JP4843633B2 - 光cdm伝送システム、送信装置及び受信装置 - Google Patents

光cdm伝送システム、送信装置及び受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザ毎に異なる固有の符号を用いて符号化された光信号を多重・分離する光CDM伝送システム、送信装置及び受信装置に関する。
光Code Division Multiplexing(光符号分割多重:以降、「Code Division Multiplexing」を「CDM」と略記する。)方式は、固有の符号(固有符号ともいう)により符号化された光CDM信号を多重する多重伝送アクセス方式である。
光CDM信号を送受信する複数の送受信装置には、固有符号が割り当てられ、各送信装置では、符号化手段で固有符号に対応して符号化された光CDM信号が送信される。符号化は、光周波数領域、時間領域の何れかの領域、又は双方の領域を用いて行われる。受信装置では、各送信装置から送信されてきた多重化された光CDM信号中から、互いに同符号を割り当てられた送信装置からの光CDM信号のみが選択的に受信される。
しかしながら、光CDM伝送システムでは、Multiple Access lnterference(多元接続干渉:以降「Multiple Access lnterference」を「MAI」と略記する。)及び、複数の信号が受信回路に同時に入力された際に検波時に生じるビート雑音の影響がある。
この影響を除去するため、例えば非特許文献1に記載のように、光周波数領域において強度符号化した光CDM信号を、受信装置に割り当てられた符号に応じて差動検波することによりMAIを除去する方式が提案されている。この方式ではMAIを除去することはできるが、ビート雑音を低減することはできない。
そこで非特許文献2には、非特許文献1における差動検波にヘテロダイン検波を適用することにより、MAIの除去に加え、ビート雑音を低減する方式が提案されている。この非特許文献2における光CDM伝送システムの構成を図1に示し、その説明を行う。
この光CDM伝送システム10は、第1〜第Mの光CDM送信回路13−1〜13−M及び光合成器14を有する光CDM送信装置15と、この光CDM送信装置15の光合成器14に光ファイバ伝送路16を介して接続された光スプリッタ18と、この光スプリッタ18に接続された第1〜第Mの光CDM受信装置19−1〜19−Mとを備えて構成されている。
各光CDM送信回路13−1〜13−Mは、多波長光出力部11及び符号化部12を備えて構成されている。各光CDM受信装置19−1〜19−Mは、光混合部20と、多波長局発光源21と、光周波数分波部22と、光周波数合波部23,24と、光検波部25,26と、加減算部27と、BPF(帯域通過フィルタ)28と、検波部29とを備えて構成されている。
第1の光CDM送信回路13−1では、多波長光出力部11にて複数の光周波数f,f,f,…,fの多波長光が第1のデータDで変調され、この変調光が符号化部12にて自送信装置13−1に割り当てられた要素「1」と「0」の組合せ配列から成る固有符号で符号化されることにより第1の光CDM信号が生成され、これが光合成器14へ出力される。
これと同様に第2〜第Mの光CDM送信装置13−2〜13−Mでも第2〜第Mの光CDM信号が光合成器14へ出力される。光合成器14では、それら第1〜第Mの光CDM信号が合成されたのち光ファイバ伝送路16を介して受信側の光スプリッタ18へ送信され、光スプリッタ18において第1〜第Mの光CDM受信装置19−1〜19−Mの数だけ分岐されて各光CDM受信装置19−1〜19−Mへ出力される。
光CDM受信装置19−1においては、まず、入力された合成状態の光CDM信号が光混合部20で多波長局発光源21からの多波長局発光と混合される。混合された光CDM信号と多波長局発光は、光周波数分波部22で送信側の多波長光の各光周波数f,f,f,…,fに対応する成分毎に分離され、更に、その分離された光周波数f〜fに対応する成分毎に、固有符号の要素「1」又は「0」別に光周波数合波部23又は24へ出力される。つまり、光周波数分波部22の出力端と各光周波数合波部23,24の入力端とは、予め割り当てられた送信側と同じ固有符号の要素「1」と「0」の配列に対応するように接続されている。
光周波数合波部23では要素「1」の各光周波数成分が合波され、これが光検波部25で検波されて中間周波数帯信号に変換され加減算部27へ出力され、光周波数合波部24では要素「0」の各光周波数成分が合波され、これが光検波部26で検波されて中間周波数帯信号に変換され加減算部27へ出力される。加減算部27では光検波部25の出力を「正」として加算、光検波部25の出力を「負」として加算する処理が行われ、この処理後の信号の中間周波数帯域がBPF28に通過され、この通過信号が検波部29で検波されることにより第1のデータDが得られる。
他の光CDM受信装置19−2〜19−Mにおいても同様にヘテロダイン検波が行われて第2のデータD〜第MのデータDが得られる。
D.Zaccarin,et al.,"An optical CDMA system based on spectral encoding ofLED,"IEEE Photon.Technol.Lett.,Vol.4,N0.4,pp.479−482,1993) A.Phan,et al.,"Spectral−amplitude−encoding optical−code−division−multiplexing system with a heterodyne detection receiver for broadband optical multiple−access networks,"Journal of optical Networking,Vol.4,N0.10,pp.621−631,2005)
ところで、上記の非特許文献2の光CDM伝送システム10における各光CDM受信装置19−1〜19−MにおいてMAIを除去すると共にビート雑音を低減するためには、差動検波における加減算時に、ヘテロダイン検波により生じる中間周波数成分間で位相が一致していることが要求される。このため、光CDM信号、多波長局発光それぞれについて、光周波数が異なる光周波数成分間の光位相が光検波部25,26の入力端において一致していることを前提とすることにより、中間周波数成分での位相を一致させている。
ここで、各光CDM受信装置19−1〜19−M内における各光周波数成分の光位相変化量が等しいとすると、光周波数成分間で光位相が同期している多波長光を局発光とすることにより、光検波器の入力端において各光周波数成分の光位相を一致させることができる。
しかし、光CDM信号については、次の理由により光検波器の入力端における各光周波数成分の光位相を一致させることが困難である。全ての光周波数成分の光位相が各光CDM送信回路13−1〜13−Mの出力端において一致した光CDM信号を光CDM送信装置15から送信したとしても、光ファイバ伝送路16中の光位相変化量は光周波数成分毎に異なるので、全ての光周波数成分の光位相が光検波器の入力端において一致するとは限らない。これをカバーするためには、光CDM信号を構成する各々異なる光周波数成分間での高精度な光位相調整が必要となるが、非特許文献2においてはそのことについて言及されていない。このため、実際には受信した光CDM信号から所望のデータを得る際にMAIの除去と共にビート雑音を低減することができないという課題があった。
前記課題を解決するために、本発明は、受信した光CDM信号から所望のデータを得る際に、高精度な光位相調整を行わずともMAIの除去と共にビート雑音を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、発明者らは、送信装置の複数の送信回路において、光周波数の異なる複数の搬送光の内、同じ光周波数の搬送光同士が同光位相となるように光CDM信号を生成し、更にそれらを合成した合成光CDM信号を光伝送路へ送信し、光伝送路を伝送されてきた光CDM信号を光分岐手段で複数に分岐した合成光CDM信号を複数の受信装置で受信し、この光CDM信号を光周波数成分毎に検波するようにした。
具体的には、光周波数の異なる複数の搬送光を固有符号で符号化して光CDM信号を生成する複数の送信回路を有し、これら送信回路から出力される各光CDM信号を合成し、合成光CDM信号として光伝送路へ送信する送信装置と、その光伝送路を伝送されてきた前記合成光CDM信号を複数に分岐する光分岐手段から合成光CDM信号を受信する複数の受信装置と、を備える光CDM伝送システムにおいて、前記送信回路は、前記送信装置の出力端において光CDM信号間で同じ光周波数の搬送光同士が同光位相となるように光CDM信号を生成し、前記受信装置は、前記生成された光CDM信号を光周波数成分毎に検波することを特徴とする光CDM伝送システムである。
この構成によれば、送信装置の出力端において、合成光CDM信号における光周波数が同一の搬送光同士の光位相が一致しているので、同一光周波数における偏波変移が一様な光伝送路を伝送されてきた場合、各受信装置の入力端では、各光CDM信号の光位相が同一光周波数の搬送光毎に揃うことになる。従って、各光CDM信号の同一光周波数成分を同時にヘテロダイン同期検波又は光位相同期ホモダイン検波することが可能である。また、光周波数成分毎に検波するため、非特許文献2の受信装置における受信光CDM信号中の光周波数の異なる搬送光間での高精度な光位相調整が不要となり、受信光CDM信号から所望のデータを得る際に、高精度な光位相調整を行わずともMAIの除去と共にビート雑音を低減することができる。
また、具体的には、光周波数の異なる複数の搬送光を固有符号で符号化して光CDM信号を生成する複数の送信回路を有し、これら送信回路から出力される各光CDM信号を合成し、合成光CDM信号として光伝送路へ送信する送信装置において、前記光周波数の異なる複数の搬送光を前記複数の送信回路へ個別に出射する送信光源を備え、前記複数の送信回路の各々に、前記光源から出射された複数の搬送光を固有符号で符号化する符号化手段と、各送信回路間で同じ光周波数の搬送光同士が前記送信装置の出力端において同光位相とする光位相調整手段と、前記符号化手段で符号化され、前記光位相調整手段により各送信回路間で同光位相とされた複数の搬送光を合波する合波手段と、前記合波された搬送光をデータで変調して光CDM信号とする変調手段と、を備えたことを特徴とする送信装置である。
この構成によれば、複数の送信回路から出力される各光CDM信号を合成し、これを合成光CDM信号として送信する送信装置の出力端において、合成光CDM信号における同一光周波数の信号同士の光位相を一致させることができる。これによって、同一光周波数における光位相変化量が一様な光伝送路を伝送されても、各受信装置の入力端では、各光CDM信号の光位相が同一光周波数の搬送光毎に揃うことになり、上述と同様に非特許文献2の方式の高精度な光位相調整を必要とせず、MAIの除去と共にビート雑音を低減して受信光CDM信号から所望のデータを得ることが可能となる。
本発明の送信装置は、前記送信回路との間で同じ光周波数の搬送光同士を同光位相とする第2の光位相調整手段と、前記第2の光位相調整手段により各送信回路との間で同光位相とされた複数の搬送光を合波する第2の合波手段と、を有する多波長光送信回路を更に備えたことが望ましい。
この構成によれば、送信装置から送信される合成光CDM信号に、各光CDM信号と光周波数かつ光位相が一致した多波長光が予め合成されることになる。このため、受信装置で合成光CDM信号を受信した際に、合成光CDM信号中の同一光周波数における光CDM信号と多波長光との光周波数及び光位相が一致した状態となっている。これはホモダイン検波における局発光と光CDM信号との光周波数及び光位相が一致した状態と同じである。このため、受信装置では受信光信号を光検波する光検波手段だけで済むので、受信装置の構成を大幅に簡略化することができる。
本発明の送信装置は、前記合波手段による合波を行う前に、各送信回路間で同じ光周波数の搬送光同士を同じ偏波方向とする偏波調整手段を更に備えたことが望ましい。
この構成によれば、受信装置で受信された合成光CDM信号における各光周波数毎の搬送光同士が同光位相で同じ偏波状態となるので、よりMAIを除去すると共にビート雑音を低減することができる。
本発明の送信装置は、前記第2の合波手段による合波を行う前に、前記送信回路との間で同じ光周波数の搬送光同士を同じ偏波方向とする第2の偏波調整手段を更に備えたことが望ましい。
この構成によれば、受信装置で受信された多波長光を含む合成光CDM信号における各光周波数毎の搬送光同士が同光位相で同じ偏波状態となるので、よりMAIを除去すると共にビート雑音を低減することができる。
更に、具体的には、光周波数の異なる複数の搬送光が固有符号で符号化され、且つ同じ光周波数の搬送光同士が同光位相として生成された合成光CDM信号を光伝送路から受信する受信装置において、前記受信した合成光CDM信号を光周波数成分毎に検波する検波回路を備えたことを特徴とする受信装置である。
この構成によれば、合成光CDM信号は、送信装置の出力端において、光周波数が同一の搬送光同士の光位相が一致しているので、同一光周波数における光位相変化量が一様な光伝送路を伝送されてきた場合、受信装置の検波回路の入力端では、光CDM信号の光位相が同一光周波数の搬送光毎に揃うことになる。従って、本発明の受信装置の検波回路では、各光CDM信号の同一光周波数成分を同時にヘテロダイン同期検波又は光位相同期ホモダイン検波することが可能である。また、光周波数成分毎に検波するため、非特許文献2の受信装置における受信光CDM信号中の光周波数の異なる搬送光間での高精度な光位相調整が不要となり、受信光CDM信号を検波して所望のデータを得る際に、高精度な光位相調整を行わずともMAIの除去と共にビート雑音を低減することができる。
本発明の受信装置は、光周波数の異なる複数の搬送光が固有符号で符号化され、且つ同じ光周波数の搬送光同士が同光位相として生成された合成光CDM信号を光伝送路から受信する受信装置において、前記受信した合成光CDM信号を光周波数成分毎に分離する分波手段と、前記分波手段で分離された各光信号を個別に検波する検波手段と、前記検波手段で検波された光信号を、送信側と対で設定された固有符号に応じて復号する復号手段と、を備えたことが望ましい。
この構成によれば、受信装置の分波手段で光周波数成分毎に分離された光信号の光位相が同一光周波数の搬送光毎に揃うので、その後の光検波手段での検波及び復号手段での復号の際に、各光CDM信号の同一光周波数成分を同時にヘテロダイン同期検波又は光位相同期ホモダイン検波することが可能である。また、光周波数成分毎に検波するため、非特許文献2のような高精度な光位相調整を必要とせず、MAIの除去及びビート雑音を低減しながら光信号から所望のデータを得ることができる。
本発明の受信装置は、前記検波手段が、前記分波手段で分離された光信号と異なる光周波数の光を出力する局発光源と、前記局発光源からの光と前記分離された光信号とを混合する混合手段と、前記混合手段で混合された光信号を検波する光検波手段と、前記光検波手段で検波された信号を同期検波する位相同期ループ手段と、を備えたことが望ましい。
この構成によれば、所謂ヘテロダイン検波によって受信後に分離された光信号から所望のデータを得ることができ、この際、非特許文献2のような高精度な光位相調整を必要とせず、MAIの除去及びビート雑音を低減することができる。
本発明の受信装置は、前記検波手段が、制御信号に応じた光周波数及び光位相の光を出力する局発光源と、前記局発光源からの光と前記分離された光信号とを混合する混合手段と、前記混合手段で混合された光信号を検波する光検波手段と、前記光検波手段で検波された信号と予め定められた基準信号との差分を前記制御信号として前記局発光源へ出力する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記局発光源から出力される光の光周波数及び光位相が、前記分波手段で分離された光信号と同じとなるように前記制御信号で制御することが望ましい。
この構成によれば、所謂ホモダイン検波によって受信後に分離された光信号から所望のデータを得ることができ、この際、非特許文献2のような高精度な光位相調整を必要とせず、MAIの除去及びビート雑音を低減することができる。
本発明によれば、受信した光CDM信号から所望のデータを得る際に、高精度な光位相調整を行わずともMAIの除去と共にビート雑音を低減する光CDM伝送システム、送信装置及び受信装置を提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る光CDM伝送システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の光CDM伝送システム30は、第1〜第Mの送信回路としての光CDM送信回路31−1〜31−M及び光合成器32を有する光CDM送信装置33と、光合成器32が接続された光伝送路としての光ファイバ伝送路35と、光ファイバ伝送路35に接続された光分岐手段としての光スプリッタ37と、この光スプリッタ37に接続された分波手段としての光周波数分波部38、複数の検波手段としての検波回路39−1〜39−N、及び復号手段としての加減算部40を有する第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mとを備えて構成されている。
図3に示すように、光CDM送信装置33は、更に、複数の光周波数f,f,f,…,fの多波長光を搬送光として出力する送信光源としての多波長光出力部51と、その搬送光を分岐する光スプリッタ52とを備えている。
第1〜第Mの光CDM送信回路31−1〜31−Mは、各々同構成であり、光スプリッタ52に光ファイバで接続された光周波数分波部55と、この光周波数分波部55の分波数Nと同数の光SW(光スイッチ)56−1〜56−N、光位相調整手段としての光位相調整部57−1〜57−N、偏波調整手段としての偏波調整部58−1〜58−Nと、合波手段としての光周波数合波部59と、変調手段としての変調部54とを備えて構成されている。なお、光周波数分波部55及び各光SW56−1〜56−Nによって符号化手段が構成されている。
第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mの各検波回路39−1〜39−Nは各々同構成であり、図4に第1の光CDM受信装置41−1を代表して示すように、局発光源61と、混合手段としての光混合部62と、光検波手段としての光検波部63と、BPF64と、更に、ミキサ65、ループフィルタ67、及びVCO(電圧制御発振器)68を有して成る位相同期ループ手段としての電気位相同期ループ回路69とを備えたヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naの構成とされている。
次に、光CDM送信装置33の構成要素について説明する。
多波長光出力部51は、各々異なる光周波数f〜fの多波長光を搬送光として出力するように構成されている。
光スプリッタ52は、多波長光出力部51からの搬送光を光CDM送信回路31−1〜31−Mの数だけ分岐して各光周波数分波部55へ出力するものである。
光周波数分波部55は、光スプリッタ52からの複数の光周波数f,f,f,…,fの搬送光を各々の光周波数f〜f毎に分波し、各光周波数f〜fの搬送光を各光SW56−1〜56−Nへ出力するものである。
各光SW56−1〜56−Nは、各々の光CDM送信回路31−1〜31−Mに固有に割り当てられた符号(固有符号)を構成する要素「1」又は「0」に応じてオン又はオフが設定されており、そのオン時に搬送光を光位相調整部57−1〜57−Nへ通過させ、オフ時に非通過とすることによって、各々光周波数f〜fが異なる搬送光の符号化を行うものである。
例えば、各光SW56−1〜56−Nは、要素「1」の場合にオン、「0」の場合にオフとなるように設定される。更に一例として、第1の光CDM送信回路31−1に各光周波数f,f,f,…,fに対応する固有符号「1,1,0,…,0」が割り当てられ、この固有符号「1,1,0,…,0」が各光SW56−1〜56−Nに割り付けられているとする。この場合、「1」が割り付けられた光SW56−1,56−2はオン、「0」が割り付けられた光SW56−3,56−Nはオフに設定されている。
従って、光周波数分波部55からの光周波数fの搬送光はオン状態の光SW56−1へ出力されるようになっているので、光SW56−1を通過して光位相調整部57−1へ出力される。同様に、光周波数fの搬送光はオン状態の光SW56−2を通過して光位相調整部57−2へ出力されることになる。このように、搬送光が光SW(例えば56−1,56−2)を通過することにより、搬送光が有る場合を固有符号の「1」としている。この逆にオフ状態の光SW56−3,56−Nのように搬送光が通過できず、搬送光が無い場合を固有符号の「0」としている。この「1」又は「0」の符号化の様態を図2の破線楕円枠内に上向きの矢印又は無印で示した。
各光位相調整部57−1〜57−Nは、各光SW56−1〜56−Nからの各光周波数f〜fの搬送光の光位相を、各光CDM送信回路31−1〜31−M間で光合成器32の出力端において同位相とする調整を行うものである。この光位相調整によって、例えば図2に符号θ,θ,θ,…,θで示すように、各光CDM送信回路31−1〜31−Mが出力する光周波数fの搬送光が光位相θに同光位相とされ、各光CDM送信回路31−1〜31−Mが出力する光周波数fの搬送光が光位相θに、各光CDM送信回路31−1〜31−Mが出力する光周波数fの搬送光が光位相θに、各光CDM送信回路31−1〜31−Mが出力する光周波数fの搬送光が光位相θに同光位相とされる。
なお、この光位相調整の際、各光周波数f〜f成分間の光周波数は、必ずしも同期していなくてもよい。光位相は、PLC(Planar Lightwave Circuit)型位相シフタへの電流注入、光ファイバ型位相シフタへのピエゾ電界印加により調整することが可能である。
次に、各偏波調整部58−1〜58−Nは、上記のように各光周波数f〜fの成分毎に各光CDM送信回路31−1〜31−M間で同光位相θ〜θとされた搬送光同士が、光合成器32の出力端において同じ偏波方向となるように調整する。この際、各光周波数f〜fの成分間の偏波状態は、必ずしも一致していなくてもよい。偏波状態は、偏波コントローラ等を用いて調整することが可能である。偏波状態が、多波長光出力部51から光合成器32まで保持される場合は、偏波調整部58−1〜58−Nを省くことも可能である。
光周波数合波部59は、各偏波調整部58−1〜58−Nから出力される各搬送光を合波して変調部54へ出力するものである。
変調部54は、その合波された搬送光の信号を、第1〜第Mの光CDM送信回路31−1〜31−M毎に異なるデータD〜Dで変調し、この変調された信号を第1〜第Mの光CDM信号S1〜SMとして光合成器32へ出力するものである。
光合成器32は、第1〜第Mの光CDM信号を合成するものである。この合成光CDM信号S1〜SMは光ファイバ伝送路35を介して第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mへ送信される。
但し、第1〜第Mの光CDM送信回路31−1〜31−Mにおいて、上述したように、光周波数分波部55の後段に、各光SW56−1〜56−N、各光位相調整部57−1〜57−N、各偏波調整部58−1〜58−Nの順に配置された構成としたが、その配置順序は任意に変えることが可能である。また、変調部54は、光周波数合波部59の後段に配置される構成としたが、光周波数分波部55の前段に配置してもよい。
ここで、固有符号mが割り当てられた光CDM送信回路mから出力された光CDM信号をS(t)すると、これは次式(1)で表される。
Figure 0004843633
…(1)
この式(1)中の、Nは符号長、Cm,nは各光CDM送信回路31−1〜31−Mに割り当てられた固有符号mのn番目の符号要素、f及びθはn番目の符号要素が割り当てられた搬送光の光周波数及び光位相、Pは各光周波数の搬送光の光強度、a(t)はデータmの時刻tにおける値である。
また、光CDM送信装置33からの各光CDM信号S1〜SMが合成された出力S(t)は、次式(2)で表される。
Figure 0004843633
…(2)
ここで、Mは信号多重数、P(t)はS(t)のf成分である。
次に、図4を参照して、第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mの構成要素について説明する。但し、図2に示すように、光CDM送信装置33から光ファイバ伝送路35を伝送されてきた合成光CDM信号S1〜SMが、光スプリッタ37で分岐されて各光CDM受信装置41−1〜41−Mへ出力されるとする。
光周波数分波部38は、光スプリッタ37からの合成光CDM信号S1〜SMを各光周波数f,f,f,…,f毎に分離して各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naへ出力するものである。各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naへの入力信号は、上式(2)のP(t)で表される。
ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naにおいて、局発光源61から出射される局発光の光周波数は、光周波数分波部38で分離された合成光CDM信号の光周波数f〜fとの光周波数差がfIF[Hz]となるように調整されている。この局発光と分離された光CDM信号とが光混合部62で混合されたのち光検波部63で検波される。
この時、ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naへの入力光である上記の分離された合成光CDM信号の光周波数f〜fと局発光との少なくとも一方の偏波を調整することにより、入力光と局発光の偏波状態が一致するように調整する。各光CDM信号S1〜SMは、光CDM送信装置33の出力端、即ち光合成器32の出力端において、光周波数が同じである成分同士の偏波状態が一致している。また、光ファイバ伝送中の同一光周波数における偏波変移も一様である。
よって、各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naにおいても、光周波数分波部38から入力される各光CDM信号の偏波状態は同一光周波数の搬送光毎に揃っており、局発光の偏波状態を、入力される全ての合成光CDM信号の光周波数成分に同時に一致させることが可能である。
なお、光CDM送信装置33から出力する光CDM信号の偏波状態を時間ごとに変化させる偏波スクランブルや、直交する偏波状態を足し合わせた光CDM信号を送信することや、ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naにおいて偏波ダイバーシティの構成をとることにより、光CDM受信装置41−1〜41−Mにおける偏波調整を省くことも可能である。
ここで例えば、固有符号hが割り当てられている光CDM受信装置hにおいて、ヘテロダイン検波回路n内の局発光源61からの局発光の信号Qh,n(t)は、次式(3)で表すことができる。
Figure 0004843633
…(3)
但し、式(3)の最下段表記の+の次に、上にM、下にm=1≠hを記載したΣの意味は、mがm=hとなるときを除いてm=1からm=Mまで順次該当の値を加算することである。
また、Pは局発光の光強度、θ′は局発光の光位相であり、次式(4)とした。
Figure 0004843633
…(4)
更に、上式(3)の右辺各項は、順に、ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naへの入力光の直接検波成分、局発光源61からの局発光の直接検波成分、所望の光CDM信号hのf成分のヘテロダイン検波成分、所望以外の光CDM信号のf成分をヘテロダイン検波したMAI、ビート雑音である。
BPF64は、fIF[Hz]近傍の中間周波信号を透過する。上式(3)で表される光検波部63からの出力の信号Qh,n(t)は、BPF64によって直接検波成分及びビート雑音成分が除去され、次式(5)で表される。
Figure 0004843633
…(5)
つまり、所望の光CDM信号hのf成分のヘテロダイン検波成分、所望以外の光CDM信号のf成分をヘテロダイン検波したMAIのみが残る。
BPF64の出力は、電気位相同期ループ回路69を用いて、位相Δφ(t)と同期した光周波数fIF[Hz]の高周波電気信号により同期検波される。各光CDM信号S1〜SMは、光周波数f〜fが同じである成分同士の光位相が、光CDM送信装置33の出力端において揃っている。また、光周波数f〜fが同じである成分同士は、光ファイバ伝送路35中の光位相変化量も一様である。
よって、各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Na内においても光位相は揃っており、ヘテロダイン検波により生じる各中間周波信号の位相も揃っている。よって、全ての中間周波信号を同時に同期検波することが可能である。同期検波の出力は低減濾波され、ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naの出力信号Qh,n ##(t)は、次式(6)で表される。
Figure 0004843633
…(6)
加減算部40は、各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naとの接続が、予め割り当てられた送信側と同じ固有符号の要素「1」と「0」の配列に対応するように接続されており、例えば各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naから予め割り当てられた固有符号「1,1,0,…,0」に対応する各光周波数f〜fの検波信号が入力された場合にのみ、所望のデータDが得られるようになっている。
例えば、加減算部40は、「1」に対応する光周波数f1,の検波信号を「正」として加算、「0」に対応する光周波数f3,の検波信号を「負」として加算する処理を行い、この結果、送信側から送信されてきたデータDを得る。
但し、光CDM送信回路31−1〜31−M及び光CDM受信装置41−1〜41−Mに割り当てる固有符号として、アダマール符号を用いる場合、加減算部40の出力Q(t)は、次式(7)となり、MAIを除去することができる。
Figure 0004843633
…(7)
また、アダマール符号の他に、ビットシフトしたM系列符号、MQC(Modified Quadratic Congruence)符号等を用いてもよい。
このような構成の光CDM伝送システム30の動作を、図2〜図4を参照して説明する。
まず、図3に示すように、光CDM送信装置33において、多波長光出力部51から複数の光周波数f,f,f,…,fの多波長光が搬送光として出力され、この搬送光が光スプリッタ52で分岐されて各光CDM送信回路31−1〜31−Mの光周波数分波部55へ出力される。
光周波数分波部55では、光スプリッタ52からの複数の光周波数f,f,f,…,fの搬送光が各々の光周波数f〜f毎に分波され、これら光周波数f〜fの搬送光が各光SW56−1〜56−Nへ出力される。これら光SW56−1〜56−Nでは、各々の光CDM送信回路31−1〜31−Mに割り当てられた固有符号の要素「1」又は「0」に応じてオン又はオフが設定されており、オン又はオフの光SWの通過又は非通過による搬送光の有無に応じて、各光周波数f〜fの搬送光に対する符号化が行われる。
例えば、第1の光CDM送信回路31−1においては、各光周波数f,f,f,…,fに対応する固有符号「1,1,0,…,0」が割り当てられているので、この固有符号の「1」が割り付けられた光SW56−1,56−2はオン、「0」が割り付けられた光SW56−3,56−Nはオフとなっており、光周波数分波部55からの光周波数fとfの搬送光がオン状態の光SW56−1と56−2を通過して光位相調整部57−1へ出力される。この通過した場合が、図2の破線楕円枠内に上向き矢印で示す符号「1」とされる。この逆に、光周波数分波部55からの光周波数fとfNの搬送光は、オフ状態の光SW56−3,56−Nを通過できないので、これら非通過の搬送光が破線楕円枠内に無印で示す符号「0」とされる。
このように符号化された各光周波数f〜fの搬送光は、各光位相調整部57−1〜57−Nによって、図2に符号θ,θ,θ,…,θで示すように、各光CDM送信回路31−1〜31−M間、言い換えれば各光CDM信号S1〜SM間で光合成器32の出力端において同光位相となるように位相調整される。
この光位相調整された搬送光は、更に、各偏波調整部58−1〜58−Nによって全てが同じ偏波方向(偏波状態)となるように調整された後、光周波数合波部59で合波される。合波された搬送光の信号は、変調部54によって各光CDM送信回路31−1〜31−M毎に異なるデータD〜Dで変調され、この変調信号が第1〜第Mの光CDM信号S1〜SMとして光合成器32へ出力され、ここで合成される。
この合成光CDM信号S1〜SMは、光CDM送信装置33から光ファイバ伝送路35へ伝送され、受信側の光スプリッタ37で分岐されて第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mの光周波数分波部38へ出力される。
図4に示すように、合成光CDM信号S1〜SMは、光周波数分波部38で各光周波数f,f,f,…,fの成分毎に分離されて各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naの光混合部62へ出力される。光混合部62では、その分離された合成光CDM信号と局発光源61からの局発光とが混合された後、光検波部63で検波されて中間周波数に変換される。その混合の際、上記の分離された光CDM信号と局発光との少なくとも一方の偏波の調整によって、それら光信号の偏波が一致状態とされる。つまり、各ヘテロダイン検波回路39−1a〜39−Naの入力側で、偏波状態が同一光周波数の搬送光毎に揃った各光CDM信号の偏波状態と、局発光の偏波状態とが一致される。
光検波部63での検波された光CDM信号は、BPF64でその中間周波信号のみが透過されるので、これによって、直接検波成分及びビート雑音成分が除去されてMAIのみが残る。
このBPF64から出力される中間周波信号は、電気位相同期ループ回路69で高周波電気信号により同期検波されるが、この際、ヘテロダイン検波により生じる各中間周波信号の位相は揃っているので、全ての中間周波信号が同時に同期検波される。この検波信号は加減算部40に入力され、ここで、「1」に対応する光周波数f1,の検波信号を「正」として加算、「0」に対応する光周波数f3,の検波信号を「負」として加算され、この処理によって光CDM送信装置33から送信されてきた第1のデータDが得られる。
他の光CDM受信装置41−2〜42−Mにおいても同様にヘテロダイン検波が行われて第2のデータD〜第MのデータDが得られる。
このように第1の実施形態の光CDM伝送システム30によれば、光CDM送信装置33の各光CDM送信回路31−1〜31−Mにおいて、同じ光周波数の搬送光同士が光合成器32の出力端において同光位相となるように光CDM信号S1〜SMを生成し、各光CDM受信装置41−1〜41−Mにおいて、その生成されて送信されてきた光CDM信号S1〜SMを受信して光周波数成分毎に検波するようにした。
これによって、従来では非特許文献2の方式のように、受信された光CDM信号S1〜SM中の光周波数f〜fの異なる搬送光間において高精度な光位相調整が必要であったが、その高精度な光位相調整が不要となる。従って、受信した光CDM信号S1〜SMから所望のデータを得る際に、高精度な光位相調整を行わずともMAIの除去と共にビート雑音を低減することができる。
また、光CDM送信装置33は、図3に示したように、多波長光出力部51から各々異なる光周波数f〜fの多波長光を搬送光として出力し、この搬送光を光スプリッタ52で分岐して各光CDM送信回路31−1〜31−Mへ出力する構成としたが、図5に示す光CDM送信装置71のように構成してもよい。
即ち、光周波数f〜fが異なる単一モード光を出力する光源72−1〜72−Nの出力光を搬送光として光スプリッタ73−1〜73−Nで光周波数f〜fの搬送光毎に分岐し、これらを各光CDM送信回路74−1〜74−Mの各光SW56−1〜56−Nへ送信するように構成してもよい。但し、光CDM送信回路74−1〜74−Mは、上述した光CDM送信回路31−1〜31−Mから光周波数分波部55を除いた構成となっている。この構成の光CDM送信装置71によっても上記同様のMAIの除去及びビート雑音の低減効果を得ることができ、更には、各光CDM送信回路31−1〜31−Mから光周波数分波部55を不要として構成を簡略化することができる。
更に、図6に示す光CDM送信装置76のように、相互に位相同期された多波長光出力部79を、第1〜第Mの光CDM送信回路80−1〜80−Mの光周波数分波部55の前段に配置することも可能である。この多波長光出力部51間の位相同期は、基準光源77の出力光を光スプリッタ78で分岐し、これら分岐光を各多波長光出力部79に入力同期することにより実現できる。この構成の光CDM送信装置76によっても上記同様のMAIの除去及びビート雑音の低減効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る光CDM受信装置の構成を示すブロック図である。図7に示す第2の実施形態の第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mが、第1の実施形態の第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mと異なる点は、各検波回路39−1〜39−Nを、第1の光CDM受信装置41−1を代表して示すように、ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbとしたことにある。
各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbは、光源としての局発光源83と、混合手段としての光混合部84と、光検波手段としての光検波部85と、制御手段としてのループフィルタ86とを備えて構成されている。
光周波数分波部38は、光スプリッタ37からの合成光CDM信号S1〜SMを各光周波数f,f,f,…,fの成分毎に分離して各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbへ出力するものである。各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbへの入力光は、上式(2)のP(t)で表される。
各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbでは、光検波部85での検波信号をループフィルタ86を介して局発光源83にフィードバックすることで、局発光源83からの局発光の光周波数及び光位相が、光周波数分波部38で分離されて光混合部84へ入力される合成光CDM信号の光周波数f〜fと一致するように調整される。各光CDM信号S1〜SMは、光周波数f〜fが同じである成分同士の光位相が、光CDM送信装置33の出力端において揃っている。また、光周波数f〜fが同じである成分同士は、光ファイバ伝送路35中の光位相変化量も一様である。よって、各ホモダイン検波回路39−1a〜39−Na内においても光位相は揃っており、局発光の光位相を、入力される全ての光CDM信号の同一光周波数成分に同時に一致させることが可能である。
各光CDM信号S1〜SMは、光CDM送信装置33の出力端、即ち光合成器32の出力端において、光周波数が同じである成分同士の偏波状態が一致している。また、光ファイバ伝送中の同一光周波数における偏波変移も一様である。
よって、各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbにおいても、光周波数分波部38から入力される各光CDM信号の偏波状態は同一光周波数の搬送光毎に揃っており、局発光の偏波状態を、入力される全ての光CDM信号の同一光周波数成分に同時に一致させることが可能である。
なお、光CDM送信装置33から出力する光CDM信号の偏波状態を時間ごとに変化させる偏波スクランブルや、直交する偏波状態を足し合わせた光CDM信号を送信することや、ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbにおいて偏波ダイバーシティの構成をとることにより、光CDM受信装置41−1〜41−Mにおける偏波調整を省くことも可能である。
ここで例えば、固有符号hが割り当てられている光CDM受信装置hにおいて、ホモダイン検波回路n内の光検波部85からの出力Q′h,n(t)は、次式(8)で表すことができる。
Figure 0004843633
…(8)
この式(8)の右辺各項は、順に、入力光の直接検波成分、局発光の直接検波成分、所望の光CDM信号hのf成分をホモダイン検波成分、所望以外の光CDM信号のf成分をホモダイン検波したMAI、ビート雑音である。
加減算部40は、各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbとの接続が、予め割り当てられた送信側と同じ固有符号の要素「1」と「0」の配列に対応するように接続されており、例えば各ホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbから予め割り当てられた固有符号「1,1,0,…,0」に対応する各光周波数f〜fの検波信号が入力された場合にのみ、所望のデータDが得られるようになっている。
例えば、加減算部40は、「1」に対応する光周波数f1,の検波信号を「正」として加算、「0」に対応する光周波数f3,の検波信号を「負」として加算する処理を行い、この結果、送信側から送信されてきたデータDを得る。
但し、光CDM送信回路31−1〜31−M及び光CDM受信装置41−1〜41−Mに割り当てる固有符号として、アダマール符号を用いる場合、加減算部40の出力Q′(t)は、次式(9)と表せる。
Figure 0004843633
…(9)
この式(9)の右辺は、順に、所望の光CDM信号の直接検波成分、所望の光CDM信号のホモダイン検波成分、ビート雑音であり、所望以外の光CDM信号の直接検波成分及びMAIは加減算により除去される。また、局発光強度PLを信号光強度Pに比べて十分に強くすることにより、右辺第1項と3項の大きさは、第2項と比べて十分に小さくなる。つまり、ビート雑音の大きさは、所望の光CDM信号のホモダイン検波成分と比べて十分小さくなる。
このような第2の実施形態のホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbを用いた光CDM受信装置41−1〜41−Mによれば、局発光源83からの局発光の光周波数及び光位相が、受信後に光周波数分波部38で分離された合成光CDM信号の光周波数f〜fと一致するようにした。
これによって、従来では非特許文献2の方式のように、受信された光CDM信号中の光周波数f〜fの異なる搬送光間において高精度な光位相調整が必要であったが、その高精度な光位相調整が不要となる。従って、受信した光CDM信号から所望のデータを得る際に、高精度な光位相調整を行わずともMAIの除去と共にビート雑音を低減することができる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る光CDM送信装置の構成を示すブロック図、図9は、本発明の第3の実施形態に係る光CDM受信装置の構成を示すブロック図である。
図8に示す第3の実施形態の光CDM送信装置100が、第1の実施形態の光CDM送信装置33と異なる点は、光スプリッタ52と光合成器32との間に、更に多波長光送信回路101を接続して備えたことにある。
また、図9に示す第3の実施形態の第1〜第Mの光CDM受信装置110−1〜110−Mが、第1の実施形態の第1〜第Mの光CDM受信装置41−1〜41−Mと異なる点は、各検波回路39−1〜39−Nに代え、各光検波部111−1〜111−Nを備えたことにある。
まず、光CDM送信装置100について説明する。
多波長光送信回路101は、光スプリッタ52に光ファイバで接続された光周波数分波部102と、この光周波数分波部102の分波数Nと同数の第2の光位相調整手段としての光位相調整部104−1〜104−Nと、第2の偏波調整手段としての偏波調整部105−1〜105−Nと、第2の合波手段としての光周波数合波部106とを備えて構成されている。
光周波数分波部102は、光スプリッタ52からの複数の光周波数f,f,f,…,fの搬送光を各々の光周波数f〜fの成分毎に分波し、各光周波数f〜fの搬送光を各光位相調整部104−1〜104−Nへ出力する。
各光位相調整部104−1〜104−Nは、光周波数分波部102で分波された各光周波数f〜fの搬送光の光位相を、各光CDM送信回路31−1〜31−Mとの間で光合成器32の出力端において同光位相θ〜θとする調整を行う。
なお、この光位相調整の際、各光周波数f〜fの成分間の光周波数は、必ずしも同期していなくてもよい。光位相は、PLC型位相シフタへの電流注入、光ファイバ型位相シフタへのピエゾ電界印加により調整することが可能である。
次に、各偏波調整部105−1〜105−Nは、上記のように各光周波数f〜fの成分毎に各光CDM送信回路31−1〜31−Mとの間で同光位相θ〜θとされた搬送光同士が光合成器32の出力端において同じ偏波方向となるように調整する。この際、各光周波数f〜fの成分間の偏波状態は、必ずしも一致していなくてもよい。偏波状態は、偏波コントローラ等を用いて調整することが可能である。偏波状態が、多波長光出力部51から光合成器32まで保持される場合は、偏波調整部105−1〜105−Nを省くことも可能である。
光周波数合波部106は、各偏波調整部105−1〜105−Nから出力される各搬送光を合波し、これにより得られる多波長光SSを光合成器32へ出力する。多波長光SSは、光合成器32によって第1〜第Mの光CDM送信回路31−1〜31−Mからの第1〜第Mの光CDM信号と共に合成される。この合成光CDM信号S1〜SM,SSは、光ファイバ伝送路35を介して第1〜第Mの光CDM受信装置110−1〜110−Mへ送信される。
但し、多波長光送信回路101において、上述したように、光周波数分波部102の後段に、各光位相調整部104−1〜104−N、各偏波調整部105−1〜105−Nの順に配置された構成としたが、その逆順に配置してもよい。
ここで、光CDM送信装置100の出力信号をS′′(t)すると、第1の実施形態中に記載したS(t)を用いて次式(10)で表される。
Figure 0004843633
…(10)
この式(10)のP′′(t)は、S′′(t)のf成分である。
次に、各光CDM受信装置110−1〜110−Mについて説明する。
光周波数分波部38は、光スプリッタ37で分岐された合成光CDM信号S1〜SM,SSを各光周波数f,f,f,…,fの成分毎に分離して各光検波部111−1〜111−Nへ出力する。各光検波部111−1〜111−Nへの入力信号は、上式(10)のP′′(t)で表される。
ここで例えば、固有符号hが割り当てられている光CDM受信装置hの光検波部nから出力される検波信号Q′′h,n(t)は、次式(11)で表される。
Figure 0004843633
…(11)
この式(11)の右辺各項は、順に、光検波部nへの入力光の直接検波成分、前述のホモダイン検波における局発光源83からの局発光に対応する多波長光SSによる直接検波成分、所望の光CDM信号hのf成分を検波(ホモダイン検波に相当)した信号成分、干渉光CDM信号のf成分を検波(ホモダイン検波に相当)したMAI、ビート雑音である。
ここで、多波長光SSの各光周波数f〜fの成分の偏波状態は、各光CDM信号S1〜SMの光周波数f〜fの成分のうち光周波数が同じである信号成分の偏波状態と、光CDM送信装置100の出力端において一致している。また、光ファイバ伝送中の同一光周波数における偏波変移も一様である。よって、通常のコヒーレント検波で必要となる入力光と局発光との偏波状態の調整が不要である。
本実施形態では、光CDM送信装置100から送信されてくる合成光CDM信号S1〜SMに、各光CDM信号S1〜SMの光周波数及び光位相が一致した多波長光SSが予め合成されているので、図7に示したホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbを用いなくとも光CDM受信装置110−1〜110−Mで受信され、光周波数分波部38で分離された入力光は既にホモダイン検波における局発光と光CDM信号との光周波数及び光位相が一致した状態となっている。従って、その入力光を光検波部111−1〜111−Nで検波するだけで済む。
上式(11)は、第2の実施形態中に記載した式(8)と同様である。よって、各光検波部111−1〜111−Nから出力される検波信号の内、光CDM受信装置110−1〜110−Mに割り当てられた符号を構成する各要素「1」及び「0」を、光CDM信号S1〜SMの各光周波数f〜fの成分の光周波数に割り当てた時に、加減算部40において、「1」に対応する光周波数f1,である成分を検波した検波信号を正、「0」に対応する光周波数f3,である成分を検波した検波信号を負として加える加減算を行うことにより、MAIの除去が可能である。
また、局発光強度PLを信号光強度Pに比べて十分に強くすることにより、第2の実施形態と同様にビート雑音を低減することができる。
このような第3の実施形態によれば、光CDM送信装置100に、各光CDM送信回路31−1〜31−Mとの間で同じ光周波数の搬送光同士を同光位相とする光位相調整部104−1〜104−Nと、この光位相調整により各光CDM送信回路31−1〜31−Mとの間で同光位相とされた複数の搬送光を合波する光周波数合波部106とを、少なくとも有して構成される多波長光送信回路101を更に備えた。
これによって、光CDM送信装置100から送信される合成光CDM信号S1〜SMには、各光CDM信号S1〜SMと光周波数かつ光位相が一致した多波長光SSが予め合成されることになる。このため、光CDM受信装置110−1〜110−Mにおいて、第2の実施形態のようなホモダイン検波回路39−1b〜39−Nbを用いなくとも、受信後に光周波数分波部38で分離された入力光は既にホモダイン検波における局発光と光CDM信号との光周波数及び光位相が一致した状態となっている。従って、その入力光を光検波部111−1〜111−Nで検波するだけで済むので、光CDM受信装置110−1〜110−Mの構成を大幅に簡略化することができる。
また、前述の第2の実施形態と同様に、非特許文献2の方式で必要な高精度な光位相調整を不要として、MAIの除去及びビート雑音の低減を図ることができる。
更に、光CDM送信装置100の多波長光出力部の構成を、前述の第1の実施形態で説明したと同様に、図5に示す光CDM送信装置71又は図6に示す光CDM送信装置76のように構成してもよい。光CDM送信装置71のようにした場合、各光CDM送信回路31−1〜31−Mから光周波数分波部55を不要として構成を簡略化することができる。
本発明の光CDM伝送システム、送信装置及び受信装置は、光ファイバを用いた光通信システムに適用され、多ユーザが同一周波数帯を同時に使用することが可能となることから波長の効率的利用が可能となる。また、多重チャネル数の増大による新サービスの追加の容易性、耐妨害性の向上による誤接続によるサービス断防止を実現することができる。
非特許文献2における光CDM伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る光CDM伝送システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の光CDM伝送システムの光CDM送信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の光CDM伝送システムの光CDM受信装置の構成を示すブロック図である。 光CDM送信装置の他の構成を示すブロック図である。 光CDM送信装置のその他の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光CDM受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光CDM送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光CDM受信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10,30:光CDM伝送システム
11:多波長光出力部
12:符号化部
13−1〜13−M,31−1〜31−M,74−1〜74−M,80−1〜80−M:光CDM送信回路
14,32:光合成器
15,33,71,76,100:光CDM送信装置
16,35:光ファイバ伝送路
18,52,72−1〜72−M,78:光スプリッタ
19−1〜19−M,41−1〜41−M,110−1〜110−M:光CDM受信装置
20:光混合部
21:多波長局発光源
22,38,55,102:光周波数分波部
23,24,59,106:光周波数合波部
25,26,111−1〜111−N:光検波部
27,40:加減算部
28,64:BPF
29:検波部
39−1〜39−N:検波回路
39−1a〜39−Na:ヘテロダイン検波回路
39−1b〜39−Nb:ホモダイン検波回路
51,79:多波長光出力部
54:変調部
56−1〜56−N:光SW
57−1〜57−N,104−1〜104−N:光位相調整部
58−1〜58−N,105−1〜105−N:偏波調整部
61,83:局発光源
62,84:光混合部
63,111−1〜111−N:光検波部
65:ミキサ
67,86:ループフィルタ
68:VCO
69:電気位相同期ループ回路
72−1〜72−M:光源
77:基準光源
〜D:データ
S1〜SM:光CDM信号
SS:多波長光

Claims (9)

  1. 光周波数の異なる複数の搬送光を固有符号で符号化して光CDM信号を生成する複数の送信回路を有し、これら送信回路から出力される各光CDM信号を合成し、合成光CDM信号として光伝送路へ送信する送信装置と、その光伝送路を伝送されてきた前記合成光CDM信号を複数に分岐する光分岐手段から合成光CDM信号を受信する複数の受信装置と、を備える光CDM伝送システムにおいて、
    前記送信回路は、同じ光周波数の搬送光同士が同光位相となるように光CDM信号を生成し、前記受信装置は、前記生成された光CDM信号を光周波数成分毎に検波することを特徴とする光CDM伝送システム。
  2. 光周波数の異なる複数の搬送光を固有符号で符号化して光CDM信号を生成する複数の送信回路を有し、これら送信回路から出力される各光CDM信号を合成し、合成光CDM信号として光伝送路へ送信する送信装置において、
    前記光周波数の異なる複数の搬送光を前記複数の送信回路へ個別に出射する送信光源を備え、
    前記複数の送信回路の各々に、前記送信光源から出射された複数の搬送光を固有符号で符号化する符号化手段と、各送信回路間で同じ光周波数の搬送光同士が前記送信装置の出力端において同光位相とする光位相調整手段と、前記符号化手段で符号化され、前記光位相調整手段により各送信回路間で同光位相とされた複数の搬送光を合波する合波手段と、前記合波された搬送光をデータで変調して光CDM信号とする変調手段と、を備えたことを特徴とする送信装置。
  3. 前記送信回路との間で同じ光周波数の搬送光同士を同光位相とする第2の光位相調整手段と、前記第2の光位相調整手段により各送信回路との間で同光位相とされた複数の搬送光を合波する第2の合波手段と、を有する多波長光送信回路を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記合波手段による合波を行う前に、各送信回路間で同じ光周波数の搬送光同士を同じ偏波方向とする偏波調整手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  5. 前記第2の合波手段による合波を行う前に、前記送信回路との間で同じ光周波数の搬送光同士を同じ偏波方向とする第2の偏波調整手段を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  6. 光周波数の異なる複数の搬送光が固有符号で符号化され、且つ同じ光周波数の搬送光同士が同光位相として生成された合成光CDM信号を光伝送路から受信する受信装置において、
    前記受信した合成光CDM信号を光周波数成分毎に検波する検波回路を備えたことを特徴とする受信装置。
  7. 光周波数の異なる複数の搬送光が固有符号で符号化され、且つ同じ光周波数の搬送光同士が同光位相として生成された合成光CDM信号を光伝送路から受信する受信装置において、
    前記受信した合成光CDM信号を光周波数成分毎に分離する分波手段と、
    前記分波手段で分離された各光信号を個別に検波する検波手段と、
    前記検波手段で検波された光信号を、送信側と対で設定された固有符号に応じて復号する復号手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  8. 前記検波手段が、
    前記分波手段で分離された光信号と異なる光周波数の光を出力する局発光源と、
    前記局発光源からの光と前記分離された光信号とを混合する混合手段と、
    前記混合手段で混合された光信号を検波する光検波手段と、
    前記光検波手段で検波された信号を同期検波する位相同期ループ手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 前記検波手段が、
    制御信号に応じた光周波数及び光位相の光を出力する局発光源と、
    前記局発光源からの光と前記分離された光信号とを混合する混合手段と、
    前記混合手段で混合された光信号を検波する光検波手段と、
    前記光検波手段で検波された信号と予め定められた基準信号との差分を前記制御信号として前記局発光源へ出力する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記局発光源から出力される光の光周波数及び光位相が、前記分波手段で分離された光信号と同じとなるように前記制御信号で制御することを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
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