JP4845321B2 - 分散エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は、一般に、ネットワーク・サービスの分野に関する。より詳細には、本発明は、ネットワーク・データ配信に関する改良されたアーキテクチャに関する。
【0002】
(関連技術の説明)
図1に示す従来のネットワーク・キャッシング・システムは、ローカル・エリア・ネットワーク140および/またはより大きいネットワーク110(例えばインターネット)を介して通信する複数のクライアント130〜133を含む。クライアント130〜133は、ハイパーテキスト・トランスポート・プロトコル(「HTTP」)を介して、またはその他のネットワーク・プロトコル(例えば、ファイル・トランスファ・プロトコル、Gopher...等)を介してWorld Wide Web(「Web」)上の情報にアクセスするNetscape Navigator(商標)またはMicrosoft Internet Explorer(商標)などのブラウザ・アプリケーションを実行することが可能である。
【0003】
各クライアント130〜133のブラウザは、情報(例えば、Webページ)のすべての要求が、「プロキシ・キャッシュ」と一般に呼ばれるローカル・キャッシュ・サーバ115を介して伝送されるように構成されている。クライアント130が、遠隔のインターネット・サーバ120へ情報を要求したとき、ローカル・プロキシ・キャッシュ115は、その要求を検査し、要求されたコンテンツが「キャッシュ可能」であるかどうかを最初に判定する(相当な量のインターネット・コンテンツは、「キャッシュ不可能」である)。ローカル・プロキシ・キャッシュ115は、キャッシュ不可能な要求を検出した場合、その要求をコンテンツ・ソース(例えば、インターネット・サーバ120)に直接に転送する。その要求されたコンテンツが、そのソース120からクライアント130に直接に伝送され、プロキシ・キャッシュ115上にはローカル的に記憶されない。
【0004】
反対に、プロキシ・キャッシュ115は、クライアント130のコンテンツ要求がキャッシュ可能であると判定したとき、ローカルに(例えば、ローカル・ハードディスクで)そのコンテンツのコピーを探索する。ローカルのコピーが存在しない場合には、プロキシ・キャッシュ115は、そのコンテンツが、「親」キャッシュ117(インターネット・サーバ120との関係でネットワークのさらに上流に位置する)に記憶されているか、あるいは「兄弟」キャッシュ116(コンテンツの要求を受けたインターネット・サーバ120との関係でプロキシ・キャッシュと実質的に同じ階層上の位置にある)上に記憶されているかを判定する。
【0005】
近隣のキャッシュ116、117のどちらかでキャッシュ「ヒット」が検出された場合、要求されたコンテンツがそのキャッシュから取り出され、クライアント130に伝送され、またその他のローカル・クライアント131〜133による将来の要求に対して利用可能であるようにプロキシ・キャッシュ115上にローカルの記憶させる。しかし、キャッシュ「ミス」が生じた場合、コンテンツは、ソースのインターネット・サーバ120から取り出され、クライアント130に伝送される一方、将来のクライアント要求に対して利用可能であるように、コピーがプロキシ・キャッシュ115にローカルで記憶され、また、場合により、親キャッシュ117上に記憶される。
【0006】
本発明のよりよい理解は、添付の図面と併せた以下の詳細な説明から得ることができる。
【0007】
(詳細な説明)
例としてのネットワーク・アーキテクチャ
本発明の要素は、図2に示すような多層ネットワーキング・アーキテクチャ200に含まれる。このアーキテクチャは、1つまたは複数のデータ・センタ220〜222と、複数の「中間」Point of Presence(「POP」)ノード230〜234(本明細書で、「プライベート・ネットワーク・アクセス・ポイント(Private Network Access Point)」又は「P−NAP」とも呼ぶ)と、複数の「エッジ」POPノード240〜245(本明細書で、「インターネット・サービス・プロバイダ・コロケーション(Internet Service Provider Co-Location)」サイトまたは「ISP Co−Lo」サイトとも呼ぶ)とを含む。
【0008】
図2の実施形態によれば、データ・センタ220〜222、中間POP230〜234、および/またはエッジPOP240〜245のそれぞれが、ネットワーク・サーバのグループから構成される。サーバは、Webページ、ネットワーク・ニュース・データ、電子メール・データ、ファイル・トランスファ・プロトコル(「FTP」)ファイル、およびライブ&オンデマンドのマルチメディア・ストリーミング・ファイルを含む様々なタイプのネットワーク・コンテンツを記憶し、それらをエンド・ユーザ250に伝送ることが可能である。ただし、本発明の基礎となる原理は、様々な異なるタイプのネットワーク・コンテンツを使用して実施するのが可能であることに留意されたい。
【0009】
データ・センタ220〜222およびPOP230〜234、240〜245に配置されたサーバは、例えば、Digital Signal(「DS」)チャネル(例えば、DS−3/T−3、DS−1/T1)、Synchronous Optical Network(「SONET」)チャネル(例えば、OC−3/STS−3)、サービス総合デジタル網(「ISDN」)チャネル、デジタル加入者回線(「DSL」)、ケーブル・モデム、チャネル、およびサテライト・ブロードキャストおよびセルラーを含む様々な無線通信チャネルを含む様々な通信チャネルを使用して互いに通信することができ、またエンド・ユーザ150と通信することができる。
【0010】
さらに、様々なネットワーク・プロトコルを使用して、例えば、非同期転送モード(「ATM」)、イーサネット、およびトークン・リング(データ・リンク・レベルで)、ならびに伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(「TCP/IP」)、Internetwork Packt Exchange(「IPX」)、AppleTalk、およびDECnet(ネットワーク/トランスポート・レベルで)を含むシステムの態様を実施することができる。ただし、本発明の原理は、どの特定の通信チャネルまたは通信プロトコルにも限定されないことに留意されたい。
【0011】
一実施形態では、分散ネットワーク・コンテンツに関する情報を記憶するためのデータベースが、データ・センタ220〜222における(また、場合により、POPノード230〜234、240〜245における)サーバ上に維持される。一実施形態におけるデータベースは、分散データベース(すなわち、複数のサーバにわたって分散された)であり、Microsoft(商標)のSQL−Server、Oracle(商標)などのリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)のインスタンスを実行することが可能である。
【0012】
例としてのコンピュータ・アーキテクチャ
本発明の様々な要素を使用する例としてのネットワーク・アーキテクチャを簡単に説明したので、次に、図3を参照して本発明の要素を実装する例としてのクライアントおよびサーバを示すコンピュータ・システム300を説明する。
【0013】
コンピュータ・システム300の一実施形態は、情報を通信するためのシステム・バス320と、情報を処理するためにバス320に結合されたプロセッサ310とを含む。コンピュータ・システム300は、情報、およびプロセッサ310によって実行される命令を記憶するためバス320に結合されたランダム・アクセス・メモリ(RAM)、またはその他の動的記憶デバイス325(本明細書で、「メイン・メモリ」と呼ぶ)をさらに含む。また、メイン・メモリ325は、プロセッサ310による命令の実行中、一時的変数またはその他の中間情報を記憶するために使用されている。また、コンピュータ・システム300は、静的情報、およびプロセッサ310によって使用される命令を記憶するためバス320に結合された、読取り専用メモリ(「ROM」)および/またはその他の静的記憶デバイス326も含むことが可能である。
【0014】
また、磁気ディスクまたは光ディスクなどのデータ記憶デバイス327、およびそれに対応するドライブも、情報および命令を記憶するためにコンピュータ・システム300に結合することができる。また、コンピュータ・システム300は、I/Oインターフェース330を介して第2のI/Oバス350に結合することもできる。表示デバイス343および/または入力デバイス(例えば、英数字入力デバイス342および/またはカーソル制御デバイス341)を含め、複数のI/OデバイスをI/Oバス350に結合することが可能である。
【0015】
ネットワーク210を介してその他のコンピュータ(サーバまたはクライアント)にアクセスするため、通信デバイス340が使用される。通信デバイス340は、モデム、ネットワーク・インターフェース・カード、またはイーサネット、トークン・リング、またはその他のタイプのコンピュータ・ネットワークに結合するために使用されるもののようなその他の周知のインターフェース・デバイスを含むことが可能である。
【0016】
(発明の実施形態)
図2を再び参照すると、本明細書で使用する「コンテンツ・プロバイダ」260は、本明細書で説明するシステムおよび方法を介してエンド・ユーザ250に配信されるコンテンツを有する個人または団体を指す。「コンテンツ配信サービス」は、本明細書で説明するネットワーク・コンテンツ配信のシステムおよび方法の実施形態を実装している個人または団体によってコンテンツ・プロバイダ260に提供されるサービスを指す。
【0017】
システムの一実施形態では、データ・センタ220〜222が、ネットワーク・コンテンツのための1次の初期リポジトリとして作用する。したがって、コンテンツ・プロバイダ260は、例えば、新しいストリーミング・メディア・プレゼンテーションなどのエンド・ユーザ250に配信されるファイルを生成したとき、最初にそのコンテンツをデータ・センタ220〜222に配置されたストリーミング・サーバにアップロードする。別法では、コンテンツは、データ・センタ220〜222のオペレーションズ・スタッフのメンバによってロードされることが可能である。次に、そのファイルが、自動化されたコンテンツ配信ポリシーおよび/またはそのファイルに対するエンド・ユーザ要求に基づき(以下により詳細に説明するとおり)、データ・センタ220〜222から中間POP230〜234および/またはエッジPOP240〜245の1つまたは複数に自動的に配信される。
【0018】
データ・センタ220〜222は、膨大な量のコンテンツ・プロバイダ260のデータを記憶し、伝送することができなければなければならないため、これらの施設は、数百テラバイトのデータを記憶することができるディスク・アレイを備えている(現行の能力に基づく;最終的には、データ・センタ220〜222は、ストーレッジ技術の向上に基づき、相当により大きな記憶容量を備えることが可能である)。さらに、データ・センタは、その他のデータ・センタ220〜222に対する、中間POP230〜234に対する、またある程度、エッジPOP240〜245に対する高帯域幅接続性を備えている。さらに、一実施形態では、データ・センタ220〜222には、常時、オペレーションズ・スタッフが配備されている(すなわち、1日24時間、週7日)
【0019】
本システムの一実施形態では、データ・センタ220〜222より多くの中間POP230〜234が実装される。ただし、個々には、中間POP230〜234は、データ・センタ230〜234より比較的小さいオンライン記憶容量(数百ギガバイトないし1テラバイトまたは2テラバイトのストーレッジ)で構成することができる。一実施形態における中間POP230〜234は、世界中に地理的に分散されてより効率的なコンテンツ配信スキームを提供する。また、これらのサイトは、相当な量のネットワークとシステムの管理サポートがデータ・センタ220〜222から提供されて(以下により詳細に説明する)遠隔式に管理されることも可能である。
【0020】
エッジPOP240〜245は、一実施形態では、中間POP230〜234と比べてより規模の小さい設備である。ただし、(数が)中間POP230〜234およびデータ・センタ220〜222との関係で、相当により地理的に分散したエッジPOP240〜245が使用される。エッジPOPは、設備所有者(例えば、インターネット・サービス・プロバイダ)と同じ場所に配置されたいくつかのラックのサーバおよびその他のネットワーキング・デバイスでよい。エッジPOP240〜245のいくつかは、ネットワーク210に対する直接の高帯域幅接続性を(例えば、T1チャネルまたはより高いチャネルを介して)備え、他方、その他のPOP240〜245は、低帯域幅「制御」接続性(例えば、通常、最低限、ダイヤルアップ・データ接続(モデム)、ただし、部分T−1接続が含まれることも可能である)だけを備える。いくつかのエッジPOPサイト230〜234は、インターネットを介してシステムの残りの部分に接続されているものの、接続は、エッジPOP240〜245が、データ・センタ220〜222から管理される仮想プライベート・ネットワーク(「VPN」)の一部とすることができる。中間POP230〜234と同様に、エッジPOP240〜245は、データ・センタ220〜222の1つまたは複数からのネットワークとシステムの管理サポートで遠隔式に管理されることができる。
【0021】
特定タイプのコンテンツに対するデマンドに基づき、データ・センタ220〜222、中間POP230〜234、およびエッジPOP240〜245において追加することが可能なモジュラー・ユニットとしてシステム・リソース(例えば、サーバ、接続性)を配備することができる。このモジュール性により、「ローカル」レベルでスケーラビリティが提供され、「グローバル」範囲(システム全体)におけるスケーラビリティが、コンテンツ・プロバイダ260ベースにおける成長によって必要とされるにつれての中間POP230〜234およびエッジPOP240〜245の追加、ならびにコンテンツ配信サービスに対する追加/変更を介してサポートされる。このコンテキストにおける「ローカル」レベルとは、データ・センタ内部、中間POP内部、またはエッジPOP内部を意味する。例として、特定のエッジPOPが、例えば、その「エッジ」において総容量として5000のストリームを提供する5つのストリーミング・サーバで構成された場合、エッジPOPの容量は、ストリーミング・サーバを除去/追加することにより、予測されるデマンドに応じてより高い/より低い値に(例えば、3000のストリームまたは10000のストリームに)(本発明の一実施形態に従って)スケール変更することができる。「グローバル」範囲、つまりシステム全体の範囲では、新しいPOP、新しいデータ・センタを追加することにより、またさらには、より高い帯域幅をネットワーク接続に加入する/割り振ることによってスケーラビリティを得ることができる。
【0022】
図2に示す3層アーキテクチャは、ネットワーク210の帯域幅およびリソースの最適な使用を提供する。主にエッジPOP240〜245からエンド・ユーザ250にデータを伝送することにより、長距離接続性(例えば、コンテンツ・ソースから直接にユーザ250にサービス提供を行い)が少なくなり、これにより、ネットワーク帯域幅が節約される。この特徴は、相当な帯域幅および記憶容量を必要とするリアルタイム・マルチメディア・ストリーミングなどの用途で特に役に立つ。この結果、エッジPOP240〜245からのコンテンツ配信が今日のネットワークにおける主なボトルネックを回避するため、エンド・ユーザは、相当に向上したサービス品質を体験する。
【0023】
図4に示した本システムの1つの特定の実施形態では、データ・センタ420と中間POP430、432、434の間でプライベート高速通信チャネル422、424、426が用意される。このチャネルのすべてが、同じ団体によって所有されていることが可能である。対照的に、この実施形態におけるエッジPOP440〜448は、インターネット(すなわち、公共通信チャネルを介して)中間POP430、432、434、およびデータ・センタ420に接続されている。
【0024】
次に、図14ないし16に関連して、ライブかつオンデマンドのオーディオ/ビデオ・コンテンツをストリーミングするように構成された本システムの1つの特定の実施形態を説明する。図14に示すとおり、この実施形態は、サテライト・リンク1410を介してブロードキャストされるライブの信号、または記録された信号1401、ビデオ会議システム1411を介して提供されるライブの信号1402、および/または専用インターネット・プロトコル(「IP」)リンク1412を介して伝送されるライブの信号、または記録された信号1403を含むが、以上には限定されない様々なソースから、着信するオーディオ/ビデオ・コンテンツを受信することができる。ただし、本発明の基礎となる原理に適合しながらも、IP以外の限りなく様々なネットワーク・プロトコルを使用できることに留意されたい。一実施形態では、図14に示したモジュールのそれぞれが、データ・センタ220に存在する。
【0025】
1つまたは複数のシステム獲得−管理モジュール(「SAM」)1420が、必要に応じて、様々なソース1401〜1403の間で通信セッションを開くこと、および閉じることを行う。例えば、コンテンツ・プロバイダが、新しいライブのストリーミング・セッションを確立することを望む場合、SAM1420が、着信するオーディオ/ビデオ・データを扱う新しい接続を開く(コンテンツ・プロバイダが接続を確立する権利を有すると判定した後)。
【0026】
SAMモジュール1420は、信号が(例えば、コンテンツ・プロバイダにより)既に符号化されているかどうかに基づき、かつ/または信号が「ライブ」のコンテンツから成るか、または「オンデマンド」のコンテンツから成るかに基づき、異なった仕方で着信信号を扱う。例えば、信号がコンテンツ・プロバイダによって既に符号化されていない場合(例えば、信号がアナログ形式で、またはストリーミングではないデジタル形式でデータ・センタ220において受信されることが可能である)、SAMモジュールは、その信号を1つまたは複数のストリーミング・エンコーダ・モジュール1430に向け、モジュール1430が、そのストリームを指定されたデジタル・ストリーミング形式(例えば、Windows Media(商標)、Real G2(商標)...等)で符号化する。
【0027】
着信信号がライブである場合、ストリーミング・エンコーダ1430は、データ・センタ220における1つまたは複数のストリーミング起点サーバ1510(以下に説明するとおり、様々なPOPノードにその信号を配信する)、および/または1つまたは複数のコンテンツ記憶デバイス531に結果の符号化された信号を直接に伝送する。しかし、着信信号がオンデマンドの信号である場合には、ストリーミング・エンコーダ1430は、符号化された信号をコンテンツ記憶デバイス531に直接に伝送する。同様に、着信信号がストリーミング形式で既に符号化されている場合、この信号は、コンテンツ記憶デバイス531に直接に伝送することが可能であり、次に、信号は、記憶デバイス531からストリーミング起点サーバ1510に伝送することが可能である。新しいオーディオ・ビデオ・ストリーミング・コンテンツがコンテンツ記憶デバイス531に追加されるにつれ、SAMモジュール1420は、記憶データベース530がそれに応じて更新されるようにする(例えば、以下に説明するコンテンツ配信サブシステムを介して)。
【0028】
図15に示すとおり、符号化された信号は、ストリーミング起点サーバ1510から、様々なI−POPノード230〜232およびE−POPノード240〜242に配置されているストリーミング・スプリッタ1520〜1522、1530〜1532に伝送される。図示するストリーミング・スプリッタを使用することにより、相当な量のネットワーク帯域幅が節約される。例えば、図示する実施形態では、各ストリーミング・スプリッタが、上流のサーバから単一ストリームのライブのオーディオ/ビデオ・コンテンツだけを受信し、次にこのストリームをいくつかの独立したストリームに分割する。したがって、上流のサーバとストリーミング・スプリッタの間のネットワーク・パスには、単一のオーディオ/ビデオ・ストリームだけがロードされる。
【0029】
さらに、図示するとおり、多層階層の中でストリーミング・スプリッタを使用することにより、階層の各レベルにおける帯域幅が減少する。例えば、ライブのストリーミング・イベントからの単一ストリームをストリーミング起点サーバ1510からI−POPストリーミング・スプリッタ1521に伝送することが可能である。次にストリーミング・スプリッタ1521は、E−POPストリーミング・スプリッタ1530〜1532のそれぞれに単一ストリームを伝送することができ、次にスプリッタ1530〜1532が、そのライブのイベントを複数のエンド・ユーザ1540〜1548に伝送する。したがって、データ・センタ220とI−POP231の間のネットワーク・パスに、単一のストリームだけがロードされ、またI−POP231とE−POP240〜242の間における3つのネットワーク・パスのそれぞれに、単一のストリームがロードされる。次に、着信するストリームがE−POP240〜242のそれぞれにおいて分割されて、複数のエンド・ユーザ1540〜1548にライブのイベントが提供される。
【0030】
自動化されたコンテンツ配信
図5に示すとおり、コンテンツ・プロバイダ260による(例えば、FTPを使用する)直接のアップロードを介して、データ・センタのオペレーションズ・スタッフ515による(例えば、テープおよびCDを介する)直接のアップロードを介して、またはライブのリアルタイム・マルチメディア信号を介して、コンテンツをデータ・センタ505におけるシステムに導入することができる。新しいコンテンツがどのように導入されるかに関わらず、一実施形態では、ディレクトリ/ファイル・モニタ・モジュール(「DF Mon」)510が、コンテンツ・データベース530を更新して、データ・センタ505に着信した新しいファイルを識別する。ファイルが新規であり、まだ中間POP506に伝送されていないことを示すようにデータベース・フィールドまたはタグを設定することができる。一実施形態では、DF Mon510は、オペレーティング・システム・プリミティブ(例えば、Win32)を使用して符号化されたファイルのディレクトリを監視するデータ・センタにおけるサーバ上のバックグラウンドで実行されるサービス(例えば、Windows NT(登録商標)サービス)である。オペレーティング・システムは、これらのディレクトリにおいていつファイルが追加されたか、または削除されたかをDF Mon510に通知する。
【0031】
次に、自動コンテンツ配信サブシステムが、新たに導入されたコンテンツをシステムを介して自動的に配信する(すなわち、「複製する」または「ミラーリングする」)。一実施形態では、自動コンテンツ配信サブシステムは、コンテンツ配信マネージャ(「CDM」)モジュール520、およびファイル転送サービス(「FTS」)モジュール525から成る。CDM520はコンテンツ配信−管理ポリシーを実施し、FTS525はファイルの物理的転送を扱う。図5は、データ・センタ505に完全に置かれているFTS525およびCDM520を示しているが、これらのモジュールのインスタンスをネットワーク内のその他のノード(例えば、中間POP541〜544)に実装することも可能であることに留意されたい。
【0032】
一実施形態では、ネットワーク210にわたってコンテンツが配信/複製されるなかでそのコンテンツを追跡するため、データ・センタ220〜221のどれかにおいて維持される中央データベース530が使用される。CDM520が定期的にデータベース530をクエリし、中間POP506において何らかのファイル(コンテンツ記憶デバイス531上に記憶される)が複製されなければならないかどうかを判定する。あるいは、またはさらには、一群のファイルのあるファイルが複製される必要があるとき、CDM520に通知が行われることが可能である(例えば、データベース・アプリケーション・プログラミング・インターフェース、DF Mon510、または何らかの他のイベント駆動モジュールによって非同期式に)。
【0033】
CDM520は、ファイルが複製される必要があると判定した後、本明細書で「ファイル要求メッセージ」(「FRM」)と呼ぶFTSに対するコマンドをFTS525に送信し、ファイル転送のためにファイルおよび宛先POP506、507を特定する。次に、FTS525は、基礎のファイル・トランスファ・プロセスを実行し(例えば、Win32コマンドまたはFTPコマンドを呼び出すことにより;FTPコマンドは、インターネットを介する転送の場合)、転送が成功したかどうか、またどこにファイルがコピーされたかを示すデータベース更新を提供する。
【0034】
ファイル除去プロセスも同様の仕方で行われる。CDM520が、「削除される」(「TBD」)とマークを付けられたファイルに関してデータベース530にクエリする。あるいは、またはさらには、ファイルにTBDとマークが付けられたとき、CDM520に通知が行われる(ファイル転送の場合と同様に)ことが可能である。ファイルには、様々な仕方でTBDのマークを付けることが可能である。例えば、コンテンツ・プロバイダ260がファイルをアップロードしたとき、そのプロバイダ260が、指定した期間(例えば、10日間)だけそのファイルが利用可能であることを望むのを示すことができる。あるいは、コンテンツ・プロバイダ260は、削除のための日付を指定しないが、代わりに、任意の時点に手動でファイルにTBDのマークを付けること(またはデータ・センタのオペレーションズ・スタッフ515にファイルのマーク付けを行わせること)が可能である。別の実施形態では、コンテンツ・プロバイダ260は、どれだけ多い頻度で(または少ない頻度で)ユーザ250がファイルを要求したかに基づいてファイルにTBDのマークが付けられるべきことを示す。
【0035】
ファイルがPOPノード506、507にコピーされた、またはそこから削除された後、コンテンツ配信サブシステムは、中央コンテンツ・データベース530の中で「FileLocation」データベース・レコードの作成または除去を行う。このレコードは、データ・センタ・ファイルと、中間サイトおよび/またはエッジ・サイトにおける記憶サーバ上のそのファイルのコピーとの関連を提供する。
【0036】
FRMデータ構造600の一実施形態を図6に示している。構造600は、「ファイル削除」または「ファイル転送」のどちらが必要とされているかの特定、およびファイル削除/転送の特定タイプに関する指示を含め、ファイルに対して行われる必要があるオペレーションをFTSに対して特定するオプコード610を含む。例えば、状況に応じては、FTP削除/転送、またはWin32削除/転送(または代替のタイプの削除/転送)が適切であろう(例えば、FTPは、削除/転送がインターネットを介して行われる場合、より適切であり、他方、Win32削除/転送は、プライベート・チャネルを介してより効率的である)。
【0037】
さらに、オプコード・フィールド610は、通常の削除/転送、あるいは「怠惰な」削除/転送を指定することができる。基本的に、「怠惰な」FTSコマンドを使用して優先順位の低い転送/削除を扱うことが可能である。一実施形態では、「怠惰な」コマンドは、単一のスレッド(すなわち、マルチスレッド・システムにおける単一のトランザクションまたは単一のメッセージ)だけを使用して削除要求および転送要求を処理し、他方、「通常の」オペレーションは、複数のスレッドを使用して行うことができる。単一スレッドの「怠惰な」オペレーションは、あるタイプのFTPコマンド(例えば、WS_FTP APIに基づくFTPコマンド)に関して行うことができる。
【0038】
送信元サーバ・フィールド620が、ファイルの起点であるデータ・センタにおけるサーバを特定し、「宛先サーバ数」フィールド630が、ファイルが転送/削除されるPOPの数を示し、「ファイル数」フィールド640が、トランザクションにおいていくつのファイルが呼び出されるかを示し、「実際のファイルID」フィールド650が、トランザクションにおいて呼び出されるファイルのそれぞれを特定し、また1つまたは複数の「実際の宛先サーバID」が、ファイルがコピー/削除される実際の宛先サーバを特定する。この実施形態では、「ファイル数」フィールド640、および「宛先サーバ数」フィールド630がシステムによって使用されて、要求メッセージ・パケット長が判定される(すなわち、これらのフィールドは、実際のファイルIDフィールド650および実際の宛先サーバIDフィールド660がどれだけの大きさである必要があるかを特定する)。
【0039】
要求メッセージ形式600の以上の説明は、例示だけを目的としていることに留意されたい。本発明の基礎となる原理と適合して、CDM520とFTS525の間でその他の様々なタイプの情報/データ形式を伝送することができる。
【0040】
一実施形態では、CDM520は、ネットワーク輻輳(別名、「ロード」)、ある場所におけるあるファイルに対するデマンド、および/またはコンテンツ・プロバイダ260によって加入されたサービスのレベルなどの変数に応じて異なる仕方で、指定された中間POP541〜544において(また、いくつかのケースでは、エッジPOP551〜553において)コンテンツを複製することが可能である。例えば、高いネットワーク輻輳の期間中、CDM520は、データベース530上の待ち行列の中にファイル要求メッセージを記憶することができる。ネットワーク輻輳が所定のしきい値を下回って低下した後、その待ち行列からの要求メッセージがFTS525に伝送され、FTS525がファイル転送/ファイル削除プロセスを行う。
【0041】
同様に、特定の時刻において特定のファイルに対するデマンドが極めて高いことが事前に知られており(例えば、「Starr Report」)、かつ/またはそのファイルが、別の形で相当な量のネットワーク帯域幅を必要とする(例えば、高品質のストリーミング・ビデオ・ファイル)場合には、CDM520は、ある中間POP541〜544(および/またはエッジPOP551〜553;以下を参照)に事前にそのファイルを伝送して重大なサービス品質の問題(例えば、ネットワーク・クラッシュ)を回避するようにプログラミングすることができる。
【0042】
また、CDM520は、各コンテンツ・プロバイダ260によって加入されるサービスのレベルに基づいてファイルをPOP541〜544にプッシュすることができる。例えば、あるコンテンツ・プロバイダ260は、常時、ネットワーク上のすべてのPOP541〜544、551〜553において特定のファイルがすぐに利用可能であるようにするため、追加の支払いをする用意がある可能性がある。さらに、コンテンツ・プロバイダ260は、特定タイプのコンテンツがいくつかのPOP541〜544上で利用可能であるが、別のPOP541〜544上ではそうではないことを望むことがある。国際コンテンツ・プロバイダ260が、例えば、中間POP541〜544が維持されている国(したがって、中間POP541〜544は、その国内のユーザにコンテンツを供給する)に応じて、異なる中間POP541〜544サイトにおいて異なる言語で同一の基礎のWebページが利用可能であることを望む可能性がある。したがって、自動車製造業者が、フランス国内のPOPに自らのWebページのフランス語バージョンがプッシュされることを望み、またドイツ国内のPOPにドイツ語バージョンがプッシュされることを望むであろう。この実施形態におけるCDM520は、各コンテンツ・プロバイダ260の特定のニーズを満たす必要に応じてコンテンツを伝送するように構成することができる。一実施形態では、CDM520は、データベース530の中でファイルにマークが付けられている仕方に基づき(例えば、ファイルは、そのファイルが複製されるべき有効な1組のPOPを示すことが可能である)、どこに指定されたファイルがコピーされる必要があるかを判定する。
【0043】
ファイル・キャッシング
一実施形態では、エッジPOP551〜553は、最も頻繁に要求されるメディア・コンテンツを記憶するためのキャッシュ・ファイル・サーバとして扱われる。一実施形態におけるCDMは、強制キャッシングとデマンド・ベースのキャッシングの両方を使用して、エッジPOP551〜553にコンテンツをキャッシュする。
【0044】
強制キャッシング・プロトコルの下で、CDMは、特定のエッジPOPサイト551〜553に高いデマンドが生じるファイルを特定し(例えば、データベース530にクエリすることにより)、これに応答して、そのファイルをそれらのサイトにプッシュする。あるいは、またはさらには、コンテンツ・プロバイダは、CDMが特定の一群のファイルをキャッシングすべきPOPサイト551〜553を指定することができる。コンテンツ・プロバイダがファイルのキャッシングを行うためにエッジPOPサイト551〜553を指定する能力は、そのコンテンツ・プロバイダによって加入されたサービスのレベルに基づくことが可能である(中間POPサイトに関連して説明したとおり)。
【0045】
次に、図7に関連して、デマンド・ベースのキャッシングを使用するシステムを説明する。一実施形態では、特定のインターネット・サイト上に記憶されたコンテンツ(例えば、Webページ、ストリーミング・マルチメディア・ファイル...等)をユーザ705が要求したとき、その要求がロード・バランサ・モジュール(「LBM」)710によって受信され、LBM710が、その要求を扱うのに最も適したエッジPOPサイト507を特定する。一実施形態におけるLBM710は、データ・センタにおいて存在するモジュールである(例えば、Webサーバ上で実行される)。LBM710が「最も適している」として特定するものは、LBM710に適用されている特定のロード・バランサ・ポリシー770に依存する。ポリシー770は、いくつかを挙げると、ネットワーク・ロード、エッジPOP507サーバ・ロード、コンテンツを要求したユーザの場所、および/またはエッジPOP507サーバの場所などのキャッシング/ネットワーク変数を考慮に入れることが可能である。
【0046】
一実施形態では、LBM710は、最も適切なエッジPOP507を探し出し、中央データベース530にクエリすることにより(すなわち、一実施形態におけるデータベース530は、システム全体のどこに正確にコンテンツが配信されているかを記録に留める)、エッジPOP507においてそのコンテンツが利用可能であるかどうかを判定する。要求されたコンテンツは、エッジPOP507で利用可能である場合、ユーザ705に伝送される。しかし、エッジPOP507でそのコンテンツが利用可能ではない場合には、LBM710は、第2の最も適切なPOP(例えば、図示する実施形態における中間POP506)にその要求を転送し、この第2の最も適切なPOPが、そのコンテンツをユーザ705に伝送する。
【0047】
LMB710は、要求されたコンテンツがエッジPOP507で利用可能でなかったこと(すなわち、キャッシュ「ミス」が生じたこと)をCDM520に通知する。CDM520は、特定のエッジPOPサイト507が、将来のユーザ要求に対して利用可能であるように要求されたコンテンツのコピーをキャッシュすべきかどうかを判定する。CDMは、エッジPOP507上でコピーが維持されるべきであると判定した場合、エッジPOP507に対する基礎のファイル転送を実行するFTS525に転送要求メッセージを送信する。
【0048】
コピーがキャッシュされるべきかどうかに関するCDM250による判定は、適用されている特定のキャッシング・ポリシー760に基づく。本システムの一実施形態では、キャッシング・ポリシーは、ある期間にわたってエッジPOP507から特定のファイルが要求された回数を考慮に入れる。しきい値が達せられると(例えば、1時間以内に10の要求)、CDM520は、FTS525にそのファイルのコピーを転送させる。
【0049】
キャッシング・ポリシー760において考慮に入れることができるその他の変数には、いくつかを挙げると、要求されたファイルがキャッシュ不可能であるかどうか(例えば、ユーザ認証を必要とするファイル、または動的に変化するコンテンツ)、エッジPOP507における記憶容量、要求されたファイルのサイズ、ネットワーク輻輳および/またはサーバ輻輳、および特定のコンテンツ・プロバイダ260によって加入されたサービスのレベルが含まれる。以上の変数のいずれかが単独で、または組み合わせでCDM520によって使用して、キャッシュ判定を下すことが可能である。
【0050】
次に、図8の流れ図に関連して、デマンド・ベースのキャッシングを使用する方法の一実施形態を説明する。810で、ユーザがコンテンツの要求を行う。これに応答して、LBM710が、要求されたコンテンツの伝送元として最も適切なエッジPOPサイトを特定する(例えば、データ・センタにおける中央データベースにクエリすることにより)。要求されたコンテンツが830で判定されたエッジPOPサーバで利用可能である場合には、LBM710は、ユーザをそのエッジPOPサーバに誘導し(例えば、そのサーバのURLをユーザに伝送することにより)、835で、そのコンテンツがユーザに伝送される。
【0051】
しかし、そのコンテンツが利用可能でなかった場合には、840で、LBMが、そのコンテンツの伝送元として最も適切な中間POPサーバを特定する(例えば、データベースにクエリすることにより)。850で、その中間POPサーバがコンテンツをユーザに伝送し、860で、LBM710がCDM520に通知を行う。870で、実施されている特定のキャッシング・ポリシーに基づき、要求されたコンテンツのコピーがそのエッジPOPサイトにおいてローカルで記憶されるべきかどうかをCDMが判定する。その判定が、エッジPOPサイトにおいてコンテンツをキャッシュすることである場合には、880で、そのコンテンツがそのエッジPOPサイトに転送され、これに応じてデータベースが更新される。
【0052】
図16に示すとおり、一実施形態は、頻繁に要求されるストリーミング・コンテンツをI−POP231および/またはE−POPにおいてキャッシュするための機構を設けている。特定のオーディオ/ビデオ・ストリーミング・ファイルをキャッシュするかどうかは、そのファイルに対する予期される、かつ/または実際のデマンドに基づく。例えば、所定の期間内にあるE−POP241においてある回数(例えば、1時間以内に10回)、特定のファイルが要求された場合には、データ・センタ220におけるキャッシュ・サーバ1610(コンテンツ記憶デバイス531からファイルのサブセットを受け取る)から、E−POP241におけるローカル・キャッシュ・デバイス1640にそのファイルを伝送することが可能である。一実施形態では、POPサイトの1つまたは複数においてファイルがキャッシュに入れられた、または削除されたとき、その変更を反映するようにデータベース530が更新される。
【0053】
次に、図13に関連して、マルチメディア・ファイルを配信し、ストリーミングするための本システムおよび本方法の1つの特定の実施形態を説明する。この例においてエッジPOP507を介してインターネットに接続されたビューア1310が、オンデマンド・ファイルをストリーミングする要求を行う。このファイルは、IESデータベース1320の中で「FileInfo」レコードによってリファレンスが行われ、そのレコードに対するIDが、データ・センタ505におけるWebサーバ1325にアクセスするためにビューアがクリックするURLの中にパラメータとして含まれている。この実施形態におけるWebサーバ1325は、ストリーミング・モジュール(例えば、Webページ;Windows 98(商標)の場合、「stream.asp」)1335を起動してその要求を処理する。ストリーミング・モジュール1335は、所望のファイルに至るストリーミング・サーバ・パスを含むメタファイル(例えば、Real G2 RAMメタファイル、またはWMT ASXメタファイル)を構築する。ストリーミング・モジュール1335は、ストリーム・リダイレクタ1340を呼び出してこのパスを決定する。このパスは、URLからのFileInfo IDおよびビューアのIPアドレスを通る。
【0054】
一実施形態におけるストリーム・リダイレクタ1340は、Webサーバ1325上で実行されるout−of−proc COMサーバである。オンデマンド・ファイルに至るストリーミング・サーバ・パスを作成するようにストリーミング・モジュール1335によって呼び出されたとき、リダイレクタ1340は、まず、データベース1320から以前に収集したサイトIPマスクのリストに照らしてビューア1310のIPアドレスを調べる。図示する実施形態では、リダイレクタ1340は、マッチを探し出し、ビューア1310の接続元であるエッジPOPサイト507を正しく識別する。リダイレクタ1340は、データベース1320を調べて(例えば、データベースAPIを使用して)、ビューアのエッジPOPサイト507に所望のファイルが存在するかどうかを判定する。リダイレクタ1340は、URLからのFileInfo IDを使用してそのサイト507にマッチするFileLocationレコードを見つけた場合、エッジPOPサイト507と同じ場所に配置されたメディア・サーバ1345にビューアを転送するストリーミング・パスを戻す。リダイレクタ1340は、エッジPOPサイト507にそのファイルがなかった(すなわち、キャッシュ「ミス」となった)場合、代わりに、そのファイルがあることが分かっている中間POPサイト506のどれかにビューアを転送するパスを生成する。
【0055】
リダイレクタ1340は、中間POP506パスをストリーミング・モジュール1335に戻した後、コンテンツ配信サブシステム1355がファイルのコピーをエッジPOPサイト507に伝送することを要求する。あるいは、一実施形態では、リダイレクタ1340は、要求されたコンテンツがエッジPOPサイト507に存在しなかったことを単にコンテンツ配信サブシステム1355に通知し、コンテンツ配信サブシステム1355がコピーがエッジ・サイト507に記憶されるべきかどうかについて判断できるようにする(例えば、コンテンツ配信ポリシーに基づき)。次に、CDMが、後の処理のためにジョブが待ち行列に入れられるFTSにその要求を転送する。
【0056】
リダイレクタ1340が中間POP転送パスをストリーミング・モジュール1335に戻し、モジュール1335はその転送パスをメタファイルに挿入して、ビューア1310のブラウザに戻する。ビューア1310のブラウザは、このメタファイルを受け取り、それをストリーミング・プレーヤ(例えば、RealPlayer(登録商標)、Windows MediaPlayer(登録商標)...等)に渡す。プレーヤは転送パスに関してメタファイルを構文解析し、指定された中間POP506におけるメディア・サーバに対する接続を確立し、オンデマンド・ファイルのストリーミングを開始する。
【0057】
FTSは、ファイルをエッジPOPサイト507に転送するために(例えば、そのサイトに対するプライベート接続が存在する場合、Win32ファイルを介して、あるいは、インターネットがデータ・センタからそのサイトに至る唯一のパスである場合、インターネットを介するFTPを介して)ジョブを処理する。一実施形態におけるFTSは、ネットワーク内のどのサーバ上で実行されてもよい。したがって、FTSのインスタンスは中間POP506に存在し、中間POP506からエッジPOP507へのコピーを開始することで、データ・センタ505から延びるプライベート接続の帯域幅を節約することが可能である。エッジPOP507のストーレッジに対するファイル・コピーが正常に完了したとき、FileInfoレコードとエッジPOPサイト507レコードを関連付ける「FileLocation」データベース・レコードをFTSが作成する。
【0058】
次回に、このエッジPOP507を介して接続するこのビューア1310または別のビューアが、同じファイルをストリーミングしようとしたとき、そのファイルは、エッジPOPサイト507におけるメディア・サーバ1345(例えば、ISPのLANに接続された)から直接にストリーミングされる。作成されたFileLocationデータベース・レコードにより、リダイレクタ1340が、ビューア1310にサービスを提供するより最適なISPサイトを選択することができるようになる。様々な構成要素の間のタイミングは、システムの要求に応じて異なるが、それでも一般的概念は当てはまることに留意されたい。
【0059】
記憶スペース管理
図5を再び参照すると、一実施形態では、CDM520が、中央データベース530の中に記憶されたファイル・アクセス・データ(例えば、いつ、またどれだけ頻繁に特定のファイルがエッジPOPにおいて要求されたかを示すデータ)を使用して、すべてのエッジ・ファイル・サーバ上のキャッシュ・スペースを管理するポリシーを実施する。比較的低い頻度で要求されたファイル、および/または他のファイルと比べて比較的長い期間にわたって要求されていないファイルに、エッジPOPからTBDのマークを付けることができる(すなわち、「最低使用頻度」アルゴリズム、および「最終アクセス時刻」アルゴリズムをそれぞれ使用して)。また、ファイル失効日をデータベースに含め(例えば、「ファイルXは、1/15/00後、失効する」)、これがCDM520によって使用されてキャッシュ管理機能が行われることが可能である。
【0060】
一実施形態では、各エッジPOP551〜553は、データベース530の中に記憶された高いしきい値および低いしきい値に関連している。高いしきい値は、CDM520がファイル除去オペレーションを起動するには、エッジ・サーバ記憶デバイスがどれだけ満たされていなければならないかを示すパーセンテージである。低いしきい値は、CDMがそのファイル除去機能を完了したとき、エッジ・サーバ記憶デバイスがどれだけ満たされているかを示すパーセンテージである。
【0061】
例えば、特定のエッジPOP551に関する高いしきい値が80%である場合、そのサイトにおけるストーレッジが80%に達したとき、高いしきい値フラグがデータベース530上で設定される。これに応答して、しきい値データに関して定期的にデータベース530にクエリするCDM520が、前述したキャッシュ管理ポリシーの1つまたは複数を使用してサイトからファイルを除去するようにFTS525に命令する。そのサイトに関して低いしきい値が60%に設定されている場合には、CDM520は、サイトのストーレッジがその容量の60%に達するまでファイルを削除するようにFTS525に命令する。この仕方で低いしきい値を設定することにより、ファイル・サーバが高いしきい値に達した後も絶え間なくファイル除去オペレーションが実行されることが防止される。
【0062】
フォールト・トレランス
次に、図9に関連して、フォールト・トレラント機能を使用する本システムの一実施形態を説明する。以前は、複数のファイルサーバが所与のPOPに存在している場合、コンテンツは、コンテンツ・ソースからPOPサイトにおけるそれぞれの個々のファイルサーバに転送されていた。このやり方で同一のファイルの複数のコピーを転送することは、特にマルチメディア・ファイル(一般に極めて大きい)に関して非効率的で、費用が高くつく傾向がある。各サイトにおいて単一のファイルサーバを維持することにより、ネットワーク・トラフィックおよびサーバ・トラフィックの増大の問題が解決されるが、信頼性の問題が生じる(すなわち、そのファイルサーバに障害が起きた場合、サイト全体が利用不可能になる)。
【0063】
本発明の一実施形態は、1次サーバ910、920、および930がそれぞれ不在である場合にアクティブにされるバックアップ・ファイルサーバ911〜913、921〜922、および931を設けることにより、以上の問題のすべてを解決する。ファイル転送エージェント(以降、「FTA」)と呼ばれるモジュールが、様々なサイトにおいてすべてのファイルサーバ910〜913、920〜922、および930〜931上で実行され、マスタFTA、またはスレーブFTAとして構成されていることが可能である。マスタFTAファイルサーバ910、920、930は、システムの残りの部分と(例えば、ネットワーク210を介してデータ・センタ221と)ファイルの送受信を行い、他方、スレーブFTAファイルサーバ911〜913、921〜922、および931は、それぞれマスタFTAファイルサーバ910、920、および930からファイルを受信するだけである。
【0064】
各ファイルサーバ・クラスタの中のマスタ/スレーブFTA指定が、手動で構成され、かつ/またはプロトコルを介して交渉される。POP900、901のそれぞれ、およびデータ・センタ221における各マスタFTAおよびスレーブFTAを識別する情報がデータベース530の中に記憶される。特定のサイト900にファイルが転送されたとき(例えば、FTSファイル転送コマンドを介して)、データ・センタ221におけるマスタFTA930が、そのサイトにおけるマスタFTAファイルサーバ910をルックアップする(例えば、データベース530のクエリを介して)。データ・センタ221における送信元マスタFTAファイルサーバ930が、POPサイト900における宛先マスタFTAファイルサーバ910にファイルを転送する。次に、宛先マスタFTA910が、そのコンテンツをクラスタ内の残りのファイルサーバ911〜913に転送することを担う。一実施形態では、FTAは、本明細書で説明するコンテンツ配信サブシステム(すなわち、CDM/FTS)の一部分を含む。
【0065】
同様に、マスタFTAファイルサーバ910からファイルが削除されたとき、そのマスタFTAは、スレーブ・ファイルサーバ911〜913からファイルを削除することを担う。このようにして、マスタFTAファイルサーバ910に対するあらゆる変更が、クラスタの中のその他の2次ファイルサーバ911〜912に反映される。一実施形態では、この同期は、マスタFTAファイルサーバ上のあらゆる変更を検出し、次にその他のファイルサーバを自動的に更新するデーモンを使用して実行される。
【0066】
マスタFTAファイルサーバ910がダウンした場合、ファイルサーバ・クラスタの中のスレーブFTAファイルサーバ(例えば、911)のどれかがプロトコル交渉を介してマスタFTAになる。一実施形態では、スレーブFTAファイルサーバ911〜913の1つまたは複数がマスタFTAファイルサーバ910にステータス要求を定期的に送信してマスタがアクティブであることを確実にするキープ・アライブ・プロトコルが実施される。所定回数の要求の後、マスタFTAから応答が受信されなかった(マスタがダウンしていることを示し)場合には、スレーブFTAファイルサーバ911〜912のどれかが、新しいマスタFTAになる。一実施形態では、自動マスタ/スレッド指定が、ランダムに実行され、各FTAが、乱数を発生させ、最大の乱数を有するFTAが新しいマスタになるように指定される。
【0067】
誤り処理および回復
1日ヒット数千のファイルがCDM520によって処理される可能性がある。このため、堅固な自動化された誤り処理−回復設計が、エンド・ユーザ250に対するサービスの高品質を確実にするのに有益である。ネットワーク障害は、例えば、宛先サイトが利用不可能であること(例えば、サーバがダウンしているため)、極度のネットワーク輻輳、ネットワーク通信チャネルが利用不可能であること、および様々なタイプのソフトウェアの誤りを含め、いくつかの可能な原因を有する可能性がある。次に図10および11に関連して説明する本システムの一実施形態では、CDMが、ネットワーク障害を自動的に検出し、分析し、訂正しようとする。
【0068】
1000で(図10)、FTS525が、CDM520要求メッセージに応答して、ファイル・オペレーション(例えば、ファイル転送および/またはファイル削除)を行おうと試みる。そのオペレーションが正常に行われた場合(1010で判定される)には、FTS525が、その変更を反映するようにデータベース530を更新し、行われるべき次のファイル・オペレーションに進む。しかし、FTS525は、要求されたオペレーションを実行できなかった場合には、その誤りをデータベース530上の誤り待ち行列1100の中にログ記録する(1020で)。誤り待ち行列1100の中の各エントリは、障害をもたらした要求メッセージ・オペレーション(例えば、図11のファイル転送1108〜1111、1176〜1177、1190、およびファイル削除1125)、ならびにその障害の理由を示す誤りコード(例えば、図11の誤りコード7、10、および3)を含む。
【0069】
CDM1120の誤り分析部分が、定期的に誤りに関してデータベース530にクエリを行い(1030で)、回復ポリシー1110に基づく適切な誤り回復手続きを決定する。回復ポリシー1110は、データ・センタ・オペレーションズ・スタッフ515(図5参照)によって提供されるネットワーク特有の手続きと汎用の手続きの両方を含むことが可能である。例えば、宛先POPが、既知の期間(例えば、午後8:00から午後11:00まで)、ダウンしていた場合、オペレーションズ・スタッフ515は、このネットワーク特有の情報を回復ポリシー1110に含めることができる。CDM520は、指定された期間中、このPOPに向けられたファイル・オペレーション誤りを受信した場合、1040で、こられの誤りが回復可能な誤りであることを認識し(すなわち、宛先POPがもはやダウンしていないと想定すると)、誤り回復プロセス1050を開始する(例えば、CDM520は、ファイル転送オペレーションを再試行するようにFTS525に指示する)。
【0070】
また、回復ポリシー1110は、汎用回復手続きを含むことも可能である。例えば、失敗したファイル・オペレーションがFTSによって一回試みられている場合、CDM520は、再び試みるようにFTS525に指示する(すなわち、その障害が、一時的なネットワーク不具合の結果であったと想定すると)。所定回数の試行の後、障害が続く場合、CDM520は、回復が可能ではないと判定し、オペレーションズ・スタッフ515によって点検される報告書を生成する(1060で)ことが可能である。
【0071】
一実施形態では、CDM520は、生じた誤りの特定のタイプおよび/または前の試行の回数に基づき、回復を試みる1050かどうかを判定する。例えば、誤りが、ファイルがデータ・センタ221において利用可能でなかったことに起因していた場合には、CDM520は、回復が可能でないことを即時に認識することができ、それを示す報告書を生成する1060。しかし、誤りがネットワーク輻輳に起因していた場合には、CDM520は、その誤りを訂正する試行を数回行ってから(すなわち、CDM520は、ファイル・オペレーションを数回試みるようにFTS525に指示することが可能である)、回復が可能でないと判定し、報告書を生成する1060。
【0072】
また、CDM520は、ある期間にわたって同一のPOPに向けられた特定タイプの誤りの連続回数に基づいて回復可能な誤りを認識することも可能である。例えば、特定のPOPに向けられた連続するファイル転送オペレーション(例えば、ファイル転送1108〜1111)が、5分間にわたって失敗した場合、CDM520は、これが、この期間中、POPがダウンしていたことを意味するものと自動的に解釈することができる(オペレーションズ・スタッフ515が、この情報を回復ポリシーに手動で含める前述した実施形態とは対照的に)。したがって、POPが、現時点でオンライン状態にあり、ファイル転送を受け入れている場合、CDM520は、ファイル転送および/またはファイル削除を再試行するようにFTS525に指示することができる。本発明の基礎となる原理に適合する追加の誤り検出機構および誤り訂正機構を実行することも可能である。
【0073】
仮想インターネット・プロトコル・アドレスを使用するロード平衡化
特に、マルチメディア・コンテンツのライブまたはオンデマンドのストリーミングなどの高帯域幅の用途に関して、アプリケーション・サービスを提供するのに単一のサーバでは十分でない。図12を参照すると、そのような状況では、アプリケーション・サービス・デマンドは、リソースのプール、例えば、所与のアプリケーション・サービス1220および1230をそれぞれサポートするサーバ1221〜1223および1231〜1232を利用できるようにすることによって満たされる。図示する実施形態では、どの単一のサーバも、過ロードにならず、アプリケーション・サービス1220、1230が中断なしに行われるようにロード平衡化が行われる。
【0074】
レイヤ4スイッチ1200が、サービスに関連する仮想IPアドレス(「VIP」)に基づいてクライアント1250〜1252によって要求されているサービスの特定のタイプを識別し、その要求をそのサービスに割り当てられたサーバ・プール内の特定のサーバ(例えば、1221)に向けることにより、前述の用件をサポートする。例えば、アプリケーション・サービス1220が、すべての着信するWebページ(すなわち、ハイパーテキスト・トランスポート・プロトコル)要求を扱うように構成されている場合には、WebページをダウンロードするようにVIP1202に接続しているクライアントが、レイヤ4スイッチ1200によってVIP1202背後の特定のサーバに転送される。
【0075】
通常のロード平衡化の構成では、静的なグループのサーバが、アプリケーション・サービス・プールに割り当てられる。本システムの一実施形態では、最適なリソース割振りおよびフォールト・トレランスのために動的に構成可能なサーバ・プール1221〜1223、1231〜1232を使用して、複数のアプリケーション・サービスが実施される。より具体的には、この実施形態により、図12に示すとおり、あるアプリケーション・サービス1230に割り当てられたサーバ(例えば、1221)が、そのサービスに対するデマンド、および/またはそのサービスに関する現在のロードに基づいて動的に割当て変更されることが可能になる。
【0076】
例えば、所与の時点で、ライブまたはオンデマンドのストリーミング・イベントが、相当な量のサーバ・リソースを必要とする場合には、そのデマンドを予期して、ストリーミングではないサーバのプールからサーバ1221をストリーミング・サーバ1231〜1232のプールに移動させることができる。これは、自動的に行われること、またはオペレーションズ・スタッフ515によって手動で行われることが可能であり、また構成に応じて、割振り変更が行われたサーバをリブートする必要がある可能性がある。
【0077】
一実施形態では、サーバ割振り変更機構は、ネットワークにおける変更に動的に応答する(そのような変更を予期してではなく)。したがって、特定のアプリケーション・サービス1230のために予約されたサーバのプール(例えば、1231、1232)が、サービス要求の相当な増大を突然に経験した場合、第2のアプリケーション・サービス(例えば、1220)に割り当てられたサーバ1221が、第1のアプリケーション・サービス1230に動的に割当て変更されて、(第2のサービス1220もまた、重いネットワーク・ロードを経験しているのではないと想定すると)そのロードのいくらかを扱うことが可能である。一実施形態では、バックグラウンドで実行されるモニタ・モジュールが、異なるアプリケーション・サービスにわたるサーバ・ロードを把握している。あるサービスをサポートしているサーバが過ロードになったとき、モニタ・モジュールは、それほどアクティブでないアプリケーション・サービスから1つまたは複数のサーバの割当て変更を行おうと試みる。
【0078】
一実施形態では、それほどアクティブでないアプリケーション・サービスのそれぞれのロードが比較され、最低の平均サーバ・ロードを有するアプリケーション・サービスからサーバが選択される。別の実施形態では、予期されるサーバ・ロードも割当て変更の判定の考慮に入れられる。したがって、特定のアプリケーション・サービスが低いサーバ・ロードを経験していても、将来にそのアプリケーション・サービスに重いロードがかかることが予期される場合(例えば、そのアプリケーション・サービスが、盛んに宣伝され、スケジュール設定されたストリーミング・イベントをサポートするのに使用される場合)、そのアプリケーション・サービスからサーバが除去されることはない。
【0079】
一実施形態では、様々なアプリケーション・サービス・グループ1230、1220内の各サーバを監視するロード検出−制御論理1250(例えば、レイヤ4スイッチ1200上に、あるいは別のネットワーク・デバイス内部に構成された)を介して動的なサーバ割当て変更が実行される。一実施形態では、サーバおよび/またはアプリケーション・サービス・グループ1230、1220に関して、高いロードしきい値および低いロードしきい値を設定することができる。一実施形態では、あるグループ内のサーバ上のロードが高いしきい値に達したとき、ロード検出−制御論理1250は、別のアプリケーション・グループ(例えば、アプリケーション・グループ1220)からのサーバ(例えば、1221)を、そのサーバ(またはそのサーバのアプリケーション・サービス・グループ)の現在のロードが低いしきい値より低い場合にだけ、割当て変更しようと試みる。
【0080】
本発明の実施形態は、前述した様々なステップを含む。このステップは、マシン実行可能命令で実現することが可能である。この命令を使用して、汎用プロセッサまたは専用プロセッサがあるステップを行うようにさせることができる。あるいは、これらのステップは、そのステップを行うためのハードワイヤド論理を含む特定のハードウェア構成要素によって、またはプログラミングされたコンピュータ構成要素とカスタム・ハードウェア構成要素の任意の組み合わせによって実行できる。
【0081】
本発明の要素は、マシン実行可能命令を記憶するためのマシン可読媒体として提供することが可能である。マシン可読媒体には、フロッピー(登録商標)・ディスク、光ディスク、CD−ROM、および光磁気ディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気カードまたは光カード、伝播媒体、または電子命令を記憶するのに適したその他のタイプの媒体/マシン可読媒体を含むことが可能であるが、以上には限定されない。例えば、本発明は、通信リンク(例えば、モデム接続またはネットワーク接続)を介する搬送波またはその他の伝播媒体で実現されたデータ信号を介して、遠隔コンピュータ(例えば、サーバ)から要求を行うコンピュータ(例えば、クライアント)に転送することが可能なコンピュータ・プログラムとしてダウンロードすることが可能である。
【0082】
説明のため、以上の説明全体にわたり、本発明の完全な理解を提供するために多数の特定の詳細を提示した。ただし、これらの特定の詳細のいくつかをなしに本発明を実行できることが、当分野の技術者には明白であろう。したがって、本発明の範囲および趣旨は、頭記の特許請求の範囲で判断されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 データ・ネットワーク上の従来技術のキャッシング・システムを示す図である。
【図2】 本発明の要素を含む例としてのネットワーク・アーキテクチャを示す図である。
【図3】 本発明の要素を含む例としてのコンピュータ・アーキテクチャを示す図である。
【図4】 本発明の要素を含むネットワーク・アーキテクチャの別の実施形態を示す図である。
【図5】 ネットワーク・コンテンツを配信するためのシステムおよび方法の一実施形態を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態によるファイル要求メッセージを示す図である。
【図7】 ネットワーク・コンテンツがエッジPOPにおいてキャッシュされる本発明の実施形態を示す図である。
【図8】 ネットワーク・コンテンツをキャッシュするための方法の一実施形態を示す図である。
【図9】 フォールト・トレラント機能を含む本発明の一実施形態を示す図である。
【図10】 誤り検出機能および誤り回復機能を含む本発明の実施形態を示す図である。
【図11】 誤り検出機能および誤り回復機能を含む本発明の実施形態を示す図である。
【図12】 本発明の一実施形態による動的なサーバ割振りを示す図である。
【図13】 ストリーミング・メディアがエッジPOPにおいてキャッシュされる本発明の実施形態を示す図である。
【図14】 ライブかつ/またはオンデマンドのオーディオ/ビデオ信号を処理するように構成された本発明の一実施形態を示す図である。
【図15】 オーディオ/ビデオがネットワークを介してエンド・ユーザにストリーミングされる一実施形態を示す図である。
【図16】 オーディオ/ビデオ・ストリーミング・コンテンツが、1つまたは複数のPOPサイトにおいてキャッシュされる一実施形態を示す図である。
Claims (19)
- デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを記憶し、かつ配信ポリシーに基づいて自動的にデジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを配信するための複数のサーバから構成され、複数のコンテンツ・レコードを有するデータベースとコンテンツ配信マネジャとをさらに備えるデータ・センタであって、前記コンテンツ配信マネージャは、前記データベースに問い合わせを行い、そして前記問い合わせが前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツが複製される必要があることを指示する場合に、前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを自動的に配信する、データ・センタと、
前記データ・センタと通信を行う複数の中間ポイント・オブ・プレゼンス(「POP」)サイトであって、前記複数の中間POPサイトの各々は前記データ・センタにて記憶された前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの部分が複製される1つまたは複数のサーバを有する、複数の中間POPサイトと、そして
エンド・ユーザおよび前記複数の中間POPサイトと通信するための複数のエッジPOPサイトであって、前記複数のエッジPOPサイトの各々は前記エンド・ユーザにより要求された前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの部分をキャッシュするための1つまたは複数のサーバーを有する、複数のエッジPOPサイトと
から構成され、
前記複数のコンテンツ・レコードの各々はデジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツと前記複数の中間POPの各々とを関連付け、関連付けられた前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツは前記複数のエッジPOPサイトにて複製される、
ことを特徴とする配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。 - デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを記憶し、かつ前記複数の中間POPサイトと通信するための1つまたは複数の追加のデータ・センタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 中間POPの数より多い数のエッジPOPと、データ・センタの数より多い数の中間POPを有することを特徴とする請求項1に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 前記複数の中間POPと前記データ・センタとの間の通信をサポートする専用プライベート通信チャネルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 前記複数のエッジPOPは、公共ネットワークを介して前記複数の中間POPと通信することを特徴とする請求項4に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 前記専用プライベート通信チャネルは、Digital Signal(「DS」)チャネルであることを特徴とする請求項4に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 前記専用プライベート通信チャネルは、DS−3チャネルであることを特徴とする請求項6に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 前記データ・センタにはデータ・センタ・オペレーションズ・スタッフが配備されていることを特徴とする請求項1に記載の配信エッジ・ネットワーク・アーキテクチャ。
- 1つまたは複数のコンテンツ・プロバイダからマルチメディア・ストリーミング・コンテンツを受信するための1次記憶設備と、
前記1次記憶設備において記憶された前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの部分がミラーリングされる1つまたは複数のサーバをそれぞれが有する、前記1次記憶設備と通信するように結合された複数の2次記憶設備と、
前記2次記憶設備と通信するように結合され、エンド・ユーザによって要求された前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの部分をキャッシュするための1つまたは複数のサーバを有する複数の3次記憶設備と、
から構成され、
前記一次記憶設備は複数のコンテンツ・レコードとコンテンツ配信マネジャを備え、前記配信マネジャによりデータベースに問い合わせを行い、前記問い合わせが前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの複製を示す場合、自動的に前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを配信し、
それぞれの前記データベース・コンテンツ・レコードはデジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツと前記2次、3次記憶設備のそれぞれの関連を提供し、各記憶設備においてコンテンツが複製される、
ことを特徴とするシステム。 - 前記3次記憶設備は、1つまたは複数のインターネット・サービス・プロバイダと同じ場所に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記2次記憶設備は、プライベート専用通信チャネルを介して前記1次記憶設備と通信するように結合されていることを特徴とする請求項9記載のシステム。
- 前記2次記憶設備は、前記インターネットを介して前記3次記憶設備と通信するように結合されていることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
- 1つまたは複数のコンテンツ・プロバイダからマルチメディア・ストリーミング・コンテンツを受信するための1次記憶手段と、
前記1次記憶手段と通信するように結合され、前記1次記憶手段において記憶された前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの部分がミラーリングされる1つまたは複数のサーバを有する2次記憶手段と、
前記2次記憶手段と通信するように結合され、エンド・ユーザによって要求された前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの部分をキャッシュするための1つまたは複数のサーバを有する3次記憶手段と、
から構成され、
前記一次記憶設備は、複数のコンテンツ・レコードとコンテンツ配信マネジャを備え、前記配信マネジャによりデータベースに問い合わせを行い、前記問い合せが前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツの複製を指示する場合、自動的に前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを配信し、
それぞれの前記データベース・コンテンツ・レコードはデジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツと前記2次、3次記憶設備のそれぞれの関連を提供し、各前記記憶設備においてコンテンツが複製される、
ことを特徴とするシステム。 - 前記3次記憶手段は、1つまたは複数のインターネット・サービス・プロバイダと同じ場所に配置されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
- 前記2次記憶手段は、プライベート専用通信チャネルを介して前記1次記憶手段と通信するように結合されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記2次記憶手段は、インターネットを介して前記3次記憶手段と通信するように結合されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
- コンピュータ・ネットワーク上でマルチメディア・ストリーミング・コンテンツを配信するための方法であって、
データ・センタにおいて前記マルチメディア・コンテンツを受信するステップと、
前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを複製するかどうか決定するためにコンテンツ・データベースに問い合わせを行うステップと、
前記問い合わせにより前記デジタル・マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを複製するよう指示がある場合、前記データセンタから1つ又は複数の中間POPサイトに自動的に前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツを複製するステップと、
前記中間POPサイトの1つから1つまたは複数のエッジPOPサイトに、前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツをコピーするステップと、
前記データ・センタに前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツが受信され、前記中間POPサイトおよび前記エッジPOPサイトに前記コンテンツがコピーされたときに、前記データ・センタにおけるコンテンツ・データベースを更新するステップと、
から構成され、
前記データベースが前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツがコピーされる前記中間POPサイトおよび前記エッジPOPサイトを示す、
ことを特徴とする方法。 - 前記データ・センタで受信された前記マルチメディア・ストリーミング・コンテンツは、コンテンツ・プロバイダから伝送されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記データ・センタから前記1つまたは複数の中間POPへのコピーが、コンテンツ・プロバイダからの入力に応答して行われることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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