駆動腕４２は、ストッパー駆動腕軸４４の軸回りの回転によって前記復帰腕２１の筒状部２３の割溝２３ｂ（図６参照）内を移動可能になっている。
【００３３】
図１０に示すように、前記ストッパー駆動腕４２の他端部（図１０において下端部）には、その一側すなわち押し込みピン側にほぼ半円形状に突出する連動部４２ａが形成されている（図７参照）。連動部４２ａは、前記押し込みピン４１の反頭部側の端面に当接可能に形成されている。
また、前記ストッパー駆動腕４２の中間部には、その他側すなわち反押し込みピン側にほぼ長細片状に突出する作用部４２ｂが形成されている（図７参照）。
【００３４】
次に、ストッパー部材４５を説明する。ストッパー部材４５は、図１０に示すように、基部４５ａと上下の支持片部４５ｂと当接部４５ｃとを一体に有している（図７参照）。
基部４５ａは、前記復帰腕２１の筒状部２３の後半部の外側面に倣うほぼ半円筒状に形成されている。基部４５ａは、ストッパー駆動腕４２の作用部４２ｂの後側（図８において上側）に位置されている。
【００３５】
また、上下の支持片部４５ｂ（図１０参照）は、基部４５ａの一端部すなわち図８において右端部における上下端部にほぼ長細片状に突出されている（図６参照）。両支持片部４５ｂは、前記復帰腕２１の筒状部２３に沿って延出されている。両支持片部４５ｂの先端部は、前記復帰腕２１の筒状部２３における上下のストッパー軸２６（図６参照）に対し回転可能に支持されている。
また、当接部４５ｃは、前記基部４５ａの自由端側（図８において左端部）の端面を閉止するほぼ半円形状に形成されている（図６参照）。当接部４５ｃは、前記復帰腕２１の筒状部２３における基端側の端面に対向可能に形成されている（図７参照）。
【００３６】
また、ストッパーばね４６は、図８に示すように、トルクばねからなり、その中央の渦巻き部が前記前記復帰腕２１の筒状部２３におけるストッパー軸２６に嵌合されている。ストッパーばね４６の一方の端末部は前記復帰腕２１の筒状部２３におけるばね掛止ピン２７に掛止され、その他方の端末部は前記ストッパー部材４５の上側の支持片部４５ｂに掛止されている。
ストッパーばね４６は、常には、ストッパー部材４５を、図８において左回り方向へ弾性的に押圧すなわち付勢している。
【００３７】
次に、上記ガスメータの作動を説明する。
いま、図１に示すように、ガスメータが通常状態にあるときには、遮断弁１０が開状態にある。また、復帰腕２１に備えたストッパー機構４０のストッパー部材４５は、図８に示すように、ストッパーばね４６の付勢により、基部４５ａが復帰腕２１の筒状部２３に当接されている。これとともに、ストッパー駆動腕４２の作用部４２ｂが復帰腕２１の筒状部２３の割溝２３ｂ内に位置され、また、ストッパー駆動腕４２の連動部４２ａによって押し込みピン４１が突出位置に位置されている。なお、この状態では、押し込みピン４１の頭部４１ｃが遮断弁ケーシング５の弁座９の中空部内に位置する（図１参照）。
【００３８】
また、復帰ばね３６の付勢により復帰腕２１が後退方向（図１において左方）に付勢されることによって、ストッパー部材４５の当接部４５ｃが遮断弁ケーシング５の凸部６ａに面接触状に当接されている。これにより、復帰腕２１が通常位置に保持されている。
【００３９】
また、通常状態では、操作ボックス１６の緑色表示部１９に対し操作部材３８のつまみ部３８ａが位置する（図１参照）。これにより、操作部材３８をつまみ部３８ａから透視することにより、操作ボックス１６の緑色表示部１９を視認することができる。よって、遮断弁１０が開状態にあること、すなわち閉作動していないことを判別することができる。
【００４０】
そして、異常発生時に遮断弁１０が閉作動されると、図２に示すように、戻しばね１４の付勢により弁軸１１が進出されることによって、弁板１２が弁座９に着座する。このため、遮断弁１０がガス流路８を遮断する遮断状態いわゆる閉状態となる。
【００４１】
また、前記遮断弁１０の閉作動にともない、弁軸１１の押動部１１ａが押し込みピン４１の頭部４１ｃに当接し、その押し込みピン４１が復帰腕２１の筒状部２３内へ押し込まれる。
すると、押し込みピン４１のスライド軸部４１ａによって、ストッパー駆動腕４２の連動部４２ａが押され、ストッパー駆動腕４２が図８において左回り方向に回転される（図１０中、二点鎖線４２参照）。
【００４２】
これにともない、ストッパー駆動腕４２の作用部４２ｂによってストッパー部材４５の基部４５ａが後方（図８において上方）へ押され、ストッパー部材４５が図８において右回り方向に回転される（図１０中、二点鎖線４５参照）。
すると、図２に示すように、ストッパー部材４５の当接部４５ｃが遮断弁ケーシング５の凸部６ａから外れることにより、ストッパー機構４０による復帰腕２１の通常位置での保持が解放される。
【００４３】
また、復帰ばね３６の弾性によって、復帰腕２１が図１の通常位置から後退方向（図１において左方）へスライドされる。これとともに、操作部材３８のつまみ部３８ａが操作ボックス１６の赤色表示部１８に位置する（図２参照）。これにより、操作部材３８をつまみ部３８ａから透視することにより、操作ボックス１６の赤色表示部１８を視認することができる。よって、遮断弁１０が閉作動したことを判別することができる。
【００４４】
次に、閉作動した遮断弁１０を開状態に復帰する場合を説明する。図２において、作業者は、指先等で操作部材３８のつまみ部３８ａを右方へスライド操作する。
すると、図３に示すように、復帰腕２１が復帰ばね３６の弾性に抗してスライドされる。これにともない、押し込みピン４１の頭部４１ｃが遮断弁１０の弁軸１１の押動部１１ａに当接した後、遮断弁１０の弁板１２が弁軸１１とともに戻しばね１４の付勢に抗して開位置へ移動される。すると、弁軸１１が前にも述べたように遮断弁１０の永久磁石の吸引力によって開位置に保持される。
【００４５】
その後、操作部材３８に対する操作力を開放する。すると、復帰腕２１が復帰ばね３６の付勢により通常位置（図１参照）に戻されていく。
このとき、押し込みピン４１の頭部４１ｃが遮断弁１０の弁軸１１の押動部１１ａから離れてゆく（図４参照）。これにしたがい、ストッパーばね４６の付勢によってストッパー部材４５が原状位置に回動される。これとともに、ストッパー部材４５の基部４５ａにより作用部４２ｂが押されることにより、ストッパー駆動腕４２が原状位置に回動される。さらに、ストッパー駆動腕４２の連動部４２ａによりスライド軸部４１ａが押されることにより、押し込みピン４１が原状位置にスライドされる（図４参照）。
【００４６】
そして、図１に示すように、復帰ばね３６の付勢により復帰腕２１が通常位置に付勢され、ストッパー部材４５の当接部４５ｃが遮断弁ケーシング５の凸部６ａに面接触状に当接する。
上記のようにして、遮断弁１０の復帰操作が完了する。
【００４７】
上記したガスメータによると、ガスメータ本体１に設けた遮断弁復帰機構２０の操作部材３８のスライド操作により、閉状態の遮断弁１０を開状態に復帰させることができる。
【００４８】
また、操作部材３８が、遮断弁１０とほぼ並列状に隣接されかつその遮断弁１０の閉作動方向に相反する方向（図１において右方）にスライド操作可能に配置されている。したがって、遮断弁復帰機構２０を備えたガスメータにおける遮断弁１０の作動方向に関する寸法（図１において左右方向の寸法）を短縮することができ、これによりガスメータを小型化することができる。
【００４９】
また、操作部材３８が、ガスメータ本体1の本体ケーシング2に対し格納状態に配置されている。したがって、ガスメータの付近を通過する人体や物品等が操作部材３８に引っ掛かったり、衝突したりすることを防止することができる。これにより、作業者等の人体の危険を回避することができ、また、操作部材３８等の破損を防止することができる。
【００５０】
また、遮断弁１０の開状態（図１参照）では、ストッパー機構４０によって復帰腕２１が復帰ばね３６の付勢に抗して通常位置に保持される。
そして、遮断弁１０が閉状態に作動したときには（図２参照）、その作動に連動して、ストッパー機構４０が復帰腕２１の保持を解放することにより、復帰腕２１が復帰ばね３６の付勢により通常位置から後退方向へ移動される。その復帰腕２１の移動状態が操作部材３８と赤色表示部１８とによる表示手段によって表示される。したがって、遮断弁１０が閉作動したことを容易に判別することができる。
【００５１】
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、ガスメータ本体１のガス流量を測定する構造は、上記実施の形態の膜式のものに限らず、当業者の知識に基づき適宜変更することができる。また、上記実施の形態では、操作部材３８をガスメータ本体１の前面側に配置したものを例示したが、その操作部材３８はガスメータ本体１のその他の部位に配置してもよい。また、操作部材３８をガスメータ本体１に左右方向へスライド操作可能に配置したものを例示したが、その操作部材３８のスライド操作方向は左右方向以外に変更してもよい。また、操作部材３８は、遮断弁１０とほぼ並列状に隣接して配置されるものに限定されない。また、操作部材３８は、遮断弁１０の閉作動方向に相反する方向にスライド操作可能に配置したが、遮断弁１０の閉作動方向にスライド操作可能に配置することも可能である。また、操作部材３８は、ガスメータ本体１の本体ケーシング２に対し格納状態に配置することが望ましいが、これに限定されるものではない。また、ストッパー機構４０及び復帰ばね３６は省略することが可能である。また、操作ボックス１６に設けた赤色表示部１８と緑色表示部１９は識別できればよく、その色、図柄等は限定されない。
【００５２】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ガスメータ本体に設けた遮断弁復帰機構の操作部材のスライド操作により、閉状態の遮断弁を開状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態にかかるガスメータの要部を通常状態で示す平断面図である。
【図２】同じく要部を遮断状態で示す平断面図である。
【図３】同じく要部を復帰操作状態で示す平断面図である。
【図４】同じく要部を復帰腕が戻る状態で示す平断面図である。
【図５】復帰腕の平面図である。
【図６】復帰腕の左側面図である。
【図７】図６のＶＩＩ−ＶＩＩ線断面図である。
【図８】ストッパー機構を保持状態で示す平面図である。
【図９】ストッパー機構を保持解放状態で示す平面図である。
【図１０】ストッパー機構のストッパー部材とストッパー駆動腕との作動関係を示す説明図である。
【図１１】従来の技術の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
１ガスメータ本体
８ガス流路
１０遮断弁
１８赤色表示部
１９緑色表示部
２０遮断弁復帰機構
２１復帰腕（連動部材）
３６復帰ばね
３８操作部材
４０ストッパー機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas meter.
[0002]
[Prior art]
The prior art will be described with reference to FIG. FIG. 11 is a cross-sectional view showing the main part of the gas meter.
The gas meter is mainly composed of a gas meter main body 101 capable of measuring the flow rate of gas flowing in the gas flow path 108.
The gas meter main body 101 is provided with a shutoff valve 110. The valve plate 112 of the shut-off valve 110 is in an open state (see a solid line 112 in FIG. 11) in which the gas flow path 108 is normally circulated, but is closed when an abnormality occurs (see a two-dot chain line 112 in FIG. 11). And the gas flow path 108 is shut off.
[0003]
Further, the gas meter main body 101 is provided with a return shaft 132 for returning the shutoff valve 110 from the closed state to the open state. The return shaft 132 is substantially in series with the shut-off valve 110 on the same axis, and is provided so as to be able to be pushed in a direction opposite to the shut-off direction of the shut-off valve (left side in FIG. 11). The return shaft 132 is biased in the backward direction (rightward in FIG. 11) by the elasticity of the return spring 136. The return shaft 132 is provided so that the valve plate 112 of the shut-off valve 110 in the closed state can be moved to the open state, that is, can be returned by being pushed against the bias of the return spring 136. The operation portion 132a of the return shaft 132 is covered with a removable protective cap 150.
[0004]
When the shut-off valve 110 that has been operated in the closed state (see the two-dot chain line 112 in FIG. 11) is returned to the open state, the protective cap 150 is first removed. Thereafter, by pushing the operating portion 132a of the return shaft 132 with a fingertip or the like, the valve plate 112 of the shutoff valve 110 is moved or returned to the open state (see the solid line 112 in FIG. 11). When the push operation of the return shaft 132 with respect to the operation portion 132 a is released, the return shaft 132 is returned to the normal position by the bias of the return spring 136.
The gas meter as described above is disclosed in, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-117186.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional gas meter, the return shaft 132 that is substantially in series on the substantially same axis L with respect to the shutoff valve 110 is pushed.
However, the installation location of the gas meter includes a location where a space necessary for the push operation of the return shaft 132 cannot be secured, for example, with respect to the operation direction of the shut-off valve 110 (rightward in FIG. 11). In such a place, push the return shaft 132 operation The problem that it is difficult to do arises. Thus, the present invention has been devised by focusing on operations other than push operations.
[0006]
An object of the present invention is to provide a gas meter that can return a shut-off valve in a closed state to an open state by a slide operation.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned problems can be solved by a gas meter having the gist of the configuration described in the claims.
That is, according to the gas meter of the first aspect, the shut-off valve in the closed state can be returned to the open state by the sliding operation of the operating member of the shut-off valve return mechanism provided in the gas meter main body.
[0008]
Also, The interlocking member of the shut-off valve return mechanism is provided so as to be movable in the same direction as the opening / closing direction of the valve plate with respect to the gas meter main body in the closing direction of the shut-off valve plate. One end is supported with respect to the interlocking member, and the other end is extended in a direction opposite to the closing operation direction of the valve plate of the shut-off valve, Operation member Is provided at the other end of the return shaft, Shut-off valve On one side of Of adjacent shut-off valves in parallel Valve plate It is arranged to be slidable in a direction opposite to the closing operation direction. Therefore, it is possible to shorten the dimension related to the operation direction of the shut-off valve in the gas meter provided with the shut-off valve return mechanism, thereby reducing the size of the gas meter.
[0009]
Claims 2 According to the gas meter described in the above, the operation member is disposed in a retracted state with respect to the main body casing of the gas meter main body. Therefore, it is possible to prevent a human body or an article passing near the gas meter from being caught or collided with the operation member. Thereby, the danger of human bodies, such as an operator, can be avoided and damage to an operation member etc. can be prevented.
[0010]
Claims 3 According to the gas meter described in the above, when the shut-off valve is in the open state, the interlocking member is held at the normal position against the bias of the return spring by the stopper mechanism.
When the shut-off valve is operated in the closed state, the interlocking member is moved in the backward direction from the normal position by the biasing of the return spring by releasing the holding of the interlocking member in conjunction with the operation. . The moving state of the interlocking member is displayed by the display means. Therefore, it can be easily determined that the shutoff valve is closed.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan sectional view showing a main part of a gas meter in a normal state. 2 is a cross-sectional plan view showing the main part in the cut-off state, FIG. 3 is a plan cross-sectional view showing the main part in the return operation state, and FIG. Return It is a plane sectional view shown in a state. In the drawings, the front, rear, left and right directions are determined as indicated by arrows in the drawings.
[0012]
As shown in FIG. 1, the gas meter includes a gas meter main body 1 that can measure the flow rate of the gas flowing in the gas flow path. The gas meter main body 1 is, for example, a membrane gas meter and is a well-known one, and a detailed description thereof will be omitted.
Further, the gas meter main body 1 includes a substantially box-shaped shut-off valve casing 5 in a main body casing 2 that forms the outline of the gas meter main body 1. The shut-off valve casing 5 forms a gas flow path 8 that leads from a gas inlet (not shown) of the gas meter main body 1 into the measuring box. A hollow valve seat 9 is provided in the middle of the gas flow path 8 in the shut-off valve casing 5.
[0013]
A shutoff valve 10 is provided on the right side of the shutoff valve casing 5. The shut-off valve 10 is, for example, an electromagnetic valve.
The shut-off valve 10 is disposed on the same axis L as the valve seat 9. A valve shaft 11 that moves back and forth in the axial direction of the shut-off valve 10 (left and right in FIG. 1) is directed into the gas flow path 8, and a valve that can open and close the valve seat 9 at the tip of the valve shaft 11. A plate 12 is provided (see FIG. 2).
[0014]
As shown in FIG. 1, a return spring 14 made of a coil spring is fitted to the valve shaft 11. The return spring 14 is interposed in a compressed state between the valve housing 13 of the shut-off valve 10 and the valve plate 12.
Further, a permanent magnet (not shown) that generates an attractive force larger than the elastic force of the return spring 14, that is, the urging force, with respect to the valve shaft 11 is provided in the housing 13 of the shutoff valve 10. The valve shaft 11 is normally held in the retracted position, that is, the open position (see the solid line 11 in FIG. 1) against the biasing force of the return spring 14 by the attractive force of the permanent magnet. The valve shaft 11 has a substantially shaft-like pushing portion 11 a that protrudes forward from the valve plate 12.
[0015]
An electromagnetic solenoid (not shown) is provided in the housing 13 of the shutoff valve 10. When the electromagnetic solenoid is excited by energization, a magnetic force that cancels the magnetic force of the permanent magnet is generated, and the valve shaft 11 is advanced by the urging of the return spring 14. As a result, the valve plate 12 is seated on the valve seat 9, and a shut-off state in which the shut-off valve 10 shuts off the gas flow path 8 is a so-called closed state (see FIG. 2). In the present specification, the operation of the shut-off valve 10 in the open state to the closed state is referred to as “closed operation”.
[0016]
Moreover, after the shut-off valve 10 is closed (see FIG. 2), the attractive force of the permanent magnet with respect to the valve shaft 11 becomes smaller than that in the open state. Therefore, even if the energization of the electromagnetic solenoid is released, the valve shaft 11 is not opened by the attractive force of the permanent magnet. For this reason, the closed state of the valve plate 12 is maintained by the elasticity of the return spring 14.
A controller (not shown) electrically connected to the electromagnetic solenoid of the shutoff valve 10 determines whether there is an abnormality based on a signal from a flow rate sensor (not shown) that detects the flow rate of gas flowing through the gas flow path 8. Determine and output a signal to energize the electromagnetic solenoid when an abnormality occurs.
[0017]
Therefore, the shut-off valve casing 5 is provided with a shut-off valve return mechanism 20 for returning the shut-off valve 10 in the closed state (see FIG. 2) to the open state (see FIG. 1). The shut-off valve return mechanism 20 includes a return arm 21, a return shaft 32, an operation member 38, and a stopper mechanism 40, when roughly classified. Hereinafter, it demonstrates in order.
[0018]
As shown in FIG. 1, the shut-off valve casing 5 is formed with a stepped wall 7 that faces the left side wall 6. Further, an opening hole 3 a adjacent to the right side of the stepped wall 7 is formed in the front side plate 3 of the main body casing 2. A bottomed box-like operation box 16 having an opening at the front is mounted in the opening hole 3a in a retracted state. On the front surface of the rear plate portion 16a of the operation box 16, a red display portion 18 and a green display portion 19 are formed side by side by means of labels, seals, painting, and the like. The operation box 16 constitutes a part of the main casing 2.
Further, a convex portion 6 a located on the same axis L as the shut-off valve 10 is formed on the inner side surface of the left side wall 6 of the shut-off valve casing 5.
[0019]
The return arm 21 will be described. 5 is a plan view of the return arm 21, FIG. 6 is a left side view of the return arm 21, and FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line VII-VII in FIG.
The return arm 21 is formed mainly of a substantially square bar-shaped main arm portion 22 extending in the front-rear direction (vertical direction in FIG. 5).
The rear end portion (upper end portion in FIG. 5) of the main arm portion 22 is integrally formed with a substantially hollow cylindrical tubular portion 23 (see FIG. 7) extending rightward (rightward in FIG. 5). ing.
[0020]
An inward flange portion 23 a that forms a small-diameter opening hole (reference numeral omitted) is formed at the tip end portion (right end portion in FIG. 7) of the cylindrical portion 23.
Further, a split groove 23b is formed at the base end portion (left end portion in FIG. 7) of the cylindrical portion 23 so as to be continuous with the end face opening and open on the rear side face.
In addition, on the rear side surface of the cylindrical portion 23, upper and lower bearing pieces 25 are vertically projected with the dividing groove 23b interposed therebetween (see FIG. 6).
[0021]
Moreover, the stopper shaft 26 located in front of the bearing piece 25 (downward in FIG. 5) projects from the upper and lower surfaces of the cylindrical portion 23 (see FIG. 6).
Further, a spring latch pin 27 located on the right side of the stopper shaft 26 protrudes from the upper surface of the cylindrical portion 23 (see FIG. 5).
[0022]
As shown in FIG. 6, two upper and lower guide holes penetrating in the left-right direction (the front and back direction in FIG. 6) and parallel to the front end portion (left end portion in FIG. 6) of the main arm portion 22. 24 is formed. A guide shaft 28 is inserted into each guide hole 24 so as to be relatively slidable. The guide hole 24 is formed by a linear bush (not shown) attached to the main arm portion 22.
[0023]
Each guide shaft 28 is constructed between the left side wall 6 and the stepped wall 7 of the shut-off valve casing 5 (see FIG. 3). In FIG. 3, only the left end portion of the guide shaft 28 located on the back side of the drawing is shown. Each guide shaft 28 is parallel to the shutoff valve 10.
Therefore, the return arm 21 is supported by the guide shafts 28 so as to be slidable in the left-right direction. Due to the support of the return arm 21 with respect to both guide shafts 28, the cylindrical portion 23 of the return arm 21 is disposed on the same axis L as the cutoff valve 10 at the distal end of the cutoff valve 10 (left side in FIG. 1).
The return arm 21 corresponds to the “interlocking member” in this specification.
[0024]
Next, the return shaft 32 will be described. As shown in FIG. 1, one end portion (left end portion in FIG. 1) of the return shaft 32 is supported by the return arm 21. As shown in FIG. 6, the return shaft 32 is disposed between the two guide shafts 28 and is parallel to the two guide shafts 28.
[0025]
The other end portion (the right end portion in FIG. 1) of the return shaft 32 passes through the stepped wall 7 of the shut-off valve casing 5 and the left side wall 16b of the operation box 16 and is exposed in the operation box 16. ing. A hollow cylindrical recess 7a surrounding the return shaft 32 is formed on the side of the stepped wall 7 opposite to the operation box. A guide bush 29 for guiding the return shaft 32 is mounted on the operation box side of the stepped wall 7. An O-ring 30 that seals between the stepped wall 7 and the return shaft 32 is mounted on the bottom surface side of the recess 7 a of the stepped wall 7. Further, the left side wall 16b of the operation box 16 is provided with a waterproof seal 34 for sealing between the left side wall 16b and the return shaft 32.
[0026]
The return shaft 32 is fitted with a return spring 36 made of a coil spring. The return spring 36 is interposed in a compressed state between the bottom surface of the recess 7 a in the stepped wall 7 of the shut-off valve casing 5 and the side surface of the return arm 21 facing it. The return spring 36 always elastically presses or urges the return arm 21 in the backward direction (leftward in FIG. 1). A washer 37 is interposed between the bottom surface of the recess 7 a in the stepped wall 7 of the shut-off valve casing 5 and the end surface of the return spring 36 facing it.
[0027]
Next, the operation member 38 will be described. As shown in FIG. 1, the operation member 38 is disposed in the operation box 16 and is fixed to the return shaft 32. Thereby, the operation member 38 is arranged so as to be slidable in a direction (rightward in FIG. 1) adjacent to the cutoff valve 10 in a substantially parallel manner and opposite to the closing operation direction of the cutoff valve 10.
[0028]
Further, the operation member 38 is formed in a substantially rectangular block shape by a resin molded product, and has a projecting piece-like knob portion 38a projecting to the front surface (lower surface in FIG. 1). The operation member 38 having the knob portion 38 a is stored in the operation box 16, and thus is disposed in a stored state with respect to the main body casing 2.
[0029]
Further, the operation member 38 is formed so that only an intermediate portion including the knob portion 38a can be seen through in the front-rear direction. Thereby, in the normal state shown in FIG. 1, the green display part 19 of the operation box 16 can be visually recognized by seeing through the operation member 38 from the knob part 38a. Further, in the shut-off state shown in FIG. 2, the red display portion 18 of the operation box 16 can be visually recognized by seeing the operation member 38 moved leftward from the normal state through the knob portion 38a.
The operation member 38 and the red display unit 18 and the green display unit 19 of the operation box 16 constitute a “display unit” in this specification.
[0030]
Next, the stopper mechanism 40 will be described. 8 is a plan view showing the stopper mechanism 40 in the holding state, FIG. 9 is a plan view showing the stopper mechanism 40 in the holding and releasing state, and FIG. 10 is an explanatory view showing the relationship between the stopper member of the stopper mechanism 40 and the stopper driving arm. is there.
As shown in FIG. 8, the stopper mechanism 40 is assembled to the cylindrical portion 23 of the return arm 21 (see FIG. 1). The stopper mechanism 40 is roughly divided and includes a pushing pin 41, a stopper driving arm 42, a stopper member 45, and a stopper spring 46.
[0031]
The push-in pin 41 has a slide shaft portion 41a, a small-diameter shaft portion 41b, and a head portion 41c arranged on the same axis L as the cylindrical portion 23 of the return arm 21 (see FIG. 7).
The slide shaft portion 41a is accommodated in the cylindrical portion 23 of the return arm 21 so as to be slidable in the axial direction.
The small-diameter shaft portion 41b protrudes from the distal end surface of the slide shaft portion 41a and passes through the inward flange portion 23a of the cylindrical portion 23 of the return arm 21 (see FIG. 7).
Further, the head portion 41c is formed in a flange shape on the tip surface of the small diameter shaft portion 41b. The head portion 41c is disposed facing the pushing portion 11a of the valve shaft 11 of the shutoff valve 10 (see FIG. 1).
The pushing pin 41 has an axial movement amount, that is, a sliding amount of a predetermined amount due to contact of the slide shaft portion 41a and the head portion 41c with the inward flange portion 23a (see FIG. 7) of the cylindrical portion 23 of the return arm 21. Regulated by
[0032]
Next, the stopper driving arm 42 will be described. One end portion (upper end portion in FIG. 7) of the stopper driving arm 42 is interposed between the upper and lower bearing pieces 25 in the cylindrical portion 23 of the return arm 21 as shown in FIG. On the other hand, it is rotatably supported via a stopper drive arm shaft 44. Further, the stopper drive arm 42 is movable in the split groove 23b (see FIG. 6) of the cylindrical portion 23 of the return arm 21 by rotation around the axis of the stopper drive arm shaft 44.
[0033]
As shown in FIG. 10, an interlocking portion 42a is formed on the other end portion (lower end portion in FIG. 10) of the stopper driving arm 42 so as to project in a substantially semicircular shape on one side thereof, that is, on the side of the push pin. (See FIG. 7). The interlocking portion 42 a is formed so as to be able to contact the end surface of the push-in pin 41 on the side opposite to the head.
Further, an action portion 42b is formed at the intermediate portion of the stopper driving arm 42 so as to protrude in the shape of an elongated strip on the other side, that is, on the side opposite to the push-in pin (see FIG. 7).
[0034]
Next, the stopper member 45 will be described. As shown in FIG. 10, the stopper member 45 integrally includes a base portion 45a, upper and lower support piece portions 45b, and a contact portion 45c (see FIG. 7).
The base 45a is formed in a substantially semi-cylindrical shape that follows the outer surface of the rear half of the cylindrical portion 23 of the return arm 21. The base portion 45a is positioned on the rear side (upper side in FIG. 8) of the action portion 42b of the stopper driving arm 42.
[0035]
Further, the upper and lower support piece portions 45b (see FIG. 10) protrude in a substantially elongated shape at one end portion of the base portion 45a, that is, the upper and lower end portions at the right end portion in FIG. 8 (see FIG. 6). Both support piece portions 45 b extend along the cylindrical portion 23 of the return arm 21. The distal end portions of both support piece portions 45b are rotatably supported with respect to upper and lower stopper shafts 26 (see FIG. 6) in the cylindrical portion 23 of the return arm 21.
The contact portion 45c is formed in a substantially semicircular shape that closes the end surface on the free end side (left end portion in FIG. 8) of the base portion 45a (see FIG. 6). The contact portion 45c is formed so as to be able to face the end surface on the proximal end side of the cylindrical portion 23 of the return arm 21 (see FIG. 7).
[0036]
Further, as shown in FIG. 8, the stopper spring 46 is a torque spring, and the spiral portion at the center thereof is fitted to the stopper shaft 26 in the cylindrical portion 23 of the return arm 21. One end portion of the stopper spring 46 is hooked on a spring latch pin 27 in the cylindrical portion 23 of the return arm 21, and the other end portion is hooked on a support piece portion 45 b on the upper side of the stopper member 45. ing.
The stopper spring 46 always elastically presses or urges the stopper member 45 counterclockwise in FIG.
[0037]
Next, the operation of the gas meter will be described.
Now, as shown in FIG. 1, when the gas meter is in a normal state, the shut-off valve 10 is in an open state. Further, as shown in FIG. 8, the stopper member 45 of the stopper mechanism 40 provided in the return arm 21 has a base portion 45 a abutting against the cylindrical portion 23 of the return arm 21 by the biasing force of the stopper spring 46. At the same time, the action portion 42b of the stopper driving arm 42 is positioned in the split groove 23b of the cylindrical portion 23 of the return arm 21, and the pushing pin 41 is positioned at the protruding position by the interlocking portion 42a of the stopper driving arm 42. Yes. In this state, the head 41c of the push-in pin 41 is located in the hollow portion of the valve seat 9 of the shut-off valve casing 5 (see FIG. 1).
[0038]
Further, the return arm 21 is urged in the backward direction (leftward in FIG. 1) by the urging of the return spring 36, whereby the contact portion 45 c of the stopper member 45 is in surface contact with the convex portion 6 a of the shut-off valve casing 5. Are in contact with each other. Thereby, the return arm 21 is held at the normal position.
[0039]
In the normal state, the knob portion 38a of the operation member 38 is positioned with respect to the green display portion 19 of the operation box 16 (see FIG. 1). Thereby, the green display part 19 of the operation box 16 can be visually recognized by seeing through the operation member 38 from the knob part 38a. Therefore, it can be determined that the shut-off valve 10 is in an open state, that is, is not closed.
[0040]
When the shutoff valve 10 is closed when an abnormality occurs, the valve shaft 11 is advanced by the urging of the return spring 14 as shown in FIG. For this reason, the shut-off valve 10 is in a shut-off state in which the gas flow path 8 is shut off, so-called closed state.
[0041]
Further, with the closing operation of the shutoff valve 10, the pushing portion 11 a of the valve shaft 11 comes into contact with the head portion 41 c of the pushing pin 41, and the pushing pin 41 is pushed into the cylindrical portion 23 of the return arm 21.
Then, the interlocking portion 42a of the stopper drive arm 42 is pushed by the slide shaft portion 41a of the push-in pin 41, and the stopper drive arm 42 is rotated counterclockwise in FIG. 8 (see the two-dot chain line 42 in FIG. 10). .
[0042]
Accordingly, the base portion 45a of the stopper member 45 is pushed rearward (upward in FIG. 8) by the action portion 42b of the stopper driving arm 42, and the stopper member 45 is rotated clockwise in FIG. 8 (in FIG. 10, (See two-dot chain line 45).
Then, as shown in FIG. 2, the contact portion 45 c of the stopper member 45 is disengaged from the convex portion 6 a of the shut-off valve casing 5, thereby releasing the holding of the return arm 21 in the normal position by the stopper mechanism 40.
[0043]
Further, due to the elasticity of the return spring 36, the return arm 21 is slid in the backward direction (leftward in FIG. 1) from the normal position in FIG. At the same time, the knob portion 38a of the operation member 38 is positioned on the red display portion 18 of the operation box 16 (see FIG. 2). Thereby, the red display part 18 of the operation box 16 can be visually recognized by seeing through the operation member 38 from the knob part 38a. Therefore, it can be determined that the shutoff valve 10 is closed.
[0044]
Next, the case where the shut-off valve 10 that has been closed is returned to the open state will be described. In FIG. 2, the operator slides the knob portion 38a of the operation member 38 to the right with a fingertip or the like.
Then, as shown in FIG. 3, the return arm 21 is slid against the elasticity of the return spring 36. Accordingly, after the head portion 41 c of the push-in pin 41 abuts against the pushing portion 11 a of the valve shaft 11 of the shut-off valve 10, the valve plate 12 of the shut-off valve 10 resists the bias of the return spring 14 together with the valve shaft 11. And moved to the open position. Then, the valve shaft 11 is held in the open position by the attractive force of the permanent magnet of the shutoff valve 10 as described above.
[0045]
Thereafter, the operating force on the operating member 38 is released. Then, the return arm 21 is returned to the normal position (see FIG. 1) by the bias of the return spring 36.
At this time, the head portion 41c of the push-in pin 41 moves away from the pushing portion 11a of the valve shaft 11 of the shutoff valve 10 (see FIG. 4). Accordingly, the stopper member 45 is rotated to the original position by the urging of the stopper spring 46. At the same time, when the action portion 42b is pushed by the base portion 45a of the stopper member 45, the stopper driving arm 42 is rotated to the original position. Further, when the slide shaft portion 41a is pushed by the interlocking portion 42a of the stopper drive arm 42, the push pin 41 is slid to the original position (see FIG. 4).
[0046]
As shown in FIG. 1, the return arm 21 is biased to the normal position by the bias of the return spring 36, and the contact portion 45 c of the stopper member 45 contacts the convex portion 6 a of the shutoff valve casing 5 in a surface contact manner. Touch.
As described above, the return operation of the shutoff valve 10 is completed.
[0047]
According to the gas meter described above, the shut-off valve 10 in the closed state can be returned to the open state by the slide operation of the operating member 38 of the shut-off valve return mechanism 20 provided in the gas meter main body 1.
[0048]
Further, the operation member 38 is disposed so as to be slidable in a direction (rightward in FIG. 1) adjacent to the shutoff valve 10 in parallel and opposite to the closing operation direction of the shutoff valve 10. Therefore, the dimension (the dimension in the left-right direction in FIG. 1) regarding the operation direction of the shut-off valve 10 in the gas meter provided with the shut-off valve return mechanism 20 can be shortened, and thereby the gas meter can be miniaturized.
[0049]
Further, the operation member 38 is disposed in a retracted state with respect to the main body casing 2 of the gas meter main body 1. Therefore, it is possible to prevent a human body or an article passing near the gas meter from being caught or collided with the operation member 38. Thereby, danger of human bodies, such as an operator, can be avoided and damage to the operation member 38 etc. can be prevented.
[0050]
In the open state of the shutoff valve 10 (see FIG. 1), the return arm 21 is held in the normal position by the stopper mechanism 40 against the bias of the return spring 36.
When the shut-off valve 10 operates in the closed state (see FIG. 2), the stopper mechanism 40 releases the holding of the return arm 21 in conjunction with the operation, so that the return arm 21 biases the return spring 36. To move backward from the normal position. The moving state of the return arm 21 is displayed by the display means using the operation member 38 and the red display unit 18. Therefore, it can be easily determined that the shutoff valve 10 is closed.
[0051]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, the structure for measuring the gas flow rate of the gas meter main body 1 is not limited to the membrane type of the above-described embodiment, and can be appropriately changed based on the knowledge of those skilled in the art. In the above-described embodiment, the operation member 38 is disposed on the front side of the gas meter main body 1. However, the operation member 38 may be disposed in another part of the gas meter main body 1. Moreover, although what has arrange | positioned the operation member 38 to the gas meter main body 1 so that sliding operation to the left-right direction was illustrated, the slide operation direction of the operation member 38 may be changed into other than the left-right direction. Further, the operation member 38 is not limited to the one disposed adjacent to the shutoff valve 10 in substantially parallel. Further, although the operation member 38 is arranged so as to be slidable in a direction opposite to the closing operation direction of the shut-off valve 10, it can be arranged so as to be slidable in the closing operation direction of the shut-off valve 10. Moreover, although it is desirable to arrange | position the operation member 38 with respect to the main body casing 2 of the gas meter main body 1, it is not limited to this. Further, the stopper mechanism 40 and the return spring 36 can be omitted. Moreover, the red display part 18 and the green display part 19 provided in the operation box 16 should just be discriminable, and the color, a design, etc. are not limited.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the shut-off valve in the closed state can be returned to the open state by the slide operation of the operating member of the shut-off valve return mechanism provided in the gas meter body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan sectional view showing a main part of a gas meter according to an embodiment of the present invention in a normal state.
FIG. 2 is a plan sectional view showing the main part in a cut-off state.
FIG. 3 is a plan sectional view showing the main part in a return operation state.
[Figure 4] Similarly, the main part is the return arm Return It is a plane sectional view shown in a state.
FIG. 5 is a plan view of a return arm.
FIG. 6 is a left side view of the return arm.
7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII in FIG.
FIG. 8 is a plan view showing the stopper mechanism in a holding state.
FIG. 9 is a plan view showing the stopper mechanism in a holding release state.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing an operational relationship between a stopper member of the stopper mechanism and a stopper driving arm.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a main part of a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1 Gas meter body
8 Gas flow path
10 Shut-off valve
18 Red display
19 Green display
20 Shut-off valve return mechanism
21 Return arm (interlocking member)
36 Return spring
38 Operating members
40 Stopper mechanism

Claims

A gas meter body capable of measuring the flow rate of gas flowing in the gas flow path;
A shut-off valve provided in the gas meter main body, usually in an open state for opening the gas flow path, and having a valve plate that operates in a closed state for shutting off the gas flow path when an abnormality occurs;
Wherein a gas meter and a recoverable way configured cutoff valve return mechanism the valve plate of the shutoff valve in a closed state to an open state,
The shut-off valve return mechanism includes an interlocking member, a return shaft, and an operation member.
The interlocking member is provided to be movable in the same direction as the valve plate opening / closing direction with respect to the gas meter main body in the closing operation direction ahead of the valve plate of the shut-off valve,
The return shaft has one end supported with respect to the interlocking member on one side of the shut-off valve and the other end extended in a direction opposite to the closing operation direction of the valve plate of the shut-off valve,
The operating member is provided at the other end of the return shaft, is arranged adjacent to one side of the shut-off valve in parallel and is slidable in a direction opposite to the closing operation direction of the valve plate of the shut-off valve. And
The gas meter is configured to return the valve plate of the shut-off valve in the closed state to the open state by moving the interlocking member together with the return shaft by a slide operation of the operating member.

The gas meter according to claim 1 ,
The gas meter, wherein the operation member is disposed in a retracted state with respect to a main body casing of the gas meter main body.

The gas meter according to claim 1 or 2 ,
A return spring for biasing said interlock member to the closing operation in the same direction as the direction of the valve plate of the shutoff valve,
In the open state of the valve plate of the shut-off valve, the interlocking member can be held at a normal position against the bias of the return spring, and the holding is interlocked with the operation of the shut-off valve to the closed state of the valve plate. A releasable stopper mechanism;
When the holding of the interlocking member by the stopper mechanism is released , the moving state of the interlocking member is displayed from the normal position in the same direction as the closing operation direction of the valve plate of the shut-off valve by the biasing of the return spring. A gas meter comprising: a display means for