JP4844639B2 - メモリコントローラ及びメモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステム、並びにフラッシュメモリの制御方法 - Google Patents

メモリコントローラ及びメモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステム、並びにフラッシュメモリの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、メモリコントローラ及びメモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステム、並びにフラッシュメモリの制御方法に関する。
例えば、特許文献1又は特許文献2に記載されているように、物理ブロック単位で記憶データの消去が行われるNAND型フラッシュメモリを記憶媒体として用いた記憶装置では、フラッシュメモリに記憶されているデータが更新されるときに、更新後のデータ(新データ)は更新前のデータ(旧データ)が格納されている物理ブロックと別の物理ブロックに格納される。このような場合に、更新されるデータ(旧データ)と同じ物理ブロックに格納されている更新されないデータが、新データが格納される別の物理ブロックに転送されるようにすると、データ更新処理に掛かる時間が長くなる。これを避けるため、新データが格納される物理ブロック(新ブロック)と旧データが格納された物理ブロック(旧ブロック)とが、同じ論理アドレスの範囲(同一の論理ブロック)に割り当てられたまま残されることがある。つまり、データ更新処理の便宜により、新ブロックと旧ブロックが並存することがある。
このように同じ論理アドレスの範囲に割り当てられている新ブロックと旧ブロックを並存させた場合、更新されたデータについては、後からその論理アドレスの範囲に割り当てられた新ブロックに格納されたデータ(つまり新データ)が有効なデータとして扱われ、更新されなかったデータについては、先にその論理アドレスの範囲に割り当てられた旧ブロックに格納されているデータが有効なデータとして扱われる。
特表2004−533029号公報 特開2005−190288号公報
しかしながら、1個の物理ブロックに格納されるべきデータが、2個の物理ブロック(新ブロックと旧ブロック)に分散して格納されるため、このような分散格納が増加するとフラッシュメモリの実質的な記憶容量が低下する。また、このような分散格納では、同じ論理アドレスの範囲に2個の物理ブロック(新ブロックと旧ブロック)が割り当てられるため、論理アドレスと物理ブロックに格納されているデータとの対応関係の管理に関わる負担が増加する。
一方、旧ブロックに格納されている更新されなかったデータが新ブロックに転送されれば、新ブロックと並存する旧ブロックの個数は減少する。しかし、旧ブロックから新ブロックへのデータ転送が行われた後に、転送されたデータの更新がホストシステムからのアクセスにより行われた場合、旧ブロックから新ブロックへのデータ転送が無駄になってしまう。従って、更新される可能性の高いデータ、例えば、他のデータに比べて書き換え頻度の高いデータについては、旧ブロックから新ブロックへのデータ転送を行わずに、旧ブロックに格納されたままにしておくことが好ましい。
そこで、本発明は、実質的な記憶容量の低下が抑制されつつ効率的にデータ更新が行われるメモリコントローラ、フラッシュメモリシステム、及びフラッシュメモリの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に従うメモリコントローラは、ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するメモリコントローラであって、
有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理手段と、
前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理手段と、
前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の物理ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理手段と、
前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納手段と、
前記第1のブロック管理手段により前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている物理ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定手段と、
前記第1のブロック管理手段が前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てるときに、前記旧ブロック特定手段により特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が否定的な判断をしたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている前記論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理手段により割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送手段とを備え、
前記データ転送手段によりデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理手段により前記空きブロックとして管理される。
本発明の第2の観点に従うメモリコントローラは、ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するメモリコントローラであって、
フラッシュメモリを構成する物理ブロックを複数個集めた仮想ブロックを複数個形成する仮想ブロック形成手段と、
有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理手段と、
前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理手段と、
前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の前記仮想ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理手段と、
前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納手段と、
前記第1のブロック管理手段により前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている前記仮想ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定手段と、
前記第1のブロック管理手段が前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てるときに、前記旧ブロック特定手段により特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が否定的な判断をしたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理手段により割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送手段とを備え、
前記データ転送手段によりデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理手段により前記空きブロックとして管理される。
本発明の第3の観点に従うフラッシュメモリシステムは、前記第1又は第2の観点に従うメモリコントローラと、このメモリコントローラにより制御される複数個のフラッシュメモリとを備える。
本発明の第4の観点に従う方法は、ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するフラッシュメモリの制御方法であって、
有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理ステップと、
前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理ステップと、
前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の物理ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理ステップと、
前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納ステップと、
前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている物理ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定ステップと、
前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに前記空きブロックが割り当てられるときに、前記旧ブロック特定ステップにより特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより否定的な判断がなされたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている前記論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理ステップにより割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送ステップとを備え、
前記データ転送ステップにおいてデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理ステップにより前記空きブロックとして管理される。
本発明の第5の観点に従う方法は、ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するフラッシュメモリの制御方法であって、
フラッシュメモリを構成する物理ブロックを複数個集めた仮想ブロックを複数個形成する仮想ブロック形成ステップと、
有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理ステップと、
前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理ステップと、
前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の前記仮想ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理ステップと、
前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納ステップと、
前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている前記仮想ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定ステップと、
前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに前記空きブロックが割り当てられるときに、前記旧ブロック特定ステップにより特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより否定的な判断がなされたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている前記論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理ステップにより割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送ステップとを備え、
前記データ転送ステップにおいてデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理ステップにより前記空きブロックとして管理される。
本発明によれば、論理ブロックに割り当てられている物理ブロックを対象に、論理ブロックに割り当てられた順序が後の物理ブロックの方が上位になる優先順位の管理が行われ、論理ブロックに有効なデータが格納されていない物理ブロックが新たに割り当てられるときに、その物理ブロック(新ブロック)と同一の論理ブロックに既に割り当てられている物理ブロック(旧ブロック)の前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かが判断される。そして、否定的な判断がなされた場合は、旧ブロックから新ブロックへのデータ転送が行われる。従って、新ブロックと並存する旧ブロックの個数が増加することによる実質的な記憶容量の低下が抑制されつつ、効率的なデータ更新が行われる。
本発明の実施の形態に係るフラッシュメモリシステムの概略構成を示すブロック図である。 論理ブロックと物理ブロックの対応関係を示す図である。 使用ブロック管理を示す説明図である。 空きブロック管理を示す説明図である。 使用ブロック管理及び空きブロック管理に用いられるテーブルの構成を示す説明図である。 旧ブロックの使用優先順位(使用ブロック管理における優先順位)が所定の順位(閾値)より上位である場合に行われる処理の説明図である。 旧ブロックの使用優先順位が所定の順位(閾値)より上位でない場合に行われる処理の説明図である。 2個の旧ブロックのうちの一方の旧ブロックの使用優先順位だけが所定の順位(閾値)より上位でない場合に行われる処理の説明図である。
図1は、本実施の形態に係るフラッシュメモリシステム1を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、フラッシュメモリシステム1は、フラッシュメモリ2と、それを制御するメモリコントローラ3とで構成されている。
フラッシュメモリシステム1は、外部バス13を介してホストシステム4と接続されている。ホストシステム4は、ホストシステム4の全体の動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)、フラッシュメモリシステム1との情報の授受を担うコンパニオンチップ等から構成されている。ホストシステム4は、例えば、文字、音声、あるいは画像情報等の種々の情報を処理するパーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラをはじめとする各種情報処理装置であってもよい。
メモリコントローラ3は、図1に示すように、マイクロプロセッサ6と、ホストインターフェースブロック7と、ワークエリア8と、バッファ9と、フラッシュメモリインターフェースブロック10と、ECC(Error Correcting Code)ブロック11と、ROM(Read Only Memory)12とから構成される。メモリコントローラ3は、内部バス14を介してフラッシュメモリ2と接続されている。これら機能ブロックによって構成されるメモリコントローラ3は、一つの半導体チップ上に集積される。以下、各機能ブロックについて説明する。
ホストインターフェースブロック7は、ホストシステム4との間でデータ、アドレス情報、ステータス情報、外部コマンド等の授受を行う。外部コマンドとは、ホストシステム4がフラッシュメモリシステム1に対して処理の実行を指示するためのコマンドである。ホストシステム4よりフラッシュメモリシステム1に供給されるデータ等は、ホストインターフェースブロック7を介してフラッシュメモリシステム1の内部(例えば、バッファ9)に取り込まれる。また、フラッシュメモリシステム1からホストシステム4に供給されるデータ等は、ホストインターフェースブロック7を介してホストシステム4に供給される。
ホストインターフェースブロック7は、コマンドレジスタR1、セクタ数レジスタR2及びLBAレジスタR3を備えている。コマンドレジスタR1、セクタ数レジスタR2及びLBAレジスタR3には、ホストシステム4から与えられる情報が書き込まれる。コマンドレジスタR1には、書き込みコマンド、読み出しコマンド等の外部コマンドが書き込まれる。セクタ数レジスタR2には、アクセス対象領域のセクタ数が書き込まれる。LBAレジスタR3には、アクセス対象領域の先頭セクタのLBA(Logical Block Address)(後述)が書き込まれる。
ワークエリア8は、フラッシュメモリ2の制御に必要なデータを一時的に格納する作業領域であり、複数のSRAM(Static Random Access Memory)セルによって構成されている。ワークエリア8には、例えば、論理ブロックと物理ブロックとの対応関係を示したアドレス変換テーブル等が格納される。
バッファ9は、フラッシュメモリ2から読み出したデータを、ホストシステム4が受け取り可能な状態となるまで保持する。また、バッファ9は、フラッシュメモリ2に書き込むデータを、フラッシュメモリ2が書き込み可能な状態となるまで保持する。
フラッシュメモリインターフェースブロック10は、内部バス14を介して、フラッシュメモリ2との間でデータ、アドレス情報、ステータス情報、内部コマンド等の授受を行う。ここで、内部コマンドとは、メモリコントローラ3がフラッシュメモリ2に処理の実行を指示するためのコマンドであり、フラッシュメモリ2は、メモリコントローラ3から与えられる内部コマンドに従って動作する。
ECCブロック11は、フラッシュメモリ2に書き込むデータに付加される誤り訂正符号(ECC:Error Correcting Code)を生成するとともに、読み出したデータに付加されている誤り訂正符号に基づいて、読み出したデータに含まれる誤りを検出・訂正する。
ROM12は、マイクロプロセッサ6による処理の手順を定義するプログラムを格納する不揮発性の記憶素子である。例えば、アドレス変換テーブルの作成等の処理手順を定義するプログラムが格納されている。
マイクロプロセッサ6は、ROM12に記憶されているプログラムに従って、メモリコントローラ3の全体の動作を制御する。例えば、マイクロプロセッサ6は、ROM12から読み出した各種処理を定義したコマンドセットに基づいてフラッシュメモリインターフェースブロック10に処理を実行させる。
フラッシュメモリ2は、NAND型フラッシュメモリからなる。NAND型フラッシュメモリは、レジスタと、複数のメモリセルが2次元的に配列されたメモリセルアレイを備えている。メモリセルアレイは、複数のメモリセル群と、ワード線とを備える。ここで、メモリセル群は、複数のメモリセルが直列に接続されたものである。各ワード線は、メモリセル群の特定のメモリセルを選択するためのものである。このワード線を介して選択されたメモリセルとレジスタとの間で、レジスタから選択されたメモリセルへのデータの書き込み又は選択されたメモリセルからレジスタへのデータの読み出しが行われる。
NAND型フラッシュメモリでは、データ読み出し動作及びデータ書き込み動作はページ単位で行われ、データ消去動作はブロック(物理ブロック)単位で行われる。物理ブロックは、複数のページ(物理ページ)で構成される。例えば、1個の物理ページは、所定サイズ(例えば2048バイト)のユーザ領域と、所定サイズ(例えば64バイト)の冗長領域とで構成され、1個の物理ブロックが、所定個数(例えば64個)の物理ページで構成されている。ユーザ領域は、ホストシステム4から与えられるデータを記憶するための領域であり、通常、512バイト単位の記憶領域(以下、「論理セクタ領域」と言う)に分割して管理されている。冗長領域は、誤り訂正符号(ECC:Error Correcting Code)、論理アドレス情報、ブロックステータス(フラグ)等の付加データを記憶するための領域である。
論理アドレス情報は、物理ブロックと論理ブロックの対応関係を判別するための情報である。ブロックステータス(フラグ)は、物理ブロックの良否を示すフラグである。尚、初期不良の物理ブロックについては、不良ブロック(正常にデータの書き込み等を行うことができない物理ブロック)であることを示すブロックステータス(フラグ)が製造メーカによって書き込まれている。また、この初期不良の物理ブロックを示すブロックステータス(フラグ)を、ユーザ領域に書き込んでいる製造メーカもある。
書き込み処理では、ホストシステム4によって、コマンドレジスタR1に、書き込みコマンドを示すコマンドコードが書き込まれ、セクタ数レジスタR2に、書き込むデータのセクタ数が書き込まれ、LBAレジスタR3には、書き込みを開始する先頭データに対応するLBAが書き込まれる。セクタ数レジスタR2及びLBAレジスタR3に書き込まれた情報に基づいて、アクセス対象の領域である論理アクセス領域が判別され、その論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに対応する物理ブロックにホストシステム4から与えられるデータが書き込まれる。
セクタ数レジスタR2及びLBAレジスタR3に書き込まれた情報に基づいて判別される論理アクセス領域が複数個の論理ブロックに跨っている場合は、論理アクセス領域が属する論理ブロック毎に領域を分割してデータの書き込み処理が行われる。例えば、論理アクセス領域が2個の論理ブロック(第1の論理ブロックと第2の論理ブロック)に跨っている場合は、第1の論理ブロックに対応する物理ブロックに対する書き込み処理と、第2の論理ブロックに対応する物理ブロックに対する書き込み処理とが行われる。第1の論理ブロックに属する論理アクセス領域に対して書き込むことが指示されたデータは、第1の論理ブロックに対応する物理ブロックに書き込まれる。第2の論理ブロックに属する論理アクセス領域に対して書き込むことが指示されたデータは、第2の論理ブロックに対応する物理ブロックに書き込まれる。
ホストシステム4側のアドレス空間は、セクタ(512バイト)単位で分割した領域(以下、「論理セクタ領域」と言う)に付けた通し番号であるLBA(Logical Block Address)で管理されている。又、複数個の論理セクタ領域で構成された論理ブロックが形成され、この論理ブロックに対して、1個又は複数個の物理ブロックが割り当てられる。
この論理ブロックと物理ブロックの対応関係は、ゾーン単位で管理されることが多い。具体的には、複数個の論理ブロックで1個の論理ゾーンが構成され、この論理ゾーン単位で論理ブロックと物理ブロックの対応関係を示すアドレス変換テーブルの作成処理や更新処理が行われる。
このアドレス変換テーブルの作成処理や更新処理は、通常、ワークエリア8上で行われる。アドレス変換テーブルは、一般に、起動時又はアクセス時に、各物理ブロックの冗長領域に記憶されている論理アドレス情報に基づいて作成されるが、フラッシュメモリ2に格納しておき、必要なときにフラッシュメモリ2から読み出すようにしてもよい。こうすることより、各物理ブロックの冗長領域から論理アドレス情報を読み出してアドレス変換テーブルを作成する場合に比べて、短時間で、アドレス変換テーブルを得ることができる。
また、アドレス変換テーブルをフラッシュメモリ2に格納する場合は、突然の電源遮断に対応するため、常に最新のアドレス変換テーブルがフラッシュメモリ2に格納されているようにすることが好ましい。つまり、論理ブロックと物理ブロックとの対応関係が変化する毎に(つまりワークエリア8上でアドレス変換テーブルが更新される毎に)、最新のアドレス変換テーブルがフラッシュメモリ2に保存されることが好ましい。このアドレス変換テーブルの格納処理も、作成処理や更新処理と同様に論理ゾーン単位で行われる。
図2を参照して、論理ブロックと物理ブロックの対応関係の一例を説明する。
図2に示した例では、LBA#0−#2047999からなる2048000個の論理セクタ領域が、フラッシュメモリ2を構成する8192個の物理ブロックからなる記憶領域に割り当てられている。
それぞれの物理ブロックは、複数個の論理セクタ領域で構成された論理ブロックに割り当てられる。以下、この論理ブロックに付けられた通し番号を「論理ブロック番号(LBN)」と言う。この例では、セクタ単位の論理アドレスであるLBAが連続する256個の論理セクタ領域をまとめたものを論理ブロックとしている。つまり、LBA#0−#255の256個の論理セクタ領域によりLBN#0の論理ブロックが構成され、LBA#256−#511の256個の論理セクタ領域によりLBN#1の論理ブロックが構成されている。このように、LBA#0−#2047999の2048000個の論理セクタ領域によりLBN#0−#7999の8000個の論理ブロックが構成されている。
更に、この論理ブロックを複数個まとめたものを論理ゾーンとしている。以下、この論理ゾーンに付けられた通し番号を「論理ゾーン番号(LZN)」と言う。この例では、LBN#0−#7999の8000個の論理ブロックが、LZN#0−#7の8個の論理ゾーンに対して1000個ずつ割り当てられている。つまり、LBN#0−#999の論理ブロックがLZN#0の論理ゾーンに、LBN#1000−#1999の論理ブロックがLZN#1の論理ゾーンに、LBN#2000−#2999の論理ブロックがLZN#2の論理ゾーンに、以下、同様に、LBN#7000−#7999の論理ブロックがLZN#7の論理ゾーンに割り当てられている。
フラッシュメモリ2を構成する8192個の物理ブロックには、固有の物理ブロックアドレス(PBA)が付されている。フラッシュメモリ2を構成する物理ブロックには、出荷時からデータの書き込みや消去を正常に行うができない不良ブロックである先天性の不良ブロックと、書き込みや消去を繰返すことにより不良ブロックになった後天性の不良ブロックとがある。フラッシュメモリ2を構成する物理ブロックに含まれる後天性の不良ブロックの個数は、一般に、メーカにより規定されている保証消去回数を超えると顕著に増加する。
また、一般的に使用されているNAND型フラッシュメモリには、SLC(single level cell)タイプのメモリセルで構成されているものと、MLC(multi level cell)タイプのメモリセルで構成されているものとがある。MLCタイプのメモリセルで構成されたフラッシュメモリは、一般に、SLCタイプのメモリセルで構成されたフラッシュメモリに比べデータ保持期間が短く、そのデータ保持期間は、所定の消去回数を超えると顕著に短くなる。従って、MLCタイプのメモリセルで構成されたフラッシュメモリでは、保証消去回数に達していない物理ブロックであっても、所定の消去回数を超えると、その物理ブロックに格納されているデータの信頼性が低下する。
それぞれの論理ブロックに対応するデータは、その論理ブロックに割り当てられた物理ブロックに格納される。この論理ブロックと物理ブロックとの対応関係は、上述したアドレス変換テーブルによって管理されている。論理ブロックに割り当てる物理ブロックは、有効なデータが格納されていない物理ブロックを特定するためのテーブルである空きブロックテーブルを用いて特定される。
フラッシュメモリに格納されているデータを更新するときには、旧データが格納されている物理ブロックと同じ論理ブロックに有効なデータが格納されていない別の物理ブロックを新たに割り当て、その別の物理ブロックに新データが格納される。そして、全ての旧データが新データで置き換えられたとき、旧データが格納されている物理ブロックは、有効なデータが格納されていない物理ブロックになる。
つまり、いずれかの論理ブロックに対応するデータが格納されている物理ブロック内の全てのデータが別の物理ブロックに格納されているデータにより置き換えられたとき、その物理ブロックは有効なデータが格納されていない物理ブロックになる。尚、このような有効なデータが格納されていない物理ブロックの消去処理は、別の物理ブロックに格納されているデータにより全ての有効なデータが置き換えられたときに行っても(つまり、物理ブロックが、有効なデータが格納されていない物理ブロックになったときに行われても)、又は、その物理ブロックが論理ブロックに割り当てられる直前に行われてもよい。
フラッシュメモリに格納されているデータは、通常、更新される毎に格納先の物理ブロックが遷移していく。この格納先の物理ブロックの遷移は、更新頻度が高いデータに関しては多くなり、更新頻度が低いデータに関しては少なくなる。従って、格納されたデータの更新頻度の差異により、それぞれの物理ブロックの消去回数に偏りが生じる。この消去回数の偏りが過度に進行すると、消去回数が多い一部の物理ブロックが、他の物理ブロックよりも早く不良ブロックになったり、他の物理ブロックよりも早くデータ保持期間が著しく短くなったりして好ましいない。
このような問題を回避するためには、例えば、空きブロック(有効なデータが格納されていない物理ブロック)のうちで消去回数が最小の物理ブロックの消去回数が、更新頻度が低いデータが格納されている物理ブロックの消去回数よりも所定回数以上多くなったときに、更新頻度が低いデータが格納されている物理ブロックに格納されているデータを別の物理ブロックに転送されるようにすればよい。このデータ転送では、有効なデータが格納されていない物理ブロックのうちで消去回数が最大の物理ブロックが転送先になる。次に、この処理を、図3及び図4を参照して説明する。
この処理では、有効データが格納されている物理ブロックを対象とした優先順位管理と、有効データが格納されていない物理ブロックを対象とした優先順位管理が行われている。以下、有効データが格納されている物理ブロックを対象とした優先順位管理を「使用ブロック管理」と言い、有効データが格納されていない物理ブロックを対象とした優先順位管理を「空きブロック管理」と言う。
使用ブロック管理における優先順位管理を、図3を参照して説明する。この使用ブロック管理では、論理ブロックに割り当てられている物理ブロック、つまり、いずれかの論理ブロックと対応関係にある物理ブロックを対象にした優先順位管理が行われている。この優先順位管理では、論理ブロックに対して物理ブロックが新たに割り当てられたときに、新たに割り当てられた物理ブロックの優先順位が最上位になる優先順位の管理が行われている。従って、論理ブロックに対して先に割り当てられた物理ブロックの方が、優先順位が下位になる。そして、優先順位が最下位の物理ブロックは、論理ブロックに割り当てられている物理ブロックのうちで最も先に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックに対応する。メモリコントローラ3は、このような優先順位の管理を行うことにより、論理ブロックに割り当てられている物理ブロックのうちで最も先に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックを特定することができる。
図3に示した例では、PBN#36の物理ブロックの優先順位が最上位になっており、PBN#857の物理ブロックの優先順位が最下位になっている。従って、PBN#36の物理ブロックは論理ブロックに割り当てられている物理ブロックのうちで最も後に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックに対応し、PBN#857の物理ブロックは論理ブロックに割り当てられている物理ブロックのうちで最も先に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックに対応する。ここで、PBN#523の物理ブロックが論理ブロックに新たに割り当てられた場合、PBN#523の物理ブロックの優先順位が最上位になり、PBN#36の物理ブロックの優先順位は2番目になる。また、PBN#234の物理ブロックが有効なデータが格納されていない物理ブロックになった場合、又はPBN#234の物理ブロックに格納されているデータが消去された場合、PBN#234の物理ブロックがこの優先順位管理の対象から外される。つまり、PBN#995の物理ブロック、PBN#234の物理ブロック、PBN#645の物理ブロックという順序であった優先順位が、PBN#995の物理ブロック、PBN#645の物理ブロックという順序になる。
空きブロック管理における優先順位管理を、図4を参照して説明する。この空きブロック管理では、論理ブロックに対して割り当てることが可能な物理ブロックを対象にした優先順位管理が行われている。ここで、論理ブロックに対して割り当てることが可能な物理ブロックとは、不良ブロックではない物理ブロックであって、記憶データが消去されている物理ブロック又は有効なデータが格納されていない物理ブロックであることを意味する。尚、有効なデータが格納されていない物理ブロックについては、論理ブロックに割り当てられる前に記憶データが消去される。以下、論理ブロックに対して割り当てることが可能な物理ブロックを「空きブロック」と言う。つまり、「空きブロック」には、有効なデータが格納されていない物理ブロックであって、記憶データが消去されていない物理ブロックも含まれる。
この空きブロックを対象にした優先順位管理では、消去回数の少ない空きブロックの優先順位が高くなり、消去回数の多い空きブロックの優先順位が低くなるように優先順位が管理されている。つまり、消去回数の少ない方から多い方に向かって優先順位が下がっていくように優先順位が管理されている。従って、優先順位が最上位の空きブロックは、空きブロックのうちで消去回数が一番少ない空きブロックに対応し、優先順位が最下位の空きブロックは、空きブロックのうちで消去回数が一番多い空きブロックに対応する。
図4に示した例では、PBN#753の物理ブロックの優先順位が最上位になっており、PBN#38の物理ブロックの優先順位が最下位になっている。従って、PBN#753の物理ブロックは空きブロックのうちで消去回数が最も少ない物理ブロックであり、PBN#38の物理ブロックは空きブロックのうちで消去回数が最も多い物理ブロックである。
ここで、優先順位が最上位の空きブロックであるPBN#753の物理ブロックの消去回数は1178回であり、優先順位が2番目の空きブロックであるPBN#228の物理ブロックの消去回数は1193回であり、以下、優先順位が下がるにつれて消去回数が増加していく。そして、優先順位が最下位の空きブロックであるPBN#38の物理ブロックの消去回数は2536回になっている。
論理ブロックに対して割り当てられていた物理ブロックが空きブロックになった場合、その物理ブロックは、使用ブロック管理の対象から外され、空きブロック管理の対象に追加される。例えば、PBN#234の物理ブロックが空きブロックになったときは、PBN#234の物理ブロックが空きブロック管理の対象に追加される。PBN#234の物理ブロックの消去回数は1223回なので、PBN#234の物理ブロックの優先順位は、消去回数が1205回であるPBN#431の物理ブロックと消去回数が1253回であるPBN#712の物理ブロックの間に設定される。つまり、PBN#431の物理ブロック、PBN#712の物理ブロックという順序であった優先順位が、PBN#431の物理ブロック、PBN#234の物理ブロック、PBN#712の物理ブロックという順序になる。
次に、ホストシステム4からのアクセスに応答して、メモリコントローラ3が実行する処理について説明する。ホストシステム4から与えられるデータがフラッシュメモリ2に書き込まれる場合、メモリコントローラ3は、セクタ数レジスタR2及びLBAレジスタR3に書き込まれた情報に基づいて、アクセス対象の領域である論理アクセス領域を判別し、更に、その論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに対応する物理ブロックにホストシステム4から与えられるデータを書き込むことが可能か否かを判断する。その論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに対応する物理ブロックが無い場合、又は、その論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに対応する物理ブロックにホストシステム4から与えられるデータを書き込むための空き領域が無い場合、メモリコントローラ3は、その論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てる物理ブロックを決定する。
この物理ブロックを決定するため、メモリコントローラ3は、空きブロックのうちで消去回数が最も少ない物理ブロックと論理ブロックに割り当てられている物理ブロックのうちで最も先に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックとを特定する。つまり、メモリコントローラ3は、空きブロック管理における優先順位が最上位の物理ブロック(空きブロック)と使用ブロック管理における優先順位が最下位の物理ブロックと特定する。以下、空きブロック管理における優先順位が最上位の空きブロックを「最上位空きブロック」と言い、空きブロック管理における優先順位が最下位の空きブロックを「最下位空きブロック」と言い、使用ブロック管理における優先順位が最下位の物理ブロックを「最先ブロック」と言う。
メモリコントローラ3は、特定された最上位空きブロックの消去回数と最先ブロックの消去回数とを比較し、最上位空きブロックの消去回数が最先ブロックの消去回数よりも所定回数以上多いか否かを判断する。この所定回数は、フラッシュメモリの仕様等に応じて適宜設定される。
この比較に基づいて否定的な判断がなされた場合、つまり、最上位空きブロックの消去回数が最先ブロックの消去回数よりも所定回数以上多くない場合、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに最上位空きブロックである物理ブロックが割り当てられる。そして、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てられた物理ブロックにホストシステム4から与えられるデータが格納される。
この比較に基づいて肯定的な判断がなされた場合、つまり、最上位空きブロックの消去回数が最先ブロックの消去回数よりも所定回数以上多い場合、メモリコントローラ3は、最下位空きブロックを特定し、その最下位空きブロックに、最先ブロックに格納されているデータを転送する。このデータ転送の終了後に、転送元の最先ブロックに格納されているデータが消去され(この際、転送元の最先ブロックの消去回数が1回増加する)、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに転送元の最先ブロックが割り当てられる。そして、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てられた物理ブロックにホストシステム4から与えられるデータが格納される。尚、このデータ転送の転送先の最下位空きブロックは、転送元の最先ブロックが割り当てられていた論理ブロックと対応する物理ブロックになる。つまり、転送先の最下位空きブロックは、転送元の最先ブロックが割り当てられていた論理ブロックに新たに割り当てられる。
最先ブロックに格納されているデータは書き換え頻度が低い場合が多いため、このデータ転送が行われることにより、転送先の最下位空きブロックであった物理ブロックの消去回数の増加が抑制される。一方、転送元の最先ブロックであった物理ブロックには書き換え頻度が高いデータが格納される確率が高くなる。従って、このデータ転送が行われることにより、フラッシュメモリを構成する複数個の物理ブロックにおける消去回数の偏りが抑制される。
次に、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てられる物理ブロックが決定されるまでの処理を図3及び図4を参照して具体的に説明する。以下の説明では、上述の所定回数が1000回であるものとして説明する。
メモリコントローラ3は、空きブロックのうちで消去回数が最も少ない物理ブロックである最上位空きブロックとしてPBA#753の物理ブロックを特定し、論理ブロックに割り当てられている物理ブロックのうちで最も先に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックである最先ブロックとしてPBA#857の物理ブロックを特定する。ここで、PBA#753の物理ブロックの消去回数は1178回で、PBA#857の物理ブロックの消去回数は75回なので、最上位空きブロックと最先ブロックの消去回数の比較では、1178回と75回とが比較される。この比較に基づいて、最上位空きブロックの消去回数が最先ブロックの消去回数よりも1000回以上多いという肯定的な判断がなされる。
メモリコントローラ3は、最上位空きブロックと最先ブロックの消去回数の比較に基づいて肯定的な判断した後、その判断に基づいて空きブロックのうちで消去回数が最も多い物理ブロックである最下位空きブロックとしてPBA#38の物理ブロックを特定する。そして、特定された最下位空きブロックであるPBA#38の物理ブロックには、最先ブロックであるPBA#857の物理ブロックに格納されているデータが転送される。このデータ転送の終了後に、PBA#857の物理ブロックが、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てられる。つまり、PBA#857の物理ブロックが、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てられる物理ブロックとして決定される。
尚、PBA#857の物理ブロックが論理ブロックに割り当てられることにより、使用ブロック管理における優先順位が最上位の物理ブロックはPBA#857の物理ブロックになり、使用ブロック管理における優先順位が最下位の物理ブロックはPBA#901の物理ブロックになる。従って、メモリコントローラ3が、次に論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てる物理ブロックを決定するときには、最上位空きブロックとしてPBA#753の物理ブロックを特定し、最先ブロックとしてPBA#901の物理ブロックを特定する。最上位空きブロックと最先ブロックの消去回数の比較では、PBA#753の物理ブロックの消去回数である1178回とPBA#901の物理ブロックの消去回数である105回とが比較される。この比較に基づいて、最上位空きブロックの消去回数が最先ブロックの消去回数よりも1000回以上多いという肯定的な判断がなされる。このため、PBA#901の物理ブロックに記憶されているデータが最下位空きブロック(PBA#532の物理ブロック)に転送された後、PBA#901の物理ブロックが、論理アクセス領域が含まれる論理ブロックに割り当てられる。
また、最先ブロックから最下位空きブロックへのデータ転送が行われた場合、転送先の最下位空きブロックは空きブロック管理の対象から外され使用ブロック管理の対象に追加される。例えば、最先ブロックであるPBA#857の物理ブロックから最下位空きブロックであるPBA#38の物理ブロックへのデータ転送が行われた場合、PBA#38の物理ブロックは空きブロック管理の対象から外され使用ブロック管理の対象に追加される。論理ブロックに物理ブロックが新たに割り当てられ、その物理ブロックにデータが格納されたことにより、その物理ブロックと同じ論理ブロックに割り当てられている別の物理ブロックが空きブロックになった場合、その別の物理ブロックは使用ブロック管理の対象から外され空きブロック管理の対象に追加される。
フラッシュメモリ2に格納されているデータの更新処理では、通常、更新される毎に格納先の物理ブロックが遷移していく。従って、書き換え頻度が高いデータが格納された物理ブロックは、使用ブロック管理の対象から空きブロック管理の対象に移行する傾向が強くなり、書き換え頻度が低いデータが格納された物理ブロックは、使用ブロック管理の対象として留まる傾向が強くなる。このような傾向に基づいて、使用ブロック管理における優先順位が最下位の物理ブロックに格納されているデータが、書き換え頻度が低いデータとみなされている。また、消去回数の少ない物理ブロックが空きブロックになった場合、その空きブロックは論理ブロックに割り当てられる確率が高くなるので、消去回数の少ない物理ブロックに書き換え頻度が低いデータが格納される確率を低くすれば、消去回数の少ない物理ブロックの消去回数は増加する傾向が強くなる。従って、書き換え頻度が低いとみなされたデータが、消去回数の少ない物理ブロックに格納されることを避けるために、上述のデータ転送(最先ブロックから最下位空きブロックへのデータ転送)が行われる。
次に、フラッシュメモリ2を構成する物理ブロックの消去回数の管理並びに使用ブロック管理及び空きブロック管理における優先順位管理の方法を、図5に示した例を参照して説明する。図5に示したテーブルには、PBAの順序で各物理ブロックの優先順位リンク番号と消去回数が記載されている。2つ優先順位リンク番号は、その物理ブロックより優先順位が1つ上の物理ブロックのPBAと、その物理ブロックより優先順位が1つ下の物理ブロックのPBAに対応している。従って、論理ブロックに割り当てられている物理ブロックについては、使用ブロック管理における優先順位が、その物理ブロックよりも1つ上の物理ブロックのPBAと1つ下の物理ブロックのPBAとが、優先順位リンク番号として書き込まれる。空きブロックになった物理ブロックについては、空きブロック管理における優先順位が、その物理ブロックよりも1つ上の物理ブロックのPBAと1つ下の物理ブロックのPBAとが、優先順位リンク番号として書き込まれる。尚、優先順位が最上位の物理ブロックについては、その物理ブロックより優先順位が1つ上の物理ブロックのPBAが書き込まれておらず、優先順位が最下位の物理ブロックについては、その物理ブロックより優先順位が1つ下の物理ブロックのPBAが書き込まれていない。
このテーブルを参照することにより、例えば、PBA#0の物理ブロックの場合、その物理ブロックより優先順位が1つ上の物理ブロックはPBA#118であり、その物理ブロックより優先順位が1つ下の物理ブロックはPBA#572であることが分かる。
このテーブルには、使用ブロック管理及び空きブロック管理における優先順位が最上位の物理ブロックと最下位の物理ブロックのPBAも記載されており、優先順位が最上位の物理ブロック又は最下位の物理ブロックが変わったときは変更される。
使用ブロック管理における優先順位管理の場合、論理ブロックに新たに物理ブロックが割り当てられたときは、優先順位が最上位の物理ブロックが変わるので、そのときに優先順位が最上位の物理ブロックを示すPBAが変更される。また、優先順位が最下位の物理ブロックである最先ブロックに記憶されているデータが最下位空きブロックに転送されたときは、優先順位が最下位の物理ブロックが変わるので、そのときに優先順位が最下位の物理ブロックを示すPBAが変更される。
空きブロック管理における優先順位管理の場合、優先順位が最上位の物理ブロックである最上位空きブロックよりも消去回数が少ない物理ブロックが空きブロックになったときや、最上位空きブロックが論理ブロックに割り当てられたときは、優先順位が最上位の物理ブロックが変わるので、そのときに優先順位が最上位の物理ブロックを示すPBAが変更される。また、優先順位が最下位の物理ブロックである最下位空きブロックよりも消去回数が多い物理ブロックが空きブロックになったときや、最先ブロックに格納されているデータが最下位空きブロックに転送されたときは、優先順位が最下位の物理ブロックが変わるので、そのときに優先順位が最下位の物理ブロックを示すPBAが変更される。
例えば、PBA#753の物理ブロックが論理ブロックに新たに割り当てられた場合、使用ブロック管理における優先順位が最上位の物理ブロックを示すPBAが、#36から#753に変更される。また、PBAが#36の物理ブロックの優先順位リンク番号として、優先順位が1つ上の物理ブロックを示すPBAである#753が記載される。PBAが#753の物理ブロックの優先順位リンク番号として、優先順位が1つ下の物理ブロックを示すPBAである#36が記載される。このように優先順位リンク番号が記載されることにより、PBAが#753の物理ブロックが使用ブロック管理の対象になる。
最上位空きブロックであったPBA#753の物理ブロックが論理ブロックに新たに割り当てられた場合、PBA#753の物理ブロックが空きブロック管理の対象から外される。このため、空きブロック管理における優先順位が最上位の物理ブロックを示すPBAが変更される。最上位空きブロックであったPBA#753の物理ブロックの優先順位リンク番号として記載されていた優先順位が1つ下の物理ブロックを示すPBAが#228であった場合、空きブロック管理における優先順位が最上位の物理ブロックを示すPBAが#753から#228に変更される。そして、PBA#228の物理ブロックの優先順位リンク番号として記載されている優先順位が1つ上の物理ブロックを示すPBA(#753)は消去される。また、このテーブルに記載されている消去回数は、それぞれの物理ブロックが空きブロック管理の対象に追加される毎に、追加された物理ブロックの消去回数が1ずつ増やされる。
本発明の実施の形態では、メモリコントローラ3が、論理ブロックに物理ブロック(空きブロック)を新たに割り当てるときに、所定の条件に従って、その論理ブロックに既に割り当てられている物理ブロックに格納されているデータを、新たに割り当てる物理ブロック(空きブロック)に転送している。次に、このデータ転送について説明する。以下の説明では、使用ブロック管理における優先順位を「使用優先順位」と言う。また、新たに割り当てる物理ブロック(空きブロック)を「新ブロック」と言い、既に割り当てられている物理ブロックを「旧ブロック」と言う。つまり、「新ブロック」と「旧ブロック」は同じ論理ブロックに対応する物理ブロックであり、旧ブロックは新ブロックよりも先にその論理ブロックに割り当てられた物理ブロックである。
ホストシステム4から与えられるデータは、LBAが割り当てられているセクタ単位のデータであるが、フラッシュメモリ2におけるデータ読み出し動作及びデータ書き込み動作はページ単位で行われる。このため、通常、物理ブロック内の物理ページの記憶容量と等しいセクタ数のデータが論理ページ単位のデータとして扱われ、この論理ページ単位で物理ブロックに格納されるデータが管理されている。つまり、メモリコントローラ3は、この論理ページ単位のデータに対して論理ページ番号を割り当て、物理ブロック内の物理ページに付けられた物理ページ番号と論理ページ番号との対応関係を管理している。この対応関係の管理では、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係が予め定められている場合と、定められていない場合がある。この対応関係が定められていない場合、書き込み先の物理ページを適宜選択することができるが、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係の管理に関する負担が増加する。尚、この対応関係が予め定められていても定められていなくても本発明を適用することができる。以下の説明では、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係が定められていないものとして説明する。従って、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係が定められている場合のように、旧ブロックに格納されている更新前のデータと新ブロックに格納される更新後のデータは必ずしも同じ物理ページに格納される必要はない。
本発明の実施の形態では、論理ブロックに新ブロックが割り当てられるときに、旧ブロックの使用優先順位(使用ブロック管理における優先順位)に基づいて、旧ブロックに格納されている有効なデータ(更新されていないデータ)が新ブロックに転送されるか否かが決まる。具体的には、例えば、使用優先順位に閾値が設けられており、旧ブロックの使用優先順位が、その閾値より上位でないと判断された場合には、旧ブロックに格納されている有効なデータが新ブロックに転送される。つまり、旧ブロックの使用優先順位が閾値より上位でないという条件を満たす場合に、旧ブロックに格納されている有効なデータが新ブロックに転送される。
ここで、論理ブロックに新ブロックが割り当てられるときに、その新ブロックの使用優先順位は最上位になるので、旧ブロックの使用優先順位がn番目(nは自然数)であれば、旧ブロックはその新ブロックよりもn番前に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックであることが分かる。従って、閾値がk番目(kは自然数)である場合、旧ブロックがその新ブロックよりもk番以上前に論理ブロックに割り当てられた物理ブロックであれば、旧ブロックに格納されている有効なデータがその新ブロックに転送される。
次に、旧ブロックの使用優先順位が所定の順位(閾値)より上位である場合を、図6を参照して説明する。図6に示した例では、PBA#145の物理ブロックが旧ブロックに対応し、PBA#523の物理ブロックが新ブロックに対応している。ここで、論理ブロックにPBA#523の物理ブロック(新ブロック)を割り当てるときに、その論理ブロックに既に割り当てられているPBA#145の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が、所定の順位(閾値)より上位であるか否かが判断される。例えば、所定の順位(閾値)が500番目であれば、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が、500番目より上位であるか否かが判断される。
PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が、500番目より上位であるという肯定的な判断がなされた場合、論理ブロックに割り当てられるPBA#523の物理ブロック(新ブロック)には、ホストシステム4から与えられるデータ(新データ)は格納されるが、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)からPBA#523の物理ブロック(新ブロック)へのデータ転送は行われない。PBA#523の物理ブロック(新ブロック)に新データが格納されることにより、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、その新データで置き換えられたデータ(旧データ)が無効なデータになる。つまり、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納された新データと異なる論理ページに対応するデータは有効なデータのままであるが、新データと同じ論理ページに対応するデータ(旧データ)は無効なデータとなる。尚、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係が定められている場合には、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)内の旧データが格納されている物理ページの物理ページ番号とPBA#523の物理ブロック(新ブロック)内の新データが格納されている物理ページの物理ページ番号は、同じ物理ページ番号になる。 このように肯定的な判断がなされた場合には、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)及びPBA#523の物理ブロック(新ブロック)の双方に有効なデータが存在するため、この2つの物理ブロック(旧ブロックと新ブロック)は、同じ論理ブロックに割り当てられたまま並存する。
次に、旧ブロックの使用優先順位が所定の順位(閾値)より上位でない場合を、図7を参照して説明する。図7に示した例では、PBA#1033の物理ブロックが旧ブロックに対応し、PBA#523の物理ブロックが新ブロックに対応している。ここで、論理ブロックにPBA#523の物理ブロック(新ブロック)を割り当てるときに、その論理ブロックに既に割り当てられているPBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が、所定の順位(閾値)より上位であるか否かが判断される。例えば、所定の順位(閾値)が500番目であれば、PBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が、500番目より上位であるか否かが判断される。
PBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が、500番目より上位でないという否定的な判断がなされた場合、論理ブロックに割り当てられるPBA#523の物理ブロック(新ブロック)には、ホストシステム4から与えられるデータ(新データ)が格納されると共に、PBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)に格納されている有効なデータが転送される。このデータ転送では、PBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納される新データで置き換えられないデータが、PBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)からPBA#523の物理ブロック(新ブロック)へ転送される。つまり、PBA#1033の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納される新データと異なる論理ページに対応するデータはPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送されるが、新データと同じ論理ページに対応するデータ(旧データ)は転送されない。尚、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係が定められている場合には、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)からPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送されるデータの転送元の物理ページ(旧ブロック内の物理ページ)の物理ページ番号と転送先の物理ページ(新ブロック内の物理ページ)の物理ページ番号は、同じ物理ページ番号になる。
このように否定的な判断がなされた場合には、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)に格納されている有効なデータがPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送されるため、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータは全て無効なデータになり、PBA#145の物理ブロック(旧ブロック)は空きブロックになる。従って、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)と対応する論理ブロックに割り当てられている物理ブロックは、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)だけになる。
次に、旧ブロックが2個存在し、その一方の旧ブロックの使用優先順位だけが所定の順位(閾値)より上位でない場合を、図8を参照して説明する。図8に示した例では、PBA#1997の物理ブロック及びPBA#955の物理ブロックが旧ブロックに対応し、PBA#523の物理ブロックが新ブロックに対応している。ここで、論理ブロックにPBA#523の物理ブロック(新ブロック)を割り当てるときに、その論理ブロックに既に割り当てられているPBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)及びPBA#955の物理ブロック(旧ブロック)の使用ブロック管理におけるそれぞれ優先順位が、所定の順位(閾値)より上位であるか否かが判断される。例えば、所定の順位(閾値)が500番目であれば、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)及びPBA#955の物理ブロック(旧ブロック)の使用ブロック管理におけるそれぞれの優先順位が、500番目より上位であるか否かが判断される。
PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位は500番目より上位であるが、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)の使用優先順位が500番目より上位でない場合、PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)については肯定的な判断がなされ、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)については否定的な判断がなされる。従って、論理ブロックに割り当てられるPBA#523の物理ブロック(新ブロック)には、ホストシステム4から与えられるデータ(新データ)が格納されると共に、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されている有効なデータが転送される。このデータ転送では、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータで置き換えられていないデータであって、更にPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納される新データでも置き換えられないデータが転送される。つまり、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)に同じ論理ページに対応するデータが無く、更にPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納される新データと異なる論理ページに対応するデータだけがPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送される。従って、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)に同じ論理ページに対応するデータが存在するデータはPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送されない。また、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータのうち、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納される新データと同じ論理ページに対応するデータもPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送されない。
このデータ転送では、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されている有効なデータがPBA#523の物理ブロック(新ブロック)に転送されるため、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)に格納されているデータは全て無効なデータになり、PBA#1997の物理ブロック(旧ブロック)は空きブロックになる。PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)については、有効なデータについては、PBA#523の物理ブロック(新ブロック)に格納される新データにより、全ての有効なデータが置き換えられなければ、有効なデータが保存されている物理ブロックとしてPBA#523の物理ブロック(新ブロック)と並存する。つまり、PBA#955の物理ブロック(旧ブロック)とPBA#523の物理ブロック(新ブロック)は、同じ論理ブロックに割り当てられた物理ブロックとして並存する。尚、論理ページ番号と物理ページ番号の対応関係が定められていない場合には、同じ論理ページに対応するデータを物理ブロック内の異なる物理ページに格納することができるため、同じ論理ページに対応するデータについては、後からの物理ブロック内の物理ページに格納されたデータが有効なデータとして管理される。つまり、同じ物理ブロック内の他の物理ページに格納されたデータで置き換えられることにより、格納されているデータが無効なデータになる場合もある。
上述のような処理を行っているのは、使用優先順位が低い物理ブロックに格納されているデータは書き換え頻度が低い場合が多いからである。このような理由により、使用優先順位が低い物理ブロックは、書き換え頻度が低いデータが格納されている物理ブロックであると判断される。そして、旧ブロックを書き換え頻度が低いデータが格納されている物理ブロックと見なすことができる場合には、新ブロックへのデータ転送が行われるが、旧ブロックを書き換え頻度が低いデータが格納されている物理ブロックと見なすことができない場合には、新ブロックへのデータ転送は行われない。従って、旧ブロックを書き換え頻度が低いデータが格納されている物理ブロックと見なすことがでない場合にだけ、同じ論理ブロックに割り当てられた旧ブロックと新ブロックが並存する。尚、書き換え頻度が低いデータが格納されている物理ブロックであると判断するときの基準については、優先順位に対して設定した閾値により適宜変更することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施の形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
また、例えば、上述の実施の形態では、物理ブロック単位で使用ブロック管理及び空きブロック管理を行っていたが、論理ブロックに対して複数個の物理ブロックで構成された仮想ブロックを割り当てる場合には、これらの管理を仮想ブロック単位で行うようにしてもよい。つまり、それぞれの仮想ブロックを構成する物理ブロックが初期設定等により決められている場合には、同じ仮想ブロックに属する物理ブロックの消去回数は同じなる。また、論理ブロックへの割り当てとデータの消去が仮想ブロック単位で行われるため、使用ブロック管理及び空きブロッ管理も仮想ブロック単位で行うことができる。使用ブロック管理及び空きブロック管理を仮想ブロック単位で行う場合には、仮想ブロック単位で上述の優先順位を管理(つまり、優先順位リンク番号を仮想ブロックに付けた通し番号で管理)すればよい。
このように仮想ブロック単位で使用ブロック管理及び空きブロック管理が行われる場合、旧ブロックに対応する仮想ブロックの使用優先順位が、閾値より上位であるか否かが判断され、その判断に基づいて、旧ブロックに対応する仮想ブロックから新ブロックに対応する仮想ブロックへのデータ転送が行われるか否かが決まる。
尚、使用ブロック管理及び空きブロック管理の方法については、最上位空きブロック、最下位空きブロック及び最先ブロックを特定することができれば、上述の方法以外の方法であってもよい。
1…フラッシュメモリシステム、2…フラッシュメモリ、3…メモリコントローラ、6…マイクロプロセッサ

Claims (5)

  1. ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するメモリコントローラであって、
    有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理手段と、
    前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理手段と、
    前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の物理ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理手段と、
    前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納手段と、
    前記第1のブロック管理手段により前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている物理ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定手段と、
    前記第1のブロック管理手段が前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てるときに、前記旧ブロック特定手段により特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が否定的な判断をしたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている前記論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理手段により割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送手段とを備え、
    前記データ転送手段によりデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理手段により前記空きブロックとして管理される
    メモリコントローラ。
  2. ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するメモリコントローラであって、
    フラッシュメモリを構成する物理ブロックを複数個集めた仮想ブロックを複数個形成する仮想ブロック形成手段と、
    有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理手段と、
    前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理手段と、
    前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の前記仮想ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理手段と、
    前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納手段と、
    前記第1のブロック管理手段により前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている前記仮想ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定手段と、
    前記第1のブロック管理手段が前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てるときに、前記旧ブロック特定手段により特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が否定的な判断をしたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理手段により割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送手段とを備え、
    前記データ転送手段によりデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理手段により前記空きブロックとして管理される
    メモリコントローラ。
  3. 請求項1又は2に記載のメモリコントローラと、このメモリコントローラにより制御される複数個のフラッシュメモリを備えるフラッシュメモリシステム。
  4. ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するフラッシュメモリの制御方法であって、
    有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理ステップと、
    前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理ステップと、
    前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の物理ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理ステップと、
    前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている物理ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納ステップと、
    前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている物理ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定ステップと、
    前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに前記空きブロックが割り当てられるときに、前記旧ブロック特定ステップにより特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより否定的な判断がなされたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている前記論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理ステップにより割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送ステップとを備え、
    前記データ転送ステップにおいてデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理ステップにより前記空きブロックとして管理される
    フラッシュメモリの制御方法。
  5. ホストシステムから与えられるアクセス指示に基づいて、物理ブロック単位で消去が行われるフラッシュメモリに対するアクセスを制御するフラッシュメモリの制御方法であって、
    フラッシュメモリを構成する物理ブロックを複数個集めた仮想ブロックを複数個形成する仮想ブロック形成ステップと、
    有効なデータが格納されていない物理ブロックを空きブロックとして管理する空きブロック管理ステップと、
    前記アクセス指示として与えられる論理アドレスが割り当てられているセクタ単位の領域を複数個集めた複数セクタの領域を論理ブロックとして管理し、前記論理ブロックに前記空きブロックを割り当てる第1のブロック管理ステップと、
    前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックを対象に、前記論理ブロックに割り当てられた順序が後の前記仮想ブロックの方が上位になるように優先順位を管理する第2のブロック管理ステップと、
    前記アクセス指示に基づいてアクセス対象の領域が属する前記論理ブロックを特定し、特定した前記論理ブロックに割り当てられている前記仮想ブロックにホストシステムから与えられるデータを格納するデータ格納ステップと、
    前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに割り当てられる前記空きブロックと同一の前記論理ブロックに既に割り当てられている前記仮想ブロックである旧ブロックを特定する旧ブロック特定ステップと、
    前記第1のブロック管理ステップにより前記論理ブロックに前記空きブロックが割り当てられるときに、前記旧ブロック特定ステップにより特定された前記旧ブロックの前記優先順位における順位が、所定順位より上位であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより否定的な判断がなされたときに、判断対象の前記旧ブロックに格納されている有効なデータを、前記旧ブロックが割り当てられている前記論理ブロックと同一の前記論理ブロックに前記第1のブロック管理ステップにより割り当てられる前記空きブロックに転送するデータ転送ステップとを備え、
    前記データ転送ステップにおいてデータ転送が行われた場合、当該データ転送の転送元の前記旧ブロックが、前記空きブロック管理ステップにより前記空きブロックとして管理される
    フラッシュメモリの制御方法。
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